JP6360771B2 - 光伝送システム、光伝送システムの制御方法、及びアクティブ光ケーブル - Google Patents

光伝送システム、光伝送システムの制御方法、及びアクティブ光ケーブル Download PDF

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Description

本発明は、外部から入力された電圧信号及び外部へ出力する電圧信号を伝送する光伝送システム、その光伝送システムの制御方法、及びアクティブ光ケーブルに関する。
近年、無線通信システムにおいて送受信されるRF信号を、光伝送システムを用いて送受信する技術が注目されている。このような光伝送システムは、光ファイバの両端に一対の光送受信機を備えている。各光送受信機は、外部から入力されたRF信号をE/O変換して他方の光送受信機に送信するための発光素子と、他方の光送受信機から送信された光信号をO/E変換して外部に出力するための受光素子とを備えている。一般的に、発光素子としては、LD(Laser Diode)が用いられ、受光素子としてはPD(Photo Diode)が用いられる。
光伝送システムの信号品質を表す指標としては、キャリアノイズ比(CNR: Carrir to Noize Ratio)と歪み特性とが重要である。CNRは、伝送する信号とシステムが発生するノイズとの比率を表す量である。光信号の強度が小さくなるほど、又は、ノイズの強度が大きくなるほど、CNRは悪化する。一方、歪み特性は、LDで電流信号を光信号に変換する際に波形が歪む程度を表す量である。LDに入力される電流信号の振幅が線形限界を超えると、歪み特性は急激に悪化する。
CNRの改善を図るための技術としては、例えば、特許文献1に記載の光伝送装置が知られている。特許文献1に記載の光伝送装置においては、一方の光送受信機のPDが検出する光量が低下したときに、他方の光送受信機のLDに供給するバイアス電流を増加させる構成が採用されている。LDに供給するバイアス電流を増加させ、LDから出力される光の光量を大きくすれば、LDやPDなどで発生するノイズが(相対的に)小さくなるため、CNRを向上させることができる。
しかしながら、CNRを改善するためにLDに供給するバイアス電流を大きくすると、歪み特性が悪化する場合がある。バイアス電流を大きくした結果、LDに供給される駆動電流(バイアス電流と変調電流との和)の大きさが線形領域を超えると、LDから出力される光信号の波形に歪が生じるためである。
特許文献2には、CNR及び歪み特性を両立させる技術が記載されている。特許文献2に記載の光伝送装置は、それぞれ送信部と受信部とを有する第1局と第2局との間で光伝送を行う光伝送装置である。特許文献2の図1に示されているように、少なくとも第1局は、送信部の電気光変換器のバイアスを検知して該電気光変換器の利得を制御するOMI値制御部を備えており、少なくとも第2局は光電気変換器の受光出力を検知して伝送区間の光ロスを検出し、前記第1局に光ロスを送信する光ロス制御部を備えている。OMI値制御部は、送信された光ロスを加味して前記電気光変換器のバイアスを制御する。換言すれば、第2局は光電気変換器の受光出力を検知し光ロスを検出し、検出した光ロスを第1局へフィードバックすることによってCNR及び歪み特性を両立させている。
特開2004−222022号公報(2004年8月5日公開) 特開2008−141498(2008年6月18日公開)
しかしながら、特許文献2に係る光伝送装置は、上述のフィードバック機能を双方向に実現するために、4本の光ファイバ、4個のE/O変換部(LD)、4個のO/E変換部(PD)を備えている。また、OMI値制御部及び光ロス制御部のそれぞれを実現するために、第1局及び第2局は、それぞれ、CPUと記憶部とを備えている。以上のことから、特許文献2に係る光伝送装置は、上述のフィードバック機能を実現するために大がかりな装置とならざるを得ず、装置を小型化することが困難である。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、双方向通信が可能な光伝送システムにおいて、CNRと歪み特性とを両立させつつシステムの小型化を図ることが可能な光伝送システムを実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、1対の光送受信器を備えた光伝送システムであって、上記1対の光送受信器の各々は、外部から入力された第1電圧信号を第1電流信号に変換する可変ゲインアンプと、上記第1電流信号のAC成分を変調電流として、バイアス電流に上記変調電流を加えた駆動電流を光に変換することによって、第1光ファイバを介して他方の光送受信器に送信する第1光信号を生成する発光素子と、第2光ファイバを介して他方の光送受信器から送信された第2光信号を第2電流信号に変換する受光素子と、上記第2電流信号のAC成分を第2電圧信号に変換して外部に出力するトランスインピーダンスアンプと、を備えており、上記バイアス電流の大きさは、上記第2電流信号の振幅に応じた大きさに設定され、上記可変ゲインアンプのゲインは、上記第2電流信号のDC成分に応じて変更される、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、一方の光送受信器が受信する光信号の振幅が予め定められた値に収束するように他方の光送受信器が送信する光信号の振幅を変更するフィードバック機能を実現することができる。しかも、このようなフィードバック機能を実現するために、上記第1光ファイバ及び上記第2光ファイバ以外の伝送路を用いる必要がない。すなわち、このようなフィードバック機能を、光信号の送受信に用いる2本の光ファイバのみを用いて実現することができる。
