JP6369687B2 - 基板収納容器 - Google Patents

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本発明は半導体ウェーハやマスクガラスなどの基板を収納し、基板の保管、運搬などに用いられる基板収納容器に関し、特に基板収納容器の蓋体に設けられる保持部材であるフロントリテーナに関する。
半導体ウェーハやマスクガラスなどの基板を収納する基板収納容器には、図3に示すように、前面に基板8の出し入れのための開口部を有する容器本体5と、この開口部を塞いで密閉する蓋体6とを備えるものがある(特許文献1、2)。蓋体6の内面側には、基板8が基板収納容器内で回転したりがたついたりしないように、保持部材であるフロントリテーナ1が設けられる。また、容器本体5の側壁には基板8の周縁部を水平に支持する棚状の支持部7が、垂直方向に一定間隔で設けられ、複数の基板8が垂直方向に並べられて収納される。
蓋体6に設けられるフロントリテーナ1は、基板8側に張り出す弾性片3を備え、蓋体6が容器本体5に取り付けられたとき、基板8の周縁部を容器本体5の奥へと押し込む。弾性片3の基板8に当接する部分には、特許文献1、2に開示されるように、断面が略V字状をした保持溝2が個々の基板8に対して形成されている。蓋体6が容器本体5の開口部を密閉すると、フロントリテーナ1は基板8の周縁部を略V字状の保持溝2で位置決めして容器本体5の奥へと押し込むと共に保持し、基板8の回転およびがたつきを防止する。
また、特許文献2にはフロントリテーナ1(蓋側リテーナ)の略V字状の保持溝2と、容器本体に設けられた略V字状の容器本体溝9とによって、基板8が支持部7(基板載置部)から浮いた状態で保持される基板収納容器が開示されている。収納された基板8は支持部7に接していないため、振動や衝撃が加わっても、基板8と支持部7が擦れたりすることがなく、基板の汚染や塵埃の発生を防止できる。
基板8が支持部7から浮いた状態で基板収納容器に保持される過程について、図4、5の断面図に基づいて説明する。なお、図3に示すように基板収納容器には複数の基板8が収納され、各基板8に対して保持溝2、容器本体溝9、および支持部7が設けられるが、図4、5ではその中の1枚の基板8に関する構成について説明する。
基板8を収納する際、開口部から容器本体5内に搬入された基板8は、蓋体6が閉じられるまで、図4(a)に示すように容器本体5の側壁に設けられた支持部7に載置される。この状態で容器本体5の開口部を蓋体6で密閉すると、蓋体6の内面側に配置されているフロントリテーナ1が、蓋体6と一緒に図4(b)の矢印方向に移動して、弾性片3が基板8を容器本体5の奥側へと押し込む。押し込まれた基板8は、V字状の容器本体溝9とV字状の保持溝2の斜面を滑り上がり、図4(b)に示すように基板8の周縁部が、容器本体溝9と保持溝2の底に嵌り、支持部7から浮いた状態で保持される。
図5は容器本体5から蓋体6とフロントリテーナ1を取り外すときの状態を示す図である。蓋体6により密閉された基板収納容器内で、基板8は図5(a)に示すように弾性片3に形成された保持溝2と、容器本体の側壁に形成された容器本体溝9によって保持されている。蓋体6と一緒にフロントリテーナ1が外されると、弾性片3からの押圧力が無くなり、基板8は自重によって容器本体溝9と保持溝2の斜面を滑り落ち、支持部7の上に載置される。
しかし、従来の基板収納容器では、フロントリテーナ1が外される際に、基板8が保持溝2の斜面を容器本体溝9の斜面よりも先に滑り落ちて支持部7に当接した場合、フロントリテーナ1を外した後の基板8が、図5(b)に示すように支持部7と容器本体溝9で斜めに支えられた状態となることがある。このように基板が傾いた状態では、基板搬出装置が容器本体5から基板8を取り出すことができず、基板搬出エラーが生じる。
