JP6390049B2 - 表示装置とその製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置とその製造方法及び製造装置に関するものである。
各種表示装置のうち、例えば液晶表示装置は、画素電極と共通電極との間に発生する電界を、一対の基板に挟持される液晶層に印加して液晶を駆動させることにより、画素電極と共通電極との間の領域を透過する光の量を調整して画像表示を行う。
従来、例えば液晶表示装置において、画素の表示輝度が所望の輝度よりも高くなる、所謂、輝点欠陥(画素欠陥ともいう。)の問題が知られている。輝点欠陥は、例えば、液晶表示装置の製造工程において一対の基板間に異物が混入し、この異物によって、液晶の配向が乱されたり、画素電極と共通電極とが短絡したりすることにより生じる。
前記輝点欠陥を修正する方法が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の方法では、ガラス基板内部にレーザ光を照射して、平面的に見て、輝点欠陥が生じる領域を覆うように着色層を形成させ、光の透過量を減少させている。
特開2015−175857号公報
しかしながら、従来のように着色層のみでは、着色が不十分となる場合があり、輝点欠陥の不良が十分に修正されていないことがあった。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであり、輝点欠陥に起因した表示品位の低下を抑えた表示装置とその製造方法及び製造装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の1つの態様に係る表示装置は、
第1ガラス基板と、
前記第1ガラス基板と対向して表示面側に位置する第2ガラス基板と、を備える表示装置であって、
前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板の少なくとも一方の内部において、前記表示面側から見て輝点欠陥部を覆う減光部を有し、
前記減光部は、
前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板と色の異なる着色層と、
複数のボイドを含むボイド層と、を含み、
前記複数のボイドのそれぞれは、直径が1nm以上50μm以下である
本発明の前記態様によれば、輝点欠陥に起因した表示品位の低下を抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の全体構成を示す図 図1の液晶表示装置の表示パネルの一部の構成を示す平面図 図2のA1−A2線で切断した切断部の端面図 図1の液晶表示装置での輝点欠陥の一例を模式的に示す断面図 第1実施形態に係る液晶表示装置において、減光部を有する画素の構成を示す断面図 ガラス基板内部における非架橋酸素ホールセンタ形成の模式図 多光子吸収の模式図 超短パルスレーザ光をガラス基板の内部に集光させる際のエネルギ密度における加工現象を示す図 図1の液晶表示装置での減光部の加工原理を示す模式図 加工後のレーザ光がボイドにより散乱される様子の模式図 第1実施形態の第1変形例に係る液晶表示装置において、減光部を有する画素の他の構成を示す断面図 第2実施形態に係る液晶表示装置において、輝点欠陥の修正方法を示すフロー図 輝点欠陥の修正方法を実施できる表示装置の製造装置のブロック図 第2実施形態の変形例に係る液晶表示装置において、輝点欠陥の修正方法を示すフロー図 第2実施形態に係る液晶表示装置の製造装置の構成を示す模式図 その他の変形例に係る液晶表示装置の製造装置の構成を示す模式図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
以下の実施形態では、液晶表示装置を例に挙げるが、本発明に係る表示装置は、液晶表示装置に限定されるものではなく、例えば有機EL表示装置又はプラズマディスプレイパネル等であってもよい。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置LCDの全体構成を示す平面図である。
液晶表示装置LCDは、画像を表示する表示パネルDPと、表示パネルDPを駆動する表示パネル用駆動回路(データ線駆動回路30、ゲート線駆動回路31)と、表示パネル用駆動回路を制御する制御回路(図示せず)と、表示パネルDPに背面側から光を照射するバックライト光を照射するバックライト134とを含んでいる。
図2は、表示パネルDPの一部の構成を示す平面図である。図3は、図2のA1−A2線で切断した切断部の端面図である。なお、図2及び図3では、1つの画素Pを示している。
表示パネルDPは、背面側に配置される薄膜トランジスタ基板SUB1(以下、TFT基板SUB1という。)(第1基板)と、表示面側に配置され、TFT基板SUB1に対向するカラーフィルタ基板SUB2(以下、CF基板SUB2という。)(第2基板)と、TFT基板SUB1及びCF基板SUB2の間に挟持される液晶層LCと、を含んでいる。
TFT基板SUB1には、列方向に延在する複数のデータ線DLと、行方向に延在する複数のゲート線GLとが形成され、複数のデータ線DLと複数のゲート線GLとのそれぞれの交差部近傍に薄膜トランジスタTFTが形成されている。また、隣り合う2本のデータ線DLと隣り合う2本のゲート線GLとにより囲まれる矩形領域が、1つの画素Pとして規定される。画素Pは、TFT基板SUB1において、マトリクス状に複数配置されている。
