JP6383509B1 - 金属装飾品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
下記の特許文献1には、プラチナから成る土台金属と金から成る二次鋳造金属とが結合されている装飾品(指輪)が開示されている。この指輪は、ロストワックス鋳造を2回行うことで製造されている。すなわち、1回目のロストワックス鋳造によって土台金属を成形し、2回目のロストワックス鋳造によって土台金属に二次鋳造金属を充填して結合した結合体を成形する。そして、結合体の表面を切削等することで、指輪が製造される。
図1〜図4を参照しながら、本発明の一の実施形態に係る金属装飾品1の構成について説明する。
図5を参照しながら、上述した異種金属から成る金属装飾品1の製造方法について説明する。以下に説明する金属装飾品1の製造方法では、第1金属で第1本体10を成形した後に、第1本体10に対して第2金属を充填結合した第2金属体を含む結合体40を成形し、結合体40の周面を切削して、金属装飾品1を取得している。
第1本体10の原型である第1原型110を成形する。第1原型110は、例えば、3D−CADで設計されたモデルに基づいて、インクジェット方式の3Dプリンタで成形されている。これにより、複雑な形状の第1本体10(図4参照)の第1原型110を成形できる。
第1原型110を用いて、第1石膏型を成形する。まず、図6に示す第1原型110を、図7に示すツリー200に連結する。
第1石膏型から第1原型110及びツリー200を形成しているワックスを除去して、一次鋳造用の鋳型である第1石膏キャビティを成形する。例えば、第1石膏型を熱源により加熱することで、第1石膏型内のワックスが溶解して気化する。これにより、第1石膏型内には、第1原型110と同型の第1石膏キャビティが成形される。
第1石膏キャビティと第1金属であるプラチナとを用いて一次鋳造することで、第1本体10を成形する。具体的には、第1石膏キャビティ内にプラチナを流し込んで冷却した後に、湯道を含む一次鋳造品を第1石膏キャビティから取り出す。そして、一次鋳造品から湯道に相当する部分を切断除去することで、プラチナ製の第1本体10が成形される。
第1本体10の空洞12及び貫通孔14を充填すると共に第1本体10を覆うようにワックスを塗布して、第1本体10にワックス塗布部を成形する。例えば、作業者は、手作業で、第1本体10の周囲にワックスを塗布して硬化させることで、ワックス塗布部を成形する。なお、以下では、ワックスが塗布された第1本体10を、第2原型120とする。
第2原型120を用いて、第2石膏型を成形する。まず、図8に示す第2原型120を、ワックスから成るツリー(ここでは、図7に示すツリー200とする)に連結する。
第2石膏型から第2原型120のワックス塗布部150とツリー200を除去して、二次鋳造用の鋳型である第2石膏キャビティを成形する。例えば、第2石膏型を熱源により加熱することで、第2石膏型内のワックスが溶解して気化する。これにより、第2石膏型内には、第2原型120と同型の第2石膏キャビティが成形される。なお、第2石膏キャビティ内には、プラチナ製の第1本体10が含まれている。
第2石膏キャビティに、第1金属(プラチナ)よりも融点が低い第2金属(金)を流し込んで二次鋳造することで、プラチナから成る第1本体10に金から成る第2金属体30を結合させた結合体40(図9参照)を成形する。具体的には、第2石膏キャビティ内に金を流し込んで冷却した後に、湯道を含む二次鋳造品を第2石膏キャビティから取り出す。そして、二次鋳造品から、湯道に相当する部分を切断削除することで、結合体40を取得する。結合体40の第2金属体30は、第2本体20になる部分である。
溝部加工工程では、第2金属体30の複数の金属溝部32の底部32a(図9)をそれぞれ切削して、第1本体10の外周面10aを露出させる。例えば、工作機械や金属ヤスリ等を用いて、薄肉部分である底部32aを切削加工する。
