JP6390258B2 - ソリッド要素モデル作成システム及びソリッド要素モデル作成方法 - Google Patents

ソリッド要素モデル作成システム及びソリッド要素モデル作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、相対するパネル部材が連結部を介して連結されてなる構造体の有限要素解析に用いられ、同構造体のサーフェイスモデルからソリッド要素モデルを作成するシステム及びその方法に関する。
一般に、CAD(Computer Aided Design)を利用して構造体の設計が行なわれている。また、サーフェイスモデルなどのCADデータに基づいてソリッドモデルを作成し、コンピュータを用いてソリッドモデルからソリッド要素モデルを自動生成することが行なわれている。そして、ソリッド要素モデルを用いることにより種々の有限要素解析が行なわれている。
また、特許文献1には、シェル要素モデルをソリッド要素モデルに変換する構成が開示されている。
特開平5―67181号公報
ところで、例えば車両のボディパネルなどの構造体は、相対するパネル部材がスポット溶接部などの連結部を介して連結されており、複雑な形状を有している。そのため、連結部が含まれるソリッドモデルを作成することが難しく、膨大な工数を要することとなる。従って、設計変更が頻繁に繰り返される設計検討段階においては、ソリッドモデルを短期間で更新することは略不可能である。
また、ソリッドモデルからソリッド要素モデルを自動生成すると、生成される要素が主に四面体であるテトラ要素となる。そのため、要素の数が多くなって、有限要素解析における計算負荷が増大するといった問題や、当該有限要素解析における計算精度が低下するといった問題が生じるおそれがある。
また、特許文献1には、単純な形状のシェル要素モデルをソリッド要素モデルに変換する構成が開示されているだけであり、前述したような複雑な形状を有する構造体のソリッド要素モデルを作成する構成については開示されていない。
本発明の目的は、ソリッド要素モデルを用いて行なわれる有限要素解析における計算負荷を低減することができるとともに、計算精度を高めることができるソリッド要素モデル作成システム及びソリッド要素モデル作成方法を提供することにある。
上記目的を達成するためのソリッド要素モデル作成システムは、相対するパネル部材が連結部を介して連結されてなる構造体のサーフェイスモデルからソリッド要素モデルを生成するものであり、前記パネル部材の各々のサーフェイスモデルに基づいて複数のシェル要素を生成するとともに、前記パネル部材の各々における前記連結部の位置データに基づいて同連結部に対応するシェル要素を生成することにより、前記サーフェイスモデルをシェル要素モデルに変換する第1変換部と、前記シェル要素の各々について同シェル要素の面の法線方向の双方へ同シェル要素の各節点を投影させるとともに、これら投影された節点からなるソリッド要素を生成することにより、前記シェル要素モデルをソリッド要素モデルに変換する第2変換部と、を備える。
また、上記目的を達成するためのソリッド要素モデル作成方法は、ソリッド要素モデル作成システムが、相対するパネル部材が連結部を介して連結されてなる構造体のサーフェイスモデルからソリッド要素モデルを生成するものであり、前記ソリッド要素モデル作成システムの第1変換部が、前記パネル部材の各々のサーフェイスモデルに基づいて複数のシェル要素を生成するとともに、前記パネル部材の各々における前記連結部の位置データに基づいて同連結部に対応するシェル要素を生成することにより、前記サーフェイスモデルをシェル要素モデルに変換し、前記ソリッド要素モデル作成システムの第2変換部が、前記シェル要素の各々について同シェル要素の面の法線方向の双方へ同シェル要素の各節点を投影させるとともに、これら投影された節点からなるソリッド要素を生成することにより、前記シェル要素モデルをソリッド要素モデルに変換する。
上記構成又は方法によれば、各パネル部材においては、三角形や四角形の形状を有するシェル要素の面の法線方向の双方へ同シェル要素の各節点を投影させた点を節点に設定し、これら投影された節点からなり、五面体や六面体の形状を有するソリッド要素が生成されることにより、シェル要素モデルがソリッド要素モデルに変換される。このとき、相対するパネル部材を連結する連結部においては、各パネル部材における連結部の位置データに基づいて連結部に対応するシェル要素が生成され、各パネル部材の本体部と同様にして、五面体や六面体の形状を有するソリッド要素が生成される。このように上記構成又は方法によれば、ソリッド要素モデルをいずれも五面体や六面体の形状を有するソリッド要素によって構成することが容易にできる。従って、要素の数を少なくすることができ、ソリッド要素モデルを用いて行なわれる有限要素解析における計算負荷を低減することができる。また、当該有限要素解析における計算精度を高めることができる。
