JP6360247B2 - 建物外部構築物 - Google Patents

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Description

本発明は、サンルームなどの建物外部構築物に関する。
住宅や店舗などの建物の多機能化を図り、利便性、快適性を向上させることができるという大きな利点を有することから、サンルームやテラス、バルコニーなどのガーデンルームタイプの建物外部構築物や、カーポート、自転車置き場、オープンテラス、物置、通路等のサイドスルータイプの建物外部構築物を住宅などの建物本体の外部に構築(設置、増築)するケースが増大している(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
そして、ガーデンルームタイプの建物外部構築物Aは、例えば図5に示すように、住宅などの建物本体Tの外壁T1に沿って、且つ外壁T1と所定の間隔をあけて設けられる前面壁部1と、一端2aを前面壁部1の上端側に、他端2bを建物本体Tの外壁T1側にそれぞれ接続して設けられる屋根部2と、前面壁部1と屋根部2と建物本体Tの外壁T1側にそれぞれ接続して設けられる一対の側面壁部3とを備えて構成されている。
また、この種の建物外部構築物Aには、前面壁部1を、土間コンクリートやデッキ、独立基礎等の基礎4上に、住宅などの建物本体Tの外壁T1に沿う横方向S1に配設するとともに外壁T1と所定の間隔をあけて設置される基台5と、基台5に下端部6aを接続して立設されるとともに横方向S1に所定の間隔をあけて並設される複数の支柱6と、複数の支柱6の上端部に接続して横方向S1に沿って配設される桁7と、下端部を基台5に、両側端部を支柱6に、上端部を桁7にそれぞれ支持させて、隣り合う支柱6の間に配設されるガラス板などの前面パネル(壁面部材)8を備えて構成したものがある。
また、屋根部2は、建物本体Tに設置される垂木掛け10と、横方向S1に所定の間隔をあけて配設されるとともに、一端を桁7に、他端を垂木掛け10にそれぞれ接続して架設される複数の垂木11と、垂木11に支持させて屋根面を形成する例えばポリカーボネートやアクリル等の樹脂板やガラス板等の屋根材12とを備えて構成されている。
側面壁部3には、前面壁部1と同様に、基台5、支柱6及び側面パネル(壁面部材)13を設置して構成したり、折れ戸14や窓を設置して構成したものがある。
また、前面壁部や側面壁部には、腰壁を設け、この腰壁の上方に支柱やガラス板などの壁面部材(前面パネルや側面パネルなど)、窓などを設置して構成したものもある。
一方、側面壁部3を形成する際には、例えば、前面壁部1の妻支柱6の上端部側に一端を接続し、建物本体Tの外壁T1側の側面壁部3の妻支柱6に他端を接続し、アルミ押出し形材の妻梁15を横方向の奥行き方向S2に沿って水平に設置する。これにより、妻梁15と前面壁部1の妻支柱6と側面壁部3の妻支柱6で囲まれて方形状の枠部20が形成され、この方形状の枠部20内に支柱6や側面パネル13、折り戸14などを設置するようにしている。
また、本実施形態では、妻梁15と妻垂木11と側面壁部3の妻支柱6で囲まれた略三角形状の枠部21が側面壁部3の上部に形成される。そして、一般に、この略三角形状の枠部21内にはガラス板(FIX窓23)を設置することが多い。
これに対し、例えば図6に示すように、妻梁15と妻垂木11と側面壁部3の妻支柱6で囲まれた側面壁部3の略三角形状の枠部21に、内倒し窓の換気窓25を取り付けることが提案、実用化されている。
そして、側面壁部3の上部に形成された略三角形状の枠部21内に換気窓25を設置して構成する場合には、例えば、図6及び図7に示すように、妻垂木11(あるいは窓枠の上枠)と平面視略三角形状の換気窓(障子)25の上框25aとをホイトコなどの開閉用金具(開閉機構)26で接続し、且つ、妻垂木11(あるいは上枠)と換気窓25の上框25aとにキャッチ錠27を取り付けるようにしている。