なお、上記バイアス電流の大きさは、例えば、上記第2電流信号の振幅に比例又は略比例した大きさに設定される。また、上記可変ゲインアンプのゲインは、例えば、上記第2電流信号のDC成分が予め定められた値よりも大きいとき、現在の値よりも小さい値に変更され、上記第2電流信号のDC成分が予め定められた値よりも小さいとき、現在の値よりも大きい値に変更される。
また、上記光伝送システムにおいて、上記1対の光送受信器の各々は、上記第2電流信号のDC成分を検出するDC成分検出部を更に備えており、上記DC成分検出部は、第1抵抗素子と、コイルと、第1オペアンプとを含んでおり、上記第1抵抗素子の一端は、当該DC成分検出部の入力端子に接続され、上記第1抵抗素子の他端は、接地されており、上記コイルの一端は、上記入力端子と上記第1抵抗素子との中間部に接続されており、上記コイルの他端は、上記入力端子に接続されており、上記第1オペアンプの非反転入力端子は、上記中間部に接続されており、上記第1オペアンプの反転入力端子と上記第1オペアンプの出力端子とは、当該DC成分検出部の出力端子に接続されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記第2電流信号のDC成分の検出を、簡単な回路構成により実現することができる。
また、上記光伝送システムにおいて、上記1対の光送受信器の各々は、上記第2電流信号の振幅を検出する振幅検出部を更に備えており、上記振幅検出部は、ダイオードと、第2抵抗素子と、コンデンサとを含んでおり、上記ダイオードのアノードは、当該振幅検出部の入力端子に接続されており、上記ダイオードのカソードは、当該振幅検出部の出力端子に接続されており、上記第2抵抗素子の一端は、上記カソードと上記出力端子との中間部に接続されており、第2抵抗素子の他端は、接地されており、上記コンデンサの一方の電極は、上記中間部に接続されており、上記コンデンサの他方の電極は、接地されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記第2電流信号の振幅の検出を、簡単な回路構成により実現することができる。
また、上記光伝送システムにおいて、上記1対の光送受信器の各々は、上記バイアス電流を生成するバイアス生成部を更に備えており、上記バイアス生成部は、第3〜第5抵抗素子と、第2オペアンプと、トランジスタとを含んでおり、上記トランジスタのゲートは、上記第2オペアンプの出力端子に接続されており、上記トランジスタのソースは、当該バイアス生成部の出力端子に接続されており、上記トランジスタのドレインは、第1電源に接続されており、上記第2オペアンプの非反転入力端子は、当該バイアス生成部の入力端子に接続されており、上記第2オペアンプの反転入力端子は、上記ドレインと上記第1電源の中間部に接続されており、上記第3抵抗素子の一端は、上記第1電源に接続されており、上記第3抵抗素子の他端は、上記中間部に接続されており、上記第4抵抗素子の一端は、第2電源に接続されており、上記第4抵抗素子の他端は、上記第2オペアンプの上記反転入力端子と、上記入力端子との中間部に接続されており、上記第5抵抗素子の一端は、上記中間部に接続されており、上記第5抵抗素子の他端は、接地されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記バイアス電流の生成を、簡単な回路構成により実現することができる。
上記の課題を解決するために、本発明は、1対の光送受信器を備えた光伝送システムの制御方法であって、上記1対の光送受信器の各々は、外部から入力された第1電圧信号を第1電流信号に変換する可変ゲインアンプと、上記第1電流信号のAC成分を変調電流として、バイアス電流に上記変調電流を加えた駆動電流を光に変換することによって、他方の光送受信器に送信する第1光信号を生成する発光素子と、他方の光送受信器から送信された第2光信号を第2電流信号に変換する受光素子と、上記第2電流信号のAC成分を第2電圧信号に変換して外部に出力するトランスインピーダンスアンプと、を備えており、上記バイアス電流の大きさを、上記第2電流信号の振幅に応じた大きさに設定する工程と、上記可変ゲインアンプのゲインを、上記第2電流信号のDC成分に応じて変更する工程とを含んでいる、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、光伝送システムと同様の効果を奏する。
