JP6390470B2 - ピストンリング - Google Patents

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本発明は、内燃機関のピストンに装着された状態で、シリンダ内壁に対して摺動するピストンリングに関する。
このようなピストンリングの一例として、例えば特許文献1に記載されたオイルリングが従来より存在する。このオイルリングの内部には中空空間が形成されており、この中空空間にオイルリングを径方向外側に付勢するコイルエキスパンダが配されている。このようにコイルエキスパンダによってオイルリングの張力を高めることで、オイルリングがシリンダ内壁の形状に合わせて変形やすくなり、オイルリングをシリンダ内壁に良好に接触させることができる(シリンダ内壁への追従性を向上させることができる)とされている。
特開2007−271071号公報
ところで、シリンダ内壁への追従性を向上させるため、オイルリングの張力を大きくしすぎると、シリンダ内壁とオイルリングとの摺動抵抗が大きくなるので、追従性と摺動抵抗とのバランスを考えて、オイルリングの張力を適切にコントロールする必要がある。しかしながら、特許文献1のようにコイルエキスパンダとの組み合わせによって構成されるオイルリングでは、オイルリングに作用する張力が、オイルリング自身の物性とコイルエキスパンダの物性の両方の影響を受けることになり、張力を精度よくコントロールすることが困難であった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、内燃機関のピストンに装着された状態で、シリンダ内壁に対して摺動するピストンリングにおいて、ピストンリングの張力を精度よくコントロール可能とすることを目的とする。
本発明は、内燃機関のピストンに装着された状態で、シリンダ内壁に対して摺動するピストンリングであって、周方向に沿って中空空間が形成されており、前記シリンダ内壁に対向する外周部に、肉厚が最も小さい最小肉厚部が設けられていることを特徴とする。
本発明にかかるピストンリングでは、シリンダ内壁に対向する外周部に最小肉厚部が設けられている。このため、外周部の剛性が他の部位と比較して低くなり、外周部が変形しやすくなる。同時に、外周部以外の部位に最小肉厚部よりも大きな肉厚の部分が存在することになるので、他の部位の剛性を高くすることができ、他の部位の変形を抑えることができる。このため、シリンダ内壁に接触する外周部を、剛性の高い他の部位で径方向外側に押さえ付けるように支持することができ、ピストンリングの張力を大きくすることができる。したがって、本発明にかかるピストンリングでは、コイルエキスパンダがなくとも、シリンダ内壁に対する追従性を向上させることができる。さらに、コイルエキスパンダが不要となることで、単一部品としてピストンリングを構成することができ、ピストンリングの張力を精度よくコントロールすることが可能となる。
ピストンに装着された状態のオイルリングの断面図である。 オイルリングの上面図である。 オイルリングの第1変形例を示す断面図である。 オイルリングの第2変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明にかかるピストンリングの実施形態について説明する。なお、本実施形態では、本発明にかかるピストンリングの一例として、主にシリンダ内壁に付着している余分なエンジンオイルをかき落とし、シリンダ内壁に適度な油膜を形成するためのオイルリングについて説明する。しかしながら、本発明にかかるピストンリングは、オイルリングだけではなく、主に内燃機関の燃焼室からガスが抜けてしまうことを防ぐコンプレッションリング(トップリングやセカンドリング等)に適用することも可能である。
図1は、ピストンに装着された状態のオイルリングの断面図であり、オイルリングの周方向に直交する断面を示すものである。ピストン21の外周面には環状のリング溝21aが形成されており、このリング溝21aにオイルリング1が外嵌される。そして、オイルリング1がピストン21に装着された状態でシリンダ22に収容されることで、ピストン21の昇降に伴って、オイルリング1がシリンダ内壁22aに対して摺動するように構成されている。
図2は、オイルリングの上面図である。オイルリング1は、円環形状を有しており、その周方向の一部に合口10が形成されている。オイルリング1の外径は、外部から力が加わらない自然状態ではシリンダ22の内径よりも大きく、合口10を閉じた状態ではシリンダ22の内径よりも小さくなるよう規定されている。つまり、合口10の隙間を狭めるようにオイルリング1を縮径させることで、オイルリング1をシリンダ22に収容することができる。シリンダ22に収容されたオイルリング1は、自然状態に戻ろうとする弾性復元力によって、シリンダ内壁22aに接触する。
図1に示すように、オイルリング1は、シリンダ内壁22aへの接触面(外周部12の外周面)が湾曲面となっている、いわゆるバレルフェース型のリングである。オイルリング1の内部には中空空間11が形成されている。この中空空間11は、周方向に沿ってオイルリング1の全域に形成されており、径方向外側寄りに偏心配置された長円形状となっている。
