JP6385867B2 - 蒸気弁装置、及び蒸気流制御システム、並びに蒸気タービン発電プラント - Google Patents
蒸気弁装置、及び蒸気流制御システム、並びに蒸気タービン発電プラント Download PDFInfo
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Description
尚、特許文献1が開示する主蒸気止め弁及び加減弁は、弁体と弁座の中心軸の間でずれが生じ、弁座に弁体が片当たりする場合でも、弁体と弁座を隙間なく密着させる構成を明らかにしたものでもなければ示唆するものでもない。
尚、特許文献2が開示する蒸気弁は、弁体と弁座の中心軸の間でずれが生じ、弁座に弁体が片当たりする場合でも、弁体と弁座を隙間なく密着させる構成を明らかにしたものでもなければ示唆するものでもない。
弁室と、該弁室に導入された蒸気を排出するための排気通路とが設けられた弁箱と、
前記排気通路の前記弁室に臨む位置に設けられた弁座と、
前記弁座に着座することで前記排気通路を閉鎖する弁体と、
前記弁体が傾倒可能に支持される第1チルト機構と、前記第1チルト機構と直列に設けられ、前記第1チルト機構が傾倒可能に支持される第2チルト機構とを含み、前記弁体を前記弁座の軸線方向に沿って移動可能に支持する支持体と
を備える。
前記第1チルト機構は、
前記弁体と、前記弁体を傾倒可能に支持する中間体とで構成され、
前記第2チルト機構は、
前記中間体と、前記中間体を傾倒可能に支持する弁棒とで構成される。
前記第2チルト機構は、
可撓性を有するコイルバネで構成される。
前記中間体は、
前記弁体の後端に設けられた弁体収容部に収容される頭部と、
前記弁棒に設けられた弁棒頭部を収容する収容部と
を有する。
上記(4)の構成によれば、中間体が有する頭部が弁体の後端に設けられた弁体収容部に収容され、中間体が有する収容部に弁棒に設けられた弁棒頭部が収容部に収容される。これにより、簡易な構成で、弁体が中間体に傾倒可能に支持され、中間体が弁棒に傾倒可能に支持される。
前記第1チルト機構及び前記第2チルト機構は、可撓性を有するコイルバネで構成される。
前記弁箱には、複数の排気通路が設けられ、
前記複数の排気通路のそれぞれに前記弁座、前記弁体及び前記支持体を備える。
ボイラとタービンとの間に上記(1)から(6)のいずれか一つの蒸気弁装置を備える。
上記(7)の蒸気流制御システムを備える。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
弁座3は、弁体4とともに弁を構成する部品又は部分であり、弁は、弁座3に弁体4が密着することで閉鎖される一方、弁座3から弁体4が離反することで開放される。
上述したように、弁体4は、弁座3とともに弁を構成する部品であり、弁体4が弁座3に着座することで排気通路22が閉鎖される一方、弁体4が弁座3から離反することで開放される。
尚、弁体4に設けられた弁体収容部41は、入口側に抜止42が設けられ、弁体収容部41に収容された中間体61の頭部62が抜けないようになっている。
尚、中間体61に設けられた収容部63は、入口側に抜止65が設けられ、収容部63に収容された弁棒8の弁棒頭部81が抜けないようになっている。
尚、弁体4に設けられた弁体収容部41は、入口側に抜止42が設けられ、弁体収容部41に収容された第1中間体611の頭部613が抜けないようになっている。
上述したように、頭部62は、弁体4の後端に設けられた弁体収容部41に収容される部分であり、収容部63は、弁棒8に設けられた弁棒頭部81を収容する部分である。
図6に示すように、本発明の少なくとも一実施形態に係る蒸気流制御システム10は、ボイラ11とタービン12との間に蒸気弁装置1を備える。
例えば、図2から図5に例示する形態では、第1チルト機構6と第2チルト機構7とにより弁体4を傾倒させるものとしたが、チルト機構が二つだけで構成されるものに限られるものではなく、三つ以上のチルト機構を備えるものであってもよい。
2 弁箱
21 弁室
22,22A,22B,22C 排気通路
23 給気通路
3,3A,3B,3C 弁座
31 円筒状の部品
4,4A,4B,4C 弁体
41 弁体収容部
42 抜止
5 支持体
51 弁ガイド
51a 凹部
52 弁棒ガイド
55,55A,55B,55C 動弁機構
6 第1チルト機構
61 中間体
611 第1中間体
612 第2中間体
613 頭部
614 連結部
615 軸部
616 第1連結部
617 第2連結部
62 頭部
63 収容部
64 軸部
65 抜止
7 第2チルト機構
71 コイルバネ
72 カバー
8 弁棒
81 弁棒頭部
82 軸部
83 連結部
9 コイルバネ
10 蒸気流制御システム
11 ボイラ
12 タービン
13 発電機
100 発電プラント
Claims (8)
- 弁室と、該弁室に導入された蒸気を排出するための排気通路とが設けられた弁箱と、
前記排気通路の前記弁室に臨む位置に設けられた弁座と、
前記弁座に着座することで前記排気通路を閉鎖する弁体と、
前記弁体が傾倒可能に支持される第1チルト機構と、前記第1チルト機構と直列に設けられ、前記第1チルト機構が傾倒可能に支持される第2チルト機構とを含み、前記弁体を前記弁座の軸線方向に沿って移動可能に支持する支持体と
を備えることを特徴とする蒸気弁装置。 - 前記第1チルト機構は、
前記弁体と、前記弁体を傾倒可能に支持する中間体とで構成され、
前記第2チルト機構は、
前記中間体と、前記中間体を傾倒可能に支持する弁棒とで構成される
ことを特徴とする請求項1に記載の蒸気弁装置。 - 前記第2チルト機構は、
可撓性を有するコイルバネで構成される
ことを特徴とする請求項1に記載の蒸気弁装置。 - 前記中間体は、
前記弁体の後端に設けられた弁体収容部に収容される頭部と、
前記弁棒に設けられた弁棒頭部を収容する収容部と
を有することを特徴とする請求項2に記載の蒸気弁装置。 - 前記第1チルト機構及び前記第2チルト機構は、可撓性を有するコイルバネで構成される
ことを特徴とする請求項1に記載の蒸気弁装置。 - 前記弁箱には、複数の排気通路が設けられ、
前記複数の排気通路のそれぞれに前記弁座、前記弁体及び前記支持体を備える
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の蒸気弁装置。 - ボイラとタービンとの間に請求項1から6のいずれか一項に記載の蒸気弁装置を備えることを特徴とする蒸気流制御システム。
- 請求項7に記載の蒸気流制御システムを備えることを特徴とする発電プラント。
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JP2015055940A JP6385867B2 (ja) | 2015-03-19 | 2015-03-19 | 蒸気弁装置、及び蒸気流制御システム、並びに蒸気タービン発電プラント |
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