JP6363086B2 - 予定された省電力モードを伴う超低電力信号を使用した方法および装置 - Google Patents

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Description

[0001]本出願は、全般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、ワイヤレス受信機のための非常に短いページングメッセージを通信するためのシステムと、方法と、デバイスとに関する。
[0002]多くの電気通信システムでは、通信ネットワークは、空間的に離れたいくつかのインタラクションしているデバイスの間でメッセージを交換するために使用される。ネットワークは、たとえば、メトロポリタンエリア、ローカルエリア、またはパーソナルエリアであり得る、地理的範囲に従って分類され得る。そのようなネットワークは、それぞれ、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、またはパーソナルエリアネットワーク(PAN)と呼ばれる。ネットワークはまた、様々なネットワークノードとデバイスとを相互接続するために使用されるスイッチング/ルーティング技法(たとえば、回線交換対パケット交換)、送信のために利用される物理媒体のタイプ(たとえば、有線対ワイヤレス)、および使用される通信プロトコルのセット(たとえば、インターネットプロトコルスイート、SONET(同期光ネットワーキング:Synchronous Optical Networking)、イーサネット(登録商標)など)によって異なる。
[0003]ワイヤレスネットワークは、ネットワーク要素がモバイルであり、したがって動的な接続性が必要であるときに、またはネットワークアーキテクチャが、固定されたものではなくアドホックなトポロジーで形成される場合に、好ましいことが多い。ワイヤレスネットワークは、無線、マイクロ波、赤外線、光などの周波数帯域中の電磁波を使用する非誘導伝搬モードでは、無形の物理媒体を利用する。ワイヤレスネットワークは、有利なことに、固定有線ネットワークと比較して、ユーザモビリティと迅速な現場配置とを容易にする。
[0004]ワイヤレスネットワーク中の受信機は、パケット受信の間に、またはパケットを受信するのを待機している間に、大量の電力を消費することがある。したがって、ワイヤレスネットワークにおいて通信するための改善されたシステム、方法、およびデバイスが望まれる。
[0005]本発明のシステム、方法、およびデバイスは、それぞれいくつかの態様を有し、それらのうちのいずれの単一の態様も単独では本発明の望ましい属性を担わない。以下の特許請求の範囲によって表される本発明の範囲を限定することなく、ここでいくつかの特徴が簡単に論じられる。この説明を考慮した後、特に「発明を実施するための形態」と題されるセクションを読んだ後で、本発明の特徴が、ワイヤレスネットワーク中のアクセスポイントと局との間の改善された通信を含む利点をどのように提供するかが理解されよう。
[0006]あるイノベーションでは、ワイヤレス通信のためのワイヤレス局は、局に送信される第1の信号を処理するように構成される処理回路を備え、第1の信号は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す。局はさらに、示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて第1の受信機をアウェイク状態に送信するように構成される、ウェイクアップ回路を含む。第1の受信機は、示されたターゲットウェイクアップ時間にアクティベーション信号を受信するように構成される。局は、第1の受信機がアクティベーション信号を受信したことに基づいてアウェイク状態に移行し、アウェイク状態の間に第2の信号を受信するように構成される、第2の受信機を含む。
[0007]別のイノベーションでは、局によるワイヤレス通信のための方法が考慮される。方法は、局に送信される第1の信号を処理することを含み、第1の信号は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す。方法はさらに、示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて第1の受信機をアウェイク状態に移行することを含む。方法はさらに、示されたターゲットウェイクアップ時間に第1の受信機によってアクティベーション信号を受信することを含む。方法はさらに、アクティベーション信号に基づいて第2の受信機をアウェイク状態に移行することを含む。方法はさらに、第2の受信機によって第2の信号を受信することを含む。
[0008]別のイノベーションでは、非一時的コンピュータ可読媒体は、実行されると、ワイヤレス局に、局へ送信される第1の信号を処理させるコードを備え、第1の信号は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す。コードはさらに、局に、示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて第1の受信機をアクティベートさせ、示されたターゲットウェイクアップ時間に第1の受信機によってアクティベーション信号を受信させる。コードはさらに、局に、アクティベーション信号に基づいて第2の受信機をアウェイク状態へ移行させ、第2の受信機によって第2の信号を受信させる。
[0009]別のイノベーションでは、ワイヤレス通信のためのワイヤレス局が考慮される。局は、局に送信される第1の信号を処理するための手段を含み、第1の信号は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す。局はさらに、示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて第1の受信機をアウェイク状態に移行するための手段を含む。局はさらに、示されたターゲットウェイクアップ時間にアクティベーション信号を受信するための手段を含む。局はさらに、アクティベーション信号に基づいて第2の受信機をアウェイク状態に移行するための手段と、第2の受信機がアウェイク状態にある間に第2の信号を受信するための手段とを含む。
本開示の態様が利用され得るワイヤレス通信システムの例を示す図。 図1のワイヤレス通信システム内で利用され得るワイヤレスデバイスの例のブロック図。 本発明のある実装形態による、低電力のウェイクアップ信号の例を示す図。 本発明のある実装形態による、低電力のウェイクアップ信号の別の例を示す図。 媒体アクセス制御(MAC)フレーム400の構造の例を示す図。 媒体アクセス制御(MAC)フレーム500の構造の例を示す図。 図4および図5に示される媒体アクセス制御(MAC)ヘッダのMACの構造の例を示す図。 ページングを確立するための処理の例を示す図。 後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートするように、低電力受信機に対してウェイクアップページを使用する実装形態のために、アクセスポイントによって行われる処理の例を示す図。 後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートするように、低電力受信機に対してウェイクアップページを使用する実装形態のために、局によって行われる処理の例を示す図。 後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートするように、低電力受信機に対してウェイクアップページを使用するワイヤレス通信の実装形態のためのシーケンス図の例を示す図。 後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートするように、低電力受信機に対してウェイクアップページを使用する実装形態のために、アクセスポイントによって行われる処理の例を示す図。 後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートするように、低電力受信機に対してウェイクアップページを使用する実装形態のために、局によって行われる処理の例を示す図。 後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートするように、低電力受信機に対してウェイクアップページを使用するワイヤレス通信の実装形態のシーケンス図。 後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートするように、低電力受信機に対してウェイクアップページを使用する実装形態のために、アクセスポイントによって行われる処理の例を示す図。 後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートするように、低電力受信機に対してウェイクアップページを使用する実装形態のために、局によって行われる処理の例を示す図。 後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートするように、低電力受信機に対してウェイクアップページを使用するワイヤレス通信の実装形態のシーケンス図。 後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートするように、低電力受信機に対してウェイクアップページを使用する実装形態のために、アクセスポイントによって行われる処理の例を示す図。 後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートするように、低電力受信機に対してウェイクアップページを使用する実装形態のために、局によって行われる処理の例を示す図。 後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートするように、低電力受信機に対してウェイクアップページを使用するワイヤレス通信の実装形態のシーケンス図。 プライマリ受信機をデアクティベートするように、低電力受信機に対して一時休止ページを使用する実装形態のために、アクセスポイントによって行われる処理の例を示す図。 プライマリ受信機をデアクティベートするように、低電力受信機に対して一時休止ページを使用する例示的な実装形態のために、局によって行われる一連のステップを示す図。 プライマリ受信機をデアクティベートするように、低電力受信機に対して一時休止ページを使用する例示的な実装形態のシーケンス図。 アクセスポイントと局との間の同期のために低電力受信機に対して同期ページを使用する例示的な実装形態のシーケンス図。 APがセンサをグループ化し、各グループに対するビーコンおよびTIMより前の別々の時間に各サブセットに対するウェイクアップページを送信する、例示的な省電力の実装形態を示す図。 APがセンサをグループ化し、所与の時間から始まってトラフィック識別マップ(TIM)までウェイクアップページを送信する、例示的な省電力の実装形態を示す図。 APがセンサをグループ化し、所与の時間から始まってトラフィック識別マップ(TIM)までウェイクアップページを送信し、スリープページがウェイクアップ受信プロシージャを終了させる、例示的な省電力の実装形態を示す図。 APがセンサをグループ化し、各ビーコンよりも前に限られた数のウェイクアップページを送信する、例示的な省電力の実装形態を示す図。 スリープパケットを受信しない低電力受信機を伴わず、プライマリ受信機がビーコンを無視しない、実装形態を示す図。 ビーコンがそのビーコンを受信する前にウェイクアップページを受信する低電力受信機を伴う実装形態を示す図。 ビーコンがそのビーコンを無視する前にスリープページを受信する低電力受信機を伴う実装形態を示す図。 アクセスポイントによって行われるULPビーコニングモード処理の例を示すフローチャート。 局によって行われるULPビーコニングモード処理の例を示すフローチャート。 1つまたは複数のSTAの間の通信を含むワイヤレス通信システムを示す図。
[0044]添付の図面を参照して、新規のシステム、装置、および方法の様々な態様が以下でより十分に説明される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されることが可能であり、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の他の態様とは無関係に実装されるか、本発明の他の態様と組み合わされるかにかかわらず、本明細書で開示される新規のシステム、装置、および方法の任意の態様を包含することが意図されることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載される任意の数の態様を使用して、装置が実現されてよく、または方法が実践されてよい。加えて、本発明の範囲は、本明細書に記載される本発明の様々な態様に加えて、またはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実践される、そのような装置または方法を包含することが意図される。本明細書で開示される任意の態様が、請求項の1つまたは複数の要素によって具現化され得ることを理解されたい。
[0045]本明細書では特定の態様が説明されるが、これらの態様の多くの変形形態および置換は本開示の範囲内に入る。好ましい態様のいくつかの利益および利点が説明されるが、本開示の範囲が特定の利益、使用法、または目的に限定されることは意図されない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および送信プロトコルに広く適用可能であることが意図され、そのうちのいくつかが例として図面および好ましい態様の以下の説明において示される。発明を実施するための形態および図面は、限定的なものではなく本開示を説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびその等価物によって定義される。
[0046]普及しているワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。WLANは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを利用して、近くのデバイスを一緒に相互接続するために使用され得る。本明細書で説明される様々な態様は、ワイヤレスプロトコルなどの任意の通信規格に適用され得る。
[0047]いくつかの態様では、サブギガヘルツ帯域内のワイヤレス信号は、直交周波数分割多重(OFDM)、直接シーケンス拡散スペクトル(DSSS)通信、OFDMとDSSS通信との組合せ、または他のスキームを使用して、802.11ahプロトコルに従って送信され得る。802.11ahプロトコルの実装形態は、センサ、検針、およびスマートグリッドネットワークに使用され得る。有利には、802.11ahプロトコルを実装するいくつかのデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実装するデバイスよりも少ない電力を消費することがあり、および/または、比較的長い距離、たとえば約1キロメートル以上にわたってワイヤレス信号を送信するために使用されることがある。
[0048]いくつかの実装形態では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスするコンポーネントである様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイス、すなわちアクセスポイント(「AP」)および(局または「STA」とも呼ばれる)クライアントが存在し得る。一般に、APはWLANのためのハブまたは基地局として機能することができ、STAはWLANのユーザとして機能する。たとえば、STAはラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話などであり得る。ある例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの全般的な接続性を取得するために、WiFi(登録商標)(たとえば、802.11ahなどのIEEE802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAはAPとして使用されることもある。
[0049]アクセスポイント(「AP」)はまた、NodeB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eNodeB、基地局コントローラ(「BSC」)、送受信基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、送受信機機能(「TF」)、無線ルータ、無線送受信機、もしくは何らかの他の用語を備え、それらのいずれかとして実装され、またはそれらのいずれかとして知られ得る。
[0050]局「STA」はまた、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、もしくは何らかの他の用語を備え、それらのいずれかとして実装され、またはそれらのいずれかとして知られ得る。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の適切な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示される1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話もしくはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、娯楽デバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、ゲームデバイスもしくはシステム、全地球測位システムデバイス、または、ワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイスに組み込まれ得る。