画素Pには、スズ添加酸化インジウム(ITO)等の透明(透光性)導電膜からなる画素電極PIT(表示用電極)が形成されている。図2に示すように、画素電極PITは、開口部32(例えばスリット)を有し、ストライプ状に形成されている。薄膜トランジスタTFTは、ゲート絶縁膜GSN(図3参照)上に、非晶質シリコン(aSi)からなる半導体層SEMが形成され、半導体層SEM上にドレイン電極DM及びソース電極SMが形成されている(図2参照)。ドレイン電極DMは、データ線DLに電気的に接続されている。ソース電極SMと画素電極PITとは、コンタクトホールCONTを介して互いに電気的に接続されている。
画素Pを構成する各部の積層構造は、図3の構成に限定されるものではなく、周知の構成を適用することができる。例えば図3に示す構成では、TFT基板SUB1において、第1ガラス基板GB1上にゲート線GL(図2参照)が形成され、ゲート線GLを覆うようにゲート絶縁膜GSNが形成されている。また、ゲート絶縁膜GSN上にデータ線DLが形成され、データ線DLを覆うように絶縁膜PASが形成されている。また、絶縁膜PAS上に共通電極CIT(表示用電極)が形成され、共通電極CITを覆うように上層絶縁膜UPASが形成されている。さらに、上層絶縁膜UPAS上に画素電極PITが形成され、画素電極PITを覆うように配向膜AFが形成されている。第1ガラス基板GB1の背面側には、偏光板POL1(第1偏光板)が形成されている。
また、CF基板SUB2において、第2ガラス基板GB2(図3の第2ガラス基板GB2の下面側)上にブラックマトリクスBM(遮光部)及びカラーフィルタCF(例えば、赤色部、緑色部、青色部)(光透過部)が形成され、これらを覆うようにオーバコート層OCが形成されている。第2ガラス基板GB2の表示面側には、偏光板POL2(第2偏光板)が形成されている。よって、第2ガラス基板GB2は、第1ガラス基板GB1と対向して表示面側に位置しているとともに、液晶層LCは、第1ガラス基板GB1と第2ガラス基板GB2との間に配置されている。
図3に示す構成によれば、液晶表示装置LCDは、いわゆるIPS(In Plane Switching)方式の構成を有しているが、第1実施形態に係る液晶表示装置LCDはこれに限定されない。
次に、液晶表示装置LCDの駆動方法を簡単に説明する。ゲート線駆動回路31から出力された走査用のゲート電圧がゲート線GLに供給され、データ線駆動回路30から出力された映像用のデータ電圧がデータ線DLに供給される。ゲート線GLにゲートオン電圧が供給されると、薄膜トランジスタTFTの半導体層SEMが低抵抗となり、データ線DLに供給されたデータ電圧が、ソース電極SMを介して画素電極PITに供給される。また、共通電極駆動回路(図示せず)から出力された共通電圧が、共通電極CITに供給される。これにより、画素電極PITと共通電極CITとの間に電界(駆動用電界)が発生し、該電界により液晶層LCが駆動され、画像が表示される。
ここで、液晶表示装置LCDは、その製造工程において、画素の表示輝度が所望の輝度よりも高くなる輝点欠陥(画素欠陥)が生じる場合がある。図4には、画素Pが輝点欠陥部133となる場合の一例を示している。図4では、液晶表示装置LCDの製造工程において、TFT基板SUB1とCF基板SUB2との間に有機物や又は金属等の異物33が混入した場合を例示している。図4に示す画素Pでは、異物(混入物)33によって液晶の配向が乱されることにより、バックライト光34の光漏れが生じて輝点欠陥がある輝点欠陥部133となる。
第1実施形態に係る液晶表示装置LCDでは、前記輝点欠陥を抑えるための構成を有している。具体的には、図5に示すように、CF基板SUB2の第2ガラス基板GB2の内部に、バックライト光34の透過量を減少させる減光部1が形成されている。減光部1は、平面的に配列されており、第2ガラス基板GB2の表示面側から見た際に、異物33による輝点欠陥部133を覆い隠すように形成されている。すなわち、第1ガラス基板GB1及び第2ガラス基板GB2の少なくとも一方の内部において、表示面側から見て輝点欠陥部133を覆う減光部10を配置している。減光部1は、第1ガラス基板GB1及び第2ガラス基板GB2のそれぞれと色が異なる着色層2と、着色層2の下の複数のすなわち多数のボイドが形成されたボイド層3とを含む。着色層2は、非架橋酸素ホールセンタからなる。
図6は、第2ガラス基板GB2の内部における非架橋酸素ホールセンタ形成の模式図である。図7は、多光子吸収の模式図である。図8は超短パルスレーザ光をガラス基板に内部集光させる際のエネルギ密度における加工現象を示す図である。図9は減光部1の加工原理を示す模式図である。図10は、加工後のレーザ光がボイドにより散乱される様子を示す集光点近傍の拡大図である。
図6に示すように、ガラス基板GBの内部にある非架橋酸素に紫外線又はガンマ線100を照射すると、電子が1個放出され、非架橋酸素ホールセンタを形成する。この非架橋酸素ホールセンタは、紫外域から可視域に吸収を持ち、赤茶色を呈する。通常、この非架橋酸素ホールセンタは、紫外線や又はガンマ線等の短波長の光線を照射することで形成されるが、多光子吸収と呼ばれる現象を利用することで、より長い波長の光線照射でも形成可能である。図7の(a)に示すように、短波長の光線の持つエネルギは大きく、光子1個の吸収で非架橋酸素は電子を1個放出して、非架橋酸素ホールセンタを形成する。一方、長い波長の光線の持つエネルギは小さく、光子1個では電子を放出するのに十分なエネルギを与えることはできない。しかし、フェムト秒レーザ光のような超短パルスレーザ光の場合、電場強度が非常に強いため、集光領域において、複数の光子が同時に吸収されることがある。これを多光子吸収と呼び(図7の(b)参照)、多光子吸収によって非架橋酸素は電子を放出するのに十分なエネルギ(基底状態から励起状態に至るまでのエネルギ)を得ることができて、非架橋酸素ホールセンタを形成する。