JP6380934B2 - 車椅子内蔵型の車椅子移動支援具 - Google Patents
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Description
また、左右の車輪を支持する支持軸上に板ばねを介して支持される座席部と、この座席部を牽引するための梶棒とを備えた人力車であって、座席部として、着座部材、背もたれ部材および足載せ部材が付設された椅子型の座席用パイプフレームを備えている人力車が知られている(特許文献2を参照)。
さらに、大掛かりな連結装置を必要とせずに車椅子使用者自身が手動で簡便に連結できるようにするとともに、指先や手の不自由な人が運転した場合でも安全な速度で走行できるようにした簡便連結式車椅子牽引車が知られている(特許文献3を参照)。
また、上記の特許文献2に開示された座席用パイプフレームを備えている人力車の場合、一般の車椅子に適用することは困難である。
さらに、上記の特許文献3に開示された簡便連結式車椅子牽引車の場合、バッテリーからの電力供給が必要であり、バッテリーの充電が無くなれば牽引できないという問題がある。
東日本大震災のような大規模な緊急避難が必要な場合や、砂地、雪道、砂利道、泥沼地などの不整地における移動、登り坂における移動など、車椅子の後方の握り部を押して移動するのは非常に困難である。
しかし、特許文献4に開示された車椅子移動支援具は、内蔵式のものではなく、既存の車椅子に後から取り付ける外付け式のものであるので、使用時に取り付け作業が必要になる。また、常に取り付けた状態にしておけば、緊急時に直ちに使用可能であるが、この場合、通常時に車椅子を後方から押す場合、車椅子移動支援具が邪魔になるという問題があった。
上記の車椅子移動支援具によれば、車椅子に内蔵され、手すり引き出し構造によって、緊急時に直ちに使用可能で、通常時に車椅子移動支援具が車椅子本体に収納できるため邪魔になることはない。
また、車椅子移動支援具の把持部を持った際、車椅子の後輪タイヤの接地点を中心として、パイプフレーム部材と接地面の間の角度が大きくなりすぎると、車椅子の乗車者の姿勢が後ろに反り返る姿勢となり、乗車者に不安感を与えることになることから、車椅子に対して前上がりに傾斜する方向に車椅子移動支援具を取付けるのである。
また、本発明の車椅子移動支援具におけるパイプフレーム収納部の断面形状は、特に限定はされないが、最終段のパイプフレーム部材を除いたパイプフレーム部材の断面形状に合わせて、筒状の多角形、筒状の楕円形、筒状の半円形の何れかで構成される。
実施例1の車椅子移動支援具は、図1に示されるように、車椅子の左右のアームパイプ10の下側に隣接して固設された2つのパイプフレーム収納部1と、該パイプフレーム収納部1に収納される径の異なる複数のパイプフレーム部材(2,3,4)と、図3に示されるように、接合部材7と、最終段のパイプフレームの把持部5と接合部材7を接合する留め具8とで構成されている。
図1に示されるように、パイプフレーム収納部1は、パイプフレーム部材(2,3,4)がフロントパイプ11aと干渉しないように、外側にずれて配設され、バックレストパイプ14およびフロントパイプ11aに固着されているが、内側にずれて配設されていても良い。
同様に、左側に配置するパイプフレーム収納部1bは1段目のパイプフレームとなっており、各段のパイプフレーム部材(2b,3b,4b)が入れ子式にスライド自在に嵌挿して、多段のパイプフレーム部材(2b,3b,4b)が直線的に伸縮し、最終段のパイプフレーム部材4bの端部が屈曲して把持部5bを形成している。
使用者は左右の把持部(5a,5b)を掴んで、或は、左右の把持部(5a,5b)と接合する接合部材7を掴んで、車椅子を移動することができる。
ここで、最終段のパイプフレーム部材(4a,4b)の端部は、屈曲した形状には限られず、湾曲した形状のものであっても構わない。
ここで、最も内側の最終段のパイプフレーム部材4以外のパイプフレーム部材(2,3)およびパイプフレーム収納部1の断面形状は、筒状の多角形、筒状の半円形の何れかであっても構わない。
車椅子移動支援具は、実施例1と異なり、2つのパイプフレーム収納部1の一端がバックレストパイプ14の下方に固着されており、パイプフレーム収納部の長手方向は、車椅子に対して前上がりに傾斜する方向で、フロントパイプ11bに固着されている。これにより、使用者にとっては持ち上げやすくなり、また、持ち上げられた場合の角度が小さくなるので、車椅子が後方に反り返って車椅子に乗っている者に対して恐怖感を与えるということもなくなる。
