JP5097797B2 - 電力変換装置及びそれを備えた移動体 - Google Patents

電力変換装置及びそれを備えた移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP5097797B2
JP5097797B2 JP2010123714A JP2010123714A JP5097797B2 JP 5097797 B2 JP5097797 B2 JP 5097797B2 JP 2010123714 A JP2010123714 A JP 2010123714A JP 2010123714 A JP2010123714 A JP 2010123714A JP 5097797 B2 JP5097797 B2 JP 5097797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrates
container
power
semiconductor element
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010123714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010193713A (ja
Inventor
真司 白川
彰 三島
敬一 増野
敏之 印南
伸一 藤野
裕康 阿南
由敬 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2010123714A priority Critical patent/JP5097797B2/ja
Publication of JP2010193713A publication Critical patent/JP2010193713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5097797B2 publication Critical patent/JP5097797B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/49Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of a plurality of wire connectors
    • H01L2224/491Disposition
    • H01L2224/4911Disposition the connectors being bonded to at least one common bonding area, e.g. daisy chain
    • H01L2224/49111Disposition the connectors being bonded to at least one common bonding area, e.g. daisy chain the connectors connecting two common bonding areas, e.g. Litz or braid wires
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
    • H01L2924/13055Insulated gate bipolar transistor [IGBT]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1306Field-effect transistor [FET]
    • H01L2924/13091Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor [MOSFET]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/30Technical effects
    • H01L2924/301Electrical effects
    • H01L2924/30107Inductance

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、電動機に供給される電力を制御する電力変換装置及びそれを備えた移動体に関するものである。
従来の電力変換装置としては、例えば特開平8−140363号公報,特開平11−89247号公報に記載されたものが知られている。前者の公報に記載されたものでは、半導体素子,スナバコンデンサ,直流母線,平滑コンデンサを順次、冷却体上に積層状に配置して配線距離の短縮し、配線インダクタンスを低減している。後者の公報に記載されたものでは、コンデンサとインバータ部との間の配線部を、第1乃至第3の板状導体と第1,第2の絶縁シートが交互に積層された構造とし、配線インダクタンスを低減している。
近年、電動機を駆動源とする移動体、例えば電気自動車,ハイブリッド自動車などの電動車両においては、低価格化,燃費向上,一充電あたりの走行距離の向上,装置の実装スペースの縮小化などのために、バッテリから供給された直流電力を交流電力に変換して電動機に供給する電力変換装置の小型化の検討が進められており、前述した従来の電力変換装置よりも更に小型化した電力変換装置の実現が望まれている。
また、電動車両においては、電動機のみによる車輪駆動時,電動機によるトルクアシスト時などの大トルク出力要求時に必要とされる大電流制御のために、電力変換装置のインダクタンスの低減の検討が進められており、前述した従来の電力変換装置よりも更にインダクタンスを低減することができる電力変換装置の実現が望まれている。しかも、上述した電力変換装置の小型化の観点から、小さな実装面積でインダクタンスを低減することができる電力変換装置の実現が望ましい。
本発明の代表的な目的は、小型化が図られた電力変換装置及びそれを備えた移動体を提供することにある。また、本発明の別の代表的な目的は、小型化及び低インダクタンス化の両立が図られた電力変換装置及びそれを備えた移動体を提供することにある。
本発明の基本的な特徴は、半導体素子と電気的に接続される入力端子の正極側導体と負極側導体を電気的に絶縁して積層し、この積層構造の入力端子,出力端子、及び半導体素子が実装された基板を容器内に市松模様状に配設したことにある。
具体的には、出力端子及び入力端子のそれぞれの導体面上における異なる2方向、好ましくは直交する2方向において2つの基板のそれぞれと出力端子及び入力端子のそれぞれが対向するように、2つの基板,出力端子及び入力端子を容器内に配設している。或いは、容器の対向する側面の一方側から容器内に延伸した出力端子と、容器の対向する側面の他方側から容器内に延伸した入力端子とが対角状に配設されると共に、2つの基板のそれぞれが出力端子及び入力端子のそれぞれと対向するように、2つの基板,出力端子及び入力端子を容器内に配設している。