集光領域のエネルギ密度を空間的にさらに大きくすると、屈折率変化、又は空孔形成、又はクラック形成といった現象を起こすことができる。超短パルスレーザ光4をガラス基板GBの内部に高集光レンズを使用して集光させるとき、超短パルスレーザ光4のパルスエネルギを適当な値にすると、焦点Fにおいて直径1nm以上50μm以下の微小な空孔形成が起きる(図8の空孔形成を参照)。超短パルスレーザ光4とガラス基板GBとの位置をガラス基板GBの面方向に相対的に移動させることで、図9に示すように、ガラス基板GBの内部で面方向に焦点Fが移動しながら超短パルスレーザ光4がガラス基板GBに照射されるので、直径1nm以上50μm以下の微小な空孔が面方向に多数形成されて、ボイド層3が形成される。この時、ガラス基板GBの、焦点Fよりも表面に近いところでは、空孔が形成されるほどエネルギ密度は高くないが、非架橋酸素ホールセンタが形成されるには十分なエネルギを持つ領域が存在する。超短パルスレーザ光4とガラス基板GBとの位置を面方向に相対的に移動させることで、この領域がガラス基板GBの内部で面方向に広がって、着色層2が形成される。この着色層2とボイド層3とで構成される減光部1に対して、ガラス基板GBの裏面から照射したバックライト光34は、まず、ボイド層3によって細かく散乱される。そして、散乱されながら透過してきた光を着色層2が吸収することで減光されて、減光された光がガラス基板GBの表面に出てくるので、輝点欠陥に起因した表示品位の低下を抑えることができる。また、超短パルスレーザ光4とガラス基板GBとの位置を面方向に相対的に移動させる際、超短パルスレーザ4は、焦点Fで集光後、加工に使われなかった光が拡がりながらガラス基板GBを通過し、その先にあるカラーフィルタCF、又は、液晶層LCに照射される。焦点Fからガラス基板GBの裏面までの距離が短いとき、光が十分に拡がりエネルギ密度が下がる前にカラーフィルタCF又は液晶層LCに照射されることになり、カラーフィルタCF又は液晶層LCにダメージを与える恐れがある。しかしながら、それまでの照射で形成されたボイド層3によって、図10に示されるように、加工に使われなかった光は、細かく散乱され、エネルギ密度を下げる。これにより、ガラス基板GBを通過した光がカラーフィルタCF又は液晶層LCに照射されても、カラーフィルタCF又は液晶層LCに与えるダメージは小さい。超短パルスレーザ光4は、ガラス基板GBの内部で多光子吸収を起こすことができるようなパルス幅、波長、及びパルスエネルギである必要があり、波長が100以上10000nm以下、パルス幅が1fs以上〜100ps以下、パルスエネルギが1μJ以上20μJ以下であることが好ましい。また、高集光レンズはNA(開口数)が0.3以上0.6以下であることが好ましく、収差補正機能を持ったものであれば尚よい。この条件のレーザ光4をガラス基板GBに照射することで、焦点Fの位置で図9のような多数の空孔を含むボイド層3が形成され、焦点Fの位置よりもガラス基板GBの表面に近い位置に着色層2が形成される。
第1実施形態によれば、第1ガラス基板GB1及び第2ガラス基板GB2の少なくとも一方の内部において、表示面側から見て輝点欠陥部133を覆う減光部1を有し、かつ、減光部1は、第1ガラス基板GB1及び第2ガラス基板GB2とは色の異なる着色層2と、複数のボイドを含むボイド層3とで構成されている。このように構成することにより、カラーフィルタCF及び液晶層LCに与えるダメージを抑え、輝点欠陥に起因した表示品位の低下を抑えることができる。
(第1変形例)
図11は、第1実施形態の第1変形例に係る液晶表示装置LCDにおいて、前記輝点欠陥を抑えるための他の構成を示す。なお、図11には、簡便のため、以下の第2変形例及び第3変形例も存在する例を例示しているが、これに限定されるものではなく、第1実施形態に加えて、第1変形例〜第3変形例のいずれか1つのみが存在してもよく、これらのうちの任意の組み合わせであってもよいことはいうまでもない。
減光部1を形成する際、加工条件によっては着色層2(第1着色層)とボイド層3との間に隙間ができる。この隙間に照射された光のエネルギ密度は、着色層2を形成するよりも高く、ボイド層3を形成するには低いので、図8にあるように、ガラス基板GBの屈折率(1.4〜1.6)が最大で0.02増加した屈折率変化層5(第1屈折率変化層)が形成されている。つまり、減光部1は、第1着色層2とボイド層3との間に、第1ガラス基板GB1及び第2ガラス基板GB2よりも大きい屈折率を示す屈折率変化層5をさらに含む。この屈折率変化層5により、輝点欠陥による光をより高精度に遮蔽できるため、表示装置の表示品位の低下をより防止できる。
(第2変形例)
次に、第1実施形態の第2変形例を以下に説明する。焦点F(ボイド層3)よりも深い位置(第1ガラス基板GB1側)にも、着色層2a(第2着色層)が形成されるようにしてもよい。このとき、ボイド層3は、第1着色層2と第2着色層2aとの間に位置している。第2着色層2aは、第1ガラス基板GB1及び第2ガラス基板GB2のそれぞれと色が異なっている。これは、焦点Fでボイド層3を形成した後の透過光のエネルギ密度が十分に大きいため、非架橋酸素ホールセンタ形成による着色を起こす結果として、第2着色層2aを形成することができる。ただし、第2着色層2aの着色濃度はエネルギ密度に依存するため、透過光によって形成された第2着色層2aは、入射光によって形成された第1着色層2よりも、着色濃度が低い。このように形成された第2着色層2aにより、減光部1の減光能力が、より向上する。
(第3変形例)