例えば、図7に示すように、枠取付部材26aと建具取付部材26bとステー26cを備えた開閉用金具26を用い、妻垂木11(あるいは上枠)の下面に建具取付部材26bを妻垂木11に沿って設置する。また、一端を建具取付部材26bにヒンジ結合するとともに建具取付部材26bの延設方向に摺動可能且つ回動可能に結合し、他端を換気窓25の上框25aにヒンジ結合して枠取付部材26aを設置する。そして、一端を枠取付部材26aにヒンジ結合し、他端を建具取付部材26bにヒンジ結合してステー26cを取り付ける。
これにより、換気窓25を内倒しすると、枠取付部材26aの一端が摺動/回動するとともに、ステー26cがヒンジ部で回動する。そして、ステー26cの長さに応じた角度 θ1で止まることで換気窓(障子)25が開く。
さらに、妻垂木11に設けられたトップラッチ受けと、換気窓25の上框25aに設けられたトップラッチとからなるキャッチ錠27を備えていることにより、換気窓25を枠部21内に戻すとともにトップラッチがトップラッチ受けに係合して換気窓25が閉じた状態で保持される。また、使用者がフック棒などでトップラッチ操作し、トップラッチとトップラッチ受けの係合を解除することで、換気窓25を傾動させて開くことができる。
特開2007−247176号公報 特開2008−174917号公報
ここで、上記従来のサンルームなどの建物外部構築物Aを既存の建物に増築する際には、図6に示すように、既存の建物(建物本体T)の外壁T1に突設されたシャッターボックス30や日除けの上部に垂木掛け10を設置し、このシャッターボックス30や日除けなどが室内側に配されるようにして建物外部構築物Aを構築することになる。
そして、このようなシャッターボックス30や日除けなどが建物の外壁T1に突設されていると、側面壁部3の略三角形状の枠部21内に内倒し窓として設置した換気窓25に干渉し、換気窓25を設置できなくなってしまう。
また、従来のサンルームなどの建物外部構築物Aでは、図7及び図8に示すように、平面視略三角形状の内倒し窓としての換気窓25を開閉する開閉機構(開閉用金具26)が、妻垂木11や窓枠の上枠の下面に建具取付部材26bを設置し、枠取付部材26aやステー26cを換気窓25の上框25aにヒンジ結合して構成されている。
そして、この場合には、換気窓25の開閉角度θ1を大きくしようとするとステー26cを長くし、ステー26cと換気窓25の上框25a間の接続部のクリアランスtを大きくする必要が生じて強度確保が困難になってしまう。このため、シャッターボックス30や日除けなどの有無にかかわらず、換気窓25の開閉角度θ1が例えば15度程度で、大きく換気窓25を開くことができないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑み、建物本体にシャッターボックスや日除けなどの障害物が存在しても建物外部構築物を増設でき、且つ側面壁部に換気窓を設置できるようにし、さらに内倒し窓としての換気窓の開閉角度を大きくすることを可能にした建物外部構築物を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の建物外部構築物は、前面壁部と、一端側を前記前面壁部に接続して設けられた屋根部と、一側端側を前記前面壁部に、上端側を前記屋根部に接続して設けられた一対の側面壁部とを備え、前記屋根部の他端側と前記側面壁部の他側端側をそれぞれ建物本体の外壁に繋げて構築される建物外部構築物であって、少なくとも一方の前記側面壁部が、前記前面壁部の妻支柱に一端を接続し、前記建物本体の外壁側の前記側面壁部の妻支柱に他端を接続した妻梁を備えるとともに、該妻梁と前記屋根部の妻垂木と前記側面壁部の妻支柱で囲まれた略三角形状の枠部内に開閉可能な換気窓を備えて構成され、且つ、前記枠部には、前記側面壁部の妻支柱から所定の間隔をあけて第1縦材が配設され、前記妻梁と前記屋根部の妻垂木と前記第1縦材で囲まれた枠部内に前記換気窓が設けられていることを特徴とする。
