JP6384297B2 - 内燃機関用点火回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に設けられる点火プラグを点火させるための内燃機関用点火回路装置に関する。
従来では、コレクタ電圧の振動を抑制することを目的とする内燃機関点火用回路装置に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。この内燃機関点火用回路装置は、少なくともコイル電流検出部とMOSゲート構造トランジスタのゲート電圧を降下させる回路とを備え、MOSゲート構造トランジスタの電圧値の高い側の主端子電圧が、ゲート端子電圧よりも高い場合に、主端子からゲート端子に流入する電流で生じた電圧をゲート端子に加える電流供給回路を備える。
MOSゲート構造トランジスタが作動する際、急激に立ち上がるコレクタ電圧をゲート駆動信号へ適切な帰還を掛ける。これにより、MOSゲート構造トランジスタのスイッチ動作速度を若干低下させ、急激な電流変化を抑えてノイズを抑制する。
特開平09−280147号公報
しかし、MOSゲート構造トランジスタのスイッチ動作速度を低下させることは、抵抗値が大きなMOSゲート構造トランジスタに電流を流すことにもなる。そのため、スイッチング損失が増加し、MOSゲート構造トランジスタの発熱も増加する。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、スイッチング素子の動作に伴うノイズを低減するだけでなく、スイッチング損失や発熱も低減できる内燃機関用点火回路装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、スイッチング素子(Q)を含み、電力源(E)から供給される電力を受けて、前記スイッチング素子および点火コイル(SC)を介して、内燃機関に設けられる点火プラグ(SP)を点火させる内燃機関用点火回路装置(10)において、前記電力源と前記点火コイルとの間に備えられ、前記スイッチング素子が通電状態から非通電状態へ切り替わるに伴って、前記点火コイルで生じる逆起電力に基づいて流れる電流(I1)を吸収する共振回路(11)を備え、前記点火コイルは、一次側の一次コイル(SC1)と、二次側の二次コイル(SC2)とを有し、前記共振回路は、前記電力源と前記一次コイルの一端側との間に設けられる第1コイル(L1)と、前記第1コイルと前記一次コイルの他端側との間に設けられる第2コイル(L2)とを含むことを特徴とする。
また、第2の発明は、スイッチング素子(Q)を含み、電力源(E)から供給される電力を受けて、前記スイッチング素子および点火コイル(SC)を介して、内燃機関に設けられる点火プラグ(SP)を点火させる内燃機関用点火回路装置(10)において、前記電力源と前記点火コイルとの間に備えられ、前記スイッチング素子が通電状態から非通電状態へ切り替わるに伴って、前記点火コイルで生じる逆起電力に基づいて流れる電流(I1)を吸収する共振回路(11)と、前記共振回路に接続され、共振を減衰して収束させる共振減衰回路(12)と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、スイッチング素子の動作に伴って生じる電流を共振回路が吸収するので、スイッチング素子の動作を遅くする必要がない。よって、スイッチング素子の動作に伴うノイズを低減するだけでなく、スイッチング損失や発熱も低減することができる。
第1の発明の構成によれば、第1コイルは電力源と点火コイルとの間で流れる電流(スイッチング素子の動作に伴って生じる電流)を吸収する役割を担い、第2コイルは点火コイルとスイッチング素子との間で流れる電流(スイッチング素子の動作に伴って生じる電流)を吸収する役割を担う。よって、スイッチング素子の動作に伴うノイズを低減するだけでなく、スイッチング損失や発熱も低減することができる。
第2の発明の構成によれば、共振減衰回路によって共振動作を確実に収束させることができる。
第3の発明は、前記共振回路は、前記第1コイルと前記一次コイルの前記一端側との接続点(P1)に接続される第1コンデンサ(C1)を含むことを特徴とする。
この構成によれば、第1コンデンサは、少なくとも電力源と点火コイルとの間で流れる電流(スイッチング素子の動作に伴って生じる電流)を吸収する役割を担う。よって、スイッチング素子の動作に伴うノイズを低減するだけでなく、スイッチング損失や発熱も低減することができる。
