JP6362787B2 - 制御基板装置および空気調和機の室外機 - Google Patents

制御基板装置および空気調和機の室外機 Download PDF

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Description

本発明は、発熱部品等が実装された配線基板を有する制御基板装置および空気調和機の室外機に関する。
従来の空気調和機の室外機には、発熱部品が実装された配線基板を基板ホルダに取り付けた制御基板装置を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の制御基板装置には、発熱部材から発生する熱を放熱する放熱部材が組み込まれており、放熱部材には、熱感知部を備えた温度検知用のサーミスタが固定されている。ここで、サーミスタは、熱感知部に繋がる取付穴にネジを挿入し、該ネジを放熱部材のネジ穴にねじ込むことにより、配線基板と放熱部材との間に固定される。
特開2006−156647号公報
しかしながら、サーミスタの熱感知部は導電性を有しているため、特許文献1に係る構成では、サーミスタのリード線に何らかの力が加わった場合、サーミスタの熱感知部が浮き上がり、配線基板の表面に接触することがある。そして、サーミスタの熱感知部が配線基板の表面に接触すると、配線基板を短絡させてしまう恐れがある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、サーミスタの熱感知部が配線基板に接触することを防止する制御基板装置および空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
本発明に係る制御基板装置は、一方の面に発熱部品が実装された配線基板と、配線基板の一方の面に対向配置され、発熱部品から発生する熱を放熱する放熱部材と、放熱部材の一方の面に対向する対向面に固定され、放熱部材の温度を検知するサーミスタと、配線基板と放熱部材との間に一定の間隔を保持させて、配線基板と放熱部材とを固定する基板ホルダと、を備え、サーミスタは、導電性を有し、放熱部材の熱を感知する熱感知部を備え、基板ホルダは、絶縁性を有し、配線基板と熱感知部との間に介在する接触防止部を備えたものである。
本発明は、絶縁性を有する基板ホルダが、配線基板と熱感知部との間に介在する接触防止部を備えているため、サーミスタの熱感知部が配線基板に接触することを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る空調調和装置の室外機の内部を正面側からみた概略構成を示す分解斜視図である。 図1の電気部品箱に制御基板装置を取り付けた状態を示す斜視図である。 図1の制御基板装置の組立を説明する分解斜視図である。 図1の制御基板装置を示す概略断面図である。 図3のサーミスタを示す平面図である。 図5のサーミスタの熱感知部及びサーミスタ取付穴を示す側面図である。 図1の基板ホルダの斜視図である。 図7の基板ホルダを回転させた状態を示す斜視図である。 図8の基板ホルダをさらに回転させた状態を示す斜視図である。 図3のサーミスタの放熱部材への取付手順のうち、サーミスタ固定具の仮止め状態を示す説明図である。 図10のサーミスタを放熱部材に固定した状態を示す説明図である。 図1の基板ホルダに配線基板を組み付けた状態を示す平面図である。 図4に示す熱感知部の周辺部分を拡大した説明図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態に係る空調調和装置の室外機の内部を正面側からみた概略構成を示す分解斜視図である。図2は、図1の電気部品箱に制御基板装置を取り付けた状態を示す斜視図である。図3は、図1の制御基板装置の組立を説明する分解斜視図である。図4は、図1の制御基板装置を示す概略断面図である。
