JP6362568B2 - 超音波探触子 - Google Patents

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Description

本発明は、二振動子型の超音波探触子に係り、特に、接触媒質が塗布された被検査体に接触させつつ、移動させながら超音波検査を行うのに好適な超音波探触子に関する。
二振動子型(送受分割型)の超音波探触子において、探触子の移動方向に離間された送信用振動子及び受信用振動子と、送信用振動子と被検査体の間に介在する送信用遅延材と、受信用振動子と被検査体の間に介在する受信用遅延材と、送信用遅延材と受信用遅延材の間に設けられた音響遮蔽板とを備えたものが知られている。
一振動子型の超音波探触子(詳細には、送受信用振動子を備えたもの)では、不感帯(詳細には、送受信用振動子が超音波を送信している時間帯であって、被検査体からの反射波を送受信用振動子が受信できない時間帯)が生じるものの、二振動子型の超音波探触子では、不感帯を回避することが可能である。また、音響遮蔽板により、被検査体の表面で反射した超音波などの漏れ込みを防止して、検出ノイズを低減することが可能である。
ところで、一振動子型の超音波探触子においては、探触子の底面(言い換えれば、被検査体と接触する側の面)に全体的に複数の溝を形成することが提案されている(例えば特許文献1参照)。各溝は、探触子の移動方向に延在するとともに、探触子の移動方向両側端部に開口するように形成されている。
そして、接触媒質(詳細には、例えば水又はグリセリン等)が塗布された被検査体に対し、一振動子型の超音波探触子を接触させて移動させながら超音波検査を行う。このとき、探触子の移動に伴って、探触子の底面の溝に接触媒質を取込み、溝から底面全体に接触媒質を供給する。これにより、探触子の底面に溝が形成されない場合と比べ、探触子の底面と被検査体の表面の間の接触媒質が途切れるのを防止する。したがって、超音波の伝達効率を高めることが可能である。
特開2008−89317号公報
接触媒質が塗布された被検査体に対し、上述した二振動子型の超音波探触子を接触させて移動させながら超音波検査を行うことを想定する。そして、超音波の伝達効率を高めるため、二振動子型の超音波探触子の底面においても、特許文献1に記載の一振動子型の超音波探触子の底面と同様、探触子の移動方向に延在する複数の溝を形成することが考えられる。
しかし、その場合、二振動子型の超音波探触子の底面の一部を構成する音響遮蔽板の底面にも、探触子の移動方向に延在する複数の溝部を形成することになる。そのため、音響遮蔽板の溝部内の接触媒質を介して超音波が漏れ込み、検出ノイズが発生しやすくなる。
本発明の目的は、超音波の伝達効率を高めることができ、かつ検出ノイズを低減することができる超音波探触子を提供することにある。
上記目的を達成するために、代表的な本発明は、探触子の移動方向に離間された送信用振動子及び受信用振動子と、前記送信用振動子と被検査体の間に介在する送信用遅延材と、前記受信用振動子と前記被検査体の間に介在する受信用遅延材と、前記送信用遅延材と前記受信用遅延材の間に設けられた音響遮蔽板とを備えた超音波探触子において、前記被検査体と接触する側の面に形成された複数の溝を有し、前記複数の溝のそれぞれは、前記音響遮蔽板の底面に形成された第1溝部と、前記音響遮蔽板の底面以外の領域に形成されて、前記第1溝部に連通するとともに前記探触子の移動方向一方側端部に開口する第2溝部と、前記音響遮蔽板の底面以外の領域に形成されて、前記第1溝部に連通するとともに前記探触子の移動方向他方側端部に開口する第3溝部とで構成されており、前記第1溝部は、前記探触子の移動方向に対して傾斜するように延在する。
本発明によれば、超音波の伝達効率を高めることができ、かつ検出ノイズを低減することができる。
本発明の第1の実施形態における超音波探触子の構造を表す平面図である。 図1中断面II−IIによる断面図である。 図1中矢印III方向から見た側面図である。 本発明の第1の実施形態における超音波探触子の構造を表す底面図である。 図4中V部の部分拡大図であり、本発明の第1の実施形態における音響遮蔽板の溝部の構造を表す。 比較例における音響遮蔽板の溝部の構造を表す図である。 本発明の第2の実施形態における超音波探触子の構造を表す底面図である。 図7中VIII部の部分拡大図であり、本発明の第2の実施形態における音響遮蔽板の溝部の構造を表す。 本発明の第3の実施形態における超音波探触子の構造を表す底面図である。 本発明の一変形例における超音波探触子の構造を表す平面図である。 図10中断面XI−XIによる断面図である。 図10中矢印XII方向から見た側面図である。
