JP6372298B2 - 音響効果データ生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、音響効果データを生成するための音響効果データ生成装置に関する。
音響効果データに基づいて楽音に音響効果を付与する電子音楽装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された電子音楽装置では、制御操作子に対応付けられた第1表示オブジェクトと、音色効果パラメータに対応付けられた第2表示オブジェクトとが表示器に表示される。制御操作子の操作に従って第1表示オブジェクトの表示位置が変更制御され、第1表示オブジェクトおよび第2表示オブジェクトの表示位置の関係の変化に応じて、第2表示オブジェクトに対応付けられた音色効果パラメータの制御値(パラメータ値)が決定され、決定された制御値に基づき楽音制御が実行される。
特開2009−300892号公報
上記の従来の電子音楽装置では、第1表示オブジェクトがレールオブジェクト上を移動するように表示制御される。第1表示オブジェクトの位置、第2表示オブジェクトの位置およびレールオブジェクトの形状を変更することにより制御値の変化の態様を変更することができる。
しかしながら、さらに簡単な操作で任意の音響効果パラメータの値を多様に変化させることが望まれる。
本発明の目的は、簡単な操作で任意の音響効果パラメータの値を連続的かつ多様に変化させることが可能な音響効果データ生成装置を提供することである。
(1)本発明に係る音響効果データ生成装置は、基準軸を有する仮想空間に配置される仮想的な制御操作子上に、音響効果パラメータに対応するパラメータ指標を配置する操作を検出する第1の検出手段と、検出された配置の操作に基づいて制御操作子上にパラメータ指標を配置する配置手段と、制御操作子を少なくとも一方向に回転させる操作を検出する第2の検出手段と、検出された回転の操作に基づいて制御操作子を当該制御操作子上に配置されたパラメータ指標とともに回転させる回転手段と、基準軸に基づくパラメータ指標の位置に基づいて音響効果パラメータの値を決定し、決定した値に基づいて音響効果データを生成する生成手段とを備える。
その音響効果データ生成装置においては、ユーザによる制御操作子上へのパラメータ指標の配置操作が検出されると、検出された配置操作に基づいて仮想空間の制御操作子上にパラメータ指標が配置される。ユーザによる制御操作子の回転操作が検出されると、検出された回転操作に基づいて仮想空間で制御操作子がパラメータ指標とともに回転される。仮想空間内の基準軸に基づくパラメータ指標の位置を基に音響効果パラメータの値が決定され、決定された値に基づく音響効果データが生成される。
したがって、ユーザは、制御操作子上への一または複数のパラメータ指標の配置および制御操作子の回転という簡単な操作で、任意の一または複数の音響効果パラメータの値を連続的かつ多様に変化させることができる。
(2)制御操作子は立体形状を有し、仮想空間における基準点を中心として全方向に回転可能であってもよい。この場合、任意の方向への制御操作子の回転操作により音響効果パラメータの値をより多様に変化させることができる。
(3)音響効果データ生成装置は、画面上に制御操作子を表示するとともに制御操作子上に配置されたパラメータ指標を画面上に表示する表示手段をさらに備えてもよい。この場合、ユーザは、画面上に表示される制御操作子およびパラメータ指標を視認しつつパラメータ指標の配置操作および制御操作子の回転操作を行うことができる。それにより、一または複数の音響効果パラメータの値を容易かつ適切に調整することができる。
(4)表示手段は、画面上に複数の音響効果パラメータに対応する複数のパラメータ操作子を表示し、画面上に表示されるパラメータ指標は、当該パラメータ指標に対応する音響効果パラメータの調整可能な範囲を示す第1の範囲情報を含み、画面上に表示される各パラメータ操作子は、当該パラメータ操作子に対応する音響効果パラメータの調整可能な範囲を示す第2の範囲情報を含み、音響効果データ生成装置は、第1の範囲情報を変更する操作または第2の範囲情報を変更する操作を検出する第3の検出手段と、第1の範囲情報の変更の操作または第2の範囲情報の変更の操作が検出された場合に、互いに対応する第1の範囲情報と第2の範囲情報とが等しくなるように第1および第2の範囲情報の変更を連動させる変更手段とをさらに備えてもよい。
この場合、ユーザが第1の範囲情報を変更すると、パラメータ指標に対応する音響効果パラメータの調整可能な範囲が変更され、ユーザが第2の範囲情報を変更すると、パラメータ操作子に対応する音響効果パラメータの調整可能な範囲が変更される。それにより、音響効果パラメータごとに調整可能な範囲を適切に設定することができる。この場合、互いに対応する第1および第2の範囲情報のいずれか一方の変更に連動して、互いに対応する第1および第2の範囲情報の他方も変更される。したがって、簡単な操作でパラメータ操作子およびパラメータ指標の調整可能な範囲を変更することができる。
(5)制御操作子上のパラメータ指標の位置は、基準軸上の座標値により特定され、音響効果データ生成装置は、制御操作子の回転によりパラメータ指標の座標値が予め設定された下限値より小さくなろうとする場合に、パラメータ指標の座標値が下限値で維持されるようにパラメータ指標の位置を制御する位置制御手段をさらに備えてもよい。
