本願の目指すところは、区分所有事務所という不動産物件を供給する会社、事業体等において、例えば中古不動産物件のうち、区分所有事務所に適する物件を供給するために、例えば物件を区分して販売する上で、区分所有物件の単位としての、例えば各階(「フロアー」とも称する)毎等に関し、専有部分と共用部分との線引きを行う、若しくは見直しを行い、さらに付属設備を見直すことにより、不動産物件の保有価値をできるだけ高め、かつ区分所有者間の費用負担等の公平を図ることにもある。そのため、以下の実施例においては、中古の不動産物件を例に説明を行うものとする。
以下、図面を参照して、本願を実施するための形態について説明する。図1は、本願の一実施形態に係る区分所有面積設備管理システムの構成概要を示す機能ブロック図である。本発明の一実施形態に係る区分所有面積設備管理システムは、ネットワーク10を介して管理システム20、端末システム30とが結び付いて構成される。その他、必要に応じて、関連機関システム202等とネットワーク10を介して接続し、さらに、システム構成をいわゆるクラウドコンピューティングにより構成してもかまわない。また、例えば、管理システム20から端末システム30に対し、必要とされるソフトウェア等をインストールしてもかまわない。さらに、関連機関システム202は単独のシステムではなく、複数のシステムを指し示し、例えば、不動産物件の施工業者システム、司法書士システム、図面入力システム、コンピュータ支援設計(以下、「CAD」と略す)システム、土地家屋調査士システム、関連する省庁等であってもかまわない。
次に、図2に従って管理システム20の詳細を説明する。同図に示すように、管理システム20は、管理装置データベース(以下、「管理装置DB」という。)21、管理装置サーバ22、管理出力装置23、管理入力装置24、管理装置インターフェース26を備えて構成されている。管理装置サーバ22は、プロセッサ等により区分所有事務所を供給するための管理に関する情報の処理を行い、管理装置DB21は区分所有事務所を供給するための、専有部分、共用部分、さらに賃貸面積等の情報、さらに共用部分の設備に関する情報と各検討結果等を記憶する。管理出力装置23は、ディスプレイ、プリンタ等を備えて構成され、必要に応じて各種情報を表示・出力する。また、管理入力装置24は、キーボード、バーコードリーダ、スキャナ、カメラ等を備えて構成され、必要に応じて情報の入力を行うが、情報の入力を可能とするすべての装置を含むものとする。なお、管理システム20は最終的に区分所有面積設備管理システムとしての業務処理が可能であれば、単独でも複数のシステムから構成されていてもかまわない。
次に、図3に従って端末システム30の詳細を説明する。同図に示すように、端末システム30は、端末装置メモリ(端末装置データベースとも称する)31、端末装置プロセッサ32、端末出力装置33、端末入力装置34、端末装置インターフェース36を備えて構成されている。端末装置プロセッサ32は、例えば管理システム20から送られる情報等を処理し、例えば端末出力装置33に情報を表示する。端末出力装置33は、ディスプレイ、プリンタ等を備えて構成され、必要に応じて各種情報を表示・出力する。また、端末入力装置34は、キーボード、バーコードリーダ、スキャナ、カメラ等を備えて構成され、必要に応じて情報の入力を行うが、情報の入力を可能にするすべての装置を含むものとする。端末入力装置34では、必要に応じてキーボード等から入力処理を行って、例えば端末出力装置33に表示し、必要に応じて、端末入力装置34から入力された情報等を、端末装置インターフェース36を介して管理システム20に送信する。管理システム20では送信された情報に従って、区分所有事務所面積の管理処理を行い、さらなる情報を必要とする場合には、端末システム30から、さらなる情報入力が行われるものとする。通常、このように端末システム30を操作して区分所有事務所面積及び設備の管理を行う。
以上、本発明の一実施形態の概要および構成を示した。なお、管理システム20および端末システム30以外の、例えば関連機関システム202等の各システムにおいても、プロセッサ、メモリ等(図示せず)を有する場合には、管理システム20および端末システム30と同様の構成を有し、必要に応じて各種情報処理を行うものとする。次に、本発明の詳細および動作について説明する。
まず、図4に示す物件基礎情報一覧40について説明する。物件基礎情報一覧40は、物件基礎情報一覧の対象となる基礎情報を格納する物件基礎情報コード欄41、物件基礎情報の各項目を格納する物件基礎情報管理欄42、対象物件の基礎情報詳細を示す、例えば物件所在場所欄4301、物件種別欄4302、総専有面積欄4303、共用部分欄4304、面積確定欄4305、設備確定欄4306、・・・、等を備え、さらに面積確定欄4305は、竣工欄43051、司法書士欄43052、CAD欄43053、測量欄43054、面積一覧欄43055、承認欄43056、・・・、等を、設備確定欄4306には、検討欄43061、承認欄43062、・・・、等とを備えている。また、物件基礎情報管理欄42は、項目欄421、内容欄422、・・・等を、さらに備えて構成される。
次に、物件基礎情報一覧40に格納する各種情報の内容を、以下に示す。まず、物件基礎情報コード欄41には、例えば物件基礎情報の作成年月日が2017年1月1日、更新年月日が2017年2月1日、物件コードが08170001−001、名称が南飯田橋オフィスビルであった場合、例えば「物件基礎情報 作成年月日:2017.01.01 更新年月日:2017.02.01 物件コード:08170001−001 名称:南飯田橋オフィスビル」という情報を格納する。次に、物件基礎情報管理欄42の項目欄421には例えば「項目」、内容欄422には例えば「内容」という情報をそれぞれ格納する。さらに、項目欄421の、物件所在場所欄4301には例えば「物件所在場所」、物件種別欄4302には例えば「物件種別」、総専有面積欄4303には例えば「総専有面積」、共用部分欄4304には例えば「共用部分」、面積確定欄4305には例えば「面積確定」、設備確定欄4306には例えば「設備確定」、・・・、という情報を、またさらに、面積確定欄4305の、竣工欄43051の項目として例えば「竣工」、司法書士欄43052の項目として例えば「司法書士」、CAD欄43053の項目として例えば「CAD」、測量欄43054の項目として例えば「測量」、面積一覧欄43055の項目として例えば「面積一覧」、承認欄43056の項目として例えば「承認」、・・・、という情報を、それぞれ格納する。さらに、設備確定欄4306の、検討欄43061の項目として例えば「検討」、承認欄43062の項目として例えば「承認」、・・・、という情報を、それぞれ格納する。次に、具体的な情報である内容欄422の、物件所在場所欄4301には、例えば物件所在場所が東京都千代田区南飯田橋1−2−3であった場合「東京都千代田区南飯田橋1−2−3」、物件種別欄4302には、例えば物件種別が区分所有事務所の地上9階であった場合「区分所有事務所 地上9階」、総専有面積欄4303には、例えば総専有面積が1,234.56平方メートルであった場合「1,234.56平方メートル」、共用部分欄4304には、例えば共用部分が駐車場なし、看板あり等であった場合「駐車場:無 看板:有・・・」、・・・、という情報を、それぞれ格納する。
さらに、面積確定欄4305の、竣工欄43051、司法書士欄43052、CAD欄43053、測量欄43054、面積一覧欄43055、承認欄43056、・・・、等の各欄に情報を格納するが、竣工欄43051には、例えば、該当物件の面積等の状況を確認するための竣工情報コードがSN170001で、竣工情報に関する図面コードがSNZ170001−001であった場合「竣工情報:SN170001 図面:SNZ170001−001」、という情報を格納する。またさらに、設備確定欄4306の、検討欄43061、承認欄43062、・・・、等の各欄にも情報を格納するが、検討欄43061には、例えば、該当物件の設備等の状況を確認し検討するための検討情報コードがKT170001で、検討情報に関する図面コードがKTZ170001−001であった場合「検討情報:KT170001 図面:KTZ170001−001」、・・・、という情報を格納する。次に、まず上記竣工情報コードおよび画面コードに関し、以下に説明する。
上記の通り、本願によれば、例えば中古不動産物件を区分所有事務所として提供するために、該当する不動産物件を販売する会社、事業体の担当者によって、該当する物件を区分所有単位に区切り、販売するためのさまざまな検討を行う必要があるが、そのためには、資料となる、例えば該当する不動産物件の施工業者が作成した図面を入手する。この図面は、一般的に1階平面図、屋階平面図、2階平面図、・・・、等を備えており、紙による図面として入手の上、これを保管、管理してもよいが、紙による図面を、例えば管理装置DB21に格納されたプログラムに従って、管理装置サーバ22により、管理入力装置24の例えばスキャナから取り込み、この取り込んだ情報を、例えば管理出力装置23のディスプレイに対象竣工画表示画面(図示せず)に表示し、読み取った内容の確認を行った上、管理装置DB21に格納されたプログラムに従い、管理装置サーバ22により、管理装置DB21上に格納する。また、例えば管理装置DB21に格納されたプログラムに従って管理装置サーバ22により、例えば施工業者作成のCADによる竣工図面情報、または、例えば手書きの竣工図面を操作者が読み取って、管理出力装置23のディスプレイに表示する竣工図面設定画面(図示せず)に従って、例えば管理システム20の管理入力装置24のキーボードから、例えばCAD用として入力した情報を、管理装置DB21に格納されたプログラムに従い、管理装置サーバ22により、管理装置DB21上に格納するものとする。さらに、必要に応じて、竣工図面設定画面(図示せず)に従った竣工図面表示画面(図示せず)に従って入力した竣工図面を、例えば端末システム30の端末出力装置33、管理システム20の管理出力装置23に表示するものとする。なお、竣工図面は、管理システム20側で入力、メモリ格納してもかまわないし、また、端末システム30側で入力、格納した情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20側に送信してもかまわない。さらに、管理システム20側で入力、格納した情報を、端末システム30側に送信してもかまわない。さらにまた、例えば関連機関システム202から入力された情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20、端末システム30等に送信し、おのおので格納してもかまわない。以上、竣工図面について説明したが、この竣工図面作成に関する情報が、竣工情報コードSN170001、図面コードSNZ170001−001であり、上記の通り竣工欄43051に格納されることとなる。