この発明においては、妻梁と屋根部の妻垂木と側面壁部の妻支柱で囲まれた側面壁部の略三角形状の枠部内に、側面壁部の妻支柱から所定の間隔をあけて、すなわち建物本体の外壁から所定の間隔をあけて第1縦材を設け、この第1縦材と妻梁と屋根部の妻垂木とで囲まれた枠部内に換気窓を設けることにより、換気窓の一側端部の位置を建物本体の外壁から所定の間隔で離した状態で換気窓を設置することが可能になる。
これにより、建物本体の外壁にシャッターボックスや日除けなどの障害物がある場合であっても、この障害物の突出量に応じて第1縦材の位置を設定することで、障害物が換気窓の開閉の支障になることを防止し、好適に換気窓を設けることが可能になる。
また、本発明の建物外部構築物においては、前記枠部には前記前面壁部から所定の距離をあけて第2縦材が配設され、前記妻梁と前記屋根部の妻垂木と前記第1縦材と前記第2縦材で囲まれた枠部内に前記換気窓が設けられていることが望ましい。
この発明においては、妻梁と屋根部の妻垂木と側面壁部の妻支柱で囲まれた側面壁部の略三角形状の枠部内に、第1縦材に加え、前面壁部から所定の距離をあけて(前面壁部から建物本体の外壁側の位置に)第2縦材を設け、この第2縦材と第1縦材と妻梁と屋根部の妻垂木とで囲まれた枠部内に換気窓を設けるように構成することにより、第1縦材と換気窓の一側端部の縦框、第2縦材と換気窓の他側端部の縦框をそれぞれ、ホイトコなどの開閉用金具で接続し、換気窓の開閉を行うことが可能になる。すなわち、換気窓の側部に開閉機構を設けることが可能になる。
さらに、本発明の建物外部構築物においては、前記換気窓を内倒し窓として開閉させる開閉機構が前記第1縦材及び/又は前記第2縦材と前記換気窓の側部の縦框とに接続して設けられていることが望ましい。
この発明においては、換気窓を内倒し窓として開閉させる開閉機構が第1縦材及び/又は第2縦材と換気窓の側部の縦框とに接続して設けられていることにより、従来のように換気窓の上框と上枠とに接続して開閉機構を設ける場合と比較し、強度確保が容易になり、換気窓の開閉角度を大きくとることが可能になる。
本発明の建物外部構築物によれば、換気窓の側端部の位置を建物本体の外壁から所定の間隔で離した状態で換気窓を設置することができることにより、建物本体にシャッターボックスや日除けなどの障害物が存在しても建物外部構築物を増設でき、且つ側面壁部に換気窓を設置できるようにし、さらに内倒し窓としての換気窓の開閉角度を大きくすることが可能になる。
本発明の一実施形態に係る建物外部構築物を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る建物外部構築物の垂木掛けを示す図である。 本発明の一実施形態に係る建物外部構築物換気窓を示す図である。 本発明の一実施形態に係る建物外部構築物換気窓を示す図である。 従来の建物外部構築物を示す斜視図である。 従来の建物外部構築物の換気窓を示す図である。 従来の建物外部構築物の換気窓を示す図である。 従来の建物外部構築物の開閉機構を示す図である。
以下、図1から図4、図6を参照し、本発明の一実施形態に係る建物外部構築物について説明する。ここで、本実施形態では、本発明に係る建物外部構築物が、住宅や店舗などの建物本体に繋げて構築されるガーデンルームタイプの建物外部構築物であるものとして説明を行う。
本実施形態の建物外部構築物は、サンルーム(ガーデンルーム)であり、例えば図1に示すように、前面壁部1と、一対の側面壁部3と、屋根部2とを備えて構成されている。
前面壁部1は、建物本体Tのサッシ窓等の開口部を備えた外壁T1から所定の間隔で離間し、且つ外壁T1に略平行に対向して配設されている。そして、本実施形態の前面壁部1は、土間コンクリートやデッキ、独立基礎等の基礎4上に載置して固設されるとともに、建物本体Tの外壁T1に沿う横方向S1に延設された基台5と、基台5に下端部6aを接続して立設されるとともに、横方向S1に所定の間隔をあけて並設された複数の支柱6と、複数の支柱6の上端部に接続して横方向S1に架設された桁7と、下端部を基台5に、両側端部を隣り合う支柱6に、上端部を桁7にそれぞれ支持させて壁面を形成するガラス板などの前面パネル(壁面部材)8とを備えて構成されている。
