JP6366531B2 - 半導体ウエハの検査装置および半導体ウエハの自動検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体ウエハの検査技術に関する。
半導体装置の製造のためのウエハプロセスにおいては、ウエハの品質管理、歩留り向上のために、ウエハプロセス中の主要工程や重要工程で、随時にウエハの欠陥検査を実施して、異物や欠陥の特定、推移管理、問題のあるプロセスの検出および迅速なフィードバックなどのアクションが必須になる。
また、ダウンフォール、三角欠陥、キャロットなどの半導体装置の動作不良の原因となる基板欠陥が多い低品質ウエハ、例えば炭化珪素(SiC)ウエハ、窒化ガリウム(GaN)ウエハなどのワイドバンドギャップ半導体ウエハにおいては、ウエハそのものの欠陥を検査し、ウエハプロセスを通した電気特性などとの相関を取ることで、電気特性に問題を生じさせる欠陥を特定する。そして、その結果をウエハの製造工程にフィードバックすることで、そのような欠陥が生じない基板製造プロセスを構築し、ウエハ品質の向上および歩留り向上を図っている。
ここで、ウエハの欠陥検査を行う検査装置においては、従来は、例えば特許文献1の図1に開示されるように、検査装置の平坦な検査ステージ直上に自動搬送あるいはマニュアル(手載せ)搬送でウエハを搭載し、さらにウエハ裏面側からの真空吸着などでウエハを検査ステージに固定して検査を行っている。
一般的なランプ発光式のウエハ検査装置では、検査ステージ上に搭載したウエハに、キセノンランプ等の光源から発する光(可視光)を入射させ、その反射光を検出し、画像認識することで欠陥を検出している。
Siウエハなどの可視光に対して不透明なウエハでは、光が透過しないので表面状態の欠陥を精度良く検出することができるが、SiCウエハなどの可視光に対して半透明なウエハでは、検査ステージ直上に搭載したSiCウエハを入射光が透過し、検査ステージ表面上に存在する反射率の高いキズや異物などからの反射光を検出してしまうため、本来検出すべきSiCウエハ表面上の欠陥だけでなく、検査ステージ表面上のキズや異物なども欠陥(疑似欠陥)として検出されてしまう。このため、本来の検出精度が低下し、結果として、歩留り向上のためのフィードバックの精度低下や遅延を招く。
なお、上記のような問題は、ランプ発光式のウエハ検査装置に限定されるものではなく、例えば、一定波長のレーザー光をウエハに照射し、その反射光(散乱光)を検出器で検出するレーザー式のウエハ検査装置でも起こりうる問題である。
特開2006−329630号公報
検査結果の迅速なフィードバックや早期の歩留り向上を図るためには、SiCウエハなどの半透明なウエハに対しても、検査ステージの表面状態の影響を受けずに、ウエハ表面の欠陥のみを検出できる欠陥検査装置が求められている。
本発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、光を透過するウエハに対しても、検査ステージの表面状態の影響を受けずに、ウエハ表面の欠陥のみを検出できる欠陥検査装置を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体ウエハの検査装置は、光により半導体ウエハの欠陥検査を行う半導体ウエハの検査装置であって、検査ステージと、前記検査ステージ上に載置されるウエハ搭載治具と、を備え、前記ウエハ搭載治具は、内部が中空となった円筒を本体とし、前記円筒の側壁において、前記検査ステージに接する側とは反対側となる上面側に、内周に沿って設けられた座繰り部を有し、前記座繰り部は、検査対象となる半導体ウエハの直径より大きな直径を有して形成され、前記座繰り部の底面部に前記半導体ウエハの裏面が接するように前記半導体ウエハを搭載することで、前記半導体ウエハが前記検査ステージとの間に一定距離を保って保持され、前記一定距離は、前記半導体ウエハの検査のための光の前記検査ステージ表面での反射量ができるだけ小さくなるように決定され、前記半導体ウエハは、ワイドバンドギャップ半導体ウエハであって、検査のための光の一部を透過する性質を有している。

本発明に係る半導体ウエハの検査装置によれば、半導体ウエハが検査ステージとの間に一定距離を保って保持されるので、検査ステージの表面からの光の反射はゼロまたは無視できるほどに小さくなり、検査ステージの表面のキズや異物などが疑似欠陥として検出されず、本来検出すべき半導体ウエハの欠陥のみを正確に検出することができる。また、座繰り部では半導体ウエハを搭載するだけであり、真空吸着することはないので半導体ウエハに反りがある場合でも、真空吸着時の吸着不良や吸着による応力に起因するウエハ割れ、また厚みが薄い半導体ウエハを真空吸着することによるウエハ割れを防止することができる。
