JP2016162305A - タッチパネルおよびその製造方法 - Google Patents

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俊典 萩野谷
Toshinori Oginoya
俊典 萩野谷
誠 團野
Makoto Danno
誠 團野
洋祐 武次
Yosuke Taketsugu
洋祐 武次
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Abstract

【課題】引き出し配線部が配置される領域を目隠しする必要がなく且つ静電容量の変化を感度よく検出することができると共に画面内における感度の均一化を図ることができるタッチパネルを提供する。
【解決手段】複数の第1のセンサ電極列14と複数の第2のセンサ電極列15は、第1の厚さを有する第1の透明導電層から形成され、第2のセンサ電極列15の互いに隣接する第2の島状電極部18を電気的に接続するジャンパ配線部19は、第2の厚さを有する第2の透明導電層から形成され、引き出し配線部13は、第1の厚さより大きな第3の厚さを有する第3の透明導電層から形成され、複数の第1のセンサ電極列14に接続される複数の配線部21A〜21Cのうち配線長が長い配線部ほど大きな幅を有すると共に複数の第2のセンサ電極列に接続される複数の配線部22A〜22Dのうち配線長が長い配線部ほど大きな幅を有している。
【選択図】図1

Description

この発明は、タッチパネルおよびその製造方法に係り、特に、静電容量式タッチパネルの構造およびその製造方法に関する。
近年、携帯情報機器、自動販売機、現金自動預け払い機(Automated Teller Machine)、ゲーム機等を始めとした各種の電子機器において、液晶表示装置等の表示装置と組み合わせて用いられ、画面に接触することにより電子機器への入力操作を行うタッチパネルの普及が進んでいる。
このタッチパネルは、その動作原理によって、抵抗膜方式、静電容量方式、赤外線方式、超音波方式および電磁誘導結合方式等に分類されているが、特に、透過率が高く、耐久性に優れた静電容量方式のタッチパネルが注目されている。
例えば、特許文献1には、図12に示されるようなタッチパネルが開示されている。このタッチパネルは、透明基板1上でそれぞれ第1の方向D1に沿って延び且つ第1の方向D1に交差する第2の方向D2に並列配置された複数の第1のセンサ電極列2と、それぞれ第2の方向D2に沿って延び且つ第1の方向D1に並列配置された複数の第2のセンサ電極列3を有している。それぞれの第1のセンサ電極列2は、ライン部4を介して第1の方向D1に連結された複数の菱形の島状電極部5からなり、それぞれの第2のセンサ電極列3は、ブリッジ部6を介して第1の方向D1に連結された複数の菱形の島状電極部7からなっている。ライン部4とブリッジ部6が、互いに透明基板1の厚さ方向に距離を隔てて重なり合うことで、第1のセンサ電極列2と第2のセンサ電極列3は、互いに非接触状態で交差している。複数の第1のセンサ電極列2および複数の第2のセンサ電極列3は、透明導電体からなり、透明基板1上のアクティブエリアAに配置されている。
それぞれの第1のセンサ電極列2の端部には、引き出し配線部8の一端が接続され、引き出し配線部8の他端が透明基板1の縁部にまで延びて端子8Aに接続されている。同様に、それぞれの第2のセンサ電極列3の端部には、引き出し配線部9の一端が接続され、引き出し配線部9の他端が透明基板1の縁部にまで延びて端子9Aに接続されている。引き出し配線部8および9は、電気抵抗値を低く保つために、導電率に優れた金属を用いて形成され、アクティブエリアAの外側の非アクティブエリアBに配置されている。
さらに、アクティブエリアAおよび非アクティブエリアBの表面が透明な保護層10により被覆されている。
特開2013−117816号公報
特許文献1のタッチパネルは、表示装置の画面の上に重ねて配置された状態で使用される。表示装置による画像がアクティブエリアA内の透明導電体からなる複数の第1のセンサ電極列2および複数の第2のセンサ電極列3を通して表示され、保護層10の上からアクティブエリアA内の任意の箇所に接触することで、その箇所に生じた静電容量の変化が引き出し配線部8および9を介して検出され、接触位置の検出、スイッチのオンまたはオフ等を行うことが可能となる。
しかしながら、引き出し配線部8および9は、金属を用いて形成されているので、光を透過することができない。このため、引き出し配線部8および9が配置されている非アクティブエリアBは、通常、表示領域として用いることができず、マスクをかけることにより目隠しされていた。
従って、表示装置の画面全体にタッチパネルのアクティブエリアAを設定しようとすると、タッチパネルがアクティブエリアAの周辺の非アクティブエリアBの分だけ表示装置の画面よりも大きくなり、また、表示装置の画面と同サイズのタッチパネルを配置すると、非アクティブエリアBの分だけ表示装置の表示領域を制限して使用しなければならなかった。
特に、近年は電子機器における大画面化が進んでいるが、個々の島状電極部5および7の大きさを変えずに、すなわち、タッチパネルの感度を保持したまま、アクティブエリアAの面積を増大して大画面化に対応しようとすると、島状電極部の個数が増え、引き出し配線部8および9の本数が増加する。このため、非アクティブエリアBの面積が大きくなり、非アクティブエリアBを目隠しする影響がさらに大きくなってしまう。
