JP6370941B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照により全出願の開示全体が本明細書に組み込まれている、2011年10月10日に出願された米国特許仮出願第61/545,346号(件名「強化された通信及び情報共有(ENHANCED COMMUNICATION AND INFORMATION SHARING)」)の利益を主張するものである。
本開示は、通信システムに関し、特に、マルチデータタイプ通信システムに関する。
様々な通信システムや通信メカニズムが、ビジネス関連の相互作用及びパーソナルな相互作用の両方で多用されている。人々の間の相互作用の方法は、利用可能な通信システムによって決定されうる場合が多い。伝達や表現を行う際に、効果的でない通信メディアを使用せざるを得ない場合がしばしばある。時には、通信のモダリティによってもたらされる制約、例えば、オーディオのみ、テキストのみ、2パーティのみ、同期のみ又は非同期のみ等が、アイディアの表現に対する制限及び制約となる可能性がある。ありうる結果として、各個人においては、表現、伝達、又は相互作用の能力が不完全又は不十分なままとなる可能性がある。
第1の実施態様によれば、一方法が、ユーザインタフェースを介してユーザ入力を受信するステップを含んでよい。本方法は又、ユーザ入力を受信したことに対する応答として、メディアデータを受信するステップを含んでよい。本方法は又、メディアデータを、1人以上の通信システムユーザにストリーミングするステップを含んでよい。本方法は更に、メディアデータを、通信システムチャネルに関連付けられた共有仮想空間にポストするステップを含んでよい。
以下の機能のうちの1つ以上が含まれてよい。ユーザ入力は、関連付けられた入力継続時間を含んでよい。メディアデータを受信するステップは、入力継続時間にわたってメディアデータを受信することを含んでよい。本方法は又、入力修正を受信するステップを含んでよい。入力修正に対する応答としてメディアデータを受信することは、入力継続時間より長い時間にわたってメディアデータを受信することを含んでよい。
メディアデータは、オーディオメディアデータを含んでよい。メディアデータは、ビジュアルメディアデータを含んでよい。入力に対する応答としてメディアデータを受信することは、デジタルイメージデータを受信することを含んでよい。入力修正に対する応答としてメディアデータを受信することは、ビデオデータを受信することを含んでよい。
メディアデータをストリーミングするステップは、メディアデータを少なくとも第2の通信システムユーザにストリーミングすることを含んでよい。メディアデータをポストするステップは、通信システムチャネルに関連付けられた共有仮想空間にメディアデータを同時にポストすることを含んでよい。メディアデータをストリーミングするステップは、メディアデータを低遅延パケット化データ送信として送信することを含んでよい。
本方法は又、第2の通信システムユーザからの送信を受信するステップを含んでよい。第2の通信システムユーザからの送信を受信するステップは、メディアデータをストリーミングすることと時間的に重なってはならない。メディアデータをポストするステップは、第2の通信システムユーザからの送信に関連付けられたポストを基準にして、メディアデータをシーケンシャルにポストすることを含んでよい。第2の通信システムユーザからの送信を受信するステップは、メディアデータをストリーミングすることと時間的に重なってよい。メディアデータをストリーミングするステップは、メディアデータと第2の通信システムユーザからの送信とを組み合わせて多方向ストリーミングメディアデータ送信とすることを含んでよい。第2の通信システムユーザからの送信を受信するステップは、メディアデータをストリーミングすることと時間的に重なってよい。メディアデータをポストするステップは、メディアデータと、第2の通信システムユーザからの送信とを、組み合わせメディアデータポストとしてポストすることを含んでよい。
別の実施態様によれば、一コンピュータプログラム製品が、複数の命令が記憶されているコンピュータ可読媒体を含んでよい。これらの命令は、プロセッサによって実行された場合に、ユーザインタフェースを介してユーザ入力を受信するステップを含む動作をプロセッサに実行させてよい。本動作は又、ユーザ入力を受信したことに対する応答として、メディアデータを受信するステップを含んでよい。本動作は又、メディアデータを、1人以上の通信システムユーザにストリーミングするステップを含んでよい。本動作は更に、メディアデータを、通信システムチャネルに関連付けられた共有仮想空間にポストするステップを含んでよい。
以下の機能のうちの1つ以上が含まれてよい。ユーザ入力は、関連付けられた入力継続時間を含んでよい。メディアデータを受信するステップは、入力継続時間にわたってメディアデータを受信することを含んでよい。又、入力修正を受信するステップに関する命令が含まれてよい。入力修正に対する応答としてメディアデータを受信することは、入力継続時間より長い時間にわたってメディアデータを受信することを含んでよい。
メディアデータは、オーディオメディアデータを含んでよい。メディアデータは、ビジュアルメディアデータを含んでよい。入力に対する応答としてメディアデータを受信することは、デジタルイメージデータを受信することを含んでよい。入力修正に対する応答としてメディアデータを受信することは、ビデオデータを受信することを含んでよい。
メディアデータをストリーミングするステップは、メディアデータを少なくとも第2の通信システムユーザにストリーミングすることを含んでよい。メディアデータをポストするステップは、通信システムチャネルに関連付けられた共有仮想空間にメディアデータを同時にポストすることを含んでよい。メディアデータをストリーミングするステップは、メディアデータを低遅延パケット化データ送信として送信することを含んでよい。
又、第2の通信システムユーザからの送信を受信するステップに関する命令が含まれてよい。第2の通信システムユーザからの送信を受信するステップは、メディアデータをストリーミングすることと時間的に重なってはならない。メディアデータをポストするステップは、第2の通信システムユーザからの送信に関連付けられたポストを基準にして、メディアデータをシーケンシャルにポストすることを含んでよい。第2の通信システムユーザからの送信を受信するステップは、メディアデータをストリーミングすることと時間的に重なってよい。メディアデータをストリーミングするステップは、メディアデータと第2の通信システムユーザからの送信とを組み合わせて多方向ストリーミングメディアデータ送信とすることを含んでよい。第2の通信システムユーザからの送信を受信するステップは、メディアデータをストリーミングすることと時間的に重なってよい。メディアデータをポストするステップは、メディアデータと、第2の通信システムユーザからの送信とを、組み合わせメディアデータポストとしてポストすることを含んでよい。
別の実施態様によれば、一コンピューティングシステムが、少なくとも1つのプロセッサを含んでよい。少なくとも1つのプロセッサは、ユーザインタフェースを介してユーザ入力を受信するステップを実行するように構成されてよい。少なくとも1つのプロセッサは又、ユーザ入力を受信したことに対する応答として、メディアデータを受信するステップを実行するように構成されてよい。少なくとも1つのプロセッサは又、メディアデータを、1人以上の通信システムユーザにストリーミングするステップを実行するように構成されてよい。少なくとも1つのプロセッサは更に、メディアデータを、通信システムチャネルに関連付けられた共有仮想空間にポストするステップを実行するように構成されてよい。
以下の機能のうちの1つ以上が含まれてよい。ユーザ入力は、関連付けられた入力継続時間を含んでよい。メディアデータを受信するステップは、入力継続時間にわたってメディアデータを受信することを含んでよい。少なくとも1つのプロセッサは更に、入力修正を受信するステップを実行するように構成されてよい。入力修正に対する応答としてメディアデータを受信することは、入力継続時間より長い時間にわたってメディアデータを受信することを含んでよい。
メディアデータは、オーディオメディアデータを含んでよい。メディアデータは、ビジュアルメディアを含んでよい。入力に対する応答としてメディアデータを受信することは、デジタルイメージデータを受信することを含んでよい。入力修正に対する応答としてメディアデータを受信することは、ビデオデータを受信することを含んでよい。
メディアデータをストリーミングするステップは、メディアデータを少なくとも第2の通信システムユーザにストリーミングすることを含んでよい。メディアデータをポストするステップは、通信システムチャネルに関連付けられた共有仮想空間にメディアデータを同時にポストすることを含んでよい。メディアデータをストリーミングするステップは、メディアデータを低遅延パケット化データ送信として送信することを含んでよい。
少なくとも1つのプロセッサは更に、第2の通信システムユーザからの送信を受信するステップを実行するように構成されてよい。第2の通信システムユーザからの送信を受信するステップは、メディアデータをストリーミングすることと時間的に重なってはならない。メディアデータをポストするステップは、第2の通信システムユーザからの送信に関連付けられたポストを基準にして、メディアデータをシーケンシャルにポストすることを含んでよい。第2の通信システムユーザからの送信を受信するステップは、メディアデータをストリーミングすることと時間的に重なってよい。メディアデータをストリーミングするステップは、メディアデータと第2の通信システムユーザからの送信とを組み合わせて多方向ストリーミングメディアデータ送信とすることを含んでよい。第2の通信システムユーザからの送信を受信するステップは、メディアデータをストリーミングすることと時間的に重なってよい。メディアデータをポストするステップは、メディアデータと、第2の通信システムユーザからの送信とを、組み合わせメディアデータポストとしてポストすることを含んでよい。
別の実施態様によれば、一方法が、通信システムから複数のメディアアイテムを受信するステップを含んでよい。複数のメディアアイテムは、少なくともオーディオメディアアイテム及びビジュアルメディアアイテムを含んでよい。本方法は又、オーディオメディアアイテムの時間順序表示とビジュアルメディアアイテムの時間順序表示とを含むユーザインタフェースを提供するステップを含んでよい。本方法は又、オーディオメディアアイテムの表示に基づいてビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることを含めて、オーディオメディアアイテムにアクセスするステップを含んでよい。本方法は更に、オーディオメディアアイテムの表示とは無関係にビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることを含めて、ビジュアルメディアアイテムにアクセスするステップを含んでよい。
以下の機能のうちの1つ以上が含まれてよい。オーディオメディアアイテムは、通信システムのチャネルに関連付けられた1人以上のユーザによるそれぞれのオーディオ送信に対応する複数のオーディオセグメントを含んでよい。オーディオセグメントの少なくとも一部分が、マルチパーティ会話に対応してよい。マルチパーティ会話は、進行中のマルチパーティ会話を含んでよい。オーディオメディアアイテムにアクセスするステップは、進行中のマルチパーティ会話の以前の部分に関連付けられた1つ以上のオーディオセグメントにアクセスすることを含んでよい。オーディオメディアアイテムにアクセスするステップは、進行中のマルチパーティ会話の現在の部分に関連付けられたストリーミングオーディオシーケンスにアクセスすることを含んでよい。各オーディオセグメントは、オーディオセグメントの作成者の関連付けられた識別子を含んでよい。
ビジュアルメディアアイテムを受信するステップは、受信されたビジュアルメディアアイテムの最短表示時間に少なくとも部分的に基づいてビジュアルメディアアイテムを表示することを含んでよい。
別の実施態様によれば、一コンピュータプログラム製品が、複数の命令が記憶されている非過渡的コンピュータ可読媒体を含んでよい。これらの命令は、プロセッサによって実行された場合に、通信システムから複数のメディアアイテムを受信するステップであって、複数のメディアアイテムは、少なくともオーディオメディアアイテム及びビジュアルメディアアイテムを含む、ステップを含む動作をプロセッサに実行させてよい。本動作は又、オーディオメディアアイテムの時間順序表示とビジュアルメディアアイテムの時間順序表示とを含むユーザインタフェースを提供するステップを含んでよい。本動作は又、オーディオメディアアイテムの表示に基づいてビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることを含めて、オーディオメディアアイテムにアクセスするステップを含んでよい。本動作は更に、オーディオメディアアイテムの表示とは無関係にビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることを含めて、ビジュアルメディアアイテムにアクセスするステップを含んでよい。
以下の機能のうちの1つ以上が含まれてよい。オーディオメディアアイテムは、通信システムのチャネルに関連付けられた1人以上のユーザによるそれぞれのオーディオ送信に対応する複数のオーディオセグメントを含んでよい。オーディオセグメントの少なくとも一部分が、マルチパーティ会話に対応してよい。マルチパーティ会話は、進行中のマルチパーティ会話を含んでよい。オーディオメディアアイテムにアクセスするステップは、進行中のマルチパーティ会話の以前の部分に関連付けられた1つ以上のオーディオセグメントにアクセスすることを含んでよい。オーディオメディアアイテムにアクセスするステップは、進行中のマルチパーティ会話の現在の部分に関連付けられたストリーミングオーディオシーケンスにアクセスすることを含んでよい。各オーディオセグメントは、オーディオセグメントの作成者の関連付けられた識別子を含んでよい。
ビジュアルメディアアイテムを受信するステップは、受信されたビジュアルメディアアイテムの最短表示時間に少なくとも部分的に基づいてビジュアルメディアアイテムを表示することを含んでよい。
