JP6369482B2 - 塗装用刷毛立具、及び塗装用刷毛立具の製造方法 - Google Patents

塗装用刷毛立具、及び塗装用刷毛立具の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、塗装用容器などに取り付けることで、容器内に塗装用刷毛を立て掛けるための空間を形成することができる塗装用刷毛立具、及び塗装用刷毛立具の製造方法に関する。
従来の塗装用刷毛の収納容器として、有底で、上面を開放した容器状の刷毛入れ部(15)の背面の中央に、倒コ字状の取付部(17)を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この塗装用刷毛の収納容器は、容器状の刷毛入れ部(15)の背面部分が円形の容器本体(11)にあわせて内弧状部分(27)とされており、背面の取付部(17)を円形の塗装容器(11)の口部に差し込むと、円形の塗装容器(11)内面に沿って取り付けることができものであり、この刷毛入れ部15内に刷毛を立てた状態に保持することができる(例えば、特許文献1の図1、図2、図5参照)。
特開2005−112387号公報
特許文献1の塗装用刷毛の収納容器は、容器状の刷毛入れ部(15)が変形させることができない金属や合成樹脂でできているので、塗装容器(11)の形状、取付け位置などによっては、取り付けて使用することはできなかった。
また、特許文献1の塗装用刷毛の収納容器は、立体的で複雑な構造であるので、製造コストや運搬コストを下げることができなかった。
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、塗装用容器の形状、取付け位置などに限定されずに、取り付けて使用することができ、また、大幅にコストの低減を図ることができる塗装用刷毛立具、及び塗装用刷毛立具の製造方法を提供する点にある。
本発明に係る塗装用刷毛立具は、容器の口部に取り付け可能なフック部材を、平板状の仕切板の両側部に設けた、軟質な合成樹脂の一体成形品からなり、該仕切板を湾曲変形可能とし、前記仕切板が容器の内側へ突出状に湾曲するように、前記両フック部材を容器の口部に取付けて、前記容器の側壁と仕切板とで塗装用刷毛を立て掛けるための空間を形成可能となしたことを特徴とする(請求項1)。
このような塗装用刷毛立具の構成によれば、前記仕切板が容器の内側へ突出状に湾曲するように、前記両フック部材を容器の口部に取付けて、前記容器の側壁と仕切板とで刷毛を立て掛けるための空間を形成することができるので、この空間内に塗装用刷毛を立て掛けた状態に保持することができる。
よって、平板状の仕切板を突出状に湾曲変形させながら、フック部材を、容器の口部に、取り付けるだけであるので、有底角筒状、有底円筒状等のさまざまな形状の塗装用容器に取り付けることができ、また、容器のさまざまな位置に取り付けることも可能となる。
また、塗装用刷毛立具は、使用時には、平板状の仕切板を突出状に湾曲させて立体的な構造とすることができるが、使用前には、平板状の仕切板の両側端面に、フック部材を有する平面的な構造であるので、製造コストや輸送コストを大幅に低減するころができる。
さらに、前記フック部材を、前記仕切板の板厚方向に幅広の帯板状に構成して、正面視略逆U字状に形成され、下方に向けて開口してなるものが好ましい(請求項2)。
このような構成によれば、フック部材が正面視略逆U字状に形成されているので、容器の口部の上から差し込むことにより、塗装用刷毛立具を、簡単に取り付けることができる。
しかも、フック部材を、仕切板の板厚方向に幅広の帯板状に構成し、平板状の仕切板の両端面と、帯板状のフック部材が直交方向に設けた構造であるので、平板状の仕切板全体を大きく突出状とすることができ、また、仕切板の湾曲変形も行い易い。
また、前記塗装用刷毛立具を成形する金型の合わせ面が、仕切板の厚さ方向の途中に配置されるとともに、フック部材の幅方向の途中部に配置されている射出成形品からなるものがより好ましい(請求項3)。
