JP6383786B2 - 腹腔内液体灌流システム用吸引器具 - Google Patents

腹腔内液体灌流システム用吸引器具 Download PDF

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Description

本発明は、腹腔内液体灌流システムに用いられる吸引器具に関する。
従来から、等張液充填式内視鏡外科手術(Water−Filled Laparo−Endoscopic Surgery,WaFLES)と呼ばれる内視鏡外科手術が知られている。この手術では、体腔内に等張液等の液体を灌流させた状態で内視鏡手術を行う(例えば、特許文献1、2参照)。体腔内を液体で満たすことで、臓器の乾燥を防止して癒着を防ぐことができる。また、水中手術の利点として、臓器を傷付けずに移動させることができる。さらに、当該液体は、気体中では比較的減衰し易い超音波の伝播媒体としても有効に機能する。
体腔内における手術中に出血が生じたり、切除した組織片が浮遊すると、液体が濁り、内視鏡視野が不鮮明となる。このため、特許文献3〜6では、体腔内の液体を、濾過器を介して循環させている。具体的には図4に示すように、体腔100内に吸引管110を配置して体腔内の液体を吸引する。吸引された液体は濾過器112に通され、液体中の赤血球や組織片が取り除かれる。濾過後の液体は体腔内に返液される(戻される)。
特開平6−189893号公報 特開2012−81191号公報 特許第3301614号公報 特開2013−135802号公報 特開2013−135805号公報 国際公開第2014/046249号
ところで、吸引管110から吸引される液体中に、濾過器112の濾過径(例えば中空子膜の内径)を超過する異物が含まれていると、濾過器112の詰まりの原因となる。
また、体腔内には腹膜や胸膜などの体腔膜が形成されている。例えば腹腔には腹膜の一種として、胃114から腸側に垂れ下がる大網膜116が形成されている。これら体腔膜の移動自由度は高く、体腔内に満たされた液体によって体腔膜が浮遊する。その結果、吸引管110の吸引口に体腔膜が纏わり付いて、吸引口の閉塞に繋がるおそれがある。
本発明はこれらの課題に鑑みたものであり、濾過器の詰まりや吸引口の閉塞を防ぐことの可能な、腹腔内液体灌流システム用の吸引器具を提供することを目的とする。
本発明は、腹腔内に液体を充填させるとともにその液体を濾過器を介して毎分0.5L以上3L以下の流量で循環させる腹腔内液体灌流システム用の吸引器具に関する。当該吸引器具は、腹腔から前記濾過器まで繋ぐとともに、腹腔側末端部の管壁にサイドホールが形成された吸引管を備える。また、前記吸引管の腹腔側末端部に嵌め込まれることで前記吸引管の末端開口及びサイドホールを覆う筒型キャップ形状に形成され、平均目開きが500μm以上1000μm以下の発泡体からなるとともに、厚さが7.5mm以上となるように形成されたフィルタ部材を備える。
また、上記発明において、前記フィルタ部材の厚さは、切開創に取り付けられるポート部材の開口径よりも前記フィルタ部材が小径となるように形成されていることが好適である。
また、上記発明において、前記フィルタ部材を支持するガイドワイヤを備えることが好適である。
また、上記発明において、前記フィルタ部材の少なくとも一部に楕円体形状を含むことが好適である。
本発明によれば、濾過器の詰まりや吸引口の閉塞を防ぐことの可能な、腹腔内液体灌流システム用の吸引器具の提供が可能となる。
本実施形態に係る腹腔内液体灌流システム及びその吸引器具を例示する図である。 本実施形態に係る吸引器具を例示する図である。 本実施形態に係る吸引器具を例示する図である。 従来の腹腔内液体灌流システムを例示する図である。 本実施形態の別例に係る吸引器具を例示する図である。 本実施形態の更なる別例に係る吸引器具を例示する図である。