なお「スイッチング素子」は、スイッチング動作が可能な任意の半導体素子を適用できる。例えば、FET(具体的にはMOSFET,JFET,MESFET等)、IGBT、GTO、パワートランジスタなどが該当する。「電力源」は、点火コイルを介して点火プラグを点火させるのに必要な電力を供給できれば任意であり、例えば二次電池や太陽電池等が該当する。「点火コイル」は、イグニッションコイル(Ignition Coil)やスパークコイル(Spark Coil)とも呼ばれる。
点火回路装置の第1構成例を示す模式図である。 第1構成例における電流の流れを示す模式図である。 電力源から供給される電圧の経時的変化を示すタイムチャートである。 電力源から供給される電流の経時的変化を示すタイムチャートである。 点火プラグに流れる電流の経時的変化を示すタイムチャートである。 コンデンサに印加される電圧の経時的変化を示すタイムチャートである。 点火コイルに流れる電流の経時的変化を示すタイムチャートである。 点火コイルに流れる電流の経時的変化を示すタイムチャートである。 複数の周期における経時的変化を示すタイムチャートである。 点火回路装置の第2構成例を示す模式図である。 第2構成例における電流の流れを示す模式図である。 複数の周期における経時的変化を示すタイムチャートである。 点火回路装置の第3構成例を示す模式図である。 点火回路装置の第4構成例を示す模式図である。 点火回路装置の第5構成例を示す模式図である。 点火回路装置の第6構成例を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的に接続することを意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示しているとは限らない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。英数字の連続符号は記号「〜」を用いて略記する。例えば「点火回路装置10A〜10E」は「点火回路装置10A,10B,10C,10D,10E」を意味する。以下では、簡単化のために「内燃機関用点火回路装置」を「点火回路装置」と略称する。また、スイッチング素子の通電状態を「ON(オン)」とし、非通電状態を「OFF(オフ)」とする。「接地」は、アース(0[V])でもよく、筐体やフレーム等の共通電位(0[V]以外の電位)でもよい。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は図1〜図9を参照しながら説明する。図1に示す点火回路装置10Aは、点火回路装置10の一例である。点火回路装置10Aは、共振回路11,共振減衰回路12,第1ダイオードD1,第2ダイオードD2,スイッチング素子Qなどを有する。
なお、点火回路装置10以外では、バッテリE,点火コイルSC,点火プラグSP,駆動回路20などがある。「電力源」に相当するバッテリEには、本形態では二次電池(リチウムイオン電池や鉛蓄電池等)を適用する。点火コイルSCは、一次側の一次コイルSC1と、二次側の二次コイルSC2とを有する。点火プラグSPは、内燃機関に設けられる。駆動回路20は、図示しない制御装置(例えばECUやコンピュータ等)から伝達される制御情報(制御信号や制御データ等)に基づいて、スイッチング素子QのON/OFFを駆動するためのパルス信号PSを出力する制御を行う。
共振回路11は、第1コイルL1,第2コイルL2,コンデンサC1aなどを有する。この共振回路11は、スイッチング素子Qの動作に伴って生じる電流I1(図2を参照)を共振によって吸収する機能を担う。
第1コイルL1は、バッテリEと一次コイルSC1の一端側(図1の上側)との間に、第1ダイオードD1と直列して接続される。第2コイルL2は、一次コイルSC1の他端側(図1の下側)と、コンデンサC1aの一端側(図1の接続点P1)との間に、第2ダイオードD2と直列して接続される。なお、第1コイルL1および第2コイルL2のうちで一方または双方は、後述する共振周波数fcよりも低い周波数特性を有するインダクタ(例えば珪素鋼板,フェライトコア,ダストコア,トロイダルコア等)を用いてもよい。
コンデンサC1aは、一端側(図1の上側)が第1コイルL1と一次コイルSC1の一端側との間にある接続点P1に接続され、他端側(図1の下側)が接地される。このコンデンサC1aは「第1コンデンサC1」に相当する。本形態では、第1コイルL1と第2コイルL2との間の接続点は、共通する接続点P1になる。
共振減衰回路12は、抵抗器R1やツェナーダイオードZDなどを有し、コンデンサC1aに並列接続される。この共振減衰回路12は、上述した電流I1による共振を減衰して収束させる機能を担う。抵抗器R1とツェナーダイオードZDは直列接続される。
