JP6370727B2 - 入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、透光性の基板の同じ面に複数の透光性の第1の電極層と第2の電極層が形成された入力装置に関する。
携帯用電子機器などには、静電容量を検知する入力装置が設けられており、この入力装置は、カラー液晶パネルなどの表示パネルの前方に重ねられて配置されている。
この種の入力装置は、透光性の基板に複数の透光性の電極層が形成されており、電極層は、第1の方向に接続されている第1の電極層と第2の方向に接続されている第2の電極層とを有している。第1の電極層と第2の電極層の一方の電極層に駆動電力が与えられると、他方の電極層から検知出力が得られ、指などが入力装置のどの箇所に接近しているのかを検知できるようになる。
この種の入力装置には、1つの基板の同じ表面に、第1の電極層と第2の電極層の双方が形成されて、基板数を減らして薄型化できるようにしたものがある。
この入力装置では、前記基板の表面に、第1の電極層に接続される第1の配線層(リード層)と、第2の電極層に接続される第2の配線層(リード層)とを形成することが必要になるが、第1の電極層が第1の方向で接続され、第2の電極層が第2の方向で接続されているため、第1の配線層を基板の第1の方向の縁部で引き回し、第2の配線層を基板の第2の方向の縁部で引き回すことが必要になる。基板の互いに直交する2つの辺に配線領域を形成すると、この配線領域が検知領域として機能しないデッド領域となる。また、表面パネルに入力装置が取り付けられる場合に、配線領域を加飾層で覆うことが必要になり、この加飾層を設ける分だけ表示パネルの表示領域が狭くなる課題があった。
特許文献1に記載されたタッチスクリーンパネルは、第2感知電極とこの第2感知電極をY方向に連続させる第2接続パターンとが一体に形成されている。第2接続パターンの両側にX方向に並ぶ第1感知電極が互いに独立して形成されており、第2接続パターンが絶縁層で覆われ、絶縁層の上に形成された第1接続パターンによって、X方向に隣接する第1感知電極どうしが互いに接続されている。第1感知電極には駆動パターンが接続されており、この駆動パターンは、第1感知電極と第2感知電極との間を通過し前記第1接続パターンの下側を通過してY方向へ引き出されている。
このタッチスクリーンパネルは、駆動パターンが第1接続パターンの下側を通過することで、第2感知電極に接続される駆動配線と、駆動パターンを介して第1感知電極に接続される駆動配線とを、基板のY方向に向く縁部にのみに引き出すことができる。
特許文献2に記載されたタッチパネルは、基板の表面に、X方向に並ぶ複数の第1の電極と第1の電極どうしを連結する第1の導線が一体に形成されている。それぞれの第1の電極に開口部が形成されており、開口部の内部に第2の電極が互いに独立して形成されている。第1の電極の上には絶縁層が形成され、この絶縁層の上に第2の導線が形成され、第2の導線によってY方向で隣り合う第2の電極層どうしが接続されている。
基板の表面には、Y方向に延びる導電セグメントが設けられて、それぞれの導電セグメントが第1の導線に接続されているが、接続すべきでない第1の導線と導電セグメントとの交差部では、第1の導線の表面に前記絶縁層が形成され、この絶縁層の上に形成された第3の導線を介して導電セグメントどうしが接続されている。
このタッチパネルでは、X方向に導通している第1の電極に接続された導電セグメントがY方向に延びているため、第1の電極に接続されるリード線と、第2の電極に接続されるリード線を、基板のY方向の縁部にのみ引き回すことができる。
特開2012−150782号公報 特開2013−143131号公報
特許文献1に記載されたタッチスクリーンパネルでは、第1感知電極から延びる駆動パターンが、第1感知電極と第2感知電極との間を通過している。隣接する第1感知電極と第2感知電極との間に駆動パターンを通過させるための間隔を空けなくてはならないため、第1感知電極および第2感知電極を小面積に形成するか、あるいは第1感知電極と第2感知電極の配置間隔を広く確保することが必要になる。その結果、感知電極の配置密度を高くできず、指などに対する位置検出の分解能が低下する。
また、特許文献1に記載されたタッチスクリーンパネルでは、第1感知電極から延びる駆動配線と、第2感知電極から延びる駆動配線とが、配線領域において互い違いに配置されることになる。その結果、配線領域において、第1感知電極から延びる駆動配線と第2感知電極から延びる駆動配線とが隣接して接近することになり、駆動配線の間の静電容量が大きくなって、配線領域が検知ノイズを発生する領域となりやすい。そのため、第1感知電極から延びる駆動配線と第2感知電極から延びる駆動配線の間に接地電位などに設定された配線ガード層を介在させることが好ましいが、この場合には、隣接する駆動配線の全ての間隔部に配線ガード層を配置することが必要になり、配線領域の構造が複雑になる。
