JP4415799B2 - 無線通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信端末に関し、たとえば、テレビ電話機能付携帯電話機などの無線通信端末に関する。
従来より、通話中の会話を録音できる「録音機能」を備えた携帯電話機が知られている(たとえば、特許文献1参照。)。録音機能とは、通話中の会話をデジタルデータに変換して、携帯電話機内部のメモリに保存するというものである。この機能を活用することにより、筆記具を持ち歩く必要がなくなる。
特開平6−54086号公報
しかしながら、従来の「録音機能」は、通話中の会話を携帯電話機内部のメモリに録音するというものであり、その録音時間は、もっぱら携帯電話機内部のメモリ容量に依存するため、しばしば、録音中にメモリフルの状態となってしまうことがあり、途中で録音を断念せざるを得なくなるという問題点がある。
また、上記の「録音機能」は、通話中の会話、つまり“音声”を録音するものであるが、今日の携帯電話機は、動画を撮影しながら通話を行うことも可能な機種も存在し、この機種同士で、いわゆる「テレビ電話」的な利用をすることができるようになっている。
こうしたテレビ電話対応の携帯電話機においても、通話中のテレビ電話を記録(音声と映像の記録、以下、単に録画という。)する要求はあり得るので、上記の「録音機能」を発展させて、音声のみならず、動画も一緒に記録する「録画機能」とすることが考えられるが、動画のデータ量は、たとえ、適切な圧縮技術を用いたとしても、音声のそれよりも遙かに膨大であるから、携帯電話機内部にきわめて大きなメモリ容量を必要とする上、長時間の録画や録画を繰り返した場合には、かかる大容量メモリであっても、すぐにメモリフルの状態になってしまうという問題点がある。
そこで、本発明の目的は、通話中の録音データ又は録画データをネットワーク上の記憶要素に保存できるようにすることにより、端末内部のメモリ容量を圧迫しない無線通信端末を提供することにある。
請求項1記載の無線通信端末は、所定の無線通信媒体を介して他の通信端末との間で音声データ又は音声データを含む動画データを送受信する第一通信手段と、前記の音声データ又は動画データに含まれる音声データを再生して拡声すると共に入力された音声を前記の音声データに変換する音声入出力手段と、前記の動画データを可視画像に再生して表示する表示手段と、前記の無線通信媒体と異なる他の無線通信媒体を介してネットワーク上のサーバにアクセスする第二通信手段と、前記第二通信手段を介してアクセスするネットワーク上のサーバを、いくつかの選択肢の中からユーザに選択させる選択手段と、前記第一通信手段を介して送受信される音声データ又は音声データを含む動画データを前記第二通信手段から前記選択手段によって選択させたネットワーク上のサーバにアップロードするアップロード手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の無線通信端末は、請求項1記載の無線通信端末において、前記第二通信手段から前記ネットワーク上のサーバにアクセスして、既にアップロードされている音声データ又は音声データを含む動画データをダウンロードするダウンロード手段と、前記ダウンロード手段によってダウンロードされた音声データを前記音声入出力手段に出力し、また、動画データが含まれている場合には、その動画データを前記表示手段に出力するデータ出力手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項3記載の無線通信端末は、請求項記載の無線通信端末において、前記選択肢の一つは、前記第二通信手段によって行われるネットワーク上のサーバへのアクセスを禁止するものであることを特徴とする。
請求項記載の無線通信端末は、請求項1記載の無線通信端末において、前記表示手段は、前記アップロード手段に対するアップロードの開始の指示と停止の指示を行うためのコントロール部品を表示することを特徴とする。
請求項1記載の無線通信端末によれば、他の通信端末との間で音声通話又は動画を含む音声通話を行う際に、その通話と並行して、それらの音声又は動画のデータがネットワーク上のサーバにアップロードされる。このため、当該サーバ自身又はサーバに接続された記憶装置内に、そのアップロードデータを蓄積保存できるようにしておけば、無線通信端末のメモリ容量を圧迫することなく、音声の録音機能又は動画の録画機能を外部付加的に実現することができる。また、ネットワーク上の録音先又は録画先を選択することができ、たとえば、無線通信端末の使用場所(出先又は家庭等)に適合した録音先又は録画先とすることができる。