本発明に係る実施の形態1のウエハ搭載治具の構成を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態1のウエハ搭載治具の構成を示す平面図である。 本発明に係る実施の形態1のウエハ搭載治具にウエハを搭載した状態を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態1のウエハ搭載治具にウエハを搭載した状態を示す平面図である。 本発明に係る実施の形態2のウエハ搭載治具の構成を示す側面図である。 本発明に係る実施の形態2のウエハ搭載治具の平面図である。 本発明に係る実施の形態3の自動検査方法を説明する図である。 本発明に係る実施の形態3の自動検査方法を説明する図である。 本発明に係る実施の形態3の自動検査方法を説明する図である。 本発明に係る実施の形態3の自動検査方法を説明する図である。 本発明に係る実施の形態3の自動検査方法を説明する図である。 本発明に係る実施の形態3の自動検査方法を説明する図である。 本発明に係る実施の形態3の自動検査方法を説明する図である。 本発明に係る実施の形態4のウエハ搭載治具の構成を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態4のウエハ搭載治具の構成を示す平面図である。 本発明に係る実施の形態4のウエハ搭載治具においてウエハが浮き上がった状態を示す断面図である。
<実施の形態1>
図1は、本発明に係る実施の形態1の欠陥検査装置における検査ステージ上で使用されるウエハ搭載治具10の構成を示す断面図であり、図2は、ウエハ搭載治具10を上面側(検査ステージSTとは反対側)から見た平面図であり、図2におけるA−A線での断面図が図1に相当する。なお、図2において検査ステージSTは省略している。
図1および図2に示されるように、ウエハ搭載治具10は、内部が中空となった円筒を本体とし、円筒の側壁1は、上面側に、内周に沿って設けられた座繰り部11を有し、下面側端面が検査ステージSTの上面に接するように配置されている。なお、ウエハ搭載治具10は、例えば、図示されないねじ等により検査ステージSTの上面に固定されているが、固定方法はこれに限定されるものではない。なお、一般的に金属で構成される検査ステージSTの表面には、完全には削除できない要素として、キズSCや異物FOなどが存在することを模式的に示している。
座繰り部11は、ウエハを搭載可能なように、ウエハの直径より大きな直径を有して形成されており、座繰り部11の底面部111にウエハの裏面が接するようにウエハを搭載することで、座繰り部11内にウエハが保持されると共に、座繰り部11の直径の寸法公差で決まる精度でウエハが位置決めされることとなる。なお、座繰り部11の側面部112の高さは、ウエハの厚みと同じか、ウエハの厚みよりも高く設定される。
図3は、ウエハ搭載治具10にウエハWFを搭載した状態を示す断面図であり、図4は、その状態でウエハ搭載治具10を上面側から見た平面図である。ここで、ウエハWFは、SiCウエハ、GaNウエハなどのワイドバンドギャップ半導体ウエハを対象としており、これらのウエハは可視光や所定波長のレーザー光の一部を透過する性質(半透過性)を有している。
図3に示すように、座繰り部11内に保持されたウエハWFは、真空吸着等による固定はされていない。また、座繰り部11内にウエハWFが保持されることで、ウエハWFと側壁1で囲まれた領域は中空状態となり、ウエハWFと検査ステージSTの表面との間は一定距離に保たれている。この距離の一例としては500μm程度が挙げられるが、これに限定されるものではなく、検査ステージSTの表面での光の反射量ができるだけ小さくなるような距離に設定すれば良いので、500μmよりも大きくても、小さくても良い。
この状態でウエハWFの上方からキセノンランプ等の光源から発する光(可視光)や所定波長のレーザー光を入射させ、その反射光を検出し、画像認識することでウエハWFの基板欠陥を検出するが、ウエハWFと検査ステージSTの表面との間は上述したように中空状態となっており、検査ステージSTの表面からの光の反射はゼロまたは無視できるほどに小さいので、検査ステージSTの表面のキズSCや異物FOなどが疑似欠陥として検出されず、本来検出すべきウエハWFの基板欠陥のみを正確に検出することができる。