また、上記構成又は方法によれば、サーフェイスモデルから直接、ソリッド要素モデルを生成するのではなく、まずはサーフェイスモデルがシェル要素モデルに変換され、次にシェル要素モデルがソリッド要素モデルに変換される。このため、設計検討段階において、設計変更が必要となり、サーフェイスモデルの修正が行なわれた場合であっても、シェル要素モデルに対してであれば修正内容を容易に反映させることができる。そして、修正内容が反映されたシェル要素モデルをソリッド要素モデルに変換することにより、ソリッド要素モデルに修正箇所を容易に反映させることができる。
本発明によれば、ソリッド要素モデルを用いて行なわれる有限要素解析における計算負荷を低減することができるとともに、計算精度を高めることができる。
第1実施形態に係るソリッド要素モデル作成システムの概略構成図。 同実施形態のソリッド要素モデル作成処理の実行手順を示すフローチャート。 同実施形態のシェル要素モデルへの変換処理の実行手順を示すフローチャート。 同実施形態のシェル要素モデルへの変換処理の実行手順を示すフローチャート。 同実施形態のスポット溶接部を中心とした構造体の斜視断面図。 同実施形態のスポット溶接部を中心とした構造体のシェル要素モデルの斜視図。 同実施形態のスポット溶接部を中心とした構造体のソリッド要素モデルの斜視図。 第2実施形態のアーク溶接部を中心とした構造体の斜視図。 同実施形態のアーク溶接部を中心とした構造体のシェル要素モデルの斜視図。 同実施形態のアーク溶接部を中心とした構造体のソリッド要素モデルの斜視図。
<第1実施形態>
以下、図1〜図7を参照して、ソリッド要素モデル作成システム(以下、単に作成システムと称する。)及びソリッド要素モデル作成方法を具体化した第1実施形態について説明する。
図1に示すように、作成システムは、構造体のサーフェイスモデルから、構造体の有限要素解析などに用いられるソリッド要素モデルを作成するものであり、端末装置10と、端末装置10により作成された構造体20のシェル要素モデルやソリッド要素モデルを表示する表示装置14とを備えている。
図5に示すように、本実施形態の構造体20は、相対する第1パネル部材21と第2パネル部材22とがスポット溶接部23を介して連結されたものである。なお、構造体20のソリッド要素モデルを用いて例えば誘電加熱解析が行なわれる。
また、端末装置10は、種々の制御プログラムを記憶する記憶部11、及び構造体20のサーフェイスモデルをシェル要素モデルに変換すべく同制御プログラムに従って各種の演算を行なう第1変換部12を備えている。また、端末装置10は、前記シェル要素モデルをソリッド要素モデルに変換すべく同制御プログラムに従って各種の演算を行なう第2変換部13などを備えている。
各種データとしては、構造体20のサーフェイスモデル、第1パネル部材21の板厚データや第2パネル部材22の板厚データなどがあり、図示しない入力装置を介して端末装置10に入力される。なお、各パネル部材21,22のサーフェイスモデルにはスポット溶接部23の中心点C1,C2の位置データが含まれている。
次に、図2〜図4を参照して、ソリッド要素モデル作成処理の実行手順について説明する。なお、これらの処理は端末装置10によって実行される。
図2に示すように、この一連の処理では、まず、端末装置10に構造体20のサーフェイスモデルが読み込まれる(ステップS1)。次に、サーフェイスモデルをシェル要素モデルへ変換する処理が行なわれる(ステップS2)。次に、シェル要素モデルをソリッド要素モデルへ変換する処理が行なわれる(ステップS3)。そして、この一連の処理が終了される。
図3に示すように、シェル要素モデルへの変換処理においては、まず、第1変換部12により、各パネル部材21,22のサーフェイスモデルにおけるスポット溶接部23の位置データに基づいてスポット溶接部23に対応するシェル要素が生成される(ステップS21)。具体的には、図6に示すように、各パネル部材21,22のサーフェイスモデルにおけるスポット溶接部23の中心点C1,C2を結ぶバー要素CBARが設定され、各中心点C1,C2を中心とした所定の半径R1が設定される。そして、各中心点C1,C2を中心とするとともに前記半径R1の仮想円に内接する正八角形の各頂点E1〜E8,F1〜F8がシェル要素の節点に設定される。またこのとき、対応する節点E1,F1、E2,F2、・・・、E8,F8を結ぶ仮想直線が前記バー要素CBARと平行となるように各節点E1〜E8,F1〜F8の座標が設定される。なお、図6において、太い実線が第1パネル部材21のシェル要素モデル31を示しており、細い破線が第2パネル部材22のシェル要素モデル32を示している。