制御操作子上のパラメータ指標の位置は、基準軸上の座標値により特定され、音響効果データ生成装置は、制御操作子の回転によりパラメータ指標の座標値が予め設定された上限値より大きくなろうとする場合に、パラメータ指標の座標値が上限値で維持されるようにパラメータ指標の位置を制御する位置制御手段をさらに備えてもよい。
これらの場合、音響効果パラメータの値が小さくなる方向または大きくなる方向にユーザが制御操作子を回転させ過ぎた場合でも、パラメータ指標の基準軸上の座標値が下限値または上限値で維持され、音響効果パラメータの値が極端にならず、不自然な音響効果が得られることが防止される。
(6)表示手段は、画面上に複数の音響効果パラメータに対応する複数のパラメータ操作子を表示し、第1の検出手段は、複数のパラメータ操作子のうち選択された一または複数のパラメータ操作子を一または複数のパラメータ指標として制御操作子上に移動する操作を検出し、配置手段は、検出された移動の操作に基づいて一または複数のパラメータ指標を制御操作子上に配置させ、表示手段は、画面上で配置後の一または複数のパラメータ指標を表示してもよい。
この場合、ユーザは、画面上に表示された一または複数の選択したパラメータ操作子を画面上の制御操作子上に移動するという簡単な操作で、所望のパラメータ指標を制御操作子上に配置することができる。
(7)本発明に係る音響効果データ生成プログラムは、基準軸を有する仮想空間に配置される仮想的な制御操作子上に、音響効果パラメータに対応するパラメータ指標を配置する操作を検出する第1の検出ステップと、検出された配置の操作に基づいて制御操作子上にパラメータ指標を配置する配置ステップと、制御操作子を少なくとも一方向に回転させる操作を検出する第2の検出ステップと、検出された回転の操作に基づいて制御操作子を当該制御操作子上に配置されたパラメータ指標とともに回転させる回転ステップと、基準軸に基づくパラメータ指標の位置に基づいて音響効果パラメータの値を決定し、決定した値に基づいて音響効果データを生成する生成ステップとを、コンピュータに実行させるものである。
本発明によれば、簡単な操作で任意の音響効果パラメータの値を連続的かつ多様に変化させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る音響効果データ生成装置を含む電子音楽装置の構成を示すブロック図である。 タッチパネルディスプレイに表示される音響効果パラメータ調整画面の一例を示す図である。 パラメータ操作子の構成を示す模式図である。 音響効果パラメータ調整画面の操作例を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る音響効果データ生成装置の機能的な構成を示すブロック図である。 音響効果パラメータリストの一例を示す図である。 (a),(b),(c)は制御対象パラメータリストの例を示す図である。 音響効果データ生成装置により行われる音響効果データ生成処理を示すフローチャートである。 音響効果データ生成装置により行われる音響効果データ生成処理を示すフローチャートである。 音響効果データ生成装置により行われる音響効果データ生成処理を示すフローチャートである。 制御操作子回転時処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る音響効果データ生成装置および音響効果データ生成プログラムについて図面を用いて詳細に説明する。
(1)電子音楽装置の構成
図1は本発明の実施の形態に係る音響効果データ生成装置を含む電子音楽装置の構成を示すブロック図である。図1の電子音楽装置1によれば、ユーザは演奏を行うことができるとともに楽曲の制作等の音楽制作を行うことができる。また、電子音楽装置1は、後述する楽音信号に音響効果を付与するための音響効果データを生成する音響効果データ生成装置100を含む。
電子音楽装置1は、演奏データ入力部2、入力I/F(インタフェース)3、設定操作子4、検出回路5、タッチパネルディスプレイ6、検出回路7および表示回路8を備える。演奏データ入力部2は、鍵盤またはマイク等を含み、入力I/F3を介してバス19に接続される。ユーザの演奏動作に基づく演奏データが演奏データ入力部2により入力される。設定操作子4は、オンオフ操作されるスイッチ、回転操作されるロータリエンコーダ、またはスライド操作されるリニアエンコーダ等を含み、検出回路5を介してバス19に接続される。この設定操作子4は、音量の調整、電源のオンオフおよび各種設定を行うために用いられる。
タッチパネルディスプレイ6は、検出回路7および表示回路8を介してバス19に接続される。タッチパネルディスプレイ6には、後述する図2および図4の音響効果パラメータ調整画面20および各種情報が表示される。ユーザは、タッチパネルディスプレイ6を操作することにより各種操作を指示することができる。
電子音楽装置1は、RAM(ランダムアクセスメモリ)9、ROM(リードオンリメモリ)10、CPU(中央演算処理装置)11、タイマ12および記憶装置13をさらに備える。RAM9、ROM10、CPU11および記憶装置13はバス19に接続され、タイマ12はCPU11に接続される。外部記憶装置15等の外部機器が通信I/F(インタフェース)14を介してバス19に接続されてもよい。RAM9、ROM10、CPU11およびタイマ12がコンピュータを構成する。
RAM9は、例えば揮発性メモリからなり、CPU11の作業領域として用いられるとともに、各種データを一時的に記憶する。ROM10は、例えば不揮発性メモリからなり、システムプログラム、音響効果データ生成プログラムおよび等のコンピュータプログラムを記憶する。CPU11は、ROM10に記憶された音響効果データ生成プログラムをRAM9上で実行することにより後述する音響効果データ生成処理を行う。タイマ12は、現在時刻等の時間情報をCPU11に与える。
