JP6357744B2 - 印刷装置の制御装置および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ハーフトーンドットを形成する印刷装置を制御する制御装置、及び印刷装置の制御方法に関する。
インクを着弾させて、ハーフトーンドットを印刷する印刷方法が知られている。ここで、ハーフトーン(half−tone)とは、スクリーン線数、サイズ、形状、又は密度の異なる点で構成される画像のことである。ハーフトーンは、ディザリング、誤差拡散などによって生成される。ハーフトーンドット(half−tone dot)とは、階調を構成する個々の要素のことである。ハーフトーンドットには、正方形、円形、楕円形など、さまざまな形状がありえる。以下、ハーフトーンドットを単に、ドットとも記載する。
また、画像(image)とは、人間の目に見える写真、絵、イラスト、図、文字などで、オリジナルの形、色、遠近感を適切に表現するもののことである。画像データとは、画像を表現するデジタルデータを意味する。画像データに該当するものとして、ベクトルデータやビットマップ画像等が挙げられる。ベクトルデータ(vector data)とは、直線、円、円弧などの幾何学的図形を表現する命令及びパラメーターのセットとして保存される画像データをいう。ビットマップ画像(bit−mapped image)とは、画素(pixel)の配列によって記述される画像データである。画素とは、色又は輝度を独立に割り当てることができる、画像を構成する最小要素のことである。
被印刷物にインクが着弾することで、被印刷物が変形し、被覆率を変化させる場合がある。被覆率の変化は、いわゆる濃度ムラを生じさせる。以下、インクが着弾することで、被印刷物が変形する現象をコックリングと記載する。また、このように被印刷物の変形により濃度ムラが生じる現象をコックリングムラとも記載する。
濃度ムラが発生する画素を、補正用のテーブルを用いて補正することで、濃度ムラを抑制する発明が開示されている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−106066号公報
コックリングにより生じる画質劣化は、近年顕著になった問題であるため、有効な解決策が提示されていない。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、コックリングによる画質の劣化を効果的に抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様では、印刷ヘッドからインクを吐出する印刷装置を制御する制御装置であって、画像データの各画素に規定された入力値を、各色のインクのインク量に変換する第1の処理部と、変換された前記画像データをもとにハーフトーンドットの有無を規定するハーフトーンを生成する第2の処理部と、を有し、前記第2の処理部は、第1のインク量の範囲における第1インクのインク量を、前記第1インクのインク量と、前記第1インクと同色であって前記第1インクと比べて明度が高い第2インクのインク量とに変換し、前記第1のインク量の範囲は、前記入力値の変化に対する前記第1インクのインク量の増加度合が前記第1のインク量の範囲と異なる第2のインク量の範囲での前記入力値の変化に対する前記第1インクのインク量の増加度合に比べて高く、かつ、前記第2のインク量の範囲に挟まれている、構成としてある。
即ち、本発明は、印刷ヘッドからインクを吐出する印刷装置に関する。第2の処理部は、濃度ムラが発生し易い第1のインク量の範囲の第1インクのインク量を、第1インクと、この第1インクと同色であって第1インクと比べて明度が高い第2インクとに変換する。ここで、同色のインクとは、同一種類の色材を含有し、又は同一の色相を示すインクである。また、明度が高いインクとは、同じ階調値(インク量)において、第1インクと比べて明度が高いインクを意味する。例えば、同色であり明度が高い第2インクの例として、第1インクをシアンインクとする場合、第2インクはライトシアンインクとなる。これ以外にも、マゼンダインクとライトマゼンダインク、ブラックインクとグレーインクとが該当する。
そのため、コックリングにより第1インクのドットが濃度ムラ(コックリングムラ)を生じさせる場合でも、第2インクのドットにより明度の増加を低減する。
また、第1のインク量の範囲は、入力値の変化に対する第1インクのインク量の増加度合が第1のインク量の範囲と異なる第2のインク量の範囲での入力値の変化に対する第1インクのインク量の増加度合に比べて高くなっている。入力値に応じて設定されるインク量の値はある範囲(例えば、0から255)を有している。即ち、上述した第1のインク量の範囲において、第1インクの増加度合を高くすることで、この第1のインク量の範囲に対応する入力値の幅が小さくなる。そして、入力値の幅が狭くなることで、濃度ムラが生じ易い第1インクのインク量が選択され難くなっている。
また、本発明の一態様では、前記第1のインク量の範囲は、単位面積当たりのインクの被覆面積を示す被覆率が75パーセントから95パーセントの範囲となるインク量に対応する範囲である。
上記のように構成された発明では、75パーセントから95パーセントの被覆率に対応するインク量に対して、本発明が適用されるため、入力値と、この入力値を再現するためのインク量との色の関係性を大幅に損ねることなく、本発明の濃度ムラの対策を適用することができる。
そして、本発明の一態様では、前記第1のインク量の範囲で設定された前記第2インクは、前記入力値が増加するに従い、減少している、構成としてもよい。
上記のように構成された発明では、第1インクが増加するのに対して第2インクが減少することで、この第1のインク量の範囲でのインク量の総和を一定にすることができる。その結果、被印刷物に打ち込むことができるインク量を超えない範囲において、本発明を適用することができ、ドットの滲みを抑制しつつコックリングに起因する濃度ムラを抑制することができる。
本発明にかかる技術的思想は印刷装置という形態のみで実現されるものではなく、他の物によって具現化されてもよい。また、上述したいずれかの態様の印刷装置の特徴に対応した工程を備える方法(印刷方法)の発明や、当該方法を所定のハードウェア(コンピューター)に実行させる印刷プログラムの発明や、当該プログラムを記録したコンピューター読取可能な記録媒体の発明も把握することができる。また、印刷装置は、単体の装置によって実現されてもよいし、複数の装置の組み合せによって実現されてもよい。
