JP6370389B2 - Absとpsの混合廃プラスチック材質分離のための摩擦荷電型静電選別方法 - Google Patents

Absとpsの混合廃プラスチック材質分離のための摩擦荷電型静電選別方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6370389B2
JP6370389B2 JP2016548996A JP2016548996A JP6370389B2 JP 6370389 B2 JP6370389 B2 JP 6370389B2 JP 2016548996 A JP2016548996 A JP 2016548996A JP 2016548996 A JP2016548996 A JP 2016548996A JP 6370389 B2 JP6370389 B2 JP 6370389B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abs
charged
separation
waste plastic
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016548996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016533264A (ja
Inventor
ホソギ チョン
ホソギ チョン
ビョンゴン キム
ビョンゴン キム
ユンソン リー
ユンソン リー
Original Assignee
コリア インスティチュート オブ ジオサイエンス アンド ミネラル リソースズ
コリア インスティチュート オブ ジオサイエンス アンド ミネラル リソースズ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コリア インスティチュート オブ ジオサイエンス アンド ミネラル リソースズ, コリア インスティチュート オブ ジオサイエンス アンド ミネラル リソースズ filed Critical コリア インスティチュート オブ ジオサイエンス アンド ミネラル リソースズ
Publication of JP2016533264A publication Critical patent/JP2016533264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6370389B2 publication Critical patent/JP6370389B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03CMAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03C7/00Separating solids from solids by electrostatic effect
    • B03C7/006Charging without electricity supply, e.g. by tribo-electricity or pyroelectricity
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03CMAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03C7/00Separating solids from solids by electrostatic effect
    • B03C7/02Separators
    • B03C7/12Separators with material falling free

Landscapes

  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)

Description

本発明はABSとPS混合廃プラスチック材質分離のための摩擦荷電型静電選別方法に関し、より詳しくは、摩擦荷電型静電選別を適用してABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)とPS(Polystyrene)が混合された廃プラスチックからABSを回収するために、対象試料であるABSとPSの混合廃プラスチックの材質分離に効果的な荷電物質であるABS材質を適用して摩擦荷電型静電選別実験を遂行した結果、最適の実験条件でABSの品位と回収率が各々99.5%と92.5%の結果を得ることによって、ABSとPSの混合プラスチックをリサイクルできるようにするためのものである。
一般に、プラスチックは、木、金属、その他の物質の代替が可能であり、軽くて堅く、加工がやさしいだけでなく、耐食性、絶縁性など、化学的物性も優れて、生活及び産業の全般に多様に使われている。最近、エンジニアリングプラスチック、機能性高分子として表現される各種の特殊プラスチックが登場するにつれて、むしろ‘第2のプラスチック革命’が起こってプラスチックの使用範囲と使用量が持続的に拡大されている。
