JP6363920B2 - タイヤのハイドロプレーニング性能評価方法 - Google Patents

タイヤのハイドロプレーニング性能評価方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6363920B2
JP6363920B2 JP2014185485A JP2014185485A JP6363920B2 JP 6363920 B2 JP6363920 B2 JP 6363920B2 JP 2014185485 A JP2014185485 A JP 2014185485A JP 2014185485 A JP2014185485 A JP 2014185485A JP 6363920 B2 JP6363920 B2 JP 6363920B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
speed
drum
longitudinal force
hydroplaning performance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014185485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016057233A (ja
Inventor
景子 師岡
景子 師岡
鈴木 晴之
晴之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2014185485A priority Critical patent/JP6363920B2/ja
Publication of JP2016057233A publication Critical patent/JP2016057233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6363920B2 publication Critical patent/JP6363920B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、実車走行でのタイヤのハイドロプレーニング性能評価と相関の高い試験結果を室内でも得ることができるタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法に関する。
下記特許文献1は、ドラムの内周面にタイヤの走行面を具えた台上試験装置を用いて、タイヤのハイドロプレーニング性能評価を行うことを教えている。しかしながら、この特許文献1には、ハイドロプレーニング性能の具体的な評価方法が記載されていない。
特開2008−82709号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、実車で行うタイヤのハイドロプレーニング性能試験結果と相関の高い試験結果を得ることができるタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法を提供することを主たる目的としている。
本発明は、タイヤが走行可能なウェット状態の走行面を具えたドラムを有する試験装置を用いて、タイヤのハイドロプレーニング性能を評価するための方法であって、第1駆動手段により回転する前記ドラムの前記走行面を、第2駆動手段により回転するタイヤで走行させる走行工程、前記走行工程中の前記タイヤに作用する走行方向の前後力を測定する測定工程、及び、少なくとも前記前後力に基づいて、前記タイヤのハイドロプレーニング性能を評価する評価工程を含むことを特徴とする。
本発明に係るタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法は、前記走行工程において、前記ドラム又は前記タイヤの速度が変化するのが望ましい。
本発明に係るタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法は、前記走行工程において、前記ドラムの速度は、前記タイヤの速度よりも大きいのが望ましい。
本発明に係るタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法は、前記走行工程において、前記タイヤ又は前記ドラムの一方の速度を一定とし、かつ、前記タイヤ又は前記ドラムの他方の速度を増加させるのが望ましい。
本発明に係るタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法は、前記評価工程が、前記他方の速度と前記タイヤの前後力との関係を示す速度−前後力曲線に基づいて、前記タイヤのハイドロプレーニング性能を評価するのが望ましい。
本発明に係るタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法は、前記評価工程が、前記他方の速度と、前記タイヤの前後力の変化率との関係を示す速度−前後力変化率曲線に基づいて、前記タイヤのハイドロプレーニング性能を評価するのが望ましい。
本発明に係るタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法は、前記タイヤの前後力の変化率が、下記式(1)で計算されるのが望ましい。
