JP2005184461A - マイク制御装置およびマイク制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用者に対して毎回同じ位置または向きにマイクを設定でき良好な音声認識率や集音音声の品質を一定に維持できるマイク装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 使用者による操作指示に基づいて、マイク2の取付状態を、マイクの取付状態を検出する位置センサ23(23a、23b、23c)と位置調整モータ21(21a、21b、21c)により変更させると共に、使用者ごとに取付状態を記憶装置33に記憶させ、その後使用者が選択された場合に、記憶した取付状態となるようにマイクを駆動させるようにする。
また、マイクの取付状態を、予め定められた移動パターンに従って変更させると共に、マイクの集音が最大となる取付状態で使用者ごとに記憶装置に記憶させ、その後、使用者が選択された場合に、記憶した取付状態となるようにマイクを駆動させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば車両の車室内に設けたマイク制御装置およびマイク制御方法に関する。
従来、車両のインストルメントパネルなどにマイクを設けて、話者が発声した音声をマイクで集音し、集音された音声を予め記憶している辞書と比較することで、音声認識を行う技術が知られている(特許文献1)。
特開平2003−140687号公報
車両用マイクについては、使用者に合わせた取り付け位置や指向性のチューニングを行うことが好ましいが、使用者毎の専用として細かくそれらを調整して車両を出荷することは煩雑であったため、平均的に使用に耐える位置を選択して配置取り付けすることにしている。
しかしながら使用者毎に音量が異なり、またマイクの取り付け位置や取り付け方向に対して使用者の口元の位置が異なるので、マイクが適切に話者の音声を拾えず、音声認識率が低下したり、集音した音声の品質が低下したりする問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するために、各使用者に対して毎回同じ位置または向きにマイクを設定でき、良好な音声認識率や集音した音声の品質を維持できるマイク制御装置およびマイク制御方法を提供することを目的とする。
このため、本発明は取り付け状態を変更可能なマイクを、使用者による操作指示に基づいて、マイクの取付状態を変更させると共に、使用者ごとに、前記取付状態を記憶させ、その後使用者が選択された場合に、記憶した取付状態となるようにマイクを駆動させるようにした。
また、取付状態を変更可能なマイクの取付状態を、予め定められた移動パターンに従って変更させると共に、マイクの集音が最大となる取付状態で使用者ごとに記憶させ、その後、使用者が選択された場合に、記憶した取付状態となるようにマイクを駆動させるようにした。
本発明により、使用者毎にマイクの取付状態を、適切な位置に調整したものに再現でき、良好な音声認識率または集音音声の品質を維持できる。
以下本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明を適用した音声認識装置のブロック構成図である。
音声認識装置は、音声認識コントロール・ユニット(以下、音声認識C/Uと称する)1とそれに接続した、マイク2、ディスプレイ3、スピーカ4と、操作部である選択決定スイッチ5、音声認識開始スイッチ6a、音声認識終了スイッチ6b、使用者選択スイッチ7、マイク位置調整スイッチ8、登録スイッチ9、音量インジケータ10、自動調整スイッチ11からなる。
音声認識C/U1には、さらにマイク2の位置を変更可能に駆動する位置調整モータ21(21a、21b、21c)とそれらに付加されマイク2の位置を検出する位置センサ23(23a、23b、23c)が接続している。
以下に各構成の詳細な説明をする。
音声認識C/U1は、中央演算処理装置(以下、CPUと称する)31とそれに接続するリードオンリ・メモリ(以下、ROMと称する)32a、ランダムアクセス・メモリ(以下、RAMと称する)32b、記憶装置33、マイク2からのアナログ信号をデジタル信号に変換しCPU31に入力するA/D変換器(A/D)34a、CPU31からのデジタルの音声出力信号をアナログ信号に変換し、スピーカ4に出力するD/A変換器(D/A)34bから構成される。