コンデンサC1aの容量,抵抗器R1の抵抗値,ツェナーダイオードZDの降伏電圧VZ(ツェナー電圧)は、接続点P1の電圧VP1がバッテリEの定格電圧(例えば14[V]等)となるようにそれぞれ設定するとよい。
第1ダイオードD1は、バッテリEと第1コイルL1との間に接続される。この第1ダイオードD1は、バッテリEに逆流しないようにカソード側を第1コイルL1に向けて設けられる。第2ダイオードD2は、点火コイルSC(一次コイルSC1)と第2コイルL2との間に接続される。この第2ダイオードD2は、点火コイルSC(一次コイルSC1)に逆流しないようにカソード側を第2コイルL2に向けて設けられる。
スイッチング素子Qは、制御端子(例えばゲート端子)に入力されるパルス信号PSに基づいてON/OFFのスイッチング(切り替え)を行う。このスイッチング素子Qは、入力端子(例えばドレイン端子)を一次コイルSC1の他端側(図1の下側)に接続し、出力端子(例えばソース端子)を接地する。スイッチング素子Qの入力端子と出力端子には、還流ダイオードとして機能するダイオードDQが並列接続される。なお、スイッチング素子Qに含まれる寄生ダイオードで代用できる場合には、ダイオードDQが無くてもよい。本形態では、スイッチング素子QとしてIGBTを適用する。
図2には、スイッチング素子QがONの場合における電流の流れを示す。共振回路11には、バッテリEから電圧VBが印加され、電流IBが入力される。接続点P1では、一次コイルSC1に向かう電流I1と、第1コンデンサC1に向かう電流IC1に分岐する。すなわち、IB=I1+IC1の関係式が成り立つ。一次コイルSC1を流れた電流I1は、接続点P3で共振回路11に向かう電流I2と、スイッチング素子Qに向かう電流I3に分岐する。すなわち、I1=I2+I3の関係式が成り立つ。よって、電流IC1と電流I2によってコンデンサC1aに蓄電される。
スイッチング素子QがONからOFFへ切り替わるに伴って、点火コイルSCでは逆起電力が生じる。こうして生じる逆起電力により、一次コイルSC1には電流I1が流れ、二次コイルSC2には電流ISが流れる。点火プラグSPは、閾値以上の電流ISが流れて点火する。電流I1は第1ダイオードD1と第2ダイオードD2によって流れる方向が規制されるので、反射による脈動が阻止される。また電流I1は、第1コイルL1およびコンデンサC1aの共振周波数fc1(共振周波数fcに相当する)と、第2コイルL2およびコンデンサC1aの共振周波数fc2(共振周波数fcに相当する)とによって、高周波振動fh(図3,図7に示す二点鎖線を参照)が吸収される。共振周波数fcは、高周波振動fhよりも低く設定される(fc<fh)。スイッチング素子QがOFFのときは電流I3が流れないので、電流I2(この場合はI2=I1)によってコンデンサC1aに蓄電された後に放電される。
スイッチング素子Qのスイッチングに伴う電圧や電流の変化について、図3〜図8を参照しながら説明する。図3〜図8では、時刻t1にスイッチング素子QをONへ切り替え、時刻t2にOFFへ切り替えることを前提として示す。すなわち、時刻t1から時刻t2までの期間は半周期Thに相当する。ただし、時刻t1よりも前の時点において、コンデンサC1aが充満電され、バッテリEから出力される電圧VBと等しい電圧Vrになっていると仮定する。
図3に示す電圧VBは、バッテリEから共振回路11に入力(印加)される電圧(入力電圧)の経時的変化である。電圧VBは、スイッチング素子QがONに切り替わる時刻t1には電圧Vrであるが、時刻t1を過ぎるとゆっくりと減少してゆく。そして、スイッチング素子QがOFFに切り替わる時刻t2には最小値の電圧Vrmin(例えば13.5[V])になる。電圧VBは、時刻t2を過ぎると回復してゆき、時刻t4には元の電圧Vrに戻る。戻る過程において、共振回路11の共振作用により、二点鎖線で示す高周波振動fhは生じない。
図4に示す電流IBは、バッテリEから共振回路11に流入する電流(入力電流)の経時的変化である。電流IBは、時刻t1まで0[A]であるが、スイッチング素子QがONに切り替わる時刻t1から増加してゆき、スイッチング素子QがOFFに切り替わる時刻t2には最大値の電流IBmax(例えば20[A])になる。図4のA部で示すように、第1コイルL1や第2コイルL2の自己誘導によって滑らかに増加する。時刻t2を過ぎると電流IBは逆に減少してゆき、時刻t5には0[A]に戻る。