また、ウエハ搭載治具10ではウエハWFは座繰り部11の底面部111に搭載されるだけであり、真空吸着することはないのでウエハWFに反りがある場合でも、真空吸着時の吸着不良や吸着による応力に起因するウエハ割れ、また厚みが薄いウエハを真空吸着することによるウエハ割れを防止することができる。
<実施の形態2>
以上説明した実施の形態1のウエハ搭載治具10に対して、その側壁の一部を切り欠くことでウエハWFの搭載および取り出しを容易にした構成を採用しても良い。
図5は、本発明に係る実施の形態1の欠陥検査装置における検査ステージ上で使用されるウエハ搭載治具10Aの構成を示す側面図であり、図6は、ウエハ搭載治具10Aを上面側から見た平面図であり、図6における矢印Y方向からの側面図が図5に相当する。なお、図6において検査ステージSTは省略している。なお、座繰り部11Aの底面部111Aおよび側面部112Aは、ウエハ搭載治具10の底面部111および側面部112と同じである。
図5および図6に示されるように、ウエハ搭載治具10Aは、その側壁1Aの一部が上面側端面から下面側端面まで一定の幅で切り欠かれた切り欠き部NPとなっている。切り欠き部NPは、側壁1Aを厚み方向(直径方向)に完全に除去しているので、ウエハ搭載治具10Aの反対側の側壁の内面が見える構成となっている。
このような構成を採ることで、ウエハ搭載治具10AにウエハWFを搭載する際に、以下のような操作が可能となる。すなわち、ウエハWFの裏面にエアーピンセットの真空吸着面を吸着させてウエハWFをウエハ搭載治具10A上まで搬送し、ウエハ搭載治具10Aに搭載する際には、ウエハWFを吸着したままエアーピンセットを切り欠き部NP上側から切り欠き部NP内に差し入れ、エアーピンセットの位置を微調整しながらウエハがウエハ搭載治具10Aの座繰り部11Aの底面部111Aに接するように搭載する。そして、ウエハが座繰り部11A内で保持された段階でエアーピンセットの真空吸着を解除し、エアーピンセットを切り欠き部NPを通して抜き出す。ウエハWFをウエハ搭載治具10Aから取り出す際には、逆の操作を行えば良い。
このように、ウエハ搭載治具10Aを用いることで、切り欠き部NPを通してウエハWFの搭載および取り出しが可能となるので、ウエハWFの前面(デバイス形成面)にエアーピンセット等の搬送治具の真空吸着面を吸着させてウエハWFを搬送することによる表面汚染を防止でき、ウエハWFの搭載および取り出し作業を容易にすることができる。
なお、このような操作を行うのであれば、ウエハと検査ステージSTの表面との間の距離は、少なくともエアーピンセットの真空吸着部の最大厚みよりも大きくしなければならない。
<実施の形態3>
従来的なウエハの自動検査では、検査対象ウエハがセットされたカセットから、アーム状の治具で検査対象ウエハを真空吸着させて取り出し、それを検査ステージ上に搬送し、検査ステージ上に搭載する。そして、検査ステージ直上でウエハの一部あるいは全面を真空吸着させて、ウエハを検査する。この検査方法によって検出されたウエハの欠陥には、検査ステージ上のキズや異物等による疑似欠陥も含まれており、検出精度が低いという問題がある。
これに対し、以上説明した実施の形態2のウエハ搭載治具10Aを、アーム搬送機構を備えた検査装置に適用することで、ウエハの自動搬送による検査スループットの向上を図ると共に、検査ステージ上のキズや異物等による疑似欠陥を検出しないので、高い検出精度が得られる。
以下、図7〜図13を用いて、本発明に係る実施の形態3の自動検査方法について説明する。
図7はウエハ搭載治具10Aの側面図であり、切り欠き部NPは図面に向かって左側にあるので視認されず、破線で示されている。また、図8は、ウエハ搭載治具10Aに向けてウエハWFを自動搬送している状態を上方から見た平面図であり、真空吸着機能を有する搬送アームAM上にウエハWFが搭載されている。搬送アームAMの先端部に真空吸着部が設けられ、ウエハWFの裏面が真空吸着されているが、真空吸着部の図示は省略している。なお、図8における矢印Z方向からの側面図が図7に相当する。
図9は、搬送アームAM上に搭載されたウエハWFが、ウエハ搭載治具10Aまで搬送されて来た状態を側面から見た図であり、搬送アームAMは切り欠き部NPの上方に位置しており、搬送アームAMを降下させることで搬送アームAMが切り欠き部NP内に差し入れられる。
図10は、搬送アームAMを降下させて切り欠き部NP内に差し入れ、ウエハWFが座繰り部11A内で保持された状態を示す側面図であり、図11は、その状態でウエハ搭載治具10Aを上面側から見た平面図である。