屋根部2は、桁7よりも上方位置の建物本体Tの外壁T1に、横方向S1に沿って固設された垂木掛け10と、一端を垂木掛け10に、他端を桁7に接続して斜設されるとともに、横方向S1に所定の間隔をあけて配設された複数の垂木11と、隣り合う垂木11に固定して支持され、屋根面を形成する例えばポリカーボネートやアクリル等の樹脂板、ガラス板の屋根材12とを備えて構成されている。
また、桁7と垂木掛け10の間に配設され、横方向S1に延設された中骨材(連結材)24によって隣り合う垂木11が連結されている。
なお、基台5、支柱6、垂木掛け10、垂木11、中骨材24はアルミ押出し形材を用いて形成されている。
ここで、本実施形態の垂木掛け10は、図2に示すように、上部垂木掛け部10aと下部垂木掛け部10bの2つの部材に分割可能に形成されている。そして、建物本体Tの外壁T1にシャッターボックスや日除けなどの障害物30が存在する場合には、この障害物30が干渉しないように、障害物30が存在する部分の下部垂木掛け部10bを除いて垂木掛け10を形成できるように構成されている。
また、例えば、障害物30に干渉しないように下部垂木掛け部10bを部分的に切断したり、予め下部垂木掛け部10bを横方向S1に複数に分割可能で着脱可能に形成してもよい。この場合には、障害物30に干渉しない数の下部垂木掛け部10bの分割片を撤去し、障害物30が垂木掛け10に干渉することを防止できる。さらに、下部垂木掛け部10bを切断するなどして撤去した場合には、その端部にカバー部材を取り付け、室内側からの意匠性を確保するように構成する。
次に、本実施形態の垂木11は、図1及び図2に示すように、桁7と垂木掛け10の間に架設される垂木本体11aと、垂木本体11aの下端側に着脱可能に取り付けられて、垂木11の構造耐力を増大させるとともにサンルームの室内側からの意匠性を向上させる垂木化粧材11bとを備えて形成されている。また、垂木11は、垂木本体11aの上面側に着脱可能に取り付けられて屋根材12を保持する垂木カバー11cを備えている。
そして、上記の通り、垂木11の室内側に配される部分が、垂木本体11aと垂木化粧材11bの2つの部材で構成されているため、建物本体Tの外壁T1にシャッターボックスや日除けなどの障害物30が存在する場合には、この障害物が干渉する部分の垂木化粧材11bを除いて垂木11を構成できるようにしてもよい。
例えば、障害物30に干渉しないように垂木化粧材11bを部分的に切断したり、予め垂木化粧材11bの建物本体Tの外壁T1側の先端側を垂木11の材軸方向に分割可能で着脱可能に形成してもよい。この場合には、障害物30に干渉しない数の垂木化粧材11bの分割片を撤去して、障害物30が垂木11に干渉することを防止できる。また、垂木化粧材11bを切断するなどして撤去した場合には、その先端部分にカバー部材を取り付け、室内側からの意匠性を確保するように構成する。
一方、本実施形態の側面壁部3は、図1に示すように、前面壁部1と同様、基台5と支柱6と側面パネル(壁面部材)13を備えて形成したり、折り戸14や窓を設置して形成されている。そして、前面壁部1の妻支柱6の上端部側に一端を接続し、建物本体Tの外壁T1側の側面壁部3の妻支柱6に他端を接続して妻梁15が横方向の奥行き方向S2に沿って水平に設置されている。これにより、妻梁15と前面壁部1の妻支柱6と側面壁部3の妻支柱6で囲まれて方形状の枠部20が形成され、この方形状の枠部20内に支柱6と側面パネル13、窓、折り戸14などが設置される。
さらに、側面壁部3の上部には、妻梁15と妻垂木11と側面壁部3の妻支柱6で囲まれて略三角形状の枠部21が形成されている。