請求項2記載の無線通信端末によれば、ネットワーク上のサーバに既にアップロード済の音声データ(録音データ)又は音声を含む動画データ(録画データ)を無線通信端末にダウンロードして再生することができる。
請求項3記載の無線通信端末によれば、ユーザの希望により、ネットワーク上のサーバへのアクセスを禁止することができ、不要な録音又は録画を行わないようにすることができる。
請求項記載の無線通信端末によれば、表示手段の表示を見ながらアップロード、つまり、録音や録画の開始の指示と停止の指示を行うことができ、必要な部分だけの録音又は録画を行うことができる。
以下、本発明の実施例を、テレビ電話対応の携帯電話機を例にして、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
図1は、本実施形態の全体的なシステム構成図である。この図において、携帯電話機100、200は、それぞれ最寄りの基地局301、302と、それらの基地局301、302の間を接続する電話回線網303とを介して一方から他方を呼び出して相互に音声による会話が可能な無線による通信端末である。
これらの携帯電話機100、200は、かかる音声通話の機能を備えるほか、さらに、動画を撮影しながら、音声データと一緒にその動画データを相互にやり取りすることができる、いわゆるテレビ電話機能を備えており、必要に応じて、これらの機能(音声通話機能/テレビ電話機能)を選択的に実行することができるものである。
携帯電話機100、200と基地局301、302との間は、所定周波数帯(たとえば、800MHz帯や1.5GHz帯)の無線通信媒体を用いた小ゾーン(セル)方式で接続されている。小ゾーン方式とは、多数の基地局(図示の基地局301、302はその一部)を設けて、それらの連携により広範囲をカバーする方法である。各基地局がカバーする範囲をセルという。我が国の携帯・自動車電話の場合のひとつひとつのセルは半径2〜数Km程度で、他のセルへ移動した場合でも、自動的に追尾接続を行うことができるようになっている。
このように、携帯電話機100、200は、基本的な通信機能(以下「主通信機能」という)として、小ゾーン(セル)方式の無線通信機能を備えているが、この主通信機能に加えて、さらに、副通信機能として、たとえば、ブルートゥースや無線LANなどの近距離無線通信機能を備えている。
ブルートゥース(Bluetooth)とは、携帯電話、ノートパソコン、携帯情報端末などのモバイル機器やその他、種々の電子機器同士をケーブルの代替として近距離の無線でつなぐ通信規格のことである。ブルートゥースを使用すると、様々なコンピュータ機器と通信機器をケーブルを使用することなく「ワイヤレス」で近距離データ通信をすることができる。“近距離”とは、現状の仕様では10m以内とされている。近距離の無線技術としては、これ以外にも、IrDA(Infrared Data Association)という赤外線を使った無線データ通信が知られているが、直進性の高い赤外線を利用するために機器同士のポート部を向かい合わせないと通信できなかったり、少しでも機器の位置がずれると通信が途絶えてしまうということで、実際はあまり使われていないのが実情である。ブルートゥースの場合は、間に障害物があっても(例えば隣の部屋など)所定距離以内であれば通信することができる。
無線LANも、「無線電波」を用いて「近距離のデータ通信」を行う点で、ブルートゥースと類似する。さらに、ブルートゥースと同様に障害物があっても(例えば隣の部屋など)所定距離以内であれば通信することができる点で共通する。
本実施形態における「副通信機能」は、「主通信機能」と共存することができ、且つ、所定距離以内であれば間に壁などの障害物が存在していても、また、ポート同士を対向させることなく、所定のネットワークに自由にアクセスすることができるもののことをいい、特に限定しないが、以下の説明においては、その副通信機能の典型例を上記のブルートゥース又は無線LANとする。
