JP6377753B2 - 販売システム - Google Patents

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本出願は、２０１３年１０月３日に申請され“System for Centrally Controlled，Locally Managed Remote Point of Sale Terminals Via Smartphone Applications”と題された米国仮特許出願第61/886,231号に対して優先権を主張し、該出願の内容は、本明細書において参照により援用される。

本出願は、２０１４年１月２１日に申請され“System for Centrally Controlled，Locally Managed Remote Point of Sale Terminals Via Smartphone Applications”と題された米国仮特許出願第61/929,666号に対して優先権を主張し、該出願の内容は、本明細書において参照により援用される。

一実施形態が販売システムに対処し、より具体的に、及びいくつかの実施形態において、ユーザ／販売システムインターフェースと販売オペレータ／販売システムインターフェースとに対処する。

歴史的に、販売マシン（vending machines；ＶＭ）及び他のリモートの売り渡しポイント（point of sale；ＰｏＳ）端末は、自律的に動作することができるインテリジェントな及び自己充足的な装置であることを必要とされた。このことは、過去、簡素なコインの受け入れと組み合わせられた電気機械ベースの販売オペレーションの時代において、簡素なタスクであった。しかしながら、この産業において、こうしたシステムをさらにより複雑にする働きをするいくつかの新しいトレンドが存在しつつある。上記のことの例は、ＧＰＲＳ（general packet radio service）又はＷｉ‐Ｆｉモデムなどのワイヤレスネットワーキング装置、データ交換（ＤＥＸ）などの業界標準在庫及び例外レポーティング、マシンの構成を必要とする複数製品／複数パッケージ／複数価格の選択肢を、含むことである。おそらく、最も複雑な要因は、キャッシュレス販売モデルの出現である。このただ１つの態様が、消費者クレジットカード情報を保護するために、ＶＭの複雑さ及びセキュリティを、ＡＴＭなどの遠隔の預け払い機の複雑さ及びセキュリティに基本的にマッチさせることを引き起こしている。

この増加する複雑さは、有用な進化した機能性をマシンに提供するが、ただし、資本設備をかなり増加させ、ＶＭの管理コストを再発させると同時に、平均故障間隔を低減させるというコストにおいてである。さらに、ＶＭ製造業者は、新しいマシンタイプを開発して、将来の需要についていかなければならない。このことは、既存のマシンの陳腐化を引き起こし、新しい特徴を既存のマーケットにもたらすためにオペレータによるかなりの新しい資本的支出を必要とする。

本発明の実施形態の特徴及び利点が、別記の請求項、下記の詳細な説明の１つ以上の例示的な実施形態、及び対応する図から明らかになるであろう。適切と考えられる場合、参照ラベルが複数の図面間で繰り返されて、対応する又は類似の要素を示す。
本発明の一実施形態におけるネットワークアーキテクチャを含む。 一実施形態におけるアプリケーションサーバを含む。 本発明の一実施形態における販売装置を含む。 本発明の一実施形態におけるモバイルアプリケーションを含む。 本発明の一実施形態におけるアプリケーションインストールの処理を含む。 本発明の一実施形態における基本的なユーザ体験を表す処理を含む。 本発明の一実施形態におけるセキュアチャネルを作成する処理を含む。 本発明の一実施形態におけるビーコン発見の処理を含む。 本発明の一実施形態における手動発見の処理を含む。 本発明の一実施形態における無線周波数識別（ＲＦＩＤ）／近距離通信（ＮＦＣ）発見の処理を含む。 本発明の一実施形態における販売装置例外／アラートの一実施形態を含む。 本発明の一実施形態におけるカタログ／データベースをリモートに更新する処理を含む。 本発明の一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）を表す。 本発明の一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）を表す。 本発明の一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）を表す。 本発明の一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）を表す。 本発明の一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）を表す。 本発明の一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）を表す。 本発明の一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）を表す。 本発明の一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）を表す。 本発明の一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）を表す。 本発明の一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）を表す。 一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のＧＵＩを表す。 一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のＧＵＩを表す。 一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のＧＵＩを表す。 本発明の一実施形態における仮想褒賞／ギフト変換及び引き渡し処理を含む。 本発明の一実施形態における贈呈された商品のリモート引き渡しの処理を含む。 本発明の一実施形態におけるレトロ適合させた従来ＶＭのシステムを含む。 本発明の一実施形態との使用のためのシステムを含む。 まったく別のＶＭの在庫を見るためのＵＩ及び処理の一実施形態を含む。 本発明の一実施形態における「レトロ適合モジュール」を含む。 本発明の一実施形態における「レトロ適合モジュール」の動作の処理を含む。

下記の説明において多数の具体的な詳細が明記されるが、本発明の実施形態は、こうした具体的な詳細なしに実施され得る。本説明の理解を分かりにくくすることを回避するために、よく知られている回路、構造、及び手法は詳細に示されていない。「一実施形態」、「様々な実施形態」及び同様のものは、そのように説明される実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含み得ることを示すが、あらゆる実施形態が必ずしも上記特定の特徴、構造、又は特性を含むものではない。いくつかの実施形態が、他の実施形態について説明される特徴のうちいくつかを有し、すべてを有し、あるいはどれも有さない可能性がある。「第１の」、「第２の」、「第３の」、及び同様のものは、共通のオブジェクトを説明し、同様のオブジェクトの異なるインスタンスが言及されていることを示す。こうした形容詞は、そのように説明されるオブジェクトが時間的にか、空間的にか、ランキングにおいてか、又は任意の他のやり方においてかのいずれかで所与のシーケンスでなければならいことを暗示するものではない。

一実施形態が、リモートの売り渡しポイント端末のための新しいモデルを含み、該モデルは、モバイルアプリケーションプラットフォームとしての役割を果たすことができるワイヤレスコンピューティングノードの新たに見出された遍在性の利点を活かすことによって、ＶＭにおける増加する複雑さ及びコストのトレンドを覆す。このモデルにおいて、すべての又は大抵のビジネスインテリジェンスは、ＶＭから除去され、集中化されたコンピューティングノード（例えば、クラウドベースの処理ノード（分散型又は非分散型）、例えば、サーバなど）と売り渡しポイントにおいて消費者により保持されているモバイルコンピューティングノードのコミュニティとにおけるインタラクションへと移される。

本明細書において使用されるとき、コンピューティングノードは、例えば、スマートフォン、セルラーフォン、タブレット、分散型及び非分散型コンピューティングノード、ノートブック、「モノのインターネット（internet of things）」におけるノード（例えば、インターネット接続されたサーモスタット及び照明器具／システム）、インターネット接続性を有する眼鏡、ワイヤレス接続性を有するクロノメーター／腕時計、並びに同様のものを含む。

一実施形態において、ＶＭは、現在のモバイルコンピューティングノード装置の標準的特徴である近接度に基づいたワイヤレスプロトコルを介してモバイルコンピューティングノードに接続する。モバイルコンピューティングノード上で実行されるアプリケーションは、例えば、３Ｇ／ＧＰＲＳ及び／又はＷｉ‐Ｆｉネットワーキングを通じて、集中サーバに対して通信する。このネットワークは、１つ以上のＶＭのための分散されたアプリケーションネットワークを形成し（例えば、オペレータは、ＶＭのフリート（fleet）を動作させることができる）、しかし、すべての又は大抵のビジネスインテリジェンス及び管理機能性を１つのサーバノード／複数のサーバノードに集中させる。さらに、このネットワークは、区別可能なユーザ識別と（所望される場合、及びいくつかの実施形態において）、消費者とブランドとの間の１対１マーケティングの能力とを提供する。しかしながら、他の実施形態が、区別可能なユーザ識別を提供しないことを選んでもよい。例えば、以下に説明されるとおり、消費者を一意に識別するキー又はＩＤが使用されてもよいが、他の実施形態が、ユーザが受け入れ可能なグループのメンバーとして識別されるがグループ内のユーザ自身のＩＤは一意に識別可能でない（例えば、エンハンストプライバシーＩＤ（Enhanced Privacy ID；ＥＰＩＤ））ようなグループキーアーキテクチャを使用してもよい。

一実施形態が、複雑さの観点において旧来の電気機械的サーボ装置と一般に同等である簡素なＶＭコントローラ（ＶＭＣ）を含むアーキテクチャを含む。換言すると、上記実施形態は、マシン（例えば、ＶＭの冷却機構）の環境を管理することと、製品を販売すること（例えば、製品を購入者にとってアクセス可能にする制御の作動）との、簡素なタスクを作動させ及び制御する能力を有するコントローラを含む。しかしながら、ＶＭによって実行される他の高レベルな機能（例えば、現金及び／又はクレジット受け入れ、記録管理、テレメトリ、及び同様のもの）はほとんどないか又はまったくない。結果として、サーバ及び／又はモバイルコンピューティングノード上で現在実行される上記機能について、基礎的電子システムだけがＶＭ内に存在する。

一実施形態が（例えば、現金及び／又はクレジット受け入れ、記録管理、テレメトリ、及び同様のものを）実行するための設備をわずかに含むか又はまったく含まないと同時に、こうした実施形態は、単一の電子インターフェース、例えば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標） Ｌｏｗ Ｅｎｅｒｇｙ（ＢＬＥ）トランシーバ（又は、その均等物）などを含む。ＢＬＥトランシーバはワイヤレスにコマンドを受信し、アクションを制御し、これらがそれからＶＭに伝送される。一実施形態において、ＶＭは、いかなる硬貨及び／又は紙幣受け入れ器もなく、いかなるキャッシュレス売り渡し装置もなく、いかなるテレメトリ装置もない、旧来のマルチドロップバス（ＭＤＢ）に基づくコントローラカードを有する標準的なＶＭである。代わって、ＭＤＢに取り付けられた単一のＢＬＥトランシーバ装置が存在することになる。

一実施形態において、ＢＬＥ装置は、非常に小さい、バッテリ電源の装置であってもよく、該装置は、低減された制御機能性を有するが、依然としてアプリケーションエンドポイントとしての役割を果たす。一実施形態が、近接「ビーコン」信号を送信するＢＬＥ装置（例えば、Ａｐｐｌｅ（登録商標）社のｉＢｅａｃｏｎ）を含み、上記信号は、互換性のあるモバイルコンピューティングノード装置によって検出可能である。ＢＬＥ装置は、上記ビーコンを連続的に送信し、したがって、常時、トランザクションの準備ができている。送信されるビーコン信号を使用して、ＢＬＥ対応（BLE enabled）ＶＭに対して近隣に近接している消費者のモバイルコンピューティングノード上の対応するアプリケーションが「目覚めさせ」られる。換言すると、いったん消費者がＢＬＥ対応ＶＭに対して近くに十分近接すると、アプリケーションはＢＬＥワイヤレスプロトコルを通じてＶＭを作動させ、ＶＭに接続することになる。いったん上記データ接続が確立されると、モバイルコンピューティングノードアプリケーションは、売り渡しトランザクションのためのクライアントエンドポイントとしての役割を果たす。アプリケーションは、（例えば、３Ｇ及び／又はＷｉ‐Ｆｉを介して）集中型サーバに要求を送って、購入者を識別し、売り渡しを承認し、資金を収集し、マーケティング又は他の販売促進／ロイヤルティ情報を表示する。いったん承認されると、モバイルコンピューティングノードアプリケーションは、ＶＭ内のＢＬＥ装置に、製品を販売するように命令する。

モバイルコンピューティングノードアプリケーションは、トランザクションそれ自体のための「ダッシュボード」としての役割を果たすことができる。したがって、一実施形態が、ユーザが商品を選択するために相互作用するボタン又はユーザインターフェース（ＵＩ）を有さないＶＭを含む。こうしたＶＭは、上記ＵＩを含まないことが可能であり、しかし、ユーザとのインタラクションが純粋なマーケティングをほとんど超えない表示を依然として含むことが可能である。ユーザ始動の選択に応答して販売される製品を選択するすべてのユーザインタラクションが、消費者とモバイルコンピューティングノードアプリケーションとの間にある。こうした実施形態において、ＶＭは、ＢＬＥ及びモバイルコンピューティングノードアプリケーションの制御下において、電子扉又は製品ロック機構を有して商品を分配する（dispensing）冷却器（冷却される必要がある商品を販売するＶＭのための）と大差ない。本明細書において用いられるとき、ＵＩは、コマンド又はメニューのセットに結合されたインターフェースを含むロジックとユーザとの連結点として定義され、これを通じて、ユーザはロジックと通信する。

一実施形態において、ＢＬＥ装置は、その個々のＶＭに関するオペレーション情報を収集し及びキャッシュする。上記情報は、アラート／例外データ、技術者及び製品補充人員による訪問、及び／又は販売不活動の期間の間に発生する任意のイベントデータを含み得る。上記情報は、モバイルコンピューティングノードとの確立されたＢＬＥ接続上で、モバイルコンピューティングノードアプリケーションにリレーされることになる。上記接続の後、情報は、モバイルコンピューティングノードアプリケーションによって集中サーバにリレーされることになる。すべての又はいくつかの利用可能な情報（例えば、ＶＭ及び／又はユーザの物理的場所、ユーザ識別、並びに同様のもの）が、アプリケーションにより収集され、各トランザクションと共に集中サーバに転送されることになる。

同様の方法において、一実施形態において、集中サーバが特定のＶＭに送りたい任意の情報が、該ＶＭとの将来の消費者セッションを待っているサーバ（サーバは、１つ以上のコンピューティングノードを含み得る）上で整形され（formatted）、キャッシュされることが可能である。将来のセッションの間、サーバは、特定のモバイルコンピューティングノードアプリケーションに情報を送信することになり、今度は該モバイルコンピューティングノードアプリケーションが、上記情報をＶＭそれ自体にリレーすることになる。上記機能の一例示的な実施形態は、ＶＭのためのマーケティング表示の内容又はＶＭ内の在庫のための冷却温度を更新することであろう。マーケティング表示を更新する場合において、サーバは、所望される表示コンテンツを整形して、ＶＭに含まれるディスプレイに適応させ（例えば、ＶＭにおける表示の解像度仕様／能力を考慮する）、トランザクションセッションを待つことになる。上記セッションの間、コンテンツは、モバイルコンピューティングノード及びＢＬＥ接続性を介してＶＭにリレーされることになる。

一実施形態が、動的な価格設定及びマーケティング活動のための処理を含む。売り渡し価格、販売促進、ロイヤルティディスカウント、クーポン、及び同様のものが、ＶＭごとに（又は、ＶＭのグループごとに）及び／又は消費者ごとに（又は、消費者のグループごとに）サーバに記憶され、売り渡しイベントの事例においてモバイルコンピューティングノードアプリケーションに動的に表示される。

上記で説明された実施形態の多く又はすべてが、各ＶＭについて、個々のネットワーク接続性の必要を消去する。代わって、消費者が、モバイルコンピューティングノードアプリケーションをダウンロードすること及び有効にすることによって、上記システムに対してオプトインする。それから、消費者のネットワークにアタッチしたモバイルコンピューティングノードが、いくつか又はすべてのテレメトリ、売り渡し承認、マーケティング及びロイヤルティプログラム、ＶＭの場所立証、及び同様のものについての（ＶＭとサーバとの間の）「バックホール」ネットワークになる。

上記で説明された実施形態のうち多く又はすべてが、装置及び機能的複雑さにおいて、上方に又は下方にスケール調整する（scale）ことができる。上記で言及されたとおり、ＢＬＥ装置は、小さいバッテリ電源の装置であり得る。上記のＢＬＥ装置を用いる一実施形態において、ＢＬＥ装置は、低コストであり、大抵使い捨て可能と考えられることになる。このことは、非常に大きいプールのリモートアセットにわたり上記ＢＬＥ装置の遍在性を可能にすることになる。一例が、非インテリジェントな飲料及び食品冷却器／冷蔵庫装置について、監視及びユーザインタラクションを有効にすることであろう。上記実施形態におけるＢＬＥ装置の使用は、簡素な冷却器又は冷蔵庫の機能を、非旧来的な形態のＶＭではあるが、簡素な販売マシンの役割に上昇させる働きをする。近接度に基づいたモバイルコンピューティングノードアプリケーションとこれら装置について監視する集中サーバとが、リモートのマシン及び在庫管理、ユーザ識別、ブランドマーケティング、ロイヤルティ及び褒賞プログラムなどのアプリケーションを可能にする。

一実施形態が、「ポストミックス」マシンを有するＢＬＥ装置を使用し、該マシンは、飲料／製品がカップ又は容器へと分配されるところのレストラン及びコンビニエンスストアにおいて使用されるマシンを含む。一実施形態が、小売店及びスーパーマーケットにおいて使用される表示材料における配置を含む。上記の販売促進材料は、棚上の製品に近い、小売環境の内側に位置するＢＬＥ装置を用いて有効にされる。例えば、ＶＭは、歩道上で店舗ウィンドウ内に位置してもよく、この場合、消費者は、店舗ウィンドウ内の製品を（例えば、該店舗が晩に閉まった後に）見て、これにかかわらず、ＢＬＥ対応ユニットを用いて上記製品を購入することができる。

上記のユースケースと関連するモバイルコンピューティングノードアプリケーションをアクティブ化する能力とに対するＢＬＥビーコンの追加が、広い範囲のマーケティング、ロイヤルティ、及びソーシャルネットワーキング活動を開き、このことは、直接のブランド対消費者の対話を可能にし、ただしこれを消費者対売り手／配給者の環境内で行うことになる。例えば、一実施形態が消費者の挙動に依存し、これにおいて、関連するアプリケーションが（１）消費者のモバイルコンピューティングノード上にロードされ、（２）このネットワークにアクティブに参加するように上記消費者によって許可が与えられる。上記挙動をガイドするために、消費者を褒賞ベースのシステムに従事させるロイヤルティ又は販売促進キャンペーンが開発されてもよく、これにより、参加への望みを駆り立てることが可能である。上記は、ゲーミフィケーション及び褒賞に基づいたモチベーションの自然な適用である。