本発明の第1の実施形態を、図1〜図5を用いて説明する。図1は、本実施形態における超音波探触子の構造を表す平面図である。図2は、図1中断面II−IIによる断面図であり(但し、便宜上、探触子の底面に形成された溝を図示せず)、図3は、図1中矢印III方向から見た側面図である。図4は、本実施形態における超音波探触子の構造を表す底面図であり、図5は、図4中V部の部分拡大図である。
本実施形態の超音波探触子1は、探触子1の移動方向(図1及び図2中左右方向)に離間された送信用振動子2A及び受信用振動子2Bと、送信用振動子2Aの底面側(図2中下側)に設けられた送信用遅延材3Aと、受信用振動子2Bの底面側(図2中下側)に設けられた受信用遅延材3Bと、送信用遅延材3A及び受信用遅延材3Bの底面側(図2中下側)に設けられたシュー4A,4Bと、送信用遅延材3A及びシュー4Aと受信用遅延材3B及びシュー4Bの間に設けられた音響遮蔽板(遮音板)5とを備えている。
遅延材3A,3Bは、振動子2A,2Bと被検査体6の間に介在するものであり、例えばアクリル樹脂又はポリイミド樹脂などの樹脂で構成されている。シュー4A,4Bは、遅延材3A,3Bと被検査体6の間に介在するものであり、例えば遅延材3A,3Bと同じ材料、すなわち、アクリル樹脂又はポリイミド樹脂などの樹脂で構成されている。音響遮蔽板5は、例えばコルク等で構成されている。なお、本実施形態では、シュー4A,4Bは、エポキシ樹脂等の接着剤を用いて接着されている。
そして、接触媒質7(詳細には、例えば水又はグリセリン等)が塗布された被検査体6に対し、超音波探触子1を接触させて移動させながら超音波検査を行う。このとき、送信用振動子2Aから送信された超音波S1は、送信用遅延材3A、シュー4A、及び接触媒質7を伝播した後、被検査体6の内部へ伝播する。被検査体6の内部で反射された超音波S2は、接触媒質7、シュー4B、受信用遅延材3Bを伝播した後、受信用振動子2Bで受信される。この受信波を解析・評価することにより、例えば被検査体6内のきずを検出することが可能である。
ここで、本実施形態の超音波探触子1の底面(言い換えれば、被検査体6と接触する側の面)は、音響遮蔽板5の底面及びシュー4A,4Bの底面で構成されている。そして、探触子1の底面には、複数(本実施形態では8つ)の溝8が形成されている。各溝8の断面は、例えば三角形状(V字状)である。
各溝8は、音響遮蔽板5の底面に形成された溝部9Aと、シュー4Aの底面に形成された溝部9Bと、シュー4Bの底面に形成された溝部9Cとで構成されている。シュー4Aの溝部9Bは、音響遮蔽板5の溝部9Aに連通するとともに、探触子1の移動方向一方側(図3中右側)の端部に開口している。シュー4Bの溝部9Cは、音響遮蔽板5の溝部9Aに連通するとともに、探触子1の移動方向他方側(図3中左側)の端部に開口している。
シュー4Aの溝部9B及びシュー4Bの溝部9Cは、探触子1の移動方向に延在している。一方、音響遮蔽板5の溝部9Aは、探触子1の移動方向に対して傾斜するように延在している。探触子1の移動方向に対する溝部9Aの傾斜角は、好ましくは15度〜75度の範囲とし、本実施形態では45度としている。これにより、溝部9Aにおいて、探触子1の移動方向(言い換えれば、振動子2A,2Bの配列方向)に貫通する部分の断面積が小さくなるか、若しくは無くなるようになっている。
このように構成された本実施形態では、超音波探触子1の移動に伴って、探触子1の底面の溝8に接触媒質7を取込み、溝8から底面全体に接触媒質7を供給する。これにより、探触子1の底面に溝が形成されない場合と比べ、探触子1の底面と被検査体6の表面の間の接触媒質7が途切れるのを防止する。したがって、超音波の伝達効率を高めることができる。
また、音響遮蔽板5の溝部9Aが探触子1の移動方向に対して傾斜するように延在するので、図6で示す比較例のように音響遮蔽板5の溝部10が探触子1の移動方向に延在する場合と比べ、探触子1の移動方向(言い換えれば、振動子2A,2Bの配列方向)に伝播する超音波S3の漏れ込みを抑えることができる。したがって、検出ノイズを低減することができる。
