JP2014172191A - インクジェット装置および印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズルの目詰まりを低減し、従来に増して印刷品質の向上や印刷速度の向上を実現する。
【解決手段】搬送方向とノズル列方向とは交わり、複数のノズルがあり、同じインクを吐出するノズルがノズル列方向につらなる、ライン型印刷ヘッドと、画素の集まりにより表現される画像データへディザマスクを適用することにより印刷データを生成し、当該印刷データに基づいて上記印刷ヘッドのノズルからインクをインクジェット用紙へ吐出させて印刷を実現する印刷制御部とを備え、上記インクジェット用紙は上記搬送方向に動かされ、上記印刷制御部は、上記画像データへ上記ディザマスクの適用を開始する開始位置の設定を変更する変更処理を実行するインクジェット装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、インクジェット装置および印刷方法に関する。
複数のノズルからインクを吐出して印刷を行なうインクジェットプリンターが知られている。インクジェットプリンターでは、ノズルからインクが吐出されない状態が続くと、ノズル開口からインクの水分が蒸発しインクの粘度が上昇する場合がある。インクの粘度が上昇するとノズルが目詰まりする等してインクの吐出動作が不安定となる場合がある。このような弊害を防ぐために、いわゆるフラッシングと呼ばれる、各ノズルからインクを強制的に吐出させてノズルの目詰まりを予防あるいは解消する技術が知られている。
フラッシングには、インクジェット用紙外にインクを吐出する手法や、インクジェット用紙にインクを吐出する手法が在り、後者の手法を実現するものとして、一画像を印刷した後次の画像を印刷する前に画像形成に使われたプリントヘッドのノズルについて画像間フラッシング(回復吐出)を用紙上に行う画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2004‐291483号公報
インクジェット用紙外へのフラッシングは、これを行うことにより印刷に要するトータルの時間が増えてしまう。また、プリンターの機構上、インクジェット用紙外へのフラッシングを実行することが困難な場合もある。一方、インクジェット用紙へのフラッシングは、ユーザーがプリンターに印刷させるために任意に指定した画像とは無関係のインク滴をインクジェット用紙に吐出するものであるため、印刷品質を劣化させたり、(インクジェット用紙外へのフラッシング程ではないにせよ)上記文献のように印刷に要するトータルの時間を増加させたりしてしまうという問題があった。
本発明は上述の課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであり、ノズルの目詰まりを低減し、従来に増して印刷品質の向上や印刷速度の向上を実現することが可能なインクジェット装置および印刷方法を提供する。
本発明の態様の一つは、インクジェット装置は、 搬送方向とノズル列方向とは交わり、複数のノズルがあり、同じインクを吐出するノズルがノズル列方向につらなる、ライン型印刷ヘッドと、画素の集まりにより表現される画像データへディザマスクを適用することにより印刷データを生成し、当該印刷データに基づいて上記印刷ヘッドのノズルからインクをインクジェット用紙へ吐出させて印刷を実現する印刷制御部とを備え、上記インクジェット用紙は上記搬送方向に動かされ、上記印刷制御部は、上記画像データへ上記ディザマスクの適用を開始する開始位置の設定を変更する変更処理を実行する。
当該構成によれば、変更処理が行なわれることにより、インク吐出をするノズルの偏り(ノズル毎の吐出頻度の偏り)が緩和あるいは解消される。そのため、各ノズルにおいて目詰まりの発生が低減され、上述したようなフラッシングを実行する必要性が減る。その結果、印刷品質が向上し、また、印刷速度も向上する。特に、ライン型印刷ヘッドを採用する構成においては、インクジェット用紙外へのフラッシングを行うことが構造上困難であるが、本発明ではそのようなフラッシングを実行せずとも、各ノズルにおける目詰まりの発生を防ぐことができる。