一実施形態が、上記の簡素化された販売イベントがサードパーティモバイルコンピューティングノードアプリケーションに自然に統合されることができる（例えば、アプリケーションが、サードパーティ開発者使用に対して、組み込み可能な「ウィジェット」であり得る）ような、販売トランザクションのビジネスロジックを活用する。例えば、一実施形態が、ゲームプレイ又は他のソーシャルネットワーキング活動についての褒賞として無料製品を勝ち取る能力を消費者に提供するライセンシングプログラムを含む。ビデオゲーム開発者が、販売アプリケーションをゲームに組み込み、ゲームプレイ達成についての褒賞のシステムを確立する。それから、勝ち取られた製品は、プレーヤの利便性において、１日のうちの任意の時間に、ＢＬＥ対応ＶＭが存在する任意の場所において（又は、例えばスポンサーのロケーションに位置する特定ＶＭの特定場所において）引き渡されることができる。アプリケーションの、支払い及び／又はロイヤルティシステム並びに他のバックオフィスシステムとの統合は、集中サーバからアプリケーションプログラムインターフェース（ＡＰＩ）接続を通してであることになる。

こうして、本明細書に説明される多くの実施形態は、オプトインエージェントの使用を含んで、リモートのテレメトリ及びトランザクションセッションのためのバックホールネットワークを作成する。上記のシステムは、リモートの売り渡しポイント装置から外へ、及び外部のモバイルコンピューティングノードへと、ビジネスインテリジェンスロジック及びサブシステムを伝送する。一実施形態が、ボタンなし及び現金／クレジットなしであるＶＭを含み、したがって、ＶＭとのすべての消費者インタラクションがモバイルコンピューティングノードアプリケーションを通してであり、すべての（いくつかの実施形態における）金融トランザクション及び／又は承認がクラウドベースサービスプロバイダにおいて実施される。

一実施形態が、間欠的な、近接度指向のネットワークを通して、リモートアセットの管理を提供する。アセット内にモデムを置くことに代わって、ＶＭは、ＩＰ接続されたモバイルコンピューティングノードに依存してアセットに「遭遇し」、それから、上記接続を活用する。例えば、一実施形態が、消費者が任意のリモートの引き渡し端末に近接するところの、物理的商品の引き渡しのシステムを含む。こうした場合、ユーザは、自身の通勤の間に電車において、ビデオゲーム上で褒賞を勝ち取ることができる。電車を降りると、ユーザはＶＭの近くに歩いて行き、これにより、自身の褒賞を使用してＶＭから製品を販売させることができる。

一実施形態が、近接度に基づいたテレメトリを通して、消費のいくつか又はすべてのチャネルにわたり、正規化された消費及び／又は消費者挙動を追跡するシステムを含む。ワイヤレスインタラクション装置を用いた消費のすべての販路（例えば、販売、小売り、レストラン、及び同様のもの）を有効にすることによって、ブランドが、消費者の挙動について新たに見出される視点を達成することができる。消費者分析、製品販売促進、及び／又はダイレクトマーケティングなどの活動が、上記システムを用いて、以前は不可能であった包括的な「全チャネル」のやり方において有効にされる。

図１は、本発明の一実施形態におけるネットワークアーキテクチャを含む。販売オペレータ１００は、販売オペレーションエンティティである。例えば、このエンティティは、販売ネットワークを作成し及び管理すること、リモートＰｏＳ売り渡しのセールス及びマーケティング態様を作成し及び管理すること、ストックレベルを維持すること、及び／又はオペレーションからの収益を収集することについて責任を負う。支払いサービス１０１は、クレジットカード、ロイヤルティプログラム、閉ループ（金券）プログラム、及び同様のもの（例えば、ＰａｙＰａｌ（登録商標）、又はｅウォレットサービス）を介して直接の消費者支払いを提供するオンライン支払いサービスである。サーバ１０２は、図１のネットワークについての管理及び制御ロジックを含むクラウドベースノード（例えば、インターネット常駐アプリケーションサーバ）である。モバイルソフトウェアアプリケーション１０４は、例えば、標準ＨＴＴＰ／インターネットプロトコルを介して要素１０２と相互作用し、要素１０２及び１０４は、分散されたモバイルアプリケーションを表す。販売装置１０３（例えば、ＶＭ）は、販売ネットワークの一部分を含む、多くの販売装置又はＶＭのうちの１つを表す。モバイルアプリケーション１０４は、消費者のコンピューティングノード（例えば、スマートフォン）に対して（例えば、クラウドを介して）結合された常駐するアプリケーション、又は、該ノード内に常駐する（例えば、モバイルコンピューティングノードのシャーシ又はパッケージ内に含まれるメモリ内に常駐する）アプリケーションを表す。消費者１０５は、要素１０４と相互作用するユーザ（例えば、人間、ロボット）であって、説明されるシステムからの商品について場所を特定し、購入し、及び取得する。アプリケーションストア１０６は、ユーザ１０５が要素１０４をダウンロードし及びインストールするための引き渡し（delivery）機構を含む。

図１のエンティティ間に、やりとりについての様々な線が図示されている。通信の線１１６は、消費者１０５への要素１０４の引き渡しを可能にする。要素１０６は、アプリケーション１０４をホストするモバイルコンピューティングノードの型式／モデルに対してそのまま適用可能なサードパーティアプリケーションサイトであり得る。一実施形態において、要素１０６は、エンタープライズ又はプライベートグループ使用について意図されたプライベートアプリケーションサイトであり得る。通信の線１１７は、消費者がタッチスクリーンＵＩ、音声コマンド、スワイプ／振動モーション、及び同様のものを介して要素１０４と相互作用することを表す。通信の線１１４は、要素１０４と１０３との間のワイヤレス通信リンクを表す。ワイヤレス通信リンクは、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、ＢＴＬ、Ｗｉ‐Ｆｉ、ＮＦＣ、及び同様のものであり得る。通信の線１１５は、（商品が物理的品目であるときの実施形態において）商品が引き渡される（delivered）ときの要素１０５と１０３とにおける物理的接触を表す。通信の線１１３は、クライアント／サーバ関係における要素１０４と１０２との間のオンライン対話を表す。標準的なモバイルコンピューティングノードデータアクセス方法（例えば、３Ｇ／４Ｇ、及び／又はＷｉ‐Ｆｉ）が、標準的なインターネットプロトコル及びトランスポートと一緒に使用されてもよい。通信の線１１２は、販売及び小売り購買の金銭的態様を承認し及び清算する目的を有する、要素１０１と１０４との間のオンライン対話である。これは、業界標準のトランザクションプロトコルを用いたセキュアオンラインサービスである。通信の線１１１は、要素１００と１０２との間のアドミニストレーション及び管理インターフェースである。構成、管理、及びアラート／例外報告が、上記インターフェースを通じて行われる。一実施形態において、図１の販売ネットワークの使用についてのビジネス管理、計画、及び分析オペレーションが、上記インターフェースを通じて実施される。これは、一実施形態において、標準インターネット／ウェブプロトコル及びトランスポートシステムである。通信の線１１０は、ネットワーク内で実行されるすべての売り渡しについてのすべての支払い及び清算情報を受信する、要素１００と１０１とにおけるインタラクションを表し、標準的なインターネットプロトコル及びトランスポートインターフェースを使用する。

図２は、販売サーバ１０２の一実施形態を含む。一実施形態において、アプリケーションサーバ１０２はいくつかのモジュールを含む。ネットワーク管理モジュール２００は、販売装置１０２の論理的及び物理的ネットワークを制御して、これら装置の識別、構成、及び修正を可能にする。ユーザ管理モジュール２０１は、消費者１０５がアプリケーション１０４及び販売装置１０３と相互作用するとき、上記消費者の予約金（subscription）及びライフサイクル状態を管理する（例えば、図５などの後の図面において対処されるオペレーション状態）。装置管理モジュール２０２は、在庫／ストック、例外及び正誤表、セールスマーケティングパフォーマンス、及び同様のものの観点から、単一の販売装置１０３の管理を可能にする。支払い管理モジュール２０３は、サードパーティ支払いサービス１０１に対して、報告及び調和インターフェースを提供する。在庫管理モジュール２０４は、オペレータ１００のリソース（倉庫及びフリート）内と要素１０３装置の販売ネットワーク内との双方に含まれる現在の在庫について、報告及び分析の双方を提供する。フィールドオペレーション（ＯＰ）管理モジュール２０５は、要素１０３装置のネットワークのためのストック及びオペレーションを維持するのに必要とされるすべてのフィールドサービスオペレーションのスケジューリング及び制御（例えば、特定の時間において特定の販売装置１０３を補充するように技術者をスケジュールすること）を表す。マーケティング／申し出（Offer）管理モジュール２０６は、要素１０４とのインタラクションを介してユーザ１０５に対して、消費者に対する直接のマーケティング及び申し出を可能にする。トランザクション管理モジュール２０７は、リモートに購入された商品についての場所、購入、及び引き渡し処理全体を通じて要素１０４と関連してユーザ１０５のユーザ体験を定義し及び制御する働きをする、ワークフロー及びユーザインタラクションマネージャを表す。アラート／例外管理モジュール２０８は、図１の販売ネットワーク内で発生するイベント及び例外（例えば、販売装置における在庫の不足、又は販売装置１０３における機能不全の冷却システムなどの、エラー）についての収集、優先順位の割り当て、引き渡しを表す。ＯＰ／報告データベースモジュール２０９は、トランザクション情報、オペレーション情報のオンラインストレージと、ビジネス分析報告を提供することとを表す。

図３は、販売装置１０３の一実施形態を含む。一実施形態において、販売装置１０３は、スタンドアロンのマイクロプロセッサ制御される電気機械的装置であり、下記のとおり様々なサブシステム／モジュールを含む。近接検出モジュール３００（例えば、ＢＬＥビーコン）は、アプリケーション１０４を有効にされているモバイルコンピューティングノード装置の存在及び相対距離を検出する。ワイヤレス通信モジュール３０１は、要素１０３と１０４とにおけるセキュアな、認証された、ワイヤレス通信対話を有効にする。要素１０３は、ワイヤレス通信システムを有し、要素１０４の、有効にされた及び付近の（例えば、４５０メートル内の）インスタンスに対してのみ通信することができる。上記のワイヤレス通信には、ＮＦＣ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、及び同様のものなどの事物が含まれる。アプリケーションコントローラモジュール３０２は、要素３０１を利用して、互いに呼応して動作する要素１０４と１０２とに対してアプリケーションクライアント機能を提供する。要素３０２は、スタンドアロンのインテリジェント装置ではないが、代わって、要素１０４、１０２の単にスレーブ／クライアントとして動作する。ロック／販売アクチュエータ３０３は、アプリケーションコマンドを、物理的な電気機械的アクション、例えば、製品をユーザ１０５に引き渡すようにロック又はソレノイド／サーボ装置をトリガすることなどに翻訳する。「売るための在庫」モジュール３０４は、図１の販売ネットワークを介してユーザ１０５に対して申し出られ及び売られる物理的又は論理的商品を表す。要素３０４は、消費可能な食品／飲料製品などの実際の物理的商品を表すことがあり、あるいは、モバイルフォンの「分数（minutes）」、トランスポーテーショントークン（transportation tokens）、及び同様のものなどの仮想的製品を表すことがある。後者の場合、要素１０３は、仮想商品の引き渡し方法に対するアクセスを制限する働きをする。このことの一例は、ワンタイム使用クイックレスポンス（ＱＲ）コードによって引き渡される仮想商品であり、上記ＱＲコード（登録商標）は、要素３０４の一例として、要素１０３によって含まれ、かつ／あるいは管理される。例えば、装置１０３は、さらなるセルラーフォンの分数をロック解除する（unlocks）キー材料（keying material）、アプリケーション１０４を実行するノード上でムービーにアクセスするキー材料、及び同様のものを含むＱＲコード（登録商標）を（購入の後に）表示するディスプレイを含み得る。

図４は、モバイルアプリケーション１０４の一実施形態を含む。モバイルアプリケーション１０４は、コンピューティングノード内に存在する（又は、コンピューティングノードに結合された）ロジック（例えば、コンピュータアプリケーション）であり、コンピューティングノード（例えば、３Ｇ／４Ｇスマートフォン）に存在するサービスを利用する。アプリケーション１０４は、一実施形態において、下記のサブシステム／モジュールを含む。近接検出モジュール４００は、消費者１０５及びアプリケーション１０４が販売ネットワーク（例えば、販売装置１０３）に近づくとき、ワイヤレスビーコン又は他の信号を利用して販売装置１０３の存在を検出する。モジュール４００は、個々の装置１０３ユニットを識別し、モジュール４００が遭遇する任意の目立たない装置１０３との対話を選択し、確立する。予約金／クレデンシャル管理モジュール４０１は、消費者１０５が図１の販売ネットワーク内での使用のためにすべての構成（例えば、キー、パスワード）及び選好設定を管理し及び維持することを有効にする。アプリケーションロジックモジュール４０２は、図１の販売ネットワークの使用のすべてのフェーズ全体にわたってユーザ１０５のトランザクションライフサイクルを管理する（例えば、販売オペレーションの間にアプリケーション１０４が動作するノードについての状態を保持する）。モジュール４０２は、要素１０２との（例えば、３Ｇ／４Ｇ通信を介した）通信のためのワイヤレス通信及びアプリケーション状態と、リモートＰｏＳアクションの間のモジュール４０３を介した要素１０３のインスタンスのワイヤレス制御（例えば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標））とを管理する。ワイヤレスアプリケーションコントローラモジュール４０３は、モジュール３０１及び３０２を介して要素１０３の直接制御を実行する。モジュール４０３は、要素１０３の「スレーブ」の役割に対して「マスタ」の役割であり、アプリケーションロジックのレイヤ（例えば、ワイヤレスプロトコル、アイデンティティ、セキュリティ、ユーザ及び装置場所、論理的コマンド及びオペレーション、及び同様のもの）を実行する。支払いクレデンシャル及びアプリケーションモジュール４０４は、個人／個人のグループ（例えば、グループキーを共有する家族）のクレデンシャル（例えば、アカウント情報）を、これらがサードパーティ支払いサービス１０１に関連するとき、表す。

図５は、本発明の一実施形態におけるコンピューティングノードへのアプリケーション１０４インストールの処理を含む。モバイルアプリケーション１０４は、消費者の需要に基づいて、ユーザのモバイルコンピューティングノード上へインストールされる。そのサービスが市場に出され、新しいユーザが、特定のモバイルコンピューティングノード製造業者に適用可能であるアプリケーションストア１０６に向けられることになる。消費者１０５は、アプリケーション１０６の標準プラクティス（要素５０１）を用いることによって、販売モバイルアプリケーション１０４のダウンロード及びインストールを開始する。いったんインストールされると、消費者１０５は、アプリケーション１０４を起動し、オペレーションのためのすべての必要とされる情報を完成させることを始める（要素５０２）。上記には、ユーザアイデンティティ（ＩＤ）、選好、及びソーシャルネットワーキング情報を含み得る。構成の次フェーズは、消費者がインターネットベースの支払いサービス１０１を用いてオンライン購入クレデンシャルを作成することを可能にする（要素５０３）。一実施形態において、上記クレデンシャルは１０４に記憶されない。サービス１０１がＡＰＩを提供し、該ＡＰＩを通じて、ユーザ１０５は要素１０４及び１０１と相互作用する。例えば、要素５０４において、アプリケーション１０４は、サービス１０１を用いて支払い及びアカウント情報を作成し、検証する。要素５０４の成功裏の終結において、要素１０５は要素１０１内に検証されたアカウントを有し、上記アカウントが使用されて、購入を承認し、オンラインでのこうした購入のための資金を清算することができる。成功裏の支払い検証に対して、要素１０４は、販売サービスプロバイダ１０２内にユーザ１０５のためのサービスアカウントを作成し、有効にする（要素５０５）。成功裏のサービスアカウント作成（要素５０６）は、結果として、ユーザ１０５に対して要素１０４により提供されるグラフィカルな及び／又はオーディオのフィードバック（要素５０７）と、販売システム内におけるサービスの開始とをもたらす。アプリケーション１０４は、販売装置１０３の存在が検出される（例えば、装置１０３がアプリケーション１０４を目覚めさせる）まで、アプリケーション１０４が近接検出モード／状態に入るところのロービング（roving）サービスに従事する（要素５０８）。

