JP6363873B2 - 焼入れ方法および焼入れ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軸部材を焼入れする焼入れ方法および焼入れ装置に関する。
クランクシャフトやカムシャフト等の軸部材には、疲労強度や耐摩耗性を向上させる観点から焼入れが施される。このような軸部材の焼入れ方法として、軸部材を回転させながら、ビームつまりレーザを照射するレーザ焼入れが開発されている(特許文献1参照)。所定時間に渡って軸部材にレーザを照射することにより、軸部材の外周面を急速に加熱して冷却することができ、軸部材の外周面に焼入れを施すことが可能となる。
特開2004−84931号公報
ところで、軸部材を回転させながらレーザ等を照射する焼入れ方法においては、軸部材の回転角度に応じてレーザの照射部位が変化するため、軸部材の外周面の温度分布にムラが生じることになる。特に、温度分布に大きなバラツキを発生させることは、軸部材の各部位における熱膨張にバラツキを生じさせ、軸部材に曲がりを生じさせてしまう要因となる。このように、軸部材を曲げてしまうことは、後工程での矯正作業が必要となることから、軸部材の製造コストを増大させる要因となっていた。
本発明の目的は、焼入れに伴う軸部材の曲がりを抑制することにある。
本発明の焼入れ方法は、軸中心に位置する複数のクランクジャーナルと軸中心から偏心する複数のクランクピンとを備えたクランクシャフトを回転させ、前記クランクピンにビームを照射して焼入れする焼入れ方法であって、前記クランクシャフトの中央部に位置する前記クランクジャーナルの振れ量に基づいて、前記クランクシャフトの曲がり量を計測する計測ステップと、前記曲がり量に基づいて、前記クランクピンに1回転目に照射される前記ビームの目標エネルギー量を設定する設定ステップと、前記目標エネルギー量に基づいて、前記クランクシャフトの回転速度と前記ビームの出力との少なくともいずれか一方を制御する制御ステップと、を有する。
本発明の焼入れ装置は、軸中心に位置する複数のクランクジャーナルと軸中心から偏心する複数のクランクピンとを備えたクランクシャフトを回転させ、前記クランクピンにビームを照射して焼入れする焼入れ装置であって、前記クランクシャフトの中央部に位置する前記クランクジャーナルの振れ量に基づいて、前記クランクシャフトの曲がり量を計測する計測部と、前記曲がり量に基づいて、前記クランクピンに1回転目に照射される前記ビームの目標エネルギー量を設定する設定部と、前記目標エネルギー量に基づいて、前記クランクシャフトの回転速度と前記ビームの出力との少なくともいずれか一方を制御する制御部と、を有する。
本発明によれば、クランクシャフトの曲がり量に基づいて、クランクピンに1回転目に照射されるビームの目標エネルギー量を設定し、目標エネルギー量に基づいて、クランクシャフトの回転速度とビームの出力との少なくともいずれか一方を制御する。これにより、焼入れに伴うクランクシャフトの曲がりが抑制される。
本発明の一実施の形態である焼入れ装置を示す概略図である。 クランクシャフトの振れ量および振れ方向の測定状況を示す説明図である。 クランクピンに対するレーザの照射状況を示す説明図である。 クランクピンの部位における温度変化を示す線図である。 クランクシャフトの曲がり状態を示す説明図である。 クランクシャフトの曲がり状態を示す説明図である。 クランクシャフトの曲がり状態を示す説明図である。 (a)〜(c)は、初期加熱度がクランクシャフトの曲げに与える影響を示すイメージ図である。 (a)および(b)は、曲がり値と初期加熱度との関係を示す線図である。 初期加熱度と加熱条件値との関係を示す線図である。 (a)および(b)は、曲がり値と加熱条件値との関係を示す線図である。 焼入れ方法の手順の一例を示すフローチャートである。 焼入れ方法の手順の一例を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、クランクピンの焼入れに伴うクランクシャフトの変形状況を示すイメージ図である。 (a)〜(c)は、クランクピンの焼入れに伴うクランクシャフトの変形状況を示すイメージ図である。 (a)〜(c)は、クランクシャフトの変形状況を示すイメージ図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である焼入れ装置10を示す概略図である。この焼入れ装置10を用いて焼入れを行うことにより、本発明の一実施の形態である焼入れ方法を実施することが可能となる。