JP6369010B2 - 検出プログラム、検出方法及び検出装置 - Google Patents

検出プログラム、検出方法及び検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、検出プログラム、検出方法及び検出装置関する。
従来、車両において危険なブレーキ操作(急ブレーキ操作など)を判定する際に、車両の重量を考慮する技術が知られている(例えば、特許文献1〜3等参照)。これらの技術においては、車両の加速度(減速度)に基づいて危険なブレーキ操作の有無を判定している。
特開2008−162380号公報 特開2010−8234号公報 特開2003−115065号公報
しかしながら、車両に設置されるデジタルタコグラフ(デジタコ)と呼ばれる装置では、通常、加速度を検出することができない。
1つの側面では、本発明は、加速度を用いずに、危険なブレーキ操作を検出することが可能な検出プログラム、検出方法及び検出装置を提供することを目的とする
一つの態様では、検出プログラムは、車両の重さについての入力データを取得し、取得した入力データがより重い重量を示すほど、危険なブレーキ操作を検出する基準として適用する所定時間における速度変化を緩やかなものに設定し、過去における前記車両の速度と位置とを対応付けた運行データを記憶する第1記憶部からある車両のある速度を抽出し、抽出した前記速度と該速度の前記所定時間前の速度とを比較した結果が前記基準を満たす場合に、抽出した速度に対応する位置を前記危険なブレーキ操作が行われた位置と特定し、第2記憶部に記憶する、処理をコンピュータに実行させるための検出プログラムである。
一つの態様では、検出方法は、車両の重さについての入力データを取得し、取得した入力データがより重い重量を示すほど、危険なブレーキ操作を検出する基準として適用する所定時間における速度変化を緩やかなものに設定し、過去における前記車両の速度と位置とを対応付けた運行データを記憶する第1記憶部からある車両のある速度を抽出し、抽出した前記速度と該速度の前記所定時間前の速度とを比較した結果が前記基準を満たす場合に、抽出した速度に対応する位置を前記危険なブレーキ操作が行われた位置と特定し、第2記憶部に記憶する、処理をコンピュータが実行する検出方法である。
一つの態様では、検出装置は、車両の重さについての入力データを取得する取得部と、取得した入力データがより重い重量を示すほど、危険なブレーキ操作を検出する基準として適用する所定時間における速度変化を緩やかなものに設定する設定部と、過去における前記車両の速度と位置とを対応付けた運行データを記憶する第1記憶部からある車両のある速度を抽出し、抽出した前記速度と該速度の前記所定時間前の速度とを比較した結果が前記基準を満たす場合に、抽出した速度に対応する位置を前記危険なブレーキ操作が行われた位置と特定し、第2記憶部に記憶する処理部と、を備える検出装置である。
加速度を用いずに、危険なブレーキ操作を検出することができる
一実施形態に係る車両運行支援システムの構成を概略的に示す図である。 図2(a)は、車載装置のハードウェア構成図であり、図2(b)は、サーバのハードウェア構成図である。 車載装置及びサーバの機能ブロック図である。 図4(a)は、運行DBのデータ構造の一例を示す図であり、図4(b)は、車両マスタのデータ構造の一例を示す図である。 図5は、積載マスタのデータ構造の一例を示す図である。 図6(a)は、荷物の種類係数テーブルのデータ構造の一例を示す図であり、図6(b)は、特殊車両係数テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図7(a)は、急ブレーキ判定テーブルのデータ構造の一例を示す図であり、図7(b)は、急ブレーキイベントDBのデータ構造の一例を示す図である。 図8(a)は、緯度経度テーブルのデータ構造の一例を示す図であり、図8(b)は、急ブレーキ多発地点DBのデータ構造の一例を示す図である。 急ブレーキ判定処理の一例を示すフローチャートである。 急ブレーキ多発地点DB更新処理の一例を示すフローチャートである。 報知領域情報送信処理の一例を示すフローチャートである。 急ブレーキ多発地点報知処理の一例を示すフローチャートである。 変形例1,2にかかる報知領域基準テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
以下、車両運行支援システムの一実施形態について、図1〜図12に基づいて詳細に説明する。
図1には、車両運行支援システム100の概略構成が示されている。図1に示すように、車両運行支援システム100は、車両(一般車両、トラックや特殊車両など)を運転するドライバによる危険なブレーキ操作(急ブレーキ操作)を検出するとともに、急ブレーキが多発する地点(急ブレーキ多発地点)に近づいた場合にドライバに報知するシステムである。車両運行支援システム100は、図1に示すように、報知装置としての複数の車載装置10と、検出装置としてのサーバ20と、を備える。複数の車載装置10とサーバ20とは、インターネットなどのネットワーク80に接続されている。