図６は、本発明の一実施形態における基本的なユーザ体験を表す処理を含む。販売装置／マシン１０３による装置１０３発見の後、販売装置１０３及びモバイルアプリケーション１０４は装置発見済み（Device Discovered）状態（要素６０１）に入り、本明細書の他所において説明されるとおり（例えば、ディフィー・ヘルマンベースの鍵交換手法を用いて）、セキュア通信チャネルを確立する（要素６０２）。この実施形態を説明することを目的として、単一の装置１０３のみが発見されていることが仮定されるが、この説明は、複数の装置１０３の処理にさらに適用される（すなわち、装置１０３は、同時に２以上の装置１０３についての装置発見済み状態にあり得る）。要素１０４は、要素１０２からの装置情報レコードを要求する（要素６０３）。上記レコードは、要素１０３に関する適切な情報、例えば、手元の在庫、価格設定、マーケティング／広告内容、及び同様のものなどを包含する。要素１０４がこの要求を行うとき、該要求にはユーザ１０５のＩＤ情報が含まれる。要素１０２は、上記ユーザ情報を使用して、ユーザ１０５のための選好、ユーザメッセージング、又は他のパーソナライゼーション情報を生成する。要求された情報のうちいくつか又はすべてが、要素１０２によって要素１０４に返される（要素６０４）。それから、要素１０４は、受信した情報を利用して、製品申し出、ロイヤルティ／選好示唆、マーケティング／広告、及び同様のものをユーザ１０５に提示する（要素６０５）。このオペレーションの一実施形態が、例えば、図１３に説明される。最後、ユーザ１０５は、購入のための製品選択を行い、所望の支払い方法を選び、「チェックアウト」に進み（要素６０６）、このことが、実際の購入イベントである。要素１０４は、オンライン支払いトランザクションを、要求された支払い方法のフォーマットに整形し、このトランザクションを、要素１０１のオンライン支払いゲートウェイに送る（要素６０７）。それから、要素１０１は、支払い要求を処理し、「承認された」状態か又は「承認されていない」状態かのいずれかを返す。本説明のために、要素１０１は、「承認された」状態を要素１０４に返す（要素６０８）ことが仮定される。要素１０４による支払い承認の受信及び検証に対して、引き渡し／販売作動コマンド（要素６０９）が（アプリケーション１０４から）要素１０３に送られて、物理的商品が引き渡される。要素６０９は、装置１０３のタイプに、及び引き渡される商品のタイプに固有であることに留意する。本説明を目的として、要素６０９は、購入される製品を含む扉又は引き出しをロック解除する（又は、他の実施形態において、例えば、購入されるコンテンツを中にエンコードされたＱＲを表示する、などの）リモートコマンドであると見なされる。作動コマンド（要素６０９）を受信すると、要素１０３は要求されたアクションを実行し、製品が引き渡され（要素６１０）、この引き渡しは要素１０３によって検証される。上記検証は、いくつかの形態において発生し得る。一実施形態において、要素１０３は、光学センサ又は重量測定センサなどのセンサのアレイを有し、上記センサのアレイが、１０４からの製品除去を検出する。ユーザ１０５は商品を受け取り（要素６１０）、上記の検証された引き渡しステータスが要素１０３によって要素１０４に対してリレーされる（要素６１３）。要素１０４は、完全な売り渡しセッション及びトランザクションレコードを整形し、上記情報を要素１０２に送信する（要素６１１）。要素１０２は、上記情報を利用して、要素１０５、１０４、１０３、１０１に関連するすべての情報を更新する（要素６１４）。上記の処理の部分は、要素１０４が確認／ありがとうのユーザインターフェース（ＵＩ）をユーザ１０５に対して表示することと共に終了し（要素６１２）、この後、すべての装置が通常状態に戻る。

図７は、本発明の一実施形態におけるセキュアチャネルを作成する処理を含む。アプリケーション１０４及び販売装置１０３が、互いに購入及び金銭情報を交換するために、セキュア通信チャネルを必要とする（要素７０２）。一実施形態において、永続的な非セキュアチャネルの必要がさらにあり、該チャネルが使用されて、鍵交換及びセキュアチャネルの作成が可能にされる。下記のシーケンスは、セキュアサービス及び非セキュアサービスが提供されるようにサービスが定義され得るところのテクノロジー（例えば、ＢＬＥ）に対して使用されることができる。通常状態において、要素１０３は、（非セキュアチャネル７０１を通じて、）ローカルに記憶された一意識別子（ＵＵＩＤ）を広告する。アプリケーション１０４が近接検出モードのままであり、要素１０３装置の信号レンジ内に出現するとき、要素１０４は、装置１０３に対してごく近接におけるＵＵＩＤ広告（要素７０３）を検出することになる。要素１０４は、ＵＵＩＤのフォーマットを検証し、暗号ノンス値を生成する。要素１０４は、非セキュアチャネルを介して上記ノンスを要素１０３にリレーする（要素７０４）。このポイントにおいて、要素１０３と要素１０４との双方が、ＵＵＩＤ、ノンス、及び専有のハッシュ／エンコードを用いて、キー値を独立的に生成する（要素７０５、７０６）。上記方法のロジックは、要素１０３と１０４とにおける共有された秘密を表し、結果として、同一のキー値が要素１０３及び１０４によって独立的に生成されることになる。様々な実施形態が、様々なプロトコルを使用して対称鍵（例えば、ディフィー・ヘルマン、Ｓｉｇｍａ（ＳＩＧｎ ａｎｄ ＭＡｃ）、及び同様のもの）を生成することができる。このポイントにおいて、要素１０３及び１０４は、導出されたキーを利用することによってセキュアチャネル７０２を使用して、例えばＡＥＳ（Ａｄｖａｎｃｅ Ｅｎｃｒｙｐｔｉｏｎ Ｓｔａｎｄａｒｄ）及び同様のものを用いて、上記サービスを通じてすべてのトラフィックのペイロードを暗号化する（要素７０８）ことを始めることができる。非セキュアペイロードが任意の時間にチャネル７０１を介して交換されてもよいことに留意する（要素７０７）。要素１０４は、さらに、ノンス値を再生成し、キー生成コマンドを再送付してもよい。このことは、時間又は他のイベント情報に基づいて回転するキー値を許容することによって、増加されたセキュリティを可能にする。

図８は、本発明の一実施形態におけるビーコン発見の処理を含む。販売装置１０３が、いくつかの方法のうちの１つにおいて、アプリケーション１０４によって発見され、あるいは場所を特定されることができる。上記方法の各々が、１つ以上の装置１０３を発見する働きをし得ることに留意する。このことは、装置発見状態完了に対して、発見された１つ以上の装置１０３のリストを要素１０４が有し得ることを意味する。

一実施形態において、販売装置１０３は低レベルワイヤレスビーコンサービスを含み、該サービスが使用されて、装置発見を検出し、有効にする。消費者１０５は、要素１０４の実行インスタンスを有するコンピューティングノード（例えば、スマートフォン）を所持している。ユーザ１０５が要素１０３のビーコン信号レンジに入るとき、要素１０４はビーコン署名を検出し、要素１０３の妥当なインスタンスであることを検証する（要素８０１）。応答において、要素１０４はアクティブ化し、通知及び選択画面、及び／又はオーディオを介して（要素８０２）、要素１０３の１つ以上のインスタンスが付近にあることをユーザ１０５に通知する。ユーザ１０５は、アクションを選択すること及び／又は確認することによって（要素８０３）、関心を肯定応答する（acknowledges）。このポイントにおいて、１０３の特定のインスタンスが要素１０４、１０５に関連付けられ、発見されている（要素８０４）。

図９は、本発明の一実施形態における手動発見の処理を含む。一実施形態において、手動発見は、消費者がシーケンスを開始することで始まる。ユーザ１０５は、要素１０４を開き（要素９０１）、ＵＩを介して、要素１０４内の検索機能を開始する（要素９０２）。要素１０４は、要素１０２に対して発見要求を行う（要素９０３）。この要求は、ユーザ１０５及び要素１０４に関する文脈的（contextual）情報、例えば、ＧＰＳにより導出される場所、アイデンティティ、及び他の検索／発見基準などを含む。要素１０２は、要求に最も良くマッチする装置１０３の検索を実行し、ネットワーク内の装置１０３のサブセットで応答する（要素９０４）。要素１０４は、このリストを、（可能性として、様々な装置１０３に対する地図及び指示と共に、）アプリケーションＵＩを介してユーザ１０５に提示する（要素９０５）。ユーザ１０５は、このことに対して、最も近い又は所望の１０３装置に向かって移動することによって応答する（要素９０６）。一実施形態において、すべての装置１０３が、そのＵＵＩＤをアクティブに「ビーコン送信している（beaconing）」。ユーザ１０５が装置１０３のうち１つ以上の近くの近接に入ると、要素１０４は、ビーコン及びＵＵＩＤ（要素９０７）を認識し、検証する。要素１０４が「歓迎」又は「完了」メッセージをユーザ１０５に対して提示し（要素９０８）、要素１０４、１０３は装置発見済み状態に入る（要素９０９）。

図１０は、本発明の一実施形態における無線周波数識別（ＲＦＩＤ）／近距離通信（ＮＦＣ）発見の処理を含む。コンピューティングノード（例えば、スマートフォン）に常駐するＲＦＩＤ／ＮＦＣ装置を使用してコンタクトを開始することによって、装置１０３が発見されることができる。ユーザ１０５は、要素１０３と近くに物理的に近接しており、要素１０３におけるＲＦＩＤリーダ装置に対してコンピューティングノード（例えば、スマートフォン）をタッチし又はタップすること（又は、近くの近接に置くこと）によって始める（要素１００１）。要素１０３は、応答において、標準ＲＦＩＤ読み出しコマンドをノードに送る（要素１００２）。このことは、２つのアクションを開始する。すなわち、要素１００３がコンピューティングノード内で実行されているアプリケーション１０４を起動する（又は、実行されているアプリケーション１０４を検証する）ことと、要素１００４がＢＬＥサービスを起動する（又は、起動され又は実行中であるＢＬＥサービスを検証する）ことである。いったん要素１００３、１００４が完了されると、要素１０３はＵＵＩＤを要素１０４に送信し（要素１００５）、システムは装置発見済み状態に入る。

図１１は、本発明の一実施形態における装置例外／アラートの一実施形態を含む。販売装置１０３が、（いくつかの実施形態において）ＷＡＮ通信の能力があるテレメトリ装置を含まないため、情報の協働的なリレーのシステムが、下記のとおり、要素１０３とサーバアプリケーション１０２との間に確立される。要素１０３は、要素１０２にリレーされるべきである（例えば、装置１０３の在庫又は冷却システムに関連する）ローカルのアラート、例外、又は他のイベントに遭遇する。要素１０３は、イベントに関する情報と、補助的データ、例えば、タイムスタンプ及び他のローカル条件などとを捕捉する。要素１０３は、ローカルストレージ内で上記イベントをキューに入れ（queues）、可能性として、該イベントを、転送を待っている他のキューに入れられたイベントと共に、ログに入れる。ユーザ１０５は、通常コースのアクションを通して１０３に遭遇し、上記で説明されたとおり、装置発見済み状態に入る（要素１１０１）。要素１０４及び１０３は、上記で説明されたとおり、セキュア通信チャネル１１０２を確立する。この接続上で、要素１０３はいくつか又はすべてのキューに入れられた情報を１０４にリレーする（要素１１０３）。このことは、ユーザ１０５に対して、購入により駆動される従事でない可能性があるため、許可シーケンスが起動され、これにおいて、要素１０４は、要素１０４のワイヤレス（例えば、３Ｇ／４Ｇ／Ｗｉ‐Ｆｉ）ネットワークを利用して情報をリレーするための許可を要求する（要素１１０４）。許可が承諾されると（要素１１０５）、要素１０４は、要素１０３からの例外又はイベントに基づいて、必要とされるとおり、一連の１つ以上のトランザクション（要素１１０６、１１０７、１１０８）を始める。一実施形態において、１つのトランザクションが下記のとおりである。要素１０４が、キューに入れられたイベントを要素１０２に転送し（要素１１０６）、要素１０２が該イベントを処理する。要素１０２は応答を生成し、該応答は、要素１０３が実行するよう意図されたコマンド及び／又はステータスを含むことができる。要素１０２はこの応答を要素１０４にリレーし（要素１１０７）、それから、要素１０４が上記情報を要素１０３に転送する（要素１１０８）。場合により、コマンドは、要素１０３からのさらなる情報を生成することができ、該情報は要素１０４にリレーされて戻され（要素１１１１）、シーケンス１１０６、１１０７、１１０８は、すべてのコマンド及びステータスが処理されるまで繰り返されることになる。要素１０４は、ＵＩ要素を用いて、完了したオペレーションをユーザ１０５に知らせ（要素１１０９）、このことは、要素１０４がＷＡＮネットワークインターフェースを利用することを可能にする褒賞と組み合わせられてもよい。完了に対して、すべての装置が通常状態に入る（要素１１１０）。

図１２は、本発明の一実施形態における、カタログ／データベースをリモートに更新する処理を含む。販売装置１０３が（一実施形態において）ＷＡＮ通信装置を含まないため、情報の協働的なリレーのシステムが要素１０３と１０２との間に確立される。要素１０２が、コマンド、構成、又は他の情報を要素１０３に送る必要があるとき、一実施形態において、そのシーケンスは下記のとおりである。要素１０２が、ユーザインタラクション又は何らかの時間／イベントに基づくロジックを通じて、要素１０３に行くことになっている、キューに入れられた要求を準備する（要素１２０１）。要素１０２は、いくつか又はすべての装置１０３について、個々のキューを維持し、キューは、いくつかの保留中の要求を含むことができる。ユーザ１０５は、通常コースのアクションを通して要素１０３に遭遇し、上記で説明されたとおり、装置発見済み状態に入る。要素１０４及び１０３は、上記で説明されたとおり、セキュア通信状態に入る（図７を参照）。この接続上で、要素１０４は要素１０２についての標準的な装置要求を行う（要素１２０２）。標準的な装置情報（例えば、売り渡し在庫、価格設定、及び同様のもの）と共に、要素１０２は、特定の装置１０３についてのイベントキューをサンプリングする。キュー内に情報が存在する場合、要素１０２は、該情報を、応答情報の一部として要素１０４にリレーする（要素１２０３）。それから、要素１０４が、キューに入れられたイベント情報を要素１０３に引き渡し（要素１２０４）、それから、要素１０３は、応答を要素１０４に返す（要素１２０５）。要素１０４は、応答データを要素１０２に返す（要素１２０６）。要素１０２は、データベース及び装置カタログを更新して、キューに入れられたイベント情報と応答データとの引き渡しを反映し（要素１２０７）、すべての装置が通常状態に入る。

図１３Ａ〜図１３Ｊは、一実施形態におけるユーザ体験（例えば、図６を参照）を提供する一連のＧＵＩを表す。図１３Ａは、販売アプリケーション１０４を自身のコンピューティングノード上に有する、販売装置１０３（ただし、アプリケーション１０４によってリンクされておらず、あるいは発見されていない）の近くのユーザを表す。アプリケーション１０４は“ＶＢ”に言及しており、本議論を目的として、ＶＢは、「販売ボックス（vending box）」の省略形である。図１３Ｂは、装置発見に従事したアプリケーション１０４及び装置１０３が（例えば、図８、又は図６の要素６０１を参照）、結果として、互いを成功裏に発見する要素１０３、１０４になり、各々が装置発見済み状態に入ることを表す。図１３Ｃは、アプリケーション１０４及び装置１０３が互いにセキュア通信チャネルを作成することに従事することを表す（例えば、図６の要素６０２、及び全体として図７を参照）。図１３Ｃは要素１０３、１０４間で交わされる“ＩＤ”を示しており、上記ＩＤは、図７のブロック７０３に類似する。図１３Ｄは、図６の要素６０３に対応し、図１３Ｅは、図６の要素６０４に対応する。図１３Ｆは、図６の要素６０５に対応する。図１３Ｇは、同じアプリケーション１０４が如何にして、異なる装置１０３（図１３Ｇにおいて装置“Ｅ”として示されており、一方、図１３Ｃは装置“Ａ”に対応する）にさらに従事し得るかを示す。図１３Ｈ、図１３Ｉ、図１３Ｊは、図１３Ｄ、図１３Ｅ、図１３Ｆに対応し、ただし再び、装置Ａに代わって装置Ｅに関連する。結果として、図１３Ｊは、製品についてのより少ない選択の機会を示している（すなわち、装置Ａについて６つの利用可能な製品があるが、装置Ｅについて５つの利用可能な製品しかない）。より少ない製品申し出は、以前は利用可能な６番目の製品が現在在庫切れであり、ゆえに選択肢としてもはやリストアップされないことを示し得る。さらに、図１３Ｆ及び図１３Ｊの背景が互いに異なり、提示及び一般的マーケティングが如何にして、装置ごとに又は装置のグループごとに変動することができるかを示している。

図１３Ｋ〜図１３Ｍは、一実施形態におけるユーザ体験を提供する一連のＧＵＩを表す（例えば、図６を参照）。図１３Ｋは、図１３Ｆ及び図１３Ｊのいずれかに類似する。しかしながら、図１３Ｌは、製品固有情報が如何にして、最新の情報に基づいてユーザにとって迅速に利用可能にされ得るかを示す（例えば、購入を誘うために朝の早くに「オフ」時間の間に＄１．２５価格が下がり得るところの動的価格設定）。図１３Ｍは「ありがとう」のＵＩを示しており、ユーザに来たる製品引き渡しを警告している。