図1に、本実施形態に係る腹腔内液体灌流システム10を例示する。当該システムは内視鏡下手術に用いられ、手術対象の臓器が収容される体腔内に等張液(生理食塩液)等の液体を充填させるとともに、その液体を濾過器を介して循環させる。図1では、体腔12のうち腹腔内の臓器を手術対象とした例が示されている。腹腔内液体灌流システム10は、吸引器具14、返液管16、濾過器18、循環ポンプ20、及び水槽22を備える。
循環ポンプ20は、体腔12と濾過器18との間に液体を循環させる。衛生上の観点から、循環ポンプ20は、液体と非接触のものであることが好適である。例えば循環ポンプ20は、ローラポンプから構成される。
返液管16は、濾過器18によって濾過された液体を体腔12に返液するための流路である。返液管16の体腔側末端は、水槽22に配置するようにしてよい。
水槽22は、体壁21の切開創を取り囲むようにして、体壁21上に配置される。水槽22の底面には貫通孔が設けられており、切開創にこの貫通孔を一致させるようにして、体壁21上に水槽22が配置される。水槽22には等張液が貯留されている。貯留された等張液が貫通孔を介して、体腔12に流入する。
濾過器18は、吸引器具14から送られた液体から血球成分や組織片等を分離濾過する。濾過器18における分離対象は、体腔12内の内視鏡視野を不鮮明にさせる物質である。すなわち、体腔12内の液体を濁らせる成分であって、具体的には赤血球成分や内臓の組織片がこれに当たる。濾過器18の濾過径は、これらの成分を液体から分離濾過可能なサイズとされる。例えば濾過器18として、内径200μmの中空糸膜が充填された中空糸膜モジュールが用いられる。
吸引器具14は、吸引管24及びフィルタ部材26を備える。吸引管24は、体腔12から前記濾過器までを繋ぎ、循環ポンプ20の駆動により、体腔12内の液体を吸引して濾過器18まで送る。例えば、吸引管24は、内視鏡11及び鉗子13等の手術器具とともに、切開創に取り付けられたポート部材27の開口から体腔12内に挿入される。吸引管24は、例えば円管から構成される。また、ポート部材27は、例えば、ラッププロテクター(登録商標)等の、単回使用開創器が用いられる。
吸引管24は、ポート部材27への挿入性や体腔12内の手術器具との干渉を考慮して、細管であることが好適である。例えば吸引管24の外径は、5.0mm以上15.0mm以下であることが好適である。図2に示す例では、吸引管24の外径PD1を10mm、内径PD2を8mm(厚さPT=1mm)としている。また吸引管24の先端部の長さは、体腔12と濾過器18までを結ぶのに十分な長さであればよく、例えば200mm以上300mm以下となるように形成される。
吸引管24は、可撓性材料から構成されてよい。例えばポリ塩化ビニル(PVC)チューブや、シリコンチューブから構成されてよい。また、図3下段に示すように、吸引管24の体腔側末端部25を剛性材料から構成し、残りの部分を上述した可撓性材料から構成してもよい。後述するように、体腔側末端部25は弾性材料であるフィルタ部材26で覆われることから、体腔側末端部25を金属等の剛性材料から構成しても、体腔12内の臓器に損傷を与えるおそれがない。さらに、体腔側末端部25を剛性材料から構成することで、変形に耐え得るものとなり、変形によるサイドホール23の潰れを防ぐことができる。さらに、体腔側末端部25を金属材料から構成することで、超音波センサを利用して、体腔12における体腔側末端部25の位置を把握できるという利点もある。体腔側末端部25を金属材料から形成する場合には、例えば厚さ1.0mmのステンレス鋼(SUS)からなる金属円管からこれを構成する。