[0051]上で論じられたように、本明細書で説明されるデバイスのいくつかは、たとえば、802.11ah規格を実装し得る。そのようなデバイスは、STAとして使用されるか、APとして使用されるか、他のデバイスとして使用されるかにかかわらず、スマート検針のためにまたはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサへの適用例を提供し、またはホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、代わりにまたは加えて、たとえば個人の健康管理のために、健康管理の状況において使用され得る。それらのデバイスはまた、(たとえばホットスポットとともに使用するための)広範囲のインターネット接続を可能にするための、またはマシンツーマシン通信を実施するための、監視のために使用され得る。
[0052]ワイヤレスデバイスは、信号を送信または受信するときに電力を消費する。本明細書で説明されるデバイスのいくつかは、異なる能力と異なるレベルの電力消費とを伴う複数の状態で動作する。たとえば、受信機は、受信機回路がアクティベートされており入来する信号を受信することができるアウェイク状態において、または、回路がアクティベートされておらず入来する信号を受信しない一時休止状態において、より多くの電力を消費する。受信機がアウェイク状態にあり入来する信号を受信するのを待機している時間の長さを減らすことは、電力消費を減らす。
[0053]ワイヤレスデバイスは、様々な電力管理モードを利用して動作状態を管理する。これらの電力管理モードは、デバイスが常にアウェイク状態である「アクティブ」、デバイスがアウェイク状態と一時休止状態のいずれかであり得る「通常省電力」、または、デバイスがアウェイク状態と、一時休止状態にあるときよりも電力を節約し得る低電力状態とのいずれかであり得る「超低電力による省電力」(PS−ULP:Power save with ultra low power)を含む。超低電力受信機(すなわち、デバイス中の第2の受信機)によって受信され得るページングメッセージを使用することに関する、本明細書で説明される実装形態は、本開示の明瞭性のために、ワイヤレスデバイスを動作させる多くの異なる電力モードに適用可能であってよく、本明細書で説明されるいくつかの実装形態の例は全般に、通常省電力モードを使用することに関する。
[0054]受信機STAがアウェイクである時間を減らすための簡単な方法は、信号が送信機から受信機に送信され得る、送信機と合意された短い時間間隔を除く大半の時間において、受信機を一時休止状態に移行することである。これは、通常の適用例ではトラフィックパターンが予測不可能であるため、柔軟でも効率的でもない。合意されたアウェイク時間はトラフィックパターンと一致しないことがあるので、一部のアウェイク時間は送信時間と一致しないことがある。信号が合意されたアウェイク時間の外側で送信されたために、送信された信号が受信されない時間もあり得る。
[0055]より柔軟で効果的な手法は、受信機がアウェイクへ移行することをトリガイベントがトリガするまで、受信機が一時休止することである。いくつかの実装形態では、トリガイベントは、回路がウェイクアップワイヤレス信号を受信するときに生成される。ウェイクアップ信号を受信する回路が単純な低電力受信機となるようにウェイクアップ信号が構成される場合、電力消費は減らされる。低電力受信機(「ウェイクアップ受信機」と呼ばれることがある)は、ワイヤレスデバイスの全体の電力消費を減らすために、通常のデータ受信機よりも少ないエネルギーを消費するように構成される。
[0056]一実装形態では、STAの通常のデータ受信機は一時休止状態にある。送信機(たとえば、APまたは他のSTAの)は、ワイヤレスに信号をSTAの低電力受信機に送信する。STAの低電力受信機は、ワイヤレス信号を受信し、いくつかのアクションを実行する。たとえば、このアクションは、STAの通常の受信機がデータを受信できるように、STAの通常のデータ受信機をアウェイク状態へ(直ちに、または規定された時間に、または規定された時間遅延で)ウェイクアップすることであり得る。いくつかの場合には、STAは次いで、STAがアウェイクしていることをAPまたは別のSTAに知らせるためのメッセージを送信する。次いで、APまたはSTAは、STAの通常の受信機にデータを送信することができ、このデータはSTAによって受信され処理される。
[0057]いくつかのデバイスでは、低電力受信機(「超低電力受信機」または「高周波(RF)ウェイクアップ回路」と呼ばれることがある)によって受信されるワイヤレス信号は、短いページングメッセージ(「ページ」)、ウェイクアップパケット、または超低電力(ULP)メッセージであり得る。本開示のいくつかの実装形態では、そのような信号またはページを使用して電力を節約するための、プロトコルが特定される。これは、限定はされないが、通常の省電力(PS:Power Save)プロトコルと未定自動省電力配信(U−APSD:Unscheduled Automatic Power Save Delivery)とを含む、複数の省電力モードプロトコルの状況におけるものであり得る。ビーコンに対するものである可能性のあるページのタイミング、関連するセットアップシグナリング、およびページフォーマットの実装形態も開示される。
[0058]本開示は、U−APSDが使用されるかどうかに応じて、ビーコンとPSポーリング/トリガフレームとを使用する通常のPSモードプロトコルとともにULPメッセージを使用するための、プロトコルを特定する。これは、限定はされないが、PS−ULPと、通常のPSプロトコルと、U−APSDとを含む、複数の省電力モードプロトコルの状況におけるものであり得る。本開示は、ビーコンに対するULPメッセージおよび関連するセットアップシグナリングの、可能性のあるタイミングを説明する。本開示はまた、初期状態、省電力モード(たとえば、PS−ULPモード)、および受信または送信される信号のいくつかの組合せに応じた、STAの状態移行を説明する。
[0059]限定はされないが、1MHzのPHYプリアンブル、2MHzのPHYプリアンブル、または様々な送信レートの短い制御フレームを含む、短いページメッセージの複数のフォーマットがあり得る。異なる状況では異なるフォーマットが適切であり得る。STAは、ページングメッセージとして特定の1つを使用するようにAPに求め得る。短いページング信号のフォーマットは、関連付けのときに、または管理フレームの交換を通じた後で、APとSTAとの間で合意される。
[0060]そのような実装形態では、ワイヤレスデバイスの低電力受信機によって受信される、送信され受信されるULPメッセージのフォーマット、コンテンツ、および定義は、受信機が入来するULPメッセージを特定し解析できるように、送信ワイヤレスデバイスおよび受信ワイヤレスデバイスによって知られている。いくつかの実装形態では、APまたは他のSTAは、あるターゲット時間に、および/またはある時間間隔で、ULPメッセージを送信する。いくつかの実装形態では、受信STAは、予想される構成およびコンテンツのいくつかのULPメッセージを受信するように設計される、単純な低電力の受信機回路を使用することができる。受信STAはさらに、ウェイクアップ回路を、超低電力、一時休止、またはアウェイクなどの異なる動作状態にする、省電力スキームによって、電力消費を減らすように構成され得る。いくつかの場合には、これらの状態は、STAの通常のデータ受信機および送受信機によって利用される状態に対応し得る。
[0061]いくつかの実装形態では、アナログ回路およびデジタル回路がオフまたはスリープにある時間を最大化することによって、電力が節約される。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス内の異なる回路は、異なる状態にあり得る。たとえば、通常のデータ受信機は一時休止状態であってよいが、ULP受信機はULPメッセージを受信するためにアウェイクしていてよい。
[0062]いくつかの実装形態では、RFウェイクアップ回路は、特定のRF信号構造を選択的に受信する。検出されると、RFウェイクアップ回路は、STAの通常のデータ受信機と送受信機とをアクティベートする。これらの通常の受信機は、アナログ回路および/またはデジタル回路を含み得る。
[0063]いくつかの実装形態では、状態移行は瞬間的ではない。たとえば、送受信機が電源投入されるとき、位相ロックループ(PLL)の収束時間、較正係数のローディング、およびレジスタをロードするための時間が大半は原因で、プライマリ受信機をアウェイクするのに数百マイクロ秒かかることがある。送受信機が完全に電源切断されているとき、ウェイクアップ時間は数百ミリ秒かかり得る。いくつかの実装形態では、状態移行時間を見込んで、十分な時間が割り振られ、媒体が確保される。
[0064]いくつかの実装形態では、低電力受信機は、ワイヤレスデバイスのプライマリ受信機とは別個のモジュールである。他の実装形態では、それらは同じモジュールの中にある。
[0065]いくつかの実装形態では、STAは、アウェイク状態のみを伴うアクティブモードで動作する。他の実装形態では、STAは、アウェイクおよび一時休止という2つの動作状態を伴う、通常のPSモードで動作する。
[0066]いくつかの実装形態では、STAは、省電力−超低電力(PS−ULP)モードで動作する。PS−ULPモードで動作するSTAのいくつかの実装形態では、STAは、アウェイク、一時休止、またはULPという3つの動作状態の間を移行し得る。一時休止状態からアウェイク状態、またはアウェイク状態から一時休止状態への移行は、既存のPSモード移行のスキームを使用することができる。一時休止状態からアウェイク状態に移行するとき、STAは、PSポーリングまたはトリガフレームをAPに送信し、データを受信する準備ができていることを示すことができる。アウェイク状態から一時休止状態に移行するとき、APは、STAがスリープに入ることを示す。いくつかの実装形態では、APは、More Dataパラメータを偽に設定する。他の実装形態では、APは、End of Serviceパラメータを真に設定する。他の実装形態では、同様の機構が利用され得る。本開示は、一時休止状態からULP状態への、ULP状態からアウェイク状態への、ULP状態から一時休止状態への、およびアウェイク状態からULP状態への移行と関連付けられる、様々な実装形態を説明する。
[0067]いくつかの実装形態では、ULP回路はすべての時間にアクティブでなくてよく、通常、周期的にオフにされる必要がある。本開示は、APおよびSTAが状態移行を調整し伝達することを可能にする、プロトコルを説明する。これらのプロトコルのいくつかの態様は、既存の省電力モードの機構と統合される。このことは、既存の仕様への変更を減らす。
[0068]いくつかの実装形態では、ページまたはULPメッセージは、ビーコンと共存する。ページまたはULPメッセージは、ビーコンと同じまたは異なるデューティサイクルで繰り返され得る。他の実装形態では、ページはビーコンを置き換え得る。
[0069]いくつかの実装形態では、ページまたはULPメッセージは、競合を減らすために使用され得る継続時間パラメータを含む。たとえば、継続時間の期間の間、または他の目的では、継続時間のセットの間、ウェイクアッププロトコルの間、アップリンク送信および/またはダウンリンク送信のための1つまたはいくつかのSTAに対して、タイムスロットが専用とされ得る。
[0070]いくつかの実装形態では、ページまたはULPメッセージは、プライマリ受信機をスリープへと移行するようにワイヤレスデバイスに指示する。このことは、バッテリー消費を減らし、APがSTAのためのBUを何ら有しないときに使用され得る。
[0071]APを含むワイヤレスデバイスは、STAを含む1つまたは複数のデバイスとのタイミング同期のために、ページまたはULPメッセージを送信することができる。たとえば、「データなし」メッセージを伴うページが、同期のために送信され得る。
[0072]ワイヤレスデバイス間で送信されるページはまた、通信媒体、プロトコルの変化、識別パラメータの変化、ターゲットビーコン通過時間(TBTT)の変化についての情報、または他の同様の情報を提供することができる。
[0073]そのような実装形態では、送信されるページのページフォーマット、コンテンツ、および定義は、受信機が入来するページを特定し解析できるように、送信ワイヤレスデバイスおよび受信ワイヤレスデバイスによって知られている。いくつかの実装形態では、APまたは他のSTAは、あるターゲット時間に、および/またはある時間間隔で、ページを送信する。いくつかの実装形態では、他のメッセージはその時にSTAに送信されなくてよい。ターゲットの時間に、既知の合意された短いページングメッセージを送信することによって、受信STAは、予想される構成およびコンテンツのいくつかのページを受信するように設計された、単純な低電力の受信機回路を使用することができる。受信STAはさらに、ウェイクアップ回路を一時休止状態またはアウェイク状態にする省電力スキームによって、電力消費を減らすように構成され得る。いくつかの実装形態では、そのような一時休止状態およびアウェイク状態は、STAの通常のデータ受信機および送受信機のために利用される一時休止状態およびアウェイク状態と、同様または同一であり得る。
[0074]いくつかの実装形態では、低電力受信機によって受信されるページは、PHYプリアンブルのみからなるNDP制御フレームであり得る。このページは、フレームのSIGフィールド中にウェイクアップ情報を含み得る。他の実装形態では、ページはMACフレームであり得る。MACフレームの例は、1に設定されたMore Dataを伴う通常のACK、QoS−CF−ACKフレーム、または別の短いMACフレームを含む。これらの、および同様の短いメッセージの長さ、ならびに明確に定義された限られたページのセットは、より長いメッセージ、明確に定義されていない入力のセット、またはより大きな入力のセットにより可能なものよりも簡単な論理と、少量のメモリと、安価なクロックとを伴う復号回路を動作可能にする。そのような回路は、電力消費を減らし、ビーコンとBUとを受信するプライマリSTA受信機よりも少量のメモリおよび/または簡単なクロックを使用するように最適化される実装形態において、ページを受信し復号するように最適化され得る。そのような実装形態は、信号の長さと消費される受信電力とを減らし、これによってバッテリー持続時間を延ばす。ページを受信し復号するためのSTA中の回路は、他の回路と統合される別個の受信機として実装され得る。
[0075]いくつかの実装形態では、ページは、競合を減らすために使用され得る継続時間パラメータを含む。たとえば、継続時間の期間の間、または他の目的では、継続時間のセットの間、ウェイクアッププロトコルの間、アップリンク送信および/またはダウンリンク送信のための1つまたはいくつかのSTAに対して、タイムスロットが専用とされ得る。
[0076]いくつかの実装形態では、ページは、プライマリ受信機をスリープへと移行するようにワイヤレスデバイスに指示する。このことは、バッテリー消費を減らし、APがSTAのためのBUを何ら有しないときに使用され得る。
[0077]APを含むワイヤレスデバイスは、STAを含む1つまたは複数デバイスとのタイミング同期のために、ページを送信することができる。たとえば、「データなし」メッセージを伴うページが、同期のために送信され得る。
[0078]ワイヤレスデバイス間で送信されるページはまた、通信媒体、プロトコルの変化、識別パラメータの変化、ターゲットビーコントランジット時間(TBTT)の変化についての情報、または他の同様の情報を提供することができる。
[0079]センサネットワークを含み得る、デバイスのワイヤレスネットワークまたは有線ネットワークのいくつかの実装形態では、ダウンロード(DL)データを受信する際の厳しいレイテンシ要件とともに、低デューティサイクルのアップロード(UL)とDLトラフィックとを伴う、適用例の種類があり得る。たとえば、1秒のレイテンシで、警告または命令に応答することが必要であり得る。802.11ahは、560us+>13B+TIM@150Kbps>1.5msという短いビーコンを定義するが、ビーコンを使用してDLデータを示す通常のPSモードは、十分に効率的ではないことがある。TIMサイズは拘束されず、追加のフィールド/IEが存在することがある。
[0080]いくつかの実装形態では、低電力受信機および改良されたページングプロトコルは、最適化された受信機の動作を可能にし得る。このプロトコルは、既存の802.11省電力動作モードと共存でき、同期フレームを伴うターゲットウェイクアップ時間のような、既存の802.11ahの機構の上に構築され得る。
[0081]これらの実装形態では、STAは、ターゲットウェイクアップ時間についてAPと合意する。STAはまた、TWTにおいて、APにバッファリングされたユニットがあるかどうかを示す短いページングメッセージをSTAが受信することを望むかどうかを、APに示す。STAは、上記の要求と、TWTに対して示された時間のような、必要とされ得る任意の他のパラメータとを含む管理フレームを、APに送信することができる。短いページが送信されることをSTAが要求した場合、およびデータが保留中である場合、APは、ターゲットウェイクアップ時間において、STAに向けられる非常に短いページングメッセージを送信する。同じTWTが2つ以上のSTAに割り当てられる場合、これはグループキャストに拡張され得る。このメッセージを受信するSTAについて、STAには3つの選択肢がある。第1の選択肢は、バッファリングされたユニット(BU)を示すTIMを受信したかのように動作し、PSポーリングまたはトリガフレームを送信することである。第2の選択肢は、次の短いビーコンを読み取り、通常の省電力(PS)の場合のように進めることである。第3の選択肢は、ある時間の後でAPからのさらなるポーリングメッセージを待機することである。
