JP5822777B2 - 2芯平行リード線及びリード線付きサーミスタ - Google Patents

2芯平行リード線及びリード線付きサーミスタ Download PDF

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Description

本発明は、2芯平行リード線及びリード線付きサーミスタに関し、さらに詳しくは、携帯端末等の内部に収容された構成部品の温度を検知するサーミスタ用の2芯平行リード線及びリード線付きサーミスタに関する。
携帯端末やモバイルパソコン等の電子機器の実装基板は、軽薄化、短小化、高機能化、及び高出力化されており、ますます高密度実装化されている。近年、携帯端末やモバイルパソコン等の電子機器の実装基板では、高密度実装化ばかりではなく、電子機器の安全性を確保することが要求されている。安全性の中でも、実装基板等を電池等の発熱から保護するため、電子機器内にサーミスタを備えるニーズが高まっており、温度検知、過電流保護、又は温度補償等の用途で高い品質レベルの要求が高まっている。そうしたサーミスタとしては、サーミスタ素子と、このサーミスタ素子に接続されたリード線とを備えるものが利用されている。
特許文献1には、第1及び第2のリード線が、金属線と、この金属線を絶縁部材で被覆する被覆部と、平坦状に形成された第1及び第2の金属線露出部とを有し、第1のリード線と第2のリード線とが平行であり、第2のリード線は第1のリード線よりも短く形成され、第1の金属線露出部は、端子電極の側面折り返し部にはんだ接合され、第2の金属線露出部も他の端子電極の側面折り返し部にはんだ接合され、第1及び第2の金属線露出部は同一平面上に位置し、側面折り返し部のみならず端面部や間隙にもはんだフィレットが形成されているリード線付き電子部品に関する技術が提案されている。この技術では、簡素な構造でかつ低コストで容易に接合強度を向上させることができ、電気的接続性が良好で高い信頼性を有するようにしている。
本出願人は、これまでに、携帯端末やモバイルパソコン等の電子機器の温度を測定するためのサーミスタ用のリード線の技術開発や、リード線付きサーミスタの技術開発を行ってきた。そうしたサーミスタは、特許文献1で提案された技術と同様、サーミスタ素子を測定対象物には固定せず、サーミスタ素子を測定対象物の近傍に配置し、リード線の強度や剛性を利用してサーミスタ素子が移動しないようにしていた。
特開2010−73731号公報
本出願人が、サーミスタの研究を進めていたところ、時間の経過と共に正確な温度を検知することができなくなるという問題があることを認識するに至った。研究の結果、一般的に利用されているリード線付きのサーミスタは、リード線の導体として銅線が使用されており、銅線は強度が低いため、電子機器に振動が生じたりすると、サーミスタ素子が当初配置した位置からずれてしまい、測定対象物の温度を正確に測定することができないことが判明した。
しかも、そうしたリード線は、導体外周に設けられた絶縁被覆層が厚肉であるため、電子機器内の狭小部にリード線を配置することが困難であり、サーミスタ素子を測定対象物に十分に近づけることができないことがあった。そのため、測定対象物から離れた位置にサーミスタ素子が配置されてしまい、温度補償性に欠け、信頼性が低いことも判明した。また、こうしたリード線は、導体として銅線が使用されているため、熱伝導率が高く、熱が導体を伝達してしまう。そのため、サーミスタ素子が検知する温度が実際の温度よりも低く検知されやすいという問題もあった。
一方で、サーミスタ用のリード線は、携帯端末やモバイルパソコン等の電子機器の小型化や実装基板の高密度実装化に伴って、線径を細くすることが要求されている。
このように、サーミスタ用のリード線には、時間の経過と共に位置ずれを起こさない程度の強度が要求されると共に、線径を細くすることが要求されている。
しかしながら、サーミスタ用のリード線は、導体外周に設けられる絶縁被覆層が、溶融押出しによって100μm以上の厚さで形成されているため、絶縁被覆層の薄肉化が困難であり、リード線を細くすることが困難であった。また、導体外周に絶縁層が設けられたリード線同士を並列に固着して2芯平行リード線を形成する場合、溶融押出しによってリード線同士を固着するため、得られた2芯平行リード線には押出成形された厚い絶縁被覆層が形成されている。