特許文献2に記載されたタッチパネルは、Y方向に延びる導電セグメントが、X方向に隣り合う第1の電極の間を通過しているため、X方向に隣り合う第1の電極を、導電セグメントを通過させるために離して配置することが必要となり、特許文献1と同様に電極の密集配置が難しくなる。
また、第1の電極に形成された開口部の中に第2の電極を配置するという複雑な構造を採用しているため、第2の電極どうしを接続している第2の導線の数を、1つの第1の電極に対して2箇所ずつ設けることが必要になる。よって、電極数を多くすると第2の導線の数および第2の導線の下に形成される絶縁ブロックの数が多くなり、背後に設けられる表示パネルを表示したときに、多くの第2の導線と絶縁ブロックが目視されやすく目立つようになり、表示品質を損いやすい。
さらに、特許文献2に記載されたタッチパネルでは、第1の電極から延びる第1の周辺リード線と、第2の電極から延びる第2の周辺リード線が互いに逆向きに延び出ているため、これら周辺リード線の配線領域を基板の逆側の縁部に別々に設けることが必要となり、基板の無駄なスペースが広くなる。また、特許文献2において、第1の周辺リード線と第2の周辺リード線を基板の同じ側で配線しようとすると、第1の周辺リード線と第2の周辺リード線とが互い違いに配線されることになり、特許文献1と同様に、配線領域が検知ノイズを発生する領域となりやすい。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、基板の縁部での配線領域を減らして表示領域(入力領域)の面積を拡大できるようにし、しかも電極層の間に配線層を引き回す必要がなく、電極層を密集配置することが可能な入力装置を提供することを目的としている。
また、第1の電極層から延びる配線層と第2の電極層から延びる配線層とを、配線領域の別々の領域に配線することを可能にした入力装置を提供することを目的としている。
本発明は、透光性の基板に、透光性の導電材料で形成された第1の電極層と第2の電極層とが形成され、複数の前記第1の電極層が第1の方向に並び、複数の前記第2の電極層が第1の方向と交差する第2の方向に並んでいる入力装置において、
前記第1の電極層と前記第2の電極層のいずれか一方の電極層どうしを連結する連結部が前記透光性の導電材料で一体に形成され、前記連結部の上に第1の絶縁層と第1のブリッジ接続層が重ねて形成されて、前記第1のブリッジ接続層によって他方の電極層どうしが導通されており、
前記第1の電極層に配線通路が形成され、前記第2の電極層から延びる配線層が、前記配線通路内を通過しており、
前記第1の電極層を前記配線通路で区分した区分電極層と、前記配線層のいずれか一方の層が前記配線通路内で連続し、その連続部の上に第2の絶縁層と第2のブリッジ接続層が形成されて、前記第2のブリッジ接続層によって他方の層が導通されていることを特徴とするものである。
本発明の入力装置は、第2の電極層から延びる配線層が第1の電極層に形成された配線通路内を通過しているため、電極層と電極層との間に配線層を通過させる必要がなく、電極層の間隔を狭めることができ、入力装置の検知感度を高めることができる。
本発明の入力装置は、さらに、前記第1の電極層の前記区分電極層と、前記配線層との間に電極ガード層が設けられているものが好ましい。
また、本発明の入力装置は、前記第2の電極層にも前記配線通路が形成されて、前記第2の電極層から延びる前記配線層が、前記第1の電極層に形成された前記配線通路内と他の第2の電極層に形成された前記配線通路内を通過しており、
前記他の第2の電極層においても、前記配線通路で区分した区分電極層と、前記配線層のいずれか一方の層が前記配線通路内で連続し、その連続部の上に前記第3の絶縁層と前記第3のブリッジ接続層が形成されて、前記第3のブリッジ接続層によって他方の層が導通されているものとして構成できる。
本発明の入力装置は、例えば、前記第1の電極層と前記第2の電極層が、第1の方向と第2の方向の双方に対して傾く傾斜方向に並んでおり、前記配線層が前記傾斜方向に延びている。
この場合に、第1の方向に並ぶ複数の前記第1の電極層で形成された第1の電極列が第2の方向に間隔を空けて複数列設けられ、第2の方向に並ぶ複数の前記第2の電極層で形成された第2の電極列が第1の方向に間隔を空けて複数列設けられているものとなる。
本発明の入力装置は、前記第1の電極層から延びる配線層と、前記第2の電極層から延びる前記配線層が共に第1の方向へ延び、前記第1の電極層から延びる前記配線層が互いに隣接し、前記第2の電極層から延びる前記配線層が互いに隣接しているものが好ましい。
本発明の入力装置は、第1の電極層から延びる配線層と第2の電極層から延びる配線層を互い違いに配置する必要がなくなるため、第1の電極層から延びる配線層と第2の電極層から延びる配線層との間の静電容量を低下させることができ、配線領域から検知ノイズが発生するのを防止しやすくなる。