仮に、透明基板1上に第1のセンサ電極列2および第2のセンサ電極列3を形成する際に、第1のセンサ電極列2および第2のセンサ電極列3と同じ透明導電体を用いて引き出し配線部8および9を同時に形成すれば、引き出し配線部8および9が透明となるため、非アクティブエリアBを目隠しする必要がなくなるが、一般に透明電極に用いられるITO(酸化インジウムスズ、Indium Tin Oxide)等は、金属配線に比べて電気抵抗率が高いため、静電容量の変化を感度よく検出することが困難になるおそれがある。
また、複数の第1のセンサ電極列2および複数の第2のセンサ電極列3をそれぞれ対応する端子8Aおよび9Aに接続する複数の引き出し配線部8および9は、接続されるセンサ電極列の配置位置に応じて互いに異なる配線長を有しているが、それぞれの引き出し配線部8および9を同一の幅に形成した場合には、配線長が長い引き出し配線部8および9ほど電気抵抗値が高くなる。引き出し配線部8および9が十分に小さい電気抵抗率を有する金属から形成されていれば、引き出し配線部8および9の相互間の電気抵抗値の違いはほとんど問題とならないが、ITO等の電気抵抗率が高い材料で引き出し配線部8および9を形成した場合には、電気抵抗値の違いが無視できなくなり、配線長の長い引き出し配線部が接続されたセンサ電極列では、感度が低くなるという問題が生じてしまう。
このため、配線長の短い引き出し配線部が接続されたセンサ電極列では、指を軽く接触または近接させるだけで入力操作を行うことができるのに対して、配線長の長い引き出し配線部が接続されたセンサ電極列では、指を強く接触させないと入力操作を行うことができない等、タッチパネルの操作感が画面内の位置に応じて不均一になるおそれがある。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、引き出し配線部が配置される領域を目隠しする必要がなく且つ静電容量の変化を感度よく検出することができると共に画面内における感度の均一化を図ることができるタッチパネルを提供することを目的とする。
また、この発明は、このようなタッチパネルの製造方法を提供することも目的としている。
この発明に係るタッチパネルは、透明基板上にセンサ電極部が形成されると共にセンサ電極部の周辺にセンサ電極部に接続された引き出し配線部が形成されたタッチパネルにおいて、センサ電極部は、それぞれ連結部を介して接続された複数の第1の島状電極部が第1の方向に配列され且つ第1の方向に交差する第2の方向に並列配置された複数の第1のセンサ電極列と、それぞれ間隔を隔てて複数の第2の島状電極部が第2の方向に配列され且つ第1の方向に並列配置された複数の第2のセンサ電極列と、絶縁部を介して対応する連結部と重なるように配置されると共に互いに第2の方向に隣接する第2の島状電極部を電気的に接続する複数のジャンパ配線部とを有し、引き出し配線部は、センサ電極部の複数の第1のセンサ電極列に接続される複数の第1の配線部および複数の第2のセンサ電極列に接続される複数の第2の配線部を有し、センサ電極部の複数の第1のセンサ電極列および複数の第2のセンサ電極列は、第1の厚さを有する第1の透明導電層から形成され、センサ電極部の複数のジャンパ配線部は、第2の厚さを有する第2の透明導電層から形成され、引き出し配線部は、第1の厚さより大きな第3の厚さを有する第3の透明導電層から形成され、複数の第1の配線部のうち配線長が長い配線部ほど大きな幅を有すると共に複数の第2の配線部のうち配線長が長い配線部ほど大きな幅を有するものである。
第3の厚さは、第1の厚さと第2の厚さの和に等しい値を有することが好ましい。この場合、第3の透明導電層は、第1の厚さを有する層と第2の厚さを有する層が積層された2層構造を有することができる。
さらに、第2の厚さは、第1の厚さより大きいことが好ましい。
好ましくは、ジャンパ配線部、絶縁部および連結部は、この順序で透明基板の表面上に形成される。
引き出し配線部は、それぞれの第1のセンサ電極列に対して第1の方向における第1のセンサ電極列の両端または一端にそれぞれ接続されると共にそれぞれの第2のセンサ電極列に対して第2の方向における第2のセンサ電極列の両端または一端にそれぞれ接続されることが好ましい。
複数の第1の配線部は、電気抵抗値が互いに等しくなるように配線長に対応した幅を有し、複数の第2の配線部は、電気抵抗値が互いに等しくなるように配線長に対応した幅を有することが好ましい。
透明基板上に、複数のセンサ電極部と、複数のセンサ電極部にそれぞれ対応する複数の引き出し配線部を形成することもできる。この場合、互いに隣接するセンサ電極部の間に引き出し配線部の一部が配置されていてもよい。
センサ電極部および引き出し配線部を覆う透明保護層をさらに備えることが好ましい。
第1の透明導電層、第2の透明導電層および第3の透明導電層は、それぞれ酸化インジウムスズから形成することができる。
この発明に係るタッチパネルの製造方法は、上記のタッチパネルを製造する方法であって、透明基板上に引き出し配線部のパターン形状を有する第1の引き出し配線層と複数のジャンパ配線部とを含む第1の透明導電体パターンを形成する第1のパターン形成工程と、透明基板上に引き出し配線部のパターン形状を有する第2の引き出し配線層と複数の第1のセンサ電極列および複数の第2のセンサ電極列とを含む第2の透明導電体パターンを形成する第2のパターン形成工程と、互いに重なるジャンパ配線部と連結部との間を絶縁する絶縁部を形成する絶縁部形成工程とを含み、ジャンパ配線部と連結部が絶縁部を介して重なると共に第1の引き出し配線層と第2の引き出し配線層とが互いに重なるように第1のパターン形成工程、第2のパターン形成工程および絶縁部形成工程を実施することにより、互いに第2の方向に隣接する第2の島状電極部をジャンパ配線部で電気的に接続してセンサ電極部を形成すると共に第1の引き出し配線層および第2の引き出し配線層を重ね合わせて引き出し配線部を形成する方法である。