本発明の態様の一つは、上記印刷制御部は、上記画像データを構成するインク種類別の各画像データへ上記ディザマスクを適用する場合に、インク種類別の画像データ毎に上記開始位置を異ならせて適用するとしてもよい。
当該構成によれば、インク種類別の各画像データへのディザマスクの適用開始位置がそれら画像データ毎に異なるため、複数色のインクを用いて印刷を行う際の印刷品質が向上する。
印刷制御部は、ノズル内のインクが増粘してノズルの目詰まりが発生し得るタイミングよりも早いタイミングで上記変更処理を実行する。このようなタイミングの一例として、上記印刷制御部は、既定枚数以上のインクジェット用紙に印刷を行った場合に上記変更処理を実行するとしてもよい。つまり、既定枚数以上のインクジェット用紙に印刷を行う度に変更処理が行なわれることにより、インク吐出をするノズルの偏りが緩和あるいは解消される。
あるいは、上記タイミングの他の例として、上記印刷制御部は、既定時間が経過した場合に上記変更処理を実行するとしてもよい。つまり、既定時間が経過する度に変更処理が行なわれることにより、インク吐出をするノズルの偏りが緩和あるいは解消される。
本発明にかかる技術的思想はインクジェット装置という形態のみで実現されるものではなく、他の物によって具現化されてもよい。また、上述したいずれかの態様のインクジェット装置の特徴に対応した工程を備える方法(印刷方法)の発明や、当該方法を所定のハードウェア(コンピューター)に実行させる印刷プログラムの発明や、当該プログラムを記録したコンピューター読取可能な記録媒体の発明も把握することができる。また、インクジェット装置は、単体の装置によって実現されてもよいし、複数の装置の組み合せによって実現されてもよい。
ハードウェア構成およびソフトウェア構成を概略的に示す図である。 印刷ヘッド近傍の構成を例示する図である。 印刷制御処理を示すフローチャートである。 マスク位置変更処理を示すフローチャートである。 開始位置を変更する処理を模式的に説明するための図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
1.装置の概略
図1は、本実施形態にかかるハードウェア構成およびソフトウェア構成を概略的に示している。図1では、パーソナルコンピューター(PC)40と、プリンター10とを示している。プリンター10はインクジェット装置に該当する。PC40及びプリンター10を含むシステムを印刷装置と捉えてもよい。プリンター10は、印刷処理(液体吐出処理)を制御するための制御ユニット11を有する。制御ユニット11では、CPU12が、ROM14等のメモリーに記憶されたプログラムデータ14aをRAM13に展開してOSの下でプログラムデータ14aに従った演算を行なうことにより、自機を制御するためのファームウェアが実行される。ファームウェアは、印刷制御部12a等の機能をCPU12に実行させるためのプログラムである。
ここで、画像データとは、画像を表現するデジタルデータを意味する。また、画像とは、写真、絵画、イラスト、図形、文字、線、模様またはそれらの混合等を含む意味である。本実施形態では、印刷制御部12aは、画素の集まりにより表現される画像データ、或いは、形式(フォーマット)の変換を行うことにより画素の集まりで表現される状態とすることが可能な画像データを扱う。以下では特に、ユーザーがプリンター10に印刷させるために任意に指定した画像を表現する画像データを、指定画像データと呼ぶ。
印刷制御部12aは、例えば、PC40や、プリンター10に外部より挿入された記憶メディア等から指定画像データを入力し、指定画像データから印刷データを生成する。そして、当該印刷データに基づいた印刷を実現することができる。プリンター10に外部より挿入された記憶メディアとは、例えばメモリーカードMCであり、メモリーカードMCは、プリンター10の筺体に形成されたスロット部19に挿入される。また、印刷制御部12aは、プリンター10に有線あるいは無線により接続されたスキャナー、デジタルスチルカメラ、携帯端末、さらにはネットワーク経由で接続されたサーバー等、種々の外部機器から指定画像データを入力することもできる。指定画像データは、例えばビットマップデータであり、画素毎にレッド、グリーン、ブルー(R、G、B)の表色系の階調を有するRGBデータであったり、画素毎にプリンター10が使用するインク表色系(シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)等)の階調を有するインク量データであったりする。