図１４は、本発明の一実施形態における仮想褒賞／ギフト変換及び引き渡し処理を含む。一実施形態が褒賞及び引き渡しメカニズムを可能にし、該メカニズムは、仮想の褒賞及び／又はギフトを物理的商品に変換することに使用され、上記商品のリモートの引き渡しを、リモートに、意図された受領者に対して可能にすることができる。一例が、ユーザがモバイルビデオゲームにおいて褒賞を勝ち取ることと、それから、上記ユーザがローカルの引き渡し場所に直面するときに物理的商品を受け取ることとを含む。ユーザ／プレーヤ１４０６が、コンピューティングノード（例えば、スマートフォン）１４０５と相互作用し（要素１４１２）、上記コンピューティングノードは、ビデオゲームアプリケーション１４０４と販売モバイルアプリケーション１４１４との双方（いくつかの実施形態において互いから別個であり、さらなる実施形態において一方が他方の中に含まれる）を含む。ユーザ１４０６がビデオゲーム１４０４における達成を完了するとき、褒賞が見返りとして獲得される。ゲーム１４０４は、ゲームサーバ１４０１に対してこのステータスを場合により報告してもよく（要素１４０７であり、要素１４０７は装置サーバに含まれることができ、あるいは、他の実施形態において逆もまた同様であり得る）、あるいは、このことを、プロセス間呼び出し、ユニフォームリソースインジケータ（ＵＲＩ）解決、及び同様のもの（要素１４０９）を介して、要素１４１４に直接報告してもよい。いずれの場合も、販売サーバ１４０２がクレジットトークンを受信する。サーバ１４０１からのコンタクトの場合、要素１４０１と１４０２とにおける対話が確立され（要素１４０８）、トークンが交換される。直接のアプリケーション対アプリケーションのコンタクトの場合、要素１４１４は要素１４０４から使用可能性（enablement）を受信し、それから、要素１４１４は経路１４１０を介して直接、要素１４０２にコンタクトする。いずれかのソースからトークンを受信すると、要素１４０２は、ユーザ１４０６の識別を検証し、任意のロイヤルティ及び／又は褒賞のポリシー又は規則を処理し、検証された応答をサーバ１４０１及び／又はアプリケーション１４１４に返す。最後、要素１４０４は、使用可能性通知を受信し、このステータスをユーザ１４０６に対して表示し（要素１４１２）、ユーザ１４０６が販売ネットワークから物理的商品引き渡し（又は、非物理的商品引き渡し、例えば、２Ｄ又は３Ｄ（ホログラフィック）のＱＲコード（登録商標）などのバーコード内にエンコードされた褒賞など）を受ける権利を有することを示す。このポイントにおいて、ユーザ１４０６は、上記で説明されたとおり、装置発見状態に入り得る。装置発見に対して、ユーザ１４０６は、図６の「基本的なユーザ体験」に説明されたフローに入り、これにおいて、フローは要素６０６まで順当に続く。支払い選択及びチェックアウトシーケンスに代わって、アプリケーション１４１４は、クレジット又は「無料」製品引き渡しを表示し、支払いが必要とされないので要素６０７、６０８を消去する。検証に対して、アプリケーション１４１４は、通常として要素１４０３と相互作用して、製品を作動させ及び引き渡す（要素１４１１）。要素１４１４は、完了に対して、要素１４０２を更新し（要素１４１０）、すべての装置が通常状態に入る。

図１５は、本発明の一実施形態における贈呈された商品のリモートの引き渡しの処理を含む。一実施形態が、「ギフト与え手」エンティティから「ギフト受け手」エンティティへの、物理的商品についてのセキュアな、検証された、リモートの引き渡し（又は、非物理的商品引き渡し、例えば、２Ｄ又は３Ｄ（ホログラフィック）のＱＲコード（登録商標）などのバーコード内にエンコードされた褒賞など）を可能にし、これにおいて、上記２つのパーティーは、異なった、さらには知らない物理的場所にある。一実施形態が、物理的商品の贈呈及び受け取りに対処し、下記のとおり進む。ギフト与え手１５０１はコンピューティングノード（例えば、スマートフォン）１５０４を有し、コンピューティングノード１５０４は、販売モバイルアプリケーション１５０５（又は、例えばパーソナルコンピュータ上で動作する、非モバイルバージョンのアプリケーション）を含む。別法として、ユーザ１５０１は、要素１５０４内のネイティブ（native）ブラウザ１５１５を利用してもよい。アプリケーション１５０５の場合、ユーザ１５０１は、要素１５０５及び１５０７と相互作用して（要素１５０６）、識別、受領者としてのユーザ１５０２の選択、贈呈されるべき製品選択、及び同様のことを完了させる。贈呈される商品に対する支払いは要素１５１７を介して成し遂げられ、これにおいて、要素１５０５は、ユーザ１５０１の記憶されたクレデンシャルを使用して、支払いゲートウェイ１５１６を用いて商品の支払いを承認する。要素１５１５の場合、ユーザ１５０１はウェブアプリケーション（図１５の処理のための関連する機能性の観点において、アプリケーション１５０５に類似する）と相互作用し、上記ウェブアプリケーションは要素１５０７によってサービスされる。受領者としてのユーザ１５０２の選択、贈呈されるべき製品の選択、及び要素１５１６を用いた製品に対する支払いはすべて、標準のＨＴＴＰ／ＨＴＴＰＳウェブプロトコル及びウェブアプリケーションテクノロジーを用いて要素１５０６、１５１７を介して成し遂げられる。いずれの場合も、要素１５０７は、ギフトトークンを処理し、データベース内に記憶し、ユーザ１５０２に対する引き渡しを保留する。このアクションは結果として、トランザクション完了ＵＩがユーザ１５０１に対して引き渡されることと、場合により、プッシュ通知が生成され、ユーザ１５０２に引き渡されて、保留しているギフトについての可用性がアナウンスされることとをもたらす。ユーザ１５０２はコンピューティングノード（例えば、インターネット接続された眼鏡又は腕時計、スマートフォン、及び同様のもの）１５１０を有し、コンピューティングノード１５１０はモバイルアプリケーション１５１１を含む（あるいは、モバイルアプリケーション１５１１に結合する）。ユーザ１５０２は、要素１５１１を起動すると、プッシュ通知を受信するか、あるいは保留しているギフト引き渡しに気付く。いずれの場合も、ユーザ１５０２及び要素１５１１は、上記で説明された装置発見状態に入る。装置発見に対して、ユーザ１５０２は図６に説明されたフローに入り、これにおいて、フローは要素６０６まで順当に続く。支払い選択及びチェックアウトシーケンスに代わって、要素１５１１は「ギフト」製品引き渡しを表示し、支払いが必要とされないので要素６０７、６０８を消去する（しかしながら、ギフトが、販売されることになる商品又はサービスのコストのうち一部分のみを満足する場合、上記要素が依然として採用されてもよい）。検証に対して、要素１５１１は通常として要素１５１３と相互作用して、製品を作動させ及び引き渡す（要素１５１２）。要素１５１１は、完了に対して、要素１５０７を更新し（要素１５０８）、すべての装置が通常状態に入る。場合により、要素１５０７は、立証として、ユーザ１５０２への引き渡しに対して、ユーザ１５０１に返る通知を生成してもよい。

図１６は、本発明の一実施形態におけるレトロ適合させた従来ＶＭのシステムを含む。一実施形態が、従来のＶＭアーキテクチャ（従来のＶＭアーキテクチャの一例について、要素１６０１を参照）に「レトロ適合する（retro-fitting）」モジュール１６１０（これは、新規であり、本発明の一実施形態である）によって、従来のＶＭの既存セットが、本明細書に論じられる特徴について有効にされることを可能にする。従来アーキテクチャにおいて、ＶＭ１６０１は、マルチドロップバス（ＭＤＢ）１６０３などの標準バスインターフェースに接続される一連の周辺装置を含む。これら周辺装置は、個々の機能をＶＭＣ１６０９に提供し、個々のマシンについてのフルの特徴セットを一緒に作り上げる。上記は、限定なしに、硬貨受け入れ器／釣り銭提供器１６０４、通貨紙幣受け入れ器１６０５、磁気クレジットカードスワイプリーダ１６０６、スマートカードＮＦＣ／ＲＦＩＤリーダ１６０７、及びＷＡＮテレメトリ装置１６０８を含む。この実施形態を用いて、上記コンポーネント（例えば、要素１６０３、１６０４、１６０５、１６０６、１６０７、１６０８、及び／又は１６０９）のうちいくつか又はすべてが除去され、要素１６０２で置換されてもよく（要素１６１１）、要素１６０２は（この実施形態において）、ＭＤＢと取り付けられた（attached）モジュール１６１０とを有する。上記で説明されたコンポーネントの置換で、要素１６１０は、上記の置換された要素の各々についての、ＭＤＢ上でのいくつか又はすべての機能的コマンド及び応答情報のエミュレーションを実行する。このモードにおいて、ＶＭＣ要素１６０９はいかなる修正又は改変も必要とせず、代わって、置換前と同じモードにおいて動作する。ＶＭＣ要素１６０９は、その役割を要素１６１０がエミュレートするとき、各コンポーネントについて、ＭＤＢ上で妥当なプロトコルを感知する。このモードにおいて、販売マシン要素１６０１のフルの機能性が達成され、ただし、かなり少ないコンポーネントを用いてである。ユーザ体験及び機能性は要素１６０１及び１６０２間で異なり（例えば、基本的なスタンドアロン販売 対 モバイルコンピューティングノード（例えば、スマートフォン）対応販売ネットワーク）、しかし、基本的なＶＭユニットは（例えば、在庫の保管、及び、扉を開けて物理的商品を配布するサーボモータの観点において）同じであり、従来のＶＭ構造におけるベンダーの投資は保存されることに留意する。要素１６１０は、ＭＤＢにより取り付けられた周辺装置のうち必要とされるセットをエミュレートして、ＭＤＢ標準コマンドを使用することによりＶＭＣ１６０９を適切に制御することによって、スタンドアロン装置１０３（図１を参照）のいくつか又はすべての態様をエミュレートする。いくつかの実施形態が、標準ＭＤＢを通して提供されるインターフェースを越えて、要素１６１０及び１６０９間のさらなるインターフェースを提供する。このインターフェース１６１２は、必要に応じて、１６０９又は１６０２のいずれかの直接制御に使用されることができる。この直接インターフェース要素１６１２は、これらに限られないが、シリアルのＤＥＸインターフェース、直接のボタン／ディスプレイ制御、温度／温度自動調節の感知及び／又は制御、圧縮器（compressor）及び／又は照明制御、等を含み得る。

図１９は、本発明の一実施形態における「レトロ適合モジュール」を含む。本図は、図１６に関連して上記で対処された、モジュール１６１０の一実施形態に対処する。モジュール１６１０は、販売装置１０３の一実施形態からの要素、例えば、
近接検出モジュール３００（例えば、図８を参照）、ワイヤレス通信サブシステム及びセッション確立モジュール３０１（例えば、図７を参照）、並びにアプリケーションコントローラ３０２などを含み、アプリケーションコントローラ３０２は、モバイルアプリケーション１０４に対してスレーブモジュールであることが可能である。モジュール３００、３０１、３０２の実施形態、及び／又はこうしたモジュールにより実行される処理は、上記で説明されている。さらに、モジュール１０１６の一実施形態が、（ＭＤＢ１６０３にインターフェースする）ＮＡＭＡ（Ｎａｔｉｏｎａｌ Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｍｅｒｃｈａｎｄｉｓｉｎｇ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ）標準ＭＤＢ光電気インターフェース１９０１と、装置エミュレーションライブラリ１９０２とを含み、装置エミュレーションライブラリ１９０２は、業界固有のＭＤＢ取り付け可能装置についての直接のＭＤＢレベルのエミュレーションを可能にする。一例として、要素１９０２は、物理的な硬貨受け入れ器装置（又は、紙幣収集器、及び同様のもの）を直接エミュレートするためのロジック及び状態管理能力を含み、したがって、ＶＭＣ１６０９は、ロジック１９０２をそのようなものとして認識し、モジュール１６１０が真の物理的な硬貨受け入れ器装置であるかのようにロジック１９０２と（例えば、いくつかの実施形態において直接的に、あるいは、他の実施形態において直接ＶＭＣインターフェースモジュール１６１２を介して間接的に）相互作用する。このやり方において、ロジック１９０２は、モバイルアプリケーション１０４の制御下で、販売マシン１６０１の機能をフルに自動化するのに必要とされるとおり、様々な物理的装置の存在をシミュレートすることができる。

図２０は、本発明の一実施形態における「レトロ適合モジュール」の動作の処理を含む。例えば、図２０は、レトロ適合させたＶＭ１６０２などの、従来ＶＭにおけるレトロ適合モジュールについてのイベントのシーケンスの一実施形態を含む。レトロ適合モジュール１６１０を用いると、旧来のＶＭＣ１６０９は、このレトロ適合モードのオペレーションをサポートするための構成の変更を必要としない。モジュール１６１０は、ＶＭＣ１６０９が通常として動作するような（すなわち、ＶＭＣ１６０９がこれに結合された従来のＶＭコンポーネント（例えば、硬貨受け入れ器、紙幣受け入れ器、及び同様のもの）を用いてするであろうとおりの）、シミュレートされた及び／又はエミュレートされたネイティブ環境を提供する。図２０の動作は、装置発見（例えば、図８）、通信セッション確立（例えば、図７）、製品提示（例えば、図６）、製品選択（例えば、図６）、及び支払い承認（例えば、図６）で始まる。

しかしながら、販売装置１０３の動作とモジュール１６１０を用いたレトロ適合させたＶＭの動作との間に、いくつかの差が存在する（すなわち、システム１６０２は、装置１０４からのオペレーションの観点において、違いを有する）。例えば、いくつかの差は、モジュール１６１０（例えば、ＶＭ１６０２を演じている（rendering））を用いて最適合させられている従来のＭＤＢベースのＶＭ（例えば、ＶＭ１６０１）とのインタラクションにある。図２０に示されるとおり、消費者１０５は、これまで説明された一連のイベント（例えば、図６〜図８）に従って、承認された売り渡しを開始する（要素２００１）。モバイルアプリケーション１０４は、モジュール１６１０に、製品を分配するように命令する（要素２００２）。このポイントにおいて、モジュール１６１０は、一連の標準装置（例えば、要素１６０４、１６０５、１６０６）のＭＤＢエミュレーションを始め（要素２００３）、したがって、ＶＭＣ１６０９は、当業者に知られる標準的なＶＭシーケンスを「目にする」。この例において、要素１９０２は、売り渡しを満たすのに十分な通貨を提示されている従来の硬貨受け入れ器１６０４のプロトコル及び状態をエミュレートする。他の装置、例えば、紙幣受け入れ器１６０５、キャッシュレス装置１６０６、ＲＦＩＤトークン１６０７、及び／又は閉ループ販売装置、並びに同様のものなどが、同じやり方においてエミュレートされてもよい。モジュール１９０２は、周辺装置の状態及び／又はステータス（例えば、エミュレートされた装置１６０４の状態及び／又はステータス）をＶＭＣ１６０９に移植し、したがって、ＶＭＣ１６０９は製品分配器の作動を有効にし、このことが今度は、販売される製品を引き渡すことになる。上記作動は、要素２００３に図示されるとおり、ＭＤＢエミュレーションによって実行されてもよく、あるいは、例えば、上記作動は、ＶＭＣ１６０９が通常の製品選択イベントを感知するような物理ボタンの押下をシミュレートするさらなるエミュレーションであってもよい。いずれの場合も、通貨受け入れのエミュレーションと選択ボタンの押下のシミュレーションとの組み合わせは、ＶＭＣ１６０９（又は、同等のコントローラ／プロセッサ）が、ＶＭに対してネイティブ（例えば、要素１６０４）である物理装置（例えば、サーボモータ、ロッキング機構、及び同様のもの）を作動させることを可能にし（要素２００４）、製品が消費者１０５に対して分配される（要素２００６）。旧来のＶＭＣ１６０９は、成功裏の製品分配をモジュール１６１０に通信して返してもよく、モジュール１６１０はアプリケーション１０４に対してリレーし、あるいはその他の方法で成功を示す（要素２００８）。アプリケーション１０４は、消費者１０５に対してトランザクションを肯定応答し（要素２００９）、それから、図６に説明されたとおり、通常の売り渡し後の処理に進む。完了の後、すべての装置がデフォルトの状態に入る。

本発明の一実施形態は、近接検出モジュールとワイヤレス通信モジュールとＭＤＢインターフェースと装置エミュレーションモジュールと命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体とを含む販売システムを含み、上記命令は、このシステムに、物理的な硬貨受け入れ器装置と紙幣受け入れ器とＲＦＩＤリーダとのうち少なくとも１つの状態についてのＭＤＢレベルのエミュレーションをＶＭＣに対して通信させる。

こうして、様々な実施形態が本明細書に説明され、これら実施形態は様々な利点を提供する。

一実施形態が、最小の制御ロジックを含む簡素なＶＭを含む販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含み、これにおいて、いくつか又はすべてのビジネスインテリジェンス（例えば、在庫管理、売り渡し記録、金銭処理及び釣り銭／払い戻し）がＶＭに存在しない。

一実施形態が、制御システムを含む簡素なＶＭを含む販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含み、これにおいて、非インテリジェントＶＭは、モバイルコンピューティングノードアプリケーションとインターネット常駐サーバアプリケーションとの直接制御下にある。

一実施形態が、ローカルのユーザインターフェースを有さない簡素なＶＭを含む販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含む。

一実施形態が、販売システムを含む簡素なＶＭを含む販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含み、これにおいて、すべてのユーザインタラクション及び体験は、モバイルコンピューティングノードアプリケーション内に包含されるＵＩ要素を通して実施される。

一実施形態が、簡素なＶＭを含む販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含み、これにおいて、マシン売り渡し及び製品在庫制御はマシンによってローカルに及び自律的に管理されない。代わって、すべてのマシン態様は、モバイルコンピューティングノードアプリケーションとクラウドベースのサーバアプリケーションとの組み合わせによって制御される。

一実施形態が、簡素なＶＭを含む販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含み、上記簡素なＶＭは、モバイルコンピューティングノードアプリケーションと通信するようにセキュアモード及び非セキュアモードの双方において使用される単一のＢＬＥ通信機能を超えるさらなる通信システムを含まない。

一実施形態が、簡素なＶＭを含む販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含み、上記簡素なＶＭは、コンピューティングノード（例えば、スマートフォン）の３Ｇ／４Ｇ／Ｗｉ‐Ｆｉデータ接続を使用してすべてのマシン及びアプリケーション関連の情報及びアラートを運ぶ。