絶縁部形成工程は、第1のパターン形成工程と第2のパターン形成工程の間に実施されることが好ましい。特に、第1のパターン形成工程、絶縁部形成工程および第2のパターン形成工程の順に実施することができる。
好ましくは、第1の透明導電体パターンは、第2の透明導電体パターンより厚く形成される。
さらに、センサ電極部および引き出し配線部を覆う透明保護層を形成する保護層形成工程を含むことが好ましい。
この発明によれば、センサ電極部に接続される引き出し配線部が、センサ電極部の複数の第1のセンサ電極列および複数の第2のセンサ電極列を形成する第1の透明導電層の第1の厚さより大きな第3の厚さを有する第3の透明導電層から形成され、複数の第1のセンサ電極列に接続される複数の第1の配線部のうち配線長が長い配線部ほど大きな幅を有すると共に複数の第2のセンサ電極列に接続される複数の第2の配線部のうち配線長が長い配線部ほど大きな幅を有するので、引き出し配線部が配置される領域を目隠しする必要がなく且つ静電容量の変化を感度よく検出すると共に画面内における感度の均一化を図ることが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るタッチパネルを示す平面図である。 実施の形態1に係るタッチパネルの要部を示す断面図である。 実施の形態1に係るタッチパネルの製造方法を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るタッチパネルの製造方法を段階的に示す要部断面図である 透明基板上に形成された第1の透明導電体パターンを示す平面図である。 ジャンパ配線部上に絶縁部が形成された第1の透明導電体パターンを示す平面図である。 第2の透明導電体パターンを示す平面図である。 実施の形態2に係るタッチパネルを示す平面図である。 実施の形態3に係るタッチパネルを示す平面図である。 実施の形態3の変形例に係るタッチパネルを示す平面図である。 実施の形態3の他の変形例に係るタッチパネルを示す平面図である。 従来のタッチパネルを示す部分平面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係るタッチパネルの構成を示す。このタッチパネルは、矩形状の透明基板11を有し、透明基板11の表面上にセンサ電極部12が形成されると共にセンサ電極部12の周辺における透明基板11の表面上に引き出し配線部13が形成されている。
センサ電極部12は、それぞれ、矩形状の透明基板11の短辺部11Aに平行な第1の方向D1に沿って延び且つ透明基板11の長辺部11Bと平行な第2の方向D2、すなわち、第1の方向D1に直交する方向に並列配置された複数の第1のセンサ電極列14を有すると共に、第2の方向D2に沿って延び且つ第1の方向D1に並列配置された複数の第2のセンサ電極列15を有している。これら複数の第1のセンサ電極列14および複数の第2のセンサ電極列15は、所定の第1の厚さT1のITO(酸化インジウムスズ)からなる第1の透明導電層により形成されている。
それぞれの第1のセンサ電極列14は、第1の方向D1に沿って直線状に配列された複数の第1の島状電極部16と、第1の方向D1に互いに隣接する第1の島状電極部16の間にそれぞれ対応して配置された複数のライン状の連結部17から構成されている。第1のセンサ電極列14の中間部分に配置されている複数の第1の島状電極部16は、それぞれ菱形形状を有しているが、第1のセンサ電極列14の両端に位置する一対の第1の島状電極部16は、それぞれ菱形を二等分した二等辺三角形の形状を有している。連結部17は、互いに隣接する第1の島状電極部16の角部に一体に連結されており、これにより、それぞれの第1のセンサ電極列14における複数の第1の島状電極部16は複数の連結部17を介して電気的に接続されている。
一方、それぞれの第2のセンサ電極列15は、互いに所定の間隔を隔てると共に第2の方向D2に沿って直線状に配列された複数の第2の島状電極部18から構成されている。第2のセンサ電極列15の中間部分に配置されている複数の第2の島状電極部18は、それぞれ菱形形状を有しているが、第2のセンサ電極列15の両端に位置する一対の第2の島状電極部18は、それぞれ菱形を二等分した二等辺三角形の形状を有している。
センサ電極部12は、さらに、第2のセンサ電極列15の互いに隣接する第2の島状電極部18の間にそれぞれ対応して透明基板11の表面上に配置された複数のジャンパ配線部19を有している。ジャンパ配線部19は、第1のセンサ電極列14および第2のセンサ電極列15を形成する第1の透明導電層の第1の厚さT1より大きな第2の厚さT2のITOからなる第2の透明導電層により形成され、互いに隣接する第2の島状電極部18の角部にそれぞれ接触して双方の第2の島状電極部18を互いに電気的に接続している。これにより、それぞれの第2のセンサ電極列15における複数の第2の島状電極部18は複数のジャンパ配線部19を介して電気的に接続されている。
複数のジャンパ配線部19は、それぞれ、対応する第1のセンサ電極列14の連結部17に重なる位置に配置されているが、ジャンパ配線部19と連結部17との間に透明な絶縁体からなる絶縁部20が配置されており、互いに重なり合うジャンパ配線部19と連結部17は、絶縁部20によって電気的に絶縁されている。このため、第1の方向D1に延びる複数の第1のセンサ電極列14と第2の方向D2に延びる複数の第2のセンサ電極列15は、互いに電気的に分離された状態で交差している。