ROM32aは、CPU31で動作するプログラムおよびそのプログラムが必要なプリセットデータを記憶格納している。RAM32bは、CPU31で処理中のデータを一時保存する。
記憶装置33は、例えばハードディスク装置であり、音声パターンに対応する発音文字に変換するための辞書、文章の前後の関係から言葉を類推する辞書、漢字辞書などを備えている。また、記憶装置33は使用者選択スイッチ7の後述の数字キーボタンに対応したアドレスにマイク2の設定位置を書き込み/読出し可能に記憶する。
選択決定スイッチ5は、カーソル移動スイッチと、決定/取り消しスイッチから構成されており、ディスプレイ3に表示された音声から文字に変換された文章の、操作者による候補語句の選択、決定を可能としている。
マイク位置調整スイッチ8は、押下している間マイク2の左右方向の移動をCPU31に指示する左右方向スイッチ42L、42R、押下している間マイク2の前後方向の移動を指示する前後方向スイッチ42F、42B、指先でつまんで左または右に回転している間マイク2の上下方向の移動を指示するノブスイッチ41を有する複合スイッチである。
使用者選択スイッチ7は、数字が描かれた発光部を有する数字キーボタンを複数備えたスイッチである。
ディスプレイ3、スピーカ4、選択決定スイッチ5、音声認識開始スイッチ6a、音声認識終了スイッチ6b、使用者選択スイッチ7、マイク位置調整スイッチ8、登録スイッチ9、自動調整スイッチ11、音量インジケータ10は、インストルメントパネルにまとめて配置してある。
図2に位置調整モータ21と位置センサ23の配置を示す。
ガイドレール25Yが車室前席の前上方の天井に前後方向に延びるように設けられ、台座28Yをスライド可能に保持している。台座28Yは、正転、逆転可能な位置調整モータ21bに回転駆動される駆動ドラム22bとドラム26Y間に張られたループ状のワイヤ27Yにより前後方向に駆動される。
台座28Yには車体左右方向に伸びるガイドレール25Xが固定されている。ガイドレール25Xは、台座28Xをスライド可能に保持している。台座28Xも、正転、逆転可能な位置調整モータ21aに回転駆動される駆動ドラム22aとドラム26X間に張られたループ状のワイヤ27Xにより左右方向に駆動される。
台座28Xには位置調整モータ21cが設けられ、位置調整モータ21cにより回転駆動される駆動ナット22cのネジ穴をネジ軸29bが上下に貫通している。筒24は位置調整モータ21cのケースに固定されている。筒24の内面には図示省略の対向する一対のガイド溝が軸方向に設けられており、このガイド溝にマイク2の側面に設けられた一対のガイド突起29aがスライド可能に嵌合する。ガイド溝とガイド突起29aはマイク2が回転しないように保持する。
位置調整モータ21cにより駆動ナット22cが駆動され回転すると、マイク2はネジ軸29bとともに上下方向に移動する。
位置調整モータ21a、21b、21cにはそれぞれ位置センサ23a、23b、23cが設けられ、回転角度を検出する。
図3は上記ガイドレール25X、25Yの車室内前方天井部に設置した状況を示す図である。
マップライト43、フロントウインド44、バックミラー45、サンバイザ46との位置関係を示す。
図4は、マイク2の筒24の中での上下位置による作用を示す図である。筒24の開口端側が下方である。マイク2が(a)のように筒24の中に格納されている状態では指向性が強い状態であり、(b)のように筒24から露出している場合は指向性が弱い状態である。
周囲の雑音が比較的大きい場合は、ノブスイッチ41で(a)の状態に調整すると、話者の音声認識率を良好にすることができる。
以下にCPU31の機能を説明する。
音声認識開始スイッチ6aをオンすると、マイク2から入力された音声の音声認識処理を開始する。音声認識終了スイッチ6bをオンすることで音声認識処理を終了する。
