JP6387096B2 - 舗装材の敷き均し装置及び舗装材の敷き均し方法 - Google Patents

舗装材の敷き均し装置及び舗装材の敷き均し方法 Download PDF

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Description

本発明は、舗装材の敷き均し装置及び舗装材の敷き均し方法に関する。
自動車のテストコースでは、各種の性能試験を行うために、例えば、道路の横断方向及び縦断方向に凹凸を有する、特殊な形状の路面を形成することがある。このため、特開平11−269816号公報(特許文献1)に記載されるように、自走式のトラクタの車幅方向に延びるスクリードを複数に分割し、その分割箇所を上下方向にシフトさせることで、特殊な形状の路面を形成できるようにした、舗装材の敷き均し装置が提案されている。
特開平11−269816号公報
しかしながら、特許文献1で提案された技術では、特殊な形状の路面に合わせてスクリードを変形するときに、隣接するスクリードの端部同士が干渉し、スクリードの分割箇所をスムーズにシフトできないおそれがあった。
そこで、本発明は、特殊な形状の路面に合わせてスクリードをスムーズに変形可能な舗装材の敷き均し装置、及び、これを使用した舗装材の敷き均し方法を提供することを目的とする。
舗装材の敷き均し装置は、舗装材を受け取るホッパと、ホッパの舗装材を路盤上に搬送するフィーダと、フィーダにより搬送された舗装材を左右に敷き拡げるスプレッダと、スプレッダにより敷き拡げられた舗装材を敷き均すスクリードと、スクリードの左右外方に夫々配設されたアウトリガーと、を有する。そして、スクリードは、相対回転可能かつ直列に配置された複数のスクリードプレートと、左右の最外方に位置するスクリードプレートの端部、及び、スクリードプレートの連結部を夫々上下方向にシフトさせるアクチュエータと、を有し、スクリードプレートの両端面は、上下方向の中間の1点を頂点として、上方及び下方に向かうにつれて徐々に低くなる形状をなしている。また、アウトリガーは、上下方向に延びる円筒部材と、円筒部材の下部に中央部が搖動可能に固定された第1の搖動部材と、第1の搖動部材の両端部に中央部が搖動可能に夫々固定された第2の搖動部材と、第2の搖動部材の両端部に夫々固定された車輪と、を有している。
そして、舗装材の敷き均し装置が、アクチュエータによりスクリードの下面の形状を変形させながら、スプレッダにより敷き拡げられた舗装材を、スクリードにより敷き均して、特殊な形状の路面を形成する。
本発明によれば、特殊な形状の路面に合わせてスクリードをスムーズに変形させることができる。
アスファルトフィニッシャの一例を示す側面図である。 アスファルトフィニッシャの一例を示す平面図である。 スクリードの一例を示す正面図である。 スクリードの一例を示す側面図である。 スクリードプレートの一例を示す正面図である。 アウトリガーの一例を示す側面図である。 タンパの一例を示す正面図である。 スプリングジョイントの一例を示す要部断面図である。 スプリングジョイントの作動状態の一例を示す要部断面図である。 フロントタンパ及びリヤタンパの先端部の一例を示す正面図である。 アスファルトフィニッシャの制御系の一例を示す概要図である。 アスファルトフィニッシャにアスファルト合材を供給する工程の説明図である。 アスファルト合材をホッパから路盤上に搬送する工程の説明図である。 アスファルト合材を突き固めた後敷き均す工程の説明図である。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1及び図2は、アスファルトフィニッシャ(アスファルトペーバ)100の一例を示す。ここで、アスファルトフィニッシャ100が、舗装材の敷き均し装置の一例として挙げられる。
アスファルトフィニッシャ100は、道路などをアスファルト舗装するための建設機械である。アスファルトフィニッシャ100は、原動機及び走行装置などを搭載した自走式のトラクタ200と、アスファルト合材を受け取るホッパ300と、アスファルト合材を後方の路盤上に搬送するバーフィーダ400と、アスファルト合材を左右に敷き拡げるスクリュースプレッダ500と、アスファルト合材を敷き均すスクリード600と、を有する。
ここで、アスファルト合材が、舗装材の一例として挙げられる。また、バーフィーダ400及びスクリュースプレッダ500が、夫々、フィーダ及びスプレッダの一例として挙げられる。
トラクタ200は、例えば、ディーゼルエンジンなどの原動機で油圧ポンプを駆動し、油圧ポンプから供給される作動油で走行用モータを駆動して自走する。トラクタ200の走行装置としては、図1に示すようなゴムタイヤで走行するホイールタイプに限らず、例えば、履帯で走行するクローラタイプとすることができる。