センサ電極部12の周辺に配置された引き出し配線部13は、ジャンパ配線部19を形成する第2の透明導電層の第2の厚さT2よりさらに大きな第3の厚さT3のITOからなる第3の透明導電層により形成され、それぞれの第1のセンサ電極列14に対して第1の方向D1における第1のセンサ電極列14の一端に接続された第1の配線部21と、それぞれの第2のセンサ電極列15に対して第2の方向D2における第2のセンサ電極列15の両端にそれぞれ接続された一対の第2の配線部22を有している。
なお、第1のセンサ電極列14の複数の第1の島状電極部16は複数の連結部17を介して電気的に接続されているので、第1のセンサ電極列14の一端に第1の配線部21を接続するだけでも、センサ電極部12の全面にわたって静電容量の変化を検出することが可能となる。
これら第1の配線部21と第2の配線部22は、それぞれ、センサ電極部12の周辺に位置する透明基板11の表面上を通って、透明基板11の一方の長辺部11Bの中央部分に設定された端子領域25まで延びている。
複数の第1のセンサ電極列14に接続された第1の配線部21を構成する複数の配線部21A〜21Cのうち、端子領域25から最も近くに位置する第1のセンサ電極列14に接続される配線部21Aが最も短い配線長を有し、この第1のセンサ電極列14に隣接する第1のセンサ電極列14に接続される配線部21Bが2番目に短い配線長を有している。同様にして、端子領域25から第2の方向D2に離れた位置の第1のセンサ電極列14に接続される配線部ほど配線長が長くなる。
また、複数の第2のセンサ電極列15に接続された第2の配線部22を構成する配線部22A〜22Dも、端子領域25から近い位置の第2のセンサ電極列15に接続される配線部ほど配線長が短く、端子領域25から第1の方向D1に離れた位置の第2のセンサ電極列15に接続される配線部ほど配線長が長くなる。
このようにして、第1の配線部21を構成する複数の配線部21A〜21Cは、この順で次第に長くなる配線長を有しているが、配線長が長い配線部ほど、長さ方向に直交する幅が大きな値を有するように形成されている。同様に、第2の配線部22を構成する配線部22A〜22Dも、この順で次第に長くなる配線長を有しているが、配線長が長い配線部ほど、長さ方向に直交する幅が大きな値を有するように形成されている。
ここで、配線部21A〜21Cのそれぞれの幅は、配線長が異なる配線部21A〜21Cの電気抵抗値が互いに等しくなるように設定されることが望ましい。同様に、配線部22A〜22Dのそれぞれの幅は、配線長が異なる配線部22A〜22Dの電気抵抗値が互いに等しくなるように設定されることが望ましい。
さらに、端子領域25における引き出し配線部13を除いて、センサ電極部12および引き出し配線部13が絶縁樹脂等からなる透明保護層26により覆われている。
図2に、センサ電極部12における第1のセンサ電極列14と第2のセンサ電極列15の1つの交差部分および引き出し配線部13における1本の配線部の断面構造を示す。
第1のセンサ電極列14と第2のセンサ電極列15の交差部分においては、透明基板11の表面上にジャンパ配線部19が形成され、ジャンパ配線部19の中央部分の上に絶縁部20を介して第1のセンサ電極列14の連結部17が形成されると共に、ジャンパ配線部19の両端部分の上に第2のセンサ電極列15の互いに間隔を隔てた一対の第2の島状電極部18の角部がそれぞれ重なるように透明基板11およびジャンパ配線部19の上に第2の島状電極部18が形成されている。さらに、露出している連結部17、絶縁部20および第2の島状電極部18の上に透明保護層26が形成されている。
図2に示されるように、第1のセンサ電極列14の一部である連結部17と第2のセンサ電極列15の第2の島状電極部18は、同一の第1の透明導電層から形成されているため、互いに等しい第1の厚さT1を有しているが、ジャンパ配線部19を形成する第2の透明導電層は、第1の透明導電層の第1の厚さT1より大きな第2の厚さT2を有している。
また、引き出し配線部13の第1の配線部21および第2の配線部22を構成する複数の配線部21A〜21Cおよび22A〜22Dは、それぞれ、透明基板11の表面上に形成され且つジャンパ配線部19を形成する第2の透明導電層と同じ第2の厚さT2の透明導電層からなる第1の引き出し配線層27と、第1のセンサ電極列14および第2のセンサ電極列15を形成する第1の透明導電層と同じ第1の厚さT1の透明導電層からなる第2の引き出し配線層28とが積層された2層構造を有している。すなわち、引き出し配線部13を形成する第3の透明導電層の第3の厚さT3は、第1の透明導電層の第1の厚さT1と第2の透明導電層の第2の厚さT2の和に相当する値を有している。
そして、引き出し配線部13の上に透明保護層26が形成されている。
このように、引き出し配線部13がITOからなる第3の透明導電層により形成され、光を透過するため、引き出し配線部13が配置される領域をマスク等により目隠しする必要はなく、全面にわたって透明なタッチパネルを実現することができる。
また、引き出し配線部13を形成する第3の透明導電層が、センサ電極部12における第1のセンサ電極列14および第2のセンサ電極列15を形成する第1の透明導電層よりも厚い第3の厚さT3を有しているので、それぞれの配線部は大きな断面積を確保することができる。このため、金属に比べて電気抵抗率が高いITOを用いても、配線部の電気抵抗が低下し、センサ電極部12における静電容量の変化を感度よく検出することが可能となる。