図1に示すように、焼入れ装置10には、軸部材であるクランクシャフト11が取り付けられている。クランクシャフト11は、軸中心に配置される複数のクランクジャーナルJ1〜J5と、軸中心から偏心する複数のクランクピン(軸部)P1〜P4とを有している。また、クランクシャフト11は、クランクジャーナルJ1〜J5とクランクピンP1〜P4とを連結する複数のクランクアーム12を有している。なお、クランクジャーナルJ1〜J5は、図示しないシリンダブロックのジャーナルボアによって回転自在に支持される部位であり、クランクピンP1〜P4は、図示しないコネクティングロッドの大端部が回転自在に装着される部位である。このようなクランクジャーナルJ1〜J5やクランクピンP1〜P4には、疲労強度や耐摩耗性を向上させる観点から焼入れが施される。
焼入れ装置10は、クランクシャフト11を回転させる回転機構部13を有している。回転機構部13はベース部材14を備えており、ベース部材14の両端部には一対の支持板15,16が固定されている。一方の支持板15には回転プレート17が回転自在に設けられており、他方の支持板16には電動モータ19によって駆動される回転プレート18が回転自在に設けられている。また、一方の回転プレート17にはクランクシャフト11の一端部が取り付けられており、他方の回転プレート18にはクランクシャフト11の他端部が取り付けられている。図示する場合には、クランクピンP2,P3に焼入れを行うことから、クランクピンP2,P3が回転中心となるように、回転機構部13に対してクランクシャフト11が取り付けられている。なお、クランクピンP1,P4やクランクジャーナルJ1〜J5に焼入れを行う際には、クランクピンP1,P4やクランクジャーナルJ1〜J5が回転中心となるように、回転機構部13に対してクランクシャフト11が取り付けられる。
焼入れ装置10は、ビームであるレーザLを照射するレーザ照射部20を備えている。レーザ照射部20は、レーザを発振するレーザ発振器21と、これに光ファイバー22を介して接続されるレーザヘッド23とを有している。レーザ発振器21から発振されたレーザは、光ファイバー22を介してレーザヘッド23に案内され、レーザヘッド23からクランクシャフト11の焼入れ部位に照射される。また、レーザヘッド23は図示しないスライド機構に取り付けられており、焼入れ部位に応じてレーザヘッド23を移動させることが可能である。なお、ビームとしては、COレーザ、YAGレーザ、半導体レーザ等のレーザに限られることはなく、電子ビームを採用しても良い。
焼入れ装置10は、クランクシャフト11の振れ量および振れ方向を測定するプローブ24を備えている。プローブ24は図示しないスライド機構に取り付けられており、測定部位に応じてプローブ24を移動させることが可能である。ここで、図2はクランクシャフト11の振れ量および振れ方向の測定状況を示す説明図である。図2に示すように、クランクシャフト11の振れ量および振れ方向を測定する際には、クランクジャーナルJ1〜J5が回転中心となるように、回転機構部13に対してクランクシャフト11が取り付けられる。続いて、中央のクランクジャーナルJ3に向けてプローブ24を移動させ、プローブ24の測定子25がクランクジャーナルJ3の外周面に当てられる。そして、クランクシャフト11を低速で回転させながら、クランクシャフト11の回転角度毎に測定子25の移動量が計測される。このように、クランクシャフト11の回転角度に応じて測定子25の移動量を計測することにより、クランクシャフト11つまりクランクジャーナルJ3の振れ量および振れ方向が検出される。なお、回転機構部13には、クランクシャフト11の回転角度を検出する回転角センサ26が設けられる。
焼入れ装置10は、回転機構部13、レーザ照射部20、およびプローブ24等を制御する制御ユニット27を有している。すなわち、制御ユニット27から電動モータ19に制御信号が出力され、制御ユニット27によってクランクシャフト11の回転速度が制御される。また、制御ユニット27からレーザ発振器21に制御信号が出力され、制御ユニット27によってレーザの出力や照射時間が制御される。さらに、制御ユニット27から図示しないスライド機構に制御信号が出力され、レーザヘッド23やプローブ24の停止位置が制御される。また、クランクシャフト11の振れ量等を測定する際には、プローブ24や回転角センサ26から制御ユニット27に向けて検出信号が送信される。なお、制御ユニット27は、制御信号等を演算するCPU、制御プログラム、演算式およびデータ等を格納するROM、一時的にデータを格納するRAM等によって構成される。また、制御ユニット27は、後述するように、計測部、設定部および制御部として機能する。