この場合に、本発明は、前記第1の電極層から延びる配線層が互いに隣接して配列している領域(i)と、前記第2の電極層から延びる配線層が互いに隣接して配列している領域(ii)との間に、配線ガード層が設けられていることが好ましい。
本発明の入力装置は、第2の電極層から延びる配線層が、第1の電極層の内部を通過しているため、隣接する電極層の間に配線通路を形成することが必要なくなり、電極層を接近させ密集させて配置することができる。そのため入力装置の感度を高め、操作面での検知分解能を高めることができる。
また、第1の電極層から延びる配線層と第2の電極層から延びる配線層を互い違いに配線する必要がなくなるため、配線領域で検知ノイズが発生するのを抑制できる。
本発明の実施の形態の入力装置を使用したタッチパネルの分解斜視図、 本発明の第1の実施の形態の入力装置の電極層の配置を示す平面図、 図2に示す入力装置をIII−III線で切断した拡大断面図、 図2に示す入力装置をIV−IV線で切断した拡大断面図、 本発明の第2の実施の形態の入力装置の電極層の配置を示す部分平面図、 本発明の第3の実施の形態の入力装置の配線層の引き出し状態を示す部分平面図、 本発明の変形例を示す第1の電極層の拡大平面図、
図1にタッチパネル1が示されている。タッチパネル1は、表面パネル2とその下に位置する本発明の入力装置10とから構成されている。
表面パネル2は、携帯用電話機、ナビゲーション装置、ゲーム装置、通信装置などの各種電子機器のケースの一部を構成している。表面パネル2はアクリル系などの透光性の合成樹脂材料やガラスで形成されており、表面パネル2の外部から機器内部を透視できる。
入力装置10は、透光性の基板11を有している。基板11はPET(ポリエチレン・テレフタレート)などの樹脂シートである。表面パネル2と入力装置10は、OCA(透明粘着性接着剤)を介して接着される。
入力装置10は、Y方向が第1の方向で、X方向が第2の方向である。図1と図2に示すように、入力装置10は、第1の方向(Y方向)の一方の縁部10y側にのみ配線領域Hが設けられており、配線領域H以外の領域が検知領域Sとなっている。電子機器のケース内には、カラー液晶パネルなどの表示パネル5が収納されており、表示パネル5の表示画面を、表面パネル2と入力装置10の検知領域Sを透して外部から目視することが可能である。よって、検知領域Sが表示領域でもある。
入力装置10は、第2の方向(X方向)に向く縁部10xに配線領域が形成されていないため、検知領域(表示領域)Sを、入力装置10のX方向に向く縁部10xへきわめて接近する位置まで広げることができ、配線のためのデッドスペースを無くすることができる。
図2に示すように、基板11の共通の表面に、第1の方向(Y方向)に延びる第1の電極列20と、第2の方向(X方向)に延びる第2の電極列30が形成されている。
第1の電極列20では、複数の第1の電極層21(21A,21B)と、第1の電極層21(21A,21B)をY方向に連結する(接続する)連結部22とが一体に形成されている、第1の電極列20はy1,y2,y3の3列設けられている。第1の電極層21(21A,21B)はy1,y2,y3の各列に沿ってY方向へ均等なピッチで規則的に配列するとともに、xa,xb,xc,xdの各列に沿ってX方向へも均等なピッチで規則的に配列している。第1の電極層21の数は入力装置10の面積に応じて選択される。
第1の電極層21(21A,21B)は、正方形(または菱形)であり、正方形の角部がX方向とY方向に向けられ、連結部22は、Y方向に隣接する第1の電極層21(21A,21B)の角部どうしを連結している。
第2の電極列30では第2の電極層31(31A,31B)が互いに独立して形成されている。第2の電極層31(31A,31B)は、x1,x2,x3の3列に沿ってX方向に向けて均等なピッチで規則的に配列するとともに、ya,yb,yc,ydの各列に沿ってY方向へも均等なピッチで規則的に配列している。X方向とY方向の各列の数は入力装置10の面積に応じて選択される。第2の電極層31(31A,31B)は正方形(または菱形)であり、各角部がX方向とY方向に向けられている。第1の電極層21(21A,21B)と第2の電極層31(31A,31B)の四角形の各辺の大きさは互いに一致している。
第1の電極列20と第2の電極列30がこのように形成されていると、第1の電極層21(21A,21B)と第2の電極層31(31A,31B)は、X方向とY方向の双方に傾斜するほぼ45度の傾斜方向に沿って隣接して交互に配列されることになる。また、正方形である第1の電極層21(21A,21B)の辺と第2の電極層31(31A,31B)の辺が、45度の傾斜方向において互いに平行に対向している。
