JP2016181757A - 伝送システム、及び、送信装置 - Google Patents

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Naoki Kimura
直樹 木村
悟 太田
Satoru Ota
悟 太田
幸毅 石川
Yukitake Ishikawa
幸毅 石川
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Abstract

【課題】アクティブ光ケーブルのコネクタサイズを大型化することなく、電気信号を歪みなく伝送することが可能な伝送システムを実現する。
【解決手段】アクティブ光ケーブル13は、送信装置11に接続される送信側コネクタ132を備えている。送信装置11は、この送信側コネクタ132に内蔵された発光素子が線形領域で動作するように、送信装置11から出力される電気信号の強度を調整するAGC付アンプ112を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信装置と受信装置とをアクティブ光ケーブルで接続してなる伝送システムに関する。また、そのような伝送システムに含まれる送信装置に関する。
無線放送及び無線通信の多様化に伴い、自動車に搭載されるアンテナの個数は、増加傾向にある。また、この傾向に対応して、自動車に搭載されるアンテナ装置の主流は、複数のアンテナを1つの筐体に収容した統合アンテナ装置に移りつつある。
さらに、アンテナ装置と車載用機器(カーナビゲーション装置など)との間で送受信される電気信号に対する電磁ノイズの影響を避けるために、アンテナ装置と車載用機器とを光ファイバケーブルで接続した伝送システムが提案されている。このような伝送システムにおいては、アンテナから出力される電気信号を光信号に変換して光ファイバケーブルの一端に入力し、光ファイバケーブルの他端から出力される光信号を電気信号に変換して車載用機器に入力する。
例えば、特許文献1には、(1)アンテナケースに格納された複数のアンテナと、(2)これらのアンテナで受信した複数の電気信号をそれぞれ光信号に変換する複数の発光部と、(3)これら発光部に接続された合波部と、(4)一端がこの合波部に接続された光ファイバケーブルと、(5)この光ファイバケーブルの他端に接続された分波部と、(6)この分波部によって分波された複数の光信号をそれぞれ電気信号に変換する複数の受光部とを有する車載用アンテナシステムが開示されている。この車載用アンテナシステムを用いれば、複数のアンテナがアンテナケースに格納されてなるアンテナ装置と車載用機器とを、1本の光ファイバケーブルで接続することが可能になる。
しかしながら、特許文献1に記載の車載用アンテナシステムにおいては、光ファイバケーブルの一方の端部を、アンテナケースに格納された合波部に直接接続する構成が採用されている。このため光ファイバケーブルを、車両の大きさやアンテナケースの設置場所などに応じた長さのものに交換したり、狭い場所に通すように配線したりすることが困難であるという問題があった。
また、特許文献1に記載の車載用アンテナシステムにおいては、アンテナケースに格納された発光部を用いて電気信号を光信号に変換する構成が採用されている。このため、光ファイバケーブルの交換や、狭い場所への配線を可能とするためには、アンテナケース内に配置され、合波部を介して発光部に接続された内部ケーブルと、アンテナケース外に配置され、車載用機器に接続される外部ケーブルとを光コネクタを介して接続する構成を採用し、この外部ケーブルをアンテナ装置に対して着脱可能とする必要がある。しかしながら、光コネクタを介して外部ケーブルを内部ケーブルに接続する場合、この光コネクタに埃等が付着しないよう対策を講じる必要が生じる。
一方、特許文献2には、(1)電気コネクタ部と、(2)電気コネクタ部からの電気信号を光信号に変換して光ファイバケーブルに伝送するための電気/光変換器、若しくは光ファイバケーブルからの光信号を電気信号に変換して電気コネクタ部に伝送するための光/電気変換器と、(3)電気/光変換器若しくは光/電気変換器及び電気コネクタ部を収容するケースと、(4)電気/光変換器若しくは光/電気変換器に接続される光ファイバケーブルとを備えるアクティブ光コネクタが開示されている。このアクティブ光コネクタを用いれば、自動車に搭載される複数の電子機器間の光通信経路において、各電子機器に電気コネクタ部を介して光ファイバケーブルを着脱自在に取り付けることが可能になる。
特開2003−332817号公報(公開日:2003年11月21日) 特開2005−116400号公報(公開日:2005年 4月28日)
しかしながら、特許文献2に記載のアクティブ光コネクタは、出力される電気信号の強度が予め定められた車載用機器への接続に適したものであり、アンテナ装置に接続しようとすると、以下のような問題を生じる。
すなわち、アンテナから出力される電気信号の強度は、そのアンテナの位置や向き、或いは、そのアンテナの周囲の環境によって、大きく変化する。特に、自動車に搭載されるアンテナにおいては、この傾向が顕著である。