続いて、焼入れ加工におけるクランクピンP1〜P4の加熱状況について説明する。図3はクランクピンP3に対するレーザの照射状況を示す説明図である。図3には図1のA−A線に沿って切断したクランクシャフト11が示されている。また、図4はクランクピンP3の部位α,βにおける温度変化を示す線図である。図4には、部位αの温度変化が実線で示されており、部位βの温度変化が破線で示されている。図3に示すように、矢印X方向に回転するクランクピンP3には、上方からレーザLが照射される。すなわち、回転するクランクピンP3の外周部は上側で加熱されるため、図4に示すように、クランクピンP3の温度は周期的に上下しながら上昇することになる。ここで、図4に符号α1,β1で示すように、レーザの照射開始直後においては、クランクピンP3の外周部に大きな温度差が現れることになる。すなわち、レーザの照射開始直後においてクランクピンP3には熱膨張に伴う応力が発生するため、クランクシャフト11に曲がりが生じてしまう虞がある。なお、クランクピンP3を例に挙げて説明したが、他のクランクピンP1,P2,P4についても、クランクピンP3と同様に加熱されている。
以下、クランクシャフト11の曲がり値および焼入れ加工の初期加熱度について説明した後に、クランクシャフト11の焼入れ方法をフローチャートに沿って具体的に説明する。図5〜図7はクランクシャフト11の曲がり状態を示す説明図である。図5には図1の矢印B方向から見たクランクシャフト11が示され、図6および図7には図5の矢印A方向から見たクランクシャフト11が示されている。なお、図5には、クランクジャーナルJ3の振れ方向を示す角度として、クランクピンP2,P3側が0°と記載され、クランクピンP1,P4側が180°と記載される。また、図5に示す符号C1,C2は、クランクジャーナルJ3の中心を示している。
まず、クランクシャフト11の曲がり値(曲がり量)について説明する。クランクシャフト11の曲がり値とは、前述したクランクジャーナルJ3の振れ量におけるクランクピンP1〜P4の方向成分を意味している。すなわち、図5に符号C1で示すように、クランクジャーナルJ3の振れ量がLa1であり、クランクジャーナルJ3の振れ方向がθ1である場合には、クランクシャフト11の曲がり値は0°方向の成分である「+Lb1」となる。ここで、図6に示すように、クランクシャフト11の中心を示す符号C0とは、クランクシャフト11の両端の中心を結んだ中心線を意味している。すなわち、図5および図6に示すように、クランクシャフト11がクランクピンP2,P3側に凸となる場合には、クランクシャフト11の曲がり値は正側(+側)に算出される。また、図5に符号C2で示すように、クランクジャーナルJ3の振れ量がLa2であり、クランクジャーナルJ3の振れ方向がθ2である場合には、クランクシャフト11の曲がり値は180°方向の成分である「−Lb2」となる。すなわち、図5および図7に示すように、クランクシャフト11がクランクピンP1,P4側に凸となる場合には、クランクシャフト11の曲がり値は負側(−側)に算出される。前述したように、クランクジャーナルJ3の振れ方向が270°から90°の範囲に収まる場合には、クランクシャフト11の曲がり値は正側に算出される一方、クランクジャーナルJ3の振れ方向が90°から270°の範囲に収まる場合には、クランクシャフト11の曲がり値は負側に算出される。
続いて、焼入れ加工における初期加熱度について説明する。前述したように、レーザ照射直後においては、クランクピンP1〜P4の外周部に大きな温度差が現れることから、レーザ照射直後の加熱状況がクランクシャフト11の曲げに大きな影響を与えると考えられる。そこで、本発明の一実施の形態である焼入れ方法および焼入れ装置10においては、1回転目のクランクピンP1〜P4の温度上昇幅を初期加熱度として定義し、この初期加熱度を調整することでクランクシャフト11の曲がりを抑制している。すなわち、初期加熱度とは、クランクピンP1〜P4に対して1回転目に照射されるレーザのエネルギー量であり、レーザの出力やクランクシャフト11の回転速度によって増減する値である。すなわち、レーザの出力が高い場合には、急速に温度が上昇することから初期加熱度が大きくなる一方、レーザの出力が低い場合には、緩やかに温度が上昇することから初期加熱度が小さくなる。また、クランクシャフト11の回転速度が遅い場合には、レーザを受ける時間が長いことから初期加熱度が大きくなる一方、クランクシャフト11の回転速度が速い場合には、レーザを受ける時間が短いことから初期加熱度が小さくなる。