一実施形態が、協働するモバイルコンピューティングノードアプリケーションの近接の予期において、様々な収集された情報をリモートの売り渡しポイント端末によってキューに入れることを組み入れた販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含み、これにより、近接が検出され、キューに入れられた情報は、リモートのＰｏＳからコンピューティングノードに、それから、コンピューティングノードからインターネット常駐データ収集サービスにリレーされる。

一実施形態が、協働するモバイルコンピューティングノードアプリケーションとの近接の予期において、接続されていないリモートのＰｏＳ装置への引き渡しについて意図された情報を集中アプリケーション又はサービスによってキューに入れることを組み入れた販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含み、これにより、近接が検出され、情報が集中サービスからモバイルコンピューティングノードに、それから、モバイルコンピューティングノードからリモートのＰｏＳ装置にリレーされる。

一実施形態が、売り渡しを承認し及び調和させるようにコンピューティングノード（例えば、スマートフォン）アプリケーションの制御下のオンライン支払いシステムを組み入れた販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含む。

一実施形態が、集約されたネットワークとして双方の個々のマシンについてのすべての売り渡し、在庫、アラート、例外情報を維持するクラウドベースのサーバを組み入れた販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含む。

一実施形態が、すべてのビジネス及びネットワークオペレーション関連情報のステータス及び条件を表示するインタラクティブなコンソールを組み入れた販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含む。

一実施形態が、直接のブランド対ユーザマーケティングがユーザプロファイル、場所、選好、及び同様のものの組み合わせ及び協調を介して売り渡しトランザクションの間に容易にされる、販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含む。

一実施形態が、最も近いＶＭに対する近接、又は、リモートの引き渡し端末に関連する他の好ましい基準に基づいて、物理的商品の引き渡しを可能にすることによって、仮想商品の物理的商品へのシステム変換を組み入れた販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含む。

一実施形態が、個人が別の個人に対して、各々の物理的場所にかかわらずギフトを作ることができる販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含む。ギフト与え手は、有効にされたＰｏＳ端末と呼応してモバイルアプリケーションを利用することができ、あるいは、上記与え手は、標準的なウェブアクセス可能アプリケーションを使用してもよい。ギフト受け手は、スマートフォンアプリケーションを使用することになり、最も近い近接又はいくらかの他の好ましい基準に基づいて、リモートの場所においてギフトを提供する装置へとガイドされることになる。

一実施形態が、販売のゲーミフィケーションを可能にするシステムを組み入れた販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含み、これにおいて、物理的商品が、定義され及びプログラムされたユーザ活動のコースの間に「勝ち取られ」る。このシステムは、ゲームプレイ又は他の所望されるユーザ挙動のための褒賞のシステムとして、既存のコンピューティングノード（例えば、スマートフォン）ゲーム及びアプリケーションに対する拡大であってもよい。

一実施形態が、本明細書に説明されるワイヤレスの売り渡し及び製品申し出システムを用いて、ＶＭＣとＭＤＢペリフェラルバスと従来の通貨受け入れ器とを含む従来のＶＭがレトロ適合され得るシステムを組み入れた、販売／売り渡しポイントマシンの分散ネットワークを含む。

本明細書に論じられる実施形態（例えば、要素１０３、１０４、１０２）は、以下に論じられる図１７のシステムなどのシステムを利用することができる。実際、複数の実施形態が、多くの異なるタイプのシステムにおいて使用され得る。例えば、一実施形態において、通信装置は、本明細書に説明される様々な方法及び手法を実行するようにアレンジされることが可能である。当然ながら、本発明の範囲は一通信装置に限定されず、代わって、他の実施形態が、命令を処理する他のタイプの装置に向けられることが可能である。

プログラム命令を使用して、命令でプログラムされる汎用目的又は特別目的の処理システムに、本明細書に説明されるオペレーションを実行させることができる。別法として、オペレーションは、該オペレーションを実行するハードワイヤードロジックを含む特定のハードウェアコンポーネントによって、又は、プログラムされたコンピュータコンポーネントとカスタムハードウェアコンポーネントとの任意の組み合わせによって実行されてもよい。本明細書に説明される方法は、（ａ）処理システム又は他の電子装置をプログラムして上記方法を実行するために使用され得る命令を記憶させた１つ以上のマシン可読媒体を含み得るコンピュータプログラム製品、又は（ｂ）システムに上記方法を実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体、として提供されることができる。本明細書において使用される用語「マシン可読媒体」又は「記憶媒体」は、マシンによる実行のための一連の命令を記憶し又はエンコードすることが可能であり（信号を含む一時的媒体、又は非一時的媒体）、マシンに本明細書に説明される方法のうち任意のものを実行させる、任意の媒体を含むものとする。用語「マシン可読媒体」又は「記憶媒体」は、したがって、これらに限られないが、ソリッドステートメモリなどのメモリ、光及び磁気ディスク、読取専用メモリ（ＲＯＭ）、プログラマブルＲＯＭ（ＰＲＯＭ）、消去可能ＰＲＯＭ（ＥＰＲＯＭ）、電気的ＥＰＲＯＭ（ＥＥＰＲＯＭ）、ディスクドライブ、フロッピーディスク、コンパクトディスクＲＯＭ（ＣＤ‐ＲＯＭ）、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）、フラッシュメモリ、光磁気ディスク、並びに、マシンアクセス可能な生物学的状態保存又は信号保存記憶装置などのより風変わりな媒体を含むものとする。媒体は、マシンにより読取可能な形式において情報を記憶し、送信し、又は受信する任意のメカニズムを含むことが可能であり、媒体は、プログラムコードが通過し得る媒体、例えば、アンテナ、光ファイバ、通信インターフェース、及び同様のものなどを含むことが可能である。プログラムコードは、パケット、シリアルデータ、パラレルデータ、及び同様のものの形式において送信されることができ、圧縮された又は暗号化されたフォーマットにおいて使用されることができる。さらに、ソフトウェアを、アクションをとるもの又は結果をもたらすものとして、ある形式又は別のもの（例えば、プログラム、プロシージャ、プロセス、アプリケーション、モジュール、ロジックなど）において言うことは、この分野において一般的である。こうした表現は単に、処理システムによるソフトウェアの実行がプロセッサにアクションを実行させ、あるいは結果を生み出させることを述べるための速記的方法である。

次に図１７を参照し、本発明の一実施形態に従うシステム実施形態１０００のブロック図が示される。システム１０００は、例えば、セルラーフォン、スマートフォン、タブレット、Ｕｌｔｒａｂｏｏｋ（登録商標）、ノートブック、ラップトップ、パーソナルデジタルアシスタント、及びモバイルプロセッサベースのプラットフォームなどの、コンピューティングノードに含まれることが可能である。

マルチプロセッサシステム１０００が図示されており、システム１０００は、第１の処理要素１０７０と第２の処理要素１０８０とを含む。２つの処理要素１０７０及び１０８０が図示されているが、システム１０００の一実施形態がただ１つのこうした処理要素を含んでもよいことが理解されるべきである。システム１０００はポイントツーポイント相互接続システムとして例示されており、これにおいて、第１の処理要素１０７０と第２の処理要素１０８０とはポイントツーポイント相互接続１０５０を介して結合される。例示されている相互接続のうち任意のもの又はすべてが、ポイントツーポイント相互接続ではなくマルチドロップバスとして実施されてもよいことが理解されるべきである。図示されるとおり、処理要素１０７０及び１０８０の各々はマルチコアプロセッサであることが可能であり、第１のプロセッサコア及び第２のプロセッサコア（すなわち、プロセッサコア１０７４ａ及び１０７４ｂと、プロセッサコア１０８４ａ及び１０８４ｂ）を含む。こうしたコア１０７４ａ、１０７４ｂ、１０８４ａ、１０８４ｂが、本明細書に論じられる方法と同様のやり方において命令コードを実行するように構成されることができる。

各処理要素１０７０、１０８０は、少なくとも１つの共有キャッシュを含み得る。共有キャッシュは、プロセッサの１つ以上のコンポーネント、例えば、コア１０７４ａ、１０７４ｂと、１０８４ａ、１０８４ｂとなどによってそれぞれ利用されるデータ（例えば、命令）を記憶することができる。例えば、共有キャッシュは、プロセッサのコンポーネントによるより速いアクセスのために、メモリ１０３２、１０３４に記憶されたデータをローカルにキャッシュしてもよい。１つ以上の実施形態において、共有キャッシュは、レベル２（Ｌ２）、レベル３（Ｌ３）、レベル４（Ｌ４）若しくは他のレベルのキャッシュなどの１つ以上の中間レベルのキャッシュ、ラストレベルキャッシュ（ＬＬＣ）、及び／又はこれらの組み合わせを含んでもよい。

２つの処理要素１０７０、１０８０のみ用いて図示されているが、本発明の範囲はそのように限定されないことが理解されるべきである。他の実施形態において、１つ以上のさらなる処理要素が所与のプロセッサに存在し得る。別法として、処理要素１０７０、１０８０のうち１つ以上が、プロセッサ以外の要素、例えば、アクセラレータ又はフィールドプログラマブルゲートアレイであってもよい。例えば、（１つ以上の）さらなる処理要素には、第１のプロセッサ１０７０と同じである（１つ以上の）さらなるプロセッサ、第１のプロセッサ１０７０に対して異種又は非対称である（１つ以上の）さらなるプロセッサ、アクセラレータ（例えば、グラフィクスアクセラレータ又はデジタルシグナルプロセシング（ＤＳＰ）ユニットなど）、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又は任意の他の処理要素が含まれ得る。処理要素１０７０と１０８０との間に、アーキテクチャ特性、マイクロアーキテクチャ特性、温度特性、電力消費特性、及び同様のものを含むメリットのさまざまな（a spectrum of）メトリクスの観点において、様々な差が存在し得る。こうした差は、これら自体を、処理要素１０７０、１０８０間の非対称性及び異種性として効率的に明らかにすることができる。少なくとも１つの実施形態について、様々な処理要素１０７０及び１０８０が同じダイパッケージに存在し得る。

第１の処理要素１０７０は、メモリコントローラロジック（ＭＣ）１０７２と、ポイントツーポイント（Ｐ‐Ｐ）インターフェース１０７６及び１０７８とをさらに含み得る。同様に、第２の処理要素１０８０は、ＭＣ１０８２とＰ‐Ｐインターフェース１０８６及び１０８８とを含み得る。ＭＣの１０７２及び１０８２は、プロセッサをそれぞれのメモリ、すなわち、メモリ１０３２及びメモリ１０３４に結合し、メモリ１０３２及び１０３４は、それぞれのプロセッサに対してローカルに取り付けられたメインメモリの部分であり得る。ＭＣロジック１０７２及び１０８２は、処理要素１０７０、１０８０に統合されるとして例示されているが、代替的な実施形態について、ＭＣロジックは、処理要素１０７０、１０８０に統合されるのでなく、処理要素１０７０、１０８０の外側の目立たないロジックであってもよい。

第１の処理要素１０７０及び第２の処理要素１０８０は、それぞれ、Ｐ‐Ｐインターフェース１０７６、１０８６を介して、Ｐ‐Ｐ相互接続１０６２、１０１０４を介して、Ｉ／Ｏサブシステム１０９０に結合されることができる。図示されるとおり、Ｉ／Ｏサブシステム１０９０は、Ｐ‐Ｐインターフェース１０９４及び１０９８を含む。さらに、Ｉ／Ｏサブシステムは、Ｉ／Ｏサブシステム１０９０を高性能グラフィクスエンジン１０３８に結合するインターフェース１０９２を含む。一実施形態において、バスを使用して、グラフィクスエンジン１０３８をＩ／Ｏサブシステム１０９０に結合することができる。別法として、ポイントツーポイント相互接続１０３９がこれらコンポーネントを結合してもよい。

次に、Ｉ／Ｏサブシステム１０９０は、インターフェース１０９６を介して第１のバス１０１１０に結合されることができる。一実施形態において、第１のバス１０１１０は、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト（ＰＣＩ）バス、又は、ＰＣＩエクスプレスバス若しくは別の第３世代Ｉ／Ｏ相互接続バスなどのバスであってよく、ただし、本発明の範囲はそのように限定されない。

図示されるとおり、様々なＩ／Ｏ装置１０１４、１０２４が、バスブリッジ１０１８と共に、第１のバス１０１１０に結合されることができ、バスブリッジ１０１８は、第１のバス１０１１０を第２のバス１０２０に結合することができる。一実施形態において、第２のバス１０２０はローピンカウント（ＬＰＣ）バスであり得る。様々な装置が第２のバス１０２０に結合されることができ、上記装置には、例えば、キーボード／マウス１０２２、通信装置１０２６（これが、次に、コンピュータネットワークと通信し得る）、及び、ディスクドライブ又は他の大容量記憶装置などのデータ記憶ユニット１０２８が含まれ、データ記憶ユニット１０２８は、一実施形態において、コード１０３０を含み得る。コード１０３０は、上記で説明された方法のうち１つ以上の実施形態を実行する命令を含み得る。さらに、オーディオＩ／Ｏ１０２４が、第２のバス１０２０に結合されることができる。

他の実施形態が考えられることに留意する。例えば、図示されているポイントツーポイントアーキテクチャに代わって、システムが、マルチドロップバス又は別のこうした通信トポロジを実施してもよい。さらに、図１７の要素は、別法として、図１７に図示されているより多くの又はより少ない集積チップを用いて区分されてもよい。

モジュールは、本明細書において使用されるとき、任意のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせを参照する。しばしば、別個として例示されるモジュール境界は、一般に変化し、潜在的に重なる。例えば、第１の及び第２のモジュールが、いくつかの独立したハードウェア、ソフトウェア、又はファームウェアを潜在的に保有すると同時に、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせを共有することができる。一実施形態において、用語ロジックの使用は、例えば、トランジスタ、レジスタ、又は、プログラマブルロジックデバイスなどの他のハードウェアなどの、ハードウェアを含む。しかしながら、別の実施形態において、ロジックは、ファームウェア又はマイクロコードなどの、ハードウェアと統合されたソフトウェア又はコードをさらに含む。

一実施形態が、製品購入プロトコルを含む。このプロトコルにおいて、販売装置１０３は下記を実行する：１）ビーコンが付近の潜在的な顧客を検出する、４）ＢＬＥ‐モバイル装置接続が有効にされる、５）販売ボックス１０３がシード（Seed）を送る、２０）販売ボックス１０３がキーを受信する、２１）販売ボックス１０３がキーを解読し、適用可能であるかを確認する、２２）販売ボックス１０３が、購入された製品を降ろす、２３）センサが、製品が引き渡されたことを確認する、２４）販売ボックス１０３が、成功裏の引き渡し確認を送る。上記のプロトコルにおいて、モバイルアプリケーション１０４は下記を実行する：２）ビーコンが歓迎画面をトリガする（この実施形態の説明について、この要素（２）は、上記要素（１）のすぐ後、及び下記要素（３）のすぐ前に実施されることになる、などする）、３）顧客が招待を受け入れる（接続シーケンスをトリガする）、６）シード番号と顧客アイデンティティとを販売サーバ１０２に送る、９）モバイル装置／アプリケーション１０４が、製品可用性及び価格を受信し、表示する、１０）ユーザが、購入する製品及び数量を選択する、１２）ユーザが支払い方法を選択する（販売ボックス１０３の褒賞、ＰａｙＰａｌ等）、１３）ユーザが支払い方法にログインし、購入を認める、１８）モバイル装置アプリケーション１０４がキーを受信する、１９）モバイル装置アプリケーションがキーを販売ボックス１０３に送る、２５）モバイル装置が成功裏の引き渡し確認を受信し、販売サーバ１０２に通知する。上記のプロトコルにおいて、支払いサービス１０１は下記を実行する：１４）サーバ１０２がＰａｙＰａｌ（又は、同等のもの）のＡＰＩを通して顧客に請求する。上記のプロトコルにおいて、サーバ１０２は下記を実行する：７）サーバ１０２が販売ボックス１０３からシード番号を受信する、８）該販売ボックスの製品可用性及び価格を送る、１１）モバイル装置から製品選択及び数量を受信する、１５）トランザクションの確認を得る、１６）入力としてシード番号を用いて、製品選択及び数量を含む、製品降下キー（product drop key）を生成する、１７）モバイル装置アプリケーション１０４に一時キーを送る、２６）成功裏の引き渡し確認を受信し、トランザクションのログをとる、２７）クライアントにフィードバックを尋ねるべきかを決める。

一実施形態が、インシデント報告プロトコルを含む、このプロトコルにおいて、販売装置１０３は下記を実行する：１）販売ボックス１０３がインシデント（電力が不足している、加速度計がトリガされた、等）を検出する、２）イベントがフラグを立てられ、タイマがカウントし始める、３）ビーコンが、インシデントと報告する機会とに関して通りすがりのクライアントに通知する、６）販売ボックス１０３がフラグ情報（時間、イベント、失われたセールスの＃、及び同様のものであり、これらのすべてはＤＥＸに適したフォーマッティングに整形されることができる）をモバイル装置アプリケーション１０４に送る。上記のプロトコルにおいて、モバイルアプリケーション１０４は下記を実行する：４）通りすがりのクライアントが、販売マシンが情報を報告したいことを通知される（この実施形態の説明について、この要素（４）は、上記要素（３）のすぐ後、及び下記要素（５）のすぐ前に実施されることになる、などする）、５）クライアントが、報告すると決める、７）フラグ情報を受信する、８）情報をクライアントアイデンティティと共に、ＶＢクラウドに送る、１３）承諾された褒賞を表示する。上記のプロトコルにおいて、サーバ１０２は下記を実行する：９）インシデント情報を受信する、１０）報告に褒賞を与えることを選ぶ、１１）クライアントに褒賞を与え、この褒賞のログをとる、１２）ＶＢクラウドがモバイル装置に、承諾された褒賞に関して通知する。上記のプロトコルにおいて、オペレータ１００は下記を実行する：１４）サーバ１０２が販売オペレータ１００にインシデントに関して即座に通知する。