第1の電極層21Aには、第1の配線通路23Aが形成され、第1の電極層21Bは第1の配線通路23Bが形成されている。第1の配線通路が形成されていない複数の第1の電極層を符号21で示している。y1列では、第1の電極層21Bと第1の配線通路を有しない複数の第1の電極層21とが連結部22を介してY方向に連結されている。y2列では、第1の電極層21Aと配線通路を有しない複数の第1の電極層21とが連結部22を介してY方向へ連結されている。
第2の電極層31Aには第2の配線通路33Aが形成され、第2の電極層31Bには第2の配線通路33Bが形成されている。第2の配線通路が形成されていない複数の第2の電極層が符号31で示されている。
y2列とxc列の交差部に位置する第1の電極層21Aでは、第1の配線通路23AがX−Y方向に対して45度の傾斜方向に沿って直線的に形成されている。第1の配線通路23Aは、第1の電極層21Aを斜め方向に均等に分割できるよう、中央部に形成されている。第1の電極層21Aは、第1の配線通路23Aによって2つの区分電極層24,24に分割されている。同様に、y1列とxb列の交差部に位置する第1の電極層21Bにも、その中央部を斜めに横断する第1の配線通路23Bが形成されており、第1の電極層21Bは、第1の配線通路23Bによって区分電極層25,25に分割されている。
x2列とyb列との交差部に位置している第2の電極層31Aでは、第2の配線通路33Aが傾斜方向に沿って直線的に延びている。第2の配線通路33Aは、第2の電極層31Aの中央部を斜めに横断している。第2の配線通路33Aによって、第2の電極層31Aが2つの区分電極層34,34に分割されている。x1列とya列の交差部に位置している第2の電極層31Bでは、第2の配線通路33Bが傾斜方向に延びる部分と第1の方向(X方向)へ延びる部分とを有して屈曲して形成されている。第2の配線通路33Bによって、第2の電極層31Bは、2つの区分電極層35,35に分割されている。
第1の電極列20を構成する第1の電極層21,21A,21Bおよび連結部22と、第2の電極列30を構成する第2の電極層31,31A,31Bは、同じ透光性の導電材料で形成されている。透光性の導電材料は、ITO(酸化インジウムスズ)層、銀ナノワイヤに代表される金属ナノワイヤ層、メッシュ状に形成された薄い金属層、あるいは導電性ポリマー層などで形成されている。
図3には、y3列の第1の電極列20とx1列の第2の電極列30との交差部の積層構造がIII−III矢視の断面図で示されている。
この交差部では、第1の電極列20の連結部22を覆う透光性の第1の絶縁層41が形成されており、第1の絶縁層41の上に第1のブリッジ接続層42が形成されている。第1のブリッジ接続層42によって、連結部22のX方向の両側に隣接する第2の電極層31どうしが接続されて導通されている。第1の電極列20と第2の電極列30の全ての交差部に、前記第1の絶縁層41と第1のブリッジ接続層42が形成されている。x1列では3個の第2の電極層31と第2の電極層31Bとが第1のブリッジ接続層42によってX方向に連結されている。x2列では3個の第2の電極層31と第2の電極層31Aとが第1のブリッジ接続層42によってX方向に連結されている。x3列では、4個の第2の電極層31が第1のブリッジ接続層42によってX方向に連結されている。
透光性の第1の絶縁層41はノボラック樹脂またはノボラック樹脂とアクリル樹脂とで構成されている。第1のブリッジ接続層42は、アモルファスのITO層の下地層の上に、Au(金)、Au合金、CuNi合金(銅・ニッケル合金)、Ni(ニッケル)などの導電性金属材料が重ねられ、さらに好ましくはアモルファスのITO層の保護層で覆われている。
第1の電極層21(21A,21B)と連結部22および第2の電極層31(31A,31B)がITO層で形成される場合には、これらを結晶性のITOで形成し、第1のブリッジ接続層42にアモルファスのITOを使用する。これにより、第1の電極層21(21A,21B)と連結部22および第2の電極層31(31A,31B)を構成する結晶性のITOと、第1のブリッジ接続層42を構成するアモルファスのITOとを選択してエッチングすることが可能になる。
なお、第1の電極列20と第2の電極列30との交差部において、第2の電極層31(31A,31B)とこの電極層どうしを連結する連結部とが同じ導電材料で一体に形成されてX方向に連続して形成され、第1の電極層21(21A,21B)が、前記連結部の両側に全て独立して形成されており、第2の電極層31(31A,31B)を連結する連結部の上に第1の絶縁層41と第1のブリッジ接続層42が形成されて、第1のブリッジ接続層42によって、Y方向に隣接する第1の電極層21どうしおよび第1の電極層21と第1の電極層21Aまたは21Bとがブリッジ接続されていてもよい。
図2に示すように、基板11のY方向の一端に形成された配線領域Hには、y1列の第1の電極層21から一体に延びる第1の配線層27aと、y2,y3列の第1の電極層21のそれぞれから一体に延びる第1の配線層27b,27cが形成されている。
また、配線領域Hには、第2の電極列30のそれぞれに導通する第2の配線層37a,37b,37cが形成されている。