プリンター10は、複数種類のインク毎のインクカートリッジ23を搭載している。図1の例では、CMYKの各インクに対応したインクカートリッジ23が搭載されている。ただし、プリンター10が使用する液体の具体的な種類や数は上述したものに限られず、例えば、ライトシアン、ライトマゼンダ、オレンジ、グリーン、グレー、ライトグレー、ホワイト、メタリックインク、プレコート液…等、種々のインクや液体を使用可能である。また、プリンター10は、各インクカートリッジ23から供給されるインクを多数のノズル21から吐出(噴射)する印刷ヘッド20を備える。
本実施形態における印刷ヘッド20は、長尺形状をしたライン型印刷ヘッドである。印刷ヘッド20は、例えば、プリンター10内の所定位置に固定されている。印刷ヘッド20では、インクジェット用紙が動かされる方向(搬送方向)と交わる(交差する)方向が長手方向であり、長手方向に複数のノズル21をつらねたノズル列を備える。当該長手方向は、ノズル列方向と表現することもできる。ここで言う“交差”とは直交の意である。ただし、本明細書で言う直交とは、厳密な角度(90°)のみを意味するのではなく、製品の品質上許容される程度の角度の誤差を含む意味である。ノズル列は、上記長手方向におけるインクジェット用紙の幅のうちの少なくともインクジェット用紙上の印刷可能な領域の幅に対応した長さを有する。また、ノズル列は、プリンター10が使用するインク種類毎に設けられている。なお、例えば搬送方向を第一方向と呼び、印刷ヘッド20の長手方向(ノズル列方向)を第二方向と呼ぶこともできる。
ここで、インクジェット用紙とは、形状は長方形のものが一般的であるが、円形(例えばCD−ROM、DVD等の光ディスク)、三角形、四角形、多角形などがあり、少なくとも、日本工業規格「JIS P0001 紙・板紙及びパルプ用語」に記載の紙・板紙の品種及び加工製品のすべてを含む。具体的には、枚葉紙、ロール紙、板紙、紙、不織布、布、アイボリー、アスファルト紙、アート紙、色板紙、色上質紙、インクジェット用紙、印刷せんか紙、印刷用紙、印刷用紙A、印刷用紙B、印刷用紙C、印刷用紙D、インディアペーパー、薄葉印刷紙、薄葉和紙、裏カーボン紙、エアメールペーパー、衛生用紙、エンボス紙、OCR紙、オフセット紙、カード用厚紙、化学繊維紙、加工用紙、画仙紙、型紙、片つやクラフト紙、壁紙原紙、紙糸原紙、紙ひも原紙、感圧複写紙、感光紙、感熱紙、雁皮紙、缶用板紙、黄板紙、擬革紙、切符用紙、機能紙、キャストコート紙、京花紙、局紙、金属蒸着紙、金属はく紙、グラシン、グラビヤ用紙、クラフト紙、クラフト伸張紙、クラフトボール、クレープ紙、軽量コート紙、ケーブル用絶縁紙、化粧板用原紙、建材原紙、ケント紙、研磨原紙、合成紙、合成繊維紙、コート紙、コンデンサ紙、雑種紙、更紙、さらしクラフト紙、ジアゾ感光紙、紙管原紙、磁気記録用紙、紙器用板紙、辞典用紙、遮光紙、重袋用量更クラフト紙、純白ロール紙、証券用紙、障子紙、上質紙、情報用紙、食品容器原紙、書籍用紙、書道用紙、白板紙、白ボール、新聞巻取紙、吸取紙、水溶紙、図画用紙、筋入りクラフト紙、すの目紙、スピーカーコーン紙、静電記録用紙、生理用紙、紙綿用紙、積層板原紙、石こうボード原紙、接着紙原紙、セミ上質紙、セメント袋用紙、セラミックペーパー、ソリッドファイバーボード、ターフェルト原紙、ターポリン紙、耐アルカリ紙、耐火紙、耐酸紙、耐油紙、タオル用紙、壇紙、段ボール、段ボール原紙、地図用紙、チップボール、中質紙、中性紙、ちり紙、つや消しアート紙、ティーバック用紙、ティッシュペーパー、電気絶縁紙、典具帖、貼合紙、転写紙、トイレットペーパー、統計機カード用紙、謄写板原紙、塗工印刷用紙、塗工紙原紙、鳥の子、トレーシングペーパー、中しん原紙、ナプキン原紙、難燃紙、NIP用紙、荷札用紙、粘着紙、ノーカーボン紙、はく離紙、ハトロン紙、バライタ紙、パラフィン紙、ろう紙、バルカナイズドファイバー、半紙、PPC用紙、筆記用紙、微塗工印刷用紙、フォーム用紙、連続伝票紙、複写原