JP6376120B2 - 端末プログラム及び端末装置 - Google Patents

端末プログラム及び端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6376120B2
JP6376120B2 JP2015254584A JP2015254584A JP6376120B2 JP 6376120 B2 JP6376120 B2 JP 6376120B2 JP 2015254584 A JP2015254584 A JP 2015254584A JP 2015254584 A JP2015254584 A JP 2015254584A JP 6376120 B2 JP6376120 B2 JP 6376120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
display area
chat
terminal device
message display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015254584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017117352A (ja
Inventor
西田 誠
誠 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2015254584A priority Critical patent/JP6376120B2/ja
Publication of JP2017117352A publication Critical patent/JP2017117352A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6376120B2 publication Critical patent/JP6376120B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、1以上の他の端末装置とネットワークを介して接続可能な通信部を備える端末装置で実行させる端末プログラム、及び端末装置に関する。
従来、参加者が文字入力することにより、リアルタイムでコミュニケーション可能なチャットが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のチャット画面表示方法は、新しいチャットメッセージを受信した場合、必要に応じて、画面をスクロールして新しいチャットメッセージを表示する。
特許第3216084号公報
従来の方法では、例えば、ユーザが過去のチャットメッセージを確認している場合、新たにチャットメッセージを受信したことに応じて画面が自動でスクロールされると、確認中のメッセージが表示領域から消えてしまう可能性がある。
本発明の目的は、新たに受信されたチャットメッセージを表示する際のユーザの利便性を向上した端末プログラム、及び端末装置を提供することである。
本発明の第一態様に係る端末プログラムは、1以上の他の端末装置とネットワークを介して接続可能な端末装置の制御部を、前記他の端末装置からのチャットメッセージを、前記端末装置の通信部を介して受信する受信手段と、受信された前記チャットメッセージを受信順に前記端末装置の記憶部に記憶させる記憶制御手段と、前記端末装置の表示部のメッセージ表示領域に表示された前記チャットメッセージのうちの受信順が最も新しい前記チャットメッセージである最後尾メッセージから、新たに受信された前記チャットメッセージである新着メッセージまでの前記チャットメッセージを、前記メッセージ表示領域内に受信順に配置可能かを判断する第一判断手段と、前記第一判断手段によって収まると判断された場合に、前記最後尾メッセージと、前記新着メッセージとを含む前記チャットメッセージを受信順に第一方向に配置して前記メッセージ表示領域に表示させて前記メッセージ表示領域を更新し、前記第一判断手段によって収まると判断されない場合に、前記メッセージ表示領域を更新しない第一更新手段として機能させる指示を含む。
第一態様の端末プログラムに従って端末装置の制御部が処理を実行した場合、メッセージ表示領域が自動で更新された場合には、メッセージ表示領域には最後尾メッセージが必ず含まれる。端末装置は、ユーザが過去のチャットメッセージを確認している間に新たにチャットメッセージを受信した場合に、確認中のチャットメッセージがメッセージ表示領域から消えてしまう可能性を低減でき、新たに受信されたチャットメッセージを表示する際のユーザの利便性を向上できる。
第一態様の端末プログラムにおいて、前記制御部を、前記メッセージ表示領域の前記第一方向の長さを増やす指示を取得したかを判断する第二判断手段と、前記第二判断手段によって前記指示を取得したと判断された場合に、前記メッセージ表示領域の前記第一方向の長さを増やし、前記メッセージ表示領域の前記第一方向の長さに応じて前記メッセージ表示領域に表示される前記チャットメッセージの数を増やす第二更新手段として機能させる指示を更に含み、前記第一更新手段は、前記第二判断手段によって前記指示を取得したと判断されてから第一所定時間が経過するまでは、前記メッセージ表示領域を更新しなくてもよい。
この場合の端末プログラムが端末装置の制御部によって実行された場合、端末装置は、メッセージ表示領域の長さが増えた場合に、メッセージ表示領域の長さに応じてメッセージ表示領域に表示されるチャットメッセージの数を増やす。端末装置は、チャットメッセージの数を増やしてから第一所定時間が経過するまでは、新着メッセージを受信したことに応じてメッセージ表示領域を更新する処理を実行しないので、ユーザが確認中のチャットメッセージがメッセージ表示領域から消えてしまう可能性を低減できる。
第一態様の端末プログラムにおいて、前記第二更新手段は、前記端末装置が有する検出部の検出結果に基づき前記端末装置の傾き状態が所定状態になった場合に、前記メッセージ表示領域を所定方向に回転させ、前記メッセージ表示領域の前記第一方向の長さを増やし、前記メッセージ表示領域の前記第一方向の長さに応じて前記メッセージ表示領域に表示される前記チャットメッセージの数を増やし、前記第二判断手段は、前記検出部の検出結果に基づき、前記端末装置の傾き状態が所定状態になった場合に、前記メッセージ表示領域の前記第一方向の長さを増やす指示を取得したと判断してもよい。
この場合の端末プログラムが端末装置の制御部によって実行された場合、端末装置は、端末装置の傾きに応じてメッセージ表示領域を自動で回転させ、メッセージ表示領域に表示されるチャットメッセージの数を増やすことができる。端末装置は、チャットメッセージの数を増やしてから第一所定時間が経過するまで、新着メッセージを受信したことに応じてメッセージ表示領域を更新する処理を実行しないので、ユーザが確認中のチャットメッセージがメッセージ表示領域から消えてしまう可能性を低減できる。