我が国は石油化学工業の発達により米国、日本、ドイツに続き世界4位のプラスチック生産国であり、国民1人当り使用量も世界8位水準で、国民1人当り年間約100kg位のプラスチックを消耗している。そして、さまざまな機能的な優秀性と低価格という経済上の特徴によって使用量が増加しており、これに伴う廃プラスチックの発生量も増加している。プラスチック使用量の増加に伴う廃プラスチックの量も2003年3,548千トン、2005年3,968千トン、2007年4,254千トンで、その量が続けて増加している一方、2007年基準の廃プラスチックのリサイクル率は約39%であり、半分以上が埋立または焼却により処理されている。
固体産業廃棄物は焼却及び埋め立てて減溶化することが一般的であるが、廃プラスチックの焼却と埋立は経済的な損失だけでなく、環境汚染の巨視的な原因となっている。廃プラスチックの焼却による処理は一部の熱エネルギーを用いることができるが、多い経済的な損失をもたらし、塩化水素による焼却炉の腐食とダイオキシンなどの各種の有毒性ガスを放出して環境問題を誘発することがある。また、廃プラスチックの埋立は埋立敷地の確保問題だけでなく、有害成分が溶出されることがあり、単位重量に比べて体積が大きくて埋立効率を低下させ、物理・化学的に安定している難分解性であるので、埋立地の早期安定化と土の中に半永久的に残存する問題が発生する。
したがって、政府ではEPR(Expended Product Responsibility)制度を2003年01月から施行しており、今後、廃プラスチックの焼却と埋立を法として規制する計画であるので、プラスチック産業及び環境保護のためにはリサイクル技術開発が急を要する実状である。
プラスチックは他の物質に比べて容易に分解及び変質を起こさないので、効率的な選別技術を開発しさえすれば、リサイクルが最も容易な物質の1つである。このような廃プラスチックをリサイクルできる技術には、エネルギーリサイクル、化学的リサイクル、そして物質リサイクルの方法があり、そのうち、プラスチックの値段の安い特性を考慮する時、物質リサイクルが最も効率的な方法として評価されている。
しかしながら、どの方法でも異なる種類のプラスチックが混在されていれば物性が格段に低下するので、プラスチックの材質分離技術はリサイクルにおいて最も重要である。現在、プラスチックリサイクルの多くは修繕により処理されているが、各分野別の廃プラスチック材質分離技術の研究が活発に進行されて大きい発展がなされている。
一般に、廃プラスチックを再資源化できる物理的選別法は、静電選別、乾・湿式比重選別、浮遊選別、色選別、そして分光法などがある。
大韓民国登録特許第10−0835992号(出願日付:2007年02月22日) 大韓民国登録特許第10−0809117号(出願日付:2007年02月26日) 大韓民国登録特許第10−0848478号(出願日付:2007年02月26日) 大韓民国登録特許第10−0836003号(出願日付:2007年03月15日) 大韓民国公開特許第10−2013−0095921号(出願日付:2012年02月21日)
リ ソン キュら、2010:廃プラスチックリサイクル及び親環境生産システム開発、防災研究、12(2)、pp.110−120、国立防災教育研究院防災研究所、ソウル、韓国。 ゾン ホ ソクら、2010:Development of Electrostatic Separation Technique for Recovery of Soft PVC from Medical Plastic Waste, J. of Korea Society of Waste Management、27(2)、pp.159−164
本発明では伝導性物質と非伝導性物質に関わらず、全ての材質の分離が可能な摩擦荷電型静電選別方法を適用してABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)とPS(Polystyrene)が混合された廃プラスチックの材質分離を遂行するようにすることを目的とする。
特に、需要量が高く、高価のABSを回収することに主眼点をおいてABSの回収率と品位が各々90%と99%以上の効率を見せる選別技術で混合廃プラスチックのリサイクルを高めることができる材質分離技術を確立することをその目的とする。
前記のような目的を有する本発明の構成を添付した図面に基づいて詳細に説明すれば、次の通りである。
本発明に係るABSとPSの混合廃プラスチック材質分離のための摩擦荷電型静電選別方法は、互いに異なる粒子と粒子との間、あるいは荷電装置の表面に粒子を衝突・摩擦させて、仕事関数値(work function)の差により2つ物質のフェルミレベル(fermi-level)が同じになる方向に電子の移動がある時、互いに異なる粒子間あるいは荷電装置の表面に粒子が接触してから、粒子がまた表面から分離されれば、電子の過剰または不足現象が生じるようになって、粒子はネガティブ(negative)(−)あるいはポジティブ(positive)(+)に帯電しながら、互いに反対極性に荷電された混合粒子を高い電圧が流れる電気場内に通過すれば、ポジティブ(+)に荷電された粒子はネガティブ(−)電極に移動するようになり、これと反対に、ネガティブ(−)に荷電された粒子はポジティブ(+)電極に移動されて分離がなされるようにすることを特徴とする。
即ち、摩擦荷電型静電選別を適用してABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)とPS(Polystyrene)が混合された廃プラスチックからABSを回収するための材質分離の荷電物質は、PET、HIPS、ABSのうち、いずれか1つで構成したことを特徴とする。
