JP6360419B2 - 2本ロール型混練機 - Google Patents

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本発明は混練機に関し、特に、表面に溝を備える2本のロールによって連続的に樹脂等の混練処理を行う2本ロール型混練機に関する。
特許文献1及び特許文献2には、2本ロール型混練機に関する発明が記載されている。2本ロール型混練機10は、図4(a)(b)に示すように、2つの駆動源71を備える基台70の上部に、表面に溝21を有する2本のロール20が並置されている。各ロール20は、その全表面を外気に曝すような状態で設けられている。運転の際に人が近づく側を前ロール20a、奥側を後ロール20bと称している。各ロール20は、両端において回転軸30が軸支され、駆動源71によって駆動される。
図4(b)に示すように、前ロール20a及び後ロール20bは、隙間sを隔てて横に並べられ、隙間sを挟む部分において、両ロール20が上から下に向かって回転するようになっている。そして、両ロール20は、相互に多少の速度差を持って回転されるので、隙間sの部分で処理物に剪断力を与えることができる。
処理物は、ロール20の軸方向の、一方の側から供給され、前ロール20aの周囲に巻き付けられた状態で移動し、他方の側から排出される。処理物は、複数の材料を予め混合して一箇所から供給しても良いが、軸線方向の、複数の位置から順次異なる材料を供給することもできる。混練処理された処理物の排出方法としては、カッタによって帯状に切り出す方法や、ペレタイザによって粒状とする方法が用いられている。特許文献1には、2本ロール型混練機10のペレタイザに関する発明が記載されている。
樹脂などの処理物を混練するために、前ロール20a及び後ロール20bは、それぞれ加熱又は冷却することが可能であり、それぞれの表面温度を調節することができるようになっている。また、多くの場合、前ロール20a及び後ロール20bは共に、それぞれの軸線方向に2つの温度領域を備えて、それぞれの温度領域について温度調節を行うようになっている。
図4(b)(c)に示すように、ロール20はその両端部に中空の回転軸30を備え、各回転軸30は軸受81によって支承されている。一方の側の回転軸30は、駆動源71からの回転力を受ける駆動軸31である。また、各ロール20は、その内部が軸線方向に2つに区画されて、2つの温度領域(領域A及び領域B)が形成されている。各領域の内部には、それぞれ熱媒流体を流すための流路が形成されている。
熱媒流体を流すために、中空に形成された回転軸30の端部に、ロータリージョイント85が取り付けられている。すなわち、加熱油などの熱媒流体をロータリージョイント85から供給して、一方の領域におけるロール20の内部を流通させた後に、同じロータリージョイント85から排出することができる。また、他方の領域についても同様に、反対側から、他の熱媒流体をロータリージョイント85から供給・排出することができる。
処理物としては、例えばカラートナーの製造過程における混練処理のように、比較的低い温度で結着樹脂と着色材とを混練するような例が多く行われている。しかしながら、最近ではエンジニアリングプラスチックの分野において、高温での混練処理が要求されるようになっている。すなわち、フィラーの配合比が高く、融点の高いエンジニアリングプラスチック等の混練処理である。
ところが、現状の2本ロール型混練機10では、300℃以上の高温における混練処理が困難という問題を備えている。高温での混練処理は、ロータリージョイント85から高温の熱媒流体を供給する。供給された熱媒流体は、回転軸30及び軸受81を経てロール20内部を流通することになる。このため、回転軸30を支承する軸受81が高温に加熱されることになり、軸受81における潤滑剤の耐熱が限度を超えることになる。
また、熱媒流体を用いる加熱方法は、2つのロータリージョイント85によって2つの温度領域を形成することが限度であり、3つ以上の温度領域を形成することができないという問題を備えている。すなわち、ロール20の軸線に沿って、きめの細かい温度制御を行うことができない。このため、効率的な混練処理を行うことが困難であり、処理量が低く抑えられてしまうという問題がある。
また、各ロール20の表面温度を領域ごとに調節しなければならないのであるが、回転軸30の内部が熱媒流体の流路として使用されるために、温度測定が困難という問題を備えている。例えば、ロール20の表面近傍に熱電対を取り付けたとしても、回転軸30にはリード線を通すことができない。このため、ロータリージョイント85の入口又は出口において熱媒流体の温度を測定し、この値がロール20の表面温度に近似するものとして温度調節を行っている。この結果、きめの細かい温度制御を行うことができず、処理温度に厳密性を欠く処理となっている。
