JP6380567B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
近年、情報機器の進歩にともなって、電子文書を作成し保存したりスケジュール管理をしたりということが進展している。電子文書は紙媒体による手書文書に比べて、管理、整理の容易性、検索性、保存性が良いという特徴を有している。
しかしながら、手書文書は、電子文書に比べて、利便性、スピード等において優位性を有しているため、今後も無くなることはないと考えられる。そこで、手書文書をいかに整理し活用するかが課題となっている。
これに対し、会議中に会議の出席者によりメモが書き込まれた紙媒体のメモ情報と会議中に表示された会議資料画像とを関連付けて所定の記憶手段に登録する装置が開示されている(特許文献1)。この装置によれば、会議中に表示された会議資料画像の特定の表示画像とその特定画像が表示されている間に紙媒体に書き込まれたメモ情報の差分撮像画像とを関連付けを行うことができる。
特開2010−176603号公報
しかしながら、上記のような装置において、スケジュール管理を行うスケジューラに登録されている会議などのイベント情報と、そのイベントで手書きされた手書文書とを関連付けるためには、手作業で関連づけることは可能であるものの、煩雑であるという課題を有していた。
本発明の課題は、取得した所定情報をスケジュール情報と容易に関連付けできるようにすることである。
請求項1は、複数のスケジュール情報を記憶する記憶手段を管理する情報処理装置であって、取得手段で取得した所定情報を保存する際は、前記複数のスケジュール情報の内で予め任意のスケジュール情報が選択済みか否かを判別する判別手段と、前記判別手段で選択済みと判別された場合には、当該選択済みのスケジュール情報に関連付けて前記所定情報を保存し、前記判別手段で選択済みではないと判別された場合には、前記複数のスケジュール情報の内で、現在日時で特定可能なスケジュール情報、又はその時点で任意に選択されたスケジュール情報に関連付けて前記所定情報を保存するよう制御する制御手段と、を具備したことを特徴とする。

本発明によれば、取得した所定情報をスケジュール情報と容易に関連付けすることができる。

本実施形態に係る情報処理装置の外観斜視図である。 本実施形態に係る情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。 情報処理装置におけるカバーの開閉状態を示す図である。(A)は、情報処理装置の第1のカバーと第2のカバーとが開いた状態を示す図を、(B)は、第1のカバーの上に第2のカバーが重なり合う状態を示す図である。 スケジューラの表示画面を示す図である。(A)はカレンダ表示の図、(B)は個々のスケジュールを表示する図である。 スケジューラにおいて記憶部に記憶されているデータ構造を示す図である。 画像管理プログラムにより管理されているメモ画像のデータ構造を示す図である。 情報処理装置により実行されるリンク処理のフローを示す図である。 手書きメモの1例を示す図である。 画像管理プログラムによる手書きメモ表示画面を示す図であり、(A)は一覧表示を示す図、(B)は手書きメモ1ページ表示を示す図である。 変形例に係る情報処理装置がバインダに立て掛けられた状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置100の外観斜視図である。また、図2は、本実施形態に係る情報処理装置100の内部構成を示すブロック図である。
情報処理装置100は、例えばA5サイズの大きさのタブレット型端末装置であり、本体部12と、筐体としてのバインダ13と、から構成されている。
本体部12には、画面表示及びタッチ入力のためのタッチ表示部5、撮像手段としての撮像部8等が設けられている。撮像部8は、タッチ表示部5の外側の部分のうち、ヒンジ部13cによる回転軸から遠い方の長手側の枠の中央部(図1では表面側の左側中央部)に配設されている。
筐体としてのバインダ13は、第1の筐体としての第1のカバー13aと第2の筐体としての第2のカバー13bとがヒンジ部13cを回転軸として開閉可能に連結されて構成されている。第1のカバー13aには記録媒体15が配置され、第2のカバー13bには本体部12が設けられている。本体部12、記録媒体15は、留め具、フック等により、バインダ13に着脱可能に装着されている。