次に、第1実施形態の第3変形例を以下に説明する。減光部1は、ボイド層3と第2着色層2aとの間に位置して焦点Fでボイド層3を形成した後の透過光によって形成され、第1ガラス基板GB1又は第2ガラス基板GB2よりも大きい屈折率を示す第2屈折率変化層5aを更に含むようにしてもよい。この場合、屈折率の増加量はエネルギ密度に依存するため、透過光によって形成された第2屈折率変化層5aは、入射光によって形成された屈折率変化層5よりも屈折率は小さい。第1屈折率変化層5と第1ガラス基板GB1及び第2ガラス基板GB2との屈折率の差は最大で0.015程度である。第2屈折率変化層5aは、異物33により近い位置に形成されている。このため、異物33の影響で斜め方向にバックライト光34が広がった場合でも、第2屈折率変化層5aで屈折させて、バックライト光34の広がり角度を小さくすることができる。それにより、バックライト光34の広がりが抑制され、第2屈折率変化層5aが形成されていない場合よりも、ボイド層3に入射するバックライト光34が増加する。ゆえに、減光部1の減光能力が向上する。
ここで、第2変形例にかかる第2着色層2aは、波長が200nm以上9000nm以下、パルス幅が2fs以上〜90ps以下、パルスエネルギが2μJ以上18μJ以下のレーザ光を用いて形成する。レーザ光を集光するレンズのNAは、0.35以上0.55以下である。
第3変形例にかかる第2屈折率変化層5aは、波長が300nm以上8000nm以下、パルス幅が3fs以上〜80ps以下、パルスエネルギが3μJ以上17μJ以下のレーザ光を用いて形成する。レーザ光を集光するレンズのNAは、0.4以上0.5以下である。
(第4変形例)
次に、第1実施形態の第4変形例を以下に説明する。パルスエネルギを1μJ以上4μJ以下に下げてレーザ光を照射すると、焦点Fでボイド層3は形成されるが、焦点Fよりもガラス基板GBの表面に近い位置には、着色層2が形成されないか、又は、目視で認識できないほどの薄い着色となる。すなわち、ボイド層3のみが単独で形成される。ボイド層3が単独で存在しても、バックライト光34を散乱させる効果はあるが、減光する効果は無い。この状態で、パルスエネルギを3μJ以上13μJに上げ、単独のボイド層3よりもガラス基板GBの表面に近い位置に集光するようにレーザ光を照射し、上述の実施形態及び変形例に係る減光部1を形成する。このとき、焦点Fで集光され、その近傍で着色又はボイド形成といった反応が起きる。この反応に使われなかったエネルギは、拡がりながらガラス基板GBの裏面に向かって照射されるが、その間に単独ボイド層3が存在するため、レーザ光はボイド層3の多数のボイドによって散乱し、エネルギ密度が低下する。これにより、ガラス基板GBの裏面に近い位置にあるカラーフィルタCF及び液晶層LCへのダメージが抑制される。加工後は、ボイド層3と着色層2とからなる減光部1が、単独ボイド層よりガラス基板GBの表面に近い位置に形成される。
(その他の変形例)
減光部1は、TFT基板SUB1の第1ガラス基板GB1に形成されていてもよい。また、減光部1は、第1ガラス基板GB1及び第2ガラス基板GB2の両方に形成されていてもよい。すなわち、減光部1は、TFT基板SUB1の第1ガラス基板GB1及びCF基板SUB2の第2ガラス基板GB2の少なくとも何れか一方に形成されていればよい。
第1ガラス基板GB1と第2ガラス基板GB2との両方に減光部1を形成すると、減光能力を向上させることができる。この場合、両方に減光部1を形成する場合、それぞれの減光部1の減光量は、いずれか一方のガラス基板GBのみに形成させる場合よりも、小さくてもよい。そのため、各ガラス基板に照射する超短パルスレーザ光4の出力を下げることができ、透過光による下層へのダメージがつきにくくなる。
また、第1ガラス基板GB1と第2ガラス基板GB2との両方のうちのいずれか一方のガラス基板GBにのみ減光部1を形成する場合、第2ガラス基板GB2に減光部1を形成するほうが好ましい。異物33による輝点欠陥より照射される光は、異物33よりも表示画素側で遮断するほうが、表示品位を、より向上できるからである。特に、表示装置が、第1ガラス基板GB1と第2ガラス基板GB2との間に位置する液晶層LCを有し、この液晶層LC内に異物33による輝点欠陥部133が含まれる場合において、第2ガラス基板GB2側に減光部1を形成するのがよい。異物33により生じた液晶分子の配列乱れに起因する光を遮断するためである。
また、第1ガラス基板GB1に形成される減光部1の第1ガラス基板GB1の内部の位置と、第2ガラス基板GB2に形成される減光部1の第2ガラス基板GB2の内部の位置とは、同じであってもよいし異なっていてもよい。例えば、減光部1は、第1ガラス基板GB1の内部のバックライト側に形成され、減光部1は、第2ガラス基板GB2の内部の液晶層LC側に形成されていてもよい。しかしながら、なるべく異物33に近いところに減光部1を形成させる方が好ましい。なぜなら、形成する減光部1の面積が同じ場合、異物33に近い箇所に形成させたほうが、異物33により斜め方向に広がった光も減光することができるからである。
前記構成によれば、輝点欠陥部133となる画素の輝度を低くすることができるため、輝点欠陥(光漏れ)を目立たなくすることができる。これにより、輝点欠陥に起因した表示品位の低下を抑えることができるとともに、液晶表示装置LCDの製造歩留まりを高めることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態として、第1実施形態にかかる液晶表示装置LCDの製造方法について説明する。当該方法は、第1ガラス基板GB1と、前記第1ガラス基板GB1と対向して表示面側に位置する第2ガラス基板GB2と、を備える表示装置の製造方法について説明する。この表示装置の製造方法は、前記表示装置の点灯検査を行って前記画素の輝点欠陥を検出する検出工程と、前記輝点欠陥を覆うように前記第1又は第2ガラス基板GB1又はGB2にレーザ光4を照射して、着色層2及びボイド層3を形成する照射工程と、を有する。前記照射工程で照射されるレーザ光4は、波長が100nm以上かつ10000nm以下、パルス幅が1フェムト秒以上100ピコ秒以下、パルスエネルギが1μJ以上20μJ以下であり、かつ、NAが0.3以上0.6以下のレンズで集光される。