別の実施態様によれば、一コンピューティングシステムが、少なくとも1つのプロセッサを含む。少なくとも1つのプロセッサは、通信システムから複数のメディアアイテムを受信するステップであって、複数のメディアアイテムは、少なくともオーディオメディアアイテム及びビジュアルメディアアイテムを含む、ステップを実行するように構成されてよい。少なくとも1つのプロセッサは又、オーディオメディアアイテムの時間順序表示とビジュアルメディアアイテムの時間順序表示とを含むユーザインタフェースを提供するステップを実行するように構成されてよい。少なくとも1つのプロセッサは又、オーディオメディアアイテムの表示に基づいてビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることを含めて、オーディオメディアアイテムにアクセスするステップを実行するように構成されてよい。少なくとも1つのプロセッサは更に、オーディオメディアアイテムの表示とは無関係にビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることを含めて、ビジュアルメディアアイテムにアクセスするステップを実行するように構成されてよい。
以下の機能のうちの1つ以上が含まれてよい。オーディオメディアアイテムは、通信システムのチャネルに関連付けられた1人以上のユーザによるそれぞれのオーディオ送信に対応する複数のオーディオセグメントを含んでよい。オーディオセグメントの少なくとも一部分が、マルチパーティ会話に対応してよい。マルチパーティ会話は、進行中のマルチパーティ会話を含んでよい。オーディオメディアアイテムにアクセスするステップは、進行中のマルチパーティ会話の以前の部分に関連付けられた1つ以上のオーディオセグメントにアクセスすることを含んでよい。オーディオメディアアイテムにアクセスするステップは、進行中のマルチパーティ会話の現在の部分に関連付けられたストリーミングオーディオシーケンスにアクセスすることを含んでよい。各オーディオセグメントは、オーディオセグメントの作成者の関連付けられた識別子を含んでよい。
ビジュアルメディアアイテムを受信するステップは、受信されたビジュアルメディアアイテムの最短表示時間に少なくとも部分的に基づいてビジュアルメディアアイテムを表示することを含んでよい。
添付図面及び以下の記載において、1つ以上の実施態様の詳細を説明する。以下の記載、図面、及び特許請求の範囲から、他の特徴が明らかになるであろう。
分散コンピューティングネットワークと結合された通信プロセスを示す図である。 図1の通信プロセスによって実行されてよいプロセスのフローチャートである。 図1の通信プロセスによって少なくとも部分的に生成されてよいユーザインタフェースをグラフィカルに示す図である。 図1の通信プロセスによって少なくとも部分的に生成されてよいユーザインタフェースをグラフィカルに示す図である。 図1の通信プロセスによって実行されてよいプロセスのフローチャートである。 図1の通信プロセスによって少なくとも部分的に生成されてよいユーザインタフェースをグラフィカルに示す図である。 本開示の一実施形態による、図1のコンピューティング装置を示す図である。
大まかに言えば、様々なメディアタイプを多時期的に用い、且つ、モバイルコンピューティング装置(例えば、スマートフォン、タブレットコンピューティング装置、ネットブック等)、パーソナルコンピュータ(例えば、ノートブックコンピュータ、デスクトップコンピュータ等)、ゲームコンソール、セットトップボックス、特殊用途コンピューティング装置、又は他の好適な装置などの様々な装置を用いて、ユーザ同士が通信することを可能にしうる通信システムを提供することが可能である。そのような通信システムの一例が、参照によってその開示全体が本明細書に組み込まれている、2012年5月16日に出願された米国特許出願第13/472,639号(件名「Communications System(通信システム)」)の明細書に記載されている。例えば、実施形態によっては、通信システムは、通信システムのユーザ同士が、オーディオ、ビジュアル、又は他のメディアタイプを使用して通信することを可能にしうる。オーディオメディアタイプは、同期ボイスメッセージ及び/又は非同期ボイスメッセージを含んでよい。例えば、同期ボイスメッセージは、ボイスオーバIP交換などの多方向ライブオーディオ交換、又は他の様々なテレフォニーを用いた交換を含んでよい。同様に、同期ビジュアルメディアタイプの例として、マルチパーティビデオ会議(例えば、ビデオオーバIP又は他の好適なテレビ会議技術により実施可能なもの)、あるユーザから他のユーザへのストリーミングビデオブロードキャストなどがあってよい。実施形態によっては、通信システムのユーザ間での同期オーディオ及び/又はビジュアル通信の経過中に、それらの、通信システムのユーザらによって他のメディアタイプが共有されてよい。例えば、通信システムのユーザ間でのオーディオベースの会話中に、それらのユーザが、ドキュメント、ピクチャ、ビデオクリップ、テキストメッセージなどを共有してよい。実施形態によっては、通信システムは、通信システムのユーザが、通信システムの他のユーザとのオーディオ又はビデオの会話/通信にも関与しながら、共有のメディア又はドキュメントを消費することを可能にしてよい。更に、実施形態によっては、通信システムは、ユーザが、通信システムの他のユーザとのオーディオ及び/又はビデオの会話/通信に別の方法で関与することなく、メディア又はドキュメントを同期共有及び/又は非同期共有することを可能にしてよい。
実施形態によっては、同期通信に加えて、又は同期通信の代替として、通信システムは、通信システムのユーザ間での非同期交換を可能にしてよい。非同期交換は、例えば、通信に同時にアクティブに参加していない、通信システムのユーザ間での交換を含んでよい。例えば、第1のユーザが通信をポストしたときに、通信システムの他ユーザがオンラインでないか、アクティブに「リスン」していない場合がある。他のユーザは、第1のユーザが通信をポストしたときにはオンラインでなかったが、後で、第1のユーザのポスト内容を消費することが可能である。そのような非同期通信と関連して、様々なメディアタイプを使用してよい。例えば、第1のユーザは、オーディオ又はビデオのクリップメディアタイプ、ドキュメント、ピクチャ、テキストメッセージ等をポストしてよい。
実施形態によっては、各人が同時にオンラインであってよい、通信システムのユーザ間で非同期交換が行われてよい。例えば、ユーザらは様々な通信を交換してよく(且つ/又は、1人のユーザが様々な通信を送信してよく、1人以上の他のユーザが様々な通信を受信してよく)、例えば、オーディオファイル(例えば、ストリーミングオーディオ、離散受信されたオーディオクリップなどとして)、ビデオファイル(例えば、ストリーミングビデオ、離散受信されたビデオクリップなどとして)、テキストメッセージ、ドキュメント、ピクチャ、又は他の任意の好適なメディアタイプを交換してよい。そのような実施形態の一例では、その通信に関係する様々なパーティが同時にオンラインであってよい場合でも、それらの交換が非同期性であることから、あるユーザから別のユーザへの通信を即時消費することは必要でなくてよく、且つ/又は、あるユーザから別のユーザへの即時応答は必要でなくてよい。従って、非同期交換を含む通信は、完全な同期通信よりも、押しつけがましくない、或いは、要求が厳しくない相互作用であると言えよう。
完全な同期交換又は完全な非同期交換に加えて、同期成分と非同期成分とを含む交換、及び/又は、1つの相互作用の間に同期交換と同期交換との間の移行があってよい交換をサポートする通信システムがあってよい。例えば、通信システムのユーザ間の相互作用は、ボイスオーバIP交換のような同期成分も、テキストメッセージ、交換されたビデオクリップやドキュメント等のような非同期交換も含んでよい。一例では、通信システムの3人のユーザの間の通信が、第1のユーザが他の2人のユーザにドキュメントを送信することから始まってよく、ユーザ間に(例えば、SMSメッセージやインスタントメッセージチャットなどに似た形式での)テキストメッセージの交換を発生させてよい。更に、1人のユーザが他の2人のユーザにオーディオメッセージを(例えば、離散オーディオファイルとして、又は、ストリーミングオーディオコンテンツとして)送信してよい。一実施形態では、通信システムは、三方向会議呼を確立することによって、他の2人のユーザの一方又は両方が、第1のユーザからのオーディオメッセージに関与することを可能にしてよい。更に、ユーザの1人が会議呼へのアクティブな関与から外れて、例えば、双方向会話に参加している残りの2人のユーザの間で進行中の会話のパッシブなリスナになってよい。例えば、その第3のユーザは、会話へのアクティブな関与から外れることによって、別の案件への参加が可能になったり、或いは、別のかたちで関心を向けることが可能になったりしてよい。第3のユーザは、最初の2人のユーザの間の会話のパッシブなリスナとして参加している間に、例えば、テキストメッセージなどを他の2人のユーザに送信することにより、交換に参加してよい。更に、ボイス呼上の残りのユーザの一方も、呼から外れて、例えば、関心の全て又は一部を別の案件に振り向けてよい。第1のユーザは、他の2人の参加者にオーディオメッセージを(例えば、オンラインユーザによるリスンが可能なストリーミングオーディオとして、或いは、ユーザらが必要なときに消費できる送信済みオーディオファイルとして)送信し続けてよく、他の2人のユーザは、様々なメディア交換、例えば、オーディオ、ビデオ、ピクチャ、テキストメッセージ、ドキュメント等を、他の交換参加者に同様に送信してよい。
一態様によれば、通信システムは、共有仮想空間を利用してよい。一実施形態では、共有仮想空間は、通信システムの各チャネルに割り当て可能な仮想空間(例えば、共有オンラインフォルダ等)を含んでよい。一実施形態では、通信システムのチャネルは、通信の為の定義済みのデフォルト参加者セットを含んでよい。通信システムの各チャネルは、チャネルに関連付けられた1つ以上の呼を含んでよい。所与のチャネルに関連付けられたそれらの呼のそれぞれは、同じデフォルト参加者セットを含んでよい。実施形態によっては、所与のチャネルにある呼の参加者は、デフォルト参加者セットから変動してよく、例えば、より多いか、より少ない実参加者を含んでよい。例えば、所与のチャネルにある呼が、そのチャネルのデフォルト参加者の全員参加を必要としなくてよい。同様に、あるチャネルのデフォルト参加者セットのメンバではないユーザであっても、そのチャネルにある呼に参加してよい。実施形態によっては、そのチャネルのデフォルト参加者セットのメンバではないユーザの、共有空間に対するアクセス権は、デフォルト参加者セットのメンバのものと異なってよい(例えば、自分が参加していた1つの呼にしかアクセスできない、など)。通信システム上のあるチャネルに関連付けられた各呼は、大まかには、そのチャネルのデフォルト参加者間の相互作用のセットを含んでよい。例えば、その相互作用セットは、そのチャネル上の他の参加者に送信されたファイル(例えば、ドキュメント、又はビデオファイル)を含んでよい。別の例では、相互作用セットは、マルチ参加者ビデオ会議を、複数の共有ドキュメント、及び1人以上のユーザからその他のユーザへのテキストメッセージとともに含んでよい。更なる様々な、メディアタイプ及び交換数の組み合わせが、呼を定義する相互作用セットに含まれてよい。一般に、呼は、単一の時間限定相互作用と見なされてよい1つ以上の略同時交換を含んでよい。
一実施形態では、共有仮想空間は、所与のチャネルにおいて発生した呼の恒久的記録を提供してよい。例えば、各交換は、共有仮想空間上に記憶されてよい。例えば、同期ボイス会話(例えば、ボイスオーバIP交換として行われうるもの)は、オーディオファイルとして記憶されてよく、ビデオ会議は、ビデオファイルとして記憶されてよく、通信システムのユーザらによって交換可能な他のメディアタイプは、メディアタイプに応じて様々なフォーマットで記憶されてよい。一実施形態では、通信システムのチャネルを定義している参加者の1人以上が、共有仮想空間にアクセスしてよく、且つ、チャネルに関連付けられた1つ以上の呼に関連付けられた交換にアクセスしてよい。
図1を参照すると、通信プロセス10a乃至10d(これらは、まとめて、且つ/又は、大まかに、通信プロセス10と称されてよい)が示されており、これらは、1つ以上のクライアント電子装置(例えば、クライアント電子装置12、14、16など)及び/又はサーバコンピュータ18に常駐してよく、且つ、それらによって実行されてよい。1つ以上のクライアント電子装置12、14、16及び/又はサーバコンピュータ18は、ネットワーク20(例えば、インターネット、ローカルエリアネットワーク、専用管理ネットワーク、又は他のネットワーク)に接続されてよい。クライアント電子装置の例として、モバイルコンピューティング装置(例えば、スマートフォン12、14、タブレットコンピューティング装置、データ対応携帯電話、ネットワーク接続された個人用携帯情報端末など)、パーソナルコンピューティング装置(例えば、ノートブックコンピュータ16、デスクトップコンピュータ、ゲームコンソールなど)、ネットワーク接続されたテレビジョン装置及び/又はセットトップボックス、ネットワーク接続されたカメラ装置、ネットワーク接続された埋め込みコンピューティング装置、並びに、様々な追加/代替のネットワーク接続可能なコンピューティング装置が挙げられる。サーバコンピュータ18の例として、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、一連のサーバコンピュータ、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、サーバコンピュータの仮想化インスタンスを含んでよいクラウドコンピューティングサービスなどが挙げられ、これらに限定されない。
後で詳述するように、通信プロセス10は、主に、複数のデータタイプ及び/又はメディアタイプにより、ユーザの小規模グループ及び/又は大規模グループの間での同期相互作用及び/又は非同期相互作用を可能にしてよい統合通信システムを提供してよい。様々なタイプの情報、アイディア、及び題材が、様々なモダリティにおいて最適に伝達及び共有されてよい。従って、通信プロセス10は、オーディオのメッセージ及び会話、ビデオコンテンツ、テキストベース情報、ピクチャなどの交換、共有、及び/又は消費を並行して行うことによる、ユーザ間の多彩な相互作用を可能にしてよい。通信プロセス10は、統合されたユーザ体験を提供することにより、複数の様々なデータタイプ及びメディアタイプがユーザ間で交換され、ユーザによって消費されることを可能にしてよい。