[0082]これらの実装形態では、非常に短いページングメッセージはNDP制御フレームである。制御フレームは、ページングされているSTAの(部分的な)AIDを含む。制御フレームはまた、STAのためのBUがあるかどうかを示すビットを含む。いくつかの場合には、制御フレームは、タイムスタンプの複数のLSBのような同期情報を含む。ページはTWTにおいて受信され、ビーコンはTBTTにおいて受信される。ページは、最適化されたRX ON 560usである。通常のPSモードでは、STAは短いビーコンを復号する。
[0083]ページを使用することによって、STAは、短いNDP制御フレームを復号するだけでよい。いくつかの実装形態では、NDP制御フレームを復号するための時間は、ビーコンを復号するための時間の3分の1未満である。たとえば、短いビーコンを復号するために1.5msを超える、NDP制御フレームを復号するための時間の3倍より大きい。
[0084]いくつかの実装形態では、最適化された受信機は、完全な受信機の代わりにページングメッセージを受信する。これが可能である例は、ページが明確に定義されている場合である。PHY受信機は、NDPフレームのみを検出し復号するように最適化され得る。単純なMACでは、受信時の動作に制約があり得る。
[0085]いくつかの実装形態では、データのデューティサイクルが低い。いくつかの実装形態では、任意の時点において、1つのSTAだけがページングされる必要がある可能性が高い。いくつかの実装形態では、異なるSTAは異なるTWTまたは近くのTWTを割り当てられ得る。いくつかの実装形態では、複数のSTAは同じTWTを割り当てられ得る。グループAIDは、複数のSTAをページングするために定義され得る。複数のNDPは、1つのSTAをそれぞれ対象とするシーケンスにおいて送信され得る。
[0086]本開示で説明される方法およびシステムの1つの利点は、ダウンロード配信を最適化するということである。IEEEによって承認されるような、同期フレームを持つ既存のターゲットウェイク時間(TWT)の手法は、アップロードアクセスを改善することに注目する。
[0087]本開示の提案される方法およびシステムは、IEEEによってすでに承認されている、同期フレームを伴う既存のTWTの概念を改良する。既存の承認されている手法は、DL配信よりもULアクセスに利益をもたらす。TWTのために、STAおよびAPは、ULデータとDLデータの交換のためのウェイクアップ時間について合意する。既存の手法では、より高速なUL媒体アクセスを可能にするために、TWTのスロット境界においてAPによって送信される同期フレーム。本開示は、既存の機構を拡張してダウンロード配信も最適化する。
[0088]いくつかの実装形態では、チャネルがアイドル状態であり、STAが媒体と迅速に同期するために同期フレームを受信することを要求した場合、または、STAがダウンリンクバッファユニットまたはチェックビーコンの通知を受信することを要求した場合、APは、スロット境界またはSTAのターゲットウェイク時間において同期フレームを送信する。同期フレームは、ターゲットSTAの(部分的な)AID、制御情報(BUの存在、ビーコン読取り、同期のみ)をSIG中に含むNDP制御フレームである。NDP同期フレームを送信した後で、APは、STAがアクティブモードになる前に、データまたは管理フレームをSTAに送信しなくてよい。
[0089]いくつかの実装形態では、NDP同期フレームの1〜2MHzのPHYプリアンブルSIGフィールドは、Partial AID(約6〜13ビットのAIDおよびBSSIDのハッシュ)を含み得る。それは、保留中のBUおよびビーコン読取りのためのビットを伴う情報フィールドも含み得る。ULデータのみのための同期に対しては、両方のビットが0に設定される。保留中のBUが0でありビーコン読取りが1であるとき、STAは完全なビーコンを読み取るように指示される。保留中のBUが1であるがビーコン読取りが0であるとき、STAは、BUが利用可能であることを知らされるので、PSポーリングを送信し、またはデータを待機する。両方のビットが0に設定されるとき、STAは、TIMビーコンを読み取るように指示される。
[0090]いくつかの実装形態では、CRC、Tail、MAC−NDP、Type、Partial−AID、およびInfo/reservedのビットの数は、それぞれ、4、6、1、4、6〜13、および8〜15である。他の実装形態では、CRC、Tail、MAC−NDP、Type、Partial−AID、およびInfo/reservedのビットの数は、それぞれ、4、6、1、4、6〜13、および20〜27である。
[0091]いくつかの実装形態では、ビーコンをページで置き換えることは、エネルギーの仮定を減らす。100mWの受信電力、スリープ電力または10mW、20ppmのクロックのドリフトを仮定することによって評価が開始されてよく、STAによるBUがないことはなお、レイテンシを保証するのを妨げる。MCS0 rep2における16バイトの短いビーコン(1.4ms)を240/560usという短いページで置き換え、ビーコンのベースラインのために使用されるものと同じ期間をページの選択肢に対して仮定することによって、このページングの枠組みは、はるかに少ないエネルギーを消費する。最適化された受信機は、エネルギー消費をさらに減らすように設計され得る。最適化された受信機によって、特に小さなレイテンシにおける非常に大きなエネルギーの節約が可能であり、100msのレイテンシでは5〜10倍のバッテリー持続時間の向上が推定され、2sのレイテンシでは2〜5倍のバッテリー持続時間の向上が推定される。
[0092]いくつかの実装形態では、STAが媒体と迅速に同期するために同期フレームを受信することを要求した場合、または、STAがダウンリンクバッファユニットまたはチェックビーコンの通知を受信することを要求した場合、APは、ポイント調整機能(PCF:Point Coordination Function)フレーム間スペース(PIFS:Interframe Spaces)を使用して、スロット境界またはSTAのターゲットウェイク時間において同期フレームを送信する。APは、STAのターゲットウェイク時間から時間Tが経った後、同期フレームの送信を中止する。同期フレームは、ターゲットSTAの(部分的な)AID、制御情報(BUの存在、ビーコン読取り、同期のみ)をSIG中に含むNDP制御フレームである。NDP同期フレームを送信した後で、APは、STAがアクティブモードになる前に、データまたは管理フレームをSTAに送信しなくてよい。
[0093]図1は、本開示の態様が利用され得る例示的なワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス規格、たとえば802.11ah規格に従って動作することができる。ワイヤレス通信システム100は、STA106と通信するAP104を含み得る。
[0094]様々な処理および方法は、AP104とSTA106との間の、ワイヤレス通信システム100における送信のために使用され得る。たとえば、信号は、OFDM/OFDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送信され受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100は、OFDM/OFDMAシステムと呼ばれ得る。代替的に、信号は、CDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送信され受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100は、CDMAシステムと呼ばれ得る。
[0095]AP104からSTA106の1つまたは複数への送信を容易にする通信リンクはダウンリンク(DL)108と呼ばれることがあり、STA106の1つまたは複数からAP104への送信を容易にする通信リンクはアップリンク(UL)110と呼ばれることがある。代替として、ダウンリンク108は順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれることがあり、アップリンク110は逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれることがある。
[0096]AP104は、基地局として動作し、基本サービスエリア(BSA)102においてワイヤレス通信カバレッジを提供することができる。AP104は、AP104と関連付けられる、また通信のためにAP104を使用するSTA106とともに、基本サービスセット(BSS)と呼ばれ得る。ワイヤレス通信システム100は、中央AP104を有しないことがあり、むしろ、STA106間のピアツーピアネットワークとして機能し得ることに留意されたい。したがって、本明細書で説明されたAP104の機能は、STA106のうちの1つまたは複数によって代替的に実行され得る。
[0097]AP104は、ダウンリンク108などの通信リンクを介して、システム100の他のノードSTA106にビーコン信号(または単に「ビーコン」)を送信することができ、ビーコン信号は、他のノードSTA106がタイミングをAP104と同期するのを助けることができ、または、他の情報もしくは機能を提供することができる。そのようなビーコンは周期的に送信され得る。一態様では、連続する送信の間の期間は、スーパーフレームと呼ばれ得る。ビーコンの送信は、いくつかのグループまたは間隔に分割され得る。一態様では、ビーコンは、限定はされないが、共通クロックを設定するためのタイムスタンプ情報、ピアツーピアネットワーク識別子、デバイス識別子、能力情報、スーパーフレーム継続時間、送信方向情報、受信方向情報、近隣リスト、および/または、拡張近隣リストなどの情報を含んでよく、これらのうちのいくつかが以下でさらに詳細に説明される。したがって、ビーコンは、いくつかのデバイスの間で両方共通の(たとえば、共有される)情報と、所与のデバイスに固有の情報とを含み得る。
[0098]AP104は、ダウンリンク108などの通信リンクを介して、システム100の他のノードSTA106に短いページメッセージ信号(または単に「ページ」)を送信することができ、ページは、他のノードSTA106がタイミングをAP104と同期するのを助けることができ、または、他の情報もしくは機能を提供することができる。そのようなページは周期的に送信され得る。一態様では、連続する送信の間の期間は、ページスーパーフレームと呼ばれ得る。ページの送信は、いくつかのグループまたは間隔に分割され得る。一態様では、ページは、限定はされないが、受信機をウェイクアップする時間、受信機をスリープする時間、または継続時間情報、共通クロックを設定するためのタイムスタンプ情報、ピアツーピアネットワーク識別子、デバイス識別子、能力情報、ページスーパーフレーム継続時間、送信方向情報、および/または、受信方向情報などの情報を含んでよく、これらのうちのいくつかが以下でさらに詳細に説明される。したがって、ページは、いくつかのデバイスの間で両方共通の(たとえば、共有される)情報と、所与のデバイスに固有の情報とを含み得る。短いページメッセージ信号はまた、低電力信号、超低電力信号、またはメッセージ、またはパケットと呼ばれ得る。
[0099]いくつかの態様では、STA106は、AP104に通信を送信し、および//またはAP104から通信を受信するために、AP104と関連付けることが必要とされ得る。一態様では、関連付けるための情報は、AP104によってブロードキャストされるビーコンに含まれる。そのようなビーコンを受信するために、STA106は、たとえば、カバレッジ領域にわたって広範なカバレッジ探索を実行することができる。探索はまた、たとえば、灯台スキームでカバレッジ領域をスイープすることによって、STA106により実行され得る。関連付けるための情報を受信した後、STA106は、関連付け調査または要求などの基準信号をAP104に送信することができる。いくつかの態様では、AP104は、たとえば、インターネットまたは公衆交換電話網(PSTN)などのより大きいネットワークと通信するために、バックホールサービスを使用することができる。
[00100]したがって、いくつかのワイヤレス通信システム100では、AP104は、STA106のためにAP104においてバッファリングされたデータがあるかどうか示すページングメッセージを、省電力モードにある複数のSTA106に送信することができる。STA106は、この情報を使用して、アウェイク状態または一時休止状態にいつ移行するかを決定することができる。たとえば、STA106がページングされていないとSTA106が判定した場合、STA106は一時休止状態に入ることができる。代替として、STA106がページングされ得るとSTA106が判定した場合、STA106は、ある時間期間、アウェイク状態に入ってページを受信し、さらにページに基づいてアウェイク状態にいつ入るかを決定することができる。さらに、STA106は、ページを受信した後、ある時間期間、アウェイク状態にとどまることができる。別の例では、STA106は、ページングされたときも、ページングされないときも、本開示と矛盾しない他の方法で機能するように構成され得る。
[00101]いくつかの態様では、ページングメッセージは、トラフィック識別マップ(TIM)のようなビットマップ(この図に示されない)を含み得る。いくつかのそのような態様では、ビットマップはいくつかのビットを含み得る。これらのページングメッセージは、ビーコンまたはTIMのフレームでAP104からSTA106に送信され得る。ビットマップ中の各ビットは、複数のSTA106のうちの特定のSTA106に対応してよく、各ビットの値(たとえば、0または1)は、AP104がその特定のSTAのために有するバッファリングされたユニット(BU)を受信することが可能となるために、対応するSTA106がなるべき状態(たとえば、一時休止状態またはアウェイク状態)を示すことができる。したがって、ビットマップのサイズは、ワイヤレス通信システム100内のSTA106の数に正比例し得る。したがって、ワイヤレス通信システム100内の多数のSTA106は、大きなビットマップをもたらし得る。
[00102]いくつかの態様では、長時間スリープとなるSTA106は、入来するTIMメッセージを読み取るためにウェイクアップしないことがある。たとえば、STA106は、延長スリープモードでは、1つまたは複数のTIMメッセージを通じてスリープになるように構成され得る。この場合、STA106は、STA106がいずれのTIMメッセージも読み取れないことを、AP104に事前にアドバタイズしていることがある。したがって、AP104は、TIMメッセージ中に対応する識別子を含めなくてよい。様々な実装形態では、STA106は、制御メッセージを使用して、または関連付け中に直ちに、STA106が1つまたは複数のTIMメッセージのためにウェイクアップしないこと(すなわち、それらが上述の省電力モードで動作していること)をAP104に通知し得る。
[00103]このようにAP104に通知したSTA106に対しては、AP104がSTA106を対象とするBUを有するときでも、AP104はTIMメッセージ中に識別子を含めなくてよい。STA106は、任意の時間にAP104へPSポーリングを送信することによって、STA106のBUを要求することができる。一実装形態では、AP104は、PSポーリングに応答して、BUを直ちに送信することができる。別の実装形態では、AP104は、PSポーリングにACKで応答し、後でBUを配信することができる。さらに別の実装形態では、AP104は、PSポーリングに(ACKでもBUでも)直ちに応答しないことがある。AP104は、代わりに、TIMメッセージの後の所与の予定された時間の後に送信される、累積ACKフレームで返答することができる。
[00104]様々な実装形態では、STA106は、PSポーリング(動的インジケーションの場合)、APに送信される関連付け要求、調査要求、および/または別の管理フレーム(静的インジケーションの場合)を介して、BUを配信するための待ち時間を規定することができる。他の実装形態では、AP104は、肯定応答(ACKまたはack)フレーム、TIM要素(動的インジケーションの場合)、STA106に送信されるビーコン、関連付け応答、調査応答、または他の管理フレーム(静的インジケーションの場合)を介して、BUを配信するための待ち時間を規定することができる。STA106は、待ち時間の継続時間の間、スリープに入ることができる。STA106は、ACKを送信することによって、BUの正しい受信に肯定応答することができる。STA106は次いで、スリープに戻ることができる。
[00105]図2は、図1のワイヤレス通信システム100内で利用され得るワイヤレスデバイス202の例示的な機能ブロック図を示す。ワイヤレスデバイス202は、本明細書で説明される様々な方法を実施するように構成され得るデバイスの例である。たとえば、ワイヤレスデバイス202は、STA106のうちの1つ、またはリレー320および/または330のうちの1つを備え得る。
