JP6365563B2 - 混練装置 - Google Patents

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本発明は、鋳物砂などの混練に利用される混練装置に関するものである。
従来において、このような分野に関連する技術として特開平6−31378号公報がある。この公報に記載された混練装置で混練を行うにあたって、外殻容器が上昇し、シュートを介して珪砂が外殻容器内に投入される。その後、外殻容器内に配置された撹拌翼を所定速度で回転させながら、規定量の硬化剤が外殻容器内に注入される。そして、撹拌翼を回転させながら珪砂と硬化剤とを混練する。混練した後、外殻容器は回転して投砂シュータに混練砂を投入し、投砂シュータから中子用金型内に混練砂は充填され、中子の成形が行われる。
特開平6−31378号公報
しかしながら、前述した従来の混練装置に利用される撹拌翼は、鉛直方向に延在する回転軸線を中心に回転するので、混練砂が遠心力によって外殻容器の壁面に付着し易く、混練効率が悪い。
本発明は、混練の効率を高めるようにした混練装置を提供することを目的とする。
本発明は、混練釜内で撹拌子が回転することにより前記混練釜内で原料を混練する混練装置であって、
前記撹拌子は、水平方向に延在する前記撹拌子の回転軸線を中心に回転すると共に、前記混練釜内で前記撹拌子の回転軸線に平行に延在する複数本の撹拌ピンを有する。
この混練装置に適用される撹拌ピンは、水平方向に延在すると共に、水平方向に延在する撹拌子の回転軸線を中心に回転するので、原料が混練釜の内壁面で練り叩かれること、特に撹拌子の回転軸線より重力方向で上方の内壁面に付着した原料が自重によって撹拌ピン間の隙間から落下すること、とを繰り返すことができる。その結果、混練釜の内壁面に原料が付着し難く、混練の効率を高めることができる。
また、前記混練釜内には、前記混練釜に隣接する射出成形型に向かって、前記混練釜内の前記原料を水平方向に押し出す射出ピストンが配置され、
前記撹拌ピンが貫通する前記射出ピストンは、前記撹拌ピンに沿って前記混練釜内で水平方向に移動する。
このような構成を採用すると、混練釜を開放せずに原料を射出成形型内に直接射出させることができるので、原料が外気に触れにくく、原料の乾燥を抑制することができる。そして、成形時間の短縮をも可能にする。
また、前記射出ピストンには、前記混練釜の内壁面との間に配置されたシール部材が嵌め込まれており、
前記シール部材は、周方向で向かい合う端部同士が係合され、前記シール部材の端部は、前記混練釜における前記原料を混練する空間側に向かうに従って前記射出ピストンの回転方向と逆方向に傾斜するテーパー部を有する。
このような構成を採用すると、射出ピストンの外周面と混練釜の内壁面との間へ侵入しようとする原料は、射出ピストンの回転力とシール部材のテーパー部とにより、射出口側に押し戻される。よって、射出ピストンの外周面と混練釜の内壁面との間への原料の侵入を抑制することができる。そのため、射出ピストンの損傷を抑制することができる。
また、複数本からなる前記撹拌ピンは、前記撹拌子の回転軸線に対して直交する平面上で、回転中心を中心点として点対称をなすようにS字又は逆S字状に配列されている。
このような構成を採用すると、原料が混練釜内での練り叩きと自重落下とを容易に繰り返すことができ、S字又は逆S字配列は混練の効率化に適している。
また、前記撹拌ピンは、水平方向に延在する前記撹拌ピンの回転軸線を中心に自転する。
このような構成を採用すると、撹拌ピンの公転による遠心力で当該撹拌ピンに押し付けられる原料を、撹拌ピンの自転によって引き込んで自重落下させることができる。その結果、原料の混練効率を向上させて、原料の混練時間を短縮することができる。
本発明によれば、混練の効率を高めることができる。