タイヤの前後力の変化率=Fx/Fx(max) …(1)
(ここで、Fxは前後力、Fx(max)は、測定工程で得られた前後力の最大値であるである。)
本発明に係るタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法は、前記タイヤの前後力の変化率が、下記式(2)で計算されるのが望ましい。
タイヤの前後力の変化率=Fx/Fx(a) …(2)
(ここで、Fxは前後力、Fx(a)は、測定工程で得られた前後力の中で予め定められた基準値であるである。)
本発明に係るタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法は、前記評価工程が、前記ドラムの速度Vと前記タイヤの速度vとから下記式(3)で求められるスリップ率Sと、前記前後力との関係に基づいて、前記タイヤのハイドロプレーニング性能を評価するのが望ましい。
S=(V−v)/V …(3)
本発明に係るタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法は、前記走行工程において、前記ドラムの速度Vは、下記式(4)を満足するのが望ましい。
V≧√(r×g) …(4)
但し、r:前記ドラムの半径(m)g:重力加速度(m/s
本発明のタイヤのハイドロプレーニング性能の評価方法は、第1駆動手段により回転するドラムの走行面を、第2駆動手段により回転するタイヤで走行させる走行工程、走行工程中のタイヤに作用する走行方向の前後力を測定する測定工程、及び、少なくとも前後力に基づいて、タイヤのハイドロプレーニング性能を評価する評価工程を含んでいる。回転駆動されているドラムのウェット状態の走行面上で回転駆動されているタイヤは、ウェット路面を実車走行しているタイヤのグリップ状態を再現する。即ち、上記試験装置のタイヤに作用する進行方向の前後力は、実車走行のタイヤに作用する進行方向の前後力と正の相関関係がある。従って、本発明のタイヤの評価方法は、実車走行なしに、高い精度でタイヤのハイドロプレーニング性能を評価することができる。
本発明の一実施形態のタイヤの台上試験装置の側面図である。 図1の斜視図である。 荷重測定装置の側面図である。 本実施形態の準備工程を説明する台上試験装置の側面図である。 タイヤの速度−前後力変化率曲線を表すグラフである。 タイヤの速度−前後力曲線を表すグラフである。 (a)及び(b)は、タイヤのスリップ率−前後力曲線を表すグラフである。 実車走行によるタイヤのハイドロプレーニング性能試験を説明する平面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1及び2には、本発明のタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法に使用される試験装置(以下、単に「装置」ということがある。)1が示される。本実施形態のハイドロプレーニング性能評価方法(以下、単に「評価方法」ということがある。)では、乗用車用、自動二輪車用及びSUV(Sports Utility Viechle)などと称される多目的自動車に使用される四輪駆動用、トラック用、ライトトラック用等の種々のタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)Tが評価され得る。
装置1は、例えば、室内で使用することができる。これにより、室内の温度及び湿度を制御することにより、精度の良い評価結果を得ることができる。本実施形態の装置1は、ハイドロプレーンニング性能だけではなく、例えば、騒音性能、旋回性能、摩耗性能等を試験することができる。
本実施形態の装置1は、タイヤTがドラム2の内周面2Gに沿って走行するインサイドドラム式であって、例えば、周方向に回転可能なドラム2、ドラム2を回転駆動させる第1駆動手段3、タイヤTを回転駆動させる第2駆動手段4、及び、第2駆動手段を保持する保持手段5を含んで構成されている。
ドラム2は、例えば、円周方向に環状にのびる周方向部6a、その一方側の第1側面部6b、及び、その他方側の第2側面部6cを含むドラム本体6と、周方向部6aの内周面に環状に連続して形成された擬似路面7とを含んで構成されている。
第2側面部6cは、タイヤTを出し入れするための開口Oが設けられている。
擬似路面7は、タイヤTが走行する走行面7aを具えている。本実施形態の走行面7aは、ドラム回転軸2cと平行な面で形成されている。擬似路面2Aは、実車走行試験で使用される路面を模して形成されるのが望ましく、例えば、ISO路面規格の粒度曲線(ISO10844の付属書C設計のガイドラインに記載のアスファルト混合物の粒度曲線許容範囲参照)に合わせた材料で形成されている。これにより、実車走行でのハイドロプレーニング性能評価と擬似路面2Aを具えた装置1の性能評価との相関をより高くすることができる。
ドラム2には、例えば、擬似路面2Aに水を供給するための散水ノズルと、走行面7aの水深を調節する水量調節器とを含む散水装置(図示省略)、及び、走行面7a上の水を保持する水膜保持手段8が設けられるのが望ましい。散水ノズル及び水量調節器は、周知構造のものが採用される。