記憶装置13は、ハードディスク、光学ディスク、磁気ディスクまたはメモリカード等の記憶媒体を含む。この記憶装置13には、一または複数の楽曲データが記憶される。楽曲データは、楽曲を表す音響信号(オーディオデータ)である。ここで、音響信号は、楽曲の音の変化を表す波形信号を所定のサンプリング周期でサンプリングすることにより得られる複数のサンプリング値からなる。演奏データ入力部2から入力される演奏データに基づいて楽曲データが生成され、記憶装置13に記憶されてもよい。上記の音響効果データ生成プログラムが記憶装置13に記憶されてもよい。
外部記憶装置15は、記憶装置13と同様に、ハードディスク、光学ディスク、磁気ディスクまたはメモリカード等の記憶媒体を含み、楽曲データ等の各種データまたは音響効果データ生成プログラムを記憶してもよい。
なお、本実施の形態における音響効果データ生成プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納された形態で提供され、ROM10または記憶装置13にインストールされてもよい。また、通信I/F14が通信網に接続されている場合、通信網に接続されたサーバから配信された音響効果データ生成プログラムがROM10または記憶装置13にインストールされてもよい。
電子音楽装置1は、音源16、効果回路17およびサウンドシステム18をさらに備える。音源16および効果回路17はバス19に接続され、サウンドシステム18は効果回路17に接続される。音源16は、演奏データ入力部2から入力される演奏データ、記憶装置13から与えられる楽曲データ等に基づいて楽音信号を生成する。
効果回路17は、複数の音響効果パラメータの値(以下、パラメータ値と呼ぶ。)を音響効果データとして記憶する複数のレジスタを含む。この効果回路17は、各レジスタに格納されるパラメータ値に基づいて、音源16により生成される楽音信号に音響効果を付与する。本実施の形態では、音響効果データはパラメータ値そのものであるが、音響効果データがパラメータ値に基づいて生成されたデータであってもよい。
サウンドシステム18は、デジタルアナログ(D/A)変換回路、増幅器およびスピーカを含む。このサウンドシステム18は、音源16から効果回路17を通して与えられる楽音信号をアナログ音信号に変換し、アナログ音信号に基づく音を発生する。それにより、楽音信号が再生される。電子音楽装置1において、主としてタッチパネルディスプレイ6、RAM9、ROM10、CPU11、記憶装置13および効果回路17が音響効果データ生成装置100を構成する。
複数の音響効果パラメータは、複数の音響効果タイプに分類される。音響効果タイプとしては、例えば、“Filter”(フィルタ)、“Envelope”(エンベロープ)、“Oscillator”(オッシレータ)、“LFO”(低周波発信器)等がある。“Filter”の音響効果パラメータとしては、“Cutoff”(カットオフ)、“Resonance”(レゾナンス)、“EG(Envelope Generator Depth)”(EGデプス)、“LFODepth”(LFO デプス)等がある。“Envelope”の音響効果パラメータとしては、“Attack”(アタック)、“Decay”(ディケイ)、“Sustain”(サステイン)、“Release”(リリース)等がある。音響効果パラメータは、これらの例に限らず、例えば、楽曲の各パートの音量や音色番号等の他の一般的な音楽制御用のパラメータであってもよい。
(2)音響効果データ生成装置100の操作方法
図2はタッチパネルディスプレイ6に表示される音響効果パラメータ調整画面の一例を示す図である。音響効果パラメータ調整画面20には、制御操作子21および複数のパラメータ操作子表示領域22が表示される。制御操作子21は、3次元の仮想空間に配置され、仮想的に球形状を有する。仮想空間内の位置は、X軸、Y軸およびZ軸を有する3次元座標系で表される。音響効果パラメータ調整画面20には、制御操作子21の上半分の半球部分が表示される。この制御操作子21は、ユーザの操作により仮想空間内で全方向に回転可能に表示される。具体的には、ユーザは、タッチパネルディスプレイ6の表面に指を接触させて動かすことにより制御操作子21を任意の方向に回転させることができる。
各パラメータ操作子表示領域22内には、複数のパラメータ操作子23が表示される。複数のパラメータ操作子23には、それぞれ異なる音響効果パラメータが割り当てられる。ここで、上部のパラメータ操作子表示領域22内の複数のパラメータ操作子23をそれぞれパラメータ操作子P1〜P4と呼び、下部のパラメータ操作子表示領域22内の複数のパラメータ操作子23をそれぞれパラメータ操作子P5〜P8と呼ぶ。
ユーザは、複数のパラメータ操作子23のうち一または複数のパラメータ操作子23をパラメータ指標24として制御操作子21上に配置することができる。制御操作子21が球形状を有するので、音響効果パラメータ調整画面20で制御操作子21の外表面の中心に位置するパラメータ指標24は半球上の最も高い位置にあるので最も大きく表示され、制御操作子21の外周21a上に位置するパラメータ指標24は最も小さく表示される。