さて、図示の携帯電話機100、200のうち、少なくとも一方の携帯電話機200は、上記の二つの無線通信機能(主通信機能と副通信機能)を備えていなければならない。このように二つの無線通信機能(主通信機能と副通信機能)を備えた携帯電話機200は、主通信機能を利用して、携帯電話機100や他の携帯電話機又は一般加入電話機との間で音声による通話を行うことができ、さらに、携帯電話機100との間でテレビ電話による音声と動画のやり取りを行うことができる他、適宜に副通信機能を利用して、アクセスポイント400に接続し、そのアクセスポイント400につながるネットワーク401を経由して、所定のサーバ402にアクセスすることができる。携帯電話機200は、発明の要旨に記載の「無線通信端末」に相当し、携帯電話機100は、同要旨に記載の「他の通信端末」に相当する。
ここで、アクセスポイント400は、上記の副通信機能がブルートゥースである場合はブルートゥース対応のアクセスポイントであり、又は無線LANであれば無線LAN対応のアクセスポイントである。また、ネットワーク401は、パケット通信方式の汎用ネットワークであり、たとえば、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のプライベートネットワークであってもよいし、広域ネットワーク(インターネット網など)を含む複合的なネットワークであってもよい。いずれのネットワーク構成であっても、そのネットワーク上に存在するサーバ402に対して、アクセスポイント400からシームレスに接続できるようになっていればよい。
サーバ402には、記憶装置403が接続されており、このサーバ402は、携帯電話機200のユーザに対して、専用のデータ保存サービスを提供する。データ保存サービスとは、携帯電話機200から適宜にアップロードされる音声を含む動画データ(テレビ電話の録画データ)を蓄積保存するサービスのことである。このサービスを受けるためには、予め携帯電話機200のユーザ名等の個人情報(ログイン情報)をサーバ402に登録しておく必要がある。
サーバ402は、この登録により、携帯電話機200のユーザ専用のファイルディレクトリを記憶装置403内に確保する。そして、携帯電話機200からログイン要求があったときには、ログイン情報の認証を行って登録済の正規のユーザであると認証された場合に、そのユーザのファイルディレクトリに、アップロードされたテレビ電話の録画データ404を蓄積保存し、アップロードの完了後、録画データ404の圧縮処理を行い、以降、必要に応じて行われる携帯電話機200からの録画データの再生要求を待ち、当該要求があったときには、ユーザ認証を経てから、要求された録画データ404をファイルディレクトリから読み出して、当該携帯電話機200宛てにダウンロードする。
図2は、携帯電話機200のブロック図である。この図において、携帯電話機200は、主通信機能用のアンテナ201及び第一通信部202(第一通信手段)と、副通信機能用のアンテナ203及び第二通信部204(第二通信手段)と、レンズ等の光学系205を含む動画撮影用のカメラ部206と、バッテリ207を含む電源部208と、制御部209(アップロード手段、ダウンロード手段、データ出力手段)と、液晶表示パネル等の表示部210及び表示制御部211(表示手段)と、マイク212やスピーカ213及び音声入出力部214(音声入出力手段)と、各種の操作ボタンを含む操作部215と、制御プログラム等を格納する不揮発性半導体メモリ(以下「ROM」)216と、ワークメモリ用の揮発性半導体メモリ(以下「RAM」)217とを備える。なお、電源部208に接続されているACアダプタ218は、必要に応じて自宅などでバッテリ207を充電するために用いられるものである。
主通信機能用のアンテナ201は、たとえば、図1に示すように、携帯電話機200の折り畳み式本体の上端から一部が突き出しており、また、副通信機能用のアンテナ203は、携帯電話機200の折り畳み式本体の下端から一部が突き出しているが、これに限定されない。折り畳み式本体の内部に実装された(したがって、外部から見えない)ものであってもよい。