図2下段に、吸引管24の体腔側末端部25の側面図を例示する。体腔側末端部25の管壁には、サイドホール23が形成されている。サイドホール23は、末端開口28とともに体腔12内の液体を吸い込む吸入口として機能し、管壁に複数形成されている。例えば100個以上200個以下のサイドホール23が体腔側末端部25に形成されてよい。図2に示す例では、160個のサイドホール23が体腔側末端部25に形成されている。このようにサイドホール23を備えることで、吸入口が複数形成されることとなり、末端開口28のみを吸入口とする場合と比較して、体腔膜30の纏わり付きによる閉塞が生じ難くなる。
サイドホール23は、吸引管24が体腔12内に挿入される挿入長さの全長に亘って形成されてよい。例えば、サイドホール23が形成される領域の長さPLは、70mm以上90mm以下となるように形成される。
図2下段左側の、体腔側末端部25の正面図に示されているように、45°間隔でサイドホール23を設けてよい。また、同図下段右側の、体腔側末端部25の側面図に示されているように、長手方向に沿って複数のサイドホール23を設けてもよい。長手方向に沿ったサイドホール23、23の間隔は、例えば4.0mm以上4.5mm以下であってよい。また、サイドホール23の径は、赤血球成分や内臓の組織片を吸引可能な程度の大きさに形成され、例えば1.0mmに形成される。
フィルタ部材26は筒型キャップ形状の部材であって、吸引管24の体腔側末端部25に嵌め込まれることで、吸引管24の末端開口28及びサイドホール23を覆う。フィルタ部材26は、弾性を備えた発泡体から構成されており、例えば硬度が6.0以上10.0以下となるように形成される。なお、硬度の測定は、ASTM D 2240−05「ゴム特性・デュロメータ硬さ試験方法」に基づくものであって、例えば株式会社テクロックの型式GS−754Gによるデュロメータを用いて測定を行う。
体腔12内に挿入されることから、フィルタ部材26は、生体適合性を満たす材料から構成される。また、液体に晒されることから、フィルタ部材26は、耐加水分解性の樹脂材料から構成されることが好適である。例えばフィルタ部材26は、エステル系ポリウレタン素材の連泡発泡体(連泡スポンジ)から構成される。
フィルタ部材26の表面形状は、ポート部材27への挿入容易性や臓器への損傷防止のために、凹凸形状であるよりは平滑面形状であることが好適である。例えばフィルタ部材26の外表面形状は、円筒形状の先端に半球が付加されたような形状となる。
フィルタ部材26の内部空間長さは、全てのサイドホール23を覆うのに適した長さとする。例えば図2に示すように、フィルタ部材26の内部空間長さFLが、吸引管24の体腔側末端部25におけるサイドホール形成領域の長さPLを超過するように、フィルタ部材26を形成する。同図に示す実施形態では、サイドホール形成領域の長さPLが80mmであるのに対して、フィルタ部材26の内部空間長さFLを90mmとしている。
フィルタ部材26の厚さは、吸引管24の閉塞防止の観点から定められる。体腔12に充填された液体により浮遊する体腔膜30(例えば大網膜)がフィルタ部材26全体に纏わり付くと、吸引管24の閉塞に繋がる。体腔膜30が纏わり付く領域がフィルタ部材26の全体に及ばなければ、吸引管24の閉塞は免れる。そこで、フィルタ部材26の表面積を大きく取ることが考えられる。
加えて、フィルタ部材26の表面に体腔膜30が触れたとしても、その浮力や周囲の液体流れによって体腔膜30がフィルタ部材26から容易に離れることが可能となるように、吸引器具14からの吸引力を調整することが好適である。
以上のような検討から、フィルタ部材26に厚みを持たせることが好適である。厚みを持たせることで、吸引可能な表面積が増加する。加えて、表面積が増加することで、フィルタやサイドホールが表面上に多数分布されることになり、これによって吸引部に掛かる吸引力が分散される。その結果、全体の吸引力が低減され、体腔膜30のフィルタ部材26への貼り付きが軽減される。このように、本実施形態では、フィルタ部材26の厚さを適切に定めることで、体腔膜30による吸引管24の閉塞を防止する。