このように竣工欄43051に格納された図面情報に従って、例えば該当する不動産物件を購入して区分所有とした場合、さらに例えば賃貸物件として賃貸しする場合、専有部分、共用部分、賃貸面積範囲等の検討、さらに、例えば従来では専有部分に属する設備等を共用とすることで、総合的な利便性が向上するよう検討を行う。上記検討のうち、不動産物件の専有面積部分に関する検討等の作業を、例えば本願に従って区分所有事務所の販売を行う担当者が行い、上記各階毎等の、専有部分、共用部分、賃貸面積範囲等に関する検討結果を例えば、竣工情報コードSN170001の指定するデータテーブル等に格納するとともに、竣工図面コードSNZ17001−001の指定する図面に追記等を行う。なお、上記検討内容に従って追記された図面は、例えば竣工図面コードSNZ17001−002のように、コードの枝番を追加することにより、管理するものとする。このように検討結果を反映した情報は、竣工欄43051に格納される各コードにより指定される記憶エリア(図示せず)等に格納されることとなる。
以上、上記各階毎等の、専有部分、共用部分、賃貸面積範囲等に関する検討が終了すると、上記専有面積範囲に関しては、上記竣工欄43051に格納された情報に従って、例えば公的な資格を有する司法書士等に、専有面積範囲の確定を依頼する。上記司法書士等により専有面積範囲が確定すると、上記専有面積範囲の確定結果を例えば、司法書士情報コードSS170001の指定するデータテーブル(図示せず)等に格納するとともに、司法書士図面コードSSZ17001−001の指定する図面にとする。このように、司法書士による専有部分確定結果が反映された情報に関する各コードは、司法書士欄43052に格納される。
次に、上記の通り各階毎等の、専有部分、共用部分、専有面積範囲が確定すると、上記司法書士欄43052とに格納された情報により、例えば区分所有とする不動物件の単各階層別に、専有部分、共用部分、賃貸面積範囲情報に関し、例えばCAD用図面の情報を入力するよう、例えば業者に依頼する。上記業者によるCAD用図面の情報の入力が終了すると、上記CAD用図面の情報を例えば、CAD情報コードCA170001の指定するデータテーブル(図示せず)等に格納するとともに、CAD図面コードCAZ17001−001の指定する図面をCAD図面とする。このように、CAD用図面の情報に関する各コードは、CAD欄43053に格納される。
以上、各階毎等のCAD用図面の情報が完成すると、上記CAD用図面による該当物件の例えば各階層別の専有部分、共用部分、賃貸面積範囲等に関し、上記CAD欄43053に格納された情報により、該当する例えば区分所有物件の実際の位置、形状、面積等の調査、測量を、例えば公的な資格を有する土地家屋調査士等に依頼する。上記土地家屋調査士等による調査、測量が終了すると、上記土地家屋調査士等による調査測量関連情報を例えば、測量情報コードSR170001の指定するデータテーブル(図示せず)等に格納するとともに、CAD図面コードCAZ17001−001の指定する図面に、必要に応じて追記等を行い、測量図面コードSRZ17001−001とする。なお、上記測量内容等が訂正されたために追記された図面は、例えば測量図面コードSRZ17001−002のように、コードの枝番を追加することにより、管理するものとする。このように、測量による結果が反映された情報を指定する各コードは、測量欄43054に格納されることとなる。
次に、上記土地家屋調査士等による調査、測量結果に従い、上記各階毎等の専有部分、共用部分に関する面積等の実測に基づく情報を、例えば、一覧情報コードIR170001の指定するデータテーブル(図示せず)等に格納するとともに、必要に応じて図面作成を行い(図示せず)、一覧図面コードIRZ17001−001とする。なお、上記一覧情報内容等が訂正されたために追記された図面は、例えば一覧図面コードIRZ17001−002のように、コードの枝番を追加することにより、管理するものとする。このように、一覧に関する情報を指定する各コードは、面積一覧欄43055に格納されることとなる。
次に、上記の通り逐次作成した、例えば竣工情報および図面、司法書士情報および図面、CAD情報および図面、測量情報および図面、面積一覧情報および図面に従って、例えば本願に従って区分所有事務所の販売を行う会社または事業体の担当者により、最終的な各階毎等の、専有面積、賃貸面積範囲等について承認を行い、この結果を例えば、承認情報コードSH170001の指定するデータテーブル(図示せず)等に格納するとともに、例えば、必要に応じて図面作成を行い(図示せず)、承認図面コードSH170001−001とする。なお、上記一覧情報内容等が訂正されたために追記された図面は、例えば承認図面コードSH170001−002のように、コードの枝番を追加することにより、管理するものとする。このように、一覧に関する情報を指定する各コードは、承認欄43056に格納されることとなる。
次に、さらにまた、上記の通り例えば該当する不動産物件の例えば購入者がさらに賃貸物件とする場合も考慮して、従来の専有部分と共有部分、賃貸面積範囲等の承認結果に従い、さらに、例えば専有部分に属する設備を共用とする等により、賃借側の利便性が向上するよう検討を行う。上記検討のうち、従来は専有部分に属する設備を共用とすることに関する検討等を、例えば本願に従って区分所有事務所の販売を行う担当者が行い、上記検討結果を例えば、検討情報コードKT170001の指定するデータテーブル等に格納するとともに、必要に応じて図面作成を行い、検討図面コードKTZ17001−001とする。なお、上記検討内容に従って追記された図面は、例えば検討図面コードKTZ17001−002のように、コードの枝番を追加することにより、管理するものとする。このように検討結果を反映した情報は、検討欄43061に格納される各コードにより指定される記憶エリア(図示せず)等に格納されることとなる。
次に、上記の通り作成した、例えば検討情報および図面に従って、例えば本願に従って区分所有事務所の販売を行う会社または事業体の担当者により、最終的に該当する例えば区分所有事務所の面積を含む設備について承認を行い、この結果を例えば、承認情報コードSY170001の指定するデータテーブル(図示せず)等に格納するとともに、必要に応じて図面作成を行い承認図面コードSY170001−001とする。なお、上記一覧情報内容等が訂正されたために追記された図面は、例えば承認図面コードSH170001−002のように、コードの枝番を追加することにより、管理するものとする。このように、一覧に関する情報を指定する各コードは、承認欄43062に格納されることとなる。
以上、面積確定欄4305、承認欄43062の各内容欄に格納する情報について説明したが、結果として、竣工欄43051には、竣工図面に係る情報として「竣工情報:SN170001 図面:SNZ170001001」、司法書士欄43052には、司法書士に係る情報として「司法書士情報:SS170001 図面:SSZ170001−001」、CAD欄43053には、CAD図面に係る情報として「CAD情報:CA170001 図面:CAZ170001−001」、測量欄43054には、測量に係る情報として「測量情報:SR170001 図面:SRZ170001−001」、面積一覧欄43055には、面積一覧に係る情報として「面積一覧情報:IR170001 図面:IRZ170001−001」、承認欄43056には、承認に係る情報として「承認情報:SH170001 図面:SHZ170001−001」等を、それぞれ格納するものとする。さらに、検討欄43061には、検討に係る情報として「検討情報:KT170001 図面:KTZ170001−001」、承認欄43056には、承認に係る情報として「承認情報:SY170001 図面:SYZ170001−001」等を、それぞれ格納するものとする。
なお、物件基礎情報一覧40は、例えば端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従って端末装置プロセッサ32により、関連する情報から算出した情報、または、端末出力装置33のディスプレイに表示する物件基礎情報設定画面(図示せず)に従って、例えば端末システム30の端末入力装置34のキーボードから操作者により入力された情報を、端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従い、端末装置プロセッサ32により、端末装置メモリ31上に格納するものとする。また、物件基礎情報設定画面(図示せず)は、物件基礎情報一覧40と同一形式を有するものとする。さらに、必要に応じて、物件基礎情報一覧40の内容に関する物件基礎情報表示画面(図示せず)を、例えば端末システム30の端末出力装置33、管理システム20の管理出力装置23に表示するものとする。なお、物件基礎情報一覧40は、管理システム20側で入力、メモリ格納してもかまわない。また、端末システム30側で入力、格納した情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20側に送信してもかまわないし、管理システム20側で入力、格納した情報を、端末システム30側に送信してもかまわない。さらにまた、例えば関連機関システム202から入力された情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20、端末システム30等に送信し、おのおので格納してもかまわない。