マイク2で集音された音声は、A/D変換器34aでデジタル信号に変換され、CPU31に入力される。CPU31は音声を句毎に音声パターン化して、記憶装置33に記憶された辞書により音声パターンに最も確度が高く、前後の関係から適切な文字列を選んでディスプレイ3に表示する。
CPU31は、操作者が使用者選択スイッチ7の数字キーボタンの一つを押すとその発光部を点灯させ、その数字キーボタンが選択状態であることを表示し、点灯状態の数字キーボタンを再度押すと消灯して、無選択の状態になる。
1つの数字キーボタンが点灯している状態で、点灯していない数字キーボタンを押すと、先に点灯していた数字キーボタンは消灯し、新たに押された数字キーボタンが選択状態の点灯状態になる。
操作者がマイク位置調整スイッチ8を操作して、マイク位置を自分に都合の良いように調整した後、登録スイッチ9を押すと、操作者が選んだ使用者選択スイッチ7の数字キーボタンに該当する記憶装置33のメモリアドレスに、位置センサ23からの位置信号を読み出し可能に記憶する。
選択された数字キーボタンに対応するアドレスにマイク位置が記憶されると、当該の数字キーボタンの発光部はしばらく点滅し、マイク位置の登録を当該の数字キーボタンに対して行ったことを操作者に知らせ、その後通常の選択状態を示す点灯状態になる。
CPU31はマイク2が集音した音量レベルを音量インジケータ10に、バー長さで動的に表示する。なお、適正目標音量のレベル位置も、音量インジケータ10に表示する。
CPU31は位置調整スイッチ8が操作されたとき、マイク2の前後方向、左右方向、上下方向の位置を制御する。
また、操作者が使用者選択スイッチ7の数字キーボタンを選択すると、記憶装置33の対応するアドレスから登録されたマイク位置を読出し、位置調整モータ21を駆動する信号を出力し、登録されたマイク位置にマイク2を移動させる。
さらに、自動調整スイッチ11がオンされると、所定の移動パターンで位置シーケンスに従ってマイク位置を移動し、マイク2から集音された音量レベルが目標レベル以上になるマイク位置を探索して、そのマイク位置を使用者選択スイッチ7の選択された数字キーボタンに対応するアドレスに記憶する。
次に、図5に基づいて、マイク位置調整スイッチを操作してマイク位置を移動させ、その位置を登録する制御の流れを説明する。
図示しないイグニッションスイッチがオンされると本音声認識装置は起動する。操作者は、座席を自分に適した状態に設定し、マイク2に適切に自分の音声が拾われるようにマイク位置調整スイッチ8の各スイッチを操作をしながら、一定の音量で音声を出し続ける。
以下の処理の流れはCPU31のプログラムとして処理される。
ステップ101では、マイク位置調整スイッチ8が操作されたかどうかをチェックする。操作されない場合はステップ101を繰り返す。操作された場合はステップ102に進む。
ステップ102では、左右方向スイッチ42R、42R、前後方向スイッチ42F、42B、ノブスイッチ41を有する複合スイッチのいずれかが操作されている間、当該のスイッチの指示するマイク位置の移動方向に対応した位置調整モータ21a、21b、21cのいずれかを、指示された方向に回転させる指令信号を出力する。
なお、位置センサ23a、23b、23cからの位置信号はCPU31に入力され、移動可能範囲の限界に達したことを検出した場合は、マイク位置調整スイッチ8のいずれかのスイッチが操作されていても、指令信号は出力しない。
ステップ103では、マイク位置調整スイッチ8の操作されたスイッチに対応した位置調整モータ21a、21b、21cが、操作された方向に指令信号に基づいてマイク2を駆動する。
ステップ104では、音量インジケータ10に、目標音量レベルとマイク2が現在拾っている音量レベルが表示される。目標音量レベルはROM32aにプリセットされているデータを読み出してセットする。
ステップ105では、登録スイッチ9が操作されたかどうかをチェックする。登録スイッチ9が操作された場合はスイッチ106に進む。そうで無い場合は、操作者は、音量インジケータ10を見ながら、目安の音量レベルになるように、マイク位置調整スイッチ8を操作し続けるのに従って、ステップ101に戻り、ステップ105までを繰り返す。
操作者が音量インジケータ10を見て、目標音量レベルを超えるマイク2の適切な位置を見つけ、それを今後いつでも再現するよう自分用のマイク位置を記憶させるために、使用者選択スイッチ7を操作する。ステップ106では、いずれかの数字キーボタンがオンかどうかをチェックする。オンさせた数字キーボタンは点灯する。
オンの場合は、ステップ107に進み、使用者選択スイッチ7の設定されている位置を読み出す。そうで無い場合はステップ106を繰り返す。
ステップ108では、現在の各位置センサ23の位置信号を読出し、使用者選択スイッチ7のオンしている数字キーボタンに対応する記憶装置33のアドレスに記憶する。
ステップ109では、使用者選択スイッチ7のオンしている数字キーボタンをしばらく点滅させて、操作者に登録完了を知らせ、その後この一連の処理を終了する。
つぎに、図6、図7に基づいて、自動調整スイッチを用いてマイク位置を自動的に移動させ、目標音量レベルに適切な位置を探して自動的に登録する制御の流れを説明する。以下の処理の流れはCPU31のプログラムとして処理される。
操作者は、座席を自分に適した状態に設定する。
ステップ201では、自動調整スイッチ11がオンかどうかをチェックする。オンの場合はステップ202に進み、オンで無い場合はステップ201を繰り返す。
ステップ202では使用者選択スイッチ7の数字キーボタンのいずれかがオンかどうかをチェックする。オンの場合はステップ203に進み、オンで無い場合はステップ202を繰り返す。
ステップ203では、音量インジケータ10に表示する目標音量レベルをセットする。これは、ROM32aにプリセットされているデータを読み出してセットする。
ステップ204では、ROM32aに記憶されている予め定められたマイク位置の移動パターンに設定された位置シーケンスの各目標位置にマイクを設定するように各位置調整モータ21に指令信号を出力する。
移動パターンとしては、例えば次のようなステップのものとする。
マイク2の初期状態位置は、左右方向位置については可動範囲の助手席側の端、前後方向位置については可動範囲の前部側の端、上下方向位置については、マイク2の本体が筒24にほぼ格納された位置とする。
移動順序としては例えば先ず、位置調整モータ21aを駆動してガイドレール25Xに沿って、助手席側から運転者席側へ、マイク位置を移動させる。次に、位置調整モータ21bを駆動して、後方向にマイク位置を移動させる。最後に位置調整モータ21cを駆動して下方向にマイク位置を移動させる。
この一連のマイク2の移動パターンの中で、ステップ204からステップ213に従って最大音量位置の探索を行う。
ステップ205ではCPU31の制御に従い、位置調整モータ21が駆動する。
操作者は、一定の音量レベルで音声を出しながら、自動的にマイク位置が設定されるのを待つ。
ステップ206では、音量インジケータ10にマイク2の拾った音量レベルを表示する。
ステップ207では、パターンの各目標位置における所定の時間の平均音量を算出する。ステップ208では、そのタイミングの各位置センサ23からの信号を読み込む。
ステップ209では、自動調整がスタートして移動パターンの最初の目標位置かどうかをチェックする。最初の場合はステップ211に進み、2つ目以降の目標位置の場合はステップ210へ進む。
ステップ210では、移動パターンの現在の目標位置の音量レベルと、移動パターンの以前の目標位置での記憶された音量レベルの比較をし、移動パターンの現在の目標位置での音量レベルの方が大きいかどうかチェックする。
現在の方が小さい場合はステップ213に進み、逆に現在の方が大きい場合はステップ211に進む。
ステップ211では、移動パターンの現在のマイク位置とその音量レベルをRAM32bに記憶する。
ステップ212では、目標音量レベルを超えたかどうかをチェックする。超えない場合はステップ213に進み、超えた場合はステップ215に進む。
ステップ213では、予め定められた移動パターンの位置シーケンスが終了したかどうかをチェックする。終了していない場合はステップ204に戻りマイク位置の移動を続ける。位置シーケンスが終了した場合はステップ214に進む。
ステップ214では、RAM32bに記憶されている最大音量位置を読み出し、その位置にマイク2を移動するよう位置調整モータ21に指令出力を出して、マイク2を設定する。ステップ214の後ステップ216に進む。