図1〜図4を参照して、本実施の形態に係る制御基板装置および空気調和機の室外機の全体的な構成内容について説明する。
図1に示すように、空気調和機の室外機9の内部は、背面側から前面側に立設した仕切板11により2分され、左側が熱交換器10および送風機(図示省略)等を収納する熱交換室であり、右側が圧縮機12等を収納する機械室である。
空気調和機の室外機9は、機械室の上部に、制御基板装置14を収納する電気部品箱15を有しており、制御基板装置14は、図2に示す状態で電気部品箱15に取り付けられる。圧縮機12は、機械室の下部に設けられている。また、空気調和機の室外機9は、例えば電磁弁からなる複数の膨張弁(図示省略)を有している。
熱交換器10は、室外機9の左側の側面側から背面側に渡って送風機を囲むように立設されている。熱交換器10の後ろ側には、熱交換器10で冷却又は加熱する空気を吸込む吸込口(図示省略)が形成されている。空気調和機の室外機9の前面には、熱交換器10での熱交換後の空気を機外に吸出す吸出口(図示省略)が設けられている。
図3及び図4に示すように、制御基板装置14は、プリント基板等からなり、各種部品が実装された配線基板1と、配線基板1の一方の面である板面1cに取り付けられる発熱部品3と、例えば放熱フィンからなる放熱部材4と、放熱部材4の温度を検知するサーミスタ6と、配線基板1と放熱部材4とが一定の間隔を保持する状態で取り付けられる基板ホルダ13と、を有している。
配線基板1には、発熱部品3を実装するための足取付穴1bが二箇所に設けられている。また、発熱部品3は、二本の取付足2および放熱部材4への取付用の部品取付穴3aを有している。発熱部品3は、二本の取付足2がそれぞれ二つの足取付穴1bに挿入され、挿入された部分が半田付けされることにより、配線基板1に取付られる。これにより、発熱部品3は、配線基板1の配線等に対し電気的に接続される。
制御基板装置14は、配線基板1に発熱部品3等が実装された状態で、圧縮機12の運転および停止、送風機の運転および停止、および各膨張弁の開閉等を制御するものである。
配線基板1には、発熱部品3を放熱部材4に取り付ける際に利用する抜き穴1aが設けられている。抜き穴1aは、例えばネジからなる部品固定具5が貫通できるような穴径を有する貫通穴である。ここで、部品固定具5は、発熱部品3を放熱部材4に取り付けるためのものであり、抜き穴1aは、穴径が、部品固定具5の外径よりも大きくなるように形成されている。
配線基板1の抜き穴1aは、発熱部品3が取り付けられる位置、つまり二つの足取付穴1bの位置に対応づけて設けられている。すなわち、抜き穴1aは、発熱部品3を配線基板1に取り付けたときの部品取付穴3aの中心に合わせて形成される。もっとも、発熱部品3を配線基板1に取り付けたときに、抜き穴1aの中心と部品取付穴3aの中心とが合致する状態が好ましいが、少なくとも部品固定具5の外周が抜き穴1aの内周に収まっていればよい。
発熱部品3は、配線基板1に実装される電気部品である。発熱部品3は、例えばパワートランジスタからなり、室外機9の運転時に発熱するものである。発熱部品3は、放熱部材4に密着固定されるため、発熱部品3から発生した熱は、放熱部材4から放熱される。発熱部品3は、部品取付穴3aの中心を、後述する放熱部材4の第一ネジ穴4aの中心に合わせた状態で、部品固定具5により固定されている。
放熱部材4は、配線基板1の板面1cに対向配置される板状の基部4cと、基部4cに立設された複数のフィン部4dと、により構成されている。基部4cには、発熱部品3の部品取付穴3aに対応する第一ネジ穴4aと、サーミスタ6を取り付けるための第二ネジ穴4bとが設けられている。第一ネジ穴4aおよび第二ネジ穴4bは、配線基板1の板面1cに対向する対向面4fに形成されている。