[00106]ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含み得る。プロセッサ204は、中央処理装置(CPU)とも呼ばれ得る。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ206は、命令とデータとをプロセッサ204に提供することができる。メモリ206の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)も含み得る。プロセッサ204は通常、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて、論理演算と算術演算とを実行する。メモリ206中の命令は、本明細書で説明される方法を実施するように実行可能であり得る。
[00107]プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサによって実装された処理システムを備えてよく、またはそのコンポーネントであってよい。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、ステートマシン、ゲート論理、個別のハードウェアコンポーネント、専用のハードウェア有限ステートマシン、または、情報の計算もしくは他の操作を実行することができる任意の他の適切なエンティティの任意の組合せによって実装され得る。
[00108]処理システムはまた、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体も含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェアと呼ばれるか、ファームウェアと呼ばれるか、ミドルウェアと呼ばれるか、マイクロコードと呼ばれるか、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または別様に呼ばれるかにかかわらず、任意のタイプの命令を意味すると広く解釈されるべきである。命令は、(たとえば、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、または任意の他の適切なコード形式の)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明される様々な機能を処理システムに実行させる。
[00109]ワイヤレスデバイス202が送信ノードとして実装または使用されるとき、プロセッサ204は、複数の媒体アクセス制御(MAC)ヘッダタイプのうちの1つを選択し、そのMACヘッダタイプを有するパケットを生成するように構成され得る。たとえば、プロセッサ204は、以下でさらに詳細に説明されるように、MACヘッダとペイロードとを備えるパケットを生成し、どのようなタイプのMACヘッダを使用するかを判定するように構成され得る。
[00110]ワイヤレスデバイス202が受信ノードとして実装または使用されるとき、プロセッサ204は、複数の異なるMACヘッダタイプのパケットを処理するように構成され得る。たとえば、プロセッサ204は、以下でさらに論じられるように、パケット中で使用されるMACヘッダのタイプを判定し、それに応じてパケットおよび/またはMACヘッダのフィールドを処理するように構成され得る。
[00111]ワイヤレスデバイス202はまた、ワイヤレスデバイス202と遠隔の位置との間のデータの送信と受信とを可能にするために、送信機210および/または受信機212を含み得る筐体208を含み得る。送信機210と受信機212は、送受信機214へと組み合わされ得る。アンテナ216は、筐体208に取り付けられ、送受信機214に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス202は、複数の送信機、複数の受信機、複数の送受信機、および/または複数のアンテナも含み得る(図示せず)。
[00112]ワイヤレスデバイス202は、送受信機214によって受信された信号のレベルを検出し、定量化しようとする際に使用され得る、信号検出器218も含み得る。信号検出器218は、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度および他の信号などの信号を検出することができる。ワイヤレスデバイス202は、信号を処理する際に使用するデジタル信号プロセッサ(DSP)220も含み得る。DSP220は、送信のためのパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは物理レイヤデータユニット(PPDU)を備え得る。
[00113]受信機212は、異なるMACヘッダタイプを有するパケットをワイヤレスに受信するように構成され得る。いくつかの態様では、受信機212は、以下でさらに詳細に説明されるように、使用されたMACヘッダのタイプを検出し、それに応じてパケットを処理するように構成される。
[00114]ワイヤレスデバイス202は、送受信機214によって受信された信号のレベルを検出し、定量化しようとする際に使用され得る、信号検出器218も含み得る。信号検出器218は、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度および他の信号などの信号を検出することができる。ワイヤレスデバイス202は、信号を処理する際に使用するデジタル信号プロセッサ(DSP)220も含み得る。DSP220は、送信のためのデータユニットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、データユニットは物理レイヤデータユニット(PPDU)を備え得る。いくつかの態様では、PPDUはパケットと呼ばれる。
[00115]ワイヤレスデバイス202はさらに、第2の低電力受信機228を備えるウェイクアップ回路230を備え得る。一態様では、低電力受信機228は、動作の間に受信機214によって通常消費される電力よりも少ない電力を消費するように構成され得る。たとえば、低電力受信機228は、送受信機214と比較すると、動作時に、およそ10倍、20倍、50倍、または100倍(またはそれ以上)少ない電力を消費するように構成され得る。一態様では、低電力受信機228は、OFDMおよび他の同等の技法に基づいて信号を送信し受信するように構成され得る送受信機214と比較すると、オンオフ変調または周波数偏移変調(FSK)のような変調/復調技法を使用して信号を受信するように構成され得る。低電力受信機228を有するワイヤレスデバイス202であるSTA106は、本明細書では低電力受信機STA228と呼ばれ得る。低電力受信機228を含まない可能性がある、または、送受信機214がアクティベートされるモードで動作している可能性がある他のSTAは、本明細書ではSTA106と呼ばれ得る。
[00116]いくつかの態様では、ワイヤレスデバイス202はさらに、ユーザインターフェース222を備え得る。ユーザインターフェース222は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカ、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザに情報を伝え、および//またはユーザからの入力を受信する、任意の要素またはコンポーネントを含み得る。
[00117]ワイヤレスデバイス202の様々なコンポーネントは、バスシステム226によって一緒に結合され得る。バスシステム226は、たとえば、データバスを含んでよく、さらには、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含んでよい。ワイヤレスデバイス202のコンポーネントは、何らかの他の機構を使用して、互いに結合され、または互いに対する入力を受け入れ、または提供し得ることを当業者は諒解されよう。
[00118]図2には、いくつかの別個のコンポーネントが示されているが、コンポーネントの1つまたは複数が組み合わされ、または共通に実装され得ることを当業者は認識するであろう。たとえば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上で説明された機能を実装するためだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関して上で説明された機能を実装するためにも使用され得る。さらに、図2に示されるコンポーネントの各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
[00119]ワイヤレスデバイス202は、STA106を備えてよく、通信を送信および/または受信するために使用されてよい。すなわち、STA106は、送信機デバイスまたは受信機デバイスとして機能し得る。いくつかの態様は、信号検出器218が、送信機または受信機の存在を検出するために、メモリ206およびプロセッサ204上で動作しているソフトウェアによって使用されることを企図する。
[00120]受信機212のようなSTA106の受信機は、AP104または別のSTAからのパケットの受信の間に、またはパケットが受信されるのを待機している間に、大量の電力を消費し得る。STA106によって消費される電力の量は、受信機が短い時間間隔の間オフされれば、減らされ得る。たとえば、STA106の受信機は、AP104およびSTA106によって合意された時間に、オフまたはオンされ得る。しかしながら、合意された時間に受信機をオフすることは、柔軟または効率的ではないことがある。AP104への、およびAP104からのトラフィックパターンは予測可能でないことがあるので、STA106に送信される準備ができているパケットがないときに、合意された時間が来ることがある。同様に、STA106の受信機がオフにされているときに、パケットはSTA106へ送信される準備ができることがある。
[00121]いくつかの実装形態では、上で説明された欠点のいくつかは、STA106に第2の受信機を含めることによって最小化され得る。第2の受信機は、WLAN(たとえば、IEEE 802.11プロトコルなど)と互換性のある低電力受信機であり得る。たとえば、STA106の低電力受信機は、AP104と通信する(たとえば、AP104からパケットを受信する)ことが可能であり得る。別の例として、STA106の低電力受信機は、STA106と関連付けられないものを含む、他のSTAと通信することが可能であり得る。本明細書で説明されるように、低電力受信機の使用はエネルギー消費を減らし得る。
[00122]一般に、STA106(たとえば、ワイヤレスデバイス202)は、AP104または別のSTAからメッセージが受信されたときにスリープ状態または一時休止状態から受信機212をウェイクアップする、RFウェイクアップ受信機を含み得る。RFウェイクアップ受信機は、受信機212がウェイクアップしデータの受信を開始するための媒体を確保し得る。さらなる実施形態では、RFウェイクアップ受信機は、AP104と合意された予定に基づいて、オンされオフされ得る。これは、エネルギー消費をさらに減らし得る。
[00123]ある実装形態では、STA106は、STA106が動作している所与の電力管理(または省電力)モードのいくつかの状態の1つにあり得る。たとえば、状態は、STA106が「アウェイクして」おり、STA106が信号を(その主信号受信機212で)受信し、処理し、送信できる、アクティブ状態を含み得る。言い換えると、アクティブ状態では、STA106の受信機212ならびに任意の関連付けられるアナログ回路および/またはデジタル回路は、STA106が信号を受信し、処理し、送信できるように、オンされ得る。STA106がPSモードにあるとき、STA106は、アウェイク状態または一時休止状態にあり得る。一時休止状態では、STA106は、主信号受信機212で信号を受信できず、より少ない電力が消費される。信号を受信するために、STA106はアウェイク状態に置かれてよく、通常、周期的に(たとえば、ビーコンを確認するために100msごとに)アウェイクする。いくつかの実装形態では、STA106は、PS低電力モード(PS−LPモード)でも動作することができる。PS−LPモードでは、ワイヤレスデバイスの主信号受信機(たとえば、デバイス202の受信機212)は、通常は周期的にアウェイクしないが、代わりに、メイン受信機は、メイン受信機212をウェイクアップするようにインジケートする信号を低電力受信機228が受信したときにウェイクアップさせられる。したがって、PS−LPモードのいくつかの実装形態では、STAの状態は、アウェイク、一時休止、または低電力であり得る(このとき、STAは周期的にウェイクアップしないが、代わりに、低電力受信機において受信される信号によってアウェイクされる)。PS−LPモードの他の実装形態では、STAの状態はアウェイクまたは低電力であり得るが、一時休止状態を有しない。
[00124]PSモードでは、STA106はアウェイク状態にあってよく(たとえば、受信機212ならびに任意の関連付けられるアナログ回路および/またはデジタル回路がオンされる)、または、一時休止状態にあってよい(たとえば、RFウェイクアップ受信機はオンされるが、受信機212ならびに任意の関連付けられるアナログ回路および/またはデジタル回路はオフされる)。APは、ワイヤレスデバイスがPS−LPモードで動作しているかどうかを知らないことがある。たとえば、レガシーデバイスは、低電力受信機を含まないことがある。したがって、PS−LPモードを利用できるデバイスに対してはPS−LPモードを利用でき、レガシーデバイスが通常動作する通りに動作するようにレガシーデバイスにも対応する、通信プロトコルが使用され得る。
[00125]いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイスがレガシーの省電力モードにあるとき、ワイヤレスデバイスビー、いくつかの動作モードの1つで動作可能。たとえば、動作モードは、レガシーのPSポーリング、未定自動省電力配信(U−APSD)、予定自動省電力配信(S−APSD:scheduled automatic power save delivery)、トンネル化直接リンクセットアップ(TDLS:tunneled direct-link setup)ピア省電力モード、および/または、IEEE 802.11ahターゲットウェイク時間(TWT)を含み得る。
[00126]レガシーのPSポーリング動作モードは、AP104によって送信されるトラフィックインジケーションマップ(TIM)をSTA106が聴取することを含み得る。バッファリング可能なユニット(BU)があることをTIMが示す場合、STA106はPSポーリングをAP104に送信することができる。AP104は、データを直ちに送信することによって、または、後でデータに続いて肯定応答を送信することによって、応答することができる。AP104はまた、利用可能なさらなるBUがあるかどうかを示すことができる。
[00127]U−APSD動作モードは、PSポーリング動作モードと同様であり得る。STA106は「トリガフレーム」を送信することができ、トリガフレームは、ACインジケーションを伴う任意のデータフレーム(たとえば、QoS−Nullを含む)を含み得る。AP104は、サービス期間の開始時に、かつサービス期間が終わるまでデータを送信することによって、応答することができる。
[00128]S−APSD動作モードは、STA106とAP104がパケットの予定される配信時間について合意することを含み得る。合意された時間において、AP104は、STA106がアウェイクしているかどうかを確認するためにフレーム(たとえば、CF−Ack)を送信することができる。STA106がアウェイクしている場合、AP104は、U−APSD動作モードに関して上で説明されたようなサービス期間を開始することができる。
[00129]TDLSピア省電力モードは、両方のSTAがアウェイクしている予定された時間について合意した、1つまたは複数のSTAを含み得る。データが交換される場合、STAは、サービス期間が終了したことをデータが示すとき、スリープまたは一時休止に入り得る。
[00130]IEEE 802.11ah TWT動作モードは、アップリンクデータ転送および/またはダウンリンクデータ転送のための周期的な時間枠についてAP104と合意したSTA106を含み得る。STA106は、周期的な時間枠の外側でスリープまたは一時休止にあり得る。
[00131]上で説明された低電力状態は、超低電力状態とも呼ばれ得る。したがって、省電力超低電力(PS−ULP)状態(たとえば、PS−ULPモード)では、STA106は、アウェイク状態、一時休止状態、または超低電力(ULP)状態にあり得る(たとえば、低電力受信機および/または低電力ウェイクアップ受信機はオンされるが、RFウェイクアップ回路、受信機212、ならびに任意の関連付けられるアナログ回路および/もしくはデジタル回路はオフされ得る)。本明細書で説明されるように、STA106はPS−ULP状態で動作していると仮定される。
[00132]ある実装形態では、PS−ULPモードでは、STA106は、一時休止状態からアウェイク状態に、アウェイク状態から一時休止状態に、一時休止状態からULP状態に、ULP状態からアウェイク状態に、ULP状態から一時休止状態に、および/またはアウェイク状態からULP状態に移行し得る。
[00133]STA106は、PSポーリングまたはトリガフレームをAP104に送信することによって、一時休止状態からアウェイク状態に移行したことをAP104に示すことができる。PSポーリングおよび/またはトリガフレームは、STA106がデータを受信する準備ができていることを示し得る。