下記表1には、発明者が行った実験結果が記されている。当該実験では、種々の厚さのフィルタ部材26のサンプル1〜3を製作した。なお、その内部空間長さFLは全て90mmであり、吸引管24のサイドホール23を全て覆うものであった。また、材料はいずれもポリエーテル系ウレタンフォームからなるオープンセル型(連続気泡)のスポンジから構成した。これらサンプル1〜3のそれぞれを吸引管24に被せた上で、動物(豚)の腹腔内に挿入した。さらに腹腔内に生理食塩液を0.5〜3L/分の流量で灌流させて、液体の吸引状態(吸引可否)を確認した。
Figure 0006383786
上記実験結果に基づけば、フィルタ部材26の厚さFTを7.5mm以上とすることで、体腔膜30による吸引管24の閉塞を防止できる。
また、フィルタ部材26の外径が過大であると、切開創から体腔12内への挿入が困難となる。したがって、フィルタ部材26の厚さFTは、切開創に取り付けられるポート部材27の開口径よりもフィルタ部材26の外径FD1が小径となるように形成されることが好適である。具体的には、ポート部材27の開口径が30mmであって、吸引管24の外径PD1が10mmである場合、フィルタ部材26の厚さFTは10mm以下とすることが好適である。
フィルタ部材26の気泡の目開き(単泡径)は、濾過器18の濾過径以上の物質に対する遮断性能と、内視鏡視野の低下を招く、赤血球成分や内臓の組織片に対する透過性能とを勘案して定められる。
濾過器18の濾過径以上の物質に対する遮断性能を持たせるために、フィルタ部材26の気泡の平均目開きを濾過器18の濾過径以下とすることが考えられる。しかし、後述する表2に示されているように、フィルタ部材26の気泡の平均目開きを濾過径以下とすると、赤血球成分や内臓の組織片に対する透過性能が低下する。これは、フィルタ部材26の厚みによるものと考えられる。
上述したように、体腔膜30の纏わり付きに起因する吸引管24の閉塞を防ぐために、フィルタ部材26の厚さFTを7.5mm以上とする。その厚みのため、フィルタ部材26には、外表面から吸引管24の内部まで、気泡による経路が形成される。この経路移動中に赤血球成分や内臓の組織片がフィルタ部材26に捕捉され、吸引管24への到達が困難となる。
下記表2には、フィルタ部材26の平均目開きに関する実験結果が示されている。当該実験では、種々の平均目開きを備えたサンプル4〜7を製作した。なお、平均目開きの測定は、オリンパス社製の実体顕微鏡システム(製品番号:SZX16)を用いて、任意の10箇所の穴径を計測するとともに、その平均値を求めた。
また、各サンプル4〜7の内部空間長さFLは全て90mmであり、吸引管24のサイドホール23を全て覆うものであった。また、各サンプル4〜7の厚さはいずれも7.5mmとした。材料はいずれもポリエーテル系ウレタンフォームからなるオープンセル型(連続気泡)のスポンジから構成した。
さらに、水の入ったビーカ内に40μmと200μmの球形ガラス粒子を入れた。前者の粒子は赤血球成分や臓器の組織片を模擬的に表し、後者の粒子は濾過器18の濾過径を超過する物質を模擬的に表している。サンプル4〜7のそれぞれを吸引管24に被せた上で、上記ビーカ内に入れ、40μm粒子の透過状態や200μm粒子の遮断状態を確認した。
Figure 0006383786
上記サンプル4の実験結果に示されているように、平均目開きが355μm以下であると、40μm粒子(赤血球成分や組織片)の透過性能が低くなる。また、サンプル6の実験結果に示されているように、平均目開きが800μmから増加させていくと、200μm粒子(濾過径を超過する物質)の遮断性能が徐々に低下する。これらの実験結果から、その厚さを7.5mm以上とした条件下において、フィルタ部材26の平均目開きは、500μm以上1000μm以下とすることが好適である。また、200μm粒子の遮断性能をより高めるために、フィルタ部材26の平均目開きを、500μm以上750μm以下とすることが更に好適である。