より詳細には、本製造方法は、TFT基板SUB1の製造工程と、CF基板SUB2の製造工程と、TFT基板SUB1及びCF基板SUB2の貼り合わせ工程と、液晶注入工程と、表示パネルDPの点灯検査工程と、輝点欠陥修正工程とを含んでいる。
前記各工程のうち、TFT基板SUB1の製造工程、CF基板SUB2の製造工程、TFT基板SUB1及びCF基板SUB2の貼り合わせ工程、液晶注入工程、及び点灯検査工程は、周知の方法を適用することができる。
例えば、TFT基板SUB1の製造工程は、第1ガラス基板GB1上に、ゲート線GL、データ線DL、画素電極PIT、共通電極CIT、各種絶縁膜、及び偏光板POL1を形成する工程を含む。TFT基板SUB1で規定される画素Pは、赤色に対応する赤色画素Pr、緑色に対応する緑色画素Pg、及び青色に対応する青色画素Pbを含んでもよい。また、CF基板SUB2の製造工程は、第2ガラス基板GB2上に、ブラックマトリクスBM、カラーフィルタCF、及び偏光板POL2を形成する工程を含む。
以下では、本製造方法のうちの点灯検査工程及び輝点欠陥修正工程について説明する。
図12Aは、輝点欠陥の修正方法のフロー図を示す。図12Bは、輝点欠陥の修正方法を実施できる表示装置の製造装置95のブロック図を示す。
表示装置の製造装置95は、少なくとも、表示装置の点灯検査を行って画素の輝点欠陥を検出する検査装置90と、輝点欠陥修正装置6とを備えている。製造装置95は、さらに、制御装置93と演算部91とを備えていても良い。制御装置93は、検査装置90と演算部91と輝点欠陥修正装置6とをそれぞれ動作制御する。演算部91は、後述するように所定の演算を行う。
先ず、点灯検査工程では、検査装置90により、輝点欠陥を検出する。例えば、検査装置90は、表示パネルDPを全点灯又は1ラインごとに点灯させて、各画素の輝度を測定する(ステップS001)。
次に、検査装置90は、閾値を超える輝度が測定された画素を輝点欠陥部133(画素欠陥部)として検出する(ステップS002)。検査装置90は、輝点欠陥部133として検出した画素の位置情報を、後述の輝点欠陥修正装置6に出力する。輝点欠陥部133の検出は、作業者による目視で行ってもよい。輝点欠陥部133が検出されると、輝点欠陥修正工程(ステップS030)に移行する。輝点欠陥部133が検出されないときは、このフローを終了する。
図14には、輝点欠陥修正工程(ステップS030)を行うための輝点欠陥修正装置6の概略構成を示している。輝点欠陥修正装置6は、超短パルスレーザ発振機構7と、高集光レンズ8などの光学系とを含んでいる。
第2実施形態では、一例として、超短パルスレーザ発振機構7として、1552nmのレーザ光の波長及びパルス幅800fsのレーザ光を用いている。
輝点欠陥修正工程(ステップS030)は、ステップS003〜ステップS006の工程を含む。
輝点欠陥修正工程(ステップS030)では、先ず、輝点欠陥修正装置6が、検査装置90から、輝点欠陥の画素の位置情報及び形状情報(例えば、位置、大きさ、形状)を取得する(ステップS003)。
次に、取得した形状情報より、演算部91において、超短パルスレーザ光4を照射して形成する減光部1の形状及び位置情報(例えば、位置、大きさ、形状)を演算する(ステップS004)。
次に、制御装置93での制御の下に、演算部91で演算して取得した減光部1の位置情報に基づいて、輝点欠陥修正装置6の高集光レンズ8などの光学系を位置合わせする。
次に、制御装置93での制御の下に、輝点欠陥修正装置6は、超短パルスレーザ光4の焦点Fの位置が、第2ガラス基板GB2の内部の所望の位置に合うように調整する。焦点Fの位置は、例えば、輝点欠陥の原因となる異物の大きさ、又は、測定された輝度値に基づいて調整される。例えば、図14に示すように、第2ガラス基板GB2の内部において、異物33の近傍側に超短パルスレーザ光4の焦点Fが合うように調整する。
次に、制御装置93での制御の下に、輝点欠陥修正装置6は、超短パルスレーザ発振機構7から超短パルスレーザ光4を出射させる。これにより、超短パルスレーザ発振機構7から出射された超短パルスレーザ光4は、高集光レンズ8により、第2ガラス基板GB2の内部の焦点Fに集光されて照射される。
次に、制御装置93での制御の下に、超短パルスレーザ光4の照射位置を、移動装置92により移動させつつ、超短パルスレーザ光4を連続的に照射することにより、減光部1を形成し(ステップS005)、輝点欠陥修正工程(ステップS030)を完了する(ステップS006)。
前記実施形態にかかる製造方法又は製造装置によれば、既存の検査装置を用いて検査ができるとともに、欠陥が有ったものだけ修正工程に流すので、全体の工程タクトに影響を与えないといった利点がある。
(変形例)
図13は、第2実施形態の変形例として、輝点欠陥の他の修正方法のフロー図を示す。
先ず、検査装置90において、表示装置を点灯させ(ステップS007)、輝点欠陥を検出する(ステップS008)。検査装置90は、ステップS002と同様に、閾値を超える輝度が測定された画素を輝点欠陥部133(画素欠陥部)として検出する。検査装置は、輝点欠陥部133として検出した画素の位置情報を輝点欠陥修正装置6に出力する。輝点欠陥部133の検出は、作業者による目視で行ってもよい。輝点欠陥部133が検出されると、輝点欠陥修正工程(ステップS040)に移行する。輝点欠陥部133が検出されないときは、このフローを終了する。