このような構成によれば、金型の合わせ面が、塗装用刷毛立具の仕切板の厚さ方向の途中に配置されるとともに、フック部材の幅方向の途中部に配置されているので、スライドコアなどを必要とせず、一対の金型のみを用いて、塗装用刷毛立具を射出して一体成形可能であるので、製造コストを、大幅に低減することができる。
さらに、断面略T字状のすり切り部を、前記仕切板の上部に設ける方が好ましい(請求項4)。
このような構成によれば、塗装用刷毛立具のすり切り部が、断面略T字状であり、前後にすり切り片を突出させた構造であるため、前後のいずれの方向にも、仕切板を突出状に湾曲変形させて、容器に取り付けて使用することができるので、前後を気にせず作業を行うことができるので、作業性を大幅に向上することができる。
また、本発明に係る塗装用刷毛立具の製造方法は、容器の口部に取り付け可能なフック部材を、仕切板の両側部に設けた、軟質な合成樹脂の一体成形品からなり、該仕切板を湾曲変形可能となした塗装用刷毛立具の製造方法であって、前記仕切板を平板状に成形する仕切板成形空間と、該仕切板成形空間の両側部に設けたフック部材成形空間とを有し、前記仕切板の厚さ方向の途中部と、前記仕切板の厚さ方向に幅広なフック部材の幅方向の途中部とに合わせ面が配置されるように構成した1対の金型を用い、両金型を型閉じした後、両金型間に形成される成形空間に軟質な合成樹脂材料を射出して成形する、ことを特徴とする(請求項5)。
このような塗装用刷毛立具の製造方法によれば、スライドコアなどを必要とせず、一対の金型のみを用いて、塗装用刷毛立具を射出して一体成形可能であるので、製造コストを、大幅に低減することができる。
以上のとおり、本発明に係る塗装用刷毛立具によれば、塗装用容器の形状、取付け位置などに限定されずに、取り付けて使用することができ、また、大幅にコストの低減を図ることができる。
本発明の第一実施形態に係る塗装用刷毛立具を塗料用容器に取り付けた後、塗装用刷毛を立て掛けた状態の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る塗装用刷毛立具の斜視図である。 同じく(a)平面図、(b)正面図である。 同じく部分拡大縦断側面図である。 同じく塗装用刷毛立具を塗料用容器に取り付けた後、塗装用刷毛を立て掛けた状態を示す斜視図 同じく(a)塗装用容器の他の部分に取り付けた状態の平面図、(b)他の塗装用容器に取り付けた状態の平面図である。 本発明の第二実施形態に係る塗装用刷毛立具の、(a)平面図、(b)正面図である。 塗装用刷毛立具の第一の製造方法を示すための金型の説明断面図である。 塗装用刷毛立具の第二の製造方法を示すための、(a)合成樹脂板の斜視図、(b)塗装用刷毛立具の斜視図である。 塗装用刷毛立具の第二の製造方法を示すための、他の(a)合成樹脂板の斜視図、(b)塗装用刷毛立具の斜視図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。
第一実施形態.
本発明に係る塗装用刷毛立具の第一実施形態を、図1〜図6に沿って説明する。
第一実施形態の塗装用刷毛立具1は、図2〜図4に示すように、仕切板2と、該仕切板2の両側端面に設けられたフック部材3,3と、該仕切板2の上部に設けられたすり切り部4とで構成されており、図1に示すように、塗装用容器5に取り付けることで、塗装用刷毛6を立て掛けた状態に保持することができる。
仕切板2は、図2〜図4に示すように、等脚台形状の板体の上部を内側に向けてやや円弧状とするとともに、板体下方両側の角部をアール状とし、さらに、板体上部を断面略T字形状に形成することで、前後にすり切り片7が突出するすり切り部4が設けられている。
フック部材3は、図2及び図3(b)に示すように、前記仕切板2の板厚方向に幅広の帯板状に構成し、上部8aと両側部8b、8cとからなる倒コ字状の挟持部8と、該挟持部8の外側の側部8cの下方から、内側(仕切板2側)に向けて垂直に延びる戻り部9と、さらに、該戻り部9から内側(仕切板2側)に、へ字状に延びる押え部10とを有する形状に形成されている。