図2に示すように、第2の配線層37aは、x1列とya列との交差部に位置する第2の電極層31Bと一体に形成されている。
第2の配線層37bは、x2列とyb列の交差部に位置する第2の電極層31Aと一体に形成されている。この第2の配線層37bは、y1列とxb列の交差部に位置する第1の電極層21Bに形成された第1の配線通路23Bの内部を通過し、さらにx1列とya列の交差部に位置する第2の電極層31Bの内部に屈曲して形成された第2の配線通路33Bの内部を通過して、図示上方の配線領域Hに至っている。
第2の配線層37cは、x3列とyc列の交差部に位置する第2の電極層31と一体に形成されている。この第2の配線層37cは、y2列とxc列の交差部に位置する第1の電極層21Aに形成された第1の配線通路23A内を通過し、x2列とyb列の交差部に位置する第2の電極層31Aに形成された第2の配線通路33Aを通過し、y1列とxb列の交差部に位置する第1の電極層21Bに形成された第1の配線通路23B内を通過し、さらに、x1列とya列の交差部に位置する第2の電極層31Bに形成された第2の配線通路33Bの内部を通過して配線領域Hに至っている。
第2の配線層37aは、x1列に位置する第2の電極列30を構成する全ての第2の電極層31(31B)と導通している。第2の配線層37bは、x2列の第2の電極列30を構成する全ての第2の電極層31(31A)と導通している。第2の配線層37cは、x3列に位置する第2の電極列30を構成する全ての第2の電極層31と導通している。
第2の配線層37a,37b,37cは、いずれも第2の電極層31(31A,31B)を構成する透光性の導電材料によって、第2の電極層31(31A,31B)と一体に形成されている。
図4には、y1列とxb列の交差部に位置する第1の電極層21Bの断面構造が示されている。
第1の電極層21Bは、第1の配線通路23Bによって、区分電極層25,25に二分されている。第1の配線通路23Bとその内部を通過する2本の第2の配線層37b,37cの上に第2の絶縁層43が形成され、その上に第2のブリッジ接続層44が形成されている。配線通路23Bで分割されている区分電極層25,25は第2のブリッジ接続層44によって接続されており、これにより第1の電極層21Bは全体が1つの電極層として機能できるようになっている。
同様に、y2列とxc列の交差部に位置する第1の電極層21Aにおいても、第1の配線通路23Aとその内部を通過する第2の配線層37cが第2の絶縁層43で覆われ、その上に形成された第2のブリッジ接続層44によって、区分電極層24,24が互いに導通されて、第1の電極層21Aの全体が1つの電極層として機能できるようになっている。
x2列とyb列の交差部に位置する第2の電極層31Aでは、第2の配線通路33Aとその内部を通過する第2の配線層37cが、第3の絶縁層45に覆われ、その上に形成された第3のブリッジ接続層46によって、区分電極層34,34が接続されている。x1列とya列の交差部に位置する第2の電極層31Bでも、第2の配線通路33Bとその内部を通過する第2の配線層37b,37cが第3の絶縁層45で覆われており、その上に形成された第3のブリッジ接続層46によって区分電極層35,35が互いに接続されている。
図4に示す第2の絶縁層43は、図3に示す第1の絶縁層41と同じ材料で同じ工程で形成されている。図4に示す第2のブリッジ接続層44は、図3に示す第1のブリッジ接続層42と同じ材料で同じ工程で形成されている。また、第3の絶縁層45も第1の絶縁層41と同じ材料で同じ工程で形成されており、第3のブリッジ接続層46も第1のブリッジ接続層42と同じ材料で同じ工程で形成されている。
入力装置10の製造工程は、基板11の表面にITOなどの透光性の導電材料が形成された素材が使用され、この導電材料がエッチングされて、第1の電極列20、第2の電極列30、第1の配線層27a,27b,27cおよび第2の配線層37a,37b,37cが形成される。
その後に、基板11上にノボラック樹脂とアクリル樹脂との樹脂層が形成され、フォトリソ工程で、第1の絶縁層41と第2の絶縁層43ならびに第3の絶縁層45が同時にパターニングされる。さらにブリッジ接続層用の積層体が形成され、エッチング工程によって、第1のブリッジ接続層42と第2のブリッジ接続層44ならびに第3のブリッジ接続層46が同時に形成される。
図2に示すように配線領域Hでは、第1の配線層27aから延長配線層28aが延びており、同様に第1の配線層27bと27cから延長配線層28b,28cが延びている。延長配線層28a,28b,28cは、第1の配線層27a,27b,27cを構成するITO層などの透光性の導電材料層の上に銀や銅などの低抵抗の金属層が積層されて形成されたものである。同様に、第2の配線層37a,37b,37cから延長配線層38a,38b,38cが延びている。延長配線層38a,38b,38cは、第2の配線層37a,37b,37cを構成するITO層などの透光性の導電材料層の上に銀や銅などの低抵抗の金属層が積層されて形成されたものである。