[00134]STA106は、STA106がスリープに入れることを示すメッセージをAP104から受信すると、アウェイク状態から一時休止状態に移行することができる。たとえば、AP104は、追加のデータがSTA106に送信されないことを示すパラメータを送信することができ、および/または、サービス期間が終了したことを示すパラメータを送信することができる。ある実装形態では、AP104は、そのパラメータを送信すると、STA106が一時休止状態に移行したと見なすことができる。
[00135]ある実装形態では、STA106およびAP104は、STA106がULP状態にあり得る時間期間(たとえば、ターゲットULP時間(TUT)またはターゲットウェイクアップ時間)について合意し得る。TUTまたはターゲットウェイクアップ時間の間、AP104は、1つまたは複数のULPメッセージをSTA106に送信することができる。いくつかの実装形態では、STA106は、タイミングパラメータをAP104と交換することによって、(たとえば、そのウェイクアップ時間に基づいて)好ましい設定を示すことができる。
[00136]TUTは、S−APSD動作モードまたはIEEE 802.11ah TWT動作モードの状況ですでに合意されている時間に対して定義され得る。たとえば、S−APSD動作モードまたはIEEE 802.11ah TWT動作モードの状況で合意された時間は、AP104がデータをSTA106に送信できるサービス期間(たとえば、STA106がアウェイク状態にある期間)を示し得る。いくつかの実装形態では、TUTは、サービス期間の前または後に来ることがある。他の実装形態では、TUTは、サービス期間と重複し得る。TUTおよびサービス期間は重複し得るが、AP104は、STA106がTUTの期間はULP状態にあると見なすことができる。
[00137]AP104がSTA106に対して利用可能なBUを有する場合、AP104は、TUTの間にULPメッセージを送信することができる。いくつかの実装形態では、ULPメッセージは、STA106に向けられたユニキャスト送信を介して送信され得る。他の実装形態では、ULPメッセージは、STA106および他のSTAに向けられたグループキャスト送信を介して送信され得る。ULPメッセージは、STA106を、次のサービス期間(たとえば、S−APSD動作モード、IEEE 802.11ah TWT動作モードなどの状況で合意されたサービス期間)の開始までにULP状態からアウェイク状態へ移行させ得る。言い換えると、ULPメッセージはウェイクアップ信号として機能し得る。サービス期間と重複するTUTの間にULPメッセージが受信される場合、STA106は直ちに、またはほぼ直ちに、アウェイク状態に移行することができる。
[00138]いくつかの実装形態では、AP104は、サービス期間にデータパケットを送信する前にSTA106がアウェイク状態に移行していることを確実にすることができる。ある実装形態では、AP104は、フレームQoSと、サービス期間が終了していないことを示すCF−Ackとを送信し、STA106からの肯定応答を予期し得る。STA106は次いで、アウェイクにとどまり、データパケットがAP104から受信されるのを待機することができる。別の実装形態では、AP104は、STA106がアウェイク状態にあることを示すための、PSポーリングまたはトリガフレームをSTA106から受信することを予期し得る。たとえば、ULPメッセージはTIMとして機能することができ、STA106は、当業者に知られている通常の省電力モードにおけるように動作することができる。
[00139]他の実装形態では、AP104は、ULPメッセージが送信されてから所定の時間(たとえば、10ms、100msなど)後に開始するアウェイク状態にSTA106があると、見なすことができる。
[00140]AP104がSTA106に対して利用可能なBUを有しない場合、AP104は依然として、TUTの間にULPメッセージを送信することができる。ULPメッセージは、STA106に対して利用可能なデータがないことを示し得る。ULPメッセージはまた、AP104およびSTA106が新たなTUTおよび/またはサービス期間を予定できるように、同期を可能にし得る。ULPメッセージはまた、STA106がより早い時間に(たとえば、TUTの終了の前に)ULP状態から一時休止状態へ移行することを可能にし得る。
[00141]AP104がTUTの間にULPメッセージを送信しない場合、STA106は、TUTが終了するまでULP状態に残り得る。TUTが終了した後、STA106は一時休止状態に移行し得る。TUTがサービス期間と重複する場合、STA106は、TUTが終了した後でアウェイク状態に移行し得る。
[00142]いくつかの実装形態では、STA106は、サービス期間が終了した後で、アウェイク状態から一時休止状態に移行し得る。他の実装形態では、STA106がアウェイク状態にないときには常にULP状態にあることをSTA106が示す場合、STA106は、サービス期間が終了した後でアウェイク状態からULP状態に移行し得る。
[00143]他の実装形態では、STA106およびAP104は、S−APSD動作モードまたはIEEE 802.11ah TWT動作モードの状況などにおいて、所与の予定について合意することができ、STA106は、STA106が予定された時間の間にアクティブ状態にあるかULPモードにあるかを示すことができる。STA106がULPモードにある場合、AP104は上で説明されたように振る舞い得る(たとえば、AP104は、ULPメッセージの後でフレームQoSとCF−Ackとを送信し、STA106からの肯定応答を予期することができ、または、AP104は、STA106からのPSポーリングまたはトリガフレームを予期することができる)。
[00144]図3Aは、低電力ウェイクアップ信号300aの可能な構造を示す。ウェイクアップ信号300aは、符号化された信号を搬送する単相信号304aであり得る。ウェイクアップ信号は、オンオフ変調、周波数偏移変調などを使用して送信され得る。たとえば、オンオフ変調と同様の何かを使用する場合、ウェイクアップ信号300aは、0および1として表されるシーケンスであり得る。ウェイクアップ回路230および低電力受信機228が0と1との特定のシーケンスを検出すると、ウェイクアップ回路230は送受信機214をオンすることをトリガし得る。ウェイクアップ回路230は、各々の可能な信号を検出しようと試みるために、複数の相関器を有し得る。
[00145]図3Bは、低電力ウェイクアップ信号300bの別の可能な構造を示す。低電力ウェイクアップ信号は2つの部分を含む。第1の部分302bは、「グローバル」シーケンス(ロバスト)、すなわち、「低電力ウェイクアッププリアンブル」のようなものを含む。これは、低電力信号300bが到来していることを低電力受信機228が検出することを可能にし得る。第1の部分302aに続く第2の部分304bは、符号化された情報を含む。符号化された情報は、ウェイクアップされるべきSTA106eの識別子または他の情報を示し得る。任意選択で、誤り検出のためのチェックサムを含む第3の部分306bがあり得る。第1の部分302bは、オンオフ変調、周波数偏移変調、または、タイミングと検出とを提供し得る他の変調されたプリアンブルシーケンスを使用して形成され得る。いくつかの実装形態では、第2の部分304bは、拡散/符号化され得るデータを含み得る。拡散/符号化は、STAを送信し受信することによって合意され得る。
[00146]加えて、低電力ウェイクアップ信号は、共存を規定する送信のシーケンスにおいて提供され得る。たとえば、新たな低電力ウェイクアップ信号の前の802.11 OFDM PHYプリアンブルのための新たなウェイクアップPPDUフォーマットのような、追加の「ウェイクアップPPDUフォーマット」プリアンブルが提供され得る。OFDM PHYプリアンブルは、(SIGフィールドにおいて)ある継続時間を示すことができ、このことは、802.11 STAを、信号の継続時間と受信機のウェイクアップ時間の間待機させる。802.11 STAは、入来する通常のパケットがあると見なし得る。したがって、ペイロードの受信は失敗することがあるが、802.11 STAは、PHYプリアンブルにおいて示された時間、待機する。さらに、低電力ウェイクアップ信号は、通常のPPDUの継続時間と一致するように、最大で〜20msのシグナリング継続時間を有するように提供され得る。加えて、チャネルにアクセスするための競合ベースの機構を他のデバイスが尊重することを確実にするために、Nullパケット(STAへのQoS Nullフレーム)が、ウェイクアップ時間(たとえば、低電力受信機STA106eの送受信機214がオンされる必要のある時間の期間)の間に送信され得る。加えて、同じPHYプリアンブルによって保護される複数のウェイクアップ信号があり得る。加えて、PHYプリアンブルは、802.11プリアンブルよりも狭い帯域幅を有し得る。
[00147]図4は、媒体アクセス制御(MAC)フレーム400の例示的な構造を示す。示されるように、MACフレーム400は、フレーム制御(fc)フィールド410、継続時間/識別(dur)フィールド425、受信機アドレス(a1)フィールド430、送信機アドレス(a2)フィールド435、宛先アドレス(a3)フィールド440、シーケンス制御(sc)フィールド445、第4のアドレス(a4)フィールド450、サービス品質(QoS)制御(qc)フィールド455、高スループット(HT)制御フィールド460、フレーム本体465、およびフレーム確認シーケンス(FCS)フィールド470という、11個の異なるフィールドを含む。フィールド410〜460は、MACヘッダ402を構成する。各フィールドは、1つまたは複数のサブフィールドまたはフィールドからなり得る。たとえば、媒体アクセス制御ヘッダ402のフレーム制御フィールド410は、プロトコルバージョン、タイプフィールド、サブタイプフィールド、および、図6に関して以下で論じられる他のフィールドのような、複数のサブフィールドからなり得る。
[00148]図5は、MACヘッダ903の別の実装形態を示す。MACヘッダ503は、QOS制御フィールド455とHT制御フィールド460とを含まないという点で、MACヘッダ802と異なる。
[00149]図6は、図4および図5にそれぞれ示されるMACヘッダ402および503のフレーム制御フィールド410および510の例示的な構造を示す。示されるように、フレーム制御フィールドは、プロトコルバージョンフィールド611と、タイプフィールド612と、サブタイプフィールド613と、To DSフィールド614と、from DSフィールド615と、more フラグメントフィールド616と、再試行フィールド617と、電力管理フィールド618と、moreデータフィールド619と、保護フレームフィールド620と、順序フィールド621とを含む。MACフレーム500のタイプは、タイプフィールド612とサブタイプフィールド613との組合せによって定義され得る。たとえば、管理フレームに対して、タイプフィールド612は00というバイナリ値を有し得る。サブタイプフィールド613は次いで、16個の異なる管理フィールドのタイプを提供する4ビット値を伴う、管理フィールドのタイプを示し得る。別の例として、MACフレーム500のタイプは、01というバイナリ値を伴うタイプフィールド612によって示される制御フレームであり得る。サブタイプフィールド613はさらに、ブロック肯定応答要求フレーム、ブロック肯定応答フレーム、PSポーリングフレーム、送信要求(RTS:request to send)フィールド、送信可(CTS:clear to send)フィールドなどのような、異なるタイプの制御フィールドを示し得る。
[00150]いくつかの場合では、異なる使用法/目的のために、新たなタイプおよびフォーマットのMACフレームを定義することが有利であり得る。たとえば、電力管理能力の増強に備えて、新たな管理フレームのタイプを定義することが有利であり得る。たとえば、新たな管理フレームのサブタイプは、ワイヤレスメッセージの電力管理インジケーションが受信機によってどのように解釈されるべきかを定義する、管理フレームを示し得る。ある実装形態では、新たな管理フレームは、第2の電力管理状態のインジケーションが第2または第3の電力管理状態を示すかどうかを定義し得る。たとえば、ある実装形態では、新たな管理フレームは、インジケーションがどのように解釈されるべきかを定義するデータを含み得る。ある実装形態では、データは拡張された能力要素に含まれ得る。代替的に、2つの新たな管理フレームが定義され得る。この実装形態では、第1の新たな管理フレームは、第2の電力管理状態を示すために電力管理インジケーションを定義し、一方、第2の新たな管理フレームは、第3の電力管理状態を示すために電力管理インジケーションを定義する。
[00151]図7は、通信システムにおいてページングを確立するための処理700の例を示す。いくつかの実装形態では、STAは、一時休止またはアウェイクという、プライマリ受信機に対する2つの動作状態を伴う、省電力(PS)モードで動作させられる。ブロック702において、STAは、STAにおける第2の受信機(低電力受信機)への通信を利用する(非常に短い)ページングモード704をAPが有効にすることを求める要求を送信する。ブロック704において、APはページングを有効にする。STAは、好ましい動作設定を示し得る。可能なページング機構は、管理フレーム、PHYプリアンブル、または同様の実装形態であり得る。
[00152]ブロック706において、ページ送信を送信および/または受信するための1つまたは複数の時間が定義される。STAがページを受信することが予想される時間は、周期的なターゲットビーコン通過時間(TBTT:Target Beacon Transit Times)と同様であってよく、またはそれからずれてよい。この時間は、STAごとに異なり得る。いくつかの実装形態では、複数のSTAは同じターゲット時間を割り当てられ得る。ビーコン送信と同様に、配信トラフィックインジケーションメッセージ(DTIM:Delivery Traffic Indication Message)、たとえばビーコン送信までの時間を考慮したもの(DTIM−TUBT)、またはN個のTUBTごとを考慮したものがあってよい。いくつかの実装形態では、これは、ブロードキャストBUまたはマルチキャストBUが利用可能であること、またはすべてのアクティブSTAが競合を開始することをAPが望むことを示す、超低電力(ULP)メッセージをAPが送信し得る場合である。
[00153]ブロック708において、定義されたターゲット時間または時間範囲において、APはページをSTAに送信することができる。STAは、ブロック710に示されるような低電力受信機を使用して、ページを受信する。APは、STAがページを送信するためにターゲットウェイクアップ時間にアウェイクしていると、見なすことができる。場合によっては、STAは、完全なWiFi受信機をオンにしなくてよい。代わりに、STAは、ページングメッセージを受信するように設計される低電力受信機のみを有し得る。
[00154]いくつかの実装形態では、低電力受信機はオンであり続ける。他の実装形態では、STAは、ウェイクアップ時間と、ウォームアップと、クロック(またはタイミング)ドリフトとを見込んで、予想されるページを受信する時間の前に低電力受信機をオンする。APは、STAがアクティブ状態にあるか一時休止状態にあるかを認識する必要がある。STAがアクティブ状態にあるとき、APは、STAの受信機の両方がアクティベートされている(「完全にアウェイクしている」)かどうか、または、低電力受信機のみがアウェイクしているかどうかを、認識していることもしていないこともある。いくつかの実装形態では、APは、信号と信号送信とを最適化するために、STA状態および特定の受信機のアクティベーションステータス(知られている場合)の知識を使用する。
[00155]APがSTAのためのBUを有する場合、いくつかの実装形態では、APは、実装形態に応じて、ユニキャスト、グループキャスト、またはマルチキャストによって、ターゲットウェイクアップ時間にページをSTAに送信する。そのようなメッセージは、その時間にアクティブな、1つの、いくつかの、またはすべてのSTAに向けられ得る。したがって、STA識別子はページに含まれ得る。いくつかの実装形態では、ページング信号はTIMのセグメントであり得る。この場合、APはグループキャストを使用し得る。APは、グループキャストの時間にTIMのこのセグメント上のSTAが聴取モードにあること、または、それらのSTAがグループキャストを受信するために聴取モードにあることを確実にするためにSTAと別様に通信することを、要求することができる。したがって、各セグメントは、そのセグメント上のSTAのための所定の時間に、ビーコンの外側で送信され得る。
[00156]いくつかの実装形態では、ページが定義され、APおよびSTAに知られている。限られた数のページのタイプと、それらのタイプに対するパラメータがあり得る。いくつかの実装形態では、APは、ターゲット時間に別のタイプのメッセージを送信しない。いくつかの実装形態では、STAは、メッセージの可能性のあるセットを受信するように設計された低電力受信機を使用することができる。
[00157]いくつかの実装形態およびいくつかの場合には、データがバッファリングされない場合でも、APはページを送信することができる。ページは、バッファリングされたデータがまったくないことを示し得る。このページは、同期のために使用されてよく、通信媒体、プロトコルの変化、TBTTの変化、IDの変化、または他の管理情報についての情報を有し得る。