ホッパ300は、上面及び前面が開口した略箱形形状をなし、例えば、前方から近づいたダンプトラックからアスファルト合材を受け取り可能なように、トラクタ200の前部に取り付けられる。また、ホッパ300の後面の下部には、ダンプトラックなどから受け取ったアスファルト合材を後方へと排出するゲート(図示せず)が形成されている。なお、ホッパ300の左右の内側面(内壁)は、アスファルト合材を集めるために、例えば、下方に向かうにつれて対向する2面の間隔が狭まる、傾斜面とすることもできる。
バーフィーダ400は、駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に架け回されたチェーンにコンベアバーを等間隔で取り付けた搬送装置であって、例えば、油圧モータで駆動スプロケットを回転駆動することでアスファルト合材を搬送する。バーフィーダ400は、ホッパ300のアスファルト合材をゲートからトラクタ200の後方へと搬送可能なように、トラクタ200に取り付けられる。ここで、トラクタ200には、前後方向に平行して延びる2条式のバーフィーダ400が取り付けられているが、1条式のバーフィーダ400とすることもできる。
スクリュースプレッダ500は、回転軸の外周面にスクリューが立設された搬送装置であって、トラクタ200の後部の中央に取り付けられたギヤボッスク510と、トラクタ200の後部の両端に取り付けられた軸受け520と、に回転可能に支持されている。そして、スクリュースプレッダ500は、ギヤボッスク510を介して油圧モータなどによって回転駆動され、バーフィーダ400によって路盤上に搬送されたアスファルト合材を左右に敷き拡げる。ここで、スクリュースプレッダ500は、同一方向の回転によってアスファルト合材を左右に敷き拡げることができるように、左右でスクリューの回転方向が逆になっている。
なお、アスファルト合材の敷き拡げ幅を変更可能とするために、例えば、スクリュースプレッダ500の両端部にエクステンションスクリューを着脱可能に取り付けることもできる。また、アスファルト合材の敷き拡げ厚さを変更可能とするために、例えば、油圧シリンダなどのアクチュエータによって、トラクタ200に対してスクリュースプレッダ500を上下動可能とすることもできる。
スクリード600は、スクリュースプレッダ500によって左右に敷き拡げられたアスファルト合材を所定の厚さに敷き均す装置であって、スクリュースプレッダ500の後方に配設される。即ち、トラクタ200の両側面には、油圧シリンダなどのアクチュエータ610によって、トラクタ200の左右方向に延びる軸回りに搖動可能な、左右一対のレベリングアーム620が取り付けられている。レベリングアーム620の後端部には、トラクタ200の車幅を越えて左右へと延びる、フレーム630が固定されている。
フレーム630には、図3及び図4に示すように、左右方向の所定間隔ごとに、例えば、サーボモータ,減速機及びスクリュージャッキを含む、アクチュエータ640が複数取り付けられている。各アクチュエータ640の下端部(出力軸)には、左右方向に延びるように直列に連結された複数のスクリードフレーム650の連結部、又は、左右の最外方に位置するスクリードフレーム650の端部が固定されている。ここで、隣接するスクリードフレーム650は、前後方向に延びる軸回りに相対回転可能に連結されている。また、隣接するスクリードフレーム650は、相対回転しても部材同士が干渉しないようにすべく、所定の間隔を隔てて配置されている。
各スクリードフレーム650の下端部には、アスファルト合材を敷き均すため、少なくとも下面が平坦形状をなすスクリードプレート660が夫々固定されている。隣接するスクリードプレート660は、アスファルト合材を極力均一に敷き均すために、スクリードフレーム650とは異なり、その端部同士が接触している。
従って、各アクチュエータ640の作動量を適宜変更することで、図3に示すように、複数のスクリードプレート660からなるスクリード600の下面を任意の形状に変形させることができる。このため、アスファルトフィニッシャ100の走行に連動してスクリード600の下面を順次変形させれば、例えば、道路の横断方向及び縦断方向に凹凸を有する、特殊な形状の路面を形成することができる。
なお、スクリード600は、相対回転可能かつ直列に配置された複数のスクリードプレート660と、左右の最外方に位置するスクリードプレート660の外端部、及び、スクリードプレート660の連結部を上下方向にシフトさせるアクチュエータ640と、を有していればよい。