車載装置10は、車両に搭載されるデジタルタコグラフ(デジタコ)と呼ばれる装置である。車載装置10は、車両の位置や速度などの各種情報(「運行データ」とも呼ぶ)を所定時間間隔で(例えば、1秒ごとに)検出し、検出した情報をネットワーク80を介してサーバ20に送信する。なお、車載装置10は、実際には、ネットワーク80に接続された基地局と無線通信可能な状態となっており、基地局を介してサーバ20に対して情報を送信する。また、車載装置10は、車両が急ブレーキ多発地点に近づいた場合にドライバに対して報知する機能を有している。
図2(a)には、車載装置10のハードウェア構成が示されている。図2(a)に示すように、車載装置10は、CPU(Central Processing Unit)190、ROM(Read Only Memory)192、RAM(Random Access Memory)194、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))196、ネットワークインタフェース197、表示部193、スピーカ195、入出力インタフェース180、及び可搬型記憶媒体用ドライブ199等を備えており、車載装置10の構成各部は、バス198に接続されている。表示部193は、液晶ディスプレイ等を含む。また、入出力インタフェース180には、不図示の速度センサや、GPS(Global Positioning System)受信機が接続されている。車載装置10では、ROM192あるいはHDD196に格納されているプログラム(報知プログラムを含む)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ199が可搬型記憶媒体191から読み取ったプログラム(報知プログラムを含む)をCPU190が実行することにより、図3に示すように、速度情報取得部12、位置情報取得部14、速度・位置情報送信部16、および報知部18としての機能を実現する。
速度情報取得部12は、車両に設置された不図示の速度センサなどの検出結果から、所定時間間隔(例えば、1秒間隔)で車両の速度を取得する。
位置情報取得部14は、車両に設置された不図示のGPS受信機で受信したGPS衛星からのGPSデータから、車両が位置する緯度及び経度の位置情報を所定時間間隔(例えば、1秒間隔)で取得する。
速度・位置情報送信部16は、速度情報取得部12及び位置情報取得部14において情報(運行データ)が取得されるたびに、該運行データをネットワーク80を介してサーバ20(情報取得部22)に対して送信する。
報知部18は、サーバ20から受信した情報(報知領域の情報)と、位置情報取得部14から取得した位置情報とに基づいて、車両が急ブレーキ多発地点に近づいたか否かを判断する。また、報知部18は、急ブレーキ多発地点に近づいた場合に、ドライバに対する報知を実行する。なお、報知部18は、表示部193やスピーカ195などを介して、ドライバに対する報知を実行する。
図1に戻り、サーバ20は、車載装置10から送信されてくる情報(運行データ)に基づいて、急ブレーキが発生した位置を特定するとともに、急ブレーキ多発地点を特定する。また、サーバ20は、急ブレーキ多発地点の情報(報知領域の情報)を車載装置10に対して出力する。
図2(b)には、サーバ20のハードウェア構成が示されている。図2に示すように、サーバ20は、CPU90、ROM92、RAM94、記憶部(HDD)96、ネットワークインタフェース97、表示部93、入力部95、及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えており、サーバ20の構成各部は、バス98に接続されている。表示部93は、液晶ディスプレイ等を含み、入力部95は、キーボードやマウス等を含む。サーバ20では、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラム(検出プログラムを含む)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラム(検出プログラムを含む)をCPU90が実行することにより、図3の各部の機能が実現される。
サーバ20では、CPU90がプログラムを実行することにより、図3に示す情報取得部22、急ブレーキ判定部24、急ブレーキ多発地点作成部26、及び送信部28としての機能が実現されている。なお、図3には、HDD96等に格納されている運行DB(Database)31、車両マスタ32、積載マスタ33、荷物の種類係数テーブル34、特殊車両係数テーブル35、急ブレーキ判定テーブル36、急ブレーキイベントDB37、緯度経度テーブル38、及び急ブレーキ多発地点DB39も図示されている。
情報取得部22は、車載装置10(速度・位置情報送信部16)から送信されてくる速度情報及び位置情報(運行データ)を受信し、運行DB31に格納する。ここで、運行DB31は、図4(a)に示すように、「車両ID」、「日時」、「緯度」、「経度」、「速度(km)」の各フィールドを有する。この運行DB31には、各車両の各時刻(例えば1秒毎)における位置情報(緯度、経度)及び速度情報が格納される。