この携帯電話機200は、制御部209の統括的制御により、他の電話機(図1の携帯電話機100など)との間の音声通話、又は、テレビ電話機能を利用した通話を行うことが可能である。すなわち、制御部209は、ROM216からRAM107に読み出された所要の制御プログラムを実行して、他の電話機からの着信待ちの状態とし、他の電話機からの呼び出しがあると、操作部215からのボタン操作信号(この場合はオンフック操作)に応答して、当該他の電話機との間で呼を確立した後、当該他の電話機との間の音声通話、又は、テレビ電話機能を利用した通話を制御する。あるいは、着信待ちの状態で、操作部215からのボタン操作信号(ダイアルボタン操作とオンフック操作)を受け取ると、そのダイアルボタン操作で指定された端末番号の他の電話機を呼び出す発呼制御を行い、以降、上記と同様に、当該他の電話機との間で呼を確立した後、当該他の電話機との間の音声通話、又は、テレビ電話機能を利用した通話を制御する。
ここで、音声通話とは、マイク212とスピーカ213を用いて、相手の電話機との間で主通信機能を利用した“音声のみ”による通話を行うことをいい、この音声通話の場合、カメラ部206は動作しない。これに対して、テレビ電話機能を利用した通話の場合は、相手の電話機との間で主通信機能を利用した“音声”による通話を行うのと並行して、互いのカメラ部206で撮影されているリアルタイムな“動画”もやり取りする。すなわち、表示部210に映し出された動画像(相手の姿像と必要であれば自分自身の姿像)をモニターしつつ、マイク212とスピーカ213を用いた音声の会話を行う。この場合、主通信機能を利用したデータの送受信は“音声を含む動画”である。
さて、本発明の課題は、「通話中の録音データ又は録画データをネットワーク上の記憶要素に保存できるようにすることにより、端末内部のメモリ容量を圧迫しない無線通信端末を提供する」ことにある。通話中の録画データとは、テレビ電話機能を利用した通話を行う際に、主通信機能によって他の電話機との間でやり取りされる“音声を含む動画”のことである。
また、ネットワーク上の記憶要素とは、サーバ402に接続されている記憶装置403のことであり、より正確には、この記憶装置403の内部に確保されている、携帯電話機200のユーザ専用のファイルディレクトリのことである。
図3は、携帯電話機200の制御部209で実行される制御プログラムのフローチャートを示す図である。この制御プログラムは、通話中の録画データをネットワーク上の記憶要素に保存するためのものであり、以下、便宜的に「端末側におけるテレビ電話の録画制御プログラム」ということにする。
図4は、サーバ402で実行される制御プログラムのフローチャートを示す図である。この制御プログラムは、上記の「端末側におけるテレビ電話の録画制御プログラム」と協調して、携帯電話機200から送られてきた録画データを記憶装置403に蓄積保存するためのものであり、以下、便宜的に「サーバ側におけるテレビ電話の録画制御プログラム」ということにする。
まず、「端末側におけるテレビ電話の録画制御プログラム」を説明する。このプログラムでは、最初に、テレビ電話の開始であるか否かを判定する(ステップS11)。そして、テレビ電話の開始でなければプログラムを終了し、テレビ電話の開始であれば、次に、副通信機能(アンテナ203と第二通信部204)を用い、ネットワーク401上のサーバ402にアクセスしてログイン処理を行い(ステップS12)、ログイン成立か否かを判定する(ステップS13)。そして、ログイン不成立(認証不可又はアクセスポイント400から離れすぎている)の場合はプログラムを終了し、ログイン成立の場合は、次に、通話中の録画データ404を、副通信機能(アンテナ203と第二通信部204)を介してネットワーク401上のサーバ402に送出する(ステップS14)。そして、テレビ電話の終了を待ち(ステップS15)、テレビ電話を終了すると、ネットワーク401上のサーバ402に対して録画データ404の圧縮指令を送出(ステップS16)した後、ログオフ処理(ステップS17)を経てプログラムを終了する。