水膜保持手段8は、例えば、ドラム回転軸2cの上側に設けられている。水膜保持手段8は、本実施形態では、第2側面部6cの半径方向の内端よりもドラム半径方向の内側に配され、ドラム軸方向かつドラム周方向にのびる内方壁8aと、第2側面部6cの外側に配され、内方壁8aの外端に接続しかつ第2側面部6cに沿ってのびる外方壁8bとを具えている。このような水膜保持手段8は、ドラム2の回転時、遠心力によってドラム2の上部に持ち上げられた水が、ドラム2の下部に直接に落ちることを抑制し、タイヤT近傍の走行面7a上の水深を一定に保つのに役立つ。本実施形態では、水膜保持手段8が、ドラム2とともに回転しないように、支持具(図示省略)を介して保持手段5に固定されている。
第1駆動手段3は、例えば、ドラム側基台10の上に設けられており、ドラム2に固定された第1回転軸9、第1回転軸9を回転自在に支承する軸受11、及び、第1回転軸9を回転させる電動機12を含んでいる。また、第1駆動手段3は、この電動機12の回転速度、ひいてはドラム2の速度を制御する、例えばインバータなどのドラム速度制御手段(図示省略)を含んでいる。
第2駆動手段4は、例えば、タイヤTが装着されているリム(図示省略)を片持ち状に支持する第2回転軸14と、第2回転軸14を回転自在に支承する第2軸受15と、第2回転軸14を回転させる電動機16とを含んでいる。本実施形態の第2駆動手段4は、電動機16の回転速度、ひいてはタイヤTの速度を自在にコントロールしうる、例えばインバータなどのタイヤ速度制御手段(図示省略)を含んでいる。
保持手段5は、例えば、基台18と、基台18上でドラム回転軸2cに沿ってスライド移動可能に移動する移動台19と、移動台19に取付けられかつ端部に第2軸受15が固着される支持アーム20と、支持アーム20をその軸中心線回りに回転させる回転手段22とを含んでいる。移動台19の移動に伴い、タイヤTは、ドラム回転軸2cに沿って移動される。
支持アーム20は、例えば、移動台19に設けられたシリンダ21によって、昇降自在に移動し得る。従って、支持アーム20の昇降移動に伴い、タイヤTは上下方向に移動される。
回転手段22は、例えば、サーボモータなどを含む周知の構造であり、支持アーム20に接続されたタイヤTのスリップ角等を制御しうる。
保持手段5は、例えば、シリンダ21の押圧力を制御することにより、ドラム2に対するタイヤTの荷重を制御する周知構造の荷重制御装置(図示省略)をさらに含むのが望ましい。
図3は、例えば、タイヤTに作用する荷重を測定するための荷重測定装置24の側面図である。図3に示されるように、荷重測定装置23は、本実施形態では、支持アーム20に取付けられた第2軸受15の外周面15aに設けられる。このような荷重測定装置23として、例えば、ロードセル等が好適に採用される。
ロードセル24は、第2軸受15の上下左右の少なくとも4ヶ所に取り付けられている。上下に取り付けられた第1のロードセル24aは、第2回転軸14に作用する上下力を測定する。左右に取り付けられた第2のロードセル24bは、第2回転軸14に作用する前後力を測定する。各ロードセル24a、24bは、円環状の固定具26によって保持され、かつ第2軸受15を変位可能にその外周面15aと接している。これにより、第2回転軸14に作用する荷重が測定される。ロードセル24で測定された計測データは、例えば、演算処理装置25に入力される。演算処理装置25は、上記力に基づいて、タイヤに作用する進行方向の前後力を算出する。
次に、装置1を用いたタイヤTのハイドロプレーニング性能の評価方法が説明される。本実施形態の評価方法は、例えば、走行面7aをウェット状態にするとともに評価用のタイヤTを準備する準備工程と、回転駆動するドラム2の走行面7a上で、回転駆動するタイヤTを走行させる走行工程と、走行工程中のタイヤTに作用する前後力を測定する測定工程と、測定された前後力に基づいてハイドロプレーニング性能を評価する評価工程とを含んでいる。
図4は、本実施形態の準備工程を示す概略図である。図4に示されるように、先ず、第2駆動手段4の第2回転軸14(図1に示す)にリム組されたタイヤTが取り付けられる。このとき、タイヤTはドラム2の外側で保持されている。次に、例えば、散水装置によって、走行面7aに水Wを供給するとともに、第1駆動手段3の電動機12を駆動させて、ドラム2を回転駆動し、走行面7a上の水Wを、走行面7aに広く行き渡らせる。このように、タイヤTを走行面7aに接地させる前に、散水してドラム2を回転させることにより、正確に路面上の水深を決めることができる。水深は、ハイドロプレーニング性能を精度良く評価するため、1〜10mmであるのが望ましい。
次に、走行工程が行われる。走行工程は、例えば、第2駆動手段4の電動機16を駆動し、タイヤTを回転駆動させるとともに、移動台19をドラム2側に移動させて、タイヤTをドラム2の中の走行面7a上に移動させる。タイヤTの回転の向きは、ドラム2の回転の向きに揃えられる。