なお、第1の実施形態においては、溝8の断面が三角形状である場合を例にとって説明したが、これに限られず、例えば半円形状であってもよい。
本発明の第2の実施形態を、図7を用いて説明する。図7は、本実施形態における超音波探触子の構造を表す底面図であり、図8は、図7中VIII部の部分拡大図である。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
本実施形態の超音波探触子1の底面には、複数(本実施形態では7つ)の溝11が形成されている。各溝11は、音響遮蔽板5の底面に形成された溝部12Aと、シュー4Aの底面に形成された溝部12Bと、シュー4Bの底面に形成された溝部12Cとで構成されている。シュー4Aの溝部12Bは、音響遮蔽板5の溝部12Aに連通するとともに、探触子1の移動方向一方側(図7中右側)の端部に開口している。シュー4Bの溝部12Cは、音響遮蔽板5の溝部12Aに連通するとともに、探触子1の移動方向他方側(図7中左側)の端部に開口している。
音響遮蔽板5の溝部12Aは、探触子1の移動方向に対して傾斜するように延在している。探触子1の移動方向に対する溝部12Aの傾斜角は、好ましくは15度〜75度の範囲とし、本実施形態では15度としている。これにより、溝部12Aにおいて、探触子1の移動方向(言い換えれば、振動子2A,2Bの配列方向)に貫通する部分の断面積が小さくなるか、若しくは無くなるようになっている。
シュー4Aの溝部12B及びシュー4Bの溝部12Cは、音響遮蔽板5の溝部12Aと同様、探触子1の移動方向に対して傾斜するように延在している。本実施形態では、探触子1の移動方向に対する溝部12Bの傾斜角及び溝部12Cの傾斜角は、溝部12Aの傾斜角と同じである。
このように構成された本実施形態でも、超音波探触子1の移動に伴って、探触子1の底面の溝11に接触媒質7を取込み、溝11から底面全体に接触媒質7を供給する。これにより、探触子1の底面に溝が形成されない場合と比べ、探触子1の底面と被検査体6の表面の間の接触媒質7が途切れるのを防止する。したがって、超音波の伝達効率を高めることができる。
また、音響遮蔽板5の溝部12Aが探触子1の移動方向に対して傾斜するように延在するので、音響遮蔽板5の溝部が探触子1の移動方向に延在する場合と比べ、探触子1の移動方向(言い換えれば、振動子2A,2Bの配列方向)に伝播する超音波の漏れ込みを抑えることができる。したがって、検出ノイズを低減することができる。
なお、第2の実施形態においては、シュー4Aの溝部12Bの傾斜角及びシュー4Bの溝部12Cの傾斜角が音響遮蔽板5の溝部12Aの傾斜角と同じである場合を例にとって説明したが、これに限られず、異なってもよい。
また、第1及び第2の実施形態においては、シュー4Aの溝部12B及びシュー4Bの溝部12Cが直線状に延在する場合を例にとって説明したが、これに限られず、例えば折線状又は曲線状に延在してもよい。
本発明の第3の実施形態を、図9を用いて説明する。図9は、本実施形態における超音波探触子の構造を表す底面図である。なお、本実施形態において、第1及び第2の実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
本実施形態の超音波探触子1の底面には、大別して2つの溝13A,13Bが形成されている。
溝13Aは、振動子2A(又は2B)の幅方向(図9中上下方向)の一方側端部位置より外側で、探触子1の移動方向(図9中左右方向)に延在するように形成された溝部14Aを有している。溝部14Aは、音響遮蔽板5の底面、シュー4Aの底面、及びシュー4Bの底面にそれぞれ形成された部分を含む。
また、溝13Aは、シュー4Aの底面に形成された複数(本実施形態では3つ)の溝部14Bと、シュー4Bの底面に形成された複数(本実施形態では3つ)溝部14Cとを有している。各溝部14Bは、折線状に延在しており、探触子1の移動方向に対して直交する方向(図9中上下方向)に延在して溝部14Aに連通する部分と、探触子1の移動方向に延在して探触子1の移動方向一方側(図9中右側)の端部に開口する部分とで構成されている。各溝部14Cは、折線状に延在しており、探触子1の移動方向に対して直交する方向に延在して溝部14Aに連通する部分と、探触子1の移動方向に延在して探触子1の移動方向他方側(図9中左側)の端部に開口する部分とで構成されている。