また、放熱部材4において、基部4cの左端部および右端部には、それぞれ、二箇所にホルダ取付穴4eが設けられている。四つのホルダ取付穴4eは、例えばネジ穴からなり、放熱部材4を基板ホルダ13に取り付けるためのものである。四つのホルダ取付穴4eは、後述する基板ホルダ13に備わる4つの固定穴13eに対応する位置に設けられている。すなわち、放熱部材4は、ホルダ取付穴4eの位置と固定穴13eの位置とを合わせた状態で、例えばネジからなる放熱部材固定具8により基板ホルダ13に固定されている。
サーミスタ6は、対向面4fに固定され、放熱部材4の温度を検知するものである。サーミスタ6は、導電性を有し、放熱部材4の熱を感知する熱感知部6aと、熱感知部6aの一端部に連結され、放熱部材4の第二ネジ穴4bに対応するサーミスタ取付穴6bと、を有している。
基板ホルダ13は、配線基板1と放熱部材4との間に一定の間隔を保持させて、配線基板1と放熱部材4とを固定するものである。基板ホルダ13は、樹脂製であり、射出成形によって形成されている。基板ホルダ13を構成する樹脂としては、例えばABS樹脂が用いられる。そして、基板ホルダ13は、絶縁性を有し、配線基板1と熱感知部6aとの間に介在する接触防止部13cを有している。
図5は、サーミスタ6を示す平面図である。図6は、図5のサーミスタ6の熱感知部6a及びサーミスタ取付穴6bを示す側面図である。図5および図6に示すように、サーミスタ取付穴6bは、熱感知部6aの一端部に連結されている。本実施の形態において、熱感知部6aは、金属部材で構成されている。また、サーミスタ6は、図5に示すように、熱感知部6aに接続するリード線6cの先端にコネクタ6dが付いた長形状のものである。
サーミスタ6は、サーミスタ取付穴6bを通じて、例えばネジからなるサーミスタ固定具により放熱部材4に固定されている。より具体的に、サーミスタ6は、サーミスタ取付穴6bの中心を第二ネジ穴4bの中心に合わせた状態で、サーミスタ固定具7により固定されている。また、サーミスタ6の熱感知部6aは、放熱部材4に密着した状態となっている。このため、サーミスタ6は、放熱部材4の温度を検知することができる。
図7は、基板ホルダ13の斜視図である。図8は、図7の基板ホルダ13を回転させた状態を示す斜視図である。図9は、図8の基板ホルダ13をさらに回転させた状態を示す斜視図である。図7〜図9に示すように、基板ホルダ13は、放熱部材4の取り付け位置に、平面視長方形状の開口部13aが形成されている。基板ホルダ13の開口部13aの周囲には、放熱部材4の四つのホルダ取付穴4eに対応する四つの固定穴13eが設けられている。
また、基板ホルダ13には、側壁の複数箇所に、配線基板1を固定する爪部13bが設けられている。本実施の形態において、複数の爪部13bは、基板ホルダ13の周囲の五箇所に設けられており、配線基板1が取り付けられた時に引っ掛かりとなるものである。
そして、接触防止部13cは、開口部13aの内周の一部から鉤状に突起した形状である。本実施の形態において、接触防止部13cは、平面視長方形状である開口部13aの内側の長辺に設けられている。
[制御基板装置の組立]
図10は、サーミスタ6の放熱部材4への取付手順のうち、サーミスタ固定具7の仮止め状態を示す説明図である。図11は、サーミスタ6を放熱部材4に固定した状態を示す説明図である。図12は、基板ホルダ13に配線基板1を組み付けた状態を示す平面図である。図3、図4、および図10〜図12を参照し、制御基板装置14の組立について説明する。なお、図12では、配線基板1に実装された各部品等を省略している。
(放熱部材の基板ホルダへの取り付け)
放熱部材4を基板ホルダ13に取り付けるときは、まず、放熱部材4の基部4cを、基板ホルダ13の開口部13aに合わせ、四つのホルダ取付穴4eの中心が、それぞれ、四つの固定穴13eの中心と合致するように配置する。
次いで、固定穴13eとホルダ取付穴4eとを連通させた4箇所の穴に、放熱部材固定具8をねじ込んで、基板ホルダ13と放熱部材4とを固定する。
