JP6359687B2 - 座席指定システム、座席指定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザを座席に割り当てる座席指定システム、座席指定方法に関する。
ユーザのニーズが多様化しており、事業者は個別ユーザの要求に応えるサービスを提供することが求められている。しかし鉄道輸送のような公共サービスにおいては、一つの空間を複数のユーザで共有するため、個別ユーザの要求全てに応えることができない。例えば小さい子どもを連れた母親は、周囲の乗客に気を使うために鉄道は利用しづらいと考え、逆にビジネスマンは、近くに子どもがいるとうるさく不快に感じる場合がある。したがって、公共サービスにおいては、個別ユーザの要求を反映しつつユーザ全体の満足度の高い空間を提供する必要がある。
例えば、特許文献1に記載の技術では、ユーザを予約申込情報に含まれる各条件に基づいて、複数のグループにグループ分けをし、各グループに対して座席群を割当て、各グループのユーザに対して、座席群の中から所定の座席を割り当てる技術が記載されている。
特開2004‐171454号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、各グループに対する座席群の割り当て方法については、ユーザの要求が考慮されていない。例えば、各グループの境界に割当られたユーザは、他のグループと隣合わせになるため、ユーザの要求を満たさない可能性がある。そのため、各グループに対する座席群を割り当てる際に、ユーザの要求を考慮して、座席を割り当てる必要がある。
開示する座席指定システムは、ユーザの予約情報を取得する予約端末と、ユーザを空間内の座席に割り当てる座席指定装置を含む。座席指定装置は、ユーザが属するグループを記憶するグループ情報記憶部と、ユーザが属するグループを取得するグループ取得部と、複数あるグループのうち、夫々のグループ間における親和度を算出し、グループ間における親和度に基づいて、グループを空間内に割り当てるグループ割当部と、グループに割当られた空間内において、グループに属するユーザ間の親和度を算出し、ユーザ間の親和度に基づいて、ユーザの座席を割り当てる座席割当部と、を備える。
本発明によれば、ユーザの要求を考慮した座席割り当てが出来る。
実施例1に係る座席指定システム10の全体構成図である。 座席指定の全体処理手順を示すフローチャートである。 座席指定の全体処理手順を説明する模式図である。 グループ特性情報260のデータ構造の一例を示す図である。 グループ特性情報260のデータ構造の一例を示す図である。 ユーザ特性情報250のデータ構造の一例を示す図である。 ユーザ特性情報250のデータ構造の一例を示す図である。 図2のStep330の処理手順の詳細を示すフローチャートである。 図8のStep3304で作成する小グループを説明する模式図である。 図8のStep3306における座席適合度の算出方法を説明する模式図である。 空間情報270のデータ構造の一例を示す図である。 要求を利用開始直前まで受け付ける場合の座席指定の処理の手順を説明する模式図である。 ユーザのグループ分けの処理手順を示すフローチャートである。 要求情報240のデータ構造の一例を示す図である。 ユーザ属性情報210のデータ構造の一例を示す図である。 座席指定結果の表示画面の一例を示す図である。 座席指定結果の表示画面の一例を示す図である。 実施例2に係る自律分散システムの全体構成図である。
以下、本発明における実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態では、例として、鉄道列車の座席予約において、要求を受け付けたユーザのグループ分けに基づいて親和度の高いユーザ同士を近接した座席に割り当てる座席指定システムの例を説明する。
<構成例:図1>
図1は、座席指定システムの全体構成図である。ユーザは、予約端末20からネットワーク経由で座席指定システム10に接続し、要求を送信する。座席指定システム10では、受付部110が要求を受け付け、処理部120がその要求を処理してユーザを座席に割り当て、通知部130がユーザに通知する。ユーザは通知端末30からネットワーク経由で座席指定システム10に接続し、通知を受信する。要求受付は、ユーザが要求を送信した任意のタイミングで実行する。要求の処理は、個別の要求を受け付けたタイミングあるいは一定数の要求を受け付けた後の要求受付終了のタイミングで実行する。詳細は処理手順の説明にて後述する。割り当てた座席の通知は、座席指定の処理を完了したタイミングあるいはそれ以降の任意のタイミングで実行する。なお、座席指定システム10が備える各機能部は、一つの装置で実行しても良いし、複数の装置で実行しても良いこととする。
座席指定システム10は、予めユーザ属性情報210とスケジュール220と設備情報230を保持している。ユーザ属性情報210は、予め登録されたユーザにおける個人情報や趣味・趣向に関する情報を有する。ユーザ属性情報210のデータ構造の詳細は図15を用いて後述する。スケジュール220は、列車の運行スケジュールに関する情報を有し、列車の列車ID、運行日、運行時間(各駅の着発時刻)、編成IDから構成される。設備情報230は、各列車編成が有する座席をはじめとする設備の情報を有し、編成ID、車両ID、座席ID、設備情報(座席の配置、車両のトイレ設置有無、禁煙車・食堂車両といった既存の車両種別など)から構成され、スケジュール220に記憶された各列車の編成IDと紐づけられる。
座席指定システム10の処理部120は、受付部110が受け付けた要求を要求情報240として記憶し、要求情報240とユーザ属性情報210から、ユーザの要求と属性・趣向などを示すユーザ特性情報250を作成し、ユーザをグループ分けしてそのグループに所属するユーザの要求や属性・趣向の傾向に関する情報を有するグループ特性情報260を作成し、スケジュール220、設備情報230と比較してグループを列車内の空間に割り当て、その空間内の座席に各ユーザを割り当てて、空間に関する情報を示す空間情報270を作成する。ここで空間とは、たとえば列車内の車両であるが、バスの座席や飛行機の客席であっても良い。