特許第3938293号 特許第5301731号
そこで、本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、容器本体から蓋体を外す際、基板が支持部の上に水平に載置されるフロントリテーナおよびフロントリテーナを備えた基板収納容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の基板収納容器は、前面に開口部が設けられた容器本体と、前記開口部を塞ぐ蓋体と、前記蓋体に設けられるフロントリテーナとを有し、前記容器本体の側壁は、収納される基板の周縁部を保持する容器本体溝を備え、前記フロントリテーナは、前記基板の周縁部を保持する保持溝を備え、前記保持溝は、少なくとも溝の底側から第1の斜面と前記第1の斜面に連続する第2の斜面とを有し、前記保持溝の中心線と前記第2の斜面とが成す第2の傾斜角は、前記保持溝の中心線と前記第1の斜面とが成す第1の傾斜角よりも小さいことを特徴とする。
前記保持溝が、前記第2の斜面に連続し、前記第2の傾斜角より大きい第3の傾斜角を有する第3の斜面を備えることを特徴とする。
前記容器本体溝が略V字状の溝であり、前記略V字状の溝の中心線と前記略V字状の溝の斜面が成す角が、75度以上、85度以下であることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために本発明のフロントリテーナは、収納される基板の周縁部を保持する保持溝を備え、前記保持溝は、少なくとも溝の底側から第1の斜面と前記第1の斜面に連続する第2の斜面とを有し、前記保持溝の中心線と前記第2の斜面とが成す第2の傾斜角は、前記保持溝の中心線と前記第1の斜面とが成す第1の傾斜角よりも小さいことを特徴とする。
前記保持溝が、前記第2の斜面に連続し、前記第2の傾斜角より大きい第3の傾斜角を有する第3の斜面を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために本発明の基板収納容器は、前面に開口部が設けられた容器本体と、前記開口部を塞ぐ蓋体と、前記蓋体に設けられるフロントリテーナとを有し、前記容器本体の側壁は、収納される基板の周縁部を保持する容器本体溝を備え、前記フロントリテーナは、前記基板の周縁部を保持する保持溝を備え、前記保持溝は、少なくとも溝の底側から第1の斜面と前記第1の斜面に連続する第2の斜面とを有し、前記蓋体が前記容器本体に係止された状態が解除されて、前記蓋体を前記容器本体から取り除くときに、前記基板は、前記容器本体溝側から先に滑り落ち、その後に前記保持溝側が滑り落ちて、支持部に支持されることを特徴とする。
前記第1の斜面と前記第2の斜面の滑りにくさをそれぞれS1、S2とし、前記容器本体溝の斜面と前記支持部の滑りにくさをそれぞれT1、T2としたとき、S1<T1<S2<T2の関係を満たすことを特徴とする。
前記保持溝は、前記第2の斜面に連続する第3の斜面を有し、前記第3の斜面の滑りにくさをS3とするとき、S3<T2の関係をさらに満たすことを特徴とする。
本発明によれば、容器本体から蓋体を外す際、基板が支持部の上に水平に載置されるフロントリテーナおよびフロントリテーナを備えた基板収納容器を提供することができる。
本発明の第1実施形態の保持溝と容器本体溝の断面形状を示す図である。 本発明の実施形態において基板が滑り落ちる状態を示す図である。 基板収納容器の構成を示す斜視図である。 従来のフロントリテーナが基板を押し込む過程を示す図である。 従来のフロントリテーナが外される過程を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
本発明の第1実施形態の基板収納容器は、図3に示すように前面に開口部を有するいわゆるフロントオープンボックスタイプの容器本体5と、この容器本体5の開口部を塞ぐ蓋体6と、蓋体6に設けられるフロントリテーナ1とを備える。