また、2つのパイプフレーム収納部1の一端がバックレストパイプ14の下方に固着される場合の、パイプフレーム収納部の長手方向は、フロントパイプ11aに固着されていても良い。
車椅子移動支援具の2つのパイプフレーム収納部1は、パイプフレーム部材(2,3,4)がフロントパイプ11と干渉しないように、フロントパイプ11の外側にずれて配設され、座シートを支持する本体フレーム13に固着されている。なお、パイプフレーム部材は、フロントパイプ11の外側にずれて配設されるのではなく、フロントパイプ11の内側にずれて配設されても良い。
車椅子移動支援具は、2つのパイプフレーム収納部1が、車椅子の左右のアームパイプ10の上側に隣接して固設された形状となっている。パイプフレーム収納部1の上側半周側面には、肘あて用のクッション部材17が設けられている。
肘あての位置にパイプフレーム収納部1を固設させることで、省スペース化を図ることができ、かつ、クッション部材17により、パイプフレーム収納部1が使用の妨げとならず、使用者に快適な車椅子の使用を提供できる。
2,3,4 パイプフレーム部材
5 把持部
7 接合部材
8 留め具
10 アームパイプ
11,11a,11b フロントパイプ
12 レッグパイプ
13 座シートを支持する本体フレーム
14 バックレストパイプ
15 ベースパイプ
16 バックレストパイプ
17 肘あて
18 グリップ
19 フットプレート
20 後輪(タイヤ)
21 前輪(キャスター)
22 ハンドリム
Claims (7)
- 車椅子の左右のアームパイプの上側、外側もしくは下側に隣接して固設、又は、アームパイプの下側に離接して固設された2つのパイプフレーム収納部と、
前記パイプフレーム収納部に収納される径の異なる複数のパイプフレーム部材を備え、
前記パイプフレーム収納部が1段目のパイプフレームとなり、各段の前記パイプフレーム部材が入れ子式にスライド自在に嵌挿して、多段の前記パイプフレーム部材が直線的に伸縮し、
径が最も小さい最終段のパイプフレームの端部が湾曲または屈曲して把持部を成し、
左右の把持部を掴んで、或は、左右の把持部と接合する接合部材を掴んで、車椅子を移動し得ることを特徴とする車椅子移動支援具。 - 前記パイプフレーム収納部は、左右のアームパイプの下側に隣接、或は、離接される場合、前記パイプフレーム部材が、フロントパイプと干渉しないように、フロントパイプの外側または内側にずれて配設され、バックレストパイプおよびフロントパイプに固着されることを特徴とする請求項1に記載の車椅子移動支援具。
- 前記パイプフレーム収納部は、一端が前記バックレストパイプの下方に固着される場合、長手方向が前記車椅子に対して前上がりに傾斜する方向で、前記フロントパイプに固着されることを特徴とする請求項2に記載の車椅子移動支援具。
- 前記パイプフレーム収納部は、左右のアームパイプの下側に離接される場合、前記パイプフレーム部材がフロントパイプと干渉しないように、フロントパイプの外側または内側にずれて配設され、座シートを支持する本体フレームに固着されることを特徴とする請求項1に記載の車椅子移動支援具。
- 前記パイプフレーム収納部は、左右のアームパイプの上側に隣接される場合、上側半周側面に肘あて用のクッション部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載の車椅子移動支援具。
- 最終段の前記パイプフレーム部材が、前記パイプフレーム収納部に収納された際に、前記把持部は、フロントパイプまたはレッグパイプと略並行に隣接することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の車椅子移動支援具。
- 前記パイプフレーム部材の断面形状は、最終段のパイプフレーム部材を除き、筒状の多角形、筒状の楕円形、筒状の半円形の何れかであり、最終段のパイプフレーム部材の断面形状は円形であることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の車椅子移動支援具。
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