本発明に係る混練装置の第1実施形態を示す断面図である。 撹拌ピンの配列状態を示す断面図である。 撹拌ピンによる混練状態を示す断面図である。 射出成形型内に原料が充填された状態を示す断面図である。 射出成形型から成形品を取り出した状態を示す断面図である。 本発明に係る混練装置の第2実施形態を示す断面図である。 本発明に係る混練装置の第3実施形態を示す断面図である。 撹拌子の回転動作及び原料の混練状態を模式的に示す断面図である。 本発明に係る混練装置の異なる形態を示す断面図である。 本発明に係る混練装置の第4実施形態を示す断面図である。 シール部材を模式的に示す斜視図である。 図10のXII部分の拡大図である。 撹拌ピンの他の配列を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る混練装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1に示されるように、混練装置1は、人工砂と水ガラスと添加剤とを混練するためのものである。混練された原料Mにより無機中子の製造が行われる。混練装置1は、円筒状の混練釜2を有し、この混練釜2は、据付け台3上に固定されて水平方向に延在している。混練釜2の内部には撹拌子4が配置され、撹拌子4が回転することにより混練釜2内で原料Mを混練することができる。
撹拌子4は、水平方向に延在する撹拌子4の回転軸線L1を中心に回転すると共に、混練釜2内で水平に延在する複数本(例えば10本)の撹拌ピン5と、撹拌ピン5の基端側に設けられた回転ベース6と、を備えている。回転ベース6には各撹拌ピン5が固定されると共に、外周にギア部6aが形成されている。この回転ベース6は混練釜2の開口2c側に配置されると共に、駆動歯車7に噛合している。この駆動歯車7はモータ8により回転して回転軸線L1を中心に回転ベース6を回転させる。
混練釜2内には、回転軸線L1に沿って水平方向に移動自在な円柱状の射出ピストン10が配置されている。射出ピストン10を撹拌ピン5が貫通している。従って、射出ピストン10は、撹拌子4と一緒に回転することができ、撹拌子4に影響されずに混練釜2内で回転軸線L1方向に摺動することができる。
射出ピストン10にはリニアアクチュエータ11が取り付けられている。このリニアアクチュエータ11は、回転軸線L1方向に延在するボールネジ軸12と、ボールネジ軸12に螺着されたボールナット13と、ボールナット13を回転させるギアドモータ14とで構成されている。ボールネジ軸12の先端は射出ピストン10の回転を許容するように当該射出ピストン10の中央に固定されている。ギアドモータ14によってボールナット13が回転すると、ボールネジ軸12は回転軸線L1に沿って進退し、これに伴って、射出ピストン10が回転軸線L1に沿って進退する。
据付け台3上には、混練装置1に隣接して射出成形型20が配置されている。この射出成形型20は、固定型としての下型21と、可動型としての上型22と、キャビティC内で形成された成形品23(図5参照)を下型21から外すために成形品23を上方に押し上げるピストンシリンダ機構24と、を備えている。そして、キャビティCは、混練釜2に設けられた射出口2aに流路25を介して連通する。この射出口2aは混練釜2の前端壁部2bの中央に設けられている。従って、リニアアクチュエータ11によって水平方向に移動する射出ピストン10の押し出しによって、射出口2aから射出させた原料Mは、流路25を通ってキャビティC内に直接充填される(図4参照)。
このような構成を採用すると、混練釜2を開放せずに原料Mを射出成形型20内に直接射出させることができるので、原料Mが外気に触れにくく、原料Mの乾燥を抑制することができる。そして、成形時間の短縮をも可能にする。
図5に示されるように、キャビティC内に充填された原料Mの硬化後、上型22が上昇して型開きが行われる。その後、ピストンシリンダ機構24のピストン24aを上昇させて、成形品23を上方に押し上げて、成形品23を外部に取り出すことができる。
図2及び図3に示されるように、複数本からなる撹拌ピン5は、回転軸線L1に対して直交する平面上で、回転中心を中心点Pとして点対称をなすようにS字状又は逆S字状に配列されている。なお、この配列は、回転方向を左周りとした場合にはS字で、回転方向を右周りとした場合には逆S字である。また、複数本(本実施形態では10本)の撹拌ピン5により一列のピン列Rを構成する。混練釜2と撹拌ピン5の間の隙間は数mm程度が好ましく、撹拌ピン5の直径は10mm程度が好ましい。
撹拌ピン5が回転軸線L1を中心に回転(公転)することによる撹拌ピン5の回転により、巻き上げられた原料Mは自重で落下する。このとき、原料Mは、撹拌ピン5に当たりながら混練釜2の内壁面2dにまで落下する。落下した原料Mは混練釜2の内壁面2dと撹拌ピン5との間で図3に示されるように練り叩かれる。撹拌ピン5をこのような配列にすることで、原料Mが混練釜2内での練り叩きと自重落下とを容易に繰り返すことができ、混練の効率化を図ることができる。
この混練装置1に適用される撹拌ピン5は、回転軸線L1に平行で水平方向に延在すると共に、水平方向に延在する回転軸線L1を中心に回転するので、原料Mが混練釜2の内壁面2dで練り叩かれること、特に回転軸線L1より上方で混練釜2の内壁面2dに付着した原料Mが自重によって撹拌ピン5間の隙間から落下すること、とを繰り返すことができる。その結果、混練釜2の内壁面2dに原料が付着し難く、混練の効率を高めることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係わる混練装置30について説明するが、第1実施形態と同一又は同等な構成部分については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図6に示されるように、混練装置30は、人工砂と水ガラスと添加剤とを混練するためのものである。混練された原料Mにより無機中子の製造が行われる。混練装置30は、円筒状の混練釜32を有し、この混練釜32は、据付け台33上に固定されて水平方向に延在している。混練釜32の内部には撹拌子4が配置され、撹拌子4が回転することにより混練釜32の内壁面32dとの協働で原料Mを混練することができる。
撹拌子4は、第1実施形態と同様に回転軸線L1に対して直交する平面上で、回転中心を中心点Pとして点対称をなすようにS字状又は逆S字状に配列された複数本の撹拌ピン5と、撹拌ピン5の基端側に設けられた回転ベース6と、を備えている。この回転ベース6は、モータ38の駆動力により回転軸線L1を中心に回転する。
据付け台33上には、混練装置30に隣接して射出成形型20が配置されている。この射出成形型20のキャビティCは、混練釜32に設けられた排出口32aに流路35を介して連通する。この排出口32aは混練釜32の胴部32bの最下位置に設けられている。この排出口32aには、シャッター36が配置されている。シャッター36を閉じることによって混練釜32内で原料Mの混練を可能にし、シャッター36を開くことによって混練後に流路35内への原料Mを排出させることができる。
流路35には、キャビティC内に原料Mを圧送するための圧送手段(例えばスクリューコンベア37)が配置されている。このスクリューコンベア37のモータ39を駆動させることにより、射出成形型20のキャビティC内に原料Mが圧送される。なお、スクリューコンベア37に代えてダイアフラムポンプを利用してもよい。
[第3実施形態]
第3実施形態に係る混練装置について説明するが、第1実施形態と同一又は同等な構成部分については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。但し、第2実施形態と略同様の構成としても実施可能である。
本実施形態の混練装置は、撹拌ピンが自転する構成とされている。図7に示されるように、混練装置40は、図示を省略したモータによって回転ベース41が回転し、回転ベース41の回転に基づいて撹拌ピン42が回転軸線L1を中心に公転すると共に、撹拌ピン42の回転軸線L2を中心に自転する。ちなみに、図7は、撹拌子の構成を明確にするために、射出ピストン10などを省略して簡略化している。ここで、本実施形態の撹拌ピン42は、回転軸線L1を中心として撹拌子の回転方向に90°間隔で配置されているが(図8参照)、撹拌ピン42の配置は特に限定されない。
詳細には、混練装置40は、回転ベース41の回転駆動力を各々の撹拌ピン42が自転するための駆動力として当該撹拌ピン42に伝達する伝達部43を備えている。例えば、伝達部43は、内歯車44及び歯車45を備えている。
内歯車44は、混練釜2の内壁面2dに設けられている。歯車45は、内歯車44に噛合しており、撹拌ピン42の回転軸42aに固定されている。撹拌ピン42の回転軸42aは、回転軸線L2に沿って延在し、当該回転軸線L2を中心に回転する。そして、撹拌ピン42の回転軸42aは、回転ベース41に回転可能に支持されている。
このような構成により、図示を省略したモータによって回転ベース41を回転させると、内歯車44に噛合する歯車45が回転し、それに伴って撹拌ピン42が回転軸線L2を中心に自転する。そのため、図8に示されるように、撹拌ピン42の公転による遠心力で当該撹拌ピン42に押し付けられる原料Mを、撹拌ピン42の自転によって引き込んで自重落下させることができる。その結果、原料Mの混練効率を向上させて、原料Mの混練時間を短縮することができる。
なお、本実施形態では、内歯車44及び歯車45で伝達部43を構成したが、この限りでない。例えば、歯車45の代わりに、混練釜2の内壁面に接触する回転子を用いてもよい。この場合、内歯車44は省略できる。
また、本実施形態では、伝達部43を用いて積極的に撹拌ピン43を回転させているが、図9に示されるように、伝達部43を省略して、撹拌ピン43が自由に自転する構成としてもよい。この場合、原料Mの流動に基づいて撹拌ピン43が自転することになる。
[第4実施形態]
第4実施形態に係る混練装置について説明するが、第1実施形態などと同一又は同等な構成部分については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。但し、第2実施形態と略同様の構成としても実施可能である。
本実施形態の混練装置は、射出ピストンの損傷を抑制できる構成とされている。図10に示されるように、混練装置50は、射出ピストン10の外周面(即ち、混練釜2の内壁面2dと向かい合う面)に形成された溝部10aに嵌め込まれ、且つ混練釜2の内壁面2dとの間に配置されたシール部材51を備えている。なお、図10は、射出ピストン10近傍の構成を明確にするために、リニアアクチュエータ11などを省略して簡略化している。ここで、本実施形態の撹拌ピン5は、回転軸線L1を中心として撹拌子の回転方向に90°間隔で配置されているが、撹拌ピン5の配置は特に限定されない。
図11に示されるように、シール部材51は、略円筒形を基本形態としており、例えば、フッ素樹脂シートを巻くことで形成されている。このようにフッ素樹脂シートを巻いてシール部材51を形成することで、耐久性と交換性とを両立することができる。但し、シール部材51の材料は、略円筒形に巻くことができるものであればよい。
そして、シール部材51は、当該シール部材51の周方向で分断されており、シール部材51の周方向で向かい合う端部同士が係合可能な構成とされている。例えば、シール部材51における一方の端部は、複数のテーパー部51aが連続する鋸歯形に形成されている。一方、シール部材51における他方の端部は,シール部材51における一方の端部と噛み合わせることができるように、複数のテーパー部51bが連続する鋸歯形に形成されている。これらのテーバー部51a及び51bは、混練釜2における原料Mが混練される空間S1側に向かうに従って射出ピストン10の回転方向と逆方向に傾斜する。
このような構成により、シール部材51における一方の端部の山部と、シール部材51における他方の端部の谷部と、が噛み合わされ、さらに、シール部材51における一方の端部の谷部と、シール部材51における他方の端部の山部と、が噛み合わされる。
図12に示されるように、シール部材51が、射出ピストン10の溝部10aに嵌め込まれて混練釜2の内壁面2dとの間に配置され、且つシール部材51の周方向で向かい合う端部同士が噛み合わされた状態で、シール部材51の外周面が混練釜2の内壁面2dと接触して当該シール部材51が縮径することによって復元力を発現し、シール部材51の外周面が混練釜2の内壁面に押し付けられる。つまり、シール部材51における周方向で向かい合う端部同士が噛み合わされた状態での外径は、混練釜2の内径より若干大きい。
ここで、上述のようにシール部材51が射出ピストン10の溝部10aに嵌め込まれた状態で、シール部材51の内周面と射出ピストン10における溝部10aの底面との間に、シール部材51の撓みを許容するクリアランスが確保されているとよい。
このように射出ピストン10の溝部10aにシール部材51を嵌め込むことで、射出ピストン10の外周面と混練釜2の内壁面2dとの間への原料Mの侵入を抑制することができる。そのため、射出ピストン10の損傷を抑制することができる。
しかも、本実施形態のシール部材51のテーバー部51a及び51bは、混練釜2における原料Mが混練される空間S1側に向かうに従って射出ピストン10の回転方向と逆方向に傾斜する。そのため、射出ピストン10が回転しつつ、水平方向に移動する際に、射出ピストン10の外周面と混練釜2の内壁面2dとの間へ侵入しようとする原料Mは、射出ピストン10の回転力とシール部材51のテーパー部とにより、混練釜2の射出口2a側に押し戻される。よって、シール部材51の係合部分から混練釜2における射出ピストン10を挟んで空間S1に対して逆側の空間S2への原料Mの漏れを抑制することができる。
また、本実施形態のシール部材51は、当該シール部材51の復元力によって混練釜2の内壁面2dに押し付けられているので、射出ピストン10の外周面と混練釜2の内壁面2dとの間への原料Mの侵入を一層、抑制することができる。このとき、シール部材51と混練釜2の内壁面2dとの間に原料Mが侵入すると、シール部材51が撓んで必要以上に逆らわないため、混練釜2の内壁面2dの損傷を抑制することができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、下記のような種々の変形が可能である。
例えば、前述した実施形態を組み合わせてもよい。
例えば、図13(a)に示されるように、撹拌子60は、2列のピン列R1,R2を有している。各ピン列R1,R2は、回転軸線L1に対して直交する平面上で、回転中心を中心点Pとして点対称をなすようにS字状又は逆S字状に配列された複数本(例えば10本)の撹拌ピン5a,5bからなる。一方のピン列R1と他方のピン列R2は、混練釜2,32の周方向において互いに等距離になるように配置されている。なお、ピン列R1,R2における撹拌ピン5a,5bの配列は、撹拌子60の回転方向を左周りとした場合にはS字で、回転方向を右周りとした場合には逆S字である。
また、図13(b)に示されるように、撹拌子70は、8列のピン列R3〜R10を有している。各ピン列R3〜R10は、複数(例えば3本)の撹拌ピン5cからなる。ピン列R3〜R10は、回転軸線L1に対して直交する平面上で、撹拌子70の回転方向において混練釜2,32の内壁面2d,32dから徐々に離れるような形状を有している。このようなピン列R3〜R10は、混練釜2,32内で周方向に等間隔で配置されている。
混練の対象となる原料としては、コンクリートや製菓材料などがある。
1,30,40,50…混練装置 2,32…混練釜 4,42,60,70…撹拌子 5…撹拌ピン 5a,5b,5c…撹拌ピン 6,41…回転ベース 10…射出ピストン 20…射出成形型 43…伝達部 44…内歯車 45…歯車 51…シール部材 51a,51b…テーバー部 L1…撹拌子の回転軸線 L2…撹拌ピンの回転軸線 M…原料 R,R1〜R10…ピン列 P…中心点

Claims (3)

  1. 混練釜内で撹拌子が回転することにより前記混練釜内で原料を混練する混練装置であって、
    前記撹拌子は、水平方向に延在する前記撹拌子の回転軸線を中心に回転すると共に、前記混練釜内で前記撹拌子の回転軸線に平行に延在する複数本の撹拌ピンを有し、
    前記混練釜内には、前記混練釜に隣接する射出成形型に向かって、前記混練釜内の前記原料を水平方向に押し出す射出ピストンが配置され、
    前記撹拌ピンが貫通する前記射出ピストンは、前記撹拌ピンに沿って前記混練釜内で水平方向に移動し、
    前記射出ピストンには、前記混練釜の内壁面との間に配置されたシール部材が嵌め込まれており、
    前記シール部材は、周方向で向かい合う端部同士が係合され、前記シール部材の端部は、前記混練釜における前記原料を混練する空間側に向かうに従って前記射出ピストンの回転方向と逆方向に傾斜するテーパー部を有する、
    混練装置。
  2. 複数本からなる前記撹拌ピンは、前記撹拌子の回転軸線に対して直交する平面上で、回転中心を中心点として点対称をなすようにS字又は逆S字状に配列されている、
    請求項1に記載の混練装置。
  3. 前記撹拌ピンは、水平方向に延在する前記撹拌ピンの回転軸線を中心に自転する、請求項1又は2に記載の混練装置。
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