このような2芯平行リード線を使用して2芯平行リード線付きサーミスタを製造する場合、先ずリード線の端末加工を行い、次いでリード線をサーミスタ素子にはんだ付けする。リード線の端末加工は、リード線同士が並列に固着された平行線に割を入れて引き裂いて単線とし、その後、溶融押出しされた絶縁被覆層を専用のワイヤストリッパで剥離して導体を露出させている。その後、露出した導体をサーミスタ素子にはんだ付けし、サーミスタ素子部分を気密封止してサーミスタを製造している。そのため、加工工程が複雑であり、製造コストがかさんでしまう。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、その目的は、サーミスタ素子の位置を維持でき、正確な温度を検知することができ、且つ低廉なコストで製造できる構造形態を備えた、2芯平行リード線及びリード線付きサーミスタを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る2芯平行リード線は、はんだ付け可能な導体と、該導体を被覆して該導体をはんだ付け可能にする絶縁被覆層とを有する2本の絶縁導線で構成され、前記導体は、引張り強さが350N/mm以上、伸び率が5%以上、及び熱伝導率が100W/m・k以下であり、2本の前記絶縁導線は、該絶縁導線が延びる長手方向に融着層で平行に固着されていることを特徴とする。
この発明によれば、導体の引張り強さが350N/mm以上なので、振動等の外力が加わった場合でも電子機器内の測定対象物とサーミスタ素子との距離を位置ずれなく保つことができる。また、導体の伸び率が5%以上なので、リード線がフレキシブルになって引き回しが容易になる。その結果、電子機器内の狭小部にリード線を容易に配置することができる。また、導体の伸び率が5%以上なので、導体のスプリングバック現象を防止することができる。そのため、リード線のみで支持されたサーミスタ素子を、測定対象物の近傍に配置した場合であっても、導体のスプリングバック現象でサーミスタ素子が位置ずれするのを防止することができる。導体が上記引張り強さ及び伸び率をもつことで、その導体を有する2芯平行リード線がサーミスタ素子に接続されたサーミスタは、高い信頼性を有する温度検知、過電流保護、及び温度補償等を行うことができる。また、導体の熱伝導率が100W/m・k以下なので、導体の熱伝達を抑制できる。こうした2芯平行リード線をサーミスタ素子に接続すれば、測定対象物の温度を正確に検知させることができる。さらに、本発明に係る2芯平行リード線によれば、導体及び絶縁被覆層のいずれもがはんだ付け可能なので、絶縁導線をサーミスタ素子に直接はんだ付けすることができ、ワイヤストリッパ等による端末剥離を行うことが不要になる。その結果、2芯平行リード線の構造形態は、複雑な加工工程を省略することができ、製造コストを削減することができる構造形態ということができる。
本発明に係る2芯平行リード線において、前記導体が、銅、ニッケル及びマンガンを含有する銅合金線であり、好ましくは、銅の含有率が50質量%以上96質量%以下、ニッケルとマンガンとの合計含有率が4質量%以上50質量%以下である。
この発明によれば、導体として上記した銅合金線を使用するので、導体の熱伝導率を20W/m・k以上100W/m・k以下の範囲にすることができる。その結果、銅線の熱伝導率390W/m・kと比較して、熱伝導を1/3.9倍〜1/19.5倍も小さくすることができ、サーミスタ素子の温度測定性能を向上させることができる。
本発明に係る2芯平行リード線において、前記絶縁被覆層は、耐熱指数が少なくとも150℃であり且つ、厚さが30μm以下である。
この発明によれば、絶縁被覆層が少なくとも150℃の耐熱指数を有するので、絶縁層の熱劣化を抑制でき、導体の露出や、導体が例えば基板に接触してショートすること等を防止して、電子機器が誤動作するのを防止することができる。また、絶縁被覆層の厚さを30μm以下にすることにより、小径化を図ることができる。
上記課題を解決するための本発明に係るリード線付きサーミスタは、サーミスタ素子と、該サーミスタ素子にはんだ付けされている2芯平行リード線とで構成されたリード線付きサーミスタであって、