また、複数の基板と複数の出力端子が第1の列構成をなすように交互に、複数の基板と複数の入力端子は第2の列構成をなすように交互にそれぞれ配設されると共に、対向配置される第1の列構成と第2の列構成との互いの基板が対角状に配設されるように、複数の基板,複数の出力端子及び複数の入力端子を容器内に配設している。或いは、基板と出力端子が、基板と入力端子がそれぞれ対向してそれらが交互に、かつ基板と端子の位置が互い違いになるように、複数の基板,複数の出力端子及び複数の入力端子を容器内に配列している。若しくは、容器の対向する側面の一方側から容器内に延伸した複数の出力端子と、容器の対向する側面の他方側からそれぞれ容器内に延伸した複数の入力端子が千鳥状に配設されると共に、複数の基板のそれぞれが、実装された半導体素子と電気的に接続される出力端子及び入力端子のそれぞれと対向して配設されるように、複数の基板,複数の出力端子及び複数の入力端子を容器内に配設している。
本発明によれば、半導体素子が実装された基板,積層構造の入力端子及び出力端子を容器内に市松模様状に配設したので、半導体素子,入力端子及び出力端子が近接配置され、基板上に余分な導体パターンを設けることなく半導体素子と入力端子及び出力端子のそれぞれの間を直接、電気的に接続することができ、主回路配線面積を縮小することができる。
本発明の他の基本的な特徴は、基板,入力端子及び出力端子を電気的に絶縁して容器内の伝導性部材上に市松模様状に配設し、伝導性部材上に環状の電気的な経路が形成されるように、基板に実装された半導体素子と入力端子及び出力端子のそれぞれとを電気的に接続したことにある。
具体的には、2つの基板,出力端子及び入力端子を、出力端子及び入力端子のそれぞれの導体面上における異なる2方向において2つの基板のそれぞれと出力端子及び入力端子のそれぞれが対向するように、電気的に絶縁して容器内の伝導性部材上に配設すると共に、2つの基板に実装された半導体素子のそれぞれと出力端子及び入力端子のそれぞれとの間を、2つの基板のそれぞれと出力端子及び入力端子のそれぞれの対向方向に電気的に接続している。或いは、容器の対向する側面の一方側から容器内に延伸した出力端子と、容器の対向する側面の他方側から容器内に延伸した入力端子を、電気的に絶縁して容器内の伝導性部材上に対角状に配設すると共に、2つの基板のうち、入力端子の上層に位置する導体及び出力端子と電気的に接続される半導体素子を実装した基板を、出力端子の容器内延伸方向側及び入力端子のそれぞれと対向するように、電気的に絶縁して容器内の伝導性部材上に配設し、入力端子の下層に位置する導体及び出力端子と電気的に接続される半導体素子を実装した基板を、出力端子及び入力端子の容器内延伸方向側のそれぞれと対向するように、電気的に絶縁して容器内の伝導性部材上に配設している。
また、複数の基板と複数の出力端子を、第1の列構成をなすように交互に、複数の基板と複数の入力端子を、第2の列構成をなすように交互に、それぞれ電気的に絶縁して容器内の熱伝導性部材上に配設し、かつ第1の列構成と第2の列構成を、互いの基板が対角状に配設されるように対向配置し、複数の基板に実装された半導体素子,複数の出力端子及び複数の入力端子を、対角状に配設された2つの基板に実装された半導体素子と、対角状に配設された2つの基板のそれぞれと対向する出力端子及び入力端子を組として、各組毎に、対角状に配設された2つの基板のそれぞれと出力端子及び入力端子のそれぞれの対向方向に電気的に接続している。或いは、基板と出力端子を、基板と入力端子をそれぞれ対向させてそれらが交互に、かつ基板と端子の位置が互い違いになるように、電気的に絶縁されて容器内の伝導性部材上に配列し、配列方向に隣り合う2つの基板に実装された半導体素子,出力端子及び入力端子を組として、配列方向及び対向方向に電気的に接続している。若しくは、容器の対向する側面の一方側から容器内に延伸した複数の出力端子と、容器の対向する側面の他方側から容器内に延伸した複数の入力端子を、電気的に絶縁して容器内の伝導性部材上に千鳥状に配設し、複数の基板のうち、入力端子の上層に位置する導体及び前記出力端子と電気的に接続される半導体素子を実装した基板を、対応する出力端子の容器内延伸方向側及び対応する入力端子のそれぞれと対向するように、電気的に絶縁して容器内の伝導性部材上に配設し、入力端子の下層に位置する導体及び出力端子と電気的に接続される半導体素子を実装した基板を、対応する出力端子及び対応する入力端子の容器内延伸方向側のそれぞれと対向するように、電気的に絶縁して容器内の伝導性部材上に配設している。
本発明によれば、基板,入力端子及び出力端子を電気的に絶縁して容器内の伝導性部材上に市松模様状に配設し、伝導性部材上に環状の電気的な経路が形成されるように、基板に実装された半導体素子と入力端子及び出力端子のそれぞれとを電気的に接続したので、電流量が時間的変化した場合には、環状の電気的な経路と対向する渦電流を伝導性部材に流すことができる。しかも、電気的な経路の環状面積を最小にすることができる。
また、本発明によれば、入力端子の下層側に位置する導体、すなわち負極側導体が上層側に位置する導体、すなわち正極側導体よりも容器内に延伸させているので、入力端子の下層側に位置する導体、すなわち負極側導体と半導体素子との間の電気的な接続を簡単に行うことができる。
本発明によれば、主回路配線面積を縮小することができるので、電力変換装置を小型化することができる。また、本発明によれば、環状の電気的な経路と対向する渦電流を伝導性部材に流すことができるので、電力変換装置のインダクタンスを低減することができる。従って、本発明の電力変換装置が搭載された駆動システムを備えた移動体によれば、低価格化,燃費向上,一充電あたりの走行距離の向上,装置の実装スペースの縮小化を図ることができる。また、電動機のみによる車輪駆動時,電動機によるトルクアシスト時などの大トルク出力要求時に必要とされる大電流制御が可能となり、発進時などにおいて移動体をスムーズに走行させることができる。
本発明の第1実施例であるインバータ装置のパワーモジュール部内の配置構成を示す平面図。 図1のII−II矢視断面図。 図1のインバータ装置のパワーモジュール部内の配置構成を示す平面図であって、インバータケースを取り除いたときにおける配置構成を示す。 図1のインバータ装置の外観構成を示す斜視図。 インバータ装置の回路構成を示すブロック図。 図5のインバータ装置のパワーモジュール部の回路構成を示すブロック図。 ハイブリッド自動車の概略構成を示すブロック図。 本発明の第2実施例であるインバータ装置のパワーモジュール部内の配置構成を示す平面図。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。電力変換装置には、例えば交流電力を直流電力に変換する整流装置,直流電力を交流電力に変換するインバータ装置,整流装置とインバータ装置の組み合わせであって、入力された直流電力を所望の直流電力に変換するDC−DCコンバータ装置などがある。本発明の実施例では、電動機を唯一の駆動源とする電気自動車,電動機及び内燃機関を駆動源とするハイブリッド自動車,前後輪の一方を内燃機関で駆動し、前後輪の他方を電動機で駆動する電動四駆式自動車において、バッテリから出力された直流電力を交流電動機に変換して電動機に供給するインバータ装置を例にとり説明する。尚、以下に説明する本発明の実施例の構成は、インバータ装置に限らず、整流装置及びDC−DCコンバータなどにも適用できる。
