JP2018163506A - データ送信処理プログラム、データ送信処理装置、及びデータ送信処理方法 - Google Patents
データ送信処理プログラム、データ送信処理装置、及びデータ送信処理方法Info
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例えば、トラック等の商用車のドライバーから心拍や脈波を検出するセンサが取得した生体データ、いわゆるセンシングデータに車両IDを付加して管理装置へ送信し、管理装置が車両IDからドライバーを特定して、ドライバーの体調を管理する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
なお、本発明の「データ送信処理装置」における各手段が行う制御は、本発明の「データ送信処理方法」を実施することと同義であるので、本発明の「データ送信処理装置」の説明を通じて本発明の「データ送信処理方法」の詳細についても明らかにする。また、本発明の「データ送信処理プログラム」は、ハードウェア資源としてのコンピュータ等を用いることにより、本発明の「データ送信処理装置」として実現させることから、本発明の「データ送信処理装置」の説明を通じて本発明の「データ送信処理プログラム」の詳細についても明らかにする。
なお、「データ送信処理装置」は「情報処理装置」又は「サーバ装置」と称することもある。
なお、データ送信処理装置10a、・・・は、機能構成及びハードウェア構成についてそれぞれ同様であることから、以下では「データ送信処理装置10」と称してまとめて説明する。また、車両A、・・・についても、「データ送信処理装置10」と同様に、単に「車両」と称してまとめて説明する。
第1の情報を送信された第1のサーバ装置100は、車両の運行を管理する運送会社のサーバ装置であり、第1の車両IDに対応するドライバーの個人情報であるドライバーデータ及び当該運送会社の営業秘密データなどを格納している。第1のサーバ装置100では、第1の車両IDを対応付けた走行履歴データである第1の情報を受信すると、図3及び図4に示すように、第1の車両IDに基づいて走行履歴データとドライバーデータ又は営業秘密データとを対応付け、ドライバーを特定した走行履歴データ、走行履歴データのトリップIDとドライバーを特定した営業秘密データを、データ管理端末装置400のディスプレイなどに表示することにより運行管理を適切に行うことができる。
第1の車両IDに対して行う車両を特定できない処理としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のスクランブル処理などを選択することができる。
このように、データ送信処理装置10が、第1の車両IDに対し、車両を特定できない処理を行った第2の車両IDを走行履歴データに付加して第2のサーバ装置200に送信することにより、第2のサーバ装置200に対し、秘密にすべき情報の漏えいを防止することが可能となる。
第3の情報を送信された第3のサーバ装置300は、一地方の交通道路状態を分析する分析会社のサーバ装置である。一地方の交通道路状態を分析する他の分析会社は、交通道路状態を全国的に分析する分析会社に必要な分だけの走行履歴データの送信を要求し、第2のサーバ装置200から必要な分の走行履歴データを第3のサーバ装置300に受信する。
このように、第2のサーバ装置200が、データ送信処理装置10から受信した第2の車両IDに対し、車両を特定できない処理を更に行った第3の車両IDを走行履歴データに付加して第3のサーバ装置300に送信することにより、第3のサーバ装置300に対し、秘密にすべき情報の漏えいを更に防止することが可能となる。
<データ送信処理装置の機能構成>
図6は、データ送信処理装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。
図6に示すように、データ送信処理装置10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、入力部14と、出力部15と、データ取得部16と、を有する。
図2に示すように、第1の情報は、「車両ID」と、走行履歴データである「トリップID、時刻、位置(経度、緯度)、速度、実車・空車、エンジン回転数、上下加速度、左右加速度、前後加速度、高速料金」のデータ項目を含む。なお、本実施例では、これらのデータ項目を1秒ごとに取得する。
「トリップID」のデータは、目的をもってある出発地からある到着地へ移動する単位であるトリップを識別するためのデータであり、出発地と到着地が登録された際に設定される。
「速度」のデータは、GPSユニット16aと同期させ、データ送信処理装置10が有する速度センサ16bを用いて車両の車軸から取得されるデータである。
「実車・空車」のデータは、荷積み又は荷下しの作業が行われたとき、データ送信処理装置10に設けられた実車・空車ボタン16dが押下されることにより、「荷積み状態(実車)」及び「荷下ろし状態(空車)」のいずれかに変更されるデータである。