さらに、第1の配線部21を構成する複数の配線部21A〜21Cは、配線長が長い配線部ほど大きな幅を有し、第2の配線部22を構成する複数の配線部22A〜22Dも、配線長が長い配線部ほど大きな幅を有しているので、配線部21A〜21Cの電気抵抗値の均一化および配線部22A〜22Dの電気抵抗値の均一化を図ることができ、タッチパネルの画面内における感度を均一にして良好な操作感を得ることが可能となる。
具体的には、端子領域25に露出している引き出し配線部13のそれぞれの配線部を図示しない集積回路等に接続することで、センサ電極部12の各箇所に生じた静電容量の変化を検出して、タッチパネル上の接触位置の検出、スイッチのオンまたはオフ等を行うことができる。
さらに、従来のタッチパネルに使用されていた金属配線に比べて、この実施の形態1のタッチパネルに用いられるITOは耐腐食性に優れているため、信頼性の向上を図ることができる。
次に、実施の形態1に係るタッチパネルを製造する方法について図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS1で、透明基板11上に、引き出し配線部13のパターン形状を有する第1の引き出し配線層27と複数のジャンパ配線部19とを含むITOからなる第1の透明導電体パターンP1を形成する。この第1の透明導電体パターンP1は、図4(A)に示されるように、第2の厚さT2を有しており、第1の透明導電体パターンP1の形成により、図5に示されるように、透明基板11上においてセンサ電極部12を形成しようとする領域Rの内部に複数のジャンパ配線部19が点在して形成されると共に、領域Rの外側に引き出し配線部13を形成するための第1の引き出し配線層27が形成される。複数のジャンパ配線部19においては、第1の透明導電体パターンP1を形成するITOにより第2の透明導電層が構成されている。
また、第1の引き出し配線層27は、第1の配線部21の複数の配線部21A〜21Cにそれぞれ対応する配線部分29A〜29Cと第2の配線部22の複数の配線部22A〜22Dにそれぞれ対応する配線部分30A〜30Dを有しており、配線部分29A〜29Cのうち配線長が長い配線部分ほど大きな幅を有すると共に配線部分30A〜30Dのうち配線長が長い配線部分ほど大きな幅を有している。
次に、ステップS2で、複数のジャンパ配線部19の上に複数の絶縁部20を形成する。このとき、図4(B)および図6に示されるように、絶縁部20は、第2の方向D2におけるジャンパ配線部19の両端部分を露出させてジャンパ配線部19の中央部分を第1の方向D1に横切るように形成される。
さらに、ステップS3で、図7に示されるように、引き出し配線部13のパターン形状を有する第2の引き出し配線層28と複数の第1のセンサ電極列14および複数の第2のセンサ電極列15とを含むITOからなる第2の透明導電体パターンP2を形成する。このとき、図4(C)に示されるように、ジャンパ配線部19の中央部分を覆っている絶縁部20の上に対応する第1のセンサ電極列14の連結部17が重なると共に第1の引き出し配線層27の上に第2の引き出し配線層28が重なるように、第2の透明導電体パターンP2が形成される。
第2の引き出し配線層28は、第1の引き出し配線層27と同様に、第1の配線部21の複数の配線部21A〜21Cにそれぞれ対応する配線部分31A〜31Cと第2の配線部22の複数の配線部22A〜22Dにそれぞれ対応する配線部分32A〜32Dを有しており、配線部分31A〜31Cのうち配線長が長い配線部分ほど大きな幅を有すると共に配線部分32A〜32Dのうち配線長が長い配線部分ほど大きな幅を有している。
第2の透明導電体パターンP2の形成により、第1のセンサ電極列14と第2のセンサ電極列15の交差部分において、第2のセンサ電極列15の互いに間隔を隔てた一対の第2の島状電極部18の角部がそれぞれジャンパ配線部19の両端部分の上に接触し、双方の第2の島状電極部18がジャンパ配線部19を介して電気的に接続され、センサ電極部12が形成される。複数の第1のセンサ電極列14および複数の第2のセンサ電極列15においては、第2の透明導電体パターンP2を形成するITOにより第1の透明導電層が構成されている。
また、第2の透明導電体パターンP2は、第1の厚さT1を有しており、第1の引き出し配線層27の上に第2の引き出し配線層28が重なることで、第1の厚さT1と第2の厚さT2の和に相当する第3の厚さT3を有する第3の透明導電層が形成され、この第3の透明導電層により引き出し配線部13が形成されることとなる。
その後、ステップS4で、図4(D)に示されるように、センサ電極部12および引き出し配線部13を覆う透明保護層26が形成される。このとき、図1に示した端子領域25における引き出し配線部13のみが露出するように、端子領域25以外のセンサ電極部12および引き出し配線部13の全面が透明保護層26により覆われる。
これにより、図1に示した実施の形態1のタッチパネルが製造される。
第2の厚さT2を有する第1の透明導電体パターンP1の形成により複数のジャンパ配線部19と共に第1の引き出し配線層27を形成し、その後、第1の厚さT1を有する第2の透明導電体パターンP2の形成により複数の第1のセンサ電極列14および複数の第2のセンサ電極列15と共に第2の引き出し配線層28を形成することで、第1の引き出し配線層27と第2の引き出し配線層28が積層された2層構造の第3の厚さT3を有する引き出し配線部13を得ることができる。