ここで、図8(a)〜(c)は初期加熱度がクランクシャフト11の曲げに与える影響を示すイメージ図である。図8(a)にはレーザ照射前の状態が示され、図8(b)には初期加熱度が小さい場合の状態が示され、図8(c)には初期加熱度が大きい場合の状態が示されている。図8(b)に示すように、初期加熱度が小さい場合、つまりレーザの出力が低い場合やクランクシャフト11の回転速度が速い場合には、クランクシャフト11の曲がりが抑制される。このことは、初期加熱度が小さいことから、クランクピンP1〜P4の外周部に現れる温度差が小さいためと考えられる。また、図8(c)に示すように、初期加熱度が大きい場合、つまりレーザの出力が高い場合やクランクシャフト11の回転速度が遅い場合には、クランクシャフト11の曲がりが促進される。このことは、初期加熱度が大きいことから、クランクピンP1〜P4の外周部に現れる温度差が大きいためと考えられる。
続いて、クランクピンP2,P3の焼入れに伴うクランクシャフト11の曲がり状況と、クランクピンP1,P4の焼入れに伴うクランクシャフト11の曲がり状況とについて説明する。図9(a)および(b)は曲がり値と初期加熱度との関係を示す線図である。図10は初期加熱度と加熱条件値との関係を示す線図である。図11(a)および(b)は曲がり値と加熱条件値との関係を示す線図である。図9(a)および図11(a)には、クランクピンP2,P3を焼入れする際の線図が示されており、図9(b)および図11(b)には、クランクピンP1,P4を焼入れする際の線図が示されている。なお、図10および図11に示した加熱条件値とは、レーザの出力をクランクシャフト11の回転速度で除して表現される。すなわち、レーザの出力が大きい場合や、クランクシャフト11の回転速度が遅い場合には、加熱条件値が大きく設定される。一方、レーザの出力が小さい場合や、クランクシャフト11の回転速度が速い場合には、加熱条件値が小さく設定される。
図9(a)に示すように、クランクピンP2,P3の焼入れ加工においては、初期加熱度が小さい程に、クランクシャフト11の曲がり値が正側で小さくなり、初期加熱度が大きい程に、クランクシャフト11の曲がり値が正側で大きくなる。また、図10に示すように、焼入れ加工の加熱条件値が小さい程に、初期加熱度は小さくなり、焼入れ加工の加熱条件値が大きい程に、初期加熱度は大きくなる。したがって、図11(a)に示すように、焼入れ加工の加熱条件値を小さく設定することにより、クランクシャフト11を正側に小さく曲げることが可能となる。一方、焼入れ加工の加熱条件値を大きく設定することにより、クランクシャフト11を正側に大きく曲げることが可能となる。すなわち、加熱条件値を大きく設定することにより、図6に矢印αで示すように、クランクシャフト11を曲げることが可能となる。一方、加熱条件値を小さく設定することにより、図6に矢印βで示すように、クランクシャフト11の曲げを抑制することが可能となる。
図11(a)に示すように、クランクピンP2,P3の焼入れ加工においては、焼入れを実施する際の加熱条件値に応じて、クランクシャフト11の回転速度が異なる3つの焼入れモード、つまり標準モード、低回転モードおよび高回転モードが設定されている。すなわち、加熱条件値をH1に調整する際には、クランクシャフト11を標準速度で回転させる標準モードが設定される。この標準モードにおいては、H1の加熱条件値が得られるように、予め設定された出力でレーザが照射される。また、加熱条件値をH1よりも大きな範囲で調整する際には、クランクシャフト11を標準速度よりも遅く回転させる低回転モードが設定される。この低回転モードにおいては、目標となる加熱条件値に応じてレーザの出力が設定される。さらに、加熱条件値をH1よりも小さな範囲で調整する際には、クランクシャフト11を標準速度よりも速く回転させる高回転モードが設定される。この高回転モードにおいては、目標となる加熱条件値に応じてレーザの出力が設定される。