コンセプト開発プロセス10の命令セット及びサブルーチンは、1つ以上のソフトウェアモジュールを含んでよく、クライアント電子装置12、14、16、及び/又はサーバコンピュータ18のうちの1つ以上と結合された記憶装置(例えば、記憶装置22、24、26、28のうちの1つ以上)に記憶されてよく、クライアント電子装置12、14、16、及び/又はサーバコンピュータ18に組み込まれた1つ以上のプロセッサ(図示せず)及び1つ以上のメモリモジュール(図示せず)によって実行されてよい。記憶装置22、24、26、28は、ハードディスクドライブ、固体ドライブ、テープドライブ、光学式ドライブ、RAIDアレイ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリデバイスなどを含んでよく、これらに限定されない。
各クライアント電子装置12、14、16は、適切なオペレーティングシステムを実行してよく、例えば、Mac OS、iOS、Android OS、Windows、又は他の好適なオペレーティングシステムを実行してよい(Mac OSは、米国、他の国々、又はその両方におけるアップルインコーポレイテッド(Apple Inc.)の商標であり、iOSは、シスコシステムズインコーポレイテッド(Cisco Systems, Inc.)の商標であり、Androidは、米国、他の国々、又はその両方におけるグーグルインコーポレイテッド(Google Inc.)の商標であり、Windowsは、米国、他の国々、又はその両方におけるマイクロソフトコーポレーション(Microsoft Corporation)の商標である)。更に、クライアント電子装置12、14、16は、様々なデータキャプチャ及びレンダリング機能を備えてよく、例えば、オーディオキャプチャ、オーディオストリーミング、及びオーディオ再生、並びに、ビデオキャプチャ、ビデオストリーミング、及びビデオ再生、並びに、テキスト入力及びテキスト表示、並びに、イメージキャプチャ及びイメージ表示の機能を備えてよい。様々なクライアント電子装置は、更なる追加/代替の機能を提供してよく、これには、(例えば、GPSデータ取得などによる)位置特定を含むが、これに限定されないセンサ機能が含まれ、これに限定されない。
更に、図示されていないが、クライアント電子装置12、14、16は、様々なアプリケーションを実行してよく、そのようなアプリケーションとして、ウェブブラウザアプリケーション(例えば、Safari(登録商標)、Chrome(登録商標)、Internet Explorer(登録商標)であって、Safariは、米国、他の国々、又はその両方におけるアップルインコーポレイテッド(Apple Inc.)の商標であり、Chromeは、米国、他の国々、又はその両方におけるグーグルインコーポレイテッド(Google Inc.)の商標であり、Internet Explorerは、米国、他の国々、又はその両方におけるマイクロソフトコーポレーション(Microsoft Corporation)の商標である)、テキストメッセージングアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、オーディオ、ビデオ、及び/又はイメージのキャプチャ及び編集アプリケーション、ソーシャルネットワーキングアプリケーション(例えば、Facebookアプリケーション、LinkedInアプリケーションなど)があり、これらに限定されない。様々な追加/代替のアプリケーションが、クライアント装置12、14、16のうちの1つ以上によって同様に実行されてよい。通信プロセス10a、10b、10cは、スタンドアロンアプリケーションであってよく、且つ/又は、クライアント電子装置12、14、16によって実行される1つ以上の追加アプリケーションのモジュール及び/又はコンポーネントであってよい。追加/代替として、通信プロセス10a、10b、10cは、クライアント電子装置12、14、16によって実行される1つ以上のアプリケーションと相互作用してよい。
実施形態によっては、サーバコンピュータ18は、ネットワークオペレーティングシステムを動作させている、インターネットに接続されたサーバ(又は一連のサーバ)であってよく、ネットワークオペレーティングシステムの例として、Microsoft(登録商標) Windows(登録商標) Server、Novell(登録商標) NetWare(登録商標)、Red Hat(登録商標) Linux(登録商標)などが挙げられ、これらに限定されない(Microsoft及びWindowsは、米国、他の国々、又はその両方におけるマイクロソフトコーポレーション(Microsoft Corporation)の登録商標であり、Novell及びNetWareは、米国、他の国々、又はその両方におけるノベルコーポレーション(Novell Corporation)の登録商標であり、Red Hatは、米国、他の国々、又はその両方におけるレッドハットコーポレーション(Red Hat Corporation)の登録商標であり、Linuxは、米国、他の国々、又はその両方におけるリーナストーバルズ(Linus Torvalds)の登録商標である)。実施形態によっては、サーバコンピュータ18は、ウェブサーバアプリケーションを実行してよく、ウェブサーバアプリケーションの例として、Microsoft IIS、Novell Webserver(商標)、又はApach(登録商標) HTTP Server、Apache(登録商標) Tomcat(登録商標)アプリケーションサーバが挙げられ、これらに限定されず、これらは、ネットワーク20経由でのサーバコンピュータ18へのHTTP(即ち、ハイパーテキスト転送プロトコル)アクセスを可能にする(Webserverは、米国、他の国々、又はその両方におけるノベルコーポレーション(Novell Corporation)の商標であり、Apache及びTomcatは、米国、他の国々、又はその両方におけるアパッチソフトウェアファウンデーション(Apache Software Foundation)の登録商標である)。実施形態によっては、サーバコンピュータは、クラウドサービスとして実装されてよく、例えば、Amazon Web Services及び/又はMicrosoft Windows Azureとして実装されてよい。ネットワーク20は、1つ以上のセカンダリネットワーク(例えば、ネットワーク30)に接続されてよく、セカンダリネットワークの例として、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、又はイントラネットが挙げられ、これらに限定されない。
実施形態によっては、サーバコンピュータ18は、通信プロセス10dに加えて様々なアプリケーションを実行してよい。例えば、サーバコンピュータ18は、データ記憶システムを実行してよく、これは、例えば、データベースシステムであり、これに限定されない。サーバコンピュータ18は又、例えば、ボイスオーバIPシステム及び/又はユニファイドテレフォニーシステムを実行してよい(例えば、これは、デジウムインコーポレイテッド(Digium, Inc.)がスポンサーであるAsteriskオープンソースプラットフォーム、FreeSWITCHオープンソーステレフォニープラットフォーム、又は他の好適な通信アプリケーション及び/又はプラットフォームによって提供されてよい)。様々な追加及び/又は代替のアプリケーションが、サーバコンピュータ18によって実行されてよい。
様々な実施形態に共通することとして、通信プロセス10は、クライアント電子装置12、14、16のうちの1つ以上によって実行されるクライアント側プロセスを含んでよい。更に、実施形態によっては、通信プロセス10は、サーバコンピュータ18によって実行されるサーバ側プロセスを含んでよい。例えば、サーバ側プロセスとして、1人以上のユーザ(例えば、ユーザ32、34、36)が、ウェブブラウザ、又は他の好適なアプリケーションにより、サーバ側プロセス(例えば、通信プロセス10d)にアクセスしてよい(例えば、これらのアプリケーションは、サーバ側通信プロセス10dにアクセスすることに追加される機能を提供することが可能なアプリケーションを含んでよい)。更に、実施形態によっては、通信プロセス10は、通信プロセス10の機能の一部がクライアント電子装置12、14、16のうちの1つ以上によって実行され、通信プロセス10の機能の一部がサーバコンピュータ18によって実行されるハイブリッドサーバークライアントプロセスを含んでよい。様々なハイブリッド実施形態では、クライアント側通信プロセス10a、10b、10cのうちの1つ以上が、スタンドアロン通信アプリケーションを含んでよく、且つ/又は、他のアプリケーションのモジュール又は機能を含んでよく、且つ/又は、別の方法で、1つ以上の他のアプリケーションと統合されるか、且つ/又は相互作用してよい(例えば、1つ以上の他のアプリケーションは、通信アプリケーション10a、10b、及び/又は10cのうちの1つ以上によって提供される機能に追加される機能を提供してよい)。
ユーザ32、34、36は、通信プロセス10を実行するクライアント電子装置(例えば、通信プロセス10aを実行するスマートフォン12、通信プロセス10bを実行するスマートフォン14、通信プロセス10cを実行するノートブックコンピュータ16)を介して、通信プロセス10にアクセスしてよい。通信プロセス10を使用して、ユーザ32、34、36のうちの1人以上が様々なデータタイプを同期式且つ/又は非同期式で使用して相互作用してよく、これによって、ユーザ間でのアイディア及び情報の多彩且つ動的な交換が可能になる。
各種クライアント電子装置は、ネットワーク20(又はネットワーク30)と直接結合又は間接結合されてよい。例えば、スマートフォン12は、スマートフォン12と、ネットワーク14と直接結合されているように図示されている無線アクセスポイント(即ち、WAP)40との間に確立された無線通信チャネル38を介して、ネットワーク20と無線結合されているように図示されている。WAP40は、例えば、スマートフォン12とWAP40との間に無線通信チャネル38を確立することが可能な、IEEE 802.11a、802.11b、802.11g、Wi−Fi、及び/又はBluetooth(登録商標)の装置であってよい。スマートフォン14は、スマートフォン14と、ネットワーク14と直接結合されているように図示されているセルラネットワーク/ブリッジ44との間に確立された無線通信チャネル42を介して、ネットワーク14と無線結合されているように図示されている。ノートブックコンピュータ16は、有線接続を介してネットワーク30と結合されているように図示されている(例えば、ネットワーク30は更に、ネットワーク20及び/又は(接続46を介して)サーバコンピュータ18と結合されてよい)。
当該技術分野において知られているように、IEEE 802.11x規格の全てが、パス共有の為に、イーサネットプロトコル及び キャリア検知多重アクセス/衝突回避(即ち、CSMA/CA)を使用してよい。各種802.11x規格は、例えば、位相シフトキーイング(即ち、PSK)変調又は相補符号キーイング(即ち、CCK)変調を使用してよい。当該技術分野において知られているように、Bluetoothは、電気通信業界の一規格であり、これによって、例えば、携帯電話、コンピュータ、及び個人用携帯情報端末を短距離無線接続によって相互接続することが可能になる。
本開示ならではの特徴及び/又は態様を例示しうる1つ以上の例示的実施形態を説明していく。説明の都合上、スマートフォン12によって実行され、且つ/又は、ユーザ32と関連する通信プロセス10aを参照していくこととする。しかしながら、そのような参照は、説明を目的としたものに過ぎず、本開示に対する限定として解釈されてはならないことを理解されたい。他の、通信プロセス、クライアント電子装置、及び/又はユーザのインスタンス化も、同様に利用されてよい。
一態様によれば、通信プロセス10は、ユーザがオーディオ及び/又はビジュアルのメディアコンテンツを作成する為の様々なモードを有効化してよく、ユーザによる様々な作成モードの間の移行を容易にしてよい。例えば、第1のモードでは、ユーザ(例えば、スマートフォン12経由のユーザ32)は、通信システムの他のユーザに送信されてよく、通信システムのチャネルに関連付けられた共有仮想空間にポストされてよいオーディオバーストを作成してよい。そのようなモードでは、ユーザは、例えば、ショートボイスメッセージ又はオーディオクリップ(例えば、自動車から出る奇妙なノイズや、コンテンツからの短いサウンドバイトなど)を(例えば、他のユーザに送信したり、共有仮想空間にポストしたりすることによって)作成及び共有してよい。一実施形態では、スマートフォン12に関連付けられたユーザインタフェースからの第1のユーザ入力が、ユーザがオーディオバーストを作成及び共有することを可能にしてよい。更に、通信プロセス10は、ユーザがより長いオーディオシーケンスを作成及び共有することを許可してもよく、例えば、アイディアの詳細な説明や、通信システムの別のユーザとのオーディオ会話を作成及び共有することを許可してもよい。一実施形態では、ユーザは、第1のユーザ入力に修正を加えることにより、ショートオーディオバーストモードから、より拡張された、又はより長いオーディオモードに移行してよい。実施形態によっては、通信プロセス10は、同様の修正された入力により、同様に、ユーザが様々なモードのビジュアルコンテンツを作成することを可能にしてよく、例えば、個別イメージ、イメージバースト(例えば、実施形態によっては短編アニメーションを提供しうるもの)、及びビデオコンテンツを作成することを可能にしてよい。従って、ユーザは、比較的シンプル且つ直感的な入力により、様々なタイプのメディアを、様々なモードで作成及び共有することが可能であってよい。通信システム経由の相互作用に参加する装置例を説明したが、更なる様々な装置も利用されてよい。実施形態によっては、通信システムと関連して使用される装置は、通信への完全参加を可能にしてよい(例えば、オーディオ、ビデオ、ピクチャ、テキストなどのような相互作用を作成することと、オーディオ及び/又はビデオの再生、ピクチャ及びテキストの表示などのような相互作用を消費することと、の両方を行ってよい)か、且つ/又は、通信への部分参加を可能にしてよい装置(例えば、ピクチャ又はビデオの相互作用を作成及び送信してよいが、ウェブフィードからの写真、テキスト、オーディオ、ビデオなどを通信チャネルにパブリッシュするように構成されてよい相互作用又はウェブフィードを消費することは必ずしも可能でなくてよいWiFi対応カメラ)を含んでよい。様々な追加/代替の実施形態及び装置も、同様に利用されてよい。