輝点欠陥修正工程(ステップS040)は、ステップS009〜ステップS013を含む。
輝点欠陥修正工程(ステップS040)では、まず、輝点欠陥修正装置6が、検査装置から、輝点欠陥の画素の位置情報及び形状情報(例えば、位置、大きさ、形状)を取得する(ステップS009)。
次に、取得した形状情報より、演算部91において、超短パルスレーザ光4を照射して形成する減光部1の形状及び位置情報(例えば、位置、大きさ、形状)を演算する(ステップS010)。
次に、制御装置93での制御の下に、演算部91で演算して取得した減光部1の位置情報に基づいて、輝点欠陥修正装置6の高集光レンズ8などの光学系を位置合わせする。
次に、制御装置93での制御の下に、輝点欠陥修正装置6は、超短パルスレーザ光4の焦点Fの位置が、第2ガラス基板GB2の内部の所望の位置に合うように調整する。焦点Fの位置は、例えば、輝点欠陥の原因となる異物の大きさ、又は、測定された輝度値に基づいて調整される。例えば、図14に示すように、第2ガラス基板GB2の内部において、異物33の近傍側に高エネルギービームである超短パルスレーザ光4の焦点Fが合うように調整する。
次に、制御装置93での制御の下に、輝点欠陥修正装置6は、超短パルスレーザ発振機構7から超短パルスレーザ光4を出射させる。これにより、超短パルスレーザ発振機構7から出射された超短パルスレーザ光4は、高集光レンズ8により、第2ガラス基板GB2の内部の焦点Fに集光されて照射される。
次に、制御装置93での制御の下に、超短パルスレーザ光4の照射位置を、移動装置92により移動させつつ、超短パルスレーザ光4を連続的に照射することにより、減光部1を形成する(ステップS011)。
減光部1を形成した後に、制御装置93での制御の下に、再度、点灯検査を行い(ステップS012)、輝点欠陥が消失していることを確認して、輝点欠陥修正工程(ステップS040)を完了する(ステップS013)。
制御装置93での制御の下に、2回目以降の点灯検査工程において輝点欠陥が検出された場合には、ステップS009に戻って、再度、輝点欠陥修正を行う(ステップS009からステップS011)。2回目以降の輝点欠陥修正において、1回目に形成した減光部1と形状又は大きさが違っていてもよい。
このように、第2実施形態又はその変形例の輝点欠陥修正工程(ステップS030又はS040)では、ガラス基板GBに焦点を合わせて高エネルギービームを照射することにより、ガラス材料を着色させているため、ガラス基板自体の形状変化は起こらない。例えば、ガラス基板GBの内部又は表面が破壊されて外形が変化することはない。そのため、例えばTFT基板SUB1及びCF基板SUB2に偏光板POL1、POL2を形成した状態で、すなわち、表示パネルDPの完成後に、前記輝点欠陥修正工程(ステップS030又はS040)を実行することができる。また、減光部1は、ガラス基板GBと同一材料からなるため、屈折率が変化することもない。
この変形例によれば、修正後に再度検査することで、修正が十分なされているか、着色により黒点不良化していないか、を確認することができる。
(その他の変形例)
なお、輝点欠陥修正工程(ステップS030又はS040)では、輝点欠陥となる輝点欠陥部133に対応する画素の色に応じて、超短パルスレーザ光4の強度を調整して照射してもよい。これにより、減光部1は、輝点欠陥部133に対応する画素の色に応じて光の透過率が異なるように形成される。例えば、緑色画素に対応する輝点欠陥部133を覆う減光部1は、該減光部1の光の透過率が、他の色の画素(例えば、赤色画素、青色画素)に対応する輝点欠陥部133を覆う減光部1の光の透過率よりも低くなるように、形成されていてもよい。
前記の説明では、TFT基板SUB1とCF基板SUB2との間に異物33が混入した場合の輝点欠陥を示しているが、輝点欠陥の原因はこれに限定されない。例えば、薄膜トランジスタTFTの不具合による光漏れ、又は、基板間に配置されるスペーサに起因した光漏れ等が起こり得る。第2実施形態又はその変形例に係る輝点欠陥修正方法は、これらの輝点欠陥にも適用することができる。
また、輝点欠陥が生じ得る異物33の混入位置は、TFT基板SUB1とCF基板SUB2との間に限定されない。例えば、第1ガラス基板GB1と偏光板POL1との間に異物が混入した場合も輝点欠陥が生じ得る。この場合は、減光部1が、第1ガラス基板GB1の内部における異物の近傍に形成されていてもよい。また、第2ガラス基板GB2と偏光板POL2との間に異物が混入した場合も輝点欠陥が生じ得る。この場合は減光部1が、第2ガラス基板GB2の内部における異物の近傍に形成されていてもよい。このように、異物は、表示パネルDPの不特定の位置に混入し得る。そのため、例えば、図15に示すように、1枚の表示パネルDPにおいて、輝点欠陥を生じさせる異物1001,1000が、第1ガラス基板GB1及び偏光板POL1の間(第1位置)と、第2ガラス基板GB2及び偏光板POL2の間(第2位置)とに混入した場合、第1減光部1が、第1位置の異物1000に対応して、第1ガラス基板GB1の内部における異物1000の近傍に形成され、第2減光部1aが、第2位置の異物1001に対応して、第2ガラス基板GB2の内部における異物1001の近傍に形成されていてもよい。なお、この場合に、輝点欠陥修正工程の作業効率を考慮して、第1減光部1及び第2減光部1aの両方が、第2ガラス基板GB2の表示面側に形成されていてもよい。