「エンジン回転数」のデータは、GPSユニット16aと同期させ、データ送信処理装置10が有するエンジン回転計16eにより取得されるデータである。
「前後の加速度」のデータは、データ送信処理装置10が有する加速度センサ16cにより取得される、車両の進行方向における加速度の測定値である。
「左右の加速度」のデータは、データ送信処理装置10が有する加速度センサ16cにより取得される、車両の進行方向と直交する方向における加速度の測定値である。
「高速料金」のデータは、データ送信処理装置10が有するETC(Electronic Toll Collection System、電子料金収受システム)車載装置16fが処理した高速料金の額を示すデータである。
制御部13は、第1の車両IDと共に走行履歴データを取得する。
具体的には、制御部13は、予め設定され、車両を特定できる第1の車両IDと共に走行履歴データを取得する(図8のS101参照)。
次に、制御部13は、取得した走行履歴データに含まれる送信先ビットを参照して送信先を判定する(図8のS102参照)。
また、制御部13は、車両の特定を許容されていない第2のサーバ装置200に走行履歴データを送信する場合、第1の車両IDに対し、車両を特定できない処理を行い、且つ、第2のサーバ装置200において同一の車両か否かを判定可能とした第2の車両IDを走行履歴データに付加した第2の情報(図5参照)を送信する(図8のS104参照)。
なお、制御部13は、記憶部12に記憶された各種プログラムを実行し、データ送信処理装置10全体を制御する。ソフトウェアを実行するプロセッサはハードウェアである。
具体的には、データ取得部16は、本実施例では、各種センサなどを同期させて取得した位置、速度、加速度、「荷積み状態(実車)」及び「荷下ろし状態(空車)」のいずれかの状態、エンジン回転数、及び高速料金のデータを、同期させた時刻の情報と対応付けて走行履歴データとして取得する。
図7は、本発明の一実施例に係るデータ送信処理装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図7に示すように、データ送信処理装置10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、入力部14と、ディスプレイ15と、データ取得部16と、ROM(Read Only Memory)17と、RAM(Random Access Memory)18と、を有する。なお、データ送信処理装置10の各部は、バス19を介してそれぞれ通信可能に接続されている。
RAM18としては、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)などが挙げられる。
なお、第1のサーバ装置100、第2のサーバ装置200、第3のサーバ装置300、及びデータ管理端末装置400の機能構成及びハードウェア構成については、図6及び図7に示したようなデータ取得部16を有していない情報処理装置の構成であるため、これらの説明を省略する。
本発明のデータ送信処理装置10が、車両を特定できる第1の車両IDと共に走行履歴データを取得し、第1のサーバ装置100に第1の情報を送信し、第2のサーバ装置200に第2の情報を送信するフローを、図1、図6などを参照しながら図8に示すフローチャートにしたがって説明する。
これにより、車両の特定を許容されていない第2のサーバ装置200に対し、秘密にすべき情報の漏えいを防止することが可能となる。
第2のサーバ装置200が、データ送信処理装置10から第2の情報を受信し、第3のサーバ装置300に第3の情報を送信するフローを、図1、図6などを参照しながら図9に示すフローチャートにしたがって説明する。
これにより、車両の特定を許容されていない第3のサーバ装置300に対し、秘密にすべき情報の漏えいを二重に防止することが可能となる。
また、第2のサーバ装置200は、車両の特定を許容されていない第3のサーバ装置300に走行履歴データを送信する場合、第2の車両IDに対し、車両を特定できない処理を更に行い、且つ、第3のサーバ装置300において同一の車両か否かを判定可能とした第3の車両IDを走行履歴データに付加した第3の情報を送信する。これにより、車両の特定を許容されていない第3のサーバ装置300に対し、秘密にすべき情報の漏えいを二重に防止することが可能となる。
これは、本発明のデータ送信処理装置10からデータ取得部16の機能を分離させ、データ取得部16の機能を有するデータ取得端末装置600a、・・・をそれぞれ車両A、・・・に搭載し、データ取得部16の機能を分離させたデータ送信処理装置20をデータの中継装置として、データ取得端末装置600a、・・・から送信された第1の車両ID及び走行履歴データを第1のサーバ装置100に送信し、第2の車両ID及び走行履歴データを第2のサーバ装置200に送信するように振り分けるようにしてもよい。
(付記1)
計測対象を特定できる第1のデータ項目と共にセンシングデータを取得し、