図7は、本発明の実施例であるインバータ装置が適用される自動車の構成例を示す。本例の自動車100は、内燃機関であるエンジン53と、誘導電動機や同期電動機などの交流電動機54を駆動源とするハイブリッド自動車である。車体50の前部には、前輪51a,51bを端部に設けた車軸51eが回転可能に取り付けられている。車体50の後部には、後輪51c,51dを端部に設けた車軸51fが回転可能に取り付けられている。車軸51eには伝達機構を介してエンジン53が機械的に接続されている。エンジン53には、交流電動機54が機械的に接続されている。
交流電動機54には、バッテリ57から出力された直流電力がインバータ装置55によって三相交流電力に変換され、電力線59を介して供給されている。インバータ装置55には、例えばエンジン制御装置(ECU)などの制御装置55から出力されたトルク指令信号や電流指令信号などが入力されている。制御装置55は、信号端子58を介して入力された自動車の運転状態信号,運転者からの発進,加速,減速,停止の各指令信号などに基づいてトルク指令値や電流指令値などを演算し、トルク指令信号や電流指令信号などとして出力する。トルク指令信号や電流指令信号を受けたインバータ装置55は、半導体素子のスイッチング動作(オン・オフ動作)を制御すべくPWM(Pluse Width Modulation)信号を発生して半導体素子のスイッチング動作を制御し、バッテリ57から供給された直流電力を三相交流電力に変換し、交流電動機54に供給する。これにより、交流電動機54は駆動される。
ハイブリッド自動車では、発進時及び低速走行時などの低負荷走行時、エンジン53による車輪駆動を停止し、交流電動機54のトルク(出力)のみで車輪駆動する。このため、交流電動機54のトルクはエンジン53,伝達装置52を介して車軸51eに駆動力として伝達され、前輪51a,51bを駆動する。加速時などの高負荷走行時では、エンジン53と交流電動機54の両方で車輪駆動する。このため、交流電動機54のトルクはエンジン53にトルクアシスト用として伝達される。減速時及び停止時では、エンジン53によって交流電動機54を駆動する。このため、交流電動機54は交流電力を発生する。発生した交流電力はインバータ装置55によって直流電力に変換され、バッテリ57に供給され充電される。
本例では、ハイブリッド自動車について説明したが、図7の構成において、エンジン53を取り除き、駆動源を交流電動機54のみとすることにより、電動機を唯一の駆動源とする電気自動車とすることができる。また、図7の構成において、交流電動機54を車軸51fに伝達機構を介して機械的に接続する或いは電動機をもう一台用意し、その電動機を車軸51fに伝達機構を介して機械的に接続することにより、前輪をエンジン及び/又は交流電動機54で駆動し、後輪を交流電動機54或いはもう一台の電動機で駆動する電動四駆式自動車とすることができる。
図5は、図7の自動車100に搭載されたインバータ装置55の回路構成を示す。インバータ装置55は、電解コンデンサ29を含むパワーモジュール部30と、パワーモジュール部30の備えた半導体素子のスイッチング動作(オン・オフ動作)を制御する制御部(図示省略)から構成されている。パワーモジュール部30の入力側には、直流電源であるバッテリ57が主回路配線33を介して電気的に接続されている。主回路配線33には、半導体素子のスイッチング動作による直流電圧の変動を抑制するための容量素子である電解コンデンサ29が電気的に並列接続されている。本例では、電解コンデンサについて例示したが、上記機能を果たすことができる容量素子であれば、電解コンデンサに限定される必要はない。パワーモジュール部30の出力側には、U相,V相,W相からなる三相の出力配線59を介して交流電動機54が電気的に接続されている。インバータ装置55では、バッテリ57から主回路配線33を介して供給された直流電力がパワーモジュール部30の半導体素子のスイッチング動作によって可変周波数及び可変電圧の三相交流電力に変換し、この三相交流電力を三相の出力配線59を介して交流電動機54に供給する。
図6は、図5のパワーモジュール部30の回路構成を示す。バッテリと電気的に接続された正極直流端子3と負極直流端子2との間には、半導体スイッチ18aとダイオード19aとを並列接続した第1の回路と、半導体スイッチ18bとダイオード19bとを並列接続した第2の回路との直列回路が、半導体スイッチ18cとダイオード19cとを並列接続した第3の回路と、半体スイッチ18dとダイオード19dとを並列接続した第4の回路との直列回路が、半導体スイッチ18eとダイオード19eとを並列接続した第5の回路と、半体スイッチ18fとダイオード19fとを並列接続した第6の回路との直列回路がそれぞれ接続されており、三相ブリッジ回路が構成されている。第1の回路と第2の回路との間にはU相の出力端子4が、第3の回路と第4の回路との間にはV相の出力端子5が、第5の回路と第6の回路との間にはW相の出力端子6がそれぞれ電気的に接続されている。
尚、20aは半導体スイッチ18aに設けられた制御端子、20bは半導体スイッチ18bに設けられた制御端子、20cは半導体スイッチ18cに設けられた制御端子、20dは半導体スイッチ18dに設けられた制御端子、20eは半導体スイッチ18eに設けられた制御端子、20fは半導体スイッチ18fに設けられた制御端子である。また、半導体スイッチ18a〜18fにおいては、上記制御端子と半導体スイッチの負極側の端子間電圧がスイッチング動作をさせるべく動作信号になる。このため、半導体スイッチ18a〜18fには、上記制御端子に加えて制御部のドライブ回路に接続するための負極側端子が設けられているが、本例では図示省略している。
半導体スイッチ18a,18b,18c,18d,18e,18fは、例えばMOS−FET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor) 或いはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor) に代表されるパワー半導体素子によって構成されている。ここで、MOS−FETは素子構造にダイオードを含んでいるので、半導体スイッチとダイオードを1チップで構成することができる。このため、半導体スイッチをMOS−FETで構成した場合、別部品としてのダイオードの実装を省略することができる。また、MOS−FETでは、上述した制御端子をゲート端子と呼ぶ。
半導体スイッチ18a〜18fの制御端子20a〜20fそれぞれには、半導体スイッチ18a〜18fのスイッチング動作を制御すべくPWM制御信号電圧が制御部のドライブ回路から印加される。この印加されたPWM制御信号電圧により、半導体スイッチ18a〜18fのそれぞれはスイッチング動作時間、すなわちオン・オフ動作時間が制御される。この制御により、バッテリから供給された直流電力は各ブリッジ回路、すなわち第1,第2の回路からなるブリッジ回路においてU相の交流電力に、第3,第4の回路からなるブリッジ回路においてV相の交流電力に、第5,第6の回路からなるブリッジ回路においてW相の交流電力にそれぞれ変換される。この変換されたU相の交流電力はU相の出力端子4を介して、V相の交流電力はV相の出力端子5を介して、W相の交流電力はW相の出力端子6を介してそれぞれ交流電動機54に供給される。これにより、交流電動機54は駆動される。
