JP6365921B2 - スターアニス抽出物を含む容器詰炭酸飲料 - Google Patents

スターアニス抽出物を含む容器詰炭酸飲料 Download PDF

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本発明は、炭酸感が強化された容器詰炭酸飲料及び炭酸感強化剤に関する。
炭酸飲料は、飲用時に炭酸ガスの刺激によって特有の清涼感が得られ、広く普及している清涼飲料である。その特有の清涼感をもたらす炭酸感を強化するためには、炭酸ガスの注入圧を高めればよいが、容器の耐圧性や噴きこぼれ等の製造性の問題からその注入圧には限度がある。さらに、配合する原料によっては、同じ炭酸圧でも炭酸感が弱く感じられることや、容器充填後に必要とされる加熱殺菌工程によって炭酸圧を高く設定できないといった問題もある。
炭酸飲料においては、その特有の清涼感をもたらす炭酸感を強化するためのさまざまな試みがなされている。特開2006−166870には、スピラントール(キク科オランダセンニチ、キバナオランダセンニチ等に含まれる辛味成分)又はスピラントールを含有する植物抽出物若しくは植物精油の添加によって炭酸飲料の炭酸感を増強又は維持する方法が開示されている。特開2010−068749には、カプシカム抽出物等に由来する辛味成分を有効成分として含有する炭酸感増強剤が開示されている。また特開2013−121323号には、メジアン径で300μm以下の増粘安定剤の微細なゲルを含有することを特徴とする炭酸感付与剤が開示されている。
特開2006−166870号公報 特開2010−068749号公報 特開2013−121323号公報
しかしながら炭酸感を強化するために辛味成分を配合すると、余計な辛味が付与されて所望する風味が得られない問題があり、また微細ゲルなどの特殊な原料を使用すると製造コストが上昇してしまうなどの問題があった。また炭酸飲料を封入する容器の耐圧性や製造性等により、設定できる炭酸圧には限度がある。よって本発明は、制限された炭酸圧においても所望する強めの炭酸感を感じることができる炭酸飲料及び炭酸感強化剤の提供を目的とする。
本発明の発明者らは、上記課題に鑑み鋭意研究を行った。その結果、スターアニス抽出物を用いることにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明は、20℃における炭酸圧が2.2kg/cm2以下の容器詰炭酸飲料であって、スターアニス抽出物を原生薬換算量で0.01重量%以上含む容器詰炭酸飲料に関する。ここで「原生薬換算量」とは、抽出物を得るために必要な生薬の乾燥重量を指す。以下でも「原生薬換算量」をこの意味で用いる。さらに本明細書においては、炭酸圧とは20℃における炭酸圧を表す。
また本発明は、容器詰炭酸飲料のための炭酸感強化剤であって、スターアニス抽出物を含む炭酸感強化剤に関する。
本発明により、本来の炭酸圧に相当する炭酸感よりも強い炭酸感を有する炭酸飲料を得ることができる。これにより所望する炭酸感を得るために必要とされるレベルよりも炭酸圧を下げることができるため、製造時や容器を開封する際の噴きこぼれを抑制することができる。さらに本発明の炭酸感強化剤は、炭酸飲料製造時の中間原料として任意の段階で希釈して使用することができる利便性に優れたものである。
スターアニス抽出物の配合量による炭酸感の強さを示す図である。
以下本発明について詳細に説明する。なお本発明は以下の態様に限定されるものではない。ここで別に記載される場合を除き、量、比又はその他の値が、範囲、下限値及び上限値のいずれかで示されているとき、開示される範囲にかかわらず、いずれの下限から形成される範囲、いずれの上限から形成される範囲又はいずれの下限及びいずれの上限の任意の対から形成された全ての範囲を具体的に開示していると理解されるものとする。
本発明の容器詰炭酸飲料は、スターアニス抽出物を含む。
スターアニス(学名:Illicium verum、別名:八角、ダイウイキョウ、トウシキミ、ハッカクウイキョウ)は、中国、台湾、ベトナムなどに分布するシキミ科の常緑高木である。果実や果実からとれるオイルは薬用や香辛料、香味料として利用され、八つの果実(袋果)が集合している形状からスターアニスと呼ばれる。アニスやウイキョウに似た香りがあり、主に中華料理に使われ、豚の角煮などの煮込み料理やデザートに使われる。果実には約3%の精油が含まれており、その主成分はアネトール(約85%)であり、その他にエストラゴール、ピネンなどが知られている。スターアニスは摂食により、興奮作用を与えると言われている。スターアニス抽出物は、果実を乾燥させたものを熱水または有機溶媒により抽出して得られる。本発明の容器詰炭酸飲料におけるスターアニス抽出物は、原生薬換算量で、0.01、0.02、0.04及び0.1重量%のいずれの下限から、0.4、1及び2重量%のいずれの上限の範囲で含有させてもよい。例えば、原生薬換算量で、0.01重量%以上、0.01重量%以上2重量%以下又は0.01重量%以上1重量%以下の範囲で含有させることができる。このような割合でスターアニスを含有させることにより、20℃における炭酸圧が2.2kg/cm2以下の容器詰炭酸飲料において、本来の炭酸圧に相当する炭酸感よりも強い炭酸感を有する炭酸飲料を得ることができる。