なお、本実施形態において、記録媒体15とは、撮像すべき情報が記録されている媒体を示すものであり、情報が記録されている被写体を意味している。記録媒体15は、ユーザがメモを取る際に使用するノートやレポート用紙、又は、資料が印刷されている用紙、書籍等である。ただし、記録媒体15は、撮像すべき情報が記録されている媒体であればよく、素材は紙に限定されない。記録媒体15は、1枚のシート状の用紙であってもよいし、冊子状に綴じられていてもよい。また、記録媒体15には、情報を電子的に表示可能な電子ペーパーも含まれる。
第1のカバー13a及び第2のカバー13bは、平板長方形状に構成され、ヒンジ部13cにより、本や手帳を開閉するように、開閉可能となっている。図1は、第1のカバー13aと第2のカバー13bとのなす角度が180°である状態(開いた状態)を図示している。ユーザは、この状態でタッチ表示部5に表示される画面の参照及びタッチ入力を行い、記録媒体15に文字や図表等を記入する。
ヒンジ部13cには、第1のカバー13aと第2のカバー13bとのなす角度を検出する開閉角度センサ14が設けられている。開閉角度センサ14は、ヒンジ部13cの軸の回転を検出するロータリーエンコーダや、ホール素子等を用いて開閉状態を検出する磁気センサによって構成されている。ここで開閉角度センサ14は、検出手段として機能している。
図2に示すように、情報処理装置100は、機器の全体的な制御を行うCPU(Central Processing Unit)1と、操作キーを有する操作部6と、CPU1に作業用のメモリ空間を提供するRAM(Random Access Memory)3と、表示パネル5aにタッチパネル5bを積層配設した構造のタッチ表示部5と、CPU1が実行する制御プログラムや制御データ等を格納した記憶部4と、無線通信部7と、被写体の光学像を撮像する撮像部8と、現在日時を計時する計時部9、第1のカバー13aと第2のカバー13bとのなす角度を検出する開閉角度センサ14等を備えている。CPU1、操作部6、RAM3、タッチ表示部5、記憶部4、無線通信部7、撮像部8、計時手段としての計時部9、開閉角度センサ14は、バス10を介して接続されている。
CPU1は、操作部6やタッチパネル5bから入力される操作信号又は無線通信部7により受信される指示信号に応じて情報処理装置100の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPU1は、記憶部4に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM3に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
電源部(二次電池)2は各部に電源を供給する。
記憶部4は、例えば、書換式のROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどを有する構成で、各種データ及び各種プログラムを読み出し及び書き込み可能に記憶する。記憶部4には、スケジューラプログラム41、OCR(Optical Character Recognition)(光学文字認識)プログラム42、画像管理プログラム43、タグ付けプログラム44が記憶されている。なお、記憶部4は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しないが、通信機能を介してネットワークに接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。
タッチ表示部5は、表示パネル5aにタッチパネル5bを積層配設した構造で、表示手段としての表示パネル5aは、縦横比(例えば、横4:縦3)の異なる画面を有した高精細液晶ディスプレイであり、タッチパネル5bは、撮像者の指などでタッチ操作された位置を検知してその座標データを入力するタッチスクリーンを構成するもので、例えば、静電容量方式あるいは抵抗膜方式を採用しているが、その他の方式であってもよい。ここで、タッチパネル5bは操作手段として機能している。
操作部6は、図示省略したが、電源をオン/オフさせる電源キーなどの押しボタン式のキーを備え、CPU1は、この操作部6から操作キーに対応して出力される入力操作信号に応じた処理を行う。ここで、操作部6は、操作手段として機能している。
無線通信部7は、高速大容量の通信が可能な無線通信モジュールであり、例えば、最寄りの無線LAN(Local Area Network)ルータ(図示省略)を介してインターネットに接続可能となっている。