なお、ユーザのグループ分けは、要求受付時に既に決まっていても良い。例えば、はじめから決められたグループの中からユーザが好きなグループを選択する、同じグループになりたいユーザ同士で予めグループを作成する、ある予約者の要求に対して便乗することでグループを作る、といった状況では、要求受付時に既にグループ分けが決まっていることになる。要求情報240のデータ構造の詳細は図14を用いて、ユーザ特性情報250のデータ構造の詳細は図6および図7を用いて、グループ特性情報260のデータ構造の詳細は図4および図5を用いて、空間情報270のデータ構造の詳細は図11を用いて後述する。
予約端末20、通知端末30は、ユーザや駅係員が操作する装置であり、1つの機器で構成されていても良く、例えばインターネットに接続されたパソコンや携帯端末あるいは駅や旅行代理店に設置される専用の端末である。通知端末30は、例えば駅に設置される改札機であっても良い。
<ハードウェア構成例>
座席指定システム10、予約端末20、通知端末30は、CPU、メモリ、HDD等の記憶装置、入力部、表示部、通信部等を有するPC等の情報処理装置により構成することができ、前述の各機能部は、CPUがメモリに格納した各機能対応のプログラムを実行することにより実現する。
<処理手順例:図2、図3>
座席指定システム10は、ユーザから受け付けた要求を記憶し、要求に基づいてユーザに座席を割り当てる。この座席指定の全体処理手順を、図2に示すフローチャート、および図3に示す模式図を用いて説明する。なおここでは、要求の受付締め切り後に一括して座席指定の処理を実行する場合について説明する。また、ユーザのグループ分けが要求受付時に既に決まっている場合について、グループ分けされたユーザの座席を指定する処理手順を説明する。要求の受付締め切り後に座席指定を行う場合については、図2を用いて後述する。ユーザのグループ分けが要求受付時に決まっておらず、座席指定システムがグループ分けを行う場合については、図13を用いて後述する。
<処理手順例:図2 Step310>
はじめに、座席指定システム10の処理部120(グループ取得部)は、ユーザの要求と属性・趣向などを示すユーザ特性情報250及び座席指定の対象とするグループに所属するユーザの要求や属性・趣向の傾向に関する情報を有するグループ特性情報260(グループ情報記憶部)を取得する(Step310、3100)。
グループ特性情報260のデータ構成例を図4および図5に示す。グループ特性情報260は、グループID領域2601、グループ特性領域2603、特性優先度領域2604、所属ユーザID領域2605から構成される。図4と図5では、グループ特性領域2603および特性優先度領域2604に格納されるデータの形式が異なる。グループID領域2601は、グループの名称あるいは識別コードを格納する。グループ特性領域2603は、該当するグループの特性を格納する。グループの特性とは、そのグループに所属するユーザの要求や属性・趣向の傾向に関する情報である。グループ特性領域2603は、予め定義された特性項目について、所属するユーザの傾向を示す値が格納されていても良いし、グループごとに非定型的に特性を格納しても良い。前者は例えば、図4に示すように、特性1の項目が空調の設定温度条件、特性2の項目が騒音条件と予め特性項目を決めておき、特性1には空調の設定温度に対するユーザの要求や属性・趣向の傾向に関する情報(「28度」「25度」といった定量的な数値や、「涼しく」「やや涼しく」といった定性的な評価値)を、特性2には車両内での騒音条件(騒いでも良いなど)に対するユーザの要求や属性・趣向の傾向に関する情報(「40デシベル」「60デシベル」といった定量的な数値や、「にぎやか」「静か」といった定性的な評価値)を格納する。後者は例えば、図5に示すように、グループごとに、所属するユーザの要求や属性・趣向の傾向を示す情報(「子連れ」、「ビジネスマン」、「OL」など)を格納する。特性優先度領域2604は、グループ特性領域に格納されたグループごとの要求や属性・趣向の傾向に関する情報であるグループ特性における優先度を格納する。図4に示すようにグループ特性領域2603にて予め複数の特性項目が定義されている場合には、各特性項目に格納した情報に対して、例えば全特性項目が100となるように優先度の高い特性ほど大きい値、優先度の低い特性ほど小さい値といったように定量的な数値を定義しても良いし、全ての特性項目に対して優先したい順に順位付けをしても良い。図5に示すようにグループ特性領域2603に格納される特性が非定型データの場合には、グループごとに優先する特性(「騒いでも良い」、「涼しい」など)を格納する。この場合優先する特性は複数あっても良いし、複数の特性を挙げて優先度を示す定量的な数値の格納や優先したい順の順位分けをしても良い。所属ユーザID領域2605は、各グループに所属するユーザの名称あるいは識別コードを格納する。
グループ特性情報260の所属ユーザID領域2605に格納されたユーザの識別コードは、ユーザ特性情報250が有するユーザID領域2501と紐づけられる。ユーザ特性情報250のデータ構成例を図6および図7に示す。ユーザ特性情報250は、ユーザ属性情報210および要求情報240に基づいて作成し、そのグループに所属するユーザが個々に示す要求と属性・趣向などを格納する。グループ特性情報260およびユーザ特性情報250の作成方法は、図13を用いて後述する。ユーザ特性情報250は、ユーザID領域2501、ユーザ特性領域2503、特性優先度領域2504、ユーザ−グループ親和度領域2505から構成される。図6と図7では、ユーザ特性領域2503および特性優先度領域2504に格納されるデータの形式が異なる。ユーザID領域2501は、ユーザの名称あるいは識別コードを格納する。ユーザ特性領域2503は、該当するユーザの特性を格納する。ユーザの特性とは、そのユーザの要求や属性・趣向に関する情報である。ユーザ特性領域2503は、予め定義された特性項目についてそのユーザの特性を示す値が格納されていても良いし、ユーザごとに非定型的に特性を格納しても良い。前者は例えば、図6に示すように、特性1の項目が年齢、特性2の項目が騒音条件と予め特性項目を決めておき、特性1には年齢に対するユーザの要求や属性・趣向に関する情報(「30歳」「40歳」といった定量的な数値や、「子ども」「高齢者」といった定性的な評価値)を、特性2には車両での騒音条件に対するユーザの要求や属性・趣向に関する情報(「40デシベル」「60デシベル」といった定量的な数値や、「にぎやか」「静か」といった定性的な評価値)を格納する。後者は例えば、図7に示すように、ユーザごとに要求や属性・趣向を示す情報(「1歳子連れ母親、子どもが泣き出す可能性あり、車内で授乳したい」など)を格納する。