次に、「サーバ側におけるテレビ電話の録画制御プログラム」を説明する。このプログラムでは、最初に、端末(携帯電話機200)からのログインを待ち(ステップS21)、ログインがあると、その端末(携帯電話機200)のユーザ認証を行う(ステップS22)。ユーザ認証とは、たとえば、その端末(携帯電話機200)から送られてきた識別情報やパスワードの正否を判定する処理のことをいう。この認証により、正当なユーザであると判定された場合(ステップS23の“YES”)には、次に、そのユーザに割り当てられているファイルディレクトリを記憶装置403から選択する(ステップS24)。そして、携帯電話機200から送られてくる録画データ404を取り込み(ステップS25)、そのファイルディレクトリに蓄積保存するという動作を、携帯電話機200から録画データ404の圧縮指令が送られてくるまで(ステップS26の“YES”)継続的に実行し、携帯電話機200から録画データ404の圧縮指令が送られてくると、ログオフ処理を実行(ステップS27)した後、ファイルディレクトリ内に蓄積保存されている録画データ404を所定の圧縮アルゴリズム(たとえば、MPEG2など)で圧縮処理して上書き更新し(ステップS28)、再び、端末(携帯電話機200)からのログイン待ちの状態(ステップS21)に移行する。
以上の二つの制御プログラム(「端末側におけるテレビ電話の録画制御プログラム」と「サーバ側におけるテレビ電話の録画制御プログラム」)によれば、その協調動作により、以下の作用が得られる。すなわち、携帯電話機200と他の電話機・・・・少なくともテレビ電話対応のもの(たとえば、図1の携帯電話機100)・・・・との間で、テレビ電話を利用した通話を行うとき、そのテレビ電話中の録画データ404が携帯電話機200からネットワーク401上のサーバ402に送られ、記憶装置403に蓄積保存される。そして、テレビ電話の終了に伴って、記憶装置403に蓄積保存されている録画データ404が圧縮処理される。
したがって、テレビ電話の録画データ404を、携帯電話機200以外の記憶要素、つまり、ネットワーク401上の記憶装置403に蓄積保存することができるから、たとえ、長時間の録画や複数回の録画を行った場合でも、携帯電話機200のメモリ容量を圧迫しないという格別の効果が得られる。
図5は、携帯電話機200の制御部209で実行される他の制御プログラムのフローチャートを示す図である。この制御プログラムは、ネットワーク上の記憶要素に蓄積保存されている録画データ404を携帯電話機200にダウンロードして再生するためのものであり、以下、便宜的に「再生制御プログラム」ということにする。
このプログラムでは、まず、副通信機能(アンテナ203と第二通信部204)を用い、ネットワーク401上のサーバ402にアクセスしてログイン処理を行い(ステップS31)、ログイン成立か否かを判定する(ステップS32)。そして、ログイン不成立(認証不可又はアクセスポイント400から離れすぎている)の場合はプログラムを終了し、ログイン成立の場合は、次に、携帯電話機200のユーザ専用のファイルディレクトリに蓄積保存されている録画データのファイル一覧から希望するファイルを選択する(ステップS33)。そして、その選択指令に応答して、ネットワーク401上のサーバ402から送られてくる録画データ404を携帯電話機200に取り込み、所要のアプリケーションプログラム(動画再生プログラム)を実行して、ダウンロードした録画データ404を再生し(ステップS34)、再生完了を判定すると(ステップS35)、他のファイルの再生を行うか否かを判定し(ステップS36)、他のファイルの再生を行う場合には、再びファイル選択処理(ステップS33)を実行し、他のファイルの再生を行わない場合には、ログオフ処理(ステップS37)を経てプログラムを終了する。
したがって、この制御プログラムによれば、好きなときにネットワーク401上のサーバ402にアクセスして、記憶装置403に蓄積保存されている録画データ404(過去のテレビ電話の録画データ)を携帯電話機200にダウンロードして再生することができる。しかも、そのダウンロードデータ(録画データ404)はサーバ402で圧縮処理されたものであるから、この再生に際して必要とされる携帯電話機200のワークメモリ(RAM217)の容量は、少なくとも圧縮前の録画データ404をそのまま再生するときよりも少なくなるから、この点においても、携帯電話機200のメモリ容量を圧迫しないという格別の効果が得られる。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されず、その思想の範囲内において様々な変形例や発展例を包含することはもちろんであり、たとえば、以下のようにしてもよい。