このように、フック部材3は、図2及び図3(b)に示すように、挟持部8などによって、正面視略逆U字状に形成され、下方に向けて開口されている。
塗装用刷毛立具1は、図2及び図3(b)に示すように、仕切板2の両側端面の上部に、フック部材3の挟持部側部8bが直交方向に設けられ、押え部10が仕切板2の下方にまで位置しており、仕切板2とフック部材3によって、仕切板2の板厚方向に貫通し、下方に向けて開口する保持空間部11が形成されている。この保持空間部11を利用して、フック部材3を、容器本体5aの口部5bに上から差し込んで、フック部材3を容器本体5aの口部5bから側壁にかけて取り付けることができる。
さらに、塗装用刷毛立具1は、例えば、仕切板2の厚みが1mm程度、フック部材3の厚みが3mm程度に設定されており、プロピレンなどの軟質の合成樹脂で一体成形されており、合成樹脂の弾力性によって、仕切板2を突出状に湾曲変形可能としたものである。
さらに、上記の塗装用刷毛立具1では、仕切板2を平坦な板状としているが、波形状の板状など、板体に変形を加えたものであってもよく、また、仕切板2表面に、突条や突部を設けてもよく、これらを含めて、単に、平板状と称することとする。
また、図例の塗装用刷毛立具1は、フック部材3を仕切板2の両端面に設けているが、仕切板2の側部であればよく、例えば、仕切板2の正面(又は背面)の両側部に設けてもよい。
なお、フック部材3は、正面視略逆U字状に形成され、下方に向けて開口されており、容器本体5aの口部5bに上から差し込めることができる構造であればよい。また、前記のフック部材3に限定されるものではなく、容器本体5aに、取り付けることができる構造であれば、さまざまな構造を採用することできる。
さらにまた、塗装用刷毛立具1は、弾性変形可能な合成樹脂材料でできているが、使用時に、仕切板2を突出状に湾曲変形できる軟質な合成樹脂であればよく、例えば、塑性変形可能な合成樹脂を用いることも可能である。
また、塗装用容器5は、図1に示すように、有底角筒状の容器本体5aに、取手5cが設けられており、さらに、容器本体5aの開口端が外側に折り返されて、口部5bが形成されている。
なお、塗装用容器5は、塗料を入れるための容器であるが、他に、溶剤、水などを入れる容器であってもよい。
さらに、塗装用刷毛6は、図5に示すように、ブラシ部6aと、柄部6bとで構成されており、ブラシ部6aを下にした状態で、容器本体5a内に立て掛けることができる。
このような塗装用刷毛立具1によれば、図1に示すように、仕切板2の弾力性を利用して、突出状に湾曲変形させながら、該仕切板2を容器本体5aの角部に位置させ、それぞれのフック部材3を、上から差し込み、保持空間部11内に、容器本体5aの口部5bと側壁を位置させると、挟持部8内に、容器本体5aの口部5bが位置するとともに、へ字状の押え部10が、合成樹脂の弾力性によって、容器本体5aの側壁表面に当接することにより、前記仕切板1が容器本体5aの内側へ突出状に湾曲させた状態で、塗装用容器5の角部に取り付けることができる。
こうして、塗装用容器5の容器本体5a内に塗装用刷毛立具1を取り付けることで、図5に示すように、容器本体5aの側壁と仕切板2とで、塗装用刷毛6を立て掛けるための空間が形成され、この空間内に塗装用刷毛6を立て掛けた状態に保持することができる。
このように、塗装用刷毛立具1は、製造時や輸送時には、平板状の仕切板2の両側端面に、フック部材3,3を有する平面的な構造であるが、使用時には、平板状の仕切板2を突出状に湾曲させて立体的は構造とすることができる。
なお、図5に示すように、仕切板2の上下方向の長さL1は、容器本体5a内の上下方向の長さL2の約1/3以上必要であり、特に、約1/2に設定するのが好ましい。このように、塗装用刷毛立具1の仕切板2の上下方向の長さを、塗装用容器5の容器本体5a内の上下方向の長さに対して、一定値以上に設定することで、仕切板2の下方が開放されていても、立て掛けた塗装用刷毛6が容器本体5a内に滑り込むことを防止することができる。
さらに、図1では、塗装用刷毛立具1を、有底角筒状の容器本体5aの角部に取り付けている例を示しているが、同様にして、仕切板2を突出状に湾曲変形させながら、フック部材3,3を、容器本体5aの口部5bに差し込むだけで、図6(a)に示すように、有底角筒状の容器本体5aの直線状の側壁の中央部に取り付けることが可能であり、また、図6(b)に示すように、有底円筒状の容器本体5aの円弧状の側壁に取り付けることも可能である。即ち、上記塗装用刷毛立具1を用いることにより、さまざまな形状の塗装用容器5に取り付けることができ、また、塗装用容器5のさまざまな位置に取り付けることも可能となる。
以上のような塗装用刷毛立具1の構成によれば、仕切板2の弾力性を利用して、突出状に湾曲変形させながら、フック部材3,3を、塗装用容器5の容器本体5aの口部5bに、上から差し込むだけで、取り付けることができるので、有底角筒状、有底円筒状等のさまざまな形状の塗装用容器5に取り付けることができ、また、容器本体5aのさまざまな位置に取り付けることも可能となる。
また、塗装用刷毛立具1は、使用時には、平板状の仕切板2を突出状に湾曲させて立体的な構造とすることができるが、使用前には、平板状の仕切板2の両側端面に、フック部材3,3を有する平面的な構造であるので、製造コストや輸送コストを大幅に低減するころができる。
しかも、塗装用刷毛立具1では、フック部材3を、仕切板2の板厚方向に幅広の帯板状に構成し、平板状の仕切板2の両端面と、帯板状のフック部材3が直交方向に設けた構造であるので、平板状の仕切板2全体を大きく突出状とすることができ、また、仕切板2の湾曲変形も行い易い。
さらにまた、塗装用刷毛立具1のすり切り部4は、前後にすり切り片7を突出させた構造であるため、前後のいずれの方向にも、仕切板2を突出状に湾曲変形させて、容器本体5aに取り付けて使用することができるので、前後を気にせず作業を行うことができるので、作業性を大幅に向上することができる。
また、塗装用刷毛立具1のフック部材3を、塗装用容器5の口部5bに上から差し込み、保持空間部11内に容器本体5aの口部5bと側壁を位置させると、挟持部8内に容器本体5aの口部5bが位置するとともに、へ字状の押え部10が、合成樹脂の弾力性によって、容器本体5aの側壁表面に当接することにより、塗装用刷毛立具1を強固に取り付けられる。そして、塗装用刷毛立具1を取り外す場合は、図1に示すように、跳ね上がったへ字状の押え部10の先端部に、指を入れて持ち上げるだけで、簡単に、塗装用刷毛立具1を取り外すことができる。
第二実施形態.
本発明に係る塗装用刷毛立具の第二実施形態を、図7に沿って説明する。図7における図1〜図6と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
第二実施形態の塗装用刷毛立具1Aは、第一実施形態の塗装用刷毛立具1の構成と基本的には同様の構成であるが、図7(a)及び(b)に示すように、すり切り部4の前後のすり切り片7,7の長さ方向に、所定間隔ごとに、切込部7a,…が設けられており、また、仕切板2には、通孔2aが設けられている。
以上のような塗装用刷毛立具1Aの構成によれば、仕切板2を湾曲変形させると、切込部7a,…に沿って折り曲げることができるので、仕切板2を、容易に、湾曲変形させることができる。
次に、塗装用刷毛立具の第一の製造方法について説明する。
第一の製造方法は、前記塗装用刷毛立具1及び1Aを、射出成形により、製造する場合の方法である。
図8に示すように、前記仕切板2を平板状に成形する仕切板成形空間12aと、該仕切板成形空間12aの両側部に設けたフック部材成形空間12b,12bとを有し、前記仕切板2の厚さ方向の途中部と、前記仕切板2の厚さ方向に幅広なフック部材3の幅方向の途中部とに合わせ面15が配置されるように構成した1対の金型13,14を用い、両金型13,14を型閉じした後、成形機のノズルから、スプール16を通って、両金型13,14間に形成される成形空間12a,12b,12bに、軟質な合成樹脂材料を射出して成形することができる。
図例の金型13,14では、図8に示すように、金型の合わせ面15が、塗装用刷毛立具1の仕切板2の厚さ方向の途中に配置されるとともに、フック部材3の幅方向の途中部に配置されており、一対の金型13,14のみで、塗装用刷毛立具1を射出して一体成形可能としている。
