JP6366622B2 - 端子接続構造及び電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器や電子機器等の基板間を接続する端子接続構造及びこの端子接続構造を用いた電気コネクタに関する。
従来から、基板間を接続する電気コネクタとして、ピン形状の端子とソケット形状の端子とを接触させることにより、基板間を導通する電気コネクタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記のような電気コネクタでは、ソケット形状の端子に、ピン形状の端子を保持可能に弾性変形する弾性片を形成することにより、ピン形状の端子の位置ずれによる導通不良を抑制している。
欧州特許第2304852号明細書
しかしながら、上記のような電気コネクタでは、ソケット形状の端子に形成された弾性片によりピン形状の端子を保持するため、端子同士の接続安定性は高まるものの、弾性片を形成する作業工程が必要となり、製造コストが高くなるという問題があった。
上記のような作業工程を減らすため、ピン形状の端子同士を接続する方法も考えられるが、ピン形状の端子同士を接続する場合、端子同士が1点で接することとなるため、端子の先端に付着した付着物により接続不良が発生する等、安定した接続が得られない可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ピン形状の端子同士の接続に関し、接続安定性を高めつつ、製造コストの低減を図ることが可能な端子接続構造及びこの端子接続構造を用いた電気コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の端子接続構造は、ピン形状をもつ2つの端子同士を嵌合接続する端子接続構造であって、前記2つの端子のうちのいずれか一方の端子の先端部分に、他方の端子の先端部分を摺接しながら挿入でき、かつ、前記嵌合接続状態で前記他方の端子の先端部分の少なくとも1点が接する内面形状をもつ接触部と、前記接触部よりも前記一方の端子の軸線方向内側に隣接して位置し、前記他方の端子の先端部分が挿入できない内面形状をもつ有底空洞部と、で構成される接続穴を有し、前記接触部は、前記嵌合接続状態で前記他方の端子の先端部分のみが収容される深さ寸法を有する。
上記の端子接続構造は、ピン形状をもつ2つの端子同士を接続するため、ソケット形状の端子によりピン形状の端子を保持する場合と比べて端子を保持する弾性片を形成する必要がない。したがって、作業工程数を削減することができるため、製造コストの低減を図ることができる。
また、2つの端子のうちいずれか一方の先端部分に、他方の端子の先端部分を摺接しながら挿入でき、かつ少なくとも1点が接する内面形状をもつ接触部を形成したため、嵌合接続位置からの位置ずれを抑制することができる。
ところが、ピン形状をもつ2つの端子同士を接続する場合、他方の端子が一方の端子に1点で接触することとなるため、先端部分の付着物により接続不良が発生するおそれがある。
そこで、接触部よりも一方の端子の軸線方向内側に隣接して位置し、他方の端子の先端部分が挿入できない内面形状をもつ有底空洞部を形成することにより、他方の端子が摺動した際に先端部分に付着した付着物を有底空洞部に収集して端子同士の接続安定性を高める。
したがって、接続安定性を高めつつ、製造コストの低減を図ることが可能な端子接続構造を提供することができる。
また、前記接触部は、前記他方の端子が挿入される開口部から前記有底空洞部へ傾斜した内面形状により、前記嵌合接続状態で当該他方の端子の先端部分の少なくとも1点が接する。このため、嵌合接続位置からの位置ずれを低減することができるとともに、有底空洞部近傍の少なくとも1点が接する位置へと先端部分の挿入をガイドすることができる。
そして、本発明の電子コネクタは、2つの基板間を接続する電気コネクタであって、前記2つの基板のそれぞれに実装される固定側コネクタ及び可動側コネクタと、前記固定側コネクタ及び前記可動側コネクタを分離可能に嵌合接続する中間アダプタと、を備え、前記中間アダプタは、両端部分にピン形状をもつ第1端子を有し、前記固定側コネクタは、前記第1端子の一端部が接続されるピン形状をもつ第2端子を有し、前記可動側コネクタは、前記第1端子の他端部が接続されるピン形状をもつ第3端子を有し、前記第2端子及び前記第3端子のうち、少なくとも一方の端子の先端部分に、前記第1端子の先端部分を摺接しながら挿入でき、かつ、前記嵌合接続状態で前記第1端子の先端部分の少なくとも1点が接する内面形状をもつ接触部と、該接触部よりも前記少なくとも一方の端子の軸線方向内側に隣接して位置し、前記第1端子の先端部分が挿入できない内面形状をもつ有底空洞部と、で構成される接続穴を有し、該接触部は、前記嵌合接続状態で前記第1端子の前記先端部分のみが収容される深さ寸法を有する。
上記の電子コネクタは、ピン形状をもつ第1端子とピン形状をもつ第2端子及び/又は第3端子を接続するため、ソケット形状の端子によりピン形状の端子を保持する場合と比べてピン形状の端子を保持する弾性片を形成する必要がない。したがって、作業工程数を削減することができるため、製造コストの低減を図ることができる。
また、第2端子及び第3端子のうち、少なくとも一方の端子の先端部分に、第1端子の先端部分を摺接しながら挿入でき、かつ少なくとも1点が接する内面形状をもつ接触部を形成したため、嵌合接続位置からの位置ずれを抑制することができる。
さらに、接触部よりも第2端子及び/又は第3端子の軸線方向内側に隣接して位置し、第1端子の先端部分が挿入できない内面形状をもつ有底空洞部を形成することにより、第1端子が摺動した際に先端部分に付着した付着物を有底空洞部に収集して第1端子と第2端子及び/又は第3端子の接続安定性を高めることができる。
したがって、接続安定性を高めつつ、製造コストの低減を図ることが可能な電気コネクタを提供することができる。
また、前記接触部は、前記接続穴の開口部から前記有底空洞部へ傾斜した内面形状により、前記嵌合接続状態で前記第1端子の先端部分の少なくとも1点が接する。このため、嵌合接続位置からの位置ずれを低減することができるとともに、有底空洞部近傍の少なくとも1点が接する位置へと先端部分の挿入をガイドすることができる。
さらに、前記中間アダプタは、前記第1端子を保持する第1絶縁体と、該第1絶縁体を覆う第1シェルを有し、前記固定側コネクタは、前記第2端子を保持する第2絶縁体と、該第2絶縁体を覆う第2シェルを有し、前記可動側コネクタは、前記第3端子を保持する第3絶縁体と、該第3絶縁体を覆う第3シェルを有するため、各端子から発生する電磁波の漏洩や、外部からのノイズの侵入を防止して電気特性の悪化を抑制することができる。また、絶縁体を覆うシェルにより、基板の外部導体とシェルとを電気的に接続することができる。
また、前記第1絶縁体は、前記第1端子の一端部側を保持する絶縁部と、前記第1端子の他端部側を保持する絶縁部との2分割で構成されているため、第1端子と第2端子、第1端子と第3端子の接触部をそれぞれ絶縁するとともに、2分割することにより絶縁体の製造コストを低減することができる。