図10および図11に示されるように、ウエハWFが座繰り部11A内で保持されると、座繰り部11Aの直径の寸法公差で決まる精度でウエハが位置決めされる。
その後、搬送アームAMの真空吸着を解除し、搬送アームAMを切り欠き部NPを通して抜き出す。図12は、搬送アームAMを切り欠き部NPを介して抜き出して移動させる状態を示す側面図である。また、図13は、搬送アームAMを抜き出した状態のウエハ搭載治具10Aを上面側から見た平面図である。
図12に示すように、座繰り部11A内に保持されたウエハWFは、真空吸着等による固定はされていない。
この状態でウエハWFの上方からキセノンランプ等の光源から発する可視光や所定波長のレーザー光を入射させ、その反射光を検出し、画像認識することでウエハWFの基板欠陥を検出するが、ウエハWFと検査ステージSTの表面との間は上述したように中空状態となっており、検査ステージSTの表面からの光の反射量はゼロまたは無視できるほどに小さいので、検査ステージSTの表面のキズや異物などが疑似欠陥として検出されず、本来検出すべきウエハWFの基板欠陥のみを正確に検出することができる。
また、ウエハ搭載治具10AではウエハWFは座繰り部11に搭載されるだけであり、真空吸着することはないのでウエハWFに反りがある場合でも、真空吸着時の吸着不良や吸着による応力に起因するウエハ割れ、また厚みが薄いウエハを真空吸着することによるウエハ割れを防止することができる。
ウエハWFの検査が終了した後、ウエハWFをウエハ搭載治具10Aから取り出す際には、搬送アームAMが切り欠き部NP内に差し込まれ、ウエハWFを真空吸着した後、搭載とは逆の操作を行って、ウエハWFを取り出す。
このように、ウエハ搭載治具10Aを、アーム搬送機構を備えた検査装置に適用することで、ウエハWFの自動搬送による検査スループットが向上する。
<変形例>
なお、上述したウエハ搭載治具10Aは、その側壁1Aの一部が上面側端面から下面側端面まで一定の幅で切り欠かれた切り欠き部NPとなった構成を採っていたが、側壁1Aの一部を完全に除去するのではなく、例えば、上面側端面からウエハWFの厚みプラス搬送アームを抜き差しできる高さ分だけ一定の幅で除去した構成としても良い。
また、上述したウエハ搭載治具10Aは、その側壁1Aに1つの切り欠き部NPを設けた構成となっていたが、アーム搬送以外の搬送方式、例えばベルト搬送方式などに適用する場合には、切り欠き部NPと対面する場所にも同様の切り欠き部を設け、搬送ベルトを2つの切り欠き部に渡るように設けた構成としても良い。この場合、搬送ベルトは、検査ステージ上に設けられることになるが、ウエハと検査ステージとの距離を大きくすることで、搬送ベルトが検出されることは防止される。また、切り欠き部の個数や配置は上記のように限定されるものではなく、搬送方式に合わせて設定すれば良い。
<実施の形態4>
実施の形態1のウエハ搭載治具10においては、ウエハ搭載治具10からウエハWFを取り出す場合には、例えば、ウエハWFの前面にエアーピンセットの真空吸着面を吸着させて取り出す方法を採るが、ウエハWFの裏面に気体を吹き付けて、ウエハWFを浮かせる機構を設けることで、ウエハWFの搭載および取り出しを容易にした構成を採用しても良い。
図14は、本発明に係る実施の形態3の欠陥検査装置における検査ステージ上で使用されるウエハ搭載治具10Bの構成を示す断面図であり、図15は、ウエハ搭載治具10Bを上面側から見た平面図であり、図15におけるB−B線での断面図が図14に相当する。なお、図15において検査ステージSTは省略している。
図14および図15に示されるように、ウエハ搭載治具10Bは、円筒の側壁1Bの上面側に設けられた座繰り部11Bの底面部111Bに、気体吹き出し孔OPを複数有した構成となっている。なお、座繰り部11Bの側面部112Bは、ウエハ搭載治具10の側面部112と同じである。
複数の気体吹き出し孔OPは、底面部111Bの円周に沿って設けられており、それぞれは、底面部111Bから検査ステージST側に向けて垂直に延在するように設けられた縦孔12の開口部を構成している。そして、縦孔12のそれぞれは、側壁1Bの内部において、ウエハ搭載治具10Bの直径方向に延在するように設けられた横孔14に連通している。
また、側壁1Bの内部には、側壁1Bの円周に沿って気体流路13が設けられている。気体流路13は、側壁1Bの下部側であって側壁1Bの外周寄りの位置に設けられており、複数の横孔14と連通している。
また、気体流路13は、側壁1Bの外側から、側壁1Bの直径方向に挿入された気体導入部15と連通しており、気体導入部15から導入された気体(空気、窒素)GSが、気体流路13、横孔14および縦孔12を通って、気体吹き出し孔OPから吹き出す構成となっている。なお、気体流路13、横孔14および縦孔12は、気体流路と総称することができる。
図16は、気体吹き出し孔OPから吹き出す気体GSによってウエハWFがウエハ搭載治具10Bの上方に浮き上がった状態を示す断面図である。図16に示すように、ウエハWFを側壁1Bの上側端面よりも高い位置まで浮かせることで、エアーピンセットなどの搬送治具を側壁1BとウエハWFの裏面との間の隙間から挿入し、ウエハWFの裏面を搬送治具で真空吸着させることが可能となる。
なお、上記構成は、ウエハ搭載治具10BからウエハWFを取り出す場合だけでなく、搭載する場合にも利用可能である。すなわち、気体吹き出し孔OPから気体GSを吹き出させ、裏面が搬送治具で真空吸着されたウエハWFをウエハ搭載治具10Bの上方まで搬送し、搬送治具の真空吸着を解除して、一旦、ウエハWFを浮かせた後、気体GSの吹き出し圧力を徐々に弱めることで、ウエハWFが座繰り部11B内に保持されるようにすれば良い。
このように、ウエハ搭載治具10Bを用いることで、ウエハWFを浮かせた状態で搭載および取り出しが可能となるので、ウエハWFの前面にエアーピンセット等の搬送治具の真空吸着面を吸着させてウエハWFを搬送することによる表面汚染を防止でき、ウエハWFの搭載および取り出し作業を容易にすることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1,1A,1B 側壁、10,10A,10B ウエハ搭載治具、11,11A,11B 座繰り部、111,111A,111B 底面部、AM 搬送アーム、OP 気体吹き出し孔、ST 検査ステージ。

Claims (5)

  1. 光により半導体ウエハの欠陥検査を行う半導体ウエハの検査装置であって、
    検査ステージと、
    前記検査ステージ上に載置されるウエハ搭載治具と、を備え、
    前記ウエハ搭載治具は、内部が中空となった円筒を本体とし、前記円筒の側壁において、前記検査ステージに接する側とは反対側となる上面側に、内周に沿って設けられた座繰り部を有し、
    前記座繰り部は、検査対象となる半導体ウエハの直径より大きな直径を有して形成され、前記座繰り部の底面部に前記半導体ウエハの裏面が接するように前記半導体ウエハを搭載することで、前記半導体ウエハが前記検査ステージとの間に一定距離を保って保持され、
    前記一定距離は、前記半導体ウエハの検査のための光の前記検査ステージ表面での反射量ができるだけ小さくなるように決定され、
    前記半導体ウエハは、ワイドバンドギャップ半導体ウエハであって、検査のための光の一部を透過する性質を有している、半導体ウエハの検査装置。
  2. 前記ウエハ搭載治具は、
    前記側壁の一部を上面側端面から下面側にかけて切り欠かれた切り欠き部NPを有する、請求項1記載の半導体ウエハの検査装置。
  3. 前記切り欠き部は、
    前記側壁の上面側端面から下面側端面まで切り欠かれている、請求項2記載の半導体ウエハの検査装置。
  4. 前記ウエハ搭載治具は、
    前記側壁の前記座繰り部の前記底面部に設けられた、複数の気体吹き出し孔を有し、
    前記複数の気体吹き出し孔は、前記底面部の円周に沿って設けられ、それぞれは、前記側壁内部に設けられた気体流路に連通し、前記ウエハ搭載治具の外部から前記気体流路に供給される気体を吹き出す、請求項1記載の半導体ウエハの検査装置。
  5. 請求項2記載の半導体ウエハの検査装置を用いた半導体ウエハの自動検査方法であって、
    前記半導体ウエハの検査装置は、
    前記検査ステージ上に載置された前記ウエハ搭載治具に対して前記半導体ウエハの搭載および取り出しを行うアーム搬送機構をさらに備え、
    (a)前記アーム搬送機構の搬送アームに、裏面側が接するように前記半導体ウエハを載置して、前記ウエハ搭載治具の上方まで搬送するステップと、
    (b)前記切り欠き部内に差し入れられるように前記搬送アームを降下させ、前記半導体ウエハを前記座繰り部内に保持するステップと、
    (c)前記搬送アームを前記切り欠き部を通して抜き出すステップと、
    (d)前記半導体ウエハの上方から前記半導体ウエハの検査のための光を入射させ、その反射光を検出して、画像認識することで前記半導体ウエハの欠陥を検出するステップと、を備える半導体ウエハの自動検査方法。
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