上記にて説明したフィルタ部材26を用いることで、本実施形態に係る腹腔内液体灌流システムは、濾過器18の詰まりや吸引管24の吸引口(サイドホール23及び末端開口28)の閉塞を防ぐことができる。特に、大網膜等の体腔膜が纏わり付いても吸引口の閉塞が免れることから、体腔12におけるフィルタ部材26の配置自由度が向上する。そこで、この配置自由度の向上に伴い、体腔12内におけるフィルタ部材26の位置決めを行うガイドワイヤ32を設けてもよい。
図3には、吸引器具14にガイドワイヤ32を取り付けた様子が例示されている。ガイドワイヤ32はフィルタ部材26を支持する支持部材である。具体的には、ガイドワイヤ32は一端がフィルタ部材26に固定され、他端が体腔12外に据え置かれる。ガイドワイヤ32を設けることで、体腔12内のフィルタ部材26の位置を、体腔12外から容易に操作することができる。
ガイドワイヤ32は吸引管24に接着されていてもよい。また、体腔12内の臓器との接触を防止するために、マルチルーメンチューブ内にガイドワイヤ32を入れた状態でこれを使用してもよい。
ガイドワイヤ32は、体腔12内の移動時に臓器からの圧迫に耐え得るような剛性を備えると同時に、施術者から力を加えられたときに変形可能であるようなフレキシビリティを備えていることが好適である。例えばガイドワイヤ32は、直径が2mmの、ステンレス鋼(SUS)、ニッケルチタン合金(NiTi)、またはこれらの混合材料から構成される。
<第2実施形態>
図5には、本実施形態に係る吸引器具14の別例が示されている。この吸引器具14では、フィルタ部材26’の形状を、図2で示したフィルタ部材26の形状とは異ならせている。すなわち、フィルタ部材26’の形状を扁平な楕円体形状(五平餅形状)としている。ここで、フィルタ部材26’に吸引管24を挿入したときの、フィルタ部材26’の吸引管24表面からの最小厚さFTminは、7.5mm以上とすることが好適である。また、フィルタ部材26’の表面積は、フィルタ部材26よりも広くなるように形成される。
フィルタ部材26よりも表面積が広く形成されることから、大網膜等の体腔膜がフィルタ部材26’の表面に貼り付いたときに、フィルタ部材26と比較して全表面が覆われる可能性は低くなり、吸引管24の閉塞のおそれはより低減される。
<第3実施形態>
図6には、本実施形態に係る吸引器具14の更なる別例が示されている。この吸引器具14では、フィルタ部材26’’の形状を、図2,図5で示したフィルタ部材26,26’の形状とは異ならせている。すなわち、フィルタ部材26’’の形状を三叉の楕円体形状(烏賊鰭形状)としている。具体的には、扁平な楕円体の長軸を内部空間(及び吸引管24)の径方向に取り、これとは直交する短軸方向の、吸引管24受入れ口(挿入口)とは対向する側に楕円体の突起形状を設けている。
ここで、フィルタ部材26’’に吸引管24を挿入したときの、フィルタ部材26’’の吸引管24表面からの最小厚さFTminは、7.5mm以上とすることが好適である。また、フィルタ部材26’’の表面積は、フィルタ部材26よりも広くなるように形成される。さらに、フィルタ部材26’’の内部空間長さFL及びこれに挿入される吸引管24の体腔側末端部25のサイドホール形成領域長さPLは、ともにフィルタ部材26,26’の内部空間長さFL及び図2,図5におけるサイドホール形成領域長さPLよりも短くなるように形成される。具体的には、フィルタ部材26’’の内部空間長さFL及びこれに挿入される吸引管24の体腔側末端部25のサイドホール形成領域長さPLは、
20mm以上50mm以下となるように形成される。