さらに、前記固定側コネクタ又は前記可動側コネクタを前記中間アダプタに嵌合する際に嵌合接続状態となるまで撓み変形し、前記嵌合接続状態となると当該撓み変形が弾性復帰する弾性部と、前記嵌合接続状態となると前記弾性部が当接する当接部とを更に備えるため、嵌合作業する作業者が正規の嵌合接続状態であるか否かを容易に確認することができる。
また、正規の嵌合接続状態となると弾性片が当接部に当接するため、嵌合作業する作業者に節度感(クリック感)を与えることで正規の嵌合接続状態に達したか否かを容易に確認することができる。
このように、本発明によれば、ピン形状の端子同士の接続に関し、接続安定性を高めつつ、製造コストの低減を図ることが可能な端子接続構造及び電気コネクタを提供することができる。
本実施形態に係る電気コネクタを示す分解斜視図である。 (a)図1に示す中間コネクタの断面図、(b)(a)に示すアダプタ絶縁体の左側からの斜視図、(c)(a)に示すアダプタ絶縁体の右側からの斜視図である。 (a)図2(a)に示す中間コンタクトの側面図、(b)図2に示す中間コンタクトとアダプタ端子の概略断面図である。 (a)図1に示すアダプタシェルの斜視図、(b)(a)に示すA−A断面図である。 (a)図1に示すアダプタリングの斜視図、(b)(a)に示すアダプタリングの平面図、(c)(a)に示すアダプタリングの側面図、(d)(b)に示すB−B断面図である。 (a)図1に示す固定側コネクタの斜視図、(b)(a)に示す固定側コネクタの平面図、(c)(b)に示すC−C断面図、(d)(a)に示す固定側コネクタの背面図、(e)(c)に示す固定側絶縁体の斜視図である。 (a)図1に示す可動側コネクタの斜視図、(b)(a)に示す可動側コネクタの平面図、(c)(b)に示すD−D断面図、(d)(a)に示す可動側コネクタの背面図、(e)(c)に示す可動側絶縁体の斜視図である。 (a)図1に示す電気コネクタの端子接続構造を示す概略断面図、(b)図1に示すアダプタ端子が固定端子に接触する状態を示す概略断面図、(c)図1に示すアダプタ端子を固定側接続穴に挿入した状態を示す概略断面図である。 (a)図1に示す電気コネクタの概略断面図、(b)(a)に示す中間アダプタを可動側コネクタに嵌合する状態を示す概略断面図である。 (a)図1に示す電気コネクタの嵌合状態を示す斜視図、(b)(a)に示す電気コネクタの概略断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る端子接続構造及び電気コネクタについて図面を参照して説明する。
[1.電気コネクタの概略構成]
はじめに、図1を参照して、本実施形態に係る電気コネクタの構成について説明する。なお、以下の実施形態では、電気コネクタは、図示を省略する2つの離間した基板間を導通接続するコネクタである場合について説明する。
図1に示すように、電気コネクタ1は、概略円柱形状を有する中間アダプタ12と、一方の基板に実装される固定側コネクタ14と、一方の基板と離間した他方の基板に実装される可動側コネクタ16とから略構成されている。
上記のように構成された電気コネクタ1は、固定側コネクタ14に中間アダプタ12の一側を嵌合した後、可動側コネクタ16に中間アダプタ12の他側を嵌合することにより、固定側コネクタ14と可動側コネクタ16とが導通可能に接続される。
[2.中間アダプタの構成]
次に、図1から図5を参照して、中間アダプタ12の構成について説明する。図1及び図2(a)に示すように、中間アダプタ12は、ピン形状を有するアダプタ端子(第1端子)21と、両端にアダプタ端子21が接続される中間コンタクト22と、アダプタ端子21と中間コンタクト22を覆うアダプタ本体23とから略構成されている。
アダプタ端子21は、図3(b)に示すように、中間コンタクト22の一端側中間コンタクト22aに接続された一側アダプタ端子21aと、中間コンタクト22の他端側中間コンタクト22bに接続された他側アダプタ端子21bを有している。
一側アダプタ端子21aと他側アダプタ端子21bは、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等の金属を切削加工によって直径約1mmのピン形状に形成されている。すなわち、一側アダプタ端子21aと他側アダプタ端子21bは、同一形状のピン形状に形成されている。
そして、中間アダプタ12と固定側コネクタ14及び可動側コネクタ16が嵌合接続状態となると、図2(a)に示す一側アダプタ端子21aの先端部分211aは、後述する固定側コネクタ14の固定側端子41と接し、図2(a)に示す他側アダプタ端子21bの先端部分211bは後述する可動側コネクタ16の可動側端子61と接する。
中間コンタクト22は、図3(a)及び図3(b)に示すように、概略円筒状の形状をもち、概略円筒状の内部にはスプリング221を有している。このスプリング221の両端部分には、一側アダプタ端子21aと他側アダプタ端子21bが接続される。
スプリング221は、中間アダプタ12と固定側コネクタ14及び可動側コネクタ16と嵌合接続する際に、図3(a)に示す矢印A方向及び矢印B方向(固定側コネクタ14及び可動側コネクタ16の嵌合方向A及び嵌合方向B)から押圧されると撓み変形することにより一側アダプタ端子21aと他側アダプタ端子21bの間隔Wを自在に変更することができる。
また、中間コンタクト22には、図3(a)及び図3(b)に示すように、一端側中間コンタクト22a及び他端側中間コンタクト22bの付近に、中間コンタクト22の外周面から外方にそれぞれ突出した外周突出部222と、一端側中間コンタクト22a及び他端側中間コンタクト22bの外周面に後述するアダプタ絶縁体231の内周面である中間コンタクト端部当接部232が当接する内周当接部223がそれぞれ形成されている。
外周突出部222には、固定側コネクタ14及び可動側コネクタ16が嵌合接続される嵌合方向A及び嵌合方向B側であって、後述するアダプタ絶縁体231の側面の一部であって突出部当接部233が当接する側面当接部224がそれぞれ形成されている。
アダプタ本体23は、図1及び図2に示すように、概略円筒形状をなしており、一側アダプタ端子21a又は他側アダプタ端子21bの外周に位置し、一側アダプタ端子21aと他側アダプタ端子21bをそれぞれ保持するアダプタ絶縁体(第1絶縁体)231と、概略円筒形状をなしてアダプタ絶縁体231を覆うアダプタシェル(第1シェル)241と、アダプタシェル241の外周に設けられたアダプタリング(弾性部)251とから構成されている。
アダプタ絶縁体231(一側アダプタ絶縁体231a、他側アダプタ絶縁体231b)は、フッ素樹脂等の絶縁性樹脂で形成されており、図2(a)に示すように、一側アダプタ端子21aを中間コンタクト22と共に保持する一側アダプタ絶縁体231aと、他側アダプタ端子21bを中間コンタクト22と共に保持する他側アダプタ絶縁体231bとの2分割で構成されている。