図5に示す電流ISは、二次コイルSC2から点火プラグSPに流す電流(点火電流)の経時的変化である。スイッチング素子QがONからOFFへ切り替わる時刻t2まで0[A]であるが、時刻t2には逆起電力の発生に伴って電流ISmax(例えば0.18[A])になる。その後、電流ISは急激に減少して時刻t3には0[A]に戻る。
図6に示す電圧VP1は、コンデンサC1aに蓄電される電圧(蓄電圧)の経時的変化である。電圧VP1は、スイッチング素子QがONに切り替わる時刻t1には電圧Vrであるが、時刻t1を過ぎると一時的に減少してから増加する。そして、スイッチング素子QがOFFに切り替わる時刻t2には元の電圧Vrになる。このように、スイッチング素子QがOFFに切り替わる時点(時刻t2)の電圧が、スイッチング素子QをONにする時点(時刻t1)の電圧と等しくなることで、スイッチング素子Qの動作に伴って生じる電流I1を共振回路11によって最大限に吸収することができる。電圧VP1は、時刻t2を過ぎても一時的に増加してから減少し、時刻t6には元の電圧Vrに戻る。
図7,図8に示す電流I1は、点火コイルSCの一次コイルSC1に流れる電流の経時的変化である。図7は、図8に示す時刻t0から時刻t7までの期間を、図3〜図6に合わせて拡大して示す。電流I1は、時刻t1まで0[A]であるが、スイッチング素子QがONに切り替わる時刻t1から増加してゆき、スイッチング素子QがOFFに切り替わる時刻t2には最大値の電流I1max(例えば20[A])になる。上述した電流IBと同様に、第1コイルL1や第2コイルL2の自己誘導によって滑らかに増加する。スイッチング素子QがONからOFFへ切り替わる時刻t2には、逆起電力の発生に伴って一旦0[A]になる。時刻t2以降は、図5に示す電流ISの変化に伴って一旦は上昇してから再び減少してゆき、時刻t8には0[A]に戻る。時刻t2から時刻t8までの過程において、共振回路11の共振作用により、二点鎖線で示す高周波振動fhは生じない。
図7,図8では1周期の特性を示すのに対して、図9には複数周期の特性を示す。図9の例では上から順番に、スイッチング素子Q,電圧VB,電流IB,電圧VP1,電流I1,電流ISの各経時的変化を示す。複数周期は、時刻t10から時刻t12までの周期CYL11、時刻t12から時刻t14までのCYL12、…、時刻t16から時刻t18までのCYL14、時刻t18以降の周期CYL15,…などである。
時刻t10から時刻t11まで、時刻t12から時刻t13まで、…、時刻t18から時刻t19までは、いずれもスイッチング素子QがONの状態となる通電時間Toである。通電時間Toと半周期Thとの関係は、0.25To≦Th≦1.75Toの範囲内で設定(制御を含む)するとよく、To=Thとなるように設定(制御を含む)するのが望ましい。時刻t11,t13,t15,t17,t19,…の各時刻では、いずれもスイッチング素子QがONからOFFへ切り替わる。そのため、図3〜図8に示す変化が周期ごとに繰り返される。このように繰り返しても、電流IBは電流IBmaxを超えることはなく、電流I1は電流I1maxを超えることはなく、電流ISは電流ISmaxを超えることはない。なお、図9では内燃機関が定速回転運動を行う例を示すが、加速回転運動の場合には次第に周期が短くなり、減速回転運動の場合には次第に周期が長くなる。
〔実施の形態2〕
実施の形態2は図10〜図12を参照しながら説明する。なお図示および説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、主に実施の形態1と相違する点を説明する。
図10に示す点火回路装置10Bは、点火回路装置10の一例である。点火回路装置10Aは、共振回路11,共振減衰回路12,過電圧防止回路13,第1ダイオードD1,第2ダイオードD2,スイッチング素子Qなどを有する。点火回路装置10Bが図1に示す点火回路装置10Aと相違するのは、過電圧防止回路13を新たに有する点である。
過電圧防止回路13は、共振減衰回路12のツェナーダイオードZDに並列接続される抵抗器R2などを有する。この過電圧防止回路13は、コンデンサC1aが所定の蓄電圧(後述する図12に示す電圧VPm2)を超えて過度に充電されるのを防止する機能を担う。言い換えると、コンデンサC1aに電圧Vrよりも高い電圧VPm2まで蓄電させることにより、電流I1や電流ISを増加させることを目的とする回路でもある。
抵抗器R2の抵抗値は、抵抗器R1よりも大きく設定される。ただし、ツェナーダイオードZDの降伏電圧VZとのバランスをとって、コンデンサC1aに過度の電圧が蓄電されず、定常時には電圧VBに戻るように過電圧を防止できるような抵抗値を設定する。例えば、抵抗器R1が1[Ω]のとき、抵抗器R2は1[MΩ]などが該当する。