紙、プレスボード、防湿紙、奉書紙、防水紙、防せい紙、放包装用紙、ボンド紙、マニラボール、美濃紙、書院紙、ミルクカートン原紙、模造紙、油紙、吉野紙、ライスペーパー、シガレットペーパー、ライナー、ライナ、硫酸紙、両更クラフト紙、ルーフィング原紙、ろ紙、和紙、ワニスペーパー、ワンプ、軽量紙、風乾紙、湿潤強力紙、無灰紙、無酸紙、無仕上紙又は板紙、二層紙又は板紙、三層紙又は板紙、多層紙又は板紙、無サイズ紙、サイズ紙、ウーブペーパー、木目紙又は板紙、マシン仕上げ紙又は板紙、マシン光沢仕上げ紙又は板紙、プレート光沢仕上げ紙又は板紙、摩擦光沢仕上げ紙又は板紙、カレンダ処理紙又は板紙、スーパーカレンダ処理紙、ラミン(紙又は板紙)、片面着色紙又は板紙、両面着色紙又は板紙、ツインワイヤ紙又は板紙、ラグペーパー、オールラグペーパー、機械パルプ紙又は板紙、混合わらパルプ紙又は板紙、水仕上げ紙又は板紙、チップボール、合わせチップボール、ミルボード、強光沢ミルボード、同質板紙、機械パルプ板紙、褐色機械パルプ板紙、褐色混合パルプ板紙、擬革板紙、石綿板紙、フェルトボード、タール褐色紙、ウオータリーフペーパー、表面サイズ紙、プレスパン、プレス用紙、しわ付き仕上げ紙、はり合わせアイボリー、ブレード塗工紙、ロール塗工紙、グラビア塗工紙、サイズプレス塗工紙、ブラッシュ塗工紙、エアナイフ塗工紙、押出塗工紙、ディップ塗工紙、カーテン塗工紙、ホットメルト塗工紙、溶剤塗工紙、エマルジョン塗工紙、バブル塗工紙、イミテーションアート紙、聖書用紙、ポスター用紙、包装用ティッシュ、原紙、カーボン原紙、ジアゾ感光紙原紙、写真用印画紙原紙、冷凍食品用紙原紙:直接接触紙用、冷凍食品用紙原紙:非接触紙用、安全紙、銀行券用紙、絶縁紙又は板紙、ラミネート絶縁体用紙、ケーブル用電気絶縁紙、靴底用板紙、織物紙管用紙、紋紙又は板紙、圧搾用板紙、製本用板紙、衣服箱用板紙、紙型用紙、記録用紙、クラフトライナー、検定済みライナー、クラフト張りライナー、古紙ライナー、封筒用紙、折畳み箱用板紙、塗工折壁み箱用板紙、さらしパルプ裏打ち折畳み箱用板紙、タイプライタ用紙、謄写版複写用紙、スピリット複写用紙、カレンダロール用紙、薬きょう用紙、波形加工用紙、波形加工紙、二層タール紙、強化二層タール紙、布張り紙又は板紙、布しん紙又は板紙、補強紙又は補強板紙、張合わせ板紙、カートンコンパクト、上張り、パルプ成型品、ウエットクレープ、検索カード、カーボン紙、マルチコピーフォーム用紙、裏カーボンフォーム用紙、ノーカーボンフォーム用紙、封筒、郵便はがき、絵入りはがき、郵便書簡、絵入り郵便書簡などがあげられ、とくに、機能紙には、植物繊維に限らず無機・有機・金属繊維など幅広い素材を用い、製紙及び加工の工程で高機能が付与され、主に情報・電子・医用などの先端分野の素材として用いられるものを含むが、これに限られるものではない。
図1では、印刷ヘッド20のノズル開口面22(ノズル21の開口が形成された面)におけるCMYK毎の各ノズル列の一部を、鎖線で囲った範囲内に例示している。CMYK毎の各ノズル列は、上記搬送方向に沿って並列している。CMYK毎の各ノズル列における上記長手方向のノズル密度(ノズル数/インチ)は、上記長手方向の印刷解像度(dpi)に等しい。また、CMYK毎の各ノズル列は、上記長手方向に沿ってノズル21が並んだ一列のノズル列のみで構成されてもよいし、図1に例示するように、平行であって且つ上記長手方向に所定ピッチずれた複数のノズル列で構成(いわゆる千鳥状に構成)されてもよい。
印刷制御部12aは、上記印刷データに基づいて、印刷ヘッド20や搬送機構16等を駆動するための駆動信号を生成する。印刷ヘッド20内には、各ノズル21に対し、ノズル21からインク滴(ドット)を吐出させるための圧電素子が設けられている。圧電素子は、上記駆動信号が印加されると変形し、対応するノズル21からドットを吐出させる。搬送機構16は、モーター(不図示)やローラー16a,16b,16c(図2参照)等を備え、印刷制御部12aに駆動制御されることにより、上記搬送方向に沿ってインクジェット用紙を搬送する。印刷ヘッド20の各ノズル21からインクが吐出されると、搬送中のインクジェット用紙にドットが付着し、これにより上記印刷データに基づいて画像がインクジェット用紙上に再現される。