以上、面積確定欄4305、設備確定欄4306の各欄に格納する情報コードと図面コードについて説明したが、次に竣工欄43051に格納される図面コードSNZ170001−001に関し、図5A、図5Bに従って、具体的に説明する。図5Aには竣工A情報50A、図5Bには竣工B情報50Bが対応する。具体的には、例えば、竣工A情報50Aは1階平面図面に関する情報、竣工B情報50Bは2〜9階平面図に関する情報を示す。なお、例えば対象となる不動産物件が9階以上の階層がある場合には、9階以上として竣工情報を構成してもかまわない。また、例えば2階から9階が別々の形状を有する場合などでは、それぞれ別々の図面としてもかまわない。さらに、各階が同一の形状であっても、別々の図面としてもかまわない。また具体的には、図5Aに示す竣工A情報50Aを例に説明すると、竣工A情報コード欄50A1、竣工A情報管理欄50A2、竣工A図面欄50A3等を備えるものとする。
なお、竣工A情報コード欄50A1、竣工A情報管理欄50A2に格納する情報は、例えば端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従って端末装置プロセッサ32により、関連する情報から算出した情報、または、端末出力装置33のディスプレイに表示する竣工情報設定画面(図示せず)に従って、例えば端末システム30の端末入力装置34のキーボードから操作者により入力された情報を、端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従い、端末装置プロセッサ32により、端末装置メモリ31上の、竣工情報に関する図面コードSN170001に、基礎情報として格納するものとする。また、竣工情報設定画面(図示せず)は、竣工A情報50A等と同一形式を有するものとする。さらに、必要に応じて、竣工A情報50A等の内容に従った竣工情報表示画面(図示せず)を、例えば端末システム30の端末出力装置33、管理システム20の管理出力装置23に表示するものとする。なお、竣工A情報50A等は、管理システム20側で入力、メモリ格納してもかまわない。また、端末システム30側で入力、格納した情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20側に送信してもかまわないし、管理システム20側で入力、格納した情報を、端末システム30側に送信してもかまわない。さらにまた、例えば関連機関システム202から入力された情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20、端末システム30等に送信し、おのおので格納してもかまわない。
なお、格納する情報に関し数字による表記は文字コード情報であっても、例えば独自に設定したコード等の情報であっても、あるいは、文字コード列に、独自に設定したコード等の情報をさらに付加したものであってもかまわない。
次に、竣工情報として格納する情報について、図5Aに示す竣工A情報50Aを例に説明する。なお、竣工A情報50Aでは、該当する不動産物件の、例えば1階部分の平面図となる。まず、竣工A情報コード欄50A1には、例えば作成年月日が2017年1月5日、更新年月日が2017年1月6日、情報コードがSN170001であった場合、例えば「竣工情報 作成年月日:2017.01.05 更新年月日:2017.01.06 情報コード:SN170001」という情報を、竣工A情報管理欄50A2には、例えば、図面コードがSNZ170001−001−001、竣工情報全体のページ数が10、竣工A情報50Aの該当するページ数が1、竣工A情報50Aが例えば南飯田橋オフィスビルの1階竣工平面図であった場合、例えば「図面コード:SNZ170001−001−001 ページ数1/10 特記事項:南飯田橋オフィスビル 1階竣工平面図」という情報を、それぞれ格納する。なお、上記竣工A情報コード欄50A1に格納した情報コード:「SN170001」が、竣工欄43051に格納した竣工情報:「SN170001」と同一であることから、竣工A情報コード欄50A1によって特定される竣工A情報50Aは、竣工情報:SN170001と関連することを示している。また、竣工A情報管理欄50A2に格納した図面コード:「SNZ170001−001−001」が、竣工欄43051に格納した図面:「SNZ170001−001」と最終枝番を除き同一であることから、竣工A情報管理欄50A2によって特定される竣工A図面欄50A3の図面は、図面:SNZ170001−001と関連することを示している。また、上記図面コード:「SNZ170001−001−001」の最終枝番「−001」は、竣工A図面欄50A3の図面はページ番号が1であることを示しているものとする。
さらに、該当する不動産物件の、例えば2階部分の平面図となる竣工B情報50Bに関しても、竣工A情報コード欄50A1を除く各項目に関し、竣工A情報管理欄50A2と同様に、竣工B情報管理欄50B2へ該当する情報を格納するものとし、例えば図面:「SNZ170001−001−002」は、竣工B情報図面欄50B3の図面はページ番号が2であることを示しているものとする。
以上、竣工情報に関し、図5Aに示す竣工A情報50Aの竣工A情報コード欄50A1、竣工A情報管理欄50A2、図5Bに示す竣工B情報50Bの竣工B情報管理欄50B2について説明したが、以下に、竣工A図面欄50A3、竣工B情報図面欄50B3の詳細について説明する。まず、竣工A図面欄50A3には、例えばSNZ170001−001による竣工図面の1階平面図であるSNZ170001−001−001が格納されるが、例えば竣工A情報50Aを例えば端末システム30の端末出力装置33の例えばディスプレイ画面に表示した場合、例えば最初のページとして竣工A情報50Aが表示され、画面の竣工A図面欄50A3には、図面:SNZ170001−001−001が表示されるものとする。以下、竣工A情報50Aの次のページとして竣工B情報50Bが表示され、画面の竣工B情報図面欄50B3には、図面:SNZ170001−001−002が表示されるものとする。
以上、竣工A図面欄50A3、竣工B情報図面欄50B3に表示する図面について説明を行った。次に、上記の通り例えば公的な資格を有する司法書士等に対し専有面積範囲の確定を依頼することとなるが、上記依頼のための情報は、最終的に司法書士図面コードSS17001に格納するが、竣工図面コードSNZ170001−001による図面に追記等を行い、司法書士図面コードSSZ17001−001として、司法書士情報コードSS17001とともに、物件基礎情報一覧40の面積確定欄4305の司法書士欄43052に格納される。
次に、上記に示す、例えば公的な資格を有する司法書士等に、専有面積範囲の確定を依頼するための情報を図面に図示する方法について、説明する。まず、上記の通り、例えば区分ごとの専有面積範囲に関する確定依頼に関する情報を、例えば竣工A図面欄50A3に表示した、例えば対象不動産物件の1階平面図に、例えば赤線により、上記検討内容を明示するものとする。上記赤線により明記する場合、例えば専有面積範囲は壁芯により囲まれた範囲であったとして赤線を引いた場合、特許願書における図面は着色できないため、例えば専有面積範囲を示すそれぞれの赤線による壁芯が交差する点を、例えば竣工A図面欄50A3において、指示1円50A31、指示2円50A32、指示3円50A33、・・・、指示6円50A36等により図示している。ただし、実際の例えば竣工A図面欄50A3には、上記指示円は表示されないものとする。
次に、上記説明のための指示円について、図5Cに示す円506に従って説明する。円506の指示円5061は、例えば司法書士等へ専有面積確定を依頼するための対象部分を示す指示6円50A36を拡大して示しており、さらに壁面、柱のみを抽出し、その他を省略した図面である。例えば区分所有事務所として販売する予定の対象不動産物件の、1階部分の外部壁面を実線50621、内部壁面を実線50622、柱を実線5063により、それぞれを示している。この外部壁面を示す実線50621と内部壁面を示す実線50622との中心を通る壁芯を、例えば一点鎖線50641および一点鎖線50642により示し、壁芯が交差する交点5064が、司法書士等へ専有面積の確定を依頼する指示点の1つとなる。同様に、指示1円50A31、指示2円50A32、指示3円50A33、・・・、指示5円50A35等に関しても、指示6円50A36に準じて、各指示点を示すものとする(図示せず)。なお、例えば専有部分を司法書士等への指示内容を示す、例えば一点鎖線50641、一点鎖線50642、・・・、等を例えば赤線で線引きする方法としては、例えばCAD入力に準じて、例えば司法書士欄43052の司法書士情報:SS170001と関連するデータテーブル(図示せず)に格納された専有部分に関する情報に従って、例えば管理装置DB21もしくは端末装置メモリ31等に格納されている例えば竣工A図面50A30を、例えば管理出力装置23、端末出力装置33の例えばディスプレイ等に表示し、例えば管理入力装置24、端末入力装置34から、例えば操作者が入力した情報に従って赤線による指示を行い、司法書士図面コードSSZ17001−001として、司法書士情報コードSS17001とともに、物件基礎情報一覧40の面積確定欄4305の司法書士欄43052に格納するものとする。なお、上記説明における、上記赤線に関する情報として、例えば画像デジタル情報であっても、または画像アナログ情報であっても、あるいは数字による表記は文字コード情報であっても、例えば独自に設定したコード等の情報であっても、あるいは、文字コード列に、独自に設定したコード等の情報をさらに付加したものであってもかまわない。あるいは、例えば竣工欄43051の情報に従って印刷された、紙による平面図(図示せず)に、手書きで赤線を引いてもかまわない。この場合、赤線引きされた紙による平面図は、そのまま保管してもよいし、あるいは、例えば管理入力装置24、端末入力装置34の例えばスキャナ等により改めて入力してもよい。さらに、例えば関連機関システム202において、赤線引き、スキャナ入力を行ってもかまわない。