容器本体5の側壁には、基板8の周縁部を水平に支持する一対の支持部7(図3では片側の支持部のみを示す)が、垂直方向に一定間隔で形成されている。支持部7は容器本体から内方に突出する棚状の部材であり、容器本体5の開口部が開いた状態では、基板8は支持部7によって水平に支持されている。
容器本体5と蓋体6は、例えばポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタール、液晶ポリマー、シクロオレフィンポリマーなどの合成樹脂から形成することができる。また、これらの樹脂に、カーボンパウダー、カーボン繊維、カーボンナノチューブなどを添加して、導電性を付与することもできる。
蓋体6にはフロントリテーナ1が取り付けられ、蓋体6とフロントリテーナ1が一体となって、容器本体5に取り付けまたは取り外しが行われる。フロントリテーナ1は、矩形状の枠体4と、この枠体4から短冊状に分岐されて基板8側に張り出す片持ち状の弾性片3とを備えている。弾性片3にはフロントリテーナ1が蓋体6と共に容器本体5に取り付けられたとき、基板8の周縁部を保持する保持溝2が形成される。なお、第1実施形態では弾性片3を枠体4から短冊状に分岐される片持ち状の弾性片3としたが、弾性片3の形状はこれに限定されるものではない。例えば、連結して両持ち状に形成した弾性片とすることも、枠体4の中央に別の弾性片の列を追加した構成とすることもできる。また、弾性片3に形成される保持溝2の数および長さは、収容する基板8が回転したりがたついたりしないように保持できるものであればよい。
図1(a)は本発明の第1実施形態におけるフロントリテーナ1の弾性片3が、容器本体5に配置された状態を示す断面図であり、図1(b)は図1(a)の弾性片3に形成された保持溝2の形状を詳細に示す図である。図1(a)に示すように、容器本体5の側壁には、保持溝2と共同して基板8の周縁部を保持する、略V字状の容器本体溝9が形成される。保持溝2と容器本体溝9の中心線は、蓋体6が容器本体5に取り付けられた状態で、同一の高さで水平となるように設定される。基板8の周縁部は保持溝2の底と容器本体溝9の底に位置決めされ保持されるので、基板8はこの中心線上に水平に保持され、支持部7から浮いた状態となる。
略V字状の容器本体溝9の斜面が溝の中心線と成す傾斜角は、75度以上、85度以下とすることが好ましい。85度より大きい角度では、基板8が容器本体溝9の斜面を滑り上がる際に斜面に引っ掛かりが起こり易くなり、75度より小さいと基板8が容器本体溝9の斜面を滑り落ちる際に、斜面に引っ掛かりが起こり易くなる。
図1(b)に示すように本発明の第1実施形態では、保持溝2には溝の底側から第1の斜面21、第2の斜面22、および第3の斜面23が連続して設けられている。そして、第2の斜面22が溝の中心線と成す傾斜角βは、第1の斜面21および第3の斜面23が溝の中心線と成す傾斜角であるαおよびγよりも小さく設定されている。また、このとき第3の斜面23の傾斜角γは75度以上85度以下とすることが好ましく、第1の斜面21の傾斜角αはγ以下であることが好ましい。
図1に示す第1実施形態では、保持溝2が第1の斜面21と連続する第2の斜面22を備えることにより、容器本体5から蓋体6と共にフロントリテーナ1を外す際、基板8が常に支持部7の上に水平に載置されることを可能にする。フロントリテーナ1を外す際の第2の斜面22の作用について、図2(a)〜図2(e)に基づいて説明する。
