JP6361342B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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本発明は、液体タンクから供給された液体を吐出する液体吐出装置に関する。
インクジェット式のプリンタには、インクが充填されたインクカートリッジが装着されるカートリッジ装着部が設けられており、カートリッジ装着部に装着されたインクカートリッジ内のインクがチューブを介して記録ヘッドに供給されるようになっている。そして、記録ヘッドに供給されたインクを記録媒体上に吐出することにより、画像を記録する。
特許文献1に開示されているプリンタのカートリッジ装着部は、インクカートリッジのインク供給口に挿入されるインクニードルと、一端が記録ヘッドに接続されたチューブの他端が接続されるジョイントと、インクニードルとジョイントとの間のインク流路とが一体に形成された樹脂成形体を備えている。インク流路は、樹脂成形体の一表面に形成された溝である。インク流路を形成する溝は、樹脂成形体の一表面に溶着されたフィルムにより閉塞されており、インクが流通可能となっている。樹脂成形体のジョイントはインクカートリッジよりも上方に位置しており、インク流路はインクカートリッジの上方まで延びている。
特開2013−132817号公報
上述のようなカートリッジ装着部においては、フィルムを溶着する際の熱により樹脂成形体に歪みが生じることがある。このような歪みによりインク流路の流路抵抗の値が設計値からずれ、インクの吐出不良が生じる恐れがある。
そこで、本発明の目的は、樹脂成形体の歪みが液体流路の流路抵抗に与える影響を少なくし、液体の吐出不良を抑える液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体吐出装置は、液体を吐出するための液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドと連通する可撓性のチューブと、液体を貯留する内部空間と、前記内部空間に貯留された液体を前記液体吐出ヘッドに供給するための液体供給口と、前記液体供給口と同じ方向に開口しており、前記内部空間を大気圧にするために前記内部空間を外部と連通させる大気連通口とが形成された液体タンクを収容可能な収容ケースと、第1流路を構成する筒状部であって、前記収容ケースの内側と外側とを繋ぎ、前記収容ケースに収容された前記液体タンクの前記大気連通口に接続される筒状部と、一端が前記収容ケースに収容された前記液体タンクの前記液体供給口に挿入される接続管と、前記チューブが接続されるジョイントと、前記収容ケースの外側において前記接続管の他端に接続されており、一表面に開口する溝とが形成された樹脂成形体と、前記溝の開口を閉塞するように前記樹脂成形体の前記一表面に溶着されたフィルムとを備えている。そして、前記溝と前記フィルムとによって前記接続管と前記ジョイントとを繋ぐ第2流路が形成されており、前記ジョイントが、前記一表面と平行な面内における前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向において、前記筒状部と前記接続管の間に位置している。
別の観点によると、本発明の液体吐出装置は、液体を吐出するための液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドと連通する可撓性のチューブと、液体を貯留する内部空間と、前記内部空間に貯留された液体を前記液体吐出ヘッドに供給するための液体供給口と、前記液体供給口と同じ方向に開口しており、前記内部空間を大気圧にするために前記内部空間を外部と連通させる大気連通口とが形成された液体タンクと、一端が前記液体タンクの前記液体供給口に挿入される接続管と、前記チューブが接続されるジョイントと、前記接続管の他端に接続されており、一表面に開口する溝とが形成された樹脂成形体と、前記溝の開口を閉塞するように前記樹脂成形体の前記一表面に溶着されたフィルムとを備えている。そして、前記溝と前記フィルムとによって前記接続管と前記ジョイントとを繋ぐ流路が形成されており、前記ジョイントが、前記一表面と平行な面内における前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向において、前記筒状部と前記接続管の間に位置している。
これらの構成によると、接続管とジョイントとを繋ぐ第2流路は、筒状部と接続管との間に位置する。したがって、筒状部に関して接続管とは反対側まで第2流路が延びている場合に比べて、第2流路が短い。よって、フィルムを溶着する際の樹脂成形体の歪みが第2流路の流路抵抗に与える影響を少なくし、液体の吐出不良を抑えることができる。
さらに、本発明の液体吐出装置では、前記液体タンクの前記内部空間に貯留された液体の量を検知するための液量センサと、前記収容ケースの外表面に配置されており、前記液量センサが取り付けられた基板とをさらに備えており、前記基板は、前記筒状部と前記接続管の間に位置し、前記ジョイントは、前記基板の前記筒状部側の端よりも前記接続管側に位置していてもよい。
また、本発明の液体吐出装置では、前記樹脂成形体には、前記第2流路よりも前記筒状部側に位置し、前記基板の前記収容ケースとは反対側の面に当接する当接突起と、前記一表面と平行な面内において前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向と直交する直交方向に関して前記当接突起よりも前記樹脂成形体の側端の近くに位置しており、少なくとも一部が前記当接突起と前記直交方向に並んでおり前記当接突起を保護するためのガードとがさらに形成されていてもよい。
この構成によると、独立した部材を別途用意することなく、樹脂成形体に設けられた当接突起によって基板を固定することができる。また、当接突起が第2流路よりも筒状部側に位置しているので、基板と当接する当接突起の位置を、第2流路によって制限されることなく、樹脂成形体の側端よりも十分に内側とすることができる。よって、当接突起が第2流路よりも接続管側に位置しているときよりも当接突起の位置設計の自由度が増し、その結果、当接突起よりも樹脂成形体の側端に近い場所にガードを設けることができて、当接突起の保護を図ることができる。
また、本発明の液体吐出装置では、前記当接突起は、少なくとも一部分が、前記一表面と平行な面内で前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向において前記第2流路と並んでいてもよい。
加えて、本発明の液体吐出装置では、前記収容ケースは、前記一表面と平行な面内において前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向と直交する直交方向に並んで配置されるように、複数の前記液体タンクを収容可能であり、前記樹脂成形体には、複数の前記液体タンクに対応する複数の前記第2流路を構成する複数の前記溝が形成されていてもよい。