前記計測対象の特定を許容された第1のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記センシングデータに前記第1のデータ項目を付加した第1の情報を送信し、
前記計測対象の特定を許容されていない第2のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記第1のデータ項目に対し、前記計測対象を特定できない処理を行い、且つ、前記第2のサーバ装置において同一の前記計測対象か否かを判定可能とした第2のデータ項目を前記センシングデータに付加した第2の情報を送信する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするデータ送信処理プログラム。
(付記2)
前記第2のサーバ装置が、前記計測対象の特定を許容されていない第3のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記第2のデータ項目に対し、前記計測対象を特定できない処理を更に行い、且つ、前記第3のサーバ装置において同一の前記計測対象か否かを判定可能とした第3のデータ項目を前記センシングデータに付加した第3の情報を送信する、
付記1に記載のデータ送信処理プログラム。
(付記3)
前記第1のサーバ装置において、前記センシングデータに前記第1のデータ項目を付加する付記1から2のいずれかに記載のデータ送信処理プログラム。
(付記4)
前記計測対象が、移動体であり、
前記センシングデータが、前記移動体の移動履歴データである付記1から3のいずれかに記載のデータ送信処理プログラム。
(付記5)
前記移動体が、車両、船舶、飛行体、及び人のいずれかである付記4に記載のデータ送信処理プログラム。
(付記6)
計測対象を特定できる第1のデータ項目と共にセンシングデータを取得し、
前記計測対象の特定を許容された第1のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記センシングデータに前記第1のデータ項目を付加した第1の情報を送信し、
前記計測対象の特定を許容されていない第2のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記第1のデータ項目に対し、前記計測対象を特定できない処理を行い、且つ、前記第2のサーバ装置において同一の前記計測対象か否かを判定可能とした第2のデータ項目を前記センシングデータに付加した第2の情報を送信する、
処理を実行する制御部を有することを特徴とするデータ送信処理装置。
(付記7)
計測対象を特定できない処理がなされた第2のデータ項目が付加されたセンシングデータを受信した後、前記計測対象の特定を許容されていない他のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記第2のデータ項目に対し、前記計測対象を特定できない処理を更に行い、且つ、前記他のサーバ装置において同一の前記計測対象か否かを判定可能とした第3のデータ項目を前記センシングデータに付加した第3の情報を送信する、
処理を実行する制御部を有することを特徴とするデータ送信処理装置。
(付記8)
計測対象を特定できる第1のデータ項目と共にセンシングデータを取得し、
前記計測対象の特定を許容された第1のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記センシングデータに前記第1のデータ項目を付加した第1の情報を送信し、
前記計測対象の特定を許容されていない第2のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記第1のデータ項目に対し、前記計測対象を特定できない処理を行い、且つ、前記第2のサーバ装置において同一の前記計測対象か否かを判定可能とした第2のデータ項目を前記センシングデータに付加した第2の情報を送信する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするデータ送信処理方法。
(付記9)
計測対象を特定できない処理がなされた第2のデータ項目が付加されたセンシングデータを受信した後、前記計測対象の特定を許容されていない他のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記第2のデータ項目に対し、前記計測対象を特定できない処理を更に行い、且つ、前記他のサーバ装置において同一の前記計測対象か否かを判定可能とした第3のデータ項目を前記センシングデータに付加した第3の情報を送信する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするデータ送信処理方法。
10 データ送信処理装置(情報処理装置)
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
14 入力部
15 出力部(ディスプレイ)
16 データ取得部
100 第1のサーバ装置
200 第2のサーバ装置
300 第3のサーバ装置
Claims (9)