[00158]図8A、図8B、および図9は、電力消費を減らすことによって電力を節約するための、ほぼ受動的な受信機のための処理の実装形態を示す。図8Aを参照して、低電力受信機にウェイクアップページを送信して後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートする、アクセスポイントによって行われる処理の例を示す。図8Aの処理800aは、AP104のようなデバイスの処理を示す。前に説明されたように、STAは、ウェイクアップ回路を一時休止状態またはアウェイク状態にする省電力スキームによって、電力消費を減らすように構成され得る。したがって、ULP受信機は、周期的な間隔に従って、周期的にオフされ得る。その上、前に説明されたように、STAおよびAPはターゲットウェイクアップ時間について合意する。したがって、ブロック802aにおいて、APの処理回路またはプロセッサは、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す第1の信号を送信するように構成され得る。これは、アクティベーション信号またはページが送信されるときにSTAウェイクアップ回路がアウェイクすることになるのを確実にする。ターゲットウェイクアップ時間は、周期的な間隔に基づき得る。ブロック804aにおいて、APは、ターゲットウェイクアップ時間にアクティベーション信号を送信する。アクティベーション信号はページであり得る。いくつかの実装形態では、STAは、ページが受信されたことを示す肯定応答または通信を何らAPに提供しない。ブロック806aにおいて、APは次いで、第2の信号、たとえば、ビーコンまたは、データをSTAに伝達する別の信号を、STAに送信する。
[00159]図8Bは、低電力受信機に対してページを使用して1つまたは複数の後続の送信を受信するためにSTAのプライマリ受信機をウェイクアップする、ワイヤレスデバイス(またはSTA)によって実行される処理800bの例を示す。ブロック802bにおいて、STAの処理回路は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す、STAに送信された第1の信号を処理する。ブロック804bにおいて、STAは、示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて第1の受信機をアウェイク状態に移行する。第1の受信機は、低電力受信機(たとえば、図2の低電力受信機228)であり得る。ブロック806bにおいて、STAは、ターゲットウェイクアップ時間に、APから第1の受信機においてアクティベーション信号、たとえばページを受信する。第1の受信機は低電力受信機であり得る。図8Aに従って説明されたように、アクティベーション信号、またはページ、送信時間は、ページが送信されるときにSTAウェイクアップ回路がアウェイクすることを確実にするために、周期的な間隔に基づき得る。ブロック808bにおいて、第2の受信機は、アクティベーション信号に基づいてアウェイク状態に移行される。第2の受信機はプライマリ受信機であり得る。ブロック810bにおいて、STAは、そのプライマリ受信機(たとえば、図2の受信機212)を使用して第2の信号を受信する。信号は、ビーコン、またはSTAにデータを伝達する別の信号であり得る。
[00160]図9は、低電力受信機に対してウェイクアップページを使用して後続の送信のためにプライマリ受信機をアクティベートする、ワイヤレス通信の実装形態のシーケンス図の例を示す。具体的には、シーケンス900は、AP104とSTA202との間のインタラクションを示す。いくつかの実装形態では、AP104は、ターゲットウェイクアップ時間のインジケーションを送信することができる。AP104は、ターゲットウェイクアップ時間に従って、アクティベーションページまたはウェイクアップページを送信する。STAは、低電力受信機228でこのページを受信する。STAは、ページを受信したことに基づいて、プライマリ受信機212をアクティベートする(「トリガする」)。STAは次いで、プライマリ受信機212を使用して、1つまたは複数の信号、たとえば、AP104によって送信されるビーコンまたはBUを受信する。STAは、PSモードまたはU−APSDのような通常の省電力モードにあり得る。
[00161]図10A、図10B、および図11は、電力消費を節約するための、受信機の他の処理の実装形態を示す。図10Aは、APのような送信デバイスによって行われ得る処理1000aを示す。図10Bは、STAのような受信デバイスによって行われ得る処理1000bを示す。図11は、送信(transmitting)(または送信(sending))デバイスと受信デバイスとの間のインタラクションのシーケンス1100を示す。前に説明されたように、STAは、ウェイクアップ回路を一時休止状態またはアウェイク状態にする省電力スキームによって、電力消費を減らすように構成され得る。したがって、ULP受信機は、周期的な間隔に従って、周期的にオフされ得る。その上、前に説明されたように、STAおよびAPはターゲットウェイクアップ時間について合意する。図10Aと図10Bとを参照すると、ブロック1002bにおいて、STAの処理回路は、STAに送信される第1の信号を処理し、第1の信号は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す。ブロック1002aにおいて、APは、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す第1の信号を送信する。これは、アクティベーション信号またはページが送信されるときにSTAウェイクアップ回路がアウェイクすることを確実にする。ターゲットウェイクアップ時間は、周期的な間隔に基づき得る。ブロック1004bにおいて、STAは、示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて第1の受信機をアウェイク状態に移行する。第1の受信機は、低電力受信機(たとえば、図2の低電力受信機228)であり得る。ブロック1004aにおいて、APは、ターゲットウェイクアップ時間にアクティベーション信号を送信する。アクティベーション信号はページであり得る。ブロック1006bにおいて、STAは、ターゲットウェイクアップ時間にこのアクティベーション信号を受信する。アクティベーション信号、またはページ、送信時間は、ページが送信されるときにSTAウェイクアップ回路がアウェイクすることを確実にするために、周期的な間隔に基づき得る。ブロック1006bにおいて、STAは、ターゲットウェイクアップ時間にアクティベーション信号を受信する。ページの受信に基づいて、STAはアウェイクし、ブロック1008bにおいて、アクティベーション信号またはページを受信したという肯定応答を送信する。ブロック1010bにおいて、第2の受信機は、アクティベーション信号に基づいてアウェイク状態に移行される。第2の受信機はプライマリ受信機であり得る。これは、STAがウェイクアップ状態に変化する場合、様々な時に行われ得る。たとえば、プライマリ受信機は、STA送信機をアクティベートするより前に、もしくはそれと同じ時にアクティベートされてよく、または、それは、送信機をアクティベートした後、および/もしくは肯定応答を送信した後に行われてよい。ブロック1008aにおいて、処理1000aは、第2の信号、たとえば、ビーコンまたは別のタイプの情報をSTAに送信する。ブロック1010bにおいて、第2の信号、たとえばビーコンまたは他の情報が、STAのプライマリ受信機によって受信される。
[00162]図11は、処理1000aおよび1000bの例をシーケンス図で示す。図11において、いくつかの実装形態では、AP104は、ターゲットウェイクアップ時間のインジケーションを送信することができる。AP104は、STA202の低電力受信機228によって受信されるウェイクアップページを送信する。ウェイクアップページの受信に基づいて、STA202は、プライマリ受信機212と送信機210とをアクティベートすることを含めて、一時休止状態からアクティブ状態に移行する。送信機210は、ページの受信をアクセスポイント104に肯定応答する、肯定応答信号を送信する。この実装形態では、肯定応答を受信した後で、AP104は、ビーコンおよび/または他の情報(たとえば、BU)をSTA202に送信することができる。STAは次いで、PSモードまたはU−APSDのような通常の省電力モードに従い得る。
[00163]図12A、図12B、および図13は、電力消費を節約するための、ほぼ受動的な受信機の別の可能な実装形態を示す。図12Aは、デバイス、たとえばAP104の処理1200aを示す。図12Bは、デバイス、たとえばSTA106の処理1200bを示す。図13は、シーケンス1300が送信デバイスAP104と受信デバイス(ワイヤレスデバイス)STA202との間のインタラクションを示すことを示している。前に説明されたように、STAは、ウェイクアップ回路を一時休止状態またはアウェイク状態にする省電力スキームによって、電力消費を減らすように構成され得る。したがって、ULP受信機は、周期的な間隔に従って、周期的にオフされ得る。その上、前に説明されたように、STAおよびAPはターゲットウェイクアップ時間について合意する。図12Aを参照すると、ブロック1202aにおいて、APは、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す第1の信号を送信する。これは、アクティベーション信号またはページが送信されるときにSTAウェイクアップ回路がアウェイクすることを確実にする。ターゲットウェイクアップ時間は、周期的な間隔に基づき得る。ブロック1202bにおいて、STAの処理回路は、STAに送信される第1の信号を処理し、第1の信号は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す。ブロック1204bにおいて、STAは、示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて第1の受信機をアウェイク状態に移行する。第1の受信機は、低電力受信機(たとえば、図2の低電力受信機228)であり得る。ブロック1204aにおいて、APは、ターゲットウェイクアップ時間にアクティベーションページまたはウェイクアップページを送信する。ブロック1206bにおいて、STAは、ターゲットウェイクアップ時間にこのアクティベーション信号を受信する。アクティベーション信号、またはページ、送信時間は、ページが送信されるときにSTAウェイクアップ回路がアウェイクすることを確実にするために、周期的な間隔に基づき得る。ブロック1208bにおいて、STAは、(一時休止状態にある場合)アクティブ状態に移行し、STAがアウェイクしていることを示すPSポーリングフレームをAPに送信し、ダウンリンクデータについてポーリングすることができる。STAがアクティブ状態になる場合、STAは、ブロック1210bにおいて、アクティベーション信号に基づいて第2の受信機をアウェイク状態に移行する。第2の受信機はプライマリ受信機であり得る。ブロック1206aにおいて、APはPSポーリングフレームを受信する。ブロック1208aにおいて、APは、第2の信号、たとえばビーコンを、次のビーコン時間において局に送信する。ブロック1212bにおいて、第2の信号、たとえばビーコンまたは他の情報が、STAのプライマリ受信機によって受信される。シーケンス1300は、この実装形態のためのこの一連のトランザクションを示す。STAは次いで、PSモードまたはU−APSDのような通常の省電力モードに従い得る。
[00164]図14A、図14B、および図15は、電力消費を節約するための、ほぼ受動的な受信機の別の可能な実装形態を示す。図14Aは、送信デバイス、たとえばAP104の処理1400aを示す。図14Bは、受信デバイス、たとえばワイヤレスデバイスSTA106の処理1400bを示す。図15は、送信デバイスと受信デバイスとの間のインタラクションのシーケンス1500を示す。前に説明されたように、STAは、ウェイクアップ回路を一時休止状態またはアウェイク状態にする省電力スキームによって、電力消費を減らすように構成され得る。したがって、ULP受信機は、周期的な間隔に従って、周期的にオフされ得る。その上、前に説明されたように、STAおよびAPはターゲットウェイクアップ時間について合意する。図14Aと図14Bの両方のブロックが、以下では処理1400aと1400bとを説明する際に参照される。ブロック1402aにおいて、APは、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す第1の信号を送信する。これは、アクティベーション信号またはページが送信されるときにSTAウェイクアップ回路がアウェイクすることを確実にする。いくつかの実装形態では、ブロック1402bにおいて、STAの処理回路は、STAに送信される第1の信号を処理し、第1の信号は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す。ターゲットウェイクアップ時間は、周期的な間隔に基づき得る。ブロック1404bにおいて、STAは、示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて第1の受信機をアクティブ状態に移行する。第1の受信機は、低電力受信機(たとえば、図2の低電力受信機228)であり得る。ブロック1404aにおいて、APは、ターゲットウェイクアップ時間にアクティベーションページまたはウェイクアップページを送信する。アクティベーション信号、またはページ、送信時間は、ページが送信されるときにSTAウェイクアップ回路がアウェイクすることを確実にするために、周期的な間隔に基づき得る。ブロック1406bにおいて、STAは、ターゲットウェイクアップ時間にこのアクティベーション信号またはページを受信する。ブロック1408bにおいて、STAは、STAがある遅延の後でアウェイクすることをAPに示す、PSポーリングフレームをAPに送信する。ブロック1408bにおいて、STAは、ダウンリンクデータについてポーリングすることができる。ブロック1410bにおいて、STAは、アクティベーション信号に基づいて第2の受信機をアウェイク状態に移行する。ブロック1406aにおいて、APはPSポーリングフレームを受信する。送信するデータがある場合、今やSTAがアウェイクすることを知っているので、APはデータをSTAに送信し、STAはAPからデータを受信する。ブロック1408aにおいて、APは、第2の信号、たとえばビーコンを(次の通常の周期的なビーコン時間において)送信する。ブロック1412bにおいて、第2の信号、たとえばビーコンまたは他の情報が、STAのプライマリ受信機によって受信される。
[00165]図15の概略的なシーケンス1500はさらに、そのようなインタラクションの例を示す。図15において、AP104は、ターゲットウェイクアップ時間のインジケーションを送信することができる。AP104は、STA202の低電力受信機228によって受信されるウェイクアップページを送信する。ウェイクアップページは、ある遅延(望まれる場合、たとえば、ウェイクアップページで示されるような)の後に低電力受信機(または低電力受信機に結合された、もしくはそれを備える低電力回路)がプライマリ受信機212をアウェイクできることを示す情報を含み得る。ワイヤレスデバイスは、送信機210もウェイクアップする。送信機210はポーリングメッセージを送信し、アクセスポイント104はその後にデータをSTA(たとえば、BU)に提供する。また、プライマリ受信機212はここで、AP104によって提供されるビーコンも受信する。アウェイクすると、STAは省電力モードで動作させられ得る。
[00166]いくつかの実装形態では、APは、STAがアウェイクしていると見なし、時間Tの後でパケット(データもしくはアウェイクしていることの確認、または管理フレームもしくは制御フレーム)を送信し、TはSTAに固有であり、APは関連付け時間または管理フレームからTを認識している。
[00167]いくつかの実装形態では、ページングメッセージは、プライマリ受信機をウェイクする前とウェイクした後のいずれかにSTAが実行する必要のある命令を含み得る。ページは、タイムスタンプ、部分的なタイムスタンプ、AIDの変化、ページスロットの変化、媒体のステータス、または、APおよびSTAのようなデバイスを含むワイヤレスシステムに対して定義される他のパラメータのような、パラメータを含み得る。
[00168]図16A、図6B、および図17は、電力消費を節約するための、ほぼ受動的な受信機の可能な実装形態を示す。図16Aは、送信デバイス、たとえばAP104の処理1600aを示す。図16Bは、デバイス、たとえばSTA106の処理1600bを示す。図17は、送信デバイスと受信デバイスとの間のインタラクションのシーケンス1700を示す。この例では、ブロック1602aにおいて、APは、デアクティベーションページまたは一時休止ページを送信する。STAは、ブロック1602bにおいてこのページを受信し、ブロック1604bにおいてプライマリ受信機をデアクティベートする。プライマリ受信機は、一時休止状態にあるとき、再アクティベートされない限りビーコンまたは他の送信を受信しない。シーケンス1700は、後続のウェイクアップページがプライマリ受信機の再アクティベーションをトリガする例によって、これらのインタラクションを示す。
[00169]図18は、ページがウェイクアップページでも一時休止ページでもない実装形態の一連のトランザクションを示す。この場合、AP104は、ワイヤレスデバイスSTA202の低電力受信機228によって受信される同期ページを送信する。この同期は、プライマリ受信機212またはSTAの他のコンポーネント(示されない)とのタイミングを同期するために使用され得る。