急ブレーキ判定部24は、運行DB31に格納されている運行データを利用して、各車両において急ブレーキ操作が行われたか否かを判定する。また、急ブレーキ判定部24は、急ブレーキ操作が行われた位置(緯度、経度)や日時の情報を急ブレーキイベントDB37に格納する。ここで、急ブレーキ判定部24は、急ブレーキ操作が行われたか否かの判定に際して、車両の重量や積載量、荷物の種類や車両の種類(特殊車両か否か)等を考慮するものとする。より具体的には、急ブレーキ判定部24は、急ブレーキ操作が行われたか否かの判定に際して、車両マスタ32、積載マスタ33、荷物の種類係数テーブル34、及び特殊車両係数テーブル35、急ブレーキ判定テーブル36を参照するものとする。
車両マスタ32は、車両毎の車重を格納するマスタであり、図4(b)に示すように、「車両ID」及び「車重(kg)」の各フィールドを有している。急ブレーキ判定部24は、車両の重さについての入力データとして、「車両ID」を取得すると、車両マスタ32を参照して、車両IDに対応する車重(kg)を特定する。
積載マスタ33は、車載装置10から入力される運行に関する情報(運行開始日時や運行終了日時)、及び入力部95を介して入力される積載に関する情報を格納するマスタである。具体的には、積載マスタ33は、図5に示すように、「車両ID」、「開始日時」、「終了日時」、「積載量(kg)」、「荷物の種類」、「特殊車両」の各フィールドを有する。「開始日時」及び「終了日時」のフィールドには、車載装置10から1日の最初に運行データが送信されてきた日時(運行開始日時)、1日の最後に運行データが送信されてきた日時(運行終了日時)が格納される。「積載量(kg)」、「荷物の種類」、「特殊車両」の各フィールドには、システム管理者やドライバなどが入力部95を介して入力した、積載物(荷物)の重さ、荷物の種類、及び車両の種類(タンクローリーやダンプ車など)の情報が格納される。なお、本実施形態では、積載物の重さ(積載量)は、上述した車両IDと同様、車両の重さについての入力データであるといえる。
荷物の種類係数テーブル34は、図6(a)に示すように、「荷物の種類」と、「係数(%)」のフィールドを有する。この荷物の種類係数テーブル34においては、急減速による荷物への影響が大きいほど又は急減速による荷物から車両への影響が生じやすいほど、係数が高く設定されている。
特殊車両係数テーブル35は、図6(b)に示すように、「車両の種類」と、「係数(%)」のフィールドを有する。この特殊車両係数テーブル35では、急減速による車両への影響が生じやすいほど、又は急減速による周囲への影響等が生じやすい車両ほど係数が高く設定されている。
急ブレーキ判定テーブル36は、図7(a)に示すように、「車両と積載量の合計重量の上限値」と、「急ブレーキ判定条件」とを関連付けて格納する。ここで、車両と積載量の合計重量の上限値は、1日のうち最も積載量が多い場合の車両と積載量の合計重量を意味する。
例えば、図7(a)の急ブレーキ判定テーブル36においては、合計重量の上限値が、0〜4000kgの場合であれば、1秒間に13km/h以上の減速幅のときに、急ブレーキ操作があったと判定することが定義されている。また、図7(a)の急ブレーキ判定テーブル36においては、合計重量の上限値が、8000〜12000kgの場合であれば、1秒間に8km/h以上の減速幅のとき又は2秒間に14km/h以上の減速幅のときに、急ブレーキ操作があったと判定することが定義されている。
急ブレーキイベントDB37は、図7(b)に示すようなデータ構造を有している。具体的には、急ブレーキイベントDB37は、急ブレーキ操作が行われた車両の「車両ID」、急ブレーキ操作が行われた「日時」、「緯度」、「経度」、急ブレーキ操作が行われる前の速度である「減速前速度(km/h)」、急ブレーキ操作によって減速した度合いを示す「減速幅(km/h)」が格納される。
図3に戻り、急ブレーキ多発地点作成部26は、急ブレーキイベントDB37に蓄積されたデータに基づいて、急ブレーキイベントが発生した位置毎の発生回数を、緯度経度テーブル38を用いてカウントする。また、急ブレーキ多発地点作成部26は、緯度経度テーブル38を参照し、位置毎の急ブレーキイベントが発生した回数を用いて、急ブレーキ多発地点DB39を更新する。
ここで、緯度経度テーブル38は、図8(a)に示すように、「緯度」、「経度」、「回数」の各フィールドを有する。緯度経度テーブル38には、各位置(緯度、経度)における急ブレーキ発生回数が格納される。
また、急ブレーキ多発地点DB39は、図8(b)に示すように、急ブレーキ多発地点の「緯度」、「経度」のフィールド、報知領域の「始点緯度」、「始点経度」、「終点緯度」、「終点経度」のフィールド、及び「回数」、「順位」のフィールドを有する。急ブレーキ多発地点の「緯度」、「経度」のフィールドには、急ブレーキ多発地点の位置情報が格納される。また、報知領域の「始点緯度」、「始点経度」、「終点緯度」、「終点経度」のフィールドには、急ブレーキが発生した地点を中心とした所定大きさ(例えば100m四方)の矩形領域(報知領域)を定義する2つの点の緯度及び経度が格納される。「回数」のフィールドには、急ブレーキが発生した回数が格納され、「順位」のフィールドには、急ブレーキが発生した回数の順位(多い方からの順位)が格納される。
図3に戻り、送信部28は、急ブレーキ多発地点DB39に格納されている報知領域の全て又は少なくとも一部を、運行を開始する車両に搭載された車載装置10の報知部18に対して送信する。
次に、サーバ20及び車載装置10の処理について、図9〜図12のフローチャートに沿って詳細に説明する。