更に図2を参照すると、通信プロセス10は、ユーザインタフェース経由でユーザ入力を受信(100)してよい。通信プロセス10は更に、ユーザ入力の受信に対する応答として、メディアデータを受信(102)してよい。通信プロセス10は更に、1人以上の通信システムユーザに向けてメディアデータをストリーミング(104)してよい。通信プロセス10は更に、通信システムチャネルに関連付けられた共有仮想空間にメディアデータをポスト(106)してよい。
例えば、通信プロセス10は、ユーザ入力を、ユーザインタフェース経由で受信(100)してよい。更に図3を参照すると、通信プロセス10は、ユーザインタフェース150を提供してよい。一実施形態では、ユーザインタフェース150は、一般に、通信システムのチャネルに関連付けられてよいか、且つ/又は、交換にアクティブに参加していてよい、通信システムの1人以上の他のユーザのインジケータ152を含んでよい。同様に、ユーザインタフェース150は、ビジュアルメディアインタフェース154を含んでよく、これを介して、呼に関連付けられたビジュアルメディアコンテンツが、ユーザ32(即ち、図示された例におけるスマートフォン12の装置操作者)によって表示されるか、アクセスされるか、且つ/又は、他の方法で相互作用されてよい。ユーザインタフェース150は更に、オーディオメディアインタフェース156を含んでよく、これを介して、呼に関連付けられたオーディオメディアコンテンツが、ユーザ32によってアクセスされるか、且つ/又は、相互作用されてよい。更に、ユーザインタフェース150は、オーディオキャプチャボタン158を含んでよく、例えば、これは、オーディオコンテンツを作成し、それを、通信チャネル上の呼の他の参加者と共有することに利用されてよい。
一実施形態では、メディアデータは、オーディオメディアデータを含んでよい。図示された例で説明を続けると、ユーザ32は、ショートボイスメッセージを生成したい場合がある。そこで、ユーザ32は、オーディオキャプチャボタン158にタッチしてよい。ユーザ32がオーディオキャプチャボタン158にタッチしたことに対する応答として、通信プロセス10は、メディアデータ(例えば、メディアデータがオーディオメディアデータを含んでよい本例におけるオーディオメディアデータ)を受信(102)してよい。図示された例では、スマートフォン12は、タッチスクリーンディスプレイを含んでよい。従って、スマートフォン12は、スマートフォン12のタッチスクリーンディスプレイ上に表示された仮想ボタン(例えば、オーディオキャプチャボタン158)に関連付けられた、タッチスクリーンディスプレイの一部分をユーザがタッチしたことに対する応答として、1つ以上のユーザ入力を受信してよい。当然のことながら、他のユーザ入力装置も利用されてよい。例えば、他のコンピューティング装置と関連して、トラックパッド入力装置、マウスポインティング装置などが利用されてよい。
上述のように、通信プロセス10は又、ユーザ入力を受信したことに対する応答として、メディアデータを受信(102)してよい。例えば、ユーザ32がオーディオキャプチャボタン158にタッチしたことに対する応答として、スマートフォン12は、例えば、マイク又は他の、スマートフォン12に関連付けられたオーディオキャプチャ機能を利用して、オーディオ入力をキャプチャしてよい。一実施形態では、ユーザ入力は、関連付けられた入力継続時間を含んでよい。即ち、ユーザ32がオーディオキャプチャボタン158にタッチしている間が入力継続時間であってよい。メディアデータを受信(102)することは、入力継続時間にわたってメディアデータを受信(108)することを含んでよい(例えば、通信プロセス10は、ユーザがオーディオキャプチャボタン158にタッチしている限り、メディアデータを受信(108)することが可能である)。即ち、例えば、ユーザ32は、オーディオメッセージを作成及び共有したい時間だけオーディオキャプチャボタン158を押し続けてよい。従って、ユーザ32は、通信システムの他のユーザと共有したいと考えたオーディオコンテンツを作成している間(例えば、スマートフォン12に関連付けられたマイクに向かってしゃべったり、スマートフォン12で録音したりしている間)、オーディオキャプチャボタン158を押し続けてよい。例えば、ユーザ32がボイスメッセージを通信システムの他のユーザと共有したい場合、ユーザ32は、オーディオキャプチャボタン158を押してよく、ボイスメッセージをしゃべっている間、オーディオキャプチャボタンを押したままであってよい。ボイスメッセージ(及び/又は、ユーザ32が現在作成中のボイスメッセージの一部分(例えば、そのボイスメッセージの更なる部分はその後作成される))が完成したら、ユーザ32は、オーディオキャプチャボタン158を解放してよい。従って、ユーザ32がオーディオキャプチャボタン158を押し続けている入力継続時間の間、通信プロセス10は、その入力継続時間にわたってメディアデータを受信(108)してよい。
通信プロセス10は又、1人以上の通信システムユーザにメディアデータをストリーミング(104)してよい。例えば、メディアデータをストリーミング(104)することは、少なくとも第2の通信システムユーザに、メディアデータを、低遅延パケット化データ送信として送信することを含んでよい。一実施形態では、通信プロセス10は、メディアデータを受信(102)しているときに、メディアデータを少なくとも第2の通信システムユーザにストリーミング(104)してよい。1つのそのような実施形態では、通信プロセス10は、メディアデータを受信(102)しながら、メディアデータをリアルタイムでストリーミング(104)してよい。従って、(図示された例では)ユーザ32がボイスメッセージを作成しているときに(且つ/又は、他の実施形態では他のメディアデータが作成されているときに)、第2の通信システムユーザは、メディアデータをリアルタイムで(且つ/又は近リアルタイムで)受信することが可能である。実施形態によっては、通信プロセス10は、メディアデータを全部受信し終わってから(例えば、ユーザ32がオーディオキャプチャボタン158を解放してから)メディアデータを第2の通信システムユーザにストリーミング(104)してよい。ユーザ32がオーディオキャプチャボタン158を解放してから(おそらくはずっと後に)メディアデータを第2の通信システムユーザにストリーミング(104)することは、場合によっては、ユーザが最初にオーディオデータをキャプチャしたときに第2のユーザがオンラインでないとき(例えば、ユーザ32と第2のユーザとの間で非同期通信が行われている間)に行われてよい。メディアデータを全部受信し終わってからメディアデータを第2のユーザにストリーミング(104)することは、他の状況でも行われてよい。
通信プロセス10は更に、通信システムチャネルに関連付けられた共有仮想空間にメディアデータをポスト(106)してよい。既に大まかに述べたように、共有仮想空間は、ネットワークアクセス可能な記憶領域を含んでよく、例えば、オンライン共有フォルダ、クラウドベースデータリポジトリ等を含んでよい。一実施形態では、共有仮想空間は、通信システムの1人以上のユーザによるアクセスが可能であってよい。一実施形態では、メディアデータを共有仮想空間にポスト(106)することは、通信システムのユーザのうちの1人以上による、記憶されているメディアデータへのアクセスを許可してよい好適なファイルフォーマットで、メディアデータを共有仮想空間に記憶させることを含んでよい。一実施形態では、メディアデータを共有仮想空間にポスト(106)することは、(例えば、メディアデータが、複数のユーザによって作成されたメディアデータの組み合わせを含んでよい一実施形態において)メディアデータの作成者又は作成者らの識別子を、記憶されているメディアデータに関連付けることを含んでよい。一実施形態では、メディアデータに関連付けられた識別子は、メディアデータを含むファイルに関連付けられたタグなどのメタデータを含んでよい。
更に、実施形態によっては、メディアデータを共有仮想空間にポスト(106)することは、メディアデータを特定の呼及び/又は相互作用に関連付けることを含んでよい。一実施形態では、通信システム上の呼が、明示的に定義されたエンティティを含んでよい。例えば、通信システムのユーザが、通信システムの1人以上の他のユーザとの呼を開始してよい。呼を開始することは、その1人以上の他のユーザに対して発呼する明示的なアクションを含んでよい。実施形態によっては、呼を開始することは、通信システムチャネル内に既に存在していてよいポストに対してユーザが応答したり追加したりすることの結果であってよい。更に、通信システムのユーザの1人以上が、呼を明示的に終了してよい。
呼は、呼が開始されてから終了するまでの間に通信システムのユーザ間で行われる相互作用を含んでよい。一実施形態では、通信システム上の呼が、交換の時間限定シーケンスを含んでよい。例えば、交換のシーケンスを、各交換間の最大時間が閾値時間未満である単一呼としてグループ化してよい。メディアデータは、通信システムのチャネルに関連付けられてもよい。これも既に大まかに述べたように、チャネルは、一般に、相互作用の寄与者及び/又は受容者として定義されたデフォルトグループの参加者による、且つ/又は、それらの参加者の間の、且つ/又は、それらの参加者を含む、複数の呼又は相互作用を含んでよい。これも既に大まかに述べたように、相互作用は、様々なモダリティ及び時間的領域にまたがる様々なメディアタイプの交換、配布、ブロードキャスト、及び/又は共有を含んでよい。一実施形態では、メディアデータは、(例えば、チャネルに関連付けられてよい)所与の呼に関連付けられることによって、チャネルに関連付けられてよい。他の実施形態では、メディアデータとチャネルとの間の直接の関連付けが作成されてよい。例えば、タグなどのメタデータが、メディアデータと関連付けられてよく、これによってメディアデータがチャネルに関連付けられてよい。任意の各種実施形態によれば、メディアデータは、通信システム上のチャネルに関連付けられてよく、且つ/又は、チャネル上の特定呼に関連付けられてよく、且つ/又は、通信システムの特定ユーザに関連付けられてよい。
一実施形態では、メディアデータを共有仮想空間にポスト(106)することは、メディアデータを少なくとも通信システムの第2のユーザにストリーミング(104)することとほぼ同時に、メディアデータを共有仮想空間にポスト(106)することを含んでよい。そのような実施形態では、メディアデータは、メディアデータの作成とほぼ同時にポストされてよい。従って、実施形態によっては、メディアデータは、メディアデータの作成とほぼ同時に、共有仮想空間にアクセスしているユーザによるアクセスが可能であってよい。
一例示的実施形態によれば、メディアデータを共有仮想空間にポスト(106)することは、メディアデータを共有仮想空間にストリーミングすること(例えば、メディアデータを、受容者としての共有仮想空間にストリーミングしたり、且つ/又は、メディアデータをキャプチャして共有仮想空間に保存してよいプロセスにストリーミングしたりすること)を含んでよい。そのような一実施形態では、通信プロセス10は、メディアデータを、少なくとも、通信システムの第2のユーザと、共有仮想空間とにマルチキャストしてよい。別の例示的実施形態では、メディアデータを少なくとも通信システムの第2のユーザにストリーミング(104)すること、及びメディアデータを共有仮想空間にポスト(106)することは、あるプロセス(例えば、サーバ側通信プロセス)にメディアデータをストリーミングすることを含んでよく、このプロセスは、例えば、メディアデータを少なくとも第2のユーザにストリーミングし、且つ、メディアデータを共有仮想空間に保存してよいプロセスである。様々な追加/代替の実施形態も同様に利用されてよい。
上述のように、一実施形態では、ユーザ入力は、関連付けられた入力継続時間を含んでよい。更に、メディアデータを受信(102)することは、入力継続時間にわたってメディアデータを受信(108)することを含んでよい。従って、上述の実施形態では、ユーザ32は、オーディオキャプチャボタン158が押されている限り、メディアデータを作成及び共有することが可能である。場合によっては、オーディオキャプチャボタン158を押し続けることを必要とせずにオーディオメディアデータをキャプチャし続けることが望ましいであろう。例えば、ユーザ32は、ハンズフリー操作でオーディオメディアをキャプチャできるようにしたいと思うであろう(それは、例えば、共有すべき音源にスマートフォン12のマイクをよりよく向けられるようにしたい場合や、手を別の動作に使えるようにしたい場合などであろう)。一実施形態では、通信プロセス10は、入力修正を受信(110)してよい。更に、通信プロセス10は、入力継続時間より長い時間にわたってメディアデータを受信することを含む入力修正に対する応答としてメディアデータを受信してよい。例えば、既に大まかに述べたように、通信プロセスは、ユーザ入力が受信(100)されている限り、メディアデータを受信(102)することが可能である。入力修正の受信(110)に対する応答として、通信プロセス10は、入力がもはや受信されなくなっても、メディアデータを受信(102)し続けてよい。一実施形態によっては、入力修正は、ユーザ入力をロックすることにより、通信プロセス10がメディアデータを受信し続けることを可能にしてよい。
例えば、図3に示されたユーザインタフェース150では、ユーザ32は、オーディオキャプチャボタン158を押すことにより、オーディオキャプチャボタン158が押されている間はオーディオメディアデータをキャプチャすることが可能である。一実施形態では、ユーザ32は、オーディオキャプチャボタン158に関連付けられたスワイプジェスチャとして、入力修正を起動してよい。例えば、スワイプジェスチャは、オーディオキャプチャボタン158を押すことと、オーディオキャプチャボタン158を押しているときに、オーディオキャプチャボタン158を押している指を横方向に(例えば、左から右の方向でパッドロックアイコン160に向かって)スライドさせる動きを実行することと、を含んでよい。図示された例では、パッドロックアイコン160に向かう、オーディオキャプチャボタン158のスライドジェスチャは、オーディオキャプチャをオン状態に「ロック」して、入力継続時間より長い(例えば、オーディオキャプチャボタン158が押されている時間より長い)時間にわたってオーディオメディアデータを受信(102)することを通信プロセス10に行わせることが可能な入力修正として受信(110)されてよい。