フィルタ部材26よりも表面積が広く形成されることから、大網膜等の体腔膜がフィルタ部材26’’の表面に貼り付いたときであっても、フィルタ部材26と比較して全表面が覆われる可能性は低くなり、吸引管24の閉塞のおそれはより低減される。
加えて、フィルタ部材26’’の内部空間長さFL及び吸引管24のサイドホール形成領域長さPLを、図2,図5に示した実施形態の内部空間長さFL及びサイドホール形成領域長さPLよりも短くすることで、いわゆるドレナージの際に効果的に潅流液の排液が可能となる。すなわち、体腔内に等張液等を充填させながら治療を行う際、吸引口23は最も吸引が必要な部位(通常体腔内の最深部)に設置されるが、大網膜や脂肪組織等が絡んだ際でも、三叉の楕円体形状(烏賊鰭形状)部分の吸引効果により実際に吸引が行われる深さを一定に保つことができる。また、内視鏡手術等の術後に潅流液を体腔から吸引する際に、体腔内の潅流液の液面は徐々に下がっていく。液面が内部空間長さFLより下がると吸引管24が空気を吸引して潅流液の吸引が滞る。図6に示すように、内部空間長さFL及びサイドホール形成領域長さを短くすることで、図2,図5に示した実施形態と比較して、空気を吸い込み始める液面がより低くなり、潅流液の吸引を効果的に行うことが可能となる。
10 腹腔内液体灌流システム、12 体腔、14 吸引器具、16 返液管、18 濾過器、20 循環ポンプ、23 サイドホール、24 吸引管、25 体腔側末端部、26,26’,26’’ フィルタ部材、27 ポート部材、28 末端開口、30 体腔膜、32 ガイドワイヤ。

Claims (6)

  1. 腹腔内に液体を充填させるとともにその液体を濾過器を介して毎分0.5L以上3L以下の流量で循環させる腹腔内液体灌流システム用の吸引器具であって、
    腹腔から前記濾過器まで繋ぐとともに、腹腔側末端部の管壁にサイドホールが形成された吸引管と、
    前記吸引管の腹腔側末端部に嵌め込まれることで前記吸引管の末端開口及びサイドホールを覆う筒型キャップ形状に形成され、平均目開きが500μm以上1000μm以下の発泡体からなるとともに、厚さが7.5mm以上となるように形成されたフィルタ部材と、
    を備えることを特徴とする、腹腔内液体灌流システム用吸引器具。
  2. 請求項1に記載の腹腔内流体灌流システム用の吸引器具であって、
    前記吸引管は前記腹腔側末端部を除いて可撓性材料から形成され、前記腹腔側末端部は剛性部材から形成されていることを特徴とする、腹腔内液体灌流システム用吸引器具。
  3. 請求項2に記載の腹腔内流体灌流システム用の吸引器具であって、
    前記吸引管の前記腹腔側末端部は金属材料から形成されていることを特徴とする、腹腔内液体灌流システム用吸引器具。
  4. 請求項1に記載の腹腔内流体灌流システム用の吸引器具であって、
    前記フィルタ部材の厚さは、切開創に取り付けられるポート部材の開口径よりも前記フィルタ部材が小径となるように形成されていることを特徴とする、腹腔内液体灌流システム用の吸引器具。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の腹腔内液体灌流システム用吸引器具であって、
    一端が前記フィルタ部材に固定され、そこから前記吸引管に沿って延設され他端が腹腔外に配置された、前記フィルタ部材を支持するガイドワイヤを備えることを特徴とする、腹腔内液体灌流システム用吸引器具。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載の腹腔内流体灌流システム用吸引器具であって、
    前記フィルタ部材の少なくとも一部に楕円体形状を含むことを特徴とする、腹腔内液体灌流システム用吸引器具。
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