上記の課題を解決するために、本発明は、光ファイバを収容した光ケーブルと、該光ケーブルの両端に設けられた1対のコネクタとを備えたアクティブ光ケーブルであって、上記1対のコネクタの各々は、外部から入力された第1電圧信号を第1電流信号に変換する可変ゲインアンプと、上記第1電流信号のAC成分を変調電流として、バイアス電流に上記変調電流を加えた駆動電流を光に変換することによって、他方のコネクタに送信する第1光信号を生成する発光素子と、他方のコネクタから送信された第2光信号を第2電流信号に変換する受光素子と、上記第2電流信号のAC成分を第2電圧信号に変換して外部に出力するトランスインピーダンスアンプと、を備えており、上記バイアス電流の大きさは、上記第2電流信号の振幅に応じた大きさに設定され、上記可変ゲインアンプのゲインは、上記第2電流信号のDC成分に応じて変更される、ことが好ましい。
上記の構成によれば、光伝送システムと同様の効果を奏する。
本発明は、双方向通信が可能な光伝送システムにおいて、CNRと歪み特性とを両立させつつシステムの小型化を図ることが可能な光伝送システムを実現することができる。
本発明の一実施形態に係るアクティブ光ケーブルの構成例を示すブロック図である。 (a)は、図1に示すアクティブ光ケーブルにおいて、第2のコネクタのPDにて得られる光電流IPD1の時間変化を示すグラフである。(b)は、図1に示すアクティブ光ケーブルにおいて、第2のコネクタの振幅検出部にて生成される電圧VA2の時間変化を示すグラフである。(c)は、図1に示すアクティブ光ケーブルにおいて、第2のコネクタのバイアス生成部にて生成されるバイアス電流IB2の時間変化を示すグラフである。(d)は、第2のコネクタのアンプ及びコンデンサにて得られる変調電流IM2の時間変化を示すグラフであり、(e)は、第2のコネクタのLDに入力される駆動電流ILD2の時間変化を示すグラフであり、(f)は、第1のコネクタのPDにて得られる光電流IPD1の時間変化を示すグラフであり、(g)は、第1のコネクタのDC成分検出部にて生成される電圧VA1の時間変化を示すグラフであり、(h)は、第1のコネクタのアンプ及びコンデンサにて得られる変調電流の時間変化を示すグラフである。 本発明の実施形態に係るアクティブ光ケーブルが備えているDC成分検出部の構成例を示す回路図である。 本発明の実施形態に係るアクティブ光ケーブルが備えている振幅検出部の構成例を示す回路図である。 本発明の実施形態に係るアクティブ光ケーブルが備えているバイアス生成部の構成例を示す回路図である。
〔アクティブ光ケーブルの構成〕
本実施形態に係るアクティブ光ケーブル1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、アクティブ光ケーブル1の構成を示すブロック図である。
アクティブ光ケーブル1は、図1に示すように、ケーブル4(請求項における光ケーブル)と、ケーブル4の両端に設けられた1対のコネクタ2,3により構成されている。ケーブル4には、2本の光ファイバ41,42が収容されている。
第1のコネクタ2(請求項における光送受信器)は、外部(例えば、受信アンテナ)から入力されたアナログ電圧信号を光信号に変換して送信する光送信器として機能する。コネクタ2から送信された光信号は、光ファイバ41(請求項における第1光ファイバ)を介してコネクタ3に伝送される。コネクタ3は、受信した光信号をアナログ電圧信号に変換して外部(例えば、無線装置)に出力する光受信器として機能する。
第2のコネクタ3(請求項における光送受信器)は、外部(例えば、無線装置)から入力されたアナログ電圧信号を光信号に変換して送信する光送信器としても機能する。コネクタ3から送信された光信号は、光ファイバ42(請求項における第2光ファイバ)を介してコネクタ3に伝送される。コネクタ2は、受信した光信号をアナログ電圧信号に変換して外部(例えば、送信アンテナ)に出力する光受信器としても機能する。
第1のコネクタ2は、可変ゲインアンプ21と、コンデンサ22と、LD(Laser Diode、請求項における発光素子)23と、PD(Photo Diode、請求項における受光素子)24と、コンデンサ25と、トランスインピーダンスアンプ26と、DC成分検出部27と、振幅検出部28と、バイアス生成部29とを備えている。
可変ゲインアンプ21、コンデンサ22、及びLD23は、コネクタ2を光送信器として機能させるための構成である。すなわち、可変ゲインアンプ21は、アナログ電圧信号(請求項における第1電圧信号)を電流信号(請求項における第1電流信号)に変換する。可変ゲインアンプ21のゲインは、ゲイン制御端子を介して外部から入力された電圧に応じた値となる。コンデンサ22は、可変ゲインアンプ21にて得られた電流信号から、そのAC成分を抽出することによって、変調電流IM1を得る。LD23に入力される駆動電流ILD1は、後述するバイアス生成部29にて生成されたバイアス電流IB1に、可変ゲインアンプ21及びコンデンサ22にて得られた変調電流IM1を加えたものとなる。LD23は、この駆動電流ILD1を光に変換することによって、光信号(請求項における第1光信号)を得る。