以上、司法書士等への専有部分の確定に関する指示について説明したが、例えば専有部分と賃貸範囲部分が異なる場合には、別途この情報を司法書士等へ指示する(図示せず)ものとする。また、これら指示内容が、例えば壁心ではなく内法であった場合には、図面に赤線を引く位置を変更するとともに、例えば司法書士欄43052の情報コードSS170001と関連するデータテーブル(図示せず)にも、上記内法である情報を格納するものとする。このように指示された条件に従って、例えば司法書士等により確定された専有部分に関する情報は、上記指示内容と同様に、例えば司法書士欄43052に格納される情報コードSS170001および図面SSZ170001−001に従って、それぞれ格納されるものとする。特に、依頼するときに想定した専有部分と司法書士等が確定した内容とが異なる場合、その内容も、例えば司法書士情報コードSS170001に格納するものとする。また、このときの図面は、例えば図面コードSS170001−001の枝番の違いにより区別して管理するものとする。
このように、販売司法書士等により専有部分が確定すると、例えば各階層別に例えばCAD図面を作成するが、このCAD図面に関する情報に関し、図6A、図6Bに従って、説明する。図6AにはCAD図面A情報60A、図6BにはCAD図面B情報60Bが対応する。具体的には、例えば、CAD図面A情報60Aは1階平面図面に関する情報、CAD図面B情報60Bは2〜9階平面図に関する情報を示す。なお、例えば対象となる不動産物件が9階以上の階層がある場合には、9階以上としてCAD図面情報を構成してもかまわない。また、例えば2階から9階が別々の形状を有する場合などでは、それぞれ別々の図面としてもかまわない。さらに、各階が同一の形状であっても、別々の図面としてもかまわない。また具体的には、図6Aに示すCAD図面A情報60Aを例に説明すると、CAD図面A情報コード欄60A1、CAD図面A情報管理欄60A2、CAD図面A図面欄60A3等を備えるものとする。
なお、CAD図面A情報コード欄60A1、CAD図面A情報管理欄60A2等に格納する情報は、例えば端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従って端末装置プロセッサ32により、関連する情報から算出した情報、または、端末出力装置33のディスプレイに表示するCAD図面情報設定画面(図示せず)に従って、例えば端末システム30の端末入力装置34のキーボードから操作者により入力された情報を、端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従い、端末装置プロセッサ32により、端末装置メモリ31上の、CAD情報に関する情報コードCAZ170001に、基礎情報として格納するものとする。また、CAD図面情報設定画面(図示せず)は、CAD図面A情報60A等と同一形式を有するものとする。さらに、必要に応じて、CAD図面A情報60A等の内容に従ったCAD図面情報表示画面(図示せず)を、例えば端末システム30の端末出力装置33、管理システム20の管理出力装置23に表示するものとする。なお、CAD図面A情報60A等は、管理システム20側で入力、メモリ格納してもかまわない。また、端末システム30側で入力、格納した情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20側に送信してもかまわないし、管理システム20側で入力、格納した情報を、端末システム30側に送信してもかまわない。さらにまた、例えば関連機関システム202から入力された情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20、端末システム30等に送信し、おのおので格納してもかまわない。
なお、上記説明では、CAD図面に関する情報として、数字による表記は文字コード情報であっても、例えば独自に設定したコード等の情報であっても、あるいは、文字コード列に、独自に設定したコード等の情報をさらに付加したものであってもかまわない。
次に、CAD図面情報として格納する情報について、図6Aに示すCAD図面A情報60Aを例に説明する。なお、CAD図面A情報60Aでは、該当する不動産物件の、例えば1階部分の平面図となる。まず、CAD図面A情報コード欄60A1には、例えば作成年月日が2017年1月15日、更新年月日が2017年1月20日、情報コードがCA170001であった場合、例えば「CAD図面情報 作成年月日:2017.01.15 更新年月日:2017.01.20 情報コード:CA170001」という情報を、CAD図面A情報管理欄60A2には、例えば、図面コードがCAZ170001−001−001、CAD図面情報全体のページ数が10、CAD図面A情報60Aの該当するページ数が1、CAD図面A情報60Aが例えば南飯田橋オフィスビルの1階平面図、であった場合、例えば「図面コード:CAZ170001−001−001 ページ数1/10 特記事項:南飯田橋オフィスビル 1階CAD平面図」という情報を、それぞれ格納する。なお、上記CAD図面A情報コード欄60A1に格納した情報コード:「CA170001」が、CAD図面欄43053に格納したCAD情報:「CA170001」と同一であることから、CAD図面A情報コード欄60A1によって特定されるCAD図面A情報60Aは、CAD情報:CA170001と関連することを示している。また、CAD図面A情報管理欄60A2に格納した図面コード:「CAZ170001−001−001」が、CAD図面欄43053に格納した図面:「CAZ170001−001」と最終枝番を除き同一であることから、CAD図面A情報管理欄60A2によって特定されるCAD図面A図面欄60A3の図面は、図面:CAZ170001−001と関連することを示している。また、上記図面コード:「CAZ170001−001−001」の最終枝番「−001」は、CAD図面A図面欄60A3の図面はページ番号が1であることを示しているものとする。
さらに、該当する不動産物件の、例えば2階部分の平面図となるCAD図面B情報60Bに関しても、CAD図面A情報コード欄60A1を除く項目に関し、CAD図面A管理欄60A2と同様に、CAD図面B管理欄60B2へ該当する情報を格納するものとし、例えば図面:「CAZ170001−001−002」は、CAD図面B図面欄60B3の図面はページ番号が2であることを示しているものとする。
以上、CAD図面情報に関し、図6Aに示すCAD図面A情報60AのCAD図面A情報コード欄60A1、CAD図面A情報管理欄60A2、図6Bに示すCAD図面B情報60BのCAD図面B情報管理欄60B2について説明したが、以下に、CAD図面A図面欄60A3、CAD図面B図面欄60B3について説明する。まず、CADに関する情報入力は、上記竣工図面におけるCAD入力に準ずるものとし、例えば外部にCAD情報の入力を依頼した場合にも同様とする。上記格納されたCAD入力情報に従って、例えばCAD図面情報を例えば端末システム30の端末出力装置33の例えばディスプレイ画面に表示したとすると、例えば最初のページとしてCAD図面A情報60Aが表示され、CAD図面A図面欄60A3には、例えばCAZ170001−001によるCAD図面の1階平面図であるCAZ170001−001−001が表示される。以下、CAD図面情報の次のページとしてCAD図面B情報60Bが表示され、画面のCAD図面B図面欄60B3には、図面:CAZ170001−001−002が表示されるものとする。
以上、画面のCAD図面A図面欄60A3、CAD図面B図面欄60B3に表示する図面について説明を行ったが、CAD図面に関する情報は、竣工図面コード、竣工図面コードと同様に、CAD図面コードCAZ17001−001として、司法書士情報コードCA17001とともに、CAD欄43053に格納される。
このように、CAD図面が完成すると、上記完成したCAD図面をもとに実際の不動産物件の測量を行うがこの測量に関する情報に関し、図7A、図7Bに従って、説明する。図7Aには測量A情報70A、図7Bには測量B情報70Bが対応する。具体的には、例えば、測量A情報70Aは1階平面図面に関する情報、測量B情報70Bは2〜9階平面図に関する情報を示す。なお、例えば対象となる不動産物件が9階以上の階層がある場合には、9階以上として測量情報を構成してもかまわない。また、例えば2階から9階が別々の形状を有する場合などでは、それぞれ別々の図面としてもかまわない。さらに、各階が同一の形状であっても、別々の図面としてもかまわない。また具体的には、図7Aに示す測量A情報70Aを例に説明すると、測量A情報コード欄70A1、測量A情報管理欄70A2、測量図面欄70A3等を備えるものとする。なお、測量A情報コード欄70A1、測量A情報管理欄70A2等に格納する情報は、例えば端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従って端末装置プロセッサ32により、関連する情報から算出した情報、または、端末出力装置33のディスプレイに表示する測量情報設定画面(図示せず)に従って、例えば端末システム30の端末入力装置34のキーボードから操作者により入力された情報を、端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従い、端末装置プロセッサ32により、端末装置メモリ31上の、測量情報に関するコードSRZ170001に、基礎情報として格納するものとする。また、測量情報設定画面(図示せず)は、測量A情報70A等と同一形式を有するものとする。さらに、必要に応じて、測量A情報70A等の内容に従った測量情報表示画面(図示せず)を、例えば端末システム30の端末出力装置33、管理システム20の管理出力装置23に表示するものとする。なお、測量A情報70A等は、管理システム20側で入力、メモリ格納してもかまわない。また、端末システム30側で入力、格納した情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20側に送信してもかまわないし、管理システム20側で入力、格納した情報を、端末システム30側に送信してもかまわない。さらにまた、例えば関連機関システム202から入力された情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20、端末システム30等に送信し、おのおので格納してもかまわない。
なお、上記説明では、測量に関する情報として、数字による表記は文字コード情報であっても、例えば独自に設定したコード等の情報であっても、あるいは、文字コード列に、独自に設定したコード等の情報をさらに付加したものであってもかまわない。