そして、本実施形態の側面壁部3においては、図1及び図3に示すように、この略三角形状の枠部21内に、側面壁部3の妻支柱6から所定の間隔をあけて第1縦材31が配設され、さらに、前面壁部1から所定の距離をあけて第2縦材32が配設されている。これにより、妻梁15と屋根部2の妻垂木11と第1縦材31と第2縦材32で囲まれた略台形状の枠部33が形成され、この略台形状の枠部33内に内倒し窓の換気窓(障子)35が開閉可能に設置されている。
さらに、本実施形態の側面壁部3においては、換気窓35の第1縦材31側の一側部側と、第2縦材32側の他側部側とにそれぞれ開閉用金具(開閉機構)36が設けられている。
具体的に、本実施形態の開閉用金具36は、例えばステー36aを備えたホイトコであり、図4に示すように、一端を第1縦材31や第2縦材32に、他端を換気窓の窓枠の縦框35aにヒンジ結合したステー36aを備えて構成されている。
これにより、従来のように妻垂木11と換気窓25の上框25aにステー25cをヒンジ結合して設置して開閉機構を設けた場合よりも強度確保が容易で、例えば従来と比較し、倍以上の開閉角度θ2で換気窓35を開閉できるようになる。
なお、この換気窓35は、妻垂木11に設けられたトップラッチ受け27aと、換気窓35の上框35bに設けられたトップラッチ27bとからなるキャッチ錠27を備えている。これにより、換気窓35を枠部33内に戻すとともにトップラッチ27bがトップラッチ受け27aに係合して換気窓35を閉じた状態で保持することができる。また、使用者がフック棒などでトップラッチ27bを操作し、トップラッチ27bとトップラッチ受け27aの係合を解除することで、換気窓25を傾動させて開くことができる。
また、本実施形態の側面壁部3においては、図3に示すように、妻梁15と屋根部2の妻垂木11と第1縦材31と側面壁部の妻支柱6で囲まれた建物本体Tの外壁T1側の枠部37や、妻梁15と屋根部2の妻垂木11と第2縦材32で囲まれた前面壁部1側の枠部38には、FIX窓39などが設置されている。
そして、上記のように構成した本実施形態の建物外部構築物Bにおいては、妻梁15と妻垂木11と妻支柱6で囲まれた側面壁部3の略三角形状の枠部21内に、側面壁部3の妻支柱6から所定の間隔をあけて、すなわち建物本体Tの外壁T1から所定の間隔をあけて第1縦材31を設け、この第1縦材31と妻梁15と妻垂木11とで囲まれた枠部33内に換気窓35を設けることで、換気窓35の一側部の位置を建物本体Tの外壁T1から所定の間隔で離した状態で換気窓35が設置される。
これにより、建物本体Tの外壁T1にシャッターボックスや日除けなどの障害物30がある場合であっても、この障害物30の突出量に応じて第1縦材31の位置を設定することで、障害物30が換気窓35の開閉の支障になることを防止し、好適に換気窓35を設けることが可能になる。
また、妻梁15と妻垂木11と側面壁部3の妻支柱6で囲まれた側面壁部3の略三角形状の枠部21内に、第1縦材31に加え、前面壁部1から所定の距離をあけて(前面壁部1から建物本体Tの外壁T1側の位置に)第2縦材32を設け、この第2縦材32と第1縦材31と妻梁15と妻垂木11とで囲まれた枠部33内に換気窓35を設けるように構成することで、第1縦材31と換気窓35の一側部の縦框35a、第2縦材32と換気窓35の他側部の縦框35aをそれぞれ、ホイトコなどの開閉用金具36で接続し、換気窓35の開閉を行うことが可能になる。すなわち、換気窓35の側部に開閉機構を設けることが可能になる。
そして、換気窓35を内倒し窓として開閉させる開閉機構を第1縦材31及び(又は)第2縦材32と換気窓35の側部の縦框35aとに接続して設けることにより、従来のように換気窓の上框と上枠とに接続して開閉機構を設ける場合と比較し、強度確保が容易になり、換気窓35の開閉角度θ2を大きくとることが可能になる。