前記2芯平行リード線は、はんだ付け可能な導体と、該導体を被覆して該導体をはんだ付け可能にする絶縁被覆層とを有する2本の絶縁導線で構成され、前記導体は、引張り強さが350N/mm以上、伸び率が5%以上、及び熱伝導率が100W/m・k以下であり、2本の前記絶縁導線は、該絶縁導線が延びる長手方向に融着層で平行に固着されており、前記絶縁導線が延びる長手方向の端部から所望の長さだけ該絶縁導線同士が前記融着層の位置で分離され、前記導体が前記端部でサーミスタ素子にはんだ付けされていることを特徴とする。
本発明によれば、サーミスタ素子の位置を維持でき、正確な温度を検知することができ、且つ低廉なコストで製造できる構造形態を備えた2芯平行リード線及びリード線付きサーミスタを提供することができる。
本発明の1実施形態に係る2芯平行リード線の横断面図である。 本発明の1実施形態に係るリード線付きサーミスタの平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の技術的範囲は、以下の記載や図面にのみ限定されるものではない。
[2芯平行リード線]
本発明に係る2芯平行リード線1は、図1及び図2に示すように、はんだ付け可能な導体3と、導体3を被覆して該導体3をはんだ付け可能にする絶縁被覆層4とを有する2本の絶縁導線2で構成されている。導体3は、引張り強さが350N/mm以上、伸び率が5%以上、及び熱伝導率が100W/m・k以下である。2本の絶縁導線2は、絶縁導線2が延びる長手方向に融着層5で平行に固着されている。なお、2芯平行リード線1は、長手方向の全ての領域で、絶縁導線2同士が平行をなしており、絶縁導線2同士が相互に捻り合わされることがないリード線である。
こうした2芯平行リード線1をサーミスタ素子11にはんだ付けしたリード線付きサーミスタ10は、測定対象物とサーミスタ素子11との距離を位置ずれなく保つことができる。また、導体3の熱伝達を抑制でき、測定対象物の温度を正確に検知することができる。また、絶縁導線2をサーミスタ素子11に直接はんだ付けすることができ、複雑な加工工程を省略して製造コストを削減することができる。
以下、2芯平行リード線1の各構成について詳細に説明する。
<導体>
導体3は、はんだ付け可能な導体であり、絶縁導線2の芯材を構成している。導体3は、引張り強さが350N/mm以上、伸び率が5%以上、及び熱伝導率が100W/m・k以下の特性を備えている。
導体3の構成材料は特に限定されないが、導体3を塑性加工して加工硬化させたり、熱処理して軟化させたりして、上記した特性範囲に調整する。そのように調整できる金属導体であればその種類は特に限定されない。好ましい導体としては、銅合金線を挙げることができ、より好ましくは、銅、ニッケル及びマンガンを含有する銅合金線を挙げることができる。なお、こうした銅合金線は、後で詳細に説明する。
(引張り強さ及び伸び率)
導体3の引張り強さは350N/mm以上であり、導体3の伸び率は5%以上である。この範囲の引張り強さと伸び率を有する導体3を用いて製造した2芯平行リード線1は、電子機器内を容易に引き回すことができる。また、その2芯平行リード線1は、上記範囲の引張り強さと伸び率を有するので、振動等の外力によって変形しないほどの強度を持ち、スプリングバック現象を起こさない程度の伸び率を有している。こうした2芯平行リード線付きのサーミスタ10(図2参照)は、電子機器内に配置された場合に、温度の測定対象からわずかな距離だけ離れた位置にサーミスタ素子11を容易に配置することができ、さらに配置されたサーミスタ素子11を位置ずれなく長期間にわたって保持することができる。導体3の好ましい引張り強さは450N/mm以上であり、好ましい伸び率は20%以上40%以下である。
導体3の引張り強さが350N/mm未満の場合は、2芯平行リード線付きのサーミスタ10に振動等の外力が加わると、サーミスタ素子11の位置が当初配置した位置からずれてしまうことがある。導体3の引張り強さの上限は特に限定されないが、好ましい導体3が銅合金線であることから、約600N/mm程度となる。