撮像部8は、被写体の光学像を撮像するもので、図示省略したが、光学レンズからの被写体像が撮像素子(CCDやCMOSなど)に結像されることにより被写体を高精細に撮像可能なデジタルカメラ部で、例えば、ズームレンズおよび付属するズーム駆動部、合焦駆動部と、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサと、タイミング発生器と、ドライバ等を備え、撮像された光学像を二次元の画像信号に変換する。画像読取機能の動作時に、例えば、フレームレートが秒15コマ(15fps)の連続撮像(高速像)が可能となっている。ここで、CPU1、撮像部8は撮像手段として機能している。
計時部9は、図示しない発振回路部から入力される信号を計数して、内部時刻等を得る。そして当該内部時刻をCPU1に出力する。ここで、内部時刻とは、計時部9で計時される現在日時のことをいう。
スケジューラプログラム41は、時間や日程を管理するためのプログラムである。スケジュール、そのスケジュールの開始・終了時刻、出席者等を入力、編集、表示をすることができるプログラムである。
ここで、スケジュールとしてのイベントおよびイベントに関連する日時、又は/および出席等を含む情報をイベント情報という。
ここで、CPU1、スケジューラプログラム41、および記憶部4は、スケジューラ(管理手段)として機能している。
図4は、スケジューラ1、4、41によるスケジューラ表示画面を示す図である。図4(A)はカレンダ表示画面411を示す図、図4(B)は個々のイベント(スケジュール)表示画面412を示す図である。図4(A)の画面には撮像アイコン51、登録アイコン52が表示されている。ユーザは、図4に示すイベント(スケジュール)表示画面から個々のイベントを記憶部4に登録することができる。
図5は、管理手段としてのスケジューラ1、4、41において記憶部4に記憶されているデータ構造を示す図である。個々のイベント毎に、ID、イベント名、日時(開始日時、終了日時)、出席者等が登録されている。
OCRプログラム42は、画像処理により入力画像を2値化された画像データに認識処理し、予め記憶されたパターンとの照合により文字、符号を特定し、文字・符号データを出力するプログラムである。
ここで、CPU1およびOCRプログラム42は、画像データから日時を認識する認識手段として機能している。
画像管理プログラム43は、撮像部6で撮像されたメモ画像の画像データを表示・管理等するためのプログラムである。
図6は、画像管理プログラム43により管理されているメモ画像のデータ構造を示す図である。個々のメモ画像毎に、ID、画像名、関連付日時等が記憶部4に登録されている。
タグ付けプログラム44は、撮像部6で撮像されたメモ画像の画像データにタグ付けするためのプログラムである。
次に、本実施形態に係る情報処理装置100の動作について説明する。図3は、情報処理装置100におけるバインダ13の開閉状態を示す図である。図3(A)は、情報処理装置100の第1のカバー13aと第2のカバー13bとが開いた状態を示す図を、図3(B)は、第1のカバー13aの上に第2のカバー13bが重なり合う状態を示す図である。
ユーザは、例えば、バインダ13を180度開いた状態において情報処理装置100を使用したり、記録媒体15に図表などを書き入れたりすることができる。また、情報処理100及び記録媒体15を使用しないときには、第1のカバー13aと第2のカバー13bとを閉じてバインダ13を完全に閉じる(開閉角度は0度。)ことができる。
図7は、情報処理装置20により実行される手書きメモとイベントとのリンク処理のフローを示す図である。以下、情報処理装置20による手書きメモとイベントとのリンク処理について図7を参照して説明する。これらの処理は、CPU1と記憶部4に記憶されている各種プログラムとの協働により実行される。
この手書きメモとイベントとのリンク処理が開始される前提として、例えば、情報処理装置100が起動されている状態で記録媒体15に手書きメモを記録し、記録した後で情報処理装置100のバインダ13を閉じる動作が行われるものとする。手書きメモとイベントとのリンク処理では、撮像に最適な角度として、開閉角度略70度が設定されている。具体的には、CPU1は、開閉角度センサ14によって第1のカバー13aと第2のカバー13bとの角度(撮像に最適な角度)として略70度が検出された際に、撮像部8により生成されたメモ画像を取得することになる。また、撮像に最適な角度(略70度)に合わせてフォーカス、露出などの撮像条件が設定されている。