切削工程では、旋盤(図11に示す旋盤70)を用いて、第1本体10を覆っている第2金属体30の周面を切削して、第1本体10の外周面10a及び内周面10bを露出させる。具体的には、第2金属体30の複数の金属溝部32を旋盤のチャック部材に支持させて結合体40を位置決めした状態で、結合体40を回転させながら刃物(バイト)によって第2金属体30の周面を切削する。
これに対して、本実施形態のように複数の金属溝部32をチャック部材(図11に示すチャック部材72)に支持させることで、円筒状の結合体40の中心軸が旋盤の回転中心軸と同じになるように、結合体40を位置決めできる。これにより、結合体40の周面を旋盤の刃物によって高精度に切削できる。
上述した金属装飾品1(指輪)の製造方法においては、プラチナ製の第1本体10を覆うと共に、周面に所定間隔で配置された複数のワックス溝部152を含むワックス塗布部150を成形する。そして、二次鋳造の際に、ワックス塗布部150を除去した鋳型に第2金属(ここでは金)を流し込んで、複数のワックス溝部152に対応した複数の金属溝部32を含む第2金属体30を第1本体10に結合させた結合体40を成形する。さらに、複数の金属溝部32を旋盤70のチャック部材72に支持させて結合体40を位置決めした状態で、結合体40を回転させながら刃物75によって第2金属体30の周面を切削する。
10 第1本体
12 空洞
13 外面部
14 貫通孔
20 第2本体
22 空洞充填部
24 孔充填部
30 第2金属体
32 金属溝部
40 結合体
70 旋盤
72 チャック部材
75 刃物
110 第1原型
120 第2原型
150 ワックス塗布部
152 ワックス溝部
Claims (4)
- 第1金属を用いて鋳造することで、空洞部及び孔部を有する円筒状の第1金属体を取得する第1金属体取得工程と、
前記空洞部及び前記孔部を充填すると共に前記第1金属体を覆うようにワックスを塗布したワックス塗布部であって、周面に周方向において所定間隔で形成された複数のワックス溝部を含むワックス塗布部を成形する塗布部成形工程と、
前記ワックス塗布部に覆われた前記第1金属体を用いて成形した石膏型から、前記ワックス塗布部を除去した鋳型を成形する鋳型成形工程と、
前記鋳型に前記第1金属よりも融点が低い第2金属を流し込んで、前記複数のワックス溝部に対応した複数の金属溝部を含む第2金属体を前記第1金属体に結合させた結合体を成形する結合体成形工程と、
前記複数の金属溝部を旋盤のチャックに支持させて前記結合体を位置決めした状態で、前記旋盤が前記結合体を回転させながら刃物によって前記第2金属体の周面を切削して、前記第1金属体の周面を露出させる切削工程と、
を備える、金属装飾品の製造方法。 - 前記塗布部成形工程において、前記ワックス溝部を、前記ワックス塗布部の外周面に前記第1金属体の軸方向に沿って形成する、
請求項1に記載の金属装飾品の製造方法。 - 前記切削工程は、
前記第2金属体の外周面に形成された前記金属溝部を前記チャックに支持させて前記結合体を位置決めした状態で、前記旋盤が前記結合体を回転させながら前記刃物によって前記第2金属体の内周面を切削して、前記第1金属体の内周面を露出させる第1切削工程と、
前記第1切削工程後に、前記第1金属体の前記内周面を前記チャックに支持させて前記結合体を位置決めした状態で、前記第2金属体の前記金属溝部を含む前記外周面を切削して、前記第1金属体の外周面を露出させる第2切削工程と、を含む、
請求項1又は2に記載の金属装飾品の製造方法。 - 前記結合体成形工程で成形された前記第2金属体の前記金属溝部の底部を切削して、前記第1金属体の外周面を露出させる溝部加工工程を更に備え、
前記切削工程においては、前記溝部加工工程によって前記底部が切削された前記金属溝部を前記チャックに支持させて前記結合体を位置決めする、
請求項1から3のいずれか1項に記載の金属装飾品の製造方法。
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