特許文献3には、樹脂フィルム等を所定の温度で熱処理するための誘導発熱ローラ装置に関する発明が記載されている。図5(a)に示すように、誘導発熱ローラ装置90は、ローラ91の内部に、鉄心51にコイル55を巻回して形成した誘導発熱機構50が設けられており、電線56から、コイル55に交流電源を接続することによってローラ91に渦電流を発生させ、渦電流のジュール熱によってローラ91を加熱することができる。
ローラ91は、両端部に設けられる中空の回転軸30が、軸受81によって支承され、基台70に対して回転自在となっている。誘導発熱機構50は、両端部に設けられる中空の固定軸40が、内部軸受83によって回転軸30内に支承されて、基台70に対して非回転とすることができる。このため、回転するローラ91の内部に、誘導発熱機構50は静止状態で保持されている。
ローラ91の表面温度は、表面近傍に取付けられた熱電対35により測定され、そのリード線36が、図5(a)(b)に示す回転トランス60に接続されている。回転トランス60は、回転側コイル61及び固定側コイル62を備えて、回転軸30と固定軸40とを電気的に接続するものである。リード線36で伝送された電気的信号は、回転トランス60により固定軸40側に転送され、リード線66によって利用可能に取り出すことができる。
すなわち、測定された電圧信号は、回転トランス60において周波数信号に変換され、回転側コイル61から固定側コイル62に転送され、固定側において再び電圧信号に変換されるので、通常の熱電対35と同等に使用することができる。
特開平9−267328号公報 特開2003−47834号公報 特開2003−178862号公報
この発明の目的は、特許文献1、2に記載された従来の2本ロール型混練機の技術に、特許文献3に記載された加熱技術を導入することにより、300℃以上における混練処理が可能な2本ロール型混練機を提供することにある。また、ロール表面の温度調節を厳密に行うことができるとともに、3つ以上の温度領域を形成可能として、より効率的に混練処理を行うことが可能な2本ロール型混練機を提供することにある。
本発明の請求項1に係る2本ロール型混練機は、表面に溝を有する2本のロールを備え、連続的に混練処理を行う2本ロール型混練機において、前記ロールは、ロール本体の両端部に中空の回転軸を備えるとともに、内部に形成されるロール内室が各回転軸の回転軸内空間に連通され、前記ロール内室には筒状の鉄心が設けられ、前記鉄心は、両端部に中空の固定軸を備えるとともに、内部に形成される鉄心内室が各固定軸の固定軸内空間に連通され、前記両回転軸が基台との間に軸受を備えることにより、前記ロールが前記基台に対して回転可能に支承されるとともに、前記両固定軸が前記回転軸との間に内部軸受を備えることにより、前記鉄心が前記基台に対して静止状態に支承され、前記鉄心にはコイルが巻回され、前記コイルの電線は、前記鉄心内室から前記固定軸内空間を経て外部に導出され、前記電線から交流電圧をかけて前記コイルに磁気を発生させることにより、前記ロール本体に渦電流を発生させて加熱することが可能であり、前記ロール本体は表面近傍に熱電対を備え、前記回転軸は終端部に回転トランスを備え、前記熱電対のリード線は、前記回転軸を経由して前記回転トランスに導かれるとともに前記回転トランスから外部に導出され、かつ、前記2本のロールは、軸線に沿って区画される複数の温度領域を備え、前記温度領域ごとに前記2本のロールが前記コイル及び前記熱電対を備えて、温度調節を行う手段を採用している。
本発明の2本ロール型混練機は、上記の手段を採用したことにより、軸受の温度を低く保持することが可能である。したがって、300℃以上における混練処理が可能となり、フィラーの配合比が高く、融点の高いエンジニアリングプラスチック等の混練処理を行うことができる。また、ロールは、軸線方向に複数の温度領域に区画されるとともに、3つ以上の温度領域に区画することができる。また、温度の測定は、ロールの表面近傍で熱電対を用いて行うことができる。したがって、緻密な温度管理が可能であり、効率的な混練処理を行うことができる。
本発明の2本ロール型混練機の概要を示し、(a)は全体の概略正面図であり、(b)は2本のロールの概略外観図である。 本発明の2本ロール型混練機におけるロールの概要を示すための概略断面図であり、(a)は概略組立図、(b)はロール本体の概略図、(c)は鉄心及びコイルの概略図である。 本発明の温度制御に係る制御系統図である。 従来の2本ロール型混練機の概要を示し(a)は全体の概略正面図、(b)は2本のロールの配置を示す概略平面図、(c)はロールの概略外観図である。 従来の誘導発熱ローラ装置を示し、(a)は全体の概略断面図、(b)は回転トランスの概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3により説明する。本発明の2本ロール型混練機10は、外観的には図4(a)で示した従来の2本ロール型混練機10と同一視することができるので、便宜上、外観が同一として説明する。