ステップS1では、CPU1は、スケジューラ1、4、41からのカメラ起動があったか否かを判断する。具体的には、スケジューラ1、4、41が起動されている状態において、図4(A)に示すスケジューラ画面411に表示されている撮像アイコン51が選択されて、撮像部8が撮像モードになったか否かを判断する。スケジューラ画面411に表示されている撮像アイコン51が選択されて、撮像部8が撮像モードになっていれば「YES」へ分岐してステップS2に移行する。そうでなければ「NO」へ分岐してステップS3に移行する。
ステップS2では、ユーザがイベントの一覧(カレンダ表示画面411)より手動で該当するイベントを選択すると、CPU1は選択された当該イベントのIDをRAM3に格納する。ここで、IDとは、スケジューラ1、4、41に登録されているイベントを識別するためのIDである。
ステップS3では、CPU1は、ユーザによるバインダ13を閉じる動作を検知して、撮像部8を制御して記録媒体15に記録されている手書きメモを撮像させ、撮像部8により生成されたメモ画像をRAM3に格納する。
ステップS4では、CPU1は、スケジュールのIDがRAM3上に格納されているかを判断する。スケジュールのIDがRAM3上に格納されている場合とは、ステップS2においてユーザから指定されたスケジュールのIDがRAM3上に格納されている場合であり、その場合には「YES」へ分岐してステップS11に移行する。スケジュールのIDがRAM3上に格納されていなければ「NO」へ分岐してステップS5に移行する。
ステップS5では、CPU1は、撮像されたメモ画像151に日時が記録されているか判断する。
図8は、撮像される手書きメモ151を示す図である。具体的には、CPU1は、図8に示す撮像されるメモ画像151の画像データに対し、OCRプログラム42を実行し、所定のマークを検出する。所定のマークとしては、例えば、図8に示す四角囲みのアットマーク(@)、四角囲みの#のマーク等が規定されている。このようなマークは、他のマークと混同しにくいものがよい。そして、所定のマークの脇またはその近傍に日時が記録されていることが認識されればCPU1はOCRプログラム42によりその日時を認識させる。図8の例では、四角囲みのアットマーク(@)の右側に記録されている「2012.4.20」という日時が認識される。このようにして、CPU1は、メモ画像に日時が記録されているか判断し、メモ画像に日時が記録されていると判断されれば「YES」へ分岐してステップS7に移行する。メモ画像に日時が記録されていないと判断されれば「NO」へ分岐してステップS6に移行する。
図7に戻り、ステップS6では、CPU1は、現在日時を計時部9から取得する。現在日時とは、CPU1がステップS6を実行している際の日時であり、実質的に手書きメモが撮像され、メモ画像が取得された際の日時である。
ここで、メモ画像に記録されている日時または、手書きメモが撮像されメモ画像が取得された際の日時(現在日時)を関連付日時という。また、CPU1は、関連付日時取得手段として機能する。
ステップS7では、CPU1は、メモ画像に記録されている日時を読み取って取得する。具体的には、CPU1は、図8に示すように、四角囲みのアットマーク(@)の右側に記録されている「2012.4.20」という日時を読み取って取得する。
ステップS8では、CPU1は、取得された現在日時または、メモ画像に記録されている日時に関連するイベントがあるか判断する。
具体的には、CPU1は、図5に示すようなスケジューラ1、4、41におけるデータ構造を参照して当該日時に関連するスケジュールを検索する。
関連するイベントとは、取得された現在日時またはメモ画像に記録されている日時が登録されているイベントの登録時間(イベントの開始日時と終了日時で指定される)に含まれている場合におけるそのイベントをいう。ただし、たとえば会議の時間がスケジュールの予定時間よりも延びてしまった、または早く開始された等の事情発生を考慮して、現在日時またはメモ画像に記録されている日時はスケジュールの登録時間に対して多少の遅れ・進みを許容している。例えば、現在日時またはメモ画像に記録されている日時より少し遡った登録時間で登録されているスケジュールがある場合には、そのスケジュールを関連するスケジュールと判断する。
そして、取得された現在日時またはメモ画像に記録されている日時に関連するスケジュールがあると判断されれば「YES」へ分岐してステップS9に移行する。関連するスケジュールがないと判断されれば「NO」へ分岐してステップS10に移行する。
ステップS9では、CPU1は、ステップS8にて検索された関連スケジュールのIDをRAM3に格納する。