特性優先度領域2504は、ユーザ特性領域に格納されたユーザごとの要求や属性・趣向に関する情報であるユーザ特性における優先度を格納する。図6に示すようにユーザ特性領域2503にて予め複数の特性項目が定義されている場合には、各特性項目に格納した情報に対して、例えば全特性項目が100となるように優先度の高い特性ほど大きい値、優先度の低い特性ほど小さい値といったように定量的な数値を定義しても良いし、全ての特性項目に対して優先したい順に順位付けをしても良い。図7に示すようにユーザ特性領域2503に格納される特性が非定型データの場合には、ユーザごとに優先する特性(「騒いでも良い」、「静か」など)を格納する。この場合優先する特性は複数あっても良いし、複数の特性を挙げて優先度を示す定量的な数値の格納や優先したい順の順位分けをしても良い。ユーザ−グループ親和度領域2505は、各ユーザにおけるグループ特性情報260に格納される各グループへの親和度を格納する。ユーザとグループの親和度とは、そのグループに対するユーザの親和性を定量的に示す値であり、その値は、例えば、ユーザ特性とグループ特性をそれぞれベクトルで表現した時のベクトル間の距離や、ニューラルネットワークによるユーザ特性とグループ特性の関係性のモデル化などによって定義する。親和度は、グループ特性情報260における特性優先度領域2604とユーザ特性情報250における特性優先度領域2504に格納された優先度の情報に基づき、グループにとって優先度の高い特性とユーザにとって優先度の高い特性が合致するように算出し、グループとユーザの組合せによって、親和度を算出するために用いる特性項目が変わっても良い。例えば、「騒音」という特性項目が最優先のグループと各ユーザの親和度を算出する場合には、各ユーザの「騒音」という特性項目に対する特性を示す値に基づいて親和度を算出する。このとき、ユーザの「騒音」という特性項目に対する優先度が高い場合には、親和度にはその特性を示す値の影響が大きくなるように、ユーザの「騒音」という特性項目に対する優先度が低い場合には、親和度にはその特性を示す値の影響が小さくなるように親和度を算出する。つまり、「騒いでも良い」グループAにおいて、「とにかく騒ぎたい」ユーザaと「騒ぎたいけど他にも要求がある」ユーザbとそれぞれのユーザに対して親和度を算出する場合、どちらのユーザも「騒ぎたい」という要求はあるが、「騒ぎたい」要求の優先度が高いユーザaとの方がより親和度が高くなるように算出する。グループ特性情報260の所属ユーザID領域2605は、予め決まっているグループ分けに従って各グループに所属するユーザのユーザIDを格納する。
<処理手順例:図2 Step320>
次に、座席指定システム10の処理部120(グル―プ割当部)は、Step310にて取得した座席指定の対象とするグループを、スケジュール220と設備情報230と比較して、列車内の空間に割り当てる(Step320、3200)。すなわち、グループ割当部は、複数あるグループのうち、夫々のグループ間における親和度を算出し、グループ間における親和度に基づいて、グループを前記空間内に割り当てる。
ここでは、列車編成を構成する車両を一つの空間として、各列車編成と各車両の座席数と、各グループに所属するユーザの人数を制約とし、空間への割り当てを決定する。グループに所属するユーザの人数が一つの空間つまり一車両の座席数に満たない場合には、複数のグループを一つの車両内に割り当てる。隣り合わせにするグループは、グループ間の親和度に応じて決定する。グループ間の親和度とは、ふたつのグループの間での親和性を定量的に示す値であり、その親和度の値は、ユーザとグループの親和度を算出する場合と同様、例えば、グループ特性をベクトルで表現した時の2つのベクトル間の距離や、ニューラルネットワークによるグループ特性間の関係性のモデル化などによって定義する。親和度は、グループ特性情報260における特性優先度領域2604に格納された優先度の情報に基づき、グループにとって優先度の高い特性同士の親和度が高くなるように算出し、グループとグループの組合せによって、親和度を算出するために用いる特性項目が変わっても良い。例えば、グループAが「騒音」という特性項目が最優先で、グループBも「騒音」という特性項目が最優先であれば、「騒音」という特性項目を用いて親和度を算出する。一方で、グループCは「飲食可否」という特性項目が最優先である場合には、グループAとグループCの親和度算出には、「騒音」「飲食可否」いずれかあるいは両方の特性項目やそのほかの特性項目を用いて親和度を算出する。また、親和度は似ているグループ同士でなく、似ていないグループ同士で高い値になるように算出しても良い。例えば、歩行速度が遅いユーザが所属するグループ(高齢者グループ、身障者グループなど)を一車両に集約してしまうと、列車の乗降に時間が掛かりすぎるため、あえて複数車両に分散させる、といったことが考えられ、この場合にはこれらのグループ間での親和度は低い値になるように定義する。
<処理手順例:図2 Step330>
次に、座席指定システム10の処理部120は、各グループが割り当てられた空間内のユーザを更に小グループ化し、空間内の座席に対してユーザを割り当てる(Step330、3300)。小グループとは、模式図3300にて斜線部で示すように、Step310で取得したグループよりも少人数のユーザから構成され、グループに所属するユーザの中でも、より親和度の高いユーザ同士で構成されるように決定する。小グループはStep310で取得したグループを跨ぐユーザで構成されても良い。Step330の詳細は、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
<処理手順例:図8 Step3302>
はじめに、グループが割り当てられた空間内の座席に対して、そのグループに所属するユーザを仮割り当てする(Step3302)。仮割り当ての座席は、例えば、ユーザ間の親和度に応じて、親和度が高いユーザほど近くの座席に、親和度が低いユーザほど遠くの座席になるように決定する。ユーザ間の親和度とは、ふたつのグループの間での親和性を定量的に示す値であり、その親和度の値は、ユーザとグループの親和度、グループとグループの親和度を算出する場合と同様、例えば、ユーザ特性をベクトルで表現した時の2つのベクトル間の距離や、ニューラルネットワークによるユーザ特性間の関係性のモデル化などによって定義する。親和度は、ユーザ特性情報250における特性優先度領域2504に格納された優先度の情報に基づき、ユーザにとって優先度の高い特性同士の親和度が高くなるように算出し、ユーザとユーザの組合せによって、親和度を算出するために用いる特性項目が変わっても良い。すなわち、グループ情報記憶部には、グループ夫々のグループ特性、グループ特性に対応する特性優先度、ユーザ夫々のユーザ特性及び前記ユーザ特性に対応する特性優先度と、が記憶され、グループ割当部は、親和度を求める対象となる2つのグループにおけるグループ特性のうち前記特性優先度が最大であるグループ特性に基づいて親和度を算出し、座席割当部は、親和度を求める対象となる2つのユーザにおける前記ユーザの特性のうち前記特性優先度が最大であるユーザ特性に基づいて親和度を算出する。親和度を算出する際に、グループ又はユーザの組合せに応じて算出に用いるグループ特性又はユーザ特性が変わる。