次に、シリンダ21により支持アーム20を降下させ、図1に示されるように、タイヤTを走行面7aに接地させる。このように、ドラム2及びタイヤTをそれぞれ駆動させて接地させることにより、タイヤTに前後力を発生させることができる。例えば、タイヤTの速度がドラム2よりも大きい場合、タイヤTは、駆動力を作用した状態とされる。逆に、タイヤTの速度がドラム2よりも小さい場合、タイヤTに制動力が作用した状態を再現できる。また、両者の速度差が大きくなると、タイヤTと走行面7aとの間にはすべりが生じる。このすべりは、ウェット路面を実車走行しているタイヤと路面の摩擦現象に相当している。ウェット路面を走行する速度が高まるに従い、路面とタイヤの間に水幕が侵入することでタイヤと路面の接地面積が減少し、タイヤと路面との間に発生する力が下がっていく。この状態がハイドロプレーニング現象である。従って、回転駆動されているドラム2のウェット状態の走行面7a上で回転駆動されているタイヤTは、ウェット路面を実車走行しているタイヤの様々なグリップ状態を再現することができる。
タイヤTは、例えば、正規荷重負荷状態で走行させるのが望ましい。前記「正規荷重負荷状態」とは、正規リムにリム組みしかつ正規内圧が充填されたタイヤTに、正規荷重を負荷してキャンバー角0度で平面に接地させた状態である。「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim"、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"である。「正規内圧」とは、前記各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。タイヤが乗用車用である場合、正規内圧は、180kPaである。「正規荷重」とは、前記各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。
走行工程では、ドラム2の初期速度(タイヤTと走行面7aとの接地直後の速度)Vo(km/h)は、予測されるハイドロプレーニング発生速度よりも小さいのが望ましい。これにより、ドラム2の速度を増加させながら、ハイドロプレーニング現象を再現させることができる。ドラム2の初期速度Voは、予測されるハイドロプレーニング発生速度よりも、例えば7km/h以上小さいのが、より望ましい。一般的な乗用車用タイヤの場合、ドラム2の初期速度Voは、例えば、70〜90km/hであるのが、さらに望ましい。
タイヤの初期速度(タイヤTと走行面7aとの接地直後の速度)Xoは、ドラム2の初期速度Voと大きな差がないのが望ましい。即ち、タイヤの初期速度Xoとドラム2の初期速度Voとの差が大きい場合、接地時にタイヤTに大きな前後力が作用し、タイヤTの接地面Taが損傷し、ハイドロプレーニング性能を精度良く評価することができなくなるおそれがある。タイヤTの損傷を抑制する観点より、タイヤTの初期速度Xoとドラム2の初期速度Voと差(Vo−Xo)が、ドラム2の初期速度Voの0.3倍以下が望ましい。また、タイヤの初期速度Xoは初期速度Voと差があることが望ましい。XoとVoに差がないとタイヤと路面間に力が発生しないからである。この評価では前後力の低下を観察していることから、接地当初からタイヤに前後力が発生する状態であることが試験効率の観点から望ましい。このような観点から初期速度Voと差(Vo−X0)が、ドラム2の初期速度Voの0.1倍以上が望ましい。
走行工程中でのドラム2の速度Vは、下記式(4)を満足しているのが望ましい。
V≧√(r×g)…(4)
ここで、rは、ドラム2の半径(m)である。また、gは、重力加速度(m/s)である。ドラム2の速度Vが√(r×g)未満の場合、ドラム2内の水に作用する遠心力よりも重力が大きくなり、ドラム2の上側の水が走行面7aから落下し、水深を一定に保つことができないおそれがある。
本実施形態の走行工程では、ドラム2の速度Vは、タイヤTの速度Xよりも大きく設定されている。これにより、ドラム2の速度Vとタイヤの速度Xとの差に基づいて前後力(制動力)を生じさせながら、実車走行でのハイドロプレーニング現象を再現することができる。なお、走行工程では、ドラム2の速度Vを、タイヤTの速度Xよりも小さくしても良い。この場合、タイヤTに駆動力を生じさせながら、実車走行時のハイドロプレーニング現象を再現しうる。
走行工程では、ドラム2の速度V又はタイヤTの速度Xを変化させるのが望ましい。これにより、性能評価に必要な各速度における前後力を測定することができる。
走行工程では、タイヤTの速度X又はドラム2の速度Vの一方を一定として、かつ、タイヤTの速度X又はドラム2の速度Vの他方を増加させるのが望ましい。一方の速度を一定にすることにより、他方の速度の増加による前後力の変化のばらつきが抑制され、速度に基づいた前後力を精度良く測定することができる。本実施形態の走行工程では、タイヤTの速度Xを一定とし、ドラム2の速度Vを増加させている。但し、ドラム2の速度Vを一定にして、タイヤTの速度Xを増加させる態様でも構わない。この場合、ドラム速度を複数条件(ドラム速度が低いものから高いものまでを順次繰り返して)測定する必要がある。ハイドロプレーニングが発生するか否かは水膜一定条件においてはドラム速度で決まり、タイヤ速度は影響されないからである。
そのような観点から、より好ましくは、タイヤの速度を一定として、かつ、ドラムの速度を増加させるのが好ましい。これにより、1回の走行でハイドロプレーニング性能を評価することができるとともに、ハイドロプレーニングが発生していく状況をリニアに(速度によるタイヤ発生力の変化を詳細に)とらえることができるからである。