(急ブレーキ判定処理)
以下、図9に基づいて、サーバ20において実行される急ブレーキ判定処理について説明する。なお、図9の処理は、所定間隔(例えば、1日に1回)実行される処理であるものとする。また、図9の処理の前提として、図4(a)の運行DB31には、2013/08/07の運行データが格納されているものとする。また、図5の積載マスタ33には、サーバ20の管理者やドライバからの入力により、2013/08/07における各車両の積載物のデータ等が格納されているものとする。
図9の処理では、まず、ステップS10において、急ブレーキ判定部24が、1台の車両を特定し、特定した車両の運行データを運行DB31(図4(a))から取得する。ここでは、例えば、車両ID=0001の車両を特定し、運行データを取得したものとする。
次いで、ステップS12では、急ブレーキ判定部24が、特定した車両の車重と積載量を取得する。すなわち、急ブレーキ判定部24は、特定した車両の車両IDに対応する車重を車両マスタ32(図4(b))から取得するとともに、積載マスタ33(図5)から、車両IDに対応する積載量を取得する。例えば、特定した車両の車両IDが「0001」である場合、車両マスタ32から車重=3500kgを取得するとともに、積載マスタ33から積載量=4000kgを取得する。
次いで、ステップS14では、急ブレーキ判定部24が、積載物があるか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS16に移行し、急ブレーキ判定部24は、重量=車重とした後、ステップS26に移行する。なお、ステップS16を経た場合、車重が、車両の重さについての入力データであるといえる。
一方、ステップS16の判断が肯定された場合、すなわち、積載物があった場合には、ステップS18に移行し、急ブレーキ判定部24は、荷物の種類係数を取得する。例えば、車両ID=0001の場合、急ブレーキ判定部24は、図5の積載マスタ33の「荷物の種類」を参照して、「危険物」を取得し、図6(a)の荷物の種類係数テーブル34から、「危険物」の係数「7(%)」を取得する。
次いで、ステップS20では、急ブレーキ判定部24が、車両が特殊車両であるか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合(車両ID=0001の場合、否定される)、ステップS22に移行し、急ブレーキ判定部24は、荷物の種類係数を用いて重量を補正する。
この場合、急ブレーキ判定部24は、次式(1)を用いて、重量の補正を行う。
補正後の重量=(車重+積載量)×(100%+荷物の種類係数)/100
…(1)
車両ID=0001の場合、補正後の重量は、(3500+4000)×(100+7)/100=8025(kg)となる。
一方、ステップS20の判断が肯定された場合には、ステップS24に移行する。ステップS24では、急ブレーキ判定部24が、特殊車両係数と荷物の種類係数を用いて重量を補正する。この場合、急ブレーキ判定部24は、次式(2)を用いて、重量を補正する。
補正後の重量
=(車重+積載量)×(100%+荷物の種類係数+特殊車両係数)/100
…(2)
ここで、例えば、車両ID=0002の場合、図4(b)より車重は「2800(kg)」であり、図5より積載量は「2000(kg)」であり、荷物の種類は「毒劇物」(係数=7%)であり、車両の種類は「タンクローリー」(係数=10%)である。したがって、上式(2)より、補正後の重量は、(2800+2000)×(100+7+10)/100=5616(kg)となる。
次いで、ステップS26では、急ブレーキ判定部24が、急ブレーキ判定処理を実行する。このステップS26では、急ブレーキ判定部24は、時刻の早いほうから、運行データを1つ抽出し、それ以前のデータの速度と比較して、急ブレーキ判定条件を満たしている場合に、急ブレーキ操作が行われたと判定する。ここで、車両ID=0001の場合、補正後の重量は、8025kgであるので、図7(a)の急ブレーキ判定テーブル36より、急ブレーキ判定条件は、「8km/h・秒、もしくは14km/h・2秒の減速幅」となる。なお、車両ID=0002の場合であれば、補正後の重量は、5616kgであるので、図7(a)の急ブレーキ判定テーブル36より、急ブレーキ判定条件は、「10km/h・秒の減速幅」となる。このように、本実施形態では、急ブレーキ判定部24は、補正後の重量がより重い重量を示すほど、急ブレーキ操作を検出する基準として適用する速度変化の度合いを緩やかなものとしているといえる。
次いで、ステップS28では、急ブレーキ判定部24が、ステップS26の急ブレーキ判定処理において、急ブレーキ操作が行われたと判定されたか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS30に移行し、急ブレーキ判定部24は、急ブレーキの情報(急ブレーキイベント)を急ブレーキイベントDB37に格納する。その後は、ステップS32に移行する。なお、ステップS28の判断が否定された場合には、急ブレーキ判定部24は、ステップS30を経ずに、ステップS32に移行する。