例えば、ユーザaが「騒音」という特性項目が最優先で、ユーザbも「騒音」という特性項目が最優先であれば、「騒音」という特性項目を用いて親和度を算出する。一方で、ユーザcは「飲食可否」という特性項目が最優先である場合には、グループaとグループcの親和度算出には、「騒音」「飲食可否」いずれかあるいは両方の特性項目やそのほかの特性項目を用いて親和度を算出する。
<処理手順例:図8 Step3304>
次に、仮割り当てされたユーザの座席配置に基づき、小グループを作成する。模式図3の3300では一人のユーザが一つの小グループに所属するように示したが、実際にはユーザごとにそのユーザにとっての小グループを作成する。すなわち、座席指定システム10の処理部120(座席割当部)は、グループに割当られた空間内において、グループに属するユーザ間の親和度を算出し、ユーザ間の親和度に基づいて、ユーザの座席を割り当てる。また、座席割当部は、ユーザと他のグループに属するユーザとの親和度を算出し、ユーザと他のグループに属するユーザとの親和度に基づいて、ユーザの座席を割り当てる。
例えば、前後左右のユーザと小グループを作成すると定義されている場合には、図9の模式図に示すように、2列B番のユーザにとっての小グループは、1列B番、2列A番、2列C番、3列B番で構成され、2列D番にとっての小グループは、1列D番、2列C番、2列E番、3列D番で構成される。小グループの構成は、高い親和度を保ちたい空間の範囲によって決定するものとし、グループごとやユーザごとに事前に定義されていても良い。団体で申し込んだグループや、一人で複数の席を確保したい、家族でボックス席を確保したい、といった座席配置に関する要求を持つユーザについては、その要求に従って小グループの構成、範囲を決定する。
<処理手順例:図8 Step3306>
次に、各ユーザの座席適合度を算出する。座席適合度とは、ユーザが割り当てられた座席に対してどの程度適合しているかを定量的に示す値である。座席適合度の値は、対象ユーザにとっての小グループの所属ユーザ一人ひとりについて、対象ユーザとの親和度と重み係数の積を算出し、それらの値の平均値とする。重み係数は、例えば、座席間の物理的距離の逆数を代入する。すなわち、座席指定システム10の処理部120(座席適合度算出部)が、割り当てられたユーザの座席に対して、ユーザと他のグループに属するユーザとの親和度を、ユーザと他のグループに属するユーザとの距離とに基づいて、再度算出して座席適合度を算出し、ユーザの座席適合度が予め定められた範囲内になるように、ユーザを座席へ再度割り当てる。図10の模式図に示すように、2列C番に割り当てられたユーザにとっての小グループに所属するメンバーが、1列C番、2列B番、2列D番、3列C番であり、それぞれのユーザと1メートル、1メートル、2メートル、1メートルという距離で離れている場合、2列C番に割り当てられたユーザの座席適合度は、{(1列C番のユーザとの親和度×1)+(2列B番のユーザとの親和度×1)+(2列D番のユーザとの親和度×0.5)+(3列C番との親和度×1)}÷4で算出される値となる。重み係数の値は、物理的な距離でなく、座席配置により個別に定義しても良い(例えば、隣の座席であれば5、通路を挟んで隣の座席であれば3、前後の座席であれば2、など)。また、空間運用途中にユーザの利用開始・中断が可能である(鉄道列車に途中乗車・途中下車が可能である)場合には、座席適合度に用いる重み係数の値に、重複する利用時間の値を用いても良い。図10の模式図の例において、2列C番に割り当てられたユーザと重複する利用時間が、1列C番のユーザと2列B番のユーザが1時間ずつ、2列D番のユーザと3列C番のユーザが2時間ずつであった場合、2列C番に割り当てられたユーザの座席適合度は、{(1列C番のユーザとの親和度×1)+(2列B番のユーザとの親和度×1)+(2列D番のユーザとの親和度×2)+(3列C番との親和度×2)}÷4で算出される値となる。あるいは、重み係数の値は、座席間の物理的な距離、重複する利用時間など、周囲のユーザとの親和度に関連する要素の積で表しても良い。
また、座席適合度の算出には、対象ユーザと周囲のユーザとの親和度に基づくだけでなく、対象ユーザと座席との親和度を考慮しても良い。対象ユーザと座席との親和度とは、ユーザの座席に対しての親和性を定量的に示す値であり、例えば、富士山が見えやすい座席は観光客と親和度が高い、多目的室付近の座席は子連れユーザと親和度が高い、冷房近くの座席は女性と親和度が低い、といったように定義されるものとし、ユーザ特性情報250と紐づけて数値化できるように予め親和度の算出式を定義しておく。このユーザ−座席親和度と、対象ユーザと周囲のユーザとの親和度に基づいて算出した座席適合度との積の値を、座席適合度として定義しても良い。
<処理手順例:図8 Step3308>
Step3306で算出した座席適合度の値が空間内の全ユーザで平準化されるように、ユーザの座席への割り当てと座席適合度の算出を繰り返して実行し、最終的な座席割り当てを決定して、空間情報270として記憶する。空間情報270は、各座席に割り当てられたグループ、ユーザに関する情報を有する。座席割り当ての変更に基づく、座席適合度の再計算においては、Step3302にて示した通り、ユーザとユーザの組合せによってその親和度の算出に用いる特性項目が変化する。特に、グループごとに割り当てられたエリアの境界付近の座席に割り当てられたユーザにおいては、小グループに所属するユーザの元々異なるグループが複数存在するため、各ユーザとの算出に用いる特性項目が変化する可能性が高い。すなわち、座席適合度算出部は、ユーザと他のグループに属するユーザとの距離が近いほど、ユーザ同士の親和度を大きくなるように再計算する。