基板11の表面では、配線領域Hにコネクタ部やランド部などの接続部51が形成されており、延長配線層28a,28b,28cの端末部と延長配線層38a,38b,38cの端末部が接続部51に延びている。
図2に示すように、第2の配線層37cは、第1の電極層21Aと第2の電極層31Aと第1の電極層21Bおよび第2の電極層31Bの内部のそれぞれの配線通路を通過して、ya列と同じ位置に延び出ており、第2の配線層37bも、第1の電極層21Bと第2の電極層31Bの内部のそれぞれの配線通路を通過して、ya列と同じ位置に延び出ている。第2の配線層37a,37b,37cは、第1の配線層27a,27b,27cが延びる領域よりも右側に外れた領域で配線領域Hに延びることになる。そのため、第1の配線層27a,27b,27cと第2の配線層37a,37b,37cが互い違いに配線されることがない。
接続部51では、第1の電極列20に導通する延長配線層28a,28b,28cが集合する領域(i)と、第2の電極列30に導通する延長配線層38a,38b,38cが集約する領域(ii)とを左右に区分することができる。接続部51では、領域(i)と領域(ii)の間に配線ガード層49が形成されている。配線ガード層49は、延長配線層28aなどと同じ導電材料で同じ工程で形成されている。配線ガード層49は、延長配線層28a,28b,28cと延長配線層38a,38b,38cの双方と電気的に独立して形成されている。配線ガード層49を介在させることにより、領域(i)に形成された延長配線層28a,28b,28cと領域(ii)に形成された延長配線層38a,38b,38cとの間の静電容量を低下させることができる。なお、配線ガード層49は接地電位に設定することが好ましい。
特許文献1などに記載された従来の入力装置のように、第1の電極列から延びる第1の配線層と、第2の電極層から延びる第2の配線層を、基板の一端の配線領域に集約して引き回そうとすると、第1の電極列からの第1の配線層と第2の電極層からの第2の配線層を互い違いに配線せざるを得ず、第1の配線層と第2の配線層とが隣接し、配線層どうしが比較的大きな静電容量によって結合されてしまう。そのため、配線領域が感度を持つことになり、この配線領域の感度が検知動作に対してノイズとして重畳することになる。
これに対し、前記実施の形態では、第1の電極列20から延びる第1の配線層27a,27b,27cと第2の電極列30から延びる第2の配線層37a,37b,37cを左右の別々の領域に引き出すことができ、延長配線層28a,28b,28cを(i)の領域に、延長配線層38a,38b,38cを(ii)の領域に互いに領域を分けて配線することができる。そのため個々の第1の配線層と第2の配線層との結合容量を低下させることができ、配線領域Hに敏感な感度を持つ領域を無くすことができる。
また、第1の配線層27a,27b,27cと第2の配線層37a,37b,37cとが互い違いに配線されていると、配線ガード層を第1の配線層と第2の配線層との間の全ての間隔部に形成することが必要となり、配線ガード層を多数形成することが必要となる。一方で、実施の形態では、配線ガード層49を領域(i)と領域(ii)の間にのみ形成すればよい。
図2に示す入力装置10では、入力装置10と表面パネル2を透して外部から、表示パネル5の表示画像を目視できる。この表示を見ながら表面パネル2に指を触れることで、入力装置10を操作することができる。
この入力装置10は、第1の電極列20と第2の電極列30との間に静電容量が形成されている。第1の電極列20と第2の電極列30のいずれか一方の電極列に順番にパルス状の駆動電力が与えられると、駆動電力の立ち上がりと立下りのタイミングで他方の電極列に検知電流が流れ、検知回路でこの検知電流が検出される。指が接近すると、指と電極層との間に静電容量が形成されるため、前記検出電流が変化する。この検出電流の変化を検知することで、表面パネル2のどの箇所に指が接近しているかを検出することができる。
前記入力装置10は、第2の配線層37b,37cが、第1の電極層21A,21Bと第2の電極層31A,31Bの内部を通過しているため、隣り合う電極層の間に第2の配線層を通過させるための通路を形成する必要がない。よって、第1の電極層21(21A,21B)のそれぞれと、第2の電極層31(31A,31B)のそれぞれの寸法や配置間隔を、第2の配線層の引き回しのために制約されることがなく自由に設定することができる。よって、各電極層21(21A,21B),31(31A,31B)を互いに接近して配置することが可能になり、検知感度を高めることができ、検知動作の分解能を高めることが可能になる。