本発明では、フィルムを溶着する際の樹脂成形体の歪みが第2流路の流路抵抗に与える影響が少ないので、上記の構成のように複数の液体タンクに対応する複数の第2流路が設けられている場合には、複数の第2流路同士の流路抵抗のばらつきを少なくすることができる。
さらに、本発明の液体吐出装置では、前記複数の第2流路において、隣接する一対の前記第2流路の前記接続管側の端部同士の間隔よりも前記ジョイント側の端部同士の間隔の方が狭くなっていることが好ましい。
複数のジョイントにそれぞれ接続される複数のチューブを、直交方向の一方側に引き出す場合は、直交方向の一方側の端部により近いジョイントに接続されたチューブほど、ジョイント側の端部から液体吐出ヘッドまでの長さが短くなるところ、上記の構成によって、一対の第2流路が繋がるジョイントに接続される2本のチューブのジョイント側の端部から液体吐出ヘッドまでの長さを揃えることができる。よって、部品点数を削減できる。
また、本発明の液体吐出装置では、前記複数の第2流路に対応する複数の前記ジョイントにそれぞれ接続される複数のチューブは、前記直交方向の一方側に引き出されており、且つ、前記ジョイント側の端部から前記液体吐出ヘッドまでの長さが等しく、前記複数のジョイントは、前記直交方向の前記一方側に近いものほど、前記一表面と平行な面内における前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向に関して前記接続管に近くなるように、少なくとも2種類の異なる位置に配置されていてもよい。
この構成によると、複数のジョイントにそれぞれ接続される複数のチューブを直交方向の一方側に引き出す場合でも、複数のチューブのジョイント側の端部から液体吐出ヘッドまでの長さを揃えることができる。よって、部品点数をさらに削減できる。
また、本発明の液体吐出装置では、前記筒状部は、少なくとも前記収容ケースの内側から前記樹脂成形体の前記一表面まで延びていてもよい。
本発明では、樹脂成形体のジョイントが筒状部と接続管との間に位置しているので、上述の構成のように筒状部が収容ケースの内側から樹脂成形体の一表面まで延びていても、接続管とジョイントとを結ぶ第2流路と筒状部とが干渉することがない。
加えて、本発明の液体吐出装置では、液体を吸収可能な吸収体をさらに備えており、前記筒状部の前記収容ケースの外側にある端部は、前記樹脂成形体に対して前記収容ケースとは反対側に位置しており、前記吸収体と接触していてもよい。
本発明では、樹脂成形体のジョイントが筒状部と接続管側と間に位置しているので、上述の構成のように樹脂成形体に対して収容ケースとは反対側まで延びる筒状部を設け、大気連通口から漏れた液体を筒状部内の第1流路を介して吸収体に吸収させることが可能となる。
上述のように、本発明の液体吐出装置では、接続管とジョイントとを繋ぐ第2流路は、筒状部と接続管との間に位置する。したがって、筒状部に関して接続管とは反対側まで第2流路が延びている場合に比べて、第2流路が短い。よって、フィルムを溶着する際の樹脂成形体の歪みが第2流路の流路抵抗に与える影響を少なくし、液体の吐出不良を抑えることができる。
本発明の一実施形態にかかるインクジェットプリンタの概略構成を示す平面図である。 図1に示すキャップの断面図である。 図1に示すカートリッジホルダと収容箱の断面図である。 図1に示すカートリッジホルダの斜視図であり、(a)は前面側から見た図、(b)は背面側から見た図である。 (a)は図1に示すカートリッジホルダの正面図であり、(b)は背面図である。 本発明の変形例にかかるカートリッジホルダの背面図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタ1は、用紙Pが載置されるプラテン2と、このプラテン2と平行な走査方向(図中左右方向)に往復移動可能なキャリッジ3と、キャリッジ3に搭載されたインクジェットヘッド4と、用紙Pを走査方向と直交する搬送方向(図中上下方向)に搬送する搬送機構5と、走査方向に関してプラテン2の一方側(図1中右側)に配置されたメンテナンスユニット6と、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のインクをそれぞれ貯留する4つのインクカートリッジ9が着脱自在に装着されるカートリッジホルダ7と、インクを吸収する吸収体51aを収容する収容箱51とを主に有している。なお、図1に示すインクジェットプリンタ1は、図中下方が前面側であり、図中上方が背面側となる。また、図1中左右方向を幅方向と称する。
プラテン2の上面には、図示しない給紙機構から供給された用紙Pが載置される。プラテン2の上方には、走査方向となる幅方向に平行に延びる2本のガイドレール11a、11bが設けられている。2本のガイドレール11a、11bは、プラテン2から走査方向の一方側(図1中右側)に離れた位置まで延在しており、キャリッジ3は、2本のガイドレール11a、11bに沿って、プラテン2上の用紙Pと対向する画像記録領域から、プラテン2の一側方に配置されたメンテナンスユニット6と対向するメンテナンス領域まで移動可能に構成されている。
キャリッジ3には、2つのプーリ12、13間に巻き掛けられた無端ベルト14が連結されている。そして、キャリッジ駆動モータ15によって無端ベルト14が走行駆動されたときに、キャリッジ3は、無端ベルト14の走行にともなって走査方向に移動する。
インクジェットヘッド4は、その下面がプラテン2の上面と平行となるようにキャリッジ3の下部に取り付けられている。インクジェットヘッド4は、可撓性のチューブ75(図3、4参照)によってカートリッジホルダ7と接続されている。カートリッジホルダ7に装着された4つのインクカートリッジ9にそれぞれ貯留されたマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のインクが、チューブ75を介してインクジェットヘッド4にそれぞれ供給される。インクジェットヘッド4の下面は、複数の吐出口16が開口する吐出面4a(図2参照)となっている。より詳細には、吐出面4aには、搬送方向に沿って並んでおり同色のインクを吐出する複数の吐出口16で構成された4本の吐出口列が、走査方向に並んで配置されている。そして、この吐出面4aの複数の吐出口16から、プラテン2に載置された用紙Pに対して4色のインクを吐出する。
搬送機構5は、搬送方向にプラテン2を挟むように配置された2つの搬送ローラ17a、17bを有し、これら2つの搬送ローラ17a、17bによって、プラテン2に載置された用紙Pを搬送方向下流側(図1中下方)に搬送する。
メンテナンスユニット6は、インクジェットヘッド4のインク吐出性能の回復・維持に関する各種メンテナンス作業を行うものであり、インクジェットヘッド4から吐出されたインクを受けるキャップ20、及びキャップ20よりもプラテン2側に立設されており、吐出面4aに付着したインクを拭き取るワイパ18などを有している。