一側アダプタ絶縁体231aと他側アダプタ絶縁体231bは、図2(b)及び図2(c)に示すように、概略円筒形状を有している。なお、一側アダプタ絶縁体231aと他側アダプタ絶縁体231bは、同一形状であるため、図2(b)及び図2(c)では、一側アダプタ絶縁体231aと他側アダプタ絶縁体231bをアダプタ絶縁体231として図示して説明する。
一側アダプタ絶縁体231aと他側アダプタ絶縁体231bには、アダプタ絶縁体231の内周面であって上述した内周当接部223と当接する中間コンタクト端部当接部232と、アダプタ絶縁体231の側面の一部であって上述した側面当接部224が当接する突出部当接部233と、後述するアダプタシェル241のシェル凸部243と係止する絶縁体凹部234と、固定側コネクタ14又は可動側コネクタ16の一部が挿入されるコネクタ挿入部235が形成されている。
中間コンタクト端部当接部232は、内周面に位置した内周当接部223(図3(b)参照)とそれぞれ当接することにより、アダプタ絶縁体231がアダプタ端子21の軸線方向内側(図2(a)の矢印C方向及び矢印D方向)へ移動することを抑制する。
突出部当接部233は、上述した側面当接部224(図3(b)参照)と当接することにより、アダプタ絶縁体231がアダプタ端子21の軸線方向(図3の嵌合方向A又は嵌合方向B)へ移動することを抑制する。
絶縁体凹部234は、一側アダプタ絶縁体231a及び他側アダプタ絶縁体231bの外周面にそれぞれ形成されており、後述するアダプタシェル241のシェル凸部243が挿入可能に形成されている。
コネクタ挿入部235は、後述する固定側端子41の一部と固定側端子41を保持した固定側絶縁体422の一部、又は、可動側端子61の一部と可動側端子61を保持した可動側絶縁体622の一部が挿入される。
上記のように構成された一側アダプタ絶縁体231aと他側アダプタ絶縁体231bは、中間コンタクト端部当接部232が内周当接部223と当接して中間コンタクト22と共に一側アダプタ端子21a又は他側アダプタ端子21bを保持し、コネクタ挿入部が一側アダプタ端子21a又は他側アダプタ端子21bの外周に位置する。
アダプタシェル241は、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等の金属により形成されており、図4(a)及び図4(b)に示すように、シェル中間部241aと一側シェル端部241b及び他側シェル端部241cが階段状に変化する段差形状を有している。すなわち、一側シェル端部241b及び他側シェル端部241cは、シェル中間部241aより凹んだ凹形状を有している。
そして、アダプタシェル241は、図4(a)及び図4(b)に示すように、後述するアダプタリング251のリング端部254が当接する端部側リング当接部242aと、後述する弾性片253の先端が位置する中間側リング当接部242bと、絶縁体凹部234にそれぞれ挿入するシェル凸部243とを有している。
シェル凸部243は、アダプタシェル241の内周面に突出した凸形状を有している。そして、上述した絶縁体凹部234にシェル凸部243を挿入することにより、アダプタ絶縁体231がアダプタ端子21の軸線方向(図3の嵌合方向A又は嵌合方向B)へ移動することを抑制する。
アダプタリングは、図2(a)に示すように、一側シェル端部241bの外周に設けられる一側アダプタリング251aと、他側シェル端部241cの外周に設けられる他側アダプタリング251bとから構成されている。
図5(a)から図5(d)に示すように、一側アダプタリング251aと他側アダプタリング251bとは、略C字側形状を有するリング部252と、リング部252と一体に形成されてリング部252と共にアダプタシェル241側に撓み変形可能な弾性片253とから構成されている。
なお、アダプタリング251aとアダプタリング251bは、同一形状であるため、図5(a)から図5(d)では、アダプタリング251aとアダプタリング251bをアダプタリング251として図示して説明する。
リング部252は、環状形状の一部が開いた形状を有しており(図5(b)参照)、一側シェル端部241b又は他側シェル端部241cの外周に位置し、端部側リング当接部242aと当接するリング端部254を有している。
リング端部254が上述した端部側リング当接部242aと当接することにより、中間アダプタ12と固定側コネクタ14及び可動側コネクタ16を嵌合した際に、リング部252がアダプタ端子21の軸線方向(図3の嵌合方向A又は嵌合方向B)へ移動することを抑制する。
弾性片253は、所定間隔をあけて3箇所にリング部252と一体に形成されている。この弾性片253は、一側シェル端部241b及び他側シェル端部241cの外周に位置する(図2(a)参照)。
そして、リング部252は、上述したように環状形状のうちの一部が開いた形状を有し、弾性片253は間隔をあけて設けられているため、アダプタシェル241側に撓み変形することが可能である。詳細には、固定側コネクタ14に中間アダプタ12を嵌合する際、リング部252の一側リング縁部252aが後述する固定側係止部427に押圧されて弾性片253と共に撓み変形し、固定側係止部427を乗り越えると撓み変形が復帰することにより他側リング縁部252bと固定側係止部427が係止する。リング部252と固定側係止部427との係止機構についての詳細は後述する。
なお、上述したように、アダプタリング251a,251bは同一形状であるため、同一の金型を用いて成型することができる。
[3.固定側コネクタの構成]
次に、図6を参照して、固定側コネクタ14の構成について説明する。図6(a)から図6(e)に示すように、固定側コネクタ14は、ピン形状を有する固定側端子(第2端子)41と、固定側端子41を覆う固定側コネクタ本体42とから略構成されている。
固定側端子41は、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等の金属を切削加工することによってピン形状に形成されたものである。なお、固定側端子41は、後述する可動側端子61と同一形状に形成されている。
また、固定側端子41には、図6(c)に示すように、一側アダプタ端子21aが挿入される固定側接続穴(接続穴)411が形成されている。
さらに、固定側端子41には、固定側先端部分412に一側アダプタ端子21aの先端部分211aをガイドする固定側ガイド部(接触部)413と、一側アダプタ端子21aの先端部分211aが挿入できない固定側有底空洞部414が形成されている。なお、固定側端子41の詳細な構成については後述する。
固定側コネクタ本体42は、図6(a)から図6(d)に示すように、中間アダプタ12が嵌合する固定側アダプタ接続部421と、固定側アダプタ接続部421と一体に形成されて概略直方体形状の固定側基部431とから構成されている。
固定側アダプタ接続部421は、図6(a)から図6(e)に示すように、概略円筒形状をなし固定側端子41の外周に位置して固定側端子41を保持する固定側絶縁体422と、概略円筒形状をなし固定側絶縁体422を覆う固定側シェル423とから構成されている。