空間情報270のデータ構成例を図11に示す。空間情報270は、空間ID領域2701と、座席ID領域2703と、在庫状況領域2704と、グループID領域2705と、ユーザID領域2707と、座席適合度領域2709から構成される。空間ID領域2701は、空間の名称あるいは識別コードを格納する。座席ID領域2703は、座席の名称あるいは識別コードを格納する。在庫状況領域2704は、該当する座席が予約済みか、通知済みか、空席か、という在庫の状況を格納する。在庫状況が予約済みとは、着席するユーザが決まっているが、そのユーザに対して座席IDを通知していない座席に対して付与される値であり、在庫状況が通知済みとは、着席するユーザに対して座席IDを通知した座席に対して付与される値である。座席状況が空席とは、ユーザが割り当たっていな座席に対して付与される値である。グループID領域2705は、グループの名称あるいは識別コードを格納する。ユーザID領域2707は、ユーザの名称あるいは識別コードを格納する。座席適合度領域2709は、Step3306で算出した座席適合度を格納する。すなわち、受信部がユーザから予約情報を取得すると、グループ割当部が予約情報に基づいてユーザの特性を算出し、ユーザのグループを割り当てる。また、グループ割当部は、グループに属するユーザの人数と空間内の座席数の情報を取得し、グループに属するユーザの人数が空間内の座席数よりも少ない場合には、グループ間の親和度に応じて、親和度の高い他のグループを一つの車両内に割り当てる。
空間情報270の空間ID領域2701に格納された空間の識別コードは、設備情報230が有する列車ID、車両IDと紐づけられる。空間情報270の座席ID領域2703に格納された座席の識別コードは、設備情報230が有する座席IDと紐づけられる。空間情報270のグループID領域2705に格納されたグループの識別コードは、グループ特性情報260が有するグループID領域2601と紐づけられる。空間情報270のユーザID領域2707に格納されたユーザの識別コードは、ユーザ特性情報250が有するユーザID領域2501と紐づけられる。在庫状況領域2704に空席が格納されている座席においては、グループID領域2705、ユーザID領域2707、座席適合度2709には値が格納されない。
<処理手順例:図2、図3、図8 まとめ>
以上が、グループ分けされたユーザを座席に割り当てる処理手順である。
<ユーザからの要求を利用開始直前まで受け付ける場合>
ここまでで説明した座席指定の処理は、ユーザからの要求受付を全て締め切った後に一括で実行することを前提とした。ここでは、ユーザが空間を利用する直前(鉄道列車に乗車する直前)まで要求受付が可能であることを前提としたときの、座席指定の処理を、図12に示す模式図と、図2、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
<図12:全体処理概要>
図12の模式図に示すように、ユーザからの要求受付には、一次締め切りと最終締め切りを設ける。最終締め切りは利用開始直前とし、一次締め切りは任意のタイミングに設定する。受け付け開始から一次締め切りの間には、ユーザからの要求は蓄積し、座席指定は実行しない。一次締め切りのタイミングになったら、それまでに要求を受け付けたユーザを一括で座席に割り当てる。そして一次締め切りから最終締め切りまでは、ユーザからの要求の度に毎回座席指定を実行し、座席の割り当て結果を更新することとする。
<一次締め切り時の座席指定の処理>
まず、一次締め切り時の座席指定の処理手順を、図2を用いて説明する。なお、ここでも、ユーザのグループ分けは、要求時に既に決まっているものとして、グループ分けされたユーザを座席に割り当てる処理手順を説明する。
<処理手順例:図2 Step310>
はじめに、座席指定システム10の処理部120は、座席指定の対象とするグループとそのグループに所属するユーザの情報として、グループ特性情報260を取得する(Step310、3100)。
<処理手順例:図2 Step320>
次に、座席指定システム10の処理部120は、Step310にて取得した座席指定の対象とするグループを、スケジュール220と設備情報230と比較して、空間に割り当てる(Step320、3200)。このとき、要求受付の締め切り後に座席指定する場合には、各列車編成と各車両の座席数と、各グループに所属するユーザの人数を制約として、空間への割り当てを決定したが、利用開始直前まで要求を受け付ける場合には、一次締め切り後に新たに受け付けるユーザを見越して、グループに所属するユーザの人数を多めに設定しておく。設定する人数は、例えば、閑散期であれば適当にある程度の大人数を設定しても良いし、過去の販売実績から将来購入が予想される人数分を算出してその予想人数分のみを設定しても良い。
<処理手順例:図2 Step330>
次に、座席指定システム10の処理部120は、空間内のユーザを小グループ化し、空間内の座席に対してユーザを割り当てる(Step330、3300)。小グループの作成方法、座席適合度の算出方法、最終的な座席割り当ての決定方法は、ユーザからの要求受付を全て締め切った後に一括で座席指定を実行する場合と変わらない。但し、一次締め切りの場合は小グループの範囲内の座席にユーザが仮割り当てされていない場合があり、その場合においては既に予約済みで仮割り当てがされているユーザのみを小グループの対象として、座席適合度の算出を行う。
<一次締め切り時の座席指定の処理:まとめ>
以上が、ユーザが空間を利用する直前(鉄道に乗車する直前)まで要求受付が可能である場合の、一次締め切り時までに要求を受け付けたユーザの座席指定の処理手順である。
<一次締め切り後の座席指定の処理>
次に、一次締め切りが終了した後に、新たにユーザから要求を受け付けた時の座席指定の処理手順を、図2および図8を用いて説明する。
<処理手順例:図2 Step310、320>
一次締め切り時に、グループの空間への割り当てを実行済みのため、ここでは本ステップは実行しない。
<処理手順例:図2 Step330>
座席指定システム10の処理部120は、新たに要求を受け付けたユーザと、それ以前に座席割り当てを実行済みのユーザを、空間内の座席に割り当てる(Step330)。座席指定システム10には、それ以前の座席割り当ての結果が空間情報270として記憶されているが、一次締め切り後に新たに要求を受け付ける時に、割り当て済みの座席を変更可能なユーザと不可能なユーザが混在するものとし、要求を受け付けたユーザと座席変更可能なユーザを合わせた全ユーザに対して、座席割り当てを実行する。座席変更が不可能なユーザとは、例えば、既に割り当てられた座席のIDを通知済みのユーザなどである。Step330の詳細は、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