次に、測量情報として格納する情報について、図7Aに示す測量A情報70Aを例に説明する。なお、測量A情報70Aでは、該当する不動産物件の、例えば1階部分の平面図となる。まず、測量A情報コード欄70A1には、例えば作成年月日が2017年1月20日、更新年月日が2017年1月25日、情報コードがSR170001、であった場合、例えば「測量情報 作成年月日:2017.01.20 更新年月日:2017.01.25 情報コード:SR170001」という情報を、測量A情報管理欄70A2には、例えば、図面コードがSRZ170001−001−001、測量情報全体のページ数が10、測量A情報70Aの該当するページ数が1、測量A情報70Aが例えば南飯田橋オフィスビルの1階平面図、であった場合、例えば「図面コード:SRZ170001−001−001 ページ数1/10 特記事項:南飯田橋オフィスビル 1階測量平面図」という情報を、それぞれ格納する。なお、上記測量A情報コード欄70A1に格納した情報コード:「SR170001」が、測量欄43054に格納した測量情報:「SR170001」と同一であることから、測量A情報コード欄70A1によって特定される測量A情報70Aは、測量情報:SR170001と関連することを示している。また、測量A情報管理欄70A2に格納した図面コード:「SRZ170001−001−001」が、測量欄43054に格納した図面:「SRZ170001−001」と最終枝番を除き同一であることから、測量A情報コード欄70A2によって特定される測量A情報図面欄70A3の図面は、図面:SRZ170001−001と関連することを示している。また、上記図面コード:「SRZ170001−001−001」の最終枝番「−001」は、測量A情報図面欄70A3の図面はページ番号が1であることを示しているものとする。さらに、該当する不動産物件の、例えば2階部分の平面図となる測量B情報70Bに関しても、測量A情報欄70A1を除く項目に関し、測量A管理欄70A2と同様に、測量B管理欄70B2へ該当する情報を格納するものとし、例えば図面:「SRZ170001−001−002」は、測量B図面欄70B3の図面はページ番号が2であることを示しているものとする。
以上、測量情報に関し、図7Aに示す測量A情報70Aの測量A情報コード欄70A1、測量A情報管理欄70A2、図7Bに示す測量B情報70Bの測量B情報管理欄70B2について説明したが、以下に、測量A情報図面欄70A3、測量B情報図面欄70B3について説明する。まず、測量A図面欄70A3には、例えばSRZ170001−001による測量の1階平面図であるSRZ170001−001−001が格納されるが、例えば測量情報を例えば端末システム30の端末出力装置33の例えばディスプレイ画面に表示したとすると、例えば最初のページとして測量A情報70Aが表示され、画面の測量A図面欄70A3には、例えばSRZ170001−001による測量図面の1階平面図であるSRZ170001−001−001が表示される。以下、測量情報の次のページとして測量B情報70Bが表示され、画面の測量B図面欄70B3には、図面:SRZ170001−001−002が表示されるものとする。
以上、画面の測量A図面欄70A3、測量B図面欄70B3に表示する図面について説明を行ったが、以上の説明の通り、測量の情報を格納するが、測量に関する情報は、物件基礎情報一覧40の面積確定欄4305の測量欄43054に格納した測量情報コードであるSR170001により指定されるデータテーブル(図示せず)に格納し、測量に関する画像情報は、竣工図面コード、司法書士図面コード、CAD図面コードと同様に、測量コードであるSR170001−001に格納するものとする。なお、例えば測量によりCAD図面と実測とに差異がある場合には、CAD情報を再入力し、SR170001−002として格納するものとする。さらに、必要に応じて、例えば司法書士等への専有面積確定依頼等を再度行うこととする。
このように、測量図面が完成すると、上記完成した測量図面をもとに面積一覧情報の作成を例えば該当する不動産物件の販売を行う会社、事業体の担当者によって行うが、この面積一覧に格納する情報に関し、図8A、図8Bに従って、説明する。図8Aには面積一覧A情報80A、図8Bには面積一覧B情報80Bが対応する。具体的には、例えば、面積一覧A情報80Aは1階平面図面に関する情報、面積一覧B情報80Bは2〜9階平面図に関する情報を示す。なお、例えば対象となる不動産物件が9階以上の階層がある場合には、9階以上として面積一覧情報を構成してもかまわない。また、例えば2階から9階が別々の形状を有する場合などでは、それぞれ別々の図面としてもかまわない。さらに、各階が同一の形状であっても、別々の図面としてもかまわない。また具体的には、図8Aに示す面積一覧A情報80Aを例に説明すると、面積一覧A情報コード欄80A1、面積一覧A情報管理欄80A2、面積一覧A情報管理2欄8A21、面積一覧A情報1欄8A31、面積一覧A情報2欄8A32、・・・、等を備えるものとする。
次に、面積一覧情報として格納する情報について、図8Aに示す面積一覧A情報80Aを例に説明する。なお、面積一覧A情報80Aでは、該当する不動産物件の、例えば1階部分の面積一覧となる。まず、面積一覧A情報コード欄80A1には、例えば作成年月日が2017年1月05日、更新年月日が2017年2月20日、情報コードがIR170001であった場合、例えば「面積一覧情報 作成年月日:2017.01.05 更新年月日:2017.02.20 情報コード:IR170001」という情報を、面積一覧A情報管理欄80A2には、例えば、面積一覧情報全体のページ数が20、面積一覧A情報80Aの該当するページ数が1、面積一覧A情報80Aが例えば南飯田橋オフィスビルの1階、であった場合、例えば「ページ数1/20 特記事項:南飯田橋オフィスビル 1階面積一覧」という情報を、それぞれ格納する。なお、上記面積一覧A情報コード欄80A1に格納した情報コード:「IR170001」が、面積一覧欄43055に格納した面積一覧情報:「IR170001」と同一であることから、面積一覧A情報コード欄80A1によって特定される面積一覧A情報80Aは、面積一覧情報:SR170001と関連することを示している。次に、面積一覧A情報管理2欄8A21の、面積一覧A番号欄8A2101には例えば「番号」、面積一覧A名称欄8A2102には例えば「名称」、面積一覧A区分欄8A2103には例えば「区分」、面積一覧A情報管理21欄8A211の、面積一覧A寸法欄8A2104、面積一覧A面積欄8A2105には例えば「竣工図」、面積一覧A寸法欄8A2106、面積一覧A面積欄8A2107には例えば「CAD図」、面積一覧A寸法欄8A2108、面積一覧A面積欄8A2109には例えば「測量図」、・・・、等の情報を、面積一覧A情報管理22欄8A212の、面積一覧A寸法欄8A2104には例えば「寸法」、面積一覧A面積欄8A2105には例えば「面積」、面積一覧A寸法欄8A2106には例えば「寸法」、面積一覧A面積欄8A2107には例えば「面積」、面積一覧A寸法欄8A2108には例えば「寸法」、面積一覧A面積欄8A2109には例えば「面積」、・・・、等の情報を、それぞれ格納する。また、面積一覧A番号欄8A2101の、面積一覧A情報1欄8A31には例えば「1」、面積一覧A情報2欄8A32には例えば「2」、面積一覧A情報3欄8A33には例えば「3」、・・・、等の情報を順次格納する。
次に、具体的な情報として、面積一覧A情報1欄8A31の、面積一覧A名称欄8A2102には例えば「給湯室」、面積一覧A区分欄8A2103には例えば「グロス外」、面積一覧A寸法欄8A2104には例えば「1.234 ×2.345」、面積一覧A面積欄8A2105には例えば「2.894」CAD図欄の、面積一覧A寸法欄8A2106には例えば「竣工図に同じ」、面積一覧A面積欄8A2107には例えば「竣工図に同じ」、測量欄の、面積一覧A寸法欄8A2108には例えば「竣工図に同じ」、面積一覧A面積欄8A2109には例えば「竣工図に同じ」、という情報をそれぞれ格納する。以下同様に、面積一覧A情報2欄8A32の面積一覧A名称欄8A2102には例えば「便所」、面積一覧A情報3欄8A321の面積一覧A名称欄8A2102には例えば「便所(内法)」、・・・、等の情報を格納するとともに、面積一覧A情報2欄8A32、面積一覧A情報21欄8A321、面積一覧A情報3欄8A33の竣工図欄、CAD図欄、測量欄にも、それぞれ情報を格納する。なお、名称が「便所」である面積一覧A情報2欄8A32の各欄には壁芯による寸法と面積に関する情報を格納し、名称が「便所(内法)」である面積一覧A名称欄8A321の各欄には内法による寸法と面積に関する情報を格納するものとする。このように、例えば面積一覧A情報80Aには、南飯田橋オフィスビルの1階の各場所に係る寸法と面積を関する情報を一覧として格納する。さらに、面積一覧B情報80Bには、南飯田橋オフィスビルの2階の各場所に係る寸法と面積を関する情報を一覧として格納し、以下同様に、3階、4階等に関しても、同様に情報を一覧として格納するものとする。
なお、面積一覧情報として各欄に格納する情報は、例えば端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従って端末装置プロセッサ32により、関連する情報から算出した情報、または、端末出力装置33のディスプレイに表示する面積一覧情報設定画面(図示せず)に従って、例えば端末システム30の端末入力装置34のキーボードから操作者により入力された情報を、端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従い、端末装置プロセッサ32により、端末装置メモリ31上に格納するものとする。また、面積一覧情報設定画面(図示せず)は、面積一覧A情報80A等と同一形式を有するものとする。さらに、必要に応じて、面積一覧A情報80A等の内容に従った面積一覧情報表示画面(図示せず)を、例えば端末システム30の端末出力装置33、管理システム20の管理出力装置23に表示するものとする。なお、面積一覧A情報80A等は、管理システム20側で入力、メモリ格納してもかまわない。また、端末システム30側で入力、格納した情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20側に送信してもかまわないし、管理システム20側で入力、格納した情報を、端末システム30側に送信してもかまわない。さらにまた、例えば関連機関システム202から入力された情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20、端末システム30等に送信し、おのおので格納してもかまわない。