ステップS10では、CPU1は、イベントの一覧(カレンダ表示画面411)を表示パネル5aに表示する。ユーザがイベントを指定すると、CPU1は、そのイベントを選択してそのIDをRAM3に格納する。
ステップS11では、CPU1は、ステップS8にて検索され、またはステップS10にてユーザにて選択されたイベントとメモ画像とをリンクさせる。具体的には、CPU1は、図6に示すメモ画像のデータ構造において、RAM3に格納されたイベントのIDをインデックスとして記憶する。そして終了する。
次に、CPU1と画像管理プログラム43によるメモ画像の表示の動作について説明する。
図9は、画像管理プログラムによるメモ画像の表示画面を示す図であり、図9(A)はメモ画像一覧表示画面431を示す図、図9(B)はメモ画像1ページ表示画面432を示す図である。図9(A)では、左に日時(日付)表示、中央にタグが表示され、選択されているタグが付いているメモ画像が右側に表示される。図9(A)では3件のメモ画像が表示されている。図9(A)の一覧表示を示す図における中央部のタグは、タグ付けプログラム44によって撮像部6で撮像されたメモ画像にタグ付けがされたものである。タグ付けは、日時情報によって一致したスケジュールのタイトル等により自動的にタグ付けされる。また、新規タグ付けアイコン53により、ユーザによって手動でタグ付けされる。タグおよび日付を指定すると、右側に該当するメモ画像が表示される。
図9(A)に示す3件のメモ画像の内、下段のメモを選択すると、図9(B)に示すメモ画像1ページ表示に移行する。
次に、手書きメモとスケジュールとのリンク処理により関連付けられたメモ画像と、イベントを相互に読み出す際の動作について説明する。
スケジューラ1、4、41に登録されているイベントのIDとメモ画像のIDとが関連付けされていることにより、スケジュールを指定してメモ画像を読み出したり、メモ画像を指定してそのときのスケジュールを読み出したりというように、相互に情報を呼び出すことが可能となる。以下、具体的に説明する。
図4(B)に示す様に、スケジューラ1、4、41に登録されている所定のイベント表示412がタッチ表示部5の表示パネル5aに表示されているものとする。イベント表示412の画面には、上述のインデックスがスケジューラ1、4、41に検出されることによりそのイベントに関連するメモ画像が有る旨のメモ画像アイコン412iが表示されている。
このような状態でユーザのタッチパネル5bからの操作指示としてメモ画像アイコン412iがタッチされると、CPU1はその操作指示の入力があったと判断し、CPU1は、画像管理プログラム43を介して記憶部4から表示パネル5aに表示されているスケジュール情報(イベント情報)に関連付けられたメモ画像(画像データ)を読み出し、その読み出したメモ画像(画像データ)に基づく画像を図9(B)に示すように、表示パネル5aに表示させる。
ここで、CPU1は、かかる表示を制御する表示制御手段として機能する。
一方、図9(B)に示すように、記憶部4に記憶されている画像データに基づくメモ画像がタッチ表示部5の表示パネル5aに表示されているものとする。このような状態でユーザのタッチパネル5bによる表示を切り替えるための操作指示としてスケジュール移行ボタン54がタッチされると、CPU1はその操作指示の入力があったと判断し、CPU1は、スケジューラプログラム41を介してタッチ表示部5の表示パネル5aに表示されているメモ画像の画像データに関連付けられたイベント情報を読み出し、読み出したイベント情報をイベント表示412としてタッチ表示部5の表示パネル5aに表示させる。
ここで、CPU1は、かかる表示を制御する表示制御手段として機能する。
このようにして、ユーザは、スケジューラ1、4、41で過去のスケジュールに遡り、いつこの打合せをしたか、先月の定例会は何だったかと検索し、その際のメモ画像を読み出すということができる。
[変形例]
次に本実施形態の変形例に係る情報処理装置100Aについて説明する。なお、下記の説明において、本実施形態に係る情報処理装置100と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図10は、変形例に係る情報処理装置100Aがバインダ13Aに立て掛けられた状態を示す図である。情報処理装置100Aの前に記録媒体15が置かれた状態を示す図である。変形例では、記録媒体15は複数のページからなる冊子伏に構成されており、記録媒体15のページをめくるタイミングで、撮像部8により記録媒体15の手書きメモが撮像される。情報処理装置100Aの上下端と記録媒体15の上端とを合わせるように記録媒体15を置くと、撮像部8の画角及びピントが記録媒体15に合うように予め設定されている。