次に、測定工程が行われる。測定工程では、タイヤTに作用する前後力が測定される。本実施形態の測定工程は、タイヤTの前後力の他、ドラム2の速度V、タイヤTの速度X、及び、タイヤTの垂直荷重等が測定される。タイヤTの前後力及び垂直荷重は、本実施形態では、演算処理装置25で算出される。ドラム2の速度V、タイヤTの速度Xは、例えば、電動機12、16に取付けられた前記タイヤ速度制御手段やドラム速度制御手段によって計測される。
次に、測定工程で測定されたタイヤTに作用する前後力に基づいて、タイヤTのハイドロプレーニング性能を評価する評価工程が行われる。測定工程において、装置1ドラム2を駆動走行しているタイヤTに作用する前後力は、実車走行のタイヤに作用する前後力と正の相関関係を有している。このため、前後力に基づいて、高い精度でハイドロプレーニング性能を評価することができる。
「前後力に基づいた評価」とは、前後力を用いたあらゆる評価を含む。その一例として、ドラム2の速度VとタイヤTの前後力の変化率との関係を示す速度−前後力変化率曲線に基づいて、ハイドロプレーニング性能が評価される。
先ず、タイヤTの前後力の変化率Cpが、下記式(2)で計算される。
Cp=Fx/Fx(a) …(2)
ここで、FxはタイヤTに作用している前後力、Fx(a)は、測定工程で得られたタイヤTに作用している前後力Fxの中で予め定められた基準値である。例えば、測定工程で、ドラム2の速度が80〜130km/hまで上昇したような場合、基準値Fx(a)は、ドラム2の速度が80km/hのときのタイヤTに作用している前後力が採用される。このような基準値Fx(a)は、タイヤの速度を一定として、かつ、ドラムの速度を増加させた場合、WET路面での摩擦係数と速度差(ドラム速度−タイヤ速度)(いわゆるWET状態における摩擦係数μ−スリップ率S)との関係において最大の摩擦係数を示す速度差以上のドラム速度の状態のFxとすることが好ましい。また、ハイドロプレーニングが起こると推定される速度以下のFxとすることが好ましい。乗用車タイヤではタイヤ速度Xとドラム速度Vの差(V−X)が、ドラム2の速度Vの0.1倍以上0.3倍以下とすることが望ましい。
図5には、トレッドパターンの異なる5種類のタイヤT1乃至T5の速度V−前後力変化率Cp曲線の一例が示されている。図5の横軸は、ドラム2の速度Vを示し、縦軸は、タイヤTの上記式(2)で求まる前後力の変化率Cpを示している。図5から明らかなように、各タイヤT1〜T5は、ドラム2の速度が上昇するにつれて、変化率Cpが低下している。つまり、タイヤT1〜T5は、ドラム2の速度上昇によって、タイヤと路面の接地面内に水膜が侵入することによりタイヤと路面の接地面積が小さくなる。それにより前後力が小さくなっていることがわかる。
評価工程の一例では、前後力の変化率Cpが50%、即ち、タイヤTの前後力が、ドラム2の速度80km/h時のタイヤTの前後力の半分になったときのドラム2の速度Vが最も大きいタイヤT1が、ハイドロプレーニング性能が最も良く、前後力の変化率Cpが50%におけるドラム2の速度Vが最も小さいタイヤT5が、ハイドロプレーニング性能が最も悪いと評価される。
このようなタイヤTのハイドロプレーニング性能評価方法による評価結果は、実車走行で行うハイドロプレーニング性能評価結果と相関が非常に高い。従って、屋外の実車走行試験を行うことなく、装置1によって、タイヤTのハイドロプレーニング性能を精度良く評価することができる。
また、前後力の変化率Cpは、50%に限定されるものではなく、種々の実験の結果から、30%〜70%の間で、精度良く評価できることが判明している。さらに、ドラム2の速度Vpは、65〜105km/hの範囲で精度良く評価できることが判明している。
タイヤTの前後力の変化率は、例えば下記式(1)で計算されても良い。
Ct=Fx/Fx(max) …(1)
ここで、Fx(max)は、測定工程で得られた前後力Fxの最大値である。
上記式では、特定の速度からのグリップの低下を表していたが、この式(1)では、タイヤTが、最もグリップしているときからグリップがどれだけ低下しているのかを簡単に示すことができる。
次に、評価工程の他の実施形態が説明される。なお、評価工程以外の工程は、上述の通りであるため、その説明が省略される。例えば、図6に示されるように、この実施形態の評価工程では、ドラム2の速度VとタイヤTの前後力との関係を示す速度−前後力曲線に基づいてハイドロプレーニング性能が評価される。例えば、予め定められたドラム2の速度V(この例では、90km/h)での前後力の大小に基づいてハイドロプレーニング性能が評価がされる。また、例えば、予め定められた前後力(この例では、1000N)でのドラム2の速度Vの大小に基づいてハイドロプレーニング性能が評価されても良い。いずれの場合でも、タイヤT1が、最も良いと評価され、前後力が最小となるタイヤT5が、最も悪いと評価される。この実施形態の場合、評価されるドラム2の速度Vは、85〜105km/hの範囲が望ましい。また、評価される前後力は、500〜1500Nの範囲が望ましい。
評価工程のさらに他の実施形態では、スリップ率SとタイヤTの前後力との関係に基づいて、ハイドロプレーニング性能が評価される。スリップ率Sは、ドラム2の速度VとタイヤTの速度Xとから下記式(3)で求められる。
S=(V−X)/V …(3)