なお、上記説明では、面積一覧に関する情報として、数字による表記は文字コード情報であっても、例えば独自に設定したコード等の情報であっても、あるいは、文字コード列に、独自に設定したコード等の情報をさらに付加したものであってもかまわない。また、面積一覧に関する情報は、物件基礎情報一覧40の面積確定欄4305の面積一覧欄43055に格納した測量情報コードであるIR170001により指定されるデータテーブル(図示せず)に格納し、面積一覧に関する画像情報がある場合には、竣工図面コード、司法書士図面コード、CAD図面コード、測量図面コードと同様に、測量コードであるSR170001−001に格納するものとする。
以上、このように面積一覧が完成すると、面積確定に関する承認を承認者によって行うが、この情報を格納する面積承認情報90について、図9に従って説明する。面積承認情報90は、面積承認情報の対象となる基礎情報を格納する面積承認情報コード欄91、面積承認情報の各項目を示す、面積承認情報管理欄92、面積承認に関する詳細を示す、例えば竣工欄9301、司法書士欄9302、CAD欄9303、測量欄9304、面積一覧欄9305、・・・、1階トイレ区分登記欄9310、1階トイレ組合規約欄9311、・・・、等を備えている。さらに面積承認情報管理欄92は、項目欄921、承認欄922、承認者欄923、承認年月日欄924、・・・、等を、さらに備えて構成される。
次に、面積承認情報90に格納する各種情報の内容を、以下に示す。まず、面積承認情報コード欄91には、例えば面積承認情報の作成年月日が2017年3月1日、更新年月日が2017年3月10日、情報コードがSH170001、名称が南飯田橋オフィスビルであった場合、例えば「面積承認情報 作成年月日:2017.03.01 更新年月日:2017.03.10 情報コード:SH170001 名称:南飯田橋オフィスビル」という情報を、格納する。なお、上記面積承認情報コード欄91に格納した情報コード:「SH170001」が、承認欄43056に格納した承認情報:「SH170001」と同一であることから、面積承認情報コード欄91によって特定される面積承認情報90は、承認情報:SR170001と関連することを示している。次に、面積承認情報管理欄92の項目欄921には例えば「項目」、承認欄922には例えば「承認」、承認者欄923には例えば「承認者」、承認年月日欄924には例えば「承認年月日」、という情報をそれぞれ格納する。さらに、1階トイレ区分登記欄9310には例えば「1階トイレ区分登記(共用部分)」、1階トイレ管理組合規約欄9311には例えば「1階トイレ組合規約」、という情報をそれぞれ格納する。
次に、具体的な情報について、以下に説明する。竣工欄9301の承認欄922には、竣工欄に関し、承認者によって承認されている場合には例えば「済」という情報を、承認者欄923には、竣工欄に関し、承認者が凸山凹太であった場合には例えば「凸山凹太」という情報を、承認年月日欄924には、竣工欄に関し、承認された年月日が2017年3月1日の場合には例えば「2017.03.01」という情報を、それぞれ格納する。以下同様に、司法書士欄9302、CAD欄9303、測量欄9304、面積一覧欄9305、・・・、等の各欄にも、情報を格納するものとする。面積承認情報90の司法書士欄9302、CAD欄9303、測量欄9304、面積一覧欄9305、・・・、等の、項目欄921、承認欄922、承認者欄923、承認年月日欄924の各欄に情報が格納されると、面積確定に関し承認されたことになる。特に、1階トイレ区分登記欄9310の項目欄921に格納する「1階トイレ区分登記(共用部分)」という情報は、例えば面積一覧A情報2欄8A32、面積一覧A情報21欄8A321の、それぞれの面積一覧A区分欄8A2103に格納された「・・・(登記)」という情報に従って1階のトイレを、共用部分とするための承認に関する情報を、さらに、1階トイレ管理組合規約欄9311の項目欄921に格納する「1階トイレ組合規約」という情報は、1階のトイレを、共用部分とすることに伴う区分所有に関する組合規約の承認に関する情報を、それぞれ示している。なお、1階トイレ以外にも承認に必要があった場合には、項目欄921に該当する項目を追加し、承認に関する情報を格納することとする。なお、例えば承認欄922のいずれかに、例えば「差し戻し」という情報が格納されると、上記承認欄に関する担当部署に、作業内容について、再度内容の見直しを行うよう、差し戻されることとなる。
なお、面積承認情報90の各欄に格納する情報は、例えば端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従って端末装置プロセッサ32により、関連する情報から算出した情報、または、端末出力装置33のディスプレイに表示する面積承認情報設定画面(図示せず)に従って、例えば端末システム30の端末入力装置34のキーボードから承認者または操作者により入力された情報を、端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従い、端末装置プロセッサ32により、端末装置メモリ31上に格納するものとする。また、面積承認情報設定画面(図示せず)は、面積承認情報90と同一形式を有するものとする。さらに、必要に応じて、面積承認情報90の内容に従った面積承認情報表示画面(図示せず)を、例えば端末システム30の端末出力装置33、管理システム20の管理出力装置23に表示するものとする。なお、面積承認情報90は、管理システム20側で入力、メモリ格納してもかまわない。また、端末システム30側で入力、格納した情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20側に送信してもかまわないし、管理システム20側で入力、格納した情報を、端末システム30側に送信してもかまわない。さらにまた、例えば関連機関システム202から入力された情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20、端末システム30等に送信し、おのおので格納してもかまわない。
なお、上記説明では、面積承認に関する情報として、数字による表記は文字コード情報であっても、例えば独自に設定したコード等の情報であっても、あるいは、文字コード列に、独自に設定したコード等の情報をさらに付加したものであってもかまわない。
また、面積承認に関する情報は、物件基礎情報一覧40の面積確定欄4305の承認欄43056に格納した承認情報コードであるSH170001により指定されるデータテーブル(図示せず)に格納し、面積承認に関する画像情報がある場合には、竣工図面コード、司法書士図面コード、CAD図面コード、測量図面コードと同様に、承認コードであるSH170001−001に格納するものとする。
次に、設備検討に関する情報について説明するが、本願によれば、例えば該当する不動産物件の販売を行う会社、事業体の担当者によって、該当する区分所有事務所において、専有部分の設備を含み、設備資産区分を管理組合とするかどうかの検討を行うが、この設備検討に関する情報に関し、図10A、図10Bに従って、説明する。図10Aには設備検討A情報100A、図10Bには設備検討B情報100Bが対応する。具体的には、例えば、設備検討A情報100Aは1階平面設備に関する情報、設備検討B情報100Bは2〜9階設備に関する情報を示す。なお、例えば対象となる不動産物件が9階以上の階層がある場合には、9階以上として、設備検討情報を構成してもかまわない。また、例えば2階から9階が別々の形状を有する場合などでは、それぞれ別々の設備情報としてもかまわない。さらに、各階が同一の形状であっても、別々の設備情報としてもかまわない。また具体的には、図10Aに示す設備検討A情報100Aを例に説明すると、設備検討A情報コード欄100A1、設備検討A情報管理欄100A2、設備検討A情報管理2欄10A21、設備検討A情報1欄10A31、設備検討A情報2欄10A32、設備検討A情報3欄10A33、・・・、等を備えるものとする。
次に、設備検討情報として格納する情報について、図10Aに示す設備検討A情報100Aを例に説明する。なお、設備検討A情報100Aでは、該当する不動産物件の、例えば1階部分の設備一覧となる。まず、設備検討A情報コード欄100A1には、例えば作成年月日が2017年1月05日、更新年月日が2017年2月20日、情報コードがKT170001であった場合、例えば「設備検討情報 作成年月日:2017.01.05 更新年月日:2017.02.20 情報コード:KT170001」という情報を、設備検討A情報コード100A2には、例えば、設備検討情報全体のページ数が20、設備検討A情報100Aの該当するページ数が1、設備検討A情報100Aが例えば南飯田橋オフィスビルの1階、であった場合、例えば「ページ数1/20 特記事項:南飯田橋オフィスビル 1階設備検討」という情報を、それぞれ格納する。なお、上記設備検討A情報コード欄100A1に格納した情報コード:「KT170001」が、検討欄43061に格納した設備検討情報:「KT170001」と同一であることから、設備検討A情報コード欄100A1によって特定される設備検討A情報100Aは、設備検討情報:KT170001と関連することを示している。次に、設備検討A情報管理2欄10A21の、設備検討A番号欄10A2101には例えば「番号」、設備検討A名称欄10A2102には例えば「名称」、設備検討A区分欄10A2103には例えば「区分」、設備検討A構成欄10A2104には例えば「構成」、・・・、等の情報を、それぞれ格納する。また、設備検討A番号欄10A2101の、設備検討A情報1欄10A31には例えば「1」、設備検討A情報2欄10A32には例えば「2」、設備検討A情報3欄10A33には例えば「3」、・・・、等の情報を順次格納する。