情報処理装置100Aは、第1の実施の形態に示した情報処理装置100との比較において、開閉角度センサ20が不要である点が異なるが、その他の構成については情報処理装置100と同様であるため、図1を援用し、説明を省略する。以下、変形例に特徴的な構成及び動作について説明する。
変形例に係る情報処理装置100Aにおいては、CPU1は、記録媒体15の複数のページを撮像させ、撮像が完了した際を取得した際としてその際の現在日時を計時部9から取得させる。または、記録媒体15の最初のページに記録されている所定のマークおよび日時情報識をOCRプログラム42により認識させて取得させる。なお、撮像が完了した際の代わりに最初の撮像が行われた際を取得した際としてもよい。また、所定のマークは複数のページの途中又は最後のページに記録されていてもよい。
まず、ユーザのタッチパネル5bからの操作により、撮像モードを開始する旨の指示が行われると、CPU1は、撮像部8により動画像データを連続的に取り込み、この動画像データを解析することにより、撮像されている記録媒体15のページめくり動作を検出する。撮像部8から出力される画像データが変化しつつある間は、記録媒体15の各ページや、ユーザの指等が移動中であると推測される。CPU1は、撮像部8により撮像された動画像データを取り込み続け、画像が静止した場合に、ページめくり動作が行われたと判断する。
CPU1は、記録媒体15のページめくり動作が検出されたタイミングで、撮像部8に撮像を行わせる。CPU11は、撮像部8を制御して、記録媒体15に記録された手書きメモの撮像を行わせ、撮像部8により生成されたメモ画像(静止画像)をRAM3に格納する。
次に、CPU1は、ユーザのタッチパネル5bからの操作により、撮像モードを終了する旨の指示があったか否かを判断する。CPU1は、撮像モードを終了する旨の指示がない場合、撮像されている記録媒体15のページめくり動作の検出処理を継続する。めくり動作が検出されると、CPU1は、記録媒体15に記録された手書きメモの撮像およびメモ画像の画像データのRAM3への格納を行う。
一方、撮影モードを終了する旨の指示があった場合には記録媒体の撮像処理を終了する。
変形例における、複数枚のメモ画像とスケジュール情報(イベント情報)とを関連付けて記憶手段に記憶する方法は実施形態の場合の手書きメモとスケジュールとのリンク処理と同様である。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、記録媒体15を撮像して画像データ(メモ画像)を取得する撮像部8と、イベントに関連する日時を含むイベント情報を登録してスケジュール管理を行う管理手段としてのスケジューラ1、4、41と、画像データをスケジューラ1、4、41内のイベント情報に関連付けするための関連付日時を取得する関連付日時取得手段としてのCPU1と、画像データを関連付日時取得手段としてのCPU1が取得した関連付日時に対応する日時を含むイベント情報と関連付けて記憶部4に記憶させる記憶制御手段としてのCPU1と、を備える。これにより、手書きメモを撮像したときそのメモ画像とスケジューラ1、4、41における関連するイベント(スケジュール)とをリンク付けすることができる。
また、情報処理装置100は、記録媒体15が配置される第1の筐体としての第1のカバー13aと、ヒンジ部13cにより第1のカバー13aと開閉可能に連結され、本体部12が設けられた第2の筐体としての第2のカバー13bと、第1のカバー13aと第2のカバー13bとが所定の状態まで閉じられたことを検出する開閉角度センサ14と、を備え、撮像部8は、本体部12の第1のカバー13aに対向する位置に設けられており、開閉角度センサ14により第1のカバー13aと第2のカバー13bとが所定の状態まで閉じられたことが検出されたタイミングで画像データを取得する。これにより、ユーザが手書きメモをスケジューラ1、4、41に登録するための操作を行う必要がなく、バインダ13の閉じられる操作により、自動的に手書きメモによるメモ画像を関連するスケジュールにリンクさせることができる。
また、情報処理装置100は、日時を計時する計時部9を備え、関連付日時取得手段としてのCPU1は、画像データを取得した日時を関連付日時として計時部9から取得する。これにより、手書きメモを撮像した際の現在日時を用いて、その現在日時とスケジューラ1、4、41におけるスケジュールの登録日時との一致によりその手書きメモと前記スケジュールとをリンクさせることができる。