一実施形態が、製品価格変更プロトコルを含む。このプロトコルにおいて、販売アプリケーション１０４は下記を実行する：５）特定の販売ボックス１０３について、製品可用性及び価格リストを問い合わせる、７）更新された製品可用性及び価格リストを受信する。上記のプロトコルにおいて、サーバ１０２は下記を実行する：３）変更要求を受信する、４）その一意ＩＤについて、価格リスト又は製品可用性を更新する、６）更新された製品可用性及び価格リストを送る。上記のプロトコルにおいて、販売オペレータ１００は下記を実行する：１）製品価格設定又は可用性を変更すると決める、２）要求をサーバ１０２に、新しい価格／可用性及び販売ボックス１０３一意ＩＤと共に送る。番号（例えば、１）、２）、及び同様のもの）は、アクションの実行についての時間的順序を示すものとして解釈されるべきである。

一実施形態が、販売オペレータ要求プロトコルを含む。このプロトコルにおいて、販売オペレータ１００は下記を実行する：１）販売ボックス１０３がサーバ１０２に特定の要求に関して通知する（例えば、オペレータは、販売マシンが位置する場所を知りたい）、１０）販売ボックスオペレータ１００は、最新の販売ボックス１０３座標を通知される。上記のプロトコルにおいて、サーバ１０２は下記を実行する：２）要求を受信し、一意ｉｄに関連付けられたフラグを作成する、５）問い合わせを受信し、販売ボックス１０３がフラグを立てられているかを調べる、６）適用可能である場合、製品可用性及び価格と共に、参加する機会を顧客に送る、９）座標情報を受信し、これのログをとり、販売ボックス１０３オペレータに通知する、１１）顧客に褒賞を与えることを選ぶ、１２）褒賞のログをとり、顧客に通知する。上記のプロトコルにおいて、アプリケーション１０４は下記を実行する：３）ビーコンを通して、購入を行うように招待される、４）一意ＩＤを顧客ＩＤと共にＶＢクラウドに送って、製品可用性及び価格を問い合わせる、７）顧客が、参加し、現在の座標を報告することを選ぶ、８）顧客がロケーションサービスを用いて現在の販売ボックス１０３座標にタグを付け、この情報をＶＢクラウドに送る、１３）顧客が、褒賞を受けたことの通知を受信する。番号（例えば、１）、２）、及び同様のもの）は、アクションの実行についての時間的順序を示すものとして解釈されるべきである。

例１ａは、第１の販売マシン（ＶＭ）を含むシステムを含み、第１のＶＭは：上部（top）と、底部（bottom）と、背面（backside）と、前面（front side）と、前面を背面に結合する第１及び第２の側面と、を有する外側シャーシと；シャーシに含まれるワイヤレス短距離（short range）通信ノードと；シャーシに含まれる区画（compartment）に結合されたアクチュエータと；を含み、（ａ）アクチュエータは、作動に対して、販売される商品を前面の開口に提供し、（ｂ）前面と第１及び第２の側面との各々は、消費者が第１のＶＭの直接の物理的操作を介して第１のＶＭを制御することができる物理的に操作可能な消費者インターフェースを含まない。

一例において、シャーシは、販売ボックスの前面を取り散らかす従来の物理的な消費者インターフェース（例えば、ソーダを選択するためのボタン、通貨収集器、タッチスクリーン、及び同様のもの）なしの、単なるボックスに似ることが可能である。消費者の視点から、いくつかの実施形態において、販売ボックスは簡素な冷却器に似ることが可能であり、そうではあるが、上記ボックスは、開口を介して、販売される商品又は品物を生み出す。当然ながら、販売される商品は、ソーダ又は食料品である必要はなく、しかし、ポストミックス申し出及び同様のことを含み得る。アクチュエータは、販売される商品（例えば、飲み物が最終的に分配されるカップ）を、内部区画から開口に提供することができる。

例２ａにおいて、図１ａの対象事項は、前面と第１及び第２の側面との各々が電子ディスプレイを含まないことと、第１のＶＭが、マルチドロップバス（ＭＤＢ）と硬貨収集器と磁気カードリーダとを含む群のうちのいずれも含まないこととを、場合により含むことができる。

ゆえに、一実施形態が、従来のＶＭに含まれる従来のインテリジェンス／ロジックの多くが（対応するコストと共に）モバイルコンピューティングノード及びクラウドベースのコンピューティングノードにわたって今度はより効率的に分散される、ＶＭを提供する。こうした一実施形態は、また、電子ディスプレイなどの要素を描画する電力のないことを考慮すると、よりエネルギー効率が良い。

例３ａにおいて、例１ａ〜２ａの対象事項は、消費者が第１のＶＭの直接の物理的操作を介して第１のＶＭを制御することができる物理的に操作可能な消費者インターフェースを含まない前面と第１及び第２の側面との各々が、消費者が第１のＶＭの直接の物理的操作を介して第１のＶＭを制御することができる物理的なボタンもインタラクティブな電子ディスプレイも含まない前面と第１及び第２の側面との各々を含むことを、場合により含むことができる。

「消費者が第１のＶＭの直接の物理的操作を介して第１のＶＭを制御することができる物理的に操作可能な消費者インターフェース」の例には、ユーザが製品を選択するところのタッチスクリーン又は機械的ボタンが含まれ、製品は、支払いの後、ユーザに引き渡される。一実施形態が、モバイルコンピューティングノードを単に発見し、可能性としてモバイルノードとＶＭとにおける鍵交換を可能にし、ただしユーザが「第１のＶＭの直接の物理的操作を介して第１のＶＭを制御することができる」ところのＵＩに依然としてならない、簡素なユニットである。

例４ａにおいて、例１ａ〜３ａの対象事項は、第２のＶＭと；第１のＶＭに対応する第１の在庫データと第２のＶＭに対応する第２の在庫データとを記憶する少なくとも１つのマシン可読媒体を含む少なくとも１つのリモートコンピューティングノードと；を場合により含むことができ、第１及び第２のＶＭのいずれも、第１及び第２の在庫データのいずれかに関連する在庫データを記憶するメモリを含まない。

例えば、ＶＭの一実施形態が、その在庫を追跡するためのメモリ及び関連する機器を、これが今度は例えば、クラウドベースのサーバ又は他のこうしたコンピューティングノードによって扱われることが可能であることを考慮して、なしで済ませる（forego）ことができる。

例５ａにおいて、例１ａ〜４ａの対象事項は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することと；第１及び第２のＶＭにそれぞれ対応する第１及び第２のデータを記憶することと；少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することに応答して、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して、第１及び第２のデータをそれぞれ第１及び第２のＶＭに通信することと；を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含むことを、場合により含むことができる。

例えば、サーバノードが、単に広告を表示するＶＭ上のディスプレイ（ただし、ＵＩではない）のために、更新された広告プログラミングを有するキューを含むことができる。広告プログラミングは、第１及び第２のデータに含まれることが可能である。このデータは、ある時間にわたり、スマートフォンを介してＶＭに伝達されることができる。例えば、月曜日に、第１のデータがあるスマートフォンから第１のＶＭに転送されることができ、水曜日に、第２のデータが異なるスマートフォンから第２のＶＭに転送されることができる。

例６ａにおいて、例１ａ〜５ａの対象事項は、第１のＶＭが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを発見することと少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することとを第１のＶＭに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含み、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して第１のＶＭに作動コマンドを通信してアクチュエータを作動させて、販売される商品を開口に提供することを少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含むことを、場合により含むことができる。

例７ａにおいて、例１ａ〜６ａの対象事項は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと；第１の通信セッションを確立することに応答して、第１の通信セッションが終わる前に、少なくとも１つのコンピューティングノードに第１及び第２の在庫データを通信することと；を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含むことを、場合により含むことができる。

一例において、ユーザが、ユーザのスマートフォンが発見されている第１及び第２のＶＭについて、第１及び第２の在庫データを受信することができる。それから、ユーザは自身のスマートフォン上で、第１のＶＭについての在庫の或るリストから第２のＶＭについての別のリストに、ＵＩをはじき（flip）、あるいはスライドすることができ、ゆえに、ユーザは、自身の選択肢の合計数を迅速にわかることができる。

図１８は、まったく別のＶＭの在庫を見るためのＵＩ及び処理の一実施形態を含む。要素１８０１において、ＢＬＥが付近のＶＭを検出し、そのそれぞれの情報をサーバ１０２から得る。要素１８０１のＵＩはＶＭ＃１９８のためのものであり、これは、画面の底部における参照ドットが図示するとおり、付近の５マシンのうちの１つである。要素１８０２において、ユーザは、ＶＭ＃１９８に対してリストアップされていない製品を欲しい場合があり、ゆえにユーザは、（発見されている）次のＶＭに「スワイプし」て、どの製品が利用可能であるかがわかる。要素１８０３において、ＶＭ＃２０６がその現在の製品可用性と共に出現する。選ぶためのより多くの製品があり、ユーザは今、「製品７（product 7）」を購入することに関心があり、製品７は、ソーダ、コーヒー、衣料品、電子装置、エンコードされた値を有するＱＲコード（登録商標）、及び同様のものであり得る。要素１８０４において、ユーザが製品上でクリックするとき、ユーザのモバイルノードからマシン＃２０６へのプライベート接続が、ＢＬＥを通して確立される。要素１８０５において、選択された製品に対する情報がサーバ１０２からダウンロードされ、価格と、販売オペレータ１００に結び付けられたアカウントにおけるユーザの現在の残高と共に、ユーザの装置上に表示される。要素１８０６において、ユーザは製品を購入すること、又はキャンセルして前の画面に戻ることを選ぶ。ユーザは、自身の現在の残高で、又はＰａｙＰａｌ（登録商標）などの支払いアカウントで支払うことを選ぶ。トランザクションの後、製品が消費者に提供される。

例８ａにおいて、例１ａ〜７ａの対象事項は、第１のＶＭが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと、後に、第１の通信セッションを終了することとを第１のＶＭに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含み、第２のＶＭが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第２の通信セッションを確立することと、後に、第２の通信セッションを終了することとを第２のＶＭに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含み、第１及び第２の通信セッションの少なくとも一部分が、互いに重なる（overlap）ことを、場合により含むことができる。

一実施形態において、第１及び第２のＶＭは、同時に、単一のモバイルノードによって装置発見済みモードにあることが可能である。

例９ａにおいて、例１ａ〜８ａの対象事項は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと；第１の通信セッションを確立することに応答して、第１の通信セッションが終わる前に、第１及び第２の在庫データを少なくとも１つのコンピューティングノードに通信することと；第１の在庫データに含まれる製品についてのユーザ始動の選択に応答して、第１のＶＭの物理的場所に関してユーザに指示を提供することと；を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含み、ユーザ始動の選択が、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードから通信されることを、場合により含むことができる。

一実施形態において、ユーザは、１つのＶＭから製品を選び、しかし別のからは選ばず、それから、ユーザが望む製品を有するＶＭへの行き方に関するインストラクションを得ることができる。

例１０ａにおいて、例１ａ〜９ａの対象事項は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、第１のモバイルコンピューティングノードが第２のコンピューティングノードのためにクレジットを購入することを望むと決定することと；第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、第１のモバイルコンピューティングノードが第２のコンピューティングノードのためにクレジットを購入することを望むと決定することに応答して、第２のコンピューティングノードにクレジットを授与することと；第２のモバイルコンピューティングノードと通信して、第２のコンピューティングノードにクレジットが授与されたと示すことと；クレジットが第２のコンピューティングノードに授与されることに基づいて、第２のモバイルコンピューティングノードを介して、第１のＶＭに作動コマンドを通信することと；を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含むことを、場合により含むことができる。

一実施形態において、ユーザ、例えば、子供の親が、自身のスマートフォンを用いて、学校にいる子供にクレジットを贈ることができる。子供のスマートフォンはクレジットされることができ、それから、子供は、販売される製品を取得することができる。

例１１ｂにおいて、例１ａ〜１０ａの対象事項は、クレジットが、第１のＶＭの在庫に含まれる第１の製品に対応し、しかし第１のＶＭの在庫に含まれる第２の製品に対応しないことを、場合により含むことができる。ゆえに、子供の親は、例えば、第２の製品の砂糖含量より少ない砂糖含量を有する第１の製品に向けて、クレジットを対象にすることができる。

例１１ｃにおいて、例１ａ〜１０ａの対象事項は、第２のＶＭを場合により含むことが可能であり、これにおいて、クレジットは、第１のＶＭに対応するが第２のＶＭに対応せず、第１のＶＭにおいて商品に換えることができるが第２のＶＭにおいて商品に換えることはできない。ゆえに、ギフトが、ＶＭの場所において新しいビジネスを生成するとの希望において、まれに使用されるＶＭに受領者を向けることが可能である。例えば、ユーザが通常、第２のＶＭにしばしば行くことがあり（販売オペレータは、これを十分にストックされた状態に保つのが困難な時間を有し、あるいは、販売オペレータは、これに対してより高い手数料を支払わなければならない可能性がある）、オペレータは、ユーザを第１のＶＭに向け直したい場合がある。贈り手は、インターネットに投稿されているＶＭのリストから選択することが可能であり得る。ギフトは、第２のＶＭでなく第１のＶＭのＩＤに固有のキー材料（例えば、第１のＶＭの秘密鍵に対応する公開鍵で暗号化される）を含むことができ、これにより、上記授与を、第１のＶＭで有用であることに限定することができる。

例１１ａにおいて、例１ａ〜１０ａの対象事項は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、さらなるリモートコンピューティングノードと第１のモバイルコンピューティングノードとのうち少なくとも１つと通信して、ユーザがゲームにおいて賞を授与されたことに応答して第１のモバイルコンピューティングノードがクレジットを授与されるべきであると決定することと；さらなるリモートコンピューティングノードと第１のモバイルコンピューティングノードとのうち少なくとも１つと通信することに応答して、第１のモバイルコンピューティングノードにクレジットを授与することと；第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、第１のコンピューティングノードにクレジットが授与されたと示すことと；クレジットが第１のコンピューティングノードに授与されることに基づいて、第１のモバイルコンピューティングノードを介して、第１のＶＭに作動コマンドを通信することと；を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含むことを、場合により含むことができる。

一実施形態において、上記授与は、特定のＶＭにおいて商品に換えることが可能であり得る。ＶＭは、ある一定の場所に位置し得る。例えば、食料品店チェーンが、ゲームをプレイすることを通して取得されるギフト／クレジットの授与をスポンサーしてもよい。食料品店チェーンは、一意ｉｄを備えたＶＭを有する特定の１つ又は複数の店舗を有することがあり、該ＶＭのすべてが、上記授与を受信することになる（授与は、指定されたＶＭ上のキーに対してのみ互換性のあるキー材料を含み得る）。このことは、上記食料品店の場所のうち１つに入るようにユーザに動機を与え得る。

例１２ａにおいて、例１ａ〜１１ａの対象事項は、第１のＶＭが店頭壁（storefront wall）に含まれ、開口が、店頭壁を含む店の外側のエリアに直接さらされることを、場合により含むことができる。

上記の例に従う一実施形態は、にぎやかな通りの店頭が、夜遅くに「ウィンドウショッピングをする人」に対して依然として製品を販売することを可能にすることになる。例えば、本明細書に説明される多くの販売ボックスソリューションの簡素さ及び低コストの性質を考慮すると、商店主は、自店の店頭壁に一連の販売ボックスを含むことができる（例えば、壁は、レンガ、ガラス（すなわち、窓）、及び同様のもので作られる）。各販売ボックスは、単一のロックを有する単一の区画を有し、該ロックをＶＭのアクチュエータが作動させて、ロックをロック解除し、消費者に製品を提供することができる。

別の例として、コーヒーハウスが、注文に対して作られるコーヒーについて、前もって注文を受けることがある。こうした注文は、コーヒーハウスから数ブロックで働くオフィス労働者から来ることがある。この労働者は、自身の注文を（例えば、可能性として、インターネットを通じて又は音声によって）提出し、それから、コーヒーハウスへの移行を始める。コーヒーハウスは、上記労働者の移行の間、コーヒーを作り、このコーヒーを販売ボックスに置くことができ、このことは、受け取りと、オフィス労働者が自身の電話上に有するクレジット（上記で説明されたとおり、クラウドベースのノードから受信される）とに対応する。それから、オフィス労働者のスマートフォン、腕時計、メガネ、及び同様のものが、適切な販売ボックスを発見し、サーバから受信された作動コマンドを用いて販売ボックスを開け、自身のコーヒーを取得することができ、すべて、混雑したコーヒーハウスに入ること及びコーヒーの長時間待ちに取り組むことなしに、することができる。当然ながら、販売ボックスは、すべての実施形態について店頭壁にある必要はない。

例１３ａにおいて、例１ａ〜例１２ａの対象事項は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、第１のＶＭを介して利用可能な１つ以上の製品に対応する第１の在庫データを記憶する少なくとも１つのマシン可読媒体を含み、第１のＶＭが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを発見することと少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することとを第１のＶＭに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含み、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、（ａ）１つ以上の製品についてのユーザの選択に対応する選択通信を、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードから受信することと、（ｂ）選択通信を受信することに応答して、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して第１のＶＭに作動コマンドを通信してアクチュエータを作動させて、販売される商品を開口に引き渡すことと、を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含むことを、場合により含むことができる。

例１４ａにおいて、例１ａ〜例１３ａは、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、１つ以上の製品についてのユーザの選択に対応する注文を、非ワイヤレス短距離通信を介してさらなるコンピューティングノードに通信することを少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含むことを、場合により含むことができる。