カートリッジホルダ7は、走査方向に関してプラテン2の一方側(図1中右側)、すなわち、メンテナンスユニット6が配置されている側と同じ側であって、搬送方向に関してメンテナンスユニット6よりも下流側(図1中下方側)に設けられている。収容箱51は、メンテナンスユニット6とカートリッジホルダ7との間に配置されている。
ここで、図2をさらに参照しつつ、メンテナンスユニット6のキャップ20について説明する。図2に示すように、キャップ20はキャップ移動機構27により昇降可能に構成されており、メンテナンス領域に位置するキャリッジ3に搭載されたインクジェットヘッド4に対して、吐出面4aを封止する封止位置と吐出面4aから離隔した離隔位置とを取り得る。キャップ20が封止位置にあるとき、キャップ20とインクジェットヘッド4の吐出面4aとが接触し、吐出面4aと対向する空間が外部から封止される。
キャップ20は、インクジェットヘッド4の吐出面4aにおけるマゼンタ、シアン、イエローのインクを吐出する複数の吐出口16m、16c、16yで構成された吐出口列が配置された部分を封止する第1キャップ部28と、ブラックのインクを吐出する複数の吐出口16bで構成された吐出口列が配置された部分を封止する第2キャップ部29とで構成されている。キャップ20は、水平な面を有する板状の底壁部21と、底壁部21の外周部に立設された環状の側壁部22と、第1キャップ部28と第2キャップ部29とを仕切る仕切壁23とからなる。
底壁部21の第1キャップ部28に相当する部分には、チューブ24が接続された吸引口28aが形成されている。また、第2キャップ部29に相当する部分には、チューブ25が接続された吸引口29aが形成されている。チューブ24、25の吸引口28a、29aとは反対側の端部は収容箱51の内部と繋がっており、チューブ24、25によりキャップ20と収容箱51の内部とを繋ぐ流路24a、25aが形成されている。
流路24a、25aには吸引ポンプ26a、26bがそれぞれ配置されており、キャップ20が封止位置にあるときに吸引ポンプ26a、26bを駆動することで、インクジェットヘッド4内のインクを吐出口16から排出する吸引パージが行われる。なお、吸引ポンプ26aのみを駆動した場合には、マゼンタ、シアン、イエローのインクを吐出する複数の吐出口16m、16c、16yに対してのみ吸引パージを行うことができ、吸引ポンプ26bのみを駆動した場合には、ブラックのインクを吐出する複数の吐出口16bに対してのみ吸引パージを行うことができる。また、吸引パージが行われた後、キャップ20が封止位置から移動した後に吸引ポンプ26a、26bを駆動することで、吸引パージによりキャップ20内に排出されたインクが流路24a、25aを介して収容箱51へ送られる。
また、キャップ20は、上記吸引パージを行う際以外にも、インクジェットヘッド4を使用しない状態(インクを吐出しない状態)においても用いられる。インクジェットヘッド4が使用されないときには、キャップ20が吐出面4aを封止することで吐出口16を保護するとともに吐出口16内のインクの乾燥を抑制する。
次に、図3を参照しつつ、カートリッジホルダ7に装着されるインクカートリッジ9について説明する。インクカートリッジ9は、扁平形状の略六面体に構成されている。より詳細には、起立姿勢で幅方向の寸法が小さく、高さ方向及び奥行き方向の各寸法が幅方向の寸法よりも大きい直方体形状である。インクカートリッジ9は、起立姿勢でカートリッジホルダ7に装着される。以降の説明において、インクカートリッジ9のカートリッジホルダ7への装着方向(前面側から背面側に向かう方向)を前後方向と称する。
図3に示すように、インクカートリッジ9におけるカートリッジホルダ7に装着した際に背面となる面(以降単に「背面」と称する)側には、インクを貯留する内部空間9aからインクを外部に供給するインク供給部91と、内部空間9aを大気圧にするために内部空間9aを外部と連通させる大気連通部96とが設けられている。インク供給部91は、大気連通部96よりも下方に設けられている。
インク供給部91は、第1バルブ収容室91aに収容されたバルブ本体92を有している。バルブ本体92は、その一端部にフランジが形成された棒形状を有している。第1バルブ収容室91aは、内部空間9aに連通していると共にインクカートリッジ9の背面において外部に開口しており、その開口はシール部材93によって封止されている。シール部材93には、シール部材93を前後方向に貫通するように形成されたインク供給口93aが形成されている。バルブ本体92は、バネ94により背面側に付勢されている。
このように、バネ94により背面側に付勢されたバルブ本体92のフランジがシール部材93と圧接することによって、インク供給口93aが封止されている。そして、インクカートリッジ9がカートリッジホルダ7に装着されているときは、後述のようにカートリッジホルダ7に設けられたニードル82がインク供給口93aに挿入されるので、ニードル82により押圧されたバルブ本体92がバネ94の付勢力に抗して前面側に移動してシール部材93から離れ、インク供給口93aが開口する。
大気連通部96は、第2バルブ収容室96aに収容された棒形状のバルブ本体97を有している。第2バルブ収容室96aは、内部空間9aに連通していると共にインクカートリッジ9の背面において外部に開口しており、その開口はシール部材98によって封止されている。シール部材98には、シール部材98を前後方向に貫通するように形成された大気連通口98aが形成されている。バルブ本体97は、シール部材98の大気連通口98aに挿通されていると共に、バネ99により背面側に付勢されている。
このように、バネ99により背面側に付勢されたバルブ本体97がシール部材98と圧接することによって、大気連通口98aが封止されている。そして、インクカートリッジ9がカートリッジホルダ7に装着されているときは、後述するようにカートリッジホルダ7に設けられたバルブ操作筒76により押圧されたバルブ本体97がバネ99の付勢力に抗して前面側に移動し、シール部材98の大気連通口98aを画定している内周面とバルブ本体97との隙間において大気連通口98aが開口され、内部空間9aはこの大気連通口98aを介して大気に開放される。
インクカートリッジ9の背面側部分のインク供給部91と大気連通部96との間には、内部空間9aに連通する残量検知室95が設けられている。インクカートリッジ9の少なくとも残量検知室95を画定する部分は、例えば、透明又は半透明の樹脂材料などの透光性のある部材で構成されている。
インクカートリッジ9の内には、センサーアーム41が配置されている。センサーアーム41は、幅方向(図3中紙面垂直方向)に延びる軸41aにより前後方向に平行な鉛直面内において回動可能に支持されている。センサーアーム41は、一端部がインジケータ部42、一端部とは反対の他端部がフロート部43となっており、インジケータ部42は残量検知室95内に位置している。内部空間9aに貯留されたインク量が所定量以上である場合には、センサーアーム41は、図3において破線で示す第1位置に位置する。内部空間9aに貯留されたインク量が所定量未満となると、フロート部43が下降すると共にインジケータ部42が上昇し、センサーアーム41は、図3において実線で示す第2位置に位置する。