各パラメータ指標24には、それに対応するパラメータ操作子23と同じ音響効果パラメータが割り当てられる。ここで、複数のパラメータ操作子P1〜P8に対応するパラメータ指標24をそれぞれパラメータ指標p1〜p8と呼ぶ。例えば、パラメータ操作子P1,P2,P4をドラッグすることにより制御操作子21上にパラメータ指標p1,p2,p4を配置することができる。パラメータ操作子23とパラメータ指標24とは同じ構成を有する。
図3はパラメータ操作子23の構成を示す模式図である。図3に示すように、パラメータ操作子23は、円形のボタンBUを有する。ボタンBUの外周に沿ってパラメータ値を表示するための部分円環状のパラメータ値表示領域Drが配置される。パラメータ値表示領域Drの一端MINがパラメータ値の最小値に対応し、パラメータ値表示領域Drの他端MAXがパラメータ値の最大値に対応する。
パラメータ値表示領域Dr内にパラメータ値を示すパラメータ値表示Dpが表示される。パラメータ値表示Dpの長さは、パラメータ値に応じて変化する。この場合、パラメータ値表示Dpの一端C1の位置がパラメータ値を表す。ボタンBUには、パラメータ値表示Dpの一端C1を指すようにパラメータ値表示C2が表示される。ユーザは、パラメータ値表示Dpの一端C1に指を接触させて移動させることによりパラメータ値表示Dpの長さを変更することができる。あるいは、ボタンBUを指で回転されることによりパラメータ値表示C2の向きを変更することができる。それにより、パラメータ値を調整することができる。
本実施の形態では、パラメータ値の調整可能範囲が設定される。調整可能範囲はパラメータ値のとり得る範囲である。調整可能範囲を設定することによりパラメータ値の不適切な調整による音楽的な破綻を防止でき、ユーザの回転等の操作によるパラメータ値の極端な変化を防止することができる。パラメータ値表示領域Drの外周に沿ってパラメータ値の調整可能範囲を示す部分円環状の調整可能範囲表示Daが配置される。調整可能範囲表示Daの一端Loは調整可能範囲の下限値に対応し、他端Upは調整可能範囲の上限値に対応する。ユーザは、調整可能範囲表示Daの一端Loに指を接触させて移動させることによりパラメータ値の調整可能範囲の下限値を変更することができる。また、ユーザは、調整可能範囲表示Daの他端Upに指を接触させて移動させることによりパラメータ値の調整可能範囲の上限値を変更することができる。
パラメータ操作子23に対応するパラメータ指標24の構成も、図3に示される構成と同様である。調整可能範囲表示Daは、制御操作子21上のパラメータ指標24およびそれに対応するパラメータ操作子23のパラメータ値表示領域Drの周囲に表示される。
図2において、ユーザが制御操作子21を回転させると、制御操作子21上のパラメータ指標24の位置が変化する。本実施の形態では、Z軸が基準軸に相当する。パラメータ指標24の基準位置(例えば、ボタンBUの中心)のZ座標値がパラメータ値に対応する。制御操作子21の回転によりパラメータ指標24の基準位置のZ座標値が変化しパラメータ値が変化する。したがって、ユーザは、制御操作子21を回転させることにより制御操作子21上のパラメータ指標24に対応するパラメータ値を調整することができる。
本実施の形態では、制御操作子21の外周21aのZ座標値は0である。制御操作子21の最上部(外表面の中心)のZ座標値が最大値となる。制御操作子21上のパラメータ指標24が制御操作子21上の最上部に位置するときに、対応するパラメータ値が調整可能範囲の上限値となる。また、制御操作子21上のパラメータ指標24が制御操作子21上の外周21aに位置するときに、対応するパラメータ値が調整可能範囲の下限値となる。
制御操作子21の回転により制御操作子21上のパラメータ指標24が外周21aに到達すると、ユーザがさらに制御操作子21を回転させてもそのパラメータ指標24は外周21aに維持され、当該パラメータ指標24のZ座標値は負にならず、0で維持される。したがって、対応するパラメータ値は下限値で維持される。一方、外周21aよりも内側に位置する他のパラメータ指標24は、制御操作子21の回転により外周21aに達するまで移動することができる。
ユーザが互いに対応するパラメータ操作子23およびパラメータ指標24のうち一方の調整可能範囲表示Daの長さを変更すると、他方の調整可能範囲表示Daの長さも同様に変更される。また、ユーザが任意のパラメータ操作子23のパラメータ値表示Dpまたはパラメータ値表示C2を変更すると、制御操作子21上の対応するパラメータ指標24のパラメータ値表示Dp,C2も変更され、制御操作子21上のパラメータ指標24の位置も変更される。このように、制御操作子21上のパラメータ指標24とそれに対応するパラメータ操作子23とは互いに連動している。
次に、音響効果パラメータ調整画面20の操作例について説明する。図4は音響効果パラメータ調整画面20の操作例を説明するための図である。ユーザが図2の状態で制御操作子21を図4の実線の矢印A0の方向に回転させると、制御操作子21上のパラメータ指標p1,p2,p4の位置が変化する。パラメータ指標p1は制御操作子21の最上部から遠ざかるので、パラメータ指標p1の位置のZ座標値の減少に伴い、対応するパラメータ値も減少する。パラメータ指標p2は制御操作子21の最上部に近づくので、パラメータ指標p2の位置のZ座標値の増加に伴い、対応するパラメータ値も増加する。パラメータ指標p4は制御操作子21の外周21aに到達するので、パラメータ指標p4の位置のZ座標値が0となり、対応するパラメータ値は下限値で維持される。