<処理手順例:図8 Step3302>
まず、座席指定システム10の処理部120は、ユーザを座席に仮割り当てする(Step3302)。座席指定システム10には、それ以前の座席割り当ての結果が空間情報270として記憶されているため、ここでは新たに要求を受け付けたユーザのみを、既に座席に割り当てられたユーザとの親和度に基づいて仮割り当てすれば良い。
<処理手順例:図8 Step3304>
次に、仮割り当てされた座席に基づき、小グループを作成する。小グループの作成の仕方は、ユーザからの要求受付を全て締め切った後に一括で座席指定を実行する場合、および一次締め切り時と変わらない。
<処理手順例:図8 Step3306>
次に、各ユーザの座席適合度を算出する。座席適合度の算出方法は、ユーザからの要求受付を全て締め切った後に一括で座席指定を実行する場合、および一次締め切り時と変わらない。但し、空間運用途中にユーザの利用開始・中断が可能である(鉄道列車に途中乗車・途中下車が可能である)場合には、空間運用開始以降(始発駅を発車以降)に座席指定を行う時に、既に運用されている空間の利用状況を観測してユーザ−座席親和度を算出しても良い。空間の利用状況の観測には、例えば、カメラや温度計のようなセンサを設置しても良いし、事業者(車掌など)が巡回しても良いし、利用中のユーザからアンケートやSNSにより意見を収集しても良い。
<処理手順例:図8 Step3308>
Step3306で算出した座席適合度に基づき、空間内の全ユーザにおける座席適合度が最適化するように、ユーザの座席を再割り当てし、最終的な座席割り当てを決定して、空間情報270として記憶する。ただし、座席変更が不可能であるユーザに対しては、座席の再割り当ては実行しない。
<一次締め切り後の座席指定の処理:まとめ>
以上が、ユーザが空間を利用する直前(鉄道に乗車する直前)まで要求受付が可能である場合の、一次締め切りが終了した後に、新たにユーザから要求を受け付けた時の座席指定の処理手順である。
<グループ分けの処理>
ここまでで説明したユーザのグループ分けは、要求受付時に既に決まっていることを前提とした。以降は、要求受付時にはグループが決まっておらず、要求を受け付けた後に決定する場合におけるグループ分けの処理手順を、図13を用いて説明する。
なお、グループ分けの処理は、座席指定の処理を実行する前の任意のタイミングに実行するものとする。
<処理手順例:図13 Step410>
はじめに、ユーザは、予約端末20からネットワーク経由で座席指定システム10に接続し、要求を送信する。座席指定システム10の受付部110は、要求を受け付け、要求情報240として記憶する(Step410)。
要求情報240のデータ構成例を図14に示す。要求情報240は、ユーザID領域2401、要求項目領域2403、要求内容領域2405、要求優先度領域2407から構成される。ユーザID領域2401は、ユーザの名称あるいは識別コードを格納する。要求項目領域2403は、要求する項目として、グループ、利用日時(乗車日、乗車時刻など)、利用空間(乗車駅、降車駅など)、その他空間に関する要求項目(騒音の程度、飲食可否、空調の設定温度など)を格納する。これらの項目は、予め定義されていても良いし、ユーザや事業者がその都度定義しても良い。また、特に項目を設定せずに自由に要求を入力させるフリーフォーマット項目を設けても良い。要求内容領域2405は、要求項目に対応する要求内容を格納する。要求内容は、予め定義された内容や値から選択しても良いし、ユーザごとに非定型的に設定しても良い。例えば、「乗車日」「乗車駅」「降車駅」という要求項目に対して、運用が計画されている列車から選択するが、「乗車時刻」という要求項目に対しては、ある程度幅を持たせた時間帯を要求しても良いし、ピンポイントで時刻を指定して要求しても良い。また、「空調の設定温度」という要求に対して、「28度」「25度」といった定量的な数値を要求しても良いし、「涼しく」「やや涼しく」といった定性的な評価値を要求しても良い。
要求優先度領域2407は、要求項目と要求内容の優先度を格納する。優先度の値は、例えば全特性項目が100となるように優先度の高い特性ほど大きい値、優先度の低い特性ほど小さい値といったように定量的な数値を定義しても良いし、全ての特性項目に対して優先したい順に順位付けをしても良い。
<処理手順例:図13 Step420>
次に、座席指定サーバの処理部120は、要求情報240のユーザID領域2401に格納されたユーザの識別コードと、ユーザ属性情報210が有するユーザID領域2101を紐づけることにより、要求を受け付けたユーザのユーザ属性情報210を取得し、要求情報240と合わせてユーザ特性情報250を作成する(Step420)。ユーザ属性情報210のユーザID領域2101にユーザIDが格納されていないユーザに関しては、要求情報240のみからユーザ特性情報250を作成する。
ユーザ属性情報210のデータ構成例を図15に示す。ユーザ属性情報210は、ユーザID領域2101、属性項目領域2103、属性内容領域2105、属性信頼度領域2107から構成される。ユーザID領域2101は、ユーザの名称あるいは識別コードを格納する。属性項目領域2103は、属性の項目として、個人情報(性別、生年月日、住所、家族構成など)や趣味、嗜好の項目を格納する。これらの項目は、予め定義されていても良いし、ユーザや事業者がその都度定義しても良い。属性内容領域2107は、属性項目に対応する内容を格納する。属性内容は、予め定義された内容や値から選択しても良いし、ユーザごとに非定型的に設定しても良い。属性信頼度領域2107は、属性の値の信頼度を格納する。信頼度の値は、属性項目に対する属性内容の決定方法に依存して定義する。属性項目に対する属性内容の決定には、本システム専用の会員制度を設けて会員情報として作成しても良いし、交通系ICカード乗車券やクレジットカードといった事業者が運営する他のサービスで登録された会員情報と紐づけても良いし、SNSといった外部のシステムから抽出しても良い。また、過去の座席指定時の要求や、その時の座席適合度、あるいは満足度(例えばユーザからアンケートやSNSにより意見収集)といった実績から作成しても良い。