尚、前述したように、交流電動機54はエンジンによって駆動される場合がある。この場合、交流電動機54はその駆動により三相交流電力を発生する。この発生した三相交流電力は回生電力として、各相に対応する出力端子を介してブリッジ回路に供給され、半導体スイッチ18a〜18fのスイッチング動作によって直流電力に変換される。変換された交流電力は正極直流端子3及び負極直流端子2を介してバッテリに供給される。バッテリは、供給された直流電力を充電する。
図4は、図5のインバータ装置55の回路構成を適用した実際のインバータ装置55の外観構成を示す。本例のインバータ装置55は、同一の密閉容器内にパワーモジュール部(電解コンデンサ29を除く)と制御部が収納され構成されている。密閉容器であるインバータケース1は、伝導性を有する放熱板7から形成された底壁のねじ止めによって、放熱部材である冷却フィン36の導体面上に固定されている。インバータケース1の対向する側壁の一方からは、板棒状の出力端子4〜6が突出しており、インバータケース1の外方に延伸している。出力端子4〜6は出力配線59(電力ケーブル)を介して交流電動機54と電気的に接続されている。
インバータケース1の対向する側壁の他方からは平面板状の入力端子が突出しており、インバータケース1の外方に延伸している。入力端子は正極直流端子3と負極直流端子2が平面板状の絶縁部材9を介して積層されたものであり、その下層側に負極直流端子2が、その上層側に正極直流端子3がそれぞれ配置されている。負極直流端子2は正極直流端子3よりもインバータケース1の外方に延伸している。入力端子には、平面板状の導体板21と平面板状の導体板22とを平面板状の絶縁部材23を介して積層した積層体がねじ止めによって固定されている。導体板21,22と絶縁部材23の積層体には電解コンデンサ29が取り付けられており、導体板21,22それぞれに電気的に接続されている。
また、導体板21,22と絶縁部材23の積層体には、バッテリ57が電気的に接続されている。
インバータケース1の上壁からは、インバータケース1内の制御部を構成する回路と電気的に接続された補助制御端子26が複数突出し、インバータケース1の外方に延伸している。補助制御端子26は、エンジン制御装置(ECU)などの上位制御装置と電気的に接続され、上位制御装置から出力されたトルク指令信号や電流指令信号などの受信或いは信号送信用として用いられるものである。制御部は、信号を入出力するインターフェース回路,例えば交流電動機54に供給される三相交流電力などを検出するセンサ回路,上位制御装置から出力されたトルク指令信号や電流指令信号などに基づいて演算処理を行い、PWM制御信号を出力する計算機,計算機から出力されたPWM制御信号を昇圧或いは降圧し、半導体スイッチをスイッチング動作させるべくドライブ信号として出力するドライブ回路,センサ回路,計算機及びインターフェース回路に駆動電力を供給する制御電源のそれぞれを構成する複数の電子部品が回路基板に実装され構成されている。
図1乃至図3は、本発明の第1実施例であるインバータ装置55のパワーモジュール部30内の配置構成を示す。インバータケース1の底壁は、伝導性を有する銅製或いはAl−SiC合金製の放熱板7によって形成されている。放熱板7の両端部の4箇所にはねじ止め用の穴が形成されている。インバータケース1の対向する側壁の一方からは出力端子4〜6がインバータケース1内に突出しており、インバータケース1の内方に延伸している。インバータケース1の対向する側壁の他方からは入力端子がインバータケース1内に突出しており、インバータケース1の内方に延伸している。
入力端子は、正極直流端子3と負極直流端子2が絶縁部材9を介して積層されたものであり、図3に示す如く櫛形状に構成されている。このため、インバータケース1内には櫛形状の入力端子の3つの櫛歯部が、インバータケース1外には櫛形状の入力端子の櫛本体部がそれぞれ突出している。入力端子の3つの櫛歯部の下層側に位置する負極直流端子2は、上層側に位置する正極直流端子3よりもインバータケース1の内方に延伸している。
後述するワイヤ配線との接続部を確保するためである。
インバータケース1内に突出した出力端子4〜6及び入力端子の3つの櫛歯部は、放熱板7上にインバータケース1によって電気的に絶縁支持されて対角状に配設されている。
インバータケース1の左側に位置する入力端子の櫛歯部の延伸方向側と対向すると共に、出力端子4と隣り合う部分には絶縁基板15aが配設されている。出力端子4の延伸方向側と対向すると共に、インバータケース1の左側及び中央に位置する入力端子の櫛歯部と隣り合う部分には絶縁基板15bが配設されている。インバータケース1の中央に位置する入力端子の櫛歯部の延伸方向側と対向すると共に、出力端子4,5と隣り合う部分には絶縁基板15cが配設されている。出力端子5の延伸方向側と対向すると共に、インバータケース1の中央及び右側に位置する入力端子の櫛歯部と隣り合う部分には絶縁基板15dが配設されている。インバータケース1の右側に位置する入力端子の櫛歯部の延伸方向側と対向すると共に、出力端子5,6と隣り合う部分には絶縁基板15eが配設されている。出力端子6の延伸方向側と対向すると共に、インバータケース1の右側に位置する入力端子の櫛歯部と隣り合う部分には絶縁基板15fが配設されている。
絶縁基板15a上には基板導体パターン12aが形成されている。基板導体パターン12a上には半導体スイッチ13aが実装され、基板導体パターン12aと電気的に接続されている。基板導体パターン12aには、ワイヤ配線14aを介してインバータケース1の左側に位置する入力端子の櫛歯部の負極直流端子2が電気的に接続されている。半導体スイッチ13aにはワイヤ配線14bを介して出力端子4が電気的に接続されている。
絶縁基板15b上には基板導体パターン12bが形成されている。基板導体パターン12b上には半導体スイッチ13bが実装され、基板導体パターン12bと電気的に接続されている。基板導体パターン12bには、ワイヤ配線14cを介して出力端子4が電気的に接続されている。半導体スイッチ13bには、ワイヤ配線14dを介してインバータケース1の左側に位置する入力端子の櫛歯部の正極直流端子3が電気的に接続されている。
半導体スイッチ13a,13b、基板導体パターン12a,12b、ワイヤ配線14a,14b,14c,14dによる電気的な接続は、U相分のブリッジ回路を構成しており、インバータケース1の左側に位置する入力端子の櫛歯部から供給された直流電力が、半導体スイッチ13a,13bのスイッチング動作によりU相の交流電力に変換され、出力端子4から出力され、交流電動機54のU相に供給される。
絶縁基板15c上には基板導体パターン12cが形成されている。基板導体パターン12c上には半導体スイッチ13cが実装され、基板導体パターン12cと電気的に接続されている。基板導体パターン12cには、ワイヤ配線14eを介してインバータケース1の中央に位置する入力端子の櫛歯部の負極直流端子2が電気的に接続されている。半導体スイッチ13cにはワイヤ配線14fを介して出力端子5が電気的に接続されている。