続いて、図4、5をさらに参照しつつ、カートリッジホルダ7について説明する。図4(a)に示すように、カートリッジホルダ7は、前面側が開口した略直方体形状の収容ケース70を有している。収容ケース70には、4つのインクカートリッジ9をそれぞれ収容可能な4つの収容部7a、7b、7c、7dが幅方向に並んで設けられている。すなわち収容ケース70は、幅方向に並んで配置されるように4つのインクカートリッジ9を収容可能である。
収容ケース70は、収容された4つのインクカートリッジ9の大気連通部96とそれぞれ対向する部分に、前後方向に延びたバルブ操作筒76が形成されている。バルブ操作筒76は背面側に開口した筒形状を有しており、図5(a)、(b)に示すように、その各前面部には、前後方向に貫通する3つの貫通孔76bが形成されている。バルブ操作筒76内には、収容ケース70の内側と外側とを繋ぐ流路76aが構成されている。バルブ操作筒76における収容ケース70の内側に位置する端部(前面側の端部)は、収容ケース70に収容されたインクカートリッジ9の大気連通口98aに接続される。また、バルブ操作筒76における収容ケース70の外側に位置する端部(背面側の端部)は、収容箱51内の吸収体51aと当接している。
収容部7a、7b、7c、7dにインクカートリッジ9が収容された際には、バルブ操作筒76の前面側の端部によりバルブ本体97が押圧される。これにより、大気連通口98aが開口し、インクカートリッジ9の内部空間9aが大気に開放される。このとき、インクカートリッジ9の内部空間9aの温度が上昇する等の原因により内部空間9aの圧力が上昇し、大気連通口98aからインクが漏れた場合、又は、プリンタ1が傾けられて大気連通口98aからインクが漏れた場合には、バルブ操作筒76の前面部に形成された貫通孔76bを介してバルブ操作筒76の内部にインクが流れ込む。すなわち、バルブ操作筒76内に構成される流路76aは、大気連通口98aからインクが漏れたインクが流れる流路となる。
カートリッジホルダ7は、収容ケース70に加えて、樹脂成形体8を備えている。樹脂成形体8には、インクジェットヘッド4と連通するチューブ75が接続されるジョイント81と、前後方向に延びており、収容ケース70に収容されたインクカートリッジ9のインク供給口93aに挿入されるニードル82とが形成されている。ジョイント81は、樹脂成形体8の上面に形成されており、上方からチューブ75が嵌め込まれるようになっている。樹脂成形体8には、ニードル82の背面側(図3中右側)端部に連通し、且つ樹脂成形体8の背面まで前後方向に延びる連通孔83がさらに形成されている。
収容ケース70の背面におけるバルブ操作筒76とニードル82との間には、後で詳述する基板61が取り付けられている。ジョイント81は、基板61の上端よりも下方、且つ、ニードル82よりも上方に位置している。すなわち、図5(b)に示すように、バルブ操作筒76、ニードル82、基板61の上端、及びジョイント81のカートリッジホルダ7の底面からの高さをそれぞれH1、H2、H3、H4とすると、H1>H3>H4>H2となる。
また、図3、図5(b)に示すように、樹脂成形体8には、その背面に開口する溝85が形成されている。溝85は、連通孔83のニードル82側とは反対側の端部から延びており、連通孔83を介してニードル82の背面側の端部に接続されている。樹脂成形体8の背面には、溝85の開口を閉塞するようにフィルム86が溶着されている。なお、図5(b)においては、フィルム86は破線で示し、本来フィルム86で隠れている溝85を図示している。溝85とフィルム86とによってニードル82及び連通孔83とジョイント81とを繋ぐ流路85aが形成されている。
ジョイント81、ニードル82、連通孔83、及び流路85aは、4つの収容部7a、7b、7c、7dについてそれぞれ設けられている。図5(b)に示すように、4つのニードル82及び連通孔83はいずれも間隔W1の等間隔で幅方向に並んでいる。各連通孔83から延びる4つの流路85aのうち隣接する一対の流路85aは、互いに近づくように斜め上方に延びており、連通孔83側(下端側)の端部同士の間隔W1よりもジョイント81側(上端側)の端部同士の間隔W2の方が狭くなっている。また、4つのジョイント81は同一の高さH4に位置している。
収容部7a、7b、7c、7dにインクカートリッジ9が収容された際には、ニードル82がインクカートリッジ9のインク供給口93aに挿入される。これにより、インク供給口93aが開口し、インクカートリッジ9の内部空間9aに貯留されているインクがカートリッジホルダ7のニードル82及び連通孔83を介して流路85aに流れ込み、チューブ75によりインクジェットヘッド4に供給される。
また、図3、図5(b)に示すように、樹脂成形体8には、基板61の収容ケース70とは反対側の面に当接する当接突起87と、当接突起87を保護するためのガード88とが形成されている。当接突起87は、流路85aよりも上方(バルブ操作筒76側)に位置している。当接突起87は、樹脂成形体8の上面から上方に延びている。図3に示すように、当接突起87の先端部は、前方に向けて鉤形に曲がっており、前方側の端が基板61と当接する。図5(b)に示すように、当接突起87は、右側に位置する一対のジョイント81の右側と、左側に位置する一対のジョイント81の左側と、これら2つのジョイント81の対の間とにそれぞれ設けられている。当接突起87の一部は、幅方向に平行な鉛直面(樹脂成形体8の背面と平行な面)内で上下方向において流路85aと並んでいる。
3つの当接突起87のうち、図5(b)中最も右方に位置する当接突起87を保護するガード88は、この当接突起87よりも幅方向に関して樹脂成形体8の右側端側に設けられている。図5(b)中中央の当接突起87を保護するガード88は、この当接突起87の左方に設けられている。図5(b)中最も左方に位置する当接突起87を保護するガード88は、この当接突起87よりも幅方向に関して樹脂成形体8の左側端側に設けられている。図3に示すように、ガード88は、その一部分が樹脂成形体8の幅方向において当接突起87と並んでおり、且つ、その背面側の端部が当接突起87よりも背面側に位置するように配置されている。
図4(b)に示すように、図中手前側の一対のジョイント81に接続される2本のチューブ75は、4つのバルブ操作筒76のうち手前側の2つのバルブ操作筒76における収容ケース70の外側に位置する部分の間を通って上方に引き出されている。図中奥側の一対のジョイント81に接続される2本のチューブ75は、4つのバルブ操作筒76のうち奥側の2つのバルブ操作筒76における収容ケース70の外側に位置する部分の間を通って上方に引き出されている。2本ずつまとめてバルブ操作筒76よりも上方に引き出された4本のチューブ75は、図4(b)に示すように、収容ケース70の図中奥側の上端部に設けられたチューブ固定部78に固定される。すなわち、各ジョイント81に接続されるチューブ75は、幅方向一方側に引き出されている。