前述したように、廃プラスチックをリサイクルする場合、多様な種類のプラスチックが混在されていれば、材質特性が低下して物質リサイクルが困難であるので、必ず材質分離技術を用いて分離しなければならない。特に、自動車及び電気/電子などの多様な分野で需要が増加しているABS樹脂の場合、生産量が増加しており、併せて、相当量の廃プラスチックが発生している実状である。
したがって、本発明では摩擦荷電型静電選別方法を適用して、廃家電製品から回収されたABSとPSが混合された廃プラスチックの材質分離に適した荷電物質の結晶及び荷電特性を創出して、荷電効率及び分離効率を極大化できる最適の選別条件を究明することによって、互いに異なる粒子間または粒子と荷電装置の表面との接触により異なる極性に帯電させて、これを静電気的に簡単に分離することができる効果がある。
本発明に係る粒子の摩擦帯電過程を示す概略図であり、具体的に図1の(a)は粒子と荷電装置表面との接触による帯電を、(b)は粒子と粒子との間の接触による帯電現象を示す。 廃プラスチックのABSとPSの帯電序列及び荷電特性研究のために使用した垂直往復型荷電装置と材質別荷電箱(PTFE、PVC、PP、HDPE、PET、HIPS、ABS、POM、Nylon)を示す概略図であり、具体的に、図2の(a)は垂直往復型荷電装置であり、図2の(b)は荷電箱であり、図2の(c)は荷電極性及び荷電量を測定するファラデーケージ(Faraday cage)である。 本発明に係る概略的な工程図である。 本発明に係る荷電特性実験結果を示す図表である。 本発明に係る荷電物質に従う選別効率を確認したグラフである。 本発明に係る電極の電圧強さがABSとPSの混合プラスチックの品位と回収率選別効率に及ぼす影響を観察したグラフである。 本発明に係る分離台の位置が選別効率に及ぼす影響を観察するために示すグラフである。 本発明に係る荷電時間が選別効率に及ぼす影響を観察するために示すグラフである。 本発明に係る混合廃プラスチックの割合に従う選別効率を示すグラフである。 本発明に係る相対湿度が混合廃プラスチックの材質分離で選別効率に及ぼす影響を示すグラフである。 本発明で使われるベンチスケール(bench scale)摩擦荷電型静電選別装置の断面図である。
以下、本発明に係るABSとPSの混合廃プラスチック材質分離のための摩擦荷電型静電選別方法に対する好ましい実施形態に対して添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明に係るABSとPSが混合された廃プラスチックを材質分離するための摩擦荷電型静電選別方法は、互いに異なる粒子と粒子との間の接触または粒子と荷電装置表面との接触により異なる極性に帯電させて、これを静電気的に分離し出す方式である。
図1は粒子の擦帯電過程を示すものであって、(a)は粒子と荷電装置表面との接触による帯電を、(b)は粒子と粒子との間の接触による帯電現象を示している。
本発明は、図1から分かるように、互いに異なる粒子と粒子との間、あるいは荷電装置の表面に粒子を衝突・摩擦するようになれば、仕事関数値(work function)の差により2つ物質のフェルミレベル(fermi-level)が同じになる方向に電子の移動があるようになる。互いに異なる粒子間同士あるいは荷電装置の表面に粒子が接触した後、粒子がまた表面から分離されれば、電子の過剰または不足現象が生じて粒子はネガティブ(−)あるいはポジティブ(+)に帯電するようになる。
このように、互いに反対極性に荷電された混合粒子を高い電圧が流れる電気場内に通過させれば、ポジティブ(+)に荷電された粒子はネガティブ(−)電極に移動するようになり、これと反対に、ネガティブ(−)に荷電された粒子はポジティブ(+)電極に移動されて分離がなされる。
上記のように分離がなされた試料及び実験方法について下記のように詳細に説明する。
1)試料及び実験方法
本発明に使われた試料は(株)セゾンから入手した廃家電製品のプラスチックで、野積・放置されるか、または焼却及び埋立処理されているABSとPSが混合された材質の廃プラスチックである。ABSとPSは6代汎用プラスチックであって、2012年基準の生産量と需要量がABSの場合、各々約145万トンと33万トン、そしてPSの場合、各々約64万トンと20万トンで、ABSがPSに比べて生産量が約2.3倍、需要量が約1.6倍位高い。また、ABSとPSはその他の合成樹脂に比べて約300−500USD/ton位高く、2012年基準ABSが1,891USD/ton、PSは1,686USD/tonで、ABSの値段がPSに比べて200USD/ton位高い。ABSとPSは各々成形性、耐衝撃性、内薬品性、耐熱性、機械的強度と電気絶縁性、高樹脂強度、熱安定性、接着性、塗装性などに優れて、事務機器、自動車部品、電子機器部品などに使われる。このうち、ABSの場合には、自動車部品、電子機器部品などに広く使われており、国内だけでなく全世界的に生産量が急激に増加している。
本発明に係る図2は、廃プラスチックABSとPSの帯電序列及び荷電特性に対する研究のために使用した垂直往復型荷電装置と材質別荷電箱(PTFE、PVC、PP、HDPE、PET、HIPS、ABS、POM、Nylon)を示すものである(前記荷電箱は国内公開特許第10−2008−0078125号に開示された技術構成であるので、これに対する具体的な説明は省略する)。荷電物質選定のために、まず対象試料であるABSとPSは各々カッティングミル(cutting mill)により6mm以下に破砕し、篩(1mm)により1〜6mmサイズに粒度調節した。