図6は、携帯電話機200の設定メニュー画面の一部を示す図である。このメニュー画面は階層化された構造を有している。すなわち、「音設定」、「画面設定」、「一般設定」、「ネットワーク設定」、・・・・などの設定項目を含む上位メニュー画面501と、その「ネットワーク設定」の下層に位置し、「サービス」、「留守番電話」、「メール」、「着信拒否」、「テレビ電話録画」、・・・・などの設定項目を含む中位メニュー画面502と、その「テレビ電話録画」の下層に位置する下位メニュー画面503とを有している。
そして、下位メニュー画面503は、携帯電話機200を持ち運ぶ際のモバイル設定項目504(選択手段)と、携帯電話機200を家庭等で使用する際のホーム設定項目505(選択手段)と、これらの設定内容をキャンセルするためのキャンセルボタン506と、これらの設定内容を確定するための決定ボタン507とを備えている。
モバイル設定項目504には、モバイル(携帯)中にテレビ電話の録画を行うか否かの択一的コントロール(する/しない)504a、504bが設けられている。図示の例では、“する”コントロール504aが黒く塗りつぶされており、選択中であることを明示している。この設定にすると、この携帯電話機200をモバイル中にテレビ電話の通話を行った場合、最寄りのアクセスポイント(アクセスポイント400)を探索して、そのアクセスポイントが利用できるときには、当該アクセスポイントを介してネットワーク401上のサーバ402にアクセスするが、“しない”コントロール504bを選択しているときは、最寄りのアクセスポイント(アクセスポイント400)の探索を行わない。このため、不要な通信を行わないようにして、バッテリ207の延命化を図ることができる。
また、ホーム設定項目505には、テレビ電話の録画先を選択するためのいくつかのコントロール(図示の例ではホームネットワーク上のパソコンとインターネット上のサーバ、たとえば、インターネットサービスプロバイダのサーバ)505a、505bと、“しない”コントロール505cが設けられている。テレビ電話の録画を行う場合には、必要に応じてコントロール505a、505bのいずれかを選択し、テレビ電話の録画を行わない場合には、“しない” コントロール505cを選択する。モバイル設定項目504やホーム設定項目505の設定内容を変更した場合、その設定内容を確定するには決定ボタン507を押せばよく、やり直す場合や未確定とする場合にはキャンセルボタン506を押せばよい。
このような構成によれば、ホーム使用時において、テレビ電話の録画先を任意に選択することができる。たとえば、図示の例では、ホームネットワーク上のパソコン又はインターネットサービスプロバイダのサーバのいずれかを、テレビ電話の録画先として指定することができる。このため、たとえば、インターネットサービスプロバイダのサーバをテレビ電話の録画先として指定した場合には、以降、如何なる場所(但し、インターネットへの接続が可能な場所)であっても、自由にインターネットサービスプロバイダのサーバにアクセスして録画データをダウンロードし、携帯電話機200で再生することができる。
また、テレビ電話の録画先をホームネットワーク上のパソコンとした場合には、そのパソコンで録画データを編集することができ、不必要なシーンを取り除いたり、所望のフレームを静止画としてキャプチャしたりすることができる。あるいは、テレビ電話の録画先をインターネットサービスプロバイダのサーバとした場合に、ホームネットワーク上のパソコンからそのインターネットサービスプロバイダのサーバにアクセスできる環境であれば、パソコンに録画データをダウンロードすることにより、上記と同様に、そのパソコンで録画データを編集することができ、不必要なシーンを取り除いたり、所望のフレームを静止画としてキャプチャしたりすることができる。
図7は、携帯電話機200の表示部210の表示例を示す図である。この図において、表示部210には、テレビ電話中の画面が表示されている。この画面には、相手の姿を映し出すための大きめのメイン表示枠210aと、自分の姿を映し出すための小さめのサブ表示枠210bとが設定されており、携帯電話機200のユーザは、サブ表示枠210bを見ながら自分の姿が枠内に収まるように携帯電話機200(のカメラ部206)の向きを調整する。表示部210の下側には、現在のタイトル名が「録画」となっているボタン210c(コントロール部品)が表示されており、このボタン210cを押すことによって、テレビ電話の録画を開始できようになっている。また、このボタン210cは“トグル方式”のボタンであり、テレビ電話の録画を停止するときは、再びボタン210cを押せばよいようになっている。さらに、ボタン210cを押すたびに、そのタイトル名が「録画」と「停止」に切り替わるようになっており、録画から停止、又は、停止から録画へと直感的なボタン操作を行うことができるようになっている。