なお、一般的なリード線に使用される導体は引張り強さが小さい銅線であり、そうした銅線の引張り強さは、通常、240N/mm以上340N/mm以下である。したがって、銅線を用いたリード線は強度が低く、サーミスタに振動等の外力が加わった場合に、サーミスタ素子の位置がずれ易いという問題がある。
導体3の伸び率が5%未満の場合は、2芯平行リード線1を電子機器内を引き回している際の導体3の弾性変形に伴って、導体3にスプリングバック現象が生じ易い。導体3がスプリングバック現象を起こすと、サーミスタ素子11の位置が当初配置した位置から位置ずれすることがある。また、導体3の伸び率が5%未満では、2芯平行リード線1を電子機器内で引き回す作業がしにくい。
なお、一般的なリード線に使用された銅線の伸び率は約3%程度であり、十分な伸びがないためにスプリングバック現象が起きやすく、しかも電子機器内で引き回しにくい。
(熱伝導率)
導体3の熱伝導率は100W/m・k以下である。この範囲の熱伝導率を有する導体3は、熱の伝達を効果的に防止することができるので、その導体3を用いて製造した2芯平行リード線1は、電子機器内の代表的な測定対象物である電池(バッテリー)の温度を正確に測定することができるリード線付きサーミスタ10を構成できる。なお、導体3の好ましい熱伝導率は、20W/m・k以上80W/m・k以下である。
導体3の熱伝導率が100W/m・kを超える場合は、導体3が熱を容易に伝達させてしまい、サーミスタ素子11が検知する温度が実際の温度よりも低い値になってしまう。一般的なリード線の導体に使用される銅線は、熱伝導率が約390W/m・kであり、本発明を構成する導体3は、銅線と比較して、熱伝導を1/3.9倍〜1/19.5倍も小さくすることができ、サーミスタ素子の温度測定性能を向上させることができる。
熱伝導率が100W/m・k以下の導体3は抵抗温度係数が小さいので、その導体3を用いた2芯平行リード線1付きのサーミスタ10は、電子機器に使用される電池パック等の温度を検知するために好ましく使用される。電池パックの温度は、常温から200℃度程度の範囲で変化することから、温度測定は、サーミスタ素子11で生じた起電力を導体3が演算装置(図示しない)にまで伝送して行われる。このとき、温度の変化に応じて導体3の抵抗が変化してしまうと、サーミスタ素子11で生じた起電力を正確に演算装置にまで伝送できず、正確な温度測定を行うことができないという問題が生じる。こうした問題を防止するためには、電池パック等の測定対象物の温度が変化した場合でも、抵抗が変化しにくい抵抗温度係数が小さい導体3を採用することが好ましい。なお、抵抗温度係数は、温度の変化に応じて抵抗がどれだけ変化するかを表す係数であり、本発明に係る2芯平行リード線1に使用する導体3は、熱伝導率が100W/m・k以下の抵抗温度係数が小さい銅合金線を使用することが好ましい。
(導体の具体例)
導体3は、上記した引張り強さ、伸び率及び熱伝導率の範囲を満たす銅合金線が好ましく用いられる。具体的には、銅、ニッケル及びマンガンを含有する銅合金線が好ましく用いられる。なお、こうした銅合金線の直径は特に限定されないが、0.2mm以上0.4mm以下程度にすることができる。
銅、ニッケル及びマンガンを含有する銅合金線は、銅の含有率が50質量%以上96質量%以下、ニッケルとマンガンとの合計含有率が4質量%以上50質量%以下であることが好ましい。
具体的には、例えば、JIS規格のCN10、CN15、CN30及びCN49で表される銅ニッケル抵抗線を使用することが好ましい。こうした銅ニッケル抵抗線の組成を表1に示す。
Figure 0005822777
表1に示すように、CN10は、ニッケルの含有率が4.0質量%以上7.0質量%以下であり、マンガンの含有率が1.0質量%以下であり、銅、ニッケル及びマンガンの合計含有率が99質量%以上である。したがって、CN10の銅含有率は93質量%以上96質量%以下である。また、CN15は、ニッケルの含有率が8.0質量%以上12.0質量%以下であり、マンガンの含有率が1.0質量%以下であり、銅、ニッケル及びマンガンの合計含有率が99質量%以上である。したがって、CN15の銅含有率は88質量%以上92質量%以下である。また、CN30は、ニッケルの含有率が20.0質量%以上25.0質量%以下であり、マンガンの含有率が1.5質量%以下であり、銅、ニッケル及びマンガンの合計含有率が99質量%以上である。したがって、CN30の銅含有率は75質量%以上80質量%以下である。また、CN49は、ニッケルの含有率が42.0質量%以上48.0質量%であり、マンガンの含有率が0.5質量%以上2.5質量%以下であり、銅、ニッケル及びマンガンの合計含有率が99質量%以上である。したがって、CN49の銅含有率は49.5質量%以上57.5質量%以下である。