また、情報処理装置100は、画像データ(メモ画像)から日時を認識する認識手段1、42を備え、関連付日時取得手段1は、認識手段1、42が認識した日時を前記関連付日時として取得する。これにより、手書きメモに記録された日時と、スケジューラ1、4、41におけるスケジュールの登録日時との一致によりそのメモ画像とそのスケジュールとをリンクさせることができる。
また、情報処理装置100は、表示パネル5aと、ユーザによる操作指示を受け付けるタッチパネル5bと、スケジューラ1、4、41に登録されているイベント情報が表示パネル5aに表示されている状態でタッチパネル5bから表示を切り替えるための操作指示が入力された場合に、記憶部4から表示パネル5aに表示されているイベント情報に関連付けられた画像データを読み出し、当該読み出した画像データに基づく画像を表示パネル5aに表示させ、記憶部4に記憶されている画像データに基づく画像が表示パネル5aに表示されている状態でタッチパネル5bから表示を切り替えるための操作指示が入力された場合に、スケジューラ1、4、41から表示パネル5aに表示されている画像の画像データに関連付けられたイベント情報を読み出し、当該読み出したイベント情報を表示パネル5aに表示させる表示制御手段としてのCPU1と、を備えている。
これにより、スケジューラ1、4、41で表示された所定のイベントから直接対応するメモ画像を検索して表示させることができ、表示されたメモ画像から直接、対応するイベント情報を表示させることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、手書きメモに複数のブロックがあり、ブロック毎に、例えば、四角囲みのアットマーク(@)と日付が記録されていれば、ブロック毎に日時を認識して、別々に日時が一致するスケジュールにリンクさせることもできる。
また、手動で手書きメモを撮像してから手書きで該当するスケジュールを選択して手動で両者をリンクさせることもできる。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記]
<請求項1>
記録媒体を撮像して画像データを取得する撮像手段と、
イベントに関連する日時を含むイベント情報を登録してスケジュール管理を行う管理手段と、
前記画像データを前記管理手段のイベント情報に関連付けするための関連付日時を取得する関連付日時取得手段と、
前記画像データを前記関連付日時取得手段が取得した関連付日時に対応する日時を含むイベント情報と関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
<請求項2>
前記記録媒体が配置される第1の筐体と、
ヒンジ部により前記第1の筐体と開閉可能に連結され、本体部が設けられた第2の筐体と、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とが所定の状態まで閉じられたことを検出する検出手段と、
を備え、
前記撮像手段は、前記本体部の前記第1の筐体に対向する位置に設けられており、前記検出手段により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが前記所定の状態まで閉じられたことが検出されたタイミングで前記画像データを取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
日時を計時する計時手段を備え、
前記関連付日時取得手段は、前記画像データを取得した日時を前記関連付日時として前記計時手段から取得することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記画像データから日時を認識する認識手段を備え、
前記関連付日時取得手段は、前記認識手段が認識した日時を前記関連付日時として取得することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
<請求項5>
表示手段と、
ユーザによる操作指示を受け付ける操作手段と、
前記管理手段に登録されているイベント情報が前記表示手段に表示されている状態で前記操作手段から表示を切り替えるための操作指示が入力された場合に、前記記憶手段から前記表示手段に表示されているイベント情報に関連付けられた画像データを読み出し、当該読み出した画像データに基づく画像を前記表示手段に表示させ、前記記憶手段に記憶されている画像データに基づく画像が前記表示手段に表示されている状態で前記操作手段から表示を切り替えるための操作指示が入力された場合に、前記管理手段から前記表示手段に表示されている画像の画像データに関連付けられたイベント情報を読み出し、当該読み出したイベント情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項6>