ステップ212の後ステップ215に進んだ場合は、各位置調整モータ21への指令出力を停止し、ステップ216に進む。
ステップ216では、RAM32bに記憶されているマイク位置を、使用者選択スイッチ7のオン状態の数字キーボタンに対応する記憶装置33のアドレスに記憶する。
最後にステップ217では、使用者選択スイッチ7の当該数字キーボタンをしばらく点滅させて、操作者に登録完了を知らせた後、オン状態を示す点灯状態に戻る。その後登録スイッチ9は自動的にオフとなり、この一連の処理を終了する。
次に、図8に基づいて、記憶されたマイク位置を選択して、操作者に適切な位置にマイク2を設定する制御の流れを説明する。以下の処理の流れはCPU31のプログラムとして処理される。
操作者は、座席を自分に適した状態に設定する。
ステップ301では、使用者選択スイッチ7の数字キーボタンがオンかどうかをチェックする。いずれかの数字キーボタンがオンされている場合はステップ302に進み、そうで無い場合はステップ301を繰り返す。
ステップ302では、使用者選択スイッチ7のオンしている数字ボタンに対応した記憶装置33のアドレスからマイク位置の目標位置を読み出す。
ステップ303では、各位置センサ23の示す、現在のマイク位置の位置信号を読み出す。そして、ステップ304では、現在位置と目標位置を比較する。
ステップ305では、比較した結果から移動方向が決定でき、各位置調整モータ21への指令信号を出力する。ステップ306では、指令信号に従って位置調整モータが駆動する。
ステップ307では、目標位置と現在位置が一致するかチェックする。一致しないときはステップ304に戻ってステップ304〜307のステップを一致するまで繰り返す。一致した場合はステップ308に進む。
ステップ308では、音声認識開始スイッチ6aがオンされたかどうかをチェックする。オンされていない場合はステップ308を繰り返し、オンされている場合はステップ309に進み、音声認識処理を開始する。
ステップ310では、音声認識終了スイッチ6bがオンされたかどうかをチェックする。オンされた場合は終了し、そうで無い場合は、音声認識処理を続ける。
本実施の形態の位置調整モータ21a、21b、21cは本発明の駆動手段を、位置センサ23a、23b、23cは取付状態検出手段を、使用者選択スイッチ7は使用者選択手段を、記憶装置33は記憶手段を構成する。またフローチャートのステップ101、102は本発明の取付状態変更出力手段を、ステップ105と107および108、またはステップ216は記憶指示手段を、ステップ201は自動調整開始手段を、ステップ302〜307は駆動指示手段を構成する。
以上のように本実施の形態によれば、一度操作者がマイク位置調整スイッチ8を用いた手動のマイク位置調整、または自動調整スイッチ11によるマイク位置調整により、適切なマイク位置を探して、登録しておくと、いつでも使用者選択スイッチ7の操作で自分に適切なマイク位置に設定でき、音声認識の確度が一定に維持できる。
1台の車両を複数の人が使用する場合に、それぞれの人に適切なマイク位置の設定が、簡単な選択操作でできるので便利である。
次に、図9に基づいて本実施の形態のマイク位置の自動調整の制御の流れの変形を説明する。
この変形例では、ステップ204における予め定められた移動パターンが異なる以外、図6のステップ201からステップ208までは同じであるので、説明を省略する。
本変形例における移動パターンは、例えば左右方向および前後方向の可動範囲のほぼ中心に基準位置を設定し、基準位置を囲む径の異なる複数の楕円の移動パターンまたは基準位置から外へ広がる螺旋の移動パターンである。
まず基準位置でマイク位置を上下させて、指向性の変化による音量レベルの変化率を記憶させ、次にマイク2を筒24に格納した状態で上記移動パターンで移動させる。
ステップ208の後ステップ401に進む。
ステップ401では、移動パターンの現在の目標位置と音量レベルをセットにしてRAM32bに記憶する。
ステップ402では、予め定められた移動パターンの位置シーケンスが終了したかどうかをチェックする。終了していない場合はステップ204に戻りマイク位置の移動を続け、ステップ204〜208、ステップ401〜402を繰り返す。位置シーケンスが終了した場合はステップ403に進む。