CN10、CN15、CN30及びCN49の引張り強さ、伸び率及び熱伝導率を表2に示す。
Figure 0005822777
引張り強さは、表2に示すように、CN10が430N/mm、CN15が430N/mm、CN30が450N/mm、CN49が500N/mmであり、いずれの銅ニッケル抵抗線も、本発明の2芯平行リード線1が必要としている引張り強さ350N/mm以上である。特にCN30とCN49は、導体3の好ましい引張り強さである450N/mm以上である。
伸び率も、表2に示すように、CN10は5%、CN15、CN30及びCN49は25%であり、本発明の2芯平行リード線1が必要としている伸び率5%以上であり、特にCN15、CN30及びCN49は好ましい伸び率である20%以上40%以下である。
熱伝導率も、表2に示すように、CN10が96W/m・k、CN15が61W/m・k、CN30が35W/m・k、CN49が20W/m・kであり、いずれの銅ニッケル抵抗線も、本発明の2芯平行リード線1が必要としている熱電伝導率100W/m・k以下であり、好ましい熱伝導率である20W/m・k以上80W/m・k以下である。
このように、CN10、CN15、CN30及びCN49の各銅ニッケル抵抗線は、上記した引張り強さ、伸び率及び熱伝導率を持つので、本発明の2芯平行リード線1の導体3として好適に使用することができる。特に、CN30及びCN49は、上記した引張り強さ、伸び率及び熱伝導率の好ましい範囲内にあるので、より好ましく用いることができる。
<絶縁被覆層>
絶縁被覆層4は、導体3を被覆してその導体3をはんだ付け可能にする絶縁性の層であり、導体3同士の接触を防いで短絡を防止するように作用する。絶縁被覆層4は、耐熱指数が少なくとも150℃以上の耐熱性を持っていることが好ましい。この範囲の耐熱指数を持つ絶縁被覆層4を適用することにより、例えば100℃から200℃まで温度が上昇する電池パック等の温度計測に好ましく用いることができる。絶縁被覆層4の耐熱指数が150℃未満で耐熱性が十分でない場合、2芯平行リード線1を長期間にわたって使用すると、絶縁被覆層4が劣化してしまう。なお、「耐熱指数」とは、長期間にわたる耐熱性を表す指標であり、所定の温度に曝された試料が10万時間耐えることができる温度を意味する。
2芯平行リード線1をサーミスタ素子11に接続する際には、導体3だけでなく、絶縁被覆層4を含めてはんだ付けされる。そのため、絶縁被覆層4自体がはんだ付け可能な材質であることが必要である。こうした特性(耐熱性とはんだ付け可能)を備える絶縁被覆層4の構成樹脂としては、耐熱ポリウレタン樹脂、はんだ付け可能ポリエステル樹脂、及びはんだ付け可能ポリエステルイミド樹脂から選ぶことができ、より好ましくは、耐熱ポリウレタン樹脂やはんだ付け可能ポリエステルイミド樹脂等を挙げることができる。耐熱ポリウレタン樹脂には、エポキシ樹脂等を所定の配合比で含有させることにより、耐熱性を調整することができる。
絶縁被覆層4の厚さは、リード線付きサーミスタ10が使用される電子機器の種類に応じて任意に設計されるが、好ましくは、1μm以上30μm以下であり、より好ましくは3μm以上15μm以下である。このような厚さで形成されることにより、2芯平行リード線1の小径化を図ることができ、電子機器内の狭小部にリード配線することができる。一方、絶縁被覆層4の厚さが30μmを超えると、電子機器の狭小部にリード配線することが困難になることがある。なお、絶縁被覆層4は、単層構造であってもよいし、多層構造であってもよい。多層構造で絶縁被覆層4を構成する場合は、絶縁性の異なる層で構成してもよいし、滑り性を付与する層を外層に形成してもよいし、熱融着性や溶剤融着性を有する層を外層に形成してもよい。
<融着層>