図11には、図2と同様にスイッチング素子QがONの場合における電流の流れを示す。上記過電圧防止回路13では、ツェナーダイオードZDと抵抗器R2の両端に印加される電圧V2がツェナーダイオードZDの降伏電圧VZを超えると(V2>VZ)、ツェナーダイオードZDに電流IZが流れてコンデンサC1aの蓄電圧(電圧VP1)が低下する。一方、電圧V2が降伏電圧VZ以下では(V2≦VZ)、抵抗器R2に電流I4が流れてエネルギ変換されてコンデンサC1aの蓄電圧が低下し、緩やかに放電される。
図12には、図9と同様に複数周期の特性を示す。図9との相違は次のようになる。第1に、スイッチング素子QのON/OFFを繰り返してゆくにつれて、電流IB,電圧VP1,電流I1,電流ISについてそれぞれ最大値が逓増する。例えば、時刻t21の最大値は電流IBm1,電圧VP1m1,電流I1m1,電流ISm1であるが、時刻t25,t27,t29の最大値は電流IBm2,電圧VP1m2,電流I1m2,電流ISm2に増えている。ただし、上述した過電圧防止回路13によって、電流IBm2,電圧VP1m2,電流I1m2,電流ISm2を超えることはない。スイッチング素子Qのスイッチングを停止すると、電圧VP1は次第に低下してゆき、最終的には電圧VBと同じ電圧になる。
〔実施の形態3〕
実施の形態3は図13,図14を参照しながら説明する。なお図示および説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1,2で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、主に実施の形態1,2と相違する点を説明する。
図13に示す点火回路装置10Cは、点火回路装置10の一例である。点火回路装置10Cは、共振回路11,共振減衰回路12,第1ダイオードD1,第2ダイオードD2,スイッチング素子Qなどを有する。この点火回路装置10Cは、図1に示す点火回路装置10Aと同等の構成でありながら、共振減衰回路12が図10に示す点火回路装置10Bの過電圧防止回路13の機能を備える。
点火回路装置10Cが図1に示す点火回路装置10Aと異なるのは、共振減衰回路12の構成要素である抵抗器R1に代えて抵抗器R3を用いる点である。抵抗器R3は、図10に示す抵抗器R2と同じ抵抗値をもつ。電圧VP1がツェナーダイオードZDの降伏電圧VZを超えると(VP1>VZ)、ツェナーダイオードZDに電流IZが流れてコンデンサC1aの蓄電圧(電圧VP1)が低下する。一方、電圧VP1が降伏電圧VZ以下では(VP1≦VZ)、抵抗器R3に電流が流れてエネルギ変換されてコンデンサC1aの蓄電圧が低下し、緩やかに放電される。よって、図12と同様の特性が得られる。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について実施の形態1〜3に従って説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
(a)上述した実施の形態1〜3では、電気エネルギを変換して消費するエネルギ変換素子ECE(Energy Convert Element)として、抵抗器R1〜R3を適用する構成とした(図1,図10,図13を参照)。この形態に代えて、電気エネルギを他のエネルギに変換して消費する素子を適用してもよい。例えば図14には、抵抗器R1,R3に代えて用いる素子の一例を示す。図示を省略するが、抵抗器R2に代えて用いてもよい。
図14(A)に示す発光ダイオードLEDは、電気エネルギを光エネルギに変換して消費する。図14(B)に示すランプPLは、電気エネルギを光エネルギに変換して消費する。図14(C)に示す音響素子SD(スピーカ,ブザー等)は、電気エネルギを音響エネルギに変換して消費する。図14(D)に示す電熱線EL(ヒータ)は、電気エネルギを熱エネルギに変換して消費する。図14(A)〜図14(C)のエネルギ変換素子ECEは、コンデンサC1aの蓄電状態を報知できる。電熱線ELは、素子,部品,装置等を加温したり、車両の室内を暖房したりすることができる。
エネルギ変換素子ECE以外では、コンデンサC1aに蓄電された電気エネルギを利用する装置(例えば空調装置,カーナビゲーション装置,充電装置などのように車両に用いられる装置)を適用してもよい。単に電気エネルギを消費するのではなく、電気エネルギを有効利用することができる。
(b)上述した実施の形態1〜3では、共振回路11に一つのコンデンサC1a(第1コンデンサC1)を含む構成とした(図1,図10,図13を参照)。この形態に代えて、共振回路11に複数のコンデンサを含む構成としてもよい。