図9(b)に示すように、クランクピンP1,P4の焼入れ加工においては、初期加熱度が小さい程に、クランクシャフト11の曲がり値が負側で小さくなり、初期加熱度が大きい程に、クランクシャフト11の曲がり値が負側で大きくなる。また、前述の図10に示すように、焼入れ加工の加熱条件値が小さい程に、初期加熱度は小さくなり、焼入れ加工の加熱条件値が大きい程に、初期加熱度は大きくなる。したがって、図11(b)に示すように、焼入れ加工の加熱条件値を小さく設定することにより、クランクシャフト11を負側に小さく曲げることが可能となる。一方、焼入れ加工の加熱条件値を大きく設定することにより、クランクシャフト11を負側に大きく曲げることが可能となる。すなわち、加熱条件値を大きく設定することにより、図7に矢印αで示すように、クランクシャフト11を曲げることが可能となる。一方、加熱条件値を小さく設定することにより、図7に矢印βで示すように、クランクシャフト11の曲げを抑制することが可能となる。
図11(b)に示すように、クランクピンP1,P4の焼入れ加工においては、焼入れを実施する際の加熱条件値に応じて、クランクシャフト11の回転速度が異なる3つの焼入れモード、つまり標準モード、低回転モードおよび高回転モードが設定されている。すなわち、加熱条件値をH2に調整する際には、クランクシャフト11を標準速度で回転させる標準モードが設定される。この標準モードにおいては、H2の加熱条件値が得られるように、予め設定された出力でレーザが照射される。また、加熱条件値をH2よりも大きな範囲で調整する際には、クランクシャフト11を標準速度よりも遅く回転させる低回転モードが設定される。この低回転モードにおいては、目標となる加熱条件値に応じてレーザの出力が設定される。さらに、加熱条件値をH2よりも小さな範囲で調整する際には、クランクシャフト11を標準速度よりも速く回転させる高回転モードが設定される。この高回転モードにおいては、目標となる加熱条件値に応じてレーザの出力が設定される。
以下、制御ユニット27によって実行される焼入れ方法の手順についてフローチャートに沿って説明する。図12および図13は焼入れ方法の手順の一例を示すフローチャートである。図12および図13においては、符号αで示した箇所で接続されている。また、図14(a)〜(c)は、クランクピンP2,P3の焼入れに伴うクランクシャフト11の変形状況を示すイメージ図である。図15(a)〜(c)は、クランクピンP1,P4の焼入れに伴うクランクシャフト11の変形状況を示すイメージ図である。なお、図14および図15には、クランクシャフト11の中心軸のみが示されている。
図12に示すように、ステップS10では、クランクピンP1〜P4の焼入れ前に、クランクシャフト11の曲がり値aが測定される。続いて、ステップS11では、曲がり値aが、第1規定範囲(0±X1)に収まるか否かが判定される。ステップS11において、曲がり値aが第1規定範囲に収まると判定された場合、つまりクランクシャフト11に曲がりが生じていない場合には、ステップS12に進む。ステップS12では、目標の加熱条件値が、前述した標準モードのH1に設定される。そして、ステップS13に進み、標準モードを用いてクランクピンP2,P3に焼入れ加工が施される。図11(a)に示すように、標準モードで用いられる加熱条件値H1とは、クランクシャフト11の曲がり値S1に対応する加熱条件値である。すなわち、図14(a)に破線で示すように、クランクシャフト11に曲がりが生じていない場合には、加熱条件値H1で標準モードが実施される。これにより、図14(a)に実線で示すように、曲がり値S1に向けてクランクシャフト11の曲げが制御される。
一方、ステップS11において、曲がり値aが第1規定範囲から外れると判定された場合には、ステップS14に進み、曲がり値aが0より大きいか否かが判定される。ステップS14において、曲がり値aが0よりも大きいと判定された場合には、ステップS15に進み、焼入れモードとして高回転モードが設定される。続くステップS16では、クランクシャフト11の目標曲がり値bが算出される。ここで、目標曲がり値bとは、加熱条件値H1で得られる曲がり値S1から、現在の曲がり値aを減算した値である(b=S1−a)。次いで、ステップS17では、目標曲がり値bに応じた加熱条件値が設定される。例えば、図11(a)に示すように、目標曲がり値が「b1」として算出された場合には、これに対応する加熱条件値として「Hb1」が設定される。そして、ステップS13では、目標曲がり値bに応じた加熱条件値(例えばHb1)が得られるように、照射されるレーザの目標出力が設定され、高回転モードでクランクピンP2,P3に焼入れ加工が施される。すなわち、図14(b)に破線で示すように、クランクシャフト11が正側に曲がっている場合には、目標曲がり値bに応じた加熱条件値で高回転モードが実施される。これにより、図14(b)に実線で示すように、曲がり値S1に向けてクランクシャフト11の曲げが制御される。