ステップS32に移行すると、急ブレーキ判定部24は、特定した車両の運行データが残っているか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS28に戻る。一方、ステップS32の判断が否定された場合には、ステップS34に移行する。
ステップS34に移行すると、急ブレーキ判定部24は、処理を行っていない車両が存在するか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合、ステップS10に戻る。一方、ステップS34の判断が否定された場合には、図9の全処理を終了する。
以上のように、図9の処理が実行されることで、運行DB31に格納された運行データから、急ブレーキが発生した地点を検出し、急ブレーキイベントDB37に格納することができる。なお、図9の処理では、ステップS14の判断が否定された後に、ステップS20と同様、車両が特殊車両か否かを判断することとしてもよい。この場合、車両が特殊車両でなければ、ステップS16に移行し、特殊車両であった場合には、特殊車両係数を用いて重量を補正するようにすればよい。
(急ブレーキ多発地点DB更新処理)
次に、図10のフローチャートに沿って、急ブレーキ多発地点DB39の更新処理について、説明する。なお、図10の処理は、図9の急ブレーキ判定処理が実行された後に行われる処理であるものとする。
図10の処理では、まず、ステップS40において、急ブレーキ多発地点作成部26が、急ブレーキイベントDB37から急ブレーキイベントを1つ取得する。
次いで、ステップS42では、急ブレーキ多発地点作成部26が、緯度経度テーブル38(図8(a))の急ブレーキイベントに対応するレコードの「回数」のフィールドに1を加算(インクリメント)する。
次いで、ステップS44では、急ブレーキ多発地点作成部26が、取得していない急ブレーキイベントが急ブレーキイベントDB37に残っているか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS40に戻り、ステップS40〜S44の処理・判断を繰り返す。これにより、急ブレーキイベントの位置毎の発生回数を緯度経度テーブル38においてカウントすることができる。一方、ステップS44の判断が否定された場合、すなわち、全ての急ブレーキイベントの処理が終了した場合には、ステップS46に移行する。
なお、ステップS46に移行する段階では、急ブレーキイベントDB37に格納されている急ブレーキイベントを、緯度経度テーブル38において位置(緯度、経度)ごとに集計したことになる。
ステップS46に移行すると、急ブレーキ多発地点作成部26は、緯度経度テーブル38から、1つの地点を選択する。例えば、急ブレーキ多発地点作成部26は、緯度経度テーブル38の1つ目のレコード(地点)を選択する。
次いで、ステップS48では、急ブレーキ多発地点作成部26が、選択した地点の回数の情報を急ブレーキ多発地点DB39(図8(b)参照)に格納する。この場合、選択した地点と同一の緯度経度の急ブレーキ多発地点の情報が急ブレーキ多発地点DB39に既に存在していれば、その緯度経度の回数を1加算(インクリメント)する。また、選択した地点と同一の緯度経度の急ブレーキ多発地点の情報が急ブレーキ多発地点DB39に存在していない場合には、その地点のレコードを新たに作成し、「回数」のフィールドを1とする。なお、ステップS50においては、急ブレーキ多発地点DB39の更新を行った結果、順位に変動があった場合には、「順位」のフィールドも更新する。
次いで、ステップS50では、急ブレーキ多発地点作成部26は、急ブレーキ多発地点DB39において新たに作成したレコードがある場合には、そのレコードの報知領域を計算し、格納する。この場合、急ブレーキ多発地点作成部26は、新たに作成したレコードの緯度、経度を中心とした所定大きさ(例えば100m四方)の矩形領域を報知領域として計算する。そして、急ブレーキ多発地点作成部26は、報知領域の対角に位置する2つの頂点を始点、終点とし、各点の緯度、経度を計算する。
次いで、ステップS52では、急ブレーキ多発地点作成部26が、緯度経度テーブル38の全ての地点を選択したか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS46に戻るが、肯定された場合には、図10の全処理を終了する。
以上のように、図10の処理を実行することにより、急ブレーキ多発地点DB39を更新することが可能である。
(急ブレーキ多発地点送信処理)
次に、図11のフローチャートに沿って、サーバ20の送信部28が実行する急ブレーキ多発地点送信処理について、説明する。
図11の処理では、まず、ステップS60において、送信部28が、車載装置10から運行開始情報を受信するまで待機する。ここで、運行開始情報とは、車載装置10からその日において最初に送信されてきた速度情報及び位置情報を意味する。送信部28では、車載装置10から運行開始情報を受信した段階で、ステップS60の判断が肯定され、ステップS62に移行する。
ステップS62に移行すると、送信部28は、急ブレーキ多発地点DB39から報知領域の情報を取得する。この場合、送信部28は、急ブレーキ多発地点DB39に格納されている報知領域のうち所定の条件を満たす領域の情報を取得する。ここで、所定の条件を満たす領域としては、例えば、報知領域のうち所定順位(例えば、100位)までの領域を採用することができる。あるいは、例えば、急ブレーキ多発地点DB39に格納されている報知領域のうち、回数が所定回数以上の領域などを採用することができる。