本実施形態にかかるハードウェア構成およびソフトウェア構成を概略的に示している。 コックリングにより濃度ムラが発生する原理を説明する図である。 単色の被覆率を説明するための図である。 入力値に応じて設定される第1インクと、第2インクのインク量の関係を示している。 濃度ムラと被覆率との関係を説明する図である。 画像を印刷するための印刷制御処理をフローチャートにより示している。 分版処理を説明するための図である。 ステップS4において、ハーフトーン処理部13cが用いるドット変換テーブルを示す図である。 ステップS3、S4の処理により変換される指定画像データを説明する図である。 本発明で生成されるドットを説明するための図である。 第2の実施形態に係る分版処理を説明する図である。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
1.第1の実施形態:
1.1.印刷制御装置の構成:
1.2.印刷方法:
2.第2の実施形態:
3.各種変形例:
1.第1の実施形態:
1.1.印刷制御装置の構成:
図1は、本実施形態にかかるハードウェア構成およびソフトウェア構成を概略的に示している。図1では、制御装置10とプリンター50とを示している。制御装置10は、プリンター50を制御してプリンター50に印刷を実行させる機能を有し、例えば、パーソナルコンピューター(PC)や、サーバー、携帯型端末装置等が該当する。プリンター50(printer)とは、あらかじめ定められた一つ又は複数の文字集合に属する離散的な図形文字の列を主な様式として、データのハードコピー記録を作る出力装置、である(JIS X0012−1990)。多くの場合、プリンターはプロッターとしても使用できる。プロッター(plotter)とは、取外し可能な媒体上に、二次元図形の様式でデータのハードコピー記録を直接作り出す出力装置、である(JIS X0012−1990)。プリンター50は、プリンターとして機能し得るものであればよく、スキャナーやコピー機としても機能するいわゆる複合機であってもよい。
本実施形態では、制御装置10およびプリンター50からなるシステムを印刷装置と捉えている。また、制御装置10とプリンター50は、それぞれが別個の装置であることのみを前提としたものではない。制御装置10とプリンター50は、一体的に構成された一つの製品内における各部に該当するとしてもよく、当該製品の一部が印刷装置100として機能する構成も本実施形態に含まれる。
制御装置10においては、CPU11が、ハードディスクドライブ(HDD)20等に記憶されたプログラムデータ21をRAM12に展開してOSの下でプログラムデータ21に従った演算を行なうことにより、プリンター50を制御するためのプリンタドライバー13が実行される。プリンタドライバー13は、解像度変換部13a、分版処理部(第1の処理部)13b、ハーフトーン処理部(第2の処理部)13c、転送部13d等の各機能をCPU11に実行させる。これら各機能については後述する。また、制御装置10とプリンター50とが一体的にプリンターとして構成された場合には、プリンタドライバー13はファームウェアFWとして、HDD20は後述するROM53等のメモリーとして、それぞれ構成されるとしてもよい。
制御装置10には、表示部としてのディスプレー30が接続されており、ディスプレー30には各処理に必要なユーザーインターフェイス(UI)画面が表示される。また、制御装置10は、例えば、キーボードやマウスや各種ボタンやタッチパッドやタッチパネル等により実現される操作部40を適宜備え、各処理に必要な指示がユーザーにより操作部40を介して入力される。なお、ディスプレー30および操作部40は、制御装置10に内蔵されていてもよいし、外部接続されていてもよい。制御装置10は、プリンター50とネットワーク70により通信可能に接続されている。ネットワーク70は、有線あるいは無線による通信経路の総称である。上述したように制御装置10とプリンター50が一体的な製品である場合は、ネットワーク70は当該製品内における通信経路である。後述するように、制御装置10においては、プリンタドライバー13の機能により、ハーフトーン(ハーフトーンデータ)が生成され、ハーフトーンがネットワーク70を介してプリンター50へ送信される。
プリンター50は、印刷ヘッド62が走査軸方向に沿って移動するシリアルプリンターである。シリアルプリンター(serial printer)とは、一度に1個の文字を印刷する印字装置、である(JIS X0012−1990)。
プリンター50においては、CPU51が、ROM53等のメモリーに記憶されたプログラムデータ54をRAM52に展開してOSの下でプログラムデータ54に従った演算を行なうことにより、自機を制御するためのファームウェアFWが実行される。ファームウェアFWは、制御装置10から送信されたPDLデータに基づいて、コマンドの解釈や圧縮データの解凍等を適宜実行し、印刷データを生成する。そして、当該印刷データをASIC56に送ることにより、印刷データに基づいた印刷を実行させることができる。
プリンター50は、さらに操作パネル59を備える。操作パネル59は、表示部(例えば液晶パネル)や、表示部内に形成されるタッチパネルや、各種ボタンやキーを含み、ユーザーからの入力を受け付けたり、必要なUI画面を表示部に表示したりする。
ASIC56は印刷データを取得し、印刷データに基づいて、例えば、搬送機構57や、キャリッジモーター58や、印刷ヘッド62を駆動するための駆動信号を生成する。印刷ヘッド62は、パーマネントヘッド(permanent head)に該当し、インクの液滴を連続的又は断続的に生成する、プリンター本体の機械部又は電気部である(JIS Z8123−1:2013)。プリンター50は、例えばキャリッジ60を備えており、キャリッジ60は複数種類のインク毎のカートリッジ61を搭載している。図1の例では、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンダ(Lm)、グレー(Lk)の各種液体に対応したカートリッジ61が搭載されている。ただし、プリンター50が使用するインクの具体的な種類や数は上述したものに限られず、例えば、オレンジ、グリーン、ライトグレー、ホワイト、メタリック…等、種々のインクを使用可能である。また、カートリッジ61は、キャリッジ60に搭載されずにプリンター50内の所定位置に設置されるとしてもよいし、カートリッジ61は、インクタンク、インクパッケージ等の体裁でもよい。
