JP6355950B2 - バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置に関する。
バーハンドル車両にはマスタシリンダからの液圧により制動力を得るブレーキ装置を搭載したものがあり、ブレーキ装置には制動状態を制御するアンチロックブレーキシステムが実用に供されている。このようなブレーキ装置をアンチロック制御可能な液圧制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1の技術では、ハウジングの摺動孔に、スリーブが摺動可能に設けられている。さらに、スリーブの内部にシリンダ孔が形成され、このシリンダ孔に、シリンダ孔を制御室と出力室とに区画する制御ピストンが摺動可能に設けられている。車両の制動時に、車輪がロックしそうになると、切換弁手段を励磁して、制御室とリザーバとを連通させて制御室を減圧する。制御室が減圧されることにより、出力室の容積が増加する方向に制御ピストンが移動し、出力室が減圧されてブレーキ装置の制動力が抑制される。
また、減圧後に再度昇圧するには、切換弁手段を消磁して、制御室に制御液圧源からの制御液圧を作用させて昇圧する。制御室が昇圧されることにより、出力室の容積が減少する方向に制御ピストンが移動し、出力室が昇圧されてブレーキ装置の制動力が増加される。
このように、特許文献1の技術では、昇圧時に、出力室の容積が減少する方向に制御ピストンを移動させるため、出力室の液圧よりも制御室の液圧を大きくする必要がある。すなわち、マスタシリンダの液圧よりも大きい液圧を発生させる吐出能力が、制御液圧源の液圧ポンプに要求されるため、出力源である液圧ポンプが大型且つ高価になる。加えて、スリープと制御ピストンとによって制御室が形成されるため、部品点数が多くなる。
実開平3−70563号公報
本発明は、小型且つ安価な出力発生手段を有し、少ない部品点数で部品コストの削減を図ることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、ブレーキ操作子の操作により作動するマスタシリンダと、このマスタシリンダから車輪ブレーキに通じる第1液圧路と、マスタシリンダとは別体のポンプと、第1液圧路とは分離され、ポンプから吐出された作動用のブレーキ液が流入する第2液圧路とを備え、第1液圧路と第2液圧路の間には、第1液圧路の液圧を調整可能な圧力調整機構が設けられ、第1液圧路には、この第1液圧路を遮断可能な弁部が設けられ第2液圧路には、作動用のブレーキ液を貯留するリザーブタンクと、このリザーブタンクの導入ポートから作動用のブレーキ液を吸入する前記ポンプとが、設けられた、バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置であって、圧力調整機構は、大径部および小径部を有する段付きピストンと、この段付きピストンを摺動可能に収容するシリンダとで構成され、このシリンダは、大径部が配置され且つ第2液圧路が接続される大径室と、小径部が配置され且つ第1液圧路に接続される小径室とを有するとともに、段付きピストンを小径室側に付勢するピストン付勢部材が設けられ、圧力調整機構は、ポンプの作動により第2液圧路および大径室を昇圧し、段付きピストンを前記大径室側に摺動させて前記弁部を閉じ、第1液圧路のブレーキ液を前記小径室に流入させて第1液圧路を減圧するとともに、ポンプの停止により第2液圧路および前記大径室を減圧し、段付きピストンを小径室側に摺動させて、小径室に貯留されたブレーキ液を第1液圧路に吐出させ、第1液圧路を昇圧するものであることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、弁部は、弁箱と、この弁箱に移動可能に収容される弁体と、この弁体が着座する弁座と、弁体を弁座に付勢する弁付勢部材とを有し、段付きピストンは、小径部の先端に設けられ弁体を弁付勢部材に抗して押す弁押動部を有し、ポンプの停止時に、弁押動部が弁体に当接して、弁付勢部材の付勢力に抗し、弁体を弁座から離間させる方向に付勢し、段付きピストンが、大径室側に摺動することで、弁付勢部材の付勢力によって、弁体が弁座に着座することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、シリンダは、大径部が配置され且つ第2液圧路が接続される大径室と、小径部が配置され且つ第1液圧路(車輪液圧路)に接続される小径室とを有するので、ピストン付勢部材によって小径室側に付勢されている段付きピストンが大径室側に摺動すると、弁部が閉じ、車輪ブレーキに通じる車輪液圧路のブレーキ液圧が小径室に逃がされ、減圧される。