金属配線を有する従来のタッチパネルに比べて、金属配線の形成工程が不要となるため、製造コストを低減することが可能となる。
なお、第1の透明導電体パターンP1の形成、複数の絶縁部20の形成、第2の透明導電体パターンP2の形成および透明保護層26の形成は、それぞれフォトリソグラフィ法を用いて行うことができる。
また、複数の第1のセンサ電極列14および複数の第2のセンサ電極列15を形成する第1の透明導電層、複数のジャンパ配線部19を形成する第2の透明導電層、引き出し配線部13を形成する第3の透明導電層は、それぞれITOからなっていたが、これに限るものではなく、例えば、AZO(酸化亜鉛アルミニウム、Al doped ZnO)、IZO(酸化インジウム亜鉛、Indium Zinc Oxide)等の透明な金属酸化物を用いることもできる。
また、引き出し配線部13の第1の配線部21を構成する複数の配線部21A〜21Cの幅は、配線部21A〜21Cの電気抵抗値が互いに等しくなるようにそれぞれ演算して決定することが望ましく、第2の配線部22を構成する複数の配線部22A〜22Dの幅も、配線部22A〜22Dの電気抵抗値が互いに等しくなるようにそれぞれ演算して決定することが望ましいが、これに限るものではない。例えば、第1の配線部21において、端子領域25に最も近い第1のセンサ電極列14に接続される配線部21Aの幅Wに対して、次の第1のセンサ電極列14に接続される配線部21Bの幅を1.2×W、さらにその次の第1のセンサ電極列14に接続される配線部21Cの幅を1.4×W、というように、配線部21Aの幅Wに対する比率を順次大きくすることで配線部21A〜21Cの幅を決定することもできる。第2の配線部22においても同様である。
さらに、図1に示される第1のセンサ電極列14の複数の第1の島状電極部16および第2のセンサ電極列15の複数の第2の島状電極部18の個数は、単なる一例に過ぎず、これに限るものではない。
また、センサ電極部12の第1のセンサ電極列14が延びる第1の方向D1と第2のセンサ電極列15が延びる第2の方向D2は、互いに直交していたが、これに限るものではなく、互いに交差する方向であればよい。
上記の実施の形態1では、それぞれの第1のセンサ電極列14の一端のみに第1の配線部21が接続されていたが、第1のセンサ電極列14の両端にそれぞれ第1の配線部21を接続して、端子領域25まで取り回すこともできる。このようにすれば、第1のセンサ電極列14の複数の連結部17のいずれか1カ所あるいは第2のセンサ電極列15に対応する複数のジャンパ配線部19のいずれか1カ所で断線が生じた場合であっても、センサ電極部12の全面にわたって静電容量の変化を検出することができるので、望ましい。
上記の実施の形態1のタッチパネルにおけるセンサ電極部12では、透明基板11の表面上にジャンパ配線部19が形成され、ジャンパ配線部19の上に絶縁部20を介して第1のセンサ電極列14の連結部17が形成されていたが、逆に、透明基板11の表面上に第1のセンサ電極列14の連結部17が形成され、連結部17の上に絶縁部20を介してジャンパ配線部19が形成されるように構成することもできる。
この場合、図3のフローチャートにおいて、まずステップS3を実施して引き出し配線部13のパターン形状を有する第2の引き出し配線層28と複数の第1のセンサ電極列14および複数の第2のセンサ電極列15とを含む第2の透明導電体パターンP2を形成した後、ステップS2を実施して連結部17の上に絶縁部20を形成し、さらに、ステップS1を実施して引き出し配線部13のパターン形状を有する第1の引き出し配線層27と複数のジャンパ配線部19とを含む第1の透明導電体パターンP1を形成することで、タッチパネルを製造することができる。
実施の形態2
実施の形態2に係るタッチパネルを図8に示す。このタッチパネルは、透明基板31上にセンサ電極部12と引き出し配線部33が形成されたものである。なお、図示されていないが、実施の形態1のタッチパネルと同様に、センサ電極部12と引き出し配線部33の上に透明保護層が形成されている。
センサ電極部12は、実施の形態1のタッチパネルで用いられたセンサ電極部12と同一である。
引き出し配線部33は、それぞれの第1のセンサ電極列14に対して第1の方向D1における第1のセンサ電極列14の一端に接続された第1の配線部21と、それぞれの第2のセンサ電極列15に対して第2の方向D2における第2のセンサ電極列15の一端に接続された第2の配線部22を有し、これらの第1の配線部21および第2の配線部22が端子領域25まで延びている。
第1の配線部21を構成する複数の配線部21A〜21Cは、配線長が長い配線部ほど大きな幅を有し、第2の配線部22を構成する複数の配線部22A〜22Dも、配線長が長い配線部ほど大きな幅を有している。
第1のセンサ電極列14の複数の第1の島状電極部16は複数の連結部17を介して電気的に接続され、第2のセンサ電極列15の複数の第2の島状電極部18は複数のジャンパ配線部19を介して電気的に接続されているので、この実施の形態2のように、第1のセンサ電極列14の一端および第2のセンサ電極列15の一端にそれぞれ第1の配線部21および第2の配線部22を接続するだけでも、センサ電極部12の全面にわたって静電容量の変化を検出することが可能となる。
実施の形態3
実施の形態1のタッチパネルでは、透明基板11の上に1つのセンサ電極部12と1つの引き出し配線部13が形成されていたが、図9に示されるように、1枚の透明基板41の上に2つのセンサ電極部12と、これら2つのセンサ電極部12に対応する2つの引き出し配線部13とを形成することもできる。