(サーミスタの放熱部材への取り付け)
本実施の形態における接触防止部13cは、図10および図11に示すように、対向面4fに垂直な方向に延びる突出部131と、突出部131の端部から対向面4fに平行な方向に延びる並進部132と、を有している。つまり、接触防止部13cは、断面L字状に形成されている。
放熱部材4を基板ホルダ13に取り付けた後、サーミスタ6を放熱部材4に取り付けるときは、まず、放熱部材4の第二ネジ穴4bの中心と、サーミスタ6のサーミスタ取付穴6bの中心とを合わせる。
そして、サーミスタ固定具7を、サーミスタ取付穴6bおよび第二ネジ穴4bに挿入してねじ込むことにより、サーミスタ6を放熱部材4に固定する。
ここで、図10および図11を参照して、サーミスタ6を放熱部材4に固定する手順について詳細に説明する。
まず、熱感知部6aが、対向面4fに垂直な方向において接触防止部13cと重ならない状態で、サーミスタ6を対向面4f上に配置する。その際、サーミスタ取付穴6bの中心と第二ネジ穴4bの中心とを合致させる。
次に、サーミスタ固定具7を、サーミスタ取付穴6bおよび第二ネジ穴4bに挿入し、サーミスタ固定具7を仮締めする。
次いで、サーミスタ6を、仮締めしたサーミスタ固定具7を軸として、図10の白抜き矢印の方向に回転させ、熱感知部6aを並進部132の下へスライドさせる。これにより、熱感知部6aが、放熱部材4と並進部132との間に挿入される。
そして、熱感知部6aを対向面4fに密着させた状態で、サーミスタ固定具7を本締めすることにより、サーミスタ6が放熱部材4に固定される。
このようにして、サーミスタ6が、フック状の接触防止部13cの下側に配置され、基板ホルダ13に固定される。なお、本実施の形態では、サーミスタ固定具7として右ネジを用いているため、サーミスタ固定具7をねじ込む際に、一旦並進部132の下へ挿入されたサーミスタ6が、接触防止部13cとは反対側にずれることはない。
ここで、図11では、熱感知部6aを突出部131に当接させて、サーミスタ6を放熱部材4に固定している例を示しているが、熱感知部6aは、必ずしも突出部131に当接させる必要はない。もっとも、接触防止部13cは絶縁性を有するため、熱感知部6aを突出部131に当接させたとしても、配線基板1を短絡させることはない。また、サーミスタ固定具7を仮締めする前に、熱感知部6aを、放熱部材4と並進部132との間に挿入してもよい。
(配線基板の基板ホルダへの取り付け)
続いて、発熱部品3等が実装された配線基板1を基板ホルダ13へ取り付けるときは、まず、配線基板1と基板ホルダ13とを対向させる。つまり、配線基板1の発熱部品3が取り付けられた側である板面1cと放熱部材4の対向面4fとが対向するように、配線基板1と発熱部品3とを重ね配置する。
次いで、図12に示すように、配線基板1を基板ホルダ13に嵌め込むことで、配線基板1が基板ホルダ13に取り付けられる。すなわち、配線基板1は、周囲が、複数の爪部13bに引っ掛けられることにより、基板ホルダ13に固定される。
このとき、抜き穴1aおよび部品取付穴3aが、放熱部材4の第一ネジ穴4aに合致するように、配線基板1と放熱部材4との相互位置を調節する。部品固定具5を用いて発熱部品3を放熱部材4に取り付けるためである。
(発熱部品の放熱部材への取り付け)
次に行う発熱部品3の放熱部材4への取り付けは、配線基板1の板面1cとは反対側から、部品固定具5を抜き穴1aに貫通させることにより実行する。
すなわち、部品取付穴3aの中心と第一ネジ穴4aの中心とを合致させ、抜き穴1aを通じて、部品固定具5を発熱部品3の部品取付穴3aに挿入し、放熱部材4の第一ネジ穴4aにねじ込むことにより、発熱部品3を放熱部材4の対向面4fに密着させて固定する。
図13は、図4に示す熱感知部6aの周辺部分Sを拡大した説明図である。図13を参照し、本実施の形態におけるサーミスタ6と接触防止部13cとの配置関係を詳細に説明する。