粒度調節された試料は多様な荷電箱に投入して垂直往復型荷電装置により摩擦・衝突させた後、図2の(c)に提示したファラデーケージ(Faraday cage)で荷電極性及び荷電量を測定した。そして、これに基づいてABSとPSの混合廃プラスチックの材質分離のための摩擦荷電型静電選別の荷電物質を選定した。
図3は本発明に係る実験の工程図を示すものであって、まず対象試料であるABSとPS廃プラスチックをカッティングミル(cutting mill)と篩により1〜6mmのサイズに破砕及び粒度調節した後、重量比を1:1に混合した。粒度調節された試料はABS材質の荷電箱に投入して垂直往復型荷電装置により摩擦・衝突により荷電させた後、互いに異なる極に荷電された粒子を高電圧が流れる電気場に移動させて分離した。また、電極の電圧強さ、分離台の位置、湿度などの実験条件を変化しながら最適の選別条件及び分離効率を確認した。
2)実験結果
イ.荷電特性
ABSとPSが混合廃プラスチックの材質分離のために、試料を各々反対極性に荷電させることができる荷電物質を選定するための荷電特性研究を遂行した。互いに異なる仕事関数値と帯電序列を有する材質別荷電箱(PTFE、PVC、PP、HDPE、PET、HIPS、ABS、POM、Nylon)に試料を各々単一状態で投入し、垂直往復型荷電装置を用いて荷電させた後、ファラデーケージ(Faraday cage)を用いて荷電極性と荷電量を測定した。実験変数である相対湿度と温度は各々40%以下と常温(25℃)に、回転速度と滞留時間は270rpmと2分に調節して実験を遂行した。
図4は、荷電特性実験結果を示すものである。対象試料であるABSとPSの仕事関数値が荷電物質PTFE、PVC、PP、HDPEより低くて全て正に、POM、Nylonより高くて全て負に荷電がなされた。一方、PET(Polyethylene Terephthalate)、HIPS(High Impact Poly Polystyrene)、そしてABSの場合、ABSとPSが反対極性に荷電がなされることが分かる。この際、対象試料と同一材質であるABSとPSが対象試料を反対に荷電させる理由は、同一な材質であってもプラスチックの内部構造、添加剤などの化学的成分差によって仕事関数値が変わるためである。したがって、ABS、HIPS、そしてPET材質が選別対象試料であるABSとPSが混合された廃プラスチックを反対極性に荷電させることができることを確認した。
したがって、本発明は最適の荷電物質選定のために荷電物質に従う選別効率を確認し、その結果を図5に示した。前記荷電物質はABSとPSが混合廃プラスチックを反対極性に荷電させることができるPET、HIPS、ABSと、これらとの比較のためにPTFE、HDPE、PPの荷電物質を適用した。図5は、ABSとPSとの割合が1:1の混合廃プラスチックを用いて荷電物質に従うABSの品位と回収率を示すものである。同一な極性に荷電されたPTFE、HDPE、そしてPPの場合には、回収率は高いが、品位が60%以下に低く表れるが、混合廃プラスチックの混合比が1:1の点を考慮した時、選別がほとんどなされていないことが分かる。一方、PET、HIPS、そしてABSの場合には、90%以上の回収率と80%以上の品位を観察することができるが、その中でも荷電特性研究で荷電量の差が大きく表れたABSの場合は、品位と回収率が各々99.5%、92.5%で、最も高い選別効率を示した。したがって、本発明ではABSを荷電物質として選定して分離特性研究を遂行した。
ロ)電圧強さの影響
図6は、荷電時間30秒、分離台の位置は正極(positive electrode)方向に2cm、そして、相対湿度30%で電極の電圧強さを5kVから25kVまで変化し、電極の電圧強さがABSとPS混合プラスチックの品位と回収率選別効率に及ぼす影響を観察したものである。電圧の強さが大きくなるほどABSの品位と回収率が増加し、高い選別効率を示す。電圧の強さが低い5kVでは品位と回収率が各々92.5%と69.3%として最も低いが、電圧強さが増加するほど品位と回収率が増加して20kVでは99.5%と92.5%まで増加した。本発明での最高電圧である25kVでは品位と回収率が各々99.9%と93.75%として最も高く表れたが、20kVでの値と大きい差を見せず、近似している選別効率を示した。したがって、エネルギー効率及び選別効率を考慮した時、電圧の強さ20kVがABSとPSが混合された廃プラスチックからABSを回収することに効果的であることが分かった。
このように、電極の電圧強さが大きくなるほど選別効率が増加する理由は、図6のグラフから分かるように、荷電された粒子の荷電量がnC/g単位で非常に弱くて、これらの分離効率を高めるためには高い電気エネルギーが必要なためである。
ハ)分離台位置の影響
試料の荷電量は粒子の仕事関数値、温度、そして荷電時間などの因子により影響を受ける。これによって、荷電された粒子の各々の荷電量が異なるので、電気場内で分離される時、電極に移動する速度と距離が異なる。したがって、電気場内の分離台の位置を移動させて、高い選別効率を見せる適した条件を得ることができる。