プリンター10は、さらに操作パネル15を備える。操作パネル15は、表示部(例えば液晶パネル)や、表示部内に形成されるタッチパネルや、各種ボタンやキーを含み、ユーザーからの入力を受け付けたり、必要なユーザーインターフェイス(UI)画面を表示部に表示したりする。
図2は、印刷ヘッド20の長手方向を向く視点により、印刷ヘッド20近傍の構成を例示している。図2に示すように、印刷ヘッド20のノズル開口面22と相対する位置には、例えば、回転するローラー16a,16b,16cに係止されて移動する無端ベルト16dが配設されている。インクジェット用紙Pは、無端ベルト16dに載置されることにより、搬送方向へ搬送され、ノズル開口面22下を通過するときにインクの吐出を受ける。印刷ヘッド20は、図2に示すように一体的に形成されたものが一台備えられているとしてもよいし、複数台(例えば、インク種類毎に対応した複数の印刷ヘッド)が搬送方向において一定間隔毎に複数台が備えられているとしてもよい。
本実施形態では、主として、印刷ヘッド20は固定され、インクジェット用紙が搬送機構16により搬送される構成を前提として説明を続けるが、移動しない(あるいは移動を一時的に停止した)インクジェット用紙に対して、印刷ヘッド20がキャリッジにより上記搬送方向に移動する構成を採用することも可能である。つまり、インクジェット用紙と印刷ヘッド20との少なくとも一方が移動してインクジェット用紙と印刷ヘッド20との位置を第一方向に沿って相対的に変化させる構成であればよい。
2.印刷制御処理
図3は、上述した構成下で行われる画像を印刷するための印刷制御処理をフローチャートにより示している。
ステップS100では、印刷制御部12aは、操作パネル15を介してユーザーから画像の印刷指示を受け付け、印刷指示に応じて上述したようなPC40や記憶メディアや外部機器等の任意の情報源から、指定画像データを取得する。つまりユーザーは、操作パネル15を操作することにより、表示部に表示されたUI画面を介してプリンター10に印刷させたい画像を任意に指定し、当該指定した画像の印刷をプリンター10に指示する。むろん、ユーザーは、外部からプリンター10を遠隔操作可能な携帯端末等を操作することにより画像の印刷指示を行うことも可能である。またユーザーは、印刷部数、用紙サイズ、上記搬送方向の印刷解像度等といった各種印刷条件も印刷指示と併せてプリンター10に対して指示可能である。
ステップS110では、印刷制御部12aは、必要に応じて指定画像データの解像度変換処理を実行する。つまり、指定画像データの解像度と印刷解像度とに差異がある場合は、当該差異を解消するための解像度変換を行う。
ステップS120では、印刷制御部12aは、必要に応じて指定画像データの色変換処理を実行する。つまり、指定画像データの表色系がプリンター10が使用するインク表色系と異なる場合、指定画像データの画素毎の情報をインク表色系の情報に変換する。例えば、指定画像データがRGBデータである場合、画素毎にRGB値をCMYK値に変換することによりインク量データを得る。このような色変換処理は、任意の色変換ルックアップテーブルを参照することにより実行可能である。
ステップS140では、印刷制御部12aは、指定画像データ(この場面ではインク量データ)へディザマスク14bを適用することによりハーフトーン処理を実行する。ディザマスク14bは、所定のメモリー(例えばROM14)に予め格納されている。ただし、ハーフトーン処理を実行する前に、印刷制御部12aは、マスク位置変更処理(ステップS130)を実行する。
図4は、マスク位置変更処理(ステップS130)の内容をフローチャートにより示している。ステップS200では、印刷制御部12aは、ディザマスク14bの適用を開始する位置(以下、単に開始位置と表記)の変更(ステップS210)が前回実行されて以降の印刷枚数が既定枚数N以上であるか否かを判定する。例えば、印刷制御部12aは、プリンター10による現時点までの印刷枚数M1と、開始位置の変更(ステップS210)を前回実行した時点での印刷枚数M2とを情報として所定のメモリーに有している。そして、M1−M2≧Nが成立する場合に、ステップS200において“Yes”と判定し、ステップS210に進む。M1−M2≧Nが成立しない場合は、ステップS210に進むことなくマスク位置変更処理を終える。既定枚数Nの具体値は種々考えられるが、基本的には、ノズル21内のインクが目詰まりする程に増粘が進むタイミングを印刷枚数に換算したときに、当該換算後の印刷枚数よりも少ない枚数を既定枚数Nとして予め設定しておく。