例えば、図1の構成例に代わる図15の構成例や、図10の構成例に代わる図16の構成例などが該当する。図15には、点火回路装置10の一例である点火回路装置10Dを示す。図16には、点火回路装置10の一例である点火回路装置10Eを示す。これらの構成例では、第1コンデンサC1に相当するコンデンサC1bと、第2コンデンサC2とを適用する。コンデンサC1bは、一端側(図15,図16の上側)が第1コイルL1と一次コイルSC1の一端側との間にある接続点P1に接続され、他端側(図15,図16の下側)が接地される。第2コンデンサC2は、一端側(図15,図16の上側)が第2コイルL2と共振減衰回路12の抵抗器R1との間にある接続点P2に接続され、他端側(図15,図16の下側)が接地される。
図2,図11に示す電流I1は、第1コイルL1およびコンデンサC1bの共振周波数fc1(共振周波数fcに相当する)と、第2コイルL2および第2コンデンサC2の共振周波数fc2(共振周波数fcに相当する)とによって、高周波振動fh(図3,図7に示す二点鎖線を参照)が吸収される。コンデンサC1bと第2コンデンサC2は、各々の路線に含まれる抵抗成分やインダクタ成分などに応じて個別に設定される。そのため、共振周波数fcを一致させることもできる。図15の構成例によれば図9と同様の特性が得られ、図16の構成例によれば図12と同様の特性が得られる。
(c)上述した実施の形態1〜3では、スイッチング素子QとしてIGBTを適用する構成とした(図1,図10,図13を参照)。この形態に代えて、IGBT以外の他のスイッチング素子Qを適用する構成としてもよい。他のスイッチング素子Qは、例えば、FET(具体的にはMOSFET,JFET,MESFET等)、GTO、パワートランジスタなどが該当する。スイッチング素子Qの種類が相違するに過ぎないので、実施の形態1〜3と同様の作用効果が得られる。
(d)上述した実施の形態1〜3では、バッテリEに二次電池を適用する構成とした(図1,図10,図13を参照)。この形態に代えて、点火コイルSCを介して点火プラグSPを点火させるのに必要な電力を供給できる他の電力源を適用する構成としてもよい。他の電力源は、例えば太陽電池,燃料電池,発電機などが該当する。点火プラグSPを点火できるので、実施の形態1〜3と同様の作用効果が得られる。
(e)上述した実施の形態1〜3では、第1コイルL1、第2コイルL2、第1コンデンサC1(C1a,C1b)、第2コンデンサC2、抵抗器R1,R2,R3、第1ダイオードD1、第2ダイオードD2の各要素をそれぞれ一つの素子で構成した(図1,図10,図13を参照)。この形態に代えて、いずれか一以上の要素については、複数の素子で構成してもよく、接続形態(直列接続や並列接続等)も問わない。素子の数が相違するに過ぎないので、実施の形態1〜3と同様の作用効果が得られる。
(f)上述した実施の形態1〜3では、点火回路装置10は点火コイルSCと駆動回路20を含まない構成とした(図1,図10,図13を参照)。この形態に代えて、点火コイルSCおよび駆動回路20のうちで一方または双方を含む構成としてもよい。また、点火回路装置10に含まれる構成要素のうちで一以上の要素を点火回路装置10の外部に設けてもよい。全体としてみれば同等の機能を実現できるので、実施の形態1〜3と同様の作用効果が得られる。
〔作用効果〕
上述した実施の形態1〜3および他の実施の形態によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(1)点火回路装置10(10A〜10E)において、バッテリEと点火コイルSCとの間に備えられ、スイッチング素子Qが通電状態(ON)から非通電状態(OFF)へ切り替わるに伴って、点火コイルSCで生じる逆起電力に基づいて流れる電流I1を吸収する共振回路11を有する構成とした(図1,図10,図13を参照)。この構成によれば、スイッチング素子Qの動作に伴って生じる電流I1の高周波振動fhを共振回路11が吸収するので、スイッチング素子Qの動作を遅くする必要がない。よって、スイッチング素子Qの動作に伴うノイズを低減するだけでなく、スイッチング損失や発熱も低減することができる。さらに、スイッチング損失が低減されるので、点火エネルギが向上する。