次に、具体的な情報として、設備検討A情報1欄10A31には、例えば該当する設備名称が空調機で、設備が組合に属し、上記空調機の構成等に関する情報がコード:KTK170001−001により指定されるデータテーブル(図示せず)に格納されている、設備検討A名称欄10A2102には例えば「空調機」、設備検討A区分欄10A2103には例えば「組合」、設備検討A構成欄10A2104には、例えば設備構成の詳細を示す情報として例えば「KTK170001−001」、・・・、という情報をそれぞれ格納する。以下同様に、設備検討A情報2欄10A32には、例えば該当する設備の属する場所がトイレで、設備が専有部(組合)に属し、上記トイレに係る設備の構成等に関する情報がコード:KTK170001−001により指定されるデータテーブル(図示せず)に格納されている場合、設備検討A名称欄10A2102には例えば「トイレ」、設備検討A区分欄10A2103には例えば「専有部(組合)」、設備検討A構成欄10A2104には例えば「KTK170001−001」、・・・、設備検討A情報3欄10A33の、設備検討A名称欄10A2102には例えば「洗面台」、・・・、等の情報をそれぞれ格納する。さらに、設備検討B情報100Bには、南飯田橋オフィスビルの2階の建物付属設備関する詳細情報を一覧として格納し、以下同様に、3階、4階等に関しても、同様に情報を一覧として格納するものとする。このように、例えば設備検討A情報100Aには、南飯田橋オフィスビルの1階の建物付属設備に関する詳細情報を一覧として格納し、最終的に、該当する不動産物件全体の設備検討情報を格納することとなるが、これは、例えば不動産物件を区分所有する場合、通常では、専有部分の例えば空調設備は専有部分を所有する所有者が空調設備の設置費用等を負担するが、上記区分所有の事務所を例えば賃貸する場合、本願においては、例えば区分所有に関する管理組合によって設置費用を負担する場合があり、その場合には、例えば設備検討情報により、上記検討情報を明確にする。また、例えばトイレの床、天井、壁等の所有についても、上記設備検討A情報100Aの、例えば設備検討A構成欄10A2104に格納された、設備の構成等に関する情報コード:KTK170001−001により指定されるデータテーブル(図示せず)に明記するものとする。
なお、設備検討情報として各欄に格納する情報は、例えば端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従って端末装置プロセッサ32により、関連する情報から算出した情報、または、端末出力装置33のディスプレイに表示する設備検討情報設定画面(図示せず)に従って、例えば端末システム30の端末入力装置34のキーボードから操作者により入力された情報を、端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従い、端末装置プロセッサ32により、端末装置メモリ31上に格納するものとする。また、設備検討情報設定画面(図示せず)は、設備検討A情報100A等と同一形式を有するものとする。さらに、必要に応じて、設備検討A情報100A等の内容に従った設備検討情報表示画面(図示せず)を、例えば端末システム30の端末出力装置33、管理システム20の管理出力装置23に表示するものとする。なお、設備検討A情報100A等は、管理システム20側で入力、メモリ格納してもかまわない。また、端末システム30側で入力、格納した情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20側に送信してもかまわないし、管理システム20側で入力、格納した情報を、端末システム30側に送信してもかまわない。さらにまた、例えば関連機関システム202から入力された情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20、端末システム30等に送信し、おのおので格納してもかまわない。
なお、上記説明では、設備検討情報に関する情報として、数字による表記は文字コード情報であっても、例えば独自に設定したコード等の情報であっても、あるいは、文字コード列に、独自に設定したコード等の情報をさらに付加したものであってもかまわない。
また、設備検討情報に関する情報は、物件基礎情報一覧40の設備確定欄4306の検討欄43061に格納した設備検討情報コードであるKT170001により指定されるデータテーブル(図示せず)に格納し、設備検討に関する画像情報がある場合には、竣工図面コード、司法書士図面コード、CAD図面コード、測量図面コード等と同様に、設備検討コードであるKTZ170001−001に格納するものとする。
以上、このように設備検討一覧が完成すると、設備検討確定に関する承認を承認者によって行うが、この情報を格納する設備承認情報110について、図11に従って説明する。設備承認情報110は、設備承認情報の対象となる基礎情報を格納する設備承認情報コード欄111、設備承認情報の各項目を示す、設備承認情報管理欄112、設備承認に関する詳細を示す、例えば面積承認欄11301、設備検討欄11302、・・・、1階空調機組合区分欄11310、1階空調機管理組合規約欄11311、・・・、等を備えている。さらに設備承認情報管理欄112は、項目欄1121、承認欄1122、承認者欄1123、承認年月日欄1124、・・・、等を、さらに備えて構成される。
次に、設備承認情報110に格納する各種情報の内容を、以下に示す。まず、設備承認情報コード欄111には、例えば設備承認情報の作成年月日が2017年3月1日、更新年月日が2017年3月11日、情報コードがSY170001、名称が南飯田橋オフィスビルであった場合、例えば「設備承認情報 作成年月日:2017.03.01 更新年月日:2017.03.11 情報コード:SY170001 名称:南飯田橋オフィスビル」という情報を、格納する。なお、上記設備承認情報コード欄111に格納した情報コード:「SY170001」が、設備確定欄4306の承認欄43062に格納した承認情報:「SY170001」と同一であることから、設備承認情報コード欄111によって特定される設備承認情報110は、承認情報:SY170001と関連することを示している。次に、設備承認情報管理欄112の項目欄1121には例えば「項目」、承認欄1122には例えば「承認」、承認者欄1123には例えば「承認者」、承認年月日欄1124には例えば「承認年月日」、という情報をそれぞれ格納する。
次に、具体的な情報について、以下に説明する。面積承認欄11301の承認欄1122には、面積承認情報90全体に関し、承認者によって承認されている場合には例えば「済」という情報を、承認者欄1123には、面積承認欄に関し、承認者が坂道求也であった場合には例えば「坂道求也」という情報を、承認年月日欄1124には、竣工欄に関し、承認された年月日が2017年3月10日の場合には例えば「2017.03.10」という情報を、それぞれ格納する。以下同様に、設備検討欄11302、・・・、等の各欄にも、情報を格納するものとする。設備承認情報110の面積承認欄11301、設備検討欄11302、・・・、等の、項目欄1121、承認欄1122、承認者欄1123、承認年月日欄1124の各欄に情報が格納されると、設備に関し承認されたことになる。さらに、1階空調機組合区分欄11310には例えば「1階空調機組合区分」、1階空調機管理組合規約欄11311には例えば「1階空調機組合規約」、という情報をそれぞれ格納する。特に、1階空調機組合区分欄11310の項目欄1121に格納する「1階空調機組合区分」という情報は、例えば設備検討A情報1欄10A31の設備検討A区分欄10A2103に格納された「組合」という情報に従って1階の空調機に関し、設備資産区分を管理組合とするための承認に関する情報を、さらに、1階空調機組合規約欄1131の項目欄1121に格納する「1階トイレ組合規約」という情報は、1階の空調機に関する組合規約の承認に関する情報を、それぞれ示している。なお、1階空調機以外に関しても、項目欄1121に該当する項目を追加し、承認に関する情報を格納することとする。なお、例えば承認者欄1123に、例えば「差し戻し」という情報が格納されると、上記承認欄に関する担当部署に、作業内容について、再度内容の見直しを行うよう、差し戻されることとなる。
なお、設備承認情報110の各欄に格納する情報は、例えば端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従って端末装置プロセッサ32により、関連する情報から算出した情報、または、端末出力装置33のディスプレイに表示する設備承認情報設定画面(図示せず)に従って、例えば端末システム30の端末入力装置34のキーボードから承認者または操作者により入力された情報を、端末装置メモリ31に格納されたプログラムに従い、端末装置プロセッサ32により、端末装置メモリ31上に格納するものとする。また、設備承認情報設定画面(図示せず)は、設備承認情報110と同一形式を有するものとする。さらに、必要に応じて、設備承認情報110の内容に従った設備承認情報表示画面(図示せず)を、例えば端末システム30の端末出力装置33、管理システム20の管理出力装置23に表示するものとする。なお、設備承認情報110は、管理システム20側で入力、メモリ格納してもかまわない。また、端末システム30側で入力、格納した情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20側に送信してもかまわないし、管理システム20側で入力、格納した情報を、端末システム30側に送信してもかまわない。さらにまた、例えば関連機関システム202から入力された情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20、端末システム30等に送信し、おのおので格納してもかまわない。
なお、上記説明では、設備承認に関する情報として、数字による表記は文字コード情報であっても、例えば独自に設定したコード等の情報であっても、あるいは、文字コード列に、独自に設定したコード等の情報をさらに付加したものであってもかまわない。
また、設備承認に関する情報は、物件基礎情報一覧40の面積確定欄4305の承認欄43056に格納した承認情報コードであるSY170001により指定されるデータテーブル(図示せず)に格納し、設備承認に関する画像情報がある場合には、竣工図面コード、司法書士図面コード、CAD図面コード、測量図面コード等と同様に、承認コードであるSY170001−001に格納するものとする。