ところで、スクリード600の下面を任意の形状に変形させるとき、隣接するスクリードプレート660の端部同士が接触しているため、これが相互に干渉してスムーズに変形できないおそれがある。このため、スクリードプレート660の左右方向の両端部(両端面)は、正面から見て、図5に示すように、上下方向の中間の1点を頂点として、上方及び下方に向かうにつれて徐々に低くなる形状(例えば、くの字形状)に形成されている。ここで、スクリードプレート660の端部の寸法は、例えば、隣接するスクリードプレート660を相対回転させる最大角度に応じて適宜決定することができる。また、左右の最外方に位置するスクリードプレート660の端部は、干渉の心配がないため、上記形状に形成されていなくてもよい。なお、スクリードプレート660の両端部は、正面から見て、中間が外方へと突出する円弧形状とすることもできる。
このようにすれば、スクリードプレート660の端部が平坦となっていないため、スクリード600の下面を任意の形状に変形させるとき、隣接するスクリードプレート660の端部同士が干渉することが回避される。このため、スクリード600の下面を任意の形状にスムーズに変形させることができる。
スクリード600のフレーム630の両端部には、図3及び図6に示すように、路盤に対してフレーム630を所定高さに保持する、左右一対のアウトリガー700が取り付けられている。アウトリガー700は、フレーム630の端部から外方へと延びる円筒形状の支柱710と、支柱710の先端部に固定される第1の円筒部材720と、第1の円筒部材720に対して軸方向に相対変位可能な第2の円筒部材730と、を有する。第1の円筒部材720及び第2の円筒部材730は、夫々、その軸線が上下方向に延びている。また、第1の円筒部材720の上部には、第1の円筒部材720に対して第2の円筒部材730を相対変位させる、例えば、油圧モータ,減速機及びスクリュージャッキを含む、アクチュエータ740が取り付けられている。ここで、第1の円筒部材720及び第2の円筒部材730が、円筒部材の一例として挙げられる。
第2の円筒部材730の下端部には、左右方向に延びる軸回りに搖動可能なように、例えば、下方が開口する略チャンネル形状をなす第1の搖動部材750の中央部が固定されている。第1の搖動部材750の長手方向の両端部であって、その搖動中心から等距離にある部分には、左右方向に延びる軸回りに搖動可能なように、例えば、下方が開口する略チャンネル形状をなす第2の搖動部材760の中央部が夫々固定されている。また、第2の搖動部材760の長手方向の両端部であって、その搖動中心から等距離にある部分には、左右方向に延びる軸回りに回転可能なように、路盤上を走行する車輪770が夫々固定されている。ここで、車輪770としては、ウレタン車輪、ゴム車輪、金属車輪など、公知の材質からなる車輪を適用することができる。さらに、フレーム630には、左右一対のアウトリガー700の間隔を変更可能とすべく、支柱710を左右方向に伸縮する、例えば、油圧シリンダからなるアクチュエータ780が取り付けられている。
従って、アウトリガー700の車輪770が走行する路盤が不陸であっても、第2の搖動部材760が搖動することで不陸の影響が1/2となり、第1の搖動部材750が搖動することで不陸の影響が更に1/2となる。このため、不陸の影響を1/4まで低減することが可能となり、路盤に対してフレーム630を所定高さに保持する精度を向上させることができる。
スクリュースプレッダ500とスクリード600との間には、図1に示すように、スクリュースプレッダ500によって敷き拡げられたアスファルト合材を上下動して突き固める、タンパ800が配設されている。タンパ800としては、図4に示すように、スクリードプレート660が固定されるスクリードフレーム650ごとに、前方に位置するフロントタンパ810と、後方に位置するリヤタンパ820と、が配設されている。
スクリードフレーム650には、図7に示すように、ボールベアリングなどの左右一対の軸受け830を介して、フロントタンパ810及びリヤタンパ820を上下動させる駆動軸840が回転可能に取り付けられている。駆動軸840には、フロントタンパ810及びリヤタンパ820を上下動させるための偏心部840A及び840Bが夫々形成されている。そして、駆動軸840の偏心部840A及び840Bに、ボールベアリングなどの軸受け850及び860を介して、フロントタンパ810及びリヤタンパ820の基端部が夫々取り付けられている。ここでは、駆動軸840の偏心部840A及び840Bは、フロントタンパ810とリヤタンパ820とを異なるタイミング、例えば、180°の位相差をもって上下動させる形状をなしている。なお、フロントタンパ810及びリヤタンパ820の先端部は、例えば、耐摩耗性などを向上させる目的で、高周波焼き入れ処理が施されていてもよい。
スクリード600の下面を任意の形状に変形させるとき、隣接するスクリードフレーム650に固定されている駆動軸840の軸心がずれてしまう。このため、隣接する駆動軸840は、図7に示すような、スプリングジョイント870で連結されている。