すなわち、図1(a)に示すように、本発明の2本ロール型混練機10は、2つの駆動源71L、71Rを備える基台70の上部に、表面に溝21を有する2本のロール20が並置されている。運転の際に、人が近づく側を前ロール20a、奥側を後ロール20bとする。
図4(b)と同様に、前ロール20a及び後ロール20bは、隙間sを隔てて横に並べられ、隙間sを挟む部分において、両ロール20が上から下に向かって回転するようになっている。そして、両ロール20は、相互に少し速度差を持って回転されるので、隙間sの部分で処理物に剪断力を与えることが可能であり、軸線方向の一方の側から他方の側に向かって処理物を流動させて、連続的に混練処理することができる。
図1(b)は、本発明における両ロール20の概要を示している。前ロール20aは、その両端部に中空の回転軸30La、30Raを備えている。そして、回転軸30La、30Raが、基台70との間に軸受81La、81Raを備えることによって、前ロール20aが基台70に対して回転可能に支承されている。一方の回転軸30Laは、駆動源71Lからの回転力を受ける駆動軸31aである。また、回転軸30Laの終端部には回転トランス60Laが設けられ、回転軸30Raの終端部には回転トランス60Raが設けられている。
後ロール20bは、その両端部に中空の回転軸30Lb、30Rbを備えている。そして、回転軸30Lb、30Rbが、基台70との間に軸受81Lb、81Rbを備えることにより、後ロール20bが、基台70に対して回転可能に支承されている。回転軸30Rbは、駆動源71Rからの回転力を受ける駆動軸31bである。また、回転軸30Lbの終端部には回転トランス60Lbが設けられ、回転軸30Rbの終端部には回転トランス60Rbが設けられている。
図2に、ロール20の内部構造を、前ロール20aで示している。後ロール20bについても全く同様に形成されている。図2(a)は全体を組み立てた後の状態を示し、図2(b)はロール本体22a及び回転軸30La、30Raを示し、図2(c)は鉄心51a及び固定軸40La、40Raを示している。
前ロール20aを形成するロール本体22aは、その両端部に中空の回転軸30La、30Raを同軸に備えている。ロール本体22aの内部には、ロール内室23aが形成され、両回転軸30La、30Raの内部には、それぞれ回転軸内空間33La、33Raが形成されている。そして、ロール内室23aは、両回転軸内空間33La、33Raに連通されている。
ロール内室23aには、ロール本体22aと同軸に、筒状の鉄心51aが設けられている。鉄心51aは、その両端部に中空の固定軸40La、40Raを同軸に備えている。鉄心51aの内部には、鉄心内室53aが形成され、固定軸40La、40Raの内部には、それぞれ固定軸内空間43La、43Raが形成されている。そして、鉄心内室53aは、両固定軸内空間43La、43Raに連通されている。
両固定軸40La、40Raは、それぞれ回転軸内空間33La、33Raに、同軸に位置されるとともに、回転軸30La、30Raとの間に内部軸受83La、83Raを備えることによって、鉄心51aが基台70に対して静止状態で支承されている。
本発明の2本ロール型混練機10は、2本のロール20(前ロール20a及び後ロール20b)が、軸線に沿って複数の温度領域に区画されることを特徴としている。例えば、図2(a)に示すように、前ロール20aが、3つの領域(領域A、領域B、領域C)に区画されている場合には、後ロール20bも、同様に3つの領域に区画されている。
そして、図2(b)に示すように、ロール本体22aは、各領域において、表面近傍に熱電対35Aa、35Ba、35Caを備え、各領域の前ロール20aの表面温度を測定することができる。各熱電対35Aa、35Ba、35Caのリード線36Aa、36Ba、36Caは、回転軸30La、30Raを経由して、回転軸30La、30Raの終端部に設けられている回転トランス60La、60Raに導かれる。そして、図1(b)に示すように、回転トランス60La、60Raからリード線66Aa、66Ba、66Caとして、外部に導出される。
また、図2(c)に示すように、鉄心51aも軸線方向に3つの領域に区画され、それぞれの領域にコイル55Aa、55Ba、55Caが設けられている。各コイル55Aa、55Ba、55Caの電線56Aa、56Ba、56Caは、鉄心内室53aから固定軸内空間43La、43Raを経由して外部に導出されている。
そして、各電線56Aa、56Ba、56Caから交流電圧をかけて各コイル55Aa、55Ba、55Caに磁気を発生させることにより、ロール本体22aの各領域において渦電流を発生させ、この電流によるジュール熱によってロール本体22aの各領域を加熱することができる。
したがって、各回転トランス60La、60Raから各リード線36Aa、36Ba、36Caによって得られる、各熱電対35Aa、35Ba、35Caからの温度信号に基づいて、各電線56Aa、56Ba、56Caに供給される電力を調整することにより、各温度領域(領域A、領域B、領域C)の温度を調節することができる。