キャリッジ60は、各カートリッジ61から供給されるインクを多数のインク吐出孔(以下、ノズル)から噴射(吐出)する印刷ヘッド62を備える。従って、プリンター50は、インクジェットプリンターに該当する。インクジェットプリンター(ink jet printer)とは、非衝撃式印字装置であって、文字が用紙上にインクの粒子又は小滴の噴射によって形成されるもの、である(JIS X0012−1990)。
印刷ヘッド62内においては、各ノズルに対応して、ノズルからインク滴(ドット)を噴射させるための圧電素子が設けられている。圧電素子は、前記駆動信号が印加されると変形し、対応するノズルからドットを吐出させる。
搬送機構57は、図示しない紙送りモーターや紙送りローラーを備え、ASIC56に駆動制御されることにより、送り方向に沿って被印刷物を搬送する。送り方向(feed direction)とは、被印刷物とヘッドとが対するときの、被印刷物の移動に係る幾何ベクトルの向き、である。また、走査方向とは、この送り方向に対して交差する方向である。
被印刷物(print substrate)とは、印刷画像を保持する素材のことである。形状は長方形のものが一般的であるが、円形(例えばCD−ROM、DVD等の光ディスク)、三角形、四角形、多角形などがあり、少なくとも、日本工業規格「JIS P0001:1998 紙・板紙及びパルプ用語」に記載の紙・板紙の品種及び加工製品のすべてを含む。
ASIC56にキャリッジモーター58の駆動が制御されることにより、キャリッジ60(および印刷ヘッド62)が、送り方向と交差する方向(走査方向)に沿って移動し、かつASIC56は当該移動に伴って印刷ヘッド62に各ノズルからインクを吐出させる。これにより、被印刷物にドットが付着し、印刷データに基づく画像が被印刷物上に再現される。なお前記“交差”とは、直交の意である。ただし、本明細書で言う直交とは、厳密な角度(90°)のみを意味するのではなく、製品の品質上許容される程度の角度の誤差を含む意味である。
図2は、コックリングにより濃度ムラが発生する原理を説明する図である。図2(a)は、プリンター50のプラテン63に支持される被印刷物を示す。また、図2(b)は、被印刷物におけるプラテン63に対向する領域に印刷されたドットを示す。そして、図2(c)は、被印刷物のプラテン63の間に対向する領域に印刷されたドットを示す。
図2(a)に示すように、印刷ヘッド62は、走査方向での往復移動の往路及び復路において、走査軸の方向に配列するドットを分割して印刷する、いわゆるマルチパス印刷を採用している。図2(b)(c)では、第1から第4までの走査により印刷されたドットに、それぞれ走査番号を示す1から4までの番号を付している。
そのため、図2(b)(c)に示すように、第1走査(往路)により第1ドット列の奇数番目のドットが印刷され、第2走査(復路)により第2ドット列の奇数番目のドットが印刷される。次に、被印刷物を送り方向に移動させた後、第3走査(往路)では、異なるノズルにより第1ドット列の偶数番目のドットが印刷される。そして、第4走査(復路)では、第2ドット列の偶数番目のドットが印刷される。
即ち、用紙の送りと印刷ヘッド62の走査とが交互に行われ、被印刷物にドットが印刷されていく。
このとき、印刷ヘッド62から吐出されたインクは、被印刷物に着弾し、被印刷物の吸収層に吸収され、ドットを発生させる。また、吸収層がインクを吸収することで、被印刷物に伸びを生じさせる。しかしながら、図2(a)に示すように、被印刷物はプラテン63のリブ63aにより支持されており、図示しない搬送路の内部では搬送機構57のローラーにより挟持されている。そのため、被印刷物の伸びは、リブ63aと対向する領域では少なく、リブ63aの間に対向する領域では多くなる。そのため、リブ63aの間において、被印刷物が下側に凸となるよう変形する。このような被印刷物の変形は、印刷ヘッド62から吐出されるインクが被印刷物に着弾するまでに要する時間を変化させる。
また、上述したように、印刷ヘッド62は、走査方向に往復しながらドットを印刷していくため、着弾時間の違いは、ドットの着弾ズレを生じさせる。図2(c)では、第1ドット列の第4走査により印刷されたドットと、第2ドット列の第3走査により印刷されたドットに着弾ズレが生じている。ドットの着弾ズレは、ドットの被覆率を変化させ、画質劣化の要因となる。
図3は、単色の被覆率を説明するための図である。被覆率は、単位面積における単色のインク(ドット)が占める面積の割合を示す。図3(a)では、単位面積をFsとし、一部が重なる2つのドット(シアン、イエロー)の総領域をFallとしている。単色のインクの被覆率を求める場合、まず、図3(a)に示すドットの集合を含む単位面積Fsを撮像し、画像データを取得する。次に、取得された画像データを、グレー画像に変換する。説明を容易にするため、グレー画像は、最も高い明度(白)を0とし、最も低い明度(黒)を255とするデータとして説明する。次に、変換後のグレー画像に対して、2値化を行い、総領域Fallに対する単位面積Fsの比率(被覆率)を求める。具体的には、グレー画像を2値化し、ドットが形成された領域(即ちFall)と、ドットが形成されていない背景領域とを切り分ける。そして、切り分けられた総領域Fallに相当する画素数をヒストグラム化し、面積(平均値X)を算出する。そして、得られた面積(平均値X)を単位面積Fsで割ることで、総領域Fallの被覆率S1を得る。
次に、図3(b)に示すように、グレー画像に含まれるドットの総領域Fallをイエローとシアンとを区別できる閾値(明度)を用いて2値化し、シアンドットの領域F1を切り分ける。そして、切り分けられたシアンドットの領域F1の面積(平均値)を算出する。シアンドットの領域F1の面積(平均値)の算出方法は、総領域Fallと同じである。そして、シアンドットの領域F1の面積(平均値X)を単位面積Fsで割ることで、被覆率S2を得る。また、イエローの被覆率S3は、総領域Fallの被覆率S1からシアンのドットの被覆率S2を引くことで求められる。
本発明では、単色のインクにおける濃度ムラ(コックリングムラ)が生じやすいインク量の範囲において、この色のドットの近くに、他の色のドットを発生させることで、コックリングに起因して生じる濃度ムラを低減している。この第1の実施形態では、第1インクと、この第1インクと同色であって、この第1インクと比べて明度が高い第2インクとを近い位置に発生させる。例えば、第1インクがシアンの場合、第2インクはライトシアンである。また、第1インクがマゼンダの場合、第2インクはライトマゼンダである。そして、第1インクがブラックの場合、第2インクはグレーである。そのため、コックリングが発生し、第1インクのドットのコックリングムラが生じた場合でも、第2インクが第1インクのコックリングムラが生じた位置での明度の増加を抑制している。