(2)点火コイルSCは、一次側の一次コイルSC1と、二次側の二次コイルSC2とを有し、共振回路11は、バッテリEと一次コイルSC1の一端側との間に設けられる第1コイルL1と、第1コイルL1と一次コイルSC1の他端側との間に設けられる第2コイルL2とを含む構成とした(図1,図10,図13を参照)。この構成によれば、第1コイルL1はバッテリEと点火コイルSCとの間で流れる電流I1を吸収する役割を担い、第2コイルL2は点火コイルSCとスイッチング素子Qとの間で流れる電流I1を吸収する役割を担う。よって、スイッチング素子Qの動作に伴うノイズを低減するだけでなく、スイッチング損失や発熱も低減することができる。
(3)共振回路11は、第1コイルL1と一次コイルSC1の一端側との接続点P1に接続されるコンデンサC1a,C1b(第1コンデンサC1)を含む構成とした(図1,図10,図13を参照)。この構成によれば、コンデンサC1a,C1bは、少なくともバッテリEと点火コイルSCとの間で流れる電流I1の高周波振動fhを吸収する役割を担う。また、第1コンデンサC1は一つで済むので、小型簡素化が可能になる。
(4)共振回路11は、第2コイルL2と一次コイルSC1の他端側との接続点P2に接続される第2コンデンサC2を含む構成とした(図15,図16を参照)。この構成によれば、各々の路線に含まれる抵抗成分やインダクタ成分などに応じて、第1コンデンサC1と第2コンデンサC2を個別に設定できる。そのため、共振周波数fcを一致させることもできる。
(5)共振回路11の半周期Thは、スイッチング素子Qの通電時間Toを含む所定時間の範囲内(0.25To≦Th≦1.75To)に入るように設定される構成とした(図3〜図9,図12を参照)。この構成によれば、この範囲内であればスイッチング素子Qの動作に伴って生じる電流I1の高周波振動fhを吸収するので、スイッチング素子Qの動作を遅くする必要がない。また、電流I1の大きさを小さくする必要がなく、従来と同様の電流量を確保することができる。
(6)共振回路11の共振周波数fc(半周期Thの2倍)は、スイッチング素子QがONからOFFへ切り替わるに伴って生じる高周波振動fhよりも低く設定される構成とした(図3〜図9,図12を参照)。この構成によれば、共振周波数fcが高周波振動fhよりも低いので、ラジオノイズを防止することができる。
(7)共振回路11に並列接続され、共振を減衰して収束させる共振減衰回路12を有する構成とした(図1,図10,図13を参照)。この構成によれば、共振減衰回路12によって共振動作を確実に収束させることができる。
(8)共振減衰回路12は、抵抗器R1,R3、または、電気エネルギを光エネルギに変換して消費する発光ダイオードLEDやランプPL(エネルギ変換素子ECE)を含む構成とした(図1,図10,図13,図14を参照)。この構成によれば、共振動作を確実に収束させることができる。発光ダイオードLEDやランプPLを用いると、第1コンデンサC1や第2コンデンサC2の蓄電状態を報知することができる。
(9)共振減衰回路12は、抵抗器R1,R3に直列接続されるツェナーダイオードZDを含み、ツェナーダイオードZDに並列接続され、第1コンデンサC1(あるいは第2コンデンサC2)が所定の蓄電圧(電圧VPm2)を超えて充電されるのを防止する過電圧防止回路13を有する構成とした(図10〜図12を参照)。この構成によれば、スイッチング素子QのON/OFFを繰り返すにつれて第1コンデンサC1や第2コンデンサC2の蓄電圧を高めることができ、電流I1や電流ISを増加させることができる。電流ISの増加により、点火プラグSPの点火性能を高めることができる。過電圧防止回路13により、第1コンデンサC1や第2コンデンサC2が過度に蓄電されるのを防止することができる。
(10)第1コイルL1および第2コイルL2のうちで一方または双方は、共振周波数fcよりも低い周波数特性を有するインダクタである構成とした(図1,図10,図13を参照)。この構成によれば、安価な素子を用いることができるので、点火回路装置10の製造コストを低減することができる。
(11)バッテリEと点火コイルSCとの間に備えられ、バッテリEへの逆流を阻止する第1ダイオードD1を有する構成とした(図1,図10,図13を参照)。この構成によれば、点火コイルSCで生じる逆起電力に基づいて流れる電流I1がバッテリEに逆流するのを防止することができる。
(12)点火コイルSCと第2コイルL2との間に備えられ、点火コイルSCへの逆流を阻止する第2ダイオードD2を有する構成とした(図1,図10,図13を参照)。この構成によれば、第1コンデンサC1(あるいは第2コンデンサC2)に蓄電された電力に基づく電流が点火コイルSC(一次コイルSC1)に逆流するのを防止できる。
10(10A〜10E) 点火回路装置
11 共振回路
12 共振減衰回路
13 過電圧防止回路
C1(C1a,C1b) 第1コンデンサ