2つのセンサ電極部12の間に引き出し配線部13の一部が配置されているが、引き出し配線部13は第3の透明導電層から形成されているので、2つのセンサ電極部12の間を目隠しする必要はなく、透明基板41の全面を、タッチパネルと組み合わせて使用される表示装置の表示領域とすることができる。
なお、従来のタッチパネルのように金属配線を使用するものでは、表示領域の中に不透明な部分が形成されることを回避するため、2つのセンサ電極部12の間に金属配線を配置することはできなかった。
大画面化に対応して、タッチパネルの検出解像度を維持するため、あるいは、検出解像度を低下させないために、第1のセンサ電極列14の複数の第1の島状電極部16および第2のセンサ電極列15の複数の第2の島状電極部18の個数を増加すると、引き出し配線部13における配線数も増加することとなるが、静電容量の変化を検出して接触位置の検出、スイッチのオンまたはオフ等を行うための集積回路は、対応し得る配線数が限られるものが多い。
しかし、この実施の形態3のタッチパネルでは、2つのセンサ電極部12と、これら2つのセンサ電極部12に対応する2つの引き出し配線部13が配置されているので、2つの引き出し配線部13にそれぞれ集積回路を接続することで、タッチパネルを2分割して動作させることができ、容易に大画面化を達成することが可能となる。
また、実施の形態1で説明したように、センサ電極部12の第1のセンサ電極列14の両端に位置する一対の第1の島状電極部16および第2のセンサ電極列15の両端に位置する一対の第2の島状電極部18は、それぞれ菱形を二等分した二等辺三角形の形状を有している。このため、図9のように、2つのセンサ電極部12を第2の方向D2に隣接させた場合には、双方のセンサ電極部12の第2のセンサ電極列15の端部に位置する二等辺三角形の形状の第2の島状電極部18同士が互いに近接することとなり、これら両者の第2の島状電極部18により、1つの菱形形状の島状電極部として機能させることもできる。
なお、同様にして、3つ以上のセンサ電極部12と、それらに対応する3つ以上の引き出し配線部13を1枚の透明基板上に配列することもできる。配列方向も図9のように第2の方向D2に限るものではなく、第1の方向D1に複数のセンサ電極部12と複数の引き出し配線部13を配列してもよく、さらに、第1の方向D1と第2の方向D2のそれぞれに複数のセンサ電極部12と複数の引き出し配線部13を配列して大画面化を達成することもできる。
また、図10に示されるように、1枚の透明基板51の上に2つのセンサ電極部12を配置すると共に、一方のセンサ電極部12の周辺に実施の形態2で用いた引き出し配線部33を配置し、他方のセンサ電極部12の周辺に引き出し配線部33とは左右対称に形成された引き出し配線部33Rを配置することもできる。
引き出し配線部33および33Rは、複数の第1のセンサ電極列14の一端および複数の第2のセンサ電極列15の一端のみに接続されるため、図10のように、引き出し配線部33および33Rが接続されていない側の複数の第2のセンサ電極列15の端部を近接させることで、2つのセンサ電極部12の間に引き出し配線部33および33Rの一部が存在しないタッチパネルが構成される。
従って、引き出し配線部33および33Rに従来のタッチパネルのような金属配線を使用しても、表示領域の中に不透明な部分が形成されることはない。
しかしながら、図11に示されるように、3つ以上のセンサ電極部12と、それらに対応する3つ以上の引き出し配線部33および33Rを1枚の透明基板61上に配列すると、互いに隣接するセンサ電極部12の間に引き出し配線部33および33Rの一部を配置せざるを得なくなる。このため、金属配線を用いた引き出し配線部では、図11のような配置のタッチパネルを構成することはできないが、引き出し配線部33および33Rは透明であるので、3つ以上のセンサ電極部12を配列することが可能となり、大画面化を促進することができる。
1 透明基板、2 第1のセンサ電極列、3 第2のセンサ電極列、4 ライン部、5,7 島状電極部、6 ブリッジ部、8,9 引き出し配線部、8A,9A 端子、10 保護層、11,31,41,51,61 透明基板、11A 短辺部、11B 長辺部、12 センサ電極部、13、33,33R 引き出し配線部、14 第1のセンサ電極列、15 第2のセンサ電極列、16 第1の島状電極部、17 連結部、18 第2の島状電極部、19 ジャンパ配線部、20 絶縁部、21 第1の配線部、21A〜21C,22A〜22D 配線部、22 第2の配線部、25 端子領域、26 透明保護層、27 第1の引き出し配線層、28 第2の引き出し配線層、29A〜29C,30A〜30D,31A〜31C,32A〜32D 配線部分、D1 第1の方向、D2 第2の方向、T1 第1の厚さ、T2 第2の厚さ、T3 第3の厚さ、P1 第1の透明導電体パターン、P2 第2の透明導電体パターン、A アクティブエリア、B 非アクティブエリア。

Claims (16)

  1. 透明基板上にセンサ電極部が形成されると共に前記センサ電極部の周辺に前記センサ電極部に接続された引き出し配線部が形成されたタッチパネルにおいて、
    前記センサ電極部は、
    それぞれ連結部を介して接続された複数の第1の島状電極部が第1の方向に配列され且つ前記第1の方向に交差する第2の方向に並列配置された複数の第1のセンサ電極列と、
    それぞれ間隔を隔てて複数の第2の島状電極部が前記第2の方向に配列され且つ前記第1の方向に並列配置された複数の第2のセンサ電極列と、