第一態様の端末プログラムにおいて、前記制御部を、前記他の端末装置と前記ネットワークを介して接続し、前記チャットメッセージの送受信を開始させる開始手段として機能させる指示を更に含み、前記第一更新手段は、前記開始手段が前記チャットメッセージの送受信を開始させた後、第二所定時間が経過するまでは、前記メッセージ表示領域を更新しなくてもよい。
この場合の端末プログラムが端末装置の制御部によって実行された場合、端末装置は、チャットメッセージの送受信を開始後第二所定時間が経過するまで、第一更新手段によるメッセージ表示領域の更新を行わない。例えば、複数の他の端末装置で行われているチャット会議に、途中から参加する場合等、開始直後は他の端末装置のチャットメッセージの履歴を確認することがある。端末装置は、このような場合にも、ユーザが確認中のチャットメッセージがメッセージ表示領域から消えてしまう可能性を低減できる。
第一態様の端末プログラムにおいて、前記制御部を、前記他の端末装置と前記ネットワークを介して接続し、前記チャットメッセージの送受信を開始させる開始手段として機能させる指示を更に含み、前記第一更新手段は、前記開始手段が前記チャットメッセージの送受信を開始させた後、前記第一所定時間よりも長い第二所定時間が経過するまでは、前記メッセージ表示領域を更新しなくてもよい。
この場合の端末プログラムが端末装置によって実行された場合、端末装置は、チャットメッセージの送受信を開始後第二所定時間が経過するまで、第一更新手段によるメッセージ表示領域の更新を行わない。第二所定時間は、メッセージ表示領域の長さが増えた場合に更新を行わない期間を定める第一所定時間よりも長い。例えば、複数の他の端末装置で行われているチャット会議に、途中から参加する場合等、開始直後は他の端末装置のチャットメッセージの履歴を最初から確認することがある。端末装置は、このような場合にも、ユーザが確認中のチャットメッセージがメッセージ表示領域から消えてしまう可能性をより好適に低減できる。
本発明の第二態様に係る端末装置は、1以上の他の端末装置とネットワークを介して接続可能な通信部と、表示部と、記憶部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記他の端末装置からのチャットメッセージを、前記通信部を介して受信する受信手段と、受信された前記チャットメッセージを受信順に前記記憶部に記憶させる記憶制御手段と、前記表示部のメッセージ表示領域に表示された前記チャットメッセージのうちの受信順が最も新しい前記チャットメッセージである最後尾メッセージから、新たに受信された前記チャットメッセージである新着メッセージまでの前記チャットメッセージを、前記メッセージ表示領域内に受信順に配置可能かを判断する第一判断手段と、前記第一判断手段によって収まると判断された場合に、前記最後尾メッセージと、前記新着メッセージとを含む前記チャットメッセージを受信順に第一方向に配置して前記メッセージ表示領域に表示させて前記メッセージ表示領域を更新し、前記第一判断手段によって収まると判断されない場合に、前記メッセージ表示領域を更新しない第一更新手段として機能する。
第二態様の端末装置によれば、メッセージ表示領域が自動で更新された場合には、メッセージ表示領域には最後尾メッセージが必ず含まれる。端末装置は、ユーザが過去のチャットメッセージを確認している間に新たにチャットメッセージを受信した場合に、確認中のチャットメッセージがメッセージ表示領域から消えてしまう可能性を低減でき、新たに受信されたチャットメッセージを表示する際のユーザの利便性を向上できる。
遠隔会議システム10の全体構成図である。 端末装置11Aの傾きと、表示部6に表示されるメッセージ表示領域61及びメッセージ記入領域62の向きとの関係の説明図である。 メイン処理のフローチャートである。 メイン処理で起動される、T秒をカウントするタイマ処理のフローチャートである。 端末装置11Aが受信したチャットメッセージと、端末装置11Aに対する操作と、端末装置11Aの表示部6のメッセージ表示領域61に表示されるチャットメッセージの推移との説明図である。 端末装置11Aが受信したチャットメッセージと、端末装置11Aの表示部6のメッセージ表示領域61に表示されるチャットメッセージの推移との説明図である。 端末装置11Aが受信したチャットメッセージと、端末装置11Aに対する操作と、端末装置11Aの表示部6のメッセージ表示領域61に表示されるチャットメッセージの推移との説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成、各種処理のフローチャート等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
<遠隔会議システム10の概要>
図1を参照し、遠隔会議システム10について説明する。遠隔会議システム10は、サーバ12、及び端末装置11A及び11Bを備える。以下、端末装置11A及び11Bを総称して、「端末装置11」という。サーバ12、及び端末装置11は、ネットワーク13を介して接続する。遠隔会議システム10は、端末装置11の各々のユーザに対し、仮想会議室を提供することによって、各々のユーザ間で遠隔会議を実現させるためのシステムである。
サーバ12は、ネットワーク13を介して、複数の端末装置11の相互間で後述の会議データが送受信されることによって実行される遠隔会議を管理する。端末装置11は、スマートフォン、タブレット端末等のモバイル端末に対して会議アプリケーションのプログラムをインストールすることで構成される。以下、端末装置11Aのユーザを「UserA」といい、端末装置11Bのユーザを「UserB」という。サーバ12は、汎用のサーバに対して、サーバ用の会議アプリケーションのプログラムをインストールすることで構成される。端末装置11の少なくとも1つは、遠隔会議用の専用端末で構成されてもよいし、周知の汎用Personal Computer(PC)に対して、会議アプリケーションのプログラムをインストールすることで構成されてもよい。
<電気的構成>
サーバ12の電気的構成を説明する。サーバ12は、サーバ12を制御するCPU21を備える。CPU21は、ROM22、RAM23、記憶部24、通信I/F25、及びドライブ装置26と、非図示のインタフェース回路を介して電気的に接続する。ROM22には、ブートプログラム、BIOS等が記憶される。RAM23には、タイマ、カウンタ、フラグデータ、及び一時的なデータ等が記憶される。記憶部24は、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記憶媒体、例えば、ハードディスク及びフラッシュメモリ等で構成される。非一時的な記憶媒体は、情報を記憶する期間に関わらず、情報を留めておくことが可能な記憶媒体であればよい。非一時的な記憶媒体は、一時的な記憶媒体(例えば、伝送される信号)を含まなくてもよい。記憶部24には、各種データが記憶される。