固定側絶縁体422は、アダプタ絶縁体231と同様にフッ素樹脂等の絶縁性樹脂で形成されている。この固定側絶縁体422には、図6(e)に示すように、内周面に固定側端子41が当接する固定側端子当接部424と、固定側シェル423が当接する固定側シェル当接部425と、後述する固定側シェル凸部428が当接する固定側凸部当接部426とが形成されている。
固定側シェル423は、アダプタシェル241と同様に黄銅やベリリウム銅やリン青銅等の金属により形成されている。この固定側シェル423には、内側に突出した固定側係止部427と、上述した固定側凸部当接部426が当接する固定側シェル凸部428が形成されている。
固定側係止部427には、上述した他側リング縁部252bが係止する。具体的には、中間アダプタ12を固定側コネクタ14に嵌合する際、リング部252の一側リング縁部252aから他側リング縁部252bへとリング部252が撓み変形しながら固定側係止部427を乗り越えて、他側リング縁部252bが係止する。リング部252と固定側係止部427との係止機構についての詳細は後述する。
固定側シェル凸部428は、上述した固定側凸部当接部426と当接することにより、中間アダプタ12が固定側コネクタ14に嵌合した際に、固定側絶縁体422がアダプタ端子21の軸線方向(図6(c)の嵌合方向A)へ移動することを抑制する。
固定側基部431の4つの角には、概略直方体形状の固定側基板接続部432がそれぞれ形成されている。固定側基板接続部432は半田付けにより図示を省略する基板の外部導体に接続される。
[4.可動側コネクタの構造]
次に、図7を参照して、可動側コネクタ16の構成について説明する。図7(a)から図7(e)に示すように、可動側コネクタ16は、ピン形状を有する可動側端子(第3端子)61と、可動側端子61を覆う可動側コネクタ本体62とから略構成されている。
可動側端子61は、固定側端子41と同様に黄銅やベリリウム銅やリン青銅等の金属を切削加工することによってピン形状に形成されたものである。なお可動側端子61は、上述したように、可動側端子61は固定側端子41と同一形状に形成されている。
また、可動側端子61には、図7(c)に示すように、他側アダプタ端子21bが挿入される可動側接続穴(接続穴)611を有している。
さらに、可動側端子61には、可動側先端部分612に他側アダプタ端子21bの先端部分211bをガイドする可動側ガイド部(接触部)613と、他側アダプタ端子21bの先端部分211bが挿入できない可動側有底空洞部614が形成されている。なお、可動側端子61の詳細な構成については後述する。
可動側コネクタ本体62は、図7(a)から図7(d)に示すように、中間アダプタ12が嵌合する可動側アダプタ接続部621と、可動側アダプタ接続部621と一体に形成されて概略直方体形状の可動側基部631とから構成されている。
可動側アダプタ接続部621は、図7(a)から図7(e)に示すように、概略円筒形状なし可動側端子61の外周に位置して可動側端子61を保持する可動側絶縁体622と、概略円筒形状なし可動側絶縁体622を覆う可動側シェル623とから構成されている。
可動側絶縁体623は、アダプタ絶縁体231や固定側絶縁体422と同様にフッ素樹脂等の絶縁性樹脂で形成されている。この可動側絶縁体622には、図7(e)に示すように、内周面に可動側端子61が当接する可動側端子当接部624と、可動側シェル623が当接する可動側シェル当接部625と、後述する可動側シェル凸部628が当接する可動側凸部当接部626とを有している。
可動側シェル623は、アダプタシェル241や固定側シェル423と同様に黄銅やベリリウム銅やリン青銅等の金属により形成されており、図7(e)に示すように、内面側に可動側端子61が当接する可動側端子当接部624と、可動側シェル623が当接する可動側シェル当接部625と、後述する可動側シェル凸部628が当接する可動側凸部当接部626とが形成されている。
可動側シェル623には、アダプタシェル241や固定側シェル423と同様に黄銅やベリリウム銅やリン青銅等の金属により形成されている。この可動側シェル623には、上述した可動側凸部当接部626が当接する可動側シェル凸部628が形成されている。
可動側シェル凸部628は、上述した可動側凸部当接部626と当接することにより、中間アダプタ12が可動側コネクタ16に嵌合した際に、可動側絶縁体622がアダプタ端子21の軸線方向(図7(c)の嵌合方向B)へ移動することを抑制する。
可動側基部631の4つの角には、概略直方体形状の可動側基板接続部632がそれぞれ形成されている。可動側基板接続部632は半田付けにより図示を省略する基板の外部導体に接続される。
[5.端子接続構造]
次に、図8(a)から図8(c)を参照して、上述したピン形状をもつ端子同士を嵌合接続する端子接続構造について説明する。なお、以下の接続構造は、ピン形状の端子同士を接続する端子接続構造であり、直径が約2mmのピン形状の端子同士を接続する場合について説明する。
また、上述した一側アダプタ端子21aと他側アダプタ端子21bは同一形状であり、上述した固定側端子41と可動側端子61は同一形状であるため、以下では、一側アダプタ端子21aと固定側端子41の接続構造を図示して説明する。
一側アダプタ端子21aの先端部分211は略半球形状を有している。そして、一側アダプタ端子21aが接続される固定側端子41には、一側アダプタ端子21aが挿入される固定側接続穴411が形成されている。
また、固定側端子41には、固定側先端部分412に一側アダプタ端子21aの先端部分211aをガイドする固定側ガイド部(接触部)413と、一側アダプタ端子21aの先端部分211aが挿入できない固定側有底空洞部414が形成されている。
固定側ガイド部413は、一側アダプタ端子21aの先端部分211aを摺接しながら挿入でき、かつ、中間アダプタ12と固定側コネクタ14が嵌合接続状態で一側アダプタ端子21aの先端部分211aの少なくとも1点が接する内面形状をもつ。なお、少なくとも1点が接する内面形状として、本実施形態では、固定側ガイド部413は、接続穴411の開口部411aから固定側有底空洞部414へ傾斜した内面形状である場合について説明する。
上記のように、アダプタ端子21の先端部分211が略半球形状を有し、固定側端子41は固定側ガイド部413が形成された内面形状をもつため、図8(b)及び図8(c)に示すように、先端部分211aが少なくとも1点で固定側端子41と接することが可能となる。
また、上記のように、アダプタ端子21の先端部分211が固定側端子41と少なくとも1点で接することが可能となるため、アダプタ端子21aと固定側端子41との接続安定性を向上することができる。
また、固定側ガイド部413は、一側アダプタ端子21aが挿入される開口部411aから固定側有底空洞部414へ傾斜して、中間アダプタ12と固定側コネクタ14が嵌合接続状態で一側アダプタ端子21aの先端部分211aの少なくとも1点が接する位置へ先端部分211aをガイドする。ここで、固定ガイド部413は、いずれの位置でも先端部分211aの少なくとも1点が接することが可能であるが、少なくとも1点が接する位置へのガイドは、図8(b)及び図8(c)に示すように、一側アダプタ端子21aの先端部分211aが固定側ガイド部413の傾斜により固定側有底空洞部414近傍まで挿入されて固定側ガイド部413と接する位置へのガイドであることが望ましい。
