JP6360680B2 - 封止シート、封止体および装置 - Google Patents

封止シート、封止体および装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、有機EL素子等の電子デバイスを封止する時に使用される封止シート、この封止シートを備えた封止体及びこの封止体を備えた装置に関する。
有機EL素子は水分に非常に弱く、大気中の水分程度でもすぐに劣化する。このような吸湿による有機EL素子の劣化を防止するために、大気中から侵入してくる水分を完全に遮断する方法が検討されている。例えば、水分を完全に遮断するために有機EL素子を封止する方法や、酸化カルシウムの乾燥剤シートを用いて侵入してくる水分を捕捉する方法が知られている。
有機EL素子を封止する方法として、例えば、イソブチレン樹脂を含む接着性封止用組成物フィルムにより有機EL素子を封止する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特表2009−524705号公報
しかし、上記接着性封止用組成物フィルムを用いて作製された有機デバイスでは、接着性封止用組成物フィルムの接着界面から封止体内へ水分が浸入するため、加温・加湿下での耐久性が十分ではないという問題がある。
そこで、本発明は、封止体を作製した際に、接着界面から封止体内への水分の浸入を防ぎ、加温・加湿下での耐久性が十分となる封止シート、加温・加湿下での耐久性が十分な封止体および装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明に係る封止シートは、封止剤層を有する封止シートであって、封止剤層の表面における算術平均粗さRaが40nm未満であり、かつ最大突起高さRpが500nm未満であることを特徴とする。
封止剤層表面の粗さをこの範囲に制御することにより、封止体を作製した場合に、封止剤層の接着界面における密封性が向上する。この結果、本発明に係る封止シートは、封止体を作製した際に、接着界面から封止体内への水分の浸入を防ぎ、加温・加湿下での耐久性が十分となる。
シリコーン化合物はガス透過性が高い素材であるため、X線光電子分光法(XPS)により測定される、封止剤層の表面のシリコーン化合物量が0.5原子%未満であることが好ましい。封止剤層の表面のシリコーン化合物量を極力少なくすることにより、封止性の低下が抑制される 。
封止シートは、支持基材と、封止剤層と、剥離シートとがこの順に積層された構成を有する。この構成により、本発明に係る封止シートの、剥離シートを剥離することによって露出した封止剤層と、基板上に配置された被封止物とが密着し、封止体が作製される。
封止シートは、封止剤層が2枚の剥離シートに挟持された構成を有しても構わない。この構成により、本発明に係る封止シートの、いずれかの剥離シートを剥離することによって露出した封止剤層と、基板上に配置された被封止物とが密着し、封止体が作製される。
剥離シートは、少なくとも剥離剤層を有し、剥離剤層の表面における算術平均粗さRaが40nm未満であり、かつ最大突起高さRpが500nm未満であることが好ましい。剥離剤層表面の粗さをこの範囲に制御することにより、剥離剤層の表面形状が転写された封止剤層の表面は、上記したように算術平均粗さRaが40nm未満であり、かつ最大突起高さRpが500nm未満となる。
シリコーン化合物はガス透過性が高い素材であるため、剥離剤層が、主としてオレフィン系樹脂、ジエン系樹脂、およびアルキル基の炭素数が12〜40の長鎖アルキル基含有樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の剥離剤を含有し、シリコーン化合物を含有しないことが好ましい。剥離剤層がいずれかの剥離剤を含有し、シリコーン化合物を含有しないことにより、封止剤層の表面にシリコーン化合物が残留することが抑制され、封止性の低下が抑制される 。
封止体内への水分の浸入を効果的に抑制し、加温・加湿下での耐久性が十分な封止シートとなるために、封止剤層は、ポリイソブチレン、ブチルゴム、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエンゴム、およびポリブテンからなる群から選択される少なくとも1種の主剤樹脂を含有することが好ましい。
封止剤層は、上記主剤樹脂の他に、脂環族系石油樹脂、脂環族系水添石油樹脂、芳香族系石油樹脂、およびロジン系樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の粘着付与樹脂を含有しても良い。
上記粘着付与樹脂のうち、脂環族系水添石油樹脂として、水素添加テルペン系樹脂、水素添加エステル系樹脂、C5系石油樹脂の水素添加樹脂、C9系石油樹脂の水素添加樹脂からなる群から選択される少なくとも1種を含有してもよい。
本発明に係る封止体は、基板と、基板上に配置された被封止物と支持基材とが、本発明に係る封止シートの封止剤層を介して封止されていることを特徴とする。
表面の粗さが制御された封止剤層により、基板と、基板上に配置された被封止物との接着界面における密封性が向上するため、本発明に係る封止体は、接着界面から封止体内への水分の浸入を防ぎ、加温・加湿下での耐久性が十分な封止体となる。
被封止物が、有機EL素子、有機ELディスプレイ素子、液晶ディスプレイ素子、又は太陽電池素子であることが好ましい。本発明に係る封止シートを用いることにより接着界面から封止体内への水分の浸入が防止されるため、有機EL素子等においてダークスポットの発生が抑制される。
基板および/または支持基材は、ガラス板またはガスバリアフィルムであることが好ましい。この場合には、被封止物への封止性が向上する。
ガスバリアフィルムは、無機層、有機層および金属層からなる群から選択される少なくとも一種からなる単層または複層のガスバリア層を有することが好ましい。この場合には、被封止物への封止性が更に向上する。
無機層は、ダイヤモンドライクガラス、ダイヤモンドライクカーボン、ケイ素酸化物、ケイ素窒化物およびケイ素炭化物からなる群から選択される少なくとも一種を含む無機材料から形成されたものであることが好ましい。この場合には、被封止物への封止性が更に向上する。
本発明に係る装置は、本発明に係る封止体を有することを特徴とする。本発明に係る装置として、有機EL、有機ELディスプレイ、液晶ディスプレイ、又は太陽電池があげられる。これらの装置は、本発明に係る封止シートにより有機EL素子、有機ELディスプレイ素子、液晶ディスプレイ素子、又は太陽電池素子が封止されているため、加温・加湿下での耐久性が向上する。
本発明では、封止剤層表面の粗さをこの範囲に制御することにより、封止体を作製した場合に、封止剤層の接着界面における密封性が向上する。この結果、本発明に係る封止シートは、封止体を作製した際に、接着界面から封止体内への水分の浸入を防ぎ、加温・加湿下での耐久性が十分となる封止シート、加温・加湿下での耐久性が十分な封止体および装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る封止シートを模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る封止体を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る封止シートの変形例を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る封止体の変形例を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る封止体の変形例の剥離剤層を模式的に示す上面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る封止シートを模式的に示す断面図である。図2は、本発明の実施形態に係る封止体を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る封止シート10は、支持基材11と、封止剤層12と、剥離シート13とがこの順に積層された構成を有する。後述するように、本発明の実施形態に係る封止体20(図2参照)を作製する場合には、剥離シート13を封止剤層12から剥離し、露出した封止剤層12を基板31の上に配置された被封止物32を封止するように貼着させる。
基板31および/または支持基材11は、例えば、ガラス板やガスバリアフィルムが使用される。基板31および支持基材11の厚みは、好ましくは1〜300μmであり、より好ましくは20〜200μmである。ガラス板は、従来電子デバイス用に用いられているものが使用できる。ガスバリアフィルムは、無機層、有機層および金属層から選択される少なくとも一種からなる単層または複層のガスバリア層を有することが好ましい。
ガスバリア層に無機層を有する場合には、無機層は、ダイヤモンドライクガラス、ダイヤモンドライクカーボン、ケイ素酸化物、ケイ素窒化物およびケイ素炭化物から選択される少なくとも一種を含む無機材料から形成されたものであることが好ましい。ガスバリア層に有機層を有する場合には、有機層は、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルケトンおよびポリエーテルエーテルケトンから選択される少なくとも一種を含む有機材料から形成されたものであることが好ましい。
また、支持基材11に形成した無機層又は有機層に対してプラズマイオン注入処理や真空紫外線照射処理等の表面改質処理を行ってガスバリア性を向上させてもよい。ガスバリア層に金属層を有する場合には、金属層は、アルミニウム、銅、錫および亜鉛から選択される少なくとも一種を含む金属材料から形成されたものであることが好ましい。ガスバリア層を形成する方法は、使用する材料に応じて適宜選択すればよい。例えば、上記ガスバリア層の材料を、蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、熱CVD法、プラズマCVD法等により支持基材11上に形成する方法、あるいは上記ガスバリア層の材料を有機溶剤に溶解した溶液を、支持基材11に塗布する方法などが挙げられる。ガスバリア層の厚みは、好ましくは10〜2000nmであり、より好ましくは50〜500nmである。
支持基材11の上にガスバリア層を形成する場合には、支持基材11の上に、アンカー層を設けることが好ましく、アンカー層の厚みは、好ましくは1〜2000nmであり、より好ましくは5〜1000nmである。アンカー層を構成する材料としては、例えばアクリル樹脂やポリエステル樹脂等があげられる。
また、基板31および支持基材11の封止剤層12が接合される側の表面における算術平均粗さRaが40nm未満であり、かつ最大突起高さRpが500nm未満であることが好ましく、算術平均粗さRaが20nm未満であり、かつ最大突起高さRpが200nm未満であることがより好ましい。基板31および支持基材11の封止剤層12が貼付される側の表面の粗さをこの範囲に制御することにより、封止体20を作製した場合に、封止剤層12の接着界面における密封性が向上する。
なお、基板31および支持基材11は、JIS K7129に準拠して測定される、相対湿度90%、40℃の条件での水蒸気透過率が、0.1g/m/day未満であることが好ましく、0.01g/m/day未満であることがより好ましい。
封止剤層12は、封止剤層12の表面12aにおける算術平均粗さRaが40nm未満であり、かつ最大突起高さRpが500nm未満であり、好ましくは算術平均粗さRaが20nm未満であり、かつ最大突起高さRpが200nm未満である。封止剤層12表面12aの粗さをこの範囲に制御することにより、封止体20を作製した場合に、封止剤層12の接着界面における密封性が向上する。
封止剤層12は、ポリイソブチレン、ブチルゴム、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソプレン、ポリブタジエンゴム、およびポリブテンからなる群から選択される少なくとも1種の主剤樹脂を含有することが好ましい。これらの中でもポリイソブチレンやブチルゴムを含むことがより好ましい。封止剤層12がこれらのいずれかの主剤樹脂を含有することにより、封止体20を作製した場合に、封止剤層12の接着界面における密封性が向上する。なお、封止剤層12は、支持基材11や基板31等に対して、ヒートシール性を有するものであってもよいが、常温で圧着することにより接着する程度の粘着性を有することが好ましい。主剤樹脂の質量平均分子量は、好ましくは10万〜1000万であり、より好ましくは20万〜500万である。
封止剤層12は、上記主剤樹脂の他に、脂環族系石油樹脂、脂環族系水添石油樹脂、芳香族系石油樹脂、およびロジン系樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の粘着付与樹脂を含有しても良い。また、これらの粘着付与樹脂のうち、脂環族系水添石油樹脂として、水素添加テルペン系樹脂、水素添加エステル系樹脂、C5系石油樹脂の水素添加樹脂、C9系石油樹脂の水素添加樹脂からなる群から選択される少なくとも1種を含有してもよい。粘着付与樹脂の軟化点は、好ましくは50〜200℃であり、より好ましくは80〜180℃である。粘着付与樹脂の質量平均分子量は、好ましくは200〜5000であり、より好ましくは500〜3000である。主剤樹脂と粘着付与樹脂との質量比(主剤樹脂/粘着付与樹脂)は、10/90〜100/0であることが好ましく、20/80〜90/10であることがより好ましい。
また、封止剤層12には、上記主剤樹脂および粘着付与樹脂以外の他の成分として、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、可塑剤、充填剤、難燃剤、架橋剤、および防錆剤等を含んでいてもよい。封止剤層中における他の成分の含有量は、10質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましい。
封止剤層12の厚さは、5〜300μmであることが好ましく、10〜60μmであることがより好ましい。また、封止剤層12は、JIS K7129に準拠して測定される、相対湿度90%、40℃の条件での水蒸気透過率が、30g/m/day未満であることが好ましく、15g/m/day未満であることがより好ましい。
封止剤層12は、例えば、主剤樹脂と粘着付与樹脂とをトルエン等の有機溶媒に溶解して調製した樹脂溶液を剥離シートの剥離処理面上に塗工し、加熱しながら乾燥して形成する。このようにして形成された封止剤層12は、後述する剥離剤層の表面13aの形状が転写される。
封止剤層12の表面のシリコーン化合物量はX線光電子分光法(XPS)により測定され、封止剤層12の表面のシリコーン化合物量が0.5原子%未満であることが好ましい。封止剤層12の表面のシリコーン化合物量を極力少なくすることにより、封止体20の封止性の低下が抑制される。
剥離シート13は、封止剤層12に剥離可能に接着されるものであれば、特に限定されないが、剥離シート基材の少なくとも片面に剥離剤層(図示せず)を有し、剥離剤層の表面13aにおける算術平均粗さRaが40nm未満であり、かつ最大突起高さRpが500nm未満であることが好ましく、算術平均粗さRaが20nm未満であり、かつ最大突起高さRpが200nm未満であることがより好ましい。剥離剤層の表面13aの粗さをこの範囲に制御することにより、剥離剤層の表面13aの形状が転写されて形成された封止剤層12の表面の粗さが、上記したように算術平均粗さRaが40nm未満であり、かつ最大突起高さRpが500nm未満となる。
剥離シート基材は、通常用いられている基材であれば、特に制限されることなく用いることができ、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、トリアセチルセルロース、ポリノルボルネンなどの樹脂からなる樹脂フィルムなどが挙げられる。これらの中でも、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルフィルムが、耐熱性や強度、剥離剤層との密着性等の観点から特に好ましい。剥離シート基材の厚さは、通常、5〜300μm 、好ましくは20〜200μmである。
剥離剤層は、主としてシリコーン樹脂、オレフィン系樹脂、ジエン系樹脂、およびアルキル基の炭素数が12〜40の長鎖アルキル基含有樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の剥離剤を含有することが好ましい。なお、シリコーン樹脂などのシリコーン化合物はガス透過性が高い素材であるため、剥離剤層は、主としてオレフィン系樹脂、ジエン系樹脂、およびアルキル基の炭素数が12〜40の長鎖アルキル基含有樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の剥離剤を含有し、シリコーン化合物を含有しないことがより好ましい。剥離剤層がいずれかの剥離剤を含有し、シリコーン化合物を含有しないことにより、封止剤層12の表面12aにシリコーン化合物が残留することが抑制され、封止性の低下が抑制される。剥離剤層の厚さは、通常、50nm〜10μm、好ましくは80nm〜2μmである。
剥離シート13の厚さは、5〜300μmであることが好ましく、20〜200μmであることがより好ましい。剥離剤層は、剥離シート基材の片面に、剥離剤を有機溶媒に溶解した液を均一に塗布し、加温して乾燥させることにより形成される。
本発明の実施形態に係る封止シート10は、上記のようにして得られた封止剤層12面上に、支持基材11を積層することにより作製する。得られた封止シート10は、図1に示すように支持基材11と、封止剤層12と、剥離シート13とがこの順に積層された構成を有する。そして、図2に示す封止体20を作製する場合には、剥離シート13を封止剤層12から剥離し、露出した封止剤層12の表面12aを基板31の上に配置された被封止物32を封止するように貼着させ、結果として、基板31と、基板31上に配置された被封止物32と支持基材11とが、封止剤層12を介して封止されるように構成する。被封止物32としては、例えば、有機EL素子、有機ELディスプレイ素子、液晶ディスプレイ素子、又は太陽電池素子があげられる。基板31は、支持基材11と同様に、ガラス板またはガスバリアフィルムであることが好ましい。
このようにして形成された封止体20では、封止剤層12の表面12aにおける算術平均粗さRaが40nm未満であり、かつ最大突起高さRpが500nm未満に制御されていることにより、封止剤層12と基板31や被封止物32との接着界面における密封性が向上する。このため、接着界面から封止体20内への水分の浸入が防止されるため、被封止物32が水分に曝されることが防止され、吸湿により劣化しやすい被封止物32を有する封止体20の加温・加湿下での耐久性が十分となる。
また、X線光電子分光法(XPS)により測定される、封止剤層12の表面のシリコーン化合物量が0.5原子%未満である場合には、接着界面のガス透過性が低くなるため、更に封止性の低下が抑制される 。
そして、このような封止体20を有する、有機EL、有機ELディスプレイ、液晶ディスプレイ、又は太陽電池等の装置(図示せず)は、有機EL素子、有機ELディスプレイ素子、液晶ディスプレイ素子、又は太陽電池素子等の被封止物32が封止シート10により封止されているため、加温・加湿下での耐久性が向上する。特に、被封止物32が有機ELや有機ELディスプレイである場合に、ダークスポットの発生が抑制される。
なお、図3に示すように、封止シート110が、封止剤層112が第1の剥離シート111と第2の剥離シート113の2枚の剥離シートに挟持された構成であっても構わない。この場合には、第1、第2の剥離シート111、113のいずれかを剥離し、剥離により露出した封止剤層112の一方の表面を、図2に示す基板31上に配置された被封止物32に貼着し、残りの剥離シートを剥離し、剥離により露出した封止剤層112の他方の表面に、支持基材11を貼着することにより封止体を作製する。
また、上記した実施形態では、封止剤層12、112は剥離シート13、111、113の全面を覆うように形成されているが、図4、5に示すように、被封止物132の全周が封止剤層122によって囲まれている構成であっても構わない。封止剤層122がこのように構成されている場合には、封止体120は図4に示すように、基板131と、基板131上に配置された被封止物132と支持基材121とが、封止剤層122を介して封止されている構成となる。このように封止体120を構成した場合にも、封止剤層122の表面122aにおける算術平均粗さRaが40nm未満であり、かつ最大突起高さRpが500nm未満であることにより、封止剤層122の接着界面における密封性が向上するため、接着界面から封止体120内への水分の浸入を防ぎ、加温・加湿下での耐久性が十分となる。
次に、本発明について、以下実施例を用いて説明するが、本発明は以下の実施例の構成に限定されない。
[実施例1]
支持基材は、厚さ100μmのポリエステルフィルムの一方の面上に、厚さ100nmのアクリル樹脂からなるアンカー層を設け、次いで当該アンカー層上に厚さ100nmのケイ素酸化物からなる無機層を設けたガスバリアフィルムを用いた。
厚さ50μmのポリエステルフィルムa(算術平均粗さRa:13nm、最大突起高さRp:95nm)の片面に、剥離剤として長鎖アルキル基含有樹脂(長鎖アルキルペンダントポリマー、商品名:ピーロイル1050、一方社油脂工業社製)をトルエンに溶解した液をワイヤーバーで均一に塗布し、100℃で20秒乾燥させ、厚さ100nmの剥離剤層を形成することにより剥離シートを作製した。得られた剥離シートの剥離剤層表面粗さについては、後述する方法により測定し、算術平均粗さRaは12nm、最大突起高さRpは76nmだった。
主剤樹脂としてポリイソブチレン(オパノールB100、BASF社製、質量平均分子量=111万)60質量部と、粘着付与樹脂として脂環族系水添石油樹脂(エスコレッツ5340、エクソン・モービル社製、軟化点:137℃)40質量部とをトルエンに溶解して15質量%の樹脂溶液を調製した。得られた樹脂溶液を、得られた剥離シートの剥離処理面上に、乾燥後の厚さが50μmとなるように塗工し、100℃で20分間乾燥して、封止剤層を形成した。次いで、得られた封止剤層面上に、得られた支持基材の無機層面が接するように積層することにより、封止シートを作製した。
次に、基板としてのガラス板上(算術平均粗さRa:2nm、最大突起高さRp:18nm)に、陽極、正孔輸送層、発光層、及び陰極を順次形成して、陽極/正孔輸送層/発光層/陰極の構造からなる有機ELディスプレイ素子(被封止物)を設けた。この陽極は、ITOをスパッタリング法で成膜した後、エッチングによりパターンニングして形成した。また、孔輸送層は、α−ナフチルフェニルジアミンを用いて蒸着法により形成した。上記発光層は、トリス(8−キノリノール)アルミニウムを用いて形成した。上記陰極は、カルシウム及び銀を用いて蒸着法により二層構造の陰極を形成した。
そして、作成した封止シートの剥離シートを剥離除去して露出した封止剤層を、作製した基板上の被封止物が密封されるように常温で貼り付けることにより封止体を作製した。
[実施例2]
剥離シートを次に記載したように作成した以外は実施例1と同様に行って封止シートを得て、得られた封止シートを用いて実施例1と同様に封止体を作製した。
実施例2で用いた剥離シートは、実施例1で使用したポリエステルフィルムaに代えて、厚さ50μmのポリエステルフィルムb(算術平均粗さRa:33nm、最大突起高さRp:298nm)を用いた以外は実施例1と同様にして作製した。得られた剥離シートの剥離剤層表面の算術平均粗さRaは28nm、最大突起高さRpは231nmだった。
[比較例1]
剥離シートを次に記載したように作成した以外は実施例1と同様に行って封止シートを得て、得られた封止シートを用いて実施例1と同様に封止体を作製した。
比較例1で用いた剥離シートは、実施例1で使用したポリエステルフィルムaに代えて、厚さ50μmのポリエステルフィルムc(算術平均粗さRa:47nm、最大突起高さRp:678nm)を用いた以外は実施例1と同様にして作製した。得られた剥離シートの剥離剤層表面の算術平均粗さRaは43nm、最大突起高さRpは643nmだった。
[実施例3]
剥離シートを次に記載したように作成した以外は実施例1と同様に行って封止シートを得て、得られた封止シートを用いて実施例1と同様に封止体を作製した。
実施例3で用いた剥離シートは、剥離剤として長鎖アルキル基含有樹脂に代えて、厚さ50μmのポリエステルフィルムaの片面にシリコーン系剥離剤を用いて厚さ100nmの剥離層を形成した剥離シートを用いた以外は実施例1と同様にして作製した。得られた剥離シートの剥離剤層表面の算術平均粗さRaは12nm、最大突起高さRpは80nmだった。
[実施例4]
剥離シートを次に記載したように作成した以外は実施例1と同様に行って封止シートを得て、得られた封止シートを用いて実施例1と同様に封止体を作製した。