通信I/F25は、サーバ12がネットワーク13に接続するためのインタフェース素子(例えば、LANカード等)、又はサーバ12がネットワーク13に接続した非図示のアクセスポイントと接続して無線通信を行うためのインタフェース素子(例えば、Wi−Fi(登録商標)通信モデム等)である。CPU21は、通信I/F25を介して、ネットワーク13に接続する他の機器とデータの送受信を行う。ドライブ装置26は、半導体メモリ及び光ディスク等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体27に記憶された情報を読み出すことができる。CPU21は、記憶媒体27に記憶されたプログラムをドライブ装置26によって読み出し、記憶部24に記憶できる。
端末装置11の電気的構成を説明する。端末装置11は、端末装置11の制御を司るCPU1を備える。CPU1は、ROM2、RAM3、記憶部4、カメラ5、表示部6、検出部7、通信I/F8、入力部9、A/Dコンバータ31、D/Aコンバータ32、ドライブ装置33、及び電源制御部34と電気的に接続する。ROM2には、ブートプログラム、BIOS等が記憶される。RAM3には、タイマ、カウンタ、フラグデータ、及び一時的なデータ等が記憶される。記憶部4は、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記憶媒体、例えば、ハードディスク等で構成される。記憶部4には、会議アプリケーションのプログラム、及びOSが記憶される。カメラ5は、撮影した映像のデータをCPU1に対して出力可能である。
表示部6はLiquid Crystal Display(LCD)などのディスプレイである。検出部7は、端末装置11の傾き(姿勢)を検出するセンサである。検出部7は、例えば、加速度センサ、方位(地磁気)センサ、ジャイロセンサ、又はそれらの組み合わせである。通信I/F8は、端末装置11がネットワーク13に接続するためのインタフェース素子(例えば、LANカード等)、又は端末装置11がネットワーク13に接続した非図示のアクセスポイントと接続して無線通信を行うためのインタフェース素子(例えば、Wi−Fi(登録商標)通信モデム等)である。CPU1は、通信I/F8を介して、ネットワーク13に接続する他の機器とデータの送受信を行う。入力部9は、タッチパネルを含む。
A/Dコンバータ31は、非図示のアナログ増幅回路(マイクアンプ等)を介してマイク35と電気的に接続する。D/Aコンバータ32は、非図示のアナログ増幅回路(スピーカアンプ等)を介してスピーカ36と電気的に接続する。ドライブ装置33は、半導体メモリ等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体39に記憶された情報を読み出すことができる。CPU1は、記憶媒体39に記憶されたプログラムをドライブ装置33によって読み出し、記憶部4に記憶できる。電源制御部34は、端末装置11に内蔵された電池37に接続されている。電源制御部34は、電池37から供給された電力を、端末装置11が備えるCPU1及び各種デバイスに供給する。電源制御部34は、ACアダプタ38と接続されることによって、電池37を充電可能である。
<遠隔会議の概要>
遠隔会議システム10で、遠隔会議を実行する場合の処理の概要を説明する。遠隔会議システム10で遠隔会議が実行される場合、サーバ12を介して、遠隔会議に参加する複数の端末装置11間で、会議データの送受信がネットワーク13を介して実行される。サーバ12は、複数の端末装置11の内の何れかから会議データを受信すると、複数の端末装置11の各々に受信された会議データを送信する。会議データは、例えば、音に関するデータ、映像に関するデータ、文字情報に関するデータ、及び共有資料に関するデータを含む。音は、マイク35によって集音されたユーザの声等を表す音である。共有資料は、遠隔会議において各々のユーザが参照する、遠隔会議に関連する文書ファイル等である。映像は、カメラ5によって撮影されたユーザ等の様子を示す映像である。端末装置11のユーザは、表示部6に表示される共有資料及び映像、並びに、スピーカ36から出力される音によって、サーバ12を介して、他の端末装置11の他のユーザとの間で遠隔会議を行うことができる。更に本例の遠隔会議システム10では、文字情報に関するデータを送受信することで、サーバ12を介して、他の端末装置11の他のユーザとの間でチャット会議を行うことができる。
〈表示画面〉
図2を参照して、遠隔会議システム10でチャット会議が実行される場合の、端末装置11の傾きと、表示画面とについて説明する。遠隔会議システム10では、チャットメッセージによるチャット会議を実行可能である。端末装置11は、チャットメッセージによるチャット会議を行う場合、端末装置11の傾きに応じて、図2に示すように表示部6にメッセージ表示領域61と、メッセージ記入領域62とを表示する。
図2の左右方向及び上下方向を各々、端末装置11の左右方向及び上下方向とする。端末装置11の傾きが図2の左側に示すように、左右方向を端末装置11の長手方向とする傾きである場合、端末装置11は、左右方向を長手方向とするメッセージ表示領域61と、メッセージ記入領域62とを表示部6に表示する。メッセージ表示領域61は、サーバ12から受信されたチャットメッセージの一部又は全部を、受信順に第一方向に配列して表示する領域である。本例の第一方向は下方(重力方向)である。つまり、メッセージ表示領域61の下側に配置されたチャットメッセージほど上側に配置されたチャットメッセージに比べ、受信順序が新しい。メッセージ記入領域62には、ユーザによって入力部9が操作され入力された文字が表示される。
本例の端末装置11は、処理を実行する端末装置(自装置ともいう)11から送信されたメッセージをメッセージ表示領域61に左寄せで表示し、他の端末装置(他装置ともいう)11から送信されたメッセージをメッセージ表示領域61に右寄せで表示する。図2は、端末装置11Aにおいて、自装置11のUserAが入力したチャットメッセージ71が受信された後、他装置11のUserBが入力したチャットメッセージ72が受信された場合を示している。チャットメッセージの第一方向の表示幅は、チャットメッセージの行数に応じて決まる。本例の端末装置11のチャットメッセージの第一方向の表示幅は、10mm単位の数値で設定される。チャットメッセージの第一方向に直交する方向の表示幅は、表示部6の第一方向に直交する方向の幅に設定される。
端末装置11の傾きが図2の右側に示すように、上下方向を端末装置11の長手方向とする傾きである場合、端末装置11は、上下方向を長手方向とするメッセージ表示領域61と、メッセージ記入領域62とを表示部6に表示する。端末装置11の傾きは検出部7が出力する検出信号に基づき検出される。何れの場合も、メッセージ表示領域61は、メッセージ記入領域62の上方に配置される。端末装置11の長手方向を鉛直方向(重力方向と平行な方向)と略平行とする状態を、端末装置11の縦長状態という。端末装置11の長手方向を水平方向(重力方向と直交方向)と略平行とする状態(表示部6の表示面に直交する軸を回転軸として、縦長状態の端末装置11を90度回転させた状態)を、端末装置11の横長状態という。
〈端末装置11で実行される処理〉