コンピュータを、
記録媒体を撮像して画像データを取得する撮像手段、
イベントに関連する日時を含むイベント情報を登録してスケジュール管理を行う管理手段、
前記画像データを前記管理手段のイベント情報に関連付けするための関連付日時を取得する関連付日時取得手段、
前記画像データを前記関連付日時取得手段が取得した関連付日時に対応する日時を含むイベント情報と関連付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段、
として機能させるためのプログラム。
100、100A 情報処理装置
1 CPU(撮像手段、管理手段、関連付日時取得手段、記憶制御手段、認識手段、表示制御手段)
2 電源部
3 RAM
4 記憶部(記憶手段、管理手段)
5 タッチ表示部
5a 表示パネル(表示手段)
5b タッチパネル(操作手段)
6 操作部(操作手段)
7 無線通信部
8 撮像部(撮像手段)
9 計時部(計時手段)
10 バス
12 情報処理装置本体
13 バインダ
13a 第1のカバー
13b 第2のカバー
13c ヒンジ部
14 開閉角度センサ(検出手段)
15 記録媒体
41 スケジューラプログラム(管理手段)
42 OCRプログラム(認識手段)
43 画像管理プログラム
44 タグ付けプログラム
51 撮像アイコン
52 登録アイコン
53 新規タグ付けアイコン
411 カレンダ表示
412 イベント(スケジュール)表示
412i メモ画像アイコン
431 メモ画像一覧表示画面
432 メモ画像1ページ表示画面

Claims (5)

  1. 複数のスケジュール情報を記憶する記憶手段を管理する情報処理装置であって、
    取得手段で取得した所定情報を保存する際は、前記複数のスケジュール情報の内で予め任意のスケジュール情報が選択済みか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段で選択済みと判別された場合には、当該選択済みのスケジュール情報に関連付けて前記所定情報を保存し、前記判別手段で選択済みではないと判別された場合には、前記複数のスケジュール情報の内で、現在日時で特定可能なスケジュール情報、又はその時点で任意に選択されたスケジュール情報に関連付けて前記所定情報を保存するよう制御する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判別手段は、当該情報処理装置を特定の状態に変更すること前記所定情報を保存する際に、前記複数のスケジュール情報の内で予め任意のスケジュール情報が選択済みか否かを判別する、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記判別手段は、当該情報処理装置を閉じる動作を行わせることで当該情報処理装置を前記特定の状態に変更し、その変更により前記所定情報を保存する際に、前記判別を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記判別手段は、前記取得手段で前記所定情報を取得することで、その取得した所定情報を保存する際に、前記判別を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 複数のスケジュール情報を記憶する記憶手段を管理する情報処理装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    取得手段で取得した所定情報を保存する際は、前記複数のスケジュール情報の内で予め任意のスケジュール情報が選択済みか否かを判別する判別手段、
    前記判別手段で選択済みと判別された場合には、当該選択済みのスケジュール情報に関連付けて前記所定情報を保存し、前記判別手段で選択済みではないと判別された場合には、前記複数のスケジュール情報の内で、現在日時で特定可能なスケジュール情報、又はその時点で任意に選択されたスケジュール情報に関連付けて前記所定情報を保存するよう制御する制御手段、
    として機能させるようにしたプログラム。
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