スプリングジョイント870は、図8に示すように、一方の駆動軸840の端部に形成されたスプライン872と、スプライン872にスライド可能に嵌合された第1の円筒部材874と、他方の駆動軸840の端部に固定された第2の円筒部材876と、第1の円筒部材874と第2の円筒部材876との間に配設されたコイルばね878と、を有する。第1の円筒部材874及び第2の円筒部材876は、相互に対向する面にコイルばね878の端部を保持するばね座が夫々形成されている。コイルばね878は、複数の駆動軸840を回転させるトルクを伝達可能なように、例えば、外径、線径、自然長、材質などが適宜決められている。ここで、第1の円筒部材874及び第2の円筒部材876が、夫々、第1の部材及び第2の部材の一例として挙げられる。
従って、隣接する駆動軸840の軸心がなす角度が変化すると、図9に示すように、スプライン872に嵌合されている第1の円筒部材874がスライドすると共に、第1の円筒部材874と第2の円筒部材876との間に配設されているコイルばね878が伸縮する。このため、隣接する駆動軸840の軸心がなす角度が変化しても、隣接する駆動軸840に回転駆動力を伝達することができる。なお、スプリングジョイント870を介して連結された複数の駆動軸840は、フレーム630の左右の中央に取り付けられた、油圧モータ,スプロケット及びチェーンを含む駆動機構880により回転駆動される。
ここで、スプリングジョイント870のコイルばね878は、スクリード600の左右の中央を境として、その巻線方向を逆にすることができる。このようにすれば、隣接する駆動軸840の軸心がなす角度が変化しても、コイルばね878に圧縮方向の外力が常に作用し、第1の円筒部材874及び第2の円筒部材876を離間する方向に付勢することができる。このため、コイルばね878が自然長を越えて伸長されることがなく、隣接する駆動軸840に回転駆動力を無理なく伝達することができる。
ところで、隣接するタンパ800、即ち、フロントタンパ810及びリヤタンパ820の先端部は、アスファルト合材を極力均一に突き固めるために、その端部同士が接触している。この場合、スクリード600の下面を任意の形状に変形させるとき、スクリードプレート660と同様に、隣接するフロントタンパ810及びリヤタンパ820の端部同士が干渉し、これをスムーズに変形することができないおそれがある。このため、フロントタンパ810及びリヤタンパ820の左右方向の両端部(両端面)は、正面から見て、図10に示すように、上下方向の中間の1点を頂点として、上方及び下方に向かうにつれて徐々に低くなる形状(例えば、くの字形状)に形成されている。ここで、フロントタンパ810及びリヤタンパ820の端部の寸法は、例えば、隣接するフロントタンパ810及びリヤタンパ820を相対回転させる最大角度に応じて適宜決定することができる。また、左右の最外方に位置するフロントタンパ810及びリヤタンパ820の端部は、干渉の心配がないため、上記形状に形成されていなくてもよい。なお、フロントタンパ810及びリヤタンパ820の両端部は、正面から見て、中間が外方へと突出する円弧形状とすることもできる。
このようにすれば、フロントタンパ810及びリヤタンパ820の端部が平坦となっていないため、スクリード600の下面を任意の形状に変形させるとき、隣接するフロントタンパ810及びリヤタンパ820の端部同士が干渉することが回避される。このため、タンパ800の下面を任意の形状にスムーズに変形させることができる。
アスファルトフィニッシャ100の制御系として、トラクタ200には、図11に示すように、各種のアクチュエータなどを電子制御する電子制御装置900が搭載されている。電子制御装置900は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ910と、フラッシュROM(Read Only Memory)などの不揮発性メモリ920と、RAM(Random Access Memory)などの揮発性メモリ930と、ハードディスクなどのストレージ940と、これらを相互に接続するバス950と、を有する。また、トラクタ200の所定箇所には、基準位置からの走行距離を測定する距離センサ960と、作業者が操作する操作盤970と、が取り付けられている。距離センサ960及び操作盤970の出力信号は、電子制御装置900に入力されている。そして、電子制御装置900は、不揮発性メモリ920に格納された制御プログラムを実行することで、距離センサ960及び操作盤970の出力信号に応じて、バーフィーダ400、スクリュースプレッダ500、アクチュエータ610,640,740,780及び駆動機構880などに対して制御信号を出力する。
ここで、基準位置からの走行距離に応じて、電子制御装置900が、スクリード600の下面を所定の形状に変形させる制御について説明する。