以上の要求情報240とユーザ属性情報210に格納された値に基づき、ユーザ特性情報250を作成する。図6に示すように、ユーザ特性情報250のユーザ特性領域2503の特性項目が予め定義されていれば、その特性項目と要求情報240の要求項目領域2403、ユーザ属性情報210の属性項目2103に格納される値を紐づけることで、要求内容領域2405、属性内容領域2105の値を決定しユーザ特性領域2503に格納する。図5に示すように、ユーザ特性領域2503の値が非定型的に格納できる場合には、要求情報240の要求優先度領域2407に格納される優先度の値、およびユーザ属性情報210の属性信頼度領域2103に格納される信頼度の値に基づき、優先度が高い要求内容領域2405の値と、信頼度が高い属性内容領域2105の値を決定しユーザ特性領域2503に格納する。
<処理手順例:図13 Step430>
次に、座席指定サーバの処理部120は、ユーザ特性情報250と要求情報240とユーザ属性情報210に基づき、グループ特性情報260を作成し、それに応じてStep420で作成したユーザ特性情報250を確定する(Step430)。
ユーザのグループ分けは、それまでに受け付けた全要求について、ユーザ間の親和度を算出し、その値に応じて、親和度が高いユーザ同士が同じグループになるように決定する。このときに、要求情報240の要求優先度領域2407に格納される優先度の値やユーザ属性情報210の属性信頼度領域2107に格納される信頼度の値を参照して、優先度が高い要求内容2405の値と、信頼度が高い属性内容2105の値を優先的に親和度の算出に用いても良い。また、ユーザ属性情報210に、過去の座席指定時の座席適合度や満足度が低いという情報が格納されている場合には、今回はそれらの値が高くなるように、そのユーザの要求を反映したグループを作成しても良い。
以上の処理により作成した各グループについて、ユーザ特性情報250に格納された値に基づき、グループ特性情報260を作成する。それぞれのユーザが所属するグループを一つに定めると共に、各ユーザと全グループとの親和度を算出して、ユーザ特性情報250のユーザ−グループ親和度領域2505に格納する。
なお、ユーザが空間を利用する直前まで要求受付が可能であり、一次締め切りが終了した後に新たにユーザから要求を受け付けた時には、一次締め切り時にグループ分けが実行されているため、既に作成されたグループの中から新たに要求を受け付けたユーザが所属するグループを決定することとする。
<グループ分けの処理:まとめ>
以上が、要求受付時にはグループが決まっておらず、要求を受け付けた後に決定する場合におけるグループ分けの処理手順である。
<表示例>
以上に示した処理手順に基づいて実行した座席指定処理の結果の表示例について、図16、図17を用いて説明する。
<表示例:図16>
図16は、予約端末10あるいは通知端末30の表示部に、座席表とその各座席に割り当てられたユーザの特性を表示した例である。この座席表をこれから予約するユーザに見せることで座席選択の判断基準としたり、車掌に見せることで案内の仕方や空調の設定温度を変えたり、車内販売の担当者に見せることで商品のラインナップを変えたり、乗務員運用の担当者に表示することで保育士のような専門知識を持った人を乗務させたりすることが可能になる。座席表の座席一つ一つをクリックすることで個々のユーザの詳細情報を表示しても良いし、個々のユーザの情報を要約して空間ごとの情報として表示しても良い。
<表示例:図17>
図17は、ユーザが座席表から座席を指定して要求する場合において、端末の表示部に、座席表内でそのユーザへのおすすめの座席を表示した例である。この場合は、予約端末と通知端末が1つの機器として構成されていることを前提とする。要求受付の一次締め切りの後であって、新たに要求を受け付ける場合、それ以前に座席割り当てが決定済みの空間中でまだ空席の座席の中から、新たに要求を受け付けるそのユーザの座席適合度が高くなる座席を判別することで、それをユーザに見せれば座席選択の判断基準とすることが可能になる。この場合は、新たに要求を受け付けるユーザごとに異なる座席表の画面が表示されることとなる。
<サービス例>
なお、Step3308において空間内のユーザの座席適合度が平準化するように座席割り当てを決定すると示したが、サービス平準化をせずに座席適合度に応じてユーザごとに指定席料金の設定を変えても良い。例えば、座席適合度の高いユーザに対しては高い指定席料金を、座席適合度の低いユーザに対しては安い指定席料金を設定する。このとき、図17の表示例と合わせて座席ごとに料金を表示しても良い。
<効果>
以上のように、本発明によれば、ユーザの組合せごとにユーザ間の親和度算出に用いる特性を変えることができ、その親和度に基づいて座席の割り当てを実行するため、ユーザ一人ひとりの細かい要求と状況・趣向に応じて、近接するユーザを柔軟に決定することができる。
<構成例:図18>
本実施形態では、複数のサブシステム間で共有するリソースを、個別のサブシステムの要求や特徴に応じて割り当てる自律分散システムを説明する。ここでリソースとは、ソフトウェアやハードウェアを動作させるのに必要なCPUの処理速度やメモリ容量、ハードディスクの容量といったコンピュータリソースであっても良いし、天然資源、人的資源、経済的資源といった一般的な資源であっても良い。例えば、電力リソースを事業者間で融通して、各事業者の都合を考慮しつつ全体の資源利用を効率化する、といった例が考えられる。
図18は、本発明の実施例2における自律分散システムの全体構成図である。自律分散サーバ1010は実施例1の座席指定システム10に相当するものであり、予め在庫が決まっているリソースを各サブシステムに割り当てる。サブシステム1020は、実施例1の予約端末20や通知端末30、あるいはそれらの端末を利用するユーザに相当し、自律分散サーバ1010によって割り当てられたリソース情報に基づき処理を実行する。サブシステム1020は人間であって、割り当てられたリソース情報に基づき行動を実行するものであっても良い。
