JP6387995B2 - 車両検査方法 - Google Patents
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Description
上述の各スピーカ63〜66は、車種に対応して低音用スピーカ(ウーファ)、中音用スピーカ(スコーカ)、中高音用スピーカ(ツイドラー)、高音用スピーカ(ツイータ)、フルレンジタイプのスピーカから選定される。
ステップS71で、まずオーディオヘッドユニット61をスピーカ検査モードに設定した後に、次のステップS72で、オーディオヘッドユニット61からラインL31を介してオーディオアンプ62に対し、各スピーカ63〜66に検査音を発生するよう音源発生指令を行なう。
上述のスピーカは、車種に対応して低音用スピーカ(ウーファ)、中音用スピーカ(スコーカ)、高音用スピーカ(ツイータ)、フルレンジタイプのスピーカから任意のスピーカを選定するとよい。
また、上述の車両用集音マイクは、車両ルーフ部のルームランプ近傍に位置するハンズフリーマイクに設定してもよい。
ここに、上述のスピーカの良否状態とは、スピーカに対する結線状態の正常、不良(断線、接触不良)、スピーカに対するコネクタ差込みの有無、スピーカそれ自体の良、否(故障)を意味する。
また、音圧(音の強さ)を用いて、音源発生、集音、比較、判定を実行するので、スピーカ検査精度を確保することができると共に、特に、騒音環境下でも確実にスピーカ検査を行なうことができて、車両組立て工場のように周辺が静かでない工場内においてスピーカ検査を行なう際にも有効である。
上述の車両の略中央は、車両の略中央上部であってもよく、車両の略中央下部であってもよい。
図面は車両検査方法を示すが、まず、図1を参照して当該車両検査方法に用いるオーディオシステムの構成について説明する。
上述の集音マイク16は、車幅方向略中央で、かつ車両前後方向略中央に設けられることが好ましいが、少なくとも車幅方向の略中央に設けられていればよい。
また、上述のオーディオヘッドユニット10は、プログラムを格納するROM17と、中央処理装置としてのCPU18と、予め設定した各スピーカ12〜15の音圧(設定音圧)データ、予め設定した各スピーカ12〜15の周波数(設定周波数)データ、並びに、集音マイク16の集音方向を電気的に順次変更させる集音方向変更順序データ、などの必要なデータを読出し可能に記憶するRAM19と、スピーカ検査後にスピーカ12〜15が正常である場合には、その旨を可視的にOK表示し、スピーカ12〜15が不良または異常である場合には、その旨を可視的にNG表示する表示部20と、を備えている。
さらに、集音マイク16とオーディオヘッドユニット10とはラインL6で相互に接続されている。
この実施例では、当該車両検査方法は、図1で示したオーディオシステムを備えた車両の組立てラインの完成検査時において、各スピーカ12〜15の結線状態や各スピーカ12〜15それ自体の故障の有無を検査するものである。
図3に示すフローチャートのモード設定ステップS1で、オーディオヘッドユニット10をスピーカ検査モードに設定する。
なお、集音エリアa,bの形成順序つまり集音順序は、この逆、つまり集音エリアb,aの順に形成してもよい。また、上記集音マイク16は集音する方向を電気的に変化させることができる。
上述の各スピーカ12〜15毎の設定音圧および設定周波数は、RAM19の所定エリアに読出し可能に記憶されている。
上述の正常表示ステップS7で、オーディオヘッドユニット10は表示部20を駆動して、当該表示部20にオーディオシステムが正常である旨の可視表示を実行する。
また、音圧(音の強さ)を用いて、音源発生、集音、比較、判定を実行するので、スピーカ検査精度を確保することができると共に、特に、騒音環境下でも確実にスピーカ検査を行なうことができて、車両組立て工場のように周辺が静かでない工場内においてスピーカ検査を行なう際にも有効である。
また、上記実施例で示したように、集音マイクとしてハンズフリーマイクを採用すると、既存のマイク(ハンズフリーマイク)を集音マイク16として有効利用することができるので、集音マイクを別途設ける必要がなくなる。
図4に示すように、この実施例2では、オーディオアンプ11に対して、ラインL7,L8を介して左側のフロントスピーカ12と左側のリヤスピーカ13とを並列接続すると共に、オーディオアンプ11に対して、ラインL9,L10を介して右側のフロントスピーカ14と右側のリヤスピーカ15とを並列接続している。
この発明の車両用オーディオヘッドユニットは、実施例のオーディオヘッドユニット10に対応し、
以下同様に、
車両用集音マイクは、集音マイク16に対応し、
並列接続された複数のスピーカは、実施例1のリヤスピーカ13と15(図1参照)、実施例2のフロントスピーカ12とリヤスピーカ13(図4参照)、並びに、実施例2のフロントスピーカ14とリヤスピーカ15(図4参照)に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
また、上記実施例で開示した周波数50〜80Hz、100〜200Hz、1000〜2000Hzは一例であって、これに限定されるものではない。
12,14…フロントスピーカ(スピーカ)
13,15…リヤスピーカ(スピーカ)
16…集音マイク(車両用集音マイク)
S3…検査音発生ステップ
S4…検査音集音ステップ
S5…比較ステップ
S6…判定ステップ
Claims (3)
- 車両用オーディオヘッドユニットに対して並列接続された複数のスピーカと、
集音指向性を変更可能な車両用集音マイクと、を備えた車両検査方法であって、
上記車両用オーディオヘッドユニットにより各スピーカから検査音を発生させる検査音発生ステップと、
該検査音発生ステップの際、上記車両用集音マイクの集音方向が各スピーカにそれぞれ向くよう当該マイクの集音エリアを各スピーカ毎に順次電気的に変更して集音する検査音集音ステップと、
該検査音集音ステップにより集音された検査音の音圧と、予め設定された各スピーカの音圧とを比較する比較ステップと、
該比較ステップの結果に基づいて各スピーカの良否状態を判定する判定ステップとを備えたことを特徴とする
車両検査方法。 - 上記比較ステップは、上記車両用集音マイクで集音された検査音の音圧および周波数と、予め設定された各スピーカの音圧および周波数とを比較する
請求項1に記載の車両検査方法。 - 上記並列接続された複数のスピーカは、車両左右方向もしくは車両前後方向に配置され、
上記車両用集音マイクは、車両の略中央に設置されており、
上記検査音集音ステップは、検査音発生中に上記車両用集音マイクの集音方向を、車両左右方向もしくは車両前後方向に順次変更して集音する
請求項1に記載の車両検査方法。
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