図4は、入力値に応じて設定される第1インクと、第2インクのインク量の関係を示している。横軸は、画像データにより指定される入力値(例えば、R、G、Bの各値)であり、縦軸は、インク量である。入力値及びインク量ともに0から255までの値を取るものとする。この図4では、入力値に対応付けられる、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンダ、グレーの内、シアンを第1インクとし、ライトシアンを第2インクとした場合の関係性のみを取り出した図である。
図4では、入力値が第1範囲R1(d0からd1までの範囲)では、ライトシアン(Lc)のみを発生させている。この第1範囲においては、入力値が増加するに従いライトシアンのインク量も増加していく。次に、入力値が第2範囲R2(d1からd2)、第3範囲R3(d2からd3)、第4範囲R4(d3からd4)では、ライトシアン(Lc)に加えて、シアン(C)のインク量を発生させている。
入力値が第3範囲R3から第4範囲R4では、入力値が増加するのに従い、シアン(C)のインク量は増加するが、ライトシアン(Lm)のインク量は減少していく。これは、第1インクが増加するのに対して第2インクが減少することで、被印刷物に打ち込むことができるインク量を超えないようにし、ドットの滲みを抑制しつつコックリングムラを抑制するためである。
入力値が第3範囲R3(d2からd3)においては、シアン(C)のインク量の増加量が他の範囲と比べて最も高くなる。図4では、グラフの傾きf’(dx3)が、他の範囲でのグラフの傾き(f’(dx2)、f’(dx4)に比べて高くなる。ここで、f’(dx)は、シアン(C)における入力値とインク量と関係を示すグラフの微分値である。また、dx2、dx3、dx4は、それぞれ、第2から第4の範囲での入力値を示している。この第3範囲R3は、濃度ムラが生じやすいインク量の範囲(Im1からIm2)に対応している。この第3範囲R3のインク量の増加量(f’(dx3))が、他の範囲と比べて高いため、第3範囲R3に対応する入力値の幅は、他の範囲と比べて狭く、濃度ムラが生じ易い第1インクのインク量が選択され難くなっている。そのため、この第3範囲R3に対応するインク量の範囲が、本発明の濃度ムラを生じさせ易い第1のインク量の範囲となる。また、この第3範囲R3以外のインク量の範囲が、第2のインク量の範囲となる。
本実施形態では、単色のインクにおいて、濃度ムラが生じやすいインク量を、単色のドットの被覆率が30パーセントから95パーセントとなるインク量とし、好ましくは、被覆率が75パーセントから95パーセントとなるインク量としている。
図5は、濃度ムラと被覆率との関係を説明する図である。図5(a)は、被覆率が0から30パーセントの場合のドットを示す。被覆率が0から30パーセントでは、ドットの配置はまばらであり任意の単色のドットが形成されない領域が多くなる。そのため、コックリングに起因するドットの着弾ズレが生じても、被覆率は変動しないか、被覆率の変動量は小さく、コックリングムラは生じにくい。
図5(b)は、被覆率が95パーセント以上の場合のドットを示す。被覆率が95パーセント以上では、単色のドットの配置は密であり、単色のドットが形成されない領域はわずかである。そのため、コックリングに起因する着弾ズレが生じても、被覆率は変動しないか、被覆率の変動量は小さく、コックリングムラは生じにくい。
図5(c)(d)は、被覆率が30から95パーセントの場合のドットを示す。図5(c)は、従来のドットの配列を示す。また、図5(d)は、本発明のコックリングムラ対策を施したドットの配列を示す。被覆率が30から95パーセントの間では、単色のドットが配列する領域と単色のドットが形成されない領域とが適度に混在している。そのため、コックリングに起因するドットの着弾ズレが生じると、被覆率の変動量が大きくなる。即ち、被覆率が30から95パーセントの間は、コックリングムラが生じ易い範囲であるといえる。
特に、被覆率が75パーセントから95パーセントとなる範囲においては、第1インクの濃度が十分に高く、第2インクを加えても、入力値と、ドットとの色の再現性が大きく異ならない。そのため、被覆率が75パーセントから95パーセントの範囲では、インクによる色の再現性の悪化を最小限に留めつつ、コックリングムラを抑制することができる。
一例として、第2インクのインク量は、ドットが滲まない範囲で設定してもよい。具体的には、被印刷物に設定された単位面積当たりのドットの打ち込み量の上限値を超えない範囲で、第1インクと第2インクとの量を規定する。無論、第1インクと第2インクの関係性はこれに限定されない。
1.2.印刷方法:
図6は、画像を印刷するための印刷制御処理をフローチャートにより示している。以下では、第1インクをシアンとし、第2インクをライトシアンとする場合を例に、本実施形態に係る印刷方法を説明する。なお、説明は省略するが、第1インクをマゼンダ(M)とし第2インクをライトマゼンダ(Lm)とする場合、及び、第1インクをブラック(K)とし第2インクをグレー(Lk)する場合においても同様の構成とすることができる。
ステップS1では、制御装置10は、操作部40を介してユーザーから画像の印刷指示を受け付けると、画像データを取得する。以下、複数の画像データの内、印刷処理の対象となる画像データを指定画像データとも記載する。指定画像データの取得は、制御装置10が外部機器等の任意の情報源から取得しており、HDD20に記録されている。
これ以外にも、ユーザーは、外部からプリンター50を遠隔操作可能な携帯端末等を操作することにより画像の印刷指示を行うことも可能である。またユーザーは、印刷部数、用紙サイズ、上記送り方向の印刷解像度等といった各種印刷条件も印刷指示と併せてプリンター50に対して指示可能である。
ステップS2では、解像度変換部13aは、指定画像データの解像度をプリンター50により印刷可能な解像度に変換する。例えば、指定画像データの解像度が360dpi×360dpiであり、プリンター50の印刷解像度が1440dpi×1080dpiである場合、解像度変換部13aは、指定画像データの1画素を12(4×3)倍することで、指定画像データを1440dpi×1080dpiの解像度に変換する。
なお、元の指定画像データの1画素に対応する解像度変換後の画素の数は、後述するハーフトーンにおける量子化数や、様々な要因によって異なる。