PD24、コンデンサ25、及びトランスインピーダンスアンプ26は、コネクタ2を光受信器として機能させるための構成である。すなわち、PD24は、コネクタ3から送信された光信号を電流信号に変換する。コンデンサ25は、PD24にて得られた電流信号から、そのAC成分を抽出する。トランスインピーダンスアンプ26は、PD24にて得られた電流信号(請求項における第2電流信号)のAC成分を電圧信号(請求項における第2電圧信号)に変換する。
DC成分検出部27は、PD24にて得られた電流信号のDC成分を検出すると共に、検出したDC成分の大きさに応じた電圧VDC1を生成する。DC成分検出部27にて生成された電圧VDC1は、ゲイン制御端子を介して可変ゲインアンプ21に入力される。これにより、可変ゲインアンプ21及びコンデンサ22にて得られる変調電流IM1の振幅は、PD24にて得られる電流信号のDC成分の大きさに応じた大きさとなる。
振幅検出部28は、PD24にて得られた電流信号の振幅を検出すると共に、検出した振幅の大きさに応じた電圧VA1を生成する。振幅検出部28にて生成された電圧VA1は、バイアス生成部29に入力される。バイアス生成部29は、振幅検出部28にて生成された電圧VA1に応じたバイアス電流IB1を生成する。これにより、バイアス生成部29にて生成されるバイアス電流IB1の大きさは、PD24にて得られる電流信号の振幅に応じた大きさとなる。
第2のコネクタ3は、可変ゲインアンプ31と、コンデンサ32と、LD33と、PD34と、コンデンサ35と、トランスインピーダンスアンプ36と、DC成分検出部37と、振幅検出部38と、バイアス生成部39とを備えている。第2のコネクタ3が備える可変ゲインアンプ31、コンデンサ32、LD33、PD34、コンデンサ35、トランスインピーダンスアンプ36、DC成分検出部37、振幅検出部38、バイアス生成部39の機能は、それぞれ、第1のコネクタ2が備える可変ゲインアンプ21、コンデンサ22、LD23、PD24、コンデンサ25、トランスインピーダンスアンプ26、DC成分検出部27、振幅検出部28、バイアス生成部29の機能と同様なので、ここではその説明を割愛する。
〔アクティブ光ケーブルのフィードバック機能〕
アクティブ光ケーブル1は、第2のコネクタ3が受信する光信号の振幅が予め定められた値に収束するように第1のコネクタ2が送信する光信号の振幅を変更する第1のフィードバック機能を有している。第1のフィードバック機能は、主に、第2のコネクタ3の備える振幅検出部38及びバイアス生成部39並びに第1のコネクタ2の備えるDC成分検出部27により実現される。以下、第1のフィードバック機能の実現方法について、図2を参照して説明する。
まず、振幅検出部38が、PD34にて得られた電流信号の振幅を検出すると共に、検出した振幅に応じた電圧VA2を生成する。例えば、PD34にて得られる電流信号の波形(PD34を流れる光電流IPD2の時間変化)が、図2(a)のようである場合、振幅検出部38にて生成される電圧VA2の時間変化は、図2(b)のようになる。図示したように、振幅検出部38にて生成される電圧VA2の大きさは、PD34にて得られる電流信号の振幅|IPD2|に比例又は略比例する。
次に、バイアス生成部39が、振幅検出部38にて生成された電圧VA2の大きさに応じたバイアス電流IB2を生成する。例えば、振幅検出部38にて生成される電圧VA2の時間変化が、図2(b)のようである場合、バイアス生成部39にて生成されるバイアス電流IB2の時間変化は、図2(c)のようになる。図示したように、バイアス生成部39にて生成されるバイアス電流IB2の大きさは、振幅検出部38にて生成される電圧VA2の大きさに比例又は略比例する。すなわち、バイアス生成部39にて生成されるバイアス電流IB2の大きさは、PD34にて得られる電流信号の振幅|IPD2|に比例又は略比例する。
次に、バイアス生成部39にて生成されたバイアス電流IB2に可変ゲインアンプ21にて得られた電流信号のAC成分IM2を加えた駆動電流ILD2が、LD33に入力される。例えば、バイアス生成部39にて生成されるバイアス電流IB2の時間変化が、図2(c)のようであり、可変ゲインアンプ21にて得られる電流信号のAC成分IM2の時間変化が、図2(d)のようである場合、LD33に入力される駆動電流ILD2の時間変化は、図2(e)のようになる。図示したように、LD33に入力される駆動電流ILD2の大きさは、バイアス生成部39から出力されるバイアス電流IB2の大きさと、可変ゲインアンプ21にて得られる電流信号のAC成分IM2の大きさとの和に一致又は略一致する。
以上により、第2のコネクタ3が送信する光信号のDC成分(バイアス生成部39にて生成されるバイアス電流IB2に比例又は略比例)の大きさを、第2のコネクタ3が受信する光信号の振幅(PD34にて得られる電流信号の振幅に比例又は略比例)に応じた大きさにすることができる。より具体的には、第2のコネクタ3が送信する光信号のDC成分を、第2のコネクタ3が受信する光信号のパワーに比例又は略比例させることができる。