図7(a)及び図7(b)は、前後力Fxとスリップ率Sとの関係を示すグラフである。図7(a)及び図7(b)の縦軸は、前後力Fxを、横軸はスリップ率Sを示している。図7(a)は、ジャストウェット状態の走行面7aで走行させたタイヤTのスリップ率−前後力曲線のグラフである。ジャストウェット状態とは、水深が1mm未満である状態をいう。一般的な乗用車用タイヤではジャストウェット状態ではタイヤの接地面における排水性能を超えないためハイドロプレーニング現象が起こらない。即ち、図7(a)は、ハイドロプレーニング現象が生じていない場合のグラフである。この状態では、タイヤは一定のスリップ率で前後力の最大値を発生し、それよりスリップ率が高くなるに従いFxが減少し、一定の値に収束する傾向を示す。図7(b)は、水深が1mm以上のウェット状態の走行面7aで走行させ、ハイドロプレーニング現象が発生する場合のスリップ率−前後力曲線のグラフである。図7(b)に示されるように、ハイドロプレーニング現象の影響が大きくなるにしたがって前後力が減少する。ハイドロプレーニングが生じている状態である、スリップ率Sが30%以上のときには、ジャストウェットの状態よりも前後力Fxが大きく減少している。このため、本実施形態のハイドロプレーニング性能は、例えば、ハイドロプレーニングが発生すると想定されるスリップ率Sでの前後力で評価される。スリップ率Sは、例えば、20%〜40%の範囲が採用される。
準備工程及び走行工程の他の実施形態として、予め定められた水深に応じた水量を散水できる場合、タイヤTを走行面7aに接地させて、ドラムの走行面7aに散水した後、第1回転軸9及び第2回転軸14を駆動させて、タイヤT及びドラム2を回転させても良い。準備工程及び走行工程のさらに他の実施形態として、第1回転軸9及び第2回転軸14を駆動させて、初期速度Vo、Xoを確保した後、タイヤTを走行面7a上で走行させて、散水しても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
本発明の効果を確認するために、ドラムを有する試験装置を用いたタイヤのハイドロプレーニング性能評価と、同じ試供タイヤを用いた実車走行によるハイドロプレーニング性能評価とが比較された。各性能評価には、トレッドパターンの異なる5種類のタイヤA1乃至A5が使用された。共通仕様は以下の通りである。
<タイヤ>
タイヤサイズ:175/65R14
リム:14×5JJ
内圧:230kPa
荷重:3.28kN
<実車走行による性能評価>
図8は、実車走行試験の概略平面図である。図8に示されるように、実車走行試験は、トレッドパターンが同じ一対の試供タイヤTa、Tbを駆動輪に具えたテスト車両30を走行させるものである。この車両は前輪駆動である。テストコースは、水深5mmのウェットアスファルト路面32とウェットアスファルト路面32に沿ってのびる乾燥アスファルト路面33とを具えている。一方のタイヤTaはウェットアスファルト路面32を走行し、他方のタイヤTbは、乾燥アスファルト路面33を走行する。テスト車両31の速度が90km/hのときに、テストコースに進入させ、その後テスト車両31の速度を増加させた。ハイドロプレーニング性能は、一対の試供タイヤTa、Tbの速度をそれぞれ測定し、下記式において速度差率Saが15%になったときのテスト車両31の速度をハイドロプレーニング発生速度として評価する。
Sa=(Va−Vb)/Va×100(%)
Va:他方のタイヤの速度(km/h)
Vb:一方のタイヤの速度(km/h)
<装置による性能評価>
図1及び図2に示される装置を用い、下記の条件でタイヤのハイドロプレーニング性能評価がされた。
<ドラム>
ドラム回転軸と走行面との半径方向の長さ:1.5m
擬似路面:ISO路面規格の粒度曲線に合わせた材料
平均水深:5mm
<評価方法>
走行工程のタイヤの速度:70km/hで一定
走行工程のドラムの速度:80km/hから130km/hへ漸増
タイヤスリップ角:0度
評価工程:上記式(2)で計算される前後力変化率Cpとドラムの速度との速度−前後力変化率曲線に基づいた性能評価
予め定められたドラムの速度Vp:80km/h
ハイドロプレーニング性能は、Cpが50%におけるドラムの速度をハイドロプレーニング発生速度として評価する。
テストの結果を表1に示す。
Figure 0006363920
テストの結果、装置による性能評価では、タイヤA1乃至A5の順にハイドロプレーニング発生速度が小さくなり、この順で該性能が悪化すると評価できる。また、実車走行による性能評価でも、タイヤA1乃至A5の順にハイドロプレーニング発生速度が小さくなり、この順で該性能が悪化すると評価できる。このため、本発明による性能評価方法は、実車走行による性能評価方法と相関が高いことが確認できた。さらに、装置によるハイドロプレーニング発生速度は、実車走行によるハイドロプレーニング発生速度との誤差が5%以内の精度である。
また、予め定められたドラムの速度Vpをハイドロプレーニングが起こらないと推定される70km/hから90km/hまで変化させるとともに、式(2)で計算される前後力変化率Cpを30%〜70%の範囲で変化させた場合においてもハイドロプレーニング性能を評価するテストを行ったが、タイヤA1乃至A5の順にハイドロプレーニング発生速度が小さくなり、かつ、実車走行によるハイドロプレーニング発生速度との誤差がいずれも7%以内の精度であった。