以上のような塗装用刷毛立具の第一の製造方法によれば、図8に示すように、上記塗装用刷毛立具1を成形する金型14の合わせ面15が、塗装用刷毛立具1の仕切板2の厚さ方向の途中に配置されるとともに、フック部材3の幅方向の途中部に配置されているので、スライドコアなどを必要とせず、一対の金型13,14のみを用いて、塗装用刷毛立具1を射出して一体成形可能であるので、製造コストを、大幅に低減することができる。
また、塗装用刷毛立具の第二の製造方法について説明する。
第二の製造方法は、図9(b)に示す塗装用刷毛立具1Bと、図10(b)に示す塗装用刷毛立具1Cを、打ち抜き加工により、製造する場合の方法である。
押出成形にて、図9(a)に示すように、両側に肉厚部17aを有する合成樹脂板17を製作した後、打ち抜き加工を行うことにより、図9(b)に示すように、仕切板2の両側端面に、前記仕切板の板厚方向に幅広の帯板状に構成したフック部材3と保持空間部11を有する塗装用刷毛立具1Bを製作することができる。
さらにまた、図10(a)に示すように、押出成形にて、板状の合成樹脂板17を製作した後、打ち抜き加工により、図10(b)に示すように、仕切板2の両側に、フック部材3と保持空間部11を有する、全体が板状の塗装用刷毛立具1Cも製作することができる。
以上のような塗装用刷毛立具の第二の製造方法によれば、押出成形にて、合成樹脂板を製作した後、この合成樹脂板の打ち抜き加工を行うだけで、塗装用刷毛立具1B、1Cを製作することができるので、製作が簡単であり、製造コストを大幅に低減することができる。
1 塗装用刷毛立具(第一実施形態)
1A 塗装用刷毛立具(第二実施形態)
1B 塗装用刷毛立具
1C 塗装用刷毛立具
2 仕切板
2a 通孔
3 フック部材
4 すり切り部
5 塗装用容器
5a 容器本体
5b 口部
5c 取手
6 塗装用刷毛
6a ブラシ部
6b 柄部
7 すり切り片
7a 切込部
8 挟持部
8a 上部
8b 内側の側部
8c 外側の側部
9 戻り部
10 押え部
11 保持空間部
12a 仕切板成形空間
12b フック部材成形空間
13 金型
14 金型
15 合わせ面
16 スプール
17 合成樹脂板
17a 肉厚部

Claims (5)

  1. 容器の口部に取り付け可能なフック部材を、平板状の仕切板の両側部に設けた、軟質な合成樹脂の一体成形品からなり、該仕切板を湾曲変形可能とし、前記仕切板が容器の内側へ突出状に湾曲するように、前記両フック部材を容器の口部に取付けて、前記容器の側壁と仕切板とで塗装用刷毛を立て掛けるための空間を形成可能となしたことを特徴とする塗装用刷毛立具。
  2. 前記フック部材を、前記仕切板の板厚方向に幅広の帯板状に構成して、正面視略逆U字状に形成され、下方に向けて開口してなる請求項1記載の塗装用刷毛立具。
  3. 前記塗装用刷毛立具を成形する金型の合わせ面が、仕切板の厚さ方向の途中に配置されるとともに、フック部材の幅方向の途中部に配置されている射出成形品からなる請求項1又は2記載の塗装用刷毛立具。
  4. 断面略T字状のすり切り部を、前記仕切板の上部に設けた請求項1〜3の何れか1項に記載の塗装用刷毛立具。
  5. 容器の口部に取り付け可能なフック部材を、仕切板の両側部に設けた、軟質な合成樹脂の一体成形品からなり、該仕切板を湾曲変形可能となした塗装用刷毛立具の製造方法であって、
    前記仕切板を平板状に成形する仕切板成形空間と、該仕切板成形空間の両側部に設けたフック部材成形空間とを有し、前記仕切板の厚さ方向の途中部と、前記仕切板の厚さ方向に幅広なフック部材の幅方向の途中部とに合わせ面が配置されるように構成した1対の金型を用い、両金型を型閉じした後、両金型間に形成される成形空間に軟質な合成樹脂材料を射出して成形する、
    ことを特徴とする塗装用刷毛立具の製造方法。
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