本発明の容器詰炭酸飲料は、さらにカフェイン、アルギニン、ビタミンB類及びその他の植物原料からの抽出物を含んでいてもよい。
カフェインは市販のカフェインを使用することができる。例えば、コーヒー豆から熱水抽出して製造される高濃度(例えば98.5重量%以上)のカフェインを使用することができる。カフェインは、摂食により自発運動興奮作用を奏する。本発明の容器詰炭酸飲料におけるカフェインの含有量は、一日の経口摂取許容量以下であれば求められる効能に応じて適宜調整すればよく、例えば一回の経口摂取量当たり10〜400mgとなるように配合することができる。ここで「一回の経口摂取量」とは、本発明の飲料が短い時間間隔(例えば10分以下の時間)をおいて断続的に、または連続的に経口摂取される量を指し、例えば50〜500mLがその量である。以下でも「一回の経口摂取量」をこの意味で用いる。
アルギニンとしてはL−アルギニンを用いることが好ましく、塩の形態で用いてもよい。市販のアルギニンを使用することができ、例えば、糖源から発酵法により製造された高濃度(例えば98.0重量%以上)のアルギニンを使用することができる。アルギニンは、併用されるカフェインの自発運動興奮作用を増強する量で使用することができる。本発明の容器詰炭酸飲料におけるL−アルギニンの含有量は、一日の経口摂取許容量以下であれば求められる効能に応じて適宜調整すればよく、例えば一回の経口摂取量当たり50〜1,000mgとなるように配合することができる。
ビタミンB類としては、チアミン(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸(ビタミンB5)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)及びそれらの誘導体から選択される1種以上が挙げられる。本発明においては、ビタミンB1を用いることが好ましい。
ビタミンB1を用いる場合、その塩の形態で使用してもよい。本発明の容器詰炭酸飲料におけるビタミンB1の含有量は、求められる摂取量、風味又は容器の容量に応じて適宜調整すればよく、例えば一回の経口摂取量当たり遊離塩基換算で0.1〜50mgとなるように配合することができ、0.2〜25mgとなるように配合することが好ましく、0.3〜10mgとなるように配合することがより好ましい。例えば、本発明の容器詰炭酸飲料におけるビタミンB1の含有量は、遊離塩基換算で1×10-5重量%以上0.1重量%以下の範囲とすることができる。または、以下のスターアニス抽出物の含有量との比を満たすように含有させてもよい。
ビタミンB1は、他のビタミンB類にはない苦味やえぐ味又はケミカルな風味を有するものとして知られるが、本発明の発明者らは、このような好ましくない風味を有するビタミンB1を配合することにより、スターアニス抽出物が有する独特の生薬感を抑制できることを見出した。本発明の容器詰炭酸飲料における、スターアニス抽出物の原生薬換算量に対するビタミンB1(遊離塩基換算)の含有量は、重量比で0.001、0.002、0.005及び0.01のいずれの下限から、0.1、0.15、0.5及び1のいずれの上限の範囲とすることができる。例えば0.001以上1以下、0.005以上0.5以下又は0.005以上0.15以下の範囲で含有させることができる。このような割合でスターアニス抽出物とビタミンB1とを配合することにより、スターアニスが有する独特の生薬感が抑制され、かつビタミンB1が有する苦味等も抑制された飲みやすい飲料を得ることができる。
本発明の容器詰炭酸飲料におけるビタミンB1以外のビタミンB類の含有量は、適宜設定することができ特に限定されないが、総量で2×10-7重量%以上0.5重量%以下とすることができる。
その他の植物原料からの抽出物としては、例えば高麗人参抽出物、エゾウコギ抽出物、ナツメ抽出物及びショウガ抽出物(ジンゲロール)が挙げられる。
高麗人参抽出物は、高麗人参(オタネニンジン)の地下茎部分を熱水または有機溶媒により抽出して得られる。高麗人参は摂食により滋養強壮効果を与えると言われている。高麗人参抽出物の含有量は、例えば一回の経口摂取量当たり原生薬換算量で10mg以上となるように配合することができる。
エゾウコギ抽出物は、エゾウコギの根及び根茎を乾燥したものを熱水または有機溶媒により抽出して得られる。エゾウコギは摂食により、末梢血液循環改善や抗疲労作用による疲労回復を与えると言われている。エゾウコギ抽出物の含有量は、例えば一回の経口摂取量当たり原生薬換算量で4mg以上となるように配合することができる。
ナツメ抽出物は、ナツメの果実を乾燥させたものを熱水または有機溶媒により抽出して得られる。ナツメは摂食により、強壮作用を与えると言われている。ナツメ抽出物の含有量は、例えば一回の経口摂取量当たり原生薬換算量で10mg以上となるように配合することができる。
ショウガ抽出物は、ショウガの地下茎部分を有機溶媒、水、超臨界流体又は亜臨界流体である溶媒により抽出して得られる。ショウガ抽出物には、辛味受容体であるTRPV1受容体に作用して辛味を感じさせるジンゲロールが含まれる。ショウガ抽出物としては、溶媒による抽出液、抽出液を濃縮又は希釈したもの、抽出液からジンゲロールを精製又は粗精製したもの、精製されたジンゲロールを乳化して可溶化した製剤のいずれも使用することができる。抽出溶媒としては、ジンゲロールを抽出することができる溶媒であれば特に限定されない。ショウガ抽出物中にはジンゲロールが通常2.0重量%含有される。ジンゲロール濃度はHPLC法により測定することができる。ショウガ抽出物の含有量は、例えば一回の経口摂取量当たりジンゲロールが0.1mg以上となるように配合することができる。
スターアニス抽出物をはじめとする植物原料からの抽出物の抽出方法は、特に限定されない。例えば、水、エタノール、メタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、ジエチルエーテル、石油エーテル、ヘキサン、アセトン、アセトニトリル、酢酸エチル、動植物油脂及びこれらの2種以上の混合物から選択される溶媒を用いることにより、植物原料から溶媒可溶性成分を抽出することができる。本発明における植物原料からの抽出物は、飲料中に十分に溶解された状態とするため、抽出溶媒として水及び/又は親水性有機溶媒を用いたものであることが好ましく、水及び/又はアルコールを用いたものであることがより好ましい。アルコールとしてはエタノールであることが好ましい。アルコールと水を混合して用いる場合、その混合比は特に限定されないが、例えば重量比で10:90以上90:10以下の範囲が好ましく、20:80以上50:50以下の範囲であることがより好ましい。これらの植物原料からの抽出物は、上記のようにして得られる抽出液を乾燥させて粉末にしたものや、水やエタノールを用いて抽出されたものである場合には抽出液の形態で市販されているものを用いることができる。
本発明では、上記原料以外にも、必要に応じてさらに果汁、糖類、甘味料、調味料、酸味料、増粘剤、酸化防止剤及び乳化剤等の原料を含有させることができる。これらの原料は飲料製造の分野で通常使用されるものであれば特に限定されない。具体的には、りんご、レモン及びオレンジ等の果汁、果糖、ブドウ糖、砂糖、果糖ぶどう糖液糖、デキストリン、蜂蜜及び水あめ等の糖類、カラメルシロップ、スクラロース及びアセスルファムカリウム等の甘味料、グルタミン酸ナトリウム等の調味料、クエン酸、クエン酸三ナトリウム、リンゴ酸、酒石酸、乳酸及びアスコルビン酸等の酸味料、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、カルボキシメチルセルロース(CMC)、寒天、キサンタンガム、グアーガム、ジェランガム、ゼラチン、大豆多糖類、タマリンドガム、ペクチン及びローカストビーンガム等の増粘剤、ビタミンC、トコフェロール(ビタミンE)、酵素処理レシチン及びカテキン等の酸化防止剤ならびにグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、レシチン、植物性ステロール、サポニン及びポリソルベート等の乳化剤が挙げられる。また、l-メントール及びメントール類縁体等の香料やビタミンC等のビタミン類をさらに添加してもよい。これらの原料は、本発明の目的を損なわない範囲で含有させればよい。
本発明の容器詰炭酸飲料は、種々の炭酸飲料に適用することができ、特に限定されないが、スターアニス抽出物の他、さらにカフェイン、アルギニン及びビタミンB類を含む炭酸飲料とすることが好ましい。
本発明の炭酸感強化剤は、上記のスターアニス抽出物を含んでいればよく、その形態は限定されないが、必要に応じて乳化剤等とともに水に溶解させた形態とすることができる。本発明の炭酸感強化剤は、容器詰炭酸飲料を製造する際に、スターアニス抽出物が上記含有量となるように希釈して使用することができる。
本発明の容器詰炭酸飲料は、上記原料を水に溶解させた調製液を5℃まで冷却し、炭酸ガスを溶解させた炭酸水と混合するか、又はこの調製液を5℃まで冷却して炭酸ガスを圧入した後、容器に充填密封することにより製造することができる。上記原料を水に溶解させた調製液は、必要に応じて濾過・滅菌処理を施してもよい。容器に充填密封後にさらに65℃で10分以上に相当する加熱殺菌処理を施してもよい。
ここで上記原料を水に混合する際には、特に粉体形態の原料を十分に溶解させる必要がある。溶解が不十分であると、溶解しきらなかった原料の微粒子が炭酸ガスの気泡の核となり、製造時や開封時の噴きこぼれの原因となりうる。十分に溶解させるためには、原料を蒸留水に加えた後、40℃以上の温度で撹拌すればよい。また適宜乳化剤を用いてこれらの原料を溶解させてもよい。
本発明の炭酸感強化剤は、スターアニス抽出物を含み、必要に応じて乳化剤等とともに水に溶解させることにより製造することができる。
本発明の容器詰炭酸飲料における炭酸圧は、使用する容器の耐圧性や製造性等を考慮して適宜選択できる。本発明における炭酸圧は、20℃において、0.2kg/cm2以上2.2kg/cm2以下とすることができ、0.2kg/cm2以上2.0kg/cm2以下、さらには0.2kg/cm2以上1.8kg/cm2以下とすることができる。本発明の容器詰炭酸飲料においては、これらの炭酸圧で通常得ることができる炭酸感よりも強化された炭酸感を得ることができる。
本発明に使用する容器は、アルミ缶、スチール缶、ペットボトル、瓶など、炭酸飲料に使用される材質、形状の容器の中から、製品の特性により適宜選択することができる。本発明の容器詰炭酸飲料に使用する容器においては、アルミ缶、ペットボトル、瓶が好ましく、アルミ缶がより好ましい。
以下、本発明について実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本発明は以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
実施例1から5及び比較例1から3の容器詰炭酸飲料を表1に示す配合量で調製した。スターアニス抽出物は日本粉末薬品株式会社製(商品名:スターアニスエキスパウダー)を用いた。表中の各原料の数値は重量部を表し、スターアニス抽出物については原生薬換算量での配合量を表す。各原料を水に添加し、撹拌しながら95℃達温まで加熱して十分に溶解させた。この溶液を5℃まで冷却後、炭酸水で割り込み、直ちにアルミ缶に封入した。
Figure 0006365921
調製した容器詰炭酸飲料の炭酸感について官能評価を行った。官能評価は、20歳以上50歳以下の健常な男女7名のパネラーにより、0〜10段階(0:炭酸感が弱い〜10:炭酸感が強い)で評価した。結果を図1に示す。なお統計処理は、実施例と比較例との群間比較に対応のあるt−検定を用いて行った。いずれも両側検定で有意水準を危険率5%とし、10%以下の場合は傾向ありとして判断した。
スターアニス抽出物を含む実施例1から5は、スターアニス抽出物を含まない比較例1と比較すると、同じ炭酸圧(20℃)(1.8kg/cm2)を有するにも関わらず、より強い炭酸感が得られた。スターアニス抽出物を原生薬換算量で0.043重量%含む実施例3では、より高い炭酸圧(20℃)(2.0kg/cm2)を有する比較例2と同等の炭酸感が得られた。スターアニス抽出物を原生薬換算量で0.108重量%含む実施例4及び0.43重量%含む実施例5では、さらに高い炭酸圧(20℃)(2.2kg/cm2)を有する比較例3と同等の炭酸感が得られた。また、スターアニス抽出物を含む実施例の容器詰炭酸飲料は、比較例と比べて炭酸ガスの気泡がより細かく感じられ、清涼感を有しつつも炭酸ガスの刺激による辛味が抑制された、のどごしのよい飲みやすいものであった。

Claims (4)

  1. 20℃における炭酸圧が0.2kg/cm2以上2.2kg/cm2以下の容器詰炭酸飲料であって、スターアニス抽出物を含み、前記スターアニス抽出物の含有量が、原生薬換算量で0.01重量%以上2重量%以下であり、前記炭酸飲料が、清涼飲料であり、麦芽を含まないことを特徴とする、容器詰炭酸飲料。
  2. スターアニス抽出物が、水及び/又は親水性有機溶媒を抽出溶媒として抽出されたものである請求項1に記載の容器詰炭酸飲料。
  3. 20℃における炭酸圧が0.2kg/cm 2 以上2.2kg/cm 2 以下の容器詰炭酸飲料であって、スターアニス抽出物、カフェイン、アルギニン及びビタミンB類を含み、前記スターアニス抽出物の含有量が、原生薬換算量で0.01重量%以上2重量%以下であり、前記炭酸飲料が、清涼飲料であることを特徴とする、容器詰炭酸飲料。
  4. 容器詰炭酸飲料のための炭酸感強化剤であって、スターアニス抽出物を含み、スピラントールを含まないことを特徴とする、炭酸感強化剤。
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