このようなボタン210cを設けることにより、テレビ電話の録画と停止をユーザの意思によって自発的に行うことができ、無駄な録画の実行を回避することができる。
なお、以上の説明では、通話中の録画データ、すなわち、“音声”と“動画”のデータをネットワーク401上の記憶要素(記憶装置403)に蓄積保存しているが、これに限定されない。“音声のみ”のデータ(録音データ)をネットワーク401上の記憶要素(記憶装置403)に蓄積保存するようにしてもよい。録画データを例にして説明した理由は、録音データに比べてデータ量が多く、それだけ携帯電話機200のメモリ容量の圧迫回避効果が大きいからである。
本実施形態の全体的なシステム構成図である。 携帯電話機200のブロック図である。 端末側におけるテレビ電話の録画制御プログラムのフローチャートを示す図である。 サーバ側におけるテレビ電話の録画制御プログラムのフローチャートを示す図である。 再生制御プログラムのフローチャートを示す図である。 携帯電話機200の設定メニュー画面の一部を示す図である。 携帯電話機200の表示部210の表示例を示す図である。
符号の説明
100 携帯電話機(他の通信端末)
200 携帯電話機(無線通信端末)
202 第一通信部(第一通信手段)
204 第二通信部(第二通信手段)
209 制御部(アップロード手段、ダウンロード手段、データ出力手段)
210 表示部(表示手段)
210c ボタン(コントロール部品)
211 表示制御部(表示手段)
212 マイク(音声入出力手段)
213 スピーカ(音声入出力手段)
214 音声入出力部(音声入出力手段)
401 ネットワーク
402 サーバ
504 モバイル設定項目(選択手段)
505 ホーム設定項目(選択手段)

Claims (4)

  1. 所定の無線通信媒体を介して他の通信端末との間で音声データ又は音声データを含む動画データを送受信する第一通信手段と、
    前記の音声データ又は動画データに含まれる音声データを再生して拡声すると共に入力された音声を前記の音声データに変換する音声入出力手段と、
    前記の動画データを可視画像に再生して表示する表示手段と、
    前記の無線通信媒体と異なる他の無線通信媒体を介してネットワーク上のサーバにアクセスする第二通信手段と、
    前記第二通信手段を介してアクセスするネットワーク上のサーバを、いくつかの選択肢の中からユーザに選択させる選択手段と、
    前記第一通信手段を介して送受信される音声データ又は音声データを含む動画データを前記第二通信手段から前記選択手段によって選択させたネットワーク上のサーバにアップロードするアップロード手段と、
    を備えたことを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記第二通信手段から前記ネットワーク上のサーバにアクセスして、既にアップロードされている音声データ又は音声データを含む動画データをダウンロードするダウンロード手段と、
    前記ダウンロード手段によってダウンロードされた音声データを前記音声入出力手段に出力し、また、動画データが含まれている場合には、その動画データを前記表示手段に出力するデータ出力手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  3. 前記選択肢の一つは、前記第二通信手段によって行われるネットワーク上のサーバへのアクセスを禁止するものであることを特徴とする請求項記載の無線通信端末。
  4. 前記表示手段は、前記アップロード手段に対するアップロードの開始の指示と停止の指示を行うためのコントロール部品を表示することを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
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