図7は、分離台の位置が選別効率に及ぼす影響を観察するために電圧強さ20kV、相対湿度30%、荷電時間30秒に固定し、分離台の位置を落下口を中心に正極と負極方向に各々6cmまで2cmずつ変化しながら実験を遂行した。分離台の位置が電気場の正電極から負電極に移動するにつれて、ABS品位は負極方向に6cm地点で99.9%、正極方向に2cmと6cm地点で各々99.5%、98.2%として大きい差を見せないが、回収率は各地点で76.2%、92.5%、そして98.2%に増加することが分かる。
このような理由は、粒子の荷電量の差と分離台位置によってABSとPSの回収量が変わるためである。相対的に荷電効率の高いPSの場合、PSの回収が分離台位置変化にほとんど影響を受けないが、ABSは分離台の位置が正電極から負電極に移動するほど正極に荷電されたABSの回収ゾーンが広くなって回収率が増加するものである。したがって、品位と回収率を考慮する時、正極方向2cm地点で最も効果的で、この際、品位と回収率は各々99.5%、92.5%の結果を得た。
二)荷電時間の影響
図8は、荷電時間が選別効率に及ぼす影響を観察するために電圧強さ20kV、相対湿度30%、分離台の位置は正極方向2cmに固定し、荷電時間を10秒から60秒まで増加させながら実験した。実験結果、荷電時間30秒まではABSの品位と回収率が増加することが分かるが、これより荷電時間が長くなれば選別効率に変化がほとんどなくて臨界荷電時間に到達されることが分かる。
このように、荷電時間が長くなるほど選別効率が増加する理由は、荷電時間が長くなるにつれて荷電物質内で粒子間または荷電物質と粒子との間の摩擦・衝突の頻度数が増加し、効率的な荷電がなされて荷電量が増加するためである。一方、荷電時間が30秒以上になれば選別効率に大きい変化がないが、これは荷電時間30秒が対象試料の選別のために充分の荷電を提供する臨界点として作用したためである。したがって、本研究では荷電時間30秒を最適の実験条件で分離実験を遂行し、この際、ABSの品位と回収率が各々99.5%と92.5%の結果を得た。
ホ)混合割合の影響
本発明に係る実験で使われた試料は廃家電製品からPSとABS材質の廃プラスチックを各々材質別に回収したものであって、最適の選別効率を見せる混合割合を観察するためにABSとPSとの混合割合を各々1:9、3:7、5:5、7:3に変化させながら実験を遂行した。実験変数である電圧強さ20kV、相対湿度30%、分離台の位置正極方向2cm、そして荷電時間は30秒に固定した。
図9は、混合廃プラスチックの割合に従う選別効率を示したものであって、ABSの量が増加するほど回収率は減少するが、品位は増加することを見ることができる。ABSとPSとの割合が1:9の時、品位と回収率が各々95.4%、96.8%であるが、ABSの量が増加して割合が5:5では各々99.5%、92.5%、7:3の時には各々99.4%、82.8%に品位は増加するが、回収率は減少する。
このように、ABSの量が増加するほど品位が高まる理由は、割合が1:9の場合、相対的に量の多いPS間の摩擦・衝突が主をなして混合廃プラスチックの荷電がよくなされなかったが、ABSの量が増加するほど対象試料間の摩擦・衝突の機会が多くなるにつれて荷電が効率的になされたためである。一方、回収率の場合には、ABSの量が増加するほど減少する傾向を見ることができるが、これは前述したように、ABSの量が多くなればABS間の摩擦・衝突が主をなして荷電効率が落ちるためである。荷電効率が減少すれば、荷電がなされなかったり弱く荷電された粒子はABS回収ゾーンまで移動できなかったりしてPSの回収ゾーンに排出され、これによってABSの回収率が減少する。
したがって、混合廃プラスチックでABSの品位と回収率を考慮した時、品位と回収率が各々99.5%、92.5%を示すABSとPSとの割合5:5で最も高い選別効率を確認した。
ヘ)相対湿度の影響
図10は、相対湿度が混合廃プラスチックの材質分離で選別効率に及ぼす影響を示すものである。供給電圧強さ20kV、分離台の位置は正極方向2cm、そして荷電時間は30秒の条件下で、相対湿度を20〜70%まで変化しながら混合廃プラスチックからABSの回収のための選別効率を観察した。実験結果、相対湿度40%まではABSの品位と回収率に大きい影響を及ぼさなかったが、これより相対湿度が増加すればABSの品位と回収率が格段に減少することが分かる。
相対湿度が最も低い20%の時、ABSの品位と回収率が各々99.9%と92.9%として最も高く、相対湿度が40%まで増加しても各々98.7%と90.1%として大きい差を見せることはない。しかしながら、相対湿度が40%以上になれば選別効率が格段に低下して、相対湿度が最高である70%の時には品位と回収率が各々70.6%と48.6%まで減少することが分かる。
したがって、選別効率を高めるためには相対湿度が40%以下に維持されなければならないことが分かり、本発明の実験では相対湿度30%を最適条件として材質分離実験を遂行し、この時のABSの品位と回収率が各々99.5%と92.5%の結果を得た。このように相対湿度がABSとPS混合廃プラスチックの材質分離に影響を及ぼす理由は、相対湿度が高いほど空気中の水分が摩擦荷電時の粒子間の表面分極を妨害し、粒子が荷電されても粒子の電荷を放電させて荷電量を減少させるためである。