融着層5は、2本の絶縁導線2の周囲に設けられ、絶縁導線2同士を平行に配置された状態で固着させている。融着層5の構成材料は特に限定されないが、ナイロン等が好ましく用いられる。そうした融着層5は、並列に配された2本の絶縁導線2の絶縁被覆層4の周囲に融着層形成用樹脂が塗布され、塗布された融着層形成用樹脂を焼付けして形成される。
塗布及び焼付けにより形成される融着層5は、厚さが5μm以下に形成され、より好ましくは1μm以上3μm以下に形成される。融着層5の厚さが5μm以下であるので、融着された絶縁導線2同士を容易に引き裂いて分離することができ、その結果、2芯平行リード線1の端部をサーミスタ素子11にはんだ付けする際に、効率よく絶縁導線2同士を分離することができる。
以上のようにして2本の絶縁導線2が固着された2芯平行リード線1は、短径が0.204μm以上0.47mm以下に形成され、長径が0.407mm以上0.935mm以下に形成される。また、2芯平行リード線1は、使用される電子機器の種類に応じて全長が3mm〜50mmに切断されて用いられる。
[リード線付きサーミスタ]
本発明に係るリード線付きサーミスタ10は、図2に示すように、サーミスタ素子11と、サーミスタ素子11にはんだ付けされている上記本発明に係る2芯平行リード線1とで構成されている。
具体的には、2芯平行リード線1は、上記したとおり、はんだ付け可能な導体3と、導体3を被覆して導体3をはんだ付け可能にする絶縁被覆層4とを有する2本の絶縁導線2で構成され、導体3は、引張り強さが350N/mm以上、伸び率が5%以上、及び熱伝導率が100W/m・k以下であり、2本の絶縁導線2は、絶縁導線2が延びる長手方向に融着層5で平行に固着されている。そして、絶縁導線2が延びる長手方向の端部から所望の長さだけ絶縁導線2,2同士が融着層5の位置で分離され、導体3が前記した端部でサーミスタ素子11にはんだ付けされている。
サーミスタ素子11は、NTCサーミスタ素子が使用される。このサーミスタ素子11は、ニッケル、マンガン、コバルト及び鉄等の酸化物を混合して焼結したものである。サーミスタ素子11は、負温度係数を有しており、温度の上昇に対して抵抗が減少する。こうしたサーミスタ素子11の両端部の表面は、はんだ12によって被覆されている。
[製造方法]
2芯平行リード線1及びリード線付きサーミスタ10の製造方法について説明する。先ず、予め焼鈍して所定の引張り強さと伸び率に調整された導体3を準備する(準備工程)。このときの焼鈍条件は、使用する導体の種類に応じて設定する。所定の引張り強さと伸び率は、全ての製造工程後に得られた2芯平行リード線1の引張り強さと伸び率が上記した範囲内になるように設定する。
次に、その導体3の周囲に絶縁被覆層4を形成する(絶縁被覆層形成工程)。この工程は、導体3の周囲に樹脂塗料を塗布する塗布工程と、塗布された樹脂塗料を焼付けする焼付工程とを含み、その塗布工程と焼付工程とを1回又は複数回繰り返すことにより、絶縁被覆層4を形成する。
次に、絶縁被覆層4の周囲に融着層5を形成する(融着層形成工程)。この融着層5の形成は前記した絶縁被覆層4の形成方法と同様であり、絶縁被覆層4の周囲に樹脂塗料を塗布する塗布工程と、塗布された樹脂塗料を焼付けする焼付工程とを含み、その塗布工程と焼付工程とを1回又は複数回繰り返すことにより、融着層5を形成する。
次に、融着層5が設けられた2本の絶縁導線2,2を準備し、それらを平行に接触するようにガイドし、その状態で、熱風を吹きかけ、又は溶剤(アルコール等)に接触させて、本の絶縁導線2,2を融着層5を介して融着する。こうして2芯平行リード線1を製造することができる。
リード線付きのサーミスタ10は、製造された2芯平行リード線1をサーミスタ素子11にはんだ付けして製造する。先ず、2芯平行リード線1の長手方向の端部6から所望の長さだけ絶縁導線2同士を引き裂いて分離する。その分離は、融着層5の位置で引き裂いて行う。次に、2芯平行リード線1の端部6をサーミスタ素子11にはんだ付けする。そのはんだ付けにより、絶縁被覆層4が熱分解し、芯線である導体3がサーミスタ素子11にはんだ付けされる。絶縁導線2の端部6がはんだ付けされると、図2に示すように、導体3ははんだ8によって被覆される。こうしたはんだ付け工程では、各絶縁導線2の端部6を絶縁被覆層4ごとサーミスタ素子11にはんだ付けするので、ワイヤストリッパを使用して絶縁導線2から導体3を露出させる必要がなく、製造工程を減少させることができる。そのため、製造コストを削減することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