C2 第2コンデンサ
D1 第1ダイオード
D2 第2ダイオード
E バッテリ(電力源)
L1 第1コイル
L2 第2コイル
Q スイッチング素子
SC 点火コイル
SP 点火プラグ

Claims (11)

  1. スイッチング素子(Q)を含み、電力源(E)から供給される電力を受けて、前記スイッチング素子および点火コイル(SC)を介して、内燃機関に設けられる点火プラグ(SP)を点火させる内燃機関用点火回路装置(10)において、
    前記電力源と前記点火コイルとの間に備えられ、前記スイッチング素子が通電状態から非通電状態へ切り替わるに伴って、前記点火コイルで生じる逆起電力に基づいて流れる電流(I1)を吸収する共振回路(11)を備え、
    前記点火コイルは、一次側の一次コイル(SC1)と、二次側の二次コイル(SC2)とを有し、
    前記共振回路は、前記電力源と前記一次コイルの一端側との間に設けられる第1コイル(L1)と、前記第1コイルと前記一次コイルの他端側との間に設けられる第2コイル(L2)とを含むことを特徴とする内燃機関用点火回路装置。
  2. 前記共振回路は、前記第1コイルと前記一次コイルの前記一端側との接続点(P1)に接続される第1コンデンサ(C1)を含むことを特徴とする請求項に記載の内燃機関用点火回路装置。
  3. 前記共振回路は、前記第2コイルと前記一次コイルの前記他端側との接続点(P2)に接続される第2コンデンサ(C2)を含むことを特徴とする請求項またはに記載の内燃機関用点火回路装置。
  4. 前記共振回路に接続され、共振を減衰して収束させる共振減衰回路(12)を備え、
    前記共振減衰回路は、抵抗器(R1,R3)と、前記抵抗器に直列接続されるツェナーダイオード(ZD)と、を含み、
    前記ツェナーダイオードに並列接続され、前記第1コンデンサが所定の蓄電圧(VPm2)を超えて充電されるのを防止する過電圧防止回路(13)を備えることを特徴とする請求項に記載の内燃機関用点火回路装置。
  5. 前記点火コイルと前記第2コイルとの間に備えられ、前記点火コイルへの逆流を阻止する第2ダイオード(D2)を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の内燃機関用点火回路装置。
  6. 前記共振回路の共振周波数(fc)は、前記スイッチング素子が前記通電状態から前記非通電状態へ切り替わるに伴って生じる高周波振動(fh)よりも低く設定され、
    前記第1コイルおよび前記第2コイルのうちで一方または双方は、前記共振周波数よりも低い周波数特性を有するインダクタであることを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の内燃機関用点火回路装置。
  7. スイッチング素子(Q)を含み、電力源(E)から供給される電力を受けて、前記スイッチング素子および点火コイル(SC)を介して、内燃機関に設けられる点火プラグ(SP)を点火させる内燃機関用点火回路装置(10)において、
    前記電力源と前記点火コイルとの間に備えられ、前記スイッチング素子が通電状態から非通電状態へ切り替わるに伴って、前記点火コイルで生じる逆起電力に基づいて流れる電流(I1)を吸収する共振回路(11)と、
    前記共振回路に接続され、共振を減衰して収束させる共振減衰回路(12)と、
    を備えることを特徴とする内燃機関用点火回路装置。
  8. 前記共振減衰回路は、電気エネルギを光エネルギに変換して消費するエネルギ変換素子(ECE)を含むことを特徴とする請求項4又は7に記載の内燃機関用点火回路装置。
  9. 前記共振回路の共振周波数(fc)は、前記スイッチング素子が前記通電状態から前記非通電状態へ切り替わるに伴って生じる高周波振動(fh)よりも低く設定されることを特徴とする請求項1から5、7、及び8のいずれか一項に記載の内燃機関用点火回路装置。
  10. 前記共振回路の半周期(Th)は、前記スイッチング素子の通電時間を含む所定時間の範囲内に入るように設定されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の内燃機関用点火回路装置。
  11. 前記電力源と前記点火コイルとの間に備えられ、前記電力源への逆流を阻止する第1ダイオード(D1)を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の内燃機関用点火回路装置。
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