図11は、本発明で使われるベンチスケール(bench scale)摩擦荷電型静電選別装置の断面図である。図11に示すように、摩擦荷電型静電選別装置200はABSとPSの混合粒子を摩擦荷電型静電選別装置200の内部に供給するための注入口210、前記注入口210に注入された混合粒子をパイプライン(pipe line)及びサイクロン(cyclone)荷電装置に移動させるために空気を注入する空気圧縮機240、注入されたPS粒子は(−)極性に荷電させ、ABS粒子は(+)極性に荷電させるためのパイプライン250とサイクロン荷電装置230、ABSとPS粒子が極性によって移動して分離されるための負極板250と正極板260、分離されたABSとPS粒子を各々分離し、位置調節可能な分離台270、負極板250と正極板260に電力を供給するための電力供給部280、及び荷電されたPS粒子とABS粒子が落下する落下口255を含む。
前記分離台270は(+)極性に荷電されたABS粒子を捕集するための第1回収台272、(−)極性に荷電されたPS粒子を捕集するための第2回収台276、及び分離されていないABS粒子とPS粒子の混合粒子を捕集するための第3回収台274を含む。この際、前記分離台270は1つの板形状でありうるが、前記回収台272、274、276と一体型に形成されて、前記回収台から落下口255方向に延びた2つの板が三角形や台形を形成して各々の回収台にABS粒子とPS粒子の捕集を容易にすることができる。この際、前記分離台270は前記回収台から延びた2つの板が集まって形成される三角形の頂点を中心に負極板及び正極板に傾いて台形に形成され、前述したように、高い品位のABSを得るためには回収台から延びた負極方向の板が負極方向に6cm移動して備えられることができ、高い品位と高い回収率でABSを得るためには回収台から延びた正極方向の板が正極方向に2cmから6cmに移動して備えられることができる。
また、本発明で使われる摩擦荷電型静電選別装置200は、空気圧縮機240からパイプライン220及びサイクロン荷電装置230に供給される空気中に水分を除去するために空気乾燥部290をさらに含むことができ、空気圧縮機240と注入口210とを連結する連結管の一部に形成されており、空気圧縮機240から供給される空気の量を調節できる空気流量計295をさらに含むことができる。
前記したような構成を有する本発明がたとえ限定された実施形態により説明されたが、本発明はこれにより限定されず、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者により本発明の技術思想と請求範囲の均等範囲内で多様な修正及び変形が可能である。

Claims (1)

  1. ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)とPS(Polystyrene)の廃プラスチックを供給するための注入口、前記注入口に注入された前記廃プラスチックパイプライン(pipe line)を通しサイクロン(cyclone)荷電装置に移動させるために空気を注入する空気圧縮機、注入されたPSを(−)極性に荷電させ、注入されたABSを(+)極性に荷電させるためのサイクロン荷電装置、荷電されたABSとPSを極性によって移動させて分離させるための負極板と正極板、分離されたABSとPSを各々分離し、位置調節可能な分離台、負極板と正極板に電力を供給するための電力供給部、及び荷電されたPSとABSが落下する落下口を含む摩擦荷電型静電選別装置にあって、
    荷電効率及び分離効率を極大化できる最適の選別条件を究明するために重量比が1:1であるABSとPS廃プラスチックからABSを回収するための前記サイクロン荷電装置の材質分離の荷電物質はABSで構成され、前記材質分離の荷電物質を用いて前記ABSとPSが各々反対極性に荷電され、前記廃プラスチックカッティングミル(cutting mill)と篩により1〜6mmのサイズに破砕及び粒度調節され前記荷電物質の選別方法において、電圧の強さは20kVで構成し、荷電時間は30秒で構成し、相対湿度は40%で構成したことを特徴とする、ABSとPSの廃プラスチック材質分離のための摩擦荷電型静電選別方法。
JP2016548996A 2013-11-20 2014-11-20 Absとpsの混合廃プラスチック材質分離のための摩擦荷電型静電選別方法 Active JP6370389B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020130141029A KR101530003B1 (ko) 2013-11-20 2013-11-20 에이비에스(abs)와 피에스(ps) 혼합폐플라스틱 재질분리를 위한 마찰하전형정전선별 방법
KR10-2013-0141029 2013-11-20
PCT/KR2014/011194 WO2015076582A1 (ko) 2013-11-20 2014-11-20 에이비에스(abs)와 피에스(ps) 혼합폐플라스틱 재질분리를 위한 마찰하전형 정전선별 방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016533264A JP2016533264A (ja) 2016-10-27
JP6370389B2 true JP6370389B2 (ja) 2018-08-08

Family