絶縁基板15d上には基板導体パターン12dが形成されている。基板導体パターン12d上には半導体スイッチ13dが実装され、基板導体パターン12dと電気的に接続されている。基板導体パターン12dには、ワイヤ配線14gを介して出力端子5が電気的に接続されている。半導体スイッチ13dには、ワイヤ配線14hを介してインバータケース1の中央に位置する入力端子の櫛歯部の正極直流端子3が電気的に接続されている。
半導体スイッチ13c,13d、基板導体パターン12c,12d、ワイヤ配線14e,14f,14g,14hによる電気的な接続は、V相分のブリッジ回路を構成しており、インバータケース1の中央に位置する入力端子の櫛歯部から供給された直流電力が、半導体スイッチ13c,13dのスイッチング動作によりV相の交流電力に変換され、出力端子5から出力され、交流電動機54のV相に供給される。
絶縁基板15e上には基板導体パターン12eが形成されている。基板導体パターン12e上には半導体スイッチ13eが実装され、基板導体パターン12eと電気的に接続されている。基板導体パターン12eには、ワイヤ配線14iを介してインバータケース1の右側に位置する入力端子の櫛歯部の負極直流端子2が電気的に接続されている。半導体スイッチ13eにはワイヤ配線14jを介して出力端子6が電気的に接続されている。
絶縁基板15f上には基板導体パターン12fが形成されている。基板導体パターン12f上には半導体スイッチ13fが実装され、基板導体パターン12fと電気的に接続されている。基板導体パターン12fには、ワイヤ配線14kを介して出力端子6が電気的に接続されている。半導体スイッチ13fには、ワイヤ配線14lを介してインバータケース1の右側に位置する入力端子の櫛歯部の正極直流端子3が電気的に接続されている。
半導体スイッチ13e,13f、基板導体パターン12e,12f、ワイヤ配線14i,14j,14k,14lによる電気的な接続は、W相分のブリッジ回路を構成しており、インバータケース1の右側に位置する入力端子の櫛歯部から供給された直流電力が、半導体スイッチ13e,13fのスイッチング動作によりW相の交流電力に変換され、出力端子6から出力され、交流電動機54のW相に供給される。
尚、本実施例では、半導体スイッチとしてMOS−FETを用いた場合について説明したが、半導体スイッチとしてIGBTを用いた場合においても上述したように構成することができる。また、半導体スイッチとしてMOS−FETを用いた場合、ワイヤ配線が接続されている面がソース電極面、基板導体パターンと接続されている面がドレイン電極面である。ソース電極面と同じ面上には、半導体スイッチのスイッチング動作信号(オン・オフ動作信号)などを受信するゲート電極面が形成されている。
絶縁基板15aと対向するインバータケース1の側面には、図示省略した制御部のドライブ回路に電気的に接続されたドライブ回路基板接続端子24aが設けられており、ワイヤ配線16aを介して半導体スイッチ13aのゲート電極面と電気的に接続されている。
絶縁基板15bと対向するインバータケース1の側面には、図示省略した制御部のドライブ回路に電気的に接続されたドライブ回路基板接続端子24bが設けられており、ワイヤ配線16bを介して半導体スイッチ13bのゲート電極面と電気的に接続されている。
絶縁基板15cと対向するインバータケース1の側面には、図示省略した制御部のドライブ回路に電気的に接続されたドライブ回路基板接続端子24cが設けられており、ワイヤ配線16cを介して半導体スイッチ13cのゲート電極面と電気的に接続されている。
絶縁基板15dと対向するインバータケース1の側面には、図示省略した制御部のドライブ回路に電気的に接続されたドライブ回路基板接続端子24dが設けられており、ワイヤ配線16dを介して半導体スイッチ13dのゲート電極面と電気的に接続されている。
絶縁基板15eと対向するインバータケース1の側面には、図示省略した制御部のドライブ回路に電気的に接続されたドライブ回路基板接続端子24eが設けられており、ワイヤ配線16eを介して半導体スイッチ13eのゲート電極面と電気的に接続されている。
絶縁基板15fと対向するインバータケース1の側面には、図示省略した制御部のドライブ回路に電気的に接続されたドライブ回路基板接続端子24fが設けられており、ワイヤ配線16fを介して半導体スイッチ13fのゲート電極面と電気的に接続されている。
尚、本実施例では、半導体スイッチのゲート電極面を2個、ドライブ回路基板接続端子を3個とした場合について説明したが、半導体スイッチに電流検出,温度検出等の機能が付加されている場合、ゲート電極面の数は増える。また、電圧検出,温度検出などを実施する場合、ゲート電極面数の増加に応じてドライブ回路基板接続端子の数も増える。
本実施例によれば、絶縁基板15a〜15f,櫛形状の入力端子の3つの櫛歯部及び出力端子4〜6を市松模様状となるように交互に並べてインバータケース1内の放熱板7上に配設したので、絶縁基板15a〜15f上に余分な基板導体パターンを設けることなく、半導体スイッチ13a〜13fと櫛形状の入力端子の3つの櫛歯部及び出力端子4〜6との間を直接、ワイヤ配線で電気的に接続することができ、ワイヤ配線接続箇所を削減することができる。これにより、主回路配線面積を縮小し、パワーモジュール部30を小型化することができる。従って、インバータ装置55を小型化することができる。
ここで、主回路配線とは、入力端子と、電解コンデンサと、入力端子の負極直流端子と正極直流端子との間に半導体スイッチによるブリッジ回路を構成する配線と、入力端子の負極直流端子と正極直流端子との間に電解コンデンサを接続する配線で構成される回路配線をいう。
半導体スイッチとして低オン抵抗な半導体スイッチを使用する場合、主回路配線における損失と半導体スイッチのオン抵抗値による損失が同じ程度になる。このため、上述のように主回路配線抵抗で大きな割合を占めるワイヤ配線接続箇所を削減することは、電力変換の高効率化に効果がある。また、ワイヤ配線接続箇所の削減は、ワイヤ配線の接続工数の削減にもつながるので、生産コストの削減にも効果がある。
また、本実施例では、負極直流端子2,正極直流端子3及び出力端子4〜6と基板導体パターン12a〜12fとの接続をワイヤ配線14a,14c,14e,14g,14i,14kで行ったが、それを半田接合或いは超音波接合を用いて薄い板状導体で行ってもよい。薄い板状導体による接続によれば、接続工数をワイヤ配線接続よりも更に削減することができる。また、薄い板状導体による接続面積をワイヤ配線総断面積より大きくすることができるので、配線抵抗を低減することができる。
また、本実施例によれば、負極直流端子2と正極直流端子3との間に挟まれる絶縁部材9を、負極直流端子2のワイヤ配線との接合面の前まで挟み込むようにしたので、負極直流端子2と正極直流端子3における配線インダクタンスを低減することができる。
また、本実施例によれば、インバータケース1内における出力端子4〜6,櫛形状の入力端子及び絶縁基板15a〜15fの配置構成によって、インダクタンスを低減している。すなわちインバータ装置においては、半導体スイッチのスイッチング動作(オン・オフ動作)の切り替わりの際、主回路配線の電流値が大きく変化する。このため、主回路配線には、主回路配線と電解コンデンサの合計のインダクタンスと主回路配線における電流量の時間微分値の積によって決定される電圧(跳ね上り電圧)が生じる。この跳ね上り電圧は、半導体スイッチのスイッチング動作の切り替わりの際、半導体スイッチに電源電圧と共に瞬時的に印加される。跳ね上り電圧が増加し、半導体スイッチのスイッチング動作の切り替わりの際に印加される電圧が素子耐圧を越えると、絶縁破壊に至る可能性があるので、インバータ装置の正常動作には、跳ね上り電圧を抑制する必要がある。従って、跳ね上り電圧の要因となるインダクタンスの低減が必要になる。このインダクタンスの低減は、インバータ装置の大電流化するにあたっては特に重要な課題となる。
そこで、本実施例では、例えばインバータケース1の左側に位置する入力端子の櫛歯部の正極直流端子3→ワイヤ配線14d→半導体チップ13b→基板導体パターン12b→ワイヤ配線14c→出力導体4→ワイヤ配線14b→半導体チップ13a→基板導体パターン12a→ワイヤ配線14a→インバータケース1の左側に位置する入力端子の櫛歯部の負極直流端子2のように、放熱板7上にループ状の電流経路を形成している。これにより、電流量が時間変化した際、放熱板7にループ状の電流経路に対向した渦電流が流れるので、渦電流との電磁干渉によって電流経路のインダクタンスを低減することができる。
また、電流経路のインダクタンスは、電流経路のループ面積が小さい程低減される。本実施例では、絶縁基板15a〜15f,櫛形状の入力端子の3つの櫛歯部及び出力端子4〜6を市松模様状となるように交互に並べてインバータケース1内の放熱板7上に配設し、各相毎に放熱板7上にループ状の電流経路が形成されるように電気的に接続したので、ループ状の電流経路の面積を最小にすることができる。
また、跳ね上り電圧の問題に対して、耐圧の高い半導体スイッチを使用する対策があるが、耐圧を高くした場合、半導体スイッチはオン状態での抵抗値が大きくなる傾向がある。特に電源電圧が低く、半導体スイッチに大電流が流れるシステムでは、オン状態での半導体スイッチでの損失の割合が大きくなるため、インダクタンスの低減による跳ね上り電圧を抑制を、耐圧のより低い半導体スイッチで可能にすることができる。その効果、発熱低減による温度上昇の抑制に伴う寿命信頼性向上、或いは冷却コストの低減及び冷却装置の小型化などの効果を得ることができる。
また、上述した本実施例の配置構成によれば、半導体スイッチのゲート電極面と接続するワイヤ配線、例えばワイヤ配線16aの配線方向と、その近傍にあるワイヤ配線14bの配線方向をほぼ90度、すなわち直交させることができるので、ワイヤ配線14bに流れる電流によって生じる電磁ノイズを軽減させることができる。
図8は、本発明の第2実施例であるインバータ装置のパワーモジュール部内の配置構成を示す。前例においては三相交流電力変換用のインバータ装置について説明した。本実施例のインバータ装置は単相交流電力変換用のものであり、前例の三相交流電力変換用のインバータ装置の1相分(U相)の構成と全く同様に構成されている。従って、前例と同様の符号を付し、その説明を省略する。尚、本実施例においては、入力端子を構成する正極直流端子3及び負極直流端子2の形状が、出力端子と同様の板棒状のもので形成されている。本実施例によれば、前例と同様にインバータ装置を小型化することができると共に、インダクタンスを低減することができる。
1…インバータケース、2…負極直流端子、3…正極直流端子、4〜6…出力端子、7…放熱底板、8…ネジ穴、9…絶縁部材、12a〜12f…導体パターン、13a〜13f…半導体スイッチ、14a〜14l…ワイヤ配線、15a〜15f…絶縁基板、16a〜16f…ワイヤ配線、18a〜18f…半導体スイッチ、19a〜19f…ダイオード、20…制御端子、21,22…導体板、23…絶縁部材、24a〜24f…ドライブ回路基板接続端子、26…制御補助端子、29…電解コンデンサ、30…パワーモジュール部。

Claims (15)

  1. 電力制御用の半導体素子を有するパワーモジュール部と、前記半導体素子の動作を制御する制御部とを備え、前記パワーモジュール部は、前記半導体素子が実装された2つの基板と、前記半導体素子と電気的に接続された出力端子と、前記半導体素子と電気的に接続されると共に、正極側導体と負極側導体が電気的に絶縁されて積層された入力端子と、前記2つの基板,前記出力端子及び前記入力端子のそれぞれの少なくとも一部分を収納する容器とを有し、前記2つの基板,前記出力端子及び前記入力端子は、前記出力端子及び前記入力端子のそれぞれの導体面上における異なる2方向において前記2つの基板のそれぞれと前記出力端子及び前記入力端子のそれぞれが対向するように前記容器内に配設されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 電力制御用の半導体素子を有するパワーモジュール部と、前記半導体素子の動作を制御する制御部とを備え、前記パワーモジュール部は、前記半導体素子が実装された2つの基板と、前記半導体素子と電気的に接続された出力端子と、前記半導体素子と電気的に接続されると共に、正極側導体と負極側導体が電気的に絶縁されて積層された入力端子と、前記2つの基板,前記出力端子及び前記入力端子のそれぞれの少なくとも一部分を収納する容器とを有し、前記出力端子は、前記容器の対向する側面の一方側から、前記入力端子は、前記容器の対向する側面の他方側からそれぞれ前記容器内に延伸して前記容器内に対角状に配設され、前記2つの基板のそれぞれは、前記出力端子及び前記入力端子のそれぞれと対向するように前記容器内に配設されていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 電力制御用の半導体素子を有するパワーモジュール部と、前記半導体素子の動作を制御する制御部とを備え、前記パワーモジュール部は、前記半導体素子が実装された2つの基板と、前記半導体素子と電気的に接続された出力端子と、前記半導体素子と電気的に接続されると共に、正極側導体と負極側導体が電気的に絶縁されて積層された入力端子と、前記2つの基板,前記出力端子及び前記入力端子のそれぞれの少なくとも一部分を収納する容器とを有し、前記2つの基板,前記出力端子及び前記入力端子は、前記出力端子及び前記入力端子のそれぞれの導体面上における異なる2方向において前記2つの基板のそれぞれと前記出力端子及び前記入力端子のそれぞれが対向するように、電気的に絶縁されて前記容器内の熱伝導性部材上に配設され、前記2つの基板に実装された半導体素子のそれぞれと前記出力端子及び前記入力端子のそれぞれとの間は、前記2つの基板のそれぞれと前記出力端子及び前記入力端子のそれぞれの対向方向に電気的に接続されていることを特徴とする電力変換装置。