収容ケース70の背面に配置された基板61には、インクカートリッジ9の内部空間9aに貯留されたインクの量を検知するための液量センサ62(図5(a)参照)が取り付けられている。基板61には、4つの収容部7a、7b、7c、7dに対応して4つの液量センサ62が取り付けられている。図5(a)に示すように、4つの液量センサ62は幅方向に一列に並んで配置されている。各液量センサ62は、LEDなどの発光素子62aと、フォトトランジスタなどの受光素子62bとをそれぞれ有する。発光素子62a及び受光素子62bはいずれも収容ケース70に設けられた素子保持室63内に配置されている。発光素子62aと受光素子62bとは幅方向に所定の間隔を隔てて対向配置されており、発光素子62aは幅方向一方側へ光を照射可能であり、受光素子62bは発光素子62aから照射された光を受光可能である。
インクカートリッジ9が収容部7a、7b、7c、7dに収容された際に、インクカートリッジ9の残量検知室95が発光素子62aと受光素子62bとの間の空間に位置する。インクカートリッジ9の内部空間9aに貯留されたインク量が所定量以上であり、センサーアーム41が第1位置にあるときには、残量検知室95内にあるインジケータ部42によって、発光素子62aから照射された光は遮光又は減衰される。内部空間9aに貯留されたインク量が所定量未満となり、センサーアーム41が第1位置から第2位置に移動した後は、インジケータ部42が発光素子62aの光路から外れ、発光素子62aから照射された光が遮光又は減衰されることがなくなる。よって、受光素子62bの受光量の変化に基づいて、インクカートリッジ9の内部空間9aに貯留されたインクの量を検知できる。
続いて、収容箱51について説明する。図3に示すように、収容箱51はカートリッジホルダ7の背面側においてカートリッジホルダ7と近接して配置されている。収容箱51の前面部には、幅方向に延びる開口52が形成されている。カートリッジホルダ7のバルブ操作筒76は、開口52を介して収容箱51内へ延びており、その後端部が収容箱51に収容された吸収体51aと接触している。これにより、大気連通口98aから漏れたインクは、バルブ操作筒76内に形成された流路76aを介して収容箱51内に送られ、吸収体51aに吸収される。
収容箱51の背面部には、キャップ20に接続された2本のチューブ24、25がそれぞれ取り付けられる2つのチューブ装着部53が上下に並んで設けられている。インクジェットヘッド4からキャップ20に排出されたインクは、キャップ20に接続されたチューブ24、25内の流路24a、25aを介して収容箱51内に送られ、吸収体51aに吸収される。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ1においては、インクカートリッジ9が装着されるカートリッジホルダ7が、インクジェットヘッド4と連通するチューブ75が接続されるジョイント81と、前後方向に延びており、装着されたインクカートリッジ9のインク供給口93aに挿入されるニードル82とが形成された樹脂成形体8を備えている。樹脂成形体8には、その背面に開口し、且つ、連通孔83を介してニードル82の背面側の端部に接続される溝85が形成されている。樹脂成形体8の背面には、溝85の開口を閉塞するようにフィルム86が溶着されており、溝85とフィルム86とによってニードル82とジョイント81とを繋ぐ流路85aが形成されている。ジョイント81の上下方向に関する位置は、インクカートリッジ9の大気連通口98aに接続されるバルブ操作筒76とニードル82との間である。したがって、流路85aは、バルブ操作筒76とニードル82との間に位置している。よって、バルブ操作筒76の上方まで流路85aが延びている場合に比べて、流路85aが短い。その結果、フィルム86を溶着する際の樹脂成形体8の歪みが流路85aの流路抵抗に与える影響を少なくし、インクの吐出不良を抑えることができる。
なお、樹脂成形体8とフィルム86とで構成される流路85aにおいては、樹脂成形体8の寸法公差とフィルム86の溶着の公差との2つ公差により断面形状にばらつきが生じ、流路抵抗が不安定になりやすい。それに対し、チューブ75は、場合によっては規格品を用いることができるので寸法精度が高く、流路抵抗が安定している。また、樹脂成形体8とフィルム86との2つの部品で流路85aを構成する場合には、2つの部品それぞれの公差を考慮する必要があるが、チューブ75のみで構成される流路は、チューブ75の公差のみを考慮すればよい。その為、ニードル82からインクジェットヘッド4に至る流路は、本実施形態のように、樹脂成形体8とフィルム86とで構成される流路を短くし、代わりにチューブ75で流路を構成することで、流路抵抗が安定する。
また、本実施形態では、カートリッジホルダ7におけるインクカートリッジ9を収容可能な収容ケース70の背面に、インクカートリッジ9の内部空間9aに貯留されたインクの量を検知するための液量センサ62が取り付けられた基板61が配置されている。基板61は、バルブ操作筒76とニードル82との間に位置し、ジョイント81は、基板61の上端よりも下方に位置している。
加えて、本実施形態では、樹脂成形体8に、流路85aよりも上方に位置し、基板61の収容ケース70とは反対側の面に当接する当接突起87と、当接突起87を保護するためのガード88とが形成されている。ジョイント81と樹脂成形体8の側端との間に設けられた当接突起87を保護するガード88は、幅方向に関して当接突起87よりも樹脂成形体8の側端の近くに位置している。ガード88の少なくとも一部は、当接突起87と幅方向に並んでいる。したがって、独立した部材を別途用意することなく、樹脂成形体8に設けられた当接突起87によって基板61を固定することができる。また、当接突起87が流路85aよりも上方に位置しているので、基板61と当接する当接突起87の位置を、流路85aによって制限されることなく、樹脂成形体8の側端よりも十分に内側とすることができる。よって、当接突起87が流路85aよりも下方に位置しているときよりも当接突起87の位置設計の自由度が増し、その結果、当接突起87よりも樹脂成形体8の側端に近い場所にガード88を設けることができて、当接突起87の保護を図ることができる。
また、本実施形態では、当接突起87の一部分が、幅方向に平行な鉛直面内で上下方向において流路85aと並んでいる。
さらに、本実施形態では、収容ケース70には、4つのインクカートリッジ9をそれぞれ収容可能な4つの収容部7a、7b、7c、7dが設けられており、樹脂成形体8には、4つのインクカートリッジ9に対応する4つの流路85aを構成する溝85が形成されている。本発明では、フィルム86を溶着する際の樹脂成形体8の歪みが流路85aの流路抵抗に与える影響が少ないので、本実施形態のように複数のインクカートリッジ9に対応する複数の流路85aが設けられている場合には、複数の流路85a同士の流路抵抗のばらつきを少なくすることができる。