また、ステップS14において、曲がり値aが0以下であると判定された場合には、ステップS18に進み、焼入れモードとして低回転モードが設定される。続くステップS19では、クランクシャフト11の目標曲がり値bが算出される。前述したように、目標曲がり値bとは、曲がり値S1から曲がり値aを減算した値である(b=S1−a)。次いで、ステップS20では、目標曲がり値bに応じた加熱条件値が設定される。例えば、図11(a)に示すように、目標曲がり値が「b2」として算出された場合には、これに対応する加熱条件値として「Hb2」が設定される。そして、ステップS13では、目標曲がり値bに応じた加熱条件値(例えばHb2)が得られるように、照射されるレーザの目標出力が設定され、低回転モードでクランクピンP2,P3に焼入れ加工が施される。すなわち、図14(c)に破線で示すように、クランクシャフト11が負側に曲がっている場合には、目標曲がり値bに応じた加熱条件値で低回転モードが実施される。これにより、図14(c)に実線で示すように、曲がり値S1に向けてクランクシャフト11の曲げが制御される。
続いて、図13に示すように、ステップS21では、クランクピンP2,P3の焼入れ後に、再びクランクシャフト11の曲がり値cが測定される。続いて、ステップS22では、曲がり値cが、曲がり値S1を基準に設定される第2規定範囲(S1±X2)に収まるか否かが判定される。ステップS22において、曲がり値cが第2規定範囲に収まると判定された場合、つまりクランクシャフト11の曲がり値がほぼS1である場合には、ステップS23に進む。ステップS23では、目標の加熱条件値が、前述した標準モードのH2に設定される。そして、ステップS24に進み、標準モードを用いてクランクピンP1,P4に焼入れ加工が施される。図11(b)に示すように、標準モードで用いられる加熱条件値H2とは、クランクシャフト11の曲がり値S2に対応する加熱条件値である。すなわち、図15(a)に破線で示すように、クランクシャフト11が曲がり値S1で曲がっている場合には、加熱条件値H2で標準モードが実施される。これにより、図15(a)に実線で示すように、曲がり値0に向けてクランクシャフト11の曲げが制御される。
一方、ステップS22において、曲がり値cが第2規定範囲から外れると判定された場合には、ステップS25に進み、曲がり値cから曲がり値S1を減算して補正値dが算出される。続いて、ステップS26に進み、補正値dが0より大きいか否かが判定される。ステップS26において、補正値dが0よりも大きいと判定された場合には、ステップS27に進み、焼入れモードとして低回転モードが設定される。続くステップS28では、クランクシャフト11の目標曲がり値eが算出される。ここで、目標曲がり値eとは、加熱条件値H2で得られる曲がり値S2から、現在の曲がり値cに基づく補正値dを減算した値である(e=S2−d)。次いで、ステップS29では、目標曲がり値eに応じた加熱条件値が設定される。例えば、図11(b)に示すように、目標曲がり値がe1として算出された場合には、これに対応する加熱条件値としてHe1が設定される。そして、ステップS24では、目標曲がり値eに応じた加熱条件値(例えばHe1)が得られるように、照射されるレーザの目標出力が設定され、低回転モードでクランクピンP1,P4に焼入れ加工が施される。すなわち、図15(b)に破線で示すように、クランクシャフト11が曲がり値S1よりも正側に曲がっている場合には、目標曲がり値eに応じた加熱条件値で低回転モードが実施される。これにより、図15(b)に実線で示すように、曲がり値0に向けてクランクシャフト11の曲げが制御される。
また、ステップS26において、曲がり値aが0以下であると判定された場合には、ステップS30に進み、焼入れモードとして高回転モードが設定される。続くステップS31では、クランクシャフト11の目標曲がり値eが算出される。前述したように、目標曲がり値eとは、曲がり値S2から補正値dを減算した値である(e=S2−d)。次いで、ステップS32では、目標曲がり値eに応じた加熱条件値が設定される。例えば、図11(b)に示すように、目標曲がり値がe2として算出された場合には、これに対応する加熱条件値としてHe2が設定される。そして、ステップS24では、目標曲がり値eに応じた加熱条件値(例えばHe2)が得られるように、照射されるレーザの目標出力が設定され、高回転モードでクランクピンP1,P4に焼入れ加工が施される。すなわち、図15(c)に破線で示すように、クランクシャフト11が曲がり値S1よりも負側に曲がっている場合には、目標曲がり値eに応じた加熱条件値で高回転モードが実施される。これにより、図15(c)に実線で示すように、曲がり値0に向けてクランクシャフト11の曲げが制御される。