ステップ403では、RAM32bに記憶されている位置シーケンスの位置とその位置に対応した音量レベルを読み出し、音場を計算する。
ステップ404では、算出された音場から目標の音量となる目標マイク位置を推定する。
音場は、基準位置とそれを囲む複数の楕円の移動パターンまたは基準位置から外へ広がる螺旋の移動パターンに対して求まる。
従って、位置座標に対して音量レベルを例えばスプライン補間して基準位置からどの方向にどの程度遠ざかった位置に、音量レベルの極大点があるか推定できる。その位置での推定音量が目標音量レベルに達しない場合は、マイク2を筒24の開口端側に下降させた補正位置を算出する。その位置をRAM32bに記憶する。
ステップ405では、目標マイク位置と位置センサ23からの現在のマイク位置を比較する。
ステップ406では、各位置調整モータ21へ指令信号を出力する。
ステップ407では、位置調整モータ21が指令信号に従って駆動する。
ステップ408では、位置センサ23からの位置信号が目標位置と一致しているかどうかをチェックする。一致していない場合は、ステップ405に戻り、ステップ405からステップ408を繰り返す。一致する場合はステップ409に進む。
ステップ409では、RAM32bに記憶されているマイク位置を、使用者選択スイッチ7のオン状態の数字キーボタンに対応する記憶装置33のアドレスに記憶する。
最後にステップ410では、使用者選択スイッチ7の当該数字キーボタンをしばらく点滅させて、操作者に登録完了を知らせた後、オン状態を示す点灯状態に戻る。その後登録スイッチ9は自動的にオフとなり、この一連の処理を終了する。
本変形例のステップ409は本発明の記憶指示手段を構成する。
本変形例によれば、自動調整の場合の移動パターンが最大音量の逐次探索ではなく、基準の中心位置から楕円の移動パターンまたは螺旋の移動パターンにより音場を求めてから推定する方式なので、操作者に一定音量を発声してもらう時間が短くて済む。
なお、本実施の形態または変形例では、マイク2は車室内前方天井部に設置する例で、前後方向、左右方向、上下方向にマイク2を移動可能としたが、これに限定されるものではない。例えば図10に示すように運転者席前方のインストルメントパネル上に設置し、マイク位置を前後に位置調整モータ21bで、また筒24内で前後に位置調整モータ21cで、さらに上向きの角度を位置調整モータ21a’で変更可能としても良い。なお、この図では各位置調整モータに設けた位置センサ23を図示省略してある。
さらに、マイク位置を移動する構成としてモータによるワイヤ駆動、モータによる駆動ナットとネジ軸による駆動としたが、それに限定されるものではない。
なお、上述した実施の形態では、マイクを車室内に設けた例で説明したが、例えば企業におけるお客様サポートセンターや電話交換所のオペレータが使用するマイクや、講演会などで使用される演台に設置されるマイクなどに適用しても同様の効果が得られる。
本発明を適用した実施の形態の構成を示すブロック図である。 位置調整モータの配置を説明する図である。 マイクを車室内に取り付ける位置を説明する図である。 マイクの位置による指向性の変化を説明する図である。 手動でマイク位置を調整して登録する制御の流れを説明する図である。 自動でマイク位置を調整して登録する制御の流れを説明する図である。 自動でマイク位置を調整して登録する制御の流れを説明する図である。 使用者選択スイッチを操作して選択した位置にマイク位置を調整する制御の流れを説明する図である。 変形例における自動でマイク位置を調整して登録する制御の流れを説明する図である。 マイクをインストルメントパネル上に設置する場合を説明する図である。
符号の説明
1 音声認識コントロール・ユニット
2 マイク
3 ディスプレイ
4 スピーカ
5 選択決定スイッチ
6a 音声認識開始スイッチ
6b 音声認識終了スイッチ
7 使用者選択スイッチ
8 マイク位置調整スイッチ
9 登録スイッチ
10 音量インジケータ
11 自動調整スイッチ
21a、21a’、21b、21c 位置調整モータ
22a、22b、 駆動ドラム
22c 駆動ナット
23a、23b、23c 位置センサ