オイルリング1は、シリンダ内壁22aに対向する外周部12と、中空空間11を挟んで外周部12と対向する内周部13と、外周部12の上端部と内周部13の上端部とを連結する上面部14と、外周部12の下端部と内周部13の下端部とを連結する下面部15とで構成される。換言すると、外周部12、内周部13、上面部14および下面部15によって、中空空間11が画定されている。
より詳細には、外周部12は、中空空間11の径方向外側の湾曲部の外側に形成された部分である。内周部13は、中空空間11の径方向内側の湾曲部の外側に形成された部分である。上面部14は、中空空間11の直線部の上方に形成された部分であり、肉厚が一様な平坦部となっている。下面部15は、中空空間11の直線部の下方に形成された部分であり、肉厚が一様な平坦部となっている。
外周部12のうち、最もシリンダ内壁22a側(径方向外側)に突出した頂部は、肉厚が最も小さい最小肉厚部12aとなっている。つまり、オイルリング1は、最小肉厚部12aおよびその近傍において、シリンダ内壁22aに接触する。一方、内周部13のうち、最もシリンダ内壁22aの反対側(径方向内側)に突出した頂部は、肉厚が最も大きい最大肉厚部13aとなっている。
さらに、外周部12における最大肉厚が、内周部13、上面部14および下面部15におけるそれぞれの最小肉厚以下となっている。換言すると、外周部12の肉厚は、全域にわたって、内周部13、上面部14および下面部15におけるそれぞれの最小肉厚以下となっており、外周部12には、内周部13、上面部14および下面部15よりも肉厚が大きい部分は存在しない。さらに換言すると、内周部13、上面部14および下面部15のそれぞれの肉厚は、全域にわたって、外周部12の肉厚以上となっている。なお、本実施形態では、上面部14の肉厚と下面部15の肉厚とを同じにしているが、これらの肉厚は異なっていてもよい。
オイルリング1の上面部14には、上面部14をオイルリング1の軸方向(上下方向)に貫通する上側貫通孔16が設けられている。また、内周部13には、内周部13をオイルリング1の径方向(水平方向)に貫通する内側貫通孔17が設けられている。一方、ピストン21のリング溝21aの側面には、オイル排出孔21bが形成されている。このオイル排出孔21bは、ピストン21の内部空間(図示省略)に連通しており、リング溝21a内のオイルを上記内部空間に排出するための通路となっている。
ピストン21の上昇行程においては、図2に示すように、オイルリング1はリング溝21aの下面に密着した状態で上昇する。この際、オイルリング1の上部に溜まったオイルは、上側貫通孔16、中空空間11および内側貫通孔17を経由して、オイル排出孔21bへと至り、ピストン21の内部空間へと排出される。あるいは、オイルリング1の上部に溜まったオイルは、オイルリング1の上面とリング溝21aの上面との間の隙間を経由して、オイル排出孔21bへと至り、ピストン21の内部空間へと排出される。このように、オイルの排出経路を複数確保することにより、良好にオイルを排出することができる。
ピストン21が上昇行程から下降行程に移行する過渡期には、オイルリング1はリング溝21a内において上方へ相対移動する。この際、オイルリング1の上部に溜まっているオイルは、上側貫通孔16を介して中空空間11に取り込まれるため、オイルリング1の上方への相対移動が円滑に行われる。
ピストン21の下降行程においては、オイルリング1はリング溝21aの上面に密着した状態で下降する。この際、オイルリング1の下部に溜まったオイルは、オイルリング1の下面とリング溝21aの下面との間の隙間を経由して、オイル排出孔21bへと至り、ピストン21の内部空間へと排出される。また、上記過渡期に中空空間11に取り込まれたオイルは、内側貫通孔17を経由して、オイル排出孔21bへと至り、ピストン21の内部空間へと排出される。
このように、ピストン21の昇降に伴って、オイルリング1がシリンダ内壁22aに対して摺動し、シリンダ内壁22aからかき落とされた余分なオイルが、ピストン21の内部空間へと排出されることで、シリンダ内壁22aに適度な油膜を形成することができる。
オイルリング1は、例えば押出成形によって中空空間11を有する直線状の素形材を作製した後、この素形材を曲げ加工することによって得ることができる。あるいは、鋳造によって、一工程で製造することも可能である。さらには、例えばオイルリング1の外周側と内周側とを別々に作製した後、これらを溶接することによって製造することもできる。
ところで、シリンダ22は断面形状ができるだけ真円に近い円筒形状となるように製造されるが、製造時の誤差や組付時に発生する応力等により、断面形状が真円とはならない場合もある。このような場合、オイルリング1をシリンダ内壁22aの形状に沿って変形させることで、オイルリング1をシリンダ内壁22aに確実に接触させ、オイルリング1のシリンダ内壁22aに対する追従性を向上させる必要がある。一方、オイルリング1がシリンダ内壁22aに強く接触しすぎると、オイルリング1やシリンダ内壁22aの摩耗を速めるため、オイルリング1の張力が適度となるように、オイルリング1の張力を精度よくコントロールする必要がある。