次に、点線の矢印A1で示すように、ユーザが制御操作子21上のパラメータ指標p1を指で制御操作子21の外側までドラッグすることにより、パラメータ指標p1を制御操作子21から取り外すことができる。この場合、パラメータ指標p1は消去される。それと共に、パラメータ操作子表示領域22内のパラメータ操作子P1の調整可能範囲表示Daが消去される。一点鎖線の矢印A2で示すように、ユーザがパラメータ操作子表示領域22のパラメータ操作子P5を指で制御操作子21内にドラッグすることによりパラメータ指標p5を制御操作子21上に配置することができる。この場合、パラメータ操作子表示領域22内のパラメータ操作子P5には調整可能範囲表示Daが追加される。
(3)音響効果データ生成装置100の機能的な構成
図5は本発明の実施の形態に係る音響効果データ生成装置100の機能的な構成を示すブロック図である。図5に示すように、音響効果データ生成装置100は、記憶部101、検出部102、配置部103、回転部104、表示部105、変更部106、制御部107および生成部108を含む。
記憶部101は、図1のRAM9および記憶装置13により構成される。この記憶部101は、後述する音響効果パラメータリストL1(図6)が記憶される。また、記憶部101のRAM9には、後述する音響効果データ生成処理により制御対象パラメータリストL2(図7)が生成される。表示部105は、タッチパネルディスプレイ6を含み、図2の音響効果パラメータ調整画面20を表示する。また、CPU11がROM10または記憶装置13に記憶された音響効果データ生成プログラムを実行することにより検出部102、配置部103、回転部104、表示部105、変更部106、制御部107および生成部108の機能が実現される。
検出部102は、図1のタッチパネルディスプレイ6に表示される音響効果パラメータ調整画面20の操作を検出する。具体的には、検出部102は、制御操作子21を回転させる操作、制御操作子21上にパラメータ指標24を配置する操作、制御操作子21上からパラメータ指標24を取り外す操作、パラメータ操作子23の調整可能範囲表示Daおよびパラメータ値表示Dp,C2を変更する操作、パラメータ指標24の調整可能範囲表示Daを変更する操作等を検出する。
配置部103は、生成部108により検出された操作に基づいて、制御操作子21上へのパラメータ指標24の配置、および制御操作子21からのパラメータ指標24の取り外しを行う。回転部104は、検出部102により検出された操作に基づいて、制御操作子21を回転させる。変更部106は、検出部102により検出された操作に基づいて、パラメータ操作子23およびパラメータ指標24の調整可能範囲表示Daを変更し、またはパラメータ操作子23のパラメータ値表示Dp,C2を変更する。制御部107は、制御操作子21の回転時のパラメータ指標24の位置を制御する。例えば、制御部107は、制御操作子21の回転によりパラメータ指標24が外周21aに位置したときに、パラメータ指標24を外周21aで維持させる。生成部108は、制御操作子21上のパラメータ指標24の位置のZ座標に基づいてパラメータ値を決定し、決定したパラメータ値を音響効果データとして生成する。
(4)音響効果パラメータリストL1および制御対象パラメータリストL2
図6は音響効果パラメータリストL1の一例を示す図である。図7(a),(b),(c)は制御対象パラメータリストL2の例を示す図である。
図6の音響効果パラメータリストL1は、音響効果パラメータ調整画面20に表示可能な複数の音響効果パラメータの各々に対応するパラメータ操作子、パラメータ指標、パラメータ値、調整可能範囲の下限値、および調整可能範囲の上限値を含む。本例では、音響効果パラメータリストL1は、音響効果パラメータA〜Gにそれぞれ対応するパラメータ操作子P1〜P8およびパラメータ指標p1〜p8を含む。
図7(a)〜(c)の制御対象パラメータリストL2は、制御操作子21上のパラメータ指標24に対応するパラメータ値、調整可能範囲の下限値、調整可能範囲の上限値および位置を含む。位置は、制御操作子21上のパラメータ指標のX座標値、Y座標値およびZ座標値を含む。図7(a)〜(c)には位置としてZ座標値の例のみが示される。制御対象パラメータリストL2は、図7(a)ではパラメータ指標p1,p2,p4を含み、図7(b)ではパラメータ指標p1,p2を含み、図7(c)ではパラメータ指標p1,p2,p5を含む。
(5)音響効果データ生成装置100の動作
図8〜図10は音響効果データ生成装置100により行われる音響効果データ生成処理を示すフローチャートである。図8〜図10の音響効果データ生成処理は、図1のCPU11がROM10または記憶装置13に記憶された音響効果データ生成プログラムを実行することに行われる。
まず、CPU11は、タッチパネルディスプレイ6に音響効果パラメータ調整画面20を表示させる(ステップS1)。次に、CPU11は、別画面への表示切替え指示を検出したか否かを判定する(ステップS2)。別画面への表示切替え指示を検出した場合には、CPU11は、音響効果データ生成処理を終了する。別画面への表示切替え指示を検出しない場合には、CPU11は、制御操作子21への回転操作を検出したか否かを判定する(ステップS3)。
制御操作子21への回転操作を検出した場合には、CPU11は、制御操作子21上にパラメータ指標24があるか否かを判定する(ステップS4)。制御操作子21上にパラメータ指標24がある場合には、CPU11は、後述する図11の制御操作子回転時処理を実行し(ステップS5)、ステップS6に進む。ステップS3で制御操作子21の回転操作を検出しない場合およびステップS4で制御操作子21上にパラメータ指標24がない場合には、CPU11はステップS6に進む。