一実施形態では、通信プロセス10は、ユーザ入力の受信(102)に対する応答として、更には、入力修正の受信(110)に対する応答として、オーディオメディアデータを受信(102)してよい。更に、通信プロセス10は、既に大まかに述べたように、メディアデータを受信(102)し続けてよい限り、メディアデータのストリーミング(104)及びポスト(106)を行うことが可能である。一実施形態では、通信プロセス10は、入力修正が解除されるまで、メディアデータを受信(102)し続けることが可能である。各種実施形態によれば、ユーザ32は、オーディオキャプチャボタン158を「ロック」する為に用いられた方向とは逆の方向(例えば、図示されたユーザインタフェース150においては右から左の方向)にスワイプすることによって、入力修正(即ち、図示された例では、「ロックされた」オーディオキャプチャボタン)を解除してよい。別の実施形態では、ユーザ32は、オーディオキャプチャボタン158の中央(又は通常)位置を押すことによって、オーディオキャプチャボタン158を「ロック解除」して(通信プロセスがメディアデータの受信を停止するようにして)よい。メディアデータの連続キャプチャを停止する為の、様々な追加/代替のメカニズムが利用されてよい。
上述のように、通信プロセス10は、オーディオメディアデータに対する追加/代替となるメディアタイプを受信(102)、ストリーミング(104)、及びポスト(106)してよい。一例示的実施形態では、メディアデータは、ビジュアルメディアデータを含んでよい。そのような例によれば、通信プロセス10は、ユーザ入力を受信(100)して、デジタルピクチャなどのビジュアルメディアをキャプチャしてよく、例えば、スマートフォン12に関連付けられたデジタルカメラ機能によりキャプチャしてよい。他のコンピューティング装置が、コンピューティング装置に組み込まれたカメラ機能により、且つ/又は、コンピューティング装置に関連付けられた他の装置(例えば、ウェブカメラ等)により、デジタルピクチャをキャプチャしてもよい。一例示的実施形態では、スマートフォン12を、ポートレート方向(例えば、スマートフォン12の長手軸がほぼ垂直方向を向いている状態)から風景方向(例えば、スマートフォン12の長手軸がほぼ水平方向を向いている状態)に回転させることにより、通信プロセス10に関連付けられたビジュアルメディアキャプチャ機能を有効化してよい。ビジュアルメディアキャプチャ機能は、別の方法で有効化されてもよい。ビジュアルキャプチャ機能が有効化されると、スマートフォン12のディスプレイの少なくとも一部分が、スマートフォン12に関連付けられたデジタルカメラの視野を描写するビューファインダとして動作してよい。そのような一実施形態では、ユーザ32は、ビューファインダディスプレイの任意の部分(及び/又は指定された部分又は機能)をタップすることにより、ユーザインタフェース経由でユーザ入力を受信(100)することを通信プロセス10に行わせてよい。ユーザ入力(即ち、ビューファインダディスプレイ上のタップ)の受信(100)に対する応答として、通信プロセス10は、単一デジタルピクチャの形式のメディアデータを受信(102)してよい。そのような実施形態では、ユーザ32がビューファインダディスプレイをタップするたびに、通信プロセス10は、単一デジタルピクチャに対応するメディアデータを受信(102)してよい(その場合、例えば、通信プロセス10がビジュアルメディアデータを受信できる継続時間は、ユーザ入力の時間にほぼ対応してよい)。当然のことながら、デジタルイメージをキャプチャする為には、他のユーザ入力も同様に利用されてよい。
上述の例について続けると、通信プロセス10は、関連付けられた入力継続時間を含むユーザ入力を受信(100)してよい。更に、通信プロセス10は、その入力継続時間にわたってメディアデータを受信(102)してよい。上述のように、ユーザ32は、ユーザインタフェースに関連付けられたビューファインダディスプレイをタップしてよい。ユーザ32がビューファインダディスプレイ(及び/又はビューファインダディスプレイの指定された部分又は機能)をタップするたびに、通信プロセス10は、ユーザ入力を受信(100)してよく、且つ、(例えば、少なくとも部分的に、入力継続時間に基づいて)タップごとに単一デジタルピクチャの形式でメディアデータを受信(102)してよい。更に、場合によっては、ユーザ32は、延長された時間(例えば、タップより長い時間)にわたってビューファインダディスプレイにタッチしてよい。一実施形態では、延長されたタッチに対する応答として、通信プロセス10は、その入力継続時間にわたってビジュアルメディアデータを受信(102)してよい。延長されたタッチに関連付けられた入力継続時間にわたってビジュアルメディアデータを受信(102)することは、ビジュアルメディア入力データをデジタルピクチャのバーストとして受信(102)することを含んでよい。実施形態によっては、通信プロセス10は、ユーザ32がビューファインダディスプレイにタッチし続ける限り、デジタルピクチャのバーストを受信(102)することが可能である。他の実施形態では、通信プロセス10は、所定枚数のピクチャを含む、デジタルピクチャのバースト(例えば、5枚のピクチャのバーストなど)の形式でビジュアルメディアデータを受信(102)してよい。実施形態によっては、通信プロセス10は、デジタルピクチャのバーストを含むメディアデータを、一連の離散イメージとして、且つ/又は、バーストの離散イメージを含むアニメーションとして、ストリーミング(104)及び/又はポスト(106)してよい。実施形態によっては、通信プロセス10は、延長されたタッチに対する応答として、ビューファインダディスプレイに対するユーザ入力タッチの長さに少なくとも部分的に基づいてよい継続時間を有するビデオクリップとして、ビジュアルメディアデータを受信(102)してよい。他の実施形態も同様に利用されてよい。
一例示的実施形態では、通信プロセス10は、入力修正を受信(110)してよい。更に、通信プロセス10は、入力継続時間より長い時間にわたってメディアデータを受信することを含む入力修正に対する応答として、メディアデータを受信(102)してよい。ユーザ入力がビューファインダディスプレイ内のタッチを含んでよい例示的実施形態では、入力修正の一例が、タッチ及びスライドのジェスチャを含んでよい。例えば、更に図4を参照すると、そのような実施形態では、ユーザ32は、ビューファインダディスプレイ内の表示にタッチしてよく、その後、表示の端から端まで指を(例えば、水平方向又は垂直方向に)スライドさせてよい。例えば、ユーザ32は、表示内のカメラアイコン162にタッチしてよく、その後、アイコン162をスライドさせることにより入力修正を与えてよい。一実施形態では、タッチ及びスライドの入力修正の受信(110)に対する応答として、通信プロセス10は、入力継続時間より長い時間にわたってメディアデータを受信(102)してよい。例えば、タッチ及びスライドの入力修正は、デジタルピクチャのバースト又はビデオ記録の形式でビジュアルメディアデータを受信することを通信プロセス10に行わせてよい。一実施形態では、ビデオ記録は、ユーザ32が(例えば、ビューファインダディスプレイ上での別のタッチ入力のようなキャンセルジェスチャなどを利用して)停止するまで続いてよい。通信プロセス10は、一般に、ビデオメディアデータのストリーミング(104)及びポスト(106)を、ここまで大まかに述べたように行ってよい。
入力修正がタッチ及びスライドのジェスチャを含んでよい前述の例では、当然のことながら、スライドジェスチャの方向に応じて、様々な入力修正が受信(110)されてよい。例えば、一実施形態では、ユーザ32は、カメラアイコン162をアイコン164に向かって(図示された実施形態では)上方にスライドさせることにより、(例えば、上述のバーストピクチャモードに対する追加又は代替の実施形態として)バーストピクチャモードを起動してよい。カメラアイコン162にタッチしてバーストアイコン164に向かって上方にスライドさせると、第1の入力修正の受信を通信プロセス10に行わせることが可能である。一実施形態では、第1の入力修正は、例えば、ユーザ32がスマートフォン12のディスプレイをタップするたびに、複数のデジタル写真の形式でのビジュアルメディアデータの受信(例えば、所定の時間間隔での撮影)を通信プロセス10に行わせることが可能である。更に、ユーザ32は、カメラアイコン162にタッチして側方に(例えば、左又は右へ)スライドさせてよい。例えば、一実施形態では、スライドが左から右の方向であるタッチ及びスライドのジェスチャ(例えば、カメラアイコン162をビデオアイコン166に向かってスライドさせること)により、スマートフォン12に関連付けられた第1のカメラ(例えば、後ろ向きのカメラ)からのビデオメディアデータの受信(102)を通信プロセス10に行わせてよい。関連した方式で、スライドが右から左の方向であるタッチ及びスライドのジェスチャ(例えば、カメラアイコン162をビデオ会議アイコン168に向かってスライドさせること)により、スマートフォン12に関連付けられた第2のカメラ(例えば、前向きのカメラ)からのビデオメディアデータの受信(102)を通信プロセス10に行わせてよい。他の入力修正によって、別の機能が通信プロセスによって実現されてもよい。更に、当然のことながら、他のユーザ入力及び他の入力修正が、本開示から著しく逸脱しない範囲で利用されてよい。
一実施形態では、通信プロセス10は、第2の通信システムユーザからの送信を受信(112)してよい。第2の通信システムユーザからの送信は、例えば、オーディオメディアデータ送信(例えば、オーディオクリップ、ボイスメッセージなど)などのストリーミングメディアデータ送信や、ビジュアルメディアデータ送信(例えば、ピクチャ、アニメーション、ビデオクリップなど)を含んでよい。一実施形態では、第2の通信システムユーザから受信(112)された送信は、(例えば、前述のような)受信(100)されたユーザ入力に基づいて通信プロセス10によって受信(102)されるメディアデータのストリーミング(104)と時間的に重なってはならない。即ち、第2の通信システムユーザからの送信の受信(112)は、通信プロセス10がメディアデータをストリーミング(104)してよい時間の間は開始されてはならず、或いは、通信プロセス10がメディアデータをストリーミング(104)してよい時間に及ぶほど延長されてはならない。そのような実施形態では、通信プロセス10によるメディアデータのストリーミング(104)と、第2の通信システムユーザからの送信の受信(112)は、時間的に別々のイベントとして行われてよい。
第2の通信システムユーザからの送信の受信(112)がメディアデータのストリーミング(104)と時間的に重ならない一実施形態では、メディアデータをポスト(106)することは、第2の通信システムユーザからの送信に関連付けられたポストを基準にして、メディアデータをシーケンシャルにポストすることを含んでよい。例えば、既に大まかに述べたような方式で、通信プロセス10によって受信されたメディアデータは、通信システムチャネルに関連付けられた共有仮想空間にポスト(106)されてよい。同様に、第2の通信システムユーザからのメディアデータは、通信チャネルに関連付けられた共有仮想空間にポストされてよい。ユーザ32からのストリーミングメディアデータが第2の通信システムユーザからの送信と時間的に重ならない一実施形態では、通信プロセス10は、ユーザ32からのメディアデータを、第2の通信システムユーザによって送信されたメディアデータとは別のポストとして、ポスト(106)してよい。更に、ユーザ32からのメディアデータのポスト、及び第2の通信システムユーザからの送信に関連付けられたポストは、共有仮想空間において、それぞれが行われた時刻に基づいて、シーケンシャルに順序付けされてよい。
一例示的実施形態では、第2の通信システムユーザからの送信の受信(112)は、メディアデータのストリーミング(104)と時間的に重なってよい。例えば、第2の通信システムユーザから受信(112)される送信は、ユーザ32からのメディアデータのストリーミング(104)が完了する前に開始されてよい。同様に、通信プロセス10が受信(112)してよい、第2の通信システムユーザからの送信(例えば、これはストリーミングメディアデータを含んでよい)は、通信プロセス10がユーザ32からのメディアデータのストリーミング(104)を開始する時点で完了していなくてよい(例えば、通信プロセス10は第2の通信システムユーザからの送信を受信(112)し続けていてよい)。そのような実施形態によれば、通信プロセス10がユーザ32からのメディアデータをストリーミングしている時間の少なくとも一部分にわたって、通信プロセス10は、ユーザ32からのメディアデータのストリーミング(104)と、第2の通信システムユーザからの送信の受信と、を同時に行っていてよい。
通信プロセス10によってストリーミング(104)されるメディアタイプと、第2の通信システムユーザから受信(112)されるメディアタイプとが同じメディアタイプを含む(例えば、両方ともオーディオメディアデータを含んだり、両方ともビデオメディアデータを含んだりする)一実施形態では、メディアデータをストリーミング(104)することは、メディアデータと第2の通信システムユーザからの送信とを組み合わせて多方向ストリーミングメディアデータ送信とすることを含んでよい。例えば、ユーザ32からストリーミング(104)されるメディアデータがストリーミングオーディオ(例えば、ボイスメッセージ)を含み、第2の通信システムユーザから受信(112)される送信もオーディオ(例えば、ボイスメッセージ)を含むとすると、通信プロセス10がユーザ32からメディアデータをストリーミング(104)することは、メディアデータと受信される送信とを組み合わせて多方向ボイス通信(例えば、ボイスオーバIPセッション、又は他のテレフォニーセッション)とすることを含んでよい。従って、ユーザ32と第2の通信システムユーザは、ほぼリアルタイムの双方向(又は、他の通信システムユーザが同じメディアタイプを同時に送信している場合であれば、多方向)の会話に参加することが可能である。同様に、ユーザ32からストリーミング(104)されるメディアタイプと、第2の通信システムユーザから受信されるメディアタイプとが、両方ともビデオデータを含む場合、ユーザ32からメディアデータをストリーミング(104)することは、ストリーミングメディアと受信された送信とを組み合わせてビデオ会議とすることを含んでよい。