また、本実施形態では、4つの流路85aのうち隣接する一対の流路85aは、連通孔83側の端部同士の間隔W1よりもジョイント81側の端部同士の間隔W2の方が狭くなっている。本実施形態では、4つのジョイント81にそれぞれ接続される4本のチューブ75を、幅方向の一方側に引き出すので、チューブ75の引出方向側(図5(b)中右側)の端部により近いジョイント81に接続されたチューブ75ほど、ジョイント81側の端部からインクジェットヘッド4までの長さが短くなるところ、上記の構成によって、一対の流路85aが繋がるジョイント81に接続される2本のチューブ75のジョイント81側の端部からインクジェットヘッド4までの長さを揃えることができる。よって、部品点数を削減できる。
加えて、本実施形態では、カートリッジホルダ7の背面側においてカートリッジホルダ7と近接して配置されており、インクを吸収する吸収体51aを収容する収容箱51を備えている。インクカートリッジ9の大気連通口98aに接続されるバルブ操作筒76の後端部は、収容箱51に収容された吸収体51aと接触している。本発明では、樹脂成形体8のジョイント81がバルブ操作筒76とニードル82との間に位置しているので、上述の構成のようにバルブ操作筒76がカートリッジホルダ7の背面側に配置される収容箱51内まで延びていても、ニードル82とジョイント81とを結ぶ流路85aとバルブ操作筒76とが干渉することがない。そして、大気連通口98aから漏れたインクをバルブ操作筒76内の流路85aを介して吸収体51aに吸収させることが可能となる。また、バルブ操作筒76の後端部が収容ケース70の内側に位置している場合には、大気連通口98aとバルブ操作筒76との隙間からのインク漏れが生じた際に、インクカートリッジ9にインクが付着し、インクカートリッジ9を交換する際にユーザの手が汚れる恐れがある。本実施形態では、バルブ操作筒76の後端部が収容ケース70の外側に位置しているので、大気連通口98aとバルブ操作筒76との隙間から漏れたインクがカートリッジ9に付着するのを防ぐことができる。
以上、本発明の好適な一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更を行うことが可能なものである。
上述の実施形態では、樹脂成形体8がニードル82を含んでいる場合について説明したがこれには限定されない。例えば、ニードル82は金属製であり、樹脂成形体8とは別部材であってもよい。
また、上述の実施形態では、樹脂成形体8の背面に開口した溝85と樹脂成形体8の背面に溶着されたフィルム86とで、ニードル82とジョイント81とを繋ぐ流路85aが形成されている場合について説明したがこれには限定されない。すなわち例えば、流路85aは、樹脂成形体8の側面(幅方向に垂直な面)に開口した溝と樹脂成形体8の側面に溶着されたフィルムとで形成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、樹脂成形体8のジョイント81が、バルブ操作筒76とニードル82との間に配置された基板61の上端よりも下方である場合について説明したが、ジョイント81は基板61よりも上方に位置していてもよい。
さらに、上述の実施形態では、樹脂成形体8に、流路85aよりも上方に位置し、基板61の収容ケース70とは反対側の面に当接する当接突起87と、当接突起87を保護するためのガード88とが形成されている場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、流路85aと同じ高さ位置や流路85aよりも下方に当接突起87が形成されていてもよいし、ガード88は形成されていなくてもよい。また、当接突起87も形成されていなくてもよい。
また、上述の実施形態では、当接突起87の一部分が、幅方向に平行な鉛直面内で上下方向において流路85aと並んでいる場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、幅方向に平行な鉛直面内で上下方向において、当接突起87の全体が流路85aと並んでいてもよいし、当接突起87と流路85aとが全く並んでいなくてもよい。
さらに、上述の実施形態では、収容ケース70に4つのインクカートリッジ9をそれぞれ収容可能な4つの収容部7a、7b、7c、7dが設けられている場合について説明したが、収容ケース70に設けられる収容部の数は4つに限定されるものではない。すなわち、収容部は5つ以上設けられていてもよいし、3つ以下であってもよい。また、収容部は1つであってもよい。
また、上述の実施形態では、4つの流路85aのうち隣接する一対の流路85aは、連通孔83側の端部同士の間隔W1よりもジョイント81側の端部同士の間隔W2の方が狭くなっている場合について説明したが、連通孔83側の端部同士の間隔W1とジョイント81側の端部同士の間隔W2とは同じであってもよい。
加えて、上述の実施形態では、4つのジョイント81は同一の高さH4に位置している場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、図6に示すように、チューブ75の引出方向(図中右方)に位置する一対のジョイント181aのカートリッジホルダ7の底面からの高さH5を、引出方向とは反対方向(図中左方)に位置する一対のジョイント181bのカートリッジホルダ7の底面からの高さH6よりも低くしてもよい。高さH5とH6との差L1は、ジョイント181aの対とジョイント181bの対との間の長さL2とほぼ等しく、各ジョイント181a、181bに接続される4本のチューブ75は、ジョイント181a、181b側の端部からインクジェットヘッド4までの長さがほぼ等しい。よって、4本のチューブ75の長さを揃え、部品点数をさらに削減できる。
また例えば、ジョイント81が幅方向に等間隔に並んでいる場合には、4つのジョイント81の高さ位置が、チューブ75の引出方向側に近いものほど低くなるように互いに異なっており、4本のチューブ75のジョイント81側の端部からインクジェットヘッド4までの長さがほぼ等しくなっていてもよい。
さらに、上述の実施形態では、インクカートリッジ9の大気連通口98aに接続されるバルブ操作筒76の後端部が、カートリッジホルダ7の背面側に配置された収容箱51内まで延びている場合について説明したが、これには限定されない。バルブ操作筒76が、流路85aが形成される樹脂成形体8の背面まで延びている場合には、ジョイント81がバルブ操作筒76よりも下方に位置する本発明を適用することが効果的であるが、バルブ操作筒76は収容ケース70の内側と外側とを繋ぐものであればよく、バルブ操作筒76の後端部は樹脂成形体8の背面よりも前面側に位置していてもよい。