ステップS6では、CPU11は、制御操作子21からのパラメータ指標24の取り外し操作を検出したか否かを判定する(ステップS6)。パラメータ指標24の取り外し操作を検出した場合には、CPU11は、制御対象パラメータリストL2から該当するパラメータ指標を削除する(ステップS7)。例えば、図4に示されるパラメータ指標p4の取り外し操作が行われた場合には、図7(a)の制御対象パラメータリストL2からパラメータ指標p4およびそれに対応するパラメータ値、下限値、上限値および位置が削除される。それにより、制御対象パラメータリストL2は図7(b)の状態になる。また、CPU11は、制御操作子21上のパラメータ指標24の表示を消去し(ステップS8)、パラメータ操作子表示領域22の対応するパラメータ操作子23の調整可能範囲表示Daを消去し(ステップS9)、ステップS10に進む。ステップS6でパラメータ指標24の取り外し操作を検出しない場合にも、CPU11はステップS10に進む。
ステップS10では、CPU11は、制御操作子21へのパラメータ指標24の配置操作を検出したか否かを判定する。パラメータ指標24の配置操作を検出した場合には、CPU11は、該当するパラメータ指標24を制御対象パラメータリストL2に追加する(ステップS11)。例えば、図4に示されるパラメータ指標p5の配置操作が行われた場合には、図7(b)の制御対象パラメータリストL2にパラメータ指標p5およびそれに対応するパラメータ値、下限値、上限値および位置が追加される。それにより、制御対象パラメータリストL2は図7(c)の状態になる。また、CPU11は、該当するパラメータ指標24を制御操作子21上に表示させ(ステップS12)、制御操作子21上のパラメータ指標24の位置に基づいて制御対象パラメータリストL2のパラメータ値を調整可能範囲内で更新する(ステップS13)。このとき、音響効果パラメータリストL1のパラメータ値も同様に更新される。
さらに、CPU11は、該当するパラメータ指標24に調整可能範囲表示Daおよびパラメータ値表示Dp,C2を追加する(ステップS14)。また、CPU11は、対応するパラメータ操作子23に調整可能範囲表示Daおよびパラメータ値表示Dp,C2を追加し(ステップS15)、ステップS16に進む。ステップS10でパラメータ指標24の配置操作を検出しない場合にも、CPU11はステップS16に進む。
ステップS16では、CPU11は、パラメータ操作子23への調整可能範囲の変更操作を検出したか否かを判定する。パラメータ操作子23への調整可能範囲の変更操作を検出した場合には、CPU11は、制御対象パラメータリストL2において該当する調整可能範囲を更新する(ステップS17)。このとき、音響効果パラメータリストL1の該当する調整可能範囲も同様に更新される。次に、CPU11は、操作されたパラメータ操作子23が制御操作子21上のパラメータ指標24に対応するか否かを判定する(ステップS18)。操作されたパラメータ操作子23が制御操作子21上のパラメータ指標24に対応しない場合には、CPU11はステップS21に進む。操作されたパラメータ操作子23が制御操作子21上のパラメータ指標24に対応する場合には、CPU11は、制御操作子21上の該当するパラメータ指標24の調整可能範囲表示Daを更新し(ステップS19)、対応するパラメータ操作子23の調整可能範囲表示Daを更新し(ステップS20)、ステップS21に進む。ステップS16でパラメータ操作子23への調整可能範囲の変更操作を検出しない場合にも、CPU11はステップS21に進む。
ステップS21では、CPU11は、パラメータ操作子23へのパラメータ値の変更操作を検出したか否かを判定する。パラメータ操作子23へのパラメータ値の変更操作を検出した場合には、CPU11は、制御対象パラメータリストL2において該当するパラメータ値を更新する(ステップS22)。このとき、音響効果パラメータリストL1の該当するパラメータ値も同様に更新される。次に、CPU11は、操作されたパラメータ操作子23が制御操作子21上のパラメータ指標24に対応するか否かを判定する(ステップS23)。操作されたパラメータ操作子23が制御操作子21上のパラメータ指標24に対応しない場合には、CPU11はステップS26に進む。操作されたパラメータ操作子23が制御操作子21上のパラメータ指標24に対応する場合には、CPU11は、制御操作子21上の該当するパラメータ指標24のパラメータ値表示Dp,C2を更新し(ステップS24)、対応するパラメータ操作子23のパラメータ値表示Dp,C2を更新し(ステップS25)、ステップS26に進む。ステップS21でパラメータ操作子23へのパラメータ値の変更操作を検出しない場合にも、CPU11はステップS26に進む。
ステップS26では、CPU11は、制御操作子21上のパラメータ指標24への調整可能範囲の変更操作を検出したか否かを判定する。パラメータ指標24への調整可能範囲の変更操作を検出した場合には、CPU11は、制御対象パラメータリストL2において該当する調整可能範囲を更新する(ステップS27)。このとき、音響効果パラメータリストL1の該当する調整可能範囲も同様に更新される。次に、CPU11は、制御操作子21上の該当するパラメータ指標24の調整可能範囲表示Daを更新し(ステップS28)、対応するパラメータ操作子23の調整可能範囲表示Daを更新し(ステップS29)、ステップS2に戻る。ステップS26でパラメータ指標24への調整可能範囲の変更操作を検出しない場合にも、CPU11はステップS2に戻る。