続いて、DC成分検出部27が、PD24にて得られた電流信号のDC成分を検出すると共に、検出したDC成分に応じた電圧VDCを生成する。例えば、LD33に入力される駆動電流ILD1の時間変化が、図2(e)のようである場合、PD24にて得られる電流信号の波形(PD24を流れる光電流IPD1(請求項における第2光信号)の時間変化)は、図2(f)のようになり、DC成分検出部27にて生成される電圧VDC1の時間変化は、図2(g)のようになる。図示したように、DC成分検出部27にて生成される電圧VDC1の大きさは、PD24にて得られる電流信号のDC成分<IPD1>に比例又は略比例する。
次に、可変ゲインアンプ21が、そのゲインをDC成分検出部27にて生成される電圧VDC1の大きさに応じて設定する。具体的には、(1)電圧VDC1が予め定められた基準電圧VREFよりも大きい場合、そのゲインを現在の値よりも小さい値に変更し、(2)電圧VDC1が基準電圧VREFよりも小さい場合、そのゲインを現在の値よりも大きい値に変更する。換言すれば、(1)PD24にて得られる電流信号のDC成分が予め定めれた閾値Thよりも大きい場合、そのゲインを現在の値よりも小さい値に変更し、(2)PD24にて得られる電流信号のDC成分が閾値Thよりも小さい場合、そのゲインを現在の値よりも大きい値に変更する。例えば、DC成分検出部27にて生成される電圧VDC1の大きさが、図2(g)に示すように、基準電圧VREFよりも小さい場合、可変ゲインアンプ21は、そのゲインを現在の値よりも大きい値に変更する。その結果、可変ゲインアンプ21及びコンデンサ22にて得られる変調電流IMの振幅は、図2(h)に示すように、現在の値よりも大きい値になる。
以上により、第1のコネクタ2が送信する光信号の振幅(すなわち、可変ゲインアンプ21及びコンデンサ22にて生成される変調電流IM1の振幅に比例又は略比例)を、第1のコネクタ2が受信する光信号のDC成分(PD24にて得られる電流信号のDC成分に比例又は略比例)に応じて変更することができる。具体的には、(1)第1のコネクタ2が受信する光信号のDC成分の大きさが予め定められた基準値よりも大きい場合、第1のコネクタ2が送信する光信号の振幅が小さくなり、(2)第1のコネクタ2が受信する光信号のDC成分の大きさが上記基準値よりも小さい場合、第1のコネクタ2が送信する光信号の振幅が大きくなる。
ここで、第1のコネクタ2が受信する光信号のDC成分は、損失分を除いて、第2のコネクタ3が送信する光信号のDC成分に一致し、第2のコネクタ3が送信する光信号のDC成分は、上述したように、第2のコネクタ3が受信する光信号の振幅に比例又は略比例する。したがって、第1のコネクタ2が送信する光信号の振幅は、第2のコネクタ3が受信する光信号の振幅に応じて変更されることになる。具体的には、(1)第2のコネクタ3が受信する光信号の振幅が予め定められた基準値よりも大きい場合、第1のコネクタ2が送信する光信号の振幅が小さくなり、(2)第2のコネクタ3が受信する光信号の振幅が上記基準値よりも小さい場合、第1のコネクタ2が送信する光信号の振幅が大きくなる。これにより、第2のコネクタ3が受信する光信号の振幅は、予め定められた値に収束する。
なお、アクティブ光ケーブル1は、上述した第1のフィードバック機能に加えて、第1のコネクタ2が受信する光信号の振幅が予め定められた値に収束するように、第2のコネクタ3が送信する光信号の振幅を変更する第2のフィードバック機能を有している。第2のフィードバック機能は、主に、第1のコネクタ2の備える振幅検出部28及びバイアス生成部29並びに第2のコネクタ3の備えるDC成分検出部37によって実現される。なお、第2のフィードバック機能の実現方法は、第1のフィードバック機能の実現方法と同様であるので、その説明を割愛する。
〔DC成分検出部の構成例〕
次に、DC成分検出部27の構成例について、図3を参照して説明する。図3は、DC成分検出部27の構成を示す回路図である。
DC成分検出部27は、図3に示すように、入力端子INと、出力端子OUTと、抵抗素子271(請求項における第1抵抗素子)と、コイル272と、オペアンプ273(請求項における第1オペアンプ)とにより構成することができる。
抵抗素子271の一端は、コイル272を介して入力端子INに接続され、抵抗素子271の他端は、接地されている。
コイル272の一端は、入力端子INと抵抗素子271との中間部である第1中間部に接続されており、コイル272の他端は、上記入力端子に接続されている。
オペアンプ273の非反転入力端子は、上記第1中間部に接続されており、オペアンプ273の反転入力端子とオペアンプ273の出力端子とは、DC成分検出部27の出力端子OUTに接続されている。
ここで、DC成分検出部27の入力端子INには、PD24にて得られる光電流IPD1が供給される。
抵抗素子271は、請求項における第2電流信号である光電流IPD1を電圧信号に変換する負荷抵抗として機能する。具体的には、抵抗素子271の両側の端部に生じる電圧を検出することによって、光電流IPD1に対応する電圧値を得ることができる。
オペアンプ273の非反転入力端子は、抵抗素子271の一端に接続されており、反転入力端子は、出力端子に接続されている。したがって、オペアンプ273の非反転入力端子には、光電流IPD1に対応する電圧信号が入力されていると表現できる。