ステップS3では、分版処理部13bは、色変換プロファイル23を用いて指定画像データに対して分版処理を行なう。そのため、この分版処理により、指定画像データの各画素に指定された入力値(R、G、B)が、プリンター50が使用するインク量(C、M、Y、K)に変換される。
図7は、分版処理を説明するための図である。図7(a)は、HDD20に記録された色変換プロファイル23を示す。色変換プロファイル23は、プリンター50が再現可能なガマット(色域)内において、画像データの色空間(R、G、B)上の値(入力値)と、この入力値に対応するインク量(0から255までの階調値)とを対応付けたテーブルである。
図7(b)は、ガマットを説明する図である。ガマットCSの点Wは、(R、G,B)=(0、0、0)となる点である。点Rは、(R、G,B)=(255、0、0)となる点である。点Gは、(R、G,B)=(0、255、0)となる点である。点Bは、(R、G,B)=(0、0、255)となる点である。点Kは、(R、G,B)=(255、255、255)となる点である。また、点Cは、(R、G,B)=(0、255、255)となる点である。点Mは、(R、G,B)=(255、0、255)となる点である。点Yは、(R、G,B)=(255、255、0)となる点である。
色変換プロファイル23に記録されるデータは、ブラック(K)を(0、0、0)とする、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各値で規定されたガマットCSの各点に、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各値を対応づけている。具体的には、RGBの各色をCIELAB均等色空間上の値に変換し、このCIELAB均等色空間上の値を再現するインク量を対応付けることで生成される。特に、色変換プロファイル23では、入力値が第3範囲R3(d2からd3)に対応するインク量の範囲(第1のインク量の範囲)において、第1インク(シアン)のインク量の増加量が他の範囲と比べて最も高くなっている。
ステップS4では、ハーフトーン処理部13cは、分版処理後の指定画像データの各画素に規定されたインク量を、第1インクのインク量と、第2インクのインク量とに変換する。図8は、ステップS4において、ハーフトーン処理部13cが用いるドット変換テーブルを示す図である。ドット変換テーブル24には、シアン(C)のインク量と、このインク量に対応付けられた第1インクとしてのシアン(C)のインク量、及び第2インクとしてのライトシアン(Lc)のインク量とが記録されている。そのため、ハーフトーン処理部13cは、ドット変換テーブル24を用いることで、指定画像データの画素に規定されているシアン(C)のインク量を、シアン(C)及びライトシアン(Lc)のインク量に変換する。なお、図8では、ドット変換テーブル24に入力値として記録されたシアン(C)のインク量と、この入力値に対応する出力値として記録されたシアン(C)のインク量とは、同じ値となっているが、入力値と出力値との関係は同じ値に限定されない。
このドット変換テーブル24では、コックリングムラが生じやすい第1インク(シアン)の第1のインク量の範囲において、図4に示した、第1インク(シアン)と第2インク(ライトシアン)との関係性が規定されている。即ち、ステップS4の処理により発生する第1インクと第2インクとの関係性は、第1インクの被覆率が75パーセントから95パーセントとなるインク量において、コックリングムラ対策を施すための第2インクのインク量が付与されている。本実施形態では、第1インクの被覆率は、ドット変換テーブル24の入力値として記録された第1インク(シアン)のインク量に応じて判断される。例えば、図8に示すドット変換テーブル24では、シアン(C)のインク量が80パーセント(階調値で204)となるインク量(入力値)において、出力値として、シアン(C)とライトシアン(Lc)とが同量発生し、(C、Lc)=(204、204)となっている。
図9は、ステップS3、S4の処理により変換される指定画像データを説明する図である。図9(a)では、分版処理前の指定画像データの一部を、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の色毎に示している。また、この図9(a)では、図7(b)で示したガマットCSの点Wと点Cを結ぶ軸(以下、W−C軸ともいう。)上の入力値(R、G、B)=(50、255、255)となる1画素から解像度変換された4×3の画素を示している。また、図9(b)は、図9(a)に示された各画素に対応する、指定画像データ(インク量)を示している。図9(b)では、シアン(C)のインク量は全ての画素の階調値が204(被覆率=80パーセント)となっている。また、ステップS4の処理により、シアン(C)とともに発生するライトシアン(Lc)のインク量は、全ての画素で204(被覆率=80パーセント)となっている。即ち、変換後の指定画像データ(インク量)では、第1のインク量の範囲において、図4のグラフの関係性を示すシアン(第1インク)とライトシアン(第2インク)のインク量が規定されている。
ステップS5では、ハーフトーン処理部13cは、変換後の指定画像データに対してハーフトーン処理を施す。ハーフトーン処理により、0から255の連続したデータから画素毎にドットの形成(ドットオン)又はドットの非形成(ドットオフ)を規定する2値化されたハーフトーン(ハーフトーンデータ)が生成される。
2値化以外にも、印刷モードがドットのサイズを変更するものである場合、「大ドット」「中ドット」「小ドット」から成る多値化されたハーフトーンドットが形成されるものであってもよい。
図10は、本発明で生成されるドットを説明するための図である。図10(a)(b)は、図9(b)に示す4×3の画素をもとに生成されたライトシアン(Lc)のハーフトーンを示す。このなお、図10(a)(b)では、ハッチングを付した画素はドットをオンとする画素である。
図10(a)に示したように、シアン(C)の被覆率は80パーセントであるため、ハーフトーンには、4×3個の画素の内、ドットをオンとする画素が9個(80パーセント)となる。一方、ライトシアン(Lc)の被覆率は80パーセントであるため、ハーフトーンには、4×3個の画素の内、ドットをオンとする画素が9個(80パーセント)となる。また、シアン(C)のハーフトーンと、ライトシアン(Lc)のハーフトーンとでドットをオンとする画素が近い位置に形成されている。