次に、図3に示すように、各パネル部材21,22のサーフェイスモデルに基づいて各パネル部材21,22の本体部、すなわちスポット溶接部23を除いた部位に対応する複数のシェル要素が生成される(ステップS22)。このとき、スポット溶接部23のシェル要素の節点E1〜E8,F1〜F8が、各パネル部材21,22の本体部のシェル要素と共有とされる。このようにして、サーフェイスモデルがシェル要素モデルに変換される。
図4に示すように、ソリッド要素モデルへの変換処理においては、まず、第2変換部13により、各シェル要素についてそれらの面の法線方向の双方へ同シェル要素の各節点を各パネル部材21,22の板厚の半分の大きさだけ投影させるとともに、これら投影された節点からなるソリッド要素が生成され(ステップS31)、この処理が終了される。
具体的には、図6及び図7に示すように、各シェル要素について上方及び下方へ同シェル要素の各節点E1〜E8,F1〜F8を投影した点E11〜E81,E12〜E82,F11〜F81,F12〜F82がソリッド要素の節点となる。なお、ここでは図示が省略されているが、各パネル部材21,22の本体部についてもシェルモデルの節点が同様にして投影されることによりソリッド要素の節点が設定される。そして、これらソリッド要素によって第1パネル部材21のソリッド要素モデル41や第2パネル部材22のソリッド要素モデル42が生成される。
また、図7において、節点E12,F11,C21,C12によって囲まれた部分及び節点C12,C21,F51,E52によって囲まれた断面を含む六面体がスポット溶接部23に対応するソリッド要素43A,43Bとなる。なお、図7においては、節点E21〜E41、節点E22〜E42,E62〜E82、節点F21〜F41,F61〜F81、節点F22〜F42,F62〜F82は示されていない。
次に、本実施形態の作用について説明する。
各パネル部材21,22においては、シェル要素の面の法線方向の双方へ同シェル要素の各節点を投影させるとともに、これら投影された節点からなり、六面体の形状を有するソリッド要素が生成されることにより、シェル要素モデルがソリッド要素モデルに変換される。このとき、第1パネル部材21と第2パネル部材22とを連結するスポット溶接部23においては、各パネル部材21,22におけるスポット溶接部23の位置データに基づいて同スポット溶接部23に対応するシェル要素が生成され、各パネル部材21,22の本体部と同様にして、六面体の形状を有するソリッド要素が生成される。このように本実施形態によれば、ソリッド要素モデルをいずれも六面体の形状を有するソリッド要素によって構成することが容易にできる。
以上説明した本実施形態に係るソリッド要素モデル作成システム及びソリッド要素モデル作成方法によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)端末装置10の第1変換部12は、各パネル部材21,22のサーフェイスモデルに基づいて複数のシェル要素を生成するとともに、各パネル部材21,22におけるスポット溶接部23の位置データに基づいてスポット溶接部23に対応するシェル要素を生成する。このことにより、サーフェイスモデルがシェル要素モデルに変換される。また、端末装置10の第2変換部13は、各シェル要素についてそれらの面の法線方向の双方へ同シェル要素の各節点E1〜E8,F1〜F8を投影させるとともに、これら投影された節点からなるソリッド要素を生成する。このことにより、シェル要素モデルがソリッド要素モデルに変換される。
こうした構成によれば、スポット溶接部23に対応するソリッド要素を含むソリッド要素モデルをいずれも五面体や六面体の形状を有するソリッド要素によって構成することが容易にできる。従って、要素の数を少なくすることができ、ソリッド要素モデルを用いて行なわれる有限要素解析における計算負荷を低減することができる。また、当該有限要素解析における計算精度を高めることができる。