一実施形態において、注文は、例えばコーヒーショップ内のノードに対してインターネットを介して送られることが可能であり、したがって、このコーヒーショップベンダーは、ユーザのモバイルコンピューティングノードと販売ボックスとの間で何らかの発見が実施される前に、コーヒーを準備し始めることができる。

例１５ａにおいて、例１３ａ〜１４ａの対象事項は、ワイヤレス短距離通信ノードがＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）と近距離通信（ＮＦＣ）とのうち少なくとも１つについて構成され、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードがサーバを含むことを、場合により含むことができる。

例１ｂは、第１のモバイルコンピューティングノードに：少なくとも１つのリモートコンピューティングノードと通信して、第１のモバイルコンピューティングノードが第２のコンピューティングノードのために第１のクレジットを購入することを望むと示すことと；第２のコンピューティングノードと第３のコンピューティングノードとのうち少なくとも１つが少なくとも１つのリモートコンピューティングノードと通信して、第２のコンピューティングノードと第３のコンピューティングノードとのうち少なくとも１つが第１のモバイルコンピューティングノードのために第２のクレジットを購入することを望んだと示すことに応答して、第２のコンピューティングノードと第３のコンピューティングノードとのうち少なくとも１つから第２のクレジットを受信することと；第１のモバイルコンピューティングノードに第２のクレジットが授与されたと示す通信を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードから受信することと；第２のクレジットに基づいて第１の販売マシン（ＶＭ）に作動コマンドを通信することと；を実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含む。上記の第１のモバイルコンピューティングノードには、例えば、アプリケーション１０４を含むノードが含まれ得る。

例２ｂにおいて、例１ｂの対象事項は、第２のクレジットが、第１のＶＭの在庫に含まれる第１の製品に対応し、しかし第１のＶＭの在庫に含まれる第２の製品に対応しないことを、場合により含むことができる。

例３ｂにおいて、例１ｂ〜２ｂの対象事項は、第２のクレジットが、第１のＶＭに対応するが第２のＶＭに対応せず、第１のＶＭにおいて商品に換えることができるが第２のＶＭにおいて商品に換えることができないことを、場合により含むことができる。

例４ｂにおいて、例１ｂ〜３ｂの対象事項は、第１のモバイルコンピューティングノードに：少なくとも１つのリモートコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと；第１の通信セッションを確立することに応答して、第１の通信セッションが終わる前に、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードから、第１のＶＭ及び第２のＶＭに対応する第１及び第２の在庫データを受信することと；を実行させる命令を、場合により含むことができる。

例５ｂにおいて、例１ｂ〜３ｂの対象事項は、第１のモバイルコンピューティングノードに：少なくとも１つのリモートコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと；第１の通信セッションを確立することに応答して、第１の通信セッションが終わる前に、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードから、第１のＶＭ及び第２のＶＭに対応する第１及び第２の在庫データを受信することと；第１の在庫データに含まれる製品についてのユーザ始動の選択を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに通信することと；ユーザ始動の選択を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに通信することに応答して、第２のＶＭでなく第１のＶＭの物理的場所に関して指示を受信することと；を実行させる命令を、場合により含むことができる。

例１ｃは、販売システムを含み、該販売システムは、該販売システムの１００メートル以内でモバイルコンピューティングノードの近接を検出する近接検出モジュールと；モバイルコンピューティングノードとワイヤレスに通信するワイヤレス通信モジュールと；装置エミュレーションモジュールと；装置エミュレーションモジュールをマルチドロップバス（ＭＤＢ）に結合するＭＤＢインターフェースと；第１の周辺装置状態の第１のエミュレーションを販売マシンコントローラ（ＶＭＣ）に通信することを上記システムに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体と；を含み、第１の周辺装置状態は、物理的な硬貨受け入れ器装置と紙幣受け入れ器とクレジットカードリーダと近距離通信（ＮＦＣ）リーダと無線周波数識別（ＲＦＩＤ）リーダとのうち少なくとも１つの状態に対応する。別の実施形態において、近接検出モジュールは、１ｃｍ、１ｍ、１０ｍ、５０ｍ、１００ｍ、２５０ｍ、４００ｍ、５００ｍ、及び同様のものの範囲内で、モバイルコンピューティングノードの近接を検出する。別の実施形態が、ＭＤＢに限定されず、他のバスシステムと協働してもよい。別の実施形態が、ＶＭＣに限定されず、他のコントローラシステムと協働してもよい。一実施形態において、第１の周辺装置状態は、金融情報をＶＭに伝達する様々な形態のシステム（例えば、キャッシュレス支払いシステム）の状態に対応し、物理的な硬貨受け入れ器装置、紙幣受け入れ器、クレジットカードリーダ、近距離通信（ＮＦＣ）リーダ、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）リーダに限定されない。

例２ｃにおいて、例１ｃの対象事項は、少なくとも１つの媒体が、モバイルコンピューティングノードから第１の作動命令を受信することと；第１の作動命令を受信することに応答して、ＶＭＣに第２の作動命令を通信することと；をシステムに実行させる命令を含み、第１の作動命令が、製品の売り渡しの承認に対応し、第２の作動命令が、販売システムに結合された販売マシンからユーザに製品を販売するように第３の作動命令を発行することをＶＭＣに実行させるように構成され、第３の作動命令が、製品分配器の機械的作動が機械的システムを作動させて製品をユーザに伝えること可能にすることを、場合により含むことができる。一実施形態において、「第１の作動命令」は、第１の作動命令が必ず直接的作動コマンドを必要とすることを示すと見なされるべきではなく、しかし代わって、一連の命令を生じさせる一般的認可命令などの間接的作動を含むことが可能であり、上記一連の命令のうち１つが、最終的に、システム（例えば、ロック又はギア）を作動させて製品を動作させ、販売する。同じことが「第２」及び「第３」の作動コマンドについて当てはまり、しかしながら、いくつかの実施形態において、第１、第２、及び第３の作動コマンドのうちいくつか又はすべてが、直接的作動コマンドを含む。

例３ｃにおいて、例１ｃ〜２ｃの対象事項は、（ａ）第２の作動命令が、ＶＭＣのために整形された、閾値レベルのクレジットが製品を販売するために存在することを示す命令を含み、（ｃ）機械的システムが、機械的ロックとサーボモータとのうち少なくとも１つを含むことを、場合により含むことができる。「ＶＭＣのために整形される」ことによって、このことは、一実施形態において、ＶＭＣとの通信のために採用された標準又は仕様への準拠を伴わせることができる。「閾値レベルのクレジット」は、十分な量の硬貨若しくは紙幣又はクレジット（クレジットカード又はＰａｙＰａｌ（登録商標）を介して）が受け取られていることを示すことができる。

一実施形態が、リモートノード、例えばサーバ１０２などを含み得る。一実施形態が、ＳＡＡＳ（ソフトウェア・アズ・ア・サービス）を含み得る。

例１ｄは、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに：少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することと；第１の販売マシン（ＶＭ）及び第２のＶＭにそれぞれ対応する第１及び第２のデータを記憶することと；少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することに応答して、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して、第１及び第２のデータをそれぞれ第１及び第２のＶＭに通信することと；を実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含む。

例２ｄにおいて、例１ｄの対象事項は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して第１のＶＭに作動コマンドを通信してアクチュエータを作動させて、販売される商品を開口に提供することを実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を、場合により含むことができる。

例３ｄにおいて、例１〜２ｄの対象事項は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに：少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと；第１の通信セッションを確立することに応答して、第１の通信セッションが終わる前に、第１及び第２のＶＭに対応する第１及び第２の在庫データを少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに通信することと；を実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を、場合により含むことができる。

例４ｄにおいて、例１〜３ｄの対象事項は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに：少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと；第１の通信セッションを確立することに応答して、第１の通信セッションが終わる前に、第１及び第２の在庫データを少なくとも１つのコンピューティングノードに通信することと；第１のＶＭに対応する第１の在庫データに含まれる製品についてのユーザ始動の選択に応答して、第１のＶＭの物理的場所に関してユーザに指示を提供することと；を実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を、場合により含むことができ、これにおいて、ユーザ始動の選択は、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードから通信される。

例１ｅは、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに：第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、第１のモバイルコンピューティングノードが第２のコンピューティングノードのためにクレジットを購入することを望むと決定することと；第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、第１のモバイルコンピューティングノードが第２のコンピューティングノードのためにクレジットを購入することを望むと決定することに応答して、第２のコンピューティングノードにクレジットを授与することと；第２のモバイルコンピューティングノードと通信して、第２のコンピューティングノードにクレジットが授与されたと示すことと；クレジットが第２のコンピューティングノードに授与されることに基づいて、第２のモバイルコンピューティングノードを介して、第１のＶＭに作動コマンドを通信することと；を実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含む。一例において、クレジットは、第１のＶＭの在庫に含まれる第１の製品に対応し、しかし、第１のＶＭの在庫に含まれる第２の製品に対応しない。一例において、クレジットは、第１のＶＭに対応するが第２のＶＭに対応せず、第１のＶＭにおいて商品に換えることができるが第２のＶＭにおいて商品に換えることはできない。

例１ｆは、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに：さらなるリモートコンピューティングノードと第１のモバイルコンピューティングノードとのうち少なくとも１つと通信して、ユーザがゲームにおいて賞を授与されたことに応答して第１のモバイルコンピューティングノードがクレジットを授与されるべきであると決定することと；さらなるリモートコンピューティングノードと第１のモバイルコンピューティングノードとのうち少なくとも１つと通信することに応答して、第１のモバイルコンピューティングノードにクレジットを授与することと；第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、第１のコンピューティングノードにクレジットが授与されたと示すことと；クレジットが第１のコンピューティングノードに授与されることに基づいて、第１のモバイルコンピューティングノードを介して、第１のＶＭに作動コマンドを通信することと；を実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含む。

例１ｇは、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに：第１の販売マシン（ＶＭ）を介して利用可能な１つ以上の製品に対応する第１の在庫データを記憶することと；１つ以上の製品についてのユーザの選択に対応する選択通信を少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードから受信することと；選択通信を受信することに応答して、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して第１のＶＭに作動コマンドを通信してアクチュエータを作動させて、販売される商品を開口に引き渡すことと；を実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含む。一例において、上記命令は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに、１つ以上の製品についてのユーザの選択に対応する注文を、非ワイヤレス短距離通信を介してさらなるコンピューティングノードに通信することを実行させることができる。

さらなる一例が、第１の販売マシン（ＶＭ）を含むシステムを含み、第１のＶＭは：上部と、底部と、背面と、前面と、前面を背面に結合する第１及び第２の側面と、を有する外側シャーシと；シャーシに含まれるワイヤレス短距離通信の手段と；シャーシに含まれる区画に結合されたアクチュエータ手段と；を含み、（ａ）アクチュエータ手段は、作動に対して、販売される商品を前面の開口に提供する手段を含み、（ｂ）前面と第１及び第２の側面との各々は、消費者が第１のＶＭの直接の物理的操作を介して第１のＶＭを制御することができる物理的に操作可能な消費者インターフェースを含まない。

さらなる例は、前面と第１及び第２の側面との各々が電子ディスプレイ手段を含まないことと、第１のＶＭが、マルチドロップバス（ＭＤＢ）と硬貨収集器と磁気カードリーダとを含む群のうちのいずれも含まないこととを、含むことができる。

さらなる例は、消費者が第１のＶＭの直接の物理的操作を介して第１のＶＭを制御することができる物理的に操作可能な消費者インターフェースを含まない前面と第１及び第２の側面との各々が、消費者が第１のＶＭの直接の物理的操作を介して第１のＶＭを制御することができる物理的なボタンもインタラクティブな電子ディスプレイも含まない前面と第１及び第２の側面との各々を含むことを、含むことができる。

さらなる例は、第２のＶＭと；第１のＶＭに対応する第１の在庫データと第２のＶＭに対応する第２の在庫データとを記憶する手段を含む少なくとも１つのリモートコンピューティングノードと；を含むことができ、第１及び第２のＶＭのいずれも、第１及び第２の在庫データのいずれかに関連する在庫データを記憶する手段を含まない。

さらなる例は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することと；第１及び第２のＶＭにそれぞれ対応する第１及び第２のデータを記憶することと；少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することに応答して、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して、第１及び第２のデータをそれぞれ第１及び第２のＶＭに通信することと；を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる手段を含むことを、含むことができる。

さらなる例は、第１のＶＭが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを発見することと少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することとを第１のＶＭに実行させる手段を含み、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して第１のＶＭに作動コマンドを通信してアクチュエータを作動させて、販売される商品を開口に提供することを少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる手段を含むことを、含むことができる。

さらなる例は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと；第１の通信セッションを確立することに応答して、第１の通信セッションが終わる前に、少なくとも１つのコンピューティングノードに第１及び第２の在庫データを通信することと；を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる手段を含むことを、含むことができる。

さらなる例は、第１のＶＭが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと、後に、第１の通信セッションを終了することとを第１のＶＭに実行させる手段を含み、第２のＶＭが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第２の通信セッションを確立することと、後に、第２の通信セッションを終了することとを第２のＶＭに実行させる手段を含み、第１及び第２の通信セッションの少なくとも一部分が、互いに重なることを、含むことができる。

さらなる例は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと；第１の通信セッションを確立することに応答して、第１の通信セッションが終わる前に、第１及び第２の在庫データを少なくとも１つのコンピューティングノードに通信することと；第１の在庫データに含まれる製品についてのユーザ始動の選択に応答して、第１のＶＭの物理的場所に関してユーザに指示を提供することと；を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる手段を含み、ユーザ始動の選択が、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードから通信されることを、含むことができる。

さらなる例は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、第１のモバイルコンピューティングノードが第２のコンピューティングノードのためにクレジットを購入することを望むと決定することと；第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、第１のモバイルコンピューティングノードが第２のコンピューティングノードのためにクレジットを購入することを望むと決定することに応答して、第２のコンピューティングノードにクレジットを授与することと；第２のモバイルコンピューティングノードと通信して、第２のコンピューティングノードにクレジットが授与されたと示すことと；クレジットが第２のコンピューティングノードに授与されることに基づいて、第２のモバイルコンピューティングノードを介して、第１のＶＭに作動コマンドを通信することと；を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる手段を含むことを、含むことができる。

さらなる例は、クレジットが、第１のＶＭの在庫に含まれる第１の製品に対応し、しかし第１のＶＭの在庫に含まれる第２の製品に対応しないことを、含むことができる。

さらなる例は、第２のＶＭを含むことができ、これにおいて、クレジットは、第１のＶＭに対応するが第２のＶＭに対応せず、第１のＶＭにおいて商品に換えることができるが第２のＶＭにおいて商品に換えることはできない。

さらなる例は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、さらなるリモートコンピューティングノードと第１のモバイルコンピューティングノードとのうち少なくとも１つと通信して、ユーザがゲームにおいて賞を授与されたことに応答して第１のモバイルコンピューティングノードがクレジットを授与されるべきであると決定することと；さらなるリモートコンピューティングノードと第１のモバイルコンピューティングノードとのうち少なくとも１つと通信することに応答して、第１のモバイルコンピューティングノードにクレジットを授与することと；第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、第１のコンピューティングノードにクレジットが授与されたと示すことと；クレジットが第１のコンピューティングノードに授与されることに基づいて、第１のモバイルコンピューティングノードを介して、第１のＶＭに作動コマンドを通信することと；を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる手段を含むことを、含むことができる。

さらなる例は、第１のＶＭが店頭壁に含まれ、開口が、店頭壁を含む店の外側のエリアに直接さらされることを、含むことができる。

さらなる例は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、第１のＶＭを介して利用可能な１つ以上の製品に対応する第１の在庫データを記憶する手段を含み、第１のＶＭが、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを発見することと少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することとを第１のＶＭに実行させる手段を含み、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、（ａ）１つ以上の製品についてのユーザの選択に対応する選択通信を少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードから受信することと、（ｂ）選択通信を受信することに応答して、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して第１のＶＭに作動コマンドを通信してアクチュエータを作動させて、販売される商品を開口に引き渡すことと、を少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる手段を含むことを、含むことができる。

さらなる例は、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードが、１つ以上の製品についてのユーザの選択に対応する注文を、非ワイヤレス短距離通信を介してさらなるコンピューティングノードに通信することを少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる手段を含むことを、含むことができる。

さらなる例は、ワイヤレス短距離通信ノードがＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）と近距離通信（ＮＦＣ）とのうち少なくとも１つについて構成され、少なくとも１つのリモートコンピューティングノードがサーバを含むことを、含むことができる。