[00170]図19は、APがセンサをグループ化し、各グループに対するビーコンおよびTIMより前の別々の時間に各サブセットに対するウェイクアップページを送信する、例示的な省電力の実装形態を示す。この実装形態では、APはウェイクアップページを各グループへ順番に送信することができる。概略図1900は、G1、G2、およびG3という3つのグループを伴う例を図示し、ウェイクアップページ1902、1904、および1906は各レイテンシ期間内の別々の時間に送信される。1900において、タイムライン上に異なる電力管理状態が示され、1944はプライマリ受信機がアウェイク状態にあるときであり、1942はプライマリ受信機は一時休止状態にあるが低電力受信機はページアウェイク状態にあるときであり、1940は両方の受信機が一時休止状態にあるときである。ウェイクアップメッセージは、グループごとに定義されたトラフィック識別マップ(TIM)に従い得る。送信は、ユニキャスト、グループキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストの機構を使用して送信され得る。この例では、ある固有のアドレスをウェイクアップするために、場合によってはより少数のビットが必要とされる。他の実装形態は、この手法よりも効率的に可能性のある使用媒体を有し、必要となることがあるものより多くのビーコンが送信され、いくつかの間隔は使用されないことがある。
[00171]図20は、APがセンサをグループ化し、所与の時間から始まってトラフィック識別マップ(TIM)までウェイクアップページを送信する、例示的な省電力の実装形態を示す。図19に示される手法とは異なり、すべてのSTAが同じTIM間隔に従い得る。ビーコンおよびTIM時間フレームは通常、複数のグループに対して共通である。2000の例は、ビーコンとTIM2020とに先行する第1のレイテンシ期間における、グループ1、2、および3に対するウェイクアップページ2002、2004、および2006をそれぞれ示す。このパターンは通常、後続のレイテンシ期間において繰り返す。2000において、タイムライン上に異なる電力管理状態が示され、2044はプライマリ受信機がアウェイク状態にあるときであり、2042はプライマリ受信機が一時休止状態にあるが低電力受信機がページアウェイク状態にあるときであり、2040は両方の受信機が一時休止状態にあるときである。いくつかの実装形態では、APはユニキャストウェイクアップページを使用する。これらの場合、ページのタイミングはビーコン間隔に影響を与え得る。この選択肢は、媒体のより効率的な使用という利点を有するが、多数のグループがある場合にはビーコンの前に多数の順次的なウェイクアップページがあり得る。
[00172]図21は、APがセンサをグループ化し、所与の時間から始まってトラフィック識別マップ(TIM)までウェイクアップページを送信し、スリープページがウェイクアップ受信プロシージャを終了させる、例示的な省電力の実装形態を示す。図21に示される実装形態は、図20の実装形態の変形である。いくつかの実装形態では、ウェイクアップページ(図21の例のような2102、2104、および2106)の後に、ウェイクアップページを受信するプロシージャを終了させるスリープパケットが続く。低電力受信機がスリープページ2108を受信すると、プライマリ受信機は、アウェイク状態2144に戻りビーコン2120を受信する時間になるまで、一時休止状態2140に移行し得る。いくつかの実装形態では、ウェイクアップページはビーコンよりも十分に前にある。
[00173]図22は、限られた数のウェイクアップメッセージが各ビーコンの前にある、別の可能な実装形態を示す。これは、図20の選択肢と同様である。いくつかの実装形態では、最大でK個のウェイクアップページがある(第1のレイテンシ期間において2202、2204、およびこの例で図示される次の期間に対して2212、2214)。ウェイクアップメッセージの数は通常、ページングされたSTAの数と、ウェイクアップメッセージ中の利用可能なビットの数とに依存する。APは、K個のウェイクメッセージを送信する。異なる実装形態では、ページングは、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストを使用して送信され得る。APは、送信方法の選択を最適化することができる。
[00174]各ビーコン期間は、必要であればTIMとともに開始する。TIMは通常、大きなグループに対して必要とされる。小さなグループに対しては、普通はPSポーリングで十分である。ユニキャスト送信はTIMを必要としない。図22は、ビーコン2222が送信される前の第1のレイテンシ期間中のウェイクアップページ2202と2204とを図示する。2200において、タイムライン上に異なる電力管理状態が示され、2244はプライマリ受信機がアウェイク状態にあるときであり、2242はプライマリ受信機が一時休止状態にあるが低電力受信機がページアウェイク状態にあるときであり、2240は両方の受信機が一時休止状態にあるときである。
[00175]図23、図24、および図25は、通常の省電力モードの間に使用するスリープパケットを示し、このモードでは、STAは低レイテンシの要件が原因でビーコンを聴取することが多いが、データは送信されない。スリープパケットを送信することによって、プライマリ受信機は、電力消費を減らすために、ビーコンが受信されないように一時休止状態に移行され得る。図23は、低電力受信機がない場合に、BUまたはBUのためのメッセージがあるかどうかにかかわらずプライマリ受信機がビーコン2320を受信するので、電力が節約されないことを示す。プライマリ受信機は、アクティブ状態2344に残る。図24において、低電力受信機は、ページアウェイク状態2442の間にウェイクアップページ2402を受信し、プライマリ受信機は、ビーコンが受信されるアウェイク状態2444になると、ビーコン2420を受信する。図25において、低電力受信機は、ページアウェイク状態2542にある間にスリープページ2508を受信し、スリープページに応答して、STAは、低電力受信機を一時休止状態2544に移行し、ビーコンは受信されず、電力が節約される。
[00176]図26および図27は、ULPビーコニングモード処理の例を示すフローチャートである。図26は、例示的なAP処理2600を示す。ブロック2602において、APは、あるSTAに対してULPビーコニングモードを有効にするための要求を、そのSTAから受信する。STAは、そのウェイクアップ時間に基づいて、好ましい設定を示し得る。
[00177]ブロック2604において、APは、少なくとも1つのターゲットULPビーコン時間(TUBT)を定義する。TUBTは、APによるSTAへのULPウェイクアップメッセージ送信があり得るとき、少なくとも1つのTUBTを示す。TUBTを定義し使用することに対するこの手法は、ターゲットビーコン通過時間(TBTT)を定義し使用するために使用される手法と同様である。TUBTは、各STAに対して異なり得る。いくつかの実装形態では、N個のTUBTごとに送信される配信トラフィックインジケーションメッセージ(DTIM)があってよく、APは、ブロードキャストまたはマルチキャストバッファユニット(BU)が利用可能であることを示すULPメッセージを送信することができる。いくつかの実装形態では、ULPメッセージビーコンのタイミング(TUBT)は、ビーコンタイミング(TBTT)に対して定義され得る。
[00178]ブロック2606において、APがULPビーコン時間をSTAに送信する。いくつかの実装形態では、APは、ULP受信機がTUBTにおいてアウェイクしていると見なす。ブロック608において、APがTUBTにおいてULPメッセージをSTAに送信する。いくつかの実装形態では、ULPメッセージはユニキャストで送信される。他の実装形態では、ULPメッセージは、同時に複数のSTAに送信される。APは、同期を可能にするためにデータがSTAのためにバッファリングされない場合でも、ULPメッセージを送信することができる。このULPメッセージは、バッファリングされるデータが何もないことを示し、同期と一時休止状態へのより早い移行とに備える。
[00179]いくつかの実装形態では、APは、TUBTに間に合うように、STAが一時休止状態からULP状態に移行すると見なす。いくつかの実装形態では、APは、STAのためのデータがあるとき、TBTTに間に合うように、STAがULP状態からアウェイク状態に移行すると見なす。いくつかの実装形態では、ウェイクアップ信号が送信されない場合、APは、STAがTUBTの直後にULP状態から一時休止状態に移行し、STAが次のTUBTの時間になるまで一時休止状態にとどまると見なす。いくつかの実装形態では、一時休止状態にあるとき、ビーコンは受信されない。いくつかの実装形態では、アウェイク状態からULP状態への移行は、アウェイクしていないときは常にULPモードにとどまるSTAのみに対して発生する。
[00180]図27は、例示的なSTA処理2700を示す。いくつかの実装形態では、STAは、ULP、一時休止、およびアウェイクという3つの動作状態を伴う、ULP省電力モードで動作させられる。ブロック2702において、STAは、APがULPビーコニングモードを有効にすることを求める要求を送信する。STAは、そのウェイクアップ時間に基づいて、好ましい設定を示し得る。
[00181]ブロック2704において、STAはページ送信を送信および/または受信するための1つまたは複数の時間を受信するが定義される。STAがページを受信することが予想される時間は、周期的なターゲットビーコン通過時間(TBTT)と同様であってよく、またはそれからずれてよい。この時間は、STAごとに異なり得る。いくつかの実装形態では、複数のSTAは同じターゲット時間を割り当てられ得る。ビーコン送信と同様に、配信トラフィックインジケーションメッセージ(DTIM)、たとえばビーコン送信までの時間を考慮したもの(DTIM−TUBT)、またはN個のTUBTごとを考慮したものがあってよい。いくつかの実装形態では、これは、ブロードキャストBUまたはマルチキャストBUが利用可能であること、またはすべてのアクティブなSTAが競合を開始することをAPが望むことを示す、超低電力(ULP)メッセージをAPが送信し得る場合である。
[00182]ブロック2706において、STAは、ULP受信機回路の状態をアウェイクに移行し、各TUBTに間に合うようにULPメッセージを受信する。定義されたターゲット時間または時間範囲において、APはULPメッセージをSTAに送信することができる。STAは、ブロック408に示されるようなULP受信機を使用して、ページを受信する。APは、STAがページを送信するためにターゲット時間にアウェイクしていると、見なすことができる。場合によっては、STAは、完全なWi−Fi(登録商標)受信機をオンにしなくてよい。代わりに、STAは、ページングメッセージを受信するように設計される低電力受信機のみを有し得る。ブロック708において、かつ各TUBTに間に合うように、STAはULPメッセージをAPから受信する。
[00183]いくつかの実装形態では、ULP受信機はオンであり続ける。他の実装形態では、STAは、ウェイクアップ時間と、ウォームアップと、クロック(またはタイミング)ドリフトとを見込んで、予想されるページを受信する時間の前に低電力受信機をオンする。APは、STAの受信状態(STAが完全受信状態か、アウェイク状態か、または一時休止状態もしくは他の低電力状態か)を認識している必要はない。他の実装形態では、APは、STAの状態を認識していてよく、この情報を使用して信号と信号送信とを最適化することができる。
[00184]APがSTAのためのBUを有する場合、いくつかの実装形態では、APは、実装形態に応じて、ユニキャスト、グループキャスト、またはマルチキャストによって、ターゲット時間にページをSTAに送信する。そのようなメッセージは、その時間にアクティブな、1つの、いくつかの、またはすべてのSTAに向けられ得る。したがって、STA識別子はページに含まれ得る。
[00185]いくつかの実装形態では、ULPメッセージが定義され、APおよびSTAに知られている。限られた数のメッセージのタイプと、それらのタイプに対するパラメータがあり得る。いくつかの実装形態では、APは、ターゲット時間に別のタイプのメッセージを送信しない。いくつかの実装形態では、STAは、メッセージの可能性のあるセットを受信するように設計された低電力受信機を使用することができる。
[00186]いくつかの実装形態およびいくつかの場合には、データがバッファリングされない場合でも、APはULPメッセージを送信することができる。ページは、バッファリングされたデータがまったくないことを示し得る。このページは、同期のために使用されてよく、通信媒体、プロトコルの変化、TBTTの変化、IDの変化、または他の管理情報についての情報を有し得る。
[00187]いくつかの実装形態では、STAのプライマリ送受信機は、通常のビーコンを受信するのに間に合うように、各TBTTまでにアクティブ状態に入る。STAは次いで、通常のPS/U−APSDモードに従い得る。
[00188]図28は、1つまたは複数のSTAの間の通信を含むワイヤレス通信システム2800を示す。図28に示されるように、ワイヤレス通信システム2800は、AP2804と、STA2806Aと、STA2806Bとを含み得る。ある実施形態では、STA2806AおよびSTA2806Bは、AP2804と関連付けられ得る。さらなる実施形態では、STA2806AおよびSTA2806Bはそれぞれ、上で説明されたようなULPモードで動作していてよい。
[00189]ある実施形態では、STA2806Aは、データリンク2846を通じてメッセージをAP2804に送信することによって、STA2806Bをウェイクアップすることができる。メッセージは、ULPメッセージをSTA2806Bに送信することを求める、AP2804に対する要求を含み得る。AP2804は、データリンク2848を介して、ULPメッセージをSTA2806Bに送信することができる。
[00190]別の実施形態では、STA2806Aは、たとえばデータリンク2842を介してSTA2806Bと直接通信することによって、STA2806Bをウェイクアップすることができる。たとえば、STA2806Aは、データリンク2842を介して、ULPメッセージをSTA2806Bに直接送信することができる。
[00191]いくつかの態様では、STA2806Aは、STA2806BがULPモードにある時間を知っていてよい。STA2806Bは、データリンク2848を介して、ULPスケジュールをAP2804に送信することができる。STA2806Aは、データリンク2846を介して、STA2806BのULPスケジュールをAP2804に要求することができる。要求に応答して、AP2804は、データリンク2846を介して、STA2806BのULPスケジュールをSTA2806Aに送信することができる。したがって、STA2806Aは、STA2806BがいつULPモードにあるかを知り、適切な時にデータリンク2842を介してULPメッセージを送信することができる。ULPメッセージが送信されると、STA2806Aは、データリンク2842を介したSTA2806Bへのデータパケットの送信を引き続き行うことができる。例として、STA2806Aは、データの送信のために、STA2806BとのTDLS接続を確立することができる。
[00192]本明細書で使用される「決定すること」という用語は、多種多様なアクションを包含する。たとえば、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、探索すること(たとえば、テーブル、データベース、または別のデータ構造の中の探索)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選定すること、確立することなどを含み得る。さらに、本明細書で使用される「チャネル幅」は、いくつかの態様では帯域幅を包含することがあり、または帯域幅と呼ばれることもある。
[00193]本明細書で使用される、項目のリスト「の少なくとも1つ」に言及する句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。例として、「a、bまたはcの少なくとも1つ」は、aと、bと、cと、a−bと、a−cと、b−cと、a−b−cとを包含することが意図される。
[00194]上で説明された方法の様々な動作は、(1つまたは複数の)様々なハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネント、回路、および/または(1つまたは複数の)モジュールのような、動作を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。一般に、図に示される任意の動作が、その動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって実行され得る。
[00195]本開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、または、本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