溝13Bは、振動子2A(又は2B)の幅方向の他方側端部位置より外側で、探触子1の移動方向に延在するように形成された溝部14Dを有している。溝部14Dは、音響遮蔽板5の底面、シュー4Aの底面、及びシュー4Bの底面にそれぞれ形成された部分を含む。
また、溝13Bは、シュー4Aの底面に形成された複数(本実施形態では3つ)の溝部14Eと、シュー4Bの底面に形成された複数(本実施形態では3つ)溝部14Fとを有している。各溝部14Eは、折線状に延在しており、探触子1の移動方向に対して直交する方向に延在して溝部14Dに連通する部分と、探触子1の移動方向に延在して探触子1の移動方向一方側の端部に開口する部分とで構成されている。各溝部14Fは、折線状に延在しており、探触子1の移動方向に対して直交する方向に延在して溝部14Dに連通する部分と、探触子1の移動方向に延在して探触子1の移動方向他方側の端部に開口する部分とで構成されている。
このように構成された本実施形態でも、超音波探触子1の移動に伴って、探触子1の底面の溝13A,13Bに接触媒質7を取込み、溝13A,13Aから底面全体に接触媒質7を供給する。これにより、探触子1の底面に溝が形成されない場合と比べ、探触子1の底面と被検査体6の表面の間の接触媒質7が途切れるのを防止する。したがって、超音波の伝達効率を高めることができる。
また、音響遮蔽板5の溝部は、2箇所だけであり、しかも、振動子2A(又は2B)の幅方向の両外側に形成されている。これにより、例えば音響遮蔽板5の溝部が振動子2A(又は2B)の幅方向の中央に形成された場合と比べ、振動子2Aから音響遮蔽板5の溝部に到達する超音波の強度が低減する。したがって、音響遮蔽板5の溝部内の接触媒質7を介して漏れ込む超音波の強度が低減し、検出ノイズを低減することができる。
なお、第3の実施形態においては、溝部14Aが、振動子2A(又は2B)の幅方向の一方側端部位置より外側に形成され、溝部14Dが、振動子2A(又は2B)の幅方向の他方側端部位置より外側に形成された場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、溝部14Aが、振動子2A(又は2B)の幅方向の一方側端部位置(詳細には、例えば振動子の幅寸法の10%程度に相当する部分の位置)に形成されてもよい。また、溝部14Dが、振動子2A(又は2B)の幅方向の他方側端部位置に形成されてもよい。
また、第3の実施形態においては、溝部14B,14C,14E,14Fが折線状に延在する場合を例にとって説明したが、これに限られず、例えば探触子1の移動方向に対して傾斜するように直線状に延在してもよいし、又は曲線状に延在してもよい。
また、第1〜第3の実施形態においては、分割されたシュー4A,4Bを設けた場合を例にとって説明したが、これに限られず、シュー4A,4Bが一体化されたシューを設けてもよい。また、第1〜第3の実施形態においては、送信用遅延材3A及び受信用遅延材3Bの底面側にシュー4A,4Bを接着した場合を例にとって説明したが、これに限られず、シューを着脱可能に取付けてもよい。このような変形例を、図10〜図12を用いて説明する。
図10は、本変形例における超音波探触子の構造を表す平面図である。図11は、図10中断面XI−XIによる断面図であり(但し、便宜上、探触子の底面に形成された溝を図示せず)、図12は、図10中矢印XII方向から見た側面図である。
本変形例のシュー15は、上述したシュー4A,4Bにそれぞれ相当する部分と、それらの部分を一体化するための四角枠状の枠部16とで構成されている。超音波探触子1の底面は、音響遮蔽板5の底面及びシュー15の底面で構成されている。そして、上述した第1(又は第2若しくは第3)の実施形態とほぼ同様、探触子1の底面には、複数の溝8(又は11若しくは13A,13B)が形成されている。したがって、上記同様の効果を得ることができる。また、シュー15の強度を高めることができる。
また、本変形例のシュー15は、例えば枠部16の雌ネジ部に螺合された雄ネジ17を用いて、着脱可能に取付けられている。したがって、シュー15を交換することができる。