図2から図7を参照して、端末装置11において実行されるメイン処理を説明する。図3に示すメイン処理は、チャット会議を行う場合のチャットメッセージを受信し、受信されたチャットメッセージを表示する処理である。メイン処理は、端末装置11のユーザが起動の指示を入力した場合に起動される。CPU1は起動の指示が入力されたことを検知すると、記憶部4のプログラム記憶エリアに記憶されたメイン処理を実行するための端末プログラムを、RAM3に読み出す。CPU1は、RAM3に読み出したプログラムに含まれる指示に従って、以下のステップを実行する。メイン処理を実行するのに必要な各種パラメータは、記憶部4に記憶されている。メイン処理の過程で得られた各種データは、適宜RAM3に記憶される。以下では、ステップをSと略記する。一例として、端末装置11Aで通信処理が実行される場合について説明する。メイン処理を実行する端末である端末装置11Aを、自装置11とも呼ぶ。図5から図7では、図の下方が第一方向(重力方向)に対応する。図5から図7では、端末装置11Aで受信されたチャットメッセージを受信順に第一方向に配列して示す。
図3に示すように、CPU1は遠隔会議の初期設定を行う(S1)。S1の処理により、端末装置11Aとサーバ12の間で遠隔会議のセッションが確立され、端末装置11Aは、サーバ12に対して会議接続される。S1の処理によって、CPU1は、会議データの送受信処理(上記した音声データ及び映像データの送受信処理を含む。)を開始する。
端末装置11Bでも同様の操作が行われ、端末装置11Bとサーバ12の間で遠隔会議のセッションが確立されることで、端末装置11Bはサーバ12に対して会議接続される。サーバ12のCPU21は、URLに含まれる会議IDと、端末装置11A及び11Bの各々を識別するID(装置ID)と、URLに含まれる権限情報とを対応付け、管理テーブルとして記憶部4に記憶する。端末装置11A及び11Bによる遠隔会議は、このようにして開始される。
CPU1は、許可フラグにFalseを設定する(S2)。許可フラグは、サーバ12から新たにチャットメッセージを受信したことに応じて、表示部6のメッセージ表示領域61を更新することを許可するかを切り替える処理で使用される。許可フラグがFalseである場合、CPU1は、サーバ12から新たにチャットメッセージを受信されたことに応じて、表示部6のメッセージ表示領域61を更新することを許可しない。許可フラグがTrueである場合、CPU1は、サーバ12から新たにチャットメッセージを受信されたことに応じて、表示部6のメッセージ表示領域61を更新することを許可する。
CPU1は、後述の第一所定時間T1よりも長い第二所定時間T2に関するタイマ処理を起動する(S3)。タイマ処理は、メイン処理と並列に、メイン処理とは別途実行される処理である。第二所定時間T2に関するタイマ処理は、S1で会議接続が確立されてから、第二所定時間T2秒後に、許可フラグをTrueに設定する処理である。図4に示すように、タイマ処理では、タイマ処理を開始してからT2秒が経過したか否かを判断する(S21)。CPU1は、タイマ処理を開始してからT2秒が経過するまで待機する(S21:NO)。タイマ処理を開始してからT2秒が経過した場合(S21:YES)、CPU1は、許可フラグにTrueを設定する(S22)。CPU21は、第二所定時間T2に関するタイマ処理を終了する。S2及びS3の処理により、メッセージ表示領域61に最新メッセージが表示されていない場合において、チャットメッセージの送受信が開始された後、第二所定時間T2が経過するまでは、メッセージ表示領域61が更新されない。
図3のS3の処理の後、CPU1は、チャットメッセージを受信したかを判断する(S4)。CPU1は、自装置11又は他装置11からサーバ12を介して送信される新たなチャットメッセージを、新着メッセージとして受信する。図5の状態(1)に示す2つのチャットメッセージ71、72を受信した後に、図5の新着メッセージ73を受信した場合(S4:YES)、CPU1は、表示部6に、受信順序が最新のチャットメッセージが表示されているかを判断する(S5)。図5の状態(1)に示すように、メッセージ表示領域61には、受信順序が最新のチャットメッセージ72が表示されている(S5:YES)。この場合CPU1は、メッセージ表示領域61を更新する(S9)。具体例では、最新のチャットメッセージ72の次にS4で受信された新着メッセージ73を配置した場合に、S4で受信された新着メッセージがメッセージ表示領域61に収まる。この場合CPU1は、最新のチャットメッセージ72の次に(つまり、図5の下方)、S4で受信された新着メッセージ73を配置して、メッセージ表示領域61を状態(2)に示すように更新する。チャットメッセージ73は、自装置11のUserAからのチャットメッセージであるので、状態(2)に示すように文字が左寄せされて表示される。
CPU1は、S4で受信された新着メッセージ73を受信順に記憶部4に記憶する(S10)。CPU1は、会議終了の指示を取得したかを判断する(S16)。会議終了の指示は、例えば、入力部9を介して入力される。会議終了の指示が取得されていない場合(S16:NO)、CPU1は、処理をS4に戻す。会議終了の指示が取得された場合(S16:YES)、CPU1はメイン処理を終了する。
図5の状態(2)に示す3つのチャットメッセージ71から73が受信された後に、新着メッセージ74が受信された場合(S4:YES)、CPU1は、メッセージ表示領域61には、受信順序が最新のチャットメッセージ73が表示されていると判断する(S5:YES)。具体例では、最新のチャットメッセージ73の次にS4で受信された新着メッセージ74を配置した場合に、新着メッセージ74がメッセージ表示領域61に収まらない。この場合CPU1は、最新のチャットメッセージ73の次にS4で受信された新着メッセージ74を配置し、新着メッセージ74の第一方向の幅分、第一方向とは反対側(つまり、図5の上方)にスクロールして、メッセージ表示領域61を状態(3)に示すように更新する。
状態(3)に示すように、メッセージ表示領域61にチャットメッセージ72から74が表示された状態で、ユーザによってメッセージ表示領域61が、新着メッセージ74の第一方向の幅分、第一方向にスクロールされた場合には、メイン処理とは別途実行される処理によって、メッセージ表示領域61は状態(4)のように更新される。状態(4)のメッセージ表示領域61には、チャットメッセージ71から73が上から順に配置される。最新のチャットメッセージ74は、メッセージ表示領域61には表示されない。
状態(4)である場合に、新着メッセージ75が受信された場合(S4:YES)、CPU1は、メッセージ表示領域61には、受信順序が最新のチャットメッセージ74が表示されていないと判断する(S5:NO)。この場合CPU1は、メッセージ表示領域61に表示されているチャットメッセージ71から73の内の最新のチャットメッセージである最後尾メッセージ73を特定する。CPU1は、最後尾メッセージ73から、S4で受信された新着メッセージ75までのチャットメッセージを受信順に仮想的にメッセージ表示領域61に配置する(S6)。本例のCPU1は、新着メッセージ75を仮想上のメッセージ表示領域61の第一方向(図6の下方)の端部に配置する。CPU1は、最後尾メッセージ73から新着メッセージ75までのチャットメッセージを、受信順序が新しい順に仮想上のメッセージ表示領域61に配置する。