- 計測対象を特定できる第1のデータ項目と共にセンシングデータを取得し、
前記計測対象の特定を許容された第1のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記センシングデータに前記第1のデータ項目を付加した第1の情報を送信し、
前記計測対象の特定を許容されていない第2のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記第1のデータ項目に対し、前記計測対象を特定できない処理を行い、且つ、前記第2のサーバ装置において同一の前記計測対象か否かを判定可能とした第2のデータ項目を前記センシングデータに付加した第2の情報を送信する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするデータ送信処理プログラム。 - 前記第2のサーバ装置が、前記計測対象の特定を許容されていない第3のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記第2のデータ項目に対し、前記計測対象を特定できない処理を更に行い、且つ、前記第3のサーバ装置において同一の前記計測対象か否かを判定可能とした第3のデータ項目を前記センシングデータに付加した第3の情報を送信する、
請求項1に記載のデータ送信処理プログラム。 - 前記第1のサーバ装置において、前記センシングデータに前記第1のデータ項目を付加する請求項1から2のいずれかに記載のデータ送信処理プログラム。
- 前記計測対象が、移動体であり、
前記センシングデータが、前記移動体の移動履歴データである請求項1から3のいずれかに記載のデータ送信処理プログラム。 - 前記移動体が、車両、船舶、飛行体、及び人のいずれかである請求項4に記載のデータ送信処理プログラム。
- 計測対象を特定できる第1のデータ項目と共にセンシングデータを取得し、
前記計測対象の特定を許容された第1のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記センシングデータに前記第1のデータ項目を付加した第1の情報を送信し、
前記計測対象の特定を許容されていない第2のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記第1のデータ項目に対し、前記計測対象を特定できない処理を行い、且つ、前記第2のサーバ装置において同一の前記計測対象か否かを判定可能とした第2のデータ項目を前記センシングデータに付加した第2の情報を送信する、
処理を実行する制御部を有することを特徴とするデータ送信処理装置。 - 計測対象を特定できない処理がなされた第2のデータ項目が付加されたセンシングデータを受信した後、前記計測対象の特定を許容されていない他のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記第2のデータ項目に対し、前記計測対象を特定できない処理を更に行い、且つ、前記他のサーバ装置において同一の前記計測対象か否かを判定可能とした第3のデータ項目を前記センシングデータに付加した第3の情報を送信する、
処理を実行する制御部を有することを特徴とするデータ送信処理装置。 - 計測対象を特定できる第1のデータ項目と共にセンシングデータを取得し、
前記計測対象の特定を許容された第1のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記センシングデータに前記第1のデータ項目を付加した第1の情報を送信し、
前記計測対象の特定を許容されていない第2のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記第1のデータ項目に対し、前記計測対象を特定できない処理を行い、且つ、前記第2のサーバ装置において同一の前記計測対象か否かを判定可能とした第2のデータ項目を前記センシングデータに付加した第2の情報を送信する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするデータ送信処理方法。 - 計測対象を特定できない処理がなされた第2のデータ項目が付加されたセンシングデータを受信した後、前記計測対象の特定を許容されていない他のサーバ装置に前記センシングデータを送信する場合、前記第2のデータ項目に対し、前記計測対象を特定できない処理を更に行い、且つ、前記他のサーバ装置において同一の前記計測対象か否かを判定可能とした第3のデータ項目を前記センシングデータに付加した第3の情報を送信する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするデータ送信処理方法。
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C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
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