このように、強度が大きく変化する電気信号を一律のゲインで増幅して電気/光変換器に入力した場合、この電気/光変換器に含まれるLD(Laser Diode)等の発光素子を線形領域で動作させることができない。そうすると、電気/光変換器から出力される光信号に歪が生じることになる。このため、光/電気変換器から出力される電気信号の波形が電気/光変換器に入力される電気信号の波形と異なるものになる。
また、仮に、電気/光変換器から出力される光信号に歪が生じるのを防止するための処理を行う回路をコネクタ内に増設した場合、アクティブ光ケーブルの送信側コネクタが大型化するという問題点がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、送信装置と受信装置とをアクティブ光ケーブルで接続してなる伝送システムにおいて、アクティブ光ケーブルの送信側コネクタの大型化を招来することなく、送信装置から出力された電気信号を歪みなく伝送することを可能ならしめることにある。
本発明に係る伝送システムは、上記課題を解決するために、送信装置とアクティブ光ケーブルとを含む伝送システムにおいて、上記アクティブ光ケーブルは、上記送信装置に接続される送信側コネクタであって、上記送信装置から出力される電気信号を光信号に変換する発光素子を内蔵した送信側コネクタを備えており、上記送信装置は、上記発光素子が線形領域で動作するように、当該送信装置から出力される電気信号の強度を調整する調整回路を備えている、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、送信装置から出力された電気信号を、アクティブ光ケーブルを用いて歪みなく伝送することができる。しかも、そのために必要となる調整回路が、アクティブ光ケーブルの送信側コネクタではなく、送信装置に内蔵されているので、送信装置から出力された電気信号を歪みなく伝送するために、アクティブ光ケーブルの送信側コネクタのサイズを大きくする必要がない。すなわち、上記の構成によれば、アクティブ光ケーブルの送信側コネクタの大型化を招来することなく、送信装置から出力された電気信号を歪みなく伝送することが可能になるという効果を奏する。
本発明に係る伝送システムにおいて、上記送信側コネクタには、上記送信装置の電源及びグランドに接続される電源端子及びグランド端子が設けられており、上記発光素子を含むE/O変換回路は、上記電源端子及び上記グランド端子に接続されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、送信装置の電源及びグランドを使用して、送信側コネクタのE/
O変換回路を動作させることができる。
本発明に係る伝送システムは、受信装置を更に含み、上記アクティブ光ケーブルは、上記受信装置に接続される受信側コネクタであって、上記送信側コネクタから送信される光信号を電気信号に変換する受光素子を内蔵した受信側コネクタを更に備えており、上記受信側コネクタには、上記電源端子及び上記グランド端子に接続された電源ライン及びグランドラインが引き込まれており、上記受光素子を含むO/E変換回路は、上記電源ライン及び上記グランドラインに接続されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、受信装置の電源及びグランドを使用して、送信側コネクタのE/
O変換回路を動作させることができる。
本発明に係る伝送システムにおいて、上記送信装置は、複数の電気信号を出力するように構成されており、上記送信側コネクタには、上記送信装置から出力される複数の電気信号の各々を光信号に変換する発光素子からなる発光素子群が内蔵されており、上記アクティブ光ケーブルは、上記発光素子群の各々から出力される光信号を伝送する光ファイバからなる光ファイバ群を備えている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、アクティブ光ケーブルの送信側コネクタの大型化を招来することなく、送信装置から出力された複数チャンネル分の電気信号を歪みなく並列伝送することができる。
本発明に係る送信装置は、上記課題を解決するために、アクティブ光ケーブルに接続される送信装置において、上記アクティブ光ケーブルは、当該送信装置に接続される送信側コネクタであって、上記送信装置から出力される電気信号を光信号に変換する発光素子を内蔵した送信側コネクタを備えており、当該送信装置は、上記発光素子が線形領域で動作するように、当該送信装置から出力される電気信号の強度を調整する調整回路を備えている、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、送信装置から出力された電気信号を、アクティブ光ケーブルを用いて歪みなく伝送することができる。しかも、そのために必要となる調整回路が、アクティブ光ケーブルの送信側コネクタではなく、送信装置に内蔵されているので、送信装置から出力された電気信号を歪みなく伝送するために、アクティブ光ケーブルの送信側コネクタのサイズを大きくする必要がない。すなわち、上記の構成によれば、アクティブ光ケーブルの送信側コネクタの大型化を招来することなく、送信装置から出力された電気信号を歪みなく伝送することが可能になるという効果を奏する。
本発明によれば、アクティブ光ケーブルの送信側コネクタの大型化を招来することなく、送信装置から出力された電気信号を歪みなく伝送することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る伝送システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す伝送システムに含まれる送信装置に内蔵されたAGC付アンプの構成例を示すブロック図である。 図1に示す伝送システムに含まれるアクティブ光ケーブルの送信側コネクタに内蔵されたE/O変換回路の構成例を示すブロック図である。 図1に示す伝送システムの変形例を示すブロック図である。
本発明に係る伝送システムの一実施形態について、図1〜4を参照して説明すれば以下のとおりである。
(伝送システムの構成)
まず、本実施形態に係る伝送システム1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る伝送システム1の構成を示すブロック図である。
伝送システム1は、図1に示すように、送信装置11と、受信装置12と、アクティブ光ケーブル13とを含んでいる。
送信装置11は、電気信号を送信するための装置である。本実施形態では、自動車のルーフトップ等に搭載される統合アンテナ装置を送信装置11として用いる。この送信装置11は、図1に示すように、4つのアンテナ111と、4つのAGC(Auto Gain Control:自動利得制御)付アンプ112(請求項における「調整回路」)とを備えており、4ch分の電気信号を並列送信する。送信装置11において、アンテナ111は、電磁波を電気信号に変換するための構成であり、AGC付アンプ112は、アンテナ111にて得られた電気信号の強度を調整するための構成である。なお、AGC付アンプ112の構成例については、参照する図面を代えて後述する。
アンテナ111としては、例えば、(1)FMラジオ放送、AMラジオ放送、DAB(Digital Audio Broadcast)、地上デジタルテレビ放送、BSテレビ放送、若しくはCSテレビ放送などの各種放送用アンテナ、(2)3G(第3世代移動通信システム)、LTE(Long Term Evolution)、若しくは4G(第4世代移動通信システム)などの各種通信用アンテナ、又は、(3)GPS(Global Positioning System)、若しくはETC(Electronic Toll Collection)システムなどの各種システム用アンテナを用いることができる。例えば、アンテナ111がFM放送用アンテナである場合、送信装置11が送出する電気信号は、アナログ音声信号で周波数変調された電気信号となる。また、アンテナ111がDAB用アンテナである場合、送信装置11が送出する電気信号は、デジタル音声信号でOFDM(orthogonal frequency-division multiplexing)変調された電気信号となる。このように、送信装置11が出力する電気信号は、アナログ信号であるデータ信号が重畳された電気信号であってもよいし、デジタル信号であるデータ信号が重畳された電気信号であってもよい。
受信装置12は、電気信号を受信するための装置である。本実施形態では、自動車のダッシュボード等に搭載されるカーナビゲーション装置を受信装置12として用いる。この受信装置12は、図1に示すように、4つの復調回路121を備えており、送信装置11が送信した4ch分の電気信号を並列受信する。復調回路121は、送信装置11が送出した電気信号からデータ信号を復調するための構成である。
復調回路121にて復調されたデータ信号は、受信装置12に内蔵された不図示の信号処理回路にて処理される。例えば、送信装置11が送出する電気信号が、アナログ音声信号で周波数変調された電気信号である場合、復調回路121にて復調されたアナログ音声信号は、不図示のアンプにて増幅され、不図示のスピーカにて音波に変換される。また、送信装置11が送出する電気信号が、デジタル音声信号でOFDM変調された電気信号である場合、復調回路121にて復調されたデジタル音声信号は、不図示のDAコンバータにてアナログ音声信号に変換され、不図示のアンプにて増幅され、不図示のスピーカにて音波に変換される。
アクティブ光ケーブル13は、ケーブル131と、ケーブル131の両端に設けられた2つのコネクタ132〜133により構成されている。伝送システム1においては、電気信号を送信する送信装置11と、電気信号を受信する受信装置12とが、メタルケーブルではなく、このアクティブ光ケーブル13により接続される。
これら2つのコネクタ132〜133のうち、送信装置11に接続されるコネクタ132(以下、送信側コネクタ132という)には、送信装置11から入力された電気信号を光信号に変換する発光素子を含むE/O変換回路1321が内蔵されている。送信側コネクタ132は、この発光素子にて得られた光信号を送信する。なお、E/O変換回路の構成例については、参照する図面を代えて後述する。
また、これら2つのコネクタ132〜133のうち、受信装置12に接続されるコネクタ133(以下、受信側コネクタ133という)には、送信側コネクタ132から送信された光信号を電気信号に変換する受光素子を含むO/E変換回路1331が内蔵されている。受信側コネクタ133は、この受光素子にて得られた電気信号を受信装置12に出力する。
ところで、送信側コネクタ132のE/O変換回路1321に含まれる発光素子には、以下のような性質がある。すなわち、(1)入力信号(電気信号)強度がある範囲内にあるときに、出力信号(光信号)強度が入力信号強度に比例し、(2)入力信号強度がその範囲外にあるときに、出力信号強度が入力信号強度に比例しないという性質である。一方、発光素子が線形領域で動作するように、全ての入力信号強度を一律に小さくすると、S/N比が悪くなるという問題が発生する。このため、送信装置11から出力される電気信号を、アクティブ光ケーブル13を用いて歪みなく、かつ良好なS/N比を確保して伝送するためには、送信側コネクタ132のE/O変換回路1321に含まれる発光素子が線形領域で動作するように、送信側コネクタ132に入力される電気信号の強度、すなわち、送信装置11から出力される電気信号の強度を、入力信号強度に応じて調整する必要がある。ここで、発光素子の線形領域とは、その発光素子の電気−光特性(I−L特性またはV−L特性)において、出力信号強度が入力信号強度に比例する領域のことを指す。
この要求に応えるために、送信装置11のAGC付アンプ112は、送信側コネクタ132のE/O変換回路1321に含まれる発光素子が線形領域で動作するように、送信装置11から出力される電気信号の強度を調整するAGC(Auto Gain Control:自動利得制御)回路を備えている。これにより、送信装置11から出力される電気信号を、アクティブ光ケーブル13を用いて歪みなく伝送することが可能になる。
なお、本実施形態に係る伝送システム1は、4chの電気信号を伝送するように構成されているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、本発明に係る伝送システムは、Nを1以上の任意の自然数として、Nchの電気信号を伝送するように構成することができる。この場合、送信装置11に内蔵されるアンテナ111及びAGC付アンプ112の個数、受信装置12に内蔵される復調回路121の個数、アクティブ光ケーブル13の送信側コネクタ132に内蔵されるE/O変換回路1321の個数、アクティブ光ケーブル13の受信側コネクタ133に内蔵されるO/E変換回路1331の個数、並びに、アクティブ光ケーブル13のケーブル131に内蔵される光ファイバ1311の個数が、それぞれNになる。
(AGC付アンプの構成例)
AGC付アンプ112は、図2に示すように、入力端子IN、コンデンサC1、アンプA1、コンデンサC2、抵抗器群R1、アンプA2、コンデンサC3、抵抗器群R2、及び出力端子OUTを、この順に直列接続すると共に、入力端子IN、アンプA1、及びアンプA2に対する負荷L1〜L3を並列接続することにより構成することができる。
抵抗器群R1は、発振防止を目的とする抵抗器群であり、例えば、π型に接続された3つの固定抵抗器R11〜R13により構成される。また、抵抗器群R2は、ゲイン調整を目的とする抵抗器群であり、例えば、π型に接続された3つの可変抵抗器R21〜R23により構成される。また、負荷L1は、例えば、一端が入力端子INに接続され、他端が電源に接続されたコイルL11と、一端がコイルL11の他端に接続され、他端が接地されたコンデンサC11とにより構成される。負荷L2〜L3もこれと同様に構成することができる。
AGC付アンプ112は、さらに、(1)アンプA1をバイパスするか否かを切り替えるスイッチSW1と、(2)アンプA2をバイパスするか否かを切り替えるスイッチSW2と、(3)入力端子INから入力される電気信号の強度に応じて、スイッチSW1、スイッチSW2、及び抵抗器群R2をフィードフォワード制御する制御回路1121とを備えている。
AGC付アンプ112のゲインは、(1)スイッチSW1及びスイッチSW2の両方を非バイパス側に切り替えるとハイレンジになり、(2)スイッチSW1及びスイッチSW2の一方を非バイパス側に、他方をバイパス側に切り替えると中間レンジになり、(3)スイッチSW1及びスイッチSW2の両方をバイパス側に切り替えるとローレンジになる。制御回路1121は、例えば、(1)入力信号強度が閾値Th1以下のときに、AGC付アンプ112のゲインがハイレンジになるようスイッチSW1,SW2を制御し、(2)入力信号強度が閾値Th1よりも大きく閾値Th2よりも小さいときに、AGC付アンプ112のゲインが中間レンジになるようスイッチSW1,SW2を制御し、(3)入力信号強度が閾値Th2以上のときに、AGC付アンプ112のゲインがローレンジになるようにスイッチSW1,SW2を制御する。そのうえで、制御回路1121は、出力端子から出力される電気信号の強度が発光素子の線形領域に収まるよう、抵抗器群R2の抵抗値を増減させることによってAGC付アンプ112のゲインを微調整する。