ステップS210では、印刷制御部12aは開始位置の変更を行う。
図5は、ステップS210の処理を模式的に説明するための図である。図5では、指定画像データを構成するインク種類C,M,Y,K毎の画像データ(インク量データ)IC,IM,IY,IKを例示している。画像データIC,IM,IY,IKは各々が対応する種類のインクについての階調を各画素に有する。また図5では、画像データIC,IM,IY,IKへ適用されるX,Y方向に所定の画素数を有するディザマスク14bの開始位置を、太枠の矩形にて例示している。ここでは一例として、左上の画素位置に黒の星印(★)を含む太枠を、現在(今回のステップS210を実行する前)において設定されている開始位置PBとし、左上の画素位置に白の星印(☆)を含む太枠を、今回のステップS210により設定される開始位置PAとしている。
ディザマスク14bは、ハーフトーン処理(ステップS140)において、画像データIC,IM,IY,IKに対して先ずその時点で設定されている開始位置に重畳され、以降、開始位置を起点として画像データIC,IM,IY,IK上を所定方向に移動しつつ、画像データIC,IM,IY,IKの全ての画素に一回重畳される。図5から判るように、本実施形態では、インク種類別の画像データIC,IM,IY,IK毎に開始位置が異なっている。つまり、同じディザマスク14bを画像データIC,IM,IY,IKを適用する場合でも、必ずディザマスク14b(ディザマスク14b内に規定された各しきい値)と画像データ内の各画素との相対的な位置関係が画像データIC,IM,IY,IK間で異なるようにしている。画像データIC,IM,IY,IK毎に開始位置をどの程度異ならせるかは特に限定されない。図5の例では、インク種類が異なる毎に開始位置はX方向に一画素ずつずれている。
かかる構成において、印刷制御部12aは、現在設定されている開始位置PBとは異なる開始位置PAを、以降用いる開始位置として設定する。画像データIC,IM,IY,IK毎に開始位置PBから開始位置PAをどの程度異ならせるかは特に限定されない。図5では、簡単な例として、画像データIC,IM,IY,IKのいずれに関しても開始位置PAを開始位置PBからX方向およびY方向に一画素ずらした場合を示している。むろん、このような変更処理後の開始位置PAは、インク種類毎に異なる位置である。また、このような変更処理後の開始位置PAは、次にステップS210が実行されるときには開始位置PBとして扱われる。
図3に戻って説明を続ける。ステップS140では、印刷制御部12aは、ディザマスク14bを画像データIC,IM,IY,IKにそれぞれ重畳して適用することによりハーフトーン処理を実行する。むろん、画像データIC,IM,IY,IKへのディザマスク14bの適用の開始位置は、その時点でインク種類毎(画像データIC,IM,IY,IK毎)に設定されている開始位置である。本実施形態では、ディザマスク14bのサイズや種類は特に限定されない。例えば、ディザマスク14bは、ドット発生の分散性が相対的に高いいわゆるブルーノイズ特性を有するマスクであってもよいし、ブルーノイズ特性よりもドットの分散性が低い他の特性を有するマスクであってもよい。
ハーフトーン処理では、重畳されたディザマスク14bが規定するしきい値と画像データ内の画素毎の階調とを位置が一致するもの同士で比較することにより、画素毎にドット形成(ドットオン)又はドット非形成(ドットオフ)を規定したハーフトーンデータを生成する。ハーフトーンデータはインク種類毎に生成される。ハーフトーンデータは、印刷データの一例に該当する。ただし、ハーフトーンデータはドットのオン/オフを規定した2値データに限られない。印刷ヘッド20がドットあたりのインク量が互いに異なる(例えば、小ドット、中ドット、大ドット等の)複数サイズのドットを吐出可能である場合には、ハーフトーンデータは、大ドット形成、中ドット形成、小ドット形成またはドット非形成を規定した4階調データ等であってもよい。