24 筒
25X、25Y ガイドレール
26X、26Y ドラム
27X、27Y ワイヤ
28X、28Y 台座
29a ガイド突起
29b ネジ軸
31 中央演算処理装置
32a リードオンリ・メモリ
32b ランダムアクセス・メモリ
33 記憶装置
34a A/D変換器
34b D/A変換器
41 ノブスイッチ
42L 左方向スイッチ
42R 右方向スイッチ
42F 前方向スイッチ
42B 後方向スイッチ
43 マップライト
44 フロントウインド
45 バックミラー
46 サンバイザ

Claims (8)

  1. 取り付け状態を変更可能なマイクと、
    使用者による操作指示に基づいて、前記マイクの取付状態を変更させる指示を出力する取付状態変更出力手段と、
    前記取付状態変更出力手段による変更指示出力に基づいて、前記マイクの取付状態を変更するように駆動する駆動手段と、
    前記マイクの取付状態を検出する取付状態検出手段と、
    使用者による操作指示に基づいて、使用者を選択する使用者選択手段と、
    使用者ごとに、前記取付状態検出手段で検出された取付状態を記憶する記憶手段と、
    使用者による操作指示に基づいて、操作されたときの前記取付状態を前記記憶手段に記憶させる記憶指示手段と、
    前記使用者選択手段により使用者が選択された場合に、この選択された使用者に対応して、前記記憶手段に記憶された取付状態となるように、前記駆動手段へ駆動指示を出力する駆動指示出力手段とを備えたことを特徴とするマイク制御装置。
  2. 取り付け状態を変更可能なマイクと、
    前記マイクの取付状態を変更するように駆動する駆動手段と、
    前記マイクの取付状態を検出する取付状態検出手段と、
    使用者による操作指示に基づいて、使用者を選択する使用者選択手段と、
    使用者ごとに、前記取付状態検出手段で検出された取付状態を記憶する記憶手段と、
    使用者による操作指示に基づいて、予め定められた移動パターンとなるように前記駆動手段を駆動させる自動調整開始手段と、
    前記自動調整開始手段による駆動時に、前記マイクの集音が最大となる取付状態を、前記記憶手段に記憶させる記憶指示手段と、
    前記使用者選択手段により使用者が選択された場合に、この選択された使用者に対応して、前記記憶手段に記憶された取付状態となるように、前記駆動手段へ駆動指示を出力する駆動指示出力手段とを備えたことを特徴とするマイク制御装置。
  3. 前記マイクの取付状態は、使用者に対する取付位置と取付角度の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1または2に記載のマイク制御装置。
  4. 前記駆動手段は、前記マイクの指向性を変更するように、前記取付状態を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載のマイク制御装置。
  5. 一端にマイクが収容され、他端に前記駆動手段が配置されている筒を有し、
    前記駆動手段は、前記マイクを前記筒の軸方向に移動させることで、前記指向性を変更する請求項4に記載のマイク制御装置。
  6. 前記マイクは、車室内に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1に記載のマイク制御装置。
  7. 取付状態を変更可能なマイクを、使用者による操作指示に基づいて、前記マイクの取付状態を駆動手段によって変更させると共に、使用者ごとに前記取付状態を記憶させ、
    その後、使用者が選択された場合に、前記記憶した取付状態となるように前記マイクを駆動させることを特徴とするマイクの制御方法。
  8. 取付状態を変更可能なマイクの取付状態を、予め定められた移動パターンに従って、駆動手段によって変更させると共に、前記マイクの集音が最大となる取付状態で使用者ごとに記憶させ、
    その後、使用者が選択された場合に、前記記憶した取付状態となるように前記マイクを駆動させることを特徴とするマイクの制御方法。
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