上述のように、クランクピンP1,P4に焼入れ加工が施されると、ステップS33に進み、クランクシャフト11の曲がり値fが測定される。続いて、ステップS34では、曲がり値fが、第3規定範囲(0±X3)に収まるか否かが判定される。ステップS34において、曲がり値fが第3規定範囲に収まると判定された場合、つまりクランクシャフト11の曲がりが許容範囲内である場合には、ステップS35に進み、OK判定が出力されてルーチンを抜ける。一方、ステップS34において、曲がり値fが第3規定範囲から外れると判定された場合、つまりクランクシャフト11の曲がりが許容範囲を外れる場合には、ステップS36に進み、NG判定が出力されてルーチンを抜ける。
これまで説明したように、クランクピンP2,P3を焼入れすることにより、クランクシャフト11の曲がり値は正側に変化する一方、クランクピンP1,P4を焼入れすることにより、クランクシャフト11の曲がり値は負側に変化する。さらに、クランクシャフト11の曲がり値の変化量は、クランクピンP1〜P4を焼入れする際の初期加熱度によって制御することが可能である。このため、本発明の一実施の形態である焼入れ方法においては、クランクシャフト11の曲がり値(曲がり量)を計測し(計測ステップ)、曲がり値に基づいて初期加熱度(目標エネルギー量)を設定し(設定ステップ)、初期加熱度に基づいてクランクシャフト11の回転速度とレーザの出力とを制御している(制御ステップ)。同様に、本発明の一実施の形態である焼入れ装置10は、計測部、設定部および制御部として機能する制御ユニット27により、クランクシャフト11の曲がり値を計測し、曲がり値に基づいて初期加熱度を設定し、初期加熱度に基づいてクランクシャフト11の回転速度とレーザの出力とを制御している。
これにより、クランクシャフト11の曲がり方向とその量とを制御することができるため、焼入れ加工後におけるクランクシャフト11の曲がりを抑制することが可能となる。ここで、図16(a)〜(c)はクランクシャフト11の変形状況を示すイメージ図である。図16(a)に示すように、直近の曲がり値に基づいて初期加熱度を設定した上で、クランクピンP2,P3を焼入れすることにより、クランクシャフト11を矢印A1方向に変形させる。そして、図16(b)に示すように、直近の曲がり値に基づいて初期加熱度を設定した上で、クランクピンP1,P4を焼入れすることにより、クランクシャフト11を矢印A2方向に変形させる。これにより、図16(c)に示すように、焼入れ加工後におけるクランクシャフト11の曲がりを抑制している。すなわち、最終的にクランクシャフト11の曲がり値が0に近づくように、直近の曲がり値に基づいてクランクピンP1〜P4を焼入れする際の初期加熱度を調整するのである。このように、曲がり値が0に近づくようにクランクシャフト11に焼入れを施すことにより、クランクシャフト11の曲がりを矯正する矯正作業を削減することができ、クランクシャフト11の製造コストを引き下げることが可能となる。また、焼入れ加工後の矯正作業を回避することができるため、クランクシャフト11の強度を確保することが容易となり、クランクシャフト11の焼入れ品質を向上させることが可能となる。
また、前述の説明では、初期加熱度を増減させる際に、クランクシャフト11の回転速度とレーザの出力との双方を制御している。このように、クランクシャフト11の回転速度とレーザの出力との双方を制御することにより、焼入れ品質を損なうことなく初期加熱度つまり曲がり値の調整幅を拡大することが可能となる。すなわち、レーザの出力を過度に増減させることなく、初期加熱度の調整幅を拡大することができるため、クランクシャフト11の焼入れ品質を確保することが可能となる。なお、前述の説明では、クランクシャフト11の回転速度を、標準モード、低回転モードおよび高回転モードの3段階に切り替えているが、これに限られることはない。例えば、クランクシャフト11の回転速度を2段階に切り替えても良く、クランクシャフト11の回転速度を無段階に制御しても良い。