ここで、コイルエキスパンダを用いた従来技術においては、オイルリングの張力は、オイルリング自身の物性や形状に加えて、コイルエキスパンダの弾性力によっても変化する。このため、コイルエキスパンダを用いた場合には、複数の部品での調整が必要となり、オイルリング1の張力を精度よくコントロールすることが困難であった。とは言え、コイルエキスパンダをなくした場合、次のような問題がある。オイルリング1の張力は、主に合口10の隙間寸法によって調整されるが、合口10の隙間寸法によってのみ張力を大きくすることには限界があった。
(効果)
そこで、本実施形態では、シリンダ内壁22aに対向する外周部12に、肉厚が最も小さい最小肉厚部12aが設けられるように、オイルリング1の肉厚を規定している。こうすることで、外周部12の剛性が他の部位13、14、15と比較して低くなり、外周部12が変形しやすくなる。同時に、外周部12以外の部位13、14、15に最小肉厚部12aよりも大きな肉厚の部分が存在することになるので、他の部位13、14、15の剛性を高くすることができ、他の部位13、14、15の変形を抑えることができる。このため、オイルリング1の弾性復元力によって、外周部12が径方向外側に付勢されてシリンダ内壁22aに接触する際、剛性の高い他の部位13、14、15で外周部12を径方向外側に押さえ付けるように支持することができ、オイルリング1の張力を大きくすることができる。したがって、本実施形態のオイルリング1では、コイルエキスパンダがなくとも、シリンダ内壁22aに対する追従性を向上させることができる。さらに、コイルエキスパンダが不要となることで、単一部品としてオイルリング1を構成することができ、オイルリング1の張力を精度よくコントロールすることが可能となる。
また、本実施形態では、中空空間11を挟んで外周部12と対向する内周部13に、肉厚が最も大きい最大肉厚部12aが設けられているので、内周部13の剛性をより高くすることができる。このように、外周部12に対向する内周部13の剛性が高くなることで、内周部13によって外周部12をより効果的に径方向外側に押さえ付けるように支持することができるので、オイルリング1のシリンダ内壁22aに対する追従性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、外周部12における最大肉厚が、内周部13における最小肉厚以下、すなわち、内周部13のほうが、全域にわたって、外周部12よりも肉厚が大きくなっている。このため、内周部13の剛性をさらに高めることができ、オイルリング1のシリンダ内壁22aに対する追従性をより一層向上させることができる。
また、オイルリング1が、余分なオイルを除去するという役割を適切に果たすためには、ピストン21の昇降時に、平坦に形成された上面部14および下面部15が、リング溝21aの上下面に密着する必要がある。そこで、本実施形態では、外周部12における最大肉厚を、上面部14における最小肉厚以下とし、かつ下面部15における最小肉厚以下としている。つまり、上面部14および下面部15のほうが、全域にわたって、外周部12よりも肉厚が大きくなるようにしている。こうすることで、上面部14および下面部15の剛性を高めて、上面部14および下面部15の変形を防止することができ、上面部14および下面部15がリング溝21aの上下面に密着する状態を良好に維持することができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上記実施形態の要素を適宜組み合わせまたは種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、中空空間11の断面形状を長円形状とした。しかしながら、中空空間11の断面形状は、長円形状に限定されず、円形、楕円形、あるいは矩形等、適宜変更することが可能である。
また、上記実施形態では、オイルリング1に、上面部14および下面部15が設けられるものとした。しかしながら、上面部14および下面部15を設けることは必須ではなく、上面部14および下面部15をなくし、外周部12と内周部13とを直接つながるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ピストン21に、オイル排出孔21bが設けられるものとした。しかしながら、オイル排出孔21bを設けることは必須ではなく、オイル排出孔21bをなくしてもよく、オイル排出孔21bに代えてリング溝21aの下面に部分的に半径方向の溝を設けたりしてもよい。その場合、ピストン21の上昇行程においては、オイルリング1の上部に溜まったオイルは、上側貫通孔16を経て中空空間11に貯留される。もしくは上側貫通孔16、中空空間11および内側貫通孔17を経由して、あるいは、上面部14とリング溝21aの上面との間の隙間を経由して、内周部13とリング溝21aの間に貯留される。また、ピストン21の下降行程においては、ピストン21の上昇行程で貯留されたオイルが、下面部15とリング溝21aの下面との間の隙間を経由して、ピストン21とシリンダ内壁22aの間に排出される。