なお、図10(a)(b)では、シアンと、ライトシアンの各ハーフトーンは各ドットが重なるようにハーフトーンが形成される。しかしながら、ドットの配置方法は、これに限定されず、シアン(C)、とライトシアン(Lc)の各ドットのパターンをx方向(主走査方向に対応する方向)に数画素ずつずらして配置するものであってもよい。
また、ステップS4で実行されるハーフトーン処理の具体的手法は特に問わない。本実施形態では、HDD20等に予め格納されたディザマスクを用いたディザ法によりハーフトーン処理を実行する。これ以外にも、周知の誤差拡散法によりハーフトーン処理を実行してもよい。
ステップS6に進み、転送部13dは、ハーフトーン(ハーフトーンデータ)を印刷ヘッド62に転送すべき順に並べ替える処理を行う。当該並べ替えの処理によれば、ハーフトーンに規定された各ドットは、その画素位置およびインクの各色に応じて、並べ替えられ、プリンター50のいずれのノズル列のいずれのノズルによって、どのタイミングで形成されるかが確定される。かかる並べ替えの処理後のラスターデータ(ハーフトーンの一例)を、転送部13dはプリンター50に順次送信することにより、プリンター50は、各ノズルからドットを吐出する。これによりハーフトーンに基づいて画像が被印刷物上に再現される。
図10(c)は、図10(a)(b)で示したハーフトーンにより形成されたドットを示す。
ハーフトーンに基づいてプリンター50が各色のドットを形成することで、シアン(C)のドットと、ライトシアン(Lc)のドットとが近い位置に配置されたドットが形成される。そのため、コックリングが発生し、中央のシアン(C)のドットに着弾ズレが生じている場合でも、この領域にはライトシアン(Lc)のドットで被覆されているため、明度変化(コックリングムラ)を低減させている。
以上説明したように、この第1の実施形態では、コックリングムラを生じさせる場合でも、第1インクのドットの近傍に形成された第2インクのドットにより明度の増加を低減することができる。また、コックリングムラを生じさせ易い第1インクのインク量範囲において、第1インクの増加量を高くすることで、第1のインク量の範囲に対応する入力値の幅は、他の範囲と比べて狭くなり、コックリングムラが生じ易い第1インクのインク量を選択され難くすることができる。
また、第2インクを第1インクと同じ色とすることで、入力値と、この入力値を再現するドットの色との関係性を大きく崩すことなく、本発明のコックリングムラの対策を行うことができる。
2.第2の実施形態:
この第2の実施形態では、第2インクは、第1インクと比べて明度が高いインクを使用するが、第1インクと第2インクとは同色とならない構成において、第1の実施形態と異なる。そのため、第2の実施形態では、第1インクをシアン、マゼンダ、ブラックのいずれかとした場合は、第2インクはライトシアン(Lc)、ライトマゼンダ(Lm)、グレー(Lk)、イエロー(Y)の各インクとなる。無論、明度差がある限りにおいて、第1インクと第2インクとの関係性はこれに限定されない。
図11は、第2の実施形態に係る分版処理を説明する図である。図11(a)では、第1インクをシアン(C)とし、第2インクをイエロー(Y)としている。即ち、この第2の実施形態においても、被覆率が75パーセントから90パーセントとなるインク量の範囲において、第1インクのドットと第2インクのドットとは近い位置に形成される構成において第1の実施形態と同じとなる。例えば、図11(a)では、矢印で示す領域Bのシアン(C)ドットの着弾ズレが生じているが、近傍にイエロー(Y)のドットが形成されている。そのため、イエロー(Y)のドットが明度の増加を抑制しコックリングムラを低減させる。
図11(b)は、ハーフトーン処理部13cが用いるドット変換テーブル24を示す図である。即ち、ハーフトーン処理部13cは、図6のステップS3で示す分版処理後の指定画像データ(インク量)に対して、ドット変換テーブル24を用いた変換を行うことで、シアン(C)インクに応じた、イエロー(Y)インクのインク量を規定する。この第2の実施形態においても、第1インクと、第2インクとの関係は、図4に示した、関係性を有している。即ち、図4に示す、第1のインク量の範囲(Im1からIm2)では、入力値に応じて、第1インク(シアン)のインク量と、第2インク(イエロー)のインク量とを発生させている。また、第1のインク量の範囲での第1インク(シアン)の増加量は、他の範囲と比べて最も高くなり、結果、この第1のインク量の範囲に対応する入力値である第3範囲R3は、他の入力値の範囲(R1、R2)と比べて狭くなっている。
この第2の実施形態においても、単色のインクにおいて、濃度ムラが生じやすいインク量は、単色のドットの被覆率が75パーセントから95パーセントとなるインク量としている。
ドット変換テーブル24が図4に示した関係性を有するため、シアン(第1インク)の被覆率が75パーセントから95パーセントとなるインク量において、コックリングムラ対策を施すためのイエロー(Y)のインク量が付与されている。例えば、図11(b)に示すドット変換テーブル24では、被覆率(インク量)を80パーセントとするシアン(C)のインク量(204)に対して、イエロー(Y)のインク量を等量(204)だけ発生させている。
本実施形態では、ドット変換テーブル24に記録されたイエロー(第2インク)のインク量は、シアン(第1インク)のインク値に応じて新たに発生させるインク量である。即ち、図6のステップS3の分版処理により、入力値(R、G、B)からイエロー(Y)のインク量が発生している場合でも、図6のステップS4の処理において、第2インクとして新たなイエロー(Y)のインク量が取得されることとなる。そのため、指定画像データの該当画素に設定されるイエローのインク量は、ステップS3、S4の処理で取得されたインク量の和となる。
無論これ以外にも、ドット変換テーブル24に記録されたイエロー(第2インク)のインク量は、分版処理により取得されるイエローのインク量を含むものであってもよい。この場合、指定画像データの該当が素に設定されるイエロー(Y)のインク量は、ステップS4において新たに取得されたイエロー(Y)のインク量のみとなる。
そのため、分版処理部13bが、ドット変換テーブル24を用いて第1インクに応じた第2インクを発生させることで、入力値が、濃度ムラが発生し易いインク量に対応する場合に、図4の関係性を示す、シアン(C)及びイエロー(Y)のインク量が選択される。
以上、説明したように、この第2の実施形態では、第1インクのドットと、この第1インクと比べて明度が低い第2インクのドットとが近い場所に印刷されることで、コックリングに起因する第1インクの着弾ズレにより生じる明度の増加(コックリングムラ)を第2インクにより低減することができる。