    絶縁部を介して対応する前記連結部と重なるように配置されると共に互いに前記第2の方向に隣接する前記第2の島状電極部を電気的に接続する複数のジャンパ配線部と
    を有し、
    前記引き出し配線部は、前記センサ電極部の前記複数の第1のセンサ電極列に接続される複数の第1の配線部および前記複数の第2のセンサ電極列に接続される複数の第2の配線部を有し、
    前記センサ電極部の前記複数の第1のセンサ電極列および前記複数の第2のセンサ電極列は、第1の厚さを有する第1の透明導電層から形成され、
    前記センサ電極部の前記複数のジャンパ配線部は、第2の厚さを有する第2の透明導電層から形成され、
    前記引き出し配線部は、前記第1の厚さより大きな第3の厚さを有する第3の透明導電層から形成され、
    前記複数の第1の配線部のうち配線長が長い配線部ほど大きな幅を有すると共に前記複数の第2の配線部のうち配線長が長い配線部ほど大きな幅を有することを特徴とするタッチパネル。
  2. 前記第3の厚さは、前記第1の厚さと前記第2の厚さの和に等しい請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 前記第3の透明導電層は、前記第1の厚さを有する層と前記第2の厚さを有する層が積層された2層構造を有する請求項2に記載のタッチパネル。
  4. 前記第2の厚さは、前記第1の厚さより大きい請求項1〜3のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  5. 前記ジャンパ配線部、前記絶縁部および前記連結部は、この順序で前記透明基板の表面上に形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  6. 前記引き出し配線部は、それぞれの前記第1のセンサ電極列に対して前記第1の方向における前記第1のセンサ電極列の両端または一端に接続されると共にそれぞれの前記第2のセンサ電極列に対して前記第2の方向における前記第2のセンサ電極列の両端または一端に接続されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  7. 前記複数の第1の配線部は、電気抵抗値が互いに等しくなるように配線長に対応した幅を有し、前記複数の第2の配線部は、電気抵抗値が互いに等しくなるように配線長に対応した幅を有する請求項1〜6のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  8. 前記透明基板上に、複数の前記センサ電極部と、複数の前記センサ電極部にそれぞれ対応する複数の前記引き出し配線部とが形成されている請求項1〜7のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  9. 互いに隣接する前記センサ電極部の間に前記引き出し配線部の一部が配置されている請求項8に記載のタッチパネル。
  10. 前記センサ電極部および前記引き出し配線部を覆う透明保護層をさらに備えた請求項1〜9のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  11. 前記第1の透明導電層、前記第2の透明導電層および前記第3の透明導電層は、それぞれ酸化インジウムスズから形成されている請求項1〜10のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のタッチパネルを製造する方法であって、
    前記透明基板上に前記引き出し配線部のパターン形状を有する第1の引き出し配線層と前記複数のジャンパ配線部とを含む第1の透明導電体パターンを形成する第1のパターン形成工程と、
    前記透明基板上に前記引き出し配線部のパターン形状を有する第2の引き出し配線層と前記複数の第1のセンサ電極列および前記複数の第2のセンサ電極列とを含む第2の透明導電体パターンを形成する第2のパターン形成工程と、
    互いに重なる前記ジャンパ配線部と前記連結部との間を絶縁する絶縁部を形成する絶縁部形成工程と
    を含み、前記ジャンパ配線部と前記連結部が前記絶縁部を介して重なると共に前記第1の引き出し配線層と前記第2の引き出し配線層とが互いに重なるように前記第1のパターン形成工程、前記第2のパターン形成工程および前記絶縁部形成工程を実施することにより、互いに前記第2の方向に隣接する前記第2の島状電極部を前記ジャンパ配線部で電気的に接続して前記センサ電極部を形成すると共に前記第1の引き出し配線層および前記第2の引き出し配線層を重ね合わせて前記引き出し配線部を形成する
    ことを特徴とするタッチパネルの製造方法。
  13. 前記絶縁部形成工程は、前記第1のパターン形成工程と前記第2のパターン形成工程の間に実施される請求項12に記載のタッチパネルの製造方法。
  14. 前記第1のパターン形成工程、前記絶縁部形成工程および前記第2のパターン形成工程の順に実施される請求項13に記載のタッチパネルの製造方法。
  15. 前記第1の透明導電体パターンは、前記第2の透明導電体パターンより厚く形成される請求項12〜14のいずれか一項に記載のタッチパネルの製造方法。
  16. さらに、前記センサ電極部および前記引き出し配線部を覆う透明保護層を形成する保護層形成工程を含む請求項12〜15のいずれか一項に記載のタッチパネルの製造方法。
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