また、第2の配線層37b,37cが、第1の電極層21A,21Bと第2の電極層31A,31Bの内部を通過しているため、第2の配線層37a,37b,37cを、第1の配線層27a,27b,27cと異なる領域に配線でき、第1の配線層27a,27b,27cと第2の配線層37a,37b,37cを互い違いに引き回す必要がない。これは延長配線層28a,28b,28cと延長配線層38a,38b,38cにおいても同じである。よって、第1の電極列20からの配線層と第2の電極列30からの配線層との結合容量を低減でき、配線領域Hにおける検知ノイズを低減でき、S/N比を改善することが可能になる。
図5は本発明の第2の実施の形態の入力装置110の電極の配置構造を示す部分拡大平面図である。図5では、図2に示す第1の実施の形態と同じ構成部分に同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
図2と図5の双方の実施の形態では、第2の電極層31から延びる第2の配線層37cが、第1の電極層21Aの第1の配線通路23Aと第1の電極層21Bの第1の配線層23Bの内部を通過している。また第2の電極層31Aから延びる第2の配線層37bも第1の電極層21Bに形成された第1の配線通路23Bの内部を通過している。第2の配線層37cと第1の電極層21Aとの間で静電容量が形成されて感度を持ち、第2の配線層37b,37cと第1の電極層21Bとの間も静電容量が形成されて感度を持つことになり、この感度がS/N比を悪化させる原因となる。
そこで、図5に示す入力装置110では、第1の電極層21Aにおいて、第2の配線層37cの両側に電極ガード層26,26が形成されており、電極ガード層26,26は、第1の電極層21Aの区分電極層24,24と絶縁され、第2の配線層37cとも絶縁されている。この電極ガード層26,26の存在により、第2の配線層37cと第1の電極層21Aとの間の容量結合を低減でき、S/N比を改善できるようになる。
同様に、第1の電極層21Bにおいても、第1の配線通路23Bの内部を通過している第2の配線層37b,37cの両側に電極ガード層26,26が形成されており、電極ガード層26,26が、第2の配線層37b,37cと第1の電極層21Bの双方と絶縁されている。よって、第1の電極層21Bにおける検知ノイズの発生を抑制できるようになる。
電極ガード層26は、特に配線されておらずいわゆる浮遊状態であってもよい。ただし、電極ガード層26が別途の配線経路で接地電位に設定されることが好ましい。
図5に示す実施の形態では、配線通路が形成されていない第1の電極層21の内部に、第1の配線通路23A,23Bと同じ傾斜方向に延びる開口部21aが形成されている。第2の電極層31にも内部に傾斜方向に延びる開口部31aが形成されている。これにより、第1の配線通路23A,23Bが形成されている第1の電極層21A,21Bと、配線通路が形成されていない第1の電極層21の面積の差を小さくでき、第1の電極層の感度を均一化できる。同様に、第2の配線通路33A,33Bが形成されている第2の電極層31A,31Bと、配線通路が形成されていない第2の電極層31の面積の差を小さくでき、第2の電極層の感度を均一化できる。
図6は本発明の第3の実施の形態の入力装置210の電極の配置構造を示す部分平面図である。以下では、図2に示す第1の実施の形態の入力装置10との相違点のみを説明する。
図6に示す入力装置210は、図2に示す入力装置10に、さらにx4列の第2の電極列30とxe列の第1の電極層21とが加えられている。
x3列とyc列の交差部に位置する第2の電極層31Cからは前記第2の配線層37cが延び出ているが、この第2の電極層31Cに第2の配線通路33Cが形成されている。また、y3列とxd列の交差部に位置する第1の電極層21Cに屈曲形状の第1の配線通路23Cが形成されている。
x4列とyc列の交差部に位置する第2の電極層31から第2の配線層37dが延びている。第2の配線層37dは、第1の電極層21Cの第1の配線通路23Cと、第2の電極層31Cの第2の配線通路33Cと、第1の電極層21Aの第1の配線通路23Aと、第2の電極層31Aの第2の配線通路33Aと、第1の電極層21Bの第1の配線通路23B、および第2の電極層31Bの第2の配線通路33Bの内部を通過し、第2の配線層37a,37b,37cと並んで配線領域Hに引き出されている。
図6に示すように、第1の電極層21Cに屈曲形状の配線通路23Cを形成することにより、それよりも図示下側に位置する第2の電極層31から延びる第2の配線層37dを通過させて、他の第2の配線層37a,37b,37cと並べて引き出すことが可能となる。この構造を採用すると、X方向の電極層の配置数を増やすことなく、Y方向での電極層の配置数を増やした場合においても、第2の電極層31から延びる第2の配線層を、第1の電極層の第1の配線通路と第2の電極層の第2の配線通路内で引き出すことができ、検知領域Sの大きさと面積を自由に設定することが可能になる。