ID=53179785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016548996A Active JP6370389B2 (ja) 2013-11-20 2014-11-20 Absとpsの混合廃プラスチック材質分離のための摩擦荷電型静電選別方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6370389B2 (ja)
KR (1) KR101530003B1 (ja)
CN (1) CN105636703A (ja)
WO (1) WO2015076582A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105643835A (zh) * 2015-06-15 2016-06-08 余登攀 Abs与ps(聚苯乙烯)破碎塑料分离技术
KR101935569B1 (ko) * 2016-12-29 2019-01-04 울산대학교 산학협력단 표면처리를 이용한 플라스틱의 분리방법
GB2575996B (en) * 2018-07-31 2022-06-29 Sirmon Industries Ltd Separator for removing particles of plastic from mixed particulate material
CN109261362B (zh) * 2018-10-16 2020-04-07 刘志伟 基于静电吸附的物料分离设备

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57171454A (en) * 1981-04-16 1982-10-22 Fuji Electric Corp Res & Dev Ltd Apparatus for classifying powder
JPH07178351A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Densen Sogo Gijutsu Center ゴム・プラスチック廃棄物の静電選別装置
JP3370512B2 (ja) * 1996-05-17 2003-01-27 日立造船株式会社 プラスチックの選別方法および装置
MY139225A (en) * 1998-02-26 2009-08-28 Anglo Operations Ltd Method and apparatus for separating particles
JP2000325832A (ja) * 1999-05-24 2000-11-28 Hitachi Zosen Corp プラスチック選別装置
JP2002011377A (ja) * 2000-06-30 2002-01-15 Kobe Steel Ltd 廃棄合成樹脂類の選別方法および選別システム
WO2002020164A1 (fr) * 2000-09-04 2002-03-14 Hitachi Zosen Corporation Appareil permettant de separer des ecailles de plastique
JP2003103197A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Japan Science & Technology Corp プラスチック等の静電選別方法
JP2007111600A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Mitsubishi Electric Corp 帯電選別装置
KR20080079117A (ko) * 2007-02-26 2008-08-29 한국지질자원연구원 폴리염화비닐, 폴리프로필렌 공중합체 및 아크릴수지가혼합된 혼합플라스틱의 재질분리방법
KR100836003B1 (ko) * 2007-03-15 2008-06-09 한국지질자원연구원 마찰하전형 정전선별장치
CN101795775B (zh) * 2007-08-27 2014-05-28 三菱电机株式会社 静电分选装置、静电分选方法以及再生塑料制造方法
KR20100038502A (ko) * 2008-10-06 2010-04-15 한국지질자원연구원 에이비에스와 피비티의 혼합플라스틱으로부터 피비티를 제거하는 방법
JP2010119911A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Mitsubishi Electric Corp 静電選別方法および静電選別装置
JP5483126B2 (ja) * 2009-08-05 2014-05-07 学校法人 芝浦工業大学 静電選別装置
JP5578826B2 (ja) * 2009-10-02 2014-08-27 協和産業株式会社 廃プラスチックの選別分離方法および選別分離設備
JP5523129B2 (ja) * 2010-02-05 2014-06-18 三菱電機株式会社 静電選別装置および静電選別方法
JP5412409B2 (ja) * 2010-11-26 2014-02-12 三菱電機株式会社 プラスチック選別方法およびプラスチック選別装置
JP5713798B2 (ja) * 2011-05-24 2015-05-07 三菱電機株式会社 摩擦帯電装置および静電選別装置