本発明が、限られた数の実施形態に関して説明されたが、これら実施形態からの多数の修正及び変形を当業者は十分理解するであろう。別記の請求項は、本発明の真の主旨及び範囲に入る限り、すべてのこうした修正及び変形をカバーすることが意図される。
上記の実施形態につき以下の付記を残しておく。
［付記１］
第１の販売マシン（ＶＭ）を含むシステムであって、上記第１のＶＭは、
上部と、底部と、背面と、前面と、上記前面を上記背面に結合する第１及び第２の側面と、を有する外側シャーシと、
上記シャーシに含まれるワイヤレス短距離通信ノードと、
上記シャーシに含まれる区画に結合されたアクチュエータと、
を含み、
（ａ）上記アクチュエータは、作動に対して、販売される商品を上記前面の開口に提供し、（ｂ）上記前面と第１及び第２の側面との各々は、消費者が上記第１のＶＭの直接の物理的操作を介して上記第１のＶＭを制御することができる物理的に操作可能な消費者インターフェースを含まない、
システム。
［付記２］
上記前面と第１及び第２の側面との各々は、電子ディスプレイを含まず、上記第１のＶＭは、マルチドロップバス（ＭＤＢ）と硬貨収集器と磁気カードリーダとを含む群のうちのいずれも含まない、付記１に記載のシステム。
［付記３］
消費者が上記第１のＶＭの直接の物理的操作を介して上記第１のＶＭを制御することができる物理的に操作可能な消費者インターフェースを含まない上記前面と第１及び第２の側面との各々は、消費者が上記第１のＶＭの直接の物理的操作を介して上記第１のＶＭを制御することができる物理的なボタンもインタラクティブな電子ディスプレイも含まない上記前面と第１及び第２の側面との各々を含む、付記１に記載のシステム。
［付記４］
第２のＶＭと、
上記第１のＶＭに対応する第１の在庫データと上記第２のＶＭに対応する第２の在庫データとを記憶する少なくとも１つのマシン可読媒体を含む少なくとも１つのリモートコンピューティングノードと、
を含み、
上記第１及び第２のＶＭのいずれも、上記第１及び第２の在庫データのいずれかに関連する在庫データを記憶するメモリを含まない、
付記１に記載のシステム。
［付記５］
上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードは、
少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することと、
上記第１及び第２のＶＭにそれぞれ対応する第１及び第２のデータを記憶することと、
上記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することに応答して、上記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して、上記第１及び第２のデータをそれぞれ上記第１及び第２のＶＭに通信することと、
を上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含む、付記４に記載のシステム。
［付記６］
上記第１のＶＭは、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを発見することと上記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することとを上記第１のＶＭに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含み、
上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードは、上記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して上記第１のＶＭに作動コマンドを通信して上記アクチュエータを作動させて、上記販売される商品を上記開口に提供することを上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含む、
付記４に記載のシステム。
［付記７］
上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードは、
少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと、
上記第１の通信セッションを確立することに応答して、上記第１の通信セッションが終わる前に、上記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードに上記第１及び第２の在庫データを通信することと、
を上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含む、付記４に記載のシステム。
［付記８］
上記第１のＶＭは、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと、後に、上記第１の通信セッションを終了することとを上記第１のＶＭに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含み、
上記第２のＶＭは、上記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第２の通信セッションを確立することと、後に、上記第２の通信セッションを終了することとを上記第２のＶＭに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含み、
上記第１及び第２の通信セッションの少なくとも一部分が、互いに重なる、
付記４に記載のシステム。
［付記９］
上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードは、
少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと、
上記第１の通信セッションを確立することに応答して、上記第１の通信セッションが終わる前に、上記第１及び第２の在庫データを上記少なくとも１つのコンピューティングノードに通信することと、
上記第１の在庫データに含まれる製品についてのユーザに始動された選択に応答して、上記第１のＶＭの物理的場所に関して上記ユーザに指示を提供することと、
を上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含み、
上記ユーザに始動された選択は、上記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードから通信される、
付記４に記載のシステム。
［付記１０］
命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含む少なくとも１つのリモートコンピューティングノード、を含み、上記命令は、
第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、上記第１のモバイルコンピューティングノードが第２のコンピューティングノードのためにクレジットを購入することを望むと決定することと、
上記第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、上記第１のモバイルコンピューティングノードが第２のコンピューティングノードのためにクレジットを購入することを望むと決定することに応答して、上記第２のコンピューティングノードに上記クレジットを授与することと、
上記第２のモバイルコンピューティングノードと通信して、上記第２のコンピューティングノードに上記クレジットが授与されたと示すことと、
上記クレジットが上記第２のコンピューティングノードに授与されることに基づいて、上記第２のモバイルコンピューティングノードを介して、上記第１のＶＭに作動コマンドを通信することと、
を上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる、付記１に記載のシステム。
［付記１１］
上記クレジットは、上記第１のＶＭの在庫に含まれる第１の製品に対応し、しかし上記第１のＶＭの在庫に含まれる第２の製品に対応しない、付記１０に記載のシステム。
［付記１２］
第２のＶＭ、を含み、上記クレジットは、上記第１のＶＭに対応するが上記第２のＶＭに対応せず、上記第１のＶＭにおいて商品に換えることができるが上記第２のＶＭにおいて商品に換えることはできない、付記１０に記載のシステム。
［付記１３］
命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含む少なくとも１つのリモートコンピューティングノード、を含み、上記命令は、
さらなるリモートコンピューティングノードと第１のモバイルコンピューティングノードとのうち少なくとも１つと通信して、ユーザがゲームにおいて賞を授与されたことに応答して上記第１のモバイルコンピューティングノードがクレジットを授与されるべきであると決定することと、
上記さらなるリモートコンピューティングノードと上記第１のモバイルコンピューティングノードとのうち少なくとも１つと通信することに応答して、上記第１のモバイルコンピューティングノードに上記クレジットを授与することと、
上記第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、上記第１のコンピューティングノードに上記クレジットが授与されたと示すことと、
上記クレジットが上記第１のコンピューティングノードに授与されることに基づいて、上記第１のモバイルコンピューティングノードを介して、上記第１のＶＭに作動コマンドを通信することと、
を上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる、付記１に記載のシステム。
［付記１４］
上記第１のＶＭは店頭壁に含まれ、上記開口は、上記店頭壁を含む店の外のエリアに直接さらされる、付記１に記載のシステム。
［付記１５］
上記第１のＶＭを介して利用可能な１つ以上の製品に対応する第１の在庫データを記憶する少なくとも１つのマシン可読媒体を含む少なくとも１つのリモートコンピューティングノード、を含み、
上記第１のＶＭは、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを発見することと上記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することとを上記第１のＶＭに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含み、
上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードは、（ａ）上記１つ以上の製品についてのユーザの選択に対応する選択通信を、上記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードから受信することと、（ｂ）上記選択通信を受信することに応答して、上記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して上記第１のＶＭに作動コマンドを通信して上記アクチュエータを作動させて、上記販売される商品を上記開口に引き渡すことと、を上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含む、
付記１に記載のシステム。
［付記１６］
上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードは、上記１つ以上の製品についてのユーザの選択に対応する注文を、非ワイヤレス短距離通信を介してさらなるコンピューティングノードに通信することを上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含む、付記１５に記載のシステム。
［付記１７］
上記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノード、を含み、上記ワイヤレス短距離通信ノードはＢｌｕｅｔｏｏｔｈと近距離通信（ＮＦＣ）とのうち少なくとも１つについて構成され、上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードはサーバを含む、付記５に記載のシステム。
［付記１８］
第１のモバイルコンピューティングノードに、
少なくとも１つのリモートコンピューティングノードと通信して、上記第１のモバイルコンピューティングノードが第２のコンピューティングノードのために第１のクレジットを購入することを望むと示すことと、
上記第２のコンピューティングノードと第３のコンピューティングノードとのうち少なくとも１つが上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードと通信して、上記第２のコンピューティングノードと第３のコンピューティングノードとのうち上記少なくとも１つが上記第１のモバイルコンピューティングノードのために第２のクレジットを購入することを望んだと示すことに応答して、上記第２のコンピューティングノードと第３のコンピューティングノードとのうち上記少なくとも１つから上記第２のクレジットを受信することと、
上記第１のモバイルコンピューティングノードに上記第２のクレジットが授与されたと示す通信を上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードから受信することと、
上記第２のクレジットに基づいて第１の販売マシン（ＶＭ）に作動コマンドを通信することと、
を実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体。
［付記１９］
上記第２のクレジットは、上記第１のＶＭの在庫に含まれる第１の製品に対応し、しかし上記第１のＶＭの在庫に含まれる第２の製品に対応しない、付記１８に記載の少なくとも１つの記憶媒体。
［付記２０］
上記第２のクレジットは、上記第１のＶＭに対応するが第２のＶＭに対応せず、上記第１のＶＭにおいて商品に換えることができるが上記第２のＶＭにおいて商品に換えることができない、付記１８に記載の少なくとも１つの記憶媒体。
［付記２１］
上記第１のモバイルコンピューティングノードに、
上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと、
上記第１の通信セッションを確立することに応答して、上記第１の通信セッションが終わる前に、上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードから、上記第１のＶＭ及び第２のＶＭに対応する第１及び第２の在庫データを受信することと、
を実行させる命令、を含む付記１８に記載の少なくとも１つの記憶媒体。
［付記２２］
上記第１のモバイルコンピューティングノードに、
上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードと第１の通信セッションを確立することと、
上記第１の通信セッションを確立することに応答して、上記第１の通信セッションが終わる前に、上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードから、上記第１のＶＭ及び第２のＶＭに対応する第１及び第２の在庫データを受信することと、
上記第１の在庫データに含まれる製品についてのユーザに始動された選択を上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに通信することと、
上記ユーザに始動された選択を上記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに通信することに応答して、上記第２のＶＭでなく上記第１のＶＭの物理的場所に関して指示を受信することと、
を実行させる命令、を含む付記１８に記載の少なくとも１つの記憶媒体。
［付記２３］
販売システムであって、
当該販売システムの１００メートル以内でモバイルコンピューティングノードの近接を検出する近接検出モジュールと、
上記モバイルコンピューティングノードとワイヤレスに通信するワイヤレス通信モジュールと、
装置エミュレーションモジュールと、
上記装置エミュレーションモジュールをマルチドロップバス（ＭＤＢ）に結合するＭＤＢインターフェースと
第１の周辺装置状態の第１のエミュレーションを販売マシンコントローラ（ＶＭＣ）に通信することを当該システムに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体と、
を含み、
上記第１の周辺装置状態は、物理的な硬貨受け入れ器装置と紙幣受け入れ器とクレジットカードリーダと近距離通信（ＮＦＣ）リーダと無線周波数識別（ＲＦＩＤ）リーダとのうち少なくとも１つの状態に対応する、
販売システム。
［付記２４］
上記少なくとも１つの記憶媒体は、
上記モバイルコンピューティングノードから第１の作動命令を受信することと、
上記第１の作動命令を受信することに応答して、上記ＶＭＣに第２の作動命令を通信することと、
を当該システムに実行させる命令を含み、
上記第１の作動命令は、製品の売り渡しの承認に対応し、上記第２の作動命令は、当該販売システムに結合された販売マシンからユーザに上記製品を販売するように第３の作動命令を発行することを上記ＶＭＣに実行させるように構成され、
上記第３の作動命令は、製品分配器の機械的作動が機械的システムを作動させて上記製品を上記ユーザに伝えることを可能にする、
付記２３に記載の販売システム。
［付記２５］
上記第２の作動命令は、上記ＶＭＣのために整形された、閾値レベルのクレジットが上記製品を販売するために存在することを示す命令を含み、（ｃ）上記機械的システムは、機械的ロックとサーボモータとのうち少なくとも１つを含む、付記２４に記載の販売システム。

Claims (14)

1. 上部と、底部と、背面と、前面と、前記前面を前記背面に結合する第１及び第２の側面と、を有する外側シャーシと、
   前記外側シャーシに含まれるワイヤレス短距離通信ノードと、
   前記外側シャーシに含まれる区画に結合されたアクチュエータと、
   を含む第１の販売マシン（ＶＭ）と、
   第２のＶＭと、
   前記第１のＶＭに対応する第１の在庫データと前記第２のＶＭに対応する第２の在庫データとを記憶する少なくとも１つのマシン可読媒体を含む少なくとも１つのリモートコンピューティングノードと、
   を含み、
   （ａ）前記アクチュエータは、作動すると、販売される商品を前記前面の開口に提供し、（ｂ）前記前面と第１及び第２の側面との各々は、消費者が前記第１のＶＭの直接の物理的操作を介して前記第１のＶＭを制御することができる物理的に操作可能な消費者インターフェースを含まず、（ｃ）前記第１及び第２のＶＭのいずれも、前記第１及び第２の在庫データのいずれかに関連する在庫データを記憶するメモリを含まない、
   システム。
2. 前記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードは、
   少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することと、
   前記第１及び第２のＶＭにそれぞれ対応する第１及び第２のデータを記憶することと、
   前記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することに応答して、前記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して、前記第１及び第２のデータをそれぞれ前記第１及び第２のＶＭに通信することと、
   を前記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含む、請求項１に記載のシステム。
3. 前記第１のＶＭは、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを発見することと、前記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することと、を前記第１のＶＭに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含み、
   前記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードは、前記アクチュエータを作動させて前記販売される商品を前記開口に提供するように前記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して前記第１のＶＭに作動コマンドを通信すること、を前記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含む、
   請求項１に記載のシステム。
4. 前記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードは、
   少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードとの第１の通信セッションを確立することと、
   前記第１の通信セッションを確立することに応答して、前記第１の通信セッションが終わる前に、前記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードに前記第１及び第２の在庫データを通信することと、
   を前記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含む、請求項１に記載のシステム。
5. 前記第１のＶＭは、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードとの第１の通信セッションを確立することと、後に、前記第１の通信セッションを終了することと、を前記第１のＶＭに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含み、
   前記第２のＶＭは、前記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードとの第２の通信セッションを確立することと、後に、前記第２の通信セッションを終了することと、を前記第２のＶＭに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含み、
   前記第１及び第２の通信セッションの少なくとも一部分が、互いに重なる、
   請求項１に記載のシステム。
6. 前記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードは、
   少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードとの第１の通信セッションを確立することと、
   前記第１の通信セッションを確立することに応答して、前記第１の通信セッションが終わる前に、前記第１及び第２の在庫データを前記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードに通信することと、
   前記第１の在庫データに対応する製品についてのユーザに始動された選択に応答して、前記第１のＶＭの物理的場所に関して前記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して前記ユーザに指示を提供することと、
   を前記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含み、
   前記ユーザに始動された選択は、前記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードから通信される、
   請求項１に記載のシステム。
7. 前記第１の在庫データは、前記第１のＶＭを介して利用可能な１つ以上の製品に対応し、
   前記第１のＶＭは、少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを発見することと、前記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードと通信することと、を前記第１のＶＭに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つのマシン可読媒体を含み、
   前記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードは、（ａ）前記１つ以上の製品についてのユーザの選択に対応する選択通信を、前記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードから受信することと、（ｂ）前記選択通信を受信することに応答して、前記アクチュエータを作動させて前記販売される商品を前記開口に引き渡すように前記少なくとも１つのモバイルコンピューティングノードを介して前記第１のＶＭに作動コマンドを通信することと、を前記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含む、
   請求項１に記載のシステム。
8. 命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含む少なくとも１つのリモートコンピューティングノード、を含み、前記命令は、
   第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、前記第１のモバイルコンピューティングノードが第２のモバイルコンピューティングノードのためにクレジットを購入することを望むと決定することと、
   前記第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、前記第１のモバイルコンピューティングノードが第２のモバイルコンピューティングノードのためにクレジットを購入することを望むと決定することに応答して、前記第２のモバイルコンピューティングノードに前記クレジットを授与することと、
   前記第２のモバイルコンピューティングノードと通信して、前記第２のモバイルコンピューティングノードに前記クレジットが授与されたと示すことと、
   前記クレジットが前記第２のモバイルコンピューティングノードに授与されることに基づいて、前記第２のモバイルコンピューティングノードを介して、前記第１のＶＭに作動コマンドを通信することと、
   を前記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる、請求項１に記載のシステム。
9. 前記クレジットは、前記第１のＶＭの在庫に含まれる第１の製品に対応し、しかし前記第１のＶＭの在庫に含まれる第２の製品に対応しない、請求項８に記載のシステム。
10. 前記クレジットは、前記第１のＶＭに対応するが前記第２のＶＭに対応せず、前記第１のＶＭにおいて商品に換えることができるが前記第２のＶＭにおいて商品に換えることはできない、請求項８に記載のシステム。
11. 命令を記憶させた少なくとも１つの記憶媒体を含む少なくとも１つのリモートコンピューティングノード、を含み、前記命令は、
    さらなるリモートコンピューティングノードと第１のモバイルコンピューティングノードとのうち少なくとも１つと通信して、ユーザがゲームにおいて賞を授与されたことに応答して前記第１のモバイルコンピューティングノードがクレジットを授与されるべきであると決定することと、
    前記さらなるリモートコンピューティングノードと前記第１のモバイルコンピューティングノードとのうち少なくとも１つと通信することに応答して、前記第１のモバイルコンピューティングノードに前記クレジットを授与することと、
    前記第１のモバイルコンピューティングノードと通信して、前記第１のモバイルコンピューティングノードに前記クレジットが授与されたと示すことと、
    前記クレジットが前記第１のモバイルコンピューティングノードに授与されることに基づいて、前記第１のモバイルコンピューティングノードを介して、前記第１のＶＭに作動コマンドを通信することと、
    を前記少なくとも１つのリモートコンピューティングノードに実行させる、請求項１に記載のシステム。
12. 前記第１のＶＭは店頭壁に含まれ、前記開口は、前記店頭壁を含む店の外のエリアに直接さらされる、請求項１に記載のシステム。
13. 前記前面と第１及び第２の側面との各々は、電子ディスプレイを含まず、前記第１のＶＭは、マルチドロップバス（ＭＤＢ）と硬貨収集器と磁気カードリーダとを含む群のうちのいずれも含まない、請求項１に記載のシステム。
14. 消費者が前記第１のＶＭの直接の物理的操作を介して前記第１のＶＭを制御することができる物理的に操作可能な消費者インターフェースを含まない前記前面と第１及び第２の側面との各々は、消費者が前記第１のＶＭの直接の物理的操作を介して前記第１のＶＭを制御することができる物理的なボタンもインタラクティブな電子ディスプレイも含まない前記前面と第１及び第２の側面との各々を含む、請求項１に記載のシステム。

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