次いで、ステップS64では、送信部28が、取得した報知領域の情報を車載装置10(報知部18)に送信する。
以上のように、図11の処理を実行することで、車載装置10の報知部18に、最新の報知領域の情報を送信することができる。
(急ブレーキ多発地点報知処理)
次に、車載装置10の報知部18にて実行される、急ブレーキ多発地点報知処理について、図12のフローチャートに沿って説明する。なお、図12の処理は、車両が運行を開始した時点から開始される処理である。
図12の処理では、まず、ステップS72において、報知部18は、報知領域の情報が送信されてくるまで待機する。なお、サーバ20側において図11のステップS64の処理が実行された段階で、ステップS72の判断は肯定され、ステップS74に移行する。
ステップS74に移行すると、報知部18は、報知領域の情報を取得する。次いで、ステップS76では、報知部18は、位置情報取得部14において得られる位置情報を取得する。
次いで、ステップS78では、報知部18は、報知領域内に入ったか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS82に移行するが、肯定された場合には、ステップS80に移行する。
ステップS80に移行すると、報知部18は、ドライバへの報知を行う。この場合、報知部18は、表示部193やスピーカ195を介して、急ブレーキ多発地点に近づいていることをドライバに対して報知する。その後は、ステップS82に移行する。
次いで、ステップS82では、報知部18は、車両の走行が終了したか否かを判断する。車両の走行が終了したか否かは、車両から送信されてくる速度情報が0km/hで所定時間以上継続したか否かによって判断することができる。ここでの判断が否定された場合には、ステップS76に戻るが、判断が肯定された場合には、図12の全処理を終了する。
以上のように、図12の処理を実行することで、車両が急ブレーキ多発地点に近づいたことをドライバに対して適切に報知することができるようになっている。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、車両の運行データから急ブレーキ操作を検出する際、車両と積載物の重量(補正後の重量)がより重い重量を示すほど、運行データから急ブレーキ操作を検出する基準として適用する速度変化の度合いを緩やかなものとする。これにより、本実施形態では、加速度を用いず、速度変化から急ブレーキ操作があったか否かを適切に判断することができる。この場合、車載装置10に加速度センサを設けたり、速度値から加速度を求めたりしなくても急ブレーキ操作があったか否かを判断することができるので、簡易に急ブレーキ操作を検出することが可能である。また、車両及び積載物の補正後の重量が重いほど、急ブレーキ操作を検出する基準として適用する速度変化の度合いを緩やかなものとするので、重量を考慮した適切な急ブレーキ操作の検出が可能となる。
また、本実施形態によると、車両マスタ32において、車両IDと車重とが対応付けられているので、ドライバ等からの車重の入力がなくても、急ブレーキ判定処理(図9)を行う際に車両IDから車重を特定することができる。
また、本実施形態によると、車両に積載された荷物の種類と車両の種類とに基づいて、重量のデータを補正するので、荷物の種類や車両の種類を考慮した適切な急ブレーキ操作の検出が可能となる。
なお、上記実施形態では、車両に積載された荷物の種類と車両の種類とに基づいて、重量のデータを補正する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、荷物の種類と車両の種類のいずれか一方に基づいて重量のデータの補正を行うこととしてもよいし、荷物の種類及び車両の種類に基づく重量のデータの補正を行わないこととしてもよい。
なお、上記実施形態では、補正前の重量が、車両重量に車両に積載された積載物の重量を加えた重量である場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、車両の重さは、車両重量(積載物の重量を含まず)であってもよいし、車両重量に最大積載量を加えた重量であってもよいし、車両総重量(=車両重量+(乗車定員×55kg)+最大積載量+オプションパーツの重量)であってもよい。
なお、上記実施形態では、車両マスタ32において、車種データと車重とを関連付けておいてもよい。この場合、急ブレーキ判定部24は、車両IDに対応する車種データを車両の重さについての入力データとして取得し、該車種データに基づいて、車重を特定するようにすればよい。このようにすることで、同一車種の車両を多く利用する場合においては、車両マスタ32において車両IDごとに車重を記憶しておく場合と比べて、車両マスタ32のデータ量を低減することができる。
(変形例1)
上記実施形態では、急ブレーキ多発地点の報知領域(報知対象のエリア)を、急ブレーキ多発地点を中心とした所定大きさ(例えば100m四方)の領域として、各車両に送信する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、車両の重量に応じて報知領域の広さを変更することとしてもよい。