加えて、第1インクと第2インクとの関係性を同色に限定しないため、第1インクと第2インクとの組合せを柔軟に適用することができる。即ち、印刷装置100が、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの各インクのみを備える場合でも、第1インクを、シアン、マゼンダ、ブラックのいずれかとし、第2インクを、イエローとすることで、本発明のコックリングに起因した濃度ムラの対応を行うことができる。
3.各種変形例
変形例1
本発明のコックリングムラの対策は、コックリングが生じやすい被印刷物に対してのみ適用するものであってもよい。例えば、レンジコート紙(RC紙)は、吸水性が低いことが知られている。一方、レンジコート紙に比べて普通紙や、ボール紙は、吸水性が高く、コックリングが生じやすいことが知られている。そのため、印刷装置100は、コックリングが生じやすいボール紙等の被印刷物を使用する場合にのみ、コックリングムラを対策するためのドット変換テーブル24を用いるものであってもよい。
上記構成とすることで、コックリングが生じやすい被印刷物を使用する場合のみ、本発明のコックリング対策を行うため、それ以外の場合は、色の再現性を優先させることができる。
変形例2
ハーフトーン部13cが行う処理は、ドット変換テーブル24を用いるものに限定されない。例えば、ハーフトーン部13cが、第1インクのインク量に応じた第2インクのインク量を演算により取得するものであってもよい。
また、分版処理部13bが行う分版処理は、色変換プロファイルを用いるものに限定されない。例えば、分版処理部13bが、演算により入力値に応じてインク量を規定するものであってもよい。これ以外にも、分版処理は、色変換プロファイルを用いて取得したインク量をもとに、周知の補完演算を用いて、所望とするインク量を算出するものであってもよい。
更に、第1インクのインク量に応じて第2インクのインク量を取得する処理は、ハーフトーン部13c以外の部位が行うものであってもよい。
変形例3
また、第1インクに応じて設定される第2インクは、1色に限定されない。例えば、シアンインクを第1インクとした場合に、第2インクをライトシアンとグレーといった2色とするものであってもよい。
変形例4
プリンター50は、ラインプリンターであってもよい。ラインプリンターでは、印刷ヘッド62として、長尺形状をしたラインプリンター用ヘッドを有する。そのため、印刷ヘッド62は、プリンター50内の所定位置に固定されている。このような印刷ヘッド62では、被印刷物が動かされる方向(送り方向)と交わる(交差する)方向が長手方向であり、長手方向に各色のノズルをつらねたノズル列を備える。ノズル列は、上記長手方向における被印刷物の幅のうちの少なくとも被印刷物上の印刷可能な領域の幅に対応した長さを有する。また、ノズル列は、プリンタ−50が使用するインク種類毎に設けられている。
上記構成とすることで、ラインプリンターにおいても本発明を適用することができる。
プリンター50が使用する被印刷物の具体的例としては、枚葉紙、ロール紙、板紙、紙、不織布、布、アイボリー、アスファルト紙、アート紙、色板紙、色上質紙、インクジェット用紙、印刷せんか紙、印刷用紙、印刷用紙A、印刷用紙B、印刷用紙C、印刷用紙D、インディアペーパー、薄葉印刷紙、薄葉和紙、裏カーボン紙、エアメールペーパー、衛生用紙、エンボス紙、OCR紙、オフセット紙、カード用厚紙、化学繊維紙、加工用紙、画仙紙、型紙、片つやクラフト紙、壁紙原紙、紙糸原紙、紙ひも原紙、感圧複写紙、感光紙、感熱紙、雁皮紙、缶用板紙、黄板紙、擬革紙、切符用紙、機能紙、キャストコート紙、京花紙、局紙、金属蒸着紙、金属はく紙、グラシン、グラビア用紙、クラフト紙、クラフト伸張紙、クラフトボール、クレープ紙、軽量コート紙、ケーブル用絶縁紙、化粧板用原紙、建材原紙、ケント紙、研磨原紙、合成紙、合成繊維紙、コート紙、コンデンサ紙、雑種紙、更紙、さらしクラフト紙、ジアゾ感光紙、紙管原紙、磁気記録用紙、紙器用板紙、辞典用紙、遮光紙、重袋用量更クラフト紙、純白ロール紙、証券用紙、障子紙、上質紙、情報用紙、食品容器原紙、書籍用紙、書道用紙、白板紙、白ボール、新聞巻取紙、吸取紙、水溶紙、図画用紙、筋入りクラフト紙、すの目紙、スピーカーコーン紙、静電記録用紙、生理用紙、紙綿用紙、積層板原紙、石こうボード原紙、接着紙原紙、セミ上質紙、セメント袋用紙、セラミックペーパー、ソリッドファイバーボード、ターフェルト原紙、ターポリン紙、耐アルカリ紙、耐火紙、耐酸紙、耐油紙、タオル用紙、壇紙、段ボール、段ボール原紙、地図用紙、チップボール、中質紙、中性紙、ちり紙、つや消しアート紙、ティーバック用紙、ティッシュペーパー、電気絶縁紙、典具帖、貼合紙、転写紙、トイレットペーパー、統計機カード用紙、謄写板原紙、塗工印刷用紙、塗工紙原紙、鳥の子、トレーシングペーパー、中しん原紙、ナプキン原紙、難燃紙、NIP用紙、荷札用紙、粘着紙、ノーカーボン紙、はく離紙、ハトロン紙、バライタ紙、パラフィン紙、ろう紙、バルカナイズドファイバー、半紙、PPC用紙、筆記用紙、微塗工印刷用紙、フォーム用紙、連続伝票紙、複写原紙、プレスボード、防湿紙、奉書紙、防水紙、防せい紙、放包装用紙、ボンド紙、マニラボール、美濃紙、書院紙、ミルクカートン原紙、模造紙、油紙、吉野紙、ライスペーパー、シガレットペーパー、ライナ、ライナ、硫酸紙、両更クラフト紙、ルーフィング原紙、ろ紙、和紙、ワニスペーパー、ワンプ、軽量紙、風乾紙、湿潤強力紙、無灰紙、無酸紙、無仕上紙又は板紙、二層紙又は板紙、三層紙又は板紙、多層紙又は板紙、無サイズ紙、サイズ紙、ウーブペーパー、木目紙又は板紙、マシン仕上げ紙又は板紙、マシン光沢仕上げ紙又は板紙、プレート光沢仕上げ紙又は板紙、摩擦光沢仕上げ紙又は板紙、カレンダ処理紙又は板紙、スーパーカレンダ処理紙、ラミン(紙又は板紙)、片面着色紙又は板紙、両面着色紙又は板紙、ツインワイヤ紙又は板紙、ラグペーパー、オールラグペーパー、機械パルプ紙又は板紙、混合わらパルプ紙又は板紙、水仕上げ紙又は板紙、チップボール、合わせチップボール、ミルボード、強光沢ミルボード、同質板紙、機械パルプ板紙、褐色機械パルプ板紙、褐色混合パルプ板紙、擬革板紙、石綿板紙、フェルトボード、タール褐色紙、ウオータリーフペーパー、表面サイズ紙、プレスパン、プレス用紙、しわ付き仕上げ紙、はり合わせアイボリー、ブレード塗工紙、ロール塗工紙、グラビア塗工紙、サイズプレス塗工紙、ブラッシュ塗工紙、エアナイフ塗工紙、押出塗工紙、ディップ塗工紙、カーテン塗工紙、ホットメルト塗工紙、溶剤塗工紙、エマルジョン塗工紙、バブル塗工紙、イミテーションアート紙、聖書用紙、ポスター用紙、包装用ティッシュ、原紙、カーボン原紙、ジアゾ感光紙原紙、写真用印画紙原紙、冷凍食品用紙原紙:直接接触紙用、冷凍食品用紙原紙:非接触紙用、安全紙、銀行券用紙、絶縁紙又は板紙、ラミネート絶縁体用紙、ケーブル用電気絶縁紙、靴底用板紙、織物紙管用紙、紋紙又は板紙、圧搾用板紙、製本用板紙、衣服箱用板紙、紙型用紙、記録用紙、クラフトライナー、検定済みライナ、クラフト張りライナ、古紙ライナ、封筒用紙、折畳み箱用板紙、塗工折壁み箱用板紙、さらしパルプ裏打ち折畳み箱用板紙、タイプライタ用紙、謄写版複写用紙、スピリット複写用紙、カレンダロール用紙、薬きょう用紙、波形加工用紙、波形加工紙、二層タール紙、強化二層タール紙、布張り紙又は板紙、布しん紙又は板紙、補強紙又は補強板紙、張合わせ板紙、カートンコンパクト、上張り、パルプ成型品、ウエットクレープ、検索カード、カーボン紙、マルチコピーフォーム用紙、裏カーボンフォーム用紙、ノーカーボンフォーム用紙、封筒、郵便はがき、絵入りはがき、郵便書簡、絵入り郵便書簡などがあげられ、とくに、機能紙には、植物繊維に限らず無機・有機・金属繊維など幅広い素材を用い、製紙及び加工の工程で高機能が付与され、主に情報・電子・医用などの先端分野の素材として用いられるものを含むが、これに限られるものではない。
10…制御装置、11…CPU、12…RAM、13…プリンタドライバー、13a…解像度変換部、13b…分版処理部、13c…ハーフトーン処理部、13d…転送部、20…ハードディスクドライブ(HDD)、21…プログラムデータ、23…色変換プロファイル、24…ドット変換テーブル、30…ディスプレー、40…操作部、50…プリンター、51…CPU、52…RAM、53…ROM、54…プログラムデータ、57…搬送機構、58…キャリッジモーター、59…操作パネル、60…キャリッジ、61…カートリッジ、62…印刷ヘッド、63…プラテン、63a…リブ、70…ネットワーク、100…印刷装置

Claims (4)

  1. 印刷ヘッドからインクを吐出する印刷装置を制御する制御装置であって、
    画像データの各画素に規定された入力値を、各色のインクのインク量に変換する第1の処理部と、
    変換された前記画像データをもとにハーフトーンドットの有無を規定するハーフトーンを生成する第2の処理部と、を有し、
    前記第2の処理部は、第1のインク量の範囲における第1インクのインク量を、前記第1インクのインク量と、前記第1インクと同色であって前記第1インクと比べて明度が高い第2インクのインク量とに変換し、
    前記第1のインク量の範囲は、前記入力値の変化に対する前記第1インクのインク量の増加度合が前記第1のインク量の範囲と異なる第2のインク量の範囲での前記入力値の変化に対する前記第1インクのインク量の増加度合に比べて高く、かつ、前記第2のインク量の範囲に挟まれており、かつ、単位面積当たりのインクの被覆面積を示す被覆率が75パーセントから95パーセントの範囲となるインク量に対応する範囲である、ことを特徴とする制御装置。
  2. 印刷ヘッドからインクを吐出する印刷装置を制御する制御装置であって、
    画像データの各画素に規定された入力値を、各色のインクのインク量に変換する第1の処理部と、
    変換された前記画像データをもとにハーフトーンドットの有無を規定するハーフトーンを生成する第2の処理部と、を有し、
    前記第2の処理部は、第1のインク量の範囲における第1インクのインク量を、前記第1インクのインク量と、前記第1インクと同色であって前記第1インクと比べて明度が高い第2インクのインク量とに変換し、
    前記第1のインク量の範囲は、前記入力値の変化に対する前記第1インクのインク量の増加度合が前記第1のインク量の範囲と異なる第2のインク量の範囲での前記入力値の変化に対する前記第1インクのインク量の増加度合に比べて高く、かつ、前記第2のインク量の範囲に挟まれており、
    前記第1のインク量の範囲で設定された前記第2インクのインク量は、前記入力値が増加するに従い減少している、ことを特徴とする制御装置。
  3. 印刷ヘッドからインクを吐出させてハーフトーンドットを印刷する印刷装置の制御方法であって、
    画像データの各画素に規定された所定の色空間の入力値を各色のインク量に変換する第1のステップと、
    変換された前記画像データをもとに前記印刷ヘッドにより印刷されるハーフトーンドットの有無を規定するハーフトーンを生成する第2のステップと、を有し、
    前記第2のステップでは、第1のインク量の範囲における第1インクのインク量を、前記第1インクのインク量と、前記第1インクと同色であって前記第1インクと比べて明度が高い第2インクのインク量とに変換し、
    前記第1のインク量の範囲は、前記入力値の変化に対する前記第1インクのインク量の増加度合が前記第1のインク量の範囲と異なる第2のインク量の範囲での前記入力値の変化に対する前記第1インクのインク量の増加度合に比べて高く、かつ、前記第2のインク量の範囲に挟まれており、かつ、単位面積当たりのインクの被覆面積を示す被覆率が75パーセントから95パーセントの範囲となるインク量に対応する範囲である、ことを特徴とする制御方法。
  4. 印刷ヘッドからインクを吐出させてハーフトーンドットを印刷する印刷装置の制御方法であって、
    画像データの各画素に規定された所定の色空間の入力値を各色のインク量に変換する第1のステップと、
    変換された前記画像データをもとに前記印刷ヘッドにより印刷されるハーフトーンドットの有無を規定するハーフトーンを生成する第2のステップと、を有し、
    前記第2のステップでは、第1のインク量の範囲における第1インクのインク量を、前記第1インクのインク量と、前記第1インクと同色であって前記第1インクと比べて明度が高い第2インクのインク量とに変換し、
    前記第1のインク量の範囲は、前記入力値の変化に対する前記第1インクのインク量の増加度合が前記第1のインク量の範囲と異なる第2のインク量の範囲での前記入力値の変化に対する前記第1インクのインク量の増加度合に比べて高く、かつ、前記第2のインク量の範囲に挟まれており、
    前記第1のインク量の範囲で設定された前記第2インクのインク量は、前記入力値が増加するに従い減少している、ことを特徴とする制御方法。
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