また、上述の実施形態では、インクカートリッジ9が収容される収容ケース70を備えている場合について説明したが、収容ケース70はなくてもよい。すなわち、インクジェットプリンタ1に固定式のインクタンクが設けられており、このインクタンクに貯留されたインクがインクジェットヘッド4に供給される構成であってもよい。
1 インクジェットプリンタ(液体吐出装置)
4 インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)
8 樹脂成形体
9 インクカートリッジ(液体タンク)
9a 内部空間
61 基板
62 液量センサ
70 収容ケース
75 チューブ
76 バルブ操作筒(筒状部)
76a 流路(第1流路)
51a 吸収体
81 ジョイント
82 ニードル(接続管)
85 溝
85a 流路(第2流路)
86 フィルム
87 当接突起
88 ガード
93a インク供給口(液体供給口)
98a 大気連通口

Claims (14)

  1. 液体を吐出するための液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドと連通する可撓性のチューブと、
    液体を貯留する内部空間と、前記内部空間に貯留された液体を前記液体吐出ヘッドに供給するための液体供給口と、前記液体供給口と同じ方向に開口しており、前記内部空間を大気圧にするために前記内部空間を外部と連通させる大気連通口とが形成された液体タンクを収容可能な収容ケースと、
    第1流路を構成する筒状部であって、前記収容ケースの内側と外側とを繋ぎ、前記収容ケースに収容された前記液体タンクの前記大気連通口に接続される筒状部と、
    一端が前記収容ケースに収容された前記液体タンクの前記液体供給口に挿入される接続管と、
    前記チューブが接続されるジョイントと、前記収容ケースの外側において前記接続管の他端に接続されており、一表面に開口する溝とが形成された樹脂成形体と、
    前記溝の開口を閉塞するように前記樹脂成形体の前記一表面に溶着されたフィルムと
    前記液体タンクの前記内部空間に貯留された液体の量を検知するための液量センサと、
    前記収容ケースの外表面に配置されており、前記液量センサが取り付けられた基板とを備えており、
    前記溝と前記フィルムとによって前記接続管と前記ジョイントとを繋ぐ第2流路が形成されており、
    前記ジョイントが、前記一表面と平行な面内における前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向において、前記筒状部と前記接続管の間に位置しており、
    前記基板は、前記筒状部と前記接続管の間に位置し、前記ジョイントは、前記基板の前記筒状部側の端よりも前記接続管側に位置していることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 液体を吐出するための液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドと連通する可撓性のチューブと、
    液体を貯留する内部空間と、前記内部空間に貯留された液体を前記液体吐出ヘッドに供給するための液体供給口と、前記液体供給口と同じ方向に開口しており、前記内部空間を大気圧にするために前記内部空間を外部と連通させる大気連通口とが形成された液体タンクを収容可能な収容ケースと、
    第1流路を構成する筒状部であって、前記収容ケースの内側と外側とを繋ぎ、前記収容ケースに収容された前記液体タンクの前記大気連通口に接続される筒状部と、
    一端が前記収容ケースに収容された前記液体タンクの前記液体供給口に挿入される接続管と、
    前記チューブが接続されるジョイントと、前記収容ケースの外側において前記接続管の他端に接続されており、一表面に開口する溝とが形成された樹脂成形体と、
    前記溝の開口を閉塞するように前記樹脂成形体の前記一表面に溶着されたフィルムとを備えており、
    前記溝と前記フィルムとによって前記接続管と前記ジョイントとを繋ぐ第2流路が形成されており、
    前記ジョイントが、前記一表面と平行な面内における前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向において、前記筒状部と前記接続管の間に位置しており、
    前記収容ケースは、前記一表面と平行な面内において前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向と直交する直交方向に並んで配置されるように、複数の前記液体タンクを収容可能であり、
    前記樹脂成形体には、複数の前記液体タンクに対応する複数の前記第2流路を構成する複数の前記溝が形成されており、
    前記複数の第2流路に対応する複数の前記ジョイントにそれぞれ接続される複数のチューブは、前記直交方向の一方側に引き出されており、且つ、前記ジョイント側の端部から前記液体吐出ヘッドまでの長さが等しく、
    前記複数のジョイントは、前記直交方向の前記一方側に近いものほど、前記一表面と平行な面内における前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向に関して前記接続管に近くなるように、少なくとも2種類の異なる位置に配置されていることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 液体を吐出するための液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドと連通する可撓性のチューブと、
    液体を貯留する内部空間と、前記内部空間に貯留された液体を前記液体吐出ヘッドに供給するための液体供給口と、前記液体供給口と同じ方向に開口しており、前記内部空間を大気圧にするために前記内部空間を外部と連通させる大気連通口とが形成された液体タンクを収容可能な収容ケースと、
    第1流路を構成する筒状部であって、前記収容ケースの内側と外側とを繋ぎ、前記収容ケースに収容された前記液体タンクの前記大気連通口に接続される筒状部と、
    一端が前記収容ケースに収容された前記液体タンクの前記液体供給口に挿入される接続管と、
    前記チューブが接続されるジョイントと、前記収容ケースの外側において前記接続管の他端に接続されており、一表面に開口する溝とが形成された樹脂成形体と、
    前記溝の開口を閉塞するように前記樹脂成形体の前記一表面に溶着されたフィルムと
    液体を吸収可能な吸収体とを備えており、
    前記溝と前記フィルムとによって前記接続管と前記ジョイントとを繋ぐ第2流路が形成されており、
    前記ジョイントが、前記一表面と平行な面内における前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向において、前記筒状部と前記接続管の間に位置しており、
    前記筒状部は、少なくとも前記収容ケースの内側から前記樹脂成形体の前記一表面まで延びており、