また、抵抗素子271とコイル272とは、光電流IPD1に対するローパスフィルタとしても機能する。したがって、オペアンプ273には、光電流IPD1に対応する電圧信号であって、ローパスフィルタ処理が施された電圧信号が入力される。このローパスフィルタ処理が施された電圧信号は、光電流IPD1のDC成分とも表現できる。
オペアンプ273は、入力された上記電圧信号をそのまま電圧VDC1として出力端子OUTに出力する。このときのオペアンプ273の役割は、出力端子OUTに接続される負荷に左右されることなく入力された電圧信号と同じレベルを出力することである。
以上のように、DC成分検出部27は、PD24にて得られた光電流IPD1のDC成分を検出すると共に、検出したDC成分の大きさに比例する大きさの電圧VDC1を出力する。
〔振幅検出部の構成例〕
次に、振幅検出部28の構成例について、図4を参照して説明する。図4は、振幅検出部28の構成を示す回路図である。
振幅検出部28は、図4に示すように、入力端子INと、出力端子OUTと、ダイオード281と、抵抗素子282(請求項における第2抵抗素子)と、コンデンサ283とにより構成することができる。
ダイオード281のアノードは、入力端子INに接続されており、ダイオード281のカソードは、出力端子OUTに接続されている。
抵抗素子282の一端は、上記カソードと出力端子OUTとの中間部である第2中間部に接続されており、抵抗素子282の他端は、接地されている。
コンデンサ283の一方の電極は、上記第2中間部と出力端子OUTとの中間部である第3中間部に接続されており、コンデンサ283の他方の電極は、接地されている。振幅検出部28の入力端子INには、PD24にて得られる光電流IPD1が入力される。
ダイオード281は、整流器として機能する。抵抗素子282は、請求項における第2電流信号である光電流IPD1を電圧信号に変換する負荷抵抗として機能する。また、抵抗素子282と、コンデンサ283とは、ローパスフィルタとして機能する。したがって、振幅検出部28は、光電流IPD1を整流する。
更に、振幅検出部28は、抵抗素子282の両側の端部に生じる光電流IPD1に対応する電圧信号に対してローパスフィルタ処理を施すことによって、その電圧信号を電圧VA1として出力端子OUTに出力する。
以上のように、振幅検出部28は、PD24にて得られた光電流IPD1の振幅を検出すると共に、検出した振幅の大きさに比例する大きさの電圧信号であって、直流の電圧VA1を出力する。
〔バイアス生成部の構成例〕
次に、バイアス生成部の構成例について、図5を参照して説明する。図5は、バイアス生成部29の構成を示すブロック図である。
バイアス生成部29は、図5に示すように、入力端子INと、出力端子OUTと、抵抗素子291(請求項における第4抵抗素子)と、抵抗素子292(請求項における第5抵抗素子)と、オペアンプ293(請求項における第2オペアンプ)と、抵抗素子294(請求項における第3抵抗素子)と、トランジスタ295と、第1電源と、第2電源とにより構成することができる。
トランジスタ295のゲートは、第2オペアンプの出力端子に接続されており、トランジスタ295のソースは、出力端子OUTに接続されており、トランジスタ295のドレインは、抵抗素子294を介して上記第1電源に接続されており、オペアンプ293の非反転入力端子は、入力端子INに接続されており、オペアンプ293の反転入力端子は、上記ドレインと上記第1電源の中間部である第4中間部に接続されている。
抵抗素子294の一端は、上記第1電源に接続されており、抵抗素子294の他端は、上記第4中間部に接続されている。
上記第2電源は、オペアンプ293の上記反転入力端子と、入力端子INとの中間部である第5中間部に接続されている。
抵抗素子291の一端は、上記第2電源に接続されており、抵抗素子291の他端は、上記第5中間部に接続されている。
抵抗素子292の一端は、上記第5中間部に接続されており、抵抗素子292の他端は、接地されている。バイアス生成部29の入力端子INは、抵抗素子291の上記他方の端部と、抵抗素子292の上記一方の端部との中間部に接続されている。
オペアンプ293の正極入力端子は、抵抗素子291の上記他方の端部と、抵抗素子292の上記一方の端部との上記中間部に接続されている。負極入力端子は、後述する第3の抵抗素子294の他端と、トランジスタ295のドレインとの中間部に接続されている。オペアンプ293の出力は、トランジスタ295のゲートに接続されている。
第3の抵抗素子294の一端は、上記第1電源に接続されており、上記他方の端部は、トランジスタ295のドレインに接続されている。
上記第1電源は、ケーブル4に収容された電源ラインに接続されている。上記第1電源は、出力端子OUTから電流(バイアス電流)を出力するための電力をトランジスタ295のドレインに供給する。
バイアス生成部29の入力端子INには、振幅検出部28が出力する電圧VA1が入力される。上記のように構成されたバイアス生成部29は、入力端子INに入力された電圧を参照電圧として、この参照電圧に応じた電流を出力端子OUTから出力する可変電流源として機能する。具体的には、バイアス生成部29は、電圧VA1を参照電圧として参照し、電圧VA1に比例したバイアス電流IB1を出力する。