以上のように構成されたAGC付アンプ112は、入力端子INから入力された電気信号のAC成分を増幅する機能に加えて、抵抗器群R1により実現される発振防止機能と、スイッチSW1,SW2、抵抗器群R2、及び制御回路1121により実現されるAGC機能とを有する。
なお、本構成例においては、入力端子INから入力される電気信号の強度に基づくフィードフォワード制御によってAGC付アンプ112のゲインを調整する構成を採用しているが、本実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、出力端子OUTから出力される電気信号の強度に応じたフィードバック制御によってAGC付アンプ112のゲインを調整する構成を採用してもよい。また、本構成例においては、AGC付アンプ112のゲインを変更するための手段として、スイッチSW1,SW2及び抵抗器群R2を用いているが、本実施形態はこれに限定されない。すなわち、スイッチSW1,SW2及び抵抗器群R2は、アンプのゲインを変更するための手段として公知の任意の手段に置換することが可能である。
(E/O変換回路の構成例)
次に、E/O変換回路1321の構成例について、図3を参照して説明する。図3は、E/O変換回路1321の構成例を示す回路図である。
E/O変換回路1321は、図3に示すように、電源、抵抗R1、コイルL1、半導体レーザ素子LD1、グランドを、この順に直列すると共に、入力端子INと半導体レーザ素子LD1のアノード端子とをコンデンサC1を介して接続することにより構成することができる。発光素子である半導体レーザ素子LD1としては、小型かつ安価なVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)を用いる。
以上のように構成されたE/O変換回路1321は、入力端子INから入力される電気信号を光信号に変換する機能を有する。特に、半導体レーザ素子LD1が線形領域で動作するように、入力端子INから入力される電気信号(すなわち、送信装置11から出力される電気信号)の強度が調整されているので、入力端子INから入力された電気信号を歪みなく電気信号に変換することができる。
(変形例)
本実施形態に係る伝送システム1の一変形例について、図4を参照して説明する。
図4は、本変形例に係る伝送システム1の構成を示すブロック図である。図4に示す伝送システム1は、図1に示す伝送システム1を以下の点で変形したものである。
(1)送信装置11に電源端子113を設け、この電源端子113を送信装置11に内蔵された、又は、送信装置11に接続された電源114と接続した点。
(2)送信装置11にグランド端子115を設け、このグランド端子115を送信装置11に内蔵された、又は、送信装置11に接続されたグランド116と接続した点。
(3)アクティブ光ケーブル13の送信側コネクタ132に、送信側コネクタ132を送信装置11に装着した際に送信装置11の電源端子113と接触する電源端子1322を設け、この電源端子1322を送信側コネクタ132に内蔵されたE/O変換回路1321と接続した点。
(4)アクティブ光ケーブル13の送信側コネクタ132に、送信側コネクタ132を送信装置11に装着した際に送信装置11のグランド端子115と接触するグランド端子1323を設け、このグランド端子1323を送信側コネクタ132に内蔵されたE/O変換回路1321と接続した点。
これにより、送信側コネクタ132に電源及びグランドを内蔵せずとも、送信側コネクタ132を送信装置11に接続すれば、送信装置11の電源及びグランドを援用して、送信側コネクタ132のE/O変換回路1321を動作させることができる。したがって、送信側コネクタ132を用いた伝送システムの部品点数を削減することができる。
なお、本変形例に係るアクティブ光ケーブル13においては、更に以下の構成を採用してもよい。すなわち、図4に点線で示したように、送信側コネクタ132の電源端子1322に接続された電源ライン1312(メタルケーブル)を、ケーブル131を通して受信側コネクタ133に引き込み、受信側コネクタ133に内蔵されたO/E変換回路1331に接続する構成を採用してもよい。また、図4に点線で示したように、送信側コネクタ132のグランド端子1323に接続されたグランドライン1313(メタルケーブル)を、ケーブル131を通して受信側コネクタ133に引き込み、受信側コネクタ133に内蔵されたO/E変換回路1331に接続する構成を採用してもよい。
これにより、受信側コネクタ133に電源及びグランドを内蔵せずとも、送信側コネクタ132を送信装置11に接続すれば、送信装置11の電源及びグランドを援用して、受信側コネクタ133のO/E変換回路1331を動作させることできる。したがって、受信側コネクタ133を用いた伝送システムの部品点数を削減することができる。
なお、ここでは、送信装置11に内蔵された、又は、送信装置11に接続された電源及びグランドを、送信側コネクタ132のE/O変換回路1321及び受信側コネクタ133のO/E変換回路1331と接続する構成について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、受信装置12に内蔵された、又は、受信装置12に接続された電源及びグランドを、送信側コネクタ132のE/O変換回路1321及び受信側コネクタ133のO/E変換回路1331と接続する構成を採用してもよい。この場合でも、送信側コネクタ132及び受信側コネクタ133を用いた伝送システムの部品点数を削減することが可能である。
(付記事項)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述した実施形態に含まれる各技術的手段を適宜組み合わせて得られる他の実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、例えば、車載用伝送システムに適用することができる。アンテナ装置及びカーナビゲーション装置を、それぞれ、送信装置及び受信装置として含む車載用伝送システムは、本発明を特に効果的に適用することができる車載用伝送システムの一例である。
1 伝送システム
11 送信装置
111 アンテナ
112 AGC付アンプ(調整回路)
113 電源端子
114 電源
115 グランド端子
116 グランド
12 受信装置
121 復調回路
13 アクティブ光ケーブル
131 ケーブル
1311 光ファイバ
1312 電源ライン
1313 グランドライン
132 送信側コネクタ
1321 E/O変換回路
1322 電源端子
1323 グランド端子
133 受信側コネクタ
1331 O/E変換回路

Claims (6)

  1. 送信装置とアクティブ光ケーブルとを含む伝送システムにおいて、
    上記アクティブ光ケーブルは、上記送信装置に接続される送信側コネクタであって、上記送信装置から出力される電気信号を光信号に変換する発光素子を内蔵した送信側コネクタを備えており、
    上記送信装置は、上記発光素子が線形領域で動作するように、当該送信装置から出力される電気信号の強度を調整する調整回路を備えている、
    ことを特徴とする伝送システム。
  2. 上記送信側コネクタには、上記送信装置の電源及びグランドに接続される電源端子及びグランド端子が設けられており、
    上記発光素子を含むE/O変換回路は、上記電源端子及び上記グランド端子に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  3. 当該伝送システムは、受信装置を更に含み、
    上記アクティブ光ケーブルは、上記受信装置に接続される受信側コネクタであって、上記送信側コネクタから送信される光信号を電気信号に変換する受光素子を内蔵した受信側コネクタを更に備えており、
    上記受信側コネクタには、上記電源端子及び上記グランド端子に接続された電源ライン及びグランドラインが引き込まれており、
    上記受光素子を含むO/E変換回路は、上記電源ライン及び上記グランドラインに接続されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の伝送システム。
  4. 上記送信装置は、複数の電気信号を出力するように構成されており、
    上記送信側コネクタには、上記送信装置から出力される複数の電気信号の各々を光信号に変換する発光素子からなる発光素子群が内蔵されており、
    上記アクティブ光ケーブルは、上記発光素子群の各々から出力される光信号を伝送する光ファイバからなる光ファイバ群を備えている、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の伝送システム。
  5. 上記電気信号の信号源は、アンテナである、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の伝送システム。
  6. アクティブ光ケーブルに接続される送信装置において、
    上記アクティブ光ケーブルは、当該送信装置に接続される送信側コネクタであって、上記送信装置から出力される電気信号を光信号に変換する発光素子を内蔵した送信側コネクタを備えており、
    当該送信装置は、上記発光素子が線形領域で動作するように、当該送信装置から出力される電気信号の強度を調整する調整回路を備えている、
    ことを特徴とする送信装置。
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