また、後ロール20bに関しても、全く同様にして温度調節を行うことができる。
図3により、温度調節について詳しく説明する。
本発明の2本ロール型混練機10は、前ロール20aと後ロール20bを備えている。前ロール20aは、コイル55Aa、55Ba、55Caを備え、後ロール20bは、コイル55Ab、55Bb、55Cbを備えている。
前ロール20aのコイル55Aa、55Ba、55Caには、制御システムからの電線56Aa、56Ba、56Caによって交流電圧がかけられる。それぞれの電力は、熱電対35Aa、35Ba、35Caから送られる温度信号によって、制御システムにおいて調整される。このとき、熱電対35Aa、35Ba、35Caからのリード線36Aa、36Ba、36Caは、回転トランス60La、60Raを経由して、リード線66Aa、66Ba、66Caによって制御システムに導入される。
後ロール20bのコイル55Ab、55Bb、55Cbには、制御システムからの電線56Ab、56Bb、56Cbによって交流電圧がかけられる。それぞれの電力は、熱電対35Ab、35Bb、35Cbから送られる温度信号によって、制御システムにおいて調整される。このとき、熱電対35Ab、35Bb、35Cbからのリード線36Ab、36Bb、36Cbは、回転トランス60Lb、60Rbを経由して、リード線66Ab、66Bb、66Cbによって制御システムに導入される。
本発明の2本ロール型混練機10は、その回転軸30La等が直接加熱されないので、軸受81La等を低い温度に抑えることができる。したがって、300℃以上の高温における混練処理を行うことができる。また、軸方向に複数の温度領域を形成するとともに、各温度領域において正確な温度調節を行うことが可能であり、従来より厳密な処理を行うことが可能である。
このため、本発明の2本ロール型混練機10は、マスターバッチを含むカラートナー、プラスチックマグネット等の永久磁石を含む磁性材料、PPSなどのスーパーエンプラ、FRTPを含む繊維強化プラスチック、各種材料のマスターバッチ、フェノール樹脂成型材料及びエポキシ樹脂封止材などの熱硬化性樹脂、充填剤やガラス繊維又は木粉を用いたエンジニアリングプラスチックとする熱可塑性樹脂、粉体塗料、セラミックス、粉末冶金、ゴム、色鉛筆など、非常に広い材料分野において、実用的な混練機として使用することができる。
10……2本ロール型混練機
20……ロール
21……溝
22a……ロール本体
23a……ロール内室
30La、30Ra、30Lb、30Rb……回転軸
33La、33Ra……回転軸内空間
35Aa、35Ba、35Ca、35Ab、35Bb、35Cb……熱電対
36Aa、36Ba、36Ca、36Ab、36Bb、36Cb……リード線
40La、40Ra……固定軸
43La、43Ra……固定軸内空間
51a……鉄心
53a……鉄心内室
55Aa、55Ba、55Ca、55Ab、55Bb、55Cb……コイル
56Aa、56Ba、56Ca、56Ab、56Bb、56Cb……電線
60La、60Ra、60Lb、60Rb……回転トランス
70……基台
81La、81Ra、81Lb、81Rb……軸受
83La、83Ra……内部軸受

Claims (1)

  1. 表面に溝を有する2本のロールを備え、連続的に混練処理を行う2本ロール型混練機において、
    前記ロールは、ロール本体の両端部に中空の回転軸を備えるとともに、内部に形成されるロール内室が各回転軸の回転軸内空間に連通され、
    前記ロール内室には筒状の鉄心が設けられ、
    前記鉄心は、両端部に中空の固定軸を備えるとともに、内部に形成される鉄心内室が各固定軸の固定軸内空間に連通され、
    前記両回転軸が基台との間に軸受を備えることにより、前記ロールが前記基台に対して回転可能に支承されるとともに、
    前記両固定軸が前記回転軸との間に内部軸受を備えることにより、前記鉄心が前記基台に対して静止状態に支承され、
    前記鉄心にはコイルが巻回され、前記コイルの電線は、前記鉄心内室から前記固定軸内空間を経て外部に導出され、
    前記電線から交流電圧をかけて前記コイルに磁気を発生させることにより、前記ロール本体に渦電流を発生させて加熱することが可能であり、
    前記ロール本体は表面近傍に熱電対を備え、前記回転軸は終端部に回転トランスを備え、
    前記熱電対のリード線は、前記回転軸を経由して前記回転トランスに導かれるとともに前記回転トランスから外部に導出され、
    かつ、前記2本のロールは、軸線に沿って区画される複数の温度領域を備え、
    前記温度領域ごとに前記2本のロールが前記コイル及び前記熱電対を備え、各電熱対からの温度信号に基づいて前記コイルに供給される電力をそれぞれ調整し、前記温度領域ごとの温度調節を行うことを特徴とする2本ロール型混練機。
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