図13に示すように、接触防止部13cは、対向面4fに垂直な方向において、熱感知部6aとの間に間隙Aが生じるように形成されている。すなわち、放熱部材4に取り付けられたサーミスタ6と接触防止部13cとの間には、一定の長さの間隙Aが設けられている。
このように、本実施の形態における接触防止部13cは、各構成部材のサイズおよび製造誤差等を勘案の上、所望の間隙Aが生じるように形成されている。したがって、サーミスタ6のリード線6cに外力が加わっていない通常の状態であれば、熱感知部6aの配線基板1側の面は、接触防止部13cにすら接触しないため、熱感知部6aと配線基板1が接触することもない。また、サーミスタ6を放熱部材4に取り付ける際、対向面4fと並進部132との間に、熱感知部6aを円滑に挿入することができ、かつ、内部スペースの有効利用を図ることができる。
ここで、本実施の形態では、間隙Aが0.5mmとなるように接触防止部13cを形成しているが、接触防止部13cは、各構成部材のサイズおよび製造誤差等に応じて、例えば、間隙Aが0.5mm以上1.0mm以下となるように形成してもよい。
なお、接触防止部13cは、間隙Aが生じないように形成してもよく、このようにすれば、サーミスタ6に何らかの力が加わった場合の熱感知部6aの浮き上がりを防ぐことができるため、サーミスタ6による温度検知の精度を保持することができる。ただし、製造誤差等により、放熱部材4から並進部132までの距離が熱感知部6aの高さよりも短くなることがある点に留意する必要がある。
また、基板ホルダ13は、図13に示すように、接触防止部13cと配線基板1とが接触しないように形成されている。すなわち、基板ホルダ13は、対向面4fに垂直な方向において、接触防止部13cと配線基板1との間に間隙Bが生じるように形成されている。本実施の形態において、基板ホルダ13は、熱感知部6a及び並進部132の厚さ等を考慮の上、間隙Bが1.0mmとなるように形成されている。
以上のように、本実施の形態における制御基板装置14および空気調和機の室外機9は、絶縁性を有する基板ホルダ13が、配線基板1と熱感知部6aとの間に介在する接触防止部13cを備えているため、サーミスタ6の熱感知部6aが配線基板1に接触することを防止することができる。すなわち、制御基板装置14では、部品固定具5によって固定されたサーミスタ6に何らかの力が加わった場合でも、基板ホルダ13に設けられた接触防止部13cが熱感知部6aを覆うように配置されているため、熱感知部6aが配線基板1に接触することを防ぐことができる。
ここで、本実施の形態における基板ホルダ13は、接触防止部13cと熱感知部6aとの間に間隙Aが生じ、接触防止部13cと配線基板1との間に間隙Bが生じるように形成されているため、通常の状態では、熱感知部6a又は配線基板1が接触防止部13cに接触することはない。そして、仮に、サーミスタ固定具7を支点として熱感知部6aが浮き上がり、熱感知部6aが配線基板1に近づいた場合でも、制御基板装置14では、接触防止部13cが熱感知部6aと配線基板1との間に挟まれる状態となる。よって、制御基板装置14によれば、熱感知部6aと配線基板1とが直接接触することを防ぐことができる。加えて、基板ホルダ13は、樹脂等の絶縁体で形成されているため、熱感知部6aが接触防止部13cに接触したとしても、配線基板1を短絡させることはない。
すなわち、接触防止部13cを有する制御基板装置14および空気調和機の室外機9によれば、基板ホルダ13が鉤状に突起した接触防止部13cを有しているため、サーミスタ6が配線基板1に接触しない状態を保持することができるため、導電性を有する熱感知部6aが配線基板1に接触して電気導通するという事態を回避することができる。