電子制御装置900のストレージ940には、基準位置からの走行距離に対応した、各アクチュエータ640の作動量が予め記憶されている。各アクチュエータ640の作動量は、例えば、既設路面の形状と目標路面の形状との偏差に応じて設定することができる。そして、電子制御装置900のプロセッサ910は、距離センサ960から走行距離を読み込み、これに応じた各アクチュエータ640の作動量を決定し、この作動量に応じた制御信号を各アクチュエータ640に出力する。
このようにすれば、アスファルトフィニッシャ100が走行すると、基準位置からの走行距離に応じて、各アクチュエータ640の作動量が制御される。このため、基準位置からの走行距離に応じて、スクリード600の下面が目標路面の形状に変形し、例えば、道路の横断方向及び縦断方向に凹凸を有する特殊な形状の路面を形成することができる。このとき、作業者がスクリード600の形状を手動で変形する必要がないので、例えば、最終的に形成される路面の寸法精度を向上させることができる。
なお、電子制御装置900は、基準位置からの走行距離に応じて、レベリングアーム620を搖動させるアクチュエータ610、並びに、アウトリガー700のアクチュエータ740及び780を自動的に制御することもできる。この場合には、電子制御装置900のストレージ940に、基準位置からの走行距離に応じた各アクチュエータの作動量を予め記憶させておき、この作動量に応じた制御信号を各アクチュエータに出力すればよい。
次に、アスファルトフィニッシャ100を使用して、例えば、道路の横断方向及び縦断方向に凹凸を有する特殊な形状の路面を形成する、アスファルト合材の敷き均し方法について説明する。なお、以下に説明するアスファルト合材の敷き均しは、トラクタ200を所定速度で自走させながら行われる。
[第1工程]
図12に示すように、アスファルト合材AMを積載したダンプトラックDTが、アスファルトフィニッシャ100の前方から近づき、荷台を後方に傾けることで、アスファルト合材AMをホッパ300に供給する。なお、ホッパ300へのアスファルト合材AMの供給は、例えば、ホッパ300におけるアスファルト合材AMの残量に応じて、定期的に又は非定期的に行うことができる。
[第2工程]
アスファルトフィニッシャ100のバーフィーダ400が、図13に示すように、ホッパ300に供給されたアスファルト合材AMを後方へと搬送し、トラクタ200とスクリュースプレッダ500との間の路盤上にアスファルト合材AMを排出する。
[第3工程]
アスファルトフィニッシャ100のスクリュースプレッダ500が、バーフィーダ400によって路盤上に排出されたアスファルト合材AMを左右に敷き拡げる。
[第4工程]
図14に示すように、アスファルトフィニッシャ100のタンパ800が、スクリュースプレッダ500によって左右に敷き拡げられたアスファルト合材AMを突き固め、スクリード600が、タンパ800によって突き固められたアスファルト合材AMを敷き均す。このとき、電子制御装置900が、基準位置からの走行距離に応じて、フレーム630に取り付けられた各アクチュエータ640を個別に制御し、タンパ800及びスクリード600の下面を目標の路面形状に合わせる。従って、アスファルトフィニッシャ100は、道路の横断方向に沿って、任意の形状を有する路面を形成することができる。
アスファルトフィニッシャ100が自走しながら、道路の横断方向に沿って、任意の形状を有する路面を連続して形成すると、例えば、道路の横断方向及び縦断方向に凹凸を有する特殊な形状の路面を容易に形成することができる。
なお、アスファルトフィニッシャ100によって敷き均されたアスファルト合材AMは、例えば、タイヤローラなどの転圧機械で転圧される。
アスファルトフィニッシャ100は、道路の横断方向及び縦断方向に凹凸を有する特殊な形状の路面に限らず、例えば、湾曲法面など任意の形状を有する路面を形成することもできる。
100 アスファルトフィニッシャ
200 トラクタ
300 ホッパ
400 バーフィーダ(フィーダ)
500 スクリュースプレッダ(スプレッダ)
600 スクリード
640 アクチュエータ
660 スクリードプレート
700 アウトリガー
720 第1の円筒部材(円筒部材)
730 第2の円筒部材(円筒部材)
750 第1の搖動部材
760 第2の搖動部材
770 車輪
800 タンパ
810 フロントタンパ
820 リヤタンパ
840 駆動軸
870 スプリングジョイント
872 スプライン
874 第1の円筒部材(第1の部材)
876 第2の円筒部材(第2の部材)
878 コイルばね
900 電子制御装置
AM アスファルト合材(舗装材)

Claims (10)

  1. 舗装材を受け取るホッパと、
    前記ホッパの舗装材を路盤上に搬送するフィーダと、
    前記フィーダにより搬送された舗装材を左右に敷き拡げるスプレッダと、
