JP6389072B2 - 空調ダクト - Google Patents
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Description
これによって、断熱層の発泡成型の際、内側被覆膜体を芯型に容易に設置できる。また、断熱層の原料樹脂が芯型に付着するのを防止できる。したがって、成型後、容易に脱型できる。離型剤を塗布する等の処置も不要である。さらに、断熱層が自己接着性を有しているから、内側被覆膜体と断熱層との間、及び外側被覆膜体と断熱層との間に接着剤を塗布する必要がない。よって、空調ダクトの製造を容易化できる。さらに、空調ダクトの内周面に原料樹脂が付くことがなく、見映えが悪化するのを防止できる。前記仮止め手段としては、粘着テープ、接着剤、縫製、ヒートシール等が挙げられる。前記粘着テープは、前記断熱層と前記内側被覆膜体との間における前記重ね合わせ部上に埋設され、前記内側被覆膜体の両縁どうし間に跨るとともに前記内側被覆膜体の全長にわたって貼り付けられていることが好ましい。
これによって、建物の空調ダクト配管部に設けた吊具に前記鳩目を係止することで空調ダクトを容易に懸架して支持でき、空調ダクトの配管作業を容易化できる。
図1〜図5は、本発明の第1実施形態を示したものである。空調ダクト1は、例えば家屋やオフィスビル等の建物の空調設備の配管として用いられる。図示は省略するが、複数の空調ダクト1が軸方向に継ぎ足されることによって、前記空調設備の空調機や換気装置から各室内等の被空調エリアへ延びている。1本の空調ダクト1の長さは、製造装置や空調設備の規模等にもよるが、例えば5cm〜400cm程度である。空調ダクト1の内部に気体流路1aが形成されている。この気体流路1aを温調(冷暖房や湿度調節)された空気や、換気対象の空気が通される。
なお、前記発砲樹脂の気泡は、必ずしも独立気泡である必要はなく、連続気泡であってもよく、独立気泡同士を隔てる壁が破れて独立気泡同士が連続している気泡であってもよい。
粘着テープ40の厚さは、例えば50μm〜150μm程度である。なお、図2〜図4において、特に図4において、粘着テープ40の厚さは、断熱層10の厚さに対して誇張されている。
図5は、空調ダクト1の製造装置6を示したものである。同図(a)に示すように、製造装置6は、型枠60を備えている。型枠60は、下型61と、上型62と、芯型63とを有している。上型62は、一対の上型部62a,62aを含み、両開き式になっている。これら上型部62aが、下型61の上端部の左右の縁にヒンジ65を介して回転可能に連結されている。下型61及び上型62の内側に円柱形状の芯型63が配置されている。
或いは、断熱層10の厚さを、グラスウールの厚さと同等にすることで、空調ダクト1の断熱性を向上させることができる。たとえば、断熱層10の厚さを25mmにすれば、50mm厚さのグラスウールと同等の断熱性を得ることができる。要するに、空調ダクト1によれば、断熱層10と同等の厚さのグラスウールを断熱層とする空調ダクトと比べて、約2倍の断熱性能が得られる。
また、断熱層10の材質としてフェノールウレタン系発泡樹脂を用いることによって、空調ダクト1の保形性を確保できる。さらには、空調ダクト1の厚み精度を出しやすい。
図6は、本発明の第2実施形態を示したものである。図6(e)に示すように、第2実施形態の空調ダクト1は、一対の耳部34,34を有している。これら耳部34,34は、空調ダクト1の周方向に180度離れて配置されている。また、図6(b)に示すように、第2実施形態では、外側被覆膜体30が2枚の膜体30A,30Bに分割されている。
図7に示すように、第3実施形態では、耳部34が、それと一体をなす外側被覆膜体30の周面から空調ダクト1の径方向に沿って上方へ突出されている。図8に示すように、耳部34を構成する両縁30e,30fの内面どうしの間に接着剤35が塗布されている。この接着剤35によって、両縁30e,30fどうしが貼り合わされている。なお、図8において、両縁30e,30fを含む外側被覆膜体30の厚さは、耳部34の高さないしは幅(図8において上下方向の寸法)に対して誇張されている。
例えば、断熱層10の材質は、フェノールウレタン系発泡樹脂に限られず、ポリウレタン系発泡樹脂でもよく、ポリオレフィン系発泡樹脂であってもよい。
断熱層10の材質を難燃性ウレタンにて構成してもよい。そうすることによって、内側被覆膜体20及び外側被覆膜体30を更に薄肉化できる。
内側被覆膜体20においてメッシュ材22を省略し、内側被覆膜体20を膜本体21だけで構成し、膜本体21の外周面の全域に断熱層10が直接的に一体接合するようにしてもよい。同様に、外側被覆膜体30においてメッシュ材32を省略し、外側被覆膜体30を膜本体31だけで構成し、膜本体31の内周面の全域に断熱層10が直接的に一体接合するようにしてもよい。
複数の実施形態を互いに組み合わせてもよい。例えば、第2実施形態によって作製した空調ダクト1に第3実施形態を適用してもよい。この場合、一対の耳部34,34のうち片側の耳部34についてだけ空調ダクト1から径方向に延出させて鳩目36を設ける。反対側の耳部34については、好ましくは、第1実施形態と同様に折り倒し、粘着テープ50によって外側被覆膜体30の外周面に貼り付ける。
10 断熱層
20 内側被覆膜体
20e,20f 両縁
24 重ね合わせ部
30 外側被覆膜体
30e,30f 一対の縁
34 耳部
36 鳩目
40 粘着テープ(仮止め手段)
Claims (5)
- 発泡樹脂からなる筒状の断熱層と、前記断熱層の内周を覆う不燃性の内側被覆膜体と、前記断熱層の外周を覆う不燃性の外側被覆膜体と、を備え、前記断熱層が、自己接着性によって前記内側被覆膜体及び前記外側被覆膜体と接合されており、
前記内側被覆膜体が、前記断熱層の周方向に沿うように環状に巻かれるとともに両縁が重ね合わされたシート状であり、かつ前記重ね合わされた両縁どうしが仮止め手段にて止められており、
さらに前記内側被覆膜体が、膜本体と、前記膜本体の外周面に積層されて前記断熱層に面するメッシュ材とを含み、前記断熱層が、自己接着性によって前記メッシュ材と直接的に接合されるとともに、前記メッシュ材の網目に入り込んで前記膜本体の外周面とも直接的に接合されていることを特徴とする空調ダクト。 - 前記外側被覆膜体が、外側膜本体と、前記外側膜本体の内周面に積層されて前記断熱層に面する外側メッシュ材とを含み、前記断熱層が、自己接着性によって前記外側メッシュ材と直接的に接合されるとともに、前記外側メッシュ材の網目に入り込んで前記外側膜本体の内周面とも直接的に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の空調ダクト。
- 前記外側被覆膜体が、前記断熱層の周方向に沿うように環状に巻かれたシート状であり、この外側被覆膜体の一対の縁の内面どうしが貼り合さることによって前記外側被覆膜体と一体をなす耳部が形成され、前記耳部に鳩目が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の空調ダクト。
- 前記断熱層が、フェノールウレタン系発泡樹脂にて構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の空調ダクト。
- 前記フェノールウレタン系発泡樹脂の発泡倍率が、5倍〜60倍であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の空調ダクト。
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