段付きピストンの大径部と小径部の間の段部の面積が広くなると、段付きピストンを大径室側に付勢する力(第2液圧路の圧力に段部の面積を乗じた力)が大きくなる。本発明では段付きピストンのため大径部と小径部の間の段部の面積を容易に広く確保できるので、第2液圧路の圧力が小さくても、段付きピストンを大径室側に付勢する力を発生させることができる。換言すると、車輪液圧路のブレーキ液圧を逃がすために、小径室には、所定の容量が必要である。大径部の径と小径部の径の差を大きくするために、大径部の径を大きくする。これにより、段部の面積を広く確保できるので、車輪液圧路の液圧を減圧するための小径室の容量を確保するとともに、第2液圧路が同等の液圧であっても、段部42aに作用する力を大きくすることができ、ピストン付勢部材の付勢力よりも大きい力を容易に得ることができる。結果、第2液圧路の圧力が小さくて済む上に、マスタシリンダに接続される小径室の圧力よりも大きな圧力を発生させる必要がないので、出力源であるポンプを小型且つ安価にでき、ABS装置全体としても小型化且つ低コスト化を図ることができる。
加えて、圧力調整機構は、大径部および小径部を有する段付きピストンと、この段付きピストンを摺動可能に収容するシリンダとで構成され、シリンダは大径室と小径室とに形成されるだけであり、第1液圧路に電磁弁を設ける必要もないので、少ない部品点数で部品コストの削減を図ることができる。
請求項2に係る発明では、
前記弁部は、弁体が着座する弁座と、弁体を弁座に付勢する弁付勢部材とを有し、段付きピストンは、弁付勢部材に抗して押す弁押動部を有する。弁付勢部材によって、弁体が弁座に着座する方向に付勢されているので、段付きピストンの摺動に応じて、弁部が円滑に閉じられ、直ちに減圧制御を行うことができる。
本発明のバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置の回路図である。 図1に示した弁部および圧力調整機構の作用を示す断面図である。 図1に示したバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置の作用図である。 図1の別態様の回路図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
先ず、本発明の実施例の概要を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、車両10は、バーハンドル11を有するバーハンドル車両10である。バーハンドル車両10は、バーハンドル11に設けられたブレーキ操作子12と、このブレーキ操作子12の操作により作動するマスタシリンダ13と、このマスタシリンダ13から車輪ブレーキ14に通じる第1液圧路15とを備える。
また、車両10は、マスタシリンダ13とは別体の液圧発生手段21と、第1液圧路15とは分離され、液圧発生手段21から吐出されたブレーキ液が流入する第2液圧路16と、車輪ブレーキ14のブレーキ液の液圧を制御するバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置20とを備える。液圧発生手段21は、モータによって作動するポンプである(以下、ポンプ21と言う。)。また、第1液圧路15は、マスタシリンダ13から弁部30までの出力液圧路15Aと、弁部30から車輪ブレーキ14までの車輪液圧路15Bとからなる。
出力液圧路15Aと車輪液圧路15Bの間には、第1液圧路15を遮断可能な弁部30が設けられている。第1液圧路15と第2液圧路16の間には、車輪液圧路15Bの液圧を調整可能な圧力調整機構40が設けられている。圧力調整機構40には、第2液圧路16のブレーキ液圧を制御する第2液圧路制御手段60が、第2液圧路16を介して接続されている。また、弁部30と圧力調整機構40とは一体的に形成されることにより、バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置20を構成する。
第1液圧路15は、マスタシリンダ13の第1ポート15aから導入したブレーキ液を、弁部30の第2ポート15bに導く出力液圧路15Aと、弁部30内を通過したブレーキ液を、弁部30の第3ポート15cから排出し、車輪ブレーキ14の第4ポート15dへ導く車輪液圧路15Bとからなる油路である。