ほぼ同様に、第2の通信システムユーザからの送信を受信(112)することが、メディアデータをストリーミング(104)することと時間的に重なってよい一実施形態では、メディアデータをポスト(106)することは、メディアデータと、第2の通信システムユーザからの送信とを、共有仮想空間内の組み合わせメディアデータポストとしてポスト(106)することを含んでよい。例えば、ストリーミングメディアデータと、第2の通信システムユーザからの送信とを組み合わせて、単一の多方向会話(又は交換)とすることとほぼ同様に、ユーザ32からのメディアデータに関連付けられたポスト、及び第2の通信システムユーザからの送信に関連付けられたポストは、ユーザ32からのメディアデータと第2の通信システムユーザからのメディアデータとの組み合わせコンテンツを含む単一ポストを含んでよい。一実施形態では、ユーザ32からの組み合わせメディアデータと第2の通信システムユーザからの送信とを含むポストは、このポストが、ユーザ32からのコンテンツと第2の通信システムユーザからのコンテンツとの両方を含むことを示す関連付けられたインジケータ(例えば、タグなどのメタデータ)を含んでよい。
更に図5を参照すると、一実施形態では、通信プロセス10は、通信システムから複数のメディアアイテムを受信(200)してよい。この複数のメディアアイテムは、少なくともオーディオメディアアイテム及びビジュアルメディアアイテムを含んでよい。通信プロセス10は又、オーディオメディアアイテムの時間順序表示とビジュアルメディアアイテムの時間順序表示とを含むユーザインタフェースを提供(202)してよい。通信プロセス10は又、オーディオメディアアイテムにアクセス(204)してよく、これは、オーディオメディアアイテムの表示を基準にしてビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることを含む。通信プロセス10は更に、ビジュアルメディアアイテムにアクセス(206)してよく、これは、これは、オーディオメディアアイテムの表示と無関係に、ビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることを含む。
例えば、既に大まかに述べたように、実施形態によっては、通信システムは、システムのユーザ同士が、様々なメディアタイプを使用し、様々な時間的領域において相互作用を行うことを可能にしてよい。例えば、ユーザらは、オーディオクリップ、ボイスメッセージ、複数ユーザ間の相互作用的会話などのようなオーディオメディアタイプを介して相互作用を行ってよい。同様に、ユーザらは、ビジュアルメディア通信を介して相互作用を行ってよく、ビジュアルメディア通信は、例えば、スチルイメージ、アニメーションイメージ、ビデオクリップ、複数ユーザ間のビデオ会議、テキストメッセージ又はテキストポスト、ドキュメント、地図、図面などを含んでよい。更に、各種実施形態によれば、メディアアイテムは、ストリーミングメディアアイテム(例えば、これは、ユーザ間の低遅延且つ/又はリアルタイム又は近リアルタイムの通信を可能にしてよい)、並びにメディアファイル送信として、ユーザ間で送信されてよい。通信システムの1人のユーザから他の1人以上のユーザに、各種メディアアイテムが送信されてよい。従って、通信プロセス10は、通信システムから複数のメディアアイテムを受信(200)してよい。複数のメディアアイテムは、少なくともオーディオメディアアイテム及びビジュアルメディアアイテムを含んでよい。
一実施形態では、オーディオメディアアイテムは、通信システムのチャネルに関連付けられた1人以上のユーザによるそれぞれのオーディオ送信に対応する複数のオーディオセグメントを含んでよい。例えば、各オーディオセグメントは、通信システムのユーザ(例えば、ユーザ32)に送信され、通信プロセス10によって受信(200)される独立したボイスメッセージ又はオーディオメディアファイルを含んでよい。更に、上述のように、実施形態によっては、オーディオメディアアイテムは、複数ユーザ間の相互作用的会話に関連付けられたオーディオを含んでよい。そのような実施形態では、オーディオセグメントの少なくとも一部分が、マルチパーティ会話に対応してよい。例えば、マルチパーティ会話は、ボイスオーバIP又は他のオーディオテレフォニー機能を提供しうる通信システムを使用するパーティ間で行われるマルチパーティ会話を含んでよい。マルチパーティ会話に関連付けられた各オーディオセグメントは、マルチパーティ会話の各参加者によって生成されるオーディオを含んでよい。例えば、会話の参加者が発話するたびに、オーディオセグメントが生成されてよく、通信プロセス10によって受信(200)されてよい。
実施形態によっては、個々のオーディオセグメントは、少なくとも部分的には、オーディオメディア内に作成されたオーディオ「余白」に基づいてよい。例えば、ボイスメッセージ(又は他のオーディオメディア)の作成中に、ユーザ32は、閾値時間より長い時間にわたって休止する(又は別の方法で、通信プロセス10によって受信(200)されるオーディオ信号、例えば音量、を減らす)ことによってオーディオ「余白」を作成してよい。通信プロセス10は、そのような余白の検出に基づいて、オーディオメディアをセグメント化してよい。即ち、通信プロセス10は、余白に先行するオーディオメディアに対応する第1のオーディオセグメントを受信(200)し、余白の後に続くオーディオメディアに対応する第2のオーディオセグメントを受信(200)してよい。ほぼ同様に、(例えば、通信プロセス10によって、ボイスオーバIP又は他のテレフォニーを介して提供されてよい)2人以上のユーザの間のマルチパーティ会話の間は、どのオーディオセグメントも2人以上の作成者を含んでよく、例えば、2人のユーザが同時に発話する場合には、第2のユーザは、第1のユーザが発話を停止してから、閾値余白時間より短い間に発話を開始する。従って、通信システム10は、第1のユーザ及び第2のユーザの両方が作成者であるオーディオセグメントを含むオーディオメディアを受信(200)してよい。更に、第2のユーザの発話後に、第1のユーザ及び第2のユーザの両方(並びに、マルチパーティ会話に参加している他の任意のユーザ)が、閾値余白時間以上の時間にわたって無言のままであってよい(且つ/又は、生成するオーディオ信号を絞ってよい)。そのような実施形態では、閾値余白時間後にユーザが発話を開始すると、通信プロセス10は、1人以上の作成者を含んでよい別のオーディオセグメントを受信(200)してよい。
一実施形態では、マルチパーティ会話は、進行中のマルチパーティ会話を含んでよい。従って、オーディオメディアアイテムの少なくとも一部分が、進行中のマルチパーティ会話からのオーディオセグメントを含んでよい。会話は進行中の会話を含んでよい為、会話の参加者らが互いに発話し続けるにつれて、通信プロセス10は、進行中の会話の現在の状態に関連付けられたオーディオセグメントを含む追加のメディアアイテムを受信(200)してよい。既に大まかに述べたように、様々なオーディオセグメントが、作成者ごとに受信(200)されてよく(例えば、異なるユーザが発話するか別の方法でオーディオメディアを作成するたびに別のオーディオセグメントが作成されてよく)、或いは、余白ごとに受信(200)されてよい(例えば、閾値余白時間以上のオーディオ余白が発生するたびに別のオーディオセグメントが作成される)。
通信プロセス10は又、オーディオメディアアイテムの時間順序表示とビジュアルメディアアイテムの時間順序表示とを含むユーザインタフェースを提供(202)してよい。例えば、更に図6を参照すると、通信プロセス10は、ユーザインタフェース250を提供(202)してよい。ユーザインタフェース250は、オーディオトラック表示252を含んでよく、これは、オーディオメディアアイテムの時間順序表示を含んでよい。例えば、図示された実施形態では、オーディオトラック表示252は、オーディオ波形がその上に描かれたオーディオテープの断片として描かれている。図示されたユーザインタフェースでは、オーディオ波形は、通信プロセスによって受信(200)された個々のオーディオセグメントと相互に関係してよい。一実施形態では、ユーザ32は、1つ以上の現在表示されているオーディオセグメントよりも遅い時間に発生したオーディオセグメント、及び/又は、それより早い時間に発生したオーディオセグメントにアクセスする為に、オーディオトラック表示252をトラバースしてよい。
一実施形態では、ユーザ32は、オーディオトラック表示252を横方向にスクロールすることによってトラバースしてよく、例えば、スマートフォン12に関連付けられたタッチスクリーンディスプレイ上のオーディオトラック表示252の表現の端から端まで左右方向のスワイプジェスチャを実行することによってトラバースしてよい。一実施形態では、左から右へのスワイプジェスチャが、オーディオトラック表示252を左にスクロールして、ユーザ32が、より早い時間に発生したオーディオセグメントを閲覧することを可能にしてよい。ほぼ同様に、右から左へのスワイプジェスチャが、オーディオトラック表示252を右にスクロールして、ユーザ32が、より遅い時間に発生したオーディオセグメントを閲覧することを可能にしてよい。ユーザ32は、オーディオトラック表示252内に表示されたオーディオセグメントの表現を(例えば、タッチ、クリック等により)選択することにより、オーディオセグメントにアクセス(例えば、オーディオセグメントをリスン)してよい。更に、オーディオトラック表示252内の、関連付けられた作成時刻がより早い時刻であるオーディオセグメントをユーザ32が表示していてよいか、且つ/又は、そのオーディオセグメントにアクセスしていてよい状況では、ユーザ32は、「停止(stop)」ボタン254を選択してよい。「停止(stop)」ボタン254を選択すると、直近に受信(200)されたオーディオメディアアイテムを表示するように、オーディオトラック表示252がトラバースされてよい。ユーザ32が「停止(stop)」ボタン254を選択したときに通信プロセス10がストリーミングオーディオメディアを受信(200)していてよい状況では、通信プロセス10は、ストリーミングオーディオメディアのリアルタイム再生を開始する。当然のことながら、オーディオメディアアイテムの時間順序表示を提供する為に、様々な追加/代替の表示が実装されてよい。例えば、ユーザ32は、(オーディオトラック表示252で表された)記録済みオーディオメディアデータを再生しきる(例えば、選択されたオーディオメディアデータから最後に受信されたオーディオメディアデータにかけての、選択された部分から全ての記録済みオーディオメディアまでを再生する)ことを可能にすることだけで、オーディオメディアデータの直近部分に戻ることも可能であり、且つ/又は、オーディオトラック表示252を、直近に受信されたオーディオメディアデータまでトラバースすることが可能である。更に、オーディオメディアアイテムの再生及び/又はオーディオメディアアイテムへのアクセスに関する様々な追加/代替の制御機能(例えば、順方向又は逆方向のスキップ、早送り、巻き戻し等の制御機能)が提供されてよい。
一実施形態では、個々のオーディオセグメントは、オーディオトラック表示252において、時間順序で配列されてよく、その場合、個々のオーディオセグメントは、オーディオセグメントが作成された時刻に基づいて配列されてよい。オーディオセグメントのうちの1つ以上が、オーディオセグメントの作成と同時に通信プロセス10によって受信(200)されていなくてもよい一実施形態では、オーディオセグメントは、そのオーディオセグメントに関連付けられた作成時刻データに基づいて、オーディオトラック表示252に表示されているその他のオーディオセグメントとともに時間の順に配列されてよい。オーディオセグメントに関連付けられた作成時刻データは、オーディオセグメントに関連付けられたメタデータを含んでよい。オーディオセグメントを他のオーディオセグメントを基準に時間順序付けすることに、オーディオセグメントに関連付けられたメタデータを使用することに加え、実施形態によっては、通信プロセス10は、オーディオトラック表示252において現在選択されているオーディオセグメントに関連付けられたメタデータを表示してよい。例えば、通信プロセス10は、タグ256を表示してよく、タグ256は、例えば、オーディオセグメントの1人以上の作成者の識別情報、オーディオセグメントの継続時間、及びオーディオセグメントの作成時刻を含んでよい。タグ256は、追加及び/又は代替の情報を含んでよい。
ほぼ同様に、通信プロセス10は、ビジュアルメディアアイテムの時間順序表示を含むユーザインタフェースも提供(202)してよい。例えば、ユーザインタフェース250は、ビジュアルトラック表示258を含んでよい。ビジュアルトラック表示258は、個々のビジュアルメディアアイテムに基づく、且つ/又は、個々のビジュアルメディアアイテムを表す、複数のイメージを含んでよい。例えば、ビジュアルトラック表示258における各イメージは、ビジュアルトラック表示258内に収まるサイズにスケーリングされたビジュアルメディアアイテムを含んでよい。ビジュアルメディアアイテムがビデオメディアアイテム及び/又はアニメーション化されたビジュアルメディアアイテムを含んでよい一実施形態では、ビジュアルトラック表示258におけるイメージは、ビデオメディアアイテム又はアニメーション化されたビジュアルアイテムの最初のイメージのような代表的なイメージを含んでよい。他の代表的なイメージも、同様に用いられてよい。更に、オーディオメディアアイテムに関連付けられたユーザインタフェースに関する記載とほぼ同様に、ビジュアルメディアアイテムは、個々のビジュアルメディアアイテムのそれぞれの作成時刻に基づいて時間順序付けされた配列で、ビジュアルトラック表示258において配列されてよい。図示されていないが、各ビジュアルメディアアイテムは、関連付けられた作成者(ら)、作成時刻等、メタデータを含んでよい。実施形態によっては、メタデータ及び/又はメタデータに少なくとも部分的に基づく情報の少なくとも一部分が、ユーザインタフェース250内に表示されてよい。更に、これも、オーディオメディアアイテムに関する大まかな記載と同様に、ユーザ32は、現在表示されているビジュアルメディアアイテムより早い作成時刻及び/又は遅い作成時刻のビジュアルメディアアイテムにアクセスしてよく、例えば、ビジュアルトラック表示258に対して実行される左右方向のスワイプジェスチャによってアクセスしてよい。