  4. 電力制御用の半導体素子を有するパワーモジュール部と、前記半導体素子の動作を制御する制御部とを備え、前記パワーモジュール部は、前記半導体素子が実装された2つの基板と、前記半導体素子と電気的に接続された出力端子と、前記半導体素子と電気的に接続されると共に、正極側導体と負極側導体が電気的に絶縁されて積層された入力端子と、前記2つの基板,前記出力端子及び前記入力端子のそれぞれの少なくとも一部分を収納する容器とを有し、前記出力端子は、前記容器の対向する側面の一方側から、前記入力端子は、前記容器の対向する側面の他方側からそれぞれ前記容器内に延伸し、電気的に絶縁されて前記容器内の熱伝導性部材上に対角状に配設され、前記2つの基板のうち、前記入力端子の上層に位置する導体及び前記出力端子と電気的に接続される半導体素子を実装した基板は、前記出力端子の前記容器内延伸方向側及び前記入力端子のそれぞれと対向するように、電気的に絶縁されて前記熱伝導性部材上に配設され、前記入力端子の下層に位置する導体及び前記出力端子と電気的に接続される半導体素子を実装した基板は、前記出力端子及び前記入力端子の前記容器内延伸方向側のそれぞれと対向するように、電気的に絶縁されて前記熱伝導性部材上に配設されていることを特徴とする電力変換装置。
  5. 電力制御用の半導体素子を有するパワーモジュール部と、前記半導体素子の動作を制御する制御部とを備え、前記パワーモジュール部は、前記半導体素子が実装された複数の基板と、前記複数の半導体素子と電気的に接続された複数の出力端子と、前記複数の半導体素子と電気的に接続されると共に、正極側導体と負極側導体が電気的に絶縁されて積層された複数の入力端子と、前記複数の基板,前記複数の出力端子の少なくとも一部分及び前記複数の入力端子の少なくとも一部分を収納する容器とを有し、前記複数の基板と前記出力端子は第1の列構成をなすように交互に、前記複数の基板と前記入力端子は第2の列構成をなすように交互にそれぞれ前記容器内に配設され、かつ前記第1の列構成と前記第2の列構成は、互いの基板が対角状に配設されるように対向配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  6. 電力制御用の半導体素子を有するパワーモジュール部と、前記半導体素子の動作を制御する制御部とを備え、前記パワーモジュール部は、前記半導体素子が実装された複数の基板と、前記複数の半導体素子と電気的に接続された複数の出力端子と、前記複数の半導体素子と電気的に接続されると共に、正極側導体と負極側導体が電気的に絶縁されて積層された複数の入力端子と、前記複数の基板,前記複数の出力端子の少なくとも一部分及び前記複数の入力端子の少なくとも一部分を収納する容器とを有し、前記複数の基板,前記複数の出力端子及び前記複数の入力端子は、基板と出力端子が、基板と入力端子がそれぞれ対向してそれらが交互に、かつ基板と端子の位置が互い違いになるように前記容器内に配列されていることを特徴とする電力変換装置。
  7. 電力制御用の半導体素子を有するパワーモジュール部と、前記半導体素子の動作を制御する制御部とを備え、前記パワーモジュール部は、前記半導体素子が実装された複数の基板と、前記複数の半導体素子と電気的に接続された複数の出力端子と、前記複数の半導体素子と電気的に接続されると共に、正極側導体と負極側導体が電気的に絶縁されて積層された複数の入力端子と、前記複数の基板,前記複数の出力端子の少なくとも一部分及び前記複数の入力端子の少なくとも一部分を収納する容器とを有し、前記複数の出力端子は、前記容器の対向する側面の一方側から、前記複数の入力端子は、前記容器の対向する側面の他方側からそれぞれ前記容器内に延伸して前記容器内に千鳥状に配設され、前記複数の基板のそれぞれは、実装された半導体素子と電気的に接続される出力端子及び入力端子のそれぞれと対向するように前記容器内に配設されていることを特徴とする電力変換装置。
  8. 電力制御用の半導体素子を有するパワーモジュール部と、前記半導体素子の動作を制御する制御部とを備え、前記パワーモジュール部は、前記半導体素子が実装された複数の基板と、前記複数の半導体素子と電気的に接続された複数の出力端子と、前記複数の半導体素子と電気的に接続されると共に、正極側導体と負極側導体が電気的に絶縁されて積層された複数の入力端子と、前記複数の基板,前記複数の出力端子の少なくとも一部分及び前記複数の入力端子の少なくとも一部分を収納する容器とを有し、前記複数の基板と前記出力端子は第1の列構成をなすように交互に、前記複数の基板と前記入力端子は第2の列構成をなすように交互に、それぞれ電気的に絶縁されて前記容器内の熱伝導性部材上に配設され、かつ前記第1の列構成と前記第2の列構成は、互いの基板が対角状に配設されるように対向配置され、前記複数の基板に実装された半導体素子,前記複数の出力端子及び前記複数の入力端子は、対角状に配設された2つの基板に実装された半導体素子と、対角状に配設された2つの基板のそれぞれと対向する出力端子及び入力端子を組として、各組毎に、対角状に配設された2つの基板のそれぞれと出力端子及び入力端子のそれぞれの対向方向に電気的に接続されていることを特徴とする電力変換装置。
  9. 電力制御用の半導体素子を有するパワーモジュール部と、前記半導体素子の動作を制御する制御部とを備え、前記パワーモジュール部は、前記半導体素子が実装された複数の基板と、前記複数の半導体素子と電気的に接続された複数の出力端子と、前記複数の半導体素子と電気的に接続されると共に、正極側導体と負極側導体が電気的に絶縁されて積層された複数の入力端子と、前記複数の基板,前記複数の出力端子の少なくとも一部分及び前記複数の入力端子の少なくとも一部分を収納する容器とを有し、前記複数の基板,前記複数の出力端子及び前記複数の入力端子は、基板と出力端子が、基板と入力端子がそれぞれ対向してそれらが交互に、かつ基板と端子の位置が互い違いになるように、電気的に絶縁されて前記容器内の熱伝導性部材上に配列され、前記複数の基板に実装された半導体素子,前記複数の出力端子及び前記複数の入力端子は、前記配列方向に隣り合う2つの基板に実装された半導体素子,出力端子及び入力端子を組として、前記配列方向及び前記対向方向に電気的に接続されていることを特徴とする電力変換装置。
  10. 電力制御用の半導体素子を有するパワーモジュール部と、前記半導体素子の動作を制御する制御部とを備え、前記パワーモジュール部は、前記半導体素子が実装された複数の基板と、前記複数の半導体素子と電気的に接続された複数の出力端子と、前記複数の半導体素子と電気的に接続されると共に、正極側導体と負極側導体が電気的に絶縁されて積層された複数の入力端子と、前記複数の基板,前記複数の出力端子の少なくとも一部分及び前記複数の入力端子の少なくとも一部分を収納する容器とを有し、前記複数の出力端子は、前記容器の対向する側面の一方側から、前記複数の入力端子は、前記容器の対向する側面の他方側からそれぞれ前記容器内に延伸すると共に、電気的に絶縁されて前記容器内の熱伝導性部材上に千鳥状に配設され、前記複数の基板のうち、前記入力端子の上層に位置する導体及び前記出力端子と電気的に接続される半導体素子を実装した基板は、対応する出力端子の前記容器内延伸方向側及び対応する入力端子のそれぞれと対向するように、電気的に絶縁されて前記熱伝導性部材上に配設され、前記入力端子の下層に位置する導体及び前記出力端子と電気的に接続される半導体素子を実装した基板は、対応する出力端子及び対応する入力端子の前記容器内延伸方向側のそれぞれと対向するように、電気的に絶縁されて前記熱伝導性部材上に配設されていることを特徴とする電力変換装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載された電力変換装置において、前記入力端子は、下層側に位置する導体が上層側に位置する導体よりも前記容器内に延伸していることを特徴とする電力変換装置。