弁部30は、弁箱31と、この弁箱31に移動可能に収容される球状の弁体32と、この弁体32が着座する弁座33と、弁体32を弁座33に付勢する弁付勢部材34とを有する。
圧力調整機構40は、大径部42および小径部43を有する段付きピストン41と、この段付きピストン41を摺動可能に収容するシリンダ44とで構成されている。このシリンダ44は、大径部42が配置され且つ第2液圧路16が接続される大径室45と、小径部43が配置され且つ第1液圧路15に接続される小径室46とを有するとともに、段付きピストン41を小径室46側に付勢するピストン付勢部材47が設けられている。小径室46には、シリンダ小径部43の端面43aに対向するようにシリンダ端面46aが形成されている。ピストン付勢部材47によって段付きピストン41が付勢され、シリンダ小径部43の端面43aがシリンダ端面46aに当接した位置が、段付きピストン41の初期位置となる。
段付きピストン41は、小径部43の先端に設けられ、弁体32を弁付勢部材34に抗して押すピン状の弁押動部48と、大径部42の外周に設けられ、大径室45との間をシールする大径部用Oリング51と、小径部43の外周に設けられ、小径室46との間をシールする小径部用Oリング52とをさらに有する。弁部30は、弁座33から連続するように通路部35が形成され、この通路部35に第3ポート15cが設けられている。通路部35は小径室46に連通しており、通路部35の内側を弁押動部48が通っている。弁押動部48の径は、通路部35の径よりも小さく設定されている。通路部35の内側には、弁押動部48との間に隙間が形成され、この隙間をブレーキ液が流れる。
第2液圧路制御手段60は、作動用のブレーキ液を貯留するリザーブタンク61の導入ポート62から大径室45の導出ポート63までの間を結ぶ主油路である第2液圧路16と、この第2液圧路16の分岐部16aからリザーブタンク61のリターンポート64までの間を結ぶ還流油路65とを有する。
第2液圧路16には、導入ポート62側の吸入弁66と、ブレーキ液を吐出するポンプであるポンプ21と、分岐部16a側の吐出弁67とが備えられている。還流油路65には、常開型電磁弁からなる出口弁68と、この出口弁68を迂回する迂回路71とが備えられ、迂回路71には、圧力を調整する調整弁72が設けられている。
図2(a)に示されるように、ブレーキ操作子12(図1参照。)が操作されていない状態では、第1液圧路15に液圧が発生していない。ピストン付勢部材47が段付きピストン41を付勢する力F1は、弁付勢部材34が弁体32を付勢する力F2よりも大きい。このため、段付きピストン41は小径室46側に位置し、小径部43の端面43aがシリンダ44のシリンダ端面46aに当接している。弁体32は弁座33から離間しているため、弁部30は開いた状態となる。
また、ブレーキ操作子12を操作し、マスタシリンダ13が作動された状態では、第1液圧路15内の液圧がP1となる。液圧P1によって小径部43の端面43aに作用する力F3に、弁付勢部材34の付勢力F2を加えた力もよりも、ピストン付勢部材47の付勢力F1が大きい。このため、弁部30は開いた状態を維持し、車輪ブレーキ14(図1参照。)は作動状態となる。
車輪がロックしそうになると、図示しない制御部によってポンプ21(図1参照。)が作動され、ブレーキ液が第2液圧路16から大径室45に流入し、大径室45の液圧がP2となる。このとき、図2(b)に示されるように、液圧P2によって大径部42と小径部43との間の段部42a(以下、大径部42の段部42aと言う。)に作用する力F4に、液圧P1によって小径部43の端面43aに作用する力F3、および弁付勢部材34の付勢力F2を加えた力は、ピストン付勢部材47の付勢力F1よりも大きくなる。このため、段付きピストン41は大径室45側に移動していき、弁体32が弁座33に着座して弁部30は閉じた状態となり、出力液圧路15Aと車輪液圧路15Bとが遮断される。
図2(c)に示されるように、さらに段付きピストン41が大径室45側に移動すると、弁体32から弁押動部48が離間する。弁部30は閉じた状態を維持するが、小径室46の容積は大きくなる。このため、車輪液圧路15Bから小径室46内にブレーキ液が流入し、車輪液圧路15B内の液圧が減圧され、P3となる。結果、車輪ブレーキ14による制動力が弱まり、車輪10のロックが回避される。