また、前述の説明では、クランクシャフト11の回転速度とレーザの出力との双方を調整しているが、これに限られることはない。例えば、初期加熱度つまり曲がり値の調整幅が狭くても良い場合には、クランクシャフト11の回転速度だけを制御して初期加熱度を調整しても良く、レーザの出力だけを制御して初期加熱度を調整しても良い。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述の説明では、クランクシャフト11の曲がり値に基づいて、クランクピンP1〜P4を焼入れする際の初期加熱度を設定しているが、これに限られることはない。例えば、クランクシャフト11の曲がり値に基づいて、クランクジャーナルJ1〜J5を焼入れする際の初期加熱度を設定しても良い。また、図示するクランクシャフト11は、水平対向エンジンに組み込まれるクランクシャフトであるが、これに限られることはなく、直列エンジンやV型エンジン等に組み込まれる他のクランクシャフトに本発明を適用しても良い。また、前述の説明では、軸部材であるクランクシャフト11に本発明を適用しているが、これに限られることはなく、軸部材であるカムシャフト等に本発明を適用しても良い。
前述の説明では、クランクピンP2,P3に焼入れを施した後に、クランクピンP1,P4に焼入れを施しているが、クランクピンP1〜P4を焼入れする際の順序としては如何なる順序であっても良い。また、前述の説明では、クランクピンP2,P3に焼入れを施した後に、クランクシャフト11の曲がり値を計測し、クランクピンP1,P4に焼入れを施した後に、クランクシャフト11の曲がり値を計測しているが、これに限られることはない。例えば、1本ずつクランクピンP1〜P4を焼入れする度に、クランクシャフト11の曲がり値を計測しても良い。また、前述の説明では、クランクシャフト11の曲がり値を計測する際に、クランクジャーナルJ3の振れ方向および振れ量を計測しているが、これに限られることはない。例えば、クランクシャフト11の曲がり値として、他のクランクジャーナルJ1,J2,J4,J5の振れ方向および振れ量を計測しても良い。
また、前述の説明では、クランクピンP2,P3やクランクピンP1,P4に焼入れを行う際に、クランクピンP2,P3やクランクピンP1,P4が回転中心となるようにしているが、クランクジャーナルJ1〜J5を回転中心とし、レーザヘッド23をクランクピンP1〜P4に追従させても良い。
10 焼入れ装置
11 クランクシャフト(軸部材)
P1〜P4 クランクピン(軸部)
27 制御ユニット(計測部,設定部,制御部)

Claims (4)

  1. 軸中心に位置する複数のクランクジャーナルと軸中心から偏心する複数のクランクピンとを備えたクランクシャフトを回転させ、前記クランクピンにビームを照射して焼入れする焼入れ方法であって、
    前記クランクシャフトの中央部に位置する前記クランクジャーナルの振れ量に基づいて、前記クランクシャフトの曲がり量を計測する計測ステップと、
    前記曲がり量に基づいて、前記クランクピンに1回転目に照射される前記ビームの目標エネルギー量を設定する設定ステップと、
    前記目標エネルギー量に基づいて、前記クランクシャフトの回転速度と前記ビームの出力との少なくともいずれか一方を制御する制御ステップと、
    を有する、焼入れ方法。
  2. 請求項1記載の焼入れ方法において、
    前記制御ステップでは、前記クランクシャフトの回転速度と前記ビームの出力との双方が制御される、焼入れ方法。
  3. 軸中心に位置する複数のクランクジャーナルと軸中心から偏心する複数のクランクピンとを備えたクランクシャフトを回転させ、前記クランクピンにビームを照射して焼入れする焼入れ装置であって、
    前記クランクシャフトの中央部に位置する前記クランクジャーナルの振れ量に基づいて、前記クランクシャフトの曲がり量を計測する計測部と、
    前記曲がり量に基づいて、前記クランクピンに1回転目に照射される前記ビームの目標エネルギー量を設定する設定部と、
    前記目標エネルギー量に基づいて、前記クランクシャフトの回転速度と前記ビームの出力との少なくともいずれか一方を制御する制御部と、
    を有する、焼入れ装置。
  4. 請求項3に記載の焼入れ装置において、
    前記制御部は、前記クランクシャフトの回転速度と前記ビームの出力との双方を制御する、焼入れ装置。
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