この場合、送信部28は、報知領域の情報を送信する際に、車両の重量に応じて、急ブレーキ多発地点DB39に格納されている急ブレーキ多発地点(報知領域)の範囲(始点緯度、始点経度、終点緯度、終点経度)を図13の報知領域基準テーブルに基づいて変更(補正)して送信するようにすればよい。なお、図13の報知領域基準テーブルは、車重と積載量の上限値と、報知領域の大きさとを関連付けて記憶するテーブルである。
このように、本変形例1では、車両及び積載物の重量が重いほど、急ブレーキ多発地点に近づいたことを報知すべき領域(すなわち、急ブレーキ多発地点からの距離)を長くすることで、車両の制動距離等を考慮した適切な報知を行うことが可能となる。
(変形例2)
なお、変形例1では、車両の重量に応じて報知領域(報知対象のエリア)を変更(補正)する場合について説明したが、これに限らず、車両の重量に応じて急ブレーキ多発地点DB39を複数作成してもよい。
具体的には、急ブレーキ多発地点作成部26は、図13の報知領域基準テーブルを用いて、車両の重量に応じた複数種類(図13の例では4種類)の報知領域を計算し、対応する急ブレーキ多発地点DB39に格納するようにする。そして、送信部28は、車両が運行を開始した場合に、全ての急ブレーキ多発地点DB39から報知領域の情報を抽出して、報知部18に送信する。この場合、報知部18は、車両の重量に対応する情報を選択して、報知処理に用いるようにする。
このようにすることで、本変形例2では、変形例1の場合と同様、車両の重量が重いほど、急ブレーキ多発地点に近づいたことを報知すべき領域(すなわち、急ブレーキ多発地点からの距離)を長くすることができるため、車両の制動距離を考慮した適切な報知が可能となる。
なお、上記変形例2においては、送信部28は、車両の重量に対応する急ブレーキ多発地点DB39を選択し、当該選択された急ブレーキ多発地点DB39から報知領域の情報を抽出して、報知部18に送信するようにしてもよい。この場合、報知部18は、受信した報知領域の情報を用いて、報知処理を行うようにすればよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態及び変形例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の実施形態及び変形例1,2の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) コンピュータに、車両の運行データから危険なブレーキ操作を検出させる検出プログラムにおいて、
前記車両の重さについての入力データがより重い重量を示すほど、前記運行データから前記危険なブレーキ操作を検出する基準として適用する速度変化の度合いを緩やかなものとする、ことを特徴とする検出プログラム。
(付記2) 前記車両に積載された荷物の種類及び/又は前記車両の種類に基づいて、前記車両の重さについての入力データを補正することを特徴とする付記1に記載の検出プログラム。
(付記3) 前記車両の重さについての入力データは、前記車両の車両重量、又は、前記車両の車両重量に最大積載量を加えた重量、又は、前記車両の車両重量に前記車両に積載された積載物の重量を加えた重量、又は、車両総重量、であることを特徴とする付記1又は2に記載の検出プログラム。
(付記4) 前記車両の重さについての入力データは車種データであり、該車種データに対応づけられた重量がより重い重量を示すほど、前記運行データから前記危険なブレーキ操作を検出する基準として適用する速度変化の度合いを緩やかなものとすることを特徴とする付記1又は2に記載の検出プログラム。
(付記5) コンピュータに、所定のエリアへの接近に応じて車両内での報知を行わせる報知プログラムにおいて、
前記車両の重さについての入力データがより重い重量を示すほど、前記所定のエリアまでの距離が長い位置で報知を行う、ことを特徴とする報知プログラム。
(付記6) コンピュータに、所定のエリア内に位置した車両内での報知を行わせる報知プログラムにおいて、
前記車両の重さについての入力データが示す重量に応じて、報知対象のエリアを記憶した複数の記憶部のいずれを用いるかを決定する、ことを特徴とする報知プログラム。
(付記7) コンピュータが、車両の運行データから危険なブレーキ操作を検出する検出方法において、
前記車両の重さについての入力データがより重い重量を示すほど、前記運行データから前記危険なブレーキ操作を検出する基準として適用する速度変化の度合いを緩やかなものとする、ことを特徴とする検出方法。
(付記8) 前記車両に積載された荷物の種類及び/又は前記車両の種類に基づいて、前記車両の重さについての入力データを補正することを特徴とする付記7に記載の検出方法。
(付記9) 前記車両の重さについての入力データは、前記車両の車両重量、又は、前記車両の車両重量に最大積載量を加えた重量、又は、前記車両の車両重量に前記車両に積載された積載物の重量を加えた重量、又は、車両総重量、であることを特徴とする付記7又は8に記載の検出方法。
(付記10) 前記車両の重さについての入力データは車種データであり、該車種データに対応づけられた重量がより重い重量を示すほど、前記運行データから前記危険なブレーキ操作を検出する基準として適用する速度変化の度合いを緩やかなものとすることを特徴とする付記7又は8に記載の検出方法。