[00196]1つまたは複数の態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用されコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備え得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を備え得る。加えて、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を備え得る。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[00197]本明細書で開示される方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えると、ステップまたはアクションの具体的な順序が規定されない限り、具体的なステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
[00198]説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は1つまたは複数の命令としてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用されコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備え得る。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu−rayディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。
[00199]したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示される動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明される動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令を記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備え得る。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
[00200]ソフトウェアまたは命令はまた、伝送媒体を通じて送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、伝送媒体の定義に含まれる。
[00201]さらに、本明細書で説明された方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適宜ユーザ端末および/もしくは基地局によってダウンロードされ、および/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、本明細書で説明される方法を実行するための手段の転送を容易にするために、そのようなデバイスがサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明された様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段をデバイスに結合し、または提供すると様々な方法を取得することができるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクのような物理記憶媒体など)によって提供され得る。さらに、本明細書で説明される方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の適切な技法が利用され得る。
[00202]特許請求の範囲は、上で示された厳密な構成およびコンポーネントに限定されないことを理解されたい。上で説明された方法および装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が行われ得る。
[00203]上記は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、その基本的範囲から逸脱することなく考案されてよく、その範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のためのワイヤレス局であって、
前記局に送信される第1の信号を処理するように構成される処理回路と、ここにおいて、前記第1の信号は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す、
前記示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて、第1の受信機をアウェイク状態へ移行するように構成されるウェイクアップ回路と、ここにおいて、前記第1の受信機は、前記示されたターゲットウェイクアップ時間において前記アクティベーション信号を受信するように構成される、
第2の受信機と
を備え、前記第2の受信機は、
前記第1の受信機が前記アクティベーション信号を受信したことに基づいてアウェイク状態へ移行し、
前記アウェイク状態にある間に第2の信号を受信する
ように構成される、ワイヤレス局。
[C2]
前記ウェイクアップ回路は、規定された時間に前記第2の受信機を前記アウェイク状態へ移行するように構成される、C1に記載の局。
[C3]
前記規定された時間は、ビーコンを受信するために、次のターゲットビーコン通過時間に対応する、C2に記載の局。
[C4]
前記アクティベーション信号が受信されたという肯定応答を送信するように構成された送信機をさらに備える、C1に記載の局。
[C5]
前記局がアウェイクしておりダウンリンクデータを受信する準備ができていることを前記アクティベーション信号の送信者に通知するための、省電力ポーリングフレームを送信するように構成される送信機をさらに備える、C1に記載の局。
[C6]
前記規定された時間において、前記局がアウェイクしておりダウンリンクデータを受信する準備ができていることを前記アクティベーション信号の送信者に通知するための、省電力ポーリングフレームを送信するように構成される送信機をさらに備える、C3に記載の局。
[C7]
前記第1の受信機は、前記アウェイク状態にある前記第2の受信機と比較して、前記アウェイク状態においてより少ない電力を消費する、C1に記載の局。
[C8]
前記第1の受信機は、デアクティベート信号を受信するようにさらに構成され、前記第2の受信機は、前記デアクティベート信号に応答してデアクティベートするように構成される、C1に記載の局。
[C9]
ワイヤレス局によるワイヤレス通信のための方法であって、
前記局に送信される第1の信号を処理することと、ここにおいて、前記第1の信号は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す、
前記示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて第1の受信機をアウェイク状態に移行することと、
前記示されたターゲットウェイクアップ時間に前記第1の受信機によって前記アクティベーション信号を受信することと、
前記アクティベーション信号に基づいて第2の受信機をアウェイク状態に移行することと、
前記第2の受信機によって第2の信号を受信することと
を備える、方法。
[C10]
前記第2の受信機を前記アウェイク状態に移行することは、規定された時間に発生する、C9に記載の方法。
[C11]
前記規定された時間は、ビーコンを受信するために、次のターゲットビーコン通過時間に対応する、C10に記載の方法。
[C12]
前記アクティベーション信号は、受信されたという肯定応答を送信することをさらに備える、C9に記載の方法。
[C13]
前記アクティベーション信号の送信者に省電力ポーリングフレームを送信することをさらに備える、C9に記載の方法。
[C14]
前記規定された時間において、前記アクティベーション信号の送信者に省電力ポーリングフレームを送信することをさらに備える、C9に記載の方法。
[C15]
前記第1の受信機は、前記アウェイク状態にある前記第2の受信機と比較して、前記アウェイク状態においてより少ない電力を消費する、C9に記載の方法。
[C16]
前記第1の受信機によってデアクティベート信号を受信することと、
前記第2の受信機をデアクティベートすることと
をさらに備える、C9に記載の方法。
[C17]
実行されると、ワイヤレス局に、
前記局に送信される第1の信号を処理することと、ここにおいて、前記第1の信号は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す、
前記示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて第1の受信機をアクティベートすることと、
前記示されたターゲットウェイクアップ時間に前記第1の受信機によって前記アクティベーション信号を受信することと、
前記アクティベーション信号に基づいて第2の受信機をアウェイク状態へ移行することと、
前記第2の受信機によって第2の信号を受信することと
を行わせるコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C18]
前記第2の受信機を前記アウェイク状態に移行することは、規定された時間に発生する、C17に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C19]
前記規定された時間は、ビーコンを受信するために、次のターゲットビーコン通過時間に対応する、C18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C20]
前記コードは、実行されると、前記局に、前記アクティベーション信号が受信されたという肯定応答を送信することを行わせる、C17に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C21]
前記コードは、実行されると、前記局に、前記アクティベーション信号の送信者へ省電力ポーリングフレームを送信することを行わせる、C17に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C22]
前記コードは、実行されると、前記局に、前記規定された時間において、前記アクティベーション信号の送信者へ省電力ポーリングフレームを送信することを行わせる、C17に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C23]
前記第1の受信機は、前記アウェイク状態にある前記第2の受信機と比較して、前記アウェイク状態においてより少ない電力を消費する、C17に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C24]
前記コードは、実行されると、前記第1の受信機に、デアクティベート信号を受信することと、前記デアクティベート信号に応答して前記第2の受信機をデアクティベートすることとを行わせる、C17に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C25]
ワイヤレス通信のためのワイヤレス局であって、
前記局に送信される第1の信号を処理するための手段と、ここにおいて、前記第1の信号は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示す、
前記示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて第1の受信機をアウェイク状態に移行するための手段と、
前記示されたターゲットウェイクアップ時間に前記アクティベーション信号を受信するための手段と、
前記アクティベーション信号に基づいて第2の受信機をアウェイク状態に移行するための手段と、
前記第2の受信機が前記アウェイク状態にある間に第2の信号を受信するための手段と
を備える、ワイヤレス局。
[C26]
前記アクティベーション信号を受信するための前記手段は、第1の受信機を備え、前記第2の信号を受信するための前記手段は、第2の受信機を備え、前記第1の信号を処理するための前記手段は、プロセッサを備える、C25に記載の局。
[C27]
前記第1の受信機は、前記アウェイク状態にある前記第2の受信機と比較して、前記アウェイク状態においてより少ない電力を消費する、C26に記載の局。
[C28]
前記第2の受信機を前記アウェイク状態に移行するための前記手段は、規定された時間に前記第2の受信機を前記アウェイク状態へ移行するように構成される、C25に記載の局。
[C29]
前記規定された時間は、ビーコンを受信するための次のターゲットビーコン通過時間に対応する、C28に記載の局。
[C30]
前記アクティベーション信号が受信されたという肯定応答を送信するための手段をさらに備える、C25に記載の局。

Claims (17)

  1. ワイヤレス局によるワイヤレス通信のための方法であって、
    送信機によって送信され、前記ワイヤレス局によって受信され第1の信号を処理することと、ここにおいて、前記第1の信号は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示し、ここにおいて、前記送信機は、アクセスポイント(AP)、または前記ワイヤレス局と異なる内の送信機である
    前記示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて第1の受信機をアウェイク状態に移行することと、
    前記示されたターゲットウェイクアップ時間に前記第1の受信機によって前記送信機から前記アクティベーション信号を受信することと、
    前記送信機から受信された前記アクティベーション信号に基づいて第2の受信機をアウェイク状態に移行することと、
    前記第2の受信機によって第2の信号を受信することと
    を備える、方法。
  2. 前記第2の受信機を前記アウェイク状態に移行することは、規定された時間に発生する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記規定された時間は、ビーコンを受信するための次のターゲットビーコン通過時間に対応する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記アクティベーション信号が受信されたという肯定応答を送信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記アクティベーション信号の送信者に省電力ポーリングフレームを送信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  6. 規定された時間において、前記アクティベーション信号の送信者に省電力ポーリングフレームを送信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1の受信機は、前記アウェイク状態にある前記第2の受信機と比較して、前記アウェイク状態においてより少ない電力を消費する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1の受信機によってデアクティベート信号を受信することと、
    前記第2の受信機をデアクティベートすることと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1の信号は、アクセスポイント(AP)、または前記ワイヤレス局と異なる局によって送信される、
    請求項1に記載の方法。
  10. ワイヤレス通信のためのワイヤレス局であって、
    送信機によって送信され、前記ワイヤレス局によって受信され第1の信号を処理するための手段と、ここにおいて、前記第1の信号は、アクティベーション信号が受信されると予想されるターゲットウェイクアップ時間を示し、前記送信機は、アクセスポイント(AP)、または前記ワイヤレス局と異なる内の送信機である
    前記示されたターゲットウェイクアップ時間に基づいて第1の受信機をアウェイク状態に移行するための手段と、
    前記示されたターゲットウェイクアップ時間に前記送信機から前記アクティベーション信号を受信するための手段と、
    前記送信機から受信された前記アクティベーション信号に基づいて第2の受信機をアウェイク状態に移行するための手段と、
    前記第2の受信機が前記アウェイク状態にある間に第2の信号を受信するための手段と
    を備える、ワイヤレス局。
  11. 前記アクティベーション信号を受信するための前記手段は、第1の受信機を備え、前記第2の信号を受信するための前記手段は、第2の受信機を備え、前記第1の信号を処理するための前記手段は、プロセッサを備える、請求項10に記載のワイヤレス局。
  12. 前記第1の受信機は、前記アウェイク状態にある前記第2の受信機と比較して、前記アウェイク状態においてより少ない電力を消費する、請求項11に記載のワイヤレス局。
  13. 前記第2の受信機を前記アウェイク状態に移行するための前記手段は、規定された時間に前記第2の受信機を前記アウェイク状態へ移行するように構成される、請求項10に記載のワイヤレス局。
  14. 前記規定された時間は、ビーコンを受信するための次のターゲットビーコン通過時間に対応する、請求項13に記載のワイヤレス局。
  15. 前記アクティベーション信号が受信されたという肯定応答を送信するための手段をさらに備える、請求項10に記載のワイヤレス局。
  16. 前記第1の信号は、アクセスポイント(AP)、または前記ワイヤレス局と異なる局によって送信される、
    請求項10に記載のワイヤレス局。
  17. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法を実行するための命令を備える、コンピュータプログラム。
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