以上、設備承認情報110に格納する情報について説明したが、面積承認欄11301の承認欄1122に「済」という情報が格納されていることで、本願による、例えば賃貸物件に関する面積見直しに関する所定の手続きが完了しており、設備検討欄11302の承認欄1122に「済」という情報が格納されていることで、上記面積見直し内容を考慮した該当する不動産物件に関する設備見直しに関する所定の手続きが完了していることが明確となる。
このような諸手続きが完了し、専有部分、共用部分、それぞれの設備等の所属、賃貸面積等が明確になると、これら決定事項は、例えば区分所有物件に関する、例えば管理組合の管理規約の情報(図示せず)等の作成の資料となる。該管理規約には、専有部分、共用部分等、区分所有に関し明記されなければならない情報のみならず、例えば専有部分を賃貸しする場合に、共用部分である例えばトイレの使用に関する規約等、必要となる内容を含むものとする。ただし、管理規約の作成に関しては、従来のさまざまな規則、規約、あるいは慣習等に従うものとする。
以上、本願に関する説明を行ったが、本願による処理の概要を示す、区分所有面積設備管理処理概要120を、図12に従って説明する。区分所有面積設備管理処理概要120は、面積設備概要管理欄121、竣工会社欄12201、面積検討欄12202、司法書士欄12203、CAD情報欄12204、測量欄12205、面積一覧作成欄12206、面積承認欄12207、設備検討欄12208、設備承認欄12209、管理規約・不動産登記欄12210・・・、等を備え、面積設備概要管理欄121は、部署欄1211、内容欄1212、・・・、等をさらに備えて構成される。
以上、区分所有面積設備管理処理概要120の構成について説明したが、以下に処理概要について説明する。まず区分所有事務所という不動産物件を供給する会社、事業体等において、例えば中古不動産物件のうち、区分所有事務所に適する物件を選択して供給するためには、上記会社、事業体等における面積に関する検討を行う部署12202において、例えば中古不動産物件の建設を行った施工会社12201等に対し、竣工図等を要求する(122021)。竣工図を要求された竣工会社12201は、例えば竣工図を上記面積検討部署12202に例えば出図する。上記面積検討部署12202では、出図された竣工図をもとに、該当不動産物件を例えば賃貸物件として貸し出すことをも想定して、賃貸面積範囲に関する検討・見直しを行い(122022)、上記検討・見直し内容から専有面積範囲を確定する作業(122031)を、例えば司法書士12203に依頼する。上記司法書士12203は依頼内容に基づいて確定作業を行い、上記確定内容に従って上記会社、事業体等として、該当する不動産物件の面積を確定する(122023)。面積が確定すると、上記確定内容を反映した内容を、例えばCAD情報作成部署12204にCAD図面としての情報作成122041を依頼する。上記CAD情報作成部署12204においてCAD情報作成が終了すると、上記面積検討部署12202は、測量部署12205に対し、上記CAD情報による図面に関し、該当する不動産物件の測量を行う(122025)よう依頼し、測量(122051)結果による測量内容について、例えば上記面積検討部署12202において確認する(122026)。上記測量が終了すると、上記測量内容により、上記該当する不動産物件の専有部分、共用部分等に関する面積一覧の作成を、例えば面積一覧作成部署12206に依頼する。上記面積一覧が完成すると、上記面積一覧内容について、例えば上記面積検討部署12202において確認する(122027)。上記面積一覧内容の確認(122027)が終了すると、上記竣工図から面積一覧までに関する面積確定に関する内容に関し、上記会社、事業体等における面積承認部署12207における承認(122071)を受けることとなる。上記の通り面積確定作業が終了すると、上記面積確定内容と、上記該当する不動産物件を例えば賃貸事務所として貸し出しすることをも想定した設備の所属等に関し、例えば、上記会社、事業体等における設備検討部署12208において検討・見直しを行い(122081)、上記検討・見直しが終了すると、上記設備の検討・見直しに関する内容に関し、上記会社、事業体等における設備承認部署12209における承認(122091)を受けることとなる。なお、面積承認欄12207、設備承認欄12209において承認されない場合には、対象となった検討・見直し内容等に関し、担当部署に差し戻されることとなる。このように面積承認122071および設備承認122091により承認された情報に基づいて、必要に応じて管理規約作成・不動産登記122101されることとなる。
上記の通り、不動産物件に関し、特に区分所有することを前提とする、例えばすでに建設済みの1棟建ての、ビル全体を事務所として区分所有して使用することを目的とし、さらに、各事務所を所有者が使用するだけでなく、上記事務所を例えば投資として賃貸物件とする場合、従来の、個人が居住することを目的とする区分所有物件と異なり、さらに事務所等として使用することうを目的とする場合には、例えば従来の区分所有と明らかに異なった区分所有の在り方が存在すると、発明者は確信するに至った。またそれに伴う専有部分、共用部分の線引きについても、より柔軟に対応する必要があり、さらに、上記専有、共用を見直すことから、従来の区分の区分けから画一的に確定するものと思われていた設備等についても、専有部分、共用部分の線引き同様に、柔軟な発想が求められる状況が、今日の日本に到来しているとの思いから、本願出願に至ったものである。ただし、このような思いは、どのような時代、どのような国、地域においても発想されるとは限らない。むしろ、今日の日本が置かれた状況だけでなく、過去から現在に引き継がれた経済状況等が、大いに影響していると言える。特に、急速なバブル経済の進展、その後のバブル経済の消滅、その消滅に伴う、経済環境の激変、さらには、すでに、いわゆるバブルの崩壊から数十年を経ようとしているにも関わらず、いまだに、その影響を色濃く受けている、特に不動産物件売買状況の、まことに稀有な環境が、このような柔軟な発想を要求し、またこの柔軟な発想こそが、従来にない、新しい区分所有物件を、特に投資を目的とする賃貸物件のとらえ方に結実したものと確信している。ただし、今日の日本の置かれた状況は、いわゆるガラパゴス諸島のように他界と隔絶された、ちょうど島国日本にのみ特有な状況なのではなく、これからは、世界各地でも出現する状況ともいえる。あるいは、すでに日本の過去の経験と同じ軌跡をたどろうとしている国々が、すでにあることの指摘も、無視することはできない。その意味から、本願の意味することの重要性、重大性を、改めてここに明記するものである。なお本願では、例えば中古ビル1棟を買い入れて、例えば区分所有事務所として販売するまでを、個人、あるいは会社、事業体が行うことを前提として説明を行っている。ただし場合によっては、上記前提による個人、あるいは会社、事業体以外の、例えばビルの所有を計画している、あるいはすでにビルを所有している所有者等が、該当するビルの区分化を検討しているものの、区分化に関する知識、ノウハウが不足する場合においても、本願に従いながら、例えば前記前提による個人、会社、事業体等において、該当する不動産物件を購入することなく、上記例えばビルの所有を計画している、あるいはすでにビルを所有している所有者等に対して助言等を行い、さらに、例えば、さまざまな検討、実務処理、区分化に伴う管理組合規約の作成、さらには不動産登録の業務等の代行を行ってもかまわない。その意味から、例えば図12による区分所有面積設備管理処理概要120の部署欄1211に示す各部署、あるいは、さらに細分化された担当に関しては、それぞれ別々の、個人、会社、事業体等に属していてもかまわない。またその意味から、図1に示す機能ブロック図も、例えば図12に示す各部署等ごとに、それぞれ別々に存在していても、かまわない。
以上、区分所有事務所の供給および所有に係る区分所有面積設備管理システムに関し、説明してきたが、これら情報作成のもととなる、例えば、専有部分の面積範囲、共用部分の設備等に関し、区分所有事務所の供給内容に関する決定あるいは変更があった時点で、面積承認情報90、設備承認情報110等の該情報を格納することで、これをもとに、該当する不動産物件に供給検討結果を、ディスプレイ等の画面、あるいは印刷結果等を通じて得ることがきる。また、このような承認内容が、例えば区分所有に関する管理組合の規約、上記規約におる不動産登記等へ反映されることとなる。なお、いままでの説明では、たとえば図1に示すネットワーク10を介して接続される管理システム20および端末システム30から構成されるシステムにおいて本願を運用するものとして説明しているが、ネットワーク10を介して接続される管理システム20と端末システム30とから成る複数のシステムによって運用してもかまわない。さらに、管理システム20及び端末システム30に格納する情報を、例えば関連機関システム202に格納してもかまわない。また、例えば、司法書士、土地家屋調査士、CAD用図面の情報入力業者、資料作成業者等への依頼に関し、例えばネットワーク10を介して、例えば管理システム20から、上記依頼先と接続する関連機関システム202等へ情報を送信し、またその結果を受信してもかまわない。あるいは、上記依頼先に対し、例えば管理システム20に格納された依頼内容を、紙等媒体に表記して、この情報を例えば郵送してもかまわない。さらに、本願における図面等に示す情報群は、例えば、最終的に図面通りの構成にて格納しなくともかまわないし、図面に示す情報のすべてを格納しなくてもよい。また、複数図面における情報を、別途まとめて格納してもかまわない。またさらに、図面に関する各情報は、例えば図面が紙による場合には、各画面コードは、例えば紙による図面の保管場所を示す情報としてもかまわない。さらに、本願に関するシステム運用を、管理システム20と端末システム30とから成る複数のシステムによって運用してもかまわない。さらに、最終的な情報の格納は、管理システム20、端末システム30、関連機関システム202等の少なくとも1つにのみ格納してもかまわない。また、上記格納に関し、例えば紙媒体等へ印刷した後に、格納内容を消去してもかまわない。