CPU1はS6において仮想的に配置された最後尾メッセージ73から新着メッセージ75までのチャットメッセージがメッセージ表示領域61に収まるかを判断する(S7)。本例のCPU1は、新着メッセージ75を基準に仮配置を行うので、新着メッセージ75は必ずメッセージ表示領域61に収まる。よって、CPU1は、最後尾メッセージ73がメッセージ表示領域61内に収まるかを判断する。図5の仮配置(1)に示すように、最後尾メッセージ73はメッセージ表示領域61に収まる(S7:YES)。この場合CPU1は、許可フラグがTrueか否かを判断する(S8)。許可フラグがTrueである場合(S8:YES)、CPU1はS6で設定された仮想的な配置に従って、メッセージ表示領域61を状態(5)に示すように更新する(S9)。S4で受信された新着メッセージ75を受信順に記憶部4に記憶させる(S10)。
仮想的に配置されたチャットメッセージがメッセージ表示領域61に収まらない場合(S7:NO)、又は許可フラグがTrueではない場合(S8:NO)、CPU1は、メッセージ表示領域61を状態(6)に示すように更新せずに、S4で受信された新着メッセージを受信順に記憶部4に記憶させる(S10)。
図6に示す状態(4)である場合に、チャットメッセージ76が受信された場合(S4:YES)、CPU1は、メッセージ表示領域61には、受信順序が最新のチャットメッセージ74が表示されていないと判断する(S5:NO)。この場合CPU1は、メッセージ表示領域61に表示されているチャットメッセージ71から73から最後尾メッセージ73を特定する。CPU1は、最後尾メッセージ73、チャットメッセージ74、及びS4で受信された新着メッセージ76を受信順に仮想的にメッセージ表示領域61に配置する(S6)。
CPU1はS6において仮想的に配置されたチャットメッセージ73、74、及び76がメッセージ表示領域61に収まるかを判断する(S7)。S6及びS7の処理により、CPU1は、最後尾メッセージから、新着メッセージまでのチャットメッセージを、メッセージ表示領域内に受信順に配置可能かを判断する。図6の仮配置(2)に示すように、最後尾メッセージ73はメッセージ表示領域61に収まらない(S7:NO)。この場合CPU1は、メッセージ表示領域61を更新せずに、S4で受信された新着メッセージ76を受信順に記憶部4に記憶させる(S10)。
CPU1は、図7に示す状態(6)である場合に、新着メッセージが受信されていない場合(S4:NO)、検出部7からの出力信号に基づき、端末装置11の回転を検出したか否かを判断する(S11)。CPU1は、検出部7からの出力信号に基づき、端末装置11の傾きを特定できる。ユーザが端末装置11Aの傾きを横長状態から縦長状態に変更した場合、CPU1は、端末装置11の回転を検出する(S11:YES)。この場合、CPU1は、メッセージ表示領域61及びメッセージ記入領域62の表示を更新する(S12)。
本例のCPU1は、重力方向と略平行となる方向を、第一方向とする。横長状態では、第一方向は、表示部6の短辺の延設方向と平行である。縦長状態では、第一方向は、表示部6の長辺の延設方向と平行である。本例のCPU1は、重力方向と略直交する方向を、チャットメッセージに含まれる文字の配列方向とする。横長状態では、文字の配列方向は、表示部6の長辺の延設方向と平行である。縦長状態では、文字の配列方向は、表示部6の短辺の延設方向と平行である。縦長状態と、横長状態とで、文字の大きさは互いに同じである。縦長状態と、横長状態とでは、メッセージ表示領域61における文字の配列方向の長さ及び第一方向の長さが互いに異なる。縦長状態と、横長状態とで、チャットメッセージの行数が同じである場合、縦長状態の方が横長状態よりも表示可能なチャットメッセージ数が多い。
具体例では、CPU1は、状態(6)から状態(7)に示すように、横長状態から縦長状態への回転に伴い、メッセージ表示領域61及びメッセージ記入領域62を更新する。状態(6)から状態(7)に示すように更新された場合、CPU1は、メッセージ表示領域61の第一方向の長さを増やし、メッセージ表示領域61の第一方向の長さに応じてメッセージ表示領域61に表示されるチャットメッセージの数を増やす。本例のCPU1は、チャットメッセージの行数が同じと仮定した場合、メッセージ表示領域61に表示可能なチャットメッセージの数を、3つから5つに増やす。同様にS11においてCPU1は、縦長状態から横長状態に変わったことを検知した場合(S11:YES)、メッセージ表示領域61及びメッセージ記入領域62を更新する(S12)。CPU1は、チャットメッセージの行数が同じと仮定した場合、メッセージ表示領域61に表示可能なチャットメッセージの数を5つから3つに減らす。
CPU1は、S12の処理によって、メッセージ表示領域61の第一方向の長さが増えたかを判断する(S13)。CPU1は、検出部7の検出結果に基づき、端末装置11の傾き状態が所定状態になった場合に、メッセージ表示領域61の第一方向の長さを増やす指示が取得されたと判断する。本例のCPU1は、端末装置11Aの傾きが横長状態から縦長状態に変わった場合、メッセージ表示領域61の第一方向の長さが増やす指示が取得されたと判断する(S13:YES)。この場合CPU1は、許可フラグにFalseを設定し(S14)、第一所定時間T1に関するタイマ処理を起動する(S15)。図4に示すように、CPU1は、タイマ処理を起動してから第一所定時間T1を経過するまで待機し(S21:NO)、タイマ処理を起動してから第一所定時間T1を経過すると(S21:YES)、許可フラグにTrueを設定する(S22)。S14、S15の処理により、メッセージ表示領域61に最新メッセージが表示されていない場合において、指示を取得したと判断されてから(S13:YES)、第一所定時間T1が経過するまでは、メッセージ表示領域61は更新されない。
端末装置11が回転されていない場合(S11:NO)、メッセージ表示領域61の第一方向の長さが増えていない場合(S13:NO)、又はS15の次に、会議終了の指示が検知されていなければ(S16:NO)、処理をS4に戻す。会議終了の指示が検知されていれば(S16:YES)、CPU1はメイン処理を終了する。
状態(7)である場合に、チャットメッセージ77が受信された場合(S4:YES)、CPU1は、メッセージ表示領域61には、受信順序が最新のチャットメッセージ76が表示されていると判断する(S5:YES)。この場合CPU1は、メッセージ表示領域61を状態(8)に示すように更新する(S9)。S4で受信された新着メッセージを受信順に記憶部4に記憶させる(S10)。
上記実施形態において、端末装置11、通信I/F8、表示部6、記憶部4、検出部7、及びCPU1は各々、本発明の端末装置、通信部、表示部、記憶部、検出部、及び制御部として機能する。S4の処理を実行するCPU1は、本発明の受信手段の一例である。S10の処理を実行するCPU1は、本発明の記憶制御手段の一例である。S6及びS7の処理を実行するCPU1は、本発明の第一判断手段の一例である。S9の処理を実行するCPU1は、本発明の第一更新手段の一例である。S11の処理を実行するCPU1は、本発明の第二判断手段の一例である。S12の処理を実行するCPU1は、本発明の第二更新手段の一例である。S1の処理を実行するCPU1は、本発明の開始手段の一例である。