液圧P2によって、大径部42の段部42aに作用する力F4は、液圧P2に段部42aの面積を乗じた値である。段部42aの面積は、大径部42の面積と小径部43の面積との差であり、大径部42の段部42aの面積に比例して、段部42aに作用する力F4が大きくなる。車輪液圧路15Bのブレーキ液圧を逃がすために、小径室46には、所定の容量が必要である。大径部42の径と小径部43の径の差を大きくするために、大径部42の径を大きくする。これにより、段部42aの面積を広く確保できるので、車輪液圧路15Bの液圧を減圧するための小径室46の容量を確保するとともに、同等の液圧P2であっても段部42aに作用する力F4を大きくすることができ、ピストン付勢部材47の付勢力F1よりも大きい力を容易に得ることができる。すなわち、大径室45にブレーキ液を送るポンプ21(図1参照。)の能力を高くする必要がないので、ポンプ21には小型且つ安価なモータを使用でき、部品コストの低減を図ることができる。加えて、段付きピストン41と、この段付きピストン41が摺動できるシリンダ44とで、圧力調整機構40を構成することができるので、少ない部品点数で部品コストの削減を図ることができる。
以上に述べたバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置20の通常時における作用について説明する。
図3(a)に示されるように、ブレーキ操作子12を矢印(1)のように操作すると、マスタシリンダ13から第1液圧路15に導入されたブレーキ液が矢印(2)のように導かれる。ブレーキ液は第2ポート15bに導かれ、弁部30を通過して矢印(3)のように第3ポート15cから車輪ブレーキ14へと流れて、車輪ブレーキ14が作動する。
車両10の制動時、車輪がロックしそうになると、図示しない角速度センサによって車輪の急激な減速が検知され、さらに制御部よってポンプ21が作動される。作動用のブレーキ液は、リザーブタンク61から矢印(4)のように流れ、第2液圧路16を経由して、導出ポート63から矢印(5)のように圧力調整機構40の大径室45に送られる。大径室45内の液圧が昇圧され、ピストン付勢部材47の付勢力に抗して、段付きピストン41は矢印(6)のように移動する。
すると図3(b)に示されるように、弁体32が弁座33に着座し、弁部30が閉じられる。段付きピストン41が矢印(7)のようにさらに移動し、車輪ブレーキ14側の第1液圧路15内のブレーキ液圧が矢印(8)のように小径室46に逃がされる。結果、車輪ブレーキ14側の第1液圧路15および小径室46のブレーキ液圧が減圧されて、車輪のロックが回避される。
再度車輪ブレーキ14に作用するブレーキ液圧を増圧する際は、図3(c)に示されるように、出口弁68が開けられ、大径室45のブレーキ液が矢印(9)のように第2液圧路16に流れ、さらに還流油路65を矢印(10)のように流れてリザーブタンク61に戻される。大径室45内のブレーキ液圧が減圧されると、段付きピストン41が矢印(11)のように移動され、小径室46のブレーキ液が矢印(12)のように車輪ブレーキ14へ流れる。また、段付きピストン41の弁押動部48によって、弁体32が押し戻される。
図3(d)に示されるように、段付きピストン41が初期位置に戻り、弁体32が段付きピストン41の弁押動部48に押動されて弁座33から離座する。これにより、弁部30が開弁して出力液圧路15Aから車輪液圧路15Bへのブレーキ液の流入を許容する状態となり、ブレーキ操作子12の操作に起因して発生したブレーキ液圧が、そのまま車輪ブレーキ14に作用する。
次にバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置20の別態様について説明する。なお、図1に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図4に示されるように、第2液圧路16には、この第2液圧路のブレーキ液の流動を止めるカット弁81(常閉型電磁弁)が備えられている。カット弁81を開弁して、ポンプ21の作動によって大径室45にブレーキ液が送られた後、カット弁81を閉じることで、ポンプ21を停止状態にしても、大径室45の液圧を維持することができる。
バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置20は、車輪がロックしそうになると、圧力調整機構40が、ポンプ21の作動により第2液圧路16および大径室45を昇圧し、段付きピストン41を大径室45側に摺動させて弁部30を閉じ、車輪液圧路15Bのブレーキ液を小径室46に流入させて車輪液圧路15Bのブレーキ液圧を減圧する。車輪ブレーキ14に作用するブレーキ液圧を増圧する場合は、ポンプ21を停止することで第2液圧路16および大径室45を減圧し、段付きピストン41を小径室46側に摺動させて、小径室46に貯留されたブレーキ液を車輪液圧路15Bに吐出させ、車輪液圧路15Bを昇圧するものである。