以上のように、バイアス生成部29は、振幅検出部28にて得られた電圧VA1の大きさに比例した大きさを有するバイアス電流IB1を出力する。
〔アクティブ光ケーブルの利用例〕
光伝送システムの一態様であるアクティブ光ケーブル1は、アナログ電圧信号を送受信可能なアンテナと、アナログ電圧信号を用いて双方向通信を行う無線装置とを接続するケーブルに適用可能である。より具体的には、アクティブ光ケーブル1は、車載用無線システムの一部をなすケーブルに適用可能である。以下に、車載用無線システムについて説明する。また、アクティブ光ケーブル1を車載用無線システムの一部に適用する場合の例を説明する。
現在、道路交通システムの新しい態様として、高度道路交通システム(Intelligent Traffic System:ITS)が注目されている。高度道路交通システムにおいて、道路上を通行する自動車(自動車Aとする)と、道路上を通行する別の自動車(自動車B)との間で行われる無線通信を車車間通信と呼び、道路上を通行する自動車と、道路上に設置された路側器との間で行われる無線通信を路車間通信と呼ぶ。
アクティブ光ケーブル1を備えている車載用無線システムは、車車間通信及び路車間通信を行うために自動車に設置される無線システムである。車載用無線システムは、車載用アンテナと、車載用無線機と、アクティブ光ケーブル1とを備えており、アクティブ光ケーブル1は、車載用アンテナと、車載用無線機とを光伝送可能に接続する。
車車間通信においては、自動車Aと自動車Bとの相対関係が刻々と変化する。また、自動車Aと自動車Bとを隔てる空間の状況も刻々と変化する。これらの変化に伴って自動車Aの車載アンテナが受信するアナログ電圧信号の振幅は、刻々と、そして広範囲に変化する。このアナログ電圧信号の振幅の変化は、路車間通信においても同様である。
これらの理由から、自動車Aの車載アンテナが受信したアナログ電圧信号を車載無線機に伝送するケーブルには、振幅が大きく変動するアナログ電圧信号であっても、その信号特性の劣化を抑制しつつ伝送可能であること、換言すればCNRと歪み特性とを両立させることが求められる。上述のように、アクティブ光ケーブル1は、(1)CNRと歪み特性と両立させることができること、(2)小型化可能であること、から車載用無線システムに用いるケーブルとして好適である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、外部から入力された電圧信号及び外部へ出力する電圧信号を伝送する光伝送システム、その光伝送システムの制御方法、及びアクティブ光ケーブルに利用することができる。
1 アクティブ光ケーブル
2 コネクタ(請求項における光送受信器)
21 可変ゲインアンプ
22 コンデンサ
23 LD(Laser Diode:請求項における発光素子)
24 PD(受光素子)
25 コンデンサ
26 トランスインピーダンスアンプ
27 DC成分検出部
271 抵抗素子(請求項における第1抵抗素子)
272 コイル
273 オペアンプ(請求項における第1オペアンプ)
28 振幅検出部
281 ダイオード
282 抵抗素子(請求項における第2抵抗素子)
283 コンデンサ
29 バイアス生成部
291 抵抗素子(請求項における第4抵抗素子)
292 抵抗素子(請求項における第5抵抗素子)
293 オペアンプ(請求項における第2オペアンプ)
294 抵抗素子(請求項における第3抵抗素子)
295 トランジスタ
3 コネクタ(請求項における他方の光送受信器)
31 可変ゲインアンプ
32 コンデンサ
33 LD(Laser Diode:請求項における発光素子)
34 PD(Photo Diode:請求項における受光素子)
35 コンデンサ
36 トランスインピーダンスアンプ
37 DC成分検出部
38 振幅検出部
39 バイアス生成部
4 ケーブル(請求項における光ケーブル)
41 光ファイバ
42 光ファイバ

Claims (7)

  1. 1対の光送受信器を備えた光伝送システムであって、
    上記1対の光送受信器の各々は、
    外部から入力された第1電圧信号を第1電流信号に変換する可変ゲインアンプと、
    上記第1電流信号のAC成分を変調電流として、バイアス電流に上記変調電流を加えた駆動電流を光に変換することによって、第1光ファイバを介して他方の光送受信器に送信する第1光信号を生成する発光素子と、
    第2光ファイバを介して他方の光送受信器から送信された第2光信号を第2電流信号に変換する受光素子と、
    上記第2電流信号のAC成分を第2電圧信号に変換して外部に出力するトランスインピーダンスアンプと、を備えており、
    上記バイアス電流の大きさは、上記第2電流信号の振幅に応じた大きさに設定され、上記可変ゲインアンプのゲインは、上記第2電流信号のDC成分に応じて変更される、
    ことを特徴とする光伝送システム。
  2. 上記バイアス電流の大きさは、上記第2電流信号の振幅に比例又は略比例した大きさに設定され、上記可変ゲインアンプのゲインは、上記第2電流信号のDC成分が予め定められた値よりも大きいとき、現在の値よりも小さい値に変更され、上記第2電流信号のDC成分が予め定められた値よりも小さいとき、現在の値よりも大きい値に変更される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光伝送システム。