端末装置11は、CPU1に端末プログラムを実行させた場合、最後尾メッセージから、新着メッセージまでのチャットメッセージを、メッセージ表示領域内に受信順に配置可能であると判断された場合に、最後尾メッセージと、新着メッセージとを含むチャットメッセージを受信順に第一方向に配置する。メッセージ表示領域61が自動で更新された場合には、メッセージ表示領域61には新着メッセージと最後尾メッセージとが必ず含まれる。端末装置11は、ユーザが過去のチャットメッセージを確認している間に新たにチャットメッセージを受信した場合に、確認中のチャットメッセージがメッセージ表示領域61から消えてしまう可能性を低減でき、新たに受信されたチャットメッセージを表示する際のユーザの利便性を向上できる。
CPU1は、メッセージ表示領域61の第一方向の長さを増やす指示を取得したかを判断し、指示を取得したと判断された場合に、メッセージ表示領域61の第一方向の長さを増やす。CPU1は、メッセージ表示領域61の第一方向の長さに応じてメッセージ表示領域61に表示されるチャットメッセージの数を増やす。CPU1は、指示を取得したと判断されてから第一所定時間T1が経過するまでは、メッセージ表示領域61に最新メッセージが表示されていない場合において、新着メッセージを受信した場合にも、メッセージ表示領域61を更新しない。したがって、端末装置11は、メッセージ表示領域61の第一方向の長さを増やす指示を取得した後に、ユーザが確認中のチャットメッセージがメッセージ表示領域61から消えてしまう可能性を低減できる。
CPU1は、端末装置11が有する検出部7の検出結果に基づき端末装置11の傾き状態が所定状態になった場合に、メッセージ表示領域61を所定方向に回転させ、メッセージ表示領域61の第一方向の長さを増やす。所定状態は、端末装置11の傾き状態が、横長状態から縦長状態に変更された場合である。CPU1は、メッセージ表示領域61の第一方向の長さに応じてメッセージ表示領域61に表示されるチャットメッセージの数を増やす。CPU1は、検出部7の検出結果に基づき、端末装置11の傾き状態が所定状態になった場合に、メッセージ表示領域61の第一方向の長さが長くなったと判断する。
この場合の端末プログラムが端末装置11によって実行された場合、端末装置11は、端末装置11の傾きに応じてメッセージ表示領域61を自動で回転させ、メッセージ表示領域61に表示されるチャットメッセージの数を増やすことができる。端末装置11は、チャットメッセージの数を増やしてから第一所定時間T1が経過するまでは、メッセージ表示領域61に最新メッセージが表示されていない場合において、新着メッセージを受信したことに応じてメッセージ表示領域61を更新する処理を実行しないので、ユーザが確認中のチャットメッセージがメッセージ表示領域61から消えてしまう可能性を低減できる。
CPU1は、通信I/F8を介して、他の端末装置11と接続し、チャットメッセージの送受信を開始させる(S1)。CPU1は、チャットメッセージの送受信を開始させた後、第二所定時間T2が経過するまでは、メッセージ表示領域61を更新しない。例えば、複数の他の端末装置11で行われているチャット会議に、途中から参加する場合等、開始直後は他の端末装置11のチャットメッセージの履歴を確認することがある。端末装置11は、このような場合にも、ユーザが確認中のチャットメッセージをメッセージ表示領域61から消す可能性を低減できる。本例の第二所定時間T2は、メッセージ表示領域61の長さが増えた場合に更新を行わない期間を定める第一所定時間T1よりも長い。したがって、チャットメッセージの開始時に、ユーザが確認中のチャットメッセージをメッセージ表示領域61から消す可能性をより好適に低減できる。
本発明の管理プログラム、通信プログラム及び遠隔会議方法は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更が加えられてもよい。例えば、以下の(A)から(C)までの変形が適宜加えられてもよい。
(A)端末装置11は、コンピュータ(プロセッサ)を備え、通信プログラムを実行可能な装置であればよい。遠隔会議システム10が備えるサーバ12及び端末装置11の数は適宜変更されてよい。端末装置11は、検出部7を備える必要はない。
(B)図3の処理を実行するための端末プログラムは、端末装置11がプログラムを実行するまでに、端末装置11の記憶装置に記憶されればよい。したがって、プログラムの取得方法、取得経路及びプログラムを記憶する機器の各々は適宜変更されてよい。端末装置11のプロセッサが実行するプログラムは、他の装置の記憶装置に記憶されてもよい。端末装置11は、ケーブル又は無線通信を介して、他の装置からこのプログラム受信し、フラッシュメモリ等の記憶装置に記憶してもよい。他の装置は、例えば、PC、及びネットワーク網を介して接続されるサーバを含む。
(C)図3の処理の各ステップは、CPU1によって実行される例に限定されず、一部又は全部が他の電子機器(例えば、ASIC)によって実行されてもよい。上記処理の各ステップは、複数の電子機器(例えば、複数のCPU)によって分散処理されてもよい。上記実施形態の図3の処理の各ステップは、必要に応じて順序の変更、ステップの省略、及び追加が可能である。端末装置11のCPU1からの指令に基づき、端末装置11上で稼動しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記実施形態の機能が実現される場合も本開示の範囲に含まれる。例えば、メイン処理に以下の(C−1)から(C−4)の変更が適宜加えられてもよい。
(C−1)遠隔会議システム10はサーバ12を備える必要はない。他の端末装置11が送信したチャットメッセージは、サーバ12を介さずに、直接受信されてもよい。受信されたチャットメッセージは、受信順に記憶部に記憶されればいい。第一方向は適宜変更されてよい。メッセージ表示領域61のレイアウト、及びチャットメッセージの表示形式は適宜変更されてよい。例えば、メッセージは、バルーン中に表示されてもよい。
(C−2)端末装置11は、メッセージ表示領域61に、最新のチャットメッセージが表示されている場合に(S5:YES)に、S8の処理を実行してもよい。この場合、端末装置11は、メッセージ表示領域61に、最新のチャットメッセージが表示されている場合にも、許可フラグがFalseであれば、メッセージ表示領域61を更新しない(S8:NO)。この場合端末装置11は、チャットメッセージの送受信を開始させた後、第二所定時間T2以内の場合、メッセージ表示領域61に最新のメッセージが表示されていても、メッセージ表示領域61の更新を行わない。端末装置11は、メッセージ表示領域61の第一方向の長さの変更を受け付けた後第一所定時間T1以内の場合、メッセージ表示領域61に最新のメッセージが表示されていても、メッセージ表示領域61の更新を行わない。