なお、第1〜第3の実施形態においては、送信用遅延材3A及び受信用遅延材3Bの底面側にシューを設けた場合(すなわち、音響遮蔽板5の底面及びシュー4A,4Bの底面が探触子1の底面を構成し、これに溝を形成した場合)を例にとって説明したが、これに限られず、シューを設けなくともよい。すなわち、音響遮蔽板5の底面、送信用遅延材3Aの底面、及び受信用遅延材3Bの底面が探触子1の底面を構成し、これに溝を形成してもよい。この場合も、同様の効果を得ることができる。
1 超音波探触子
2A 送信用振動子
2B 受信用振動子
3A 送信用遅延材
3B 受信用遅延材
4A,4B シュー
5 音響遮蔽板
6 被検査体
8 溝
9A〜9C 溝部
11 溝
12A〜12C 溝部
13A,13B 溝
14A〜14F 溝部
15 シュー
16 枠部

Claims (6)

  1. 探触子の移動方向に離間された送信用振動子及び受信用振動子と、
    前記送信用振動子と被検査体の間に介在する送信用遅延材と、
    前記受信用振動子と前記被検査体の間に介在する受信用遅延材と、
    前記送信用遅延材と前記受信用遅延材の間に設けられた音響遮蔽板とを備えた超音波探触子において、
    前記被検査体と接触する側の面に形成された複数の溝を有し、
    前記複数の溝のそれぞれは、前記音響遮蔽板の底面に形成された第1溝部と、前記音響遮蔽板の底面以外の領域に形成されて、前記第1溝部に連通するとともに前記探触子の移動方向一方側端部に開口する第2溝部と、前記音響遮蔽板の底面以外の領域に形成されて、前記第1溝部に連通するとともに前記探触子の移動方向他方側端部に開口する第3溝部とで構成されており、
    前記第1溝部は、前記探触子の移動方向に対して傾斜するように延在したことを特徴とする超音波探触子。
  2. 請求項1に記載の超音波探触子において、
    前記第2溝部及び前記第3溝部は、前記探触子の移動方向に延在したことを特徴とする超音波探触子。
  3. 請求項1に記載の超音波探触子において、
    前記第2溝部及び前記第3溝部は、前記探触子の移動方向に対して傾斜するように延在したことを特徴とする超音波探触子。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の超音波探触子において、
    前記送信用遅延材と前記被検査体の間に介在する一部分、前記受信用遅延材と前記被検査体の間に介在する他の部分、並びに前記一部分及び前記他の部分を一体化するための枠部を有するシューをさらに備え、
    前記被検査体と接触する側の面は、前記音響遮蔽板の底面及び前記シューの底面で構成されたことを特徴とする超音波探触子。
  5. 請求項4に記載の超音波探触子において、
    前記シューは、着脱可能に取付けられたことを特徴とする超音波探触子。
  6. 探触子の移動方向に配列された送信用振動子及び受信用振動子と、
    前記送信用振動子と被検査体の間に介在する送信用遅延材と、
    前記受信用振動子と前記被検査体の間に介在する受信用遅延材と、
    前記送信用遅延材と前記受信用遅延材の間に設けられた音響遮蔽板とを備えた超音波探触子において、
    前記被検査体と接触する側の面に形成された大別して2つの溝を有し、
    前記2つの溝のうちの一方は、前記振動子の幅方向の一方側端部位置又はその外側に形成されて、少なくとも前記音響遮蔽板の底面に形成された部分を含む第1溝部と、前記音響遮蔽板の底面以外の領域に形成されて、前記第1溝部に連通するとともに前記探触子の移動方向一方側端部に開口する複数の第2溝部と、前記音響遮蔽板の底面以外の領域に形成されて、前記第1溝部に連通するとともに前記探触子の移動方向他方側端部に開口する複数の第3溝部とで構成されており、
    前記2つの溝のうちの他方は、前記振動子の幅方向の他方側端部位置又はその外側に形成されて、少なくとも前記音響遮蔽板の底面に形成された部分を含む第4溝部と、前記音響遮蔽板の底面以外の領域に形成されて、前記第4溝部に連通するとともに前記探触子の移動方向一方側端部に開口する複数の第5溝部と、前記音響遮蔽板の底面以外の領域に形成されて、前記第4溝部に連通するとともに前記探触子の移動方向他方側端部に開口する複数の第6溝部とで構成されたことを特徴とする超音波探触子。
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