また、評価工程において、上記式(1)で計算される前後力変化率Ctとドラムの速度との速度−前後力変化率曲線に基づいた性能評価、上記(3)式で求められるスリップ率Sと前後力との関係に基づいた性能評価、ドラムの速度と前後力との関係を示す速度−前後力曲線に基づいた性能評価が行われたが、いずれにおいても、実車走行による性能評価と高い相関を得ることができた。また、他のサイズのタイヤ、他のトレッドパターンのタイヤについてもテストを行った同じ結果であった。
T 空気入りタイヤ
1 試験装置
2 ドラム
3 第1駆動手段
4 第2駆動手段
7a 走行面

Claims (9)

  1. タイヤが走行可能なウェット状態の走行面を具えたドラムを有する試験装置を用いて、タイヤのハイドロプレーニング性能を評価するための方法であって、
    第1駆動手段により回転する前記ドラムの前記走行面を、第2駆動手段により回転するタイヤで走行させる走行工程、
    前記走行工程中の前記タイヤに作用する走行方向の前後力を測定する測定工程、及び、
    少なくとも前記前後力に基づいて、前記タイヤのハイドロプレーニング性能を評価する評価工程を含み、
    前記走行工程において、前記タイヤ又は前記ドラムの一方の速度を一定とし、かつ、前記タイヤ又は前記ドラムの他方の速度を増加させ、
    前記評価工程は、さらに前記他方の速度にも基づくことを特徴とするタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法。
  2. 前記ドラムの初期速度は、前記タイヤの初期速度よりも大きい請求項1記載のタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法。
  3. 前記走行工程において、前記ドラムの速度は、前記タイヤの速度よりも大きい請求項1又は2に記載のタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法。
  4. 前記評価工程は、前記他方の速度と前記タイヤの前後力との関係を示す速度−前後力曲線に基づいて、前記タイヤのハイドロプレーニング性能を評価する請求項1ないし3のいずれかに記載のタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法。
  5. 前記評価工程は、前記他方の速度と、前記タイヤの前後力の変化率との関係を示す速度−前後力変化率曲線に基づいて、前記タイヤのハイドロプレーニング性能を評価する請求項1ないし3のいずれかに記載のタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法。
  6. 前記タイヤの前後力の変化率は、下記式(1)で計算される請求項5に記載のタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法。
    タイヤの前後力の変化率=Fx/Fx(max) …(1)
    (ここで、Fxは前後力、Fx(max)は、測定工程で得られた前後力の最大値である。)
  7. 前記タイヤの前後力の変化率は、下記式(2)で計算される請求項5に記載のタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法。
    タイヤの前後力の変化率=Fx/Fx(a) …(2)
    (ここで、Fxは前後力、Fx(a)は、測定工程で得られた前後力の中で予め定められた基準値である。)
  8. 前記評価工程は、前記ドラムの速度Vと前記タイヤの速度vとから下記式(3)で求められるスリップ率Sと、前記前後力との関係に基づいて、前記タイヤのハイドロプレーニング性能を評価する請求項1乃至3のいずれかに記載のタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法。
    S=(V−v)/V …(3)
  9. 前記走行工程において、前記ドラムの速度Vは、下記式(4)を満足する請求項1乃至8のいずれかに記載のタイヤのハイドロプレーニング性能評価方法。
    V≧√(r×g) …(4)
    但し、r:前記ドラムの半径(m)
    g:重力加速度(m/s
JP2014185485A 2014-09-11 2014-09-11 タイヤのハイドロプレーニング性能評価方法 Active JP6363920B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014185485A JP6363920B2 (ja) 2014-09-11 2014-09-11 タイヤのハイドロプレーニング性能評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014185485A JP6363920B2 (ja) 2014-09-11 2014-09-11 タイヤのハイドロプレーニング性能評価方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016057233A JP2016057233A (ja) 2016-04-21
JP6363920B2 true JP6363920B2 (ja) 2018-07-25

Family