[実施例1]
銅が93質量%、ニッケルが5.0質量%、マンガンが1.0質量%、残部不可避不純物が1質量%未満からなる線径0.3mmの銅合金線(銅ニッケル抵抗線:CN10相当品)を導体3として使用して2芯平行リード線1を製造した。
まず、導体3を680℃の不活性ガス雰囲気中で焼鈍した。次いで、導体3の周囲にはんだ付け可能ポリエステルイミド(東特塗料株式会社製、商品名:TS−521)の絶縁被覆層4を形成した。絶縁被覆層4の形成は、はんだ付け可能ポリエステルイミドの塗布工程と焼付工程とを厚さが10μmになるまで繰り返し行った。次いで、その絶縁被覆層4の表面にナイロンの塗布工程と焼付工程とを厚さが3μmになるように行った。次いで、得られた2本の融着層5付きの絶縁導線2を平行に接触するようにガイドし、アルコールで融着した。こうして2芯平行リード線1を製造した。得られた2芯平行リード線1は、長径が約0.650mmで、短径が0.328mmであった。
[実施例2]
実施例1において、導体3として銅が88質量%、ニッケルが10質量%、マンガンが1.0質量%、残部不可避不純物が1質量%未満からなる線径0.3mmの銅合金線(銅ニッケル抵抗線:CN15相当品)を用い、焼鈍温度を750℃に少し変更した他は、実施例1と同様にして、2芯平行リード線1を製造した。
[実施例3]
実施例1において、導体3として銅が75質量%、ニッケルが23質量%、マンガンが1.0質量%、残部不可避不純物が1質量%未満からなる線径0.3mmの銅合金線(銅ニッケル抵抗線:CN30相当品)を用い、焼鈍温度を800℃に少し変更した他は、実施例1と同様にして、2芯平行リード線1を製造した。
[実施例4]
実施例1において、導体3として銅が50質量%、ニッケルが47質量%、マンガンが2.0質量%、残部不可避不純物が1質量%未満からなる線径0.3mmの銅合金線(銅ニッケル抵抗線:CN49相当品)を用い、焼鈍温度を820℃に少し変更した他は、実施例1と同様にして、2芯平行リード線1を製造した。
[実施例5]
実施例4において、絶縁被覆層4を変性ポリウレタ(東特塗料株式会社製、商品名:TSF400)に変更した他は、実施例1と同様にして、2芯平行リード線1を製造した。
[実施例6]
実施例4において、絶縁被覆層4を変性ポリウレタン(東特塗料株式会社製、商品名:TSF100)に変更した他は、実施例1と同様にして、2芯平行リード線1を製造した。
[比較例1]
実施例1において、導体3として線径0.3mmの銅線を用い、焼鈍温度を450℃に変更した他は、実施例1と同様にして、2芯平行リード線を製造した。
[比較例2]
実施例1において、導体3として線径0.3mmの銀入り銅線(銀の含有量:3質量%)を用い、焼鈍温度を700℃に変更した他は、実施例1と同様にして、2芯平行リード線を製造した。
[比較例3]
実施例4において、焼鈍温度を600℃に変更した他は、実施例4と同様にして、2芯平行リード線を製造した。
[比較例4]
実施例4において、焼鈍温度を950℃に変更した他は、実施例4と同様にして、2芯平行リード線を製造した。
[比較例5]
実施例4において、絶縁被覆層4をウレタン(東特塗料株式会社製、商品名:LS23)に変更した他は、実施例4と同様にして、2芯平行リード線1を製造した。
[測定]
導体3の引張り強さと伸び率は、引張り試験機(株式会社島津製作所社製、型番:EZ−TEST)を用い、引張り速度100mm/分の条件で測定した。
導体3の熱伝導率は、熱伝導率測定装置(アルバックイーエス株式会社製、型番:GH−1)で測定したものである。
導体3の組成は、ICP発光分光分析装置(Perkin Elmer社製、型番:Optima8000)で測定したものである。
絶縁被覆層4を構成する耐熱指数は、(JIS−C−3216−6に記載された測定手順によって測定し、得られた結果を回帰直線にプロットしたものである。
導体3の線径、絶縁被覆層4の厚さ、融着層5の厚さ、及び2芯平行リード線1の短径と長径は、マイクロゲージで測定した結果で表した。