固定側有底空洞部414は、固定側ガイド部413よりも一側アダプタ端子21aの軸線方向内側(図8(a)の矢印C方向及び矢印D方向)に隣接して位置し、一側アダプタ端子21aの先端部分211aが挿入できない内面形状をもつ。すなわち、図8(a)に示すように、一側アダプタ端子21aの幅W1は、固定側有底空洞部414の幅W2よりも広く、固定側接続穴411の幅W3より狭くなるように一側アダプタ端子21aと固定側端子41が形成されている(W2<W1<W3)。このため、略半球形状の先端部分211aを摺接しながら固定側接続穴411の開口部411aから固定側有底空洞部414の近傍まで挿入することができる。
また、一側アダプタ端子21aの幅W1が固定側有底空洞部414の幅W2よりも広く、固定側接続穴411の幅W3より狭くなるように形成されているため、一側アダプタ端子21aが摺動した際に先端部分211に付着した付着物を固定側有底空洞部414に収集して一側アダプタ端子21aと固定側端子41との接続安定性をさらに高めることができる。
そして、中間アダプタ12と固定側コネクタ14を嵌合することにより嵌合接続状態とすると、図8(c)に示すように、先端部分211aのみが固定側接続穴411に収容される。すなわち、固定側接続穴411は、嵌合接続状態で先端部分211aのみが収容される深さ寸法Eを有している。
上記のように、固定側接続穴411が先端部分211aのみが収容される深さ寸法Eを有しているため、一側アダプタ端子21aが摺動した際に先端部分211aが固定側接続穴411から外れることを抑制することができる。
なお、他側アダプタ端子21bと可動側端子61の端子接続構造では、上述した「一側アダプタ端子21a」、「一側アダプタ端子21aの先端部分211a」、「固定側端子41」、「固定側接続穴411」、「固定側接続穴411の開口部411a」、「固定側先端部分412」、「固定側ガイド部413」、「固定側有底空洞部414」とする箇所を、「他側アダプタ端子21b」、「他側アダプタ端子21bの先端部分211b」、「可動側端子61」、「可動側接続穴611」、「可動側接続穴611の開口部611a」、「可動側先端部分612」、「可動側ガイド部613」、「可動側有底空洞部614」とそれぞれ読み替えるものとする。
[6.電気コネクタの組み立てと嵌合接続]
次に、図9及び図10を参照して、電気コネクタ1の嵌合接続について説明する。はじめに、中間コンタクト22の内部にスプリング221を位置させ、このスプリング221の両端部分に一側アダプタ端子21aと他側アダプタ端子21bを接続する(図3(b)参照)。
次に、一側アダプタ絶縁体231aを一側アダプタ端子21aの外周に、他側アダプタ絶縁体231bを他側アダプタ端子21bの外周にそれぞれ位置させて一側アダプタ端子21a又は他側アダプタ端子21bを保持する(図3(b)参照)。
さらに、アダプタシェル241をアダプタ絶縁体231の外周に位置させてアダプタ絶縁体231を覆う。また、アダプタシェル241の一側シェル端部241bの外周に一側アダプタリング223a、他側シェル端部241cの外周に他側アダプタリング223bを位置させて中間アダプタ12を組み立てる(図2(a)参照)。
固体側コネクタ14の組み立ては、まず、固定側絶縁体422を固定側端子41の外周に位置させて固定側端子41を保持する。また、固定側シェル423を固定側絶縁体422の外周に位置させて固定側絶縁体422を覆う。このように組み立てられた固体側コネクタ14は、固定側基板接続部432が図示を省略する基板の外部導体に半田付けされることにより基板に実装される。
可動側コネクタ16の組み立ては、まず、可動側絶縁体622を可動側端子61の外周に位置させて可動側端子61を保持する。また、可動側シェル623を可動側絶縁体622の外周に位置させて可動側絶縁体622を覆う。このように組み立てられた可動側コネクタ16は、可動側基板接続部632が図示を省略する基板の外部導体に半田付けされることにより基板に実装される。
基板に実装された固定側コネクタ14及び可動側コネクタ16と中間アダプタ12の嵌合接続は、まず、中間アダプタ12の一側を固定側コネクタ14に嵌合する。固定側コネクタ14への嵌合は、まず、リング部252の一側リング縁部252a(図5参照)を固定側係止部427に押圧する。
一側リング縁部252aが押圧されると、リング部252は弾性片253(図5参照)と共に軸線方向内側(図8(a)の矢印C方向及び矢印D方向)に撓み変形する。そして、固定側コネクタ14が中間アダプタ12に対して正規の嵌合接続状態となると、固定側係止部427を乗り越えて撓み変形が復帰することにより他側リング縁部252bと固定側係止部427が係止する(図10(b)参照)。このように、中間アダプタ12の一側を固定側アダプタ接続部421内に挿入して中間アダプタ12と固定側コネクタ14を嵌合する。
また、上述したように、固定側端子41には固定側ガイド部413が形成されているため、一側アダプタ端子21aを摺接しながら一側シェル端部241b(図8参照)を固定側アダプタ接続部421内に挿入することができる。
そして、リング部252と弾性片253が撓み変形し、リング部252が固定側係止部427を乗り越えると係止する係止機構により、嵌合作業する作業者が正規の嵌合接続状態であるか否かを容易に確認することができる。
また、正規の嵌合接続状態となると他側リング縁部252bの撓み変形が復帰することにより固定側係止部427に当接して係止する係止機構により、嵌合作業する作業者に節度感(クリック感)を与えることができる。
次に、中間アダプタ12の他側を可動側コネクタ16に嵌合する。可動側コネクタ16への嵌合は、中間アダプタ12を固定側コネクタ14側に押圧することによりスプリング221を撓み変形させる。
また、上述したように、可動側端子61には可動側ガイド部613が形成されているため、他側アダプタ端子21bを摺接しながら中間アダプタ12の他側を可動側アダプタ接続部621内に挿入することができる。
さらに、一側アダプタ端子21aを固定側ガイド部413に摺接することが可能であるため、アダプタシェル端部232cを可動側アダプタ接続部621内に挿入する際、中間アダプタ12が固定側端子41及び可動側端子61の中心軸T(図9(a)参照)に対してXY方向(図9(b)参照)に約3度(Z軸を中心に約3度)、Z方向(図9(b)参照)に約±1mm程度の位置ずれを許容する。
そして、撓み変形したスプリング221が弾性復帰することにより、他側シェル端部241cが可動側アダプタ接続部621内に挿入され、中間アダプタ12と可動側コネクタ16が嵌合し、中間アダプタ12によって固定側コネクタ14と可動側コネクタ16が導通可能に接続される(図10(a)及び図10(b)参照)。
上記のように接続された固定側コネクタ14と可動側コネクタ16は、分離することが可能である。すなわち、中間アダプタ12を固定側コネクタ14側に押圧することによりスプリング221を撓み変形させ、可動側コネクタ16から中間アダプタ12を取り外す。そして、他側リング縁部252bと固定側係止部427の係止状態を解除して固定側コネクタ14から中間アダプタ12を取り外すことにより分離することができる。
なお、上述したように、スプリング221の両端部分に一側アダプタ端子21aと他側アダプタ端子21bが接続されているため、スプリング221が撓み変形から弾性復帰する量によって一側アダプタ端子21aと他側アダプタ端子21bの間隔W(図3(b)参照)を変更することができる。すなわち、図9(a)に示す一側アダプタ端子21aの先端部分211aから他側アダプタ端子21bの先端部分211bまでの長さH3を所定の間(例えば12.5mmから14.5mmの間)で変更することができる。これにより、電気コネクタ1を基板間の距離に追従させることができる。
また、上述したように、可動側コネクタ16の高さH2は、固定側コネクタ14の高さH1より高くなるように形成されている(図9(a)参照)。このため、スプリング221が撓み変形から弾性復帰する際、他側シェル端部241cが可動側アダプタ接続部621の内部でガイドされて中間アダプタ12の位置ずれを抑制することができる。
さらに、可動側コネクタ16の高さH2は、スプリング221の撓み変形量が最大の場合に、図9(a)及び図9(b)に示すように、一側アダプタ端子21aを固定側端子41に摺接しながら可動側アダプタ接続部621の下部に他側シェル端部241cを位置させることが可能な程度の長さにすることが望ましい。
また、可動側アダプタ接続部621は、他側アダプタ端子21bが挿入される側に開口した傾斜部629が形成されている。このため、図9(b)に示すように一側アダプタ端子21aを固定側端子41に摺接しながら可動側アダプタ接続部621の下部から可動側アダプタ接続部631内部へと他側シェル端部241cを位置させることができる。
[7.作用効果]
以上のような端子同士の接続構造は、ピン形状をもつ2つの端子同士(一側アダプタ端子21aと固定側端子41、他側アダプタ端子21bと可動側端子61)を嵌合接続する端子接続構造であって、2つの端子のうちのいずれか一方の端子(固定側端子41、可動側端子61)の先端部分(固定側先端部分411、可動側先端部分611)に、他方の端子(アダプタ端子21)の先端部分(211a、211b)を摺接しながら挿入でき、かつ、嵌合接続状態で他方の端子の先端部分(211a、211b)の少なくとも1点が接する内面形状をもつ接触部(固定側ガイド部413、可動側ガイド部613)と、接触部(固定側ガイド部413、可動側ガイド部613)よりも一方の端子の軸線方向内側(図8(a)の矢印C方向及び矢印D方向)に隣接して位置し、他方の端子の先端部分(211a、211b)が挿入できない内面形状をもつ有底空洞部(固定側有底空洞部415、可動側有底空洞部615)と、で構成される接続穴(固定側接続穴411、可動側接続穴611)を有し、接触部(固定側ガイド部413、可動側ガイド部613)は、嵌合接続状態で他方の端子の先端部分(211a、211b)のみが収容される深さ寸法(図8(c)の深さ寸法E)を有する。
上述した端子接続構造によれば、ピン形状をもつ2つの端子同士(一側アダプタ端子21aと固定側端子41、他側アダプタ端子21bと可動側端子61)を接続するため、ソケット形状の端子によりピン形状の端子を保持する場合と比べて端子を保持する弾性片を形成する必要がない。したがって、作業工程数を削減することができるため、製造コストの低減を図ることができる。
また、2つの端子(一側アダプタ端子21aと固定側端子41、他側アダプタ端子21bと可動側端子61)のうちいずれか一方の先端部分(固定側先端部分412、可動側先端部分612)に、他方の端子の先端部分(211a、211b)を摺接しながら挿入でき、かつ少なくとも1点が接する内面形状をもつ接触部(固定側ガイド部413、可動側ガイド部613)を形成したため、嵌合接続位置からの位置ずれを抑制することができる。
さらに、接触部(固定側ガイド部413、可動側ガイド部613)よりも一方の端子(固定側端子41、可動側端子61)の軸線方向内側(図8(a)の矢印C方向及び矢印D方向)に隣接して位置し、他方の端子の先端部分(211a、211b)が挿入できない内面形状をもつ有底空洞部(固定側有底空洞部415、可動側有底空洞部615)を形成することにより、他方の端子(アダプタ端子21)が摺動した際に先端部分(211a、211b)に付着した付着物を有底空洞部(固定側有底空洞部415、可動側有底空洞部615)に収集するワイピング(クリーニング)機構により端子同士(一側アダプタ端子21aと固定側端子41、他側アダプタ端子21bと可動側端子61)の接続安定性を高めることができる。したがって、接続安定性を高めつつ、製造コストの低減を図ることが可能な端子接続構造を提供することができる。
特に、一側アダプタ端子21aを固定側ガイド部412に摺接することが可能であるため、アダプタシェル端部232cを可動側接続部621内に挿入する際、中間アダプタ12が固定側端子41及び可動側端子61の中心軸T(図9(a)参照)に対してXY方向(図9(b)参照)に約3度(Z軸を中心に約3度)、Z方向(図9(b)参照)に約±1mm程度の位置ずれを許容するフローティング機構を有する。このため、接続安定性をさらに向上することができる。
また、接触部(固定側ガイド部413、可動側ガイド部613)は、開口部413a、613a)から有底空洞部(固定側有底空洞部414、可動側有底空洞部614)へ傾斜した内面形状により、嵌合接続状態で他方の端子の先端部分(211a,211b)の少なくとも1点が接する。このため、嵌合接続位置からの位置ずれを低減することができるとともに、有底空洞部(固定側有底空洞部414、可動側有底空洞部614)近傍の少なくとも1点が接する位置へと先端部分(211a、211b)の挿入をガイドすることができる。
そして、以上のような電気コネクタ1は、2つの基板間を接続する電気コネクタ1であって、2つの基板のそれぞれに実装される固定側コネクタ14及び可動側コネクタ16と、固定側コネクタ14及び可動側コネクタ16を分離可能に嵌合接続する中間アダプタ12と、を備え、中間アダプタ12は、両端部分(一端側中間コンタクト22a、他端側中間コンタクト22b)にピン形状をもつ第1端子(アダプタ端子21)を有し、固定側コネクタ14は、第1端子の一端部(一側アダプタ端子21a)が接続されるピン形状をもつ第2端子(固定側端子41)を有し、可動側コネクタ16は、第1端子の他端部(他側アダプタ端子21b)が接続されるピン形状をもつ第3端子(可動側端子61)を有し、第2端子(固定側端子41)及び第3端子(可動側端子61)のうち、少なくとも一方の端子の先端部分(固定側先端部分412、可動側先端部分612)に、第1端子の先端部分(211a、211b)を摺接しながら挿入でき、かつ、嵌合接続状態で第1端子の先端部分(211a、211b)の少なくとも1点が接する内面形状をもつ接触部(固定側ガイド部413、可動側ガイド部613)よりも少なくとも一方の端子の軸線方向(図8(a)の矢印C方向及び矢印D方向)内側に隣接して位置し、第1端子の先端部分(固定側先端部分411、可動側先端部分611)が挿入できない内面形状をもつ有底空洞部(固定側有底空洞部415、可動側有底空洞部615)と、で構成される接続穴(固定側接続穴413、可動側接続穴613)を有し、接触部(固定側ガイド部413、可動側ガイド部613)は、嵌合接続状態で第1端子の先端部分(211a、211b)のみが収容される深さ寸法(図8(c)の深さ寸法E)を有する。
上述した電気コネクタ1によれば、ピン形状をもつ第1端子(アダプタ端子21)とピン形状をもつ第2端子及び/又は第3端子(固定側端子41、可動側端子61)を接続するため、ソケット形状の端子によりピン形状の端子を保持する場合と比べてピン形状の端子を保持する弾性片を形成する必要がない。したがって、作業工程数を削減することができるため、製造コストの低減を図ることができる。
また、第2端子及び第3端子(固定側端子41、可動側端子61)のうち、少なくとも一方の端子の先端部分(固定側先端部分412、可動側先端部分612)に、第1端子の先端部分(211a、211b)を摺接しながら挿入でき、かつ少なくとも1点が接する内面形状をもつ接触部(固定側ガイド部413、可動側ガイド部613)を形成したため、嵌合接続位置からの位置ずれを抑制することができる。
さらに、接触部(固定側ガイド部413、可動側ガイド部613)よりも第2端子及び/又は第3端子(固定側端子41、可動側端子61)の軸線方向(図8(a)の矢印C方向及び矢印D方向)内側に隣接して位置し、第1端子の先端部分(211a、211b)が挿入できない内面形状をもつ有底空洞部(固定側有底空洞部414、可動側有底空洞部614)を形成することにより、第1端子(アダプタ端子21)が摺動した際に先端部分(211a、211b)に付着した付着物を有底空洞部(固定側有底空洞部414、可動側有底空洞部614)に収集して第1端子(アダプタ端子21)と第2端子及び/又は第3端子(固定側端子41、可動側端子61)の接続安定性を高めることができる。したがって、接続安定性を高めつつ、製造コストの低減を図ることが可能な電気コネクタ1を提供することができる。
また、接触部(固定側ガイド部413、可動側ガイド部613)は、開口部413a、613a)から有底空洞部(固定側有底空洞部414、可動側有底空洞部614)へ傾斜した内面形状により、嵌合接続状態で第1端子の先端部分(211a、211b)の少なくとも1点が接する。このため、嵌合接続位置からの位置ずれを低減することができるとともに、有底空洞部(固定側有底空洞部414、可動側有底空洞部614)近傍の少なくとも1点が接する位置へと先端部分(211a、211b)の挿入をガイドすることができる。
さらに、中間アダプタ12は、第1端子(アダプタ端子21)を保持する第1絶縁体(アダプタ絶縁体231)と、第1絶縁体(アダプタ絶縁体231)を覆う第1シェル(アダプタシェル241)を有し、固定側コネクタ14は、第2端子(固定側端子41)を保持する第2絶縁体(固定側絶縁体422)と、第2絶縁体(固定側絶縁体422)を覆う第2シェル(固定側シェル423)を有し、可動側コネクタ16は、第3端子(可動側端子61)を保持する第3絶縁体(可動側絶縁体622)と、第3絶縁体(可動側絶縁体622)を覆う第3シェル(可動側シェル623)を有するため、各端子(アダプタ端子21、固定側端子41、可動側端子61)から発生する電磁波の漏洩や、外部からのノイズの侵入を防止して電気特性の悪化を抑制することができる。また、絶縁体(アダプタ絶縁体231、固定側絶縁体422、可動側絶縁体622)を覆うシェル(アダプタシェル241、固定側シェル423、可動側シェル623)により、基板の外部導体とシェル(アダプタシェル241、固定側シェル423、可動側シェル623)とを電気的に接続することができる。
また、第1絶縁体(アダプタ絶縁体231)は、第1端子の一端部側(一側アダプタ端子21a)を保持する絶縁部(一側アダプタ絶縁体231a)と、第1端子の他端部側(他側アダプタ端子21b)を保持する絶縁部(他側アダプタ絶縁体231b)との2分割で構成されているため、第1端子と第2端子(一側アダプタ端子21aと固定側端子41)、第1端子と第3端子(他側アダプタ端子21bと可動側端子61)の接触部(固定側ガイド部413、可動側ガイド部613)をそれぞれ絶縁するとともに、2分割することにより絶縁体の製造コストを低減することができる。
さらに、固定側コネクタ14に中間アダプタ12を嵌合する際に嵌合接続状態となるまで撓み変形し、嵌合接続状態となると撓み変形が弾性復帰する弾性部(リング部252)と、嵌合接続状態となると弾性部が当接する当接部(固定側係止部427)とを更に備えるため、嵌合作業する作業者が正規の嵌合接続状態であるか否かを容易に確認することができる。
また、正規の嵌合接続状態となると弾性部(リング部252)が当接部(固定側係止部427)に当接するため、嵌合作業する作業者に節度感(クリック感)を与えることで正規の嵌合接続状態に達したか否かを容易に確認することができる。
また、一側アダプタ端子21aと他側アダプタ端子21bとが同一形状のピン形状を有し、固定側端子41と可動側端子61とが同一形状のピン形状を有しているため、嵌合接続方向に規制がなく、固定側コネクタ14と可動側コネクタ16の誤嵌合を抑制することができる。
さらに、スプリング221の両端部分に一側アダプタ端子21aと他側アダプタ端子21bが接続されているため、スプリング221が撓み変形から弾性復帰する量によって一側アダプタ端子21aと他側アダプタ端子21bの間隔W(図3(b)参照)を変更することができる。すなわち、図9(a)に示す一側アダプタ端子21aの先端部分211aから他側アダプタ端子21bの先端部分211bまでの長さH3を所定の間(例えば12.5mmから14.5mmの間)で変更することができる。これにより、電気コネクタ1を基板間の距離に追従させることができる。
また、一側アダプタ絶縁体231aと他側アダプタ絶縁体231bとが同一形状であることから同一の金型を用いて成型することができるため、2分割で構成されている一側アダプタ絶縁体231aと他側アダプタ絶縁体231bを製造するためのコストを低減することができる。
さらに、一側アダプタリング251aと他側アダプタリング251bとが同一形状であることから同一の金型を用いて成型することができるため、アダプタリング251を製造するためのコストを低減することができる。
[8.変形例]
以上、本実施形態に係る端子接続構造及び電気コネクタ1を図示して実施形態に基づいて説明したが、端子接続構造及び電気コネクタ1はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。以下、端子接続構造及び電気コネクタ1の変形例について説明する。
上述した実施形態では、アダプタ絶縁体231が一側アダプタ絶縁体231aと他側アダプタ絶縁体231bとの2分割で構成されている場合について説明したが、一体的に構成されていてもよい。すなわち、一側アダプタ端子21aと他側アダプタ端子21bをそれぞれ保持可能に一体的に構成されたアダプタ絶縁体231であってもよい。しかし、上述したように、一側アダプタ絶縁体231aと他側アダプタ絶縁体231bとの2分割で構成することにより、一体的に構成した場合よりも絶縁体にかかるコストを低減することができる。
上述した実施形態では、固定側コネクタ14のみにアダプタリング251が乗り越える固定側係止部427が形成されている場合について説明したが、可動側コネクタ16にもアダプタリング251が乗り越える可動側係止部を形成し、可動側コネクタ16に中間アダプタ12を嵌合する際に嵌合作業する作業者に節度感(クリック感)を与えてもよい。
上述した実施形態では、固定側先端部分412又は可動側先端部分612が固定側ガイド部413又は可動側ガイド部613と少なくとも1点が接する内面形状をもつ例として、固定側接続穴411、可動側接続穴611の開口部411a、611aから固定側有底空洞部414、可動側有底空洞部614へ傾斜した内面形状である場合について説明したが、固定側先端部分412又は可動側先端部分612の少なくとも1点が接する内面形状であれば他の内面形状であってもよい。
上述した実施形態では、可動側コネクタ16の高さH2は、固定側コネクタ14の高さH1よりも高くなるように形成されている(H1<H2)場合について説明したが、可動側コネクタ16の高さH2は固定側コネクタ14の高さの同じ高さ(H1=H2)であってもよい。また、固定側コネクタの14の高さH1が可動側コネクタ16の高さH2より高くてもよい(H1>H2)。
上述した実施形態では、固定側端子41と可動側端子61のいずれにも接続穴(固定側接続穴411、可動側接続穴611)が設けられている場合について説明したが、いずれか一方(例えば、固定側端子41のみ)に設けられていてもよい。しかし、接続安定性を高めるために、固定側端子41と可動側端子61のいずれにも接続穴が設けられていることが望ましい。
以上のように、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えても、本発明の実施形態に係る端子接続構造及び電気コネクタ1と同様の作用効果を得ることができる。
1 電気コネクタ
12 中間アダプタ
14 固定側コネクタ
16 可動側コネクタ
21a 一側アダプタ端子
21b 他側アダプタ端子
22a 一端側中間コンタクト
22b 他端側中間コンタクト
23 アダプタ本体
41 固定側端子
42 固定側コネクタ本体
61 可動側端子
62 可動側コネクタ本体
211 先端部分
221 スプリング
231 アダプタ絶縁体
241 アダプタシェル
251 アダプタリング
252 リング部
253 弾性片
411 固定側接続穴
412 固定側先端部分
413 固定側ガイド部
414 固定側有底空洞部
421 固定側アダプタ接続部
422 固定側絶縁体
423 固定側シェル
427 固定側係止部
431 固定側基部
432 固定側基板接続部
611 可動側接続穴
612 可動側先端部分
613 可動側ガイド部
614 可動側有底空洞部
621 可動側アダプタ接続部
622 可動側絶縁体
623 可動側シェル
631 可動側基部
632 可動側基板接続部

Claims (7)

  1. ピン形状をもつ2つの端子同士を嵌合接続する端子接続構造であって、
    前記2つの端子のうちのいずれか一方の端子の先端部分に、
    他方の端子の先端部分を摺接しながら挿入でき、かつ、前記嵌合接続状態で前記他方の端子の先端部分の少なくとも1点が接する内面形状をもつ接触部と、
    前記接触部よりも前記一方の端子の軸線方向内側に隣接して位置し、前記他方の端子の先端部分が挿入できない内面形状をもつ有底空洞部と、で構成される接続穴を有し、
    前記接触部は、前記一方の端子の軸線方向に開口しており、前記嵌合接続状態で前記他方の端子の先端部分のみが収容される深さ寸法を有しており、
    前記有底空洞部は、前記接触部の前記開口から延びており、
    前記接触部と前記有底空洞部との間には段差が形成されていることを特徴とする端子接続構造。
  2. 前記接触部は、
    前記他方の端子が挿入される開口部から前記有底空洞部へ傾斜した内面形状により、前記嵌合接続状態で当該他方の端子の先端部分の少なくとも1点が接することを特徴とする請求項1に記載の端子接続構造。
  3. 2つの基板間を接続する電気コネクタであって、
    前記2つの基板のそれぞれに実装される固定側コネクタ及び可動側コネクタと、
    前記固定側コネクタ及び前記可動側コネクタを分離可能に嵌合接続する中間アダプタと、を備え、
    前記中間アダプタは、両端部分にピン形状をもつ第1端子を有し、
    前記固定側コネクタは、前記第1端子の一端部が接続されるピン形状をもつ第2端子を有し、
    前記可動側コネクタは、前記第1端子の他端部が接続されるピン形状をもつ第3端子を有し、
    前記第2端子及び前記第3端子のうち、少なくとも一方の端子の先端部分に、
    前記第1端子の先端部分を摺接しながら挿入でき、かつ、前記嵌合接続状態で前記第1端子の先端部分の少なくとも1点が接する内面形状をもつ接触部と、
    前記接触部よりも前記少なくとも一方の端子の軸線方向内側に隣接して位置し、前記第1端子の先端部分が挿入できない内面形状をもつ有底空洞部と、で構成される接続穴を有し、
    前記接触部は、前記第2端子の軸線方向に開口しており、前記嵌合接続状態で前記第1端子の前記先端部分のみが収容される深さ寸法を有しており、
    前記有底空洞部は、前記接触部の前記開口から延びており、
    前記接触部と前記有底空洞部との間には段差が形成されていることを特徴とする電気コネクタ。
  4. 前記接触部は、
    前記接続穴の開口部から前記有底空洞部へ傾斜した内面形状により、前記嵌合接続状態で前記第1端子の先端部分の少なくとも1点が接することを特徴とする請求項3に記載の電気コネクタ。
  5. 前記中間アダプタは、前記第1端子を保持する第1絶縁体と、該第1絶縁体を覆う第1シェルを有し、
    前記固定側コネクタは、前記第2端子を保持する第2絶縁体と、該第2絶縁体を覆う第2シェルを有し、
    前記可動側コネクタは、前記第3端子を保持する第3絶縁体と、該第3絶縁体を覆う第3シェルを有することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電気コネクタ。
  6. 前記第1絶縁体は、前記第1端子の一端部側を保持する絶縁部と、前記第1端子の他端部側を保持する絶縁部との2分割で構成されていることを特徴とする請求項5に記載の電気コネクタ。
  7. 前記固定側コネクタ又は前記可動側コネクタを前記中間アダプタに嵌合する際に嵌合接続状態となるまで撓み変形し、前記嵌合接続状態となると当該撓み変形が弾性復帰する弾性部と、
    前記嵌合接続状態となると前記弾性部が当接する当接部とを更に備えることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
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