また、上記構成によれば、サーフェイスモデルから直接、ソリッド要素モデルを生成するのではなく、まずはサーフェイスモデルがシェル要素モデルに変換され、次にシェル要素モデルがソリッド要素モデルに変換される。このため、設計検討段階において、設計変更が必要となり、サーフェイスモデルの修正が行なわれた場合であっても、シェル要素モデルに対してであれば修正内容を容易に反映させることができる。そして、修正内容が反映されたシェル要素モデルをソリッド要素モデルに変換することにより、ソリッド要素モデルに修正箇所を容易に反映させることができる。
(2)第1変換部12は、各パネル部材21,22におけるスポット溶接部23の中心点C1,C2を中心とするとともに同一の形状及び同一の大きさの正八角形の各頂点E1〜E8,F1〜F8をシェル要素の節点に設定することにより、スポット溶接部23に対応するシェル要素を生成する。
こうした構成によれば、前記シェル要素に基づいて生成されたスポット溶接部23に対応するソリッド要素の形状がいずれも同一の形状及び同一の大きさの六面体となる。従って、当該有限要素解析における計算制度を高めることができる。
(3)各パネル部材21,22のサーフェイスモデルに基づいて複数のシェル要素を生成するとともに、各パネル部材21,22におけるスポット溶接部23の位置データに基づいて同スポット溶接部23に対応するシェル要素を生成することにより、サーフェイスモデルをシェル要素モデルに変換するようにした。また、各シェル要素についてそれらの面の法線方向の双方へ同シェル要素の各節点E1〜E8,F1〜F8を投影させるとともに、これら節点E11〜E81,E12〜E82,F11〜F81,F12〜F82からなり、五面体及び六面体の少なくとも一方の形状を有するソリッド要素を生成するようにした。このことにより、シェル要素モデルをソリッド要素モデルに変換するようにした。
こうした方法によれば、上記(1)の効果に準じた効果を奏することができる。
<第2実施形態>
次に、図8〜図10を参照して、第2実施形態について説明する。
図8に示すように、本実施形態の構造体120は、相対する第1パネル部材121と第2パネル部材122とがアーク溶接部123を介して連結されたものである。アーク溶接部123は、第1パネル部材121と第2パネル部材122とが互いに対向する対向面に沿って直線状に延びている。
シェル要素モデルへの変換処理においては、第1変換部12によってアーク溶接部123の長さが要素サイズの上限値を超えるか否かが判断される。アーク溶接部123の長さが前記上限値を超える場合には、アーク溶接部123をその延設方向に複数に分割してシェル要素が生成されることとなる。
そして、図9に示すように、各パネル部材121,122のサーフェイスモデルにおける前記分割されたアーク溶接部123の各々の中心点C1,C2、C3,C4を結ぶバー要素CBA,CBBが設定され、各中心点C1,C2を中心とした所定の半径R2が設定される。そして、各中心点C1,C2,C3,C4を中心とするとともに前記半径R2の仮想円に内接する四角形の各頂点E1,E2,E3,E4,E5,E6、F1,F2,F3,F4,F5,F6がシェル要素の節点に設定される。またこのとき、対応する節点E1,F1、E2,F2、・・・、E6,F6を結ぶ仮想直線が前記バー要素CBA,CBBと平行となるように各節点E1〜E6,F1〜F6の座標が設定される。なお、図9において、太い実線が第1パネル部材121のシェル要素モデル131を示しており、細い実線が第2パネル部材122のシェル要素モデル132を示している。
次に、ソリッド要素モデルへの変換処理においては、図9及び図10に示すように、各シェル要素についてそれらの面の法線方向の双方へ同シェル要素の各節点E1〜E6,F1〜F6を投影した点E11〜E61,E12〜E62,F11〜F61,F12〜F62がソリッド要素の節点となる。そして、これらソリッド要素によって第1パネル部材21のソリッド要素モデル141や第2パネル部材22のソリッド要素モデル142が生成される。このとき、図10に示すように、節点E42,F41,F61,E62によって囲まれた上面と、節点F61,F51,E52,E62によって囲まれた側面とを含む六面体がアーク溶接部123の分割体の一方に対応するソリッド要素143Bとなる。また、同様にして節点E12,F11,F41,F42を上面として含む六面体がアーク溶接部123の分割体の他方に対応するソリッド要素143Aとなる。
以上説明した本実施形態に係るソリッド要素モデル作成システム及びソリッド要素モデル作成方法によれば、第1実施形態の効果(1)、(3)に加えて、新たに以下に示す効果が得られるようになる。