通信プロセス10は又、オーディオメディアアイテムの表示に基づいてビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることを含めて、オーディオメディアアイテムにアクセス(204)してよい。例えば、上述のように、ユーザ32は、以前の時間のオーディオセグメントにアクセスする為にオーディオトラック表示252をトラバースしてよく、例えば、図示された例示的実施形態におけるオーディオトラック表示252の端から端まで、左から右のスワイプジェスチャを行うことにより、トラバースしてよい。更に、通信プロセス10は、例えば、以前の時間のオーディオメディアアイテムにアクセス(204)することを、オーディオトラックディスプレイ252内から、以前のオーディオメディアアイテムに関連付けられたオーディオ波形を選択することにより、行ってよい。一実施形態では、オーディオメディアアイテムにアクセス(204)することは、オーディオメディアアイテムの表示に基づいてビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることを含んでよい。例えば、ユーザ32が以前の時間のオーディオセグメントにアクセス(204)したことに対する応答として、通信プロセス10は、アクセス(204)されたオーディオメディアアイテムの作成時刻と少なくともほぼ一致しているであろう作成時刻を有する1つ以上のビジュアルメディアアイテムを、例えば、ビジュアルトラック表示258内に表示してよい。前述の例と合致するが、ユーザ32が以前の時間のオーディオセグメントをリスンすると、ほぼ一致する時間のビジュアルメディアアイテムが表示されてよい。実施形態によっては、オーディオメディアアイテムにアクセスすることは、ビデオメディアアイテムとは無関係にオーディオメディアアイテムにアクセスすることを含んでよい。即ち、実施形態によっては、ユーザ32は、ビジュアルトラック表示258及び/又はビジュアルトラック表示258内のアイテムの対応する順序付けを行うことなく、オーディオトラック表示252をトラバースしてよい。
上述のように、オーディオメディアアイテムは、実施形態によっては、進行中のマルチパーティ会話に関連付けられたオーディオセグメントを含んでよい。そのような実施形態では、オーディオメディアアイテムにアクセス(204)することは、進行中のマルチパーティ会話の以前の部分に関連付けられた1つ以上のオーディオセグメントにアクセスすることを含んでよい。更に、上述のように、通信プロセス10は、ビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けする(例えば、ビジュアルトラック表示258を順序付けする)ことにより、進行中のマルチパーティ会話の以前の部分とほぼ一致しているであろう(例えば、任意のほぼ一致するビジュアルメディアアイテムが受信(200)されていてよい程度まで一致しているであろう)作成時刻を有する1つ以上のビジュアルメディアアイテムを表示してよい。
一実施形態では、オーディオメディアアイテムにアクセス(204)することは、進行中のマルチパーティ会話の現在の部分に関連付けられたストリーミングオーディオシーケンスにアクセスすることを含んでよい。例えば、既に大まかに述べたように、ユーザ32は、以前の時間に関連付けられた1つ以上のオーディオセグメントにアクセスした後に、現在進行中のマルチパーティ会話に戻りたいか、且つ/又は、現在ストリーミング中のオーディオメディアアイテムにアクセスしたい場合がある。そのような状況では、ユーザ32は、「停止(stop)」ボタン254を選択してよい。ユーザ32が「停止(stop)」ボタン254を選択したことに対する応答として、通信プロセスは、現在ストリーミング中であって受信(200)中であるオーディオメディアアイテムを再生してよい。更に、既に大まかに述べたように、各オーディオセグメントは、オーディオセグメントの作成者、又は複数の作成者らの関連付けられた識別子を含んでよく、例えば、識別子は、タグ256、及び/又は他の好適なディスプレイによって表示されてよい。
上述のように、実施形態によっては、以前の時間のオーディオメディアアイテムにアクセス(204)することは、アクセスされているオーディオメディアアイテムとほぼ同じ時間枠で作成されたであろうビジュアルメディアアイテムを表示するように、ビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることを含んでよい。従って、ユーザ32は、アクセス(204)されている(例えば、リスンされている)オーディオメディアアイテムと時間的にほぼ一致するビジュアルメディアアイテムを閲覧することが可能である。実施形態によっては、ユーザ32は、オーディオメディアアイテムの再生を中断することなく、且つ/又は、通信プロセス10によって現在受信(200)されているオーディオメディアアイテムのストリーミングを中断することなく、既に受信されたビジュアルメディアアイテムを閲覧したい場合がある。一実施形態では、通信プロセス10は、オーディオメディアアイテムの表示とは無関係にビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることを含めて、ビジュアルメディアアイテムにアクセス(206)してよい。例えば、ユーザ32は、ビジュアルメディアアイテムの表示の順序付けを、例えば、ビジュアルトラック表示258の端から端まで実行される左右方向のスワイプジェスチャによって行ってよい。ビジュアルトラック表示258の端から端まで左右方向のスワイプジェスチャを実行することにより、(例えば、スワイプジェスチャの方向に応じて)より古い、又はより最近のビジュアルメディアアイテムをビジュアルトラック表示258に連続的に表示することにより、ビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることを含めて、ビジュアルメディアアイテムにアクセス(206)することを通信プロセス10に行わせることが可能である。一実施形態では、ビジュアルメディアアイテムにアクセス(206)することは、オーディオメディアアイテムの表示とは無関係であってよい。従って、通信プロセス10は、ビジュアルトラック表示258の端から端までのスワイプジェスチャに対する応答としてビジュアルメディアアイテムの表示を順序付けすることが可能である一方、オーディオトラック表示252に表示されるオーディオメディアアイテムは順序付けされなくてよい。実施形態によっては、ビジュアルトラック表示258をトラバースすることにより、オーディオトラック表示252(及び/又はオーディオトラック表示に表示されたオーディオメディアアイテム)の対応する順序付けが行われてよく、これによって、順序付けされたビジュアルトラック表示252に表示されたビジュアルメディアアイテムに関連付けられた少なくとも大まかな時間に対応するオーディオメディアアイテムが表示されてよく、且つ/又は、アクセス可能にされてよい。
一例示的実施形態では、ビジュアルメディアアイテムを受信(200)することは、受信されたビジュアルメディアアイテムの最短表示時間に少なくとも部分的に基づいてビジュアルメディアアイテムを表示(208)することを含んでよい。例えば、実施形態によっては、通信プロセス10は、複数のビジュアルメディアアイテムを比較的急速な連続で受信(200)してよい。例えば、通信システムのユーザが、何枚かのデジタルピクチャを短い時間枠で、例えばバーストで、撮影してよい。一実施形態では、デジタルイメージは、(例えば、イメージが撮影且つストリーミングされた速度に基づいて)通信システムによってストリーミングされてよく、且つ、比較的急速な連続で受信されてよい。状況によっては、イメージの受信(200)は、次のピクチャが(例えば、ビジュアルトラック表示258に)受信されるまでにユーザ32が個々のピクチャを閲覧する時間を持てないほど、高速で行われることがある。そのような状況では、ユーザ32は、ビジュアルトラック表示258を介してビジュアルメディアアイテムをトラバースすることが可能であってよい一方、通信プロセス10によって受信(200)されたイメージの枚数がユーザに認識されない可能性がある。これは、例えば、多数のピクチャが高速の連続で受信された為である。一実施形態では、通信プロセス10は、ビジュアルメディアアイテムが受信されたレートに無関係に、受信された各ビジュアルメディアアイテムを、受信されたビジュアルメディアアイテムの最短表示時間に少なくとも部分的に基づいて、表示(208)してよい。例えば、最短表示時間は、2秒の表示時間(又は、例えば、他のシステム又はユーザによって選択される表示時間)を含んでよい。従って、受信(200)された各ビジュアルメディアアイテムは、次のビジュアルメディアアイテムが表示されるまで、少なくとも2秒間にわたって表示されてよい。これは、例えば、ビジュアルメディアアイテムが受信されたレートに無関係であってよい。従って、ユーザ32は、次のビジュアルメディアアイテムが表示されるまでに、各ビジュアルメディアアイテムを少なくとも手短に閲覧することが可能であってよい。ユーザ32は、更に、個々のビジュアルメディアアイテム(例えば、デジタルピクチャ)が何枚受信(200)されたかをよりよく把握することが可能であってよく、且つ、ビジュアルトラック表示258を遡って更に様々なビジュアルメディアアイテムを閲覧するかどうかの決断を下すことがよりよく可能であってよい。
更に図7を参照すると、コンピューティング装置18が図示されている。この図ではコンピューティング装置18が示されているが、これは、例示を目的としたものに過ぎず、他の構成も可能である為、本開示の限定となることを意図したものではない。例えば、通信プロセス10の全体又は一部を実行することが可能な任意のコンピューティング装置が、図7におけるスマートフォン12の代わりに使用されてよく、このコンピューティング装置の例として、コンピューティング装置12、14、16が含まれてよく、これらに限定されない。
コンピューティング装置18は、マイクロプロセッサ600を含んでよく、マイクロプロセッサ600は、例えば、通信プロセス10用のデータを処理し、通信プロセス10用の命令/コードを実行するように構成されている。マイクロプロセッサ600は、記憶装置28と結合されてよい。上述のように、記憶装置28の例は、ハードディスクドライブ、テープドライブ、光学式ドライブ、RAID装置、NAS装置、ストレージエリアネットワーク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、及び全ての形態のフラッシュメモリ記憶装置を含んでよく、これらに限定されない。I/O制御装置602は、マイクロプロセッサ600を様々な装置と結合するように構成されてよく、例えば、キーボード604、マウス606、USBポート(図示せず)、及びプリンタポート(図示せず)と結合するように構成されてよい。ディスプレイアダプタ608は、ディスプレイ610(例えば、CRT又はLCDモニタ)をマイクロプロセッサ600と結合するように構成されてよく、ネットワークアダプタ612(例えば、イーサネットアダプタ)は、マイクロプロセッサ600をネットワーク20(例えば、インターネット又はローカルエリアネットワーク)と結合するように構成されてよい。
当業者であれば理解されるように、本開示は、方法(例えば、全部又は一部がコンピューティング装置18上で実行されるもの)、システム(例えば、コンピューティング装置18)、又はコンピュータプログラム製品(例えば、記憶装置28内でコード化されているもの)として実施されてよい。従って、本開示は、全体がハードウェアである実施形態、全体がソフトウェアである実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)、又は、ソフトウェア態様とハードウェア態様との組み合わせであって、本明細書では全部まとめて「回路」、「モジュール」、又は「システム」と称されてよい実施形態の形をとってよい。更に、本開示は、コンピュータで使用可能な記憶媒体(例えば、記憶装置28)上にあって、媒体内で具現化されている、コンピュータで使用可能なプログラムコードを有するコンピュータプログラム製品の形をとってよい。
任意の好適な、コンピュータで使用可能な、又はコンピュータ可読な媒体(例えば、記憶装置28)が利用されてよい。コンピュータで使用可能な、又はコンピュータ可読な媒体は、例えば、電子式、磁気式、光学式、電磁式、赤外線式、又は半導体式のシステム、装置、機器、又は伝搬媒体であってよく、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体のより具体的な例(非包括的一覧)として、1本以上のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、光学式記憶装置、インターネットやイントラネットをサポートしているような伝送媒体、又は磁気記憶装置などがあってよい。コンピュータで使用可能な、又はコンピュータ可読な媒体は又、プログラムが印刷される紙又は別の好適な媒体であってよく、これは、プログラムが(例えば、紙又は他の媒体の光学式走査によって)電子的に取り込まれ、コンパイルされ、解釈され、又は別の方法で好適に処理され、必要であればコンピュータメモリに記憶されることが可能な為である。本文書の文脈では、コンピュータで使用可能な、又はコンピュータ可読な媒体は、命令を実行するシステム、装置、又は機器によって使用されるか、これらと関連があるプログラムを格納、記憶、伝達、伝搬、又は搬送することが可能な任意の媒体であってよい。コンピュータで使用可能な媒体は、コンピュータで使用可能なプログラムコードが埋め込まれた、ベースバンド又は搬送波の一部としての伝搬データ信号を含んでよい。コンピュータで使用可能なプログラムコードは、任意の適切な媒体を使用して送信されてよく、そのような媒体として、インターネット、有線、光ファイバケーブル、RF等が含まれ、これらに限定されない。