なお、Y方向での電極層の配置数を増やすことなく、X方向での電極数の配置数を増やす必要があるときは、図2に示す、電極層の全体の配置を1組として、これをX方向に2組以上配置することで対応することができる。この場合には、第1の電極列20から延び出る複数の第1の配線層と、第2の電極列30から延び出る複数の第2の配線層が、X方向へ交互に配置されるが、第1の配線層と第2の配線層が1本ずつ交互に配線されることは避けることができ、配線領域Hで検知ノイズが発生するのを抑制することができる。
図7には、y2列とxc列の交差部に位置する第1の電極層21Aの変形例が示されている。
この第1の電極層21Aは、区分電極層24,24が、連結部24aによって連結されている。区分電極層24,24と連結部24aは、同じ導電材料で一体に形成されている。配線通路23A,23Aは、連結部24aを挟んで斜め方向に分割されて形成されている。第2の配線層37c,37cは、前記配線通路23A,23Aの内部に配置されているが、連結部24aを挟んで分離されている。
この構成では、連結部24aを覆う第4の絶縁層47と第4のブリッジ接続層48が斜めに延びるようにして形成されており、第4のブリッジ接続層48によって、分離された第2の配線層37c,37cどうしが接続されて導通されている。
1 タッチパネル
2 表面パネル
5 表示パネル
10 入力装置
11 基板
20 第1の電極列
21,21A,21B 第1の電極層
22 連結部
23A,23B,23C 第1の配線通路
24,25 区分電極層
26 電極ガード層
27a,27b,27c 第1の配線層
28a,28b,28c 延長配線層
30 第2の電極列
31,31A,31B 第2の電極層
33A,33B,33C 第2の配線通路
37a,37b,37c,37d 第2の配線層
38a,38b,38c 延長配線層
41 第1の絶縁層
42 第1のブリッジ接続層
43 第2の絶縁層
44 第2のブリッジ接続層
45 第2の絶縁層
46 第3のブリッジ接続層
49 配線ガード層
110,210 入力装置
H 配線領域

Claims (7)

  1. 透光性の基板に、透光性の導電材料で形成された第1の電極層と第2の電極層とが形成され、複数の前記第1の電極層が第1の方向に並び、複数の前記第2の電極層が第1の方向と交差する第2の方向に並んでいる入力装置において、
    前記第1の電極層と前記第2の電極層のいずれか一方の電極層どうしを連結する連結部が前記透光性の導電材料で一体に形成され、前記連結部の上に第1の絶縁層と第1のブリッジ接続層が重ねて形成されて、前記第1のブリッジ接続層によって他方の電極層どうしが導通されており、
    前記第1の電極層に配線通路が形成され、前記第2の電極層から延びる配線層が、前記配線通路内を通過しており、
    前記第1の電極層を前記配線通路で区分した区分電極層と、前記配線層のいずれか一方の層が前記配線通路内で連続し、その連続部の上に第2の絶縁層と第2のブリッジ接続層が形成されて、前記第2のブリッジ接続層によって他方の層が導通されていることを特徴とする入力装置。
  2. 前記第1の電極層の前記区分電極層と、前記配線層との間に電極ガード層が設けられている請求項1記載の入力装置。
  3. 前記第2の電極層にも前記配線通路が形成されて、前記第2の電極層から延びる前記配線層が、前記第1の電極層に形成された前記配線通路内と他の第2の電極層に形成された前記配線通路内を通過しており、
    前記他の第2の電極層においても、前記配線通路で区分した区分電極層と、前記配線層のいずれか一方の層が前記配線通路内で連続し、その連続部の上に前記第3の絶縁層と前記第3のブリッジ接続層が形成されて、前記第3のブリッジ接続層によって他方の層が導通されている請求項1または2記載の入力装置。
  4. 前記第1の電極層と前記第2の電極層は、第1の方向と第2の方向の双方に対して傾く傾斜方向に並んでおり、前記配線層が前記傾斜方向に延びている請求項1ないし3のいずれかに記載の入力装置。
  5. 第1の方向に並ぶ複数の前記第1の電極層で形成された第1の電極列が第2の方向に間隔を空けて複数列設けられ、第2の方向に並ぶ複数の前記第2の電極層で形成された第2の電極列が第1の方向に間隔を空けて複数列設けられている請求項4記載の入力装置。
  6. 前記第1の電極層から延びる配線層と、前記第2の電極層から延びる前記配線層が共に第1の方向へ延び、前記第1の電極層から延びる前記配線層が互いに隣接し、前記第2の電極層から延びる前記配線層が互いに隣接している請求項1ないし5のいずれかに記載の入力装置。
  7. 前記第1の電極層から延びる配線層が互いに隣接して配列している領域(i)と、前記第2の電極層から延びる配線層が互いに隣接して配列している領域(ii)との間に、配線ガード層が設けられている請求項6記載の入力装置。
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