CN102836786B (zh) * 2012-09-07 2015-05-27 上海交通大学 一种基于摩擦静电的物料分离装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR101530003B1 (ko) 2015-06-18
CN105636703A (zh) 2016-06-01
JP2016533264A (ja) 2016-10-27
KR20150057544A (ko) 2015-05-28
WO2015076582A1 (ko) 2015-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Silveira et al. Application of tribo-electrostatic separation in the recycling of plastic wastes
JP6370389B2 (ja) Absとpsの混合廃プラスチック材質分離のための摩擦荷電型静電選別方法
Cui et al. Mechanical recycling of waste electric and electronic equipment: a review
He et al. WEEE recovery strategies and the WEEE treatment status in China
Park et al. PVC removal from mixed plastics by triboelectrostatic separation
JP5127833B2 (ja) 静電選別装置および静電選別方法ならびに再生プラスチック製造方法
JP2006505419A (ja) ブラスチックの多段階分離
JP4686827B2 (ja) 再利用可能プラスチック生産方法及び装置
Li et al. Compound tribo-electrostatic separation for recycling mixed plastic waste
Dodbiba et al. Triboelectrostatic separation of ABS, PS and PP plastic mixture
JP5253708B2 (ja) 静電分離の媒介
Li et al. Charge-decay electrostatic separation for removing Polyvinyl chloride from mixed plastic wastes
Menad Physical separation processes in waste electrical and electronic equipment recycling
Ali et al. Reducing the electrostatic charge generated from sliding of rubber on polyethylene artificial turf
KR100974206B1 (ko) 마찰하전형 정전선별장치
JP6880908B2 (ja) 廃プラスチック混合物からの炭素繊維強化複合材料の分別回収方法
JP6880909B2 (ja) 廃プラスチック混合物からの炭素繊維強化複合材料の選別方法
Lai et al. Optimization of Electrostatic Separation Process for Maximizing Biowaste Recovery Using Taguchi Method and ANOVA.
JP2012011611A (ja) プラスチック廃材の再資源化方法、再生プラスチック成形体およびその製造方法
JP2009233538A (ja) 選別装置および選別方法
Benabderrahmane et al. Triboelectrostatic separation of brominated flame retardants polymers from mixed granular wastes
Gliniak et al. The possibilities of automation of the manual line for dismantling waste electrical and electronic equipment
Eddine et al. New aero-dynamic tribo-charging device with application to the electrostatic separation of granular mixtures of insulating materials
KR100967425B1 (ko) 이브이에이와 피이티 혼합 폐플라스틱의 재질분리 방법
Zhang et al. Optimization of Two-stage High-voltage Electrostatic Separation Parameters for Retired Passenger Vehicle Plastics by Response Surface Methodology.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6370389

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250