本開示の動作を実行するコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標)、Smalltalk、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語で書かれてよい。しかしながら、本開示の動作を実行するコンピュータプログラムコードは、「C」プログラミング言語や同様のプログラミング言語のような従来の手続き型プログラミング言語で書かれてもよく、且つ/又は、JavaScript(登録商標)プログラミング言語やGroovyプログラミング言語のようなスクリプト言語で書かれてもよい。更に、コンピュータプログラムを書く際には、様々なアプリケーションプログラミングインタフェース(API)、及び/又は、Dojo又はGrails開発フレームワークのようなアプリケーション開発フレームワークを使用してよい。プログラムコードは、全部がユーザのコンピュータ上で実行されてよく、或いは、一部がユーザのコンピュータ上でスタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行されてもよく、或いは、一部がユーザのコンピュータ上で実行され、一部がリモートコンピュータ上で実行されてもよく、或いは、全部がリモートコンピュータ上又はサーバ上で実行されてもよい。後の方のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク/ワイドエリアネットワーク/インターネット(例えば、ネットワーク20)を通してユーザのコンピュータと接続されてよい。
本開示は、本開示の実施形態による方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート図及び/又はブロック図を参照して説明されている。当然のことながら、フローチャート図及び/又はブロック図の各ブロック、並びに、フローチャート図及び/又はブロック図のブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実施されてよい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ/特殊用途コンピュータ/他のプログラマブルデータ処理装置(例えば、コンピューティング装置18)のプロセッサ(例えば、プロセッサ600)に提供されてよく、これによって、これらの命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサ(例えば、プロセッサ600)によって実行されて、フローチャート及び/又はブロック図の1つ以上のブロックで指定された機能/動作を実施する手段を作成する。
これらのコンピュータプログラム命令は又、特定の様式で機能することをコンピュータ(例えば、コンピューティング装置18)又は他のプログラマブルデータ処理装置に命令してよいコンピュータ可読メモリ(例えば、記憶装置28)に記憶されてよく、これにより、コンピュータ可読メモリに記憶された命令によって、フローチャート及び/又はブロック図の1つ以上のブロックで指定された機能/動作を実施する命令手段を含む製品が生産される。
コンピュータプログラム命令は又、一連の動作ステップがコンピュータ(例えば、コンピューティング装置18)又は他のプログラマブルデータ処理装置上で実行されて、コンピュータに実装されたプロセスが生成されるように、コンピュータ又は他のプログラマブル装置にロードされてよく、これによって、コンピュータ又は他のプログラマブル装置で実行される命令は、フローチャート及び/又はブロック図の1つ以上のブロックで指定された機能/動作を実施するステップを提供する。
図中のフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施形態によるシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品の可能な実施態様のアーキテクチャ、機能性、及び動作を図示したものであってよい。この点において、フローチャート又はブロック図の各ブロックは、指定された1つ以上の論理機能を実施する為の1つ以上の実行可能命令を構成するモジュール、セグメント、又はコード部分を表すものであってよい。又、代替の実施態様によっては、ブロックに示された機能は、図示された順序以外の順序で実施されてもよいことに注意されたい。例えば、連続して図示されている2つのブロックは、実際には、関与する機能性に応じて、ほぼ同時に実行されてもよく、或いは、これらのブロックは、場合によっては、逆の順序で実行されてもよい。又、ブロック図及び/又はフローチャート図の各ブロック、並びに、ブロック図及び/又はフローチャート図のブロックの組み合わせは、指定された機能又は動作を実行する特殊用途のハードウェアベースシステム、又は、特殊用途ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実施されてよいことに注意されたい。
本明細書で使用されている用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、本開示の限定を意図したものではない。本明細書においては、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈と明らかに矛盾しているのでない限り、複数形も包含するものとする。更に、当然のことながら、本明細書で使用されている用語「備える(comprises)」及び/又は「備える(comprising)」は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を明記するものであるが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はこれらのものの集まりの存在又は追加を排除するものではない。
以下の特許請求の範囲における全ての手段又はステップ並びに機能要素の対応する構造物、材料、動作、及び等価物は、他の特許請求された要素との組み合わせで機能を実施する任意の構造物、材料、又は動作を、明確に特許請求されているものとして包含するものである。本開示の記載は、例示及び説明を目的として提示されており、包括的であることを意図しておらず、開示された形での開示に限定されるものでもない。当業者であれば、本開示の範囲及び趣旨から逸脱しない様々な修正及び変形が明らかであろう。本実施形態は、本開示の原理及び実際の応用を最もよく説明する為、並びに、他の当業者が、考えられる特定の用途に適合する様々な修正を有する様々な実施形態に関して本開示を理解できるようにする為に、選択及び説明されている。
以上、本出願の開示を、詳細に、且つ、本開示の実施形態を参照しながら説明してきたが、添付の特許請求の範囲で定義される、本開示の範囲から逸脱することなく修正及び変形が可能であることは明らかであろう。
10 通信プロセス
12、14、16 クライアント電子装置
18 サーバコンピュータ
20 ネットワーク
22、24、26、28 記憶装置
32、34、36 ユーザ

Claims (24)

  1. 1つ以上のコンピューティング装置により、通信システムから複数のメディアアイテムを受信するステップであって、前記複数のメディアアイテムは、少なくともオーディオメディアアイテム及びビジュアルメディアアイテムを含む、前記ステップと、
    前記1つ以上のコンピューティング装置により、前記オーディオメディアアイテムの時間順序表示と前記ビジュアルメディアアイテムの時間順序表示とを含むユーザインタフェースを提供するステップと、
    前記1つ以上のコンピューティング装置により、前記オーディオメディアアイテムの前記時間順序表示に基づいて前記ビジュアルメディアアイテムの前記時間順序表示を順序付けして表示するステップと、
    前記1つ以上のコンピューティング装置により、前記オーディオメディアアイテムの前記時間順序表示とは無関係に前記ビジュアルメディアアイテムの前記時間順序表示を順序付けして表示するステップと、
    を含む、コンピュータで実施される方法。
  2. 前記オーディオメディアアイテムは、前記通信システムのチャネルに関連付けられた1人以上のユーザによるそれぞれのオーディオ送信に対応する複数のオーディオセグメントを含む、請求項1に記載の、コンピュータで実施される方法。
  3. 前記オーディオセグメントの少なくとも一部分が、マルチパーティ会話に対応する、請求項2に記載の、コンピュータで実施される方法。
  4. 前記マルチパーティ会話は、進行中のマルチパーティ会話を含む、請求項3に記載の、コンピュータで実施される方法。
  5. 前記オーディオメディアアイテムにアクセスする前記ステップは、前記進行中のマルチパーティ会話の以前の部分に関連付けられた1つ以上のオーディオセグメントにアクセスすることを含む、請求項4に記載の、コンピュータで実施される方法。
  6. 前記オーディオメディアアイテムにアクセスする前記ステップは、前記進行中のマルチパーティ会話の現在の部分に関連付けられたストリーミングオーディオシーケンスにアクセスすることを含む、請求項5に記載の、コンピュータで実施される方法。
  7. 各オーディオセグメントは、前記オーディオセグメントの作成者の関連付けられた識別子を含む、請求項2に記載の、コンピュータで実施される方法。
  8. 前記ビジュアルメディアアイテムを受信する前記ステップは、受信されたビジュアルメディアアイテムの最短表示時間に少なくとも部分的に基づいて前記ビジュアルメディアアイテムを表示することを含む、請求項1に記載の、コンピュータで実施される方法。
  9. 通信システムから複数のメディアアイテムを受信するステップであって、前記複数のメディアアイテムは、少なくともオーディオメディアアイテム及びビジュアルメディアアイテムを含む、前記ステップと、
    前記オーディオメディアアイテムの時間順序表示と前記ビジュアルメディアアイテムの時間順序表示とを含むユーザインタフェースを提供するステップと、
    前記オーディオメディアアイテムの前記時間順序表示に基づいて前記ビジュアルメディアアイテムの前記時間順序表示を順序付けして表示するステップと、
    前記オーディオメディアアイテムの前記時間順序表示とは無関係に前記ビジュアルメディアアイテムの前記時間順序表示を順序付けして表示するステップと、
    を含む動作をロセッサに実行させる、コンピュータプログラ
  10. 前記オーディオメディアアイテムは、前記通信システムのチャネルに関連付けられた1人以上のユーザによるそれぞれのオーディオ送信に対応する複数のオーディオセグメントを含む、請求項9に記載のコンピュータプログラ
  11. 前記オーディオセグメントの少なくとも一部分が、マルチパーティ会話に対応する、請求項10に記載のコンピュータプログラ
  12. 前記マルチパーティ会話は、進行中のマルチパーティ会話を含む、請求項11に記載のコンピュータプログラ
  13. 前記オーディオメディアアイテムにアクセスする前記ステップは、前記進行中のマルチパーティ会話の以前の部分に関連付けられた1つ以上のオーディオセグメントにアクセスすることを含む、請求項12に記載のコンピュータプログラ
  14. 前記オーディオメディアアイテムにアクセスする前記ステップは、前記進行中のマルチパーティ会話の現在の部分に関連付けられたストリーミングオーディオシーケンスにアクセスすることを含む、請求項13に記載の、コンピュータプログラ
  15. 各オーディオセグメントは、前記オーディオセグメントの作成者の関連付けられた識別子を含む、請求項10に記載のコンピュータプログラ
  16. 前記ビジュアルメディアアイテムを受信する前記ステップは、受信されたビジュアルメディアアイテムの最短表示時間に少なくとも部分的に基づいて前記ビジュアルメディアアイテムを表示することを含む、請求項9に記載のコンピュータプログラ
  17. 少なくとも1つのプロセッサを備えるコンピューティングシステムであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    通信システムから複数のメディアアイテムを受信するステップであって、前記複数のメディアアイテムは、少なくともオーディオメディアアイテム及びビジュアルメディアアイテムを含む、前記ステップと、
    前記オーディオメディアアイテムの時間順序表示と前記ビジュアルメディアアイテムの時間順序表示とを含むユーザインタフェースを提供するステップと、
    前記オーディオメディアアイテムの前記時間順序表示に基づいて前記ビジュアルメディアアイテムの前記時間順序表示を順序付けして表示するステップと、
    前記オーディオメディアアイテムの前記時間順序表示とは無関係に前記ビジュアルメディアアイテムの前記時間順序表示を順序付けして表示するステップと、
    を実行するように構成された、コンピューティングシステム。
  18. 前記オーディオメディアアイテムは、前記通信システムのチャネルに関連付けられた1人以上のユーザによるそれぞれのオーディオ送信に対応する複数のオーディオセグメントを含む、請求項17に記載のコンピューティングシステム。
  19. 前記オーディオセグメントの少なくとも一部分が、マルチパーティ会話に対応する、請求項18に記載のコンピューティングシステム。
  20. 前記マルチパーティ会話は、進行中のマルチパーティ会話を含む、請求項19に記載のコンピューティングシステム。
  21. 前記オーディオメディアアイテムにアクセスする前記ステップは、前記進行中のマルチパーティ会話の以前の部分に関連付けられた1つ以上のオーディオセグメントにアクセスすることを含む、請求項20に記載のコンピューティングシステム。
  22. 前記オーディオメディアアイテムにアクセスする前記ステップは、前記進行中のマルチパーティ会話の現在の部分に関連付けられたストリーミングオーディオシーケンスにアクセスすることを含む、請求項21に記載のコンピューティングシステム。
  23. 各オーディオセグメントは、前記オーディオセグメントの作成者の関連付けられた識別子を含む、請求項18に記載のコンピューティングシステム。
  24. 前記ビジュアルメディアアイテムを受信する前記ステップは、受信されたビジュアルメディアアイテムの最短表示時間に少なくとも部分的に基づいて前記ビジュアルメディアアイテムを表示することを含む、請求項17に記載のコンピューティングシステム。
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