次に、図11を参照しながら図8のステップS5の制御操作子回転時処理を説明する。図11は制御操作子回転時処理を示すフローチャートである。CPU11は、制御操作子21上の各パラメータ指標24の現在位置(X座標値、Y座標値およびZ座標値)を算出する(ステップS51)。また、CPU11は、制御操作子21の回転情報として方向および角度を検出し(ステップS52)、回転情報および各パラメータ指標24の現在位置に基づいて各パラメータ指標24の移動の軌跡および到達位置を算出する(ステップS53)。
次に、CPU11は、到達位置のZ座標値が下限値より小さいパラメータ指標24があるか否かを判定する(ステップS54)。下限値より小さいパラメータ指標24がある場合には、CPU11は、該当するパラメータ指標24について軌跡中でZ座標値が下限値となるときのX座標値およびY座標値を算出する(ステップS55)。さらに、CPU11は、算出されたX座標値、Y座標値およびZ座標値に到達位置を変更し(ステップS56)、ステップS57に進む。それにより、パラメータ指標24の位置が制御操作子21の外周21aで維持される。ステップS54で下限値より小さいパラメータ指標24がない場合にも、CPU11はステップS57に進む。
ステップS57では、CPU11は、制御操作子21上の各パラメータ指標24を算出した軌跡に沿って現在位置から到達位置まで移動させ、表示位置および表示サイズを変更する。また、CPU11は、制御操作子21上の各パラメータ指標24について到達位置のZ座標値に基づいて、制御対象パラメータリストL2におけるパラメータ値を更新する(ステップS58)。このとき、音響効果パラメータリストL1のパラメータ値も同様に更新される。その後、CPU11は、更新されたパラメータ値に基づいて、制御操作子21上の各パラメータ指標24のパラメータ値表示Dp,C2を更新し(ステップS59)、対応するパラメータ操作子23のパラメータ値表示Dp,C2を更新する(ステップS60)。
(6)実施の形態の効果
本実施の形態に係る音響効果データ生成装置においては、ユーザは、制御操作子21上の任意の位置に任意のパラメータ指標24を配置することができ、制御操作子21上の任意のパラメータ指標24を取り外すことができ、さらに制御操作子21を任意の方向に容易に回転させることができる。それにより、ユーザは、簡単な操作で任意の一または複数のパラメータ値を連続的かつ多様に変化させることができる。また、複数のパラメータ値を同時に変化させることができるので、聴感上の変化の大きい音響効果を得ることができる。
この場合、ユーザは、音響効果パラメータ調整画面20に表示される制御操作子21およびパラメータ指標24を視認しつつパラメータ指標24の配置操作および取り外し操作ならびに制御操作子21の回転操作を行うことができるので、一または複数のパラメータ値を容易かつ適切に調整することができる。
また、ユーザは、パラメータ操作子表示領域22に表示されたパラメータ操作子23を選択し、制御操作子21上にパラメータ指標24として移動させることができる。それにより、ユーザによる簡単な移動操作で所望のパラメータ指標24を制御操作子21上に配置することができる。
さらに、ユーザは、互いに対応するパラメータ操作子23またはパラメータ指標24のいずれか一方の調整可能範囲表示Daを画面上で変更することにより、パラメータ値の調整可能な範囲を容易に変更することができる。それにより、制御操作子21の回転操作により適切な範囲でパラメータ値を調整することができる。この場合、他方の調整可能範囲表示Daも連動して変更されるので、ユーザは、簡単な操作で互いに対応するパラメータ操作子23およびパラメータ指標24の調整可能範囲表示Daを同時に変更することができる。
また、ユーザは、パラメータ操作子23のパラメータ値表示Dp,C2を画面上で変更することにより、パラメータ値を容易に変更することができる。それにより、パラメータ値の調整方法が多様化される。
また、ユーザが制御操作子21を回転させ過ぎた場合でも、パラメータ指標24のZ座標の値が0で維持されるようにパラメータ指標24の位置が外周21aで維持され、パラメータ値が過度に小さくなることが防止される。したがって、パラメータ値の調整により自然な音響効果が得られる。
(7)他の実施の形態
上記実施の形態では、制御操作子21が球形状を有するが、制御操作子21が楕円体形状、多面体形状、円錐形状、円柱形状等の他の立体形状を有してもよい。上記実施の形態では、制御操作子21がタッチパネルディスプレイ6の画面上で回転操作されるが、制御操作子21がタッチパネルディスプレイ6とは別に設けられたコントローラ等により回転操作されてもよい。上記実施の形態では、制御操作子21が一点を中心として全方向に回転可能であるが、制御操作子21が一方向または複数の方向に回転可能であってもよい。上記実施の形態では、制御操作子21が立体形状を有するが、制御操作子21が平面形状を有してもよい。
上記実施の形態では、Z軸が基準軸に相当し、パラメータ指標24のZ座標値がパラメータ値に対応しているが、X軸またはY軸が基準軸に相当し、パラメータ指標24のX座標値またはY座標値がパラメータ値に対応していてもよい。例えば、パラメータ指標24のX座標値がパラメータ値に対応している場合は、パラメータ指標24が制御操作子21のX軸方向の一端(例えば左端)に位置するときにパラメータ値が最小となり、パラメータ指標24が制御操作子21のX軸方向の他端(例えば右端)に位置するときにパラメータ値が最大となる。