    前記筒状部の前記収容ケースの外側にある端部は、前記樹脂成形体に対して前記収容ケースとは反対側に位置しており、前記吸収体と接触していることを特徴とする液体吐出装置。
  4. 液体を吐出するための液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドと連通する可撓性のチューブと、
    液体を貯留する内部空間と、前記内部空間に貯留された液体を前記液体吐出ヘッドに供給するための液体供給口と、前記液体供給口と同じ方向に開口しており、前記内部空間を大気圧にするために前記内部空間を外部と連通させる大気連通口とが形成された液体タンクを収容可能な収容ケースと、
    第1流路を構成する筒状部であって、前記収容ケースの内側と外側とを繋ぎ、前記収容ケースに収容された前記液体タンクの前記大気連通口に接続される筒状部と、
    一端が前記収容ケースに収容された前記液体タンクの前記液体供給口に挿入される接続管と、
    前記チューブが接続されるジョイントと、前記収容ケースの外側において前記接続管の他端に接続されており、一表面に開口する溝とが形成され、前記一表面と平行な方向において前記筒状部と並んで配置された樹脂成形体と、
    前記溝の開口を閉塞するように前記樹脂成形体の前記一表面に溶着されたフィルムとを備えており、
    前記溝と前記フィルムとによって前記接続管と前記ジョイントとを繋ぐ第2流路が形成されており、
    前記ジョイントが、前記一表面と平行な面内における前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向において、前記筒状部と前記接続管の間に位置していることを特徴とする液体吐出装
    置。
  5. 前記液体タンクの前記内部空間に貯留された液体の量を検知するための液量センサと、
    前記収容ケースの外表面に配置されており、前記液量センサが取り付けられた基板とをさらに備えており、
    前記基板は、前記筒状部と前記接続管の間に位置し、前記ジョイントは、前記基板の前記筒状部側の端よりも前記接続管側に位置していることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記樹脂成形体には、前記第2流路よりも前記筒状部側に位置し、前記基板の前記収容ケースとは反対側の面に当接する当接突起と、
    前記一表面と平行な面内において前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向と直交する直交方向に関して前記当接突起よりも前記樹脂成形体の側端の近くに位置しており、少なくとも一部が前記当接突起と前記直交方向に並んでおり前記当接突起を保護するためのガードとがさらに形成されていることを特徴とする請求項1又は5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記当接突起は、少なくとも一部分が、前記一表面と平行な面内で前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向において前記第2流路と並んでいることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記収容ケースは、前記一表面と平行な面内において前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向と直交する直交方向に並んで配置されるように、複数の前記液体タンクを収容可能であり、
    前記樹脂成形体には、複数の前記液体タンクに対応する複数の前記第2流路を構成する複数の前記溝が形成されていることを特徴とする請求項1、3又は4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  9. 前記複数の第2流路において、隣接する一対の前記第2流路の前記接続管側の端部同士の間隔よりも前記ジョイント側の端部同士の間隔の方が狭くなっていることを特徴とする請求項2又は8に記載の液体吐出装置。
  10. 前記複数の第2流路に対応する複数の前記ジョイントにそれぞれ接続される複数のチューブは、前記直交方向の一方側に引き出されており、且つ、前記ジョイント側の端部から前記液体吐出ヘッドまでの長さが等しく、
    前記複数のジョイントは、前記直交方向の前記一方側に近いものほど、前記一表面と平行な面内における前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向に関して前記接続管に近くなるように、少なくとも2種類の異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  11. 前記筒状部は、少なくとも前記収容ケースの内側から前記樹脂成形体の前記一表面まで延びていることを特徴とする請求項1、2又は4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  12. 液体を吸収可能な吸収体をさらに備えており、
    前記筒状部の前記収容ケースの外側にある端部は、前記樹脂成形体に対して前記収容ケースとは反対側に位置しており、前記吸収体と接触していることを特徴とする請求項11に記載の液体吐出装置。
  13. 前記樹脂成形体は、前記一表面と平行な面における面積が前記収容ケースの面積よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  14. 液体を吐出するための液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドと連通する可撓性のチューブと、
    液体を貯留する内部空間と、前記内部空間に貯留された液体を前記液体吐出ヘッドに供給するための液体供給口と、前記液体供給口と同じ方向に開口しており、前記内部空間を大気圧にするために前記内部空間を外部と連通させる大気連通口とが形成された液体タンクと、
    第1流路を構成する筒状部であって、前記液体タンクの前記大気連通口に接続される筒状部と、
    一端が前記液体タンクの前記液体供給口に挿入される接続管と、
    前記チューブが接続されるジョイントと、前記接続管の他端に接続されており、一表面に開口する溝とが形成され、前記一表面と平行な方向において前記筒状部と並んで配置された樹脂成形体と、
    前記溝の開口を閉塞するように前記樹脂成形体の前記一表面に溶着されたフィルムとを備えており、
    前記溝と前記フィルムとによって前記接続管と前記ジョイントとを繋ぐ流路が形成されており、
    前記ジョイントが、前記一表面と平行な面内における前記筒状部と前記接続管とを結ぶ方向において、前記筒状部と前記接続管の間に位置していることを特徴とする液体吐出装置。
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