ステップS150では、印刷制御部12aは、ハーフトーンデータを印刷ヘッド20に転送すべき順に並べ替えるラスタライズ処理を行う。ラスタライズ処理によれば、ハーフトーンデータに規定された各ドットは、その画素位置およびインク種類に応じて、いずれのノズル列のいずれのノズル21によって、どのタイミングで形成されるかが確定される。かかるラスタライズ処理後のラスターデータ(印刷データの一例)を、印刷制御部12aは印刷ヘッド20に順次送信することにより、各ノズル21からのインク吐出を実行させる(ステップS160)。これにより印刷データに基づいて画像がインクジェット用紙上に再現される。
このように本実施形態では、プリンター10は、ユーザーがプリンター10に印刷させるために任意に指定した画像を表現する指定画像データへディザマスク14bを適用して印刷データを生成する際、あるタイミングで、適用の開始位置を変更する。また当該タイミングとは、既定枚数N以上のインクジェット用紙に印刷を行う度であるとした。このような構成とすることで、印刷ヘッド20の中で駆動する(ドットを吐出する)ノズル21の偏りが緩和あるいは解消され、各ノズル21が満遍なく使用されるようになる。つまり、各ノズル21において目詰まりの発生が低減され、結果、上記ユーザーが指定した画像の再現とは無関係のドットを吐出する従来のフラッシングを実行する必要性が減る。従って、従来よりも印刷品質が向上し、また、印刷速度も向上する。
なお本実施形態では、プリンター10が従来のフラッシングを実行することを妨げない。ただしその場合でも、本実施形態によれば、上記ユーザーが指定した画像の印刷を実行する中で各ノズル21における目詰まりの発生が良好かつ均一的に低減されるため、フラッシングの実行回数を大幅に減らすことができ、印刷品質向上や印刷速度向上に貢献できる。特に、本実施形態では、印刷ヘッド20としてライン型印刷ヘッドを採用するが、ライン型印刷ヘッドはそれをインクジェット用紙と相対しない場所へ移動(退避)させることが実質的に不可能であるため、インクジェット用紙外へのフラッシングを行うことが構造上困難である。このようなインクジェット用紙外へのフラッシングが困難な状況では、従来であればインクジェット用紙へのフラッシングを行うしかないが、本実施形態では上述したようにフラッシングの必要性を大幅に減らしたため、印刷品質が大きく向上する。
また本実施形態では、指定画像データを構成するインク種類別の各画像データにディザマスク14bを適用する場合、インク種類別の画像データ毎に上記開始位置を異ならせて適用する。そのため、画像内の同一位置に複数色のドットが重ね打ちされることが低減あるいは防止され、その結果、印刷品質が向上する。
3.変形例
本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば以下のような変形例も可能である。上述の実施形態や各変形例を適宜組み合わせた内容も、本発明の開示範囲である。
ハーフトーン処理に用いるディザマスク14bは一種類である必要はない。特性の異なる複数のディザマスク14bを所定のメモリーに予め格納しておき、印刷制御部12aは、指定画像データへディザマスク14bを適用する際に、例えば、インク種類の違いに応じて異なるディザマスク14bを適用するとしてもよい。
印刷制御部12aは、ステップS210(図4)を実行した後、ノズル21内のインクが増粘してノズル21の目詰まりが発生し得るタイミングよりも早いタイミングで再びステップS210を実行する。従って、ステップS210を実行するか否かの判定は、印刷枚数という条件以外にも、例えば、時間的条件に基づいて行ってもよい。つまり、印刷制御部12aは、既定時間が経過する度にステップS210の変更処理を実行するとしてもよい。より具体的には、前回のステップS210を実行してから既定時間が経過した場合に、ステップS200で“Yes”と判定し、ステップS210を実行する。あるいは、印刷ヘッド20が有する各ノズル21の中にドットを吐出しない状態が既定時間以上継続しているノズル21が存在する場合に、ステップS200で“Yes”と判定し、ステップS210を実行するとしてもよい。