また、第1減光部1と、第2減光部1aとは、互いに透過率が異なるように形成されていてもよい。具体的には、図15に示す位置に、第2減光部1aを配する。この場合、画素P内において、図15中、第2ガラス基板GB2と偏光板POL2との界面の右よりに異物1000が存在し、第1ガラス基板GB1と偏光板POL1との界面の左よりに異物1001が存在し、異物1000及び異物1001は、共に異物33と比べて小さい。これらの異物1000,1001による輝点欠陥を修正するため、図15に示すように、異物1000の液晶層LC側に第1減光部1、異物1001の液晶層LC側に第2減光部1aを設ける。これにより、輝点欠陥の修正をより効率的に行うことができる。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で前記各実施形態から当業者が適宜変更した形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、前記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明の前記態様にかかる表示装置とその製造方法及び製造装置は、輝点欠陥に起因した表示品位の低下を抑えることができて、特に表示装置を内蔵する液晶ディスプレイ又は有機ELフラットパネルディスプレイに有用であり、高輝度・高精細・画質均一性が要求されるディスプレイの表示装置とその製造方法及び製造装置等、及び表示装置を有する電気機器又は装置に幅広く利用することができる。
AF 配向膜
BM ブラックマトリクス
CF カラーフィルタ
CIT 共通電極
CONT コンタクトホール
DL データ線
DM ドレイン電極
DP 表示パネル
GB,GB1,GB2 ガラス基板
GSN 絶縁膜、
GL ゲート線
LC 液晶層
LCD 液晶表示装置
OC オーバコート層
PAS 絶縁膜、
PIT 画素電極
POL1,POL2 偏光板
SEM 半導体層
SM ソース電極
SUB1 TFT基板
SUB2 CF基板
UPAS 絶縁膜、
1,1a 減光部
2 着色層
3 ボイド層
4 超短パルスレーザ光
5 屈折率変化層
6 輝点欠陥修正装置
7 超短パルスレーザ発振機構
8 高集光レンズ
32 開口部
33,1000,1001 異物
34 バックライト光
90 検査装置
91 演算部
92 移動装置
93 制御装置
95 表示装置の製造装置
100 紫外線又はガンマ線
133 輝点欠陥部
134 バックライト
F 焦点

Claims (14)

  1. 第1ガラス基板と、
    前記第1ガラス基板と対向して表示面側に位置する第2ガラス基板と、を備える表示装置であって、
    前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板の少なくとも一方の内部において、前記表示面側から見て輝点欠陥部を覆う減光部を有し、
    前記減光部は、
    前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板と色の異なる着色層と、
    複数のボイドを含むボイド層と、を含み、
    前記複数のボイドのそれぞれは、直径が1nm以上50μm以下である、表示装置。
  2. 前記減光部は、前記第2ガラス基板内に形成され、前記着色層を前記表示面側に含む、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記減光部は、前記着色層と前記ボイド層との間に、前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板よりも大きい屈折率を示す屈折率変化層をさらに含む、請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記着色層は、第1着色層であり、
    前記減光部は、前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板と色の異なる第2着色層を更に含み、
    前記ボイド層は、前記第1着色層と前記第2着色層との間に位置する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の表示装置。
  5. 前記第2着色層の着色濃度は、前記第1着色層の着色濃度よりも低い、請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記屈折率変化層は、第1屈折率変化層であり、
    前記着色層は、第1着色層であり、
    前記減光部は、前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板と色の異なる第2着色層を更に含み、
    前記減光部は、前記ボイド層と前記第2着色層の間に位置し、前記第1ガラス基板又は前記第2ガラス基板よりも大きい屈折率を示す第2屈折率変化層を更に含む、請求項3に記載の表示装置。
  7. 前記第2屈折率変化層の屈折率は、前記第1屈折率変化層の屈折率よりも小さい、請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記第1ガラス基板と前記第2ガラス基板との間に位置して前記輝点欠陥部を含む液晶層を更に有し、
    前記減光部は、前記第2ガラス基板内に形成されている、請求項1〜7のいずれか1つに記載の表示装置。
  9. 第1ガラス基板と、前記第1ガラス基板と対向して表示面側に位置する第2ガラス基板と、を備える表示装置の製造方法であって、
    前記表示装置の点灯検査を行って画素の輝点欠陥部を検出する検出工程と、