図2(a)は、容器本体5が蓋体6によって密閉され、フロントリテーナ1の弾性片3が、収納された基板8の周縁部を押圧し保持した状態を示す。基板8の周縁部は容器本体溝9と保持溝2の底で保持されている。蓋体6と共にフロントリテーナ1が外されると、弾性片3によって押圧されていた基板8は、容器本体溝9と保持溝2の斜面を自重によって滑り落ちる。保持溝2の第1の斜面21を滑り落ちた基板8は、第1の斜面21よりも傾斜が緩やかな第2の斜面22により一旦支えられる(図2(b))。このとき基板8が容器本体溝9を滑り落ちていなくても、フロントリテーナ1が容器本体5から離されることにより、基板8は容器本体溝9の斜面を滑り落ち支持部7に当接する(図2(c))。
図2(c)の状態からさらにフロントリテーナ1が容器本体5から離されると、基板8は保持溝2の第3の斜面23を滑り落ち(図2(d))、支持部7の上に水平に載置される(図2(e))。
このように、第1実施形態のフロントリテーナ1では、保持溝2に第1の斜面21に連続して、第1の斜面21より緩やかな傾斜の第2の斜面22が設けられているため、基板8が容器本体溝9の斜面を滑り落ちた後に、フロントリテーナ1が基板8から離れる。このため、図5(b)のように基板8が支持部7と容器本体溝9の斜面で斜めに支えられた状態で、容器本体内に残されることはない。第1実施形態では、蓋体6を外した後、容器本体内の基板8は常に支持部7に水平に載置されるので、基板搬出エラーを防止できる。
上記第1実施形態では、フロントリテーナ1を矩形状の枠体4から片持ち状の弾性片3が短冊状に分岐された形状としたが、本発明のフロントリテーナの形状はこれに限定されるものではない。基板の周縁部を保持する保持溝2に、第1の斜面21に連続して緩やかな傾斜の第2の斜面22が設けられる形状であれば、フロントリテーナおよび弾性片の形状は特に限定されない。
本発明の第2実施形態は、フロントリテーナ1の保持溝2と容器本体溝9の、基板8との滑りにくさに相対的な差を設けたものである。第2実施形態では保持溝2と容器本体溝9の斜面の滑り性の指標となる静止摩擦係数を、保持溝2が容器本体溝9よりも大きくなるように設定して、基板8の端部が保持溝2の斜面を滑り落ちにくくしている。このような基板8との滑りにくさの相対的な差を設けることにより、蓋体6が容器本体5に係止された状態が解除されて、蓋体6を容器本体5から取り除くときに、基板8は先ず容器本体溝9側の端部が容器本体溝9を滑り落ち、その後にフロントリテーナ1の保持溝2から基板8が滑り落ちて支持部7上に載置される。
滑りにくさの相対的な差は、保持溝2と容器本体溝9の斜面を形成する材質を変えることや、表面粗さに差を設けることで設定できる。材質により滑りにくさの差を設ける場合、例えばフロントリテーナ1の保持溝2には、硬度の低いポリオレフィン系熱可塑性エラストマーやポリエステル系熱可塑性エラストマーを用い、容器本体溝9にはポリブチレンテレフタレートや、ポリブチレンナフタレートなどの滑り性の良好な樹脂や滑り性を改善する添加物が添加された熱可塑性樹脂を用いて形成すればよい。
また、表面粗さにより滑りにくさの差を設ける場合は、それぞれの部品を成形する金型の磨き仕上げに差をつけることや、しぼ加工を施すことで設定できる。
さらに、フロントリテーナ1の保持溝2を、第1実施形態と同様に二段傾斜や三段傾斜の構造にすることで、基板8が確実に容器本体溝9を滑り落ちた後、フロントリテーナ1から離れることが可能となる。
第2実施形態の保持溝2を第1実施形態と同じ構造とする場合、図1に示す保持溝2の第1の斜面21、第2の斜面22、第3の斜面23の滑りにくさを、それぞれS1、S2、S3とし、容器本体溝9の斜面と、支持部7の滑りにくさをそれぞれT1、T2としたときに、式1、式2の関係を満たすことが必要である。
保持溝2の各斜面、容器本体溝9の斜面、支持部7の滑りにくさの相対的な比較は、これらの面に実際に基板を滑らすことで確認できる。
S1<T1<S2<T2 ・・・(式1)
S3<T2 ・・・(式2)