ID=55756979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014185485A Active JP6363920B2 (ja) 2014-09-11 2014-09-11 タイヤのハイドロプレーニング性能評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6363920B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6922270B2 (ja) * 2017-03-08 2021-08-18 住友ゴム工業株式会社 タイヤの性能評価方法
CN107727352B (zh) * 2017-10-30 2023-11-17 吉林大学 一种车辆风洞甩泥试验装置及其试验方法
KR20220020541A (ko) 2020-08-12 2022-02-21 넥센타이어 주식회사 타이어의 커브 수막현상 시험방법
KR102556164B1 (ko) * 2021-06-29 2023-07-19 금호타이어 주식회사 타이어 수막현상 평가용 실내 시험장치

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08324409A (ja) * 1995-06-01 1996-12-10 Toyota Motor Corp 車輌のハイドロプレーニング検出装置
US6546791B2 (en) * 2001-08-08 2003-04-15 Bridgestone/Firestone North American Tire, Llc Indoor hydroplaning test apparatus and method
JP4814603B2 (ja) * 2005-10-03 2011-11-16 株式会社ブリヂストン 二輪車の前輪用空気入りタイヤ、及び二輪車の後輪用空気入りタイヤ
KR101114160B1 (ko) * 2007-03-30 2012-03-14 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 타이어 구동 전달 효율 측정 장치, 타이어 구동 전달 효율 측정 방법 및 예측 연비의 산출 방법
JP5616931B2 (ja) * 2012-08-02 2014-10-29 住友ゴム工業株式会社 タイヤの台上試験装置及びこれを用いたタイヤ性能試験方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016057233A (ja) 2016-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5616931B2 (ja) タイヤの台上試験装置及びこれを用いたタイヤ性能試験方法
JP6363920B2 (ja) タイヤのハイドロプレーニング性能評価方法
JP6349436B2 (ja) 屋内タイヤテストのための拡張可能な車両モデル
CN104918794B (zh) 具有赤道平面的轮胎
JP2016505851A5 (ja)
JP2012215550A (ja) タイヤの台上試験装置及びこれを用いた台上試験方法
JP2016513243A (ja) 車両の挙動を特徴付ける方法及び車両のタイヤの選択における使用
JP5727887B2 (ja) タイヤの転舵ノイズ性能の評価方法
JP5462723B2 (ja) タイヤの氷上制動性能の評価方法
JP6922270B2 (ja) タイヤの性能評価方法
JP6743533B2 (ja) タイヤの試験方法
JP6642041B2 (ja) タイヤの摩耗試験方法及び摩耗試験に用いられる走行試験路
JP6288762B2 (ja) タイヤブロックの摩耗の予測方法
JP5548116B2 (ja) タイヤの突起乗り越し性能の試験方法
JP5705051B2 (ja) 路面状態推定方法、及び路面状態推定装置
US9857275B2 (en) Method for determining the aerodynamic moment of resistance of a wheel
JP5749106B2 (ja) 路面状態推定方法、及び路面状態推定装置
JP6571499B2 (ja) ゴム摩擦摩耗試験方法
JP2013221885A (ja) タイヤの氷上試験方法
Zebala et al. Lane change maneuver driving a car with reduced tire pressure
JP6470590B2 (ja) タイヤの氷上性能評価方法
US9841346B2 (en) Method for determining the aerodynamic moment of resistance of a wheel
JP2023025553A (ja) タイヤの測定装置及びタイヤの測定方法
KR101907495B1 (ko) 압전 박막을 이용한 타이어 평가 장치
JP6496162B2 (ja) タイヤの振動特性評価方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6363920

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250