    前記スプレッダにより敷き拡げられた舗装材を敷き均すスクリードと、
    前記スクリードの左右外方に夫々配設されたアウトリガーと、
    を有する舗装材の敷き均し装置であって、
    前記スクリードは、相対回転可能かつ直列に配置された複数のスクリードプレートと、左右の最外方に位置する前記スクリードプレートの外端部、及び、前記スクリードプレートの連結部を夫々上下方向にシフトさせるアクチュエータと、を有し、
    前記スクリードプレートの両端面は、上下方向の中間の1点を頂点として、上方及び下方に向かうにつれて徐々に低くなる形状をなし、
    前記アウトリガーは、上下方向に延びる円筒部材と、前記円筒部材の下部に中央部が搖動可能に固定された第1の搖動部材と、前記第1の搖動部材の両端部に中央部が搖動可能に夫々固定された第2の搖動部材と、前記第2の搖動部材の両端部に夫々固定された車輪と、を有する、
    ことを特徴とする舗装材の敷き均し装置。
  2. 前記スプレッダと前記スクリードとの間であって、前記スクリードプレートの前方に、前記スプレッダにより敷き拡げられた舗装材を上下動して突き固めるタンパが夫々配設され、
    前記タンパの両端面は、上下方向の中間の1点を頂点として、上方及び下方に向かうにつれて徐々に低くなる形状をなしている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の舗装材の敷き均し装置。
  3. 前記タンパは、スプリングジョイントを介して連結された複数の駆動軸で駆動される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の舗装材の敷き均し装置。
  4. 前記スプリングジョイントは、
    一方の駆動軸に形成されたスプラインと、
    前記スプラインにスライド可能に嵌合する第1の部材と、
    他方の駆動軸に固定された第2の部材と、
    前記第1の部材と前記第2の部材との間に配設されるコイルばねと、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の舗装材の敷き均し装置。
  5. 前記タンパの先端部が、高周波焼き入れされている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の舗装材の敷き均し装置。
  6. 隣接する前記タンパは、異なるタイミングで上下動する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の舗装材の敷き均し装置。
  7. 前記タンパは、180°の位相差をもって上下動する、フロントタンパ及びリヤタンパからなる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の舗装材の敷き均し装置。
  8. 前記アクチュエータは、サーボモータと、減速機と、スクリュージャッキと、を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の舗装材の敷き均し装置。
  9. 基準位置からの走行距離に応じた操作量を前記アクチュエータに出力し、前記スクリードの下面の形状を変形させる電子制御装置を更に有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の舗装材の敷き均し装置。
  10. 舗装材を受け取るホッパと、
    前記ホッパの舗装材を路盤上に搬送するフィーダと、
    前記フィーダにより搬送された舗装材を左右に敷き拡げるスプレッダと、
    相対回転可能かつ直列に配置された複数のスクリードプレートと、左右の最外方に位置する前記スクリードプレートの外端部、及び、前記スクリードプレートの連結部を夫々上下方向にシフトするアクチュエータと、を含み、前記スクリードプレートの両端面が、上下方向の中間の1点を頂点として、上方及び下方に向かうにつれて徐々に低くなる形状をなしている、スクリードと、
    上下方向に延びる円筒部材と、前記円筒部材の下部に中央部が搖動可能に固定された第1の搖動部材と、前記第1の搖動部材の両端部に中央部が搖動可能に夫々固定された第2の搖動部材と、前記第2の搖動部材の両端部に夫々固定された車輪と、含み、前記スクリードの左右外方に夫々配設されたアウトリガーと、
    を有する舗装材の敷き均し装置が、
    前記アクチュエータにより前記スクリードの下面の形状を変形させながら、前記スプレッダにより敷き拡げられた舗装材を、前記スクリードにより敷き均して、特殊な形状の路面を形成する、
    ことを特徴とする舗装材の敷き均し方法。
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