(4)第1変換部12は、アーク溶接部123を複数に分割してシェル要素を生成する場合に、その分割されたアーク溶接部123の各々における中心点C1,C2を中心とするとともに同一の形状及び同一の大きさの四角形の各頂点を節点E1,E2,E3,E4、E4,E3,E5,E6に設定する。このことにより、分割されたアーク溶接部123の各々に対応するシェル要素を生成する。
こうした構成によれば、前記シェル要素に基づいて生成されたアーク溶接部123の分割体に対応するソリッド要素の形状がいずれも同一の形状及び同一の大きさの六面体となる。従って、当該有限要素解析における計算制度を高めることができる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・各シェル要素を三角形状とすることもできる。この場合、三角形状のシェル要素から変換されるソリッド要素は、三角柱、すなわち五面体となる。
・連結部はスポット溶接部やアーク溶接部に限られるものではなく、相対するパネル部材を連結するものであればよい。例えば、パネル部材を曲げ加工することにより形成されたヘミング部によって相対するパネル部材が連結されるものに対しても、第2実施形態に準じた態様によって本発明を適用することもできる。
10…端末装置、11…記憶部、12…第1変換部、13…第2変換部、14…表示装置、20,120…構造体、21,121…第1パネル部材、22,122…第2パネル部材、23…スポット溶接部、31,131…第1パネル部材のシェル要素モデル、32,132…第2パネル部材のシェル要素モデル、41,141…第1パネル部材のソリッド要素モデル、42,142…第2パネル部材のソリッド要素モデル、43A,43B…スポット溶接部に対応するソリッド要素、123…アーク溶接部、143A,143B…アーク溶接部に対応するソリッド要素。

Claims (5)

  1. 相対するパネル部材が連結部を介して連結されてなる構造体のサーフェイスモデルからソリッド要素モデルを作成するシステムにおいて、
    前記パネル部材の各々のサーフェイスモデルに基づいて複数のシェル要素を生成するとともに、前記パネル部材の各々における前記連結部の位置データに基づいて同連結部に対応するシェル要素を生成することにより、前記サーフェイスモデルをシェル要素モデルに変換する第1変換部と、
    前記シェル要素の各々について同シェル要素の面の法線方向の双方へ同シェル要素の各節点を投影させるとともに、これら投影された節点からなるソリッド要素を生成することにより、前記シェル要素モデルをソリッド要素モデルに変換する第2変換部と、
    を備えるソリッド要素モデル作成システム。
  2. 前記パネル部材の各々のサーフェイスモデルには前記連結部の中心点の位置データが含まれており、
    前記第1変換部は、前記パネル部材の各々における前記連結部の中心点を中心とするとともに同一の形状及び同一の大きさの多角形の各頂点をシェル要素の節点に設定することにより、同連結部に対応するシェル要素を生成する、
    請求項1に記載のソリッド要素モデル作成システム。
  3. 前記連結部は前記中心点を中心とした円柱状をなすものであり、
    前記第1変換部は、前記多角形の頂点の少なくとも2点と前記連結部の中心点とを前記シェル要素の節点に設定する、
    請求項2に記載のソリッド要素モデル作成システム。
  4. 前記連結部は前記パネル部材の面に沿って延びるものであり、
    前記第1変換部は、前記連結部をその延設方向に複数に分割してシェル要素を生成する場合に、その分割された連結部の各々における中心点を中心とするとともに同一の形状及び同一の大きさの多角形の各頂点を節点に設定する、
    請求項2に記載のソリッド要素モデル作成システム。
  5. ソリッド要素モデル作成システムが、相対するパネル部材が連結部を介して連結されてなる構造体のサーフェイスモデルからソリッド要素モデルを作成する方法において、
    前記ソリッド要素モデル作成システムの第1変換部が、前記パネル部材の各々のサーフェイスモデルに基づいて複数のシェル要素を生成するとともに、前記パネル部材の各々における前記連結部の位置データに基づいて同連結部に対応するシェル要素を生成することにより、前記サーフェイスモデルをシェル要素モデルに変換し、
    前記ソリッド要素モデル作成システムの第2変換部が、前記シェル要素の各々について同シェル要素の面の法線方向の双方へ同シェル要素の各節点を投影させるとともに、これら投影された節点からなるソリッド要素を生成することにより、前記シェル要素モデルをソリッド要素モデルに変換する、
    ソリッド要素モデル作成方法。
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