  12. 請求項11に記載された電力変換装置において、前記下層側に位置する導体は前記負極側導体であり、前記上層側に位置する導体は前記正極側導体であることを特徴とする電力変換装置。
  13. 車体と、前記車体に回転可能に取り付けられた前後輪と、前記前後輪のいずれか一方を駆動する電動機と、前記電動機に供給される駆動電力を蓄える蓄電装置と、前記蓄電装置から前記電動機に供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換装置とを備え、前記電力変換装置は、請求項1乃至12のいずれかに記載された電力変換装置であることを特徴とする移動体。
  14. 車体と、前記車体に回転可能に取り付けられた前後輪と、前記前後輪のいずれか一方を駆動する内燃機関と、前記内燃機関に代わって前後輪のいずれか一方を駆動する電動機と、前記電動機に供給される駆動電力を蓄える蓄電装置と、前記蓄電装置から前記電動機に供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換装置とを備え、前記電力変換装置は、請求項1乃至12のいずれかに記載された電力変換装置であることを特徴とする移動体。
  15. 車体と、前記車体に回転可能に取り付けられた前後輪と、前記前後輪の一方を駆動する内燃機関と、前記前後輪の他方を駆動する電動機と、前記電動機に供給される駆動電力を蓄える蓄電装置と、前記蓄電装置から前記電動機に供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換装置とを備え、前記電力変換装置は、請求項1乃至12のいずれかに記載された電力変換装置であることを特徴とする移動体。
JP2010123714A 2010-05-31 2010-05-31 電力変換装置及びそれを備えた移動体 Expired - Fee Related JP5097797B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010123714A JP5097797B2 (ja) 2010-05-31 2010-05-31 電力変換装置及びそれを備えた移動体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010123714A JP5097797B2 (ja) 2010-05-31 2010-05-31 電力変換装置及びそれを備えた移動体

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007153468A Division JP4564989B2 (ja) 2007-06-11 2007-06-11 電力変換装置及びそれを備えた移動体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010193713A JP2010193713A (ja) 2010-09-02
JP5097797B2 true JP5097797B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=42819137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010123714A Expired - Fee Related JP5097797B2 (ja) 2010-05-31 2010-05-31 電力変換装置及びそれを備えた移動体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5097797B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6406815B2 (ja) 2013-11-29 2018-10-17 株式会社東芝 半導体装置
JP6226765B2 (ja) 2014-02-07 2017-11-08 株式会社東芝 半導体素子、半導体素子の製造方法、および半導体装置
CN112583210A (zh) * 2020-12-28 2021-03-30 上海大郡动力控制技术有限公司 用于功率模块的低杂散电感母排结构

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740790B2 (ja) * 1987-02-23 1995-05-01 株式会社東芝 大電力パワ−モジユ−ル
JP2735912B2 (ja) * 1989-12-25 1998-04-02 三洋電機株式会社 インバータ装置
JPH04226480A (ja) * 1990-06-21 1992-08-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置の電源装置
JP2854757B2 (ja) * 1992-06-17 1999-02-03 三菱電機株式会社 半導体パワーモジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010193713A (ja) 2010-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3997730B2 (ja) 電力変換装置及びそれを備えた移動体
JP7116287B2 (ja) 電力変換装置
JP4452952B2 (ja) 電力変換装置
EP2337210B1 (en) Power converter
JP4603956B2 (ja) 電力変換装置
US8519561B2 (en) Power module and vehicle-mounted inverter using the same
JP3642012B2 (ja) 半導体装置,電力変換装置及び自動車
JP5248542B2 (ja) 電力変換装置
JP3633432B2 (ja) 半導体装置及び電力変換装置
JP4305537B2 (ja) 電力変換装置
JP4565001B2 (ja) 電力変換装置及びそれを備えた移動体
JP2009044891A (ja) 電力変換装置
JP6259893B2 (ja) 半導体モジュール及びこれを備えた電力変換装置
JP2019187207A (ja) 電力変換器
JP5097797B2 (ja) 電力変換装置及びそれを備えた移動体
US10615707B2 (en) Inverter control device
JP4572247B2 (ja) ハイブリッド車両
JP4564989B2 (ja) 電力変換装置及びそれを備えた移動体
JP2018022731A (ja) パワーモジュール及びパワーコントロールユニット
JP3819838B2 (ja) 半導体装置及び電力変換装置
JP7163778B2 (ja) 半導体装置
JP5706563B2 (ja) 半導体モジュール及びこれを備えた電力変換装置
JP5798951B2 (ja) インバータ装置
JP2019187206A (ja) 電力変換器
JP2005094882A (ja) パワーモジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees