JP6360518B2 - 歯科用注油情報管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歯科用インスツルメントへの注油に関する注油情報を管理する歯科用注油情報管理装置に関する。
歯科治療に用いられる治療器具であるエアタービンハンドピースやマイクロモータハンドピース等の歯科用インスツルメントには、ベアリング等の回転機構が内蔵されている。かかる回転機構の摩耗防止と汚れの付着による不具合を防ぐため、歯科用インスツルメントの基端側のジョイント部には、定期的に注油が行われる。
また、歯科用インスツルメントのうちのエアタービンハンドピースには、歯を削るためのバーを装着するチャック部が先端側に設けられている。かかるチャック部の汚れや摩耗を防止してバーのゆるみや抜けのトラブルを解消するため、エアタービンハンドピースの先端側のチャック部には、定期的に注油が行われる。
歯科用インスツルメントへの注油に関して、特許文献1には、「注油器320の近傍には、リーダライタ321が設けられ、ハンドピース111が備える無線タグTから、記録されている情報を読み取る。管理手段180は、リーダライタ321でハンドピース111の識別情報を読み取った回数を当該ハンドピース111の注油回数としてハンドピース111の識別情報毎に管理情報記憶手段190に記録する。」と記載されている(段落[0066]−[0067]参照)。
特開2015−142690号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、実際の注油動作に基づいて注油が行われたことを認識するものではない。すなわち、特許文献1に記載の技術では、ハンドピース(歯科用インスツルメント)を注油器の近傍のリーダライタに近付けることで、歯科用インスツルメントの無線タグから識別情報を読み取ることによって、注油が行われたと認識される。
したがって、実際には注油が行われていなくても歯科用インスツルメントを注油器の近傍に近付けるだけで注油が行われたと誤認識されるおそれがある。また、ユーザは、リーダライタによる無線タグの情報の読取りを実行させるために、例えば注油の前後に歯科用インスツルメントをリーダライタに近付ける動作をわざわざ行う必要がある。このため、歯科用インスツルメントをリーダライタに近付けることを忘れてしまった場合には、注油情報のリードライト漏れが生じる。このように、歯科用インスツルメントへの注油の管理に関してはさらなる改善の余地があった。
本発明は、前記した事情に鑑みてなされたものであり、歯科用インスツルメントへの注油の管理を確実に行うことができる歯科用注油情報管理装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、歯科用インスツルメントへの注油に関する注油情報を管理する歯科用注油情報管理装置であって、前記歯科用インスツルメントに注油する注油手段に設けられ、前記歯科用インスツルメントへの注油または注油のための動作を検出する注油検出手段と、前記歯科用インスツルメントに設けられ、該歯科用インスツルメントの識別情報が予め書き込まれたインスツルメント用無線タグと、前記注油手段に設けられたアンテナまたはリーダライタである読取書込手段と、前記読取書込手段は、前記注油検出手段によって前記歯科用インスツルメントへの注油または注油のための動作が検出されたときに、前記インスツルメント用無線タグとの間で前記注油情報の通信を行うことを特徴とする。
このような構成では、歯科用インスツルメントへの注油時にのみ、該歯科用インスツルメントに設けられたインスツルメント用無線タグに対して必要な注油情報の読取りおよび/または書込み(以下、「リードライト)ともいう)を行うことができる。したがって、実際には注油が行われていない歯科用インスツルメントのインスツルメント用無線タグに対して誤ってリードライトすることを防止できる。
しかも、注油検出手段によって注油または注油のための動作が検出されることによって自動的に、注油情報のリードライトが行われる。したがって、歯科医院のドクター等のユーザは、読取書込手段によるリードライトを実行させるために、例えば注油の前後に歯科用インスツルメントを読取書込手段に近付ける動作をわざわざ行う必要がなくなる。また、必要な注油情報のリードライト漏れを防止できる。
すなわち、歯科用インスツルメントへの注油の管理を確実に行うことができる歯科用注油情報管理装置を提供できる。
また、アンテナまたはリーダライタである読取書込手段を歯科用ユニット(歯科治療装置)に設置することによって、歯科用インスツルメントの使用前に注油状況を歯科用ユニットの表示装置等で確認することができる。
前記歯科用注油情報管理装置において、前記注油手段は、油が収容されている容器を備えており、前記注油検出手段は、注油を操作する操作部の移動を検出するセンサ、または注油の圧力若しくは流量を検出するセンサであることが好ましい。
このような構成では、従来から歯科用インスツルメントへの注油に使用されているスプレー缶等の容器を利用して、簡易かつコンパクトな構成とすることができる。
前記歯科用注油情報管理装置において、前記注油手段は、複数の前記歯科用インスツルメントに同時に注油する注油装置、または前記歯科用インスツルメントに注油するとともに該歯科用インスツルメントの滅菌を行う注油兼滅菌装置であり、前記注油検出手段は、前記注油手段における前記歯科用インスツルメントへの注油を指示する信号、または前記注油手段からの注油の圧力若しくは流量を検出するセンサであることが好ましい。
このような構成では、歯科用インスツルメントへの注油を、複数個まとめて実行、あるいは他の種類の処理と一緒に実行する場合にも歯科用注油情報管理装置を適用して、インスツルメント110への注油の管理を確実に行うことができる。これにより、歯科用インスツルメントに対する注油を含む処理を効率良く行うことができる。
前記歯科用注油情報管理装置において、前記注油情報は、前記歯科用インスツルメントへの注油回数および注油日時の少なくとも一方を含む注油履歴を有することが好ましい。
このような構成では、歯科用インスツルメントの注油履歴を随時把握可能となる。したがって、例えば、個々の歯科用インスツルメントに対するメンテナンスの管理を行うことが可能となる。
前記歯科用注油情報管理装置において、前記読取書込手段は、通信ネットワークに接続されており、該通信ネットワークに接続されている情報処理装置との間で前記注油情報の通信を行うことが好ましい。
このような構成では、通信ネットワーク上の情報処理装置において、歯科用インスツルメントへの注油の状況を把握することができる。また、歯科用インスツルメントへの注油に関する注油情報を情報処理装置に保存することもできる。したがって、歯科用インスツルメントの注油に関して、メンテナンス、故障、アドバイス等に関する種々の情報を情報処理装置から得ることができる。
前記歯科用注油情報管理装置において、前記注油手段は、油が収容されている容器と、該容器に付替え可能であり、前記歯科用インスツルメントの種別および前記歯科用インスツルメントにおける注油箇所に応じた複数種類のノズルと、を有し、前記ノズルには、該ノズルの識別情報が予め書き込まれたノズル用無線タグが設けられており、前記読取書込手段は、前記注油検出手段によって前記歯科用インスツルメントへの注油または注油のための動作が検出されたときに、前記インスツルメント用無線タグとの間、および前記ノズル用無線タグとの間で前記注油情報の通信を行うことが好ましい。
このような構成では、読取書込手段は、注油時にインスツルメント用無線タグおよびノズル用無線タグを同時に読み取る。これにより、どの歯科用インスツルメント(歯科用インスツルメントの識別情報から種別を把握)のどこ(ノズルの識別情報から歯科用インスツルメントにおける注油箇所を把握)に注油が行われたかを把握することができる。そして、読取書込手段は、把握された情報等の注油情報を、インスツルメント用無線タグに書き込むことができる。したがって、歯科用インスツルメントへの注油の管理をより確実に行うことができる。
さらに、注油時に読取書込手段がノズル用無線タグに使用履歴を書き込むことによって、ノズルの消耗等を把握することが可能となる。
前記歯科用注油情報管理装置において、前記読取書込手段は、互いに分離して複数配置されており、複数の前記読取書込手段のうちの注油時に前記インスツルメント用無線タグに最も近い読取書込手段が、前記インスツルメント用無線タグとの間で前記注油情報の通信を行うことが好ましい。
このような構成では、インスツルメント用無線タグと通信するのは、該インスツルメント用無線タグに最も近い読取書込手段となる。ここで、歯科用インスツルメントにおける注油箇所が先端側か基端側かによって、歯科用インスツルメントの設置姿勢が変わり、これに伴いインスツルメント用無線タグの位置が変化する。したがって、注油時に、インスツルメント用無線タグの読取りが行われるとともに、複数の読取書込手段のうちのどれがインスツルメント用無線タグと通信できたかが認識される。これにより、どの歯科用インスツルメントのどこに注油が行われたかを把握することができる。
前記歯科用注油情報管理装置において、前記注油手段は、油が収容されている容器と、該容器に接続されている複数の噴出口と、複数の前記噴出口にそれぞれ接続されており、前記歯科用インスツルメントの種別および前記歯科用インスツルメントにおける注油箇所に応じた複数種類のノズルと、を有し、前記注油検出手段は、複数の前記噴出口ごとに複数設けられていることが好ましい。
このような構成では、注油時に、読取書込手段がインスツルメント用無線タグを読み取るとともに、注油を検出した注油検出手段が設けられている噴出口に接続されているノズルの種類から、歯科用インスツルメントにおける注油箇所が認識される。これにより、どの歯科用インスツルメントのどこに注油が行われたかを把握することができる。
また、ユーザは、注油対象の歯科用インスツルメントの種別が変わるたびにノズルの付替えを行う手間がなくなるため、注油作業の効率が向上する。
前記歯科用注油情報管理装置において、前記インスツルメント用無線タグを読み取ることによって注油対象の前記歯科用インスツルメントが先端側と基端側とに2つの注油箇所を有すると判定された場合、前記歯科用インスツルメントへの注油が2度行われたときに、前記読取書込手段は、前記インスツルメント用無線タグに対して、前記歯科用インスツルメントへの注油回数および注油日時の少なくとも一方を含む注油履歴を書き込むことが好ましい。
このような構成では、注油対象の歯科用インスツルメントが例えばエアタービンハンドピースのように先端側と基端側とに2つの注油箇所を有する場合には、注油が2度行われたときに、1回の注油作業が完了したと判断してインスツルメント用無線タグに注油履歴を書き込むことができる。ここで、例えばエアタービンハンドピースは、基端側のジョイント部と、先端側のチャック部との両方の注油箇所に注油する必要がある。このため、両方の注油箇所への注油後に1回の注油作業が完了したと認識することによって、1つの注油履歴で、両方の注油箇所へ注油していることを確認することができる。このように、簡易な構成によって、例えばエアタービンハンドピースのように先端側と基端側とに2つの注油箇所を有する歯科用インスツルメントへの注油の管理をより確実に行うことができる。
前記歯科用注油情報管理装置において、前記注油手段は、先端側と基端側とに2つの注油箇所を有する前記歯科用インスツルメントがセットされた状態で、先端側の前記注油箇所に接続されるノズルと基端側の前記注油箇所に接続されるノズルと、を有し、前記インスツルメント用無線タグを読み取ることによって注油対象の前記歯科用インスツルメントが先端側と基端側とに2つの注油箇所を有すると判定された場合、前記歯科用インスツルメントの2つの注油箇所への注油が行われたときに、前記読取書込手段は、前記インスツルメント用無線タグに対して、前記歯科用インスツルメントへの注油回数および注油日時の少なくとも一方を含む注油履歴を書き込むことが好ましい。
このような構成では、注油対象の歯科用インスツルメントが例えばエアタービンハンドピースのように先端側と基端側とに2つの注油箇所を有する場合には、1箇所のみの注油が行われることを抑制できる。そして、歯科用インスツルメントの2つの注油箇所の両方への注油が行われたときに、1回の注油作業が完了したと判断してインスツルメント用無線タグに注油履歴を書き込むことができる。したがって、例えばエアタービンハンドピースのように先端側と基端側とに2つの注油箇所を有する歯科用インスツルメントへの注油の管理をより確実に行うことができる。
また、ユーザは、歯科用インスツルメントの2つの注油箇所の両方へ同時に注油を行うことができ、注油作業の効率が向上する。さらに、歯科用インスツルメントを注油手段にセットして注油を行うため、ユーザの作業熟練度に関わらず、均一な注油が可能となる。
本発明によれば、歯科用インスツルメントへの注油の管理を確実に行うことができる歯科用注油情報管理装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る歯科用注油情報管理装置が適用された歯科診療システムを模式的に示すブロック図である。 歯科用インスツルメントへの注油時の注油手段を模式的に示す斜視図である。 (a)〜(c)は、注油手段の容器に付替え可能に装着されるノズルを模式的に示す斜視図である。 歯科用インスツルメントへの注油に関する注油情報を管理する処理の概略の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る歯科用注油情報管理装置が適用された歯科診療システムを模式的に示すブロック図である。 注油手段を模式的に示す斜視図である。 歯科用インスツルメントの基端側のジョイント部への注油時の注油手段を模式的に示す斜視図である。 歯科用インスツルメントの先端側のチャック部への注油時の注油手段を模式的に示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る歯科用注油情報管理装置が適用された歯科診療システムを模式的に示すブロック図である。 注油手段を模式的に示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る歯科用注油情報管理装置が適用された歯科診療システムを模式的に示すブロック図である。 (a)は、歯科用インスツルメントの基端側のジョイント部への注油時の注油手段を模式的に示す斜視図、(b)は、歯科用インスツルメントの先端側のチャック部への注油時の注油手段を模式的に示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る歯科用注油情報管理装置が適用された歯科診療システムを模式的に示すブロック図である。 歯科用インスツルメントの基端側のジョイント部および先端側のチャック部への注油時の注油手段を模式的に示す斜視図である。 本発明の第6実施形態に係る歯科用注油情報管理装置が適用された注油手段のインスツルメントへの注油時の様子を模式的に示す斜視図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を適宜省略する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図4を参照しながら、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る歯科用注油情報管理装置50が適用された歯科診療システム100を模式的に示すブロック図である。図2は、歯科用インスツルメント(以下、単に「インスツルメント」ともいう)110への注油時の注油手段10を模式的に示す斜視図である。図3(a)〜(c)は、注油手段10の容器12に付替え可能に装着されるノズル21〜23を模式的に示す斜視図である。
図1に示すように、歯科診療システム100は、歯科医院内の診療室に設置された少なくとも1つの歯科治療装置101を備えている。また、歯科診療システム100は、歯科治療に用いられる治療器具であるインスツルメント110に注油する注油手段10を備えている。注油手段10は、診療室又は他の部屋に設置されている。
歯科治療装置101は、患者に歯科治療を施すための装置であって、ユニット本体、ユニット本体上のテーブル、ユニット本体に設けられたハンガー、患者用椅子等(いずれも図示せず)を主に備えている。歯科治療装置101のハンガーは、複数のインスツルメント110が保持され得るように構成されている。
インスツルメント110として、ここでは、エアタービンハンドピースと、マイクロモータハンドピースとが使用される場合について説明する。エアタービンハンドピースは、注水されながら圧縮空気の力によって切削工具を高速回転させて歯を研削するものである。また、マイクロモータハンドピースは、注水されながら電気モータの力によって切削工具を高速回転させて歯を研削するものである。ただし、エアモータによって駆動されるエアマチックハンドピース等の他の種別のインスツルメントが使用されてもよい。
本実施形態の歯科用注油情報管理装置50は、インスツルメント110への注油に関する注油情報を管理する装置である。ここでは、インスツルメント110への注油として、エアタービンハンドピースの先端側におけるバーを装着するチャック部への注油、エアタービンハンドピースの基端側のジョイント部への注油、マイクロモータハンドピースの基端側のジョイント部への注油、の3種類の注油を想定している。
図2に示すように、注油手段10は、油が収容されている容器12と、容器12に装着され容器12内の油を外に噴射するノズル20とを有するスプレー缶11を備えている。また、注油手段10は、スプレー缶11が設置されて保持される例えば有底円筒状のホルダ13を備えている。
ノズル20は、容器12の上部に取り付けられる接続キャップ24と、接続キャップ24に連設され油を噴射する噴射管25とを有している。接続キャップ24の上部には、噴射ボタン26が設けられており、ユーザが噴射ボタン(操作部)26を押すことによって容器12内の油が噴射されるようになっている。
図3に示すように、本実施形態では、前記した注油の種類(インスツルメント110の種別およびインスツルメント110における注油箇所)に応じた複数種類のノズル21〜23が用意されている。具体的には、ノズル21(図3(a)参照)は、エアタービンハンドピースの先端側のチャック部への注油に使用されるものである。ノズル22(図3(b)参照)は、エアタービンハンドピースの基端側のジョイント部への注油に使用されるものである。ノズル23(図3(c)参照)は、マイクロモータハンドピースの基端側のジョイント部への注油に使用されるものである。
なお、ノズル20は、ノズル21〜23の総称である。
図1〜図2に示すように、歯科用注油情報管理装置50は、注油検出手段51と、インスツルメント用無線タグ52と、リーダライタ53と、を備えている。
注油検出手段51は、歯科用インスツルメントへの注油または注油のための動作を検出するものであり、注油手段10に設けられている。注油検出手段51としては、ここでは、スプレー缶11からの注油を操作する噴射ボタン26が押された際に、例えば該噴射ボタン26に連動する部材(図示せず)を介して、該噴射ボタン26の移動を検出するセンサが使用されている。噴射ボタン26の移動を検出するセンサとして、例えばマイクロスイッチのほか、光学センサ、赤外線センサ、静電容量型センサ、磁気センサ、反射型センサ、透過型センサ等が利用され得る。ただし、注油検出手段51は、噴射ボタン26の移動を検出するセンサに限定されるものではなく、例えばスプレー缶11からの注油の圧力若しくは流量を検出するセンサであってもよい。
インスツルメント用無線タグ52は、インスツルメント110の例えば基端側の外表面に設けられている。このインスツルメント用無線タグ52には、少なくともインスツルメント110の識別情報が予め書き込まれている。インスツルメント110の識別情報には、該インスツルメント110の種別(例えばエアタービンハンドピースであることを示す情報)が含まれる。
インスツルメント用無線タグ52は、無線通信を利用した非接触型の電子タグであり、記憶部を有するICチップとコイルからなるアンテナとを有している(いずれも図示せず)。インスツルメント用無線タグ52としては、例えばRFIDタグが使用され得る。
リーダライタ53は、制御部(図示せず)を有するリーダライタ本体54と、リーダライタ本体54に接続されたアンテナ55とを備えている。図2の例では、リーダライタ本体54は、ホルダ13内の底部に設置されており、アンテナ55は、ホルダ13の開口端縁部上に設置されている。
なお、リーダライタ本体54およびアンテナ55の設置位置は、前記した位置に限定されるものではない(後記する他の実施形態でも同様)。例えば、リーダライタ本体54は、注油手段10から離れた外部に設けられていてもよい。あるいは、リーダライタ本体54とアンテナ55とを一体に構成したリーダライタが、例えばホルダ13の開口端縁部上などの無線タグと通信可能な位置に設置されていてもよい。
リーダライタ53には注油検出手段51が接続されている。注油検出手段51によって歯科用インスツルメントへの注油または注油のための動作が検出された場合、その検出信号がリーダライタ53に入力されるように構成されている。
インスツルメント用無線タグ52がリーダライタ53から出る電磁波を受信すると、電磁誘導の作用によってインスツルメント用無線タグ52に電流が流れる。これにより、インスツルメント用無線タグ52は、リーダライタ53と無線通信を行い、インスツルメント110への注油に関する注油情報等の各種情報のリードライトを行うことが可能となっている。ここで、注油情報は、インスツルメント110への注油回数および注油日時の少なくとも一方を含む注油履歴を有するものである。
図1〜図3に示すように、本実施形態では、歯科用注油情報管理装置50は、さらにノズル用無線タグ56を備えている。ノズル用無線タグ56は、複数種類のノズル20(21〜23)にそれぞれ設けられている。このノズル用無線タグ56には、少なくともノズル20の識別情報が予め書き込まれている。ノズル20の識別情報には、該ノズル20の種類(ノズル21〜23のいずれであるかを示す情報)が含まれる。
なお、ノズル用無線タグ56としては、例えばインスツルメント用無線タグ52と同様の構成の無線タグが使用されている。
図1に示すように、リーダライタ53は、通信ネットワークNWに接続されている。通信ネットワークNWは、有線LAN等の有線通信ネットワーク、無線LANやBluetooth(登録商標)等の無線通信ネットワーク、インターネットなどである。
通信ネットワークNWには、前記した歯科治療装置101と、歯科医院内の診療室に設置された情報処理装置102とが接続されている。また、通信ネットワークNWには、インスツルメント110の修理やメンテナンスを受け付けるコールセンターに設置された情報処理装置103と、インスツルメント110を製造したメーカーに設置された情報処理装置104とが接続されている。これらの情報処理装置102〜104は、例えば一般的なパーソナルコンピュータ(PC)のほか、タブレット型PC等の携帯型の端末機器等であってもよい。さらに、通信ネットワークNWには、クラウドサーバ105が接続されている。
リーダライタ53は、通信ネットワークNWに接続されている歯科治療装置101、情報処理装置102〜104、およびクラウドサーバ105との間で、注油情報等の各種情報の通信を行うことが可能となっている。
以上のように構成された歯科診療システム100における歯科用注油情報管理装置50の動作について、図4を参照しながら説明する。
図4は、インスツルメント110への注油に関する注油情報を管理する処理の概略の手順を示すフローチャートである。
図4に示すように、ステップS1では、インスツルメント110への注油または注油のための動作が検出されたか否かが判断される。すなわち、リーダライタ53は、注油検出手段51からの注油または注油のための動作が行われたことを示す検出信号を受信したか否かを判断する。
ステップS1においてインスツルメント110への注油または注油のための動作が検出されていないと判断された場合(ステップS1でNo)、リーダライタ53は、そのまま待機する。一方、ステップS1においてインスツルメント110への注油または注油のための動作が検出されたと判断された場合(ステップS1でYes)、処理がステップS2に進む。
ステップS2では、リーダライタ53は、無線タグとの注油情報の通信を行う。すなわち、リーダライタ53は、インスツルメント用無線タグ52との間、およびノズル用無線タグ56との間で注油情報の通信を行う。
ここで、リーダライタ53は、注油時にインスツルメント用無線タグ52およびノズル用無線タグ56を同時に読み取る。これにより、どのインスツルメント110(インスツルメント110の識別情報から種別を把握)のどこ(ノズル20の識別情報からインスツルメント110における注油箇所を把握)に注油が行われたかを把握することができる。そして、リーダライタ53は、把握された情報等の注油情報を、インスツルメント用無線タグ52に書き込む。
リーダライタ53がリードライトした情報は、通信ネットワークNWを介して、歯科治療装置101、情報処理装置102〜104、およびクラウドサーバ105に伝送され、各装置の表示部に表示されたり、各装置の記憶部に保存されたりする。
したがって、歯科医院のドクター等のユーザは、インスツルメント110への注油の状況を、歯科治療装置101や情報処理装置102の表示部に表示させて、確認することができる。また、インスツルメント110への注油の状況は、コールセンターに設置された情報処理装置103や、メーカーに設置された情報処理装置104にも表示されて、確認され得る。
例えば、メーカーサイドは、歯科医院におけるインスツルメント110への注油に関して、情報処理装置104において状況を確認したり、情報処理装置104から歯科医院に設置された情報処理装置102にアナウンスを表示させたりすることができる。ここで、アナウンスとは、例えばメンテナンスや修理に関する情報や、適切な注油の仕方、部品交換に関する情報といったお知らせや、「営業マンに連絡してください。」といった告知が挙げられる。さらに、歯科医院でのインスツルメント110への注油の状況を事前に把握し、故障する前に、メーカー等のサービスマンが歯科医院を訪問し、部品の調整や交換を行うことができる。その際に、事前に取得した情報によって、訪問前にサービスマンが必要な交換機材等を用意することができる。
コールセンターは、インスツルメント110に不具合が生じたときに、歯科医院のドクター等のユーザからの電話を受け付けることができる。また、歯科医院のドクター等のユーザは、診療室に設置された情報処理装置102から、通信ネットワークNW上に設けられたコールセンターの情報処理装置103にクレーム等の情報を送ることができる。そして、コールセンターの情報処理装置103が、歯科医院の歯科治療装置101や情報処理装置102から、通信ネットワークNWを介して情報を得ることによって、コールセンターは、不具合に対して適切な対応を取ることができる。
また、インスツルメント110への注油の状況を通信ネットワークNW上にあるクラウドサーバ105に記憶して管理してもよい。このようにして、インスツルメント110への注油の状況を各所において常に管理することが可能となる。
また、インスツルメント110への注油の状況を把握することによって、注油が所定どおり行われている場合と行われていない場合とで、インスツルメント110の修理料金を変えたり、補償期間を変えたりすることが可能となる。また、インスツルメント110に注油する頻度をカウントし、これに基づいてインスツルメント110のレンタル料金を決めることも可能となる。
前記したように、本実施形態の歯科用注油情報管理装置50は、注油手段10に設けられた注油検出手段51と、インスツルメント110に設けられたインスツルメント用無線タグ52と、注油手段10に設けられたアンテナ55またはリーダライタ53である読取書込手段と、を備える。そして、読取書込手段は、注油検出手段51によってインスツルメント110への注油または注油のための動作が検出されたときに、インスツルメント用無線タグ52との間で注油情報の通信を行う。
このような本実施形態では、インスツルメント110への注油時にのみ、該インスツルメント110に設けられたインスツルメント用無線タグ52に対して必要な注油情報のリードライトを行うことができる。したがって、実際には注油が行われていないインスツルメント110のインスツルメント用無線タグ52に対して誤ってリードライトすることを防止できる。
しかも、注油検出手段51によって注油または注油のための動作が検出されることによって自動的に、注油情報のリードライトが行われる。したがって、歯科医院のドクター等のユーザは、リーダライタ53によるリードライトを実行させるために、例えば注油の前後にインスツルメント110をリーダライタ53のアンテナ55に近付ける動作をわざわざ行う必要がなくなる。また、必要な注油情報のリードライト漏れを防止できる。
すなわち、インスツルメント110への注油の管理を確実に行うことができる歯科用注油情報管理装置50を提供できる。
また、アンテナ55またはリーダライタ53である読取書込み手段を歯科用ユニット(歯科治療装置101)に設けられたハンガーに設置するように構成してもよい。このようにすれば、注油情報が書き込まれたインスツルメント110がハンガーに保持されると、ハンガーに設けられた読取書込手段からインスツルメント110の注油情報を確認し、歯科用ユニットに装備された液晶等の表示装置に注油情報を表示することで、歯科医師は注油日時や注油回数を、治療前に確認することができる。
また、本実施形態によれば、読取書込手段は、注油時にインスツルメント用無線タグ52およびノズル用無線タグ56を同時に読み取る。これにより、どのインスツルメント110のどこに注油が行われたかを把握することができる。そして、読取書込手段は、把握された情報等の注油情報を、インスツルメント用無線タグ52に書き込むことができる。したがって、インスツルメント110への注油の管理をより確実に行うことができる。
さらに、注油時にリーダライタ53がノズル用無線タグ56に使用履歴を書き込むことによって、ノズル20の消耗等を把握することが可能となる。
また、本実施形態によれば、従来からインスツルメント110への注油に使用されているスプレー缶11等の容器を利用して、簡易かつコンパクトな構成とすることができる。
また、本実施形態によれば、リードライトされる注油情報がインスツルメント110への注油回数および注油日時の少なくとも一方を含む注油履歴を有するので、インスツルメント110の注油履歴を随時把握可能となる。したがって、例えば、個々のインスツルメント110に対するメンテナンスの管理を行うことが可能となる。
また、本実施形態によれば、通信ネットワークNW上の情報処理装置103,104、クラウドサーバ105において、インスツルメント110への注油の状況を把握することができる。さらに、インスツルメント110への注油に関する注油情報を情報処理装置103,104、クラウドサーバ105に保存することもできる。したがって、インスツルメント110の注油に関して、メンテナンス、故障、アドバイス等に関する種々の情報を情報処理装置103,104、クラウドサーバ105から得ることができる。
(第2実施形態)
次に、図5〜図8を参照しながら、本発明の第2実施形態について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を省略する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る歯科用注油情報管理装置50aが適用された歯科診療システム100を模式的に示すブロック図である。図6は、注油手段10aを模式的に示す斜視図である。図7は、インスツルメント110の基端側のジョイント部への注油時の注油手段10aを模式的に示す斜視図である。図8は、インスツルメント110の先端側のチャック部への注油時の注油手段10aを模式的に示す斜視図である。
図5〜図6に示すように、第2実施形態では、リーダライタ53aは、注油手段10aに互いに分離して配置されている複数(ここでは2つ)のアンテナ55a,55bを備えている。そして、2つのアンテナ55a,55bのうちの注油時にインスツルメント用無線タグ52に最も近いアンテナがインスツルメント用無線タグ52との間で注油情報の通信を行うように構成されている。この場合、アンテナ55a,55bとインスツルメント用無線タグ52との通信距離は、一方のアンテナのみが通信可能とするために、比較的短い適切な距離とされることが望ましい。
このような構成では、インスツルメント用無線タグ52と通信するのは、該インスツルメント用無線タグ52に最も近いアンテナとなる。ここで、インスツルメント110における注油箇所が先端側のチャック部か基端側のジョイント部かによって、インスツルメント110の設置姿勢が変わり、これに伴いインスツルメント用無線タグ52の位置が変化する。
具体的には、図7に示すように、インスツルメント110の基端側のジョイント部への注油時には、2つのアンテナ55a,55bのうちのインスツルメント用無線タグ52に近い上方のアンテナ55aが、インスツルメント用無線タグ52との間で注油情報の通信を行う。一方、図8に示すように、インスツルメント110の先端側のチャック部への注油時には、2つのアンテナ55a,55bのうちのインスツルメント用無線タグ52に近い下方のアンテナ55bが、インスツルメント用無線タグ52との間で注油情報の通信を行う。
したがって、第2実施形態によれば、注油時に、インスツルメント用無線タグ52の読取りが行われるとともに、複数(ここでは2つ)のアンテナ55a,55bのうちのどれがインスツルメント用無線タグ52と通信できたかが認識される。これにより、どのインスツルメント110のどこに注油が行われたかを把握することができる。
なお、リーダライタ本体とアンテナとを一体に構成したリーダライタが互いに分離して複数配置されていてもよい。この場合、複数のリーダライタのうちの注油時にインスツルメント用無線タグ52に最も近いリーダライタが、インスツルメント用無線タグ52との間で注油情報の通信を行うように構成される。
(第3実施形態)
次に、図9〜図10を参照しながら、本発明の第3実施形態について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を省略する。
図9は、本発明の第3実施形態に係る歯科用注油情報管理装置50bが適用された歯科診療システム100を模式的に示すブロック図である。図10は、注油手段10bを模式的に示す斜視図である。
図9〜図10に示すように、第3実施形態では、注油手段10bは、油が収容されている容器12と、該容器12に供給管15を介して接続されている複数の噴出口14a,14b,14cと、複数の噴出口14a,14b,14cにそれぞれ接続された複数種類のノズル21〜23と、を有している。
また、注油手段10bは、容器12が設置されて保持される例えば有底三角筒状のホルダ13aと、ホルダ13aの上方開口部を覆う天板13bと、を備えている。ノズル21〜23は、天板13b上のほぼ均等な位置に固定して設置されている。略三角形状の天板13bの一辺に相当する縁部の上には、アンテナ55cが設置されている。この場合、アンテナ55cとインスツルメント用無線タグ52との通信距離は、インスツルメント110をどのノズル21〜23に取り付けても通信可能とするために、比較的長い適切な距離とされることが望ましい。
複数種類のノズル21〜23は、前記した注油の種類(インスツルメント110の種別およびインスツルメント110における注油箇所)に応じて構成されている。具体的には、ノズル21は、エアタービンハンドピースの先端側のチャック部への注油に使用されるものである。ノズル22は、エアタービンハンドピースの基端側のジョイント部への注油に使用されるものである。ノズル23は、マイクロモータハンドピースの基端側のジョイント部への注油に使用されるものである。
そして、複数の注油検出手段51が、複数の噴出口14a,14b,14cごとに、それぞれ設けられている。
このような第3実施形態によれば、注油時に、インスツルメント用無線タグ52の読取りが行われるとともに、注油を検出した注油検出手段51が設けられている噴出口14a,14b,14cに接続されているノズル21〜23の種類から、インスツルメント110における注油箇所が認識される。これにより、どのインスツルメント110のどこに注油が行われたかを把握することができる。
また、歯科医院のドクター等のユーザは、注油対象のインスツルメント110の種別が変わるたびに前記実施形態1のようなノズル21〜23の付替えを行う手間がなくなるため、注油作業の効率が向上する。
(第4実施形態)
次に、図11〜図12を参照しながら、本発明の第4実施形態について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を省略する。
図11は、本発明の第4実施形態に係る歯科用注油情報管理装置50cが適用された歯科診療システム100を模式的に示すブロック図である。図12(a)は、インスツルメント110の基端側のジョイント部への注油時の注油手段10cを模式的に示す斜視図である。図12(b)は、インスツルメント110の先端側のチャック部への注油時の注油手段10cを模式的に示す斜視図である。
図11〜図12に示すように、第4実施形態では、第1実施形態と同様に、前記した注油の種類(インスツルメント110の種別およびインスツルメント110における注油箇所)に応じた複数種類のノズル20が用意されている。具体的には、図3に示すように、ノズル20には、ノズル21(図3(a)参照)、ノズル22(図3(b)参照)、ノズル23(図3(c)参照)の3種類がある。
そして、複数種類の注油検出手段51a,51b,51cが、複数種類のノズル20(21〜23)ごとに、それぞれ設けられている。注油検出手段51a,51b,51cとしては、ここでは、スプレー缶11からの注油の圧力若しくは流量を検出するセンサが使用されている。ただし、複数種類のノズル20(21〜23)には、第1実施形態のようなノズル用無線タグ56は設けられていない。
第4実施形態では、インスツルメント用無線タグ52を読み取ることによって注油対象のインスツルメント110が例えばエアタービンハンドピースのように先端側と基端側とに2つの注油箇所を有すると判定された場合、インスツルメント110への注油が2度行われたときに、アンテナ55またはリーダライタ53である読取書込手段が、インスツルメント用無線タグ52に対して、インスツルメント110への注油回数および注油日時の少なくとも一方を含む注油履歴を書き込むように構成されている。
このような第4実施形態によれば、注油対象のインスツルメント110が例えばエアタービンハンドピースのように先端側と基端側とに2つの注油箇所を有する場合には、注油が2度行われたときに、1回の注油作業が完了したと判断してインスツルメント用無線タグ52に注油履歴を書き込むことができる。ここで、例えばエアタービンハンドピースは、基端側のジョイント部と、先端側のチャック部との両方の注油箇所に注油する必要がある。このため、両方の注油箇所への注油後に1回の注油作業が完了したと認識することによって、1つの注油履歴で、両方の注油箇所へ注油していることを確認することができる。このように、簡易な構成によって、例えばエアタービンハンドピースのように先端側と基端側とに2つの注油箇所を有するインスツルメント110への注油の管理をより確実に行うことができる。
また、注油時に、インスツルメント用無線タグ52の読取りが行われるとともに、注油を検出した注油検出手段51a,51b,51cの種類から、ノズル21〜23の種類が分かる。したがって、ノズル20に第1実施形態のようなノズル用無線タグ56を設けることなく、インスツルメント110における注油箇所が認識される。これにより、どのインスツルメント110のどこに注油が行われたかを把握することができる。
(第5実施形態)
次に、図13〜図14を参照しながら、本発明の第5実施形態について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を省略する。
図13は、本発明の第5実施形態に係る歯科用注油情報管理装置50dが適用された歯科診療システム100を模式的に示すブロック図である。図14は、インスツルメント110の基端側のジョイント部および先端側のチャック部への注油時の注油手段10dを模式的に示す斜視図である。
図14に示すように、第5実施形態では、注油手段10dは、例えばエアタービンハンドピースのように先端側と基端側とに2つの注油箇所を有するインスツルメント110がセットされた状態で、先端側の注油箇所に接続されるノズル21と基端側の注油箇所に接続されるノズル22と、を有している。アンテナ55は、ノズル21とノズル22との間において、注油手段10bにセットされた状態にあるインスツルメント110の下方に設置されている。
注油手段10bは、油が収容されている容器12を有している。該容器12には、供給管15が接続されている。容器12から延びる供給管15は、2つに分岐して、それぞれノズル21,22に接続されている。注油検出手段51が、例えば容器12の出口の直下流側に設けられている。注油検出手段51としては、ここでは、容器12からの注油の圧力若しくは流量を検出するセンサが使用されている。そして、インスツルメント110を注油手段10dにセット後、開始スイッチ(図示せず)を操作することによって、注油が行われるように構成されている。
供給管15における分岐点とノズル21との間には、電磁弁16が設けられている。電磁弁16は、例えば常時閉状態とされる。そして、インスツルメント110が例えばエアタービンハンドピースのように先端側と基端側とに2つの注油箇所を有すると判定された場合には、電磁弁16が開状態とされる。かかる判定は、インスツルメント110の注油手段10dへのセット時にインスツルメント用無線タグ52を読み取ることによって行われる。これにより、先端側のチャック部への注油を、基端側のジョイント部への注油と同時に実施することができる。一方、インスツルメント110が例えばマイクロモータハンドピースのように基端側に1つの注油箇所のみを有すると判定された場合には、電磁弁16は閉状態のまま維持される。これにより、基端側のジョイント部への注油のみを実施することができる。
注油検出手段51として流量計を使用しインスツルメント110への注油量を検出することによって、注油が十分に行われているか否かを確認できる。例えばエアタービンハンドピースへの注油の場合、1箇所の注油箇所への通常の注油量の約2倍の注油量が検出された場合に、2箇所の注油箇所への注油が十分に行われていることを確認できる。
図13〜図14に示すように、第5実施形態では、インスツルメント用無線タグ52を読み取ることによって注油対象のインスツルメント110が例えばエアタービンハンドピースのように先端側と基端側とに2つの注油箇所を有すると判定された場合、インスツルメント110の2つの注油箇所への注油が行われたときに、アンテナ55またはリーダライタ53である読取書込手段が、インスツルメント用無線タグ52に対して、インスツルメント110への注油回数および注油日時の少なくとも一方を含む注油履歴を書き込むように構成されている。
このような第5実施形態によれば、注油対象のインスツルメント110が例えばエアタービンハンドピースのように先端側と基端側とに2つの注油箇所を有する場合には、1箇所のみの注油が行われる事態の発生を抑制できる。そして、インスツルメント110の2つの注油箇所の両方への注油が行われたときに、1回の注油作業が完了したと判断してインスツルメント用無線タグ52に注油履歴を書き込むことができる。したがって、例えばエアタービンハンドピースのように先端側と基端側とに2つの注油箇所を有するインスツルメント110への注油の管理をより確実に行うことができる。
また、ユーザは、ワンアクションにてインスツルメント110の2つの注油箇所の両方へ同時に注油を行うことができ、注油作業の効率が向上する。さらに、インスツルメント110を注油手段10dにセットして注油を行うため、ユーザの作業熟練度に関わらず、均一な注油が可能となる。
(第6実施形態)
次に、図15を参照しながら、本発明の第6実施形態について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を省略する。
図15は、本発明の第6実施形態に係る歯科用注油情報管理装置50eが適用された注油手段10eのインスツルメント110への注油時の様子を模式的に示す斜視図である。
前記した実施形態では、注油手段10,10a〜10dは、インスツルメント110に対して一つずつ注油を行うものであるのに対して、第6実施形態では、注油手段10eは、複数のインスツルメント110に同時に注油するものである。
図15に示すように、注油手段10eの内部には油が収容されている容器12が着脱可能に装着されている。また、容器12から電磁弁(図示せず)を経由して複数のインスツルメント110側に分岐する管路(図示せず)が備えられている。この管路の分岐した複数の端部に、注油検出手段51を介してインスツルメント装着部17がそれぞれ設けられている。インスツルメント110に設けられた無線タグ52は、注油手段10eにおけるインスツルメント110の設置空間の背面に設けられたアンテナ55を介してリードライト可能となっている。
歯科医院のドクター等のユーザが、複数のインスツルメント110を注油手段10eの各インスツルメント装着部17にそれぞれ装着し、蓋18を閉じて操作パネル19上の開始スイッチ19aを押すと、複数のインスツルメント110に同時に注油が行われる。具体的には、開始スイッチ19aが押されると電磁弁が開いて、洗浄剤を含む油が各インスツルメント110との接続部に設けられた注油検出手段51を経てインスツルメント110に流入しヘッド部110aから排出される。そして、一定時間注油が行われた後、自動的に注油が停止する。この場合、注油検出手段51は、注油の圧力若しくは流量を検出するセンサであってもよいし、注油手段10eにおけるインスツルメント110への注油を指示する信号であってもよい。ここで、注油を指示する信号には、注油の開始スイッチ19aのオン信号や、一連のシーケンス動作における注油開始の信号が含まれる。
このような第6実施形態によれば、インスツルメント110への注油を複数個まとめて実行する場合にも歯科用注油情報管理装置50eを適用して、インスツルメント110への注油の管理を確実に行うことができる。これにより、インスツルメント110に対する注油を効率良く行うことができる。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、前記実施形態に記載した構成を適宜組み合わせ乃至選択することを含め、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。また、前記実施形態の構成の一部について、追加、削除、置換をすることができる。
例えば、前記実施形態では、注油手段10,10a〜10dは、インスツルメント110に対して注油のみを行うものである。ただし、注油手段は、インスツルメント110に注油するとともに該インスツルメント110の滅菌を行う注油兼滅菌装置であってもよい。この場合、注油検出手段は、注油手段におけるインスツルメント110への注油を指示する信号、または注油手段からの注油の圧力若しくは流量を検出するセンサであることが好ましい。
このような構成では、インスツルメント110への注油を、他の種類の処理と一緒に実行する場合にも歯科用注油情報管理装置を適用して、インスツルメント110への注油の管理を確実に行うことができる。これにより、インスツルメント110に対する注油を含む処理を効率良く行うことができる。
また、前記実施形態において、スプレー缶11を使用する例が記載されているが、スプレー缶11を使用する代わりに、ボトル等の容器に油を入れエア圧を使うように構成されてもよい。
10,10a〜10e 注油手段
11 スプレー缶
12 容器
13,13a ホルダ
13b 天板
14a,14b,14c 噴出口
15 供給管
16 電磁弁
20 ノズル
21〜23 ノズル
24 接続キャップ
25 噴射管
26 噴射ボタン
50,50a〜50e 歯科用注油情報管理装置
51,51a〜51c 注油検出手段
52 インスツルメント用無線タグ
53,53a リーダライタ(読取書込手段)
54 リーダライタ本体
55,55a,55b,55c アンテナ(読取書込手段)
56 ノズル用無線タグ
100 歯科診療システム
101 歯科治療装置
102〜104 情報処理装置
105 クラウドサーバ
110 歯科用インスツルメント
NW 通信ネットワーク

Claims (10)

  1. 歯科用インスツルメントへの注油に関する注油情報を管理する歯科用注油情報管理装置であって、
    前記歯科用インスツルメントに注油する注油手段に設けられ、前記歯科用インスツルメントへの注油または注油のための動作を検出する注油検出手段と、
    前記歯科用インスツルメントに設けられ、該歯科用インスツルメントの識別情報が予め書き込まれたインスツルメント用無線タグと、
    前記注油手段に設けられたアンテナまたはリーダライタである読取書込手段と、
    前記読取書込手段は、前記注油検出手段によって前記歯科用インスツルメントへの注油または注油のための動作が検出されたときに、前記インスツルメント用無線タグとの間で前記注油情報の通信を行うことを特徴とする歯科用注油情報管理装置。
  2. 前記注油手段は、油が収容されている容器を備えており、
    前記注油検出手段は、注油を操作する操作部の移動を検出するセンサ、または注油の圧力若しくは流量を検出するセンサであることを特徴とする請求項1に記載の歯科用注油情報管理装置。
  3. 前記注油手段は、複数の前記歯科用インスツルメントに同時に注油する注油装置、または前記歯科用インスツルメントに注油するとともに該歯科用インスツルメントの滅菌を行う注油兼滅菌装置であり、
    前記注油検出手段は、前記注油手段における前記歯科用インスツルメントへの注油を指示する信号、または前記注油手段からの注油の圧力若しくは流量を検出するセンサであることを特徴とする請求項1に記載の歯科用注油情報管理装置。
  4. 前記注油情報は、前記歯科用インスツルメントへの注油回数および注油日時の少なくとも一方を含む注油履歴を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の歯科用注油情報管理装置。
  5. 前記読取書込手段は、通信ネットワークに接続されており、該通信ネットワークに接続されている情報処理装置との間で前記注油情報の通信を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の歯科用注油情報管理装置。
  6. 前記注油手段は、油が収容されている容器と、該容器に付替え可能であり、前記歯科用インスツルメントの種別および前記歯科用インスツルメントにおける注油箇所に応じた複数種類のノズルと、を有し、
    複数種類の前記ノズルには、該ノズルの識別情報が予め書き込まれたノズル用無線タグがそれぞれ設けられており、
    前記読取書込手段は、前記注油検出手段によって前記歯科用インスツルメントへの注油または注油のための動作が検出されたときに、前記インスツルメント用無線タグとの間、および前記ノズル用無線タグとの間で前記注油情報の通信を行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の歯科用注油情報管理装置。
  7. 前記読取書込手段は、互いに分離して複数配置されており、
    複数の前記読取書込手段のうちの注油時に前記インスツルメント用無線タグに最も近い読取書込手段が、前記インスツルメント用無線タグとの間で前記注油情報の通信を行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の歯科用注油情報管理装置。
  8. 前記注油手段は、油が収容されている容器と、該容器に接続されている複数の噴出口と、複数の前記噴出口にそれぞれ接続されており、前記歯科用インスツルメントの種別および前記歯科用インスツルメントにおける注油箇所に応じた複数種類のノズルと、を有し、
    前記注油検出手段は、複数の前記噴出口ごとに複数設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の歯科用注油情報管理装置。
  9. 前記インスツルメント用無線タグを読み取ることによって注油対象の前記歯科用インスツルメントが先端側と基端側とに2つの注油箇所を有すると判定された場合、前記歯科用インスツルメントへの注油が2度行われたときに、前記読取書込手段は、前記インスツルメント用無線タグに対して、前記歯科用インスツルメントへの注油回数および注油日時の少なくとも一方を含む注油履歴を書き込むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の歯科用注油情報管理装置。
  10. 前記注油手段は、先端側と基端側とに2つの注油箇所を有する前記歯科用インスツルメントがセットされた状態で、先端側の前記注油箇所に接続されるノズルと基端側の前記注油箇所に接続されるノズルと、を有し、
    前記インスツルメント用無線タグを読み取ることによって注油対象の前記歯科用インスツルメントが先端側と基端側とに2つの注油箇所を有すると判定された場合、前記歯科用インスツルメントの2つの注油箇所への注油が行われたときに、前記読取書込手段は、前記インスツルメント用無線タグに対して、前記歯科用インスツルメントへの注油回数および注油日時の少なくとも一方を含む注油履歴を書き込むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の歯科用注油情報管理装置。
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