よって、本実施形態の建物外部構築物Bによれば、換気窓35の側部の位置を建物本体Tの外壁T1から所定の間隔で離した状態で換気窓35を設置することができることにより、建物本体Tにシャッターボックスや日除けなどの障害物30が存在しても確実に建物外部構築物Bを増設でき、且つ側面壁部3に換気窓35を設置できるようにし、さらに内倒し窓としての換気窓35の開閉角度θ2を大きくすることが可能になる。
以上、本発明に係る建物外部構築物の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、換気窓35の開閉機構がホイトコであるものとして説明を行ったが、伸縮アーム、押倒金物、ストッパ付金物などの他の開閉用金具(開閉機構)を用いてもよい。この場合においても、本実施形態のように、略台形状の換気窓35の一側部側や他側部に設けることで、換気窓35を大きく開くことが可能になる。
1 前面壁部
2 屋根部
2a 一端
2b 他端
3 側面壁部
4 基礎
5 基台
6 支柱
6a 下端部
7 桁
8 前面パネル(壁面部材)
10 垂木掛け
10a 上部垂木掛け部
10b 下部垂木掛け部
11 垂木
11a 垂木本体
11b 垂木化粧材
11c 垂木カバー
12 屋根部
13 側面パネル(壁面部材)
14 折れ戸
15 妻梁
20 方形状の枠部
21 略三角形状の枠部
23 FIX窓
24 中骨材
25 換気窓(障子)
25a 上框
26 開閉用金具(開閉機構)
26a 枠取付部材
26b 建具取付部材
26c ステー
27 キャッチ錠
27a トップラッチ受け
27b トップラッチ
30 障害物(シャッターボックス)
31 第1縦材
32 第2縦材
33 略台形状の枠部
35 換気窓(障子)
36 開閉用金具(開閉帰国)
36a ステー
37 枠部
38 枠部
39 FIX窓
A 従来の建物外部構築物
B 建物外部構築物
T 建物本体
T1 外壁

Claims (5)

  1. 建物本体の外壁から所定の間隔で離間し、且つ前記外壁に沿う横方向に所定の間隔をあけて並設された複数の支柱と、
    前記複数の支柱の上端部に接続して横方向に架設された桁と、
    前記桁よりも上方位置の前記建物本体の外壁に横方向に沿って固設された垂木掛け部と、
    一端を前記垂木掛け部に、他端を前記桁に接続して斜設されるとともに、横方向に所定の間隔をあけて配設された複数の垂木と、を備えた建物外部構築物であって、
    前記垂木掛け部が、上下に分割可能な上部垂木掛け部と下部垂木掛け部とを有し、
    前記垂木掛け部が設けられる前記外壁の状態に応じて、前記下部垂木掛け部を除いて、前記上部垂木掛け部で前記垂木掛け部を構成可能であることを特徴とする建物外部構築物。
  2. 前記下部垂木掛け部は、横方向に分割可能である請求項1に記載の建物外部構築物。
  3. 前記垂木が上下に分割可能な垂木本体と垂木化粧材とを有し、
    前記垂木が設けられる前記外壁の状態に応じて、前記垂木化粧材を除いて、前記垂木本体で前記垂木を構成可能である請求項1または2に記載の建物外部構築物。
  4. 前記垂木化粧材は、その材軸方向に分割可能である請求項3に記載の建物外部構築物。
  5. 前記複数の垂木のうち最も外側に設けられた妻垂木と、
    前記妻垂木に直接または前記桁を介して垂設された妻支柱と、
    前記妻支柱から前記外壁に向かって前後方向に延設された妻梁と、
    前記妻梁において前記外壁から所定の距離をあけた位置で前記妻梁から前記妻垂木に向かって垂設された第一縦材と、
    前記第一縦材よりも前記妻支柱寄りの位置で前記妻梁から前記妻垂木に向かって垂設された第二縦材と、をさらに備え、
    前記妻垂木と、前記妻梁と、前記第一縦材と、前記第二縦材とで囲われた領域に、内倒し可能な窓を有する請求項1から4のいずれか一項に記載の建物外部構築物。
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