実施例4で用いた剥離シートは、実施例3で使用したポリエステルフィルムaに代えて、厚さ50μmのポリエステルフィルムbを用いた以外は実施例3と同様にして作製した。得られた剥離シートの剥離剤層表面の算術平均粗さRaは28nm、最大突起高さRpは246nmだった。
[比較例2]
剥離シートを次に記載したように作成した以外は実施例1と同様に行って封止シートを得て、得られた封止シートを用いて実施例1と同様に封止体を作製した。
実施例4で用いた剥離シートは、実施例3で使用したポリエステルフィルムaに代えて、ポリエステルフィルムaに代えて、厚さ50μmのポリエステルフィルムcを用いた以外は、実施例3と同様にして作製した。得られた剥離シートの剥離剤層表面の算術平均粗さRaは43nm、最大突起高さRpは650nmだった。
各実施例及び比較例で得られた試料について、各種の評価方法を用いて評価した。
[表面粗さ]
各実施例及び比較例で使用した基板、支持基材、封止剤層および剥離シートにおける剥離剤層表面の算術平均粗さRaを、ANSI/ASME B46.1:1995に基づいて、23℃で光干渉式表面粗さ計(商品名.WYKONT1100、Veeco社製)によって、対物レンズ倍率50倍、内部レンズ倍率1倍の条件で測定した。なお、基板および支持基材では、封止剤層が接合される側の面を測定面とした。
表面粗さ評価は、算術平均粗さRaが、20nm未満の場合を「A」、算術平均粗さRaが20nm以上40nm未満の場合を「B」、算術平均粗さRaが40nm以上50nm未満の場合を「C」とした。また、最大突起高さRpが、200nm未満の場合を「A」、最大突起高さRpが200nm以上500nm未満の場合を「B」、最大突起高さRpが500nm以上700nm未満の場合を「C」として評価した。
[シリコーン化合物量評価]
各実施例及び比較例で作製した封止シートの剥離シートを剥離除去した状態で、封止剤層の表面のシリコーン化合物の量をX線光電子分光法(XPS)で測定した。測定装置:アルバックファイ社製Quantera SXM X線:AlKα(1486.6eV)、取出し角度:45°、測定元素:ケイ素(Si)及び炭素(C)で行った。シリコーン化合物の量は、Si/(Si+C)の価に100を乗じて算出し、「原子%」で表示した。
シリコーン化合物量評価は、シリコーン化合物の量が、0.1原子%未満の場合を「A」、シリコーン化合物の量が0.1原子%以上0.5原子%未満の場合を「B」、シリコーン化合物の量が0.5原子%以上5原子%未満の場合を「C」として評価した。
[封止剤層の水蒸気透過率評価]
水蒸気透過率は、実施例及び比較例で作製した封止シートの剥離シートを剥離除去した状態で、JIS K7129に準拠し、透過率測定器(LYSSY社製、L89−500)を用いて、相対湿度90%、40℃の条件で測定した。
封止剤層の水蒸気透過率評価は、水蒸気透過率が、15g/m/day未満の場合を「A」、水蒸気透過率が15g/m/day以上30g/m/day未満の場合を「B」、水蒸気透過率が30g/m/day以上45g/m/day未満の場合を「C」として評価した。
[基板および支持基材の水蒸気透過率評価]
JIS K7129に準拠し、透過率測定器(LYSSY社製、L89−500)を用いて、相対湿度90%、40℃の条件で水蒸気透過率を測定した。
基板および支持基材の水蒸気透過率評価は、水蒸気透過率が、0.01g/m/day未満の場合を「A」、水蒸気透過率が0.01g/m/day以上0.1g/m/day未満の場合を「B」、水蒸気透過率が0.1g/m/day以上0.5g/m/day未満の場合を「C」として評価した。
[封止能評価]
各実施例及び比較例で作製した封止体を、相対湿度40℃、90%に設定した恒温恒湿器に入れ、4週間および8週間後に封止体を取り出し、駆動条件を10mA/cmとして、封止体を発光させて、発光部を実体顕微鏡を用いて倍率25倍で観察し、ダークスポットの観察を行った。封止能評価は、ダークスポットが認められない場合を「A」、僅かに認められた場合を「B」、全面に点在する場合を「C」とした。
表1に、実施例及び比較例で得られた評価試験の結果を示す。
Figure 0006360680
いずれの試料においても、封止剤層の水蒸気透過率評価が高かったが、封止剤層の表面粗さの値が高くなるほど封止能が劣ることがわかった。これは、封止剤層と基板や被封止物との接着界面より水分が内部に侵入するためと考えられる。
また、封止剤層の表面のシリコーン化合物の量が多い実施例3、4及び比較例2では、シリコーン化合物の量が少ない実施例1、2及び比較例1と比べて封止能が劣る結果となった。このように、封止剤層の表面粗さが低く、封止剤層の表面のシリコーン化合物の量が低いほど、封止能が上がることを示している。一方、封止剤層の表面のシリコーン化合物の量が多い場合であっても、封止剤層の表面粗さが低ければ、ある程度の封止能を有することが分かった。
10、110 封止シート
11、121 支持基材
12、112、122 封止剤層
12a、122a 封止剤層の表面
13、111、113 剥離シート
20、120 封止体
31、131 基板
32、132 被封止物

Claims (13)

  1. 封止剤層を有する封止シートであって、前記封止剤層がポリイソブチレンおよびブチルゴムからなる群から選択される少なくとも1種の主剤樹脂を含有し、前記封止剤層の表面における算術平均粗さRaが40nm未満であり、かつ最大突起高さRpが500nm未満であること、およびX線光電子分光法(XPS)により測定される、前記封止剤層の表面のシリコーン化合物量が0.1原子%未満であることを特徴とする封止シート。
  2. 前記封止シートは、支持基材と、前記封止剤層と、剥離シートとがこの順に積層された構成を有することを特徴とする請求項1に記載の封止シート。
  3. 前記封止シートは、前記封止剤層が2枚の剥離シートに挟持された構成を有することを特徴とする請求項1に記載の封止シート。
  4. 前記剥離シートは、少なくとも剥離剤層を有し、前記剥離剤層の表面における算術平均粗さRaが40nm未満であり、かつ最大突起高さRpが500nm未満であることを特徴とする請求項又は請求項に記載の封止シート。
  5. 前記剥離剤層が、主としてオレフィン系樹脂、ジエン系樹脂、およびアルキル基の炭素数が12〜40の長鎖アルキル基含有樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の剥離剤を含有し、シリコーン化合物を含有しないことを特徴とする請求項に記載の封止シート。
  6. 前記封止剤層は、脂環族系石油樹脂、脂環族系水添石油樹脂、芳香族系石油樹脂、およびロジン系樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の粘着付与樹脂を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の封止シート。
  7. 前記脂環族系水添石油樹脂として、水素添加テルペン系樹脂、水素添加エステル系樹脂、C5系石油樹脂の水素添加樹脂、C9系石油樹脂の水素添加樹脂からなる群から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項に記載の封止シート。
  8. 基板と、前記基板上に配置された被封止物と支持基材とが、請求項1に記載の封止剤層を介して封止されていることを特徴とする封止体。
  9. 前記被封止物が、有機EL素子、有機ELディスプレイ素子、液晶ディスプレイ素子、又は太陽電池素子であることを特徴とする請求項に記載の封止体。
  10. 前記基板および/または前記支持基材は、ガラス板またはガスバリアフィルムであることを特徴とする請求項又は請求項に記載の封止体。
  11. 前記ガスバリアフィルムは、無機層、有機層および金属層からなる群から選択される少なくとも一種からなる単層または複層のガスバリア層を有することを特徴とする請求項10に記載の封止体。
  12. 前記無機層は、ダイヤモンドライクガラス、ダイヤモンドライクカーボン、ケイ素酸化物、ケイ素窒化物およびケイ素炭化物からなる群から選択される少なくとも一種を含む無機材料から形成されたものであることを特徴とする請求項11に記載の封止体。
  13. 請求項乃至請求項12のいずれか一項に記載の封止体を有することを特徴とする装置。
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