(C−3)端末装置11は、メッセージ表示領域61の第一方向の長さの変更を受け付けなくてもよい。端末装置11は、入力部9を介して、メッセージ表示領域61の第一方向の長さの変更を受け付けてもよい。端末装置11の制御部は、ユーザによって入力される端末装置11の傾きに基づき、メッセージ表示領域61を更新してもよい。端末装置11の制御部は、例えば、表示部の表示方向の設定が、ユーザによって変更(横表示から縦表示)された場合に、第一方向の長さを増やす指示を取得したと判断してもよい。端末装置11は、検出部7の検出結果に基づき端末装置11の傾き状態が所定状態になった場合に、メッセージ表示領域61を所定方向に回転させる処理、及びメッセージ表示領域61の第一方向の長さを増やす処理の少なくとも何れかを実行しなくてもよい。端末装置11は、チャットメッセージの送受信を開始させた後、第二所定時間T2以内に、メッセージ表示領域61の更新を行ってもよい。端末装置11は、メッセージ表示領域61の第一方向の長さの変更を受け付けた後、第一所定時間T1以内に、メッセージ表示領域61の更新を行ってもよい。第二所定時間は、第一所定時間と同じであってもよいし、第一所定時間よりも長くなくてもよい。
(C−4)S6、S7において、最後尾メッセージから、新着メッセージまでのチャットメッセージを、メッセージ表示領域内に受信順に配置可能かを判断する処理に際して、仮配置を行う必要はない。端末装置11の制御部は、各チャットメッセージが第一方向に占める幅と、表示領域の第一方向の幅とから、最後尾メッセージがメッセージ表示領域61に収まるかを、計算により判断してもよい。
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 記憶部
6 表示部
7 検出部
8 通信I/F
9 入力部
11 端末装置
13 ネットワーク
61 メッセージ表示領域

Claims (6)

  1. 1以上の他の端末装置とネットワークを介して接続可能な端末装置の制御部を、
    前記他の端末装置からのチャットメッセージを、前記端末装置の通信部を介して受信する受信手段と、
    受信された前記チャットメッセージを受信順に前記端末装置の記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    前記端末装置の表示部のメッセージ表示領域に表示された前記チャットメッセージのうちの受信順が最も新しい前記チャットメッセージである最後尾メッセージから、新たに受信された前記チャットメッセージである新着メッセージまでの前記チャットメッセージを、前記メッセージ表示領域内に受信順に配置可能かを判断する第一判断手段と、
    前記第一判断手段によって収まると判断された場合に、前記最後尾メッセージと、前記新着メッセージとを含む前記チャットメッセージを受信順に第一方向に配置して前記メッセージ表示領域に表示させて前記メッセージ表示領域を更新し、前記第一判断手段によって収まると判断されない場合に、前記メッセージ表示領域を更新しない第一更新手段と
    として機能させる指示を含むことを特徴とする端末プログラム。
  2. 前記制御部を、
    前記メッセージ表示領域の前記第一方向の長さを増やす指示を取得したかを判断する第二判断手段と、
    前記第二判断手段によって前記指示を取得したと判断された場合に、前記メッセージ表示領域の前記第一方向の長さを増やし、前記メッセージ表示領域の前記第一方向の長さに応じて前記メッセージ表示領域に表示される前記チャットメッセージの数を増やす第二更新手段と
    として機能させる指示を更に含み、
    前記第一更新手段は、前記第二判断手段によって前記指示を取得したと判断されてから第一所定時間が経過するまでは、前記メッセージ表示領域を更新しないことを特徴とする請求項1に記載の端末プログラム。
  3. 前記第二更新手段は、前記端末装置が有する検出部の検出結果に基づき前記端末装置の傾き状態が所定状態になった場合に、前記メッセージ表示領域を所定方向に回転させ、前記メッセージ表示領域の前記第一方向の長さを増やし、前記メッセージ表示領域の前記第一方向の長さに応じて前記メッセージ表示領域に表示される前記チャットメッセージの数を増やし、
    前記第二判断手段は、前記検出部の検出結果に基づき、前記端末装置の傾き状態が所定状態になった場合に、前記メッセージ表示領域の前記第一方向の長さを増やす指示を取得したと判断することを特徴とする請求項2に記載の端末プログラム。
  4. 前記制御部を、
    前記他の端末装置と前記ネットワークを介して接続し、前記チャットメッセージの送受信を開始させる開始手段として機能させる指示を更に含み、
    前記第一更新手段は、前記開始手段が前記チャットメッセージの送受信を開始させた後、第二所定時間が経過するまでは、前記メッセージ表示領域を更新しないことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の端末プログラム。
  5. 前記制御部を、
    前記他の端末装置と前記ネットワークを介して接続し、前記チャットメッセージの送受信を開始させる開始手段として機能させる指示を更に含み、
    前記第一更新手段は、前記開始手段が前記チャットメッセージの送受信を開始させた後、前記第一所定時間よりも長い第二所定時間が経過するまでは、前記メッセージ表示領域を更新しないことを特徴とする請求項2又は3に記載の端末プログラム。
  6. 1以上の他の端末装置とネットワークを介して接続可能な通信部と、
    表示部と、
    記憶部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記他の端末装置からのチャットメッセージを、前記通信部を介して受信する受信手段と、
    受信された前記チャットメッセージを受信順に前記記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    前記表示部のメッセージ表示領域に表示された前記チャットメッセージのうちの受信順が最も新しい前記チャットメッセージである最後尾メッセージから、新たに受信された前記チャットメッセージである新着メッセージまでの前記チャットメッセージを、前記メッセージ表示領域内に受信順に配置可能かを判断する第一判断手段と、
    前記第一判断手段によって収まると判断された場合に、前記最後尾メッセージと、前記新着メッセージとを含む前記チャットメッセージを受信順に第一方向に配置して前記メッセージ表示領域に表示させて前記メッセージ表示領域を更新し、前記第一判断手段によって収まると判断されない場合に、前記メッセージ表示領域を更新しない第一更新手段と
    として機能することを特徴とする端末装置。