総合評価は、2芯平行リード線1をサーミスタ素子11にはんだ付けして得たリード線付きのサーミスタ10を、60mm×120mmのスマートフォンの筐体内にサーミスタ素子11を空間に保持(何かに接触しないように保持)するように配線したときの、(a)引き回しやすさ、(b)配線後の形状保持性、(c)振動を加えた後の形状保持性、を評価した。用いたサーミスタ素子11は、NTCサーミスタ(株式会社村田製作所製、型番:NCP03WF104E05RL、寸法:幅0.3×長さ0.6×高さ0.3mm、質量:0.2g)である。
(a)の引き回しやすさは、スマートフォンの筐体内に配線し易さを、ランク1(引き回しし易い)、ランク2(中間)、ランク3(引き回しし難い)の3段階で評価した。(b)の配線後の形状保持性は、スマートフォンの筐体内に配線した後の形状保持性を、ランク1(サーミスタ素子の自重での位置変動が起きない、及びスプリングバックでの位置変動が起きない)、ランク2(中間)、ランク3(サーミスタ素子の自重での位置変動が起きた、又はスプリングバックでの位置変動が起きた)の3段階で評価した。(c)振動を加えた後の形状保持性は、(b)の配線後の形状保持性の良好なものに対して、さらに振動(正弦波の振動を、30分間)を加えた後の形状保持性を、ランク1(位置変動が起きない)、ランク2(中間)、ランク3(位置変動が起きた)の3段階で評価した。なお、表3中の総合欄は、(a)〜(c)の結果から得られた総合評価であり、(a)〜(c)の合計が3のときをランクA(良)、4〜5のときをランクB(中間)、6以上のときをランクC(不良)とした3段階で評価した。
[結果]
表3に得られた結果を示した。表3に示すように、実施例1〜6の2芯平行リード線1は、引き回しやすさ、配線後の形状保持性、振動を加えた後の形状保持性のいずれにも良好な結果を示した。特に、実施例3,4,5,6は良好であった。一方、比較例1,3,4の2芯平行リード線は、引き回しやすさ、配線後の形状保持性、振動を加えた後の形状保持性で不十分であった。また、比較例2は熱伝導率が高すぎ、比較例5は耐熱指数が低すぎてNGと評価した。
Figure 0005822777
1 2芯平行リード線
2 絶縁導線
3 導体
4 絶縁被覆層
5 融着層
6 端部
8 はんだ
10 リード線付きサーミスタ
11 サーミスタ素子
12 はんだ

Claims (5)

  1. はんだ付け可能な導体と、該導体を被覆して該導体をはんだ付け可能にする絶縁被覆層とを有する2本の絶縁導線で構成され、
    前記導体は、引張り強さが350N/mm以上、伸び率が5%以上、熱伝導率が100W/m・k以下であり、2本の前記絶縁導線が、該絶縁導線が延びる長手方向に融着層で平行に固着されていることを特徴とする2芯平行リード線。
  2. 前記導体が、銅、ニッケル及びマンガンを含有する銅合金線である、請求項1に記載の2芯平行リード線。
  3. 前記銅合金線が、銅の含有率が50質量%以上96質量%以下、ニッケルとマンガンとの合計含有率が4質量%以上50質量%以下である、請求項2に記載の2芯平行リード線。
  4. 前記絶縁被覆層は、耐熱指数が少なくとも150℃であり且つ、厚さが30μm以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の2芯平行リード線。
  5. サーミスタ素子と、該サーミスタ素子にはんだ付けされている2芯平行リード線とで構成されたリード線付きサーミスタであって、
    前記2芯平行リード線は、はんだ付け可能な導体と、該導体を被覆して該導体をはんだ付け可能にする絶縁被覆層とを有する2本の絶縁導線で構成され、前記導体は、引張り強さが350N/mm以上、伸び率が5%以上、熱伝導率が100W/m・k以下であり、2本の前記絶縁導線が、該絶縁導線が延びる長手方向に融着層で平行に固着されており、前記絶縁導線が延びる長手方向の端部から所望の長さだけ該絶縁導線同士が前記融着層の位置で分離され、前記導体が前記端部でサーミスタ素子にはんだ付けされていることを特徴とするリード線付きのサーミスタ。
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