また、上記実施形態では、外周部12の頂部が、肉厚の最も小さい最小肉厚部12aであるとしたが、頂部以外の部分を最小肉厚部としてもよい。また、外周部12の肉厚を全域で一様としてもよい。ここでは、頂部以外の部分に最小肉厚部を設けた形態について説明する。
図3は、オイルリングの第1変形例を示す断面図である。第1変形例のオイルリング3の基本形状は、上記実施形態のオイルリング1と同様であり、径方向外側寄りに偏心配置された長円形状の中空空間31が、湾曲部である外周部32、湾曲部である内周部33、平坦部である上面部34、および平坦部である下面部35によって画定される。しかしながら、肉厚が最も小さい最小肉厚部32aが、外周部32の頂部ではなく、外周部32の頂部と上端部との中間部分と、外周部32の頂部と下端部との中間部分とに設けられている点が、図2のオイルリング1とは異なる。
上記実施形態のオイルリング1のように、最小肉厚部12aがシリンダ内壁22aに接触するように構成されている場合、最小肉厚部12aが変形すると、面圧が変わってしまうおそれがある。そこで、第1変形例のオイルリング3のように、外周部32のうちシリンダ内壁22aに接触しない部分(または、接触するけれども面圧が最大ではない部分)に最小肉厚部32aを設けることで、シリンダ内壁22aに接触している外周部32の頂部の面圧の変化を抑えつつ、シリンダ内壁22aに対する追従性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、オイルリング1を、シリンダ内壁22aへの接触面が湾曲面となっているバレルフェース型としたが、他のタイプのリングに本発明を適用することも可能である。ここでは、一例として、テーパーフェース型のリングに本発明を適用した場合について説明するが、もちろんこれ以外のものに本発明を適用することも可能である。
図4は、オイルリングの第2変形例を示す断面図である。第2変形例のオイルリング4は、シリンダ内壁22aに接触する外周部42の外周面が傾斜面である、いわゆるテーパーフェース型のリングである。このオイルリング4では、上記実施形態と同様に、径方向外側寄りに偏心配置された長円形状の中空空間41が、外周部42、内周部43、上面部44および下面部45によって画定されている。このようなテーパーフェース型のオイルリング4でも、外周部42に最小肉厚部42aを設けることで、シリンダ内壁22aに対する追従性を向上させることができるのは、上記実施形態と同様である。
1、3、4:オイルリング(ピストンリング)
11、31、41:中空空間
12、32、42:外周部
13、33、43:内周部
14、34、44:上面部
15、35、45:下面部
12a、32a、42a:最小肉厚部
13a:最大肉厚部
21:ピストン
22:シリンダ
22a:シリンダ内壁

Claims (5)

  1. 内燃機関のピストンに装着された状態で、シリンダ内壁に対して摺動するピストンリングであって、
    周方向に沿って中空空間が形成されており、
    前記中空空間は、前記ピストンリングの内部において径方向外側寄りに偏心配置されており、
    前記シリンダ内壁に対向する外周部と、前記中空空間を挟んで前記外周部と対向する内周部と、前記外周部の上端部と前記内周部の上端部とを連結する上面部と、前記外周部の下端部と前記内周部の下端部とを連結する下面部とを有しており、
    前記外周部には、前記内周部の最小肉厚、前記上面部の最小肉厚、及び前記下面部の最小肉厚よりも肉厚が小さい最小肉厚部が設けられており、
    単一部品として構成されていることを特徴とするピストンリング。
  2. 前記内周部に、肉厚が最も大きい最大肉厚部が設けられている請求項1に記載のピストンリング。
  3. 前記外周部における最大肉厚が、前記内周部における最小肉厚以下である請求項2に記載のピストンリング。
  4. 記外周部における最大肉厚が、前記上面部における最小肉厚以下であり、かつ前記下面部における最小肉厚以下である請求項1〜3の何れか1項に記載のピストンリング。
  5. 前記シリンダ内壁への接触面となる前記外周部の外周面は湾曲面となっており、
    前記中空空間は、周方向に直交する断面形状が長円形状であり、
    前記最小肉厚部が、前記外周部のうち、最も前記シリンダ内壁側に突出した頂部と上端部との中間部分、及び、前記頂部と下端部との中間部分に設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載のピストンリング。
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