また、ポンプ21の停止時に、弁押動部48が弁体32に当接して、弁付勢部材34の付勢力に抗し、弁体32を弁座33から離座させる方向に付勢する。また、段付きピストン41が、大径室42側に摺動することで、弁付勢部材34の付勢力によって、弁体32が弁座33に着座する。
尚、実施の形態では、バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置20を前輪ブレーキに採用したが、後輪ブレーキに適用しても差し支えない。
本発明のバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置は、バーハンドル車両に好適である。
10…車両(バーハンドル車両)、11…バーハンドル、12…ブレーキ操作子、13…マスタシリンダ、14…車輪ブレーキ、15…第1液圧路、15A…出力液圧路、15B…車輪液圧路、16…第2液圧路、20…バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置、21…ポンプ液圧発生手段)、30…弁部、31…弁箱、32…弁体、33…弁座、34…弁付勢部材、40…圧力調整機構、41…段付きピストン、42…大径部、43…小径部、44…シリンダ、45…大径室、46…小径室、47…ピストン付勢部材、48…弁押動部。

Claims (2)

  1. ブレーキ操作子の操作により作動するマスタシリンダと、このマスタシリンダから車輪ブレーキに通じる第1液圧路と、前記マスタシリンダとは別体のポンプと、前記第1液圧路とは分離され、前記ポンプから吐出された作動用のブレーキ液が流入する第2液圧路とを備え、
    前記第1液圧路と前記第2液圧路の間には、前記第1液圧路の液圧を調整可能な圧力調整機構が設けられ、
    前記第1液圧路には、この第1液圧路を遮断可能な弁部が設けられ、
    前記第2液圧路には、前記作動用のブレーキ液を貯留するリザーブタンクと、このリザーブタンクの導入ポートから前記作動用のブレーキ液を吸入する前記ポンプとが、設けられた、バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置であって、
    前記圧力調整機構は、大径部および小径部を有する段付きピストンと、この段付きピストンを摺動可能に収容するシリンダとで構成され、
    このシリンダは、前記大径部が配置され且つ前記第2液圧路が接続される大径室と、前記小径部が配置され且つ前記第1液圧路に接続される小径室とを有するとともに、前記段付きピストンを前記小径室側に付勢するピストン付勢部材が設けられ、
    前記圧力調整機構は、前記ポンプの作動により前記第2液圧路および前記大径室を昇圧し、前記段付きピストンを前記大径室側に摺動させて前記弁部を閉じ、前記第1液圧路のブレーキ液を前記小径室に流入させて前記第1液圧路を減圧するとともに、
    前記ポンプの停止により前記第2液圧路および前記大径室を減圧し、前記段付きピストンを前記小径室側に摺動させて、前記小径室に貯留されたブレーキ液を前記第1液圧路に吐出させ、前記第1液圧路を昇圧するものであることを特徴とするバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置。
  2. 請求項1記載のバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置において、
    前記弁部は、弁箱と、この弁箱に移動可能に収容される弁体と、この弁体が着座する弁座と、前記弁体を前記弁座に付勢する弁付勢部材とを有し、
    前記段付きピストンは、前記小径部の先端に設けられ前記弁体を前記弁付勢部材に抗して押す弁押動部を有し、
    前記ポンプの停止時に、前記弁押動部が前記弁体に当接して、前記弁付勢部材の付勢力に抗し、前記弁体を前記弁座から離間させる方向に付勢し、
    前記段付きピストンが、前記大径室側に摺動することで、前記弁付勢部材の付勢力によって、前記弁体が前記弁座に着座することを特徴とするバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置。
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