JP2015254584A 2015-12-25 2015-12-25 端末プログラム及び端末装置 Expired - Fee Related JP6376120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015254584A JP6376120B2 (ja) 2015-12-25 2015-12-25 端末プログラム及び端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015254584A JP6376120B2 (ja) 2015-12-25 2015-12-25 端末プログラム及び端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017117352A JP2017117352A (ja) 2017-06-29
JP6376120B2 true JP6376120B2 (ja) 2018-08-22

Family

ID=59234395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015254584A Expired - Fee Related JP6376120B2 (ja) 2015-12-25 2015-12-25 端末プログラム及び端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6376120B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019047119A1 (zh) * 2017-09-07 2019-03-14 深圳传音通讯有限公司 基于聊天界面的计算器使用方法、装置及存储介质
EP3814894A4 (en) * 2018-06-28 2022-12-21 Byung Jin Kim DEVICE AND METHOD FOR ORGANIZING AND DISPLAYING INSTANT MESSAGES

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3046019B1 (ja) * 1999-03-17 2000-05-29 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション 表示制御装置、メッセ―ジ表示方法、メッセ―ジの表示を制御するソフトウエア・プロダクトを格納する記憶媒体
JP4998915B2 (ja) * 2006-12-20 2012-08-15 シャープ株式会社 メッセージ交換装置
JP5244844B2 (ja) * 2010-03-31 2013-07-24 ヤフー株式会社 情報を表示する端末、システム、方法及びプログラム
KR101408532B1 (ko) * 2011-09-19 2014-06-27 (주)카카오 사용자 단말의 화면에서 스크롤 바를 업데이트하는 방법 및 화면에서 스크롤 바를 업데이트하는 사용자 단말
US9509645B2 (en) * 2012-12-28 2016-11-29 Lg Electronics Inc. Mobile terminal, message transceiving server and controlling method thereof
ITRM20130446A1 (it) * 2013-07-30 2015-01-31 Haamble Sh P K Tecniche implementative di social network.
JP6451013B2 (ja) * 2015-08-03 2019-01-16 株式会社ドワンゴ 端末装置、動画表示方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017117352A (ja) 2017-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3402582B1 (en) Methods and systems for facilitating participation in a game session
US20140372945A1 (en) Method for outputting images, apparatus and mobile terminal therefor
JP2012053642A (ja) 通信装置、通信システム、通信制御方法、および通信制御プログラム
JP6488547B2 (ja) 会議端末制御システム及び会議端末制御方法
JP2016126432A (ja) 遠隔会議プログラム、端末装置、および遠隔会議方法
EP2784661B1 (en) Computer program product, information processing method, and information processing apparatus
US11934206B2 (en) Gimbal control method and device
JP2016171424A (ja) 通信システム、伝送端末、通信方法、プログラム
JP6376120B2 (ja) 端末プログラム及び端末装置
CN110855736B (zh) 文件传输方法、文件传输设备及计算机可读存储介质
WO2016063621A1 (ja) 制御装置、制御方法、プログラム及び情報記憶媒体
JP2015186206A (ja) 制御システム、端末装置、および制御方法
JP6163788B2 (ja) 通信端末、通信方法、及びプログラム
JP2012074936A (ja) 端末装置、表示制御方法および表示制御プログラム
JP6428104B2 (ja) 情報処理システム、端末装置及びプログラム
JP2009230236A (ja) 情報処理装置、リソース表示方法及びプログラム
JP2015002770A (ja) ゲームデータ管理システムおよびゲームデータ管理プログラム
JP6236771B2 (ja) 通信装置、方法およびプログラム
JP2023016858A (ja) 通信システム、通信装置およびプログラム
US20220124129A1 (en) Information processing system, information processing method, and recording medium having recorded thereon information processing program
EP4194066A1 (en) Information processing device and image display method
EP3917120A1 (en) Voice chat device, voice chat method, and program
JP2013175167A (ja) 電子機器
CN109078331B (zh) 模拟按键检测方法、装置、计算机设备及存储介质
JP6471685B2 (ja) 管理プログラム、通信プログラム及び遠隔会議方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6376120

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees