JP6365362B2 - 電力変換装置用の制御基板 - Google Patents

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Description

本開示は、電力変換装置用の制御基板に関する。
急速放電回路を備え、走行モータ用のインバータ装置及び補機用のモータ用のインバータ装置と平滑キャパシタ(平滑コンデンサ)とを一つの筐体に内蔵する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-234507号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の構成では、補機用のモータ用のインバータ装置に係るドライバ回路基板には、補機用のモータの駆動用の3相電流が流れる回路部や、急速放電回路が実装されていないため、実装効率等の観点から改善の余地がある。
そこで、本開示は、放電回路と、補機モータ駆動用の多相電流が流れる配線パターンとが共通の基板本体に効率的に設けられた電力変換装置用の制御基板の提供を目的とする。
本開示の一局面によれば、走行用モータ(40)が第1インバータ(11)を介して電源(2)に接続され且つ補機モータ(50)が第2インバータ(12)を介して前記電源(2)に接続され、前記第1インバータ(11)及び前記第2インバータ(12)が共通の平滑コンデンサ(14)に対して並列に接続される車両システム(1)における電力変換装置(10)用の制御基板(400、400A)であって、
多層基板である基板本体(410)と、
前記基板本体(410)の表面に実装され、車両の衝突検知時に作動して前記平滑コンデンサ(14)に溜まった電荷を放電する放電回路(62)と、
前記基板本体(410)に実装され、前記第2インバータ(12)を形成する回路部(422)と、
前記基板本体(410)の内層に形成され、前記第2インバータ(12)の回路部(422)に接続され、前記補機モータの駆動用の多相電流が流される配線パターン(480、482、484)とを含み、
前記放電回路(62)の少なくとも一部は、前記基板本体(410)の表面に対して垂直方向に視て、前記配線パターン(480、482、484)に外接する範囲内に位置する、電力変換装置(10)用の制御基板(400、400A)が提供される。
本開示によれば、放電回路と、補機モータ駆動用の多相電流が流れる配線パターンとが共通の基板本体に効率的に設けられた電力変換装置用の制御基板が得られる。
電力変換装置用の制御基板に係る車両システムの一例を示す図である。 放電回路62の一例を示す回路図である。 電力変換装置用の制御基板の一例を上面視により概略的に示す平面図である。 図3のラインX−Xに沿った断面図である。 放電回路62の実装範囲D1と配線パターン480,482及び484との位置関係の他の例を概略的に示す図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、電力変換装置用の制御基板に係る車両システムの一例を示す図である。
車両システム1は、バッテリ2(電源の一例)と、電力変換装置10と、主機モータ40と、補機モータ50と、制御装置60とを含む。車両システム1は、例えばハイブリッド車又は電気自動車で使用される。
バッテリ2は、鉛バッテリ、リチウムイオンバッテリ、電気二重層キャパシタ等の容量性負荷のような、任意の種類の蓄電装置を含む。高圧バッテリと低圧バッテリとを有する二電源システムの場合、バッテリ2は、高圧バッテリ及び低圧バッテリのうちのいずれかであることができる。
電力変換装置10は、第1インバータ11と、第2インバータ12と、平滑コンデンサ14とを含む。第1インバータ11及び第2インバータ12のそれぞれは、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(metal oxide semiconductor field-effect transistor)のような、スイッチング素子を含む。
第1インバータ11は、バッテリ2の直流電圧を3相電流に変換して主機モータ40に供給する。第2インバータ12は、バッテリ2の直流電圧を3相電流に変換して補機モータ50に供給する。尚、電力変換装置10とバッテリ2との間には、昇圧回路が設けられてもよい。平滑コンデンサ14は、バッテリ2と第1インバータ11及び第2インバータ12との間で、バッテリ2の正極及び負極間に電気的に接続される。第1インバータ11及び第2インバータ12は、バッテリ2及び平滑コンデンサ14に対して並列に電気的に接続される。
主機モータ40は、車両の駆動力を発生させる走行モータを含む。主機モータ40は、発電機としても機能できるモータジェネレータであってもよい。
補機モータ50は、例えば電動オイルポンプに組み込まれる電動モータである。補機モータ50は、その他、パワーステアリング用のモータ(アシストモータ)や、ワイパー用のモータ等のような、車載の任意の電動モータであってもよい。補機モータ50は、複数個設けられてもよい。この場合、第2インバータ12は、補機モータ50毎に設けられる。以下では、補機モータ50は、一例として、電動オイルポンプに組み込まれる電動モータであるとする。
制御装置60は、コンピューターにより実現される。制御装置60は、例えばECU(Electronic Control Unit)により実現される。
制御装置60は、放電回路62と、第1駆動回路64と、第2駆動回路66とを含む。第1駆動回路64は、第1インバータ11のスイッチング素子を駆動制御する。第2駆動回路66は、第2インバータ12のスイッチング素子を駆動制御する。第1駆動回路64及び第2駆動回路66のそれぞれは、例えばマイクロコントローラにより形成される。
図2は、放電回路62の一例を示す回路図である。図2において、Pは、バッテリ2の正極を表し、Nは、バッテリ2の負極(=グランド)を表す。
放電回路62は、異常検出部620と、電源生成部621と、放電部622とを含む。放電部622は、放電抵抗R1を含む。放電抵抗R1は、バッテリ2の正極及び負極間に電気的に接続される。従って、放電抵抗R1は、平滑コンデンサ14とは並列の関係で、バッテリ2の正極及び負極間に電気的に接続される。
異常検出部620には、衝突検知信号(放電指令)が入力される。衝突検知信号は、車両の衝突発生時又はその直前に生成される。衝突検知信号は、例えば衝突を検知する他のECUから入力される。例えば衝突検知信号は、車両の安全装置(例えばエアバック)を制御するエアバックECUやプリクラッシュECU等から供給される。
異常検出部620に衝突検知信号が入力されると、衝突検知信号がフォトカプラPCを介して電源生成部621に入力される。衝突検知信号が電源生成部621に入力されると、スイッチング素子MOS1のゲートには、ツェナーダイオードDZにより一定の電圧が印加され、スイッチング素子MOS1がリニアレギュレータとして動作する。これにより、放電部622のスイッチング素子MOS2がオンし、放電抵抗R1を介して、平滑コンデンサ14に溜まっている電荷がグランドへと流れる(即ち平滑コンデンサ14の放電が実現される)。
図3は、電力変換装置用の制御基板の一例を上面視により概略的に示す平面図である。図4は、図3のラインX−Xに沿った断面図である。尚、上面視とは、制御基板400の基板本体410の表面に対して垂直方向(面直方向)に視る態様をいう。図3においては、放電回路62の実装範囲が点線で模式的に図示されている。図3においては、回路部422,423及び424のそれぞれの実装範囲が実線でそれぞれ模式的に図示されている。尚、図4において、断面の左に付された数字は、層の番号である。
制御基板400は、基板本体410と、放電回路62と、回路部422と、ベタパターン426及び427と、配線パターン480,482及び484と、を含む。尚、図3に示す例では、第2駆動回路66を形成する回路部423、及び、第1駆動回路64を形成する回路部424が、基板本体410の上側(表側)の表面に実装されている。
基板本体410は、多層基板である。基板本体410は、好ましくは、1層以上の内層を有する。図3に示す例では、基板本体410は、6層基板であり、2〜5層の内層は、層間が絶縁層により電気的に絶縁されている。
放電回路62は、図3に示すように、基板本体410の表面に実装される。図3及び図4に示す例では、放電回路62は、図4に示すように、基板本体410の上側(表側)の表面と、基板本体410の下側(裏側)の表面とに実装される。尚、放電回路62は、基板本体410の上側(表側)の表面と、基板本体410の下側(裏側)の表面のうちのいずれか一方のみに実装されてもよい。また、放電回路62の一部は、基板本体410の内層に形成されてもよい。
回路部422は、第2インバータ12を形成する。回路部422は、図3に示すように、基板本体410の表面に実装される。図3に示す例では、回路部422は、基板本体410の上側(表側)の表面に実装される。尚、回路部422の一部は、基板本体410の内層に形成されてもよい。
ベタパターン426及び427は、基板本体410の内層に形成される。ベタパターン426及び427のそれぞれは、熱伝導性材料により形成される。ベタパターン426及び427のそれぞれは、例えば銅のベタパターンとして形成される。ベタパターン426及び427は、対応する内層の全体にわたって形成される。ベタパターン426及び427は、例えば、制御基板400のグランド電位に電気的に接続される。ベタパターン426及び427は、ビア(図示せず)を介して互いに電気的に接続されてもよい。ベタパターン426及び427は、それぞれ任意の内層に形成されてもよいが、好ましくは、図4に示すように、配線パターン480,482及び484よりも表面側に形成される。図4に示す例では、ベタパターン426は、配線パターン480,482及び484よりも上側の表面に近い内層(第2層)に形成され、ベタパターン427は、配線パターン480,482及び484よりも下側の表面に近い内層(第5層)に形成される。これにより、配線パターン480,482及び484は、ベタパターン426及び427により上下方向で挟まれる。
配線パターン480,482及び484は、図4に示すように、基板本体410の内層に形成される。配線パターン480,482及び484は、第2インバータ12及び補機モータ50間を接続する3相電線部30(図1参照)を形成する。配線パターン480,482及び484は、図3に示すように、一端が第2インバータ12の回路部422に電気的に接続される。配線パターン480,482及び484は、他端が補機モータ50に電気的に接続される。配線パターン480,482及び484には、補機モータ50の駆動用の多相電流(図3に示す例では3相電流)が流される。尚、配線パターン480,482及び484には、補機モータ50の動作時に3相電流が流れる。
図3に示す例では、配線パターン480,482及び484は、一端が第2インバータ12の回路部422に電気的に接続され、他端がコネクタ450に電気的に接続される。これにより、第2インバータ12の回路部422は、配線パターン480,482及び484及びコネクタ450を介して、基板本体410から離れた補機モータ50に電気的に接続可能となる。例えば、補機モータ50からの3相電線の端部のコネクタ(図示せず)をコネクタ450に電気的に接続することで、第2インバータ12の回路部422と補機モータ50とが電気的に接続される。尚、コネクタ450に代えて、基板本体410に貫通させて電気的な接続を実現する貫通型のバスバが用いられてもよい。
配線パターン480,482及び484は、それぞれ異なる内層に形成されてもよいし、一部が同一の内層に形成されてもよい。図3に示す例では、配線パターン480及び484は、同一の内層(第3層)に形成され、配線パターン482は、配線パターン480及び484とは異なる内層(第4層)に形成されている。
本実施例では、放電回路62の少なくとも一部は、上面視で配線パターン480,482及び484に外接する範囲内に設けられる。放電回路62の少なくとも一部とは、図2に示すような放電回路62の構成要素の少なくとも一部を意味する。放電回路62の少なくとも一部は、好ましくは、放電回路62の構成要素のうちの素子(配線パターンではなく、放電抵抗R1などの素子)を含む。図4に示す例では、図3のラインX−Xに沿った断面上には、図4に示すように、放電回路62のスイッチング素子(スイッチング素子MOS1)及び放電抵抗R1が配置されている。
配線パターン480,482及び484に外接する範囲は、上面視での配線パターン480,482及び484の存在範囲(形成範囲)を含み、例えば矩形の範囲又は多角形の範囲で規定されてもよい。配線パターン480,482及び484に外接する範囲には、当然ながら、配線パターン480,482及び484のいずれも存在しない領域が部分的に含まれうる。
図3に示す例では、上面視で配線パターン480,482及び484に外接する範囲が範囲D2にて概略的に示されている。範囲D2は、矩形の範囲である。図3に示す例では、放電回路62の実装範囲D1は、略全体が上面視で範囲D2に重なる。尚、放電回路62の実装範囲D1とは、放電回路62の全構成要素に外接する範囲であってよく、或いは、放電回路62の全構成要素のうちの一部の構成要素に外接する範囲であってよい。また、放電回路62の実装範囲D1とは、放電回路62の全構成要素の存在領域に対応してよく、或いは、放電回路62の全構成要素のうちの一部の構成要素の存在領域に対応してよい。この場合、範囲D2は、複数個分離して存在してもよい。
本実施例によれば、上述のように、放電回路62と、補機モータ50の駆動用の3相電流が流れる配線パターン480,482及び484とが共通の基板本体410に設けられる。これにより、放電回路62と配線パターン480,482及び484とがそれぞれ別々の基板に形成される構成に比べて、効率的な構成を実現できる。
また、本実施例によれば、上述のように、配線パターン480,482及び484は内層に形成され、放電回路62の少なくとも一部は、上面視で配線パターン480,482及び484に外接する範囲内に位置する。これにより、放電回路62と配線パターン480,482及び484とが、基板本体410の上面視でそれぞれ別々の領域(重なり合わない領域)に設けられる構成に比べて、効率的な構成を実現できる。ここで、放電回路62は、上述の如く、基本的に、衝突検知信号が発生したときに働き、補機モータ50の動作時には働かない。衝突検知信号が発生したときは、バッテリ2と第2インバータ12とを電気的に接続するメインスイッチ(図示せず)がオフされることで又は第2インバータ12が作動停止され、補機モータ50の動作は停止される。これは、基本的に、放電回路62に電流が流れ放電回路62が発熱するときと、配線パターン480,482及び484に電流が流れ配線パターン480,482及び484が発熱するときとが、同時ではないことを意味する。従って、上述のように、放電回路62の少なくとも一部が上面視で配線パターン480,482及び484に外接する範囲内に位置する場合であっても、かかる近い位置関係に起因した不都合(例えば、双方の発熱が同時に生じることに起因した許容以上の高温化)は実質的に生じない。このように、本実施例によれば、放電回路62と配線パターン480,482及び484との間の動作時期の相違を利用して、放電回路62と配線パターン480,482及び484とを近接した位置関係に配置することで、発熱時の不都合が生じる可能性を低減しつつ、効率的な構成を実現できる。
また、本実施例によれば、ベタパターン426及び427を配線パターン480,482及び484よりも表面側に形成することで、ベタパターン426及び427の熱容量を利用して、配線パターン480,482及び484が発熱するときの放熱を促進できる。
図5は、電力変換装置用の制御基板の一例を上面視により概略的に示す平面図である。図5に示す制御基板400Aは、図3に示した制御基板400に対して、上面視での放電回路62の実装範囲D1と配線パターン480,482及び484との位置関係のみが異なる。即ち、図5は、図3に示した例に対する他のバリエーションを示す。
図5に示す例では、放電回路62の実装範囲D1は、半分よりも小さい部分が上面視で範囲D2(配線パターン480,482及び484に外接する範囲)に重なる。実装効率の観点からは、放電回路62の実装範囲D1は、好ましくは、全体が上面視で範囲D2に重なるが、図5に示すように、一部が上面視で範囲D2に重なる場合でも、これらが全く重なり合わない構成に比べて、実装効率が向上する。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、図3に示す例(図5に示す例も同様)では、回路部423及び回路部424が基板本体410に設けられるが、回路部423及び回路部424の一方又は双方は、別の基板に設けられてもよい。
また、図3に示す例では、ベタパターン426及び427が設けられるが、ベタパターン426及び427の一方又は双方が省略されてもよい。
また、上述した実施例では、放電回路62は、衝突検知信号の発生時に動作するが、他のイベント発生時にも動作してよい。例えば、放電回路62は、異常発生時や、イグニッションスイッチのオフ時などに、動作してもよい。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下を開示する。尚、以下で記載する効果は、必ずしも常に奏するものでない場合もある。また、従属形式の特徴に関する効果は、その特徴に係る効果であり、付加的な効果である。
(1)
走行用モータ(40)が第1インバータ(11)を介して電源(2)に接続され且つ補機モータ(50)が第2インバータ(12)を介して電源(2)に接続され、第1インバータ(11)及び第2インバータ(12)が共通の平滑コンデンサ(14)に対して並列に接続される車両システム(1)における電力変換装置(10)用の制御基板(400、400A)であって、
多層基板である基板本体(410)と、
基板本体(410)の表面に実装され、車両の衝突検知時に作動して平滑コンデンサ(14)に溜まった電荷を放電する放電回路(62)と、
基板本体(410)に実装され、第2インバータ(12)を形成する回路部(422)と、
基板本体(410)の内層に形成され、第2インバータ(12)の回路部(422)に接続され、補機モータの駆動用の多相電流が流される配線パターン(480、482、484)とを含み、
放電回路(62)の少なくとも一部は、基板本体(410)の表面に対して垂直方向に視て、配線パターン(480、482、484)に外接する範囲内に位置する、電力変換装置(10)用の制御基板(400、400A)。
(1)に記載の構成によれば、放電回路(62)と配線パターン(480、482、484)とが同一の基板本体(410)に形成されるので、これらが別々の基板に設けられる場合に比べて、効率的な構成を実現できる。また、放電回路(62)の少なくとも一部が、基板本体(410)の表面に対して垂直方向に視て、配線パターン(480、482、484)に外接する範囲内に設けられるので、更なる効率的な構成を実現できる。ここで、放電回路(62)に電流が流れるときと、配線パターン(480、482、484)に電流(多相電流)が流れるときとが、同時とならない可能性が高い。これは、放電回路(62)は車両の衝突検知時に作動するのに対して、補機モータ(50)は車両の衝突検知時に動作しない(停止される)ためである。従って、放電回路(62)の少なくとも一部が、基板本体(410)の表面に対して垂直方向に視て、配線パターン(480、482、484)に外接する範囲内に設けられる場合でも、かかる近接した位置関係に起因した不都合(例えば発熱時に高温化)が生じる可能性を低減できる。このようにして、配線パターン(480、482、484)の発熱時及び放電回路(62)の発熱時の不都合が生じる可能性を低減しつつ、効率的な構成を実現できる。
(2)
放電回路(62)を形成する素子(MOS1,R1)は、基板本体(410)の表面に対して垂直方向に視て、配線パターン(480、482、484)に外接する範囲内に位置する、(1)に記載の電力変換装置(10)用の制御基板(400、400A)。
(2)に記載の構成によれば、放電回路(62)の占有範囲の比較的大きな部分を占める素子が、基板本体(410)の表面に対して垂直方向に視て、配線パターン(480、482、484)に外接する範囲内に設けられるので、更なる効率的な構成を実現できる。
(3)
基板本体(410)の内層のうちの、配線パターン(480、482、484)が形成される層よりも基板本体(410)の表面に近い層に形成され、ベタパターン(426、427)を更に含む、(1)又は(2)に記載の電力変換装置(10)用の制御基板(400、400A)。
(3)に記載の構成によれば、ベタパターン(426、427)の熱容量を利用して放熱性を高めることができる。これにより、放電回路(62)の少なくとも一部が、基板本体(410)の表面に対して垂直方向に視て、配線パターン(480、482、484)に外接する範囲内に設けられる場合でも、かかる近接した位置関係に起因した不都合(例えば発熱時に高温化)が生じる可能性を更に低減できる。
(4)
基板本体(410)に実装され、第2インバータ(12)を駆動制御する駆動回路(66)と、
基板本体(410)に実装され、第1インバータ(11)を駆動制御する駆動回路(64)を更に含む、(1)〜(3)のうちのいずれか1項に記載の電力変換装置(10)用の制御基板(400、400A)。
(4)に記載の構成によれば、第2インバータ(12)を駆動制御する駆動回路(66)及び第1インバータ(11)を駆動制御する駆動回路(64)とが同一の基板本体(410)に更に実装されるので、これらが別の基板に実装される場合に比べて、効率的な構成を実現できる。
1 車両システム
2 バッテリ
10 電力変換装置
11 第1インバータ
12 第2インバータ
14 平滑コンデンサ
40 主機モータ
50 補機モータ
60 制御装置
62 放電回路
64 第1駆動回路
66 第2駆動回路
400、400A 制御基板
410 基板本体
422 回路部
426、427 ベタパターン
480、482、484 配線パターン

Claims (4)

  1. 走行用モータが第1インバータを介して電源に接続され且つ補機モータが第2インバータを介して前記電源に接続され、前記第1インバータ及び前記第2インバータが共通の平滑コンデンサに対して並列に接続される車両システムにおける電力変換装置用の制御基板であって、
    多層基板である基板本体と、
    前記基板本体の表面に実装され、車両の衝突検知時に作動して前記平滑コンデンサに溜まった電荷を放電する放電回路と、
    前記基板本体に実装され、前記第2インバータを形成する回路部と、
    前記基板本体の内層に形成され、前記第2インバータの回路部に接続され、前記補機モータの駆動用の多相電流が流される配線パターンとを含み、
    前記放電回路の少なくとも一部は、前記基板本体の表面に対して垂直方向に視て、前記配線パターンに外接する範囲内に位置する、電力変換装置用の制御基板。
  2. 前記放電回路を形成する素子は、前記基板本体の表面に対して垂直方向に視て、前記配線パターンに外接する範囲内に位置する、請求項1に記載の電力変換装置用の制御基板。
  3. 前記基板本体の内層のうちの、前記配線パターンが形成される層よりも前記基板本体の表面に近い層に形成され、ベタパターンを更に含む、請求項1又は2に記載の電力変換装置用の制御基板。
  4. 前記基板本体に実装され、前記第2インバータを駆動制御する駆動回路と、
    前記基板本体に実装され、前記第1インバータを駆動制御する駆動回路を更に含む、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の電力変換装置用の制御基板。
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