この場合、図2に示すように蓋体6が容器本体から後退することで、基板8は先ずフロントリテーナ1の保持溝2の第1の斜面21を滑り落ち(図2(b))、次に容器本体溝9斜面を滑り落ちる(図2(c))。その後、保持溝2の第2の斜面22、第3の斜面23を滑り落ちて支持部7上に載置される(図2(e))。なお、フロントリテーナ1の保持溝が2段の斜面の場合は、式1を満たせば良い。第2実施形態においても、第1実施形態と同様に基板8を確実に支持部7に載置することができる。
以上、本発明を実施の形態に基づき説明したが、本発明は実施の形態例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
1 フロントリテーナ
2 保持溝
21 第1の斜面
22 第2の斜面
23 第3の斜面
3 弾性片
4 枠体
5 容器本体
6 蓋体
7 支持部
8 基板
9 容器本体溝

Claims (5)

  1. 前面に開口部が設けられた容器本体と、前記開口部を塞ぐ蓋体と、前記蓋体に設けられるフロントリテーナとを有し、
    前記容器本体の側壁は、収納される基板の周縁部を保持する容器本体溝を備え、
    前記フロントリテーナは、前記基板の周縁部を保持する保持溝を備え、
    前記保持溝は、その水平となる中心線よりも下方に少なくとも溝の底側から第1の斜面と前記第1の斜面に連続する第2の斜面とを有し、
    前記保持溝の中心線と前記第2の斜面とが成す第2の傾斜角は、前記保持溝の中心線と前記第1の斜面とが成す第1の傾斜角よりも小さく、
    前記基板は、
    前記蓋体が前記容器本体に係止された状態で、前記容器本体の側壁に形成され前記基板よりも下方に位置する支持部と当接しないように前記容器本体溝と前記保持溝との底で保持され、
    前記蓋体が前記容器本体に係止された状態が解除されて、前記蓋体を前記容器本体から取り除くときに、その前記容器本体溝側の周縁部が前記容器本体溝から滑り落ちた後にその前記保持溝側の周縁部が前記第2の斜面から滑り落ちて水平に前記支持部に支持されることを特徴とする基板収納容器。
  2. 前記保持溝が、溝の底側から前記第1の斜面と、前記第1の斜面に連続する第2の斜面と、前記第2の斜面に連続し、前記第2の傾斜角より大きい第3の傾斜角を有する第3の斜面とからなることを特徴とする請求項1に記載の基板収納容器。
  3. 前記容器本体溝が略V字状の溝であり、前記略V字状の溝の中心線と前記略V字状の溝の斜面が成す角が、75度以上、85度以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の基板収納容器。
  4. 前面に開口部が設けられた容器本体と、前記開口部を塞ぐ蓋体と、前記蓋体に設けられるフロントリテーナとを有し、
    前記容器本体の側壁は、収納される基板の周縁部を保持する容器本体溝を備え、
    前記フロントリテーナは、前記基板の周縁部を保持する保持溝を備え、
    前記保持溝は、少なくとも溝の底側から第1の斜面と前記第1の斜面に連続する第2の斜面とを有し、
    前記蓋体が前記容器本体に係止された状態が解除されて、前記蓋体を前記容器本体から取り除くときに、前記基板は、前記容器本体溝側から先に滑り落ち、その後に前記保持溝側が滑り落ちて、前記容器本体の側壁に形成された支持部に支持され
    前記第1の斜面と前記第2の斜面の滑りにくさをそれぞれS1、S2とし、前記容器本体溝の斜面と前記支持部の滑りにくさをそれぞれT1、T2としたとき、
    S1<T1<S2<T2
    の関係を満たすことを特徴とする基板収納容器。
  5. 前記保持溝は、前記第2の斜面に連続する第3の斜面を有し、前記第3の斜面の滑りにくさをS3とするとき、
    S3<T2の関係をさらに満たすことを特徴とする請求項に記載の基板収納容器。
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