JP6355949B2 - 金属接合材料 - Google Patents
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Description
金属粒子は、導電性を有する粉末状のものであれば、種類、粒子径とも、特に限定されない。金属種としては、例えば、金、銀、銅、白金、パラジウム、ニッケル、ビスマス、鉛、インジウム、スズ、亜鉛、チタン、アルミニウム及びアンチモンなど、はんだに使用される金属単体や上記金属種を含有する金属合金を挙げることができる。上記金属種のうち、導電性と高い放熱性の点から、銀、銀合金、または銀若しくは銀合金で被覆された銅が好ましい。上記金属は、単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
沸点が243℃〜275℃及び25℃の蒸気圧が0.010Pa〜4.0Paである有機溶媒を配合することにより、本発明の金属接合材料を金属間の接合に使用するにあたり、接合強度に優れ、さらに、接合部の厚みを薄く制御することができる。接合部の厚みを薄く制御することができるのは、上記有機溶媒は、室温(例えば、25℃)で揮発しにくいので、室温で行われる基板等への金属接合材料の塗布後、金属接合材料は室温にて長時間にわたりペースト状を維持でき、ひいては、電子部品等を基板に搭載する際に所定の荷重をかけることで塗布した金属接合材料を所望の厚さに調整できるためと考えられる。また、接合強度に優れるのは、電子部品等と基板とを接合する際に、金属接合材料がペースト状に維持された状態にて加熱処理(例えば、200℃程度)を行うと、上記有機溶媒が円滑に揮発するためと考えられる。
本発明では、必要に応じて、(C)分散剤を配合してもよい。分散媒を配合することで、金属接合材料中における金属粒子と有機溶媒との分離を防止できるので、塗布装置の吐出口における金属接合材料の詰まりや塗布量の不均一化を抑制できる。
下記表1に示す各成分を下記表1に示す配合割合にて配合し、3本ロールにて混合分散させて、実施例1〜6、比較例1〜5にて使用するペースト状の金属接合材料を調製した。そして、調製した金属接合材料を以下のように基板に塗布して試験片を作製した。なお、表1中の配合割合の数値は質量部を示し、配合割合の「−」部は0質量部を意味する。
焼成:200℃、60min、昇温速度0.8℃/min
山陽精工製リフローシミュレーター「SMT Scope SK-5000」にて基板表面温度が図1に示すプロファイルの温度条件で焼成した。
(1)体積抵抗率
スライドガラス上に、上記のように調製した金属接合材料のペーストを、50μm厚メタルマスクを用いて5cm×1cmの面積にスクリーン印刷により薄膜状に塗布し、上記の焼成条件にて薄膜を焼成し、得られた焼成薄膜に対して、JIS K 7194に準じた四探針法により、(株)三菱化学アナリテック製「ロレスターGP」により、体積抵抗(比抵抗)率を測定した。
酢酸エチルで脱脂した10mm×10mm×厚さ1mmのAu/NiメッキCu基板にNordson EFD製ディスペンサー装置「DISPENSER ULTIMUS V 100PSI」を用いて、直径がφ150〜250μm、質量が8〜12μgになるように金属接合材料を塗布(吐出)し、YAMAHA製チップマウンタ「YV100Xg」を用いて1mm×1mmのAu/NiメッキSiダミーチップを搭載した。次に、上記の焼成条件にて焼成後、Nordson DAGE製ボンドテスタ「DAGE4000」を用いて83.3μm/sec(5mm/min)の速度で剪断強度を測定した。
結果は、○:チップの剪断強度が40MPa以上、△:チップの剪断強度が20MPa以上40MPa未満、×:チップの剪断強度が20MPa未満の3段階で評価した。
上記(2)における金属接合材料の塗布(吐出)後であってダミーチップを搭載する前に、25℃、湿度55%の環境下で1時間放置し、その後、上記(2)と同様の工程で、ダミーチップを搭載し、焼成をしたものについて、上記(2)と同様にして、剪断強度を測定した。
結果は、○:チップの剪断強度が40MPa以上、△:チップの剪断強度が20MPa以上40MPa未満、×:チップの剪断強度が20MPa未満の3段階で評価した。
10ccのガラス瓶に約2gの金属接合材料を測り採り、2000rpm、1minの条件で遠心分離を行い、固液分離が生じているかどうかを目視で確認した。
結果は、○:液体の浮きが見られず、分離が起こっていない状態、△:表面に液体が浮き出ている状態、×:傾けると浮き出た液体が流動するくらいに分離している状態の3段階で評価した。
上記(3)と同様にして作製した試験片を、エポキシ樹脂で封止し、機械研磨で断面出しを行った後、日本電子製FE-SEM「JSM−7001F」にて接合部分を観察し、金属接合材料の厚さを計測した。
結果は、○:接合厚さが10±2μm、△:接合厚さが13〜40μm、×:接合厚さが40μm超の3段階で評価した。
上記(3)の項目において、金属接合材料が初期のペースト状態を維持できる時間を目視により観察した。
Claims (7)
- (A)金属粒子と、(B)沸点が243℃〜275℃及び25℃の蒸気圧が0.010Pa〜4.0Paである有機溶媒と、(C)分散剤と、を含有する金属接合材料であって、
前記(A)金属粒子が、(A1)平均一次粒子径の粒度分布が100nm〜6000nmの範囲にある第1の金属粒子と(A2)平均一次粒子径の粒度分布が0.5μm〜10μmの範囲にある第2の金属粒子とからなり、前記(A1)第1の金属粒子及び前記(A2)第2の金属粒子が、銀、銀合金、または銀若しくは銀合金で被覆された銅であり、
前記(C)分散剤が、フッ素系分散剤である金属接合材料。 - 前記(B)有機溶媒が、グリコールエーテル系である請求項1に記載の金属接合材料。
- 前記フッ素系分散剤が、ヘキサフルオロプロペンである請求項1乃至3のいずれか1項に記載の金属接合材料。
- 前記(A1)第1の金属粒子の質量:前記(A2)第2の金属粒子の質量が、3:7〜7:3である請求項3または4に記載の金属接合材料。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の金属接合材料を用いて、基板に電子部品を実装した電子部品接合体。
- 前記電子部品が、LED素子またはパワーデバイスである請求項6に記載の電子部品接合体。
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