    前記輝点欠陥部を覆うように前記第1又は第2ガラス基板にレーザ光を照射して、前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板の少なくとも一方の内部において、前記表示面側から見て前記輝点欠陥部を覆いかつ着色層及びボイド層を有する減光部を形成する照射工程と、を有し、
    前記ボイド層は複数のボイドを含み、各ボイドは直径が1nm以上50μm以下であり、
    前記照射工程で照射される前記レーザ光は、波長が100nm以上かつ10000nm以下、パルス幅が1フェムト秒以上100ピコ秒以下、パルスエネルギが1μJ以上20μJ以下であり、かつ、NAが0.3以上0.6以下のレンズで集光される、表示装置の製造方法。
  10. 前記照射工程では、前記レーザ光として、波長が200nm以上かつ9000nm以下、パルス幅が2フェムト秒以上90ピコ秒以下、パルスエネルギが2μJ以上18μJ以下であるレーザ光を、NAが0.35以上0.55以下のレンズで集光して、前記減光部を形成し、
    前記着色層は、第1着色層であり、
    前記減光部は、前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板と色の異なる第2着色層を更に含み、
    前記ボイド層は、前記第1着色層と前記第2着色層との間に位置するものである、請求項9に記載の表示装置の製造方法。
  11. 前記照射工程では、前記レーザ光として、波長が300nm以上かつ8000nm以下、パルス幅が3フェムト秒以上80ピコ秒以下、パルスエネルギが3μJ以上17μJ以下であるレーザ光を、NAが0.4以上0.5以下のレンズで集光して、前記減光部を形成し、
    前記減光部は、前記着色層と前記ボイド層との間に、前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板よりも大きい屈折率を示す第1屈折率変化層をさらに含む
    前記着色層は、第1着色層であり、
    前記減光部は、前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板と色の異なる第2着色層を更に含み、
    前記減光部は、前記ボイド層と前記第2着色層の間に位置し、前記第1ガラス基板又は前記第2ガラス基板よりも大きい屈折率を示す第2屈折率変化層を更に含む、請求項10に記載の表示装置の製造方法。
  12. 第1ガラス基板と、前記第1ガラス基板と対向して表示面側に位置する第2ガラス基板と、を備える表示装置の製造装置であって、
    前記表示装置の点灯検査を行って画素の輝点欠陥部を検出する検査装置と、
    前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板の少なくとも一方の内部に焦点の位置を調整して、光学系を介して超短パルスレーザ光を出射させる超短パルスレーザ発振機構を有する輝点欠陥修正装置とを備えて、
    前記超短パルスレーザ発振機構で出射される前記超短パルスレーザ光は、波長が100nm以上かつ10000nm以下、パルス幅が1フェムト秒以上100ピコ秒以下、パルスエネルギが1μJ以上20μJ以下であり、かつ、NAが0.3以上0.6以下のレンズで集光され、
    前記超短パルスレーザ発振機構は、前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板の少なくとも一方の内部の前記焦点の位置に、前記光学系を介して前記超短パルスレーザ光を出射させて、前記検査装置で検出された前記輝点欠陥部を覆うように、前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板の少なくとも一方の内部に、前記表示面側から見て前記輝点欠陥部を覆う着色層及びボイド層を有する減光部を形成し、
    前記ボイド層は複数のボイドを含み、各ボイドは直径が1nm以上50μm以下である、表示装置の製造装置。
  13. 出射される前記超短パルスレーザ光は、波長が200nm以上かつ9000nm以下、パルス幅が2フェムト秒以上90ピコ秒以下、パルスエネルギが2μJ以上18μJ以下であり、かつ、NAが0.35以上0.55以下のレンズで集光されて、前記減光部を形成し、
    前記着色層は、第1着色層であり、
    前記減光部は、前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板と色の異なる第2着色層を更に含み、
    前記ボイド層は、前記第1着色層と前記第2着色層との間に位置するものである、請求項12に記載の表示装置の製造装置。
  14. 出射される前記超短パルスレーザ光は、波長が300nm以上かつ8000nm以下、パルス幅が3フェムト秒以上80ピコ秒以下、パルスエネルギが3μJ以上17μJ以下であり、かつ、NAが0.4以上0.5以下のレンズで集光され、
    前記減光部は、前記着色層と前記ボイド層との間に、前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板よりも大きい屈折率を示す第1屈折率変化層をさらに含む
    前記着色層は、第1着色層であり、
    前記減光部は、前記第1ガラス基板及び前記第2ガラス基板と色の異なる第2着色層を更に含み、
    前記減光部は、前記ボイド層と前記第2着色層の間に位置し、前記第1ガラス基板又は前記第2ガラス基板よりも大きい屈折率を示す第2屈折率変化層を更に含む、請求項13に記載の表示装置の製造装置。
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