上記実施の形態では、制御操作子21上にパラメータ指標24が個別に配置されるが、複数の音響効果パラメータが例えばグループ化されて一括して制御操作子21上に配置されてもよい。上記実施の形態では、パラメータ指標24が制御操作子21の上半分の半球部分で移動可能であるが、パラメータ指標24が制御操作子21の球の全体で移動可能であってもよい。この場合、パラメータ指標24は制御操作子21の下半分の半球部分でも移動することができる。
上記実施の形態では、制御操作子21を回転させ過ぎた場合にパラメータ指標24のZ座標値が下限値よりも小さくならないようにパラメータ指標24の位置が維持されるが、逆に、パラメータ指標24のZ座標値が上限値よりも大きくならないようにパラメータ指標24の位置が維持されてもよい。
上記実施の形態では、音響効果データ生成装置100が電子音楽装置1に設けられているが、音響効果データ生成装置100がパーソナルコンピュータ、スマートデバイス(smart device)、ゲーム機器等の電子機器に適用されてもよい。上記実施の形態に係る音響効果データ生成装置100は、CPU11等のハードウエアおよび音響効果データ生成プログラム等のソフトウエアにより実現されるが、図5の音響効果データ生成装置100の各構成要素が電子回路等のハードウエアにより実現されてもよい。
(8)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることができる。
上記実施の形態では、検出部102が第1、第2および第3の検出手段の例であり、配置部103が第1の配置手段の例であり、回転部104が回転手段の例であり、生成部108が生成手段の例である。また、表示部105が表示手段の例であり、変更部106が変更手段の例であり、制御部107が位置制御手段の例であり、調整可能範囲表示Daが第1および第2の範囲情報の例である。
1…電子音楽装置、2…演奏データ入力部、3…入力I/F、4…設定操作子、5、7…検出回路、6…タッチパネルディスプレイ、8…表示回路、9…RAM、10…ROM、11…CPU、13…記憶装置、12…タイマ、14…通信I/F、15…外部記憶装置、16…音源、17…効果回路、18…サウンドシステム、19…バス、20…音響効果パラメータ調整画面、21…制御操作子、21a…外周、22…パラメータ操作子表示領域、23、P1〜P8…パラメータ操作子、24、p1〜p8…パラメータ指標、100…音響効果データ生成装置、101…記憶部、102…検出部、103…配置部、104…回転部、105…表示部、106…変更部、107…制御部、108…生成部、BU…ボタン、Da、C2…調整可能範囲表示、Dp…パラメータ値表示、Dr…パラメータ値表示領域、L1…音響効果パラメータリスト、L2…制御対象パラメータリスト

Claims (5)

  1. 基準軸を有する仮想空間に配置される仮想的な制御操作子上に、音響効果パラメータに対応するパラメータ指標を配置する操作を検出する第1の検出手段と、
    検出された配置の操作に基づいて前記制御操作子上にパラメータ指標を配置する配置手段と、
    前記制御操作子を少なくとも一方向に回転させる操作を検出する第2の検出手段と、
    検出された回転の操作に基づいて前記制御操作子を当該制御操作子上に配置された前記パラメータ指標とともに回転させる回転手段と、
    前記基準軸に基づく前記パラメータ指標の位置に基づいて前記音響効果パラメータの値を決定し、決定した値に基づいて音響効果データを生成する生成手段とを備える、音響効果データ生成装置。
  2. 前記制御操作子は立体形状を有し、
    前記制御操作子は、前記仮想空間における基準点を中心として全方向に回転可能である、請求項1記載の音響効果データ生成装置。
  3. 画面上に前記制御操作子を表示するとともに前記制御操作子上に配置されたパラメータ指標を前記画面上に表示する表示手段をさらに備える、請求項1または2記載の音響効果データ生成装置。
  4. 前記表示手段は、前記画面上に複数の音響効果パラメータに対応する複数のパラメータ操作子を表示し、
    前記画面上に表示される前記パラメータ指標は、当該パラメータ指標に対応する音響効果パラメータの調整可能な範囲を示す第1の範囲情報を含み、
    前記画面上に表示される各パラメータ操作子は、当該パラメータ操作子に対応する音響効果パラメータの調整可能な範囲を示す第2の範囲情報を含み、
    前記音響効果データ生成装置は、
    前記第1の範囲情報を変更する操作または前記第2の範囲情報を変更する操作を検出する第3の検出手段と、
    前記第1の範囲情報の変更の操作または前記第2の範囲情報の変更の操作が検出された場合に、互いに対応する前記第1の範囲情報と前記第2の範囲情報とが等しくなるように前記第1および第2の範囲情報の変更を連動させる変更手段とをさらに備える、請求項3記載の音響効果データ生成装置。
  5. 前記制御操作子上の前記パラメータ指標の位置は、前記基準軸上の座標値により特定され、
    前記制御操作子の回転により前記パラメータ指標の座標値が予め設定された下限値より小さくなろうとする場合に、前記パラメータ指標の座標値が前記下限値で維持されるように前記制御操作子上での前記パラメータ指標の位置を制御する位置制御手段をさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の音響効果データ生成装置。
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