また、印刷制御部12aは、印刷枚数や時間といった条件以外にも、印刷ヘッド20周辺の温度や湿度といった環境や、使用するインクの特性等、ノズル21におけるインクの増粘に影響を与え得る種々の条件に応じて、ステップS210の実行頻度を変えることができる。
印刷制御部12aは、プリンタードライバー41(図1)から所定のページ記述言語(PDL;Page Description Language)で表されたPDLデータを受信し、PDLデータに基づいて画像の印刷を実現するとしてもよい。この場合、印刷制御部12aは、PDLデータの解析を行なうことによりPDLデータを中間コードに変換し、中間コードを展開することにより上述のようなビットマップデータとしての指定画像データをRAM13上に生成する(ステップS100の画像データ取得)。
また、これまでは図3の処理をプリンター10が実行する場合を例に説明を行なったが、当該処理の少なくとも一部がPC40側で行なわれるとしてもよい。例えば、プリンタードライバー41が、プログラムに従ってステップS100〜S150の処理を実行し、これら処理の結果得た印刷データをプリンター10に出力し、プリンター10に印刷データに応じた印刷を実行させるとしてもよい。この場合、PC40側がディザマスク14bを有する。
また、本明細書においてプリンター10が使用する液体には、インク以外にも、水分や溶剤の蒸発によってその粘性が変化し得る液体や流体であれば、あらゆるものが該当する。
10…プリンター、11…制御ユニット、12…CPU、12a…印刷制御部、13…RAM、14…ROM、14a…プログラムデータ、14b…ディザマスク、15…操作パネル、16…搬送機構、16a,16b,16c…ローラー、16d…無端ベルト、19…スロット部、20…印刷ヘッド、21…ノズル、22…ノズル開口面、23…インクカートリッジ、40…PC、41…プリンタードライバー、MC…メモリーカード、P…インクジェット用紙

Claims (5)

  1. 搬送方向とノズル列方向とは交わり、複数のノズルがあり、同じインクを吐出するノズルがノズル列方向につらなる、ライン型印刷ヘッドと、
    画素の集まりにより表現される画像データへディザマスクを適用することにより印刷データを生成し、当該印刷データに基づいて上記印刷ヘッドのノズルからインクをインクジェット用紙へ吐出させて印刷を実現する印刷制御部とを備え、
    上記インクジェット用紙は上記搬送方向に動かされ、
    上記印刷制御部は、上記画像データへ上記ディザマスクの適用を開始する開始位置の設定を変更する変更処理を実行することを特徴とするインクジェット装置。
  2. 上記印刷制御部は、上記画像データを構成するインク種類別の各画像データへ上記ディザマスクを適用する場合に、インク種類別の画像データ毎に上記開始位置を異ならせて適用することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット装置。
  3. 上記印刷制御部は、既定枚数以上のインクジェット用紙に印刷を行った場合に上記変更処理を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェット装置。
  4. 上記印刷制御部は、既定時間が経過した場合に上記変更処理を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェット装置。
  5. 印刷方法であって、
    搬送方向とノズル列方向とは交わり、複数のノズルがあり、同じインクを吐出するノズルがノズル列方向につらなる、ライン型印刷ヘッドを用い、
    画素の集まりにより表現される画像データへディザマスクを適用することにより印刷データを生成し、当該印刷データに基づいて上記印刷ヘッドのノズルからインクをインクジェット用紙へ吐出させて印刷を実現する印刷制御工程を備え、
    上記インクジェット用紙は上記搬送方向に動かされ、
    上記印刷制御工程で、上記画像データへ上記ディザマスクの適用を開始する開始位置の設定を変更する変更処理を実行することを特徴とする印刷方法。
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