上述した実施の形態は、制御基板装置および空気調和機の室外機における好適な具体例であり、本発明の技術的範囲は、これらの態様に限定されるものではない。例えば、上記各図では、接触防止部13cが、開口部13aの内側の長辺に設けられている場合を例示しているが、これに限定されるものではない。すなわち、接触防止部13cは、各構成部材の配置等に応じて、開口部13aの側壁側の長辺に設けられてもよく、開口部13aの短辺のうちの一方に設けられてもよい。なお、開口部13aは、平面視楕円形状等であってもよく、この場合、接触防止部13cは、開口部13aの周囲の一部に設けられていればよい。
また、上記実施の形態では、基板ホルダ13が、5つの爪部13bを有する場合を例示したが、爪部13bの数および配置などは、配線基板1のサイズおよび形状等に応じて適宜変更するとよい。さらに、上記実施の形態では、基板ホルダ13が射出成型によって形成される場合を例示したが、これに限定されず、基板ホルダ13は、樹脂等の絶縁部材を用いて切削加工により形成してもよい。
なお、上記実施の形態では、制御基板装置14が、空気調和機の室外機9に適用される場合を例示したが、これに限らず、制御基板装置14は、任意の電気機器等に適用してもよい。
1 配線基板、1a 抜き穴、1b 足取付穴、1c 板面、2 取付足、3 発熱部品、3a 部品取付穴、4 放熱部材、4a 第一ネジ穴、4b 第二ネジ穴、4c 基部、4d フィン部、4e ホルダ取付穴、4f 対向面、5 部品固定具、6 サーミスタ、6a 熱感知部、6b サーミスタ取付穴、6c リード線、6d コネクタ、7 サーミスタ固定具、8 放熱部材固定具、9 室外機、10 熱交換器、11 仕切板、12 圧縮機、13 基板ホルダ、13a 開口部、13b 爪部、13c 接触防止部、13e 固定穴、14 制御基板装置、15 電気部品箱、131 突出部、132 並進部。

Claims (8)

  1. 一方の面に発熱部品が実装された配線基板と、
    前記配線基板の前記一方の面に対向配置され、前記発熱部品から発生する熱を放熱する放熱部材と、
    前記放熱部材の前記一方の面に対向する対向面に固定され、前記放熱部材の温度を検知するサーミスタと、
    前記配線基板と前記放熱部材との間に一定の間隔を保持させて、前記配線基板と前記放熱部材とを固定する基板ホルダと、
    を備え、
    前記サーミスタは、導電性を有し、前記放熱部材の熱を感知する熱感知部を備え、
    前記基板ホルダは、絶縁性を有し、前記配線基板と前記熱感知部との間に介在する接触防止部を備えた制御基板装置。
  2. 前記基板ホルダは、前記放熱部材の取り付け位置に開口部が形成されており、
    前記接触防止部は、前記開口部の内周の一部から鉤状に突起した形状である請求項1に記載の制御基板装置。
  3. 前記接触防止部は、前記対向面に垂直な方向において、前記熱感知部との間に間隙が生じるように形成されている請求項1又は2に記載の制御基板装置。
  4. 前記接触防止部は、前記接触防止部と前記熱感知部との間の間隙が0.5mm以上1.0mm以下となるように形成されている請求項3に記載の制御基板装置。
  5. 前記基板ホルダは、前記接触防止部と前記配線基板との間に間隙が生じるように形成されている請求項1〜4の何れか一項に記載の制御基板装置。
  6. 前記基板ホルダは、樹脂製であり、射出成形又は切削加工によって形成される請求項1〜5の何れか一項に記載の制御基板装置。
  7. 前記サーミスタは、
    前記熱感知部に連結された取付穴を有し、
    前記取付穴を通じてサーミスタ固定具により前記放熱部材に固定されている請求項1〜6の何れか一項に記載の制御基板装置。
  8. 熱交換器が設けられた熱交換室と、
    圧縮機および電気部品箱が設けられた機械室と、
    を有し、
    前記電気部品箱に請求項1〜7の何れか一項に記載の制御基板装置が設けられている空気調和機の室外機。
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