  3. 上記1対の光送受信器の各々は、上記第2電流信号のDC成分を検出するDC成分検出部を更に備えており、
    上記DC成分検出部は、第1抵抗素子と、コイルと、第1オペアンプとを含んでおり、
    上記第1抵抗素子の一端は、当該DC成分検出部の入力端子に接続され、上記第1抵抗素子の他端は、接地されており、
    上記コイルの一端は、上記入力端子と上記第1抵抗素子との中間部に接続されており、上記コイルの他端は、上記入力端子に接続されており、
    上記第1オペアンプの非反転入力端子は、上記中間部に接続されており、上記第1オペアンプの反転入力端子と上記第1オペアンプの出力端子とは、当該DC成分検出部の出力端子に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の光伝送システム。
  4. 上記1対の光送受信器の各々は、上記第2電流信号の振幅を検出する振幅検出部を更に備えており、
    上記振幅検出部は、ダイオードと、第2抵抗素子と、コンデンサとを含んでおり、
    上記ダイオードのアノードは、当該振幅検出部の入力端子に接続されており、上記ダイオードのカソードは、当該振幅検出部の出力端子に接続されており、
    上記第2抵抗素子の一端は、上記カソードと上記出力端子との中間部に接続されており、第2抵抗素子の他端は、接地されており、
    上記コンデンサの一方の電極は、上記中間部に接続されており、上記コンデンサの他方の電極は、接地されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の光伝送システム。
  5. 上記1対の光送受信器の各々は、上記バイアス電流を生成するバイアス生成部を更に備えており、
    上記バイアス生成部は、第3〜第5抵抗素子と、第2オペアンプと、トランジスタとを含んでおり、
    上記トランジスタのゲートは、上記第2オペアンプの出力端子に接続されており、上記トランジスタのソースは、当該バイアス生成部の出力端子に接続されており、上記トランジスタのドレインは、第1電源に接続されており、
    上記第2オペアンプの非反転入力端子は、当該バイアス生成部の入力端子に接続されており、上記第2オペアンプの反転入力端子は、上記ドレインと上記第1電源の中間部に接続されており、
    上記第3抵抗素子の一端は、上記第1電源に接続されており、上記第3抵抗素子の他端は、上記中間部に接続されており、
    上記第4抵抗素子の一端は、第2電源に接続されており、上記第4抵抗素子の他端は、上記第2オペアンプの上記反転入力端子と、上記入力端子との中間部に接続されており、
    上記第5抵抗素子の一端は、上記中間部に接続されており、上記第5抵抗素子の他端は、接地されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の光伝送システム。
  6. 1対の光送受信器を備えた光伝送システムの制御方法であって、
    上記1対の光送受信器の各々は、
    外部から入力された第1電圧信号を第1電流信号に変換する可変ゲインアンプと、
    上記第1電流信号のAC成分を変調電流として、バイアス電流に上記変調電流を加えた駆動電流を光に変換することによって、他方の光送受信器に送信する第1光信号を生成する発光素子と、
    他方の光送受信器から送信された第2光信号を第2電流信号に変換する受光素子と、
    上記第2電流信号のAC成分を第2電圧信号に変換して外部に出力するトランスインピーダンスアンプと、を備えており、
    上記バイアス電流の大きさを、上記第2電流信号の振幅に応じた大きさに設定する工程と、上記可変ゲインアンプのゲインを、上記第2電流信号のDC成分に応じて変更する工程とを含んでいる、
    ことを特徴とする光伝送システムの制御方法。
  7. 光ファイバを収容した光ケーブルと、該光ケーブルの両端に設けられた1対のコネクタとを備えたアクティブ光ケーブルであって、
    上記1対のコネクタの各々は、
    外部から入力された第1電圧信号を第1電流信号に変換する可変ゲインアンプと、
    上記第1電流信号のAC成分を変調電流として、バイアス電流に上記変調電流を加えた駆動電流を光に変換することによって、他方のコネクタに送信する第1光信号を生成する発光素子と、
    他方のコネクタから送信された第2光信号を第2電流信号に変換する受光素子と、
    上記第2電流信号のAC成分を第2電圧信号に変換して外部に出力するトランスインピーダンスアンプと、を備えており、
    上記バイアス電流の大きさは、上記第2電流信号の振幅に応じた大きさに設定され、上記可変ゲインアンプのゲインは、上記第2電流信号のDC成分に応じて変更される、
    ことを特徴とするアクティブ光ケーブル。
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