サブシステム1020は、ネットワーク経由で自律分散サーバ1010に接続し、送信部10201が要求や状態を送信する。自律分散サーバ1010では、受付部10110が要求を受け付け、処理部10120がその要求や状態に応じてサブシステム特性情報10250を作成し、リソースの在庫情報を格納するリソース情報10230に基づき、サブシステムごとのリソースの割り当て結果を示すリソース割当情報10270を作成し、通知部10130がサブシステム1020に通知する。サブシステム1020は、ネットワーク経由で自律分散サーバ1010に接続し、受信部10202が通知を受信する。サブシステム1020の処理部10203は、受信したリソースの割り当て結果に応じて、自身の動作を既定し実行する。
自律分散サーバ1010におけるリソース情報10230は、実施例1の座席指定サーバにおける設備情報230に相当するものであり、サブシステムが利用可能なリソースの数、構成などの情報を有する。リソースの利用に際し、有効期限がある場合には、実施例1におけるスケジュール220と同様にリソースの運用スケジュールを有していても良い。リソース情報10230のデータ構造は実施例1の設備情報230と同様であるため説明を省略する。サブシステム特性情報10250は、実施例1の座席指定サーバにおけるユーザ特性情報250に相当するものであり、各サブシステムから受信する要求や、各サブシステムが元々有する特徴に応じて作成するサブシステム特性情報10250のデータ構造および作成方法は実施例1のユーザ特性情報250と同様であるため説明を省略する。リソース割当情報10270は、実施例1の座席指定サーバにおける空間情報270に相当するものであり、サブシステム特性情報10250、あるいはそれに基づき作成するグループ特性情報と、リソース情報10230とを比較して、サブシステム間でのリソース共有における親和度を算出して、サブシステムにリソースを割り当てた結果情報を有する。リソース割り当て情報10270のデータ構造および作成方法は実施例1の空間情報270と同様であるため説明を省略する。すなわち、サブシステムは使用したいリソースの要求情報を自律分散サーバに送信し、自律分散サーバのグループ決定部はサブシステムの要求情報に基づいて複数のグループを決定する。更に、自律分散サーバのグループ割当部は、グループ同士の親和度を算出し、グループ同士の親和度に基づいて、リソースにグループを割り当てる。
<効果>
本発明によれば、サブシステム間でのリソース共有において、サブシステムの組合せごとにサブシステム間の親和度算出に用いる特性を変えることができ、その親和度に基づいてリソースの割り当てを実行するため、個別のサブシステムの細かい要求や特徴に応じてリソースを割り当てることができる。
<実施の形態:まとめ>
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形形態が含まれる。上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、前記実施形態においては、適用先を鉄道分野に限定したが、バス・航空・船といった交通機関の座席指定、映画・コンサート・スポーツ観戦・演劇といったホール等の会場の座席指定、あるいは貨物列車・トラック輸送・郵便配達といった貨物輸送における貨物配置指定への適用により、個別ユーザの要求を反映しつつユーザ全体の満足度の高い空間を提供することが可能になる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。
10 座席指定システム
20 予約端末
30 通知端末
110 受付部
120 処理部
130 通知部
210 ユーザ属性情報
220 スケジュール
230 設備情報
240 要求情報
250 ユーザ特性情報
260 グループ特性情報
270 空間情報

Claims (5)

  1. 複数のユーザを空間内に複数ある座席のうちのいずれか一つの座席に割り当てる座席指定システムにおいて、
    ユーザ及び当該ユーザが属するグループの各情報を記憶するグループ情報記憶部と、
    前記ユーザが属するグループの前記グループ特性情報を取得するグループ取得部と、
    複数ある前記グループのうち、夫々のグループ間の第1の親和度を算出し、前記第1の親和度に基づいて、前記グループを前記空間内に割り当てるグループ割当部と、
    前記グループに属するユーザ間の第2の親和度または前記ユーザと他のグループに属するユーザとの間の第3の親和度を算出し、前記第2または前記第3の親和度に基づいて、前記グループに割り当てられた空間内から前記ユーザに前記座席を割り当てる座席割当部
    備え
    前記グループ情報記憶部には、前記グループ夫々のグループ特性及びグループ特性優先度と、前記ユーザ夫々のユーザ特性及びユーザ特性優先度と、が記憶され、
    前記グループ割当部は、前記第1の親和度を求める対象となる2つの前記グループにおける前記グループ特性優先度が最大である前記グループ特性に基づいて前記第1の親和度を算出し、
    前記座席割当部は、前記第2または前記第3の親和度を求める対象となる2つの前記ユーザにおける前記ユーザ特性優先度が最大である前記ユーザ特性に基づいて前記第2または前記第3の親和度を算出する
    ことを特徴とする座席指定システム。
  2. 請求項1に記載の座席指定システムにおいて、
    割り当てられた前記ユーザの座席に対して、当該ユーザと他のグループに属するユーザとの距離とに基づいて前記第3の親和度を再計算して当該ユーザの座席の適合度を算出し、当該適合度が予め定められた範囲内になるように当該ユーザの座席を再度割り当てる座席適合度算出部を、更に備える
    ことを特徴とする座席指定システム。
  3. 請求項2に記載の座席指定システムにおいて、
    前記座席適合度算出部が再計算する前記第3の親和度は、前記ユーザと他のグループに属するユーザとの距離が近いほど大きくなる
    ことを特徴とする座席指定システム。
  4. 請求項3に記載の座席指定システムにおいて、
    前記ユーザから予約情報を取得する受信部を、更に備え、
    前記グループ割当部は、前記予約情報に基づいて前記ユーザの特性を算出し、当該ユーザを前記グループに割り当てる
    ことを特徴とする座席指定システム。
  5. 請求項4に記載の座席指定システムにおいて、
    前記グループ割当部は、
    前記グループに属するユーザの人数と前記空間内の座席数の情報を取得し、
    前記グループに属するユーザの人数が前記空間内の座席数よりも少ない場合には、前記第1の親和度の高い他のグループを当該空間内に割り当てる
    ことを特徴とする座席指定システム。
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