(付記11) コンピュータが、所定のエリアへの接近に応じて車両内での報知を行う報知方法において、
前記車両の重さについての入力データがより重い重量を示すほど、前記所定のエリアまでの距離が長い位置で報知を行う、ことを特徴とする報知方法。
(付記12) コンピュータが、所定のエリア内に位置した車両内での報知を行う報知方法において、
前記車両の重さについての入力データが示す重量に応じて、報知対象のエリアを記憶した複数の記憶部のいずれを用いるかを決定する、ことを特徴とする報知方法。
(付記13) 車両の運行データから危険なブレーキ操作を検出する検出装置において、
前記車両の重さについての入力データがより重い重量を示すほど、前記運行データから前記危険なブレーキ操作を検出する基準として適用する速度変化の度合いを緩やかなものとする、ことを特徴とする検出装置。
(付記14) 前記車両に積載された荷物の種類及び/又は前記車両の種類に基づいて、前記車両の重さについての入力データを補正することを特徴とする付記13に記載の検出装置。
(付記15) 前記車両の重さについての入力データは、前記車両の車両重量、又は、前記車両の車両重量に最大積載量を加えた重量、又は、前記車両の車両重量に前記車両に積載された積載物の重量を加えた重量、又は、車両総重量、であることを特徴とする付記13又は14に記載の検出装置。
(付記16) 前記車両の重さについての入力データは車種データであり、該車種データに対応づけられた重量がより重い重量を示すほど、前記運行データから前記危険なブレーキ操作を検出する基準として適用する速度変化の度合いを緩やかなものとすることを特徴とする付記13又は14に記載の検出装置。
(付記17) 所定のエリアへの接近に応じて車両内での報知を行う報知装置において、
前記車両の重さについての入力データがより重い重量を示すほど、前記所定のエリアまでの距離が長い位置で報知を行う、ことを特徴とする報知装置。
(付記18) 所定のエリアへの接近に応じて車両内での報知を行う報知装置において、
前記車両の重さについての入力データが示す重量に応じて、報知対象のエリアを記憶した複数の記憶部のいずれを用いるかを決定する、ことを特徴とする報知装置。
10 車載装置(報知装置)
20 サーバ(検出装置)
90 コンピュータ

Claims (6)

  1. 車両の重さについての入力データを取得し、
    取得した入力データがより重い重量を示すほど、危険なブレーキ操作を検出する基準として適用する所定時間における速度変化を緩やかなものに設定し、
    過去における前記車両の速度と位置とを対応付けた運行データを記憶する第1記憶部からある車両のある速度を抽出し、抽出した前記速度と該速度の前記所定時間前の速度とを比較した結果が前記基準を満たす場合に、抽出した速度に対応する位置を前記危険なブレーキ操作が行われた位置と特定し、第2記憶部に記憶する、
    処理をコンピュータに実行させるための検出プログラム。
  2. 前記車両に積載された荷物の種類及び/又は前記車両の種類に基づいて、前記車両の重さについての入力データを補正することを特徴とする請求項1に記載の検出プログラム。
  3. 前記車両の重さについての入力データは、前記車両の車両重量、又は、前記車両の車両重量に最大積載量を加えた重量、又は、前記車両の車両重量に前記車両に積載された積載物の重量を加えた重量、又は、車両総重量、であることを特徴とする請求項1又は2に記載の検出プログラム。
  4. 前記車両の重さについての入力データは車種データであり、該車種データに対応づけられた重量がより重い重量を示すほど、前記危険なブレーキ操作を検出する基準として適用する所定時間における速度変化を緩やかなものとすることを特徴とする請求項1又は2に記載の検出プログラム。
  5. 車両の重さについての入力データを取得し、
    取得した入力データがより重い重量を示すほど、危険なブレーキ操作を検出する基準として適用する所定時間における速度変化を緩やかなものに設定し、
    過去における前記車両の速度と位置とを対応付けた運行データを記憶する第1記憶部からある車両のある速度を抽出し、抽出した前記速度と該速度の前記所定時間前の速度とを比較した結果が前記基準を満たす場合に、抽出した速度に対応する位置を前記危険なブレーキ操作が行われた位置と特定し、第2記憶部に記憶する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする検出方法。
  6. 車両の重さについての入力データを取得する取得部と、
    取得した入力データがより重い重量を示すほど、危険なブレーキ操作を検出する基準として適用する所定時間における速度変化を緩やかなものに設定する設定部と、
    過去における前記車両の速度と位置とを対応付けた運行データを記憶する第1記憶部からある車両のある速度を抽出し、抽出した前記速度と該速度の前記所定時間前の速度とを比較した結果が前記基準を満たす場合に、抽出した速度に対応する位置を前記危険なブレーキ操作が行われた位置と特定し、第2記憶部に記憶する処理部と、
    を備える検出装置。
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